おーい磯野野球しようぜ(84)

実況「ピッチャー中島投げました!!・・・・空振り三振!!」

実況「ゲームセット!! 夏の第○○回甲子園
   優勝はかもめ第二高校の優勝です!!」

カツオ「中島~!!」

中島「磯野!! とうとうやったな!!」

数か月後

カツオ「中島・・・ここだけの話だが、数球団スカウトが挨拶にきたんだ!」

中島「そ、そうか! よかったじゃないか!」

カツオ「中島もプロ志願届出せばいいのに」

中島「お、おれはプロには向いてないんだ・・・実業団のある会社に
   内定もらってるから働くよ。」

カツオ「そうか・・・しかし、夢にまで見た巨人のスカウトが・・・
    1位指名してくれるかもしれないし・・・」

中島「そ、そりゃ磯野は高校野球のhr記録を軽く塗り替えたからな。
   どこの球団も欲しいだろう」

カツオ「お前と一緒にプロでもしたかったんだけどな・・・・」

中島「ま、まぁドラフトが楽しみだね。」

カツオ「巨人に行ければいんだけどなぁ。」

磯野家

カツオ「ただいま。」

フネ「おや、お帰り。高校の寮生活ももうすぐ終わりだねぇ。」

カツオ「ああ、プロのスカウトから何球団かドラフト指名するかもって言われて・・・
    しかも、巨人のスカウトも来たんだ!!」

フネ「おや、そいつはすごいねぇ! 死んだ父さんも大の巨人ファンだったし、
   もし実現すれば、天国で喜ぶだろうね。」

カツオ「そうしたら、契約金も入ると思うから少しは母さんにも
    楽をしてもらえそうだよ・・・」

フネ「まぁまぁ、私はあんたが立派になってくれただけで十分ですよ。」

カツオ「何言ってるの! 姉さん夫婦も出て行って連絡すらよこさなくて・・・
    母さんは苦労してきたんだから。」

フネ「そうだねぇ。プロに行けるといいねぇ」

ワカメ「あら、お兄ちゃんお帰りなさい」

カツオ「おおワカメ・・・・高校生活は慣れたか?」

ワカメ「うん・・・それよりお兄ちゃん本当にプロになれるの?」

カツオ「ああ、指名してもらえればな・・・・」

ワカメ「中島さんもプロになれるといいわね」

カツオ「え? あいつは就職するよ」

ワカメ「あ・・・あ、そうなんだ・・・そう・・・」

ドラフト前日

磯野家の墓

カツオ「結局、8球団からのスカウトが来た・・・」

カツオ「巨人以外は、入団する気はありませんと言っておいたから・・」

カツオ「巨人が指名してくれれば、多分入れると思うよ・・・」

カツオ「父さん・・・・夢にまで見たプロにもう少しだよ・・・」

ドラフト当日

かもめ第二高校

カツオ「き、緊張してきたな・・・」

先生「今日は授業にならんな・・・どこのクラスもテレビつけてるし・・・
   よぉし、今日はドラフト見るぞ!」

カツオ「フフッ・・・巨人がスカウトに来て、他の球団には行かないって言ってるし、
    単独指名してくれれば最高なんだけどな・・・」

生徒「磯野! お前どこに行きたいんだよ!!」

カツオ「そりゃ巨人だけど、こればっかりは運だからなぁ・・・」

テレビ「20○○年・・・ドラフト会議を行います」

先生「お、始まったぞ・・・」

テレビ「千葉ロッテ 第一巡選択希望選手  山田太郎 捕手 明訓高校」

磯野「やっぱり明訓の山田か!! フフッあいつもプロ入りか!」

テレビ「横浜dena 第一巡選択希望選手 磯野カツオ 内野手 かもめ第二高校」

同級生「おおー!磯野指名されたぜ!!」

カツオ「あ、あぁ(ちぃぃぃ! 絶対行きませんって言ったのに・・・)」

テレビ「オリックス・・・山田太郎」

テレビ「阪神・・・・岩鬼正美・・・」

テレビ「楽天・・・・山田太郎・・・」

テレビ「広島・・・・山田太郎・・・」

カツオ「やはり山田はすごいな・・・・岩鬼も・・・」

テレビ「北海道日本ハム・・・不知火守・・・」

テレビ「東京ヤクルト・・・・岩鬼正美・・・」

テレビ「埼玉西武・・・・山田太郎・・・・・」

テレビ「中日・・・・・山田太郎・・・・・・」

福岡ソフトバンク・・・・岩鬼正美・・・・・」

同級生「つ、次の巨人で最後じゃね?」

カツオ「よし、まだ二分の一だ!!まだまだ大丈夫だぞ!!」

テレビ「読売 第一巡選択希望選手 中島弘 投手 かもめ第二高校」

カツオ「・・・・・・・・・・・・・・え?」

同級生「中島って・・・・2組の中島? マジかよ!!」

カツオ「なぜ・・・・中島が?・・・あいつは・・・就職じゃ・・・・」

カツオ「なぜ・・・・まさか・・・・」

2組

カツオ「な、中島ぁぁぁ!!!」

中島「どうしたんだい磯野」

カツオ「ど、どうしてお前が指名を・・・」

中島「実は俺・・・・プロ届出してたんだ・・・」

カツオ「な・・・・・・」

中島「実業団も考えたんだけどね。まさかドラフト指名してくれるとはね。」

