提督「安価で艦娘を壊したい」 (313)

艦娘、それは愛でたいと同時に壊したくなるもの

大人しい艦娘、うるさい艦娘
明るい艦娘、我が鎮守府には様々な艦娘がいる

壊すといってもやり方は様々だ
愛情漬けにして突然裏切るもよし
はじめから暴力を振るうもよし
壊した後の処分を考えるのもまた一興

さて、>>2から>>4までにでた艦娘で、コンマが高い艦娘を壊したいと思う

あと同じ艦娘を連続リクエストは無しです

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比叡

足柄

提督「秋月か」

提督「慎ましやかなその感性、質素な食事でも満足するその控えめな態度」

提督「壊したい」

提督「壊したい壊したい壊したい壊したい」

提督「ふう、少し興奮してしまったな」

提督「さて、どうやって壊そうか」

壊し方>>11

快楽漬け

提督「ま、最初は軽くだな、軽めに快楽漬けだ」

提督「色々と道具は用意してあるが、今回つかうのは媚薬か」

提督「さて、とりあえず秋月を呼ぼうか」

秋月「司令!秋月!推参いたしました!」

提督「ああ、ご苦労、楽にしていいぞ」

秋月「し、しかし…」

提督「いいんだ秋月、ここには俺とお前しかいない」

秋月「え、っと……」

提督「まあ、座ってくれ、いま茶を淹れる」

秋月「い、いえ!それはこの秋月が!」

提督「上官命令だ、おとなしくしていてくれ」

秋月「り、了解いたしました」

秋月(なんだろう……司令が私にお話って)

提督「今日はいい茶葉が入ったんだ、お前に喜んでもらおうと思ってな」

秋月「わ、私なんか出がらしで結構です!」

提督「そうもいかないさ、いつもがんばってくれてる秋月なんだ、たまにはご褒美をあげないとな」

秋月「あっ……その……私なんか……」

提督「自分を卑下するのは無し、だ」

提督「人の感謝は、だまって受けろ」

秋月「は、はい!」

提督(さて、ゲス顔明石に作らせたこの媚薬)

提督(艦娘用に改良してあるらしい、が)

提督(秋月で試そうか、反応が素直そうだからな)

提督「秋月、お茶だ、飲んでくれ」

秋月「は、はいっ!司令!」コクコク

秋月「熱っ!」

提督「ははっ、そんなに焦らなくてもいい、ゆっくり味わってくれ」

秋月「……はい、恥ずかしいところをお見せしてしまいました///」

提督「大丈夫だ、ゆっくり味わってな」

提督(ゆっくり……な)

>>21

快楽漬けにして依存させるのも立派な「壊し方」だと思います

秋月「んっ」コクコク

秋月「えへへ、おいしいな……」

提督「どうだ秋月、美味いか?」

秋月「ええ!とっても!」

秋月「いつもは、出がらしばかりでしたから」

提督「そうか、ならよかった、買ってきた甲斐があったというものだ」

秋月「ありがとうございます、司令!」

提督「ああ、お前のためだ」

秋月「えへへ……///」

提督「おかわりもあるぞ?」

秋月「えっ……おかわりしてもいいのですか?」

提督「ああ……」

秋月「で、では、もう一杯頂いても……?」

提督「遠慮するな、どんどん飲め……」

秋月「あっ、えへへ……では……」

提督「お前は可愛いな」

秋月「そんな、私なんか……」

提督「人の感謝は、だまって受ける」

秋月「あ、はいっ!」

秋月「司令は飲まないのですか?」

提督「ああ、俺はいいんだ」

秋月「しかし……それでは……」

提督「いいんだ秋月」

提督「っと、すまん、少し手を洗いにいってくる」

秋月「は、はい、いってらっしゃいませ」

提督「すぐ戻る、すまないな」

秋月「い、いえ!」

提督(すぐ戻るさ、すぐな)

秋月(司令、まだかな)

秋月(……この部屋、司令の匂いだ)

秋月(ふふっ……いいにおい、落ち着くなぁ)

秋月(……)

秋月(……でもちょっと、熱いかも)

秋月(服を脱ぐ?でも司令に失礼だし)

秋月(……いいや、我慢しよう)

秋月(……まだかな)

提督「っと、すまない、待たせたな」

秋月「あ、おかえりなさい、司令」

提督「ああ、ただいま秋月」ナデナデ

秋月「は……んんっ……」

提督「どうした?秋月?」

秋月「……あっ、なんでもないんです!」

提督「そうか……」ナデナデ

秋月「はう……んんっ……」

提督(きいてきたかな……)

提督「どうした?顔が赤いようだが……」

秋月「ふえっ?」ペタペタ

提督「自分で自分の頬を触っても何もわからないだろう」

秋月「あっ、そうでした……」

提督「お前は本当に可愛いな」

秋月「あ……んっ……ふあっ……」

秋月(なに、これ……司令に撫でられるとお腹がうずく……)

提督「……ふふ」

20分くらい書き溜めてきます
少々お待ちを

あと日付変わる前にトリップ付けておきますね

提督「秋月、肩は凝ってないか?」

秋月「肩……ですか?特には……」

提督「本当にそうか?」サワサワ

秋月「っ!?」ビクビクッ

提督「ん、やっぱり凝ってるじゃないか、そんなに震えて」サワサワ

秋月「ち、ちがっ……まって司令……っ」

提督「遠慮するな、たまにはな」

秋月「ふやっ……んあっ……ち……がうの……っ」

提督「この首の付け根のとことか……どう……だっ!」グッ

秋月「……っ!!!」ビクビクビク

提督「ほら……凝ってるじゃないか」グッ

秋月「やっ……ちがうって……ばっ……!」

提督「隠すなって、秋月」

秋月「ちがっ……やめてっ……司令……っ!」

提督「……ふむ、肩甲骨のあたりも凝りやすいらしい」

提督「よく……ほぐしておこうか」グッグッ

秋月「ひにゃっ……ああっ!」

提督「腰のあたりも……っ」

秋月「あっ……あっ……ふああっ……」

提督「ふっ、ふっ……意外と凝ってる……な!」

秋月「ふにゃ!あんっ……!」

提督「どう、した秋月……?」

秋月「なん……でもないっ……です……っ」

提督「そうか……っ」グッ!

秋月「ふくっ!?んあああああっ!!!!」ビクビク

提督「うわ……っと、秋月?」

秋月「はぁ……はぁ……司令……」

提督「大丈夫か……?」

秋月「わ、私……体がおかしくて……」

提督「どう、おかしいのかな?」

秋月「それは、よく……わからないのですが」

秋月「……体が、熱っぽく……」

提督「ふむ……、少し首に触るぞ」ペタッ

秋月「くあ……っ……」

提督「少し熱があるな、そこのベッドに横になるといい」

秋月「はい……」スタスタ

提督「ふむ、少し、触診してやろう」

提督「秋月、前を開けて」

秋月「……」コクリ

提督(そろそろ意識も朦朧としてる頃だろう)

提督「胸に触るぞ?いいか?」

秋月「……」コクリ

提督「すまないな、こうしないとよくわからないからな……」ペタッ

秋月「っ~~~!!!」

提督「我慢だ秋月、いい子だから」

秋月「は、はい、司令……」

提督「ふむ……小ぶりながらも手に吸い付いてくる感触、そして適度に押し返してくる弾力」

提督「わるくない……」サワサワ

秋月(あれ……なんで私、こんなことに……?)

秋月(でも司令なら……平気かな……)

提督(とか思ってんだろうなこいつ)

提督(軽く、乳首でもつまんでやろうか)クイッ

秋月「んああっ!!?」ビクッ

提督「おっと……すまん」

秋月(いま……司令、変なところさわった……?)

