汐｢かっと！かっと！｣

朋也｢あれ、何処かダメだったか？｣

渚｢しおちゃん、もしかしてママがダメでしたか？｣

汐｢パパもママもだめだめ。｣

朋也｢今のでもダメなのか…｣

渚｢どこが、悪かったのでしょうか？｣

汐｢パパはもっとこわがる！ママはもっと怖く！｣

渚｢こ、怖くですか？｣

朋也｢結構…怖がってたんだがなぁ｣

汐｢あっきーとさなえさんの方を見て｣

朋也｢うん？｣

渚｢はい？｣

早苗｢ねぇ、秋生さん…正直に言ってくれませんか？｣

秋生｢しょ、正直って？｣

早苗｢ひどいです…秋生さん…とぼけるなんて…｣

秋生｢いや、ちょっと待て早苗！とぼけるも何も俺は…｣

早苗｢話し合いで私は済ませたかったのに…仕方ないです…｣ﾋﾀ、ﾋﾀ

秋生｢お、落ち着け早苗！そ、そうだほら！お前のパン今日は全部売れたんだぞ！｣

早苗｢ふふ、そんなことはわかってますよ…それより秋生さん…人間って脆いんですよ？簡単に壊れちゃうんですよ？｣

秋生｢いや、待て…早苗…お、落ち着いて…は、話をだな｣

早苗｢頭に袋を被せて磔にして足の小指から順番に足の爪を剥がしていくのと手の小指から爪の間に針を入れるのどっちが好きですか？｣ﾋﾟﾄｯ

秋生｢さ、早苗…｣ﾌﾙﾌﾙ

早苗｢うふふ♪それとも…｣

秋生｢う、うわあぁぁぁ！｣

バン！バン！

汐｢かっと！｣

秋生｢…ふぃー。｣

早苗｢ふぅ…。｣

汐｢さなえさんもあっきーもぐっど！｣

渚｢あわわ、と、朋也くん｣ｷﾞｭｯ

朋也｢さ、早苗さんスゴいな…｣ｷﾞｭｯ

早苗｢あらあら♪そうでもないわよー？｣

秋生｢そうだぞ、朋也。早苗が本気で怒ったらこんなもんじゃないぞ｣

朋也｢…本気で怒ったことなんてあるんですか？｣

渚｢っ！？｣ぎゅうぅぅぅ

朋也｢な、渚！？｣

秋生｢…あれは、まだ渚が6才の時だった…｣

汐｢なに？ママのはなし？｣