カツオ「し、しかしスカウトも来ずに一巡指名するわけが・・・」

中島「そういったことは言えないよ。」

カツオ「お前・・・・」

中島「おいおい、お前だって横浜が決まったんだ!怒ってないで喜べよ!」

カツオ「な、中島・・・・・・」

磯野家

カツオ「はぁ・・・・」

フネ「カツオ、元気出しなさいな!」

カツオ「で、でも・・・」

フネ「せっかく横浜に指名してもらえたんだから、もっと嬉しそうにしなさい!」

カツオ「・・・・・・・・・・・・・」

フネ「でも・・・・・・・スカウトまで来たのに、どうして中島君が巨人に指名されたんだろうね」

フネ「どちらにせよ、もう横浜に決まったんだ。行くか行かないか、
   ちゃんと決めないと向こうさんにも失礼ですからね・・・」

カツオ「うん・・・・・近いうちに決めるよ・・・・」

ワカメ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

後日・・・磯野家

「ごめんください」

フネ「ハイハイ、いま行きます・・・」

清「はじめまして、横浜の中畑と申します。磯野カツオ君はいらっしゃいますか?」

フネ「な、中畑さん・・・今・・・カツオは出掛けておりますが・・・」

清「そうですか・・・・」

フネ「あ、どうぞどうぞ中へ・・・」

清「じゃぁ、お邪魔します」

とある公園

カツオ「流石に最近の子は、ここで野球とかはもうしないのか・・・」

カツオ「ふふ、まだ裏のおじいさんいるや。何枚ガラス割ったことか・・」

花沢「磯野君じゃない!!」

カツオ「は、花沢さん・・・」

花沢「何してんのよ、こんなとこで!」

カツオ「ちょっとね・・・・」

花沢「磯野君・・・・・横浜に行くの?」

カツオ「まだ迷い中かな・・・・・」

花沢「どうして迷う必要があるの?」

カツオ「え?」

花沢「巨人じゃなくてもプロはプロよ。まして同じセリーグなんだから、
    対戦した時にコテンパンにしちゃえばいいのよ!」

カツオ「そ、そんなに簡単にはいかないよ・・・・・・
     でも、そうだよな・・・・もう決まったことだし!!」

花沢「そうよ、中島君とも対戦できるんだし、
   見返してやんなさいよ!! それが男ってもんよ!!」

カツオ「そ、それが男かどうかはわかんないけど・・・
    俺は横浜に決めるよ!!」

花沢「そうよ、それでこそ磯野君!! 私のフィアンセね!」

カツオ「は、花沢さ~ん」

花沢「ダッハッハッハ、家の父ちゃんにもスタジアムに広告いれるように
   言っとこうかしら」

磯野家

清「そうですか・・・お亡くなりになったお父さんも巨人ファンで、
  磯野君も巨人に憧れていたんですね・・・よくわかります」

フネ「でも、これも運命ですから。そのうち返事させますので・・・・
   あら、帰ってきたみたいです。」

カツオ「ただいま。」

フネ「ちょっとカツオ! こっちにいらっしゃい!!」

カツオ「なんだい・・・・って、中畑監督!!」

清「こんにちは磯野君!!」

カツオ「こ、こんにちは!! どうして監督が?」

フネ「お前の入団の意思をうかがいに来られたんだよ。」

カツオ「そうですか。僕は、横浜に行きますので」

フネ「えぇ?」

清「磯野君・・・・」

カツオ「巨人は巨人です。僕の夢はプロですから。宜しくお願いします」

清「磯野君・・・・ありがとう!!
  ただ、問題がひとつだけある!!」

カツオ「な、なんですか?」

清「新人寮は、ペット禁止だからタマは連れていけないんだ!!」

カツオ「だ、大丈夫です。ここにおいときますから・・・」

タマ「にゃーん、にゃーん」

清「そうかそうか、タマもうれしいか!!」

こうしてカツオは横浜に入団することとなった。

どこかのホテル・・・・

ワカメ「こんな高そうなとこ・・・・大丈夫?」

中島「大丈夫。お金はあるから。スカウトに沢山お小遣い貰ったからね。
    それに契約したら契約金も保証されてるしね。」

ワカメ「そうなんだ、すごいね」

中島「契約金入ったらなんでもかってあげるよ・・・フフ」

ワカメ「本当? エルメスのバックとか大丈夫?」

中島「ああ、安いもんだよ・・・・・」

ワカメ「じゃぁ他にもおねだりしてもいい?」

中島「全然平気。これで活躍したらもっと入るからね」

ワカメ「すごいわね!・・・・・じゃ、お祝いしなきゃ・・・」ジュッポジュッポ

中島「あぁ・・ワカメちゃん上手だよ・・・・あぁ・・・」

こうして中島も巨人に入団を決めた・・・・

後でまた続き書きます

その後、カツオは横浜に入団。
キャンプ・オープン戦を通してプロにもまれたカツオは、
中村紀やラミレスを教師とし、その才能をさらに開花させ、
またカツオの入団は他のチームメイトの競争力を生み出し、
横浜は戦力を徐々に上げつつあった。

