【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話7 (1000)

【鎮守府人物紹介】


提督:コミュ障。人がいない方向へ逃げる負の走人性を持っている。指揮してる時だけ強いやわらか提督。建造などいらぬ。
甘味と妖精印の胃薬を励みに今日も胃痛に耐える。
レ級事件(2スレ目)で右目を怪我して眼帯が必要になった。某ポンコツ厨二妹も確かな満足の逸品。妖精眼は発現しない……たぶん。
機械弄りをしている時は近くに人がいても平気。愛車の名前は尊敬する人リスペクトの『鋼号』。
最近(4スレ目)、絢爛舞踏になりそうなフルネームが判明した。


漣:ベストオブ秘書艦(自称)。鎮守府で一番の古株。提督がツーと言えばカー、アレと言えばソレを渡せる貫禄の理解力。
駆逐艦でありながら、鎮守府で三番目くらいに強い。陸の上なら大和と五分の殴り合いができる駆逐艦のような何か。
なんだかんだで提督も、手を握られたりしても耐えられる程度には心を許している。
料理が得意なのはいいが、ストレス発散に高カロリーかつボリューミーな料理を食べさせるのはやめてほしいと第七駆逐隊メンバーは切に願っている……切に願っている。


神通:鎮守府古参メンバーの一人で、軽巡の中では一番の古株。提督とはお互いに気を遣い合う仲。見てる方が恥ずかしくなる。
清楚でおとなしそうな外見に反して、鎮守府で二番目くらいに強い。
お酒を飲むと淫ら…もとい乱れる(淫通ちゃん:鳳翔さん命名)のがたまに傷。
酔った勢いなどで提督と一番肉体的接触(意味深)していたりするが、「貴様が今(提督に)刻んでいるのは最悪の記憶だ(1号感)」。
それでもトラウマになっていない辺り、普段の提督的にポイント高いっぽい。


不知火:前の鎮守府で、「澄ました態度がイラッとくるぜ」と爪弾きにされていたのを、提督が清水の舞台から地面に叩きつけられたつもりで鎮守府に引き取った。
自分よりもコミュニケーション能力が低いのに手を差し伸べてくれた提督になつい……忠義を誓っている。
基本落ち度ばかりだが、次こそ褒めてもらうのだと逃げる提督に駆け寄る彼女を、人は畏怖を込めて『鎮守府の忠犬ぬい』と呼ぶ。
たぶん犬種は散歩の時にテンション上がりまくって、ご主人様を振り返りながら歩いて川に落ちるタイプのハスキー。

【鎮守府人物紹介】その2


青葉:実は他の鎮守府に馴染めない艦娘を集めて謀反を企てている提督がいるから調査してこい、と言われて異動してきた。
しかし、着任初日に「あ……(察し)」、三日目で「うん、それ無理☆」と確信するに至った。
調査報告を上げた後、改めて異動願いを提出して、提督の鎮守府に正式に着任。
あることないこと、おもしろ楽しく書いた記事をみんなに読んでもらえることに喜びを感じている。
深海棲艦との戦いが終わった時に渡すため、鎮守府のみんなを撮ったアルバムを制作中。


潮:いたって普通の人事異動で朧と一緒に着任した。が、前の鎮守府でよくセクハラされていたので内心、かなりホッとしている。
提督からセクハラされたことはないが、TO LOVEるが起きたら提督が死んでしまうのではと別の意味でハラハラしている。
念願の改二を手に入れたのだが、自慢できる相手が第七駆逐隊か提督しかいないので自慢するにできす、ちょっと寂しい。


朧:潮と同時期に着任。提督の胃にも優しい、半分は良心でできている子。
休みの日はぼんやり、海を眺めたり空を眺めたり、間宮さんで甘味に舌鼓を打ったり……名前の通り、ふわっと過ごしている。
最近(4スレ目)、機械弄りに興味を持ったので提督に教えてもらおうかなと考え中。


川内:ドーモ、テートク=サン。夜戦スレイヤーです。夜戦の申し子。むしろ夜戦以外したくない問題児。
毎晩毎晩、夜戦夜戦と騒ぎ続けた結果、提督の元へ放り投げられた。
神通が引っ込み思案になったのは、たぶんこの姉を見て育ったから。
夜更かしばかりしているせいか、ちょっとスタミナ不足気味。しかし、神通の姉だけあって実力は高い。


那珂:実は鎮守府の中でも指折りの常識人。自由奔放な姉と引っ込み思案な姉がいるせいか、かなり空気を読める。
アイドルとして日々の努力鍛練を怠らない真摯な一面も。
今の鎮守府に異動する前は艦隊のアイドル(自称)だったが、提督Pの手違いで某野外音楽堂で歌って踊る艦隊のアイドル(ガチ)になった。
姉二人に見劣りしない実力の持ち主。歌いながら艦を操れる四水戦クオリティ。

【鎮守府人物紹介】その3


文月:鎮守府の天使。休みの提督の膝の上でテレビを見たり、寝ぼけて提督を「おとぉさん」と呼んじゃうくらい天使。文月ちゃんふみぃ。
鎮守府内の文月教信者の数は増す一方。
艦娘の育成を目的とする施設から提督が引き取ってきた。
みんな普通に「提督の娘」と認識している。


鳳翔 :この辺りから鎮守府の人口増加に歯止めが利かなくなった(提督談)。
鎮守府初の空母として着任。正規空母・赤城が来るまでの間、祥鳳、瑞鳳とともに鎮守府の航空戦を担当した。
現在は鎮守府内にて旬彩『鳳翔』の女将として店を切り盛りする傍ら、提督の胃に優しいをモットーに、日夜料理の研究に励んでいる。


祥鳳:軽空母ではあるが、妹の瑞鳳と抜群のコンビネーションで数々の戦いで艦隊の窮地を救った。正規空母が増えた現在、艦隊のサポートや偵察任務が主になったが、自分にできることを精一杯こなす器量よし。
提督と甘味について語り合える数少ない艦娘だが、北上のようにスイーツ店巡りに誘ってもらえない(誘えない)ことに思うところあり。
肩と晒を隠せば問題が解決することに彼女が気付くのはいつのことか。


瑞鳳: 軽空母姉妹のちんまい方。
提督と同レベルの機械好き。艦載機の整備から艤装のチューンアップ、オリジナルマシンの製作等について、提督や工廠妖精たちと額を付き合わせて議論を交わしている。
提督の趣味仲間として親友ポジを築いていたが、取り返しのつかない過ちを犯した(4スレ目)せいで、現在提督との友情が揺らいでいる。


球磨:意外と優秀の自己評価は他人からしたら「それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?」。軽巡洋艦は伊達じゃない。
実は鎮守府で一番料理が上手かったりする。その腕前は提督をはじめ、間宮さんや鳳翔さんが驚愕するレベル。
魚は頭ごと食べる熊系女子。
素になると球磨ちゃんから球磨さんに変わり、木曾が泣く。


多摩:姉や妹たちと比べるとキャラが薄い気がするけど特に気にしない。
語尾がニャだけど、別に看板娘に挑戦状を叩きつけることもなく、自由気ままに提督の鎮守府ライフを満喫中。
こちらもやっぱり、素が出ると木曾が泣く。


木曾:提督に構ってほしい寂しんガール。厨二病になったのは、姉妹艦に比べて(性格が)普通という提督の心ない言葉が原因。
軍刀を差しているけど、実は上手く使えない。提督に剣道を教えてもらいたくて、秘剣を伝授してくれと言ったら、「毎日振り棒(五キロ)五百回振りなさい」とマジレスされた。

【鎮守府人物紹介】その4


陽炎:不知火が前に所属していた鎮守府から異動してきた。
理由は新しい鎮守府で不知火が上手くやれているか心配になったから……というのが半分で、性格の悪い連中に嫌気が差していたところを不知火に誘われたのがもう半分。
友達思い、ツリ目、勝ち気、ツインテール、ブレザー……ヒロイン要素と主人公要素てんこ盛り、むせる。しかし、鎮守府のみんなのキャラが濃いせいか、いまいち目立たない。


雷:第六駆逐隊でただ一人、提督の鎮守府への着任を希望。
理由は、着任希望を出す前のオープン鎮守府で見かけた不甲斐ない提督に、「雷が面倒を見てあげないと!」とオカン本能が発動したから。
着任がもう少し早ければ、自分たちもただでは済まなかったと、漣や神通を戦慄させるだけのポテンシャルを秘めている。


北上:酸素魚雷3倍だぁ!
球磨型三姉妹とは盆暮れ正月に会う仲のいい従姉妹ぐらいの距離感。
大井と共に、『回天』と同系統の兵器を載せる計画に参加させられそうなところを、大本営(元帥)の命令を受けた提督たちにより救出された。
鎮守府においてただ一人、提督と何度もお出掛け(甘味巡り)している。
同好の士として提督からの信頼も厚く、注文した品を分けっこするなど、同行した某雷巡が居づらさのあまり途中退席するレベルの仲良し(ただし甘味巡り時に限る)。
常にダルいムードを出しているが、やる時はやる天才肌。


大井:大井さんは裏表のない素敵な人です。
魚雷数たったの5……フン、ゴミね。
いつまで経っても自分たちに警戒を解かない提督にイライラするのは、長く接する内に自分は信頼を寄せるようになったのに不公平だから。
しかし、これまで散々毒を吐いたり悪態をついたり黒いところを見せているため、提督からは完全に恐れられている。どうでもいい人扱いしていた過去の自分に魚雷を撃ちたい今日この頃。
極稀に提督に対してデレたところを、提督本人に気付かれたり他の艦娘に目撃される不憫な一面も。


曙:クソ性格の悪い提督の鎮守府で鬱屈した日々を過ごしていた。自分の指揮能力に自惚れていたクソ提督に無理強いされ、提督が演習にやって来た時、漣と再会。
心の底から楽しそうな漣の姿を見て現状に耐えられなくなり、クソ提督に反逆。懲罰房に閉じ込められて解体を待つことになる。
駆逐艦『曙』の時代から続く自身の不幸に打ちひしがれていたところに、「君が欲しい」と提督が迎えに来た。提督が自分から鎮守府の人員増加を望んだのは神通や文月の着任以来の事である。
いつか悪態をつかずにお礼を言いたいと思っているが素直になれず、つい「クソ提督」と呼んでしまう。しかし、クソはクソでも前の提督と違って今の提督に向ける「クソ」は「早く私の気持ちに気づきなさいよ!」というツン8:デレ2の気持ちの裏返しである。


赤城:高難度海域攻略成功の報酬艦として、提督が迎えに来てくれるのを約四ヶ月の間、まだかまだかと待ち続けていた。
一方提督、元帥にマジギレされてようやく存在を思い出す。
提督の指示に従い、慢心することなく自分に出来ることを確実にこなし、常に最良の結果を出さんと努力する艦娘の鑑。
休みの日はよく弓道場で鍛練を積んでいる。たまに提督に弓を教えることも。
普段は凛としつつも気配りのできる優しいお姉さんポジション。美味しいご飯が好きだけど、みんなで食べる美味しいご飯はもっと好き。
最近、提督の前でご飯をたくさん食べるのが少し恥ずかしくて不思議に思っている。

