なぎさの拳 (35)
マミ「前回までのあらすじよ」
マミ「核の炎に世界が包まれて数年後の荒廃した世界」
マミ「謎の暗殺拳をつかうなぎさちゃんと私は旅に出たの」
マミ「頭のおかしいDQNどもが次々に襲い掛かってくるけど、なぎさちゃんはクッソ強いのよ」
マミ「邪魔する奴は指先1つでダウンなの。YOUはショック。100メガショック、熊ショックよ」
マミ「次の村までもう少しというところで食料がなくなったの。昨日から眉毛しか食べてないわ」
マミ「あらすじは終わりよ。あら、向こうから干し肉…おじいさんがやってくるわ」
なぎさ「モヒカンに追われているのです。助けるのです」
マミ「あらあらたいへんね、なぎさちゃん頑張って」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425737221
モヒカンA「ヒャッハ~」
モヒカンB「ジジイ!その食料を渡しな~」
老人「た…助けてくれ!わしはこの牛乳をどうしても村に届けねばならんのじゃ!」
モヒカンA「なに~」
老人「この牛乳をやっと探し出して、一週間何も口にせずに戻ってきたんじゃ!」
モヒカンC「なおさらその牛乳を飲みたくなったぜ」
老人「た…頼む!後生じゃ!」
なぎさ「おいハゲヤロー。なのです」
モヒカンA「なんだぁてめえは!」スチャッ
なぎさ「その老人をはなすのです」
モヒカンA「てめぇこのボウガンが目に入らねえのか!?」
なぎさ「やめとくのです」ボキッボキッ
なぎさ「なぎさは戦いのプロなのです。貴様には倒せないのです」
モヒカンA「なあにィ~?バカが死ねぇ!」ドッ
なぎさ「二指真空把」シャッ
モヒカンA「たわらば!」ボッ
モヒカンB「矢が返ってきた?ば、化け物だ~」
モヒカンC「ひぃ~逃げろ~」
マミ「口ほどにもないわね、所詮私たちの敵ではないわ」フッ
なぎさ「おじいさん、大丈夫なのですか?」
老人「あ、ありがとう」
老人「こ…これを村まで頼みます」
マミ「何を大事に守ってたのかと思えば、牛乳?」
なぎさ「おじいさん、なんでそのミルクを飲まないのです」
マミ「あなたが死んだら元も子も無いわよ」
老人「いや、今ある食料ははいずれは消える」
老人「だが…だが…」
老人「その牛乳さえあれば…」
なぎさ「…」
マミ「…」
老人「その牛乳を、大地にまけばチーズができる」
マミ「…」
マミ「…え」
老人「毎年毎年、チーズができるんじゃ」
老人「だれもがみんな、いつまでも生きていくことができる」
老人「そうすればもう食料を奪い合うことも無い。争いも無くなる」
なぎさ「…」
マミ「…」
老人「今日より明日なんじゃ…」
なぎさ「…」
マミ「…」
なぎさ「じじい、ボケたか」
マミ「ちょっ!なぎさちゃん!」
老人「半年、半年の間探し回って、ようやくその小瓶1本…」
老人「た…たのみます。それを…村へ」ガクリ
なぎさ「…!」ガバアッ
マミ「まさかなぎさちゃん。そのボケ老人を…」
なぎさ「行くのです」
なぎさ「じいさん、あんたの村へ」
夜
マミ「なぎさちゃん…どうしてそのオイボレを連れて行ってあげるの?」
なぎさ「…」
マミ「理解に苦しむわ」
なぎさ「…今日より明日」
マミ「え?」
なぎさ「久しぶりに…」
マミ「…」
なぎさ「チーズにありつける可能性が万に一つあるかも知れないのです」
マミ「ええ~?…無いわよ万に0よ」
老人「…」
老人「…これで…これで争いがなくなる…」
老人「おおっあそこじゃ」
マミ「あ、村が見えたわ」
老人「おお~い!」
町人「あれはミスミのじいさん!」
町人「まさか!」
老人「牛乳じゃ~牛乳じゃ~」
町人「うわ~!」ドドド…
マミ「あら…町の人たちがあんなに大勢…」
なぎさ「おじいさんを待ってたのです」
マミ「凄い勢いで走ってくるわ。良かったわね、おじいちゃん」
老人「…ありがとう、ありがとう」
町人「じじい~」
町人「村の金全部持っていきやがって!」
町人「よく戻ってこれたな~」
町人「なにが牛乳だ、チーズだ!ぶっ殺す!」
マミ「…」
なぎさ「…」
マミ「なぎさちゃん、そんな所に牛乳まいたってチーズなんか出来ないわ」
なぎさ「できるのです」
なぎさ「下に、ボロ雑巾になったあの老人が埋まっているのです」
マミ「…ほら、次の町に向けて出発よ」
マミ「次回予告よ。またあてもなく私たちは旅に出たわ」
