【遊戯王】主人公「海上都市の夢追い人」【安価・コンマ】 (1000)


・ オリジナルの厨二な遊戯王世界で生きていくスレの第二期です

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはほぼオート。判定によって勝敗を決定


1期最初
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414331266/)

前スレ
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425560484

現在の主人公のステータス

名前:神威遊一
性別:男
年齢:18
職業:高校生
特徴:ガタイが良く肉体派。学校をサボることが多く、金髪という外見もあり不良と見られることが多い。
ガラが悪く、なにかと言って口も悪いが、実際の性格は冷静沈着で几帳面。また、妹を溺愛している。
海上都市におりながら「空を飛ぶ」ことを夢見ており、機械いじりに傾倒している。そのためか、妙に手先が器用。
趣味と呼んでも差し支えないほどに家事と炊事が得意。
所持デッキ
【セフィラ】(シャドール+竜星)

ステータス
【運命力】:4+1  【戦略】:3  【洞察力】:7  【精神力】:3+1  【構築】:3

現在経験値:3

特殊技能
「シスコン」……【精神力】に+1補正
「空への夢」……【運命力】に+1補正


◆ 交友関係
神威亜鈴:5
活火山:14
ユミカ:5
廼亜琉楽:5
戌井白音:5
九渧頼亜:5
アドン・マルクス:13
藍野直人:5
八幡誉:5
望月刹那:16
迷宮有子:5
小倉風乃:5

デュエル時の勝敗決定方法

● 基本値は一律【20】、キャップは常に【90%】とする。なお、常時最低【50%】の勝率を保証。

● デュエリストごとにステータスを設け、その数値の差によって基本値から足し引きされる。

●  ステータスには5つの項目を設け、デュエル前に2つを選び取ってそれらを比較する。
   ・全て上限値は【10】。デュエルの前にこれらの内2つを抜き出して比較する。
   ・主人公側が相手側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値に【5%】が加算される。
   ・相手側が主人公側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値から【3%】が引かれる。

● ステータスは人物の持つ【特殊能力】によって補強される。
   ・特殊能力を所有している場合に限り、ステータスの上限値を超えることができる。

● 最後に、主人公側の勝利要素について適切なものを書き込んでください。
(例:主人公のデッキを敵は知らないはずだから奇襲ができるはず)を書き込んでいただきます。
 その事柄が適切と思われる場合に基本値に数値を足していき、最終的に算出された数値をもとに判定を行います。

 この際、判定に使用する数字は0~99までの指定された数字と
 >>1が該当するレスに設定したトリップに隠した数値を合計した数値になります。
 この際、100の位は切り捨てられ(指定した数字が65、トリップの数字が70だった場合135だが、この場合35として扱う)、
 先に設定された数値以下の数値になった場合に勝利、という形式となります。

 なお、要素について正確ならば+10、多少外れた指摘ならば+5、違うと判断された場合は±0となります。

登場人物募集時のテンプレ

********
名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:
********


イベント進行に関係の無いデュエルにおける勝利ボーナス


1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:現在2)
5.成長ポイントの取得(数値はランダムで1~5)
6.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)

など。

以上テンプレ
次レスからデュエル終了後会話

立て乙



刹那「参りましたー……」

遊一「……おう」

刹那「センパイ意外に強いですねー……」

遊一「……いや、結局何度も追い込まれちまった。そこまで強くは……」

   「……それ以上にお前、意外って何だオイ」

刹那「意外じゃないですかー?」

遊一「………………」

刹那「あ、でもなんとか食らいつけたので私は楽しかったですよー」

遊一「あれで『何とか』かよ」

刹那「『何とか』ですよー。割りと」

遊一「………………」

刹那「なんだか信じられてないみたいなんですけどー」

遊一「食らいつくどころか追い詰められたんだがよ」

刹那「そこはまぁ……感じ方の違いといいますかー」

遊一「そうかよ」



刹那「まあそのー……私もお肉食べてるだけじゃないということでー」

遊一「誰もンなこと言ってねえじゃねえか」

刹那「んー……何でしょう? どこかに繋がってる何かがそんなことを思ってそうな……」

遊一「誰だよ」

刹那「誰でしょー……」

遊一「つーかハングリーバーガーじゃなきゃ勝てたんじゃねェか」

刹那「でもハングリーバーガー以外だと事故起こしちゃってー」

遊一「どういうことだよ……」

刹那「それが分からないから言ってるんですよー!」

遊一「……だよな……」


遊一(……亜鈴の言ってる精霊的なアレの関係か? 俺にゃ見えねえから分からねえが……)

   (思い入れの差、っつーことなのかね……)

食への執念(小声)



刹那「センパイって何か思い入れあったりするんですかー?」

遊一「…………さァな」

刹那「ゑー」

遊一「言うほど大した理由はねえよ。ただ……」

刹那「ただ?」

遊一「『セフィラ』モンスター共通の、背中の翼。アレが好きなだけだ」

刹那「はー……」

遊一「分からなきゃいいがよ」

刹那「手羽先です?」

遊一「お前はそれでいいわ」

刹那「はぁ」

遊一「つーかお前、非常食に中華なべに……」

刹那「おいしそうですよねー」

遊一「お前もうそれでいいわ……」

刹那「あのセンパイ、ちょっと諦めた表情やめてくれるとそのー……」



刹那「そういえば思い出したんですけどー」

遊一「ンだよ」

刹那「センパイってかなり食への造詣が深いですよねー」

遊一「……同年代と比べりゃな」

刹那「あれって、自分で色々作ったりするからってことですかー?」

遊一「……まあ、そういうことになんだろうな」

刹那「じゃあ今度作ってくれませんー?」

遊一「何でだよ」

刹那「そりゃもう、食べたいからですよー」

遊一「……お、おう」

刹那「勿論材料費はお支払いしますのでお願いしますー」

遊一「……頼まれたんならやぶさかじゃねえがよ」

刹那「これから毎日弁当作ろうぜ?」

遊一「なァ、お前どっから電波受信してきてんの?」

刹那「さぁー……」

遊一「……ま、いっぺんくらいは構わねえよ。その代り対価は払ってもらう」

刹那「あ、どうもですー」

遊一「……おう」


遊一(特有のマイペースさのせいで本当に喜んでんのかどうか分かりづれぇ……)

RRはもうちょいカード種類が多ければ考えるんだが
単一組みできないと作らせづらいなー

>>23
RRだけで組みたいって事?



遊一「……つーかだいぶ暗くなってきたな」

刹那「あ、ホントですねー……日が短くなってきたんでしょうかー」

遊一「あぁ……そういや、しばらく位置を動かしてねえんだったな……」

刹那「割と頻繁にガンガリティア動きますからね。季節が変わったりするのも久しぶりですー」

遊一「気候に合わせて移動してる面もあるしな……」

   「……っと、俺ァそろそろ行くぞ。妹待たせちまう」

刹那「あ、はい、分かりましたー。では、また学校などでー」

遊一「おう」

刹那「お弁当よろしくお願いしますー!」

遊一「……お、おう……」


遊一(餌付けしてるような気分だ……)


◆ 望月刹那の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 5
4,5,6 : 6
7,8,9 : 7
0,   : 9
↓1


◆ 以下のように変動しました

望月刹那:16→23




◆ 一日が終了します――――――

>>24
RRだけで組まないと安価のときに作戦立てづらそうだし
他の増やしすぎるとRRじゃなくなっちゃいそうって思って

>>29
そうでもなくない?RR自体の種類も増えてるしサポート程度に他のカード入れるのはどのデッキもやってるよ



◆ 居住区 / 通り


刹那「♪~」

??「やあ、お嬢さん。少しお話しいいかな」

刹那「♪……え、はいー? あの、どちら様ですかー……?」

??「うん、少し説明は難しいね。そうだな……」

   「キミの先輩の知り合いだよ。そういうことにしてくれたまえ」

刹那「はぁ……?」

??「失礼失礼。先輩、と言っても多数いるから分かりにくいだろうね」

   「神威遊一君の知り合いだよ。もっとも、彼は私のことを嫌っているだろうが」

刹那「……あの、お名前はー……?」

??「失敬失敬。忘れていたよ」






廼亜「廼亜琉楽――――と言えば伝わるはずだ」

>>30
そうなのか。wikiみたときRRのデッキなくて作りにくそうだと思ってた
BFとRRの混成は聞いたことあるけどそれだとほぼBFデッキぽかったし
なにはともあれ情報サンクス



刹那「ええと……どういう用件でしょー……」

廼亜「あ、そうだね、忘れていたよ」

   「けれど君自身にはそこまで用があるわけじゃあない」

刹那「はぁー……?」

廼亜「君と『つながっている者』と話がしたいだけなのだよ」

刹那「……あの、何を言ってるのか、ちょっと分からないんですけどー……」

廼亜「あぁ、君は分からずとも構わない。私が勝手に話すからね」

刹那「あのー……どういう意味なのかー……」

廼亜「まずは一刻眠っていただこう」 パチン

刹那「あ、え――――――」 フラッ

廼亜「おっと」 ガシッ

刹那「………………」

廼亜「危ない危ない。彼女自身は特別なものは無いのだからね」

   「とはいえそろそろ起きたまえ。婦女にこのような行為は流石に気が咎める」


刹那「……ふん」 バシッ


廼亜「おっと。無礼だったかな――――ヒュペルボレオスの旧き支配者よ」

刹那?「………………・」

アブホースっぽいな
あれって自分の落とし子を永遠と食ってるはずだし



刹那?「どこで知った?」

廼亜「どこも何も、私には分かる。それだけの話ですよ」

刹那?「………………」

廼亜「彼女の食欲もあなたが根源でしょう。フフ……いえ、咎めているわけではありませんがね」

刹那?「小難しい前置きはいい。要件を言え」

廼亜「要件も何も、挨拶です。ただの、挨拶」

   「今生は『時の記録者』として顕現しに参りました、とね」

刹那?「小賢しい名を語るものだな」

廼亜「そうでしょうか?」

刹那?「貴公など『チクタクマン』で十分であろう」

廼亜「はは、これは手厳しい。では、『悔い改めよ』とでも語ってみましょうか?」

刹那?「余計なことはいい」

廼亜「は、は、は……まあ、そのように仰らずとも」

刹那?「貴公の本体を食いちぎられたくなければ、その口を閉ざしてもらおうか」

廼亜「おっと、これは恐ろしい。ですが本題は未だ語っておりませぬ。もう暫しお付き合いを――――」

刹那?「………………」

ここはアーカムなのか(震え声)
・・・港町っぽいしインスマスかも



廼亜「今はどちらにおられるのでしたかな?」

刹那?「言わずとも、理解できておろうに」

廼亜「何、確認作業にございます。やはりン・カイに?」

刹那?「そうだ、と言えば満足か?」

廼亜「実に結構」

刹那?「そろそろ貴公の喉元に牙を立ててしまおうか」

廼亜「は、は、は……では、まず挨拶に参った理由から」

   「あなたが接続なされたこの少女……と、接触した少年」

   「神威遊一。彼に今、目を付けております」

刹那?「難儀なことだな」

廼亜「は、は、は……ありがとうございあます」

刹那?「貴公ではなく、その少年がな」

廼亜「でしょうな。ですがこれも一つの運命と申しましょうか」

   「ともあれ彼の動向如何によっては……再び、神々の時代が訪れるやもしれません」

刹那?「ただの少年如きが――――いや、そうか。貴公の存在があればこそか」

廼亜「左様。彼自身は、力も持たぬただの人」

   「されど――――はは、そういうことにございますよ」



廼亜「運命は常に変容するものです。今、この瞬間にも変容しましょう」

   「されど、彼の動向によって『何か』が為されることは確実でもあります」

刹那?「………………」

廼亜「古に沈んだレムリア、アトランティス、あるいはルルイエが浮上する可能性もあり」

   「ハイパーボリアが再び現れる可能性もあり、あるいは旧き支配者たちと邂逅するやもしれませぬ」

刹那?「我にどうせよと言うのか」

廼亜「何も。ただ、見守っておいでください」

   「全ては為るようにしか為らぬのですから」

刹那?「破滅へ導く邪悪の神がそのように語ったところでな」

廼亜「胡散臭いと。そうでしょうとも。ですが彼は私に目を付けられてしまった」

   「つまりはそういうことなのですよ。つまりはそうなるのですよ」

   「されど我らに抗うことのできる者がいるとすれば、それは――――――」

刹那?「もういい。結構だ」

廼亜「おっと。お気に召しませんでしたかな?」

刹那?「貴公の存在は癇に障る」

廼亜「おっと――――――怖い怖い」

   「そういうことです。あなたのように人々と『繋がって』いるお方は他にもおりましょうが――――」

   「是非とも、御観覧席から離れませんよう。舞台は役者のものです故」

刹那?「ああ、貴公と会わずに済むなら、そうしておこう」

こんなんがまだいるのか(白目)



廼亜「では――――そろそろ、演者を呼び戻すと致しましょうか」

刹那?「早くしろ」

廼亜「はい、では――――」 パチン

   「これにて、またいずれお会いしましょう」

刹那「…………あ、れー……?」

廼亜「いかがされましたかな?」

刹那「……? あの、何かー……」

廼亜「ああ、いや、何でもないよ。何かあれば遊一君に言えば分かるはずだ」

刹那「はぁ…………」

廼亜「それでは、失礼するよ」 スタスタスタ……

刹那「…………通報しとこー」


廼亜(――――さて、ああは言いましたけれど)

   (決して、「観客席も舞台とはなり得ない」とは言ってはおりませんので)

   (は、は、は―――――さあ、この先も、お楽しみいただきましょうか、ねぇ)



◆ ―――― 一日が終了しました

では、すみませんが今回はここまでということで

こんな超展開が一期にもあった気がするが、まあ気のせいだろう(震え声)

ン・カイにいるならツァトゥグァか
てか旧支配者ならアブさん(外なる神)のわけがなかった

おつ

スミスの原作知ってると違和感しかないしゃべり方だがまあ仕方あるまい

>>62
その辺に関しては正直申し訳ないです
とりあえずまず最初に好感度高くなったキャラとすぐに>>1の中で繋げられたのがアレで
そもそもまだ読めてなかったので口調分かってないのです。値も張りますし……
創作特有の改変ということでご勘弁いただければ……

これはこれでいいんじゃないかな(個人的に)
そういや前スレの埋めネタとか募集は無いのか?

1的にはコズミックホラーテイストよりマスター・オブ・ネクロロリコンなテイストの方が好み
つまり魔を断つ剣があれば問題ない。作ったら即破壊される世界観だけど

>>66
すみません、言っておくの忘れてました
埋めネタ適度に募集中です

すみません、だいぶ遅くなりました
ちょっと別件もあるので今日は埋めネタオンリーということでお願いします

そんなところで今日はここまで。明日は本編やります

一応ですがちょっと隠れてダイス振りますので↓1でコンマ判定をお願いします

1乙。前スレ埋まっちまったけど、一応作ったんで投下。

名前:舞野 グラ
性別:女
年齢:見た目25くらい
職業:不明
特徴:黒い日傘に病的な肌の白さを持つ不気味なほどに容姿が整っている女性。色々な事に興味を持っており、何かが起こったら首を突っ込む性格。本人曰く廼亜琉楽は従姉妹らしい。
デッキ:【インヴェルズ】

>>84,85
了解ですー

では、明日は海賊来訪です
なお、この世界では「海賊」の定義が色々違っておりますのでご注意を

乙。書き終わった時には1000埋まってた・・・
ところで前スレでも聞いたけど日本未発売ってアリだっけ?

名前: 東宮 渥実(とうぐう あくみ)
性別:女
年齢:??
職業:雑貨屋
特徴:町の外れで雑貨店を経営する、赤髪のミステリアスな女性。「昔仲間だった者に裏切られて寒いところに閉じ込められた」 らしく、復讐の為情報を集めている。「そいつはいつも時計を気にしていた」らしいが・・・?
デッキ:【フレムベル】(可能ならばクトグア入り)

>>87
あ、大丈夫です。すみません、御返答できず
基本、WPでも情報さえ分かっていればだいたい出せる……と思います

あり、書いてたら1000埋まってたけど新キャラ投下していい感じ?

>>90
ある程度はブン回せるかもだけど際限なくなるのでこっちでは多くとも合計5~10キャラ程度で勘弁で
とりあえずはまだ大丈夫です

名前: 鎌崎 百合子 (かまさき ゆりこ)
性別: 男(オネエ)
年齢: 26歳
職業: 保健室の先生
特徴: 本名は鎌崎 薔薇之助(かまさき ばらのすけ)オネエになると誓った日に名前を改めた、黙っていればイケメンの優男だが口を開けばすぐにオネエ口    調が出る、並みの女子より女子力が高く彼(彼女)にオシャレのアドバイスを請う女子生徒も少なくない、実は体は結構鍛えており筋肉がすごく、学生    時代の成績は以外にも優秀だった模様、恋愛対象は男で好みのタイプは「漢らしい男」だが生徒に手を出す気はない、普段は単なるオネエだがここぞ    というときには素が出て凄く男前になる
デッキ: 【カオスエクシーズ】
    若干メアリー・スーっぽくなってしまいました・・・すみません

>>99のものですがところどころにある不自然な空白は先頭を合わせようとしてスペースを押した結果です、見づらかったらすみません、レスするの初めてでどうも勝手がわからず(言い訳)

まだ大丈夫なら
名前:天井花糸子(あまい かしこ)
性別:女
年齢:25
職業:バーテンダー
特徴 常に背筋を伸ばした礼儀正しい人。いろんな知識に詳しく、特に菓子と酒の知識は豊富。
居住区に「オーセンティックバー・ドルチェ」を構えていて、甘い菓子とそれに合わせたカクテルや酒を提供している。
デッキ:【TGマドルチェ】

>>99実はイ=ス人と精神交換してて中身はイ=ス人っていう申し訳程度のクトゥルフ的後付設定考えたけどいいすか?

募集キャラに持たせるデッキのNGカードって有るの?一期はナンバーズと決闘龍は物語で重要な役だったっぽいからダメだったけど
特に三幻神邪神極神地縛神超融合決闘龍でないTGのアクセルシンクロあたりとか

いくら>>1でも寝るときは寝てるので質問に答えられない時間帯もありますのでご留意を

あと今回の募集に関しては、すみませんが 【クトゥルー要素が無かったり元ネタが分からなかったりすると弾きます】

>>109
とりあえず三幻神、三邪神、決闘竜、ナンバーズ、RUM、CX、赤き龍関係(スタダとか)、地縛神あたりはNG
根本的な設定は1期から変わってませんのでそれに足る理由が無ければ使えません。>>1の方でこじつけはできますが
三極神辺りも(遊一のデッキ候補になった時に)考えましたが、こちらは特に制限はありません

>>99です、【カオスエクシーズ】っていうのはCxでなくてエクシーズもできるカオスデッキです、紛らわしくて済みません

ガタノソアでルルイエと言えばウルトラマンティガな思い出


しかし特殊なカードについては入手条件等明かしてないとそれはそれでキャラ作りづらいでしょうし、
今のところ>>1の中で決まってる分の入手条件明かしておきます

No.  :異世界人かその血族が創造できる
CNo. :純血の異世界人であること。もしくはその因子を有し、「確率改変」を会得している場合のみ取得可能
CX   :同上
RUM :同上
三幻神:アフリカ大陸近郊の海底神殿に赴くこと。
     ただし冥府と現世の狭間に存在しているため生者には入手不可能
三邪神:「三幻神が存在していること」を存在の条件とするため、現存カードは無し
決闘竜:所在不明で世界に1枚ずつ存在。特定の状況下で精霊世界に転移し、
     精霊に認められて帰還できた者だけが取得可能。
地縛神:邪神の関係者が所持していることがある。また、邪神そのものが信奉者に下賜する
赤き龍:古代の神官が決闘竜を基に創り出した石版。から出現するカード。
     大部分は古代大陸だった場所に沈んでいる。使用者に関して制限は特に無し。
     ただし発見するまでのハードルが異様に高いという点に留意。

んー…じゃあ海底神殿でオベリスク入手済み(もしくは物語上で入手)ってことでいいですかね
元々この設定で生者ってのも難しいキャラではあったし

そういや三幻魔と機皇帝の扱いって今のところどうなんですかね?

少々キツいこと言うけども、明かしたは明かしたけど「使ってほしくないので」明かした面がある
これについても主人公側が使えるようになる条件みたいなものだし
特に三幻神と三邪神、Sophiaは物語の中で出す予定は元々ありませんでした
仮に出すにしてもラスボスとか極端に特別な人間でも無ければ持たせたくないっていう思いもあるし色々厳しい

>>123
機皇帝と三幻魔は一般カード扱いです

メタな話がそのうちそういうイベントが入るかもしれないから(前の路地裏ルートみたいに)
それまでは特別なカードとか持ってる人は使わないってことかな?

>>126
基本的にはそうですけど、決して使わないわけじゃないです
初期時点で特別なカードを持ってたら【ほぼ間違いなく敵の幹部格~ラスボスになる】けど
ニャル様についてもそんな感じでした。こっちはちょっと方向性は違いますが
主人公側の入手イベントも入る可能性はありますが、そういう特殊なカードを「入手しない」のもアリです


今日は20時前ごろから予定です。夕食次第で中断or延期はありそうですけど
ついでにコンマ判定投げときます

00~32:?????
33~65:?????
66~99:????
↓1

00~32:友好的接触
33~65:敵対的接触
66~99:いあいあ

ということで最初の海賊は敵対的接触となります
では20時ごろに

RUMレヴォリューションフォースとラプターズフォースはどんな扱いになるんですか?

>>132
あー……そういえば
RUMに関して訂正入れます

RUM:純血の異世界人であること。もしくはその因子を有し、「確率改変」を会得している場合のみ取得可能
     ただ1年ほど前に城砦都市ピタゴラスから技術供与が行われており、試作品が少数生産された

ランクアップ先が「CNo.」、「CX」指定のカード以外は存在するという形式でお願いします
なので【アストラルフォースとRR指定の二枚は高価な一般カード】ということで。今後もRUM増える可能性ありますし……



◆ 神威家 / リビング


ウウウゥゥ――――――……

ウウ――――――――……


遊一「……あ?」

亜鈴「警報……」

父「海賊か……」

亜鈴「今回は何週間ぶり?」

遊一「前回から二か月、っつーとこだろうな」

亜鈴「……どうするの?」

遊一「行ってくるわ。親父はどうすんだ」

父「亜鈴もいるし、待っておこうかな……悪いね、遊一」

遊一「いや。しゃーねえだろ、こういう時は」

亜鈴「私は平気だけど」

父「だとしてもだよ」

遊一「万が一があっちゃ困るだろうが。じゃ、行ってくる」



遊一(……海賊。武装した船舶により、商船や沿岸の町村から物資を略奪する組織……)

   (――――っつーのが、旧時代における認識だ)



遊一(今の海賊は、どっちかっつーと「冒険家」かつ「アウトロー集団」っつー認識の方が強い)

   (と言うのも、衛星兵器のせいで火器が使えなくなっちまったからだ)

   (刀剣の類も、人を傷つけた時点で衛星兵器からマークされちまう。殺しちまったら撃ち殺されるだろうな)

   (昔のマンガに出てくる「海賊」の主人公一味……というのが殆どと思えばいい)

   (とはいえ、中には略奪……というより、物資を奪うことを目的とする輩もいる)

   (都市に迎合できずに出て行った連中が殆どなんだから、当然っちゃ当然だが)

   (とはいえ、だ。ここは海の上で、その中でも随一の堅牢さを誇るガンガリティアだ)

   (こっそり入り込むような輩はまずいねえ。その前にバレて海に放り出されることだろう)

   (つーわけで正面から入り込む必要があるわけだが、これもまた難しい)

   (何せ武器が無い。そして人数が……相対的に見て少ない)

   (100人いれば、まあ……相当な人数だろうが、そんな海賊なんて見たことは無い)

   (しかし、こっちは「都市」だ。人口はゆうに万を超える。男だけでも、海賊の100倍はいるわけで)

   (いくら腕っぷしに自信があっても、それだけの人数どうにかできる人間なんていねえだろう)



遊一(で、警報が鳴るとガンガリティアの男衆は一斉に埠頭に集まる)

   (海賊の連中が怪しい動きをしていたら袋叩きにするためだ)

   (ま、大抵は物資の融通を交渉しに来ただけ、なんだが……やはり、交渉の余地もねえような輩は、稀にはいる)

   (そいつらをどうするかは……語るべくもないだろう)


◆ 埠頭


ざわ……ざわ……


遊一「よォ」

活火「む、神威。遅いぞ」

遊一「……準備もしてねえんだからな、当然だろ。つーかお前もいんだな」

活火「ああ、僕も曲りなりにもこの街の一員だからな」

遊一「ご達者なこった」



遊一「どれだ」

活火「あぁ、あの帆船だ」

遊一「ケッ……今時帆船か」

活火「一見帆船のように見えるだけかもしれんぞ」

遊一「どうだろうな。で……どうだ」

活火「分からない。大人たちも判断しかねるようだ」

遊一「……はん。つーと今回はゴネてる輩が来てるってぇこったな」

活火「交渉次第では、ということはあるかもしれない」

遊一「はん。物理的にカタが付くんならそれが一番早ェ」

活火「だが……まあ」

遊一「あぁ」

活火「デュエルになるだろうな……」

遊一「だろォな。交渉事としちゃ一番手っ取り早い」

活火「言葉でどうにかすればいいだろうに……」

遊一「それができねえから闘争の代替としてのデュエルなんだろ」

活火「もっとも、暴力という手段に出れば……」

遊一「サメのエサだ」

活火「だな」

遊一「んで、アタマはどいつだ」

活火「……頭……は、そうだな。判断はしかねるが……」


1.男の姿が見えた(キャラ作成)
2.女の姿が見えた(キャラ作成)
3.仮面だった

↓1~3 多数決



活火「仮面だった」

遊一「ンだそりゃ」

活火「うむ。一体何者なのか判断がつかない……」

遊一「そうかよ」


遊一(仮面の海賊首領、ねえ……素顔を知られたくないですよ、って喧伝してるようなモンじゃねえか)

   (てぇことは何かあるってこった。傷痕が醜いだとか……そんなのはまあ、ねえだろうな)

   (ああいう荒くれモンからすれば勲章みたいなもんだろ。隠す理由がねえ)


遊一「……そういうことならどうすっかね」

活火「どういうことだ?」

遊一「いや」


1.面倒事に関わることは無い。このまま静観する
2.興味が湧いた。首を突っ込む
3.自由安価

↓2

2



遊一「ちと見てくるわ」

活火「何?」

遊一「仮面っつったな。剥いだら素顔は何だろうな」

活火「おい、神威……」

遊一「わざわざ踏み込みやしねえよ。見てくるだけだ」

活火「本当か?」

遊一「……ま、場合によっちゃ突っ込むだろうが」

活火「おい……」

遊一「どこまで行って大丈夫かくらい自己判断できるっつーの」

活火「……うむ……」

遊一「ただ、仮面っつーのは気に入らねえ」

活火「……何?」

遊一「こっちの話だ」 ツカツカ…

活火「あ、おい……!」



◆ 埠頭 / 集団の先頭


遊一(……俺が不良だってことを大抵のヤツが知ってるからか、こっちに来るまではすんなりと行った)

   (誰も彼も、俺が声かけたら勝手に道開けやがる。まあ、評判としちゃ仕方ねえんだが……)


海賊1「だからとっとと1ブロック分、こっちに明け渡せっていってんだろぉ!」

男「そんな無茶な要求が呑めるか!」

海賊1「ンだとコラ!」

男「何だともクソもあるか、早いところ出て行ってくれ!」

海賊1「そうはいかねえからこうやって頼んでんじゃねえーか!」


遊一(頼むって態度じゃねえだろ)


海賊1「あぁ、もう、お頭もなんとか言ってくだせぇ!」

仮面の男「………………」


遊一(……で、アイツが活火の言ってた「仮面の男」か)

   (……つーか隠してんの、目元だけじゃねえか。あれでよく仮面なんて言ってんな、オイ)



仮面の男「こちらの要求は明白だ。この街を構成する人工島を一つ、譲ってほしい……と」

漁師「人の生活の場を奪おうってのにその態度か!」

仮面の男「こちらにも相応の理由はある」

漁師「何だその理由ってのは」

仮面の男「それは言えない」

漁師「話にならねえな。おい野郎ども、コイツら海に放り込んじまえ!」

仮面の男「そういう訳には……いかないな」 ガシャン


遊一(……デュエルディスク?)