【鎮守府人物紹介】その5


大和:鎮守府のポスト・ヤンデル。戦艦『大和』がたいした活躍もできず、非業な最期を遂げたせいか、提督の役に立ちたい、必要とされたいと尋常ではないレベルで願っている。
時々、提督の私物や食べかけのチョコが消えるのはだいたいがこの子のせい。だいたいがこの子のせい。大事なことなので二回言っておく。
よく提督に夜戦(意味深)を仕掛けて、漣と神通に取り押さえられている。
最近、超弩級戦艦から超駄級戦艦に降格させられた。


伊勢:鎮守府の常識人枠。提督の釣り仲間。提督と彼女が沖へ出た日はご馳走が並ぶ。
個人的な趣味で提督と鎮守府のみんなをネタに小説を書いたりしているが、意外と好評らしい。


蒼龍:彼女の胸は豊満であった。
鎮守府に並ぶ者なき九九式艦爆の圧倒的性能は、とある教導院のズドン巫女にも匹敵すると噂されている。
最近の悩みは提督が文月と弥生にばかり構うせいでスキンシップが少ないこと。
鎮守府で数少ない、塗装なし(意味深)の艦爆や格納庫(意味深)を提督に見られた艦娘(現在はそれなりの数の艦娘が同様のTO LOVEるしたり、提督の主砲を目撃しているため、アド差が縮んでいる模様)。


大鳳:置物にはなりません、大破するまでは。気合と根性で中破していても艦載機を飛ばせる子。凄い空母だ。
戦闘中の事故で提督に直パイタッチを受けたことがあるが、提督と因縁のある形容しがたい混沌曰く「揉めなきゃ俎でしかないんですよ」。


弥生:鎮守府の天使。文月がお日様ならこちらはお月様。二人で最強、それが奴等。
前の鎮守府で周りに馴染めず、提督の元へ異動して来た当初は壁を作っていたが、「気をつかわないで」と言ったら徹底的に避けられた。
構ってほしくて提督に飛びつく文月がワンコタイプなら、弥生は構ってもらうまで提督の側をウロウロしちゃうニャンコタイプ。
文月と同じく「提督の娘でしょ?」と鎮守府内で認識されている。


羽黒:喫茶『間宮』店員として異動してきた。艦娘として戦闘もできるが、戦いが苦手すぎてあまり役には立たない。改二装備も持っているが艤装の重みに耐えられず、生まれたての小鹿ばりに足がプルップルしてしまう。


敷波:国のために戦ってくれている艦娘が、鎮守府の保有制限に引っ掛かったという下らない理由で解体されるのは許されないと、提督が他所の鎮守府(not他所鎮守府)から引き取った。
さばさばした性格に見えるて、結構悩んだり拗ねたりする方。

【鎮守府人物紹介】その6

満潮:悪態や態度の悪さが原因で解体されかけたところを提督が救出(えざるを得なかった)。
提督に恩義は感じているが、素直にお礼を言えない複雑なお年頃。
新たな愛読書の『上司とのフレンドリー会話術 上級編』片手に、今日も会話の練習。
しかし、その道は既に曙が二ヶ月前に通過している!


綾波:鎮守府の良心枠。時々、『間宮』で甘味をパクついてキラキラする提督を眺めて、こちらもキラキラしている。
最近、改二が来たが鎮守府内における序列に大きな変化は起こらなかった。上位陣がすこぶるおかしいだけで、綾波が悪いわけではない。


吹雪:凄い(コミュ障)と噂される提督の元で平和のために戦いたいと、異動前から地道に鍛え続けていた努力の子。
異動してすぐの演習で華々しくデビューを飾ろうとしたが、人外魔境に近付きつつある鎮守府主力メンバーに勝てるはずがなかった。


金剛:提督の英国軍学校時代からの知り合い。成績優秀、性格家柄共に良しの才媛。
軍学校卒業までの間、三馬鹿(他所提督、オネエ提督、メガネ提督)と共に提督に絶望(コミュニケーション)を与え続けた。
軍学校時代の料理の腕前は比叡さえもヒエーするレベルで、提督に融合呪印生物を食べさせては医務室送りにしていた。トライ&エラーを繰り返した現在、料理の腕前は人並み以上にまで成長。私服にエプロン装備で手料理を振る舞う姿が提督宅で度々目撃されている。
鎮守府内においてただ一人、提督が呼び捨てにしている相手。そのことについて物申したい艦娘が漣や神通他多数。


瑞鶴:前の鎮守府でセクハラされ、ついカッとなって提督を爆撃した結果、異動させられた。
加賀とは犬猿の仲で、彼女が異動してきてから毎日のように喧嘩している。その割に休みが合う時は一緒にゲームをしていたりで、いつ喧嘩が始まるのかと提督をハラハラさせている。


伊168:鎮守府で唯一の潜水艦の艦娘。着任より前に『蒼き鋼』との共同戦があったせいで、提督に潜水艦なのに装備が貧弱だと驚かれた。これでも一応、艦娘としての訓練で提督母にしごかれまくった精鋭である。
趣味は『提督これくしょん』をはじめとするパソゲーや乙女ゲー。訓練校時代はそれのやり過ぎでよく寝坊していた模様。


衣笠:着任早々、ハイテンションな挨拶で提督を絶句させた子。当人にまったく悪気はなかった。単純に提督のメンタルが豆腐すぎただけで、普通の提督なら親しみやすい面白い艦娘という印象となるはずだった。
よく人を呼ぶのに「お~い、おぉ~い」と叫ぶせいで誤って大井を召喚してしまい、睨まれている。


加賀:海軍のパーティーでお偉方が思いついたぶっつけ本番編成演習をする羽目になった際、提督の指揮下に入った艦娘。(最速で終わらせて一人になるため)本気の指揮で急造艦隊を完全勝利させた提督に憧れを抱いている。
同じ空母としてしっかりしてほしいという思いもあり、瑞鶴に対してあれこれ小言や指示を出しては口論(物理)に発展している。最近は休みが一緒の時に対戦ゲームなどで遊んだりしている。好きなゲームはドカポン、桃鉄。


【鎮守府人物紹介】その7

熊野:鎮守府において提督と体術で五分に渡り合える淑女。父親の親バカにより箱入り娘となり、結果男性恐怖症となったかわいそうな子。
 廊下の曲がり角なので提督と鉢合わせする度、闘劇の決勝戦をエンタメしている。

那智:喫茶《間宮》に就職した羽黒のお姉さん。豪放磊落、竹を割ったような性格。意外と姉バカで酔うと提督と羽黒の仲を疑って絡んでくる。
 地味にバトルジャンキーだが、素手での戦いは熊野に負けたりする。


(番外)

間宮:鎮守府における提督の聖域である喫茶『間宮』店長。彼女の作るスイーツがなければ、提督はとうの昔に提督を止めていたと皆が口を揃えて言う。実は漣に並ぶ最古参。
ただ一つ問題なのは、彼女がその気になったら提督のことを「刹那で攻略しちゃった」状態になってしまうこと。
彼女の偉大さを理解してはいるが、「提督を攻略……それだけはしないでくれ」と一部の艦娘は戦々恐々している。


伊良湖:喫茶《間宮》のホープ。老舗和菓子店にて修業したお菓子作りの腕は提督を足繁く通わせるほどの腕前。和菓子に関しては間宮さんを凌ぐ……故に、たまに間宮さんを本気にさせてしまう。
 提督にとっての真の癒しスイーツの座を決める闘いの時は近い。

【艦娘たちとコミュニケーション】蒼龍編


《鎮守府》執務室

蒼龍(当日秘書艦)「は~い、動いちゃダメだからねー?」(カキカキ

文月「きゃふふ、くすぐったいよぉ」(モゾモゾ

蒼龍「キャッ!? んもぅ、耳かきしてる時に動いちゃダーメ」

文月「んぅ、はぁい」

蒼龍「ん~……はい、おしまい!」

文月「えへへ。蒼龍ちゃん、ありがとぉ」

蒼龍「どういたしまして! はい次、弥生ちゃんの番だよ~」(太ももポンポン

弥生「よろしくお願い…します」(コロリン

蒼龍「ちょっとくすぐったいかもだけど、我慢してね~」(カキカキ

弥生「ァ……んふ…」(モジモジ

蒼龍「我慢~、我慢だよ~」

弥生「は…い」


提督「……………………」(カリカリカリカリ

提督「(執務室は……自宅ではないのだが)」


蒼龍「はい、おしまい! 綺麗になったよ~」

弥生「ありがとう…ございます」

蒼龍「ううん、いいのいいの!」


提督「(無事、二人の耳掃除が終わったか。これで少しは静かに――――)」


蒼龍「はい! それじゃ、次は提督の番!」

提督「はいぃ?」(右京voice

蒼龍「ん♪」(太ももポンポン

提督「え、遠慮しよう」

蒼龍「……ん♪」(太ももポンポンポン!

提督「」

蒼龍「は~い、動かないでくださいねー」(カリカリ

提督「(笑顔の迫力に押し切られてしまった……)」 

蒼龍「ん~、こっちはもうオッケーかな?」

提督「(ホッ、どうやら無事に終了したようだ――)」

蒼龍「……そ、それじゃあ、今度は逆の耳もお掃除するから……お、お腹の方、向いてください」

蒼龍「あ、で、でも、袴の中を覗くのはメッですからね!?」

提督「」

蒼龍「ぜ、絶対に覗いちゃダメなんですからね!?」

提督「」



文月「蒼龍ちゃん、お顔真っ赤~」

弥生「司令官…頑張って…」(ハラハラ



蒼龍「ど、どうですか~、気持ちいいですか?」

提督「(早く終われ、早く終われ、早く終われ……)」


《この後、無茶苦茶スッキリした》

また何かスレが終了していました
やりたいネタはまだあるので、次スレ立てておきます
次は伊勢と映画、雷の看病・お出かけ、大鳳ネタ2つ、前スレで言っていたえっちぃネタをやるとして
その後にやるネタ3つ募集
↓2
↓3
↓4

