ラルトス「どこを見ているの?」 クルマユ「・・・」(28)

ラルトス「・・・クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・目線はたぶんあっちだから・・・」

ラルトス「・・・あの黄色いお花・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・違うんだ」

ラルトス「・・・じゃあ、近くに落ちてる、あのきのみ・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・そっか」

ラルトス「・・・あれから芽が出て、またきのみがなるんだね」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・私?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・この汚れ?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・これは、水溜まりに入った時に少し汚れちゃって」

ラルトス「・・・・・・」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・ねぇ、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・今日、たくさん雨、降ったね・・・」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・私の腕の中のきのみ?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・ほら、当たった」

ラルトス「・・・好きだよね?前に置いとくね」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・あむっ、ん・・・」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・甘い実のはずなんだけど」

ラルトス「・・・少し、しょっぱいね・・・」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・あっちかぁ・・・」

ラルトス「・・・あ!」

ラルトス「大変!ポケモンが倒れてる!」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「ごめんね?クルマユ、私、ポケモン助けて来る!」

ラルトス「また明日ね!」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・どこだろう」

ラルトス「・・・あ、水溜まりの中のクルマユと目があった」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・どう?自分の姿」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・私?」

ラルトス「・・・私は・・・」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・また少し、汚れてるね」

ラルトス「・・・クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・私の手、だよね」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・少し、勇気出してみたんだ」

ラルトス「・・・私なりに」

クルマユ「・・・・・・」

ラルトス「・・・ダメだな、私」

ラルトス「もっと、強くなりたいな・・・」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「あの黄色いお花?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「違うんだ」

キルリア「じゃあ、あの小さな芽?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「そっか」

キルリア「・・・・・・」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「芽、出したんだね」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「かなり上を見てるけど・・・」

キルリア「・・・あ!」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「すごい、クルマユみたいな形した雲・・・」

キルリア「大発見だよ、クルマユ!」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「・・・・・・」

キルリア「・・・ねえ、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「私の形みたいな雲って、あるのかな・・・」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「私の・・・あたま?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「きれいだから、摘んでつけてみたんだけど・・・」

キルリア「どうかな・・・」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「・・・・・・」

キルリア「・・・ありがと!」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「ねぇ、クルマユ、どう?」

キルリア「私は晴れてるの、好きだな」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「私・・・は見ないでほしいな」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「今日は、水溜まりに飛び込んできちゃったから」

キルリア「見せられる姿じゃないの・・・」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「だからっ・・・!」

キルリア「だからっ・・・こっちを見ないでよっ・・・!」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「・・・・・・」

キルリア「ねぇ、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「私、なんでここに来ちゃったんだろうね・・・」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「あっち?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「こっち?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「・・・そっち?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「・・・・・・」

キルリア「・・・ごめんね、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「私、クルマユが何見てるのかよくわからないの・・・」

キルリア「ごめんね・・・クルマユ・・・」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「えーっと・・・」

キルリア「私・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「・・・今日はね、ちょっと自信がついたの」

キルリア「でも、喜んじゃダメなんだ」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「・・・ねえ、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

キルリア「明日もどこか、見ていてくれる・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「そっか、こんなに大きくなったんだ・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「実がなるのはまだまだ先かな・・・」

サーナイト「なるのはどんな実なんだろう・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・わかってる」

サーナイト「なるのは、落ちてたのと同じ実」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私、おいしく食べられる気がするんだ・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・ん、穴だ」

サーナイト「穴が空いてる、何の穴だろう」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「小さいけど、とっても深いみたい」

サーナイト「暗くて、底が見えない」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・ねえ、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私、夜は好きだよ・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・私だね」

サーナイト「今日は、その・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「雨が降っても、汚れなかったの」

サーナイト「水溜まりは飛び越えちゃった」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「だから・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「きれいな私を、見てほしいな・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・これ?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・なんの意味も無いんだけど」

サーナイト「星の形してたから、拾ってきちゃった」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「ダメなんだ。これ、クルマユにはあげれないの」

サーナイト「ごめんね・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「うん、とってもきれいだね・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「こんなにきれいな七色、初めて・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・ねえ、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私も、きれいな七色に染まったら、きれいなのかな」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私は、クルマユだったら、もっときれいだと思うな」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私かな・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私、今楽しいんだ」

サーナイト「わかる?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「ありがと!」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私、明日が待ち遠しいって思うの、初めてなんだ」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「ねえ、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユは、明日も楽しめてるのかな?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」


サーナイト「あのきのみがなってるよ」

サーナイト「食べてもいい?」



サーナイト「・・・あむっ・・・」



サーナイト「ん・・・あむっ・・・」



サーナイト「・・・・・・」

サーナイト「ねえ、クルマユ・・・」



サーナイト「今日は・・・どこを見ているの・・・?」

サーナイト「クルマユ、今日はどこを見ているの?」


サーナイト「・・・そっか」



サーナイト「・・・楽しい、嬉しい」



サーナイト「・・・悔しい、悲しい」



サーナイト「・・・ねえ、クルマユ」



サーナイト「クルマユって、どこを見ていたの・・・?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「クルマユ、いつも、どこを見ていたの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「ねえ、クルマユ」

サーナイト「クルマユは、いつも、どこを見ていたいの?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「ねえ、クルマユ」

サーナイト「私、いつも何見てると思う?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「いつも、何見てたと思う?」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「私だけの・・・秘密にしといてあげる」

サーナイト「だから・・・」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「だから・・・」

サーナイト「これからも・・・」

サーナイト「いっぱい見て」

サーナイト「いっぱい感じて」

サーナイト「いっぱい教えてほしいな」

クルマユ「・・・・・・」

サーナイト「・・・ありがとう、クルマユ」

クルマユ「・・・・・・」

クルマユ「・・・・・・」







~end~

僕は何を書きたかったのでしょう・・・?
支離滅裂なssでごめんね・・・

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