輝子「インディヴィジュアルズ短編集……フヒ」 (134)




モバP「森久保にスコップ持たせた結果」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425574576

輝子「うおっ!?」


隣の机の下に穴が空いてた。


輝子「……」ソー

乃々「ぁぅぅぅぅ…………」


覗いたらスコップを抱えたお隣さんがいた。

輝子「……ど、どうしたー……?」

乃々「もうダメです……もりくぼはもうダメです……」

輝子「な、何があったんだ……?」

乃々「……」

乃々「好きだった少女漫画が原作のアニメの出来がお粗末なものでした……」

輝子「……」

輝子「?」

乃々「クソなんですけど……もう穴掘って埋まるしかないんですけど……」

輝子「あー……なんで?」

乃々「作画が……無駄な改変……むーりぃー……」ザックザック

輝子「あ、ああ……どんどん深く……」

ガンッ

乃々「……?」

乃々「……」ガンッガンッ

乃々「っ!」ガッ

ブシャアアアッ

乃々「わぷっ!?」

輝子「うわっ」


水道管に穴を空けてしまったみたいで、事務所が水浸しになった。
めちゃくちゃ怒られた。




モバP「輝子が1UPキノコ食べた結果」


輝子A「フヒヒ……シメジー……」

輝子B「エリンギー……」

乃々「……」

美玲「……」


増えた。

乃々「あの……キノコさん……」

輝子A「ん?」

輝子B「何?」

乃々「あぅ……二人も反応するなんてむーりぃー」

美玲「アレだな、一人は名前変えた方がいいな」

輝子A「改名、か……」

輝子B「た、例えば……何?」

美玲「てるこ」

輝子A「……て、てるこ……なるほど」

てるこ(B)「じゃあ、私がてるこで……」

しょうこ(A)「なら私はしょうこのまま、だな……」

美玲「うん、バッチリだなッ!」

しょうこ「フヒヒ……これで呼び分けも可能、だな……」

てるこ「さあ、どんと来い……」

乃々「それじゃあ……」

乃々「キノコさん」

しょうこ「うん?」

てるこ「どうした?」

乃々「あうぅ……二人共反応するなんていぢめですか……」


キノコと呼ぶので、あんまり意味なかった。




モバP「美玲が両眼に眼帯着けた結果」


美玲「前が見えねェ」

乃々「そりゃそうだと思いますけど」

美玲「…………」

美玲「ち、ちょっとソファーまで誘導して」

乃々「はあ」


外せばいいのに。

美玲「ふう……ちょっとな、油断してただけなんだよ」

美玲「ここからウチは本気出すんだよ」

乃々「はあ」

美玲「オオカミはその嗅覚で獲物を探し、逃がさず追跡するんだ」

美玲「視覚を封じた今ッ! ウチの嗅覚が冴え渡る時だッ!」

美玲「……」クンクン

乃々「……」

美玲「……」クンクン

乃々「……」

美玲「……」

美玲「今日鼻詰まってたんだった」

乃々「鼻声ですもんね」

美玲「ティッシュどこ?」

乃々「嗅覚で探せばいいのでは……」

美玲「だから鼻詰まってるんだってッ!」

乃々「ああ……はい」スッ

美玲「ありがと」

美玲「……」

美玲「この箱ティッシュ開けてないやつだろ!」

乃々「開ければいいのでは……」

美玲「だから視覚封じてるんだってッ!」

乃々「ああ……」


眼帯外せばいいのに。




モバP「森久保につるはし持たせた結果」


しょうこ「うおっ!?」


隣の机の下にまた穴が空いてた。


しょうこ「……」ソー

乃々「ぁぅぅぅぅ…………」


覗いたらつるはしを抱えたお隣さんがいた。

しょうこ「……ど、どうしたー……?」

乃々「もうダメです……もりくぼはもうダメです……」

しょうこ「な、何があったんだ……?」

乃々「……」

乃々「好きだった少女漫画がまた休載しました……」

しょうこ「……」

しょうこ「?」

乃々「休みすぎなんですけど……もう穴掘って埋まるしかないんですけど……」

しょうこ「あー……なんで?」

乃々「お預けとかいぢめですか……冨樫ですか……むーりぃー……」ザックザック

しょうこ「あ、ああ……どんどん深く……」

乃々「……あ、こっちは水道管だから……こっちを」ガンッ

乃々「……?」

乃々「……」ガンッガンッ

乃々「っ!」ガッ

キラーン

乃々「あ、埋蔵金ですね」

しょうこ「え、嘘?」


埋蔵金だと思ったけどよく見たら山吹色のお菓子だった。
食べたらお腹壊した。




モバP「てるこを解禁した結果」


しょうこ「ふ、双子ユニットで」

てるこ「デビュー、するぞ……!」

美玲「マジか」

てるこ「マジだ」


マジみたいだ。

しょうこ「な、765プロでは、かつて双子のアイドルが交代交代で活動していたそうだ……」

てるこ「私達も、そういうことにしようと思う……」

美玲「なるほど」

美玲「で、どっちが姉でどっちが妹になるんだ?」

しょうこ「……」

てるこ「……」

しょうこ「さーいしょは」

「「パー!!」」

てるこ「……」

てるこ「じゃーんけーん!」

しょうこ「あっち向いて!」

てるこ「ぐーの!」

しょうこ「ニョッキッキ!」

「「1ニョッキ!」」

しょうこ「……」

しょうこ「あーいこーで!」

てるこ「たたいてかぶって!」

「「どちらにしようかな!」」

しょうこ「……」

てるこ「……」

「「YEAR!!」」パシン


熱いハイタッチ。


美玲「結局どっちがどっちなんだよ」


後でプロデューサーに聞いたら、双子デビューは二人が勝手に言ってるだけみたいだった。




モバP「美玲にひっかかれた結果」


幸子「うわあああああああああああああああああああああああああ!!!」

幸子「うわ、うわああああああああああああああああああああああ!!!」

小梅「ど、どうしたの幸子ちゃん……?」

幸子「み、美玲さんに! 美玲さんにひっかかれました!!」

小梅「そ、そう……」


うるさい。

幸子「早く! 早く救急車呼んでください!!」

小梅「な、なんで?」

幸子「だってひっかかれたんですよ!?」

幸子「このままだと……」

小梅「このままだと……?」

幸子「狂犬病になっちゃいます!!!」

小梅「……」

小梅「?」

幸子「うわああ! 早く治療しないと! カワイイボクが! 悲惨なことに!」

小梅「ひ、悲惨なこと……」

小梅「!」

小梅「(もしかして……ゾンビみたいになる?)」