寝ます

【マーダダヨ…】
《北方AL海域》


離島棲鬼「コノ海域ヲ攻メルナラ、戦艦空母ヲ含メタ火力重視ノ編成デ、『北側』カラ私タチノ本隊ヲ狙ウハズ」

離島棲鬼「……初メテノ実戦ニナルワ、気ヲツケテネ」

北方棲姫「ン!」(フンスフンスッ

港湾棲姫「1人デ指揮デキル?」

北方棲姫「……マカセロ!」(サムアップ

離島棲鬼「クスクス……頼モシイ」

離島棲鬼「ソレジャア頑張ルノヨ。ココデ待ッテイレバ、『パパ』ガ会イニキテクレルカラ」

北方棲姫「! パパ! パパ、迎エニクル!?」(パァァァッ

離島棲鬼「エエ……会ッタラ全力デ甘エナサイ」(ニマァ

北方棲姫「ワカッタ!」(フンフンスッ

離島棲鬼「フフ、ジャア私タチハ戻ルワネ」



港湾棲姫「……イイノ?」

離島棲鬼「平気ヨ、アノ子ナラ」

離島棲鬼「ナニカアレバ、中間棲姫ガ連レ帰ル手筈ダシ」

港湾棲姫「ソウ……ナラ、大丈夫」

離島棲鬼「フフフッ、北方棲姫ト対面シタラドンナ顔ヲシテクレルノカシラ?」

離島棲鬼「期待シテルワヨ、パーパ」(ニタニタ




《鎮守府》母港

提督「……では、これより北方AL海域攻略戦を開始する!」(シャキーン

提督「みんな、準備はできているかね?」(シャッキーン

多摩「久しぶりの旗艦……しょうがない、少し本気出すニャ」

曙「とっくに準備できてるに決まってるでしょ、クソ提督!」

潮「潮、が、頑張ります!」

朧「絶対に負けない……たぶん」

雷「雷に任せておいて!」

陽炎「陽炎、抜錨しますっ!」(決めポーズ

提督「う、うむ、みんな気合が入っているようで何より」(シオシオ…

球磨「(本気モードが切れたクマ)」

那珂「(陸の上だからね、仕方ないね)」

提督「そ、それではみんな、自分の船に乗艦してくれたまえ……」

<は~い


軽巡洋艦《多摩》

多摩「提督、みんな準備OKニャ」

提督「……それでは、これより我々は軽巡洋艦《多摩》を旗艦とする水雷戦隊にて、北方AL海域『南側』海路を通り、敵本隊へ強襲をかける」(シャッキーン

提督「深海棲艦の主力防衛部隊は航海のしやすい『北側』海路に配置していると思われるが、油断は禁物だ」

提督「今回の作戦は成否は、諸君らの迅速な動きに懸かっている。努々、そのことを忘れないでもらいたい」

提督「それでは……全艦、抜錨!!」

多摩「軽巡洋艦《多摩》、出撃するニャ!! みんな、ついて来るニャ!」

<了解!!
<はい!!



(艦娘、海域攻略中・・・)

<ニャーッ!!
<いっけぇ…!
<やらせない……!!
<みんなを攻撃するのはダメですっ……!!
<雷の本気、見せてあげるわ!
<悪いわね……貰ったわ!!

軽巡ツ級<アァンマリダァァアァ!!?


多摩「敵艦隊の掃討完了、こちらの損害少……文句なしのS勝利ニャ」

提督「ふぅ……みんな、よくやった。敵の救援部隊が来る前に全艦、鎮守府に向けて帰投せよ!」

<了解(ニャー)!!



(同時刻)
航空戦艦《北方棲姫》

北方棲姫「~~~!」(ワクワクウキウキ



(1時間後)

北方棲姫「……パパ、来ナイ」(ショボリ




(2時間後)

北方棲姫「ワカッタ、カクレンボ!!」(ピコーン

北方棲姫「北方ガ鬼……100数エナキャ」(目隠し

北方棲姫「零ガ1機……零ガ2機……零ガ3機……」




(3時間後)

北方棲姫「…………」(目隠し

北方棲姫「……」(チラッ



北方棲姫「……モウイイヨー」(ポソ

<シーーーーン


北方棲姫「…………零ガ1機……零ガ2機……零ガ3機……」




(4時間後)

北方棲姫「来ナイ……パパ、来ナイ……」(プルプル

中間棲姫「モ、モウ帰ロウ、本陣ノ主力増援部隊ガヤラレタンダ、提督ハコチラヘハ来ラレナイ……」

北方棲姫「嘘ダッ!!」

中間棲姫「ウ、嘘ジャナイ……」

北方棲姫「……帰レ!!」(ブンッ

中間棲姫「痛イッ!?」(スコーンッ

中間棲姫「オ、オヤツノ菱餅ヲ投ゲルナ!」

北方棲姫「帰レ……帰レ!!」(ポイポイポイッ

中間棲姫「食ベ物ヲ投ゲルナ!!」



《この後、離島棲鬼と港湾棲姫が迎えに来た》

このスレでは艦娘やレ級のような上位深海棲艦は艦船を使うという設定でやっているので、とりあえず航空戦艦にしました
実際は高機動航空大戦艦みたいなとんでも性能ですが……
いい呼び方を思いついたら、そちらで呼称しますのでご容赦ください

元ネタ:伊勢と映画

【はよ……続きはよ】
《鎮守府近郊》映画館


伊勢「珍しいねこの組み合わせ」

提督「そ、そう、だな……」

提督「(や、休みに人と出かけるだけでも辛いのに、映画鑑賞……だと……? ハードルが高すぎる……!)」(キリキリッ

伊勢「いやあ、この映画、ペアで来館すると限定グッズが貰えるみたいでさ」

伊勢「ホントは日向と観に行く予定だったんだけど、日向ってば急に用事が入ったみたいで。悪いんだけど、ちょっとだけ我慢してね」

伊勢「その代わり、内容は満足してもらえるものだって保証するからさ!」

提督「だ、大丈夫だ、もも、もん、問題なぃ……」(蒼白

伊勢「(大丈夫じゃない、問題大ありだって顔してるけどね)」

提督「そ、それで、今日は何という映画を観るのかね?」

伊勢「えっとねー……あった、アレアレ」

提督「魔法使いの朝……2?」

伊勢「そーなの、延期に延期を重ねた前作が発表されてから幾星霜……ようやくだよ」(遠い目

提督「(い、伊勢君が全ては遠き理想郷を見るような目をしている……)」

伊勢「……さあ、そろそろ上映が始まるよ。ポップコーンと飲み物を買って席へ行かなきゃ!」

提督「りょ、了解した」


(提督&伊勢、映画鑑賞中・・・)


伊勢「……ぷはぁ! どうだった、提督?」

提督「なんと言えばいいのか……凄まじい執念を感じる映像の連続で、世界に引き込まれるかのようだった」

提督「……すまない、ドッと疲れが」(真っ白な顔色

伊勢「ンフフ、楽しんでもらえたようだね。結構、結構」

提督「(疲れたのは、四方を他人に囲まれていたからというのは黙っておこう……)」

伊勢「よっし、それじゃ売店でパンフを買って帰りましょうか!」

提督「う、うむ。パンフレットは私も欲しい……ど、同行しよう」

伊勢「お、もしかして提督も結構、ハマった?」

提督「……ご、後の先のカウンター打撃は習得する価値があると判断した」

伊勢「そっちか……いや、まあ、いいんじゃない?」

伊勢「(シリーズにハマったら、そのうち圧壊とか習得しそうで怖いけど……右目ない繋がりで)」

提督「い、伊勢君?」

伊勢「ううん、なんでもなーい」

【マジなのかボケなのか】

《鎮守府》執務室


提督「(……ふぅ、これで今日の分はおしまい、だな)」(カリカリカリッ

提督「(……少し、時間に余裕ができたな)」

提督「(音楽でも聞くか)」(ゴソ



<ガチャッ

朧(当日秘書艦)「提督、渡された書類の配送手続き完了しました……仕事終了? お疲れ様」

提督(E:イヤホン)「あ、ああ、朧君、すまないな」

朧「(音楽聞いてる、珍しい)」

朧「(……いや、別に珍しくはないのかな? 一人の時は、神通さんとか赤城さんたちの歌聞いたりしてるって漣が言ってたし)」

朧「(あと、カードゲームのアニメの歌とかjazzとかオーケストラとかケルト音楽とか、精神を安定させられそうなものいろいろ)」(糸目

朧「……なに聞いてるんですか?」

提督「む、『4分33秒』だ」

朧「」

提督「…………」(耳傾け



旬彩《鳳翔》

朧「……あんなにスッパリ断言されたら何も言えない」(突っ伏し

鳳翔「……小鉢、一つサービスするわね」(コトッ

朧「ありがと、鳳翔さん」

朧「……提督、疲れてるのかな」

鳳翔「普段が普段だから、素なのか病んでるのかわかりにくいのよねぇ……」



《なお、平常運転だった模様》

横になったら思いついたので投下
次は雷ネタ投下予定です、おやすみなさい

【対象年齢15歳以上】

《鎮守府》執務室


提督「う、む……今日の分の仕事が終わってしまった」

神通(当日秘書艦)「提督、お疲れ様です」

提督「(漣君たちから、その日の分+α以上の仕事を禁止されて以来、妙に手持無沙汰だ……)」

提督「…………」(ソワソワ

神通「あの、提督……もし、お暇でしたら……い、いつもの……」

提督「神通君……い、いいのかね?」

神通「は、はい。提督に喜んでいただけるなら……」

神通「で、でも、他の人には内緒にしててくださいね?」(ニコッ

提督「……ああ、もちろんだとも」


<ゴソ……

提督「……やはり、戦艦や空母に比べると小さいな」

神通「っ……」(ピクッ


<ツツ……ツ…

提督「しかし、このライン……綺麗だ」

神通「ぁ……!」(ゾクゾクッ


<スッ……

神通「ふ、筆……」

提督「すまないが、静かにしてくれないか」(チラッ

神通「す、すみません」(フルフル…



<ジュプ……クチュ……

提督「む……泡が立ってしまった」

提督「もう少し丁寧にしないと、な」(ツ…ツツ…

神通「(んっ……うぅ、そんなに執拗に筆を動かされたら……恥ずかしいです)」(指噛み





提督「――――よし、今日はここまでだな。塗料を乾かして……組み立ては明日中に終わるだろう」(キラキラキラキラ

提督「大本営が発売した軽巡洋艦《神通》の模型……実によくできている。これはいいものだ」(ご満悦

提督「さすが、元帥監修なだけはある……戦艦や空母、重巡洋艦もいいが、このスラリとしたフォルム、四本煙突のクラシックなデザイン、長良型に改良を加えた兵装……やはり軽巡洋艦は美しい」(※提督は軽巡洋艦(艦船)好き スレ6参照

神通「そ、そうですか……」(モジ…

提督「どうかしたのかね、神通君?」

神通「ゴメンなさい……なんでも、ないです」

提督「つ、疲れたのならそこに座っていたまえ。今、お茶を淹れてこよう」

神通「(模型みたいに、て、提督にいろいろ弄られたらって想像したら、体が火照ってしまいました……)」(カァァ…




(扉の隙間)

