執事「推理?」(5)

執事「えー……」

お嬢様「えーって言われても…」

執事「いやほら……手掛かりないし…」

お嬢様「そうだけどさぁ……」

お嬢様「私一人じゃ無理だし…」

執事「そもそも誰が言い出したんだ?」

お嬢様「私の友達だよ」

お嬢様「消えた財布を取り戻しておくれ……って懇願されちゃった」

執事「友達なら仕方ないか……行くか」

お嬢様「おー!」

大広間

執事(呼んであったんだ)

お嬢様(抜け目ないでしょ?)

執事(断ってたらどうしてたの)

お嬢様(ずっと頼み続ける)

執事(……)

女「……ごめんなさい、いきなり……」

お嬢様「いえ、よろしくってよ」

執事「アフタヌーンティーでございます」コト

お嬢様(そこ別に午後ティーでいくない?)

執事(英語かっこいいじゃん?)

女「ホント…困ってて…」

お嬢様「まぁ詳しくお話ししてみて?」

女「はい……」

昨日、移動教室で1時間そこにいなかった

戻って飲み物を買おうとしたら、すでになかった

女より早く戻っていたのは『男、イケメン、ブサメン』だったとさ

執事(犯人イケメンだ)

お嬢様(いやいや)

女「あれは…大切な形見だから……」

お嬢様「わかったわ、私達に任せて」

執事(やるのは俺ですけどね)

お嬢様(まぁまぁ)

女「いくらかな…?」

執事「いちおk」

ガスッ

お嬢様「お代はよろしくてよ」

お嬢様「さぁ、あなたはお家で待ってて?」

お嬢様「大丈夫だから」

女「う、うん……」

女「じゃあ……またね」

ガチャン

執事「ちょっと!どうすんの玉無しになったら!」

お嬢様「1億なんて法外すぎるでしょーが!」

執事「いやぁ…お金もらわないなんてモチベが上がんないよモチベが」

お嬢様「まぁまぁ、あとで何かあげるから」

執事「過度な期待しとくから」

お嬢様「上等」



お嬢様「はい、個人データ集めといた」

お嬢様「一応ここから推測できる範囲でいいから調べてね」

執事「……」

お嬢様「……何?怒ってるの?」

お嬢様「欲しくなかった?」

執事「香水もらっても使いどころないよ!自宅警備員だからね!」

執事「何で?何であれなの?外出ろって言いたい?」

執事「出てもいいよ?資産とかなくなっても知らんよ?」

執事「しかもあれだよね?女性受けがいいやつだったよね?」

執事「女性なんかに会わないから無意味だわ!」

執事「へっ!」

お嬢様「ごめん一行で」

執事「嬉しくないわ!」

お嬢様「それはごめんなさい」

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