そして、横浜はヤクルトとの開幕戦を迎えることとなった

先に書いときますが、
あまり野球知識はありませんので、
多少矛盾間違いがあると思いますので、あくまでssとして読んでください。

神宮球場

ノリスケ「あ、おばさんこっちこっち!!」

フネ「ノリスケ久しぶりだね。タイコさんもイクラちゃんも元気そうで」

タイコ「お久しぶりです。」

イクラ「こんにちは。」

ノリスケ「サザエさん達は、やっぱり来ませんでしたか」

フネ「ええ、未だに連絡すらありませんからね。」

タイコ「ワカメちゃんは?」

フネ「こんな大事な日なのに、どうしても外せない用事があるって」

イクラ「カツオおじさん早くでないかなぁ!!」

ノリスケ「カツオ君は、今日はベンチスタートだから、
     出るとしたら代打だろうね。」

フネ「しかし・・・本当にあの子がこんなところで試合なんて・・・
   お父さんにも見せてあげたかったよ」

タマ「にゃー」

ノリスケ「あ、もうすぐ始まりますよ!!」

先発はヤクルトは館山。横浜は三浦。

両投手力投をみせ、6回まで両チーム無得点で試合は進んでいった。

清「よし磯野!内村と交代で行くぞ!!」

カツオ「分かりました!!」

紀「磯野、落ち着いて行けよ!」

カツオ「了解です!!」

ラミ「カツオ!カツオ!オチツケ!オチツケ!」

カツオ「お、オッケー・・・・」

「セカンド 内村に代わりまして  磯野 背番号98」

イクラ「あ、おじさん出てきたよ~」

タイコ「あら、本当だわ!!」

フネ「ほ、本当に・・・夢のようだね・・・・」

ノリスケ「おーいカツオくーん!! がんばれー!!」

カツオの記念すべき公式戦初打席である。

どこかのホテル

ワカメ「本当に行かなくていいの?」

中島「ああ、俺はまだ2軍だからな・・・・
    まぁ巨人は流石に層が厚いからルーキーはなかなかすぐにはね」

ワカメ「この勝負・・・どう?」

中島「いくら磯野といえども、館山さんはそう簡単に打たせてくれないさ」

ワカメ「ふーん、やっぱりプロって難しいのね・・・・」ジュポジュポ

中島(磯野・・・高校野球で伝説を作ったお前でも、
    そう簡単にうまくいく世界じゃないぜ・・・・・)

審判「ストライク!!」

実況「初球145キロのストレート、磯野見送りました。」

カツオ「落ち着け・・・落ち着け・・・」

バシュッ

審判「ボール!!」

実況「きわどいコースボール、磯野良く見ました。

シュンッ バシュッ!!

審判「ボール!!」

シュンッ バシュッ!!

審判「ボール!!」

シュンッ カキーン!!

実況「ライト方向、切れましたファールです。磯野フルカウントになりました」

カツオ「よく・・・見ろ・・・・」

シュンッ バシュッ

審判「ボール!!」

実況「磯野、プロ初打席は四球を選びました。」

館山「ふぅ・・・誘い球を見送るとは・・・」

この回横浜は1点をあげるものの、
その裏2点を取られ、9回まで来てしまった。

9回表

実況「荒波打ったぁー! この回先頭打者の荒波1塁にでました」

カツオ「回って来た絶好のチャンス!ここで結果を残せれば・・・」

実況「館山、振りかぶって・・・投げました!」

シュンッ  カキーン!!!

実況「磯野打ったー!! バックスクリーン一直線!!
    初ヒットがホームランとなりました!!横浜逆転です!」

清「ヨッシャ!! ヨッシャ!!」

ラミレス「カツオ!カツオ!オーカツオ!」

カツオ「よし・・・とりあえず結果は残せたぞ・・・」

結局この裏逆転サヨナラを許し、横浜は初戦を勝つことはできなかった。

しかし、カツオはこの活躍を認められ、セカンドのポジションをゲットした。

一方中島も、5月に入り1軍登録となった・・・・

紀「もうすぐ巨人戦だな!」

カツオ「ええ、気にするなっていわれても気にしちゃいますよね」

紀「そうだな・・・中島との対決もあり得るけどな・・・」

ラミレス「カツオ!ナカジマ!カツオ!ナカジマ!」

原「中島の調子はどうだ?」

コーチ「う~ん、高校の時ほど変化があまりないような・・・」

原「まぁ、1軍の実践を積めば、もっと良くなるだろう」

コーチ「だといんですが・・・・」

こうして横浜はホームで巨人を迎えることとなった・・・

横浜スタジアム

花沢「あ!、いたいた!! 磯野く~ん!!」

カツオ「は、花沢さん・・・・」

石川「おいおい磯野女かぁ?やるなぁ!!」

カツオ「お、幼馴染ですよ・・・・」

花沢「今日は父ちゃんと見に来てるの! 中島君先発でしょ?