幸子「早く! 救急車を!」

小梅「早く……ゾンビに……」

幸子「早く!!」

小梅「早く……」

幸子「早くゥゥ!!」

小梅「早く……!」

ちひろ「うるせぇ! 静かにしろ!!」


怒られた。
ちなみに絆創膏貼るだけで完治しました。

寝ます
こんな感じで気ままに書いてく




モバP「森久保に傘持たせた結果」


しょうこ「うおっ!?」


隣の机の下にまたまた穴が空いてた。


しょうこ「……」ソー

乃々「ぁぅぅぅぅ…………」


覗いたら傘を抱えたお隣さんがいた。

しょうこ「……ど、どうしたー……?」

乃々「もうダメです……もりくぼはもうダメです……」

しょうこ「な、何があったんだ……?」

乃々「……」

乃々「今日晴れでした……」

しょうこ「……」

しょうこ「?」

乃々「雲一つ無かったんですけど……もう穴掘って埋まるしかないんですけど……」

しょうこ「あー……なんで?」

乃々「雨降るって予報で言ってたから傘持ったのに降らないとかいぢめですか……もうここで傘差します……むーりぃー……」バサッ

しょうこ「……」

しょうこ「どうやって穴を掘ったんだろう……」


数分後にのっそり出てきた。
帰りに雨が降ったので結果オーライだな。




モバP「しょうことてるこがババ抜きした結果」


美玲「あがりッ! 1抜けー!」

乃々「あがりましたけど……2抜けですけど……」

幸子「フフーン! あがりましたよ!」

小梅「ふう……あ、あがれた……よかった」

しょうこ「むむ……」

てるこ「後は私達二人だけ、か……」


一騎討ち。

てるこ「(持ちカードはエース1枚)」

てるこ「(エースを引けるか、ジョーカーを引くか……)」

しょうこ「……」

てるこ「……」スッ

ジョーカー

てるこ「ッ……!」

しょうこ「よし……!」

てるこ「……」

しょうこ「……」スッ

ジョーカー

しょうこ「ぬぐっ……!」

てるこ「フフ……チャンス」

しょうこ「ふーっ……」

てるこ「……」スッ

ジョーカー

てるこ「ふおおお……!」

しょうこ「よし、よし、よし」

てるこ「……お、落ち着け……落ち着け……」

しょうこ「……」スッ

ジョーカー

しょうこ「ほあああああああ!?」

てるこ「シャアッ!!」

幸子「決着つきませんね」

美玲「まだー?」


3分後、てるこが勝ちました。




モバP「美玲がカンフーにハマった結果」


美玲「ホワチャーーッ!!」

美玲「ホゥゥゥ」

美玲「アタッ、アタタタァッ!」

てるこ「……」

美玲「……へへっ」

てるこ「スカートめくれてる」

美玲「スパッツ履いてるから問題ないモン」


この前の公演にチョイ役で出演してから、密かにハマってたみたい。

美玲「ヌンチャクの扱いもな、上手くなったと思うんだ」

てるこ「そうなのか……」

美玲「ホアチョーーッ!」クルクル

てるこ「……」

美玲「どう? どう?」クルクル

てるこ「クルクル回してるだけでは……」

美玲「だって、下手に振り回すと身体中にぶつけて痛いんだモン」

美玲「ホアー、タアアアーーッ!」クルクル

てるこ「……」

美玲「シャオッ!」

スポッ

美玲「あ」

てるこ「あ」

ガシャンッ

美玲「あああっ」

美玲「プロデューサーの机の上のデスクライトが」

てるこ「真ん中からポッキリ……」

美玲「……」

てるこ「……」

てるこ「でもそれ、この前の水道管破裂で水没して壊れたやつだし……」

美玲「なんだ、それならいいか」


この後、ヌンチャクを没収された。




モバP「まゆがハニートラップを考案した結果」


まゆ「ハニートラップを仕掛けようと思うんです」

てるこ「おお……!」

しょうこ「そこはかとない、オトナの香り……!」

まゆ「そのために、大量の蜂蜜を買ってきました」

しょうこ「おお……!!」

てるこ「むせかえる、ハニーな香り……!」

まゆ「そういうわけなので作戦会議しましょう」

しょうこ「ガッテン」

のの「……」


なんか違う……
あ、名前がひらがなになってるんですね。解決。

まゆ「それで……どうすればいいんでしょうか」

てるこ「……さあ?」

しょうこ「蜂蜜を、使うんだよな……むむむ」

のの「……ちなみに誰をハニートラップにかけるのでしょうか」

まゆ「決まってるじゃないですか、もちろんPさんですよぉ」

しょうこ「……んん? プロデューサーを、罠にかける……のか?」

まゆ「……あれ? そうなっちゃいますね」

まゆ「でもハニートラップですし……トラップ? うーん……」

てるこ「そ、そもそもハニートラップって、なんだろう……」

まゆ「それはもちろん蜂蜜を使ったトラップでは……」

のの「蜂蜜を……うーん……?」

まゆ「……」

まゆ「ダメです、計画頓挫です」

てるこ「そ、そうか……残念……」

しょうこ「この蜂蜜は……どうする?」

まゆ「せっかくだし皆でいただきましょうか」

のの「わぁい」


お湯を沸かしてはちみつレモンでいただきました。
おいしい。




モバP「森久保にシャベル持たせた結果」


しょうこ「うおっ!?」


隣の机の下にまたもや穴が空いてた。


しょうこ「……」ソー

幸子「う、うーん…………」


覗いたら頭にバナナの皮を乗せた自称カワイイがいた。

幸子「……はっ!? ここはどこ、ボクカワイイ!」

しょうこ「……ど、どうしたー……?」

幸子「どうしたもこうしたも、足滑らせて落ちたんです!」

しょうこ「そ、そう……」

幸子「誰なんですかバナナの皮を穴の前に捨てた人は!」

しょうこ「あ、わ、私だ……な」

幸子「ちょっとーー!!」

幸子「おかげでカワイイボクがバナナトッピングでさらにカワイくなっちゃったじゃないですか!」

幸子「褒めてつかわします!!」

しょうこ「ははー、ありがたきお言葉……」

幸子「あーでも、ちょっと挫いちゃってここから出られないんです、助けてください」

しょうこ「ど、どこを挫いた……?」

幸子「ハネっ毛」

しょうこ「そ、それは大変だ……!」


なんだかんだ自力で出てきた。
さすが。




モバP「しょうことてるこがホラー映画見た結果」


しょうこ「……」

小梅「……」

てるこ「……」

ヴオオオ

しょうこ「ッ!?」

小梅「!」

てるこ「ッ!?」


川の字。

しょうこ「……」ビクビク

小梅「……」ワクワク

てるこ「……」ビクビク

アアアアッ!

