前回のあらすじ


艦娘がほとんど全滅した未来から過去に飛ばされた提督はこれまでに培った指揮力で艦娘と共に深海凄艦と戦う。

しかし、彼等が活躍する程に本来の道筋からずれ、想定外の事が起きていく。

更に、深海凄艦の提督を名乗る者が現れ、本格的に戦いが激化し、遂に彼も主力が留守の所を深海凄艦に襲われる。

かろうじて生き延びた彼と響は、エラー娘と出会い、衝撃の真実を聞かされる。


人物紹介



提督
この物語の主人公。前回自分の部隊の艦娘をほとんど失った彼は、エラー娘によって過去に飛ばされる。
失敗を繰り返して培った彼の実力は艦娘達も信頼を置いている。


吹雪
提督の初期艦。平凡かつまともな常識人だが、最近はツッコミに回る事が多く、影が薄い。


響
提督の部隊に配属された艦娘。提督が過去に飛ぶ前の部隊の数少ない生き残り。

北上
未来の数少ない生き残り艦娘だった。
大井と共に黒提督に非道な扱いを受けていたが、提督達に助けられ、現在は彼の元に配属している。


大井
北上と共に黒提督に非道な扱いを受けていたが、提督達に助けられる。
リハビリによってようやく戦闘できるまでに回復する。


青葉
未来の数少ない生き残り艦娘だった。
諜報部に所属しており、部の中でもかなりの上位にの役職に位置している。
伝説と呼ばれる元帥直属部隊の元一員。


雪風
未来の数少ない生き残り艦娘だった。
提督の部隊に配属、幸運は伊達ではない。


長門
未来の数少ない生き残り艦娘だった。
伝説と呼ばれる元帥直属部隊の一員。
戦艦にあるまじき超速度で動く。


大和
伝説の元帥直属部隊の一員。
他の追随を許さない究極の火力を誇る。


武蔵
伝説の元帥直属部隊の一員。
他の追随を許さない鉄壁の耐久を誇る。
深海提督の策略により、轟沈。


川内
伝説の元帥直属部隊の一員。
夜戦においては他の元帥直属部隊ですら勝てず、右に出る者のいないとされる、夜戦専門の艦娘。

夕立
元野良艦娘。赤城と共に提督達に助けられ、彼の部隊に配属した。


赤城
訳ありの元野良艦娘。夕立と共に提督達に助けられ、彼の部隊に配属した。
彼の部隊唯一の正規空母。


天龍
提督の部隊に配属された艦娘。長門直伝の修行を受けて、かなりの実力を身につけている。


如月
提督の部隊に配属された艦娘。


叢雲
提督の部隊に配属された艦娘。


伊168
提督の舞台に配属された艦娘。貴重な潜水艦枠


龍驤
提督の部隊に配属された艦娘。ツッコミに回り気味な軽空母。


瑞鳳
提督の部隊に配属された艦娘。最近配属したばかりなので経験が浅い。


陸奥
提督の部隊に配属された艦娘。実は彼所属の艦娘唯一の戦艦。

湯提督
まるゆ大好き提督。湯提督の湯はまるゆのゆ。
きさくで酒好き。フランクな人柄。


まるゆ
湯提督の秘書官。愛されているが能力は低い。


木曾
湯提督が率いる艦隊の艦娘。湯提督の趣味でまるゆが旗艦だが、実質彼女がリーダーを務めていると言っても過言ではない。


球磨
湯提督の艦娘。のんびりやさん


多摩
湯提督の艦娘。気まぐれ。


霧島
湯提督の艦娘。艦隊の頭脳として頼もしい戦力となっている。

龍田
湯提督の艦娘。天龍と仲が良い。以前の戦いで深海提督に何かを埋め込まれたようだが……？


元帥
艦娘達を率いている全鎮守府を束ねる海軍のトップ。
元帥直属部隊が彼の艦隊。


大将１
元帥の次に偉い三大大将の一人。
深海提督の策略により死亡


大将２
元帥の次に偉い三大大将の一人。


大将３
元帥の次に偉い三大大将の一人。


騎士提督
とある鎮守府の提督。特徴的な喋り方をする。


島風
騎士提督の艦娘。騎士提督の事を全面的に信頼している彼と最も付き合いが長い艦娘。ブロンティスト。


金剛
騎士提督の艦娘。騎士提督の艦隊のまとめ役にしてムードメーカー。


比叡
騎士提督の艦娘。騎士提督の事は信頼しているが、基本お姉さま優先。


榛名
騎士提督の艦娘。ささやかなフォローが彼等の隙を見事に埋めている。

深海提督
提督が過去に戻る以前からやり直しを繰り返した提督。
やり直しの末に深海側につき、海軍と敵対する。
更なる歴史改変を目論むエラー娘を始末すべく捜索している。


