提督・不知火「「不知火(司令)は俺(不知火)のことを嫌っている」」 (93)

提督「…………」カキカキ

不知火「…………」ソワソワ

提督「…………」カキカキ

不知火「…………」ソワソワ

提督(不知火がずっとソワソワしている……あれか?『仕事遅すぎです。早く休みたいんですが』ってことか!?それなら先に休むように言うか……)

不知火(司令が一心不乱に仕事をしています……仕事をしている姿も素敵ですが、なぜ頼ってもらえないのでしょうか……はっ!もしや、知らないうちに何か落ち度を……?)

提督・不知火「「あの」」

提督「お先にどうぞ」

不知火「いえ、ここは司令が先に」

提督「…………」

不知火「…………」


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提督・不知火「「じゃあ(では)」」

提督「…………」

不知火「…………」

提督(やばい、やばい。多分不知火怒ってるよ、これ。二回も邪魔しちゃったもん。相当やばい。ますます嫌われたかもしれない……)

不知火(ああああ不知火なんかが司令の発言の邪魔を二度もするなんて……さらに嫌われたかもしれない。謝らなければ……)

提督・不知火「「すみません」」

提督・不知火(あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ)

不知火「ということがありまして」

陽炎「………で、あんたはどうしたいの?」

不知火「司令に嫌われている原因を知りたいです」

陽炎(どう考えても嫌われてないっぽいけど…)

陽炎「………それだけ?」

不知火「それだけ、とは?」

陽炎「原因を知るだけでいいの?付き合ったりとかさ」

不知火「な、な、な、何を突然!?///」

陽炎「司令と付き合いたくないの?」ニヤニヤ

不知火「そういうわけでは……って、何を言わせるんですか!!///」

陽炎「あーもー、可愛く育っちゃってー」ワシャワシャ

不知火「か、からかわないでください!///」

陽炎「まあまあ、私に任せて!可愛い妹のために一肌脱いじゃうから!」

不知火「………なぜでしょう。嫌な予感がします」

―次の日―

提督(不知火まだ昨日のこと怒ってるかな……食事でも奢ろうかな?いやでも、断られるかなぁ……)

――――コンコン

不知火「不知火です」

提督「入ってくれ」

――――ガチャ

提督「今日もよろ…し……く………」

不知火(E:犬耳&尻尾)「はい。よろしくお願いします」

提督(え、え、え、え?どういうことだ?ここが桃源郷なのか?……いや、落ち着け冷静になれ。不知火が自分からあんな物を付けるとは思えない。だとすると、これはまだ怒っているというアピールなのか?それならば、触れずにいるべきか?いや、待て……そうか休みか!休みを与えるべきなのか!?)

不知火(陽炎にそそのかされて付けたものの、今とてつもなく恥ずかしいことをしているのでは?司令は真面目な方だからこういうのは好きじゃない、むしろ嫌いなのではないでしょうか?またしても司令に嫌われてしまう……?)

提督「不知火」

不知火「はい」

提督「今日は休んでいいぞ」

不知火「えっ」

提督「思えば、最近不知火に休みを与えていなかったな。すまなかった。これは俺の落ち度だ。どうかゆっくり羽を伸ばしてくれ」

不知火「………はい」

――――バタン

提督(こ、これで良かったんだよな?あぁでも、もっと見たかったなぁ…できれば写真に……ダメだダメだ。上官がこんなでは示しがつかん。仕事に集中しよう)

不知火「と、言われました」シュン

陽炎(しらぬ犬かわいい)

陽炎「ならば、次の手よ!」

――――コンコン

不知火「不知火です」

提督「!あ、ああ入ってくれ…」

提督(冷静に、冷静に……)

――――ガチャ

不知火(E:ワンピース)「外出許可をいただきたいのですが」

提督「」

不知火「………司令?」

提督「っ!………すまない、ボーっとしていた。もう一度頼む」

不知火「…?外出許可を」

提督「ああ、許可する。存分に楽しんで来い。ただ、羽目を外しすぎるなよ」

不知火「はい。失礼します」

――――バタン

提督「……………………」

提督(そうか、あれが天使か)

不知火「別に普段通りでした」

陽炎「」

陽炎(ノーコメントって…)

