長門「提督!」提督「ながもん!」 (31)

【キャラ崩壊有り】

何番煎じかわかりませんが「ながもんギャップ萌」スレです

俺は凛々しい長門しか見たくねぇ!!

という方はそっとじ推奨



前スレ
提督「艦娘とケッコンカッコカリしたら」
提督「艦娘とケッコンカッコカリしたら」 - SSまとめ速報
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〇六〇〇


長門「朝だぞ、提督。そろそろ起きろ」


ゆさゆさと身体を揺らされ、まどろみから少し意識がはっきりとする


まだ日も出ていないし、寒い。腹まで捲られた布団を被り直す


長門「あ、こら!起きろと言っているだろう?ほら、起きろ!」


昨日は夜遅くまで仕事だったのだ。身体も重いし頭もなんだかふらふらする。あと5分は寝かせてほしい


長門「いつまでくるまってる気だ!ほら!」


ゆさゆさと、肩がさっきより大きく揺すられる


提督「あと40分…………」


長門「そんなこと言って起きないだろう!っく、早く起きんか!」


ぺしぺし、と頬を軽く叩かれる


全然痛くないし、むしろ何だか気持ちいい。益々眠くなる


提督「や~……だ~…………」


布団を握りしめ、意地でも寝る


本当に疲れているんだ




長門「おい!おきろ!!…………ねぇ、起きてよ…………………うっく……………ぐすっ………」


あれ?何か鼻を啜る音が…………



長門「おきてよぉ………………ひっく」


これはまさか


提督「あーっ!!!すまん!!またやっちまった!!!」


急速に頭が冴える


布団から跳ね起きて長門の方を見ると、ポロポロ涙を零しながら嗚咽を漏らしていた

〇七〇〇


提督「ほ、本当に悪かった………」


長門「全く………この間、ちゃんとおきるって言ったのに………」


『間宮』に朝ごはんを食べにきても、まだ長門は前に座り、味噌汁を飲みながらムスーっとしていた


お陰で謝りっぱなしである


提督「すまなかった……どうも朝は苦手でな………」


もともと血圧が低い上に、今は冬。早朝に起きるのはどうも向いていない


そこで最近は長門に起こしてもらっていたのだが…


長門「本当に悪かったと思ってるのか……?」


相変わらずジトーっとした目でにらまれる


ただ、それはケッコンカッコカリをする前と比べて、いささか甘えているようにも見えて可愛い


提督「ああ、本当に悪かったよ……お詫びに何でもするから」


『何でも』と言った途端、長門の目がキラキラと輝く


長門「何でもだな!何でもいいんだな!」


提督「あー……俺にできる範囲で頼むぞ?」


長門が興奮のあまり身を乗り出してくるが、そうすると胸元から谷間が見えて………思わず目を背けながら答える


長門「じゃ、じゃあ……あーん」


鮭の身をほじくると、目の前に箸を出してきた


提督「あ、あーん……?」


長門「えへへ、許してやるぞ!」



………参ったな。こりゃ可愛い

〇八〇〇


提督「さてと、今日の仕事は何があったかな………………………………長門?」


長門「………………なんだ?」


執務室に戻って机に向かおうとすると、後ろから袖を引っ張られる


提督「………………この手は?」


振り返ると、長門が左手で恐る恐るといった感じに袖を摘んでいた


長門「こ、これから仕事だからな!こう、景気付けにというか………その、うん………」


ビシッ!と指を指したかと思えば、だんだん語尾が小さくなってモジモジしだす


提督「はぁ………」


長門「あっ………その、すまない。なんでもな…………んんんっ!?!?」


腕を引っ張り、思いっきり唇にキスをした


突然のことに長門は目を白黒させている


提督「…………長門が可愛すぎて思わずため息が出ただけだ」


唇を離してそう言うと、長門の顔がてっぺんまで赤くなる


長門「なっなっ………きゃ、か、かわいいって…………あう………」


ガチャッ

陸奥「提督ー、今日の任務は…………って、何してるの長門」


長門「べ、別に?な、何もしてないぞ」


陸奥「じゃなんで壁に提督がめり込んでるのよ」


提督「くふっ……………」

〇九〇〇


提督「あー、痛かった…………」


陸奥が執務室の扉を開けた瞬間、長門に頭を掴まれて思いっきり投げられた


おかげでまだ頭が痛い


長門「ごめんね……っく………ごめんね…………」


その長門はというと、さっきからずっと泣きながら謝っている


ちなみに今は、膝枕をしてもらっている。短いスカート故に長門の柔らかな太腿が感じられて気持ちいい


提督「怒ってないから泣き止んでくれ………」