しょうこ「ヒイッ」

小梅「……」

てるこ「ヒイッ」

ア……アアア……

しょうこ「こ、怖い……」ガタガタ

小梅「……」

てるこ「こ、怖い……」ガタガタ

ギャアアアアアアアッ!!

しょうこ「ヒャアアアッ!?」

小梅「おお……!」

てるこ「ヒャアアアッ!?」

デデーンッ!!

しょうこ「わああああああああああああ!!!」

小梅「す、すごい……!」

てるこ「わああああああああああああ!!!」


左右から聞こえる叫び声はまさにステレオ音声。




モバP「美玲が眼帯外した結果」


美玲「すごい! 景色が立体的だッ!」

乃々「……?」

てるこ「?」

美玲「たまにはこういうのもいいよなッ」

乃々「……そ、そうですね……」

美玲「? なんかよそよそしいな……変なの!」


誰この子。

てるこ「失礼ですが……どちら様、でしょうか……」

美玲「はあ? 冗談も大概にしてくれよー」

美玲「ウチだよ、ウチ!」

乃々「う……ウチウチ詐欺……あうぅ」

美玲「なんだよもー! ホラッ、これでいいだろッ!」バッ

てるこ「あっ……な、なんだ、美玲さんだったのか……気付かなかった……」

美玲「嘘つけ、人を眼帯で区別する奴がいるかッ」

美玲「……あれ」

乃々「?」

美玲「眼帯どっちに着けてたっけ」

てるこ「……さ、さあ……」

美玲「右目……あれ、左目だっけ? えーと……」

てるこ「右」

乃々「左」

美玲「ど、どっちだよ??」

てるこ「右、もっと右」

乃々「ああ行き過ぎ、左」

てるこ「そ、そこを下」

乃々「あ、違います、もう少し上」

美玲「???」

てるこ「あ、近い、もうちょい左……あ、そっちは右」

乃々「そのままそーっと、左に……」

美玲「分かった、ここだなッ!」キュッ

てるこ「そこ鼻」


結局思い出せなかったので、写真で確認した。

風呂入ってアニメ見る




モバP「森久保にドリル持たせた結果」


しょうこ「うおっ!?」


隣の机の下にやっぱり穴が空いてた。


しょうこ「……」ソー

乃々「天を衝きますけど……」


覗いたらドリルを抱えたお隣さんがいた。

しょうこ「……ど、どうしたー……?」

乃々「もりくぼのドリルで天を穿ちますけど……」

しょうこ「……」

しょうこ「下に掘るのか……?」

乃々「……」

乃々「このまま下に掘り続ければ、下の階の天井を突破しますので……」

しょうこ「ここ一階だけど……」

乃々「……」

しょうこ「地下室も無いけど……」

乃々「……」

乃々「冷静に考えまして……」

乃々「天井には手が届かないので……」

しょうこ「ハシゴがあるけど……」

乃々「…………」

乃々「実は高い所苦手で……むーりぃ……」

しょうこ「なるほど」


後で気付いたけど、ハシゴじゃなくてキャタツだった。




モバP「しょうことてるこが叫んだ結果」


しょうこ「ハッハァーーーーー!」

てるこ「ゴゥートゥーヘェールゥ!」

乃々「……」

しょうこ「フヒヒヒヒアッハッハハハ!」

てるこ「ダーイ! ダーイ!」

幸子「……」


やかましい。

しょうこ「マッシュ! マッシュ! ルームゥゥ!」

てるこ「シメジシメジシメジシメジブナシメジィ!」

しょうこ「マイタケェェェェエエ!」

小梅「……」

てるこ「燃えろ燃えろオオオオ!」

しょうこ「茹でダコにしてやるぜええええ!」

てるこ「バァァットスパァァァイスアクセントッ!」

美玲「……」

しょうこ「フヒ……出来た、キノコカレー……」

てるこ「召し上がれ……」

乃々「いただきます……ん」

小梅「お、おいしいね……」

幸子「いいですね、このスパイス!」

美玲「福神漬ちょうだい!」

しょうこ「フフ……自信作だからな……」

てるこ「二人で作ることで、おいしさも二乗だ……」

美玲「なあ、福神漬は?」

乃々「……でもこれは……」

小梅「ちょっと、作りすぎじゃないかな……」

幸子「鍋4つ分は多すぎますよね」

てるこ「量も二乗……なんてね」

美玲「あれ? 福神漬用意してない? マジかよオイッ!」


次の日の三食はカレーでした。
お腹いっぱい。




モバP「美玲に噛まれた結果」


幸子「……」

美玲「……」ガブリ


手を噛まれた。
間違って美玲さんのエクレアを食べたのが原因です。


幸子「……」

美玲「……」

幸子「……ふ、フフーン! 知ってるんですよボクは!」

幸子「あなたに噛まれてもひっかかれても」

幸子「狂犬病にはならないということを!」

美玲「……」


どうだ参ったか。

双子は中の人ネタ?