不知火「?陽炎?」

陽炎「ああ、ごめんごめん。私は新しい策を考えとくから、ゆっくり出かけておいで!」

不知火「しかし、陽炎一人に任せるのは……」

陽炎「いいからいいから!偶の休みくらいのんびりしときなさい!!」グイグイ

不知火「……そうですか。では、お言葉に甘えて」

陽炎「うんうん。行ってらっしゃい!」

不知火「行ってきます」

……………………………………

陽炎「さて、と」

――――コンコン

陽炎「司令!入るわよ!」

――――ガチャ

提督「……入室するときは、返事を聞いてからだな………」

陽炎「はいはい、お説教は後で聞くから!」

陽炎「司令は不知火の事好きなんでしょ!?」

提督「ああ、もちろん。鎮守府の皆は好きだ」

陽炎「そうじゃなくて!異性としてよ!!」バン

提督「…………………黙秘権を行使する」

陽炎「いや、司令が不知火のこと好きなの本人以外は知ってるから」

提督「えっ」

陽炎「………まあ、いいわ。それじゃあ、なんでさっきの不知火の格好について何も言わなかったの?」

提督「………あれはお前の指示だったのか。急に犬耳と尻尾を付けてきたから、ストレスの限界かと思ったぞ」

陽炎「なるほど、それで休みを――――じゃなくて!私服の方よ!」

提督「…………………」

陽炎「普通、女の子—――それも好きな子が私服で来たら、褒め言葉の1つくらい言うものでしょ!?」

提督「…………………」

陽炎「司令!!」

提督「……………………笑うなよ?」

陽炎「………」コクコク

提督「……………………だ」ボソッ

陽炎「え、なに?もっとはっきり言ってよ!」

提督「……………………見惚れてたんだ」

陽炎「」

提督「……………」

陽炎「………ふふっ」

提督(やっぱり笑われた………)ガーン

陽炎「それを本人に言ってあげればいいのに」

提督「…………いや、それは恥ずかしいし……そもそも、俺嫌われてるだろうし………」

陽炎(え、あれで嫌われてると思えるんだ……)

陽炎「そういうことなら私に任せて!!」

提督「……何をするんだ?」

陽炎「司令と不知火をくっつけるのよ!」

提督「なっ」

陽炎「大丈夫大丈夫!」

提督(不安だ……………)

不知火(買い物から帰ったら、陽炎に司令が読んでいるから執務室に行けと言われました………また何か失敗をしてしまったのでしょうか………)

――――コンコン

不知火「不知火です」

提督「………入ってくれ」

――――ガチャ

不知火「不知火に何か御用でしょうか?」

提督「少し話がしたくてな……まあ、座ってくれ」

不知火「はい」

提督「随分長いこと不知火には秘書艦をやってもらっていたが、こうして仕事関係なしに二人で過ごすことはなかったなと思ったんだ」

提督「今日の休暇は楽しめたか?」

不知火「はい。充分な休息をとれました」

提督「そうか、良かった。日頃気づかぬうちに苦労させていることもあるだろう。何しろ不知火は優秀だからな、つい頼ってしまう」

不知火「いえ、そんなことはありません。不知火はまだ半人前ですので、今後もご指導、ご鞭撻よろしくお願いします」

提督「謙遜はいい。お前の能力は間近で見てきたからよく知っている」

不知火「ありがとうございます」

不知火(しっ、しれっ!司令にっ!褒められたっ!!しかも、間近で見てたって!!)

提督(……やはりノーリアクションか。これ成功するのか……?)

不知火「不知火もいつか司令のような優秀な人間になれるように精進します」

提督「ははは、俺はそんな大層な人間じゃないさ」

提督(しっ、しらっ!不知火にっ!褒められたっ!!しかも、目標にするって!!)

不知火(……やはり、流されますか。それなら)

不知火「いえ、司令は素晴らしいお方です。不知火も司令のことは間近で見てきましたから、よく知っています」

提督「そうか、ありがとう」ニコッ

提督(俺もう死んでもいいや)

不知火(司令に感謝されました!!それに微笑みまで!!!)

提督(まさかここまで褒められるとは………この流れならっ!!)

提督「あー、不知火」

不知火「なんでしょう?」








提督「…………すっ………月が綺麗ですね」

不知火「?今、丁度雲に隠れていますが」

提督「」

不知火(…………ハッ!今のはもしや暗号!?何か隠された意味が!?)

提督(死にたい。『好きだ』くらい言えよ俺!!なんでぼかしちゃったんだよ!!)

