提督「吹雪が妊娠した…?」 (3)

提督「どういう事だ?」

明石「それが最近、吹雪ちゃんの動きが少しおかしかったんですよ」

提督「確かに、ここ最近の訓練成績は少し落ちていたな。気にするほどではないと思っていたが……」

明石「そこで話を聞いたんですけど、どうやら艤装とコンタクトがうまく取れてないみたいで」

提督「つまり、接触不良みたいな状態だったわけか?」

明石「そうそう!そんな感じです!それで気になって色々調べてみたら……」

提督「妊娠が発覚した、と」

明石「はい」

提督「……色々聞きたい事はあるが、艦娘が妊娠するとどうなる?」

明石「前列がないので何とも言えません。ただ、妊娠一ヶ月目ですでに艤装の扱いに影響が出ているので、このままいけばいずれ艦娘としての力は失うのではないかと」

提督「…この事、吹雪には?」

明石「言ってないですよ。まずは提督に知らせるべきだと思ったので」

提督「そうか。いい判断だった、ありがとう明石」

明石「いえ、それはいいんですけど…。今後、どうするんですか?」

提督「それなあ……」

明石「まさか父親は提督、なんて事はありませんよね…?」

提督「大切な部下にそんな事するわけないだろう?」

明石「ですよねー」

提督「やはり、吹雪に直接聞くより他はないか……」

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