提督「すまんな、偶然だ、偶然」

秋月(そっか、偶然か……)

提督「胸はもういいか……次はお腹を触るぞ」サワッ

秋月「んっ……」ピクッ

提督(ふむ……いい肌だな)

提督(厚すぎず、薄すぎもしない、いや……少し薄いか)

提督(餅を触っているかのような柔らかさ、胸と同じで手に張り付いてくる感触)

提督(いいな、これ、そのままはぎとってまくらにでもしたいな)クニッ

秋月「んっ……痛っ……」

提督「おっと……」サスサス

秋月「くふっ……ふうぅぅぅ……」

秋月(頭がぼーっとする……)

提督(そろそろいいか)


提督(軽く下の方に指を滑らせ……)

秋月「あっ……そこ……っ」

提督(足をさするふりをして局部をなでるように触れる)

秋月「んあっ……」

提督(もう一度手をお中側に戻す、しっかり局部を触りつつな)

秋月「くふぅ……うっ……」

提督(何度かこれを繰り返す……と)


秋月「はあ……はぁ……」

秋月(体が変……お腹がうずうずする……なにこれ……)

秋月(司令に……触ってもらいたい……)

提督「よし、ここらでやめとくか」ピタッ

秋月「えっ……?」

提督「どうした?秋月」

秋月「いや……あの……」

秋月(体が熱い……触ってもらいたい……)

秋月(指でかき回して……ぐちゃぐちゃにしてほしい……)

秋月(乱暴に……激しく……してほしい……)

提督(とか考えてんだろうな)

提督「あんまり艦娘の体に触れるのも、よくないからな」

秋月「そ……うですか……」

秋月「……あの、司令……」

提督「ん?どうした?」

秋月「あの……あの……」

秋月「もう少し、触って……?」

提督「!?」

提督「い、いいのか?」

秋月「」コクリ

提督「もし、俺が我慢できなくなったら、どうする?」

秋月「い、いい……ですよ、秋月で……いいなら」

提督「そうか……ありがとう」

提督(堕ちた……か)

提督(じゃあまどろっこしいことはなしにして……)

提督「秋月、ここ、びしょ濡れだぞ」

秋月「っ……///」

提督「……触るからな」フニッ

秋月「ふやっ……ふやぁぁぁぁ!!!」プシャッ

提督「お……っと、いきなりか」フニフニ

秋月「あっ……ちょっとまっ……」

提督「これだけ濡れてたら、指くらいは入りそうだな」ズブッ

秋月「あっ……あああっっ!!!!!」ビクビクッ

提督「はははっ、陸にあげられた魚みたいだな!」

提督「少し気持ち悪いぞ?」ボソッ

秋月「っ……!!」

秋月「しれ……っ、まって……っ!」

提督「ふむ、すまんな、秋月がいいというから」ズブッズブッ

秋月「かふっ……ふぁぁぁぁぁ!!!!」

提督「指を出し入れさせるたびにイってるな、秋月」

提督「どうだ?気持ちいいか?」ズッズッ

秋月「あぐっ……ああっ……!」

提督「こたえる気力もないか、まあいい」

提督「あと10回は、イカせてやるよ」ズッ

秋月「ふっ……くうっ……!!!!」

提督「ちょうど10回……と」ズポッ

秋月「んああっ……はぁ……はぁ……」

提督「どうだ?秋月、感想は?」

秋月「はぁ……はぁ……はぁ……」

提督「しゃべる気力もないか、しかしおかげで指がベタベタだ」

提督「ほら、舐めて綺麗にしろ」

秋月「はぁ……はぁ……ん……」ペロペロ

提督「いいこだ……秋月……」

秋月「れろ……んっ……れろ……れろ」

提督「さて、これからどうする?」

秋月「はぁ……っ、はぁっ……」

提督「もうやめておくか?体も限界みたいだし」

秋月「くあっ……はぁ……はぁ……」

秋月(もう……無理、言葉もしゃべれないくらい……疲れて……)

提督「ふむ……返事がないな、もっとやってほしいか?」

秋月(も、もうむりです司令!これ以上やったら、死んじゃう……っ!)

秋月「か……はっ……しれ……も……む……り」

提督「ふむ……聞こえないな、これはつまり」

提督「もっとやってほしいという事かな」

秋月「ち、ち……が……」

提督「欲張りだな、秋月は、可愛いぞ?」

提督「そんな秋月には、ご褒美だ」ボロンッ

秋月(な、なにあれ……っ!)

提督「じゃ、いくぞ?」ズズズ

秋月(やっ……だめ!今そんなの入れられたら!)

提督「ほいっと……」ズブッ

秋月「ふにゃ!!!あああああ!!!!!!」ビクビクビクビク

提督「あははっ、すっごいふるえてらぁ!」

秋月「うあああっ!!!!いやあああっ!!!」

提督「うおっ……きつっ……!」

提督「いやじゃないだろ秋月、気持いいんだろ?」

秋月「ちがっ……!これ以上はもうやめっ……!あああっ!!!!」

提督「おいおい、入れただけで二回もイクとか」

提督「これからが本番だぞ?」ズッズッ

秋月「あああっ!!!もういやなの!!!!おかしくなっちゃう!!!」

提督「おかしくなっちゃえよ……秋月……っ!」

秋月「いや、いやあああああっ!!!!もううやだぁぁぁぁ!!」ビクビクビク

提督「震えすぎ、気持ち悪っ」

提督「まだ少ししか動いてないのに、5回ほどイったな」ズッズッ

秋月「やめてぇぇぇぇぇ!!!もうイきたくないっ!!!!」

提督「……ふむ、嫌なのか?」ピタッ

秋月「あっ……!はあっ!はあっ!」

秋月「も、もう嫌なんです!これ以上されたら!もう私!おかしくなっちゃうから!」

秋月「今だって、もう何も考えられなくなりそうで……!」

提督「そうか……わかったよ秋月」

秋月「司令……」



提督「つまりもう少しで壊れちゃうってことだよね」


秋月「しれ……い?」

提督「じゃ、もう少し頑張るか!」ズブッ

秋月「あっ……ああっ!!!」

提督「またイったか、くっ……流石に締まるな」

提督「俺もそろそろイキそうだよっ……!」

秋月「も、やらぁ……何にも考えられない……」

提督「くっ……うっ……せりあがってきた、もう限界だ……!」

秋月「頭がふわふわして……もう……」

提督「……くぅ!出すぞ秋月!俺の子を孕めっ!」

秋月「ふえ……出す……?出すって……」

秋月「っ……!!!待って司令!今日は危ない日……っ!」

提督「ほう、いいことを聞いたな」

提督「じゃ、遠慮なく中に!」

秋月「いや!やだ!やだぁぁぁぁ!!!!」

提督「……でる、でるぞ!」ビュルッ

秋月「ふああああああっ!!!!!!」

秋月(だされちゃった……中で……)

秋月(それにもう……何も考えられないくらい気持ちいい……)

提督「ふぅ……でたでた」ズポッ

秋月「あうっ……」ビクビク

提督(さて、秋月はもう快楽しか頭にない状態)

提督(十分壊れてるが、どうしようか)

提督(このあと、秋月を捨てて壊すのもいいな、身ごもったこいつこのまま深海棲艦に引き渡すのもいい)

提督(依存しきったこいつをこのまま手元に置いておいてもいいし……)

提督「さて……どうしようか」

秋月の処分>>58

性処理道具として大事にしてあげる


提督「……秋月」

秋月「ふぇ……司令?」

提督「お前は今日から、俺の性処理道具だ」

秋月「せいしょり……どうぐ?」

提督「つまりお前は肉便器ってことだ、俺が命令したら、俺の性欲解消道具になってもらう」

秋月「それって……きもちいい?」

提督「ああ、気持ちいいぞ、今日よりもずっと気持ちよくしてやる」

秋月「そっか……♪じゃあ私、司令の肉便器になるね?」

提督「ああ、お前はいい子だな、秋月」ナデナデ

秋月「ふぇ……えへへ……///」

提督(完全に壊れたな、もうこいつの脳内には気持ちよくなることしかないはずだ)

提督(……ただ、少しぬるかったかな、まあ今となってはいいが)

秋月「えへへ……」

提督「腹の子供もおまえも、大事にしてやる」

提督「お前が肉便器でいる限り、な」


提督「ふうっ……壊した壊した」

明石「あ、提督ー」

提督「……おお、明石か」

明石「どうでした?あの薬の威力は」

提督「ばっちりだったよ、おかげで艦娘を壊すことができた」

明石「さっすが提督!鬼畜ですねー」

明石「貴重なデータも取れたし、私は満足しました」

提督「ああ、すまんな、色々と」

明石「いえいえ、それで今回使ったのは媚薬だけ?」

提督「そうだな、物騒なものは使う機会がなかったからな」

明石「ちぇー、残念ですね、拷問系の道具も用意したのに」

提督「まあそういうな、これからつかうかもしれないだろ?」

明石「ん、そうですね、では次も頑張ってください」

提督「ああ、協力ありがとう」

明石「いえいえ、では!」ピュー

提督「さて、これからどうするか」

提督「まだ一人目だし、別の艦娘も壊したいな」

提督「次は誰がいいかなー」

>>63から67まで、高コンマの艦娘を壊します

提督「……ふむ」

提督「明石を壊すのもいいな、もうあいつには用がないからな」

提督「壊し方としては……」

提督「あいつが泣きわめくまで、徹底的に痛めつけるとか」

提督「惚れ薬や媚薬を使って、俺に惚れさせて堕とすとか」

提督「秋月のように快楽堕ちか」

提督「はたまた自慢の腕をひきちぎってやるとか」

提督「ダルマにして俺が面倒を見なければいけなくするか」

提督「ダルマにした場合は魚のえさにするのもいいな」

提督「どうすっか」

壊し方>>71

>>9

壊す方法も決まったので今日はもう寝ます
続きはまた明日書きますので
その時はよろしくお願いしますでち

21か22じにはかけるとおもうでち
おやすみでち

すみません少し遅れます
22時30分にはこれます

時間を守る艦娘でち

提督「さて……明石の壊し方だが……」

提督「ちょうど開発中の爆弾の、実験材料になってもらうか……」

提督「もったいないかもしれんが、あいつにはもう用はないからな……」

提督「事情を知っているだけに、のちのち手に負えなくなるかもしれんからな」

提督(さて……明石を呼んだわけだが……)

