まる子「雛見沢って良いところだね~」たまえ「本当だね、まるちゃん!」 (34)

まる子「あががが……あが、あがが……」

なんでこんなことになってしまったんだろう。
薄れゆく意識のなか、まる子は思った。

まる子「あぎゃ……ごほ、がは……ごほ……」

まる子「たまちゃん……ああああああああああああ」

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私はさくらももこ、今日は親友のたまちゃんと
雛見沢に来ています。

まる子「すごい天気だぁ!」

たまえ「絶好の旅行日和って感じ!」

梨花「雛見沢大災害ツア-へようこそなのです!」

まる子「あらま、可愛い子だね!」

たまえ「ほんと!」

まる子「ま、アタシよりは落ちるけどね」

たまえ「(まるちゃん……)」

三人の笑い声が混じり、のどかな景色に溶けてゆく……。

時代は何年なのか・・・

沙都子「ちょっと梨花ー! あら、その方達は?」

梨花「ツアーのお客さんなのです! にぱー☆」

梨花「この子は沙都子って言うのです!」

まる子・たまえ「よろしく」

沙都子「よ、よろしくなのですわ」

たまちゃん「なんか、まるちゃんに似てるね」

まる子「え? そう? あはは、よろしく」

>>2
それは触れちゃダメや……
一応両方とも昭和50年代だし、そんなに問題ないと思う(てきとー)

梨花「今日はゆっくりと休んで、疲れを取ってくださいなのです!」

こりゃなんだか楽しそうなところだね! あたしゃわくわくするよ!