レ級
圧倒的な戦闘力を持つ新型深海凄艦。
量産型と違い、目に青い炎を纏う個体は武蔵を食い殺しており、オリジナルと呼ばれているが・・・？


戦艦凄姫
深海凄艦の幹部にして、大型病院を襲った大艦隊の親玉。
元帥直属部隊に大打撃を与え、沈む。


飛行場姫
深海凄艦の幹部。
ビスマルクを筆頭とした大将の艦隊に捕獲される。


ビスマルク
大将2の艦隊旗艦。
その実力は並みの戦艦を凌駕する。
随伴駆逐艦2隻の他にも、重巡艦や潜水艦も艦隊にいるらしい。


Z1
ビスマルクのお供。
彼女達もかなりの実力を誇り、大体の作戦はビスマルクと彼女とZ3の少数精鋭でこなしている。


Z3
Z1と共にいるビスマルクのお供。
相当な策士。


黒提督
提督でありながら様々な裏世界で悪事を働いていたブラック企業も真っ青な提督。
だいたいこいつのせい。


白提督
黒提督と対照的な仏提督。
深海凄艦に襲われ戦死。

空母提督
空母中心の艦隊を指揮していた提督。実は中将。
深海凄艦の襲撃により、戦死。


伊8
空母提督の元秘書官。
空母提督の事を慕っていたが、彼の主力艦隊が目の前で壊滅させられ、鎮守府襲撃の際は一人応援を呼ぶ役目を任されて離脱した結果、無惨な蹂躙跡を見せつけられて精神的に戦闘出来なくなり、大鳳と共に入院していた。


大鳳
空母提督の主力入りして経験が浅いなか、先輩達がまとめて轟沈。
ショックで入院していたが、深海凄艦の襲撃で捕獲される。


加賀
空母提督の主力艦隊の一人。
謎の敵により轟沈、深海凄艦となる。


瑞鶴
空母提督の主力艦隊の一人。
謎の敵により轟沈。深海凄艦となる。


蒼龍
空母提督の主力艦隊の一人。
謎の敵により轟沈。深海凄艦となる。


飛龍
空母提督の主力艦隊の一人。
謎の敵により轟沈。深海凄艦となる。

提督「元帥直属・・・！？」

初風「えぇ、と言ってもあくまでそれは肩書き。裏ではあの人の手足となって色々しているわ」

提督「そうか・・・・・・なぁ初風、ひとつきいてもいいか？」

初風「私に答えられる事なら」

提督「初風は、どうして彼女に協力しているんだ？」

初風「そうね・・・事情が事情なのよ。詳しくは話せないけど、彼女は表立って動けないの」

初風「彼女を慕っているだとか、恩があるとかそういうのは一切関係ない。私は守りたい人を守る為に彼女に協力しているの」

初風「簡単に言えばギブアンドテイクよ。お互い協力する事でお互い利益があるから協力しているだけ。私と彼女の関係は以上よ」

提督「そうか・・・」

初風「私は貴方に無理に協力しろとは言わない。ただ、どんな答えを出すか・・・ちゃんと考えてから結論を出しなさい」

提督「・・・わかった」

初風「それじゃあ私は行くから。貴方の艦娘なら治療室にいるから、心配なら様子でも見てきなさい」

響「・・・・・・」

ｺﾝ、ｺﾝ

響「(来客？　誰だろう)」

響「入っていいよ」

ｶﾞﾁｬ

提督「おはよう・・・っていうのも変か。無事でよかったよ、響」

響「司令官！？」

提督「隣、いいか？」

響「うん・・・気が付いたんだね」

提督「あぁ、響達のおかげでな。助けてくれてありがとうな」

響「司令官・・・・・・私、司令官が無事で、本当によかった」ｷﾞｭｯ

提督「ひ、響？」

響「・・・・・・少しだけ、このままでいさせて」

提督「・・・・・・わかった」

響「・・・・・・ありがとう、司令官」ﾎﾞｿｯ