漁師「デュエルでもしようってか? オイ、馬鹿言ってんじゃねえよ」

仮面の男「何故だ?」

漁師「こっちに何も得がねえっつってんだよこのバカタレ!」

仮面の男「……そのためにこの街の一角を――――買い取ろうと言っていたのだが」

漁師「だから馬鹿なことを言ってんじゃねえ! また新しく作ろうと思ったらどれだけ時間がかかることか……」

仮面の男「そこを曲げてほしいのだ」

漁師「シューティングスターだか何だか知らねえが、然るべきところに行って依頼すりゃいいじゃねえかよ、オイ!」

仮面の男「……私には時間が無い」

漁師「こっちにゃ関係ねえことじゃねえかよバカタレ」



仮面の男「次に星辰が正しい位置につくまで、それほど時間は無い……」


遊一(……いまいち言ってることが分からねえな。だが……断片だけ繋ぎ合わせると……)

   (あの男はこの街を構成する人口の島……だいたい2キロ四方のデカさのそれを欲している)

   (そのための対価を持って来てはいる。で、すぐに譲ってほしい)

   (だが、こっちとしても生活の場をすぐに譲るなんてできるわけがねえから断ってる……と)

   (……いや、折れろよ仮面野郎。こっちは明確に拒否を示してるじゃねえか)


仮面の男「ならば……仕方がない」 パシンッ


シュイイイイ―――――ン……


遊一「……あ?」


遊一(今何か召喚して意味あんのか――――――)


仮面の男「行け」


ズゴオオッ!!


遊一「なッ――――――」


遊一(攻撃が……実体化しやがった!?)



漁師「お……」

仮面の男「我々には明確な武力がある。その上で交渉の場に付くと言っているわけだ」

      「デュエルの結果なら、私はそれに従おう。だが……頼む。譲ってくれ」


遊一(野郎……脅しにかかりやがった……!)

   (というか……何だ、モンスターの攻撃のダメージが直接現実に反映されるだと?)

   (そんな技術……いや、まさか……仮面のせいでそっちに目が行っちまうが、それ以外の場所に!)


仮面の男「………………」 チラッ


遊一(――――――あの両腕のリング、衝撃増幅装置か)

   (スクラップ置き場に捨ててあるのを見たことがある。ああ、確かにそうだ……)

   (さっきの攻撃してきたモンスターにしても、斬撃を放ったはずなのに床面は切れてねえ)

   (まだ、あれについては衝撃で凹んでるだけのことだ。決して実体化したわけじゃあねえ)

   (となると――――現状、問題なのは) チラッ



わああああああ…………


遊一(この騒動の中でその事実に気付いているヤツがどれだけいるか、だ)

   (他の海賊の野郎は……装置を持ってるようには見えねえ)

   (つーことは、これはあくまで威嚇。ハッタリでしかねえ、はずだ)

   (だが事実として大多数はその事実に気付いてねえし、逃げ惑うだけしかできねえ)

   (一方的に蹂躙されるという恐怖は、そういうモンだ。仕方がねえ)

   (俺が出て行ってカタを付けるか? いや、しかしああまでやるってことは……)

   (……【それだけの自信がある】ってことだ。恐らく、焦ってることも確かなんだろうが……)

   (どうする。有力なデュエリストがいればソイツに要請してコイツを倒してもらうこともできるかもしれねえが……)

   (そういう人材がいなきゃ、結局「誰か」がやるしかねえ。どうする――――――)


1.有力なデュエリストを探す
2.自分が相手になる
3.自由安価

↓2


◆1~10で好きな数字を選択してください

↓1

7



???「はーい!」

遊一「あ……?」

仮面の男「!」

???「私がDuelする!」


遊一(いきなり出てきやがった! 誰だ!? つーかこの状況に萎縮してねえのか!?)


仮面の男「君が、デュエルを?」

???「Yes! それとも不足?」

仮面の男「……いや、結構だ。だが……」


遊一(……そうだ、今出て行った女が負けりゃ、1ブロック分持ってかれる……)

   (仮にアイツが負けたとして、その結果に納得できるヤツがいんのか?)

   (場合によっちゃ暴動が起きかねねえ。汚名を被るんなら俺の方が――――)


廼亜「ああ、いや、君は少し落ち着くべきだよ」 ポン

遊一「!!」



遊一「テメェ……この前の」

廼亜「久しぶりだね、遊一君。元気にしていたかな?」

遊一「チッ……今はテメェに関わってる場合じゃねえ!」

廼亜「いや……少し私の話を聞きなさい」

遊一「……あァ……?」

廼亜「彼は……まあ、仮名で語ろう。ガタノ・ザ・シューティングスター、と名乗っている」

遊一「……それがどうした。妙にハシャいだ名前を知ったところでどうなる」

廼亜「対する彼女はイース・エルトダウンと言う。いや、これは興味深いカードでね。君に邪魔をされたくはないのだよ」

遊一「ンだと、オイ。どういうことだ」

廼亜「聞くつもりになったかね?」

遊一「…………話せ」

廼亜「まあ……個人的な話なのだけれどね。ガタノ。仮面の彼だ。彼はある『勘違い』を起こしているのだよ」

遊一「……あ?」

廼亜「彼は……『ある存在』を信奉する、神官の一族の生まれでね。まあ、本人も与り知らぬことだが」

   「それ故、信奉する対象を……まあ、現代に蘇らせんと、本能的に画策しているのだよ」

遊一「…………色々と聞きたいことはあるが、続けろ」

廼亜「ご清聴に感謝するよ。だが、どうにも彼は……その対象が蘇るであろう地を、勘違いしていてね」

   「これが実に面白いことに、勘違いした先に棲むのは彼の信奉するモノとは違う『神』と来た」



廼亜「対する彼女。イースは……そうだね。ある書物を管理する立場にある」

遊一「書物?」

廼亜「……あぁ、ある書物……というのは不適切かな。正確には、書物……たち、だ」

   「『黒の書』。あるいはある写本の『原本』。あるいはダレット伯爵の著作物。あるいは『螺湮城本伝』」

   「――――それらには、彼の信奉する『神』について記されたものが存在しているのだよ」

遊一「………………」

廼亜「おっと、デュエルが始まるようだよ」

遊一「――――――ッ!」


イース「ワタシのTurn!」


遊一「ハメやがったな、テメェ」

廼亜「そうとも言えるしそうでないとも言える。まあ、このデュエルが終わるのを待とうじゃあないか」

   「どちらにせよ、私は彼と彼女について話す予定ではあったのだ」

   「説明が終わるころにはデュエルも終わっているさ」 チッ…チッ…

遊一「………………」

廼亜「よし、では……そうだね。いずれにしても語るべきことは多い」

   「次は、君の質問に答えるとしようじゃあないか」



遊一「……神ってのは何だ。そんなモンが存在すんのか」

廼亜「結論から言うと、存在する。彼らはかつて世界に蔓延り、この地球の支配者として振る舞っていた」

   「現在は封印されているがその影響力は大きい。未だ神官の家計が途絶えていないことも証左となるかな」

遊一「どういう存在だ」

廼亜「色々、だよ。キリが無いくらいにね。ただ……そう、超自然的な存在であることは確かだ」

   「時に、彼らは適格と認めた人間の精神に棲みつき、あるいは精神と繋がり、人の世を観ている」

   「……歌劇でも観覧するようにね」

遊一「気分の悪ィ話だ」

廼亜「は、は、は……そう思うかね。まあ、それはそれで構うまい」

遊一「あ……?」

廼亜「こちらの話だよ。ともかく、そうした存在がある、ということは認識してくれたまえ」

   「ガタノ君はそうした存在の神官の末裔。そして彼女は――――」

遊一「そういう存在を記した本の管理者、っつーだけだろうが。どこが注目のカードだ」

廼亜「いやいや、こうは考えられないかね。古の邪神を蘇らせんとする狂信者と――――」

   「その復活を阻止せんとする、真実を知る者との対決。実に愉快な見世物ではないか?」

遊一「趣味の悪い話だ」

廼亜「おや、そうか」



廼亜「キミは、そんな御伽噺は嫌いかな?」

遊一「興味がねえだけだ」

廼亜「そうかそうか……それもそうだったね」

遊一「俺ァスクラップ置き場のある区画が持っていかれやしねえかとひやひやしてるだけだ」

廼亜「は、は、は……そうだ。それもその通りだ」

遊一「チッ……」

廼亜「そうそう。一応、教えておこうじゃあないか」

遊一「あ?」

廼亜「彼の信奉する神は紛れも無く人類の『敵』だ。敵対する意思があるのならば遠慮することは無い」

遊一「………………どういう存在だ」

廼亜「彼が存在する限り、その姿を目にした者は石となり、人間としては死したも同然となる」

遊一「…………ファンタジーだな」

廼亜「そう、ファンタジーさ。けれど実在する以上は仕方がないだろう」

遊一「あぁ……まあ、そうだな。だがよ、それ以上に気になることがあんだよ、俺ァ」

廼亜「何かな?」

遊一「そんなことを知ってるテメェは何モンだ」



廼亜「私はただの……そう、時計屋だよ」

遊一「ただの時計屋がそんなこと知ってるわけがねえだろ、ボケ」

廼亜「ン、ン~……廼亜、琉楽と。最初に名乗ったはずだよ?」

遊一「それも真実かどうか怪しいモンだ。信用にゃ値しねえな」

廼亜「……フフ」 チッ…チッ…

遊一「その神々の関係者と見た方が、俺にゃ遥かに自然だ。少なくとも――――マトモな人間にゃ見えねえ」

廼亜「機械仕掛けの神、という言葉を知っているかい?」

遊一「今はそんな話はしてねえぞ……!」

廼亜「そうだね……あえて、名乗るのならば」

   「――――チクタクマン、とでも呼んでくれたまえ。今の私を示すには、それが最も適している」

遊一「あぁ……確かに耳障りなくらいチクタク言ってやがる」

廼亜「もっとも、今この場において私の名は廼亜琉楽、だよ」

遊一「チクタクマンで十分だ」

廼亜「これは手厳しい。は、は、は……」

遊一「チッ!」



廼亜「おっと、そう言っている間にデュエルが終わったようだよ」

遊一「何ッ……」


イース「I'm winner!」


遊一「…………」

廼亜「おっと、どうやら彼女が勝利したようだね。いやぁ、良かった良かった」

遊一「……オイ」

廼亜「何かな?」

遊一「この勝負、俺がもし出て行ったらどうなってた」

廼亜「そうしたら……キミの『手助け』でもしていたんじゃあないかなぁ?」

遊一「……水を差しに来るってか」

廼亜「いいや、手助け、だよ。かの神の加護を受けた彼を倒すに値するのは……」

   「同種の力を保持することのできる者だけ、だからね」

遊一「オイ、待て。じゃああの女は――――」

廼亜「言っただろう。かの書物は、『神』について記されていると」

   「無意識のうちにか、あるいは意識的にか……引き出しているよ、『神』の力を」

遊一「……………………」

廼亜「は、は、は……というか、でなければ勝てないからね」

遊一「…………そうかよ。余計にテメェの疑いが強まったぞ」

廼亜「私は少し、引き出し方を知っているだけさ」



廼亜「ああ、そうだ。君にこれを授けておこう」 ペラッ

遊一「あ? 白紙のカード……だぁ?」

廼亜「それは可能性を示すカードだ。君の選択次第でいかようにも変ずる」

遊一「どういうことだ」

廼亜「なに、私はあの勝負を見物に来たわけだが……」

   「真に注目しているのはキミだ、ということだよ」

遊一「気持ちの悪ィこと言ってんじゃねえ」

廼亜「は、は、は……ああ、いや、私が信奉する者、とすべきかな?」

遊一「どっちでもいいっつーの」

廼亜「ククク……まあ、使うも使わぬも君次第だよ」

遊一「………………捨てちまおうか」

廼亜「やめておきたまえ。戻ってくるぞ」

遊一「呪いの人形か何かかよ」

廼亜「窮地に至れば何かしらの形は浮かんでくるだろうさ」

   「『ただの人間』であるキミには、所持できない力だからね――――」

遊一「………………」



遊一「帰る」クルッ

廼亜「おや、いいのかい?」

遊一「誰も俺の動向なんざ気にしやしねえよ。後始末ならおっちゃんたちがすんだろ」

廼亜「は、は、は……そうか。なら、呼び留めはすまい」

遊一「そうかよ」

廼亜「その前に、彼らの所在を伝えておこう」

遊一「いらねぇよ」

廼亜「そう言わずともいいだろう。まず、ガタノ君は居住区の……」

遊一「……やっぱりヤツはここの住人かよ」

廼亜「おや。知っていたのかい?」

遊一「でなきゃ仮面をしてる理由がねえだろ」

廼亜「そうか。では彼はこの住所。イースはこっちの……ああ、君の家から道を隔てて三軒となりのアパートだ」

遊一「近所じゃねえかよ」

廼亜「そうさ。では、気が向いたら訪ねてみるのもいいかもしれないね」

遊一「………………ケッ」

◆ 「イース・エルトダウン」「駕汰乃流星」の住所を教えてもらいました。
   コミュとして選択することで知り合うことができます。

何だか妙に長くなってしまいましたが今日はここまで
申し訳ないですが、パックもまだ出てないですし今回のデュエルは見送らせていただきました
クリアウイングのように単体で動かせるカードでなく、カテゴリで収録されてるカードなので少々難しく……すみません
次回は普段通りやる予定です

まさか名前がオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンになるとは思いませんでしたわ。カッコ良かったけど
というか次回も柚子は揺れるママママインするのだろうか

今日は19時ごろから予定

スレタイ見て某夢の守り人を思い出したのは…この間の555一挙放送の仕業なんだ…

>>193
何だって! それは本当かい!?

ランク7が征竜のおもちゃになることは既定路線になってしまうのだろうか
それはともかくそろそろやります



遊一(あの騒動の後に手渡された文字通り「白紙」のカード……)

   (試しにデッキに投入すると、同時にエクストラの枚数までもが1枚増えた。何だこのゴミは)

   (メインデッキとエクストラデッキの両方を圧迫するなんてふざけてやがるのかあの野郎)

   (当面役に立つようなことも無さそうなモンだしな、入れておく必要もねえだろう)

   (場合によっちゃ、デュエル前に投入することも考えられるがな……まあ、頼りにするようなモンでもねえ)

   (ま、適当にやる分には考えやしねえがな。【本気で戦うことになったらどうするか考えるとすっか……】)


※ イベント戦前に「白紙のカード」を投入するかどうかを選択します
   なお、通常のデュエルの際には選択肢は出現せず、白紙のカードもデッキには入りません



行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物も指定)
8.デュエル
9.自由安価

↓2



◆ 神威家近くのアパート


遊一(今朝のあいつら……チクタクマンは俺んちの近くに住んでるっつーことを言っていた)

   (それ自体は特別に何か言うようなことでもねえ。ただ……)

   (色々と面倒なことが起こりそうな予感はある。色々と払拭しときたい懸念もある)

   (早めにやっておくに越したことはねえ、か) スッ


ピーンポーン……


男『はい』 ジジッ

遊一「……あ、えー……スンマセン、ここ、エルトダウンさんの家でよろしいッスか……?」

男『そうだが、君は?』

遊一「あー……っと」


遊一(……参ったな、アパートっつーから一人暮らしでもしてんのかと思ったら、違ェのかよ)

   (いや、高校生なら自然なこったけどよ……今朝のこと持ち出して話に持ち込むっつー手段はできねえな)

   (多分、父親だろうが……男が急に訪ねてくるっつーのは不自然だろうな)

   (あー……どうするか。ここは……)


1.単刀直入に要件を告げる
2.ある程度自分のことは伏せてイースを呼び出してもらう
3.引き下がって駕汰乃の家へ
4.自由安価

↓2



遊一「……あー……っと」


遊一(この父親……らしき相手を誤魔化す嘘……何かあったっけか)

   (元々嘘つくような性質でもねえしな……どうしたもんだか……)

   (俺が今朝のあの現場にいた、っつったらおおよそ理解はできるだろうが)

   (そこから先だな、問題は……あの女を呼び出すのに適切な文言……)


遊一「………………」 コホン

   「今朝の件については、御存じでしょうか?」

男『知っている。それがどうしたのかね』

遊一「少々、お話を伺いたく思いまして」

男『君は誰かな?』

遊一「港の管理者から委託を受けた者です」

男『そんな人間がいるとは聞いていないが』


遊一(そりゃ確かにその通りだ。今でっち上げた嘘だからな)



遊一(……はァー……でもやっぱ、もうちっと言葉は選んだ方がいいか)

   (普段の口調じゃ、どうやってもただのチンピラかどっかの自由業の使いだ)

   (丁寧な言葉遣いを心がけて、かつ相手に悪い印象を与えないように……)

   (いや、後者は無理だな。どうやっても悪印象は拭えねえだろうし……最低限、だな)


遊一「その後の事情も未だ聞くことができていないことも含め……」

   「不躾な話ではありますが……個人的にお話を伺いたい、と思いまして」

   「あの現場にいて助けられたことのお礼も言いたいので、何とかお願いできませんでしょうか?」

男『………………』


ガチャッ


男「今、こちらに来させよう。少し待ちなさい」

遊一「……どうも」


遊一(どこかの隠者みてえな風体だな……父親、っつーより祖父、みてえな)

   (……ま、どっちでもそれなりに筋は通るが)



イース「Hey! お待ちどう様! ……けど、あのー、どちら様?」

遊一「……今朝のあの現場にいた者です」

イース「Wow、災難でしたねー……。あ、これもそのInterviewか何か?」

遊一「そのようなものとお考えください」

イース「Okey。ところであのー、お名前は?」

遊一「神威遊一」

イース「カムイさんねー、All right!」

遊一「………………」

イース「んー、でも何か別のIntentionとかありそうだよね」

遊一「……イン……?」

イース「あ、思惑って意味。で、What brings you to here today?」


遊一(……「今日はどんなご用事ですか」、か)


遊一「今朝のあの件について、それから……デュエルした海賊の首領について」

   「いくつかの事情も踏まえて聞きたいので、答えていただければ幸いです」

イース「Humm……カムイさん。ワタシ思うんだけど」

遊一「何でしょう」



イース「そのStrangeな喋り方はどうなのかなって」

遊一「………………・」

イース「見た目と……なんていうかUnbecoming? あ、『似合ってない』感じ」

遊一「……ええ、まあ」

イース「それに何か……Hmm……隠し事してそうな感じ」

遊一「…………」


遊一(……早々にバレたか。最悪、話を打ち切られそうな感じはあるが……)

   (さて、どうすっかな……)


イース「ま、いっか。そういうことなら、あっちのParkで話すことにしない?」

    「ワタシもほら、話が途中でEndすると気持ち悪いしー」

    「御祖父ちゃんに聞かれたらBadなんでしょ?」

遊一「……そうですね。よろしくお願いします」

イース「OK。じゃ、Follow me!」


遊一(………………ここまで黙ってはいたが)

   (「Strange」……奇妙な口調に関しちゃ、お前も人のこと言えねえと思うぞ)



◆ アパート近く / 公園


イース「Hi、ここですよー」

遊一「………………」

イース「それじゃ改めて、What brings you to here today?」

    「あ、喋り方Backしてもいいよ」

遊一「……どこまで理解してんだよ、お前」

イース「Ah……なんとなく、だけかなー。Secretあると『何かある』ことだけが分かるってくらい?」

    「あ、でもMaliceがあるとそれも分かるし、カムイは別にそういう人じゃないって分かったからいいかなーって」

    「というか、カムイのホントのToneってそんな感じなんだね」

遊一「……まず聞きたいのは、お前もチクタクマンに近しい人間か? ってことだ」

イース「Who is it?」

遊一「………………」


遊一(……ま、本当に野郎に近しい人間なら正直に話すわけもねえか)

   (そもそも、野郎の場合どこまでが嘘でどこまでが真実か分かりやしねえ)

   (その辺も策略っつーんなら、大したもんだと言いたいとこだが)



遊一「……まあ、いい。それならそれで構わねえ」

イース「Umm……? それでいいの?」

遊一「どっちでも構いやしねえ。知らないなら知らないで結構だ」

イース「そう?」

遊一「次に、今朝のことについてだ。何であの場で飛び出した?」

イース「なんとなく?」

遊一「………………」

イース「それ以外にNothing……ってわけじゃあないけれど、まあ、今は話せないかな」

遊一「そうか。それならそれでいい」

イース「OK?」

遊一「ああ。秘密にするだけの理由があるってことだろうから無理には聞かねえ」

   「ただ、こっちはある程度のことを聞いてるってことは認識してくれ」

イース「ある程度のことって?」

遊一「『本』について聞いた」

イース「Oh……」

遊一「それから、今朝の海賊の首領。ヤツの目的も、ある程度な」

イース「Humm……どんなBookかは知ってるの?」

遊一「『力』を持つ本だってことを言っていた。そこに『神』なる者のことが記されてるってことも含めてな」

   「与太話ならそれはそれで構いやしねえが……どうなんだ?」



イース「………………」

遊一「………………」

イース「誰にも言わない?」

遊一「言う相手もいねえ」

イース「まあ、ワタシにDirectに聞きに来たってことは、言いふらす気はNothingだろうけど」

    「Umm……そうだねー。まあ、だいたい合ってる、とだけ言っておける、かな?」

遊一「お前は、どこまで知ってるんだ」

イース「Umm、ただちょっとあの時は『ワタシが行かなきゃ』って強く思っただけなんだよね」

    「あの海賊の首領にBless……『神』の加護があるって気付いたのはデュエルになってからなんだ」

遊一「……強い強迫観念か」

イース「まあ、Grimoire読んでたらこういう弊害があるのはよくあることだけどー」

遊一「ぐり……?」

イース「『魔導書』」

遊一「……カードのカテゴリじゃあ、ねえよな」

イース「Yes。『実在する』魔導書だよ」

遊一「……ファンタジーもいいところだ」

イース「でも、Realにあるものなんだからしょうがない」

遊一「……あぁ……まあ、分かった」



イース「魔導書っていうのは、どれもこれも強いPowerを持ってる」

遊一「…………あー……魔法が使えるから、っつーことじゃあねえよな」

イース「Umm……それもあるけど、一番はGrimoireそのものが強いPowerを持ってるわけ」

    「Spirit……んー……日本語でなんて言うんだろ」

遊一「精霊、付喪神……か?」

イース「That’s it!」

遊一「どういうことだ?」

イース「時にはそういうものになることもあるの。Umm……例えば……」

    「Necronomicon……とか、Book of Eibon……とか」

    「たまに、人間にMetamorphosisしてたりするんだけど」



イース「ともかく、良くも悪くもそういうBookは人間に強い影響を与えるの」

    「Powerを与えたり……時にはInsaneにしたり」

遊一「狂気にしたり……?」

イース「The history of man……人類史に無い記述ばかりだし、とっても冒涜的な内容だし」

    「人のMentalが壊れるのも無理はないってくらい」

遊一「………………」

イース「だから、ワタシのClanはそれを集めて管理してる」

遊一「あの安アパートでか」

イース「誰もそんなところにあるとは思わない……からね」

遊一「確かにな。だが、お前に影響はないのか」

イース「Any time影響は出てるよ。精神が過敏になったり人のLieが分かったり」

    「『神』に強い影響を受けてるような人のことも、分かるようになってる」

遊一「……そうか」

イース「まあ、Administrator……管理者だし、そんなものじゃないかな」

遊一「………………」



遊一「だいたい分かった。ところで、あの海賊については何か知ってるか」

イース「Mu――――ムー大陸に棲息していた旧き支配者の加護を受けてる、とだけ」

    「その割にCelestial bodies……星辰? って言うの? ともかくそれに気を遣ってるし」

    「何かにVolition……意志を歪められてる――――ような気がするかな」

遊一「……そうか」

イース「何でこんなこと聞いたの?」

遊一「今からソイツ……なんつったか。画太郎だかガタキリバだか言う奴のところに行ってくる」

イース「え、大丈夫なの」

遊一「さあな。だが腕っぷしで負けるようなことはねえだろ。お前はどうする」

イース「I'm sorry。当面はどうにかなりそうだし」

遊一「そうか。ならいい」

イース「But、Be careful……カムイみたいな人はよく怪我するし」

遊一「忠告、感謝する」

イース「あ、そうだ。Grimoireについて聞きたいことがあったら、ワタシの所に来てね」

遊一「ああ、そうさせてもらう。この件に関しちゃ味方も少ねえしな」

イース「OK。じゃ、気を付けてね」

遊一「分かった。今後ともよろしく頼む」

イース「イエース」


◆ 魔導書に関連する事柄についてイースに調べてもらうことができるようになりました。



 ◆ 駕汰乃の邸宅前


遊一(……デカい家だな。ガタノ……という風には聞いちゃいたが)

   (まるっきり名字まんまじゃねえか。隠すもクソもねえな、こりゃ……)


