雪穂「お姉ちゃんDiary-高3?-」 (50)

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雪穂「お姉ちゃんDiary」
雪穂「お姉ちゃんDiary」 - SSまとめ速報
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ゆきほの
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死 ね

>>2

はい、どうも


前の見てたぞ
支援

ことうみとうみえりってどう思います?あれ捏造カプだと思うんですけど

前回はプライベートなお姉ちゃんを紹介しましたが、今回は学内でのお姉ちゃん等を紹介したいと思います。あ、勿論お家での事もありますよ。

△月○日(月曜日)

音乃木坂に通い始めて約1か月くらい経ちました。最初のうちはお姉ちゃんが私より早く準備していたのですが、今となっては立場が逆になり…

雪穂「お姉ちゃん!!早くしないと海未ちゃんとことりちゃん行っちゃうよ!!」

穂乃果「わー!!待って待って!よし、準備出来た!!」

雪穂「もう…じゃあいってきまーす」

そんなこんなで海未ちゃんとことりちゃんが待っているいつもの場所へ少し駆け足で向かいます。

穂乃果「海未ちゃーん、ことりちゃーんおはよー!!」

海未「やっと来ましたね……」

ことり「まぁまぁ、いつもの事だし」

海未「それがいけないのです!!全く穂乃果はいつもいつも……」

雪穂「う、海未ちゃんお姉ちゃん怒るのは後でいいからとりあえず学校いかないと…」

海未「おっと、そうですね…それにしても雪穂は穂乃果と違ってしっかりしてますね」

穂乃果「えー!?穂乃果の方がお姉ちゃんだよ!!」

海未「そういう問題ではなくて…」

ことり「ふふっ」

もう見慣れたこの光景。お姉ちゃんはこんな風に毎日学校に行ってたんだなと思うと少し羨ましく思えます。幼なじみ、私にはそういった人が居らず海未ちゃんとことりちゃんは私の事も幼なじみだって言ってくれるけど個人的には同級生の幼なじみが欲しかったり。

>>4

ありがとです!

>>5
ことうみは捏造。うみえりは仲良し、そんな感じで見てますね

そんな幼なじみトリオの話しを聞きながら歩いているとあの子がやってきます。

亜里沙「雪穂ー」

雪穂「おはよ、亜里沙」

海未「おはようございます、亜里沙」

亜里沙「う、海未さん!!おはようございます!!」

私の中学からの親友、絢瀬亜里沙。彼女もまた音乃木坂の生徒です。そして、μ'sの大ファンで特に海未ちゃんを推していて亜里沙曰く毎日海んと会えるからとても幸せとの事。仲良く5人で話しながら歩いていると学校につき

穂乃果「あ、雪穂ー お姉ちゃん今日は生徒会で遅くなるね?」

雪穂「うんー、分かったー」

と、こんな風に今までメールでしていたやりとりをその場でする様になりました。でもたまにお姉ちゃんは生徒会で遅くなる事を伝えるのを忘れたりします……

△月○日(火曜日)

?「雪穂ー!!」

あるお昼休憩の事です。私は亜里沙とお昼ご飯を教室で食べていると何やら聞きなれた声が私を呼びました。扉の方を向いてみると…

雪穂「なに…お姉ちゃん……?」

穂乃果「えへへ、雪穂ーお金貸して?」

雪穂「え、ヤだよ」

何を言い出すかと思えば…詳しく話を聞いてみるとお弁当を持ってくるのを忘れたらしいです。今日行く前に確認したよね……しかもきっちりお財布まで忘れて

雪穂「……もう、仕方ないなぁ…」

穂乃果「わーい!!ありがと雪穂ー!」

雪穂「ちょ、暑苦しいー!」

200円貸したくらいで抱き着かないでよ…。周りの目だってあるんだし。当然と言えば当然ですが、お姉ちゃんは学内ではかなり有名で今年の1年もお姉ちゃんのファンは0ではなく私の教室に来る度に騒がれてます…勿論今日もです

モブ「こ、高坂先輩!!握手してください」

穂乃果「いいよー!」

モブ2「あの!!高坂先輩にお菓子作ったんです!!」

穂乃果「ホントに!?ありがとー!!」

こんな感じで大人気です。しかもお姉ちゃんは満更でもない様子でデレデレしてだらしない…

雪穂「もー!!用が済んだらなら早く帰ってよ!」

穂乃果「えー?別にいいじゃーん」

……嫉妬してるかな私。…いやいや、まさかね。

△月○日(水曜日)