幸子「……」

美玲「……」

幸子「フフーン……いいですか」

幸子「このボクが本気を出せばですね」

幸子「あなたの歯を総入れ歯にすることだってできるんですよ」

幸子「御所望でしら、それに加えて深爪にしてやってもいいんですよ」

美玲「……」

幸子「こう……ですね」

幸子「ガッとやってチュッと吸って」

幸子「はぁーんってなるわけですよ」

幸子「恐ろしいでしょう!」

美玲「……」

幸子「……」

幸子「あの、痛いのでそろそろ離してくれませんか……」

美玲「……」

幸子「……」

美玲「……」

幸子「あ」

幸子「そういえばトイレ行った後に手を洗ってなかったような」

美玲「うわばっちいッ!」バッ


噛み跡が残っちゃいました。まあ数分で消えたけど。

>>58
気ままに書いた結果。
調べてみたら中の人が双子だと知ってびっくり。




モバP「智絵里がチョップした結果」


奈緒「はあ……」

智絵里「あれ、どうしたの奈緒ちゃん、元気無さそうだけど……」

奈緒「ああ……ちょっとな……」

しょうこ「な、何かあったのか……?」

奈緒「実はな……」

奈緒「加蓮が死んだ」

智絵里「え……」

てるこ「そ、そんな……」

奈緒「アタシ達が把握している中では、これで95回目だ」

智絵里「前に死んでからそんなに日が経ってないのに……」


加蓮イズフェニックス。

奈緒「今回は、乃々が掘った穴に落ちて打ちどころが悪かったらしいんだ」

しょうこ「ああ……あいつは最近、穴掘りにハマってるんだ……」

奈緒「バナナの皮が近くに落ちてて、うっかり踏んづけて穴に滑り落ちたみたいだ」

しょうこ「………………そ、そうなのかー……」

智絵里「加蓮ちゃん、大丈夫かな……」

奈緒「あいつは身体がすごく弱いからなー」

奈緒「確か65回目は智絵里チョップで脳挫傷を起こして死んだし」

奈緒「CD収録の時、82回目だったかな? そんときはてるこのシャウトでショック死したからなあ」

智絵里「わ、私のチョップって、そんなに強いのかな……」

奈緒「もう少し自覚を持てよ」

奈緒「相手がプロデューサーじゃないと無傷とはいかないぞ」

智絵里「…………えいっ」ポフッ

てるこ「……」

奈緒「あ、おい!」

智絵里「ほ、ほら! てるこちゃんは何ともないみたいだよ!」

てるこ「…………そ、そうだな」

てるこ「な、何とも、な、な……な」バタン

智絵里「えっ」

しょうこ「ノォォォォォアナザァァミイイイイイイイ!!」

奈緒「言わんこっちゃない!」

てるこ「」

しょうこ「……」

しょうこ「幽体離脱ー……」

奈緒「やると思った」


脳震盪でした。
恐ろしや。




モバP「森久保に掃除機持たせた結果」


小梅「…………」

乃々「…………」ブォー

小梅「ひ、ひとつ聞いて、いいかな……」

乃々「なんでしょうか……」ブォー

小梅「……あの子が、姿消しちゃった、みたいで……」

乃々「……」ブォー

小梅「……知らない?」

乃々「知らないですけど……」ブォー

小梅「……そ、掃除機に吸い込まれたのを、見たけど……」

乃々「えっ」


乃々マンション。

乃々「……」

小梅「……」

乃々「……幽霊は見えないので、よく分からないんですけど……」

ガタガタッ

小梅「そ、掃除機が、ガタガタいってるんだけど……」

乃々「気のせいだと思いますけど」

フワーッ

小梅「う、浮いてるように、見えるよ……?」

乃々「……」

乃々「そういう掃除機だと思います……」

乃々「知ってますか? ルンバって、空を飛ぶらしいです」

小梅「……そ、そうだったんだ……初耳で、び、びっくり……」

乃々「……」

小梅「……」

小梅「そ、それで、その掃除機の中にあの子が」

乃々「……」ブォー

小梅「……え、あれ、うわ、うわわわ」

スポッ

乃々「あっ」

ガタガタッ

乃々「……吸い込んじゃったんですけど……」

ガタガタガタガタッ

乃々「……」

乃々「……」

乃々「……」ブォー


その日の夜、金縛りに遭った。




モバP「しょうこが男になった結果」


しょうこ「私が男になった」

てるこ「……」

しょうこ「そんな、妄想……フヒ」

てるこ「……」

しょうこ「……」

てるこ「お、おにいちゃん……!」

しょうこ「おお……マイリトルシスター……!」


禁断の愛。

しょうこ「それはさておいて……」

しょうこ「私が男になったら……」

てるこ「……」

乃々『も、もう少し……傍にいたい……ですけど……』

しょうこ「……ハーレム、だな」

てるこ「おお……!」

幸子『フフーン! カワイイボクと一緒に帰りましょう! ね? ……ね?』

しょうこ「パラダイスだな……」

てるこ「すごい……!」

小梅『お、お弁当、作ったんだけど……い、い、一緒に、どうかな……』

しょうこ「まさにヘヴンッ!」

てるこ「エクセレントッ!」

美玲『べ、別にッ、お前の為にやったんじゃないモン! ……ばか』

しょうこ「素晴らしいだろ……」

てるこ「う、うん……」

てるこ「決めた、私も男になる……!」

しょうこ「それはダメ」

てるこ「えっ」

しょうこ「もし、二人共男になったら……」

てるこ「……」

しょうこ「アッー!」

てるこ「ンアッー!」


禁断の愛。




モバP「美玲が満月を見た結果」


てるこ「フ、フヒ……」

てるこ「つ、月が、綺麗ですね……」

乃々「…………」

乃々「死んでもいいですけど……」

てるこ「じゃあ死ねェ! バキューンッ!」

乃々「はうっ!? ……バタリンコ」

てるこ「フッ……月を見る度思い出せ……」

美玲「何やってんのあいつら」

しょうこ「そ、そういう年頃なのさ……多分」


満月の夜。

美玲「そういえば今日は満月だな」

しょうこ「そうだな……」

美玲「フッフッフッ、いいことを教えてやろう」

美玲「ウチは満月の光を浴びるとな、オオカミに変身するんだ」

しょうこ「……」

しょうこ「今ガンガンに満月の光浴びてる、よね……」

美玲「今必死で堪えてるところ」

しょうこ「なるほど……」

美玲「よし、キノコには特別に変身するところを見せてやるッ!」

美玲「うおおおおおッ!」

ピョコッ

しょうこ「おお、オオカミっぽい耳が……!」

美玲「おおおおおおおッ!」

モフッ

しょうこ「おお、オオカミっぽい尻尾が……!」

美玲「アオオオオーーーーン!!」

しょうこ「おおお……!」

美玲「……」

しょうこ「……」

美玲「まあ、そんなことあるわけないんだけどさ」ピョコピョコ

しょうこ「だよね……」

しょうこ「あ、この尻尾、モフモフだな……」モフッ