カツオ「うん、今日は先発だと思う。」

花沢「とうとう対決する日が来たのね・・・・」

カツオ「遅かれ早かれいずれは対決するんだから。
     もちろん全力で行かせてもらうよ」

花沢「じゃあ、観客席で見てるからがんばってね!」

カツオ「ああ、応援宜しく!!」

ラミレス「カツオ!カツオ!ハナザワ!ハナコ!」

カツオ「よ、よく下の名前分かりましたね・・・・」

ブルペン

コーチ「どうだい調子は?」

中島「ええ、大丈夫ですよ!!」

コーチ「今日は磯野と対決だな! 外野も盛り上がってるぞ」

中島「まぁ見ててください。あいつの苦手コースから癖まで
    全部知り尽くしてますから!!」

コーチ「そうか! そいつは頼もしいな! 」

実況「さぁまもなく試合開始です。現在首位を走る巨人。
    2位中日とは僅差しかないのでここは落とせない試合です。」

実況「一方横浜も3位ヤクルトとは0.5ゲーム差ですから、
    ここは何としても勝ちたいところです。」

実況「そして、何と言っても今日の注目は高校時代共に活躍した
    中島と磯野の対決が見られます。」

実況「ドラフトでは、しがらみを残した二人。今日の対戦はどちらに軍配が!」

実況「横浜は加賀美、巨人は中島の先発で始まります」

1回表

巨人は長野、松本、阿部、高橋のタイムリーなどで3点を先取。

花沢父「おいおい、いきなり3点は厳しいなぁ!!」

花沢「しかたないわよ、今日は先発ピッチャーが加賀美だから。
    その分打線に頑張ってもらわないと」

花沢「あ、中島君でてきたわね・・・・」

実況「さあ、ルーキー中島。プロ初マウンドとなります。」

実況「先頭バッターは荒波です。」

ブシュン   バシュ
審判「ストライク!」

ブシュン! バシュッ!
審判「ストライク!」

実況「中島、簡単に追い込みました。」

ブシュン! バシュッ

審判「ストライク! アウト!!」

実況「荒波は三振です。」

実況「さあ、ついにこの対決が実現する時が来ました。
    今磯野がバッターボックスに向かいます!」

中島「磯野・・・・・・言っとくが、お前に打たせる球はないんだ・・・・」

カツオ「いつまでも・・・・昔の俺とおもうな・・・・全力でこい・・・・・」

ブシュンッ!!  バシュッ!!

審判「ストライク!!」

実況「磯野、初球は見送りました・・・・・」

カツオ「い、今の球・・・・・・・・」

中島「フフッ、どうやらビックリしたらしいな・・・・・・」

ブシュンッ!!  カキーン!!

実況「磯野打ったー! センター追うも・・・入ったー!!
    磯野、8号ソロホームラン!!」

中島「な、なにぃ・・・・・・ま、まぐれに決まってる・・・・・」

カツオ「な、中島・・・・・・お前の球・・・・・進化どころか・・・・勢いが全くない」

実況「中村紀打ったぁ~!! 2者連続ホームラン!!」

実況「ラミレス打った~!!  なんと・・・・これも入った!!
    3者連続ホームラン!! 横浜初回の失点に追い付きました!!」

ラミレス「ゼコウチョウ!!」

中島「そ、そんな・・・・・・・」

こうして中島の初マウンドは1アウトで終了した・・・・。

試合はその後、打線が絶好調で10-8の乱打戦を制した!!