不知火「司令」

提督「…………なんだ?」

不知火「今のは何かの暗号でしょうか?」

提督「」ゲホッゴホッ

不知火「!やはり暗号でしたか。勉強不足でした、申し訳ありません。意味を教えていただけますか?」

提督(どうしよう、誤魔化すか?……………いや、俺も男だ!腹を括る!!)

提督「『月が綺麗ですね』っていうのはだな」

不知火「はい」

提督「率直に言うと」

不知火「率直に言うと?」












提督「……………『お前が好きだ』って意味だ」

不知火「なるほ……………えっ」

提督「…………………」

不知火「…………………」

提督「…………………」

不知火「…………………司令」

提督「今のは忘れてくれて構わない。それでは」ガタッ

不知火「待ってください!」ガシッ

提督「!?」

不知火「し、不知火も司令のことが好きです!」

提督「………………ほ、本当か?」

不知火「………………」コクリ

提督「…………てっきり嫌われているのかと思っていた」

不知火「…………不知火もです」

提督「………………ははっ」

不知火「………………ふふっ」

提督「俺達どうやら」

不知火「勘違いをしていたようですね」

提督「不知火」

不知火「はい」

提督「俺はもう勘違いしないように、お前のことをよく知りたい」

不知火「不知火もです」









提督「………俺と結婚してくれ」

不知火「………喜んで」

――――いつの間にか雲は消え、月明かりが二人を祝福するかのように照らしていた。


思いついたものをそのまま書いただけなので、駆け足&雑になりました………

何かアイデア浮かんだら続き書くかもしれません

期待とか乙とかが嬉しすぎたので、追加投下。

【実は……】

不知火「ということで結婚することになりました」

提督「きっかけをくれた陽炎には先に伝えようと思ってな」

陽炎「結婚おめでとう!!」

黒潮「おめでとう。早速手なんか繋いでラブラブやなぁ~」

提督「///」

不知火「///」

陽炎「………とりあえず、鎮守府を代表してこれだけは言っておくわ」








陽炎「結婚が遅すぎるわよ!!!」

陽炎「ケッコンカッコカリも、レベル150もとっくの昔の話なのになんでこんな時間かかってるのよ!」

提督・不知火「「ケッコンカッコカリはパワーアップするためのシステムだろ(ですよ)」」

陽炎「それでもケッコンってついてて、指輪まであったでしょうが!」

提督「あれはカッコカリだし、ジュウコンも出来るからな……」

不知火「ケッコンという名前があっても、能力を向上させる道具に過ぎませんよ」

陽炎「………どの口がそんなこと言うのよ」

陽炎「司令は指輪渡す前に、『断られたらどうしよう』って散々相談してきたでしょ!」

提督「」

陽炎「不知火も指輪貰った日、笑顔にスキップで帰ってきて、布団の中で悶えてたでしょ!」

不知火「」

陽炎「極め付けに司令ジュウコンしてないし、『能力向上させる道具として見るなら、空母や戦艦の方がいい』って言ってたのは不知火じゃない!!」

不知火「……………司令」

提督「……………許可する」

陽炎「えっ、ちょ、待って!それはやめ―――いたいいたいいたい!!あんたのアイアンクローは洒落にならないからっ!!」ギリギリ

黒潮(もう一言で通じ合う仲なんやね~)

陽炎「ちょ、黒潮っ!見てないで助けっ――――あああああああああああああ!!」ギリギリ


今日はもう寝ます。ありがとうございました

不知火はぬいぬい可愛い(真理)

続き投下します。

【はじめてのデート】

提督「ふぅ、今日の業務も終わったな。お疲れ様」

不知火「お疲れ様でした」

提督「あー……不知火」

不知火「はい」

提督「…………お前明日休みだろう?何か予定とかあったりするのか?」ポリポリ

不知火「いえ、特には」

提督「そうか………それなら一緒に映画でも見に行かないか?」

不知火「………喜んでお供します」

提督「ありがとう。ならば、09:00に鎮守府の門で待ち合わせしよう」

不知火「了解しました。それでは、おやすみなさい」

提督「ああ、おやすみ」

――――バタン

提督・不知火「」ガッツポーズ

陽炎「あ、不知火おかえり……………」

不知火「はい」ニッコリ

陽炎(かわいい)