美玲「毛並みには結構気を遣ってるからなッ!」フリフリ


ブラッシングさせてもらった。
すごく触り心地がよかった。さすが直に生えてるだけはある。




モバP「森久保にピコピコハンマー持たせた結果」


しょうこ「…………」

乃々「……」

しょうこ「キエエーーーーッ!」バッ

乃々「ッ!!」バッ

ピコッ

しょうこ「ふおっ!?」バタッ

乃々「……」

てるこ「…………」

乃々「……」

てるこ「はいだらァァーーーーッ!」バッ

乃々「ッ!!」バッ

ピコッ

てるこ「ぬぎぃ!?」バタッ

乃々「……」

乃々「峰打ちですけど……」


刹那。

美玲「へえ、思ったよりやるじゃないか」

乃々「……」

美玲「だけどな、所詮そいつらはせいぜいチワワやプードルだ」

美玲「ハイイロオオカミなウチをそいつらと同じと思わない方がいいぞ」

乃々「……弱い奴ほどよく吠える、と言いますけど……」

乃々「まあ犬ですし、吠えますよね……」

美玲「フンッ、今のうちにぬかしておきな……」

乃々「……」

美玲「……」

乃々「…………」

美玲「…………」

美玲「叩いて!」

乃々「被って」

美玲「ジャンケンッ!」

美玲「ポンッ!」グー

乃々「ポン」チョキ

美玲「貰ったァッ!」バッ

乃々「ッ!!」バッ

ピコッ

美玲「ぎはっ!?」

乃々「……」

美玲「……だからさ、じゃんけんで負けたのにピコハン取って叩くの止めろよッ!」

美玲「負けたらヘルメットでガードするんだよッ!」

乃々「攻撃は最大の防御、と言いますし……」

美玲「そういうルールじゃないってッ!」


これでじゃんけんは三連敗。
今日は調子が悪いみたい。




モバP「しょうこが壁ドンした結果」


しょうこ「……」ドンッ

てるこ「ッ!」ビクッ

しょうこ「フフ……俺の女になれよ……」

てるこ「……き、キューン」

しょうこ「……」

てるこ「……」

しょうこ「ユーアーマイガァァァァァァル!!」

てるこ「トキメキマイハァァァァァァト!!」

乃々「うるさいですけど……」ドンッ

しょうこ「あ、ご、ゴメンナサイ……」


机ドン。

しょうこ「さて……」

しょうこ「これで二つの壁ドンをしたが……」

てるこ「主要なのは、もう一つあるよな……」

しょうこ「……」

てるこ「……」

しょうこ「リア充……」

てるこ「爆発……!!」

しょうこ「……」

てるこ「……」

しょうこ「でも、周りにリア充、いないな……」

てるこ「うん……私ら、ぼっちだもんな……」

しょうこ「……」

てるこ「……」

しょうこ「そもそも、爆発したら、困るな……」

てるこ「小梅ちゃん大好き展開になるな……」

しょうこ「こう……びちゃびちゃーって……」

てるこ「……」

しょうこ「スプラッタァァァァァァァ!!」

てるこ「スナッフゥゥゥゥゥゥゥ!!」

乃々「うるさいですけど!」ドンドン

てるこ「あ、す、スミマセン……」


リア充爆発……じゃなくて……
えっと、転べ。




モバP「美玲がケモノになった結果」


美玲「がおーッ! 噛み付いちゃうぞーッ!」

乃々「ひ、ひい……」

美玲「弱肉強食だーッ!」

乃々「お、おたすけぇ……」

美玲「ガブリ」ガブッ

乃々「はうぅ……」


野生の世界は厳しい。

美玲「あむあむ」

乃々「ううう……食いつかれました……」

美玲「がぶがぶ」

乃々「もう逃げれません……むーりぃ……」

美玲「むぐむぐ」

乃々「……」

美玲「むしゃむしゃ」

乃々「…………んっ……」

美玲「ぱくぱく」

乃々「んっあっ……ちょ、ちょっと……」

美玲「もしゃもしゃ」

乃々「んんっ! そ、そこ、は……ひゃん!?」

美玲「くちゅくちゅ」

乃々「あ、やっ、だ、ダメ……んんんっ!?」

美玲「れろれろ」

乃々「あっ、待っ、ぅあっ!」

美玲「ばっこんばっこん」

乃々「はああっ、あううううっ!!」ビクン

美玲「……」

乃々「はあ、はあ……」

美玲「乃々ってつむじが弱いんだな」

乃々「そうでもないですけど……」

美玲「じゃあ今の声なんだよ」

乃々「あそこにカンペが……」

しょうこ「あっ」

てるこ「み、見つかってしまったか……」

美玲「カンペかよ」

美玲「まあウチもカンペ見ながら噛みついたんだけどな」

てるこ「フフフ……全ては私達の思惑通り……」

しょうこ「……」スッ

『合図を出したら噛み付いて!』

てるこ「手のひらの上で踊る様、見てて愉快だったぜぇ……!」

しょうこ「……」スッ

『今!』

美玲「ガブリ」

てるこ「ヒィンッ」


んあー。




モバP「杏が寝た結果」


杏「寝る」

しょうこ「おやすみ……」

杏「zzZ」

しょうこ「……」

てるこ「……」

しょうこ「私も寝よう……」

てるこ「じゃあ、私も……」

しょうこ「zzZ」

てるこ「zzZ」

卯月「…………」

卯月「あー……」

卯月「じゃあ私も寝ます!」

卯月「zzZ」


島村卯月、頑張ります!
とりあえず、頑張って寝ます!

杏「ふああ……よく寝た」

しょうこ「お……おはよう……」

杏「おー」

しょうこ「こんな時でも、寝ていられるのはすごいな……」

杏「こんな時? なんかあったっけ」

しょうこ「おいおい……今日は私と杏の、結婚式、だろ……?」

杏「……ん?」


杏「ハッ!?」

杏「……夢か、そりゃそうだよね」

しょうこ「お、おはよう……」

杏「ん、おはようあなた」

しょうこ「……あなた?」

杏「あー、やっぱいきなりは違和感あるよね」

杏「結婚して3年になるし、あなた呼びしてみようと思ったんだけど」

杏「慣れないことはするもんじゃないね、うん」

しょうこ「……ん?」


しょうこ「ハッ!?」

しょうこ「ゆ、夢か、そうだよな……」

卯月「おはようございます!」

しょうこ「おお、おはよう卯月……」

杏「おー、やっと起きたかー」

しょうこ「すまんすまん……よし、行くか……」

卯月「行く? 何か予定が?」

杏「何行ってんの、今日の主役がさー」

卯月「へ?」

しょうこ「今日は、我が娘の卯月の誕生日を祝う、家族旅行……だろ」

卯月「え?」

杏「早く行こうよーあなたー」

しょうこ「よし……パパ頑張っちゃうぞー……」

卯月「……ん?」


卯月「ハッ!?」

卯月「……あ、夢か、びっくりしたぁ……」

卯月「夢ですよ、夢! なーんて」

てるこ「zzZ」

しょうこ「今晩は寝かせ……zzZ」

杏「ち、誓います……zzZ」

卯月「……」

卯月「もう一回寝よーっと」


ちなみにてるこちゃんは最後まで起きなかったので、しょうこちゃんがおんぶして連れて帰りました!