那珂「(提督……お願い、お願いだから……もういい加減、神通ちゃんに手を出してあげてよぉ)」(さめざめ

文月「どしたのぉ、那珂ちゃん~?」(オロオロ

弥生「お…お腹、痛いの……?」(ハラハラ

那珂「お腹じゃなくて心が痛い、かな……」

文月弥生「「??」」

ZOIDS組み立てていたら、ちょっとテンション上がって書いてしまいました……すみません

元ネタ:風邪をひいて提督が看病
【甘えてもいい】


《鎮守府》執務室

提督「…………」(カリカリ

提督「……」(チラッ

雷「…………」(ぼーっ

提督「い、雷君?」

雷「……へ? なぁに、司令官?」

提督「す、少し、様子がおかしいが……ど、どこか不調でもあるのではないか?」

雷「え……うぅん、そんなことないわ! 雷はとっても元気!」

雷「ちょーっと体の節々が痛くて背中がゾワゾワして、何だかブワーンって変な音が聞こえるけどへっちゃらよ!」(腕捲り

提督「休みなさい、今すぐ」(真顔

雷「なによぉ、ホントに大丈夫なんだから……って、ふにゃ、アララ?」(クラクラ

提督「い、雷君!?」

提督「雷君っ、大丈夫か!? し、しっかりしたまえ、雷君……!」

雷「ふきゅう……」(目グルグル


《鎮守府》医務室

雷「う、うぅ…ん……ん?」

雷「……あれ、ここ医務室?」

提督「む、め、目が覚めたかね」

雷「あれ、司令官……」

雷「目が覚めたって……あっ!!?」

雷「ゴ、ゴメンね司令官! お仕事の邪魔しちゃって!」

提督「い、いや、気にしなくていい。今日の分は、雷君を診察してもらっている間に終わらせたのでな」

提督「医務室の先生が言うに、季節の変わり目でひいた風邪だそうだ」

提督「薬を飲んで、しっかり眠ればすぐに治るとのことだ」

雷「うぅ、そういえばここ何日か寒かったり暖かかったりで、ちょっと辛かったわ……」

提督「と、とりあえず、今日は1日ゆっくり休みたまえ」

雷「でも、みんなも頑張ってるんだから、雷だけ休んだりできないわ」(ショボリ

提督「か、艦娘として鍛えてはいるが、君はまだ幼い。少しぐらい休んでも、みんな怒らないさ」

雷「……ホント?」

提督「あ、ああ、本当だとも」

提督「普段しっかり者なのだ、た、たまには甘えればいい(私以外に)」

雷「そっか、(司令官に)甘えていいんだ……」

雷「じゃあね、じゃあね、雷……眠るまで司令官に手を握っててほしいな……」(テレテレ

提督「……うぬ?」

雷「なんて、や、やっぱりダメ?」(上目遣い

提督「カ、カ……カマワナイトモ……」(カタカタ…

雷「エヘヘ、やったわ♪」(ギュッ

提督「(あ、後で私も薬を飲まなくては……)」(キリキリギリギリ…

今日はここまでで……おやすみなさいなのです
次は雷と出張ネタ、あとネタが浮かんだので某練習艦の話をやる予定です

ありがとうございます、恐縮です
ネタを作るため、海戦教本に手を出したりしたけどチンプンカンプンで困ります
あと、MMDにも興味を持って調べたけど、こっちもワケワカランチンです。餅は餅屋ということですね……

元ネタ:一緒にお出かけ(4人組のうちのどっかの鎮守府に出張)
【はじめての出張】


《メガネ鎮守府》母港

雷「ふー、やっと着いたわね!」

提督「あ、ああ。すまないな、急に入った出張なのに同行してもらって」

雷「全然かまわないわ! 雷が秘書艦の時に入ったお仕事だもの、付き添うのは当然よ!」

雷「それに――」


電「お姉ちゃ~~~~~ん!!」(パタパタ

雷「電! 久しぶり、元気にしてた!?」

電「もちろんです! 雷お姉ちゃんも元気そうで嬉しいのです!」

雷「暁も響も元気そうで嬉しいわ!」

暁「当たり前よ!」

響(Верный)「レベルが上がって、今は駆逐艦《Верный》に乗ってるけどね。まあ、陸にいる時は響でいいよ」

雷「よくわからないけど、わかったわ!」

響「変わらないね、雷は。まあ……そこがいい」(ツバ弄り


メガネ提督「おーい、みんなー」

暁「やっと来たわね。お客様を待たせるなんてダメダメよ!」(プンスカ

電「司令官さん、遅いのです!」(プンプン

メガネ提督「ウフフ、怒り顔の暁ちゃんと電ちゃんもカワイイな~(ゴメンよー、執務室を出たところで島風ちゃんに競走挑まれちゃって~)」(デレデレ

響「司令官、本音と言い訳が逆さまだよ」

メガネ提督「おっと、いけない」

メガネ提督「やあ、この間の飲み会以来だね。元気してた?」

提督「む、う、うむ、こちらは変わりない。……そ、そちらはどうだね?」

メガネ提督「僕もこれといって特には。まあ、強いて言うなら……」(オイデオイデ

提督「?」

メガネ提督「ケッコンカッコカリしてから、ちょっと運動(意味深)し過ぎで体の節々が痛いぐらいかな」(テレテレ

提督「」


暁「司令官、だらしない顔しちゃって……見てらんないだから!」

響「ケッコンカッコカリして結構経つけど、毎日アツアツだからね」

電「司令官さんと名取さんはとっても仲良しさんなのです♪」

雷「……」(じーーー

響「……どうかしたのかい? 司令官たちのこと、じっと見て」

雷「いや、ね……」

雷「司令官にも、あんな風にお話しできるお友達がいたのね、って思ったら……ちょっと、泣けてきちゃって」(涙ぬぐい

暁響電「「「えー……」」」

まだいくつかお出かけネタはあるので続きますが、今日はこれだけっぽい
煽りあいと喧嘩はご遠慮いただけると
感想などから新しいネタ思いつくこともあるので、そちらはモーマンタイなのですが