陽炎「なんか良いことあったの?」

不知火「明日司令と二人で映画を見ることになりました///」

陽炎「おお!デートじゃん!!良かったね、不知火!!」

不知火「はい。それで、あの……」

陽炎「ああ、服ね!私が見繕ってあげるわ!!」

不知火「お願いします」

陽炎「まあ、司令ならどんな服でも『かわいい』って言ってくれるよ!!」

不知火「///」

陽炎(かわいい)

―翌日―

不知火「すみません、お待たせしました」タッタッタッ

提督「いや、俺も今来た――――」

不知火「司令?」

提督(フリフリスカートの不知火かわいい。超かわいい。何度見てもかわいい)

不知火「…もしかして、この服不知火には似合わないでしょうか………?」

提督「…………逆だ」

不知火「え?」

提督「その………よく似合ってて、かわいい。前もそうだったが、見惚れてしまって言葉が出なかった。すまない」カオマッカ

不知火「えっ!?あ、あの……ありがとうございます///」

提督「……………///」

不知火「………………///」

提督「…………い、行こうか」

不知火「は、はい」

不知火「そういえば、どんな映画を見るんですか?」

提督「>>47を見よう」

1,日曜朝にやってる戦隊物の劇場版

2,世界最恐のホラー

3,王道のラブストーリー




自分ではこの先の展開を決められなかったよ……

2

1分以内とか予想外です。

映画シーン書いたら寝ます

―上映中―

提督(…………うーん、いきなりの音や映像で驚かせるタイプだったか。こういうのは慣れて予想できちゃうから怖くないな………)

――――――バァァァァァン

不知火「っ!!」ビクッ

提督(ビックリする不知火かわいい)

提督「不知火、大丈夫か?」

不知火「つ、つまらにゃい映画です。音を出せばいいってにゃんて安直な発想でしゅ」

提督「ガハッ」

不知火「っ!!!」

提督(ああ………怖さで噛み噛みな不知火がかわい過ぎて死ぬかと思った)

不知火「し、司令……大丈夫で―――」

――――――キャアアアアアアアアアアアアア

不知火「~~~~~~~~~~~っ!!」ギュウウウ

提督「俺はもう駄目だ」

不知火「!?!?し、司令!!しっかりしてください!!!一人にしないでくださいっ!!!」ナミダメ

提督「」

不知火「司令!!司令っ!!!」

他の客(なんなんだあのバカップル)

他の客(お前らの方が怖いわ)

他の客(爆ぜろ)

ということで、明日の朝はローソンに行かなきゃなので寝ます

ありがとうございました

そうか明日だったか

>>55 ???「クリアファイルのGETは義務なのです」

クリアファイルは無事に手に入れました。

とりあえずデート編終わらせます。

―昼食後―

提督「……………」チラッ

不知火「……………」ギュッ

提督「…………不知火」

不知火「…………なんでしょう?」ギュウウウ

提督「…………なんでもない」ナデナデ

不知火「…………そうですか」

提督「そうだな……怖がらせた詫びにクレープでもどうだ?」

不知火「………別に怖くありませんでしたが、いただきます」

提督「………………」ナデナデ

不知火「………………」

―公園のベンチ―

不知火「」パクッ

不知火「!」パァア

提督(かわいい)ジッ

不知火「………何か?」

提督「あー、いや。そっちの味はどうなのかなと思ってな」

不知火「………食べてみますか?」スッ

提督「一口貰おう」パクッ

提督(……………うん?これって所謂間接キスというものではなかろうか)

不知火「………どうでしょうか?」

提督「!!あ、ああ……ラズベリーとブルーベリーの程良い酸味が効いていて、とても美味いな」

不知火「そうですか」

提督「お返しに俺のもどうだ?」スッ

不知火「では…………」パクッ

不知火(……………あれ?これはもしや間接キスになるのではないでしょうか)

提督「………どうだ?」

不知火「!!……チョコとバナナの王道の組み合わせが素晴らしいです」

提督「そうか」

提督「……………」パクッ

不知火「……………」パクッ

提督・不知火((ドキドキしすぎて味どころじゃなかった…………))

不知火「ごちそうさまでした」

提督「ああ。飲み物でも買ってくる。何がいい?」

不知火「!司令にそこまでさせるわけにはいきません。不知火が買ってきます」

提督「いやいや、俺が」

不知火「不知火が」

<オレ! シラヌイ! オレ! シラヌイ!