下から頬を撫でると、長門は少し困ったような表情になる


長門「私……大好きな提督を怪我させちゃうなんて…………なのに、提督はいつも優しいから………」


提督「俺だって長門のこと大好きだからな。このくらいじゃ嫌いにならないよ」


長門「ひっく………うええぇん…………」


子供のように泣く長門を慰めながら、少しずつ照れ隠しを無くせればな………と思った




ガチャッ


ビスマルク「失礼するわ、アドミラール。ボーキサイトを赤城が全部……………長門、何してるの?」


長門「な、何もしてないぞ!?」


ビスマルク「じゃあ、どうしてアドミラールがゴミ箱に頭から直立不動で突き刺さってるのかしら」

一〇〇〇


提督「長門。いくら俺が長門のことが好きとはいっても、このままだと上半身と下半身がサヨナラバイバイしてしまうぞ」


長門「う…………その、本当にすまない………」


ビスマルクが執務室に入ってきた瞬間に美しいオーバースローでゴミ箱にダストシュートされた


ケッコンしてから、長門は大分性格が柔らかくなったし、甘えてくるようにもなったが、あくまでそれは二人きりの時だけである


誰かが居ると、以前と変わらず厳しい性格を装う


提督「無理に、とは言わないが、皆にケッコンカッコカリをしたことだけでも言わないか?」


長門「う…………わかった。今晩言う」


信じられないかもしれないが、実はまだ長門とケッコンカッコカリをしたことは誰にも言っていない


長門が恥ずかしがってなかなか言う機会がなかったが……


長門「……もう、これ以上提督のこと傷つけたくないんだ。絶対に、今晩言う」


決意の篭った目で、自分に言い聞かせるように宣言する長門


提督「そうか………偉いな」


頭を撫でると、ふわっといい匂いがする


長門「あ…………えへへ、うん、がんばるよ……」


そのまますりすりと胸元に頬擦りしてくる長門


ああ、可愛いなぁ…………

一一〇〇


提督「…………と、言うわけだ。更に詳しいことはこっちの資料を………あれ、どこに置いたかな」


新たなデイリー任務の説明をしようとしたが、作った資料が見当たらない


机の上を探してみるが、それらしいものが出てこない………


長門「これのことだろう?……まったく。いい加減書類をどこにしまったからくらい覚えたらどうだ?」
 

長門が一番下の引き出しを開け、紙の束を机の上におく



提督「はは……悪い悪い………」


頭を掻きながら、出してもらった資料を説明する


暁「(相変わらず長門って司令官に厳しいわね)」


夕立「(秘書艦だし、責任感も強いっぽい?)」


ビスマルク「(さっきなんてアドミラールをゴミ箱に放り込んでたわよ)」


比叡「(ヒエーーー!)」


長門「こらそこっ!!何をブツブツ話をしている!!きちんと話を聞かないと命に関わってくるんだぞ!!」


暁&夕立&ビスマルク&比叡「「ごめんなさい!!!」」






長門「い、命に……かかわってくるんだぞ!!」


提督「(相変わらず説教なれしてなくてぷるぷるしてて可愛いなぁ)」

一二〇〇


提督「うーん……今日はカツ丼の気分だな」


長門「それじゃあ私は生姜焼き定食にしよう」


提督&長門「「間宮ー!」」


間宮「はいはい、すぐに作りますよ~」




カウンターでそれぞれ受け取ると、朝と同じように長テーブルに向かい合って座る


この後の予定などを話し合っていたら、青葉と金剛、陸奥が近寄ってきた


青葉「司令官!ご一緒してもいいですか?」


金剛「私もテートクとランチタイムしたいネー!」


青葉が右隣に、金剛が左隣に座る


なんだか金剛が近い


陸奥「ふふ、長門、隣いいかしら?」


長門「……………………ああ」


無表情を装っているが、明らかに不機嫌だ


青葉「スバリお聞きしますけど、司令官と長門さんはお付き合いしてるんですか?」


呑気な青葉の言葉に、思わず水を吹きそうになる


長門「な、な、な、な、な……そ、そんなわけ、な………ないだろぉ……」


強気に否定できない長門が可愛い


金剛「ほぉー……それじゃあ私にもチャンスがありマスネー!」


むぎゅっと腕に抱きついてくる金剛


提督「こ、金剛!離れなさい!」


金剛「えー、イイじゃないですかー」




長門「………………っ!」

一三〇〇


長門「提督の馬鹿…………浮気者…………」


あの後は凄かった


我慢の限界を迎えた長門が、顔を真っ赤にして『て、て、提督の腕から離れんか!!は、破廉恥だぞ!!』と叫びんだ

そのせいで益々金剛は身体を密着させてきたし、青葉は『スクープですよぉ!!』とか言ってビデオ回し始める