今日はお姉ちゃんとことりちゃん、亜里沙と放課後遊ぶ約束をしています。え?海未ちゃんはどうしたのかって?海未ちゃんは弓道部が忙しいらしいです。このメンバーで遊ぶのは初めて少し楽しみだったり

穂乃果「雪穂ー!待った?」

雪穂「そんなに待ってないよ」

穂乃果「えへへ、なら良かった じゃあ行こっか」

そう言って上機嫌に歩き出すお姉ちゃん。その後ろを何も言わずにニコニコしてついていくことりちゃん…行くってどこに……?

穂乃果「着いたー!」

雪穂「喫茶店…?」

亜里沙「ここって、ことりさんが働いてたとこじゃ…」

雪穂「え?…あぁ!!思い出した!」

穂乃果「懐かしいでしょ?今日はここでケーキ食べよっかなーなんて」

雪穂「ケ、ケーキ…」

その言葉に反応しない訳がありません。思わず息を呑みお姉ちゃんに一言声をかけます。

雪穂「行こう!お姉ちゃん!!」

穂乃果「うん!雪穂!!」

ことり「あはは…さすが姉妹……?」

亜里沙「ケーキ食べたいです!」

こんな風に私とお姉ちゃんが意気投合するのは多くはありません。だからこうやってお姉ちゃんと一緒に何かをするのが久しぶりな気もして…

穂乃果「ねぇねぇ雪穂、これどう?」

雪穂「わぁいいね!あ、でもこっちも捨てがたいよ」

穂乃果「むむっ、ホントだー」

亜里沙「雪穂と穂乃果さん仲良しですね」

ことり「ふふ、そうだね」

雪穂「お姉ちゃんここはこうしよう!お姉ちゃんがこれを頼んで私がこっちを頼む。そして半分こすれば…」

穂乃果「流石雪穂!!それで行こう!」

今思うとなぜこの時はあんなにも素直に話せたのかよく分かりません。でも、懐かしかったな…なんて

ことり「雪穂ちゃん、穂乃果ちゃんケーキきたよ」

雪穂「久しぶりのケーキだよ…お姉ちゃん」

穂乃果「全くだよ…雪穂、ここはしっかり味わって食べよっか」

亜里沙「ケーキっていつでも食べられる様な…」

穂乃果「はい、雪穂。あーん」

雪穂「へ!?いや、自分で食べるから…」

穂乃果「いいからいいから、じゃないとあげないよ?」

雪穂「なっ…卑怯者……あ、あーん」

ケーキをあげないと言われると流石に私も耐えられません。私は周りを気にしつつもお姉ちゃんにケーキを食べさせて貰いました。

今日はここまでです。

女の書くssはこれだから…

更新します

>>16
女じゃないよ ちゃんとチソチソ付いてるよ

□月○日(木曜日)

学校生活にも慣れて来て学園祭も間近に迫りました。初めての学園祭でとても楽しみです。わたし達のクラスでは喫茶店をする事になったんですけど…

雪穂「な、なにこれ……?」

モブ「何って学園祭の衣装だけど」

雪穂「嘘でしょ…」

その衣装の正体はメイド服。定番と言えば定番なのですが、やはりこれを着て人前に出るとなると恥ずかしい訳で…結局意見を押し通されて当日着る羽目に……で、亜里沙は亜里沙で

亜里沙「хорошо!!これが日本のおもてなしの服なんだね!」

雪穂「いや、違うから…」

なんて大はしゃぎしてます。一方お姉ちゃん達のクラスではなんとお姉ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃんの3人ユニットで学園祭で屋上ライブをする事になったそうです。3人は皆で何かをしたいと言ったそうなのですが皆がライブを見たいと意見を曲げず結局お姉ちゃんに火がついてやる事になったそうです。ライブ見に行けるかな…?