通りすがり(羨ましいぞちくしょう………)

通りすがり(またあのカップルか)

通りすがり(爆ぜろ)

飲み物は結局二人で仲良く買いに行った。

~ダイジェスト1~

不知火「執務室のインクが切れかかっていましたね」

提督「そうだな。折角だし、ペンも新調するか」

不知火「………でしたら、司令にはこちらのものがお似合いかと思います」

提督「不知火には………これが合いそうだ」

提督・不知火((不知火(司令)が選んでくれたから大切にしよう))

~ダイジェスト2~

不知火「服はあまり気にしたことがありませんね。いつも機能的な物を選びます」

提督「まあ、不知火なら何を着てもかわいいからな」

不知火「!?!?」

提督「…………?」←口に出していたことに気づいていない

不知火「///」プシュー

提督「お、おい!顔が真っ赤だぞ?大丈夫か?」

~ダイジェスト3~

不知火「この犬可愛いですね」

提督「…………犬耳付けた不知火の方がかわいいと思う」

不知火「!?あ、あれは陽炎に言われて仕方なく付けただけです!もうやりませんよ!!」

提督「残念だ…………」

不知火(………夕張さんに頼んでまた借りましょう)

~ダイジェスト4~

不知火「あ、この漫画確か陽炎が読んでました」

提督「ああ、これか。俺も持ってるな。描き込みが凄くて、戦闘シーンも迫力があって面白いんだ。今映画もやってるから、これを見ても良かったかもな」

不知火「………今度借りてもいいですか?」

提督「構わないが……陽炎に頼んだ方が早くないか?」

不知火「…………司令から借りたいので」ボソッ

提督「…………///」

不知火「…………///」

~ダイジェスト5~

提督「そろそろ晩御飯にしようか。何か希望あるか?」

不知火「司令のお好きな物で」

提督「そうだな……じゃ、ハンバーグにするか」

不知火「!!」キラキラ

提督(陽炎に不知火の好物聞いといて正解だった……)

―鎮守府―

不知火「今日は色々とありがとうございました」

提督「ああ、こちらこそ付き合ってくれたありがとう。楽しかったよ」

不知火「楽しかったです……本当に…………」

提督「そんな顔をするな。また、いつでも連れて行ってやるさ」

提督「それに、お前には笑顔の方が似合う」

不知火「!こ、こうでしょうか?」ニタァ

提督「い、いや…もっと自然な感じの方がいいかな………」

不知火「自然な感じ…………それなら」

―――――――――チュッ

提督「んっ!?」

不知火「こ、これでどうでしょうか?」ニコッ

提督「…………ああ……とても素敵だ」

鎮守府の夜は更けていく…………



あとは、酔っぱらったぬいぬいで書きたかった物はとりあえずおしまいですかね

特に新しいネタが浮かばなければ、明日酔っぱらったぬいぬい書いて依頼出します

ありがとうございました

おつです

ほんとにこいつら爆発しろw

だらだらと続けても良いのよ?(懇願

>>71 このSSで使えそうなネタがないんです……

今回はちょっと大人向け(?)になりました。まあ、お酒絡むもんね。仕方ないね!
偶には早めの時間からということで、投下します。

【酒は飲んでも飲まれるな】

―ある夜の執務室―

不知火「どうぞ」トポトポ

提督「ありがとう。…………そういえば、艦娘ってお酒は呑めるのか?」

不知火「飲めますよ」

提督「駆逐艦でも?」

不知火「はい。子供を戦地に送るのは問題があるとかで、全員成人扱いですから」

提督「…………すまない」

不知火「いえ、司令のせいではありませんから。それに、私達はこの鎮守府で楽しく暮らせていますから」

提督「そう言ってくれると助かるよ」

提督「まあ、呑めるというなら酌をさせるだけじゃ申し訳ないし。一緒に呑もう」

不知火「…………そうですね。偶にはお酒も悪くないかもしれません」

提督(以前の不知火なら立場が~とか言ってたものだが……それだけ親しくなれたってことかねぇ)シミジミ

提督「それじゃ、乾杯」

提督「…………ふむ。中々イケるな」

不知火「…………そうですね。美味しいれす」

提督(…………………ん?)