マミ「でも、この辺りは群馬一円を制圧する凶暴な組織集団『HOMU』の勢力圏内なの」
マミ「一刻も早く逃げるわよ、坂本さん」
マミ「次回、『宿命の再会!』。君は、刻の涙を見る」
なぎさの拳 次回をお楽しみに~
良スレに限ってレスが付かない不思議
期待ー
まだ良スレかどうか判別できんが乙
前スレが分からん……
マミ「前回までのあらすじよ」
マミ「なんと、あの『HOMU』の首領『DEVIL』は、なぎさちゃんの知り合いだったみたいなの。お茶友達って感じかしら」
マミ「DEVILの書置き「胸に七つのほくろを持つ女へ告ぐ」を見たなぎさちゃんは顔色が変わったわ」
マミ「それはそうよね、胸に7つもほくろがあるなんて恥ずかしいもの」
マミ「DEVILの町『ホムンクルス』に着いた私たちは手下を片っ端から惨殺していったわ。おっかねえ~」
マミ「そしてとうとう城の最上階までたどり着いたわ、DEVILのおでましよ…どんだけイカツイ化け物なのかしらワクワクするわね」
ほむら「なぎさ…久しぶりね」
なぎさ「ほむら!」ビシィッ
なぎさ「てめえにあうために円環の底から這い戻ったのです!」
マミ「あら、暁美さんじゃない!元気してた?」
なぎさ「捜したのです」
ほむら「ふっ…わざわざ殺される為に?」
マミ「(え、無視?)ひさしぶりね~ほらほら紅茶はないけどこっちでお水でも飲みましょ」
なぎさ「あの時、首を絞められて壁に叩きつけられ痛めつけられた恨みは忘れないのです」
ほむら「ふふ…その程度で済んだのはまどかのおかげよ」
マミ(また無視?え、なにこれ新手のイジメ?)
なぎさ「まどかはどうしたのです」
ほむら「ここまであがってこれたら教えてあげるわ」
なぎさ「…」ピタ…
なぎさ「ブタでも飼っているのです?」
ほむら「ふふふ、なぎさも少しは腕をあげたようね。貴女ごとき私が相手するまでもないわ」
ほむら「ほら、出てきなさい」
QB「きゅっぷいきゅぷぷい…」ヌッ
QB「僕をブタ扱いするなんて酷いじゃないか」
なぎさ「やっぱりブタなのです。ブタはブタ小屋に帰ってマスでもかいてるのです」
QB「いい度胸だね、久しぶりに本気が出せそうだよ」
ほむら「なぎさ、貴女ではそいつは倒せないわ」
なぎさ「なんです?」
ほむら「貴女の拳法は無欠無敵ではないということよ…」ニヤ
QB「きゅっぷい。どこからでもうってきたらいいよ」
なぎさ「すうぅー…」
なぎさ「ほああーっ!」ドカッ
QB「きゅでぶっ!」ドバッ ドチューン
マミ「なぎさちゃんすごい!一撃だわ!」
ほむら「…あら?」
ほむら「ふふ…どうやら昔のなぎさでは無いようね」ニヤリ
なぎさ「覚悟するのです」ボキッボキッ
ほむら「それは貴女のほうよ…これを見なさい」バッ
なぎさ「っ!…まどかなのです」
マミ「あら鹿目さんも居たのね!鹿目さ~ん」ブンブン
まどか「…」
マミ(ほんとこれ何の罰ゲームなの)
なぎさ「まどか、なぎさが分からないのです?」
まどか「…」
ほむら「貴女のことは完全に忘れたみたいね」
なぎさ「…まどかに何をしたですか?」
ほむら「死に行く貴女が知る必要はない」
なぎさ「ほむら!」タッ
ほむら「もう一度円環へ導いてあげるわ!」ダッ
マミ「ああっ!空中で交差する2人!」
マミ「拳を極めた者同士の戦い!!」
マミ「いったいどんな結末が待っているというの…っ!」
なぎさ「あたたたたた!!」ドドドド
ほむら「ひゃぶっ!たわば!」バコッ ドゴーン ガクッ
マミ「なぎさちゃんすごい!一撃だわ!」
なぎさ「貴様の奥義を破ったのは怒り…執念に勝るなぎさの怒りなのです」
ほむら「ふ…私たちの戦いはまだ終わっていない…」ゴフッ
なぎさ「こ…これは!まどかの、人形です!?」
ほむら「いない…まどかはもう居ないのよ…」
マミ「あぁ、これ回想シーンに入るわね間違いないわ」
~回想シーン~
円環の花園
まどか「あはは、ほむらちゃ~ん」
ほむら「うふふ、まどか」
まどか「幸せだね…ほむらちゃん」
ほむら「そうね、まどか。ずっと一緒よ…」
なぎさ「なに2人でいちゃついてやがるのです。目障りなのです」ザッ
まどか「あ…なぎさちゃん?」
ほむら「なぎさ、いったいどうしたの」
なぎさ「ただむかついただけなのです…弱者は死ねえっ!!」ドカッ
ほむら「きゃああっ」ドサッ
まどか「ほむらちゃんっ!」
マミ「ちょっとちょっとちょっと待って」
マミさんのポジションはバットなのかリンなのかどっちなんだろう?