陸奥は面白そうに傍観してるだけで助けてくれなかった



散々大騒ぎした後で執務室に戻ってくると、長門にソファーに座らされ、そのまま膝の上で甘えてきた


提督「むしろ俺が金剛に襲われただけのような………」


長門「でも……でれでれしてたもん。鼻の下伸びてたぞ」


ムスーっとしながらも、膝からどこうとはしない


長門の前で交差してる腕が長門の腕で上からキュッと抱きしめるようにされる


提督「うーん……やっぱり、皆に言わなきゃだな」


長門「提督はそれでいいの?………もし皆に私達がケッコンしてること言っちゃったら、もう金剛に抱きつかれなくなるかもよ?」


相変わらず拗ねたように聞いてくるが、そんなもの答えは決まっている


提督「俺が好きなのは長門だけだからな。長門に抱きつかれる方が嬉しいよ」


長門「ホント?………えへ、じゃあもっとぎゅーってする………」


…………イチャイチャしすぎて忘れてたけど、このままだと残業確定なんだよなぁ……

一四〇〇


提督「長門、ちょっと明石と夕張のとこ行って相談してくる」


長門「ん、わかった……」


小さく手を振って提督を送り出す


振り返してくれたのが少し嬉しい



多分、また新しい装備の相談なんだろう


長門「………本当は、行って欲しくない………けどな」


でも、私は私で提督から任された大事な仕事がある


それに、もし『行かないで』なんて言ったら提督を困らせてしまう


好きな人を困らせるようなことはしたくない


長門「………て、照れ隠しは…………まぁ、うん、反省してるけどな」


提督がさっきまで座っていた椅子に腰掛ける


まだ時間がそんなに経っていないからか、ほんのりと提督の匂いと暖かさが残っている


長門「『革の椅子に座りたいんだ!』なんて………ふふ、あの時の提督は子供みたいで可愛かったなぁ…」


普段キリッとしていてどちらかというと格好いいタイプの提督が、革の椅子が欲しいと駄々をこねたのだ


そのギャップが可愛くて、私はますます提督のことを意識するようになった


長門「………すんすん…………ふふ、こうしてると提督に抱っこされてるみたいで…………」



結局、提督が帰ってくるまでずっと椅子の匂いを嗅いでしまった…………むむむ………

一五〇〇


提督「さぁ長門!おやつの時間だ!」


長門「おやつの時間って……駆逐艦じゃあるまいしな」


時計が三時を告げたので、一旦休憩にしようと思ったが、長門は目の前に積み上げられた大量の紙束にあまり乗り気ではないようだ


提督「ふふふ、だが、これを見てもそんなことが言えるかな?…………」


長門「そ、それは!!」


冷蔵庫から取り出した箱には、でかでかと『特製間宮ケーキ』の文字が


それを見た瞬間に、長門の目が輝く


長門はこう見えてかなり甘いものが好きだったりする


提督「と、いうわけだ。皿とフォークを用意してくれるか?俺は紅茶を入れる」


長門「わかったぞ!」




ケーキを取り分け、ソファーに隣り合って座る


提督「いただきまーす…………うん、これは美味しいな………」


長門「はぁ~…………!!」


間宮ケーキは所謂ショートケーキだが、今まででのどのケーキ屋のものよりも美味い


長門「もぐもぐもぐもぐ…………ふぉんふぉーにふぉいふぃーふぉ!」


提督「あ、ほら、そんなに口につめるからほっぺに付いちゃってるぞ」


長門「ん?ふぉふぉ?」


提督「こっちだよ……ぺろっ」


うん。甘くて美味しい


長門「!?…………!?………ば、ばかっ!」


ついでに顔を真っ赤にして目を潤ませる長門も見られて一石二鳥だった

一六〇〇


長門「なぁ、提督」


ケーキも食べ終え、再び大量の紙と戦っていると、不意に長門に呼ばれた


提督「んー?」


長門「提督はロリコンなのか?」


提督「んー…………んん!?」


突然投げ込まれた爆弾に思わず変な声が出る


長門「この資料見てると明らかに駆逐艦の運用が他の鎮守府より多いんでな……あと大鳳と龍驤も」


提督「いや、それはたまたまだぞ!?」


慌てて弁解するが、長門は納得していない様子


長門「だがな、駆逐艦は皆可愛いではないか!!ちょっと大人びてる子も気が弱そうなこもツンツンしてる子も!!無い胸を張って自信満々なあの顔を見たらもう何も抑えられなくなってしまう!!さらに中破したり大破して涙目で帰ってきた日なんかにはもう破れた服から見えるブラの意味がないブラ!!あれはなんだ!!誘っているのか!!毎回毎回冷静に『今日もご苦労だった』というのにどれだけのエネルギーを使っていると思っているんだ!!つまりそうやっぱり駆逐艦は最高!!」