《メガネ鎮守府》


メガネ提督(以下:メガネ)「さて、いつまでもここで立ち話もなんだし。場所、移そうか」

提督「う、うむ」

メガネ「この日のために、艦娘たちの間でこの辺で一番美味しいって噂のスイーツ、用意してあるか
らね」

提督「うぬ、そ、それは楽しみだ」

メガネ「よっし、それじゃ移動しよう。電ちゃんたちも迷子にならないよう、ちゃんとついてきてね
~」

電「 自分のお家で迷子になんかならないのです!」

暁「子供扱いしないでよ!」

響「司令官、悪ふざけはほどほどにね」

メガネ「は~い♪」(キラキラ


雷「……変わってるわねえ、あなたたちの司令官」

暁「雷には言われたくないわ」

響「同感、かな」

雷「そーぉ? 最近は人見知りだってかなりマシになったんだから!」

電「……」(チラリ


雪風「司令ぇ、アイス買ったら当たっちゃいました! 司令にもお裾分けです!!」

提督「!!?」(ビクッ

清霜「しれーかーんっ、いつになったら私、戦艦になれるのー!?」

清霜「今度、機械の得意なお友達に頼んでくれるって言ったじゃないかー!」

提督「(機械の得意な……まさか私か? 私なのか?)」(ガクブル

時津風「んー? なになに? みんな集まって何してるのー?」

時津風「ほうほう、お客様かー。しれーとお話するの? 時津風もする、する!!」

提督「(つ、次から次に、駆逐艦の艦娘たちが……!)」(はわわわ…

メガネ「あ、コラ、みんな。あんまり傍で騒いだら……」

島風「提督見つけましたよ! 駆けっこのつーづーきー!!」

島風「あーッ!? この前、遊びに行った鎮守府の提督さんだ! 提督さんも島風と駆けっこしに来たん
ですね!?」

島風「よーし、負けませんよー!! あっちで勝負です!!」(腕ギュー

提督「」

島風「?」

<ドシャッ

島風「オゥッ!!?」


メガネ「ああ、言わんこっちゃない」

メガネ「おーい、大丈夫かい? おーーーい……」(ユサユサ

提督「う、ぷ……だ、だいじょ、ぶだ……少し、親しくない子にくっつかれて眩暈がしただ、けだ」(
蒼白



電「マシ……なのです?」

雷「ウ、ウチの司令官はやればできる人なんだから!!」

暁「だから、そのお母さんみたいな発言やめなさいよ……」

響「ダメ男製造機としての甘やかしっぷりは健在のようだね」

暁「あーあ、パーティーの時はとっても頼もしいって思ったけど、ちょっと幻滅しちゃったわ」

雷(黒)「暁……い ま 何 か 言 っ た か し ら ?」(腕まくり

暁「ピィッ!? な、なんにも言ってないわ!!」

雷「そ、ならいいのよ♪」(ニッコリ

電「お姉ちゃん、怖かったのですぅ」(フルフル

響「(あの人はあの人で、ダメ艦娘製造機としてより性能が上がってそうだね)」(ヤレヤレ

《メガネ鎮守府》執務室


名取「ど、どうぞ、そそ、ソッ茶ですが……!」(プルプル

提督「い、いえ、あ…ありがたく頂戴いたします」(カタカタ

メガネ「そんなに緊張しなくていいって、二人とも」

名取「ゴ、ゴメンなさい、あなた……!」(ペコペコ

提督「き、気を遣わせて申し訳ない」(深々

メガネ「引っ込み思案に対人恐怖症が合わさり最強に思えるよ……」

メガネ「とりあえず紹介しておく。この子が僕の秘書艦……兼、嫁の名取さん」

名取「な、長良型軽巡洋艦の艦娘の名取です。この人がお世話になっております、どうかよろしくお
願いしますっ」(コメツキバッタ

提督「ど、ど、どうも、メガネ提督にはこちらこそ世話になり通しでありまして……」(コメツキバッ


メガネ「(いろいろと酷い絵面だなー)」(遠い目

メガネ「さあ、スイーツでも食べて気を楽にして。電ちゃんや雷君たちが退屈しちゃうし、会議をさ
っさと終わらせちゃおう」

提督「う、む……そ、そうだな」

名取(メガネ隣)「」(チョコン

提督「(二対一……だと……)」(戦慄

メガネ「それじゃ、ここ最近、目撃されたらしい深海棲艦の幼女……おっと、ロりっ子、でなかった
、新種について……」

《艦娘用宿舎》電たちの部屋


暁「暇ねー……」(グデー

雷「んもう、お行儀悪いわよ?」

暁「男の人に見られていないところで息を抜くのもレディの秘訣、って鈴谷さんが言ってたわー」(ダ
ラー

響「(たぶんそれ、騙されてるよ)」

雷「あー、でも久しぶりよね、こんな風に四人でゴロゴロ」

電「……なのです♪」(ギュー

雷「ちょっと、くすぐったいじゃない電♪」(ギュー

暁「……」(ソワチラ

響「暁も遠慮しないで引っつけばいい」

暁「そそそんなことするわけないじゃない!」

雷「あら、恥ずかしがることないじゃない」

暁「べ、別に恥ずかしくなんかないし!」

響「じゃあ平気だね」

電「なのです」

暁「ぅ…………」(ギュッ

雷「ハイハイ」(ナデナデ



響「……一つ聞きたいことがあったんだけど、いいかい?」

雷「ん、なぁに?」

響「着任の希望先を大本営に出した時、どうして雷だけアッチの鎮守府にしたのかな」

暁「そ、そうよ! みんなで一緒のところに行こうって約束してたじゃない!」

電「電、雷お姉ちゃんに嫌われることしちゃいましたか?」

雷「アハハ、そんなことないわよー」

雷「ただ、うん……なんて言えばいいのかしら」

雷「着任前の鎮守府見学で司令官のトコに行った時にね、雷、思ったの……」(遠い目





提督『は、うぐ……うぅ……』(ヨロヨロ

雷『ど、どうしたの……って、あなたここの司令官じゃない!?』

雷『もしかして急病!? そ、それとも誰かに襲われて……!』(オロオロ

提督『……ち……っ』

雷『なに!? いったい何があったの……!?』

提督『ち……近くにいられたら息ができないので、は、離れてくれないだろうか……』(青色吐息

雷『』





神通『い、いました! 漣さん、て、提督やっぱりこっちに来ていました……!』

漣『やーれやれ、鎮守府見学の駆逐艦艦娘の集団に挨拶した後、ソッコーで逃げてくれちゃって』

漣『ほら、楽しい楽しい艦隊戦のお時間ですよー。期待のルーキーたちにご主人様の指揮を拝ませて
やってくださいな♪』(ズルズル

提督『う……うぁぁ…嫌だ、あんなに初対面の子たちの前で指揮なんて執れるわけがないぃ……』

神通『提督……提督なら大丈夫です……。どんな状況でも、きっと、最高の指揮を執ってく
ださるって、神通は信じています……』(グイグイ

提督『やめたまえ……私のような人間を信じるのはやめたまえ……プレッシャーに耐えられなくて、
し、死にたくなってくるから……』

漣『アハハ、やですねー、漣と神通さんが付いてるのに死なせるわけないじゃないですか。ねえ、神
通さん?』

神通『も、もちろんです!!』


<うああぁぁぁぁぁ……(ドナドナドーナー…


雷『………』




雷「……ああ、この人は雷が(精神的に)支えてあげなきゃって」(瞳キラキラ

響「(雷……本人は気づいてないけど、相手を甘やかす内に自分も相手に依存しちゃうタイプだね)」

暁「ヒモを甘やかす女って、きっと雷みたいな子のことをいうのね……」

電「お姉ちゃん……電、ちょっと心配なのです。男の人を見る目的な意味で……あっちの司令官さんは、まだいいですけど」

雷「な、なにそれ、ヒッドーイ!!」

雷とお出かけネタ、この辺で終了なのです
次はパッと思いついた某練習艦さんの小ネタを予定しています

うわ、改行失敗しすぎですね、申し訳ありません

【全力で阻止した】

《鎮守府》執務室


提督「…………」(チラッ

カレンダー<3月12日

提督「もうすぐホワイトデー、か」

提督「(チョコファウンテンパーティーに加えて、義理とはいえあれだけたくさんチョコを貰ったのだ、みんなには何かお礼をしなくてはな……)」

提督「その件について間宮君に相談してみるか」

提督「よ、よし、そうと決まればさっそく《間宮》に出掛けなくては」(イソイソ

喫茶《間宮》

鳳翔「あら、提督もお茶ですか?」

提督「む、ほ、鳳翔君か」

鳳翔「はい。久しぶりに間宮さんとお茶会したくて」

間宮「ウフフ、ちょうどいいタイミングでした。今、鳳翔さんと提督のお話してたところなんですよ」

提督「ま、まず何から詫びればよいのだろうか」

提督「う、受け入れてもらえていると思い上がって、足繁く通ったことだろうか……それとも、身の程も弁えず、ここの甘味が美味しいなどと喜んだことだろうか……」(オロオロ

間宮「……とりあえず、そのネガティブハートについて、でしょうか」

鳳翔「ですねえ」

提督「!?」

間宮「それともこれって、ウチの接客が悪いってことなんでしょうか……」

鳳翔「提督が通ってくださってる時点で、味・接客・雰囲気は満たしてると思いたいんですけどね」

羽黒「(そういえば司令官さん、よく穴場だと思ったお店が雑誌とかで紹介されちゃうって嘆いてました……)」

伊良湖「(名店センサー……ただし、有名になったら通えなくなる、ですね)」


提督「モムモム……」(キラキラキラ

間宮「ウフフ、いかがですか、今日の間宮スペシャルパフェ?」

提督「いい……実にいい仕事をしている、さすがだ、最高だよ間宮君」(モニュモニュ

間宮「ありがとうございます♪」

鳳翔「(ウチのお店でも甘味、出そうかしら? ここまでキラキラが付いたことないもの……)」

提督「うぬ……?」

間宮「そういえば、もうそろそろホワイトデーですけど提督さん、みんなへのお礼はもう考えてるんですか?」

提督「む、う、うむ、そうだった、そのことについて間宮君に相談があったのだ」

間宮「ん、何でしょうか?」

提督「ホワイトデーは……その、義理とはいえ、み、みんな手の込んだチョコをくれたのでな……」

提督「できれば……お、同じように菓子を作って返したい、のだが……」

間宮「」

鳳翔「」

羽黒「」

伊良湖「(え、なになに!? どうして間宮さんたち固まってるの!?)」

間宮「(あの……あの提督さんが……みんなに、手作りのお菓子でお礼したいって……!)」

鳳翔「(雌伏の時は終わりました……!)」

羽黒「(逆境の中で研ぎ澄まされた想いが、つ、ついに司令官さんに届いたんですね……!)」

提督「ま、間宮君?」

間宮「いえ、何でもないんです! お菓子作りですよねっ、何を作るんですか!? なんだっていいですよ、全力で支援しますから!」

提督「――――マシュマロでも作ろうかと」

間宮「え」

鳳翔羽黒「」

提督「材料の確保も容易で、その、カラーリングなど見た目の変化もつけやすい……こ、これなら、みんなにも喜んでもらえるのではないかと……」

間宮「ダメです。作るならキャンディーかマカロンにしてください」

鳳翔「止めてください、ここの子たちに絶望がどういうものか教えたいんですか?」

羽黒「ぜ、絶対にダメです!」

提督「!!?」(カンコーン!



伊良湖「マシュマロ……あ(察し)」

※ホワイトデーのマシュマロは「あなたが嫌い」という意味があります(あなたの気持ちを優しく包んでお返しします、的な感じで)

キャンディメーカー「マシュマロはホワイトデーの贈り物にふさわしくない!」
マシュマロメーカー「キャンディメーカーのプロパガンダに騙されてはいけない!」

なんかこんな戦いが裏で繰り広げられている気がしてならないのだが

【全力で回避した】
喫茶《間宮》

間宮「…………というわけで、マシュマロには相手の好意を優しく包んでお返しする、という目的で贈る人もいるんです」

提督「な、なるほど、ホワイトデーのマシュマロにはそんな隠された効果が……」

提督「(軍学校時代、ホワイトデーから数日、金剛の機嫌が悪かったのはそれが原因か……)」(前科1犯

鳳翔「まあ、誰が言い出したのかハッキリしませんし、バレンタインのチョコと同じようにお菓子会社が流行らせたいだけかもしれませんが」

提督「……こ、好意を拒絶するための菓子、というのはイメージ的にどうなのだろうか」

鳳翔「……どうなんでしょうね?」(苦笑

間宮「キャンディーやクッキー会社の工作、という可能性も……」

羽黒「お、お菓子会社の闇は深いんですね……」

伊良湖「(ど、どうしよう、何かツッコミ入れた方がいいのかな)」

提督「と、とにかく、マシュマロがダメなことは理解した」

提督「それでは……お、お返しは無難にクッキーで……」

間宮「あ、それもちょっと……」

鳳翔「そ、そうですね」

提督「こ、これも何かテキスト外効果があるのか……」

間宮「悪い意味じゃないんですけど、『あなたは友達です』とか、『友達のままでいましょう』……みたいな」

提督「……な、なるほど、馴れ馴れしく友達扱いするのはみんなを不愉快にする、ということだな」

間宮「あ、そっち……」

鳳翔「そういう方向で受け取っちゃうんですね……」

提督「う、うぬ?」

提督「しかし、マシュマロもクッキーもダメとなると……残る定番はキャンディーぐらいか」

間宮「いいと思いますよ♪」

鳳翔「ええ、本当に♪」

羽黒「わ、私もそれが一番いいと思います……♪」

提督「そうか、キャンディー……」


提督「…………と、ところで、キャンディーの場合はどういう隠れたメッセージがあるのだね?」

間宮「え? さ、さあ……」(目逸らし

鳳翔「洋菓子には私、少し疎くて」(目逸らし

羽黒「あわわ、えと、た、たぶん、いつもありがとう、みたいな……アハ、アハハ」(シドロモドロ

提督「…………」(ゴソ

提督「ホワイトデー、キャンディーの意味について検索」

提督ケータイ『了解だ、バディ』


(ケータイ、検索中・・・)


提督ケータイ『検索結果……ホワイトデーのキャンディーには「あなたを愛しています」といった意味があるようだ』

提督「」(じー……

伊良湖「(す、すっごい捨てられたワンちゃんみたいな目で見てる……)」

提督「き、君たちは……私に何をさせようとしているのだ……?」

間宮「…………」(顔背け

鳳翔「…………」(明後日の方向

羽黒「ゴ、ゴメンなさい……!」

提督「……どだい、お返しに手作りの菓子を渡そうという発想が間違いだったのだ」

提督「どこかの店で……そうだな、生キャラメルでも買ってくるとしよう」

提督ケータイ『そろそろ現実を直視した方がいいと思うぞ、バディ』

【提督これくしょん~ホワイトデーイベント~】


《鎮守府》執務室

提督「……そ、そうか、ホワイトデーのお返しはみんな喜んでくれているか」

提督「ま、まあ、本当のところ、みんなもっと別のものが欲しかったのかもしれないが……」

提督「た、例えば? 服や新装備……あとはアクセサリーなど、か?」

提督「そうじゃない……そ、そうか」

提督「む、どうして生キャラメルだったのか? それは……マシュマロやクッキーはお返しには今一つだと間宮君たちに教えられたし……その、キャンディーは……あれだ、う、うむ」

提督「ゴホンッ……た、ただの一行事に身構え過ぎかもしれんな……」

提督「……わ、笑うのはやめてもらえるだろうか。私にとっては、なかなかに難しい問題だったのだから」

提督「あ、い、いや、怒ってはいない、少し……恥ずかしかっただけだ」

提督「きょ、今日の分の執務は終わった……君ももう上がりたまえ」

提督「私か? 私は……そうだな、いつもの店に寄ろうかと」

提督「…………」



提督「……あ、あの、もし……時間に余裕があるなら……一緒に食事でも、どうだね」

提督「いっ、いや、無理強いはしないし、嫌なら断っても……むしろ血迷ったので断ってもらえると……!」(アタフタ

提督「む、うぬ……そ、そうか、大丈夫……」

提督「す、すまないな、急にこんな……その、ありがとう」

提督「い、いや、特にこれといって理由はないのだが……うむ」(モゴモゴ

提督「で、では、片付けを済ませて店に向かうとしようか」






曙「……なんでこーならなかったわけ?」(カチカチカチカチ

漣「所詮、現実なんてクソゲーなんですよ……」(ハイライトoff

潮「ふ、二人とも、し、しっかりぃ!」

朧「あの提督が、全員に手渡しでホワイトデーのお返ししてくれただけで十分だと思う」

朧「……美味しいよ、この生キャラメル?」(モムモム

曙「ホント、冗談じゃないわ……」

漣「orz」

朧「……」



朧「(実は提督が一袋だけキャンディーを買ってて、修復ざ……胃薬が必要になるまで悩んだ挙句、自分で食べて証拠隠滅していた――――っていうのは、内緒にしておいた方がいいよね……たぶん)」