翌日

圭一「よう、梨花ちゃん! 沙都子!」

梨花「おはようなのです圭一!」

レナ「あれ? その子たちは? ……!」

レナ「はうっ! おもちかえりぃ!」

まる子「ちょ、ちょっと! あんたたまちゃんを!」

たまえ「いやあああああああああああ」

圭一「こらこら! レナ!」

沙都子「レナさん……」



梨花「レナはああいう人なのです、すみませんなのです」

レナ「ごめんね」

たまえ「き、気にしてないから良いです」

たまちゃんは、自分の父親を思い出して旅先で憂鬱になるのであった。

まる子「そーいや自己紹介がまだだったね! あたしゃまる子!」

圭一「俺は圭一! 前原圭一だ!」

レナ「私はレナ」

たまえ「私はたまえ……たまちゃんって呼んでください」

レナ「照れてるたまちゃん……はっ、はうぅ~~~」

梨花「抑えるのです……レナ」

魅音「おはよー! おっ、その子たちが例のツアーの?」

梨花「そうなのですよ、魅音」

魅音「ばっちゃから話は聞いてるよ! 私は魅音、よろしくね」

まる子・たまえ「よろしくお願いします」

魅音「うひゃひゃ、元気があってよろしい! よし決めた! 君たち二人を臨時の部活メンバーとしよう!」

圭一「お、おい、正気かよ魅音……」

レナ「魅ぃちゃん、村へのお客さんを部活に入れるってのは」

魅音「これは部長命令だよ~」

まる子「なんだか分からないけどあたしゃ乗ったよ! どうせ命までとられることはないだろうからね!」

梨花「!」

沙都子「(梨花……?)」

魅音「うむ、そうこなくっちゃ!」

1時間後
まる子「死、死ぬぅううううううううう!」

レナ「だ、大丈夫!?」

圭一「俺たち部活メンバーと同じはハードすぎたな」

まる子「あたしゃこんなの聞いてないよ……」

沙都子「ブザマですわ~オーッホホホ」

まる子「怒る力ももうないよ……」

魅音「ごめんね~ついつい本気出しちゃったね~」

村人「あ、魅音ちゃん 綿流しについてだけど」

まる子・たまえ「綿流し?」

魅音「フフ……」

富竹「やぁ! 魅音ちゃんたち! おや、その二人は……?」



富竹「ほー、ツアーの参加者かい! 若いのに偉いねぇ!」

まる子「えへへへへ」

たまえ「ははは……」

先ほどまでへばっていたまる子の変わり身に、たまえは苦笑いするしかなかった。

富竹「そうだ、せっかくだから記念に撮ってあげるよ!」

魅音「お、富竹さんもたまには良いこと言うじゃん」

レナ「魅ぃちゃん……」

富竹「ハハ……」

たまえ「?」

「今年は誰が死ぬんだろうねぇ」

たまえ「……」

まる子「いよいよ明日がお祭りかぁ!」

たまえ「……」

圭一「たまちゃん、元気ないな! どうした?」

たまえ「そ、それは……」

詩音「はろろ~ん、圭ちゃん」

たまえ「えっ!?」

魅音「詩音! なんであんたここにいるのよ」

まる子「なにこれ、ドッペルゲンガー!?」


まる子「双子の妹?」

詩音「そうですよ ね、お姉」

魅音「……」

まる子「なんだか……見るからに険悪って感じだね」

たまえ「う、うん……」

こうして、綿流しのお祭りの日を迎えるのであった。

まる子「うわぁ~! 綿流し綺麗だね!」

たまえ「まるちゃん、来てよかったね!」

まる子「本当……来てよかったよ……」

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まる子「や、やめてよおじいちゃん!」

友蔵「ほれほれ、まる子! ちゃんと咥えこまんか!」

まる子「ぎゃああああああああああああ」

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まる子「あ……あ……」

たまえ「まるちゃん……?」

まる子「な、なんでもないよたまちゃん ちょっとね」

圭一「はぁ……はぁ……」

たまえ「あっ、圭一さん」

圭一「お、お、おう、まるちゃんとたまちゃん」

まる子「えらく息をきらしてたね」

たまえ「そうだね」

翌日
まる子「と、富竹さんが……?」

梨花「大きな声で騒ぐなまる子」

まる子「ひっ……は、はい」

梨花ちゃんは、何時もと違ってとても冷たい雰囲気がした。
ウチのお姉ちゃんなんかより、全然……。

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さきこ「やめてっ! お父さん!」

ヒロシ「うへへー」

まる子「お、お父さん! 何やってんのさー!」

ヒロシ「んぁあ? いいだろ別に! あっち行け!」

さきこ「ああああああああああ」


まる子「お、お姉ちゃん……?」

さきこ「……」

まる子「おねえ」

さきこ「うるさい!」

思いっきり頬をぶたれた
なにさ! ……私だっておじいちゃんにやられてるのに
せっかく心配してあげたのに……
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まる子「一体、どうして富竹さんが……」

たまえ「本当だね……」

まる子「アタシのせい……?」

たまえ「ええっ!?」

まる子「アタシといると、皆不幸になる気がするよ」

たまえ「そんなことないよ! 私はまるちゃんと居て幸せだよ!」

まる子「たまちゃん……」

ひょっとして誰も見てない感じですか?
何がいけなかったんだろう

>>17
強いて言うなら平気でそんなことを書き込むかまってちゃん精神じゃね?

>>20
それは本当すみません。
クロス作品を描くのが初めてなもので、
何か変なことをしてしまったのかと思いまして。

たまえ「まるちゃん……実は富竹さんが死ぬ前、村の人が言ってるのを偶然聞いちゃったんだけど」

まる子「……」

たまえ「今年は誰が死ぬんだろうね……って」

まる子「そ、そんなこと言ってたの?」

まる子「……」

たまえ「とにかくもう、観光どころじゃなくなっちゃったね」

まる子「あ、あたしゃもう帰りた……!」

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さきこ「うるさい!」

友蔵「まる子~まる子やぁ~……」

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まる子「あ、ああああ……」

レナ「鬼隠し……」

たまえ「鬼隠し?」

魅音「うん……きちんと説明する必要がありそうだね」



まる子「……」

たまえ「梨花ちゃんと沙都子ちゃんの両親が……」

レナ「……」

魅音「まるちゃん達を巻き込んでしまって、本当申し訳ないね」


まる子「そ、そんな……とうとう梨花ちゃんたちまで行方不明に……」

まる子「私たちを優しく出迎えてくれた梨花ちゃん……」

まる子「友達になったのに……嘘だよぉ、こんなのウソだ」

魅音「……」

圭一「う……梨花ちゃん……沙都子ぉ……」

「ヒソヒソ」

まる子「……え?」

レナ「どうかしたかな?」

「あのツアーで来た子供が、オヤシロさまを怒らせたんじゃないのか?」

まる子「!?!?」

「あいつは梨花ちゃまのカタキじゃ……」

まる子「なんで……うわっ、うわああああああ」

圭一「あっ、おい!」

レナ「待って、まるちゃん!」

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友蔵「まる子やぁ~」

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まる子「ああああああああああ」

たまえ「まるちゃん! しっかりして!」

まる子「はあ、はあ……ここは?」

たまえ「まるちゃん、森の中で倒れてたんだよ それを村の人が運んでくれたの」

たまえ「全部まるちゃんのせいだよ」


まる子「え……?」

まる子「た、た、たまちゃん……? そんなっ!」

たまえ「全部まるちゃんのせい全部まるちゃんのせい」

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「まる子~まる子やぁ~」「うるさいよ」「うるさいよ」
「うひひ」「まる子~まる子や」「まる子やぁ~」
「うひ」「うひひ」「まる子やぁ~」「うるさいよ」
「まる子うるさいうひひまる子まる子まる子~」

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まる子「うわあああああああああああ!!!!!」

気付いたら、まる子はたまちゃんを殺していた。たまちゃんは何かを必死で叫んでいたが、
まる子の耳には届くことは無かった。
メガネは割れ、あらぬものが飛び出し、血で汚れきったたまちゃんの姿は、
たまちゃんを溺愛する父でも引いてしまいそうなほどあった。

まる子「はぁっ……あんたが、悪いんだからね……はぁっ……」

まる子「あが……ノドが……あがっ……」

END

今更だが
昨日ジャイアン、クレしん、まるちゃんと
3つ連続で書いてた人?

あれ、終わってしまった
なかなか面白くって、さっき見つけてから一気に読んでしまったんだが……ここで終わらせてしまうのは勿体ない気がする

>>31
そうです。覚えていただき感謝します。
昨日はそれに加えて、圭一のレナ死姦も書きました。
>>32
圭一と詩音のやりとりがメインの綿流し編をベースにするという
痛恨のミス!

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