リーンゴーン……


駕汰乃『はい』

遊一「ガタノ、ってヤツはいるか。用がある」

駕汰乃『駕汰乃は僕ですが』

遊一「なら話は早い。今朝の件について話がある」

駕汰乃『…………』


ガチャッ……


遊一「…………」

駕汰乃『鍵は開けた。入ってすぐ右の応接間に来てくれ。そこで話をしよう』

遊一「ああ。こっちも聞きたいことが山ほどある。答えてもらうぞ」

駕汰乃『……善処する』



ガチャッ…


駕汰乃「………………」

遊一「邪魔するぞ」

駕汰乃「……お茶でも出した方がいいかな?」

遊一「お構いなく、っつった方がいいか。どっちにしても歓迎しちゃいねえだろ」

駕汰乃「そうだな……そういう場面でもない」

遊一「俺がここに来た理由は分かるか」

駕汰乃「僕の正体が知れた……というところだろうが」

遊一「まさか海賊なんて荒くれ者の頭が、こんな優男とは思わなかったな」

駕汰乃「………………」

遊一「別に喧伝する気はねえよ。興味もねえ。だが、聞きたいことはある」

   「――――何でテメエがガンガリティアの人工島を狙った。理由がねえとは言わせねえぞ」

駕汰乃「……目的のためだ」

遊一「その目的ってのは何だ」

駕汰乃「……それは、言えない」

遊一「ざけんなよコラ。どれだけの人間が迷惑被ったと思ってんだ」



駕汰乃「分かっている! それは分かっている。だが……」

遊一「だが、何だ」

駕汰乃「僕は、ルルイエを復活させなければならない」

遊一「ルル……何だそりゃ」

駕汰乃「かつて海底に沈んだ大陸だ。そこには、ある『神』が封じられていると言われている」

遊一「その『神』とやらを復活させようってか?」

駕汰乃「…………簡単に言えば、そうなる」

遊一「……何のために人工島を使うんだ」

駕汰乃「供物……だ」

遊一「供物だぁ?」

駕汰乃「正確には、寄る辺……とするべきか」

     「『神』は、常にその行動を制限されている」

遊一「封印されてるわけだからな。それで」

駕汰乃「かの神は、海底に封印されているんだ。現在には『水神』と伝えられているが……実態はそうじゃあない」

     「海はあの神の敵だ。だから……この人工島の一部に触腕をかけることで牽引し、復活を補助する」

     「そういう目論見があった」

遊一「……お、おう……」


遊一(意味が分からん……)



駕汰乃「神が目覚めれば、それに付き従うようにしてルルイエも浮上する」

     「半端なものでは、神の力に耐えられずただ沈みゆくだけだ……だからこの人工島を狙った」

遊一「……ソイツはどんな大きさだ」

駕汰乃「少なく見積もっても30メートル以上」

遊一「タンカーか何かでもいいじゃねえか」

駕汰乃「それでは駄目なんだ。力が強すぎる」

遊一「は?」

駕汰乃「船、というだけではただ引きずり込まれるだけだ。島ほどの質量が無ければ意味が無い」

遊一「……それで」

駕汰乃「それで?」

遊一「ソレを復活させた後、テメェはどうしたいんだ。神とやらの加護を受けて、永遠の命でも得ようってか?」

駕汰乃「そんなことは考えていない!」

遊一「じゃあどうしたいんだ。世界を終末にでも導くか」

駕汰乃「僕は……一族の悲願を果たしたいだけだ」

遊一「……俺も人のこたァ言えねえがよ。夢を叶えたあとのことなんざ、知ったこっちゃねえって思ってるからな」

   「『空を飛ぶ』。それが俺の全てだ。技術だの世界の利権だのと、そんなことは知ったこっちゃねえ」

   「だから、『一族の悲願を果たす』っつー夢を叶えた後は知らない、ということに対して強くは言えねえ」



遊一「だけどよ、一言だけ言わせろ」

駕汰乃「何だ」

遊一「本当にやりたいことだっつーんなら仮面なんて付けてんじゃねえ」

駕汰乃「何故だ。そんなことをすれば……」

遊一「袋叩きにあう、か? はん、よォく理解してんじゃねえか」

駕汰乃「なのにそんなことを……」

遊一「そりゃつまり、テメェの全部を擲ってもいい、って夢でもねえんだろ」

駕汰乃「な……」 ガタッ

遊一「違うのかよ、なあ、海賊。いや、今は何て言えばいい?」

   「ちっと調べさせてもらったぞ。駕汰乃流星……名優だ。少なくともこの都市じゃな」

駕汰乃「…………」

遊一「その立場を失うのが怖いのか? 泥を被るのが嫌なのか?」

   「袋叩きに遭うかもしれねえから名前を隠してあんな真似をしてんのか?」

   「ハッ……甘い汁だけ吸えるなんて上手い話があるわけねえだろ」

駕汰乃「人間には生活がある。一つのことだけしているわけにはいかないだろう」



遊一「『それでも』って言えねえのか、テメェは」

駕汰乃「何……?」

遊一「『それでも俺はやる』、って言えねえのかよテメェは」

   「飢えても、傷ついても! 泥を被ろうとも! 汚名を着せられようとも! 誰かに嫌われようとも!」

   「『それでも』って言えねえようなら、それは夢でもなんでもねえだろォが!」

駕汰乃「君は人間生活をナメているのか!? 口では何とでも言えても、実態は全く違う!」

     「飢えれば、傷つけば死んでしまうし、汚名を着せられれば生活も立ち行かない!」

     「死ねば何もかもおしまいだ。たとえ夢が叶っても……そんな生に何の意味がある!」

遊一「妥協して諦めて、何も得られねえまま無意味に生き続けることに意味があるか!」

   「平凡に幸せに生きることを目指すならそれはそれで構いやしねえ。それが幸せな人はたくさんいる」

   「だが、仮にも『夢』という言葉を吐いておいて、その体たらくは認めねえ!」

駕汰乃「夢のために死ねるとでも言うのか!?」

遊一「ああ、死ねる。夢が叶ったその直後に死んだとしても、俺は満足だ」

   「だから俺は絶対に妥協しねえ。たとえ世界が滅んだとしても!」

駕汰乃「……どうやら僕と君は価値観が違うらしい」

遊一「あぁ、そうだな。俺にゃテメェの価値観は受け入れられねえ」

駕汰乃「僕もだ。君のような人間は受け入れられない」



遊一「……いずれテメェはまたこの都市の敵に回ることになるだろうな」

駕汰乃「君がそれに立ちはだかることもあるかもしれない」

遊一「ああ。だろうな。これだけ主義主張が違えばそうなる」

   「――――だが、俺はテメェを糾弾する気はねえ」

駕汰乃「何故だい?」

遊一「その必要がねえ。何より俺の言うことを信じるヤツはいねえさ」

駕汰乃「そうか」

遊一「ま、もっともテメェの場合最初から道を違えているとも言えるわけだが」

駕汰乃「時間が無いんだ」

遊一「そんなモン言い訳でしかねえだろ。正道を進まなかったことは紛れも無い過ちだ」

   「……なんて言ったところで、もう遅いだろうがな」

駕汰乃「ああ、遅いさ。君が現れるのはあまりに遅かった」

     「『こう』なる前に現れていれば、少しは考えも違っていたかもしれないがね」

遊一「……今更仮面を取れとは言わねえ。が、対立した時は絶対にテメェを潰す」

駕汰乃「……勿論だ。僕も、全力で君を叩く。だが、それまでは……ただの隣人だ」

遊一「ああ、それでいい。ところで、一つ聞く」

駕汰乃「何かな?」

遊一「廼亜――――という男と会ったことは無いか」

駕汰乃「ナイア……? いや、僕が出会ったのはナイ神父という男だったが……」

遊一「チッ……じゃあ別人だな」



駕汰乃「……ただ、その時にカードを貰いはしたがね」

遊一「何……?」

駕汰乃「失言だ。これ以上君に手は明かさないよ」

遊一「……ケッ」

駕汰乃「それじゃあさよならだ。そういえば、名前を聞いていなかったね」

遊一「神威、遊一だ」

駕汰乃「神威君。またいずれ……縁があれば」

遊一「……無いことを祈る」


◆ 駕汰乃流星が「交友関係」に追加されました

◆ 続けて行動を選択してください


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↓2



◆ 埠頭


廼亜「あ」

遊一「ゲッ……」

廼亜「やあやあ遊一君。今朝ぶりじゃあないか」 ニコニコ

   「ほれほれどうだい、あの二人には会いに行ったのかい?」 グイグイグイ

遊一「うっぜぇコイツ!!」

廼亜「しょうがないじゃあないか。偶然とはいえこんなところで会ったんだから」

遊一「できれば会いたくは無かったな!」

廼亜「そうかい。でも会ったことには違いないし少し話していかないかい」

遊一「テメェ暇なのか。暇なんだろ。なあ。オイ。俺は暇じゃねえからとっとと解放しろ!」

廼亜「気を解放しろ?」

遊一「どっかの地球人最強みたいなこと言ってごまかしてんじゃねえ」

廼亜「いやぁ、君はいちいち反応が良くて楽しいよ」

遊一「俺は楽しくねえ」



廼亜「それでどうだい。たまには普通に会話でもしようじゃあないか」

遊一「断る」

廼亜「いやいや、ホラ、あまりにも今日まで濃すぎたろう? ここらでデュエルモンスターズについて話しておかないと」

遊一「お前何言ってんの?」

廼亜「そうだな、デュエルについての話にしようじゃあないか。はい決定」

遊一「そろそろ俺の精神がついていかねえんだが」

廼亜「おや、そうかい?」

遊一「特に濃ゆいことになってる最大の原因であるテメェがそれを口にするのが気に入らねえ」

廼亜「ほら、話題を出した者が話題を転換するのはよくある手法だろう?」

遊一「………………もうそれでいいわ……」

廼亜「というかね、流石に私もやりすぎた。大目に見てくれ☆」

遊一「もうホントお前が何言ってんのか理解できねえよ……」



廼亜「時に君は何のデッキを使用しているんだったかな。【セフィラ】だったかな」

遊一「何でピンポイントに当ててきてんだよ」

廼亜「おや、正解だったか。ところで何か新しいデッキを作る予定とかあったりする?」

遊一「……なあ、俺は性格診断か何かでも受けてるのか」

廼亜「そういうつもりは無いんだがね。分からないこと、というのが少なすぎて」

遊一「……そいつは例えば勝敗とかもそうなのかよ」

廼亜「ほう、ようやく食いついたね」

遊一「………………」

廼亜「結論から言えば、ノーだ。常に変わり続ける確率を観測し、確定させることはできない」

遊一「……それ以外はできるみたいな言い草だな」

廼亜「は、は、は。どうだろうね。だが、だからこそデュエルは面白い」



廼亜「もっとも、デュエルというのは極端なことを言えば『強い方が勝つ』わけだが……」

   「そうするとどういう人間が強いのか、という問題に行き当たる」

遊一「強いデッキを持ってて構築が緻密で戦略に優れるヤツじゃねえのか」

廼亜「うん、普遍的にはそうだ。でも、それなら常に特定の人間が勝利し続け――――」

   「常に特定の『強いデッキ』だけがトップに立ち続けることになる」

遊一「…………」

廼亜「常に新しいカードは発売され続けているが……今はそうだね、【影霊衣】【クリフォート】【海皇】と言ったところかな」

   「これらのカードが強いだろう。となれば、これを扱う強者が常に頂点に立っていることになっているはずだ」

遊一「現実はそうでもねえが」

廼亜「そう、そこが興味深い。時の運によって勝者は分かたれるにせよ……」

   「一般的にそれほど強くないデッキと扱われる、【霞の谷】のようなデッキを使う者が優勝することだってある」



廼亜「これは私の仮説だが、人の想いと意志によって強さというものが決まると思う」

遊一「意志の強いヤツが強いってか」

廼亜「一概にそうとは限らないがね、やはり、時には運も絡む」

遊一「…………」

廼亜「だが、何故だろうね。とにかく対戦相手への対策を練りに練ったデッキほど……」

   「一枚のカードによって状況が覆されてしまいやすいんだ」

遊一「ロックの強度が低かった、とかじゃねえのか」

廼亜「まあ、それもそうだ。ただ、その1枚を引く可能性が非常に高い」

   「基本的にデュエルディスクというのはオートシャッフルだ。規則性は排除されているし……」

   「積み込みということもできないようにはなっている。だから、ね」

遊一「意志の力で引き寄せてる、とでも?」

廼亜「気のせいかもしれない。だが、人間には誰しも特異な力が僅かには備わっていると思うんだよ」

   「それを使っているから、望んだカードを引く……ということが起こり得る」

   「と、私は考えているのだが、どうかな?」



遊一「興味深い与太話だな」

廼亜「こういう話は嫌いだったかね」

遊一「別に。どっちでも構わねえ」

廼亜「と言うと?」

遊一「俺のやりたいことに役立つならそれでいい。役立たないなら知らねえ」

廼亜「正直なことだ」

遊一「……ところで聞くが、テメェはデュエルするのか」

廼亜「そりゃあするとも。楽しいからね」

遊一「どういう理由で楽しいんだ」

廼亜「私の掌の中で踊ってくれるのがひどく愉しいんだ」

遊一「聞くんじゃなかった」


◆ 廼亜琉楽の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1


◆ 以下のように変動しました


廼亜琉楽:5→13


◆ 一日が終了しました

で、今回はここまで

しかしやっぱ濃いか……ついて来れてない方も多そうですね
ちょっと無理という方が多ければ早回しでのソードマスター的エンドも考えときます

言われて見直してみると確かにだいぶ説明不足ですね……
昨日おとといが特に濃かったとも言えるんですが、今後はもうちょっと薄くするよう努めます
もう遅いかもしれませんが、今日の投下前ごろに簡単な説明だけでも設けようかと思います

そろそろやります

けどその前にいくつか説明挟みますので選択肢はもうちょっと後で
ちょっと長くなりますので、読み飛ばしたいという場合は
「地縛神みたいなのがダース単位で地球のどこかに封印されていて、復活したら人類ヤバい」
という点だけ覚えていただければ大丈夫、かもしれません。



◆ ????


廼亜「世の中には不条理というものが付き物です」

   「この世界にもまた、極大の不条理――――『神』と呼ばれる者が存在しております」

   「旧き支配者、外なる神――――分類はできますが……全てひっくるめて『神』と呼称しましょう」

   「彼らは強力な力を持っております。全て、人知の及ばぬ領域にある――――魔法、とも称すべき力です」

   「強力なテレパシー、精神への感応、風を操る、人間の肉体そのものを作り替える……と言ったような力」

   「いや、実に羨ましい。そのような力が欲しいとは思いませんかな?」

   「――――少し話がズレてしまいましたね。ここで少し話を戻しましょう」

   「彼らはほぼ例外なく、人間の持つ『根源的な恐怖』というものを喚起します」

   「それは、あまりに醜悪な外見のせいであったり、その、人間を塵とも思わぬ所業故であったり……」

   「ゆえに、人々は彼らを畏れ、その力を鎮めるために……あるいは、その力を得るために、崇拝の対象としました」



廼亜「とはいえ、かの『神』には意思が無い――――というわけではありませぬ」

   「確かな自意識を有しております。とはいえ……まあ、神、と呼ばれる存在ですから」

   「人間の精神とは、隔絶したものを持っていると、それだけは理解していただきたい」

   「人は、足元の蟻を気にして歩きますか。そういうことです」

   「とはいえそうした蟻の如き存在である我々を慈しむ心を持つ神、という者もおります」

   「あるいは、人間の行動や魂に興味を惹かれて、己の『分身』を人間世界に送り込んだり……」

   「テレパシー能力を利用し、これと見定めた人間を通じて世界を見ておられることもあります」

   「しかし、享楽のために足元の蟻を蹂躙することもあります」

   「その力に、人間が抗うことはできないことでしょう。一つ、例に出しますが――――」

   「その姿を目にしただけで、肉体を石にされてしまうような相手に、どう立ち向かいましょう?」



廼亜「加えて言うならば、この時代に兵器は存在しない」

   「核ミサイルを撃ち込むことで撃退できるような御方もおりますが……」

   「そうした兵器は既に廃棄されております故……対抗手段は今のところ存在しません」

   「しかし、彼らは今、その力の大部分を封印されております」

   「また、海底や地底……様々な場所にその身を封じられており、その姿を現すことは、まずありません」

   「――――物好きな人間が、儀式によって封印を解かない限りは」

   「おっと、勿論、この儀式をどうにかする方法は存在しております」



   「――――デュエルです」



廼亜「『神』の復活にも、封印にも、デュエルを経なければなりませぬ」

   「かつて、『戦い』というものは儀式のいち形態でありました」

   「現代においても簡易的な契約の際に用いられることは多い……」

   「ゆえに、『契約』と『儀礼』、二つの要素を持つデュエルは、格好の素材なのです」

   「復活にも、封印にも、どちらにも……デュエルは、用いられます」

   「おっと、そしてもう一つ」

   「デュエルによって、『神』を調伏することも――――可能です」

   「かつてはそのようなことなど不可能でした。所詮は遊びでしかありませんでしたから」

   「ですが、現在に至って様相は変化した。人の生活に強くくいこみ、契約の際に用いられることさえある」

   「契約という形式を取る以上、『神』という存在に対してならば、デュエルは非常に有効です」

   「もっとも、勝利することができるならば――――ですが」



廼亜「小難しいことを言って参りましたが……」

   「つまるところ、全部デュエルで解決できる、ということです」

   「『神』とのデュエルならば、そこには強い魔力が宿りますので」

   「なに、相手がデュエルを受けてくれないと。そのようなことはありません」

   「『神』は、人間以上に契約に縛られるものです。挑まれれば、受けなければなりませぬ」

   「そして、神の復活のためのデュエルを行うならば……それを妨害しようとする者の挑戦は断れませぬ」

   「神は座興を愉しむもの。下手に挑戦者の申し出を断れば……神の怒りに触れることにもなりませんから」

   「……あぁ、それから『魔導書』についてですが……おおよそ、一般的な見解のままです」

   「人間が、『魔法』を行使するための手順を示した書物」

   「もっとも、この魔法というのは『神』に由来するものですがね」

   「そして、『神』についても示してある……もっとも、現存する数は非常に少ないのですが」

   「もっとも、そうした性質です故、魔力を孕んで人の形を取るようなこともあります」

   「じゅうじゅう、お気をつけください。もしかすると、あなたの近くにも――――?」



廼亜「おっと、少々語りすぎましたでしょうか」

   「それでは――――良い旅を」


―――――

――――

――


◆ 学校


遊一「…………」 ムスッ

活火「どうした神威、どうも寝不足のようだが……」

遊一「あまり好きじゃねえ知り合いが石室でずーっとくっちゃべってるっつー夢を見た」

活火「何を言っているのかまるで意味が分からんぞ」

遊一「安心しろ、俺もだ」

活火「まあ……夢だから多少支離滅裂になることもあるだろうが」

遊一「ピンポイントに嫌なヤツの夢見ちまったのが好ましくねーんだよ……」


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◆ 広場区画


遊一(……あー……なんかこう、たまには一日ボーッとしててぇ……)

   (とにかく何かっつって色々あって頭の中オーバーフローしそうだしな……)

   (脳味噌が重たい感じがする……っつって意味わかんねえが……)


1.知り合いについて調べてみる
2.知り合いとコミュ
3.見知らぬ人が話しかけてくる
4.掲示板を見る
5.他の海賊について
6.自由安価

↓2


◆ 1~17の間で数字を一つ選択してください

↓1



?「………………」 ストン

遊一「……?」

?「…………はぁ~~~~~~……」


遊一(…………え、何だいきなり隣に座ってコイツ)

   (つーか耳……犬? 犬……狐……狼、か?)


?「……はぁ~~~~……」

遊一「……唐突に人の隣に座っといて膝抱えながら溜息つきっぱってのは一体どういう了見なんだオイ」

?「……ふわっ!? あ、ご、ごめんなさい。気付かなくて……」

遊一「……いや」

?「ちょっと最近職場で色々とあって……はぁぁ……」

遊一「………………」


遊一(白衣。ってことは医者か。看護師ならそれ相応の格好のはずだしな)

   (……首からかけてんのは……名札か。……赤里、潤……ね)



潤「はぁ……」


遊一(つーか、よく見りゃ名札の病院……あのオッサンのとこかよ)

   (あー……くっそ。今度世話にならねえとは限らねえしなぁ……)


遊一「袖振り合うも他生の縁ってヤツだ。聞けることなら聞くぞ」

潤「……そう? じゃあ聞いてくれる?」

遊一「聞くだけだけどな」

潤「それでいいよ。私、赤里潤……って言うんだけど」


遊一(「うる」……って、「じゅん」じゃなかったのか)


潤「昔からお医者さんになりたくて勉強して、最近、そこの病院に雇用されたんだけど」

遊一「そりゃ良かったじゃねえか。それで……どうしたんだ」

潤「……なんていうか、理想と現実の違い、というか……」

遊一「何だそりゃ」

潤「医療現場の闇は深かった、って感じで……」

遊一「………………」


遊一(昔っからあったな、この手の「昔からの夢を叶えて職業に就いた人間」の理想と現実の剥離)

   (警察に入ったヤツが上層部の腐りっぷりに絶望したり、医療現場も……そんな漫画があったな)



遊一(……夢、か。なんつーか……考えてみりゃ、参考になる話しかもな)


遊一「それで……どうしたんだ」

潤「うーん……まあ……どう、とも言えないけれど……」

遊一「失望でもしたのか?」

潤「いいや、そういうことじゃなくて。なんていうかー……その」

遊一「……?」

潤「それに敢然と立ち向かってる先輩の先生……お医者さんがいてね」

  「そういうことができない自分が情けないなあ、って……」

遊一「……そうか」

潤「そう……」

遊一「ところでその医者、マルクスって名字じゃねえか?」

潤「そうだけど……何で知ってるの?」


遊一(マジかよ。いや、別に問題があるわけでもねえが。オッサン現場だとそんなだったのかよ)



遊一「……前に世話ンなったことがある。エキセントリックなヤツだった」

潤「エキセン……まあ確かに」

遊一「否定しねえのな」

潤「できないから……」

遊一「……ああ……まあ……」

潤「まあ、でも悪い人じゃあないよね」

遊一「まあ……悪人……じゃあ、ねえ……わな」

潤「職務に忠実すぎるけど」

遊一「……まあ、だろうな」

潤「あと、何でか分からないけど若干命が軽い」

遊一「だろうな」

潤「なんだけどね……あ、それから無駄に機械の動かし方を知ってたよ」

遊一「何者なんだよオッサン」

潤「さぁ……聞いても元海上防衛隊だとしか言わないし」

遊一「事実なんだろうがな……」

潤「ただ、たまに質問したら答えが『駄目だ』だけの時があって」

遊一「……そ、そうか」



潤「そんなだから、派閥争いで色々悪いこと言われててね……」

遊一「何て言われてんだ?」

潤「筋肉モリモリマッチョマンの変態だって……」

遊一「……前半は事実だろ」

潤「でも変態じゃあないと思うよ。奥さんいるし」

遊一「あぁ……娘がいるとは言ってたな」

潤「まあ……尊敬すべき先輩なんだけどね……」

遊一「……で、そんな頼りがいのあるタフガイがいて何が不満だ」

潤「不満……っていうか。だから、どうにも、医局の人たちも頼り過ぎなんだよね……」

遊一「……頼り過ぎ、か」

潤「そりゃまあ、みんなでひとまとめにならないと改革とかも無理だろうけど」

  「だからっていつまでもワンマンでいられるわけじゃあないし……どうなんだろうって」

遊一「……難しい問題だな」

潤「だから、考えると憂鬱になっちゃって……」

遊一「まあ、分からなくもねえ」



潤「ごめんね、変なこと愚痴っちゃって」

遊一「…………なあ、思ったんだが」

潤「何?」

遊一「オッサンが悪いように言われてんだ。アンタも悪いように言われねえなんてことはねえだろ」

潤「……分かる?」

遊一「普通は……なんつーかな。そういう、大きな……組織の暗部、っつーか」

   「そういうの見ても、そんなに現実味は湧かないんじゃねえか?」

   「それに、いくら尊敬する先輩だっつっても、悪口言われただけで部下が落ち込むこたねえだろうし」

潤「あー……うん、鋭いねキミ」

遊一「……悪い、聞いちゃマズいことだったか」

潤「う、うーん。どうかな。あんまり、良い話じゃあないのは確かだけどね」

遊一「軽口叩きそうな見た目だからな。仕方がねえ」

潤「あ、いや、そうは思ってないけど……」



潤「……ま、いいかな。愚痴も聞いてもらえたし」

遊一「……そうか?」

潤「それだけでも結構楽になるものなんだよ」

遊一「それなら……まあ、いいが」

潤「今日はありがとうね、偶然会っただけなのに愚痴まで聞いてもらっちゃって」

遊一「いいさ。夢を叶えた……っつー人間の話を聞いてみたかった気持ちもある」

   「愚痴でもいい。参考になりそうだしな」

潤「……それはそれで複雑な気分」

遊一「気が晴れたんなら、それでいいんじゃねえか」

潤「まあ、それもそうだね。時間取ってごめんねー」

遊一「いや」

潤「それじゃあ、怪我した時は当院をよろしく!」

遊一「あぁ。腕の良い医師もいるみたいだしな」


◆ 「赤里潤」が交友関係に追加されました



遊一(夢を叶えた「後」の話か……考えてみたら、今までそれほど考えてなかったな)

   (つっても、空を飛ぶって夢それ自体も際限がないっつったらその通りではあるしな……)

   (航行距離、航続時間、それから到達距離に……)

   (どこまでも、なんて言ったら宇宙まで行っちまうことになるが……)

   (宇宙か。まあ、それも一つの「先」かもな)


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◆ 1~16の中で好きな数字を選んでください

↓1



遊一(……話し込んでたせいで喉乾いたな。コーヒーでも買うか……)

   (……ブラック、はやめとこう。カフェオレにでもすっか……) スタスタ…


??「あ」

遊一「あ?」

??「あぁぁぁぁ!」

遊一「……あ、宗次かお前」

宗次「『あ、宗次か』じゃないよ遊一兄!」

遊一「悪ィ、しばらく会ってねえから忘れてた」

宗次「酷くない!?」

遊一「あ、カフェオレ買ってからでもいいか」

宗次「ボクよりカフェオレ優先されちゃうってヘコむんだけど」

遊一「喉渇いてんだから仕方がねえだろ」 ガチャン

宗次「ねえ遊一兄さぁ、今まで何してたのさ。随分見なかったけど」

   「あ、いや、見なかったんじゃないや。ちょくちょく見てたけど気付かなかったし……」

遊一「他にやることがあったからな」

宗次「それなら仕方ないけどさぁ……忘れられるって……」

遊一「あぁ、悪い悪い」 ガコン ガコン



遊一(烏羽宗次……何かっつってちょくちょく俺についてくるヤツ)

   (デカいキャスケット帽を被って背が小さく、デカめの鞄を抱えているからか女に見られることが多い)

   (実際、口調や……妙に家庭的な面もあって、下手な女よりも女らしい)

   (中学生か、場合によっちゃ小学生のようだが、俺の一つ下で高校生。そして、男だ)