【若かりし頃の過ち】

元帥「……まあ、そこまで君が言うのなら構わないが」
??「申し訳ありません。教え子たちがちゃんとやれているのかを確かめるのも、教官の仕事だと思うので」

元帥「…………そうか」

??「ハイ! では、失礼いたします」


霧島「……いいんですか?」

元帥「知らん。全部アイツが悪い」

霧島「(金剛姉様から聞いたことありますけど……ホントになにやったんですか、あの人)」



《鎮守府》執務室

オネエ提督『そうなのよー、大戦時代の《武蔵》が発見されたって、二人して大喜びしちゃって』

オネエ提督『二人酒盛りからの夜戦(意味深)で盛大に寝坊よ~』

提督「そ、そうか……仲睦まじくて羨ましいことだ」

オネエ提督『……アラアラ~? 珍しいじゃない、玖珂ちゃんからそ~いう言葉が出るなんて』

提督「む、そ、そうかね?」

オネエ提督『そうだよ。ウフフ、そんな感じで一生のパートナーも見つけられたらいいわねえ』

オネエ提督『まあ、玖珂ちゃんのことだから手を出す前に、女の子に美味しく頂かれちゃいそうな気もするけど♪』

提督「……き、切ってもいいだろうか」

オネエ提督『アハハ! やーね、冗談よ、冗談!』

提督「ウ、ウチの艦娘たちは……みんな、純真でいい子なのだ……そ、そういう冗談はやめてほしい」

オネエ提督『……狼の群れの中の羊ねえ』(ボソ

提督「ぬ?」

オネエ提督『なんでもないな~い』

オネエ提督『っと、もうこんな時間。ゴメンなさいね、暇潰しの長電話に付き合わせて』

提督「い、いや、私も執務ができなくて手持ち無沙汰だったのだ」

オネエ提督『あら、どしたの? 胃でも壊した?』

提督「い、いや……さ、最近、1日分の仕事量を制限されてしまってな……」

オネエ提督『んもう、ダメよ? 可愛い艦娘ちゃんち心配させちゃ』

提督「む、う、うむ……」

オネエ提督『仕事とばかりコミュニケーション取ってちゃダメだかんね? それじゃ、そろそろ切るけど…………あ』

提督「ど、どうした?」

オネエ提督『ゴメンね~、話が楽しくてすっかり忘れてたんだけど、ついこの間、「教官」がウチに来てねえ……』

オネエ提督『なんかぁ、みんながちゃんと提督やれてるかチェックして回ってるんですって』

オネエ提督『明日辺り、大本営から連絡来ると思うけど、次は玖珂ちゃんのとこらしいから、頑張ってねぇん、バッハハ~イ♪』(ガチャン

提督ケータイ<ツー…ツー…ツー…

提督「なん……だと……」

(数日後)
《鎮守府》母港


漣「……それで、今日お見えになる『教官』さんってどういう人なんです?」

提督「む、う、うむ、私が英国の軍学校に席を置いていた頃、海外研修で着任された方でな……」

金剛「とってもキュートで優秀な人デース」

神通「あ、金剛さんもご存じなんですね」

金剛「イエース! 私も提督も、あと三馬鹿とか、みんな彼女の指導を受けましタ」

金剛「ちょっと厳しいけど、その分、効果は抜群ネ♪」

提督「た、ただ、その、だな……」

金剛「ソウ……ホンのちょっとだけ変わってるというか、思い込みが強いといいマスカ……」

神通「あ……提督、もしかしてあの船ですか?」

提督「む、そ、そうだな、あれが教官の使役する練習巡洋艦《香取》だ」

漣「おや、艦首のとこに人が立ってますねー」


??「~~♪」(フリフリ


漣「……んん~? なーんか手を振ってらっしゃいますねー」(目細め

提督「つ、着いたという合図ではない、かな」


??「~~♪」(ブンブンッ


神通「あ、あの、提督……?」

提督「ぬ、うぬ……」(目泳ぎ


(練習巡洋艦《香取》接岸中・・・)


香取「練習巡洋艦の艦娘 香取、到着いたしました」

香取「提督君、久しぶりですね。元気にしていましたか?」

提督「ハ……ハッ! 教官もお変わりないようで何よりです」

香取「提督君の活躍、たくさん耳にしていますよ。私も鼻が高いです♪」

提督「あ、あ、あ、ありがとう、ございます」

香取「クスクス……相変わらずみたいですね。ちゃんとコミュニケーション能力も鍛えなさい、って言ったのに……いけない子」(メッ!

提督「」

香取「昔みたいに練習遠洋航海、どうですか? 提督君なら軍学校の教官も――」

提督「も、申し訳ありませんが、それは……」

金剛「HEY、香取教官、あんまり提督のことイジメたらNOなんだからネ~」(割り込み

香取「あら、金剛さんもお久しぶり。そういえば、あなたもこの鎮守府所属でしたね」

金剛「イエ~ス。毎日、楽 し く やらせてもらってマース」(ニッコリ

香取「あらあら♪」(ニコニコ

金剛「ウッフッフッ~♪」(ニッコニコ

提督「…………」(後退り

漣「……で、ご主人様、やけにあの教官さんに気に入られてますけど、何をされたので?」

提督「な、何故、私が何かしたと」

漣「そりゃあ、まあ……教官さんの様子を見たら、ねえ?」

神通「提督……私、気になります」

提督「じ、神通君まで……」

提督「むう、致し方あるまい。じ、実は――――」




(数年前)
英国《軍学校》

工廠妖精「まあまあ、いっぱい、もういっぱいどうぞ」

工廠妖精「おかわり、まだあります。えんりょせずぐいっと」

提督「む、うむ、ではいただこう」(コキュコキュ…

工廠妖精「ひゅー、いいのみっぷり」

提督「今日の宴会ために、わざわざいい日本酒を用意してもらったのだ……当然、飲みも捗るさ」(ニコリ

工廠妖精「うーん、この」

工廠妖精「にんげんあいてにはめったにうかべないすまいるがばーげんちゅうです」

工廠妖精「こんごうさんたちがないてうらやみます」

工廠妖精「くやしいのう、くやしいのう」

提督「さあ、妖精君たちも一緒に飲もうではないか」(ホロ酔い

工廠妖精「ささ、ぐいっと、ぐいっと」

提督「ああ!」


(提督&工廠妖精ズ酒盛り中・・・)



工廠妖精「……ところでこうほせいさん」

提督「う、ぬ……なんだね?」

工廠妖精「じつはわれわれにちからをかしてほしいのですが……」

工廠妖精「ここのれんしゅうかんをですねかくかくしかじか」

提督「ふむ……ふむ……」

提督「――――なるほど、練習艦の限界を見て見たいと」

工廠妖精「なのです」

工廠妖精「ねーむしっぷにひってきするりょうさんかん」

工廠妖精「あなたならそのろまん、りかいしてくれますよね?」

提督「しかし、軍学校の所有物を勝手に改修というのは……」

工廠妖精「なぜためらうのですか」

工廠妖精「こうほせいさんもれんしゅうかんのひりきさはしっています。このごじせい、ただのれんしゅうかんではまんがいちのとき、いきのびることができません」

工廠妖精「れんしゅうえんようこうかいちゅう、しんかいせいかんにしずめられます」

工廠妖精「それでもいいのですか? あなたほどのひとがなにをまようことがあるのです」

工廠妖精「いまがきんだいかかいしゅうするときです」

提督「わ……私で君たちの役に立てるのにゅら手を貸そう!」(目グルグル

工廠妖精「(け い か く ど お り !)」

提督「――――そ、それで、夜通し妖精君たちと改修に勤しんだのだが、その勢いで教官の《香取》にも手を出してしまってな」

漣「…………」(ジト目

神通「…………」(ジト目

提督「す、すまない、勢いに任せてつい……」

香取「意外と重武装でしょ私? うふふ、提督君たちからの贈り物なんですよ」

香取「《私》の大事なところ(主に機関部)まで、隅から隅まで改修されちゃって……初めてだったのに」(ポッ

香取「ところで、あなたたちの艦船はどの程度、近代化改修してもらえているのかしら――――」(チラッ


駆逐艦《漣》
12.7cm連装砲B型改二☆6
12.7cm連装砲B型改二☆6
13号対空電探改


軽巡洋艦《神通》
SKC34 20.3cm連装砲☆6
SKC34 20.3cm連装砲☆6
水上観測機(提督カラー)


戦艦《金剛》
試製35.6cm三連装砲☆6
試製41cm三連装砲☆6
FuMO25 レーダー
水上観測機


香取「」

漣「あー、困るわ~、ご主人様が改修好きすぎて困るわ~」

神通「あ、あの、こんな素敵な近代化改修、私、嬉しいです」(テレテレ

金剛「提督に貰った大切な装備、いい感じデース♪」

香取「…………」(ワナワナ

提督「きょ、教官……?」

香取「わ……私とのことは遊びだったんですね……!!」(ダッ

提督「!!?」



《この後、他所提督が滅茶苦茶怒られた(艦娘たちと夜戦し過ぎな意味で)》

【心の洗濯】

(数年前)


元帥「―――というわけで、これからお前たちには別々の島で一ヶ月、サバイバル訓練を行ってもらう」

他所「うへぇ、マジか」

メガネ「サバイバルかー、一ヶ月分の可愛いもの持っていかないと」

オネエ「ん~、ご飯とかどうしようかしら、ねえ?」

コミュ障「ど、どの程度、水や食料がある島に送られるかによるな」

元帥「念のため、緊急用の無線は渡しておくが……いいか、使うなよ?」

他所「鬼かよ……」

メガネ「たぶん使ったら追加メニューなんだろうね」

オネエ「一ヶ月も野宿なんて困っちゃうわね~」

コミュ障「うむ……しかし、訓練は訓練だ、頑張るしかあるまい」

オネエ「そうよねえ」

元帥「最低限の道具は持たせてやる。それでは、最初は他所から降ろすぞ」

他所「へ~い」

(一ヶ月後)
英国《軍学校》母港

金剛「やっとアイツと三馬鹿が帰ってくるのね。一ヶ月、人のいない島で生活かー……私には絶対に無理ね」

金剛「みんな無事に回収できたって先生に聞いたけど、ホ、ホントに大丈夫なのかしらアイツ? 怪我したり病気になったりしてなきゃいいんだけど」(ハラハラ

金剛「――――あ、回収船が戻ってきたわ」

金剛「(甘い物はもちろん、ロクなもの食べられなかっただろうし、美味しい物たくさん食べさせてあげなきゃね!)」(フンスッ


(回収船、接岸中・・・)


金剛「ヘーイ、みんなお帰り! 一ヶ月の島生活、どうだった?」

他所(敗残兵風)「……もう二度とやりたくねえ」(ゲッソリ

メガネ(帰還兵風)「同じく」(ヨロヨロ

オネエ(浪人風)「んもう、服とかボロボロになっちゃったわ。体もベトベトのドロドロだし……あぁ~、早くお風呂に入りたい!」

金剛「アハハ、かなり辛かったみたいね……当然でしょうけど」

金剛「あ、それでアイツは? アイツも一緒に帰ってきたんでしょ?」

他所「ああ、玖珂? 玖珂、ねえ」

メガネ「えっと……」

オネエ「玖珂ちゃんは……その……」

金剛「も、もしかして怪我とか病気で動けないの!? 大変、すぐに医務の先生を連れてこなきゃ!」


コミュ障(?)「む、金剛君か」


金剛「え? なんだ、普通に歩ける……ん、だ」

コミュ障(?)「い、一ヶ月ぶりだな、変わりはなかったかね?」(ふっくら

金剛「……Why?」

コミュ障「む、ど、どうかしたのかね?」(ツヤツヤ

金剛「え、ちょっと待って、一ヶ月島で暮らしたのよね? どうしていい感じにふっくらしてるの? なんで血色そんなにいいの!?」

コミュ障「し、島に着いてからやけに食べ物が美味しくてな……。幸い果物が豊富で、魚や野鳥も多く生息していて、つい食べ過ぎてしまった」

他所「一ヶ月の間、周りに人っ子一人いない状況だったしな」

メガネ「無人島ライフをエンジョイしまくったらしいよ」

オネエ「島の動物たちと仲良く、果物とか分け合ってね」

他所「迎えに行ったらオランウータンに枝投げられたんだぜ、俺たち……」

金剛「……まったく、アナタって人は」(頭痛

コミュ障「な、なんだ……?」

金剛「ホンット~に、私がいないとどうしようもないのね!」

<ホラ、いつまでも汚い格好してないで、さっさとシャワー浴びに行くわよ!
<ひ、引っ張るのはやめたまえ、君の手も汚れてしまうぞ
<……いいわよ、別に。ほら、おとなしくついて来なさい!!
<やめろォ!?

