男「女…」ハァ(32)

男「女が俺と違う中学に行ってから早2年…」

男「もう俺も中3になっちまった…」

男「隣町の中学なのに…、こんなに疎遠になっちまうとはなぁ」ハァ

男友「どうした、男」ドンッ

男「おわっ!ってーな…って、男友か」

男友「また女さんのこと考えてるのか?」

男「ああ…」ハァ

男友「お前も、一途だよなぁ」

男友「もう2年もずっと同じ女子のこと好きな男なんてなかなかいねーよ」

男「そうか…?」

男友「ってか、女さんって隣町のa中だろ?
   そんなに遠い訳じゃないじゃんか。会いに行けばいいのに」

男「う…」ギク

男友「お前……」

男友「そんな勇気もないほど恋してんのかw」

男「悪いかよ…」

男友「いんや、ピュアなのはいいことだ」

男「お前なぁ……」

男友「さ、チャイムも鳴ったんだからもう帰ろうぜ」

男「そうだな」

男友「なんか腹減ったなー」グー

男「おまっ、5限の5分休みにもパン食ってたじゃねーかw」

男友「いーのいーの。成長期はそんなもんなんよ」

男「じゃ、駅前のラーメン屋にでも行くか?」

男友「おっ、いいねー。俺塩ラーメン食おっかなぁ」

男「言っとくが、俺は食わんぞ」

男友「だからお前そんなひょろいんじゃねーのかぁ」

男「うるせぇ。余計なお世話だ」ドコッ

男友「いってーー…」ジンジン

男「テメーなぁ、そんなにバカスカ食ってっといつか太るぞ」

男友「いんや、こんだけ背ェあればダイジョブだろ」

男「ぐぬぬ……」グルル

男友「ははは。お前もすぐデカくなるって」

男「ふ、フンっ」

ラーメン屋

男友「ぶはーーーっ、うまかったー!ゴチ!!」ドンッ

男「す…すげぇ…。あんなにこんもり盛られてたラーメンを…。
  あ、あと皿は静かに置けよっ」バシ

男友「いってーっ、テメーはその暴力癖を直せよ!w」

男「はいはい」

男友「分かってねーだろ」

男「分かってますってw」ププ

男友「てめっ、いい気になるなよっ」ガルルッ

男「あーはいはいっ、ホラホラ穏やかに穏やかにっ」アセアセ

男友「……あ、ゴメン。つい」

男「いいってことよ」

男友「そろそろ出るか」ガタ

男「そうだな」

男友「おちゃーん、ラーメンの金ここに置いとくかんなー」

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