□月○日(金曜日)

学園祭前日です。喫茶店の準備もいよいよ大詰めで今日は朝からずっと準備に明け暮れています。衣装の手直しとかメニュー表書いたりとか、準備する側って大変だと思いながら授業受けるよりはいいかもとクラスメイトと話しながら準備を進めていました。お昼休憩になり亜里沙と屋上でお昼ご飯を屋上に向かうと

海未「穂乃果!少し遅れてますよ!!」

穂乃果「はい!」

海未「ことりは動きを多く!!」

ことり「はい!」

お姉ちゃん達が練習してました。声をかけるのも悪なと思い隅っこで亜里沙と見学。

亜里沙「μ'sってここで練習してたんだよね」

雪穂「まぁ講堂は毎日使える訳じゃないらしいし」

一通り踊るとお姉ちゃん達が私達に気づいたようで

穂乃果「あれ?雪穂どうしたの?」

雪穂「お昼ご飯だよ、て言うかお姉ちゃん達準備は?」

海未「これが私達の準備です。他の事はクラスの方々がやってくれるそうなので」

ことり「だから私達はここで練習。久しぶりだししっかり身体を動かしとかないと」

穂乃果「そうだ!!雪穂さっき海未ちゃんがやってたやつしてくれる?」

雪穂「え?無理だよ…」

海未「大丈夫です。手を叩くだけなので後は動きがあっているかを見てくれればそれで構いません」

雪穂「海未ちゃんがそう言うなら…」

そんな訳でお弁当を置いて。3人の前に立ちスピーカーで音を流し始めるとそれに合わて手を叩きます。すると3人の顔付きが変わって踊り始めて…。

亜里沙「わぁ……凄い」

雪穂「うん…こんな間近で見るのは初めてだよね」

フルメンバーではありませんが私達にとっては充分でした。一通り踊り終えると亜里沙が拍手をして

海未「雪穂、どうでした?」

雪穂「別に問題なかったと思うけど……」

海未「では一度休憩しましょう。すみません雪穂、お昼ご飯の邪魔して」

雪穂「いいって、なんか珍しい体験出来たし」

お昼ご飯も食べ終えた私達はそこから特に休む事なく準備をして……気が付くと夕方になってました。本来なら切り上げて帰たいですが、明日は本番。そんなこと言ってられません。

雪穂「ふぅ…」

亜里沙「雪穂ー、少し休憩しない?」

雪穂「うん、そうだね…それにしても学園祭の準備ってキツいわ」

亜里沙「確かに予想外だよね」

雪穂「まぁ後ちょっとだし頑張ろっか」

亜里沙「うん!」

こうして何とか準備を終わらせて私達は帰宅しました。

雪穂「ただいまー、あぁー疲れたー」

穂乃果「おかえりー、遅かったね?」

雪穂「まぁ準備とかあるし…お姉ちゃん振り付けとか大丈夫なの?」

穂乃果「新曲じゃないし、ある程度覚えてるから」

雪穂「あぁ…なるほど」

いよいよ明日はお姉ちゃんにとって最後の私にとって最初の学園祭が始まります。

今日はここまでです。

□月○日(土曜日)

ついに学園祭の日がやってきました。お姉ちゃんもこの日は早く起きていて気合満タンと言った感じでした。

穂乃果「雪穂!お姉ちゃんライブ来てね!!」

雪穂「まぁ、時間あったらねー」

穂乃果「大丈夫だよ!!3時間置きにライブするから!」

嘘でしょ……。これを聞いた時は驚きました。よくそんなに体力持つよね…。私じゃ多分無理です。そんな感じで珍しくお姉ちゃんとまったり朝を過ごしているも時間が来ました。

雪穂「お姉ちゃん、そろそろ行く?」

穂乃果「よし!!いこー」

そして、学校に着くととりあえず教室へ。すると亜里沙が出迎えてくれました。

亜里沙「おはよー雪穂、どう?」

雪穂「普通に似合ってるよ亜里沙」

亜里沙「хорошо!」

嬉しそうにスカートの裾を持ってくるくる回ってる亜里沙。実際凄く似合ってます。金髪にメイド服、その手の人が好きそうな組み合わせですよね。と、そろそろ時間なので私も服を着替るんですが……