オネエ「束の間の鬼のいぬ間に、だったわね」

メガネ「文鎮に押さえられてるぐらいがちょうどいいんじゃないかな、彼は」

他所「あー、半紙並みのメンタル強度だもんな」




《一週間後、提督の体重は元に戻った(主に心労が原因)》

【艦娘たちとコミュニケーション】大鳳編

《鎮守府》修練場


<キリキリ……パンッ!

的<お見事!


赤城「すぅ……」(残心

大鳳「あの、赤城さん」

赤城「なぁに、大鳳ちゃん?」(構え

<キリキリ……

大鳳「……提督と仲良くするにはどうすればいいんでしょうか」

赤城「んえっ!?」


<ビョイ~ン

的<こっちだ下手糞


赤城「あ……」

大鳳「ゴ、ゴメンなさい」

赤城「い、いいのよ、集中を欠いた私が悪いのだから」(アセアセ

赤城「それで……提督と仲良くなりたいって、どうして急に……?」

大鳳「実は……」


大鳳『お昼、おっ昼~♪』

大鳳『(あ、提督だ)』

大鳳『…………』(キョロキョロ

大鳳『て、提督……』


漣『ご主人様~、お昼です! お弁当作ってきましたのでー、みんなで食べませう♪』

提督『み、みんなというのは……』

曙『ほら、なにやってんのよ!』

潮『な、中庭にシート敷いちゃいました』

提督『……す、すまないが、今日は食堂で食べたい気分なのだ』(スタスタ

朧『ていとく は にげだした』

漣『なんとぉ!』(ザキュッ

朧『しかし まわりこまれてしまった』

漣『知らなかったんですか? 初期艦からは逃げられないのです』(ドヤァ

提督『ぬ……ぬう……』

提督『わかった、ごちそうに……なろう』

漣『ktkr♪』(腕組み

曙『ヤ、ヤタッ……』

朧『よかったね、曙』

潮『やったね、曙ちゃん♪』

曙『だ、誰も喜んでなんかないわよっ!』

提督『本当に私が一緒で構わないのかね……』

漣『当たり前ですよ~♪』(腕組み&頬当て

(数日後)

大鳳『(この間は漣さんたちの邪魔しちゃ悪いから、声かけられなかったな)』

大鳳『あ、提督だ……よし、今度こそ』

大鳳『あのー、提督……』


那珂『提督発見~!』

川内『そりゃー、確保だー!』

提督『やっ、やめたまえ……本当にやめたまえ……!』

神通『ちょ、ちょっと、那珂ちゃんも川内姉さんも何してるんですか!?』

那珂『えー?』

川内『何って、これから間宮さん行くから提督も誘ってんのさ』

那珂『こーでもしなきゃ、提督逃げちゃうもんね~』

神通『ふ、二人して腕を拘束するのは誘うとは言いませんっ! 提督が困ってるから、は、放してあげてください!』

那珂『ブーブー、迷惑だなんて神通ちゃんヒッドーイ』

川内『なにさー、一人だけいい子ぶっちゃってさー』

神通『ぁ……わ、私は別にそんなつもりじゃ……』

那珂『えっと~、じゃあじゃあ、提督捕まえておくのは神通ちゃんに任せちゃおっかな~♪』(提督ポイッ

川内『あ、いいね、そうしよう、そうしよう』(提督ポイッ

神通『へ……あ、わわっ!』(キャッチ

提督『む、す、すまない、神通君』

神通『キャッ……!? ゴ、ゴメンなさい、大丈夫ですか提督!?』(飛び離れ

提督『だ……大丈夫だとも……たぶん』

那珂『よぉっし! それじゃ、間宮さんまで出発進行~♪』

川内『神通~、提督の曳航は任せたからね!』

神通『な、那珂ちゃん!? 川内姉さん!? も、もう……』(チラッ

神通『あ、あの、提督……その、あの……も、もしお時間があるなら……その……』

提督『うぬ……き、君たちの邪魔にならないのなら、私も同行させてもらおう』

神通『!!』(パァァ…!

那珂『神通ちゃん、まだ~?』

川内『提督もはーやーくー!!』

(数日後)

大鳳『(なんか……声をかけるタイミング無くしちゃった……)』(トボトボ

大鳳『やっぱり、昔からいる人じゃないと提督とお話できないのかな……ハァ』

大鳳『あ、提督だ……それに、金剛さんも』



金剛『HEY、提督ゥ! 今日はとってもいいお天気だから、テラスでtea time にするデース!』(腕組み

提督『わ、わかった……付き合う、付き合うからいい加減、手を離してくれないか』

金剛『……ンーフフフ♪』(ギュ~

提督『だ、だから……』

金剛「訳:そうだ、今度比叡もお茶会に誘ってあげましょうよ。きっと喜ぶわよ、あの子!」

提督「訳:き、君は人の話を聞いているのかね……?」


(数日後)

大鳳『よし、今日こそ提督に声をかけてみせますっ!』

大鳳『いた。あの、提と……』


文月『司令官~、はやくはやく~』

弥生『蒼龍さんも、こっちに…来てください』

蒼龍『二人とも~、そんなに走ると転んじゃうよー?』

蒼龍『ほら、文月ちゃんと弥生ちゃんが待ってますから、提督も急いで!』

提督『む? う、うむ……』

蒼龍『そ~れ、捕まえた~♪』

弥生『きゃ…あ』(ニコニコ

文月『弥生ちゃん捕まっちゃった~』

文月『じゃあ~、文月は司令官を捕まえちゃうよぉ~♪』(ダキーッ

提督『と、飛びつくのはやめたまえ……』

文月『ほわぁ、ゴメンなさい~』(ギュウ~ッ

弥生『ぁ…ぁの…弥生も……』

蒼龍『あっ、じゃあじゃあ私も!』

提督『わ、悪のりはやめてくれないか……』

蒼龍『あちゃ~、やっぱりダメかぁ』


(数日後)

大鳳『……部外者お断りな空気で近づけませんでした』

大鳳『で、でも、さすがに今度という今度は……』

大鳳『あ』



大和『ウフフ、いい天気……すっかり春めいてきましたね』

提督『む、そ、そうだな』

大和『それにしても、大和、ビックリしちゃいました』

大和『まさか、提督がお散歩の同行を許可してくださるなんて』

大和『とうとう大和の想いが通じたんですね、そうなんですね?』

提督『(こ、ここ最近の大和君の待遇を振り返った結果、なにやら無性に申し訳なくなったから……とは言えないな)』

大和『あの、提督、よろしければこのまま大和と二人で、ブライダルフェアに行ってみませんか……』(モジモジ

提督『……い、いや、さすがにそれは』

大和『ダメなんですか? ね、、どうしてですか? ねえ、なんで? どうして? どうしてどうしてどうしてどうして? もしかして提督は大和のことがお嫌いですか? 違いますよね、大和と提督は同じ気持ちですよね? だったらなんで、どうして? 教 え て く だ さ い 提 督』(ハイライトOFF

提督『』



大鳳「大和さんのあの笑顔を見たら私、あ、足が動かなくて……」

赤城「そ、それで、その後、提督はどうされたのかしら?」

大鳳「えっと、提督が草陰に連れ込まれそうになったところに、たまたま球磨さんと多摩さん、木曾さんが通りがかって……」

大鳳「球磨さんと多摩さんが時間を稼いでる間に、木曾さんが漣さんと神通さんを呼んできて、後はいつも通り……です」

赤城「ホッ……」

大鳳「赤城さん?」

赤城「あ、いえ、提督がご無事でよかったと安堵しただけよ」

赤城「そ、それで、提督と仲良くなる方法……だったわよね?」

大鳳「はい! な、何かいいアイデアはないでしょうか!?」

赤城「それは、その……」

赤城「じ、時間が解決してくれるんじゃないかしら?」(目逸らし

大鳳「ないんですね、アイデア」

赤城「私もここ2、3日……提督とお話してないから」(ホロリ…

大鳳「赤城さん……」(ホロリ…


《鎮守府》工廠


大鳳「はぁ……それで結局、提督さんとは一度もお話できなかったんです」

妖精A「なるほど、なるほど~」

妖精B「女は度胸、なんでもやってみるもんです」

妖精C「提督さん相手に、そんな悠長なことしてる方が悪い」

大鳳「うぅ……」

大鳳「ふ、ふーんだ、いいですよーだ。別にお話できなくても、ちゃんと戦果を稼いでお役に立てれば私は全然……」(イジイジ

妖精A「艦載機のメンテ方法を教わりに来た艦娘の言葉とは思えないです」

妖精B「やせ我慢は体によくないです」

妖精C「コミュニケーションにおいて共通の話題は必須」

大鳳「ゴ、ゴメンなさい、嘘ついちゃいました」

提督「――――む? た、大鳳君、工廠に何か用かね」

大鳳「ぴゃ!? て、てててて提督!?」

提督「もしや、君も自分の艦載機の整備に来たのか?」

提督「な、ならちょうどいい、私も妖精君たちと赤城君たちの艦載機の整備を行う予定だったのだ」

提督「もしよければだが、君も手伝ってくれたまえ!」(キラキラ

大鳳「え、あの、私は……!」

提督「ダ、ダメか? そうか……無理強いしてすまなかった……」

大鳳「そ、そんなことありませんよ!? 整備の手伝い? いいトレーニングです、ドンと来いです、ハイ!!」

提督「そ、そうか!」(パアァァァァッ

提督「さあ、そうと決まれば早速作業に取り掛かろうではないか!」(工具農民持ち

大鳳「よ、妖精さん、妖精さん、フォローを……機械弄りなんてしたことない私のフォローをお願いしますぅ……」

妖精C「(報酬に美味しいお酒ください)」

妖精A「(提督さんと飲むです)」

妖精B「(酔わせていろいろ聞き出すのです)」

大鳳「(この妖精さん、直接脳内に!?)」




(工廠入口)

