アキ「見てよこれ」

遊星「確かに貧乳だ」

ジャック「不思議な光景だな」

遊星「何か思い当たる事はないか？」

アキ「思い当たる事？」

遊星「そうだ。例えば貧乳に変化する前に何かあったとか」

アキ「そう言えばお墓の近くを通ったかな・・・」

遊星「墓か」

ジャック「まさか霊の仕業だとか言うんじゃあるまいな」

遊星「かもしれない」

クロウ「居るわけねえだろ幽霊なんて！」

遊星「恐竜だって居たんだ。霊の1人や2人ぐらい」

ジャック「本当に霊の仕業と思っているのか？」

遊星「間違いない」

ブルーノ「根拠は」

遊星「アキは墓の近くを通ったと言っていた」

クロウ「それだけかよ！？」

遊星「それだけで十分だ」

ジャック「その霊が何をしたんだ」

遊星「おそらくアキに取り憑き貧乳にしたんだろう」

クロウ「そんな事をする意味があんのかよ！？」

遊星「取り憑いた霊がもしも貧乳デュエリストの霊だったらどうだ？」

ブルーノ「もしも僕が貧乳デュエリストの霊ならアキさんほどのおっぱいを持ったデュエリストが通れば」

ジャック「嫉妬する・・・ただそれだけで」

遊星「多分な」

ジャック「さすがの遊星も霊相手ではデュエルなんて」

遊星「龍亞は一度だけ霊とデュエルした。なら俺も・・・」ゴソゴソ

クロウ「何だそれは」

遊星「霊を吸引する掃除機だ」

ブルーノ「でも取り憑いたんじゃ」

遊星「そう来ると思って・・・」ゴソゴソ

ジャック「今度は何だ？」

クロウ「頭巾？」

遊星「これを頭につければ怨念と化して出現する」

ブルーノ「さすがの遊星！」

ジャック「これで十六夜も元に戻るな！」

クロウ「アキのところに戻ろうぜ！」

アキ「それで私が元に戻るのね」

遊星「頭につけるぞ」

アキ「うん」

ビヨーン

遊星「ぐっ！」

クロウ「遊星！」

ブルーノ「アキさんのおっぱいが片方だけ伸びた！？どうして！」

ジャック「しっかりしろ遊星！」

遊星「」

ブルーノ「まさかこの霊はおっぱいを自由に操作できる霊なんじゃ・・・」

クロウ「遊星の推理が外れちまったって言うのかよ！」

ジャック「遊星は完全に気絶してしまった。ならば」

クロウ「俺達でやるしかねえ！」

ビヨーン

ビヨーン

ジャック「右から来るか左から来るか・・・どっちなんだ」

クロウ「ジャック！俺は右でお前は左だ！」

ジャック「よし！その隙にブルーノは」

ブルーノ「アキさんの頭に頭巾をだね！」

ビヨーン

クロウ「右は掴んだぞ！」

ビヨーン

ジャック「左もだ！」

クロウ「今だブルーノ！」

ジャック「さっさと行け！」

ブルーノ「うん！」

ブルーノ「これでよし・・・」

アキ「な、何か・・・出てくる・・・！」

クロウ「ア、アキの口から・・・何だあれ！」

ジャック「あれが霊なのか」

ブルーノ「確かに貧乳の霊だ！」

クロウ「掃除機だ！」

ジャック「掃除機・・・掃除機・・・」ゴソゴソ

遊星「」

ブルーノ「霊が何処かに行っちゃうよ！」

ジャック「また別の誰かに憑依する気か！？」ゴソゴソ

クロウ「まだ見つからねえのかよ！」

ジャック「お前達は先に行け！俺は後から行く！」

クロウ「行こうぜブルーノ！」

ボマー「何だこの靄は・・・」

クロウ「ボマー！近づくんじゃねえ！」

ボマー「ぐわああああああああああああああああああ」

クロウ「ボマー！！！」

ブルーノ「ボマーさんのおっぱいが縮んで行く！」

ジャック「クロウ！霊はどこに行った」

クロウ「ボマーに取り憑いちまったよ」

ジャック「何だと！？」

ブルーノ「・・・まだ間に合うかもしれないよ」

ジャック「どういう意味だ？」

遊星「掃除機を無理矢理に口へと突っ込み吸引するんだ！今ならまだ間に合う！」

ジャック「すまんなボマー」

ボマー「気にするな。人思いにやってくれ」

遊星「・・・よし！無事に完了だ」

ボマー「な、何だったのだあれは」

ジャック「霊だ」

ボマー「なるほど霊なのか」

クロウ「それはどうすんだ遊星」

遊星「このまま掃除機の中に入れておこう」

ブルーノ「また騒ぎになると大変だからね」

ジャック「お前が気絶している間に十六夜も元に戻ったぞ」

遊星「ああ、俺も確認しておいた」

ブルーノ「やっぱりアキさんはおっぱいだよね遊星！」

遊星「ああ！」

ジャック「さて帰るとするか」