明石「提督?なにかご用ですか?」

提督「うむ……少し試したいことがあってな……」

明石「はぁ……」

提督「この間作ったシェルターまできてくれないか?話はそこでする」

明石「わかりました」

提督(じゃあな、明石)

シェルター

明石「……ふむ、いつみてもここはすごいですね……」

提督「深海棲艦の砲撃にも耐えられる設計だからな」

明石「内部からの衝撃にも強いんですよね」

明石「まあ内部に入られたら、私たちは砲撃されちゃいますが」

提督「まあな、この間作った爆弾の衝撃にも耐えられるからな」

明石「あ、あの爆弾ですね?私が作った」

明石「レ級くらいならバラバラにできちゃうという、特製爆弾!」

明石「ただ時限式なのが玉に瑕……ですね」

提督「海上ではあたらんからな、それに周りにも被害が及ぶ」

明石「ね……どうやって処分しましょうか……あれ……」

提督「ふむ……俺にいいアイデアがあるぞ」

明石「アイデア?」

提督「つかわないのはもったいないから、お前を実験材料にする」チクッ

明石「えっ……その……注射……は……」カクッ

提督「お前の作った睡眠薬だよ」

明石「」ドサッ


提督(さて……自室に戻ってきたわけだが)

提督(外から操作して、内部から開けられないようにしてきたシェルター)

提督(いまあそこにあるのは、起動した時限式の爆弾、そして監視カメラ、そして……)

提督(明石だ)

提督(さて……どんなふうにこわれるかな?)

提督(爆弾の爆発まで精神がもつか……それとも爆発前に精神が壊れるか……)

提督(どっちにしろ「壊す」ことには変わりない)

提督(こわしたいこわしたいこわしたいこわしたい)

提督(ふう……興奮しすぎたか)

提督(では、監視カメラの映像を……)


明石「ん……ここは……」

明石「シェルターの……中?」

明石「なんで私……こんなところで」

明石「えっと……確か……提督にねむらされて……それで」

明石「と、とにかく、でなきゃ……」

明石「……あれ、これは、爆弾?」

明石「っ!!!起動してる!?」

明石「時間は……あと10分で爆発……」

明石「は、早く出なきゃ!これは起動したら止められない……し!」

明石「出口までっ!」タタッ


提督(ところがどっこい、シェルターの入り口は開かん)

提督(俺がそう細工してきたからな)

提督(……しかし、万が一もある)

提督(今のうちに、明石が他の部屋にいけないよう、シャッターを閉めておくとしようか)ピッ


明石「は、はやく脱出を……」

明石「なっ……シャッターが!」

明石「……くっ、なら別の部屋に……」

明石「こ、こっちも!?なら、なら……」

明石「っ……全部……しまっちゃった」

明石「ど、どうしようどうしよう……!」

明石「爆弾の時間は……あと7分……」

明石「提督!助けてください提督!!!私はここにいます!」


提督(くくっ……知っているよ明石)

提督(なぜなら、その状況を作り出したのは俺なのだから)

提督(いいな、慌てふためく姿、まだあいつは希望を捨てていない)

提督(その表情が、いつ恐慌した表情になるか)

提督(いつ、お前が壊れるのか)

提督(楽しみで楽しみでしかたがないよ、くくっ……)

提督(さあ、もっとあがいて見せてくれ、もっと俺を楽しませろ)

提督(ふくく……あははっ……)

明石「落ち着いて……私、まだ爆発まで五分もある」

明石「なんならこのシャッターを破壊してっ!」ガンッ

明石「硬ったいなぁ!」ガンッ

明石「っ……!血が……」

明石「でも……っ、外に出るにはこれくらいしかっ!」ガンッ

明石「~~~っ!!!うっ……!」

明石「提督は……どこいったんだろう……っ!」ガンッ

明石「たすけなきゃ……っ!」ガンッ

明石「くあっ……!!」

提督(あいつ、もう忘れてるのか)

提督(俺があいつを眠らせたって事)

提督(それだけ追いつめられてるってことかな?)

提督(まあしかたないか、あの状況で、あと数分で自分が死ぬわけだからな)

提督(艦娘でなくても冷静ではいられないだろう)

提督(俺ですら発狂する自信があるからな)

提督(さてさて、もう爆弾はあと4分で爆発だ)

提督(あいつはまだ希望を持ってる、これからどうするか……)

提督(……まあ、もうすこし観察だ)


明石「提督っ!提督っ!いま助けます!」ガンッ

明石「あぐっ……手、手が……」

明石「っ!でもまだ左手が使える!」ガンッ

明石「くっ、少しくらいは歪みなさいよっ!」ガンッ

明石「はぁっ……はあっ……はあっ……」

明石「っ……もう手が血でべっとり……」

明石「バケツで何とかなるっ!!」ガンッ

明石「あああっ……!!!」

明石「うあああっっ!!!」ガンッ

明石「くあっ……もう……手が、拳が……」

明石「あはは……真っ赤だ……私の手」

明石「前に……提督と一緒にドリルを開発した時も、こんなになっちゃったっけ」

明石「たしかあの時は……私が提督をかばって、それで私の手がずたずたになったんだっけ」

明石「でも提督に怪我がなくてよかったっていったら、頭なでてほめてくれたんだっけ」

明石「……えへへ、嬉しかったなぁ、あの時は」

明石「提督は、優しいから……とってもとっても」

明石「こんなにずたずたになった手でも、握りしめて大丈夫かっていってくれるんだろうな」

明石「……提督にあいたいな、死ぬ前にもう一度……」

明石「あと……2分で爆発か、私、ドロドロにとけてなくなっちゃうのかな」

明石「そしたら、もう、提督とは一生会えないんだね」


提督(ふむ……壊れかけ……かな?)

提督(中途半端な状態だな……せめて狂ってくれればおもしろいんだが)

提督(しかしあんな状況でもあいつは俺を信じてるのか)

提督(……ふむ、これは使えるかな)

提督(モニターのスイッチを入れて……と)