提督「………そうか」


長門「………はっ!しまったつい………」

一七〇〇


長門「ん………提督、そろそろ充電してもいいか?」


提督「おお、いいぞ!おいで?」


長門「うん…………えへへ、ぎゅ~…………」



いつも、夕方5時の鐘がなると、長門は『充電』と称して抱きついてくる


椅子から立ち上がって、抱きついてきた長門を受け止める


提督「はは、こっちの長門も可愛いなぁ……」


長門「提督は、こっちの私の方が好き?」


提督「真面目で凛々しくて、皆から頼りにされてる長門も、子どもみたいにじゃれて甘えてくる長門も、どっちの長門も可愛いし好きだぞ?」


思ったことをストレートに伝えると、首筋まで赤くなった


それを隠すようにぎゅうぎゅう抱きついてくる


長門「提督はたまにズルい…………」


提督「ん?そうか?」


長門「うん、ズルい………でもそんな提督も好き」


提督「……そっか、ありがとな」


立つと頭1つ分も違わない長門の頭を撫でる


長門「ふふ、提督に撫でられるの好きだ………」





ガチャッ


電「司令官さん!赤城さんが暁ちゃんのパンツを間違って…………長門さん、なにしてるです?」


長門「ん?いつも通り執務をな」


電「えっと、どうして司令官さんは天井に突き刺さってるです?」

続きは深夜に投下します。ここまでありがとうございました

十八〇〇


提督「っくあぁ~………終わった~………」


椅子に座ったまま大きく伸びをする


首を回すとバキバキッと音がした


長門「お疲れ様だったな…………肩、揉んでやってもいいぞ?」


提督「ホントか!是非頼むよ」


そう言うと、長門は椅子の後ろに回り、そっと手を肩に添えてきた


長門「それじゃ、いくぞ………ふっ……んっ………どう、だ?痛くっ…ないか?」


提督「あ、ああ…調度良いくらいだよ……」


一生懸命肩を揉んでくれて、ありがたいし気持ちも良い………のだが


長門「んっ……ふっ………はっ………んんっ………」



提督「………………っ…………」


力が入るたびに長門の口から漏れる吐息になんだか顔が赤くなってくる


長門「ふうっ……んっ………………提督?」


提督「ん、ん!?な、なんだ?」


長門「いや、なんだか心ここにあらずって感じだったからな………大丈夫か?」


提督「あ、ああ!いや、長門のマッサージが気持ちよくてな、ついつい……」


不安そうに聞かれ、とっさに誤魔化した


が、今度は頭にふにょんっという感触が


長門「ふふ、提督の頭ぎゅー………」


提督「お、おおおぉ………」


ふにょんっふにょんっふにょんっ


長門「えへへ、提督は可愛いなぁ………」


提督「……………ごちそうさまです」


長門「ん?何か言ったか?」


提督「…………いや、別に?」

一九〇〇


夕飯の時間、間宮には我が鎮守府の艦娘が全員集まっていた


大事な話がある。と招集をかけたのだ


もちろん、大事な話とは、長門ととのことである


提督「あー……皆!今日はわざわざ集まってくれてありがとう。手短に済ますから少しこちらに注目してくれ」


皆の視線が、一気にこちらに集まる


隣には、普段通り凛と立つ長門


だが、よく見ると少し汗をかいていて、緊張しているのがわかる


提督「大事な話というのはだな………長門」


長門「あ、ああ……」


長門が一歩前に進む


こほん、と咳払いをすると、思い切って口を開いた


長門「わ、私は!この度提督とケッコンカッコカリの契約をか、交わした!!そ、そういうわけだからよろしく頼む!」


一瞬鎮まりかえる間宮………


次の瞬間、割れんばかりの拍手と喝采が鳴り響く


雷「おめでとう!司令官!長門!」


電「おめでとうなのです!」


加賀「これは………さすがに気分が高抑揚します」


赤城「ふふ、お二人は仲が良いですからね…………ああ!大和さん!それは私のパンツ……」



長門「皆…………」


提督「………良かったな、長門」


沢山の祝福の声に圧倒されていたが、ふと我に返る

長門は、両目に涙が浮かんでいた


長門「ふふっ………提督」


提督「ん?…んんっ!?」





長門「ちゅっ…………つ、次は、か、か、カッコカリじゃないけけけ結婚、するぞ!!」