雪穂「うぅ…」

亜里沙「雪穂!似合ってるよ」

亜里沙はこう言ってくれましたがやはり落ち着きません。そうしているといきなりお客さん。

亜里沙「い、いらっしゃいませー…」

さっきまで嬉しそうにしてたのに急に表情が固くなる亜里沙。あからさまに緊張してます。

雪穂「亜里沙、席に案内して」ヒソヒソ

亜里沙「こ、こちらへどうぞ……」

なんか不安だなぁ…。そんな亜里沙を見守る暇もなくお客さん来店です。

雪穂「いらっしゃいませー!」

私と亜里沙が接客をしている一方でお姉ちゃん達と言えば

モブ「穂乃果ー、照明どう?」

穂乃果「いい感じー」

ライブの準備中です。と言うよりは微調整をしている様で最初のライブまでの時間に出来る事はしておきたいそうです。そして、最初のライブ

穂乃果「クラスの皆がくれたライブ、全力で楽しもう!!」

海未「勿論です!」

ことり「たくさん盛り上げようね」

穂乃果「行こう!!」

教室で接客をしていても観客の声は聞こえてきました。

雪穂「お姉ちゃん楽しんでるかな…」

お皿を片付けながら屋上の方を眺めているとまたお客さん。穂むらより忙しいかも…

雪穂「疲れたー」

亜里沙「お疲れ雪穂ー」

やっと休憩時間です。私と亜里沙のシフトは同じで同じように休憩に入りました。亜里沙のおかげで喫茶店は大繁盛、大忙しでした。

雪穂「にしても亜里沙、すごい人気だったね」

亜里沙「え?そう?」

気付いてなかった様です……。こういうの、鈍感って言うんですよね。あれだけ写真撮って欲しいからピンポイントで指名されたりの引っ張りだこなのに気づかないなんて逆に才能かも。

亜里沙「それより雪穂!!そろそろ、ライブの時間だよ!」

雪穂「あー…」

今日はここまでです。

別に行きたくないわけではなかったので亜里沙と一緒に屋上へ

穂乃果「よーし!!お昼も飛ばしていくよ!」

穂乃果「最初はSTART:DASH!!」

μ'sの始まりの曲でもあるこの曲。やっぱりお姉ちゃんも思い入れとかあるのかな?そんな事を考えながらライブを眺めていたのですが、やっぱり静かに見る事も出来ず…

亜里沙「海未さーん!!」

サイリウムまで持ってきちゃって…やっぱり亜里沙はμ's大好きだよね。まぁ、9人集まっていないμ'sをμ'sと読んでいいのか分からないけど……

穂乃果「皆今日はありがとう!次は3時間後!!まだまだ上げていくよ!!」

気付いたら終わってました。お姉ちゃんキラキラしてたな…それにしてもお姉ちゃんホントに楽しそうだったな。私もあれだけ没頭出来る物があればなんて思ってしまう時間でした

雪穂「いらっしゃいませー」

休憩なんてあっと会う間に過ぎてしまうものでまた接客です。別に嫌いなわけじゃないからいいけど…弱音を吐いてる場合があるなら接客しろって感じです。亜里沙は亜里沙で写真移ったり指名されたりで相変わらず大忙し、指名とかそんなルール作った覚えないんだけどな…

別に行きたくないわけではなかったので亜里沙と一緒に屋上へ

穂乃果「お昼も飛ばしていくよ!」

穂乃果「一曲目はSTART:DASH!!」

μ'sの始まりの曲です。お姉ちゃんも思い入れとかあるのかな。そんな事を考えながらライブを眺めていたのですが静かに見る事も出来ず…

亜里沙「海未さーん!!」

サイリウムまで持ってきちゃって……亜里沙ってホントにμ's大好きだよね。まぁ、9人集まっていないμ'sをμ'sと呼んでいいのか分からないけど…それにしてもお姉ちゃんホントに楽しそうでキラキラしてる。私もあれだけ没頭出来る物があればなんて思ってしまいました。

穂乃果「皆ありがとう!!3時間後もまだまだ上げていくよ!!」

気付いたら終わってました。なんだか凄く懐かしい気持ちになりました。廃校を止めたい一心で始めたスクールアイドル。それが今は皆を笑顔にするアイドル。お姉ちゃんって凄いよね……なんてお姉ちゃんの前では絶対言えませんけど。