明石「あと……すこしで爆発か」

明石「もう、手も使えない、真っ赤になってぐちゃぐちゃだし」

明石「助けが来ない以上……私は終わり」

明石「まあ……仕方ないよね、ただ、提督にはもう一度会いたかった……」

提督「明石」

明石「提督!?」

明石「どこですか!提督!?」

提督「上だ、上のモニターを見ろ」

明石「上……?」

明石「て、提督っ!」

提督「よう、明石」

明石「提督!あなたは今!どこにいるのですか!?」

提督「ふむ、見てわからないか?司令室だよ」

明石「司令室……っ?」

提督「……」

明石「……そっか……提督っ!」

提督「なんだ?」

明石「……提督、シェルターの入り口を、しめてください」

提督「……なんだと?」

明石「私は……提督がこのシェルター内にいると思って、必死にシャッターを開けようとしました」

明石「あなたに死んで欲しくなかったから……」

明石「でも……あなたが司令室にいるなら、シェルターの入り口さえしめれば、死ぬのは私一人で済みます」

提督「……」

明石「どうしてこんなことになったのか……私にはわかりません、ですが」

明石「あなたが生きていてくれるなら、私はどうなってもいいや」

提督「……」

明石「爆発まで、あと……30秒です」

提督「……ふむ、明石」

明石「はい、提督」

提督「お前はもう、記憶にはないだろうが」

提督「そこにお前を置いていったのは、俺だ」

明石「……えっ」

提督「爆弾を仕掛けたのも、シャッターを閉めたのも、すべて俺だ」

明石「えっ……え……」

提督「どうした?そんな素っ頓狂な顔して」

明石「えっ……いや……そんな……」

提督「理由が知りたいか?でもお前なら、大体想像はつくんじゃないか?」

明石「……なる、ほど」

提督「ふむ、お察しの通り」

提督「俺は艦娘が壊れるのを見るのが」

提督「大好きなんだ」


明石「……そう、でしたね」

提督「それと明石、お前の必死な姿、ものすごい笑えたぜ」

提督「なんだなんだ?ずたずたになった手でも提督は優しくしてくれるだぁ?」

提督「お前がドリルで手を削られたとき、俺は内心ゾクゾクしてたんだ」

明石「っ……」

提督「艦娘の血も、赤いのか……ってな」

提督「正直気っ持ち悪かったぜ?肉の繊維まで見えてたしな」

提督「それと同時に、興奮したわけだが」

明石「……」ポロポロ

提督「ま、それと同じで、俺を救おうと奮闘して、真っ赤にずたずたになったお前の手」

提督「気っ持ち悪ぃ!」

明石「くっ……ふうっ……」ポロポロ


明石「わた……しは……おろかでした」

提督「ん?」

明石「貴方がやろうとしていること、貴方の考え」

明石「本当は、いけないことで、止めなきゃいけないことだって、わかってたんです」

提督「ほう?」

明石「でもね、あなたと同じ道を行けば、きっとあなたに愛してもらえるんじゃないかと思って」

明石「私、心を押し殺して、色々な道具を開発しました」

明石「あの媚薬だって使ってほしくはなかった、でもあなたに愛してほしかったから」

提督「……そうか」

明石「……ねえ、どこで間違えたのかな、私」

明石「最初の時点で、あなたを止めていれば、こんなことにはならなかったのかな」

提督「さあね」

明石「……ふふっ、くははははっ……!」

明石「あははははははっ!!!!!!」

提督「あ、壊れたかな」

明石「あーはははははっ!!!」

明石「あはははっ……」

明石「はあっ……」

提督「気分はどうだい?明石」

明石「そう……ですね」

明石「爆発まで10秒ですが……本音を話しておきましょうか」

提督「はい、じゅーう」

明石「まず、あなたの性癖、艦娘を壊したいという願望」

提督「きゅーう」

明石「心の底から、気っ持ちわるいです」

提督「はーち」

明石「それに、いま貴方から聞かされた、あなたの気持ち」

提督「なーな」

明石「絶望です、失望です、さいっあくです」

提督「ろーく」

明石「今まで一緒にやってきた、すべての事、否定された気持ちです」

提督「ごー」

明石「そもそも、こんなことを考えるあなたは……もう人間じゃない」

提督「よーん、ほお?」

明石「なんで私はこんな人を好きになったのか、理解に苦しみます」

提督「さーん、そんなこといわれてもな」

明石「本当に最低、最悪、私って男を見るセンスないな」

提督「にー、もう終わるよお前」

明石「ふう……いっぱい悪口言ったらスッキリしました」

提督「いーち、はい次の一言でお終いね」

明石「ふうっ……」

提督「はいっ……ぜーろ」

明石「提督」



明石「でもあなたが死ななくて、生きていてくれて、ほっとしています」

明石「さようなら、大好きだったあなた」

提督「おっと……映像が乱れたな」

提督「あいつ最後何か言ってたみたいだけど……なんだったんだろう」

提督「ま、恨みつらみだろうな、あの状況ではそれ以外の言葉は出ないだろう」

提督「はー……壊した壊したっと」ウキウキ


秋月「……司令、来てくれないな」

秋月「気持ちよくなりたいのに……」

秋月「でも司令もいそがしいんだよね、我慢しなきゃ」

秋月「我慢……我慢」


提督「ふぅ……今日はこんなもんかな」

提督「次に壊す艦娘はどうするか」

提督「まだ快楽漬けと物理的に破壊しかしてないからな」

艦娘安価です
下4つの中で高コンマの艦娘を壊します

提督「ん、由良がいいかな」

提督「清楚な出で立ち、清潔感のある容姿」

提督「チャームポイントはあの長いポニーテールのようなあれか」

提督「あれなんていうんだろうな、ポニーテールかな」

提督「なんにせよ、黒い欲望をぶつけるには最適な相手だ」

提督「壊し方は……>>145かな」

狭い赤一色の部屋に閉じ込めて水を垂らしたりして精神崩壊を促す


提督「ふむ……昔本で読んだ、あの拷問を試してみようか」

提督「ああ、早く壊したいな……きゅふふ……」

提督「さーて……改装業者に……」

今日はここまでで


明日も22時にはやりますので、よかったらお越しください
ちなみに嫁は比叡です

比叡と伊19と蒼龍がお嫁さんなんでち

でっちでち

提督「さて……由良は……っと」

提督「どこにいるかな……」

食堂

五十鈴「そこでね?五十鈴がばーんって!」

由良「ふふっ」

名取「それは、すごいですね……」

鬼怒「ぱない!まじパナイ!」

五十鈴「まーね、五十鈴の手にかかれば……」

阿武隈「その、あたし的には、それはどうかなって……」

長良「それよりトレーニングしない?」

提督「由良、すこしいいか?」

由良「あら、提督さん?」

鬼怒「ぱないね!デート!?」

五十鈴「な、なんですって!?」

由良「あ、あら……///」

提督「い、いやちがうぞお前ら!」

五十鈴「なに焦ってるの?あなたの動揺、五十鈴には丸見えよ?」

長良「え、なに?トレーニング?」

阿武隈「あたし的には……おもしろくない……」ムスッ

名取「あの……あの……」


五十鈴「まあ……いいけど」

阿武隈「面白くない……」ムスッ

長良「それよりトレーニングしようよ!鬼怒!」

鬼怒「ぱないね!」

名取「……」

由良「……///」

提督「こほん、ではいこうか……由良?」

由良「は、はいっ」


五十鈴「……本当にデートかしら?」


提督「由良に見せたいものがあってな」

由良「私に、見せたいもの?」

提督「ああ、新しく地下に部屋を作ったんだ」

提督「こっちだ、ついてきてくれ」

由良「は、はい」

由良(なんで地下に?)

提督「お前のために作った部屋だ、気に入ってくれるとうれしい」

由良「私の、ため……?」


提督「ここだ」カチャ

由良「……?」

由良(真っ赤で……狭い?お部屋?」

提督「少しやってみたいことがあってな、あ、色は俺の趣味だ」

由良「はぁ……」

由良(デートでは、なかったのね……残念)

由良「それで、やってみたいことって?」

提督「ふむ……協力してくれるか?」

由良「ええ、由良に出来ることだったらなんでも」

提督「なんでも……なんでも……ね」

提督「くははははっ……」

由良「提督、さん?」

提督「ははっ、すまんすまん、つい……な」

由良「変な提督さん……」

提督「じゃあ由良、そこのベッドに寝転んでくれるか?」

由良「ベッド……って……えっ///」

提督「ああ、大丈夫大丈夫、お前を襲うってわけじゃない」

由良「あ、そうなの……」

由良(少し、残念ね)

提督「ああ、安心してくれ、じゃあ……いいか?仰向けに寝てくれ」

由良「うん、わかったわ、提督さん」ゴソゴソ

提督「寝心地はどうだ?」

由良「ちょっと硬いかな……でも平気よ」

提督「そうかそうか、それはよかった」

由良「あと……疑問に思ったんだけど」

提督「ん?」

由良「なんで私の視線の先に、水道の蛇口が?」

提督「ああ、それはな、これから使うからだよ」

由良「?」


提督「ん、じゃあ目隠しをするぞ?」

由良「え、目隠し?なんで?」

提督「実験に必要なんだ、さっき何でもするって言ったよな」

由良「いった……けど」

由良「怖いのは嫌よ?」

提督「大丈夫、怖くない怖くない」シュルッ

由良「んっ……」

提督「それから、両手足も拘束させてくれ、これも必要なことなんだ」

由良「……で、でもそれは……」

提督「大丈夫、俺が危害を加えるような人間に見えるか……?」

由良「……わかった、いいですよ?」

提督「すまんな、一応動けないように、機械で拘束させてもらう」ピッ

由良「っ……」

提督「大丈夫か?」

由良「え、ええ……少し痛いくらい……」

提督「そうか」


提督「どうだ?動けるか?」

由良「んっ……無理ね、多分全力で動いても外れないくらいかな……」

提督「そうかそうか」

提督「じゃあ次、首も固定させてもらう、呼吸ができる程度には緩めるから安心してくれ」

由良「う、うん……」

由良(大丈夫……よね)

提督「よし」ピッ

由良「んぐっ」

提督「大丈夫か?息苦しくないか?」

由良「へ、平気、頭は動かせないけど……」

提督「よしよし、由良はいい子だな」ナデナデ

由良「っ……///」

提督「じゃあ実験の内容を説明するぞ」

由良「」コクリ

提督「実験は簡単だ」

提督「この蛇口、ひねるとお前の額に水がかかるようになってる」

由良「うん」

提督「それでな、今から一時間、お前に水滴を断続的に垂らす、ただそれだけだ」

由良「……?」

由良「それは、意味があることなの?」

提督「ああ、大切なことだ、協力してくれるな?」

由良「それくらいなら、いいけど……」

提督「よし、じゃあ垂らすぞ」キュッ

ポタ ポタ

由良「んっ……」

ぽた ぽた

由良「へ、へんな感触ね……」

ぽた ぽた

提督「気分はどうだ?」

ぽた ぽた

由良「あんまり、よくないかな」

提督「ふっ、そうか」

ぽた ぽ


ぽた ぽた

提督「……」

ぽた ぽた 

由良「提督さん?」

ぽた ぽた

提督「なんだ?」

由良「もう……一時間たったんじゃない?」

ぽた ぽた

提督「いや、まだ一分もたっていない」

ぽた ぽた

由良「そ、そう……」

提督(本当は一時間たってるけどな)


提督「まだまだ時間があるし、俺は少し書類を片付けてくる」

由良「えっ、まって……」

提督「俺の大好きな由良は、一人でも待てるよな?」ナデナデ

由良「っ……///」

由良「……うん」

提督「よし、いい子だ……」

提督「大丈夫、俺はちゃんと戻ってくる」

提督「俺が約束を破ったこと、あったか?」

由良「ううん」

提督「そうだよな、俺はちゃんと戻る、まっててくれ」

由良「……うん」

ぽた ぽた

提督(まあ次にお前に会うのは一週間後だがな)