花沢「やったね父ちゃん!! なんとか勝ったわ!!」

花沢父「ああ、カツオ君もたくましくなって・・・こりゃ強引にでも
      結婚せんといかんなぁ」

花沢「ハハハッそうね・・・・・・・・・・あれ?ワカメちゃん?」

花沢「あ!やっぱり・・・・ワカメちゃんじゃない!!」

ワカメ「あ・・・・」

花沢「あら・・・いっちゃった・・・・変なの・・・・」

アカン…ラミレスが気になって仕方がないwwwww

横浜は前半戦を3位で折り返し、オールスターを終えて
カツオは休暇日に実家に帰ることにした。

磯野家

フネ「おやカツオ、今日は練習休みかい? 久しぶりだね。」

カツオ「ああ、後半戦はまだ先で今日明日と休みなんだ。」

タマ「にゃ~ん」

カツオ「そういえば・・・・ワカメは?」

フネ「・・・・・・・・・やっぱりあんたには話しておいたほうがよさそうね・・」

フネ「あの子最近夜遅く帰ってくることが多くなってね・・・・」

フネ「誰かと付き合ってるのは前々から知ってたんだけど・・・・」

フネ「この前すごい外車が家の前に止まってね・・・・
   ワカメを送って来たみたいなんだけど・・・・」

フネ「その・・・送って来た人がね・・・・・・・・」

カツオ「・・・・・中島・・・・・・」

フネ「あんた・・・・知ってたのかい?」

カツオ「ああ・・・なんとなくは気づいてたよ・・・」

フネ「そうかい・・・・・・・」

カツオ「さぁ、もうこの話はやめよう。たまには母さんのご飯を食べさせてよ」

フネ「そうだね、今準備するから待ってておくれ」

カツオ(中島・・・・・)

球団総合練習場

カツオ「選手全員集合って珍しいですね・・・何かあったんですか?