雪穂「いらっしゃいませー」

休憩なんてあっと会う間に過ぎてしまうものでまた接客です。別に嫌いなわけじゃないからいいけど……弱音を吐いてる暇があるなら接客しろって感じです。亜里沙は亜里沙で写真撮ったり指名されたりで大忙し。うちは指名とかそんなルール作った覚えないんだけどな…

あれ?なんか変になった
まぁ、続けます

楽しい時間程すぐに過ぎ去る、まさにその通りで気付いたら夕方になり1日目が終わりました。

亜里沙「もうヘトヘトだよぉ…」

雪穂「あはは…」

そりゃ、あっち行ったりしてお客さんのお願いをなんでもニコニコ答えてたらそうなるよ…私はそんなの一つもなかったけど……。あ、別に羨ましいとか別にないですよ?それはさておき、

雪穂「今日はもう帰って休む?」

亜里沙「そうするー…」

相当お疲れのようです。なんか心配だな……一応亜里沙を家まで送って家に帰って休もうとした矢先

穂乃果「雪穂!!お姉ちゃんどうだった!?」

来ました……ムードメーカーもとい歩くスピーカー。

雪穂「うるさいよお姉ちゃん、後にして…今日は疲れてんだから……」

穂乃果「ぁ…ごめんね、雪穂。」

こういう事にはやけに素直ですぐしょげるお姉ちゃん。もう世話が焼けるなぁ……

雪穂「悪くなかったよ」

穂乃果「え?」

雪穂「ライブ!!キラキラしてたって言ってんの!」

穂乃果「雪穂ー!」

雪穂「あー!暑苦しい!!」

全くお姉ちゃんは……。ちょっと褒めたらすぐに抱きついてくるんだから。なんて、お姉ちゃんと話していたら気づいくと疲れなんてどこかに行っていて、朝から晩まで慌ただしい1日でした。明日は2日目で最終日です。

□月○日(日曜日)

学園祭最終日です……にも関わらずあろう事かお姉ちゃんまさかの寝坊。言い訳は昨日の疲れが想像以上とのこと。そりゃ一日中アクセル全開だったらそうなるよ……

海未「穂乃果!!貴女と言う人は!!」

雪穂「わー!とりあえず学校行こ?ね?」

海未ちゃんも怒るよ…私だって家で怒ったんだし……。慌ただしい朝を迎えながら学校へ。

穂乃果「雪穂!!お昼の最初のライブ絶対来てね!」

雪穂「へ?」

穂乃果「絶対に絶対だよ!!」

意味が分かりませんでした。昨日も行ったじゃん…。

雪穂「はぁ……」

結局訳も分からず昼一番のライブへ。亜里沙と言うと相変わらずのハイテンション。昨日の疲れは全快とまでは言いませんがほぼ回復している様です。大きな歓声が聞こえたのでステージを見てみると…

雪穂「嘘…」

私は一瞬目を疑いました。3人だったはずの昨日のステージ。それが今は9人居ました。

穂乃果「皆さんこんにちは!!μ'sです!」

穂乃果「今日は楽しんでいってね!!」

穂乃果「一曲目は!……せーの!!」

9人「KiRa-KiRa Sensation!」

ラブライブ優勝を決めた曲。音乃木坂で知らない人は居ません。ついつい私も手を挙げて亜里沙と一緒に騒いでしました。ライブが終わり、我慢出来ずに部室へ。

雪穂「お、お姉ちゃんさっきのどういう事!?」

穂乃果「あ、見ててくれたの?」

雪穂「うん…じゃなくて!絵里さん達にちゃんと許可とったの!?」

穂乃果「取ってないとここにいないよー」

ぁ…私らしくありません……。まさか9人のライブをもう一度目の前で見れるなんて思っていなくて混乱してるんでしょうね。……お姉ちゃんのせいだ。

雪穂「終わったー…」

気が付くと学園祭も終わってしまいクラスの皆で片付けをしています。本来は代休の次の日にやるそうなのですが、クラスの皆が出来るうちにしようとという事でもうひと頑張りしてます。

亜里沙「楽しかったねー雪穂」

何故か昨日より元気な亜里沙。恐らくμ'sのライブを見たからだと思います。片付けをせっせとしていて昨日の私と立場が逆転してます。

雪穂「……え?打ち上げ?」

…嘘でしょ。片付けが終わりゴミを捨てて教室に戻るとクラス内で打ち上げが決まってました。私は帰って寝たかったのですが拒否権なし。もう一頑張りですね……

打ち上げは教室で行われるそうで…。渋々お母さんに遅くなると連絡をすると、既にクラスの数人が打ち上げの買い出しに出ていました。皆元気だなぁ……。

亜里沙「雪穂!打ち上げって何を打ち上げるの?花火?」

雪穂「あぁ…えっと打ち上げって言うのはね---」

そんなこんなで買い出しに出ていたクラスメイトが戻ってくるとノンストップでジュースを注いだ紙コップを片手に打ち上げスタートです。この二日間であった出来事を話したり他愛もない世話話をしたり、いつか私も疲れを忘れて楽しんでいました。

雪穂「ただいまー…」

打ち上げも幕を閉じて2次会でカラオケに行く人も居ましたが私はパス。無事家に着くと亜里沙より元気なお姉ちゃんが出迎えてくれました。

穂乃果「雪穂おかえり!ねぇねぇ、学園祭どうだった?」

雪穂「そりゃ楽しかったけどそれより疲れたよ…」

穂乃果「だよねー、私も疲れちゃった」

嘘ばっかり。疲れた素振りなんて何一つ見せません。元気だなぁ…

□月○日(月曜日)

雪穂「んん……ん…?」

穂乃果「すぴー…」

え?なんでお姉ちゃん居るの?……昨日は確かお風呂が上がってその後はすぐ寝たはず。状況を全く理解できずしばらく考えるとお姉ちゃんも目を覚ました様で…

穂乃果「んぅ…あ、雪穂おはよー…」

雪穂「おはよ、じゃなくてなんでお姉ちゃん私の布団で寝てんの?」

穂乃果「え?あ、ホントだ…」

この姉……。後々話を聞いてみるとロールケーキがあるからとお姉ちゃんが私を呼びに来たそうなのですが、既に私は寝ていたそうで。……それと、お姉ちゃんが私の布団で寝ていた事がどう関係あるのか私には謎です。

とりあえずいつまでも寝ている訳にはいかないので2度寝を始めたお姉ちゃんをよそに私は下の階に降りようと起き上がろうとしますが…

穂乃果「雪穂ももうちょっと寝よー?」

雪穂「一人で寝てなよ…」

ガッチリ腰に抱きつかれてホールドされました。しかも、その状態で半分寝てるし……

雪穂「あーもう、分かったからとりあえず離れて!」

穂乃果「うんー…」

雪穂「全く……」

結局布団に再びお姉ちゃんとお昼前まで2度寝しちゃいました。

□月○日(金曜日)

時の流れは速く、早くも週末です。いつも元気なお姉ちゃんですが、今日は更に元気でした。

穂乃果「ふんふふーん♪」

雪穂「やけにご機嫌だね、お姉ちゃん」

穂乃果「あ、分かる?」

丸分かりだよ……。話を聞いてみた所、どうやら明日絵里さんと遊ぶ様でお姉ちゃんは絵里さんに完全に懐いてるものですから、ご機嫌になる理由も何となく分かりました。

穂乃果「早く明日来ないかなー」

雪穂「明日の事は良いから学校行くよ」

穂乃果「あ、待ってよ雪穂ー!」

惚気けているお姉ちゃんを余所に先に家を出るとお姉ちゃんが慌てた様に追いかけてきます。それを見てはそれとなく走り出して見ると……

穂乃果「あ!競争?負けないよー!」

天然というかなんというか…。結局お姉ちゃんに追い抜かれて海未ちゃん達と待ち合わせている場所に行き学校に行きました。

亜里沙「ねぇねぇ、穂乃果さん今日はご機嫌だった?」

雪穂「え?なんで知ってるの?」

亜里沙「お姉ちゃんがね!朝から凄く『明日は穂乃果と遊ぶのー!』ってはしゃいでたから」

絵里さん…。まぁ、絵里さんも意外とお茶目な一面もあったりしますし想像は付くのですがやっぱりμ'sの時のイメージもありますし何だか違和感を感じたりします。

亜里沙「それはそうと雪穂!来週から試験だよ」

雪穂「……ぁ」

完全に忘れてました…。正直学校で1番嫌いな行事です。だって土日は無くなるし平日も家に帰るとお母さんがうるさいし……、とにかく嫌いです。

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