モバP「森久保におにぎり持たせた結果」


乃々「……」

乃々「……」モグモグ

乃々「……」

乃々「鶏唐翌揚げ……」

美玲「……」

美玲「リスだッ!」


机の下でちまちまとおにぎりを頬張るその姿は小動物であった。

乃々「……」モグモグ

乃々「鶏唐揚げ……」

美玲「……」

美玲「フッフッフッ」

美玲「リスがいるとあれば……ウチはオオカミになる他無いなッ!」

美玲「がるるー……んっ?」

しょうこ「……」

てるこ「……」

乃々「鶏唐揚げ……」モグモグ

美玲「むむむ……リスの隣に番犬が鎮座してこっちを見ているな……」

美玲「だけど所詮はチワワやプードル!」

美玲「ハイイロオオカミなウチの敵ではないッ!」

美玲「覚悟ーッ! がおーッ!」

しょうこ「ヒャッハァーワーーー!! 獲物だァーーー!」

てるこ「フッヒャーーーラーー!! 捕えろォ!」

美玲「あ、ちょ、待っ、うぎゃあああ!」

乃々「鶏唐揚げ……」

しょうこ「ガブリ」

てるこ「ガブリ」

美玲「ぬわーっ!!」


2対1では勝てなかったよ。


乃々「どのおにぎりも鶏唐揚げしか入ってないんですけど……」




モバP「てるこが探偵になった結果」


てるこ「真実は、いつも一つ……!」

しょうこ「」チーン

乃々「……」

美玲「……」

てるこ「ほ、星しょうこ殺人事件……」

てるこ「犯人は……この中にいる……!」

美玲「お前だろ、ウチ見てたぞ」

乃々「私も見てたんですけど……」

てるこ「……」


体は子供、頭脳はキノコ。

てるこ「謎は全て解けた……!」

美玲「なんか推理したのか?」

乃々「さあ……」

てるこ「あ、後はこの麻酔銃で……パシュン」

しょうこ「ふおっ!? ……」

しょうこ「あー皆さん、お待たせしました……」ムクッ

美玲「で、出たーッ! 眠りのしょうこだ!」

乃々「こ、これが噂の……」

しょうこ「こ、今回、私からフライドポテトを盗み」

しょうこ「さらに、犯行現場を見られたために、証拠隠滅を図って殺人に及んだ……」

しょうこ「その犯人は……」

美玲「……ゴクリ」

乃々「ドキドキ……」

しょうこ「お前だろォーーーがァーーーーーー!!! ポテト返せ!」

てるこ「ノォォォォォォオオオオ!!?」

美玲「だよな」

乃々「ですよね」


これで解決。
ネクストてるこズヒント、牛丼。




モバP「美玲が尻尾を振った結果」


美玲「……」フリフリ

しょうこ「……」

美玲「……」フリフリ

てるこ「……」

美玲「……」フリフリ

幸子「……」

美玲「(フフフ……そろそろこの尻尾にモフりたくなってきただろうな)」

美玲「(我慢できずに飛びついた時……それがお前達の終わりの時だッ!)」

しょうこ「(さ、触りたいな……あの耳)」

てるこ「(な、撫でてみたいな……あの耳)」

幸子「(お腹すきました、お昼は牛丼にしようかな)」


ちなみにこの尻尾と耳、あの満月の夜からずっと生えてる。

美玲「……」フリフリ

しょうこ「……」ウズウズ

てるこ「……」ウズウズ

幸子「(でも昨日も牛丼食べましたし……むむむ)」

美玲「(さあ……来いッ! 来いッ!)」

しょうこ「……フヒ」モフッ

てるこ「おー……」モフッ

美玲「ッ!?」

美玲「(耳だとッ!? しまった、裏をかかれた……!)」

しょうこ「すごいフサフサ、だな……」サワサワ

てるこ「こ、このモフモフ感……たまらんね」サワサワ

美玲「あうう……」

幸子「(トッピングを変えます? 昨日はチーズだったから卵あたりを……)」

美玲「(こ、こうなったら……幸子に飛びつくしかないッ!)」

美玲「がおーッ!」バッ

幸子「あ、え? 何ですか? 吉野家の話ですか?」

美玲「は?」

しょうこ「……」サワサワ

てるこ「……」サワサワ

幸子「……あ、尻尾? 尻尾触ればいいんですか?」サワッ

美玲「ひゃんッ!?」

幸子「あれ、ここお尻ですね」

美玲「……」

幸子「……」

幸子「……」サワサワ

美玲「んひっ!? や、やめろよぉ!」


みれいのぼうぎょりょくがさがった!