なぎさ「マミ、回想に割り込んでくると困るのです」
マミ「いやいやいやいやこれ、今までの流れなら、えーと、どう見てもなぎさちゃんが…えぇ~?」
ほむら「まどかにも襲い掛かったなぎさに対して、私の怒りは頂点に達したわ…」
~回想シーン~
ほむら「よくもまどかを!!」バキャアッ
なぎさ「うあああ!」
ほむら「なぎさ…」ギリギリ…
なぎさ「く、首が…絞ま…」
まどか「ほむらちゃ…許して、あげ…て…」
ほむら「…っ!二度と私たちの前に顔を見せないで!」ドカッ
なぎさ「お、覚えてやがるのです…」ヨロヨロ…
ほむら「まどか!ひどい怪我…すぐに病院へ!」
~回想シーン終わり~
ほむら「傷ついたまどかの為に、私は手下を従えこの町を作った」
ほむら「全てをまどかに与えてきた…でも」
ほむら「まどかは…う…」ゴフッ
なぎさ「…」
マミ「ああ~色々と混乱してきたわ~」フラフラ
ほむら「ふ…どうやらここまでのようね…でも私は!」ヨロ…
ほむら「なぎさ!貴女の拳法では死なない!」
ほむら「私は!」
なぎさ「いいから早く落ちるのです」ドカ
ほむら「ああぁ~…」
マミ「ああ!!」
なぎさ「ほむら!!」
マミ「いやいや自分で蹴っておいて驚いたら駄目でしょ!?」
なぎさ「…」ザクザク
マミ「一応聞くわね。なぜだよなぜそんな女に墓をつくってやるんだよ(棒)」
なぎさ「同じ女を」
マミ「さて次回予告よ。また旅を続ける私達の前に1人の女が現れたわ。あら佐倉さんじゃない
!久しぶりね~」
マミ「佐倉杏子…彼女は胸に7つのほくろがある女に復讐する為に旅をしているらしいわ」
マミ「うん、うん。絶対なぎさちゃんって色々恨みを買ってそうだもの」
マミ「でも、なぎさちゃんのほくろの秘密を私がうっかり喋っちゃったからもう大変!」
マミ「次回、『南斗の女!』。ニュータイプの修羅場が見れるわ」
>>17、マミはリンとバットを合わせたようなものです。
マミの声は千葉繁さんで。
>なぎさ「いいから早く落ちるのです」ドカ
ワロタww なぎさ自由だなぁおいww
北斗の格ゲ~でも似たような事は出来たけど、いやもう本当お前の血は何色だぁって感じだなww
続き期待。乙なのです
マミ「前回までのあらすじよ」
マミ「佐倉さんは、妹のももちゃんを連れ去った相手を捜してたの」
マミ「凶悪な牙一族という連中が関係しているとの情報を得て、私たちはアジトまでたどり着いたわ」
マミ「ももちゃんを人質にして襲い掛かってくる猛獣達…でも、なぎさちゃんと、な…な?なん…な」
マミ「なんとか水鳥拳をつかう佐倉さんは共闘してこれをジェノサイドしたわ!」
マミ「あら、どうやら牙一族をそそのかし、ももちゃんを誘拐した真の犯人がいるみたいね…」
マミ「なぎさちゃんに心当たりがあるみたいだわ!本当に類は友を呼ぶとはこのことよ」
マミ「ももちゃんを町に預けた私たちは、その真犯人を突き止めるべく旅に出たの…じゃあ本編スタートよ」
杏子(あれ?あたしの話これで終わり?)