提督「じゃあ、な」ガチャ

由良「早く戻って……きてね」

ぽた ぽた


ぽた ぽた

提督「さて、執務室に戻ってきたわけだが」

提督「当然あの部屋には監視カメラがついている」

提督「あいつは一体いつ壊れるのか、とりあえず期間は一週間」

提督「あいつの精神が持てばあいつの勝ち」

提督「あいつの精神が壊れれば俺の勝ちだ」

提督「さぁて……こわしたいこわしたいこわしたい」

提督「ふぅ……」

提督「あいつの様子は……と」

~一日目~

由良(……提督さん、遅いな)

由良(これ、想像以上にきついのよね)

ぽた ぽた

由良(さっき一時間たったと思ったら、まだ一分しかたってなかったし)

由良(時間が長く感じる……のよね)

ぽた ぽた

由良(多分手足が拘束されてるのもあると思うけど……)

由良(自由に体が動かせないっていうのは……きついわね)

ぽた ぽた


提督「まあ初日だし、あいつも余裕そうだな」

提督「俺があの場にいて、時間の感覚を多少狂わせたのは、あいつに感覚をなくさせるため」

提督「そのうち、延々とあたる水滴にイライラし」

提督「腹も減る、喉も乾く、しかし体は動かない」

提督「どうしようもなくなったとき、艦娘はどういう反応をするのか」

提督「実に楽しみだ」


~二日目~

ぽた ぽた

由良(……まだ、かな)

由良(今どれくらいの時間がたったんだろう……10分くらい?)

ぽた ぽた

由良(……お腹空いたな、食堂でみんなと食べたハンバーグ、おいしかったな)

由良(……トイレにもいきたい、でももう少しのがまん)

ぽた ぽた

由良(ん……まだかな……まだかな……)

由良(終わったら、提督さんにいっぱい褒めてもらうんだ、頑張ったな、由良、って)

ぽた ぽた

由良(もう少しのがまんよ……私……もうすこし……)

由良(トイレは……我慢)

ぽた ぽた

ぽた ぽた


提督「まだ余裕がありそうだな」

提督「意外と我慢強い?俺だったらもう発狂してそうなもんだが」

五十鈴「提督、いる?」

提督「ん」ピッ

五十鈴「何見てたの?」

提督「いや、なんでもない」

五十鈴「そう?」

五十鈴「あ、ところで、昨日由良が帰ってこなかったんだけど……」


提督「……すまん、急な用事が入って」

提督「由良は、長期の遠征に出ている」

五十鈴「き、きいてないわよそんなの!」

提督「すまない、急を要する事態だったんだ……」

五十鈴「……」

五十鈴「それで、いつ帰ってくるの?」

提督「それは……」

提督「わからない、俺の頼んだ任務が終われば、帰ってこれるはずだ」

五十鈴「任務って?」

提督「それは言えん、機密事項だからな」

五十鈴「……そう」

五十鈴「……わかったわ、じゃあ帰ってくる日がわかったら、教えてね」

提督「ああ」

五十鈴「じゃあね」ガチャ

提督(さて、いつになるのやら)

~三日目~

ぽた ぽた

由良(……お腹、すいた)

由良(トイレ……いきたい……)

ぽた ぽた 

由良(いまは……どれくらいたったのかな……)

由良(15分くらいかな……)

ぽた ぽた

由良(水滴がうっとおしい……)

由良(……イライラする)

ぽた ぽた

由良(……お腹がおかしくなりそう、トイレに……いきたい)

由良(ああ、やだ……やだ……ああ)

ぽた ぽた


提督「……」

提督「変化なし……と」


~四日目~

ぽた ぽた

由良(……もうだめ)

由良(といれ……ない……)

ぽた ぽた

由良(いま……20ぷん?)

由良(あと40ぷんもがまんできない……)

ぽた ぽた

由良(ここで、するしか……)

由良(んっ……)

由良(……)

ぽた しゃー ぽた

由良(これはすいてきのおとなのか……わたしのおとなのか)

由良(すいてきかな……ああ)

由良(ああ、おなか……すいた……)

ぽた しゃー ぽた


提督「四日目……漏らす……と」

提督「しかしつまらないな、もっとわかりやすく発狂してくれないものか」


~五日目~

ぽた ぽた

由良(ああ……おなかすいた……のどかわいた……)

由良(んっ)

ぽた しゃー ぽた

由良(ああ、うっとおしいすいてき、きそくてきにひたいにおちるすいてきさん)

由良(おしえてすいてきさん、あと、どれくらいでおわるの?)

ぽた ぽた

由良(そっか、いまは30ぷんたったんだね)

由良(じゃああとはんぶんかー)

ぽた ぽた

由良(たまにわたしのくちにおちてくるすいてきさん、かわいいよ)

由良(かわいたのどに、しみてくるの)

ぽた ぽた

由良(ああ、すいてきさん すいてきさん)


提督「五日目……」

提督「あいつ、わらってたな……」

提督「張り付けたような笑みで、にやにやと」


~六日目~

ぽた ぽた 

由良(ああ、うっとおしいうっとおしいうっとおしい)

由良(おなかすいたのどかわいたうっとおしい)

ぽた ぽた

由良(3469 3470)

由良(ああ、わかんなくなっちゃった、もういっかいいちからかぞえなきゃ)

ぽた ぽた

由良(ああうっとおしいうっとおしいうっとおしい)

由良「すいてきさん、とまってくれない?うっとおしいの」

ぽた ぽた

由良「うっとおしいっていってるでしょ!ああすいてきさん!すいてきさん!

由良「あああ……あああああっ!ああああ……」

ぽた ぽた

由良「あああああっ!まだ!?ねえまだなの!?うあああああっ!!!」

由良「ひぐっ、ひぐっ!やだああああ!あとなんぷんなのぉぉぉ!!!!」

ぽた ぽた

由良「あああああああっ!うっとおしいなぁ!!!うっとおしい!」


提督「六日目……精神に異常をきたす」

提督「これは……俺の勝ちかな?」

提督「ふむ、一応期間は一週間、もうすこし様子見だな」


~七日目~

ぽた ぽた

由良「……」

由良「……」

ぽた しゃー ぽた

由良「……」

由良「……」

ぽた ぽた

由良「ああ、すいてきさん、わたしってなんなんだっけ」

由良「なんでここにいるんだっけ、そもそもわたしってなんなの?」

ぽた ぽた

由良「すいてきさんはなんにもこたえてくれないね、えへへ」

由良「ああうっとおしい……うっとおしい……」

ぽた ぽた

由良「あとなんぷん……」

由良「なんぷん……あれ、なんぷんってなに?いみがあるの?」

ぽた ぽた

由良「ああ、わたしってなんなんだろう、なんでここにいるんだろう」

由良「あはは……はははははっ……」

ぽた しゃー ぽた


提督「排尿に抵抗なし」

提督「狂ったような笑い、自分の存在の確認」

提督「あいつはもう壊れたかな、よし、最後の仕上げにいこうか」


提督「よお、由良」

由良「だれ……?だれかいるの?」

提督「おれだよ、提督だ」

由良「ていとく……?」

提督「ああ、いま水を止めてやる」キュッ

由良「あ……」

提督「つらかったか?今拘束をほどいてやる」ピッ

由良「あ、ああっ……」

提督「しかし酷い匂いだな、一時間に何回漏らしてるんだ?」

由良「いち、じかん?」

提督「一時間たったらおしまいっていうやくそくだろ?」

由良「あ、そっか……いちじかんいちじかん……」

提督「よくがんばったな由良、目隠しも取ってやる」シュルッ

由良「あ……」


由良「あ、ああっ……ていとくさん」

提督「ああ、俺だよくがんばった」

由良「あのね、すいてきさんがね、あのね」

由良「うっとおしくてかわいくてうっとおしくて」

提督「そうか、のどかわいたろ?由良」

由良「のど……」


提督「ほれ、水だ」

由良「み……ず?」


由良「みず……すいてき……さん」

由良「う……ううっ……うえええっ……!」

提督「お……っと、由良?大丈夫か?」

由良「みず、いやだ……みず……」

由良「ごふっ……うげっ……うええええええっ……!!!」

提督「おいおい……とりあえずこれのめって……」

由良「み、みたくない……!ごぼっ、ごふっ」

提督「……」

由良「うげぇぇ……うえっ……うええええっ……」

提督(水を見せると狂ったように吐くこいつ)

由良「ぜっ……ぜえっ……」

提督(恐らく海になどもう出れないだろう、こいつは艦娘としてもこわれてしまった)

由良「う……っぷ……はぁ……はぁ……」

提督(物足りないが、壊したと言えるのではないだろうか)


提督「さて、明石と違ってまだ生きているこいつ」

提督「折角だから、処分でもするか?」

提督「それとも生かしておくか……」

提督「処分の方法は……>>204

踏み台

踏み台の場合って↑ですか?↓ですか?

由良「うげぇ……ごふっ……」

提督「……由良、すまない、お前をこんな風にしたのは俺の責任だ」

由良「ぜえっ……ぜえっ……」

提督「おそらく……もう海に出ても戦えない、……使えない艦娘は解体するしかない」

由良「ぜっ……ぜっ……」

提督「……解体、されたいか?」

由良「……っ!」フルフル

提督「そうか、まあ当たり前だよな」

提督「……なら、お前の生き残る道はただ一つ」

提督「性奴隷に、なることだ」

由良「……っ」


提督「すまないな、艦娘は価値がなくなったら、解体しろと上から言われている」

提督「だが性奴隷としての価値があれば、平気だろう」

提督「もしかしたら他の男に抱かれるかもしれないが……な」

由良「びくっ」

提督「まあ……それは俺の気分次第ということで」

提督「お前はこれから秋月と同じ部屋に住め」

提督「それとこのことは、他言無用だ」

提督「もしもらしたら……規律違反でお前をばらばらにしないといけない」

提督「わかったな」

由良「……っ」ブルブル

提督「わかったな」

由良「っ……!」コクコク

提督「よし……いいこだ」


執務室

五十鈴「……ねえ、由良が出撃できなくなったってどういうこと」

提督「すまないな、さっき言ったとおりだ」

提督「むこうで……なにか心的外傷を負ったらしい」

提督「……それで、今のアイツは、水を見ると発狂してしまうんだ」

五十鈴「なん……で!そんなことに!」

提督「すまない……すべて俺の責任だ!」土下座

五十鈴「ちょっ!」

提督「本営からは、解体しろと言われたが……」

提督「なんとか、あいつが解体されることは防いだ」

五十鈴「……そう」

提督「だからこれからは……お前たちが優しくしてやってくれ」

提督「また戦線に復帰できるように……」

五十鈴「……わかったわ、私たちで、何とかしてみる」

提督「……すまないっ!」

五十鈴「いいのよ……じゃあね」

提督(まあ性奴隷にならなきゃ解体するとか嘘なんだけどね)


食堂

由良「……」プルプル

五十鈴「だい……じょうぶ?」

由良「う、うん……平気……」

あーっ……水こぼしちゃった……

由良「っ!?」

ぽた ぽた 

由良「う……ううっ……」

由良「ごふっ……うえええええっっ!!!」

五十鈴「ゆ、由良っ!」

由良「うええええっ!!!ぜえっ!ぜえっ!」

五十鈴「だ、だれかふくものもってきて!」

由良「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

提督「……」

提督「ふっ……」ニヤニヤ

提督「壊れた醜い姿で生きていく由良」

提督「これからも楽しませてくれそうだな」

提督「さて……次はどうするか……」

下四つの高コンマの艦娘を壊します
もう壊れてる艦娘は指定不可能です

提督「夕張……か」

提督「あいつは……いつもひとりでいるよな」

提督「飯も工廠で一人で食っているみたいだし」

提督「最近は明石と仲が良かったようだが……」

提督「……そうだな、あいつはもういない」

提督「まあいいか、壊し方は……>>227

踏み台

今日はここまでで

読んでくれた方ありがとうございました
おやすみでち

あっ、あと明日も22時からやります
お時間があったら来てください

(母港に由良さんがいてちびりそうになったでち)



水滴のやつって目隠しさせるんなら赤一色の部屋にする必要あったん?
途中で外してたりしてたのかな?

>>233

読み返してみると赤にする必要はなかったです
途中から部屋の色の事は頭から抜け落ちていた……
申し訳ない

提督「そうだ……仲がいいことを利用して……」

提督「あいつに、明石の最後を見せてやろう」

提督「ふくくっ、きっと絶望するぞー?」

提督「最後の明石の恨みつらみ、あれをきいたら幻滅するに違いない」

提督「それに……ぐちゃぐちゃのあいつの手も見せてみたいしな」

提督「よーし……」

提督「……だが、映像を見せるだけで壊れるだろうか」

提督「最悪俺を襲ってくるかもしれない」

提督「……また拘束するか」

工廠

提督「さて……夕張の奴は……」

夕張「明石さーん、このジョイントの部分なんだけど……」

提督「……」ニヤニヤ

夕張「あ……そっか……いま遠征に出てるんだっけ」

夕張「まだ、帰ってこないのかな」

夕張「もう一週間も過ぎてるし……なにかあったのかな」

提督「……」ニヤニヤ

夕張「ん……提督?どうしたの?にやにやして」

提督「ん、こほん、なんでもない」

夕張「変な提督」


提督「それより、明石の情報、知りたくないか?」

夕張「え、明石さんの!?」

提督「ああ、いつ帰ってくるか、知りたいだろ?」

夕張「うんっ!うんっ!」コクコク

提督「本当は機密事項なんだがな、お前は明石と仲が良かったから、特別に教えてやる」

夕張「え、大丈夫なの?それって……」

提督「ああ、問題ない、いまから俺の部屋で話そうか」

夕張「うんっ!」

提督「じゃあ、ついてこい」

夕張「……」テトテト


執務室

夕張「それで……明石さんはいつ帰ってくるの?」

提督「うむ……それがだな」

提督「向こうから映像が届いてな?少しばかりショッキングな映像なんだが……」

夕張「そ、それって!まさか!」

提督「あ、いや、安心しろ、何も死んだわけじゃない」

夕張「ほっ……」

提督「だが……かなりショッキングな映像だ」

夕張「……」

提督「……もしお前が暴れでもした場合、俺は止められん」

提督「だから……この映像を見る際には拘束させてもらうが……いいか?」

夕張「そ、そんなにひどい……の?」

提督「……ああ」


夕張「うん、わかった」

夕張「提督を殴ったりとかはしないと思うけど、気持ちが抑えられなくなることはあるかもしれない」

提督「ああ」

夕張「でも明石さんの事は知りたい、だから」

夕張「私を拘束して」

提督「すまないな、じゃあそこの椅子にすわってくれ」

夕張「ん……」

提督「すわったな?じゃあ……」

提督「最悪のショーの、幕開けだな」ピッ

夕張「えっ……どういうこと……!?ぐっ!」

提督「これでお前は身動き一つとれない」

提督「映像を見せながら、煽りに煽って、お前の精神を……」

提督「壊してやる」

夕張「っ……!?」


夕張「ど、どう言う事!?明石さんは!?」

提督「いや、安心してくれ、明石は生きている」

夕張「じ、じゃあ、さっきの発言は……」

提督「まあまあ、いいじゃないか」

提督「とりあえず、この映像だな、すべてはこれを見てからだ」

提督「でも安心してくれ、明石は死んじゃいない、ちゃんといきている」

夕張「そ……そう……なら……」

提督(まあ嘘だけど)

提督「とりあえずこれを見てくれ」ピッ


明石「ん……ここは……」

明石「シェルターの中?」

夕張「え、シェルターって……うちの鎮守府の……?」

提督「そうだな、あそこにあるやつだ」

明石「確か……提督に眠らされて……」

夕張「なっ!」

夕張「どういうこと!提督!?」ジタバタ

提督「まあまて、最後まで見ろ」

提督「明石はちゃーんといきているから」


明石「……あれ、これは、爆弾?」

明石「っ!!!起動してる!?」

夕張「あの……爆弾は!」

提督「そう、お前もお察しの通り」

提督「起動したら止められない、特製の爆弾だ」

明石「は、早く出なきゃ!」

夕張「明石さん!早く逃げて!」

提督(映像に何言ってんだこいつ)