モバP「森久保にハンカチ持たせた結果」


乃々「……」

しょうこ「うっうっ……」

小梅「……」

しょうこ「……ま、まさか、小梅ちゃんの、エグッ、ホラー映画で感動する日が、ズビッ」

しょうこ「く、来るなんて……ヒック」

小梅「わ、私も、初めて見たけど、びっくり……」

小梅「でも、ホラー……なのかな、これ、うーん……」

しょうこ「うぉぉぉ、ま、ま、マルコムゥゥゥ……」


ボロ泣き。

乃々「……あの」

乃々「よかったらハンカチ、どうぞ……」スッ

しょうこ「あ、ありがど……」

しょうこ「ズビーーーーッ!!」

乃々「…………」


こうなるとは思ってた。


しょうこ「げ、ゲホッゲホッ」

しょうこ「はあ……ぶぇっくし!」

しょうこ「ズビビーーーーッ!!」

乃々「…………」

しょうこ「ふう……す、スッキリした……」

しょうこ「はい」スッ

ネチョ

乃々「…………」

しょうこ「…………」

乃々「…………」

しょうこ「あ……ちょっと待って」

しょうこ「ズビーーーーーーーーッ!!」

乃々「……」

しょうこ「さ、最近花粉症、でな……」

しょうこ「はい」スッ

ネッチョリ

乃々「……」

しょうこ「……」

乃々「あ、洗ってからで、いいですけど……」

しょうこ「えっ、いやいや、それは悪いよ……」

乃々「洗ってからでいいですけど!」

しょうこ「お、おう……わかった」


翌日の翌日、洗濯してから返してもらったハンカチは何故か野生の香りがしました。




モバP「しょうことてるこが入れ替わった結果」


輝子「ど、どっちがしょうこで」

輝子「どっちがてるこでしょう……か」

美玲「分かるわけ無いじゃん」

輝子「……そ、そんなあっさり……」

美玲「で、くるくる入れ替わりすぎて、最後にはどっちがしょうこでどっちがてるこなのか分からなくなるってオチだろ?」

美玲「分かってるんだぞウチは」

輝子「……」


今日の彼女はなんだかドライだ。
ドライヤーを吹かしすぎたのかな?