石川「さぁ、なんせ緊急招集だからな・・・よっぽどのことだろう」

ラミレス「ドキドキ」

清「みんな休暇のところ集まってもらって申し訳ない。
  いまから緊急のミーティングを始める」

豊「重要なことを今から話す。真剣に聞いてくれ。」

豊「複数の球団から報告があったんだが・・・・・
  残念なことに、野球賭博に関わった選手が居ることが判明した。」

カツオ「野球賭博・・・?」

豊「まだ詳細は明らかになっていないが・・・・
  暴力団が元締めの賭博だと思う。」

清「これから、本格的に調査に乗り出すが、ひょっとしたら八百長を
  した選手もでてくるかもしれない・・・・いないことを願うが・・・」

豊「うちの選手で・・・・多分居ないと思うが、もし見かけたり誘われたり
  少しでも心当たりがあるものは言ってくれ・・・・以上」

カツオ「野球賭博ですか・・・なんか大変な事件ですね」

紀「ああ・・・下手すると、試合が無くなる可能性もあるからな・・・」

カツオ「横浜の選手の間では全くそんな話は聞いたことないですが・・・」

紀「うちの選手は大丈夫だと思うが・・・・・
  他の球団の・・・・とくに2軍や、くすぶってる選手が狙われるんだ」

カツオ「そうですか・・・・・」

紀「ま、今は目先の試合に集中することだな・・・・・・」ズズッ

各球団は、シーズン中にマスコミに漏れぬよう極秘裏に警察と調査を進めた。

一方、横浜はペナントレースを4位で終えた。
日本シリーズは巨人と西武で行われ、
山田の活躍もあり西武が日本一に輝いた。

カツオは新人ながらも 打率.284 hr31本 打点78と活躍し
見事新人王を獲得して、シーズンを終えた。

そして、npbは各球団の調査の結果を発表した・・・・

磯野家

カツオ「ふぅ、久しぶりの休日だ・・・たまにはゆっくりするのもいいな。」

フネ「か、カツオ!! 」

カツオ「どうしたの母さん?」

フネ「い、今テレビで野球選手が野球賭博に関わってたって報道してるよ!」

カツオ「そう・・・・ついに表にでたか・・・・」

テレビ「今日npbは、暴力団の主催する野球賭博に、
    現役の選手が関与していたことを発表しました。」

テレビ「なお、npbは警察に捜査を一任し、結果次第で
    各選手の処分を検討するとの事です。」

テレビ「発表のあった関与選手は次の通りです。」

テレビ「オリックス ・・・・・・・選手」

テレビ「西武  ・・・・・・・・選手」

テレビ「ロッテ  ・・・・・・・選手」

カツオ「やっぱり2軍選手ばっかりだな・・・」

テレビ「続いてセリーグの球団の関与選手です。」

テレビ「阪神  新井貴浩選手」
          マートン選手」

テレビ「広島  ・・・・・・選手」

テレビ「ヤクルト ・・・・・・・選手」

テレビ「巨人  小笠原道大選手
          中島弘選手」

カツオ「な、なかじま!!!・・・・・・何かの間違いだろ!!」

フネ「中島君が・・・・・・」

ワレメ「そ、そんな・・・・中島さんが・・・・」

カツオ「わ、ワカメ!帰ってたのか!」

カツオ「な、中島から何か聞いていないのか?」

ワカメ「前に・・・・どこかの球団の選手から美味しい話に誘われたって
     言ってたことが・・・・」

カツオ「・・・・・・・そうか。母さん、ちょっと出掛けてくるよ!!」