二〇〇〇


提督「あー………凄かった………」


風呂に浸かると、疲れと一緒に声が漏れる


あの後の間宮は大宴会状態


普段酒を飲まない艦娘まで酒を飲み、会場はまさにどんちゃん騒ぎだった


そんな騒ぎから抜け出し、今こうして一日の疲れを癒している


???「て、提督!!」


提督「へ?」


名前を呼ばれ、振り向くと、脱衣所から見知った女性が風呂場へ入ってきた


長門「い、一緒に………入らないか?」





長門と背中合わせでお湯に浸かる


後ろから感じる体温と、触れた体の柔らかさに心臓はどんどん鼓動を早める


提督「………そ、その、良かったな…皆祝福してくれて……」


長門「ああ。何か言われるんじゃないかと思ってたけど…………皆、良い奴らだ」


しみじみと呟くと、パシャッと音を立てて長門がこちらを向く


そのまま、しなだれかかるように密着してきた


提督「な、長門………?」


直接感じる胸の柔らかさにどぎまぎするも、必死に冷静を保つ


長門「………提督のお陰だ。ありがとう………」


抱きついたままお礼を言われる


丁度肩に乗ってきた頭を撫でると、はふ、と長門から声が漏れる


提督「こちらこそ。だ。長門」


長門「提督………………ちゅう………」


提督「一回だけな………んっ」


長門「んむっ……………ふふ♪」

二一〇〇


あの後結構長い間浸かっていたせいでのぼせそうになってしまった


執務室に戻り、いつものように長門を膝に乗せて髪を梳かす


長門「ふふ………ふふふ………提督は上手いなぁ……」


提督「長門の髪が綺麗だからやりやすいんだよ」


櫛と手櫛の両方で髪の毛を梳かされるのが長門のお気に入りらしい


長門「はぁ………なんだか、幸せだ………」


提督「あぁ、俺も幸せだぞ」


髪の毛を梳かし終えると、そのまま膝に乗せた状態で腕の中に抱き入れる


これも長門のお気に入りだ


長門「提督………提督………すんすん…………えへへへ………」


腕に鼻を埋めて匂いを嗅ぐ姿が堪らなく可愛い


お返し、とばかりに長門の頭に鼻を近づけると、しっとりとしていて、そして甘くていい匂いがした


提督「すん……長門もいい匂いだぞ?」


匂いを嗅ぎながら、髪の毛にキスをすると、ビクッと長門が震える


長門「きゃっ!………もー、ちゅーならこっち…………」


んーっと唇を突き出す姿に、我慢できず少し強引に唇を奪う


長門「んんっ……………………ぷはっ!………つ、続きは、また後で、な?」


め、と人差し指で額をツンツンされる


もう一挙一動全てが可愛かった

二二〇〇


寝る為に長門と一緒に布団に入る


お風呂上がりもたっぷりイチャイチャできたが、それだけでは飽きたらずに布団のなかでも寄り添ってイチャイチャする


長門「………まくら、いらない」


そういって枕をどかすと、甘えるように腕に頭を擦り寄せる


提督「ほら」


腕を伸ばすと、嬉しそうに頭を載せる


いつもの就寝スタイルだ


長門「ふふ、提督の腕枕はずっとやってても飽きないな…………腕、痛くない?」


提督「全然?むしろ可愛い長門の顔がこんなに近くで見られて嬉しいよ」


そう言うと、ふにゃっと長門の顔が崩れる


布団の中が、長門が最も素直な場所だった


長門「ねぇ、いつもの~………」


甘えた声でおねだりされる


提督「はいはい………んっ……」


長門「ひゃふっ………あっ…んっ………んにゅ………」


長門の額、右の頬、左の頬、鼻、まぶたとキス


長門「んちゅー………えへへへへ、ありがと」


最後に唇にキスをする。これをやらないと眠れないそうだ


すっかり蕩けきった長門を腕に抱いたまま、部屋の電気を消す


提督「明日からも、よろしくな?………おやすみ、長門」


長門「うん………おやすみなさい…………大好きだぞ……………」

以上で終わります。お目汚しまことに申し訳ありません。
ありがとうございした

づほちゃんのあってもなくても変わらない胸を揉みたい


次スレは阿賀野型R-18か、またバカップルものを書く予定でいます

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