杏子「お、おい…」
マミ「もう少しで次の町よ。何か情報が得られるかも知れないわ」
杏子「ちょっと」
杏子(しかも「なんとか水鳥拳」って…正解いってるのになんでそこで間違うんだよ!)
なぎさ「そうだといいのです」
マミ「とにかく急ぎましょ」タッ
杏子「…」
杏子(…泣かない、あたしは泣かないもん…)グスッ
村人「ぎゃああああ~」
モヒカン「よし、次だ!」
村人「ヒィ!た…たすけてくれー!」
モヒカンA「助かりたいかぁ~?」
モヒカンB「なら、あの銅像のお方の名前をいってみろ~!」
村人「え~ひええっ!」
モヒカンA「なんだぁ?きさまも知らんのか!」
モヒカンB「そんなことをなぎさ様が許すと思ったか!」グシャッ
村人「あうう…」
モヒカンC「このお方こそ、ほ…ほく、ほ」
モヒカンC「ほにゃらら神拳の正統伝承者、なぎさ様だあ!!」
村人「ひ、ひいい~」
村人「あんなヤツが7つのほくろの女だったなんて…思ってたとおりだ…」
老人「うぅ…噂どおりただの人殺しだ!救世主なぞおらんのじゃあ!」
モヒカンA「なんだとじじい!もういっぺん言ってみろぉ!」
老人「ヒイィ…」
なぎさ「やめるのです」ドカッ
モヒカンC「ブ!!」
モヒカンA「おお~いい度胸してるじゃねえか、ええ!?」
モヒカンD「お前にも聞いてやろう!あのお方の名を言ってみろ~っ」
なぎさ「知らないのです」バカッ
モヒカンD「えひゃい!」
モヒカンB「な…なんだこいつ!」
なぎさ「おまえらこいつの本当の名を知りたいのです?」バコン ガラガラ
モヒカンA「ああ!銅像がぁ!」
なぎさ「ならば教えるのです!こいつの名前はさやか」
なぎさ「かつて姉貴と呼んだ女なのです!」バアーン
村人「う…うわ~!」
さやか「フフフッあんたら…」
さやか「あたしの名をいってみろ~」ガシッ
村人「い…いきなりなにを!」
さやか「あんたのその耳が妹に似ている…」バキ ドシャ
モヒカン「いいか~あのお方はなぎさ~」
モヒカン「ほ…ほ…。…神拳の伝承者なぎさ様だあ!!」
マミ「なぎさちゃん、ネキとはどういうことなの?」
なぎさ「なぎさには3人の姉妹がいるのです」
なぎさ「でも、奥義が伝えられるのはただ一人」
なぎさ「その為、血で血を洗う悲劇がおきてしまったのです」
マミ「そんな…」
杏子「…」
なぎさ「あの時の、なぎさの甘さがこの悲劇を呼んだのです…」
~回想シーン~
まどか「互いの胸に印した秘孔をよく狙うんだよ」
さやか「たかがなぎさ如きに!負けるはずないから」ザザ
なぎさ「…」スッ
さやか「いくよなぎさ!」バシッ
なぎさ「かかったのです!」プッ
さやか「うっ目が!」
なぎさ「今です!ほんじゃまか千手殺!!」ドカドカドカ
さやか「ぐふ!!」ズザアッ
なぎさ「ふっ」グッ
なぎさ「まどか、見たのです!」
なぎさ「さやかはまだヒヨッコだから奥義を継ぐことはできないのです」
マミ「ああ…またこのパターンなのね~」
なぎさ「マミ。回想に入ってくるな、です」
まどか「なぎさちゃん、自分のお尻をよく見て」
なぎさ「え?…お、お尻にアザが!」
まどか「最初の打ち合いでさやかちゃんが放ったんだよ」
まどか「しかも秘孔に寸分違わないで」
なぎさ「バ…バカなです」
まどか「もしさやかちゃんが本気だったらなぎさちゃんの身体は既に」
まどか「グラム100円の肉塊になっていたわ」
なぎさ「ぐ…」
なぎさ「認めないのです!さやかに手加減などする余裕はないのです!」
さやか「…」
なぎさ「さやかがなぎさに勝つことなど有り得ないのです…ふふふ」ザッザッ
~回想シーン終わり~
なぎさ「あの時とどめをさしておけば良かったのです…」
マミ(もう突っ込まないわよ!絶対に)
なぎさ「さやかと、決着をつけてくるのです」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません