こずえ「かれーらいす」 (41)



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1月7日

お母さんにぶたれた。いたい。
頭がぐわんぐわんした。
うぇっ、ってなった。
少し、気持ち悪い。
これを書いてる最中も、気持ち悪い。
すぐに寝る事にする。

1月8日

お父さんにもぶたれた。いたい。
どうやら、二人はこずえの事が嫌いだそうだ。
どうして嫌いなのかを尋ねると、またぶたれた。
なんでだろう。
よく、わからない。
すぐに寝る事にする。

1月9日

今日のゆう食は、カレーライスだった。
久しぶりに、お母さんが作ってくれた。
理由は、よくわからないけど
なんだかお母さんはうれしそうだった。
今日はお父さんも、いい気分。
二人からぶたれなくて、こずえも、いい気分。
すぐに寝る事にする。

1月10日

どうやら、こずえに、弟ができるらしい。
だから、お母さんとお父さんは喜んでいたみたい。
ようやくふつうの子供ができるぞ、と。
お父さんはよろこんでいた。
ふつうの子供って、なんだろう。
考えてもわからない。
すぐに寝る事にする。

1月11日

ぶたれた。
いたい。
あたまをかいだんにぶつけた。
ぐわんぐわんする。
にっきをかくきもないくらい、きもちわるい。
すぐにねることにする。

1月12日

いたい。
すぐにねることにする。

1月13日

いたい。
すぐにねることにする。

1月14日

いた い

すぐに ねること に す る

2がつ30にち

ぴーらー
すぐねる

3がつ45にち

ほうちょう
すぐねる

6がつ72にち

まないた
すぐねる

10がつ3.4にち

おなべ
すぐねる

12がつ75にち

おとうとが、うまれた。
かわいくない。
でも、おとうさんとおかあさんはよろこんでいた。
すぐにねることにする。

16がつ0にち

おとうとが、いえにやってきた。
おとうさんとおかあさんがかかえていたので、なんだかおもしろかった。
おばあちゃんと、おじいちゃんもきた。
おばあちゃんとおじいちゃんは……えっと……そうだ。こづえをみて、なんだかびっくりしていた。
おかあさんは、たいしたことないといってい……うんと。
すぐにねることにする。

8がつ

おかあさんが、またかれーをつくっていた。
なにかいいことがあったのだろう。
おとうとがないている。
なんだかうるさい。
でも、おとうさんがあやしてだまらせてくれた。
あんしんする。
すぐにねることにする。



えっと……
とくになし
いつもどおり、ぶたれた。
すぐにねることにする。

!!

おかあさんが、おとうとをみて、たべちゃいたいくらいかわいいといっていた。
ならたべちゃえばいいのに。
すぐにねることにする。

む台

じゃガ居も
すぐにねることにする。




たいとる

にん人
すぐにねることにする。




えいがをみた。

あとは、おにく。
すぐにねる
ねむれない
おとうとが、うるさい

4月15日

今日は、こずえがカレーライスを作ることにした。
お母さんに、よろこんでほしかったからだ。
がんばって、ざい料も集めた。
これなら、お母さんもよろこんでくれるはず。
お母さんの食べたいものも、入ってるから。

まずは、じゃがいもから切ることにした。
丸丸太ったじゃがいも。
だけど、なんだか油っぽくて切りづらい。
べちょべちょする。
包丁で皮をむくのもむずかしい。

しかたがないからピーラーを使うことにした。
しゅっ、しゅっ、
しゅっ、しゅっ、
しゅっ、しゅっ、
やっと皮がむけた。
やっぱり中は油まみれだった。

次は、これを、包丁でたくさん切り分ける。
ずぱっ、びしゃっ
ずぱっ、ぴしゃっ
ずぱっ、がきん
ときどきうまく切れないけど、なんとか切り分けられた。

つぎは、にんじん。
しばらくおいておいたから、すごく細くなっていた。
これならかんたんに切れそう。
まずはピーラーで皮をむく。
しゅるしゅる
しゅるしゅる
しゅるしゅる
じゃがいもとちがって、かんたんに皮がむけた。

じゃがいもといっしょで、これも、切る。
ざぐっ、がぎっ
ざぐっ、がきっ
細くっても、にんじん。うまく切れない。
だけど、なんとか、きりわけた。
もうおなかぺこぺこ。

だけど、まだお肉を切ってない。
お肉は、とってもしんせん。
だってまだ生きてるから。
ほうちょうで、すぱっと切りさく。
ぶしゃっ、ぴちゃっ
たくさん血が出てきた。
ふくにかかって、なんだかなまぐさい。

だけど***は気にしないで切り進める。
ずぱっ、ぶしゃっ
しゃきん、どぱっ
お肉も、ぶじに切りわけられた。
まだ生きてるみたいに、びくびくうごいてる。
えへへ、かわいい

じゃがいも、にんじん、おにく。
ぜんぶなべに入れて、じっくりにていく。
ぐつぐつ、ぐつぐつ、
おかあさん、よろこんでくれるかな。
ね、おかあさん。
つくえの上で、くちをあけてまってるだけなんて、へんなおかあさん。
おとうさんも、へん。
おとうさん、くちはとじてるけど、なんだかくるしそうなかおしてる。
いたいのかな。

できた。
かれーができた。
なんかくさい。
なんでだろう。お母さんが作ってたとおりに、作ったのに。
ごはんをよそって、カレーをかける。
なんだか具はぜんぶごろごろしてて、おいしそうじゃない。
けど、お母さんなら食べてくれるよね。


はい、あーん。
ぼと、ぼと。
お母さんはうまく食べれないみたいで、***がすぷーんをくちのなかにいれてあげた。
だけどお母さんはまだ口をあけてる。
それじゃあこぼれちゃう。
しかたがないので、お父さんにもあーんした。
けど、口をひらいてくれない。
お父さんは、恥ずかしがりやだ。

***も、ひとくちたべてみる。
うえっ、
おいしくない。
まずい。
しっぱいしちゃった。
がんばってざいりょう、あつめたのに。
もったいないから、たべちゃったくらいかわいいおとうとに、ぜんぶあげることにした。
どばどばどば
かおのまわりがべとべと
でもこれで、おとうとはおなかいっぱいになったとおもう。
えへへ、きょうはしっぱいしたけど、たのしかった。
すぐにねることにする。

4月16日

いえにへんなひとたちがきた。
なんだかさわいでる。
うるさい。

げんかんから、くろねこがはいってきた。
かわいい。
うるさくない。

へんなひとたちは、***をみてすごくおどろいてて、あわててた。
どうしたんだろう?
***は、なんとなく、くろねこをゆびさした。

こいつのせい?

***は、しつもんしたつもりだったけど、へんなひとたちはぴたりとうごきをとめて、くろねこをみはじめた。
そしてくろねこがにげだすと、ひっしにそのあとをおっていった。
そのあと、***はへんなひとたちに、へんなばしょにつれていかれた。

びょういんっぽいけど、なにかちがう。
けんきゅーしつかもしれない。
そこで、いろいろしつもんされた。
これも、かれーをしっぱいしちゃったせいだ。たぶん。
きょうはつかれた。
すぐにねることにする。

―――事務所―――

P「こずえ?何書いてるんだ?」

こずえ「にっき……」

P「へぇ。こずえも書くんだな。今度見せてくれよ」

こずえ「……だめー」

P「えー。なんでだよ」

智絵里「ダメですよ。Pさん、こずえちゃんの嫌がる事しちゃ、めっ、です」

P「めっ、とか!あーもう!智絵里は食べちゃいたいくらい可愛いなー!」

智絵里「も、もうPさん!」

こずえ「……」

3がつ7にち

ぷろでゅーさーが、ちえりをたべちゃいたいくらいかわいいっていってた。
ぷろでゅーさーも、かれーがたべたくなったのかな?

じゃがいもは、かなこ
にんじんは、ぷろでゅーさー
うさぎのおにくはかたいから、ちえりはじっくりにこまないと。

そうだ。みんなにたべてほしいから、おかあさんとおとうさんとおとうとみたいに、あたまはのこさないと。
つくえのうえにならべておこう。

こんどは、しっぱいして、へんなところにつれていかれないようにしないと、ね。

すぐにねることにする。

はやくあしたにならないかな。


おわり

某有名なカレーライスコピペの改変です。

では、ありがとうございました。

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