遊一「おい」 ポイッ

宗次「わわわっ」 パシッ

遊一「詫び代わり……になるか分からねえが、やるよ」

宗次「ココア……より、ブラックコーヒーの方がいいんだけど……」

遊一「あ? お前そんなん好きだったか?」

宗次「……そ、そっちの方が男らしいじゃん」

遊一「不味いと感じるモンを無理に飲むこたねえだろ」

宗次「そうかなぁ……」

遊一「嘘をついて、バレた時の方がよっぽどカッコ悪い」

   「それより、好きなものを好きっつって正直に言えるヤツの方がかっこいいもんさ」



宗次「なるほどぉ……」

遊一「……ま、俺の持論でしかねえし、マジメに受け取ることもねえさ」

宗次「い、いや、でも遊一兄の言うことだし」

遊一「……あのな、俺の言うことなら何でも聞くのかお前は」

宗次「え? まあ大抵は」

遊一「自分の意思を持てよ」

宗次「う、うん。それなら自分の意思を持つよ」

遊一「……いや、そうじゃなくてだな……」

宗次「?」

遊一「……もういいわ。それよりお前、何してんだ」

宗次「散歩。遊一兄は?」

遊一「……息を抜きたくなった」

宗次「確かに遊一兄、いっつも頑張ってるもんね」

遊一「……いや、それとこれとはまた違う理由なんだけどな……」

宗次「てことは、用事いっぱいあるんだ……大変だね」

遊一「………………」

宗次「これもある意味デキる男ってことなのかな……ボクももうちょっと予定を入れたりした方が……」

遊一「色々違うぞ」



遊一「それより、前から言いたかったんだが」

宗次「何、遊一兄」

遊一「その『遊一兄』ってのはやめてくれ」

宗次「何でさ!?」

遊一「血縁でもねえし小さい頃からの付き合いとかでもねえし、何より妹がいんのに他のヤツに兄呼ばわりが気持ち悪い」

宗次「そ、そんなこと言われたって……」

遊一「他に色々あんだろ、呼び方くらい」

宗次「遊一さんとか……」

遊一「……今更それもそれで気持ち悪いな」

宗次「遊一兄実は結構ワガママだったりする?」

遊一「……やりたいことやってるっつー意味じゃあな」

宗次「じゃあもうボクも自分のやりたいようにするからね!」

遊一「……あぁ、ならそれでいいわ」

宗次「だから何でいつもそんなに素っ気ないのさぁ!」

遊一「……いや、まあ……なんつーか。お前への対応だからな」

宗次「えぇー……?」

遊一「嫌いならとうに見捨ててるっつーの」

宗次「それならいいけど……」


ゴーン…ゴーン…


遊一「……お」

宗次「あ」

遊一「……行くか」

宗次「うん。ところで今日は何が特売だっけ?」

遊一「トマトだ」

宗次「トマトかぁ……カプレーゼにでもするの?」

遊一「いや、ラザニアのつもりだ」

宗次「てことは、お肉買うってこと?」

遊一「」 ビクッ

宗次「どうしたの?」

遊一「……色々あってな。問題は無い。肉はあんだよ」

宗次「あ、そうなんだ。うーん、ボクはモッツァレラ買わないといけないんだけど……」

遊一「オリーブオイルはあるのか」

宗次「うん、大丈夫」

遊一「じゃ、行くか」


 その後、遊一は宗次と共にスーパーに赴き、
 翌日以降なぜか「小学生女子を連れ歩いている」と噂されることとなった


◆ 「烏羽宗次」が交友関係に追加されました

こんなところで今回はここまで

普通に描写しはしてたけど男二人でスーパーに行くってのも大概だとぼかぁ思うんですよ

今日は20時ごろ始めます



◆ 学校


白音「か、かか、神威君!」

遊一「……あ? ンだよ戌井」

白音「な、なんていうかー、噂でその、しょ、小学生の女の子と一緒にいたって聞いたんだけど!」

遊一「……はぁ!?」

白音「確か神威君の妹さんって中学生だったよね!? 小学生と見間違えられるような外見じゃないよね!?」

遊一「お……おう……つーか何でお前がヒートアップしてんだ」

白音「はっ……あいや、クラスメートが幼女趣味とか! どうかって思うし!」

遊一「……なあ戌井。その小学生女児と一緒にいたっつーのは『どこで』一緒にいたかって聞いてっか?」

白音「え? スーパーって聞いてるけど」

遊一「……あー……そりゃ宗次だ」

白音「え゛」

遊一「1コ下の烏羽宗次。お前も知ってんだろ」

白音「」

遊一「おい、おーい、戌井……オイどうした」

白音(こんなの絶対おかしいYO……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物も指定)
8.デュエル
9.自由安価

↓2



◆ 埠頭


遊一(何かっつって怪しいことにはなっちゃいるが、外見上海は平和だ)

   (ま、そりゃそうだ。そういう問題……・っつーのか。そういうのが表面化してりゃ)

   (誰でも「今ヤバい」ってことは分かるだろうしな……。それに、俺の勘違いかもしれねーし)

   (さて、駕汰乃に関しちゃしばらく動くことはねえだろうが……それ以外でここで考えることっつって何かあったか……)

   (ぶっちゃけた話、この辺に人はあんまりいねえから話するのは難しいな)

   (まあ、誰か通りかかるんなら別だが)



1.駕汰乃以外の海賊について聞きに行く
2.近海の状況について聞きに行く
3.自由安価

↓2



◆ 漁協


漁師「おう……って遊ちゃんじゃねえか。どうした」

遊一「いや、ちょいこないだの海賊で気になったんで……」

   「最近、あの連中意外に他に海賊とか来てたり……するんすか?」

漁師「おう、殊勝な心がけじゃねえか。漁師にでもなるのか」

遊一「茶化さないでくださいよ」

漁師「おう悪ィ悪ィ。で、だな。あの連中以外だと……」


◆ コンマ判定
50以上で他に海賊が近海にいる
↓1



漁師「今は他にゃいないみたいだな」

遊一「そっすか。だったらいいんすけど……」

漁師「まあ、中にはそれなりに友好的なヤツらもいるけどな」

遊一「……冒険者、みたいなやつらっすよね」

漁師「おう。宝物を探しに行ったりな」

遊一「今の時代にそんなもんあるんすかね……」

漁師「さあ、そりゃ分からねえ。だから探してんだろ」

遊一「……っすか」

漁師「どっかの都市みたく、旧時代の遺物が残ってることもあるしなぁ。浪漫に魅せられたヤツらよな」

遊一「無害ならそれで構わないんすけど」

漁師「そういうのとは仲良くしといても損はねえぞ。俺達より海のことに詳しかったりするしな」

遊一「……まあ、四六時中海の上っすからね」



遊一「そういや、こないだの連中は?」

漁師「逃げたよ。まったく逃げ足の早え奴らだ。次来たらとっ捕まえてやる」

遊一「……アタマ捕まえりゃ、烏合の衆じゃあねえかな」

漁師「かもしれねえな。だがそのアタマが分からねえ。デュエルに負けたら逃げてったしな」


遊一(この様子だとヤツのことはまだ知れてねえ、か)

   (……まあ、知れてりゃ話は簡単だったが。いや、逆か? もっと複雑になってたか、もしかして)

   (世界に絶望して……とかそういう路線辿るっつー可能性もなくはねーな。やっぱいいや)

   (動いたその時は、俺が潰す)


漁師「遊ちゃん、何か知ってんのかい?」

遊一「全然。あの場で仮面引っぺがしゃ良かったっすかね」

漁師「がはは、違えねえ」

遊一「すんません、どうもありがとうございました」

漁師「おう。まあ、時々チェックに来いよ。状況が変わることもあるからな」

遊一「了解っす」


◆ どうやらまだ海賊は来ていないらしい

◆ 時間の経過はありません。次の行動に移ります


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物も指定)
8.デュエル
9.自由安価

↓2



◆ 博物館前


ゴーン…

有子『どちら様かね?』

遊一「こないだバイトの募集に応じた神威っす」

有子『君か。少し待ちたまえ。開錠する』

遊一「うっす」


――――――

――――

――



◆ 博物館 / 古代の展示物のブロック


遊一「ちわっす」

有子「うむ。とりあえず来てくれたことに礼を言おう。ところで、そうだな。掃除には自信があるかね?」

遊一「まあ……それなり、っすね」

有子「まあ、どちらでも大丈夫だがね。説明はした方がいいかね?」

遊一「じゃあ……頼んます」

有子「分かった。と言っても簡単なことだ。【コンマ合計が150に到達】すればいい」

   「その時点で報酬は渡そう。ただ、それまでは渡せないということは理解してくれたまえ」

遊一「了解っす」

有子「そうだ。渡すカードについては聞いておくかね?」


 ※ 判定方法はスクラップ置き場で「カードを拾う」ことになった時と同じです。

1.聞いておく
2.聞かなくてもいい

↓2



遊一「一応、聞いときたいんすけど」

有子「分かった。金銭でなくカードで受け取る場合について、受け取ることのできるカードは……」

   「以下の種類だな」


● 先史遺産
● アーティファクト
● ゴゴゴ
● 墓守


遊一「…………なるほど」

有子「欲しいと思うカードが無ければ金銭にするといい」

   「渡す金額は……こんなところだ」


遊一(大半を航空機の方に回すとしても、一応デッキが買えるだけは貯まるっつーこったな)


有子「質問はこんなところかね?」

遊一「っす」

有子「では、始めてくれ。あぁ、適当なところで上がってくれても構わないから、そのつもりで」

遊一「……うっす」


◆ コンマ判定を行います。なお、今回の数値は次回以降に持ち越されます。

↓1



● (93/150)が終了しました


遊一「…………」 サッサッサッ…


遊一(基本は何も変わらねえ。ただちっと広くなってるだけのことだ)

   (掃除で「四角い部屋を丸く掃く」状態は望ましくねえ。が、神経質になりすぎてもダメだ)

   (特に今回の場合、俺は前座だ。後で業者が入るんなら、それこそ「ある程度」に留めてもいい)

   (とりあえず、あの柱の辺りまでを目標として……)


遊一「…………」 サッサッサッ…


――――――

――――

――


◆ 一時間後


遊一「…………っと」 ササッ


遊一(随分没頭しちまったな……まあ、そのおかげでだいぶ終わったわけだが)

   (今日はこのあたりまでにしといて報告だけ行っとくか)



◆ 管理人室


コンコン……


遊一「神威っす。担当したところ、半分以上は終わったんで、一旦報告を」

有子「ん? そうか。少し待ってくれたまえ」


ゴソゴソ……

ガチャッ


有子「済まない、待たせた。随分と早かったようだが」

遊一「まあ……掃除する、っつー……基本は変わらないんで」

有子「そうか。実は得意なのかね?」

遊一「……ウチでは、まあ。それなりにゃやってるんすけど」

有子「勝手が多少違うと思ったが、そうでもないのかね」

遊一「それなり、っすね。違うとこもありますけど。だいたいは共通してるんで」

有子「そうか。確かに、専門の器具などは導入していないが」

遊一「家庭の掃除くらいしかしねえ素人だと、その方がいいかもっす」

有子「なるほど。参考にしよう。今日は助かった」

遊一「いえ、バイトとはいえ仕事なんで……」

有子「良い心がけだ。次回、きちんと終われば報酬を渡そう。では」

遊一「……どもっす」

◆ 迷宮有子の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 4
4,5,6 : 5
7,8,9 : 6
0,   : 8
↓1



◆ 以下のように変動しました

迷宮有子:5→9



遊一(この調子なら次で終わっかね……もっとも、ハプニングでもありゃどうだか分からねえが)

   (これ終わらせた場合、残りの依頼は……望月の海獣の件か)

   (…………クマのようなことにならなきゃいいが)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物も指定)
8.デュエル
9.自由安価

↓2



◆ 広場区画


遊一(……んで、その勢いのまま広場まで来てはみたが)

   (今日はどうしてみっか……)


1.知り合いについて調べてみる
2.知り合いとコミュ
3.見知らぬ人が話しかけてくる
4.掲示板を見る
5.自由安価

↓2



◆ 掲示板前


遊一(……ちと依頼を見てみるとすっか)

   (今日載ってる依頼は……っと)



【埠頭 / 倉庫について】
最近、廃倉庫に出入りしている方がいますが、14番倉庫付近は立ち入り禁止区域です。
万一怪我をした場合、漁協は一切責任を終えませんのでご注意ください。


【大会について】
近日中に大会を開催予定です。なお、日時については未定
参加者募集中です。皆様のご参加お待ちしております。
※ 参加者多数の場合抽選になります。また参加者が少ない場合は中止もありますのでご注意ください
               ◆ カードショップ「ゴールデン・ハインド」


【生態系調査】
現在の海洋生物についての生態系を調査しています。
重量のある機材等を運搬するため、アルバイトを募集中です。


【家庭科講師の募集】
先日、初等部の家庭科教師が産休に入ることになりましたが、代替の人材が見つかりません。
補充要員の来校まで一時、講師を担当できる方を募集しております。教員免許の有無問わず。



遊一(前回から引き続き載ってる分と、新しく載ってるモンがあるな)

   (で……他には、っと)


◆ ↓4くらいまで、依頼内容どうぞ(特定キャラからの依頼ならキャラ名もお願いします)



【カードの精霊】
カードの精霊を見ることのできる人を探しています。
もしも知っていたら、こちらの連絡先までお伝えください
          ◆ 星御怜奈


【情報屋開業中】
ご興味ありましたらこちらの張り紙を持って以下の住所にお越しください。
なお、初回はサービスとしてDPを2割引きでお引き受けします。
          ◆ ヒイロ

【箱の配達】
迷宮有子の博物館へ、依頼されていた『不均整な金属箱』を配達していただきたい。
報酬は金銭、もしくはお好きなカードをお渡しします。箱を運ぶだけのかんたんなおしごとです。
デュエルの腕に自身のある方。熱いのが大丈夫な方。絶対に蓋を開けない意思の強い方を募集しております。
一度開けた場合、閉めるのが面倒なので。
          ◆ 廼亜琉楽


【かみさまの召喚】
ずっとさがしてるかみさまがいるんですが、なかなか会えません
かみさまと会うやりかたとか、よびだす方法を知ってる人をさがしてます
あ、入信はいつでもいいですよ!
          ◆ オクトパス・エリーゼ


【熱血・トレジャーハンター】
今、停泊してる場所の近くの島に鉱山があるのは知ってるか?
あの鉱山じゃ珍しい鉱石が採れるらしいんだが、それと同時に珍しいカードなんかも埋まってるらしい。
うちの会社のサンプルにもしたいし、修行も兼ねて発掘を手伝ってくれ!
うちの会社で船は出すし、発掘、発見したカードや鉱石は、こちらの会社で保管する以外は報酬として渡す。
地盤が脆いから三人以上鉱山には入れないが、互助と安全のためにもできれば二人で依頼を受けてくれ。
          ◆ 龍天河涼



遊一(……こんなところか。しかし……いや、今はそれについて語るのはよそう……)

   (で、どうするかね)


1.依頼を受ける
2.今回は見送る
3.自由安価

↓2


◆ 今回はどの依頼を受けますか?(複数受注アリ)

 ↓3

すいません、トレジャーハンター入れたつもりが入って無かったです…

>>390
了解です。トレジャーハンターの方も入れておきます

ちょい処理してきます



遊一(……これと……これと……これにするか)

   (…………俺は、何も言わねえぞ。簡単に見えるものほど、実はヤバかったりするんだからな……!)


◆ 情報屋前


コン、コン……


ヒイロ「はい」

遊一「張り紙見て来たんスけど…………」


遊一(……デカい。いや、こいつ……オイ。いや、ちょっと待て。2メートルはあんぞ、おい)

   (アドンのオッサンよりゴツいんじゃねえのか、これ)


ヒイロ「どうも。何か情報がご入り用で?」

遊一「あー…………」


遊一(そういやアレ、開業のお知らせなんだったな……今欲しい情報、何かあったっけか……)


◆ 今現在欲しい情報は?

1.ある / 内容も含めて
2.今は無い

↓2



遊一「……あー……与太話になんだけど、いいのか、これって」

ヒイロ「それが与太話かどうかは、こっちで判断しよう。で、何だ」

遊一「……この世に『カミサマ』なんていんのか、ってとこから入るんだが」

ヒイロ「神の存在証明ってか。面白い話だな」

遊一「……いない、ってことでいいのか?」

ヒイロ「それが最初に聞きたい『情報』でいいのか?」

遊一「これでも金取るのかよ……!」

ヒイロ「2割引きでだいたいこのくらいだ。お得だな」

遊一「……チッ」 チャリン…

ヒイロ「毎度。で、結論から言うなら……宗教上の『神』ってのは創作上のもの。人が作りだしたものに過ぎない、としか言えない」

遊一「………………宗教上は、か」

ヒイロ「そうだな。だが、お前の質問に答えるならこう言うのが正しいだろう」

    「『神』と呼ばれる存在は確かにこの世にいる。ただし、そのほとんどが封印されている状態だ……と」

遊一「………………」

ヒイロ「さて、踏み込んだことを聞きたいなら追加料金だ。オマケで3割引き」

遊一「……その、神……ってヤツらを、封印されてるなら封印されてるなりに……呼び出す方法ってのはあんのか?」

ヒイロ「それを聞きたいなら料金はこちら」

遊一「……」 ピラッ

ヒイロ「毎度あり」



ヒイロ「結論から言えば、ある。らしい」

遊一「……らしい?」

ヒイロ「伝聞だからな。それ以上のことは知らん」

遊一「オイ……」

ヒイロ「仕方がないだろう、そういうものなんだからな」

    「むしろ、本来は完全に秘匿されている情報を、多少なりとも知っているのは有益じゃあないのか?」

    「というか、ここで言う『神』の存在なんてのは、よっぽど世界に通じてるヤツでもなきゃ知ることはできない」

遊一「あんたもそうだと?」

ヒイロ「ああ、そうだ。随分と長いこと世界を巡って来たからな。それでこんな筋肉よ」

遊一(マッチョは関係ねえんじゃ……)

ヒイロ「で、逆に聞くが何でお前はそれを知っている?」

遊一「……伝聞、以外に言えねえな」

ヒイロ「つまり答え合わせということだ。想像していたことと答えが同じで安心したか?」

遊一「憂鬱だな」

ヒイロ「そりゃ失敬。で、ともかくだ。そういう方法はあるらしい」

    「そいつを行うのが……魔導書、ってやつだそうだ」

遊一「魔導書……・」


遊一(確か、あの時の……)



ヒイロ「心当たりがあるか?」

遊一「いや、知らねえな」

ヒイロ「そうか、それならまあいい。ともかく、神ってヤツらをこの世に呼び出すには、魔導書ってモノが必要になるそうだ」

    「そこには呼び出すための、あるいは送還するための方法が記されているらしい」

    「もっとも、内容は知らん。呪文が必要になったり、生贄が必要になったり……だそうだ」

遊一「…………」

ヒイロ「そして重要なのは、デュエルモンスターズと違って『呼び出した神は呼び出した者に従うとは限らない』ことだ」

    「場合によっちゃ召喚者を殺すようなこともあるらしいな」

遊一「曲がりなりにも神、らしいからな」

ヒイロ「それでも気にいられりゃ、力を貸してくれることもあるんじゃあないかね。もしかしたら、な」

    「ついでに言っちまうと、この方法じゃ呼び出せるのは弱体化した神なんだと」

遊一「魔術で縛り付けてる……ような状況だからか」

ヒイロ「らしいな。詳しいことは分からんが、ともかく本来の力と比べたら相当弱い」

    「分霊というやつなのかもな」

遊一「分霊……分身ってことか?」

ヒイロ「そういうことになるのかね。その神の力を分け与えた分身を寄越すってことだ」

    「本来の力を見たけりゃ、封印を解いて現世に解き放てってことだろうな」

遊一「ぞっとしねえ話だ」

ヒイロ「まったくだ」



ヒイロ「こんなところでいいか?」

遊一「ああ、そうだな」

ヒイロ「今回は特別特価だ。次、何か聞きたけりゃ本来の価格を払ってもらう」

遊一「……ああ」

ヒイロ「ま、とはいえ分かることと分からんことはある」

    「俺も自分の命は惜しいし、知ることのできんこともある」

    「そこだけは理解してくれ」

遊一「分かった」

ヒイロ「じゃあ、今後ともごひいきに頼む。ここに来たけりゃ【4.広場区画から選択】するようにしろよ」

遊一「ああ。じゃあな」


◆ 情報屋のヒイロが交友関係に追加されました



◆ 学校 / 指定された場所


遊一(……そんで、学校まで戻ってきた、が……さて、と)

   (確か、一学年下のヤツだったな……望月のヤツが知らねえか?)

   (……知らねえだろうな。クラスも違ったし)


コン、コン……


怜奈「はーい」

遊一「……さっき連絡入れた神威だ」

怜奈「あ、はい、どうぞー」

遊一「……邪魔するぞ」 ガラッ

怜奈「どうぞどうぞ。あ、レラちゃん、依頼受けてくれた人だし、怖がらなくてもいいと思うよぉ」

遊一「………………」


遊一(依頼者に会いに来たと思ったら、直後に精霊と話し始めた)

   (さっき「俺は精霊が見えねえ」とはっきり断りを入れたはずだが。いや、見える側からすりゃ知ったことじゃあねえか)

   (納得できるわけじゃあねえが)



遊一「……で、精霊が見えるっつー知り合いを、紹介してほしいって話だったな」

怜奈「そうですね。あんまりお友達もできなくて」

   「ああいう場で聞けば、少しは精霊というものが見える方もいるんじゃないかと」

遊一「そうか……」


遊一(騙りが出たらどうする気だったんだ、こいつは)

   (いや……そのあたりも、こいつの精霊が注意できるか……?)

   (……できるのか? しても意味あるのか……?)


怜奈「なので、どなたか知っていれば教えていただけないかなと」

遊一「あぁ……まあ、知っちゃいるが、ちょっと待ってくれ」


遊一(逆に、こいつが騙りという可能性も無くはねえ)

   (俺の知り合いで精霊っつーのが見えるのは……亜鈴と、それからあのガキか)

   (いや、ヴィントもそうか。亜鈴からの繋がりで知り合ったんだが……アイツも精霊が見えたはず)

   (てーと、俺の知り合い関係で言うなら3人、ってとこだろうが……)


怜奈「不良で有名な先輩? レラちゃん、人のことそんな風に言っちゃ良くないよ」


遊一(誰が性格的に合うモンだか分かりやしねえ)



遊一「……ちっと考える時間をくれねえか」

怜奈「考える時間ですか……?」

遊一「今日ももうちっと遅いしな。そいつらに話も付けときたい」

怜奈「あぁ、はい、そういうことなら」

遊一「悪いな」

怜奈「それなら、都合が付いたら連絡お願いしますね。あ、レラちゃん。睨まないの」

遊一「………………」

怜奈「ごめんなさい。うちのレラちゃん、知らない人が苦手で」

遊一「俺は見えてねえからな」

怜奈「でも、私には見えてますから。気になったことは言っちゃうんです」

遊一「……お、おう」

怜奈「じゃあ、また今度よろしくお願いします」

遊一「ああ」


◆ 「6.アルバイト」から、星御怜奈の依頼「精霊が見える人」を実行できるようになります。



遊一(……で、だ。次の依頼……依頼受けるのに、俺以外にもう一人要るっつー話だが)

   (誰を連れて行くのが一番いいんだか……ちっと考えてみっか……)


◆ 同行可能な人物を表示します
1.活火山
2.藍野直人
3.八幡誉
4.小倉風乃
5.烏羽宗次
6.その他(自由安価)

↓3



遊一「…………こういうのは宗次のヤツが喜ぶだろうし……アイツ呼ぶっつーのも」

廼亜「やあ遊一君奇遇だねこんなところで!」

遊一「帰れ」

廼亜「何でだい」

遊一「テメェここ学校だぞ。何しに来てんだこの馬鹿」

廼亜「心外なことだ。私はただキミが人選に困っていると思ってやってきたのだと言うのに」

遊一「言っておくがお前はまず第一に候補から外してんだ」

廼亜「酷くないかなぁ」

遊一「お前の席ねえから」

廼亜「そういうのはやめたまえ」

遊一「あのな、テメェが来ると妙なことになる予感しかしねえんだよ」

廼亜「私が何をすると言うのかな」

遊一「相手を弄ぶデュエルが好きなんてぬかしてよくそんなことが言えるなオイ」

廼亜「なぁに、これでも君には色々目をかけているんだ。たまには親交を深めると思って。さぁ!」

遊一「………………」


1.廼亜を連れて行く
2.連れて行かない

↓2



遊一「怪しすぎて何も言えねえ」

廼亜「ゑー」

遊一「えーじゃねえよ」

廼亜「(∵)」

遊一「そんな顔しても連れてかねえぞ」

廼亜「うむむ……折角試しに一度命の危機に陥れるチャンスだと思ったのに」

遊一「……テメェそんなこと考えてたのかよオイコラ」

廼亜「仕方がない。今回は諦めるとしよう。だが次回は誘ってくれたまえ」

遊一「誘わねえよ!」

廼亜「は、は、は……ではさらばだ!」

遊一「二度と学校にまで来るんじゃねえ!」


遊一「……はあ……だが、結局誰にすんだ……?」


1.活火山
2.藍野直人
3.八幡誉
4.小倉風乃
5.烏羽宗次
6.その他(廼亜除:自由安価)

↓2

これ>>105ってことです?
申し訳ないけど未登場キャラなので再安価

↓1



遊一(予定通り宗次呼ぶか……もっとも、アイツの筋力やなんやでどうにかなるかは分かんねえが) ピリリリリ…


宗次『んぅ……もしもし? 遊一兄?』

遊一「よお。もしかして寝てたのか?」

宗次『ん。もう帰ってたし……どうかしたの?』

遊一「あぁ、ちょっとな。お前、バイト興味あるか」

宗次『アルバイト? まあ、無いことも無いけど……』

遊一「近くに鉱山があるんだと。そこに行って何か色々やるんだと」

宗次『色々って何さ?』

遊一「鉱石堀りと……カード掘りっつって書いてあったが」

宗次『カードって埋まってるの?』

遊一「知らねえよ。埋まってるところには埋まってるんじゃねえのか」

宗次『ボクそんなの知らないんだけど』

遊一「まあ、面倒なら他に回すが、どうだ」

宗次『うーん……遊一兄が行くんなら、ボクも行ってみようかな……』

遊一「そうか。じゃあ学校まで来てくれ。そこで説明受ける」

宗次『ん、分かった。じゃあ、ちょっと待ってて』



◆ 十数分後 / 指定された教室の前


遊一「おう、来たか」

宗次「ごめんね、遊一兄。待たせた?」

遊一「別に。じゃあ行くぞ」

宗次「あ、うん。でも大丈夫なのかなぁ……」

遊一「何がだよ」

宗次「カードが埋まってるって、普通ありうるの? というか耐久性は?」

遊一「…………古代から存在してたモンが色々あって形を変えてカードになったとか、そういう感じじゃねえの」

宗次「遊一兄、それ今適当に言ってない?」

遊一「可能性の話だ。あとは……元作業員の遺品、とかな」

宗次「げぇ……」

遊一「そんなでも回収しておきてえんだろ。行くぞ」

宗次「あ、うん」


ガラッ


遊一「掲示板の依頼を見て来た神威だ。龍天河はいるか」

龍天河「俺がそうだ。お前たちが依頼を受けてくれるのか?」

遊一「……まあ、そういうことになるな」



龍天河「神威遊一、だったな。名前は聞いてる」

遊一「そりゃありがてえことだな」

龍天河「喧嘩の腕前でなくデュエルの腕前なら、俺のライバルに相応しいと思ったんだが……残念だ……!」

遊一「そうかよ」

宗次「……う、うーん……?」

遊一「どうした宗次」

宗次「いや……さっき遊一兄、龍天河って言ってたけど……」

龍天河「そうだ。龍天河涼。それが俺の名だ」

宗次「…………あの、龍天河って、ガンガリティアの商業区の?」

龍天河「よく気が付いたな。その通りだ!」

宗次「うわ、うわっ、す、すごい人がいるよ遊一兄! 大企業の御曹司だって!!」

遊一「そうかよ」

宗次「え、す、すごくないの!? 普通会えない人だよ!?」

遊一「知らねえよ。御曹司だろうが何だろうがただデカい企業の社長の息子だってだけだろ」

宗次「えぇー……?」

龍天河「いや、その通り!」

宗次「うぇ?」

龍天河「御曹司、と言えば肩書は立派だが所詮は親が社長というだけのただの人間」

     「それに足る実力と実績が無ければ、親の七光りをかさに着てるだけの愚か者だ!」



龍天河「そこで、この話に繋がるんだ!」

遊一「……依頼の件か。鉱山に行くっつー話だったが」

龍天河「そうだ。修行のために!」

宗次「しゅ、しゅぎょう……?」

龍天河「そう、修行だ! 俺自身の実力を付けるためにも……精神を鍛えるためにも!」

     「熱く! そして厳しく! 修行を行うべきだ!」

遊一「………………」

宗次「遊一兄、なんか目が遠くを見てる」

遊一「活火もこんな感じだったよなーって思ってな……」

宗次「山さん? でもあの人もっと冷静な感じじゃ」

遊一「テンションのジェットコースター加減がな……」

龍天河「おっと、ちょっと暑くなってしまった……いかんいかん、社の未来を担う以上、冷静でいなくては」

     「そういうわけで、鉱山に向かって採掘を行う」

遊一「……それは、修行とどういう関係があるんだ……?」

龍天河「一番はわが社の研究材料の調達が目的だが……直接俺たちが赴いて採掘を行うんだ」

宗次「採掘って普通、機械使うんじゃないの?」

龍天河「だがあの島の地盤は脆い。作業機器を運び入れることすらままならないんだ」



龍天河「そこで、実際に現地に赴いて、古典的な方法で採掘を行う」

     「勿論、重労働になるだろう。だがそれがいい! それこそが修行にうってつけだ!」

遊一「……肉体労働がか?」

龍天河「肉体労働が、だよ! 強く根性を養い、精神を鍛え上げるには辛い環境に身を置くのが一番だ!」

     「勿論、スタッフを置いて安全には十分に配慮する。気になるなら保険もつけよう」

宗次「うーん……どうする、遊一兄?」

遊一「一つ聞きたいんだが」

龍天河「何だ?」

遊一「デュエルモンスターズのカードが採掘できるってのはどういう理屈なんだ」

宗次「あ、そういえば」

龍天河「よくは分からない!」

遊一「オイ」

龍天河「ただ、何か理由はあると思うんだ。それ相応の」

遊一「でなきゃカードなんて発掘できねえだろ……つーか大丈夫なのかそりゃ。土に埋まってんだぞ」

龍天河「そこは問題ない。というのも……」



龍天河「カードは全て、硬質な水晶のようなものに包まれているんだ」

遊一「はぁ?」

宗次「どういうこと?」

龍天河「俺にも分からない。ただ、成分は石英……水晶のそれで間違いないらしい」

     「特にカードとしての劣化は見られない。正直、超常現象じみているが……」

     「ま、使えるんなら問題ないだろう」

遊一「問題だらけだろ」

龍天河「なぁに、人類自体、原理も分からずに使ってるようなものはいくらでもある!」

宗次「そりゃそうだけど」

遊一「……そこの鉱山の特徴は」

龍天河「過去、多少人が手を入れた形跡があって、坑道もきちんとつくられている」

     「わが社の社員の手によって補強は終わっているし、少々のことでは崩れまい」

遊一「他に、気になる点は」

龍天河「? そうだな……そこまで思い浮かばないが」

遊一「………………」

龍天河「人の手が入っている割に、妙に鉱物資源が豊富なのが気になったな」

遊一「…………そうか」



龍天河「そんなところだ。では二人とも、作業に入るときはよろしく頼む!」

遊一「……・あァ」

宗次「ちょ、ちょっと不安だけど……頑張るよ」

遊一「日程が決定したら連絡を頼む」

龍天河「了解した。それじゃあ、今日はここでお開きとしよう!」

遊一「…………あぁ」

宗次「遊一兄、どうかしたの?」

遊一「何でもねえよ」


遊一(超常現象っつーのに過敏になりすぎてんのかもな……流石にそうそうあるわけねえだろ)

   (「もしかしたら、入り込んだ先がカミサマのねぐら」……なんて)


◆ 龍天河涼が交友関係に追加されました

◆ 龍天河からの依頼を「6.アルバイト」によって行えるようになりました


◆ 一日が終了しました

そんな感じで今回はこんなところで

一応、今は展開としては序盤の位置づけのつもりなんですよね……
展開遅いっぽいのにキャラ出まくりで分かりづらいってのはなんというか、そういうシステム構築しちゃってすみません……

書き溜めだったらある程度キャラも絞るんですけどね
できるだけ導入部でキャラ出したりってのはやるつもりではあります
それでも出なかったりという場合は申し訳ないです

すみませんがちょっと用事があるので今日はお休みで
明日は20時ごろからやる予定です

今期もそういうイベントはありますけど、やっぱり好感度次第な面は大きい
ただやっぱり遊一の場合夢一直線なので恋愛に向くかっていう問題も

そろそろやります



◆ ?????


??「例の計画は順調?」

??「いえ、未だ進行は滞っております」

??「やはり、混沌が?」

??「さて、どうでしょうかね。彼……いや、彼女でしょうか。まあ、どちらでも構わないでしょうが」

   「こちらのやることには興味が無いようですから、邪魔が入ることは無いでしょう」

??「なるほど。じゃあ今後も継続して進行」

??「多少滞りはあるかと思われますが」

??「些事だよ。進行の遅延程度は想定内」

??「そうですか」

??「混沌の興味がこちらに向くとまずい。可能な限り表沙汰にだけはせずに」

??「了解。ですが……」

??「ん?」



??「既にネフレンがボロを出しています」

??「………………」

??「掲示板に載った程度ですが」

??「場所を変えよう」

??「御意に。とはいえ時間がかかります」

??「できるだけ数日以内に」

??「了解しました。ネフレンへの処置は?」

??「貢献しようとしてたんだから、別に必要無いんじゃ?」

??「ですが」

??「寛大な処置、だよ。三度、四度と繰り返されでもしたら流石に、だけど」

??「了解」

??「それじゃあ、改めて始めよう」



??「――――世界の再構築を」



◆ 遊一たちの学校 / 昇降口付近


遊一「………………」 ズズ…

八幡「それ、コーヒーか?」

遊一「カフェオレだ」

八幡「好きなのか、カフェオレ?」

遊一「あァ。苦ェのは嫌いだ」

八幡「ふぅん。俺もそういうのは好きじゃない」

遊一「……お前こそ、何でだ?」

八幡「人生なんて苦いことの方が多いんだから、コーヒーくらいは甘い方がいい。で、お前こそ何でだ?」

遊一「頭回すのに糖分が要る」

八幡「どっかの天才探偵みたいだな」

遊一「俺の脳味噌じゃ知恵が足りねえがな」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物も指定)
8.デュエル
9.自由安価

↓2



◆ 博物館 / 旧時代の遺物の展示場所


遊一(かつて「人」はそれが自然なことのように空を飛んでいた)

   (衛星兵器によって破壊されるはずの航空機によって、だ)

   (質量や形状も勿論だが、既存のエンジン……ガスタービンであるとかガソリン式とか)

   (ハイブリッド、電気式……とにかく元からあるエンジンじゃ動かしたら破壊される)

   (仮に、形状の面で問題をクリアしたとしても、そっちでダメならやっぱりダメだ)

   (もっとも……昔から存在しているものに関しても、決して参考にできないわけじゃあないんだが)

   (だからこそ、こうして見にきた、という部分もある。わけだが)


遊一「何で俺に付いてくるんスか、雇い主殿」

有子「興味だよ。ただの興味」

遊一「あなた館長でしょうに。こんな所で油売ってていいんすか」

有子「時には息抜きも必要だ」

遊一「……ッスか」



有子「まあ元々忙しい職でもない。閑職のようなものだよ」

遊一「長でしょうに」

有子「長だからだよ」

遊一「ッスか」

有子「ところで、何故このような場所を選んで観覧しに来たのかね?」

   「今時の少年はもっとオーパーツのようなものを好むと思っていたのだが」

遊一「夢のためッス」

有子「夢?」

遊一「笑いません?」

有子「若い者の主張を真面目に聞くのも、年長者の務めだよ」

遊一「…………空が飛びたいんすよ」

有子「空?」

遊一「空っす」

有子「また珍しいことを言うものだな」

遊一「……ま、確かに。自分でも奇特なこと言ってるっつーのは理解してるんですけど」



遊一「それでもね、魅せられたからにはやり遂げたいんすよ」

   「誇れるモンなんて何も持ってないただの不良っすけどね」

有子「その夢こそ、君の『誇れるもの』だろう?」

遊一「……っすかね。実現すりゃ、そうなるんでしょうけど」

有子「望んだ物事を叶えようと努力することを、尊いとは思わないか?」

遊一「結果が伴って初めて、でしょうよ」

有子「ふむ……そうか」

遊一「当然、得られるものはあるでしょうよ。けど、望んでるのはそれじゃない」

   「あの広くて青い空を自由に飛びたい。そう望んだら……結果以外は、いらないんすよ」

有子「若い者は過程よりも結果を好む傾向にあるとは思ったが……」

遊一「人それぞれなんじゃないっすかね。俺は『こう』だってだけっす」

有子「そうか」



有子「そういう意味では、君も海賊と近しいのかもしれないな」

遊一「海賊と?」

有子「アウトロー……無法者という意味では、な」

遊一「……なんとも、不名誉なことっすね」

有子「いや、これでも褒めているつもりだ」

遊一「それでも、この街に住んでて『海賊に近しい』なんて言われて良い気持ちなヤツはいねえっすよ」

有子「かもしれんな。どうも、長く生きているとあまりそういうことに頓着しなくなる」

遊一「……ふぅん」

有子「まあ、少し長く生きている老人の戯言とでも思ってくれればいい」

遊一「……館長の見た目で『老人』を自称されるのは違和感なんすけど」

有子「そうかね?」

遊一「そういう人らはいますけどね」

有子「気にしない方が精神衛生上良いだろう」

遊一「……………………」



有子「年を食えばそれだけ若く見られることを望むものだ。そういう点では私は幸せ者だよ」

遊一「ちと若すぎる気もするんですがね」

有子「若ければ若いほどいい、とも思えなくもない」

遊一「…………そうっすか」

有子「そういうものだよ。君も年を取れば分かる」

遊一「ある程度、相応に見られた方がナメられずに良い、とも思うんすけどね」

有子「そういう場面もある。そうでない場面もある。どちらも一長一短だよ」

遊一「……まあ」

有子「どちらにしてもあまり気にしなくともいい。私のことだからな」

遊一「……ッスか。ところで館長――――」


1.実はいくつなんっすか
2.実は人間じゃないとか言いませんよね
3.実は変な本展示してたりしません?
4.自由安価

↓2


◆ 判定を行います。30以下orゾロ目で……
   なお、この判定に引っかかった場合、更に1の位によって判定を行います

↓1



遊一「実は人間じゃないとか言いませんよね」

有子「正真正銘人間だよ。何なら戸籍を取り寄せようか?」

遊一「……いや、すんません。そこまではいいっす」

有子「何を言うのかと思えば。もっとも、知り合いも似たようなことはたまに言うがね」

遊一「……いや、思ってもしゃーないと思うんすけど」

有子「まあ、それはそれで人並み外れた特徴を持ってるということにもなる。気にはしない」

遊一「……恐縮っす」

有子「昔は成長しない肉体が疎ましくて呪いの類かと疑ったがね」

遊一「………………」


遊一(呪いの類の実在を知ってる以上、俺から何か言うにも言い辛ぇ)


有子「どうかしたかね?」

遊一「いえ。今受け容れてるんすよね」

有子「そうだな。仕方がない。大人になって考えてみればこれも長所だ」



有子「ところで、君はもうしばらく観覧しているのかな?」

遊一「そうっすね。すんません、今日は一般客っす」

有子「いや、責めてはいない。客なら客として歓迎するだけのことだよ」

遊一「どっちにしても、いずれ掃除も終わらせるんで。また次の機会によろしくっす」

有子「分かった。では、私はそろそろ職務に戻るとしよう」

遊一「了解。お疲れ様っす」

有子「うむ。では、また会おう」 スタスタ…

遊一「うっす」


◆ 迷宮有子の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11
↓1



◆ 以下のように変動しました

迷宮有子:9→16


遊一(オーパーツ……みたいなものに興味がないわけじゃあない)

   (とはいえあっちのモノに空を飛ぶことのできるようなモノのヒントがあるとは思えないんだよな)

   (……いや、勿論、何かあれば見に行かねえ理由も無いわけだが)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物も指定)
8.デュエル
9.自由安価

↓2



◆ 商業区 / スーパー


亜鈴「……♪」

遊一「……オイ亜鈴。お前、普段買い物になんて来ねえクセに何で来てんだよ」

亜鈴「悪い?」

遊一「悪いとは言ってねえ。だが来る意味もねえだろ」

亜鈴「私には意味があるの」

遊一「普段来ねえのに来て何かあんのか」

亜鈴「気分」

遊一「なら帰って寝てろ」

亜鈴「ふぅん。そんなこと言うんだ」

遊一「ガキの頃の入院歴をこの場で並べ立ててやろうか」

亜鈴「今は違うでしょ」

遊一「今でさえ休みがちなヤツの言うことじゃあねえな」 スタスタ…

亜鈴「あ、兄さん。待ってよ」 テテテ…



   「あれ、センパイ?」


遊一「あ?」

亜鈴「……」 ジロ

遊一「よォ、望月か。何してんだお前」

刹那「センパイは買い出しですかー?」

遊一「そんなところだ」

亜鈴「兄さん、この人は?」

遊一「後輩だ」

亜鈴「この間言ってた『変な人』?」

遊一「あぁ」

刹那「『変』はちょっと酷いですよー」

遊一「十分ヘンだろ」

刹那「ですかねー……」

亜鈴「そういえば兄さん。私『どう』変なのか教えてもらってない」

遊一「あ? ……別にいいだろ」

刹那「?」



遊一「あまり思い出したくねえんだよ、あの時のことは」

刹那「そうですかー?」

亜鈴「え。何があったの。ちょっと待って。ちょっと待って」

遊一「何でお前が気にしてんだよ。関係ねえだろ」

刹那「別にいいんじゃないですかー?」

遊一「良くねえ」

亜鈴「兄さん」

遊一「……コイツが肉好きだっつーだけだ」

亜鈴「……フランクフルト?」

遊一「何で特定の一品に限定したんだお前」

刹那「別に嫌いじゃないですけど、やっぱり一番はステーキですねー」

遊一「……・あの時のは美味かったかよ」

刹那「獣臭さが強かったですねー。あと、もっと熟成させた方が良かったかもですー」

遊一「……そうか」

亜鈴「何、兄さん、獣臭い肉とかステーキにしたとか美味かったかとか何なの」

遊一「………………・」



遊一「……この前、指折って帰ったろ」

亜鈴「あれね。兄さんにそこまで怪我させるなんてどんな相手だったのかって思ったんだけど……」

   「……まさか人肉とか言わないよね?」

遊一「馬鹿か。ンなことやってたまるか」

刹那「熊と戦ってたんですよー、センパイ」

亜鈴「…………ウマ?」

刹那「クマですー」

遊一「………………」

亜鈴「……」 ギロッ

遊一「勝って帰ったんだからいいだろ」

亜鈴「ちょっと待って。『勝って』? 兄さん、何? 熊に? 勝った? え?」

遊一「……だから言いたくなかったんだよ、クソッ。お前も軽はずみに口にしてんじゃねえ」

刹那「でも、いずれバレることではありますしー」

遊一「黙ってりゃ分かりやしねえだろ」

亜鈴「兄さん!?」

遊一「あーあーあーいいだろ、だから勝って帰ったんだっつーの」

亜鈴「近頃やたら大きいもの持って帰ったと思ったら、もしかしてアレ……」

刹那「腕持って帰ってましたよねー」

亜鈴「」



亜鈴「 兄 さ ん ? 」

遊一「……コイツこういうの大っ嫌いなんだよ」

亜鈴「ねえ。家族が気付かないうちに命の危機に陥ってていい気分になる人がいる?」
   「少なくとも私はそうじゃないの。ねえ兄さん。兄さんは私が危ないことしらたら咎めるでしょ普通」
   「それと似たようなものなの。いつもうるさく言ってるのはそう感じるだけで」
   「私はあくまで兄さんが『危ないことをしてる』と感じたら言ってるだけ。頻度が無駄に多いだけ」
   「必然的に言うことも多くなるからこうやってゲホゲホ」

刹那「お水持ってきましょうかー!?」

遊一「望月、テンパってるのは分かるが店の売り物に手をかけるな」

刹那「あ、す、すみませんー……」

亜鈴「コホッ……兄さん。この話は帰った後でまたするから」

遊一「勝手にしろ。俺に責任はねえ」

亜鈴「何で責任が無いなんて……」

遊一「アレに出会ったのは不慮の事故だ」

刹那「想定できないことですしねー……」



亜鈴「想定できないわけが……」

遊一「お前、ある程度舗装された道にいて熊に出会うとおもうかよ」

亜鈴「……気を付けるのが普通じゃないの」

刹那「元々ウサギやイノシシくらいしか出ないような島って聞いたんですけどねー……」

遊一「何なら漁師のおっちゃんに聞け。ケンカはともかく、今回は弁解の余地がある」

亜鈴「普通の人は熊に向かっていかない」

遊一「……そう言われちゃぐうの音も出ねえが」

刹那「でも鮮やかでしたよねー……」

遊一「やめろ。思い出させんな」

亜鈴「……兄さん、無駄にそういう時は手際がいいよね」

遊一「そのおかげで助かったようなモンなんだ。逃げてたら死んでたかもしれねえ」

亜鈴「………………」

刹那「でも、確かに無謀ですよねー……」

遊一「…………」



刹那「あ。そういえばこの前、廼亜って人に会ったんですけどー」

遊一「廼亜だぁ……?」

刹那「センパイに言えば分かる、って言ってたんですけどー」

亜鈴「……何、兄さん。もしかしてまた女友達?」

刹那「いえいえ、黒い肌の男の人でしたよー」

遊一「……得体のしれねえ野郎だ。友達って間柄とも言えねえ」

亜鈴「で、兄さんは何でそんな人と知り合いなの?」

遊一「色々あんだよ、俺にも」

亜鈴「ホント、『色々』あるからね」

遊一「何吹き込まれるやら分からねえ。多少妙なこと言われても気にすんじゃねえぞ、望月。亜鈴、お前もだ」

刹那「んー……特に何か言われたようなことは無かったですけどー……先輩によろしく、としか」

遊一「…………そうか」

亜鈴「わけわからない……」

遊一「……ああ、まあ今後ともよろしくだろうな、ヤツからすりゃ。俺はよろしくしたくねえが」

亜鈴「兄さん。まさか男の人に対してそのケがあったりしないよね」

遊一「何馬鹿なこと言ってんだお前」

あれ、黒い肌だっけ?と思ったけどナイ神父の例もあるし化身使い分けてるだけか



亜鈴「でも兄さん、女の人と付き合いがある割に、そういう浮いた話があんまり……」

遊一「無いといけねえのか」

亜鈴「別に?」

遊一「そもそも特別に必要なことでもねえだろ」

亜鈴「そう」

刹那「お肉食べられる量減っちゃいますしねー」

遊一「………………」

亜鈴「確かに変な人って感じ」

刹那「ですかー?」

遊一「……普通の人間の価値観に『肉』はねえんだよ」

刹那「???」

遊一「そこで不思議そうな顔してんじゃねえ」


◆ 亜鈴及び望月刹那の好感度が一律で上昇します
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 5
4,5,6 : 6
7,8,9 : 7
0,   : 9
↓1

>>489
あ、すみません。黒い肌→白い髪に脳内変換しといてください
ちょっと勢いで書いちゃってました



◆ 以下のように変動しました

神威亜鈴:5→12

望月刹那:23→30



亜鈴「ところで兄さん。あの人とは本当に何も無いの?」

遊一「無ぇよ。アイツだって色気より食い気って感じだろ」

亜鈴「……言われてみればそうね」

遊一「別に気にするようなこともねえだろ」

亜鈴(私としては別の意味で食べられないかが心配なんだけど)


◆ 一日が終了しました

とりあえず、今回はここまで

そういえばネフレン=カというエジプトの男がおりましてね(唐突)
邪神に関する邪悪な祭祀を行った王とのこと。歴史からは抹消されたらしいですね。それだけの話ですが

一応20時予定ー
少し変わるかもしれないけど

ちょい遅くなりましたがそろそろやります



◆ ガンガリティア / ブロック接続用車両


フィィィ――――――――


遊一(……ガッコ早いとこ終わってくれねえもんかね。時間が惜しいのに、どうにもな……)

   (いつもいつもこのリニア、通学に使ってはいるが……磁力は参考にはできねえな)

   (磁力で空を飛ぶなんてそんなのマンガくらいのモンだ。空中に磁力やなんやがあるわけでもねえし……)

   (磁力を発生させるにしてもそれを受け取るモノも必要だしな。物理的に不可能なことはどうにも」 ブツブツ


ユミカ「ユーイチ、おい」

遊一「……あ……? お前か。何だよ」

ユミカ「さっきから何をブツブツと呟いているのかは分からんが、乗客がヒいてる」

遊一「…………悪ィ」



行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物も指定)
8.デュエル
9.自由安価

↓2



◆ 学校 / 屋上


龍天河「フッ……フッ、フンッ、フンッ……!」 グッ、グッ、グッ… 

遊一「………………」


遊一(ふと、屋上でメシを食おうと昇ってきたところ、見知った顔がフェンスで懸垂していた)

   (何を言ってるのか分からないと思うが、俺も何が起きているのか分からねえ)

   (こんな所で懸垂をする意味もそうだし、そうなるに至った経緯も分からない)

   (ついでに言うならできることなら関わり合いになりたくない。わけだが……)


龍天河「……ん!?」 ピタッ


遊一(どうも気付かれちまったらしい)


龍天河「この前の……依頼を受けてくれた」

遊一「……お、おう……お前何してんだよ」

龍天河「修行だ!」

遊一「………………そうか」



遊一「……修行」

龍天河「そうだ、修行だ。お前もどうだ?」

遊一「……いや、遠慮しておく」

龍天河「お前ならこの修行にも付き合えると思ったんだが……残念だ」

遊一「いや、まずその前にこの修行とやらにどんな意味があるのかをな」

龍天河「……どんな意味があるんだろう?」

遊一「おい」

龍天河「いや! 恐怖心を抑える訓練だ。精神力を鍛え上げ、『落ちるかもしれない』という恐怖と戦っているんだ」

遊一「……いやお前、普通にもっといい方法あんだろ」

龍天河「そうか?」

遊一「具体的にゃどうかってのは知らねえがよ。それは……無い」

龍天河「無いだと!?」

遊一「ねえよ」

龍天河「何でだ!?」

遊一「もっと常識を弁えろ」



遊一「筋トレすんなら鉄棒使え。恐怖に打ち勝とうってんなら恐怖の対象そのものに立ち向かえばいい」

龍天河「それも一理ある。とはいえ即興にしては良いところ行っていたと思うんだが……」

遊一「……かなり見当違いな向きだと思うがな」

龍天河「そうか?」

遊一「いや間違いなく見当違いだと思うぞ」

龍天河「だが、俺が思うに、生半可な努力では目的に辿り着くなどできないと思うんだ」

遊一「その意見には賛成するけどよ」

龍天河「この前も言っただろう。大きな会社の御曹司……というだけで燻っているわけにはいかないと」

遊一「……まあ、聞いたな」

龍天河「だから『なんでも』しようと思ったんだ。おっと、そこのバッグからタオル取ってくれ」

遊一「ほらよ」

龍天河「ありがとう。だからこうしてだな」



遊一「……会社を継ぎてえ、と。そのために努力を欠かしたくない、って話になるのかね」

龍天河「まあそういうことにもなる」

遊一「お前やっぱアホだろ」

龍天河「何でだよ!?」

遊一「俺も数々の努力を無駄にしてきてるが……努力ってモンは何かっつって人を裏切る」

龍天河「率直すぎないか」

遊一「そんなモンだ。だからこそ人間は『適切な』努力をしなきゃならねえ」

龍天河「いや、いずれ何かになるかもしれない以上、無駄な努力なんて無いと思う」

遊一「ああ。無駄な努力はねえさ。俺が言ってんのは裏切るかどうか、って部分だ」

龍天河「……よく意味が分からないな」



遊一「夢のために強く強く努力していたとしても、それが無意味になる、っつーのは頻繁に聞く話だ」

   「だが、それで身に付いたものが完全にゼロになるわけじゃあねえ。だから……『無駄』ってのは無い」

龍天河「なるほど。ところでさっき、お前も『数々の努力を無駄にしてきた』と言ったが」

遊一「あぁ。いらないことにまで手を出してた」

龍天河「いらないこと?」

遊一「……関係の無い話だ」

龍天河「少しくらい聞かせてもらってもいいだろう」

遊一「話すことでもねえ。俺とお前は今のところビジネスの関係だろ」

龍天河「だが、そういう話を聞いて役に立つということも十分にある!」

遊一「……そんなもんかね」

龍天河「ああ、そんなもんだ。むしろ人の話を聞くことが重要なんだ」



遊一「……俺は、いわゆる飛行機っつーものを作ろうとしてるんだが」

龍天河「ほう!」

遊一「一時期、そのために衛星兵器を無効化できる方法は無いかと探していたことがあった」

龍天河「……ほ、ほう」

遊一「そういう反応になるだろうが。だから言いたくねえんだ」

龍天河「……飛行機か。そういえば、そういう噂も聞いたな」

遊一「……そりゃ、まあ。そういう噂も流れるだろうよ。それで、どういう噂だって?」

龍天河「飽きもせずにスクラップ置き場に出入りして機械いじりをしている変人だと」

遊一「……否定できることじゃねえ」

龍天河「なるほど、それは飛行機を作るためだったのか!」

遊一「……あぁ」

龍天河「しかし、何故?」

遊一「他人に語ることでもねえさ」

龍天河「聞かせてくれてもいいじゃあないか」

遊一「楽しい話ならやぶさかでもねえがな」



遊一「それより、俺ァメシ食いに来たんだ。筋トレはそろそろやめろ」

龍天河「何か問題があるのか!?」

遊一「問題しかねえよ。メシ食ってる時に暑苦しい絵面なんざ見たかねえっつの」

龍天河「減るものでもなかろうが……」

遊一「俺の正気が減るんだよ」

龍天河「正気程度……」

遊一「『程度』じゃねえよ、重要なことだよ」

龍天河「まったく、狭量な……」

遊一「なあ。代わりにお前がメシ食ってる目の前で延々と筋トレ続けてやろうか」

龍天河「……すまないことを言った」


◆ 龍天河涼の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11
↓1


◆ ゾロ目ボーナス! 今回上昇する数値の1/2分が加算されます
   以下のように変動しました


龍天河涼:0→13



遊一(しかし暑苦しい男だ。俺も、傍から見りゃそうなのかもしれねえが)

   (……目的を持って何事かをしようとする人間ってのは、だいたいそんなものなのかもな)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ ガンガリティア / スクラップ置き場


遊一(一応、毎日のように来てはいるがなんとなく久々なような気もしなくもない)

   (……アイデアが浮かばなきゃ一日ボーッとしてることもあるしな)

   (こっちで作業する、っていうことが久々って感じか)


1.航空機について考える
2.活火を呼んで共同制作
3.何か落ちていないか探しにいく
4.自由安価

↓2



遊一(……落ちてるモンでも拾いに行くか)

   (今日の目当ては……まあ、いつも通りだが)

   (さて、どこから探すのがいいかね……)


◆ コンマ判定を行います。

1の位の数によって得られる物が変化します

1, 無し
2, 金属製の箱
3, カード
4, 機械類(航空機関係)
5, カード
6, 機械類(ランダム)
7, カード
8, 機械類(海底探査船関係)
9, 羊皮紙に包まれた箱
0, 謎の本

↓1



ゴトッ……


遊一「……あ? ンだこれ」


遊一(紙に包まれた箱……か? 箱、でいいんだよな?)

   (箱自体は木製……っぽいが、何だ、これ?)

   (……まあ、毎度のことだ。ちと中身を拝見するくらい構わねえだろ)

   (咎めるようなヤツがいるでもなし。一応、包み紙は破らないよう気を付けて……) パサッ


遊一「……んで、と。コイツは……」 パカッ

   「………………鍵?」



遊一「………………」


遊一(……この箱も随分妙な彫刻だな。掘ったの誰だよ)

   (この鍵も随分デカいし。どこの鍵だ? 埠頭の倉庫か?)

   (あー……そういや、開かずの倉庫がある、みたいなこと言ってたな、おっちゃん)

   (もしかしたらそこの鍵かもな……もしくは、博物館か?)

   (デカい展示物を保管するようなモンならこんなデカい鍵付けてても不思議はねえ、のか?)

   (……ともかく、その内誰かに聞いてみるのが一番早いか。館長なりおっちゃんなり……)

   (もしかすると誰か探してるモノかもしれねえしな……)



◆ 「銀色の鍵」を手に入れました。



遊一(……まずはどっちから考えるべきかね。エンジンと外部素材と……)

   (一番考えやすいのは外装だが、どうにもな。反重力装置作るのはまだキツいし)

   (エンジン……考えるかね。もうちっと……なんつーか、人の想像の外にあるようなの)


◆ 一日が終了しました

ちょっと早いかもですが今日はここまで

いやぁ、どんな場所の鍵でしょうね(しらばっくれ)
なお、次回以降もの拾いしに行った場合、今回拾ったものは次回以降別のものに差し替えられます

忍殺、漫画の1巻は持ってるけどそれ以上ストーリー知らないんだよな
各所でネタになっちゃった分用語は分かるけど

20時ごろ予定



◆ 13日目 / 神威家


亜鈴「……そういえば兄さん、それ何の鍵?」 モグモグ

遊一「知らねえ。落ちてた」 ジャ――――…

亜鈴「落ちてたって……何で持って帰って来たの?」

遊一「見つけたのがスクラップ置き場だからな。誰のモンか知らねえし」

   「一応、先に漁師のおっちゃんなんかにも聞いて回るのがいいと思っただけだ」

亜鈴「ふーん……部品にしようってことじゃないのね」

遊一「しねえよ非常識な」

亜鈴「非常識の塊の兄さんがそれ言うの?」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2


◆ まず有子の神話知識についてコンマで決定します。
   99に近いほど知識が豊富

↓1

これは何度も生還してきてる探索者ですねぇ……(白目)



◆ 博物館 / 応接室


有子「まあ、かけてくれ」

遊一「じゃ、失礼します」

有子「それで、突然連絡をしてきてどういう用件かな?」

遊一「いや……こないだスクラップ置き場で鍵拾いまして」

有子「鍵?」

遊一「ミョーにデカい鍵なんすよ。ここの博物館の倉庫か何かの鍵かと思って持って来たんすけど」

有子「鍵……か。どれ、見せてみなさい」

遊一「コレっす」 ヒョイ

有子「………………!!!!?」

遊一「……どしたんすか?」

有子「ゆ、遊一君。君はこれをどこで拾ったと言った!?」

遊一「ど、どうしたんすか館長。スクラップ置き場で……」

有子「スクラップ置き場……」

知識皆無なのか超博識なのか



遊一「何かあるんすか?」

有子「……こちらの話だよ。想像しているそれと同一のものかどうか……」

   「これは、どういう状態で拾ったのだ?」

遊一「ボロ紙に包まれて、ミョーな細工の木箱に入ってましたケド」

有子「……そ……そうか……」 ピクピク

遊一「なんか笑いが引きつってんすけど」

有子「落ちて、いたんだな?」

遊一「はい、まあ。テキトーにゴミ山の中に埋もれたっす」

有子「何がどうしてそうなってしまったんだ」

遊一「はい?」

有子「遊一君。君は……これがどういうものなのか、知っているか?」

遊一「どっかの倉庫の鍵とかじゃないんすか?」

有子「違う。少なくとも……常識の範疇に収めていいものではない」

遊一「………………スゲー厄介ごとな香りがするんすけど」

有子「その予感はある意味で正しい」

>>565
00=クリティカル扱いで知識超豊富です



遊一「……あー……と。いいすか、一つ聞いて」

有子「何だ?」

遊一「それ、『神』ってヤツらの話に飛びます?」

有子「そうとも言えるし、そうでないとも言える。というか何だ。君も彼らのことは知っていたのか」

遊一「……まあ、教えてもらった、っつーか。不本意スけど」

有子「どんな相手に?」

遊一「……廼亜、っつー白い髪の……いっつも時計持ち歩いてる男ッスけど」

有子「…………時計……白い髪……分からんな。特徴的な記述が無いせいか……ともかく、今は捨て置こう」

   「君も彼ら『神』に対する事前知識がある、という前提で話を続けよう」

遊一「……つっても、そんなに無いスよ。超常現象を起こすだの、復活したらヤバいだのくらいしか……」

有子「知識としてはそれだけでも十分だ。まず、その鍵についてだが……」

   「端的に言うとある『門』を開くための鍵、だ」

遊一「……予想に反して普通すね」

有子「その『門』が問題なんだよ、遊一君。それは――――あらゆる時空と法則を超越するある種の『概念』」

   「<彼方なるもの>と呼ばれる存在に至るための……唯一の、標だ」

遊一「……はい?」

有子「……要は最強の『神』に出会うための鍵だ」

遊一「は、はあ……それならなんとなく分かりますけど……えぇ?」



遊一「なんでそんなのがこんな辺境に」

有子「分からない。そこは本当に分からない。少なくとも、その辺に落ちているようなものではないのだが」

遊一「……つーか、何で館長そんなこと知ってるんすか」

有子「これでも君の倍は生きているからな……と、はぐらかすのはよそうか」

   「……とりあえず、館長室まで来てくれ。内密に話したいこともあるのでね」

遊一「……なんか色々、聞かれちゃマズいっつーことだけは分かりました」

有子「それだけで十分だ。まずその『鍵』は隠して……静かに行こう」

遊一「う……うっす」


◆ 博物館 / 館長室


有子「……ふう、息が詰まるかと思った」

遊一「それで……あの。蒸し返すけど、何でなんすか」

有子「ああ、その話だな。少し待ってくれ……」 カチャカチャ

遊一「……?」


遊一(金庫……?)



有子「……まず、この部屋の鍵は閉めたね?」

遊一「…………閉まってます」 ガチャガチャ

有子「カメラは無い。盗聴器なども……」

遊一「……そこまで神経質になるようなことが?」

有子「君は『神』なるものの存在を公表して世間を混乱に陥れたいか?」

遊一「……すんません」

有子「よろしい。それで……だ。私がなぜ詳しいか、と聞いたね」

遊一「……ッスね。あの野郎は……関係者だからとして、ソイツに匹敵する知識ってのは……ちょっと」

有子「その理由がこれだ」 ドサッ

遊一「本?」

有子「ああ。本――――魔導書と呼ばれている」

遊一「!」



有子「――――これは、《ネクロノミコン》と呼ばれている」



遊一「ねくろの……何?」

有子「ネクロノミコン。死霊秘法……呼び方は何でも構わない」

遊一「……で、その本を読んで……知った、と」

有子「これだけでなくもっと大量に読んでいるが……余談か。おおむねその認識で結構だ」

   「この本には、君の持つ『鍵』についても記されている。危険な書物だよ」

遊一「……そんなモンを持ってるってのはどういうことスか?」

有子「諸事情だ。そこは気にしないでくれたまえ」

遊一「はあ……」

有子「それに、これはあくまで写本だ」

遊一「写本……ってぇと、ニセモノ……?」

有子「本来の内容を写し書いた、と言ってほしいものだが、そういうことでも構わない」

   「重要な記述が抜け落ちていたりしているわけだから、ニセモノ同然だ」

   「もっとも、ネクロノミコンの原本なら存在しているだけでも災厄を呼ぶほどだが……」

遊一「……はぁ」



有子「話を戻そう。私がそうした知識を所有しているのも、魔導書を読み解いたためだ」

遊一「……館長、実はとんでもない人だったんすね」

有子「私のような者など、探せば両手両足の指の数ほどはいる」

遊一「じゃあそういうことにしときますけど……じゃあこの鍵、どうしたらいいんすかね」

有子「……うーむ……」

遊一「考え込むくらいっすか」

有子「私としても悩ましい」

遊一「……まあ、専門家じゃないんで口出ししませんけど」

有子「正直なところ、超欲しい」

遊一「口調崩れるほどっすか」

有子「そうだな、蒐集家としては喉から手が出るほど欲しい」

遊一「じゃあ差し上げますけど」

有子「……しかし、はいそうですねとはいかない」

遊一「……と言うと?」

有子「経験上、こうしたアイテムほど後々重要になる」

遊一「はあ」



遊一「……どういうことっすか?」

有子「突如として君がこのようなものを拾った、それに意味があると私は思う」

遊一「無いと思うんすけど」

有子「いや、ある。私がそうだった」

遊一「……館長が?」

有子「事実として、以前とある鏡を手に入れたところ、それを巡って大冒険をしてな……」

遊一「……館長の経歴どうなってんすか」

有子「色々あったのだ。その後、最終的にその鏡が重要な役割を果たすことになった」

遊一「はぁ」

有子「そういう訳で、後々君が何かしらの事件に巻き込まれた時に使用することになる可能性はある」

   「だから強くは言えないわけだが……どうするかね。私が持つか、君が持つか」

遊一「…………じゃあ……」


1.有子に保管してもらう
2.自分が所持しておく
3.自由安価

↓2



遊一「そこまで言うなら、俺が持っておきます」

有子「そうだな……その方がいい」

遊一「……つっても、俺にゃ価値はよく分からねえんで。ひと段落したら寄贈することにしますよ」

有子「……そうか!」

遊一(わぁすっげぇ笑顔)

有子「……コホン。いや、失礼。とはいえいつ『ひと段落』つくのかは分からん。使った後で構わない」

遊一「……そうっすか。すんません」

有子「いずれ『そういう』知識が必要になる時が来ることもあるだろう、その時はまた連絡したまえ」

遊一「はい。どもっす」

有子「いやなに、気にすることは無い。奇怪な事件に巻き込まれる先輩としては、ある種の義務だ」

遊一「いや、まあそれでもこっちとしては助かるんで」

有子「そうか。なら良いのだが」

遊一「じゃあ、またいずれ。その内掃除も終わらせるんで」

有子「ああ、また来なさい」


◆ 正式に「銀の鍵」を入手しました。

◆ 迷宮有子の好感度が僅かに上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 3
4,5,6 : 4
7,8,9 : 5
0,   : 7
↓1



◆ 以下のように変動しました


迷宮有子:16→21



遊一(……考えてみりゃ、俺はなんつーモン拾ってんだよ……)

   (鋳潰して部品にでもすりゃ……いや、そもそも解けるモンなのか……?)

   (……ともかく、重要なものなら持っておくのがスジか……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2


◆ どのアルバイトを実行しますか?

1.「博物館の清掃」
2.「海獣の捕獲」
3.「精霊が見える人」
4.「鉱山の発掘」

↓2



◆ 現在の進行度は(93/150)です。


遊一(……っと、先延ばしにせず先にやっちまうとするか)

   (やらねえ理由もねえし、延ばしすぎも良くねえしな……)

   (今日のところは事後報告でもいいだろ。やるのはいつでもいいっつってたし……)


◆ コンマ判定を行います

↓1



◆ 進行度が上昇しました。現在の数値は(116/150)です


サッ…サッ…サッ……


遊一「……う…………」


遊一(……くっそ、しまったな。荷物持ちっぱだった……マトモに掃除もできやしねえ)

   (……今日は帰りがけだしな……ささっとやるだけやってから帰るとすっか……)

   (なんつーか、ちっとばかし悔しいところだが……俺の落ち度だな。仕方がねえ)

   (さっき、あんなこと聞いちまったこともあるしな……早めに帰るとすっか……)

   (気にしっぱでできるほど狭い場所でもねえしな……この場所)



◆ 一日が終了しました



◆ 夕方 / スクラップ置き場


遊一「………………」 ゴロン


遊一(なんとも……微妙に、ままならねえなぁ)

   (考えても考えても、航空機の案は浮かびやしねえ)

   (理論は……なんとはなしに分かる。だが、今のまんまじゃ鉄くずを叩き続けてるだけだ)

   (形だけ作って、無駄と分かって廃棄して……って続けててもな)

   (……もっとちゃんとした方向性を持つべきっつーのは分かってんだが)

   (その前に金も要るし、あんなことに巻き込まれちまったし……)

   (…………そろそろ帰るか。メシ作らなきゃならねーし)



◆ 改めて、一日が終了しました

一応、遊一自身は毎日スクラップ置き場には出入りしてると示したところで今回はここまで

しかし、有力な情報提供者が出てきましたね(白目)

おつー
この戦争、我々の勝利です?

>>601
(ニッコリ)


ところで明日も一応20時予定です

すみません、だいぶ遅くなりましたが今からやります



◆ 14日目 / スクラップ置き場


遊一「………………」 カーン…カーン…カーン…


遊一(スクラップを基に機械を作る時に重要なことだが、ソフトウェア的な部分はともかくとして……)

   (外装、ハードウェア部分はスクラップの山の中から探すよりも自分で作った方が、結果的には早いことが多い)

   (勿論、外装も見つかればそれに越したことは無いが、どうしても無い時は作らなければならない)

   (役割に応じて加工すべきものも当然、あるしな。水中作業用のものを作るとなれば尚更だ)

   (耐圧は勿論、気密性も確保する必要がある)

   (……もっとも、今はただ鉄打ち続けてるだけなんだが)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



遊一(広場に行くか……っと……いや、待てよ)

   (……今のところ、4つの依頼を受けてる状況だ)

   (時間制限が無いとはいえ、これ以上抱えるのは望ましいとは言えねえ)

   (【「掲示板を見る」は選択肢には出ない】が、それでも行くか……?)


1.行く
2.やめとく

↓2


◆ 再度選択を行います

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2

◆ どのアルバイトを実行しますか?

1.「博物館の清掃」(116/150)
2.「海獣の捕獲」
3.「精霊が見える人」
4.「鉱山の発掘」

↓2


◆ コンマ判定を行います。ゾロ目の場合数値の半分をプラス

↓1



◆ 博物館


有子「来たね。今日はアルバイトかね?」

遊一「……ッスね。そろそろ終わらすとは言ってましたし」

有子「昨日では終わらなかったようだがね」

遊一「……見てたんスか?」

有子「偶然目に入っただけだ。先に博物館から出ようとした手前、言い出すのを恥じたのだろうが……」

遊一「………………」

有子「そういう時は気が変わったとでも言って戻ってくればいいだろうに」

遊一「……いや、まあ。俺も気恥ずかしさとかあるんで」

有子「そうか。それには何も言うまいが」

遊一「じゃあ……やっとくんで。よろしくお願いいまっす」

有子「うむ。じゃあ、こちらからも頼むよ」


――――――

――――

――



◆ 二時間後 / 博物館 / 古代の展示物のブロック


遊一「………………」 テキパキ


遊一(前回のこれに関しちゃ、ホント、俺の落ち度だったが……)

   (流石にちゃんと荷物置いてきっちりやりゃ、そう苦労するようなモンでもないか)

   (あとは、展示物壊したりしないよう気を付けりゃなんともなるしな……)

   (……で、あっちの角まで掃けば終わり――――――と)


サッサッ……


遊一「……フゥ」

有子「おや、終わったか」

遊一「……館長。機会を見計らって背後から唐突に声かけんのやめてください」

有子「気付いていたかね」

遊一「人の気配には敏感なんで」

有子「すまない。わざわざ館長室に来る手間を省こうと思ってな」



有子「さて、これでアルバイトも終了だが、どうするかね?」

遊一「どうする、っつーのは……」

有子「無論、どちらを取るかだ。カードか、金銭か」

遊一「あー……そういやそうっしたね」

有子「こちらはどちらでも構わないがね。では、どうする?」


遊一(カードの場合は【先史遺産】、【アーティファクト】、【ゴゴゴ】、【墓守】だったな)

   (金の場合は言うに及ばず。どっちもそれなりの利はある。どっちにした方がいいか……)


◆ 多数決

1.金にする
2.カードにする

↓1~3



遊一「じゃ、カードにしときます」

有子「おや、そうするかね」

遊一「デュエルで勝っても金は貯まるんで……」

有子「そうだな。なら、端数分は金銭にしておこう」

遊一「いいんすか?」

有子「元々、デッキひとつ分以上の給料は払うつもりだったからね。その上乗せ分だ」

遊一「じゃあ、貰っときます。で、カードッスけど」

有子「うむ」


1.【先史遺産】
2.【アーティファクト】
3.【ゴゴゴ】
4.【墓守】

↓3



遊一「……アーティファクトで」

有子「アーティファクトか。しかし……」

遊一「何スか?」

有子「いや。言葉にするのはよそう」

遊一「まあ、似合うようなモンじゃねえッスけど」

有子「君の場合は、どちらかと言うと力押しの方が得意な気がしていたが」

遊一「俺自身は、そうッスけど」

有子「デュエルでは違う、と。いや、それもそれで人の個性だ」

遊一「じゃ、有り難くいただきます」

有子「うむ。今後ともしっかりとな」

遊一「うっす」

有子「……例の件も」

遊一「……っす」


◆ 「博物館の清掃」を終えました。

◆ デッキに【アーティファクト】が追加されました。



遊一(ま……似合わねえっつったらそうだよな、こういうの)

   (カードの特徴自体がトリッキーなモンだし、どうしても向き不向きは出やすいだろうな)

   (一見すりゃ俺だって「不向き」側だ。羽根があるとか飛ぶとかもねえし)

   (さっきの館長の言葉を借りて言や、これもある意味気まぐれだ)

   (この先何があるとも分からねえ状況だし、な)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ 神威家


遊一「帰ったぞ」

亜鈴「……ん。お帰り」

遊一「おう」

亜鈴「……そういうわけだから『戻って』て」

遊一「あ?」

亜鈴「ううん、こっちの話」

遊一「あー……精霊っつーヤツか」

亜鈴「うん。兄さんは見えないけど」

遊一「ここんとこそういうのが見える知り合いが増えたがな」

亜鈴「……ふぅん」

遊一「そういや、お前の『精霊』ってヤツ……何のカードの精霊だったか?」

亜鈴「それ、今関係ある?」

遊一「いや、ふと気にかかってな。言いたくなきゃそれでもいい」

亜鈴「別に言いたくないわけじゃないけど」

◆ 亜鈴の所持するカードの精霊は?(リチュア系)

↓2



亜鈴「ガストクラーケ」

遊一「……エミリアか」

亜鈴「そうとも言う」

遊一「婉曲に表現することもねえだろ」

亜鈴「別にいいじゃない。誰に迷惑をかけてるわけでもないんだし」

遊一「エミリア自身に悪いんじゃねえか」

亜鈴「兄さんは見えないんだから、気にしなくてもいいじゃない」

遊一「お前が友達付き合いどうしたいか知らねえけどよ、もうちょっと考えろ」

亜鈴「兄さんみたいに友達いないといけないから?」

遊一「ああ、そうだ」

亜鈴「別に兄さん、友達いないわけじゃあないでしょ」

遊一「変人ばっかだぞ」



亜鈴「……ふぅん」

遊一「何か悪いことでもあるかよ」

亜鈴「別に」

遊一「ならいい」

亜鈴「そ。ところで兄さん、最近何かあった?」

遊一「まあ……あった、っちゃあった」

亜鈴「どんなこと?」

遊一「言うことあんのかよ」

亜鈴「聞かせられないようなこと?」

遊一「まあ、そういうこともあるわな。ただ、別に喧嘩してるわけじゃねえよ」

亜鈴「そう? なんだか、危険な臭いがするんだけど」

遊一「そうか?」

亜鈴「何年妹やってると思ってるの」

遊一「15年とちょっとだな」

亜鈴「分からないわけないでしょ」

遊一「親父とお袋は俺の親18年ちょっとやってんぞ」

亜鈴「それはそれ、これはこれ」



遊一「あー……まあ何だ。怪我……するようなことかもしれねえけど、死にやしねえよ」

亜鈴「何。何なの。それだけのこと? ちょっと待って兄さん。何!?」

遊一「あー……んだ。お前さ、カミサマっつって何か思い浮かぶモンあるか?」

亜鈴「は? 兄さん、頭でも打った?」

遊一「……ガーンと強く打ったな」

亜鈴「宗教に興味ないけど」

遊一「で、どうなんだ」

亜鈴「どうでもいい、としか言えないんだけど」

遊一「……ま、だろうな。俺もそうだよ」

亜鈴「じゃあ何で聞いたの」

遊一「関係してっからだよ」

亜鈴「……そ、そう」

遊一「お前さ、もしかして俺の頭が狂ったとか宗教にハマったとか思ってるか?」

亜鈴「うん」

遊一「……状況証拠だけ見りゃ確かにそうとしか見えねえな」



亜鈴「で、何。カミサマ?」

遊一「ちょっとな。宗教関係者と小競り合いしそうなんだよ」

亜鈴「意味分かんない……」

遊一「俺もそう思う」

亜鈴「……でも、わざわざそんなこと言うってことは……何、事実なの?」

遊一「ま……そうだな。ちっとばかし厄介なことになってる」

亜鈴「……………………」

遊一「心配……は、するだろうけどよ、気にはすんな。家に持ち込みまではしねえよ」

亜鈴「……怪我は?」

遊一「さあ、分からねえ。デュエルで解決できる物事かもしれねえし」

亜鈴「……ホントに解決できることなの?」

遊一「多分」

亜鈴「………………」

遊一「そんなじとーっと見てんなよ、俺だって色々と悩んでんだから」

亜鈴「……ホント?」

遊一「あーホントホント」

亜鈴「『どうやって事件の元凶をぶん殴ろうかなー』って悩みじゃないよね」

遊一「」 フイッ

亜鈴「図星ね」



遊一「仕方ねえだろ、他にやり方を知らねえんだ」

亜鈴「嘘」

遊一「嘘じゃねえよ。俺にゃ他にやり方が思い浮かばねえ」

亜鈴「何でよ。『暴力以外のやり方があるならそれが一番いい』って、兄さんが言ったんじゃない」

遊一「だから言ってるじゃねえか、『思い浮かばねえ』って。その俺が言ってるんだから説得力はあるだろ」

亜鈴「それはそうだけど、何でそれを言った兄さんが実践しないの」

遊一「お前とアタマの出来が違うからだよ」

亜鈴「そんなわけないでしょ!」

遊一「お前がそう思ってるなら誇らしいけどよ、やっぱりデキは違ェよ」

   「お前に見えるものが俺には見えねえし、お前の考え方は俺にはできねえ」

亜鈴「兄さん」

遊一「だからお前はお前にできることを考えろ。俺は考えられねえからまず殴る」

亜鈴「……兄さん、使ってるデッキがトリッキーな割に脳味噌筋肉だよね」

遊一「デッキは関係ねえだろ」



遊一「『こいつは良くない』と思ったら、殴り飛ばす。シンプルなのが一番いい」

亜鈴「兄さん……それ、ホント……獣の思考」

遊一「ニンゲンの思考は俺にゃ分不相応だ」

亜鈴「兄さん……」 ハァ

遊一「ま、そういうこった。殴るつもりなんだから殴られる覚悟は決めてる。だから怪我して戻るかもしれねえ」

亜鈴「…………」

遊一「でも帰らねえとは言ってねえだろ。戻ったらまた馬鹿にしてくれりゃそれでいい」

亜鈴「兄さんってホント馬鹿」

遊一「上等だ。馬鹿でも人間扱いなら」

亜鈴「…………」 ボソッ

遊一「『でも、そうい……ぶぶん……』……何だ?」

亜鈴「そういう部分は嫌い」

遊一「そうか。それならそれでもいい」

亜鈴「……」 プイッ


◆ 神威亜鈴の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1



◆ 以下のように変動しました


神威亜鈴:12→20



亜鈴「それで、今日の晩ご飯は?」

遊一「アジフライ」

亜鈴「……ふぅん」


◆ 一日が終了しました

では、今日はこんなところで

どうでもいいけど内部処理的に亜鈴⇔遊一の好感度は既に100超えなイメージ

シューコと竜胆と遊一(のデッキ)が死んだ!
遊一除いて1期だからまだ大丈夫だけど、よりにもよって遊一のデッキの一部か……

今日も20時ごろ予定です



◆ 15日目 / 学校 / 広間


遊一「………………」 ペラ…


遊一(改定……か。今まであんまり気にしたこた無かったが)

   (接触を利用したバトルフェイズ中の追撃や光属性素材っつーのができねえのは痛いな……)

   (特に直接デッキからリフンを墓地に送るって手段が封殺されたのはキツい)

   (てことは竜星を主体にしてくのが今後の方針っつーことになるわけだが……)


風乃「我が呼びかけに……うーん、じゃなくて……我が言霊に……」


遊一(……問いかける相手がいねえな。おう、いねえ)

   (知り合いの姿が見えるが頼りにしていいものとも見えねえし)


風乃「むっ、我が封印されし左腕の聖痕が悪意を感じ取っている!」


遊一(………………いい勘してるな)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ 放課後 / ブロック接続車両


遊一「………………」 カチカチ


遊一(PDA上のネットワークに上がってるトピック……っつって、今の時間帯じゃ制限改定のことばっかりか)

   (いや、しばらくこの流れは変わんねえだろうな……規制に少しでもかかってるようなデッキなんかだと)

   (イヤでも内容の変更を余儀なくされちまうし、その分時間使わなきゃならねえしな……)


プシュー……


遊一(……? あっちの車両から誰かが……)


ユミカ「ふぅ……ようやく人ごみから……あ」

遊一「……おう」

ユミカ「ユーイチじゃないか。帰りか?」

遊一「いや」

ユミカ「じゃあどこへ?」

遊一「スクラップ置き場だ」

ユミカ「スクラップ……何でそんなところに?」

遊一「やりたいことがあんだよ。気にすんな」



遊一「それよりお前……」

ユミカ「何だ?」

遊一「いや。こっちの学校に通うのか、と思ってな」

ユミカ「……何か問題があるか?」

遊一「ねえよ。ガキは無駄なこと考えず勉強してろ」

ユミカ「またガキと……いくつも違わないだろ!」

遊一「あーそうだな」

ユミカ「そういう投げやりな態度もどうなんだ!」

遊一「俺はいつでもこんなんだ」

ユミカ「ぐぬぬ……」

遊一「だいたい、俺みたいに勉強できずに考える力も身についてねえような人間になりたかねえだろ」

ユミカ「……勉強、できないのか?」

遊一「専門分野以外はさっぱりだよ、俺は」

ユミカ「専門……?」

遊一「理数」


ユミカ(……理数系が得意というだけで少し頭良く見えてしまうな……)



ユミカ「そういえば、思ったのだが……何でこっちの車両は人が少ないんだ?」

遊一「真ん中の車両ほど駅の入り口に近いだろ。出入りしやすいから必然的に真ん中付近が多くなんだよ」

   「一番前と最後尾の方が人が少ねえんだ。それに……」

ユミカ「?」

遊一「俺に好き好んで近づくようなヤツがいねえ」

ユミカ「そ、そうなのか……」

遊一「つまり俺の周辺に限っちゃだいたい空き気味なわけだ。分かったか」

ユミカ「哀しい理由を理解した」

遊一「自業自得だ。仕方ねえわな」

ユミカ「何をしていたんだ、何を……」

遊一「やりたいことやってたらこうなった」


ユミカ(やりたいことを……? い、いったいどんな悪逆非道な真似を……!?」

遊一「声に出てんぞ」

ユミカ「はぅ」

遊一「……好き好んでやってたわけでもねえよ。突っかかって来なけりゃ何もしねえ」



アウス『逆に言うと自分の邪魔をするような人がいたら、真っ先に……』

ユミカ「考えたくもない」

遊一「……普通に暮らしてりゃ被害なんて被ることもねえよ」

ユミカ「あ、いや、そういうことじゃなくてな」

アウス『あ、ごめん……口、出しちゃマズかったね』

ユミカ「……精霊というやつで」

遊一「前も言ったろ、身内にそういうヤツがいるから気にしやしねえ」

ユミカ「う、うむ……ただこっちが気にしてしまって」

遊一「気にするな」

ユミカ「えー」

遊一「どうせ誰が何してたって、難癖付けてくるヤツは一定数いるもんだ。だったら気にしてても仕方がねえ」

ユミカ「みょ、妙に達観しているな……」

遊一「妹が、お前みたいに精霊見える体質なんだよ。そのせいで壁作っちまって友達が少ねえ」

ユミカ「そうなのか?」

遊一「理解者が少ないっつーのも確かだろうけどな。だからこそ俺もその『理解者』になってやらなきゃって思ってな」

   「だから気にすんな。俺は精霊が見える人間じゃねえが、そういう奴らがいるのは分かってる」



ユミカ「う、うーん……まあ、それは、そう、だが」

遊一「ま、別に今すぐ見方を変えろって言うわけじゃねえよ。俺の持論だし」

   「……ところでよ、お前、前会った時、結局家族のことについちゃ濁してたような」

ユミカ「あ、あー、そろそろ到着するな! じゃあなユーイチ! またいずれ!」

遊一「…………ああ」

ユミカ「……すまん、まだ話したくない」

遊一「わーってるよ。ただ道案内しただけの人間に話せっつーのが無理だ」

ユミカ「……そのことについては、礼を言うが……す、すまん」

遊一「わーってるからとっとと行け。閉まるぞ」

ユミカ「あ、ああ、それじゃあな!」 たたたっ…

プシュー……

遊一「………………」 フゥ


遊一(……ま、家族のことについちゃ触れられたくねえことも、あるだろうな、そりゃ)

   (何があったとも知らねえが、教えたくねえっつーんなら、そんなもんだ)

   (悩みが解決できるわけじゃあねえし。あんまり突っ込んだこと聞くのも良くねえ、な)


◆ ユミカの好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1



◆ 以下のように変動しました


ユミカ:5→15


遊一(……と、俺もそろそろ降りないとだな)

   (次何するかは……あっち行ってから考えるとすっか)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ スクラップ置き場


遊一(……そんで、そんな訳で普通にこっちまで来てみたわけだが)

   (さて、どうすっかね。今日のところは……)


1.構成物やエンジンについて考える
2.活火を呼んで作業
3.もの拾いに行く
4.先客がいた
5.自由安価

↓2



遊一(さて、構成物……と、エンジンなんかについてちと考えるわけだが)

   (今のところ、試作品を作っては壊してを繰り返しているだけの段階だ)

   (肝心の中身だかについては完成どころか手に付くって感じでも……)

   (とはいえ、だいたい毎日作業してるから、この場所に資料一式は取り揃えている)

   (さて、まずは何から考えるのが一番いいか……)


1.エンジンから
2.内部の重要パーツから
3.外装から
4.ひとつやふたつではない。全部だ!
5.自由安価

↓2



遊一(エンジン。正直、一番重要なとこと言ってもいい)

   (他の部分は……まあ、それなりに何とかならんわけでもないが)

   (優先度が高いのはエンジンだろうな。とはいえ……)

   (色々、基になるようなものはあるが、既存のエンジンと同質のモンじゃ駄目だ)

   (じゃあどんなエンジンがいいか……? ってトコだが……資料見ててもな、あんまり……)

   (ガンガリティアが動いてんのは電気の力だ。が、電気でも空飛んだらダメだ。これだと死ぬ)

   (じゃあ何がいいか……だが、何がいいんだろうな……?)


遊一の航空機に使えるであろうエンジンについての案
↓4くらい

あくまで既存の動力がダメなだけでそれ以外はええんやで
開発はもっと自由な発想でいいのです



遊一(浮力……は……そもそも「浮かす」ための力であって動力じゃあねえよな……)

   (風力。これは……それだけの風が起きるならいいが……)

   (何しろそのものがエネルギーになるわけじゃあねえ。風力→電力っつープロセスを経ることになる)

   (つーわけでこっちも……無し。んで……人力……人力? いや待て。ねーよ)

   (いくら脚力があったとしても行って数キロ……あるかどうか。しかもそれ、だいたい「滑空」だ)

   (自在に飛べるわけじゃあないしな……正味、キツい)

   (精霊なんかのフシギパワーなんて俺には理解できねえし、何より精霊を認識できねえ俺には……どうなんだ)

   (いや、あるいは……あっちの方面、魔法みたいなアレなら……?)

   (ダメだダメだ。そういうのに関わったら最終的にずぶずぶ行っちまう)

   (反重力、は……エンジンじゃねえ。装置だ。最終的に搭載するのはほぼ確定。これ以外に手が見えねえからな)

   (……で、鉱石……ねぇ)

ヘリウムや水素袋につめて気球じゃないから!動力じゃないしこれ風船だから!おもちゃだから!
じゃ誤魔化せないかな

>>712
遊一(気球とほぼ同じだしおおよそ撃ち抜かれる。機械を口八丁で誤魔化すのは無理だ)




遊一(いわゆる石炭なんかだな。いわゆる蒸気機関車に使うそれ)

   (説明が面倒だが、とにかく石炭を燃やしたことで蒸気を発生させ、その後、得られたエネルギーで進む……と)

   (ま、石炭に限らず燃やせるなら何でもいいんだが。で、そっちじゃなく……)

   (直接的に、鉱石からエネルギーを取り出すことができねえか、というところがある、か)

   (……あ、いや。待てよ。そういや、妙な特徴のある鉱石が存在する、って話を聞いたような……)

   (確か、それを構成する素粒子一つ一つがあるものに似た形状を持ってる、っつー……)




遊一(――――――遊星歯車に似た形状の素粒子、だったか?)



遊一(ま、もっともそれ自体の特徴でどうこうってのは無理か)

   (エネルギーを発生するようには見えねえし、エネルギーが詰まってるわけでもねえし)

   (だが、もし鉱石自体にエネルギーが詰まってるとして)

   (それを取り出すことができるのなら、動力として使うこともできる、か?)

   (今度、龍天河のヤツの依頼で鉱山についていくとして……)

   (多少、その内のいくつかを拝借することができれば……)

   (研究も進むか。あるいは、もっと別な手がかりも掴めるかもしれねえ)

   (もしくは、アイツの会社に……そういう技術があるんなら、掛け合ってみるのも選択肢か)

   (金で解決できる問題ならいいんだがな。企業秘密っつわれると……キツそうだ)

   (ともかく、多少、選択肢は見えてきた。この方向で考えておくのも……まあ、一つだな)

   (魔法にしても………………不本意だが、選択肢として、提示しとこう)


◆ 現状、エンジンに使用するものの選択肢として「魔法」と「鉱石」が提示されました。



遊一(さて、そろそろ帰るか。このままいても他にいい案見えねえし)

   (日も暮れるしな。このままいても遅くなっちまう)

   (あんまり遅くすると亜鈴が怒りだすしな……行くか)


◆ 一日が終了しました

んでは今日はこんなところで

5D'sでD-ホイールに「ダイン」という鉱石を使うと明示されましたので
モーメントに関して今回提示しました。この世界線ではモーメントありませんが

やはり腐っては生きられぬか

すみませんが今日はちょっと用事が入ったのでお休みということで
明日はやると思います

20時ちょっと過ぎごろ予定でー

よし、そろそろやろう
導入からで



 ◆ ガンガリティア / ????


駕汰乃「………………」

??「どうも、神官殿。お待たせいたしました」

駕汰乃「待っているつもりは無いよ。どうせ、仕事の合間だ」

??「ありがとうございます。では、話に入らせて……」

駕汰乃「いや、その前に……一つ、構わないかい?」

??「何でしょう?」

駕汰乃「人の素性を、本人に断りなしに調べ上げるのは感心しないな、と」

??「その点に関しましてはご勘弁を……どうしても、『そちら側』の経歴は調べなければ分かりませぬ故」

   「それとも、首領殿と言い換えた方がよろしかったでしょうか?」

駕汰乃「……外聞の悪くない方にしてくれるかな」

??「了解いたしました、駕汰乃様。では、本題から」

   「我ら教団のため御力添えいただけませんか」

駕汰乃「それは、僕の血筋を求めてのことかい?」

??「滅相も無い。それだけならば、もっと適した者もおります。我らが求めたのはそれ以上に……」

   「かの地を浮上させ、再び神をこの世に戻さんとするあなたの意思です」



駕汰乃「それで、僕に何かメリットはあるのか?」

??「まずは、我々の目的が合致していること。駕汰乃様の目的は、我々の目的でもあります」

駕汰乃「それで?」

??「失礼ながら、駕汰乃様にはいくつかの知識が欠けておられます。それを埋めることは可能かと」

駕汰乃「僕の知識が欠けている、とは?」

??「かの『神』を蘇らせる方法。魔道の業。加えて言うならば、『白紙のカード』の用途……」

駕汰乃「………………」

??「知りたくは、ありませんか」

駕汰乃「知りたくないと言えば、嘘になる」

??「では」

駕汰乃「ただ――――まるで、僕のこれまでの行動がまったくの無駄だった、と言われているようで、少し癪だ」

??「そうした意図はございません。むしろ、我々が駕汰乃様に接触するきっかけになったと思えば」

駕汰乃「理屈は分かる。だが、気持ちとしてはそうでない、ということは理解してほしい」

??「申し訳ございません」

駕汰乃「いや……いい。それよりも、教えてくれないか。君らの知っていることを」

??「ご随意に」



駕汰乃(――――もっとも、彼らには僕を利用しようという思惑もあるのかもしれないがね)

     (そうした考えがあるとするなら……逆用してやるのも一つの手、か)

     (……協力関係を保つことができるとするなら……それもベストだが、ね……)


――――――

――――

――


◆ 16日目 / 学校 / 調理室


遊一「オイ戌井、火力もっと調整しろ」

白音「う、うん!? ど、どどど、どのくらい!?」

遊一「火力4でいい。あーおい活火、テメェ食材の切り方バラバラじゃねえか!」

活火「む、そ、そうか……?」

遊一「火の通り方がまったく変わるんだよ。それともお前マズいモン食いてえのかよ」

活火「そうじゃないが……」

白音(……戌井です……神威君にすごく負けたような気分です……戌井です……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ 昼 / 学校外部の食堂


遊一「…………」 むぐむぐ


遊一(……自分で作った方が安いな、これ。味付けも好みってほどじゃねえし……)


てこてこ……


有子「ん。遊一君じゃあないか」

遊一「……あ? 館長?」

有子「やあ。食事かね?」

遊一「まあ……昼メシっす」

有子「近くに学校があるのかね?」

遊一「……っすね。普段は弁当食ってんすけど」

有子「そういうこともあるだろう。ちなみに、今日は何故弁当ではないのかね?」

遊一「あー……いや、まあ食材の量足りなかっただけっす。家族の分渡したら俺の分無かったなっつって」

有子「家族想いだな」

遊一「普通でしょう、このくらいなら」

有子「その『普通』ができる人材も、そう多くはないよ」



有子「………………」 フゥ

遊一「……何かありました?」

有子「いやね、先日の制限改定を思い出してね」

遊一「あー……引っかかったんすか?」

有子「うむ。特に主要なパーツがね……」

遊一「征竜とか、影霊衣とかっすか?」

有子「いや…………ああ、君ならいいか。【シャドール】だ」

遊一「………………館長、シャドール使ってたんすか」

有子「昔からね」

遊一「……言いづらいっすけど、俺もっす」

有子「ほう、君もシャドールを?」

遊一「正確に言えば、【セフィラ】っすけど」

有子「なるほど、それだと……使いづらくなるな」

遊一「光属性の割合も少なくないんで……リフン墓地に送る手段無くなるのが辛いっすね」

有子「こちらも、超電磁タートルが素材に使えなくなるのがね……エフェクト・ヴェーラーのようなカードも入れづらくなる」

遊一「ライトロードとか……虹クリボーなんかもそうっすよね」



有子「私の場合は構成カードそのものを抜けばいいが、君の場合は……」

遊一「まあ……抜き辛いっすね。無いなら無いで辛いっすし」

有子「君のデッキは……ああ、いや、言わなくていい」

遊一「……? 聞かれりゃ答えますけど」

有子「いや、どこで誰が聞いているか分からない」

遊一「そりゃまあ、こういう場っすから」

有子「例の話になるが」

遊一「例の……あぁ」

有子「情報が割れると、その分不利になりやすいからね。君があれと戦うことになるとすれば……」

遊一「……まあ、言うことも無いっすね」

有子「私はある程度理解しているつもりだが、ね」

遊一「そういうことなら、それなりに隠すことにしときます」

有子「賢明だ。しかし……」

遊一「……互いに弱体化、っすね」

有子「うむ。多少……対処が難しくなる」



遊一「……ま、結局どうしようもないんすけど」

有子「そうだな。悩んだところで仕方がない」

遊一「文字通り、今あるカードで勝負するしかない」

有子「その通り。もっとも、征竜は……」

遊一「それ以上はいけない」

有子「そうだな。ところで知っているかね?」

遊一「何すか?」

有子「いわゆる親征竜と呼ばれている彼らと子征竜と呼ばれている彼らは同一の存在らしい」

遊一「……マジすか」

有子「不死鳥のように存在を輪廻するらしいぞ」

遊一「館長も実は存在を輪廻させたりしてねえっすよね」

有子「普通、ではないが人間だ。失敬な」

遊一「すんません」


◆ 迷宮有子の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11
↓1



◆ 以下のように変動しました


迷宮有子:21→29


遊一(いや、だが館長の見た目も相当……子供だよな)

   (アンチエイジング……とかそういう問題すっ飛ばしてるし)

   (……いや、深く追求するのはやめておこう。もしかするとそういう魔法も存在するのかもしれねえ)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ 放課後 / 学校


ガラッ!

刹那「センパイ!」

遊一「ぬぁっ!?」

刹那「行きますよー! 今日こそ行きますよー!」

白音「ど、どちら様!?」

遊一「……俺の客だ」

白音「神威君の!?」

遊一「そりゃ意外だろうが、一人や二人来ることもあるだろ」

白音「う、うん、まあ、そうだよね……」 すごすご

刹那「いいですかー!?」

遊一「あぁ、いいからもうちっと静かにしろ」

刹那「あ、はいー」

遊一「……で? 近くに出た海獣のことだって?」

刹那「ですねー」



遊一「……なら、とっとと行くぞ。場所はどこだ」

刹那「ええとですねー……行政区周辺ですねー」

遊一「……この辺か。いや、この辺だからこそ、あんま注目されてねえんだろうが」

刹那「そういうわけで、行きましょー!」

遊一「あー、待て。一応だが、準備だけさせろ」

刹那「準備……必要ですかー?」

遊一「もしものことがあっちゃマズいだろうが」

刹那「センパイ、熊を半分素手で撃退してたと思うんですけどー」

遊一「それはそれ。これはこれだ」

刹那「ですかー……ですか?」

遊一「相手によるしな」

刹那「相手によっては大丈夫なんですねー……」

遊一「………………それで、相手はどんなだ」

刹那「ええとですねー」



◆ コンマ1の位で判定

1, 一見流体なアレ
2, トド
3, アザラシ
4, クジラ
5, ホッキョクグマ
6, ホッキョクグマ
7, ジュゴン
8, トド
9, イルカ
0, 神話生物

↓1

そういえばゾロ目なんですよね。珍しいことに三つ並びましたし
今回ちょっとボーナス付けときましょうか



刹那「トドですー」

遊一「オーケー。それなら素手でもなんとかなんだろ」

刹那「逆にそれ以外どうなってたんですかー……」

遊一「武器ありゃいけんじゃね」

刹那「センパイ、本格的に人間やめようとしてませんー?」

遊一「この程度で人間やめるなんざ軟弱なこった」

刹那「センパイが屈強すぎるだけですよねー」

遊一「気にすんな。だが、トドか」


遊一(旧世紀だと絶滅危惧種みてーになってたんだよな。今は相当数増えちまってるが)

   (漁業関係者からすりゃ迷惑にもなっちまうんだったよな、そういや。そうなると、やるに越したことねーか)


遊一「じゃ、行くぞ。案内しろ」

刹那「了解ですー!」



◆ 行政区付近


遊一「アレか」

刹那「アレですねー」


トド<ぼへぇぇぇ~~……


遊一「…………しかし、忍びねえな」

刹那「ですかねー?」

遊一「仮にも生きてるんだ。それに、あの時みたいに命の危機があったわけじゃねえ」

   「屠殺業者でもねえわけだしな。ただ生きてるだけの動物を殺すのには抵抗がある」

刹那「でも、お肉ですよー?」

遊一「………………」

刹那「おいしそうじゃないですかー」

遊一「分かった。俺に哀愁というものは似合わないな。すぐ終わらせてくる」


遊一(視肉ってのがあればいいんだが……そういうわけにもいかねえしな……クソ)

   (……これも依頼だ。恨みはねえが……悪く思わないでくれ)


◆ コンマ判定
00~60:苦しめずに仕留めた
61~85:苦戦の末に仕留めた
86~98:逃げられてしまった
ゾロ目:00~60と同様に扱う
↓1



遊一「……………………」 スッ


シュタッ


トド<?


遊一「――――――すまん!」


ゴギィィッ!!


遊一「……………………」

トド<…………ゴフッ

遊一「……………………」


ずりずりずり……


刹那「早業でしたねー……」

遊一「…………首を折ったら、痛みは少ないって聞いたから、早く、と思ってな……」

刹那「御見事ですー……」

遊一「……………………」 クッ

刹那「ど、どうしたんですかー?」

遊一「……すげぇ、嫌な感触だった、って思ってな……」

刹那「そ、そうですかー……いえ、ですよねー……」



遊一「なぁ、望月」

刹那「な、なんですかー……?」

遊一「…………美味く、食ってやれ。それが一番の供養らしいし……」

刹那「あ、は、はい。それは勿論ですけどー、あの、センパイは」

遊一「俺はいい。しばらく……考えることがあるだろうしな」

刹那(何だかすごく悪いことをしてしまったような気がー……)

遊一「……少し、風に当たってくる」

刹那「は、はい。あ、いえ、あの。どう運べばー……」

遊一「漁師のおっちゃんを呼んでくる。軽トラで来るだろうから……頼んでくれ」

刹那「あ、わ、分かりましたー」

遊一「望月」

刹那「は、はい?」

遊一「……何度も言うようだが。美味く、食ってやってくれ……」

刹那「は、はいー……」



遊一「……報酬は、口座に入れてくれればいい」

刹那「あ、で、ですかー」

遊一「じゃあ……悪い。ちと……席外すわ」

刹那「あ、はい。お疲れ様でしたー」

遊一「おう……」 ザッ…ザッ…


刹那(センパイ、けっこう体格いいはずですけど、すごく小さく見えますねー……)

   (あの先輩がああなってるんですから、屠殺場や農家の人の苦労は忍ばれて然るべき、ですよねー……)

   (えーっと……南無南無……でいいのかなー……よし!)


刹那「では、おいしくいただきますので成仏してくださいねー」

漁師「知り合いの高校生に呼ばれて来てみると本人がいなくて死亡したトドと中学生女子がいた件について」

刹那「わたし一応高校生なんですけどー……」


◆ DPを貰いました。半分を研究費に計上します。
   なお、現時点で2つ以上デッキを購入できる計算となります。

◆ 望月刹那の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 10
4,5,6 : 11
7,8,9 : 12
0,   : 14
↓1



◆ 以下の通りに変動しました


望月刹那:30→40



亜鈴「……兄さん、帰って来てから随分元気ないけど、どうしたの?」

遊一「命の重さを噛み締めてる……」

亜鈴「? …………???」

遊一「一時生産者への感謝というか……命を扱う仕事への感謝というか……」

亜鈴「兄さん、この前のことといい本当に大丈夫?」 (※ >>661辺り)

遊一「今日は……ちと大丈夫じゃねえかな……」


父「なあ母さん。これは僕が慰めに行った方がいいかなぁ」

母「むしろこういう遊一がヘコんでる日くらいじゃないかしら。私たちが親らしいことできるの」

父「同じこと思ったけどその日以外はどうにもできないのを思い出してちょっと悲しくなったよ母さん」


◆ 一日が終了しました

今日はこんなところで

しかしこの話周辺だけ見てたら何の話だかもこれもうわかんねぇな
いや、半ば>>1のせいだけど

遊一「作ったぞ」(腸詰)


今日は20時30分ごろ予定

刹那「やったぜー」


把握



◆ 17日目 / 学校


遊一「………………」

宗次「あれ遊一兄、どうしたの?」

遊一「ちと浮かないことがな」

宗次「いつもそういうこと考える風でもないのに、珍しいね」

遊一「俺でもたまにゃある」

宗次「へぇ……それで、どんなこと?」

遊一「俺自身がデュエリストなのかエンジニアなのかグラップラーなのか分からなくなってきた」

宗次「…………ぜ、全部でいいんじゃないかなぁ……」

遊一「そうか……それもそうだな」

宗次(想定外に些細なことだった……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ 広場区画


遊一(…………我ながら、ちっと引き摺りすぎかね、こりゃ)

   (食物連鎖だからと言ってくだらねえと吐き捨てる気はねえが)

   (どうにも……あー、やめだやめ。性分でもねえ)

   (どんだけ怪我させてきたっつーんだよ。羽虫とか、そんなんだって叩き潰してきたし)

   (悔やんで、弔って、終いにしよう。それが精神衛生上良い、はずだ)

1.知り合いについて調べる
2.知り合いとコミュ
3.知り合いでない人間と会話
4.掲示板を見る
5.自由安価

↓2

1

3


◆ 1~11の間で好きな数字を選択してください

↓1

くじ引きタイム



遊一(……コーヒーでも飲むか。喉渇いてきたし……)

   (近場の自販機なら安めなのがあるし、そっちで……)


?「あ」

遊一「……?」

?「………………」 チラッ チラッ

遊一「………………」


遊一(……巨大なリュックサックを背負った女が、俺を見ている)

   (毎度のことだが、何故こう……俺は変なのに絡まれることが多いのか)

   (……いや、俺が対応するのも良くねえんだが。てことは……無視しとくのがいいか)


?「………………」 チラッ  チラッチラッ

遊一「…………」 スタスタ

?「…………」 スタスタ


遊一(やだついてくるこわい)



?「ちょいとちょいとそこのお兄さん」

遊一「………………」

?「ねーちょっと聞いてよねえ。さっきから見てるのに何で反応してくんないのさ」

遊一「………………」

?「おーいちょっと、ねえ、どうせ自販機でジュースか何か買うつもりなら私から何か買わない? ねー」

遊一「………………」

?「ズボン降ろしちゃうぞー」

遊一「あ゛ぁもうテメェ鬱陶しいな! 何の用だよ!?」

?「あ、流石にズボンは気にするんだ。やっはー」

遊一「胡散臭ェ奴には応対しないよう努めてたんだよ、誰だお前!?」

雅「宮本雅。行商人だよ」

遊一「親から押し売りにだけは引っかかんなっつわれてんだ」

雅「えー何それ酷い。押し売りじゃなくて営業だよ」

遊一「どちらにせよお断りだ。要るモンがそもそもねえ」

雅「ホントに? ホントにー? いやいや、少し話聞こうよホラ」

遊一「こうやって話聞いたら絶対厄介ごとが引っ張り出されんだよ」

雅「大丈夫大丈夫、盗品は無いから」


◆ 突然ですがコンマ判定
   30以下だと売り出されてる商品がゴニョゴニョ

↓1

おらー

これはもってますわ(呪い)

すまねぇ、コンマ神の機嫌をとるのはさっぱりなんだ

魔道書かな(適当)



遊一「盗品の有無を問いかけてたわけじゃねえんだが」

雅「いやいやいや、些細なことだってー。例えばこれ、どう?」

遊一「モノが何かは知らねえが聞く気もねえ。いいから持ち帰って別のヤカラにでも売ってくれ」

雅「でもこう、ちょっとイイ感じの値で売りたいじゃん?」

遊一「俺は金ヅルか」

雅「うん」

遊一「イイ笑顔で言い切りやがったな。絶対に買わねえ」

雅「おおっと本当にそうも言っていられるかな? 例えばこの万華鏡――――」

遊一「いらねえ」

雅「こっちの宝石!」

遊一「いらねえ」

雅「じゃあこのアンティークな古時計!」

遊一「いらねえよいやテメェそれどっから出した」

すみません、今資料とにらめっこしてるのでもうしばし待っていただければ助かります

資料(ラヴクラフト全集)

なんの資料なんですかね(震え声)

館長ルートというか探索者ルート・・・
常人なら精神崩壊しそう



雅「ええいそれじゃあこれはどうだ!」

遊一「聞いたって買うようなモンもねえよ俺は」

雅「本当にィー? いやいやいや、少しくらい買ってよー」

遊一「断る」

雅「頑なだなぁ! もう! じゃあこれはどうだ!」

  「『精霊が見えるようになる粉』! それからこれ!」

遊一「あ?」

雅「説明しづらいけどわけわかんない『本』」

遊一「………………本、だぁ?」

雅「うん」

遊一「中身は?」

雅「おっ、食いついたね」

遊一「中身は何だ、っつってんだが」

雅「分かんにゃい☆」

遊一「にゃい、じゃねーよどういうことだ」

雅「なんか今の言語体系と違ってて解読が難しいんだよね。表紙の文字だけ分かったけど。ホラこれ」

遊一「…………『Book of Eibon』……エイボンの書、か」

なんだこれは…たまげたなぁ…

(アカン)



遊一(……見た感じ、いわゆる魔導書ってヤツだろうが……くそ、館長から聞いとくべきだったな……)

   (もしくはあの管理者……イースか。アイツに聞けば、これが本当に魔導書かっつーのも分かりそうだが……)

   (……チッ。こうして見せられでもしたらどうしたもんか分かりやしねえ。何が正しいのやら……)


雅「今ならなんと! この『精霊が見えるようになる粉』と抱き合わせでこのお値段!」

遊一「……ちょっと待ってろ」

雅「やった! ホントに食いついた!」

遊一「黙っててくれ気が散る」


遊一(相場は俺には分からねえ。ただ、今のところまで溜めこんどいたデッキ二つ分+αの半分以上……)

   (デッキひとつ分くらいの金は残しとけるかもしれんが、ここで買うか?)

   (見逃しとく、という手も勿論ある。その場合、厄介ごとから逃げられる可能性も勿論あるが)


◆ 多数決

1.買う
2.買わない

↓1~3

1 対抗策になるかもだ

お薬はどれぐらい効果が続くのか?



遊一(……そうだな。何かの役に立つかもしれねえ)

   (特にあっちの粉。普段見えねえモンが見えるようになるっつーんなら……)

   (普通は殴れやしねえようなモノも、殴れるようになるかもしれねえ)


遊一「……買おう」

雅「マジ!? やったぁ! やっぱり営業努力を怠らないとイケるね!」

遊一「ところで、その粉の効果時間や効果のほどはどんなもんだ」

雅「そうだねぇ。なんか、霊的物体を物質化させるとか、そういうものではあるってさ」

  「時間に関してだけど、どうかなぁ、ええと説明書説明書」


◆ コンマ判定

00~24 : 3秒程度
25~49 : 心臓が10回鼓動するまでの間
50~74 : 5分程度
75~99 : 30分くらい

↓1

ほい

効きすぎぃ!

すげえ・・・



雅「30分くらいイケるってさ。量によっては物質化する時間も調整可能」

遊一「30分か」

雅「あ、説明書渡しとくね」

遊一「あぁ」


遊一(ちと効きすぎとも思うが、こんなモンなのかね)

   (ただ、亜鈴と同じように精霊なんかが見えるなら、それもアリかもな)


雅「まぁいどアリー。いやあ、懐具合が良くなった!」

遊一「……客の前でそういうこと言うのやめてくれねえか」



遊一「ところでこれ、どこで手に入れたんだ」

雅「大陸中練り歩いてた頃に色々手に入れたんだよねー。遺跡とかいろいろあるじゃん?」

  「ああいう所に出入りしながら色々集めて回ってたらこうなってたんだよ」

遊一「…………そうか」

雅「今も船でたまに蒐集に回ってるけど」

遊一「……お、おう」

雅「そういうわけだから、今後も色々と取りそろえる予定! 今後ともよろしくねー」

遊一「押し売りだけは勘弁だがな」

雅「押し売りじゃなくてセールス!」

遊一「印象はそれほど変わらねえよ」


◆ 霊的存在を物質化させる「イブン=ガズイの粉」、及び未鑑定の「エイボンの書」を購入しました。

◆ 行商人の「宮本雅」が交友関係に追加されました。
   広場において「行商人に会う」ことができるようになります。

鑑定しなきゃ(使命感)

粉末はもとのより強力なんですが、それは



遊一(……今回はとんでもねえ偶然とはいえ、回収できといたことはある意味幸運か)

   (俺も割合多くこういうネタに関わっちゃいるが……館長やイースのこと知ってる分、やりやすくはあるだろう)

   (場合によっちゃあの辺に力を借りられると考えりゃ、俺はまだ幸運な方だ)

   (そういう意味では、こうしといた方が良いっつー部分はあるかもしれねえな)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2

9、館長に粉と本について相談タイム



◆ 学校


遊一(……物事を考えるにゃ、学校の方が都合はいいな)

   (何するにしても、まず最初に色々考えなきゃならねえ)

   (そりゃまあ、確かに考えるよりも動いた方がいい時もあるが)

   (現状だと、考えるべき部分の比重の方が大きいな)


1.知り合いと話す
2.何者かから話しかけられる
3.航空機について調べる
4.図書館でデュエルの勉強(経験値取得)
5.自由安価

↓2

刹那「今日のお弁当は何ですかー?」

あ、数字入れ忘れた安価の1です

そういやエイボンの書ってツァトゥグァについても書かれてた希ガス
なんか反応あったりするのか?



遊一(……調べる「べき」ものはねえが、ちと調べようと思うことはある)

   (例えばあの書物について。あるいは神々について。マトモに文献があるとは思えねえが……)

   (断片であっても、多少なら情報はあるかもしれねえ。そう考えりゃ、図書室にも少しは……)


刹那「あ、センパイー。今日のお弁当は何ですかー?」

遊一「お弁当は昨日食べたでしょ」

刹那「ボケ老人みたいな扱いは勘弁してくださいよー」

遊一「そう毎日毎日作って来られるか。前例作ったら他にも作って来なきゃならなくなるだろ」

刹那「……何か問題あるんでしょうかー?」

遊一「なあ、こっちの経済力とか考えてくんね?」

刹那「……けい……?」

遊一「ちょっと待って経済力って概念が無いとかねえよな」

刹那「冗談ですよー」

遊一「冗談に聞こえねえから困るんだよ」



刹那「でもお弁当ー」

遊一「ねえよ」

刹那「お弁当ー……」

遊一「あのな、持ってきてねえもんは持ってきてねえっつの」

刹那「お弁当ー」 ガブ

遊一「いッてぇお前人の指に噛り付くな!」

刹那「お腹がすきましたー……」

遊一「だから無ぇって!」

刹那「ちょっとこう……ソリッドビジョンシステムをこう改造してー……」

遊一「無茶言うな」

刹那「技術的にはできませんかー……?」

遊一「いや、できるかできねえかで言えば可能性はあるが」

刹那「だったらやりましょー」

遊一「お前ホント無茶振りやめてくれねえか」

他所から見たら楽しげに話しつつ指に甘噛みするくらいの男女ってもう…
白音や亜鈴辺りが見たら卒倒しそうな光景ね



遊一「それにお前、もうちょっとこう……昨日の件とかよ」

刹那「何ですかー?」

遊一「……思うこととかねえのか?」

刹那「んー……考えても仕方ないですしねー」

遊一「………………」

刹那「そういうものですからね。だからいつでも『いただきます』なんですよー」

   「命をいただきます、って言って、感謝して、ありがたく食べるのが礼儀ですよー」

遊一「……まあ、な」

刹那「センパイも、ずっと気にしてちゃいけませんよー。いつか誰かがやることなんですから」

遊一「……お前、もしかして気ィ使ってるか?」

刹那「???」

遊一「素かよ。いや、悪いことじゃあねえんだがよ」

刹那「なのでご飯くださいー」

遊一「結局そこに行きつくのはホントどうなんだ」



刹那「んー、というか、なんかさっきからセンパイの方からいい匂いがしてー」

遊一「は?」

刹那「なんですかねー。こう、微妙に懐かしいような?」

遊一「何言ってんだよお前」

刹那「呼ばれてる? じゃないですけどー。何か、こう引きつけられるようなー」

遊一「…………よく分からんな」

刹那「なんでしょうねー? 多分ごはんがあると思うんですけど」

遊一「……ガムならあるぞ」

刹那「ガムですかー……」

遊一「いらないなら別にいいんだけどよ」

刹那「いえ、もらいますよー」

遊一「結局貰うのかよ」

刹那「貰わない理由があるんですかー?」

遊一「いやねえが。お前、もうちっと遠慮をな」

刹那「えんりょ……?」

遊一「やべェ本気でどっちなのか分からねえ」



遊一「ほれ」 ポイ

刹那「どもですー」


遊一(旨そうな匂い……っつったって、何かあったか?)

   (本……粉……弁当は食い尽くしたし、それ以外何かあるか?)

   (ガムと……普段色々作ってるからそれの匂いとかか?)

   (わかんねえな。もしかしてもっと別な事情があったりすんのか?)


刹那?「足りんな」 ボソッ

遊一「……あ?」

刹那「……? 何か言いましたかー?」

遊一「……足りねえとかなんとか言ってなかったか?」

刹那「いえ勿論足りませんけどー、それならそれで何か作ってほしいなーって」

遊一「材料費」

刹那「ふ、負担しますよー……」



遊一「………………」 ハァ

刹那「?」

遊一「丼くらいなら作ってやるよ。魚だけ買ってきてくれ」

刹那「おにぎりの方が好みなんですけどー」

遊一「あぁもう、じゃあ握り飯にするよ!」

刹那「言ってみるものですねー」

遊一「おい」

刹那「なのでできればお肉入れてくれませんー? 昨日のお肉持ってきますのでー」

遊一「……あぁ、おう」

刹那「好みの味付けはー……お醤油とバターがいいですねー」

遊一「臭いぞ、ああいう肉」

刹那「ですかー?」

遊一「仮にも美味く食おうってんなら、好みもそうだが特性も考えとけ」

刹那「わたし、食べる人。センパイ、作る人」

遊一「……いっぺん拳骨くらわすぞ」

カップルみたいというか、手のかかるワンコとその飼い主のよう



刹那「というわけで、おにぎりお願いしますねー。できれば10個ほど」

遊一「じゅ……いや、何も言うまい……」

刹那「何か問題でも?」

遊一「いや、お前がそれでいいんなら俺は何も言わねえよ……」

刹那「普通ですよねー?」

遊一「悪いがそれを『普通』と呼ぶ勇気は俺にはねえ」

刹那「普通ですよー!」

遊一「運動部や大食いの中でな」

刹那「えー……」

遊一「調理室にいるから持ってこい。メシ炊かねえとねえだろ」

刹那「あ、了解ですー!」

遊一「はぁ……帰るの遅れっかな、こりゃ」 スタスタ…



◆ 望月刹那の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1



◆ 以下のように変動しました


望月刹那:40→49



刹那?「供物を捧げるならば、力を貸してやらんことも無い、か」 ボソ

遊一「あ? おい、気に入らなかったかそれ」

刹那?「いや」

遊一「お前もうちょっと喋り方間延びしてなかったか?」

刹那「え? 何ですかー?」 モグモグ

遊一「……お前、何かトランスするような癖でもあんのか?」

刹那「???」


◆ 一日が終了しました

◆ ?????が敵に回ることは無くなったようです

では今回はここまで

本当は50~にしようかと思ったけど、いちたりないだけですしね
ついでに前回の8.88のアレのボーナス分ということにしておこうかと

敵に回らないと(味方になるとは言ってない)

それで、すみませんが明日、明後日と諸事情で外泊しますので投下できません
明後日は帰宅時間次第になると思いますが、できるようになれば連絡します

あんまり関係ないですけど >>882は敵に回らない(味方になるとは言ってない)の間違いです
「敵に回らないと!(強迫観念)」的なアレじゃないですので念のため

無事帰宅しました

けど今からは流石に難しいので明日やります
とりあえず早めの18時予定で

まさかのキラトマキャンセル
とりあえずOF連中の積み込みには笑った

そろそろやります


◆ 18日目 / 神威家


遊一「なァ亜鈴。俺って何か変な臭いすんのか」

亜鈴「嗅いでもいいの?」

遊一「気になるからな」

亜鈴「…………」 スンスン

遊一「で、どんなだ」

亜鈴「……別に、いつも通りだけど」

遊一「それがどんな臭いなのか分かんねえんだよ」

亜鈴「油とお醤油?」

遊一「……」

亜鈴「で、どういうこと?」

遊一「いや、旨そうなと言われりゃ否定できねえと」

亜鈴「誰に言われたの?」

遊一「後輩」

亜鈴(てきがふえた)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ 放課後 / 埠頭


遊一(……そういや、初めにヤツと関わることになったのはここだったな)

   (それが何の問題があるって……いや、問題は確かにあるが)

   (まあ、色々あったが……例えば、海賊来たり)

   (その海賊っつーか、ガタノがカミサマとやらの関係者だったり、もう一人が魔導書の関係者だったり)

   (ホント、この場所って色々面倒な場所だよな……)


1.海賊について調べる
2.近海の状況について聞いてみる
3.掲示板にあった倉庫に行ってみる
4.誰かと話す
5.自由安価

↓2

んー、すみませんけどキャラ指定っぽくなってるので今回は3にさせていただきます
特定キャラを出すようにすると際限なくなってしまいますので



◆ 埠頭 / 14番倉庫付近


遊一(昔は使用されてたが、諸事情によって現在は使用されていない埠頭の倉庫)

   (こないだ掲示板で見たところによると、この倉庫に出入りしてるヤツらがいる、っつー話だ)

   (俺からすりゃ特段に問題というものを感じているわけじゃねえが……気にならねえわけじゃあねえ)

   (……っつーのもあの倉庫、廃棄された理由が「船舶に関する機械部品を扱っていた」からだ)

   (ガンガリティア自体の増設によって、そうした部品を扱うのは商業区が主になった)

   (造船所みたいなもん、だった、と言えば分かりやすいか)

   (そんなわけで、時たまこうして妙な連中のたまり場になっちまうわけだが)

   (どうすっかね。今のトコ、気になるだけとも言えるし)

   (見に行くにしても先に漁師のおっちゃんとこに許可取りに行くべきか。事後報告でも別に無しではない)


1.事後報告でいいか
2.先に報告してから行ってみるか
3.自由安価

↓2



遊一(……ま、報告すんのが筋だぁな)

   (とりあえずおっちゃんとこ行ってみてから考えるとすっか……)


◆ 漁協


遊一「ちゃっす」

漁師「おう遊ちゃん。どうした?」

遊一「こないだ掲示板見たんすけど、あっちの倉庫何かあったんすか?」

漁師「なんか最近誰か出入りしてるっぽいが」

遊一「よりにもよって14番倉庫あたりっすよね。ちと気になってんすけど」

漁師「どうにも言いようがねーなー。でも遊ちゃん、何が気になってん?」

遊一「元造船所の倉庫っしょ。まあ、何かあんじゃねーかって」

漁師「他にヒコーキみたいなの作ってるヤツがってか?」

遊一「まあ」

漁師「そりゃねえって遊ちゃん。お前くらいだよそんな物好き」

遊一「ッスけどね。まあ、やっぱ気になって」



遊一「一応聞きますけど、使用許可とか出してないんすよね?」

漁師「無いよ。というか出せないよ」

遊一「老朽化したからでしたっけ?」

漁師「まあ、似たようなものだな」

遊一「……どうしますかね。行って注意でもします?」

漁師「だねぇ。結局誰かが行かなきゃいけないわけだし。遊ちゃん、行ってみっかい?」

遊一「いいんすか? 老朽化してるってぇと結構危ないっすけど」

漁師「遊ちゃんなら大丈夫でしょ」

遊一「高校生にそれを要求するのはちとハードル高かねえっすかね」

漁師「え、ウチに就職すんじゃないのかい?」

遊一「それもやぶさかじゃあないっすけどね」

漁師「ならまあ大丈夫だろ。割りと昔っからこの辺出入りしてるし、構造も他と同じだ」

遊一「んじゃ、ちっと見てきますよ。何も無かったらそれはそれっすけど」

漁師「まあ、遊ちゃんの言うことなら聞くのも多いだろ」

遊一「……ボコられるかもしれねえっすからね」



遊一「んじゃ、行ってきますわ」

漁師「おう、頼んだぞー」


◆ 廃棄された倉庫


遊一(さて、と。許可取ってここまで来たはいいものの……)

   (相手が何モンかも、人数がどれだけかも分からねえ)

   (となると、まずどうするか、を考えるべきだろうが)


1.まずは穏便に
2.外部から盗み見する
3.ダイナミックお邪魔します
4.自由安価

↓2



遊一(……誰か呼んでから行ってみるか)

   (いや、しかし誰を呼んでから行くべきかっつーのは考えてないな)

   (亜鈴は無し。危ねえしな。で、他の誰を呼ぶかっつー所を考えると……)

   (アテらしいアテが思い浮かばねえな。どうするべきか、と)


1.誰かアテがある(人物を指定)
2.ちょっと考え直そう(再度選択)
3.自由安価

↓2

正直指定無いのは困る
>>1の裁量ってことにしてもいいです?



遊一(暇そうな連中……つーと、例えば誰がいるか……)

   (活火、宗次、藍野と八幡、龍天河……ってとこか?)

   (アドンのおっさんは病院の仕事もあるだろうし、滅多に非番とはならねえだろ)

   (思い当たるところで行くと、さっきの5人か。そこまでヒマな奴はいねえだろうが)

   (あー……手あたり次第にすっか。どいつもこいつも暇ってわけもないだろうが……)

   (【トリップの数字と指定した数字を合算した下二桁が75以上なら】こっち来られるかもな)


◆ 1~99までの数字を5つ指定してください

↓1



#go68asixyz
指定→88,15,07,33,56

活火:56→×
宗次:83→○
藍野:75→○
八幡:01→×
龍天河:24→×


藍野「お義兄さーん! 用事って何っすかー!!」 ドドドドドド…

遊一「……おう。お前用事が何かも聞かずに来たのか」

藍野「いやあ、お義兄さんの頼みっすから!」

宗次「まったく……そこの倉庫にたむろしてる人たちに注意しに行くから、って話だっただろ!」

藍野「すんません烏羽先輩! 今覚えました!」


遊一(一直線はいいがそれが過ぎるせいでちっと頭の弱い藍野)

   (と、頭はともかくタッパと腕力の足りてねえ宗次)

   (……俺もしかして人選間違えたか?)



宗次「でも遊一兄、注意しにいくだけならこんなに人数いらないんじゃないの?」

遊一「……まあ、そうだがな。いざって時のことを考えりゃ人がいた方がいい」

   「宗次、お前は警察や漁港に電話する準備だけはしとけ。藍野、お前は……」

藍野「何すればいいんすか!?」

遊一「………………後ろに立っとけ。荒事になったら手を貸してもらう」

藍野「了解ッス!」

宗次「荒事になる……可能性があるのかなぁ……」

遊一「数揃えりゃ勝てると思ってる奴らはやりかねねえ。あの広い倉庫で囲まれるのはキツいからな」

宗次「『どう』キツいの?」

遊一「怪我でもすりゃ亜鈴に怒られる」

藍野「そりゃ一大事ですよね!」

宗次「ごめん、遊一兄その前提だと怪我しない可能性があるみたいに聞こえちゃう」

遊一「烏合の衆なら、アタマを潰せば残りは消えるだろ」

藍野「頭脳プレーっすね!」

宗次「ごめん、まずそういう発想が出るとは思わなかった」



遊一「じゃ、行くか」

宗次「あ、まって遊一兄! どう入るかも決めないと」

遊一「あ? あー……まあ、そうだな」

藍野「扉蹴破るんじゃダメなんすか?」

宗次「駄目でしょ。むやみやたらに威嚇しちゃダメな相手だったらどうするんだよ」

藍野「あ、そっすね」

遊一「……選択肢としちゃ、まず窓から覗き見るか、穏便に行くか、藍野の案か、だな」


1.穏便に
2.覗き見る
3.扉を蹴破る
4.自由安価

↓2



藍野「じゃあ、デュエルっすね!」

宗次「ごめん、まず『どう入るのか』が問題なのにデュエルという思考に至った理由が見えない」

遊一「そりゃ入った『後』のことだ」

宗次「それで、どうするの、遊一兄?」

遊一「まどろっこしいのは嫌いだ。威嚇すりゃ縮こまるだろ」

宗次「あ、遊一兄も脳味噌筋肉に近かった」

遊一「要は倉庫に入んな、っつー話だ。その要求を通せさえすればいい」

宗次「まあ、そうだけどね……」

藍野「それじゃあ、行きましょうかお義兄さん!」

宗次「まずきみはさっきの言動を省みようか」


◆ コンマ判定を行います。
   40以下だと……

↓1



ドガッシャアアアアアアアアン!!


遊一「オラ港湾労働者組合だ! 神妙にしろォ!」

宗次「遊一兄、それ何か違う!」

藍野「ヒャッハアァァ! 手を挙げろおお!」

宗次「それもだいぶおかしいよ!」


??「ひええええええええすみませんすみません悪気があったわけじゃなくてつい出来心なんですそういうつもりじゃ!」


遊一「あ?」

藍野「え?」

宗次「あ、小倉さんだ」

風乃「ひぇ?」

遊一「……何やってんだお前こんな所で」

風乃「え……っと……ゴホン、ふ、フゥ――――っはっはっは! よくこの場所を知れたものだなぁ!」

遊一「御託はいいから理由を話せボケッ」 パリーン!

風乃「廃墟に憧れて侵入しましたごめんなさい」

遊一「………………」



遊一「何やってたんだよお前」

風乃「ふ、ふふ……こ、この周辺のこの魔法陣! 実に名の知れた魔術師の作と」

遊一「俺に分かりやすいように話せ」

風乃「変なマークとか変な資料とか見かけてテンション上がって……」

遊一「変なマークだあ?」

宗次「あ、遊一兄、これじゃないかな?」

遊一「……また奇妙なモンだな、オイ」

藍野「はー……なんか、漫画で見るような感じっすね、これ」

遊一「………………あぁ」


遊一(……いや、なんつーか……俺の予感が間違ってなきゃ、マジでそういう関係のモンじゃねえのか)

   (専門外だが、館長が見せてくれた写本にこれと似たような文様があったような無かったような)


遊一「その資料っつーのは」

藍野「これっすかねお義兄さん」

遊一「おう……ほぼ燃えカスか」


遊一(……だが、断片的には読み取れるようなそうでもないような)

   (厄ネタ……だぁな、こりゃ。多分……正確に言や、「元」厄ネタか)



遊一(【時間かけ過ぎちまった】か。多分、逃げられたな)

   (何も考えず突入してるか、もしくは……いや、今更だな。もう遅ェ)


宗次「どうする、遊一兄? 連れてく?」

遊一「若気の至りだ。お前の方で注意しとけ。ガキの頃なら誰でも憧れる」

風乃「そう、それも人の集合無意識の選択――――」

遊一「お前は黙ってろ」

風乃「ごめんなさい」


遊一(館長やイースがこういう場所で何やかんやというのは考えづらい)

   (かと言ってガタノっつーこともねえだろ。奴はそもそも魔法に傾倒してると思わない)

   (なら、また別の奴らが……ってことか? ここでやってたのは魔法の実験……)


遊一「小倉、藍野、お前らどっちかカメラあるか」

風乃「そのようなものは我には不要……我が絶対記憶(アブソリュート・メモリアー)にとって」

藍野「PDAの内臓でいいんじゃ?」

遊一「それもそうだな。滅多に使わねえから忘れてた」

風乃(さみしい)



遊一「………………」 カシャッ…カシャッ…


遊一(館長やイースに鑑定してもらうこともできるかもしれねえしな)

   (掃除される前に写真に撮っておけば、後々見せることもできるだろ)


宗次「それじゃあ、もう危ないかもしれないし出た方がいいんじゃないかな?」

遊一「あぁ。藍野、小倉。宗次と一緒に先に出てろ」

藍野「あれ、お義兄さんは?」

遊一「もうちっと写真撮ってから行く」

風乃「魂魄簒奪機……」

遊一「カメラの別名考えてんなよ。オラとっとと外に出ろ」

宗次「はーい、みんな、早く外出ようねー」

風乃「あー! まだスケッチが……」

遊一「写真見せるから後にしろ!」



遊一(どこのどいつの悪戯だか、本気なんだか知れねえが)

   (俺個人としちゃ、何企んでようと知ったことじゃあねえ)

   (ただ、その計画やらが俺にとって不利益になるとしたら)

   (何かしらの思惑をもって、俺の夢を阻むようならば)

   (――――全力で叩きに行くことになるだろうな)



◆ 三人の好感度が僅かに上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 2
4,5,6 : 3
7,8,9 : 4
0,   : 6
↓1



◆ 以下のように変動しました


烏羽宗次:0→2
藍野直人:5→7
小倉風乃:5→7


??(……混沌に目を付けられているあの少年に嗅ぎつけられたね)

   (それ自体は大したことじゃないが、急いで移動した弊害が出た)

   (痕跡を残してしまった可能性は高いが……仕方がないか)


◆ 次の行動を選択してください


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.広場区画
5.埠頭
6.アルバイト
7.コミュ(人物指定)
8.デュエル(人物指定)
9.自由安価

↓2



◆ 博物館 / 館長室


有子「………………」

遊一「………………」

有子「キミはサメが山ほどいる海に自ら飛び込むのが好きなのか?」

遊一「人を飛び込ませる趣味は無いっすね」

有子「まあ……賢明ではある。もっとも……」

遊一「はい」

有子「誰がここまで大量のアイテムを集めろと言った」

遊一「……巡り合わせなんすよ」

有子「奇縁にもほどがある」

遊一「……ヤバいっすかね」

有子「ヤバい」

遊一「……っすよね」

有子「だよ」



遊一「……ところでこれ、本物っすか」

有子「そこまでは分からん。何せ私は人間でしかないからね」

遊一「どういうことっすか?」

有子「私は魔力だの精霊だのと言ったものは見えないのだよ」

遊一「……なるほど?」

有子「魔導書が本物なら『そういうもの』があるらしいがね、私には見えないのだよ」

遊一「……つまり?」

有子「他のものの真贋はある程度見抜けるが、魔導書だけは無理だ。魔力を見ることができればまた話は違うかもしれないが」

遊一「それが難しい、と」

有子「イブン・ガズィの粉では、実のところそれも見えない」

遊一「試したんすか?」

有子「試した。写本にも記述があったからね」

遊一「となると、また別の人に頼まなきゃならないと」

有子「そういうことになる。さて、この資料や粉だが……」


◆ コンマ判定。資料がどれだけちゃんと残っているか
   99に近いほど焼け残っている。最高値00
↓1

→ 資料はだいぶ残っている

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たてました

【遊戯王】主人公「海上都市で神話生物とデュエル」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海上都市で神話生物とデュエル」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427030066/)

自由に選択してもらって大丈夫なつもりではあります
ある程度はこっちで調整もできますし

なんというか、方向性を示しすぎたのが良くなかったかもです
偏るようにしてしまったというか、その辺はホントすみません

ところで続き始める前になんですが
こっちのスレでボスキャラ作っておきたいんですけど大丈夫でしょうか

遊一⇔教団⇔混沌⇔遊一 みたいな感じで対立させようとは思ってる
なので今回作るの教団(敵組織)のボスですね
団員は募集+既存が一部実は敵、というような感じで

ではまず
↓2(性別) ↓4(名前)で

梅安久平(ばい あくへい)かな。多分元はバイアクヘー
風の神格の眷属っぽい

↓1~4でデッキ候補を

1.【地縛神】
2.【クトゥルフ】
3.【剣闘獣】
4.【DDD】

↓1~ 3票先取

そういやスカノヴァも地縛神として扱うのかな?

名前:梅安久平
性別:男
デッキ:【地縛神】

では次に
↓2 年齢  ↓4 (表向きの)職業で

名前:梅安久平
性別:男
年齢:22
職業:狂信者(デッキビルダー)
デッキ:【地縛神】

>>987
スカノヴァは地縛神扱いじゃないつもりです
関係はさせようかとは思っていますが


可能な限り拾っていく方向で、以下特徴をお願いします

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