巨人クラブハウス

カツオ「すみません、中島選手はこちらにいるとお伺いしまして・・・」

警備「今関係者以外は立ち入り禁止です・・・・って、
    横浜の磯野選手!! どうしてここに?」

カツオ「ちょっと中島と話ができればと思いまして・・・・・」

原「磯野君!! 磯野君じゃないか!」

カツオ「あ、原監督。少しだけ中島と・・・・・」

原「ああ、こっちに居るよ・・・・どうぞ」

新井兄ちゃんとマートンが!

∑(; ̄□ ̄)

阪神エラいこっちゃ

中島「磯野・・・・何しに来たんだ」

カツオ「中島・・・・・お前・・・・・・」

中島「もうすぐ警察が来るそうだ・・・・・笑えよ・・・」

カツオ「なんで野球賭博なんかに・・・・・・・」

中島「お前に俺の気持ちなんて分かんないよ・・・・・」

カツオ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

カツオ「中島・・・・久しぶりにそこの練習場で勝負しないか?」

中島「何言ってんだお前?」

カツオ「いいから・・・・来いよ・・・・」

カツオと中島は、クラブハウスの練習場に移動した。

カツオ「バットお借りします。」

中島はしぶしぶマウンドに向かった

カツオ「いつでもいいぜ・・・・・」

中島「な、なめんなよ~!」

ブシュンッ  カキーン

カツオ「フン、今のはウォーミングアップか?」

中島「調子に・・・・乗るなよぉ!!」

ブシュンッ  カキーン
カツオ「どうやら俺の知っている中島はどこかに行ってしまったみたいだな」

中島「な、なにぃ・・・・・言わせておけば・・・・・・おりゃぁ!!」

ブシュンッ   バシュッ

阿部「中島・・・・・いい球投げるじゃないか・・・・」

カツオ「お前・・・・・今のは手がでなかったぜ!」

中島「はぁ・・・はぁ・・・・そうだろ・・・・」

中島「どうやら警察の人が来たみたいだ・・・・ここで終わりだな」

カツオ「中島・・・・・」

中島「大丈夫。正直に取り調べに答えてくるさ・・・・・」

カツオ「中島・・・・・・また・・・・野球やろうな!!」

中島「磯野・・・・ば、馬鹿野郎!! 今言うことばかよ・・・・・」

こうして中島は警察へと連行された・・・・・

その後の取り調べで、中島は暴力団員との多少の付き合いはあったものの、
金銭の授与や賭博への関与はなく、起訴猶予処分となった。

罰金と開幕4週間の試合出場停止処分とはなったが、解雇は免れた。


カツオ「中島・・・・・這い上がってこいよ・・・・・・」

紀「フフッ、次の対決が楽しみだな!!」ズズッ

カツオ「ええ、絶対に1軍に上がってきますよ。」

ラミレス「にゃーん」

カツオ「そ、それは真似しなくていいですよ・・・・」


カツオ「・・・・・・・さあて、俺も負けてられないな!! 」





支援ありがとうございました。
見切り発進したのと、野球にあまり詳しくなかったので
ちょっと無理やりな話になってしまいましたが、
ベースはkkコンビを参考にしました。

乙(^o^)

サザエさん系はすぐマヂキチに走ったりクソしょーもない立て逃げスレだったりするから期待してなかったけど良かったわ~

カツオがメインになるのも珍しいし

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