夕張「た、たしかあのシェルターは内側から簡単にあくはず!」


明石「は、早く脱出を!」

夕張「10分もあればすぐに外に!」

明石「なっ……シャッターが!」

夕張「!?」

提督「あ、ちなみにシャッターは俺がしめたよ」

夕張「なん……でそんなこと!」

提督「あいつの焦る顔が見たかったからさ」

提督「でも最後はちゃんと脱出するから大丈夫だって」

夕張「さい……てい!」


明石「爆弾の時間はあと七分……」

明石「提督!助けてください!私はここにいます!」

夕張「っ!提督!もういいよこんな映像!」

夕張「早く明石さんにあわせてよ!いきてるんでしょ!?」

提督「まだだめだ、ちゃんとこれを最後まで見ないと」

提督「明石は、生きていられなくなる」

夕張「それは……どうゆう……」

提督「だから最後まで見ろって」


明石「落ち着いて……私、まだ爆発まで5分もある」

明石「なんならこのシャッターを破壊してっ!」

夕張「無理に決まってるじゃない明石さん!」

夕張「砲撃にも耐えられる頑丈な作りなのに!そんな力で殴ったら!」

提督「ね、手がぐちゃぐちゃになっちゃうよね、しかも艦娘の力で殴ったらなおさらだよね」

明石「提督は、どこにいったんだろう……っ!」ガンッ

明石「たすけなきゃ!」ガンッ

夕張「ど、どういうこと……明石はさっき提督に眠らされたはずって……」

提督「あれじゃないか?極限状態で思考がおかしくなってるとか」

提督「それよりみてくれよ夕張!あいつの必死な顔!真っ赤な手!」

提督「うわぁ……俺を探すためとはいえ……醜い手だな……きもちわりっ」

夕張「てい……とくぅ!!!」ギリッ

提督「そう怒るなよ、顔が不細工になってるぞ」

明石「提督!提督!今たすけます!」

提督「ほらほらこいつ、必死になっちゃってまあ」

提督「みっともない顔して、ぐちゃぐちゃになった手を振りかざして」

明石「あはは……真っ赤だ、私の手」

明石「提督とドリルを開発した時も……こんなになっちゃったっけ」

明石「でも提督に怪我がなくてよかったって言ったら、頭なでてほめてくれたんだっけ」

提督「これな!これな!この発言!」

提督「傑作だろ!?肉の繊維まで見えるくらいずたずたの手、気持ち悪かったぜ!?」

提督「そのあとバケツで元通りだったんだけどさ!本当おまえら艦娘って気持ち悪いのな!」

夕張「提督……!!!!いい加減やめてよ!明石さんがかわいそう!」

夕張「はやく明石さんにあわせて!もうこんなのいいから!」

提督「あれ、もう俺に恨みごと言わないの?」

夕張「もうそんなことより!明石さんの無事だけ確かめたいの!お願い!」

提督「だめだめ、今見るのやめたら本当に明石が死んじゃうからさ」

明石「あと二分で爆発か……私、ドロドロに溶けてなくなっちゃうのかな」

夕張「提督!」

提督(無視無視)

明石「あと……少しで爆発か」

明石「提督にはもう一度……あいたかった」

提督「明石」

明石「提督!?」

夕張「モニターの中から……提督の声?」

提督「そうそう、このあたりで俺がネタばらししたんだよ」

夕張「ネタばらしってことは……もうすぐこの映像も終わり……?」

提督「ああ、もう「終わり」だ」


明石「提督、シェルターの入り口をしめてください」

明石「貴方が生きていてくれるのなら……私はどうなってもいいや」

提督「これな、これこれ、自己犠牲の精神!」

提督「どうせ本心では何とも思ってないんだよ、こういえば自分が助かると思ってんだよこいつは」

提督「俺のことだって、疑ってたに違いない、だから神経を逆なでしないようにこいつは嘘を……」

夕張(……明石さん)

明石「爆発まであと30秒です」

提督「まだ助けてもらえると思ったんだろうな、希望を持った顔をしてやがるし」

提督(だが助からないと知るや否や、こいつは罵倒を浴びせてきた)

提督(所詮艦娘なんてそんなもんさ、最後は恨みつらみを言うんだ)

提督(明石だって、そうだった)

夕張(……提督?)


提督「そこにお前を置いていったのは、俺だ」

明石「……えっ」

提督「そうそう、ここでネタばらししたんだよ」

夕張「そ、それより!もうシャッターを開けないと!明石さんが!」

提督「大丈夫大丈夫、あいつは死なない」

夕張「でもっ!」

提督「お、今から俺の名言だぞ?」

提督「理由が知りたいか?でもお前なら、大体想像はつくんじゃないか?」

明石「……なる、ほど」

提督「ふむ、お察しの通り」

提督「俺は艦娘が壊れるのを見るのが」

提督「大好きなんだ」



夕張「さいっあくな趣味ね!」ギロリ

提督「そうほめるな」


提督「はい、じゃーここからはノーカットね」

提督「しっかり聞いとけよ夕張」

夕張「……」



明石「……そう、でしたね」

提督「それと明石、お前の必死な姿、ものすごい笑えたぜ」

提督「なんだなんだ?ずたずたになった手でも提督は優しくしてくれるだぁ?」

提督「お前がドリルで手を削られたとき、俺は内心ゾクゾクしてたんだ」

明石「っ……」

提督「艦娘の血も、赤いのか……ってな」

提督「正直気っ持ち悪かったぜ?肉の繊維まで見えてたしな」

提督「それと同時に、興奮したわけだが」

明石「……」ポロポロ

提督「ま、それと同じで、俺を救おうと奮闘して、真っ赤にずたずたになったお前の手」

提督「気っ持ち悪ぃ!」

明石「くっ……ふうっ……」ポロポロ

明石「わた……しは……おろかでした」

提督「ん?」

明石「貴方がやろうとしていること、貴方の考え」

明石「本当は、いけないことで、止めなきゃいけないことだって、わかってたんです」

提督「ほう?」

明石「でもね、あなたと同じ道を行けば、きっとあなたに愛してもらえるんじゃないかと思って」

明石「私、心を押し殺して、色々な道具を開発しました」

明石「あの媚薬だって使ってほしくはなかった、でもあなたに愛してほしかったから」

提督「……そうか」

明石「……ねえ、どこで間違えたのかな、私」

明石「最初の時点で、あなたを止めていれば、こんなことにはならなかったのかな」

提督「さあね」

明石「……ふふっ、くははははっ……!」

明石「あははははははっ!!!!!!」

提督「あ、壊れたかな」


提督「いやー、楽しいなやっぱり、こういう映像を人と見るっていうのは」

夕張(明石さん……!)

明石「あーはははははっ!!!」

明石「あはははっ……」

明石「はあっ……」

提督「気分はどうだい?明石」

明石「そう……ですね」

明石「爆発まで10秒ですが……本音を話しておきましょうか」



夕張「10秒って……」

夕張「提督っ!早くしないと明石さんがっ!」

提督「だから大丈夫だっての、ちゃんと「生きてる」から

提督「はい、じゅーう」

明石「まず、あなたの性癖、艦娘を壊したいという願望」

提督「きゅーう」

明石「心の底から、気っ持ちわるいです」

提督「はーち」

明石「それに、いま貴方から聞かされた、あなたの気持ち」

提督「なーな」

明石「絶望です、失望です、さいっあくです」

提督「ろーく」

明石「今まで一緒にやってきた、すべての事、否定された気持ちです」

提督「ごー」



夕張「提督っ!提督っ!!!!!」ジタバタ

提督「暴れんなって」

明石「そもそも、こんなことを考えるあなたは……もう人間じゃない」

提督「よーん、ほお?」

明石「なんで私はこんな人を好きになったのか、理解に苦しみます」

提督「さーん、そんなこといわれてもな」

明石「本当に最低、最悪、私って男を見るセンスないな」

提督「にー、もう終わるよお前」

明石「ふう……いっぱい悪口言ったらスッキリしました」

提督「いーち、はい次の一言でお終いね」

明石「ふうっ……」

提督「はいっ……ぜーろ」

明石「提督」



提督「ほらな、最後は恨みつらみだ」

提督「だれだってそうさ、死ぬときに他人を思いやるなんて、それはありえない」

提督「生物なんて醜いもんさ、みんなみんな、最後は自分が一番可愛いんだ」

夕張(そ……んな……これじゃ明石さんはしんじゃ……っ!)



明石「でもあなたが死ななくて、生きていてくれて、ほっとしています」

明石「さようなら、大好きだったあなた」


夕張「えっ……明石さん……?」

提督「これこれ、最後のこれだけは聞き取れなかったんだよな」

提督「くぅーっ!惜しいことしたよな!さいごの恨み言葉!ききたかったのによ!」

夕張「えっ……これじゃ……明石さんは死ん……」

提督「いやいや、この映像を見たことで、明石は生きたじゃないか」

提督「お前の心の中に……な」

夕張「え……え……えっ……」

夕張「そんな……明石さんが……明石さん……が死ん……」

提督「どう?こわれた?こわれた?」

提督「お前も最後は恨み言を言って壊れていくのかな?」


夕張(明石さんの最後の言葉……あれは恨み言なんかじゃない)

夕張(あなたが生きていてくれてよかった……って、言っていた)

提督「あれ……壊れてない?まあ俺もさ、今回はぬるいかなーと思ってたわけよ」

夕張(この人は……明石さんの最後の言葉をきいていなかった?)

提督「まあでも、これを見られちゃったわけだし、ちょっとつまらないけど……解体しちゃうか」

提督「壊れてない艦娘なんてつまらないからな」

夕張「てい……とく」

提督「ん?なんだ?こわれた?」

夕張「明石さんの最後の言葉……きいた?」

提督「んにゃ?どうせ恨み言だろ?」

夕張「……っ!違う!」

提督「うおっ……なんだよ」

夕張「私は聞こえたよ、最後の言葉」

提督「ん?本当か?じゃあ教えてくれよ」

提督「あいつがいったいどんな言葉を発して、消えていったのか」

夕張「……提督はさ、哀れだよね」

提督「なんだと」

夕張「あなたは、すべての人や物を、自分基準で考えてる」

夕張「自分ならこうするだろう、そういう考えでしか動いていない」

夕張「だから、明石さんの最後の言葉も、恨み言と決めつけている」

提督「それはあたりまえじゃないか」

提督「だってそうだろ?あいつは直前まで、俺を罵倒していた」

提督「もし、タイマーが0になる直前まで、恨み言を言っていなければ」

提督「つまらなくて、あいつを助けていたんだ」

提督「……少しは情があったからな、あいつには」

夕張「……ばかだね、提督は」


夕張「じゃあ、明石さんの最後の言葉」

夕張「明石さんはね」




夕張「でもあなたが死ななくて、生きていてくれて、ほっとしています」

夕張「さようなら、大好きだったあなた」




夕張「……って」

提督「は……?」


提督「じゃあ何か?あいつは最後の最後まで俺を罵倒したけど」

提督「死ぬ最後の一瞬だけは、俺を案じていた……と?」

夕張「……そうだよ、提督」

提督「……………………」

提督「はははははっ!!!嘘も大概にしろよ!」

提督「あの状況で!あの立場で!他人を案じるだと!」

提督「そんなことは絶対にありえない!ありえてはいけない!」

提督「夕張!でたらめを言うのはやめろ!ふざけるな!このくそやろう!」

提督「俺はな!明石を「壊した」んだよ!最愛のあいつを!」

提督「壊したんだ!俺は確かに壊した!壊してないわけがない!」

提督「絶対に壊したんだ!そうだろ!夕張!明石はこわれてたんだよな!」

夕張「っ……」フルフル

提督「ちがう!壊したんだ!」

提督「壊した壊した壊した壊した!」


提督「壊したんだ……」

提督「壊していなかったら……俺はあいつを何のために殺したのか……わからないじゃないか」

夕張「明石さんは壊れてなんかいない、最後まで提督の事を思っていた」

提督「だが!壊した!そうだよ!壊した!」

提督「壊した壊した壊した壊した!」

夕張「ちがう!壊れてない!あなたは明石さんに負けたんだ!提督!」

提督「ちが……う……こわした」

提督「そうか……お前は……俺を「壊そう」と、嘘をついたんだな?」

提督「ふふっ、そうかそうか、そう考えたらつじつまが合う」

夕張「ちが……っ!?」

提督「それ以上しゃべるな……もういい」

提督「俺の明石の壊れたさまを……侮辱するな」グッ

夕張(首が……しまって……っ!)

提督「明石は俺が壊した……心も体も」

提督「お前は「壊れて」いない……この状態で殺すのは俺の美に反する……が」

提督「明石を愚弄した罰だ……今、くびり殺してやる……壊してやる……」

夕張「っ……ぐっ!があっ!」

提督「どうだ……どうだ……くそっ!」グッ

夕張「あ……がっ……」

提督「こんな壊し方は俺の壊し方じゃない!」

提督「俺は……「勝って」壊すのが好きなんだ!」

提督「相手の心を!何をしてでも!「折って」!「壊す!」」

提督「こんな負け犬のような気持ちで「壊す」のは……違うんだ!」

提督「こんなのは……「殺し」とかわらない!」

夕張「う……げっ……ぐっ……」

提督「……だがお前は、「壊した」艦娘を侮辱した……!それは何よりも俺の逆鱗に触れる行為!」

提督「だから俺は……自分の美に反するやり方で……お前を「殺す」」

提督「「壊す」のではない……!「殺す」!」

提督「さあ……俺に殺されろ……夕張ィ!」グッ

夕張(い……きが……)


提督「くははははっ!どうだ!どうだ!」

提督「くそっ!くそくそくそっ!ちがうんだよ!こんなのは!」グッ

夕張「ぅ……あ……」

提督「「壊して」ない!「壊れて」ない!」

提督「夕張は「壊れて」ない!「壊れて」いるのは俺だ……!」

夕張「て……く……」

提督「なんだ……夕張……壊れた俺に何か言う事があるのか……?」

夕張「……し……ね……」

提督「っ!!!!」

提督「そう……か……やっぱりお前も……」

提督「みんなそうだ……みんなみんなみんな」グッ

夕張「……」

提督「俺は「壊れた」「負けた」」

提督「夕張の言った明石の言葉を少しでも信じてしまった時点で、もう「壊れた」」

夕張「……」

提督「大したやつだよ、明石、夕張」

提督「お前ら二人は、俺を「壊した」「負かした」

提督「もう俺の心は「折れて」「負けた」」

提督「こうしてお前を殺してしまったのが、俺が負けた証拠だ、夕張」

夕張「」


提督「さて、俺の壊しの美学」

提督「「壊れた」者の処分だが」

提督「そうだな、今回の処分は自分で決めよう」

提督「とはいっても、もう処分は決定済み」

提督「ごめんな夕張、お前を殺す必要は全くなかった」

提督「最後の最後の、俺のわがままだった」

提督「「負けて壊れた」自分を、見られたくなかったから」

提督「ごめんなぁ……ごめんなぁ……夕張……」ポロポロ

提督「……泣いていても仕方ない、さあ、行こうか」


シェルター

提督「……さて、ここが明石が死んだ場所」

提督「ま、もちろん明石は影も形もないわけだが」

提督「ごめんな明石、夕張の言葉が本当だったら、お前は殺さなくて済んだのかもしれない」

提督「だからせめて償いとして、同じ「壊れ方」をしようと思う」

提督「この間の特製爆弾はもうないから、ただのタイマー式の爆弾だが」

提督「でもただの爆弾でも、人間の俺はバラバラになれる」

提督「タイマーは……10分だな、よし」

提督「ふう……さて……人生で一番長くて短い10分だ」

提督「シャッターもすべておろして……」

提督「ははっ、明石はこういう状況で死んでいったのか!」

提督「はははっ!これはまた!」




提督「……随分と寂しいもんだな」


提督「ふむ……残り9分」

提督「折角だから明石と同じことをしてみよう」

提督「シャッターを全力で!」ガンッ

提督「っ!これは……きついな……」

提督「おら……!おら……!」ガンッ

提督「っ……ははっ、人間の俺程度の力で殴ったって、手はぐちゃぐちゃにならないか」

提督「だけどあと5分は……殴り続けよう……!」ガンッ

提督「ははっ!明石!見てるか!お前とおんなじことをしてるぞ!」

提督「はははっ!あーっはっはっはっ!」

提督「っ!ふっ!はぁ!はぁ!」

提督「はー……疲れた……」

提督「ぐちゃぐちゃにはならなかったか……」

提督「お……っと、爆発まであと一分しかないのか」

提督「じゃ……明石と同じように独白でもしますかね」

提督「まず……俺はお前が好きだったんだろう、明石」

提督「お前はいつもいつも俺のそばにいてくれた」

提督「そうだな、ドリルから俺をかばってくれた時だって、本当は嬉しかったんだ」

提督「ごめんな、ぐちゃぐちゃだとか、気持ち悪いなんていって」

提督「今なら言えるよ、かばってくれたお前の手は、気持ち悪くなんかない」

提督「とても……綺麗だ」

提督「真っ赤になってたって、肉の繊維が見えてたって」

提督「お前の手は、いつだって綺麗だった」

提督「俺に食事を作ってくれたお前の手」

提督「背中を流してくれたお前の手」

提督「一緒に手をつないで出かけた、あの手」

提督「いつもいつも暖かくて、素敵だった」

提督「でもな……俺はいつもいつも、お前を壊したいとも思っていた」

提督「俺はきっと最初から、どうしようもなく「壊れて」いたんだろう」

提督「だから、最初に死ぬべきはお前じゃなくて、この俺だったはずなんだよな」

提督「俺の美学は、「壊れた」ものを「壊す」」

提督「だから最初から壊れていた俺が、壊されるべきだったんだ」

提督「今考えれば、夕張のセリフも信じられる

提督「お前は、こんな俺と一緒にいながら、「壊れなかった」」

提督「だからきっと、お前の最後の言葉は、夕張の言った通りなんだろうな」

提督「ふう……一気にしゃべったらつかれちまったよ」


提督「おっと……あと10秒か」

提督「最後くらい男らしく大の字で寝て死のうか!」ドサッ

提督「ふー……海は……向こうかな」クルッ

提督「……これ……って……」

提督「……そうか、お前は最後まで俺と一緒なんだな」

提督「ふふ……明石、お前はいつもこれを大事そうに使っていた」

提督「小さく溶けて、形もわかりにくいが……これは確かに」

提督「明石の使っていた……ネジ……だな……」

提督「さようなら……明石……」



終わりでち

読んでくれた方、ありがとうございました
こんなにも明石に感情移入するとは思いませんでした……

明石主役のss書かなきゃ

実は裏で明石のss書いてたでち
スレ立てしてくるでち

URLって貼ってもいいのでしょうか……

http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1426176820

やりました

上手く貼れてないでちよ

提督「明石にセクハラしたい」
提督「明石にセクハラしたい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426176820/)

>>306

あ、本当ですね
ありがとうございますでち

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月16日 (月) 21:07:40   ID: v6mcyDzq

ああ、狂っておられる…

2 :  SS好きの774さん   2015年03月17日 (火) 00:57:52   ID: CkaqQrxP

どうせなら提督LOVE勢の子達を壊す様を見たかったな
内容自体が好みなのでもうちょい続けて欲しかった

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