海未「μ’sの祝い方」 (17)

今日は海未ちゃんの誕生日!

おっきな熊のぬいぐるみを抱えて、朝早くから海未ちゃんの家の前で今か今かと待っている。

もうそろそろかな?

もういいかな?

うん!海未ちゃんの朝稽古が終わる時間!

電話をかけて、海未ちゃんを呼ぶ。

もしもし?ねぇ、今から穂乃果の家までこれる?

うん、うん、ありがとう!

じゃあ待ってるからね!

えへへ、海未ちゃん驚いてくれるかな?

ギィッて扉が開いて、視界に入ってきたのは顔を見せ始めた朝日を浴びてキラキラと光る黒髪。

穂乃果が目の前にいてビックリしてるって顔♪

海未ちゃん!誕生日おめでとう!



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えへへ、今日って日をずーっと待ってたよ。

今日のためにいっぱい頑張ったもんね。

綺麗な包装をしてもらったことりイチオシのお洋服。

袋を抱えて目指すのは穂乃果ちゃんのおうちです!

まず打ち合わせに穂乃果ちゃんの家に・・・ってあー!

穂乃果ちゃん抜け駆けしてる!

ずるい!ことりも急がないと!


………ハァ…ハァ…おはよう、海未ちゃん、穂乃果ちゃん。


それとね、ハッピーバースデー!海未ちゃん!おめでとう!

にゃんにゃんにゃーん!

海未ちゃん!誕生日おめでとーう!

今日のために凛たち3人で頑張ったんだよ!

まずは凛から!はい、これ!

え?もちろんいいよ!開けて開けて!

・・・どう?ベルのブレスレットなんだ。

音はあんまり大きくないけど、鳴る時はいい音がするんだよ?

え?そう?嬉しいにゃー、かよちんと真姫ちゃんに手伝ってもらって本当によかったよ!


じゃあ次は私の番だね。

ハッピーバースデー!海未ちゃん!

花陽からはこれ!

うん、手編みの手袋だよ。

えへへ、やっぱりちょっと遅いよね・・・え?本当?

ありがとう!真姫ちゃんと凛ちゃんも手伝ってくれたんだよね!


次は私ね

Happy Birthday、海未。

私からは・・・これね。

ええ、あなたのために曲を作ってきたのよ?

あなたのソロじゃなくてセンター曲よ。

そっちの方がいいって思ってね。

まぁ作詞は花陽と凛の担当なんだけどね。

ええ、喜んでもらえて嬉しいわ。

今日のパーティは希の家よ。間違えちゃダメだからね?

海未ちゃんいらっしゃーい!誕生日おめでとう!

あ!穂乃果ちゃん達もいらっしゃい!いやー、準備大変だったんよー?

ううん。そんなに気にしないでよ。ウチらもやりたくてやってるんだから。

まぁとりあえず上がって?玄関じゃプレゼントも渡せないからね?

海未、誕生日おめでとう。

まずはプレゼントね。こっちはにこのよ。

ごめんね。にこって今台所の担当で…。

それで、これが私と希からのプレゼントよ。二人一緒でごめんなさいね。

ええ。アクアマリンのリングよ。結構いい物なんだから大事にしなさいよ?

えー、ゴホン。

それじゃあ皆様お集まりの…そこ!うるさいわよ!

ああもう、なんだか気が抜けちゃったわね。

……そうね。さすがにそんなに堅苦しいのはいっか。

じゃあ皆もう言っちゃってるけど改めて!

海未ちゃん!誕生日おめでとう!

穂乃果と別れて、家へ戻る思ったより遅くなってしまいました。

父たちとの夕食に間に合うでしょうか?スマートフォンを弄りながら今家のすぐ近くにいる事を母に伝えます。

にこから貰ったキーホルダーを揺らしながら、母への連絡を済ませる。


今日はいい日でした…皆の番にはもっともっと良い日にしてあげたいですね。

でもそれは難しそうです…

左手だけにつけた手袋はすっごく暖かくて、日が落ちた寒さから私を守ってくれています。

右手には絵里と希の指輪が月の光を受けてキラキラと光っている。

手を軽く振ればりんりんと小さくとも綺麗な音が聞こえてくる。

真姫のくれた曲のリズムで手を振りながら戸を開ける。


ただいま戻りました。はい。では仕度をしてきますね。

そうだ!ことりのプレゼントの服に着替えてから出かけましょうか。

貰った曲を口ずさみ、私の部屋の戸を開く。


ただいま。これからよろしくおねがいしますね。


部屋に戻った私を出迎えてくれた新しい同居人に向かって、そんな一人言をつぶやいた。

‐FIN-

穂乃果と別れて家へ戻る。

思ったより遅くなってしまいました。

父たちとの夕食に間に合うでしょうか?スマートフォンを弄りながら今家のすぐ近くにいる事を母に伝えます。

にこから貰ったキーホルダーを揺らしながら、母への連絡を済ませる。


今日はいい日でした…皆の番にはもっともっと良い日にしてあげたいですね。

でもそれは難しそうです…

左手だけにつけた手袋はすっごく暖かくて、日が落ちた寒さから私を守ってくれています。

右手には絵里と希の指輪が月の光を受けてキラキラと光っている。

手を軽く振ればりんりんと小さくとも綺麗な音が聞こえてくる。

真姫のくれた曲のリズムで手を振りながら戸を開ける。


ただいま戻りました。はい。では仕度をしてきますね。

そうだ!ことりのプレゼントの服に着替えてから出かけましょうか。

貰った曲を口ずさみ、私の部屋の戸を開く。


ただいま。これからよろしくおねがいしますね。


部屋に戻った私を出迎えてくれた新しい同居人に向かって、そんな一人言をつぶやいた。

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