【安価とコンマで】Fate/Holy Grail Girls【聖杯戦争】 (19)





「――仮令、穢れていようとも、ワタシは、ソレを願ったのだ。」




……本聖杯戦争はベイバロンの聖杯を求める魔術師達の戦いである。
此度の聖杯戦争に参加を志す者は唯一点、以下の事を留意せよ。


――汝、純潔たれ。


穢れし聖杯を清く正しく運用するにおいて。
求められるは、唯是一点である。

処女性を維持せよ。其以外の一切を問わぬ。其以外の一切を関知せず。
汝の資質も、汝の価値も、汝の願望も、何一つ。何一つ。


――緋色の女が掲げる黄金の杯を求めし、純潔の乙女達よ。


「奇跡を欲するならば、汝。自らの力を以て、最強を証明せよ。」


……以上を以て、激励と成す。貴女の征く末に、幸在らん事を。Amen。



・重要事項
マスターは処女限定。喪失すると敗退。
サーヴァントは非処女限定。但し此処に例外がある。
当然一発ネタ。着地点なんぞ決めているわけが無い。

・コンマ表
1:ファンブル
2~4:失敗
5~7:成功
8~9:大成功
0(補正有):クリティカル
0(補正無):特殊判定

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426264676

用語
・ベイバロンの聖杯
黄金の杯。又の名をアウレア・ボークラ。
回収された『獣の聖杯』、『黙示録の聖杯』の残骸より、
願いを叶える願望機としての機能のみを切り出した改良・量産型。
原型はベイバロン(バビロンの大淫婦)の持つ黄金の杯。偽物故、正邪問わずヒトの欲望を現出させる。
同時に『ベイバロン』に括られているが故、其の成り立ちから汚染された聖杯でもある。

ベイバロンの持ち物をモチーフにしていることから、聖杯の性質として女性以外をマスターに選定しない。
更に汚染こそ正常状態と呼べる穢れた聖杯を『清く正しく』運用するため、
純潔でない者はマスターになることはできぬよう術式(セーフティ)が織り込まれている。
故に純潔の喪失はマスター権の喪失を意味するが、願い自体の正邪を問うことは無い。

一方汚染されているが故に、この聖杯は正規の英雄以外をサーヴァントとして招聘する可能性がある。
但し、ベイバロンの所有物をモデルにしている弊害として、召喚可能な英霊も女性に限定される。
しかしマスターとは対照的に穢れた聖杯が直接招聘を掛ける故、サーヴァントには全て純潔を喪った者が選ばれる。

聖杯としての性質は極めて悪質であり、霊脈の要に根付き、
霊地そのものを喰い荒らす事で短期間で大聖杯を構築、一帯を支配下に置き、魔力を強制蒐集する。
大地を枯らし、一度のみの豊穣の実をつける最悪の聖杯のひとつ。


――聖杯の核には『円環(ポトニア・テローン)』の系譜が用いられている。

  

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