提督「…………不知火?」

不知火「はい。なんでしょうか?」

提督「………いや、なんでもない」

提督(気のせいか………)

不知火「司令、隣に座ってもよろしいでしょうか?」

提督「もちろん」

不知火「では」ガタッ

提督(不知火からこんな言葉が出る日が来るとは……)ジーン

不知火「失礼します」ストン

提督「………………あの、不知火?」

不知火「はい」

提督「そこソファじゃなくて、俺の膝なんだが…………」

不知火「不知火に何か落ち度でも?」

提督「いや……まあいいか。それにしても、不知火がこんなに甘えてくるなんて珍しいな」

不知火「普段出来ないことをお酒の力を借りてやってしまおうかと」

提督「なるほどな。二人きりの時は酒なんてなくても、こうして甘えてくれても構わないぞ?」ナデナデ

不知火「……………それは、皆の前で甘えてはいけないということでしょうか?」クルッ

提督「え?いや、皆の前でも不知火がいいなら構わないが………」

不知火「不知火は他の駆逐艦の子達が司令に甘えているのを我慢して見ているんれすよ」

提督(うん?やはりどこか口調が………)









不知火「だから、今日は不知火が司令にいーっぱい甘えちゃいます」ダキッ


提督「」ズキューン

提督「…………ハッ!し、不知火……お前やっぱり酔ってるのか!?」ヒキハガシ

不知火「こんな不知火は駄目でしょうか……?」ウワメヅカイ

提督「何も問題はないな」キリッ

不知火「良かったです!」ダキッ

提督(やばい。何が問題ないだよ。普段とのギャップで破壊力が凄まじいことに……)

不知火「司令は良い匂いがして落ち着きます」スリスリ

提督(理性崩壊まで秒読みですね)

不知火「司令、大丈夫ですか?」クビカシゲ

提督「ダイジョウブダイジョウブ」

不知火「元気がないですね………不知火の元気を分けてあげます!」クイッ

※この先地の文注意

そう言うなり、不知火は酒を呷り――――





唇を重ねてきた。




慌てて離れようとするが、頭を両手で抑えられて逃げ様がない。

提督「しらっ――――」

名前を呼ぼうとしたのは正解か、誤りか。

不知火は口が開いた一瞬を見逃さず、もう一度唇を重ねてくる。

今度はただ触れ合うだけでなく、口の中の酒を流し込まれる。

提督「んんっ……………」ゴクリ

不知火「ぷはっ………これで元気になりましたか?」

二人の間に細い銀の橋が架かる。

その橋がプツリと切れると同時に、俺の理性も―――――――――

陽炎「ゆうべはおたのしみでしたね」

提督「」ビクッ

不知火「…?昨日司令にお酌をしていたところまでは覚えているんですが、そのあとの記憶がないんです。司令、あの後何があったんですか?」

提督「い、いやー……俺も記憶が曖昧でな…………」

不知火「そうですか……」

陽炎(「酔った不知火の甘え方凄かったでしょ?」)

提督(「知ってたなら教えてくれよ!」)

陽炎(「それじゃつまらないじゃない?」)

提督(「おいっ!」)

陽炎(「あはは………でも、かわいかったでしょ?」)

提督(「………………………最高だった」)

不知火「?」



食べ物が絡むと加賀さん、お酒が絡むと雪風みたいな感じになりますね。
甘えてくるぬいぬい可愛いよ。甘えてこなくても可愛いよ。

初SSで拙い文章でしたが、お付き合いいただきありがとうございました
ぬいぬいも可愛いけど、妹達の心配ばかりしてそうな陽炎さんにも幸せが訪れてほしいですね
次回作は未定ですが、書き始めたらまた生暖かい目で見守っていただければと思います

本当にありがとうございました

――――――――――――――
―――――――――――
――――――――

提督「…………」カキカキ

不知火「…………」ソワソワ

提督「…………」カキカキ

不知火「…………」ソワソワ

提督・不知火「「あの」」

提督「お先にどうぞ」

不知火「いえ、あなたが先に」

提督「…………そうだな。じゃあ、同時に言うか」

不知火「そうしましょう」













提督・不知火「「俺(不知火)はお前(あなた)の事を愛しているぞ(愛していますよ)」」




提督・不知火「「不知火(司令)は俺(不知火)のことを嫌ってる」」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月17日 (火) 22:26:35   ID: eVmXNeQz

ぬいぬいたんかわいいすぎる・・・

2 :  SS好きの774さん   2016年02月20日 (土) 10:42:38   ID: lULbm8Y_

あぁ^~ぬいぬいかわいいんじゃあ^~

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