輝子「……フッ」

輝子「お、臆病風に、吹かれたか……」

美玲「なにぃ?」

輝子「オオカミを謳っておきながら、私達の判別も出来ないとは、な……」

輝子「ハイイロオオカミじゃなくて、し、柴犬……だな」

美玲「むむむ、そんな挑発には乗らないモン!」

美玲「ツーン!」

輝子「あ、当てたら、さっき買った手羽先フライドチキンをあげよう……」

美玲「ウチの鼻は百戦錬磨の百発百中だッ!」

美玲「チョチョイと当ててやるッ!」

輝子「フッ、ちょろい……」

美玲「……」クンカクンカ

輝子「……」

美玲「……」クンカクンカ

輝子「……」

美玲「……」

美玲「今日鼻詰まってたんだった」

輝子「は、鼻声だもんな……」

美玲「ティッシュ無い?」

輝子「は、ハンカチなら……」

美玲「ハンカチ? いいの?」

輝子「おう……」

美玲「じゃあ遠慮なく……ズビバーーーーッ!」

輝子「……それ、ボノノさんに返すやつじゃあ……」

輝子「……あっ」

美玲「あ?」


翌日に美玲さんが洗って持ってきてくれるようだ。
ふう、よかった。




モバP「美玲が寝転んだ結果」


美玲「あー……」

美玲「あーーーーー」

美玲「あああああああああああああああああ」

美玲「暇だ……」

杏「ふぁー……ネムネム……」

杏「ねえ、ちょっとこの尻尾抱き枕にさせてよ」

美玲「ん? まあいいけど」

杏「あんがと」

杏「う゛ぉぉ……眠くなる抱き心地だなあ……」

美玲「毛並みには自信あるからなッ!」


のんびり。

杏「そういえば……」

杏「最近変な夢を良く見るんだよねー」

美玲「ふーん……どんなの?」

杏「えーっと……」

杏「輝子が二人に分裂してなくて」

杏「美玲はケモミミと尻尾が生えてなくて」

杏「乃々は別に穴を掘らないし」

杏「智絵里のチョップで怪我人が出なくて」

杏「加蓮は死んでも復活しないし」

杏「ちひろさんが守銭奴で」

杏「プロデューサーもPヘッドじゃない」

杏「あと……何故か私と輝子が結婚して卯月が娘になってる」

杏「そんな感じの夢」

美玲「へー」

美玲「変なの」

杏「だよね」

杏「あー眠い……おやすみー」

美玲「おやすみー」


ウチの尻尾にすげーヨダレ垂らされた。
仕返しにいつも持ち歩いてるウサギのヌイグルミに噛み跡つけてやった。ざまあみろ。




モバP「集合した結果」


しょうこ「……」

小梅「……」

幸子「……」

てるこ「……な、何が、集合したんだ……?」

小梅「い、いるよ? この部屋に、いっぱい……」

幸子「……も、もしかしてそういう話ですか!?」


体感温度が下がる部屋。
鳥肌立ってきた。

しょうこ「わ、私達には、いるのかどうか、分かんないから、な……」

小梅「……そ、そうだ」

小梅「これ、着けるといいよ……」スッ

幸子「何ですか? このゴーグル」

小梅「し、シルフスコープ……」

てるこ「あ、聞いたことがあるぞ……」

てるこ「見えないものが、見えるようになるんだよな……」

幸子「あー、これ市販してたんですね」

小梅「ちょっと、高かった……」

小梅「3人分、あるから……つ、着けてみて」

しょうこ「……おお」スチャ

てるこ「こ、こんなにたくさん……びっくり」スチャ

しょうこ「ど、どうも……お世話になってます」

幸子「どれどれ……」スチャ

ヴォオオオオオオオオオ

サチコサンサチコサンサチコサンサチコサンサチコサンサチコサンサチコサンサチコサン

幸子「ぷぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

小梅「あ、あれ? 幸子ちゃん……?」

しょうこ「ど……どうしたー?」

幸子「はっ、はあっ、はあっ……」

幸子「こっここここっここ」

てるこ「コケコッコ?」

幸子「こんなにたくさんひしめいてるなんて聞いてません!」

幸子「ちょっとチビっちゃったじゃないですか!」

幸子「なんで皆さんは冷静でいられるんですか!」

小梅「そ、そんなに多い、かな……」

しょうこ「こ、このくらいなんじゃ、ないの?」

幸子「一体でも驚くのに、こんな大人数は有り得ないでしょう!?」

てるこ「バアアアアアアアア!」

幸子「ぎゃああああああああああ!!」

てるこ「す、すごい驚きよう、だな……」

幸子「おおおお驚かせないてくださいよもう!」


この日の夜、金縛りに遭いました。ひどい。




モバP「森久保に削岩機持たせた結果」


しょうこ「うおっ!?」


隣の机の下に久しぶりに穴が空いてた。


しょうこ「……」ソー

乃々「ががががががー」ガガガガ

乃々「ですけど……」ガガガガ


覗いたら削岩機を抱えたお隣さんがいた。

しょうこ「……」

乃々「がががががが」

しょうこ「……」

乃々「がががががが」

しょうこ「そっち水道管……」

乃々「ががが……あ、おっとっと」

しょうこ「……」

しょうこ「今日は……何があった?」

乃々「……」

乃々「楽しみにとっておいたシュークリーム……」

乃々「消費期限が過ぎてたんですけど……」

しょうこ「あー……」

乃々「なので、幸子さんにそのシュークリームをあげたんですが」

乃々「特にお腹を壊した様子も無かったんですけど……」

しょうこ「……」

乃々「大丈夫だったのなら、私が食べても良かったんじゃないかと思うんですけど……クソなんですけど……」ガガガガ

しょうこ「……」


この後、幸子さんからお礼にアイス貰った。
食べたら頭キーンってなった。ちくしょう。




モバP「しょうことてるこを箱詰めした結果」


幸子「……」

幸子「何故ここにクリスマスの時の箱が……」

幸子「……」パカッ

しょうこ「おっ?」

てるこ「や、やあ……」

幸子「……」

幸子「……」カポ

「あっ」

幸子「……」


季節違いのクリスマスプレゼント。

幸子「……」パカッ

しょうこ「な……なぜ一回閉めた?」

幸子「ボクも一回フタを閉められたので」

幸子「まあ仕方ないですよね! ボクがカワイイ故でしょうからね!」

てるこ「そ、そう……」

幸子「それで……何してるんです?」

しょうこ「いい場所を、探していてな……」

幸子「いい場所ですか?」

てるこ「う、うん……いい感じの暗所、だな」

しょうこ「ジメジメ感も十分……」

てるこ「ただ、通気性が……」

幸子「通気性は空気穴を空けたのである程度は改善しました」

てるこ「なるほど……」

幸子「で、何の場所……ああ、キノコの場所でしょうね」

しょうこ「うん……いい感じに、育ちそうだな……」

幸子「ボクの箱をキノコ栽培所にしないで欲しいんですけどね」

てるこ「私も、よく育ちそう……フヒ」

しょうこ「身長、伸びるかも……な」

幸子「ははは、そんなキノコじゃ無いんですから」


次の日、彼女らの身長が143cmに伸びた。
なんてことは無かった。意外だ。




モバP「美玲が秘密に迫った結果」


美玲「……」

小梅「……」

美玲「小梅ってさ、右目どうなってんの?」

小梅「え?」

美玲「いつも前髪で隠してるからさ」

小梅「……き、気になる?」

美玲「うん」

小梅「……」(川ω・`)

美玲「……」(´・ω●`)


今宵、謎に迫る。

小梅「……えっと」

美玲「……」

小梅「……み、見たいの?」

美玲「うん」

小梅「……」

小梅「じ、じゃあその、眼帯を……」

美玲「ああウチ? いいよ、はい」パッ

小梅「……!!」

美玲「取ったよ」(´・ω・`)

小梅「……ふ、普通だね……」

美玲「なーなー、ウチは見せたからさ、小梅も見せてくれよ」

小梅「……わ、わかった……」

小梅「はい」ペラ

美玲「……」

あの子「……」

美玲「!!!!」

あの子「ミタナ」

美玲「……!?」

あの子「……カッ!!」

美玲「うっ」

小梅「……」

美玲「……」

美玲「あれ? ウチ何してたんだっけ」

小梅「こ、これから、帰るところ……」

美玲「そうだっけ? まあいいや、帰ろ」

小梅「さ、さよなら……」


謎は謎のまま。




モバP「アニマルパークに踏み込んだ結果」


智絵里「ぴょん♪」

乃々「り、リスぅ……」

智絵里「……リスの鳴き声って、そういうのでしたっけ」

乃々「リースぅ……」



美玲「あんなところにウサギとリスがいるぞ」

美玲「これは……オオカミになって襲いかかる他無いなッ!」

美玲「よし、そうと決まればそーっと近づいて……」

拓海「あん?」

美玲「」


獅子に睨まれたオオカミ。

美玲「……」

拓海「美玲じゃねえか、どうした?」

美玲「(お、落ち着け、落ち着け……)」

美玲「が……がおーッ!」

拓海「……」

拓海「はあ?」

美玲「ヒイッ」

美玲「(ど、どうするどうするどうするどうする?)」

拓海「……よし」

美玲「?」

拓海「オラァテメェ美玲ィ!」ガバッ

美玲「ひゃあ!?」

拓海「なんだその耳と尻尾はァ! モフらせろ!」

美玲「うわぁ、や、やめろよッ! ひいっ!」

拓海「なんだこの触り心地は! クセになるじゃねえかこの!」モフモフ

美玲「た、助けて! 喰われるぅッ!」

智絵里「?」

乃々「?」


うあー、自慢の尻尾がボサボサだ。
でもあの胸の中に抱きつかれたときは悪い気はしなかった。




モバP「しょうことてるこが輝子に戻った結果」


てるこ「私の存在意義が分からない」

しょうこ「……」

しょうこ「?」

てるこ「なぜ、私はここにいるのだろうか……」

しょうこ「い……いきなりどうした……?」

てるこ「同じ姿」

てるこ「同じ顔」

てるこ「同じ声……」

てるこ「あなたと、私……何が違うのだろうか……」

しょうこ「……」

しょうこ「(あっ、片手に誰かのポエムノート持ってる)」

しょうこ「(なんだそういうことか)」


飛鳥か蘭子か、はたまたぼののか。

てるこ「なにもかも……一緒」

てるこ「鏡の世界から出てきたように……」

てるこ「世界は回る……幾多の歯車が、噛み合って」

てるこ「あなたも、その一つの、歯車……」

てるこ「でも、私は違う……」

てるこ「同じ形の歯車は、ハマる場所が無い……」

てるこ「ハマる場所が無くても、世界は回る……」

てるこ「もしかして……私は、消えるべきでは……」

しょうこ「はい」スッ

てるこ「……?」

しょうこ「これな……出生記録」

てるこ「へ?」

しょうこ「両親の部屋を漁って、見つけた……」

しょうこ「これによると……私達は、双子だ」

てるこ「ふ……双子……?」

しょうこ「そう……てるこは1UPキノコなんかで生まれた存在ではなく、正真正銘私の双子の妹……なんだ」

てるこ「……」

しょうこ「必要な存在なんだァーーーー!!」

てるこ「なんだってェーーーー!?」

しょうこ「……」

てるこ「……」

てるこ「双子って、嘘でしょ」

しょうこ「うん、嘘」


これからも、しょうことてるこです。

ここで唐突な完結宣言。おしまい。

書きたいものが書けて満足。

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