瑞鳳「―――――」(目見開き

不知火「む、瑞鳳さん、工廠の入り口でどうされたのですか?」

不知火「私は艤装のCASの調子が悪くなったので、妖精さんに見てもらおうかと」

不知火「別に司令が工廠へ向かわれたと聞いたからではありませんよ? 不知火にそのような下心、あるはずがありません、キチンとこまめに装備の手入れを行っていることを褒められたいなど思っていません」(饒舌

不知火「ちゃんとCASを使いこなしていることを司令に見ていただきたいなど微塵も…………瑞鳳さん?」

瑞鳳「艦載機整備……素人が……素人が手を出しちゃダメなんだから……!」(ギリギリギリッ

不知火「にゅ、にゅい!?」



《なお後日、一緒に○シフィックリムを鑑賞して盛り上がり機嫌を直した模様》

【聖菓衛生士(国家資格)】

《艦娘用宿舎》球磨の部屋


球磨(E:エプロン&三角巾)「ある~日~、海の上~、球磨ちゃんに~、出会ったクマ~♪」(チャッチャカ

木曾「おーい、球磨姉ー」

多摩「提督、連れてきたニャ」

球磨「クマァ♪ 提督、よく来たクマ!」

満潮「司令官じゃない……アナタも呼ばれたの?」

提督「き、来たというより、二人に連行されて……だが」

提督「(せっかくの休日だから、家から一歩も出ずにデッキの構築やプラモ作成をするつもりだったのに……)」

満潮「そ……なら、私と同じね」

提督「み、満潮君もかね」

満潮「遠征から帰ってきたら、いきなり球磨さんに連れてこられたのよ……」

球磨「久しぶりに甘味を作りたくなったから、食べさせる相手が欲しかったんだクマ」

提督「そ、それなら多摩君と木曾君がいるのでは……」

球磨「二人じゃ話にならないクマ。なに食べさせてもウメー、ウメーって貪り食うだけクマ」(ジロッ

多摩「面目ニャイ」

木曾「だ、だって、ホントのことじゃねーか」

満潮「甘い物狂いの提督はいいとして、私はなんで呼ばれたのかしら?」

球磨「そんなの、たまたま見かけたからに決まってるクマ、クマクマ♪」

満潮「……」(イラァッ

提督「み、満潮君、おお穏便に行こう、穏便に」

満潮「……ったく、しょうがないわね」

球磨「ちゃんと取った時間に見合うお菓子、食べさせてやるクマ」

オーブン<諸行無常の鐘の声……

球磨「お、スポンジが焼き上がったクマ」(ガコン

球磨「フッフッフッ、粗熱がとれたらクリームとフルーツでデコレーションするクマ!」

提督「おお……」(キラキラ

満潮「なんで食べる前からキラ付け完了してるのよ」


(20分後)

球磨「…………っし、特製ショートケーキ、完成だクマー!」

多摩「待ってたニャ」

木曾「球磨姉~、俺もう腹減ったんだけど……」

球磨「慌てるな木曾、まずはお客様にお出しするクマ」

球磨「さあ提督、遠慮せず食べるクマ!」

提督「い、いただこう」(パクッ

提督「!!?」

提督「…………」(スッ

満潮「ちょっ、なんで急に球磨さんに祈り捧げてるの!?」

提督「ハッ!? しまった、あ、あまりの美味に我を失っていたようだ」

満潮「ハア? なにそれ、意味わかんない」

球磨「さっ、次は満潮の番だクマ。遠慮せず食らうといいクマ」

満潮「……わかったわよ」

満潮「(あの提督が祈りだすくらいだから、相当美味しいんでしょうけど……いくらなんでも、あのリアクションはオーバーよね)」(パクッ

満潮「!!!?」

満潮「……ぅ……うぅ……?」(ポロポロ

満潮「胸が……温かい……フ、フフ、なによこれ、変なの……」(穏やかな表情

木曾「な、泣いたー!?」

多摩「まるで辛い過去の記憶から解き放たれたような顔してるニャ」

多摩「……球磨、知らない間にまた腕を上げたニャ」

球磨「うーむ……」(パクパクッ

球磨「思ってたより味の調和がとれてないクマ。所詮は素人……間宮さんの本気レシピの再現には至れなかったクマ」

木曾「球磨姉が素人なら、世の中のプロの大半が店畳むと思うんだけど」

多摩「無闇めったらに素人のハードル上げるのは止めるニャ」

球磨「それにしても、球磨の腕でこれなら、間宮さんが本気で作ったお菓子食べたら、提督その場で指輪差し出しそうクマ♪」

提督「間宮君が本気で作ったケーキ……いいな……食べたいな……た、頼めば作ってくれるだろうか……」(ブツブツ

木曾「 や め ろ 」

多摩「真面目に考えてんじゃねーニャ」



《なお後日、間宮さんの本気レシピに挑戦する艦娘が何人かいた模様》

元ネタ:大鳳と交換日記
【艦娘たちとコミュニケーション】大鳳編

《鎮守府》執務室


提督「……な、なるほど、艦娘たちのことをより深く知るために各艦娘と交換ノートを使い、情報のやり取りを行うと」

漣「はいな。といっても、重要な案件なんかはこれまで通りで、ノート使うのは個人的なホーレンソーに限りますが」

漣「面と向かって話はできなくても、こういうのでコミュニケーションを図れば、ちょっとは人間関係がマシになるんじゃないかと思った次第です、ハイ」

提督「むう……め、迷惑をかける」

漣「いえいえ、こういうとこフォローするのも初期艦の大事な勤めなのでー」

漣「それでですねー、数の多い駆逐艦と軽巡洋艦組は4と2に分けて、後はそれ以外って感じでノートを提出するので、ご主人様も暇な時にアレコレとか書いちゃってくださいな」

漣「な、なんなら、好みの女性とか書いちゃってもいいんですよ? なーんて……」(ドサーッ

提督「……多いな」

漣「(無視カヨッ!)コホン。まあ、他の鎮守府に比べたらまだまだまだまだまだまだ少ないくらいですよ、ご主人様」

漣「場所によっては、大本営にお願いして艦船の保有数を200ぐらいに増やしてるとこもあるそうですし」

提督「きょ、狂気の沙汰ではないか」(戦慄

漣「デスヨネー」



(深夜)

提督「さて、今回は……空母の艦娘たちか」

提督「まずは……大鳳君か。なになに……」

『より効果的に艦載機を運用するにはどうすればいいのでしょうか』

提督「……ふむ、生真面目な大鳳君らしい相談だ」

提督「(これは後日、空母の艦娘全員で話し合う場を設けるとして……まず、大鳳君がどの程度、艦載機運用について理解しているかを知らなくてはなるまい)」

提督「とはいえ、艦載機運用は門外漢なので……基本的な設問しか書けないのだが」

提督「…………」(カキカキカキカキ

(翌日)


大鳳「……ゴクリ」

赤城「フフ、そんなに緊張しなくても大丈夫よ、大鳳ちゃん」

大鳳「で、でも、こうして提督からお返事の書かれたノートを前にすると、ちょっと緊張します」

祥鳳「大鳳ちゃんは今回、どんなこと書いたの?」

大鳳「えっと、艦載機の効率的運用方法を教えてください、みたいなことを……」

瑞鶴「堅いわねー、もうちょっと面白いこと書いたらいいのに」

加賀「MVPには間宮券を与えるべき、みたいなことを書くどこかの緊張感の足りない子よりはマシじゃないかしら?」

瑞鶴「は?」

加賀「あら、聞こえちゃったかしら?」

瑞鳳「ほら、もうストップ、ストップ~! どんな返事書いてくれたか、みんなでノート見せっこするんだから、もっと緩くいこうよぉ!」

瑞鶴「ちぇっ、わかりましたよ~だ」(ンベーッ

赤城「加賀さんも、あんまり瑞鶴のことからかわないの」

加賀「……ほどほどに気をつけるわ」(シレッ

蒼龍「喧嘩するほど仲がいい、かな?」

赤城「だといいんですけど……」

祥鳳「さ、さあ! トップバッターは大鳳ちゃんよ! 早くノート、見せて見せて♪」

大鳳「は、はい!」(ドキドキワクワク

一同<ワクワク



『問1:九七艦攻使用時の、雷撃の基本運動について答えよ。
高度2000メートル、目標との距離10000メートルより緩降下を行う際の降下角度は()~()度。また、魚雷の投下高度
は()~()メートルである。
()の中に入る数字を以下より選べ。
い:5 ろ:10 は:15 に:20 ほ:25 へ:30 と:50

問2:編隊を組んでの進撃中、敵艦発見の報あり。小隊数3として、この場合の編隊による雷撃の手順について答えよ。

問3:(以下略)』



大鳳「…………」(ハイライトOFF

祥鳳「わ、わあ~……」

瑞鳳「(違うよ、提督……大鳳ちゃんが欲しかったのは、基礎のお復習じゃなくて、がんばれーとか応援してるーみたいな言葉だよぉ~)」(頭抱え

大鳳「……私、向こうで問題解いてますね」(ニコォ…

赤城「え、ええ……」

加賀「……初っぱなかな、なかなかきついお返事だったわね」

祥鳳「そ、そうですね」

瑞鳳「しかも、空母の艦娘なら解けて当然な問題だもんね~。ちょっと腹立っちゃうよねぇ」(プリプリ

瑞鳳「ねっ、瑞鶴さんだってそう思うでしょ!?」

瑞鶴「え!?」

瑞鳳「え?」

赤城「え?」

祥鳳「え?」

蒼龍「えぇ?」

加賀「瑞鶴……アナタ、まさか……」

瑞鶴「ピ~ピピ……ふぃ……すぴー……♪」(目逸らし

加賀「……」(チラッ

赤城「……」(コクリッ

加賀「どうやら、お復習が必要な子は他にいたようね」

祥鳳「が、頑張ってくださいね!」

赤城「少し待ってて、部屋にある『艦載機運用論(上級)』取ってくるから♪」

蒼龍「あ、じゃあじゃあ、私も『江草式編隊指揮教本』持ってきま~す♪」

加賀「瑞鶴……今日は眠らせないわよ(意味深)」

瑞鶴「ちょっ、おまっ!?」



《この後、空母メンバー全員の勉強会に発展した》※なお提督、二回目の勉強会に嬉々として参加した模様

【少し昔の出来事】
(数年前)


英国《軍学校男子寮》

他所提督「おぃーっす! 暇か? パブに飲みに行くぞー!」

提督「む……い、いや、食事なら私は部屋で済ます……」

他所提督「よっしゃ、確保ー!」

メガネ提督「ラジャー!」

オネエ提督「はいはい、観念しちゃいなさいな♪」

提督「ぬおぉぉ……!?」



提督「そ、その、誘いに来てくれるのはありがたいが、あまり気を遣わないでもらえると……」

他所提督「つってもなー。お前ぇ放置してたら、学校の昼休みとか平気で便所飯するだろ?」

提督「い、いくら私でもそこまではしない。ちゃんと、体育倉庫を使わせてもらっているぞ」(遺憾の意

メガネ提督「ダメだからね? それも大概、ダメだからね!?」

提督「しかし、私がグループに混じるのは迷惑だろう……」

オネエ提督「んもぅ、私たちがいいって言ってるんだから遠慮はな~し!」

提督「う、うぬ……」(ムズムズ


<ドンッ

提督「っと、す、すまない」

候補生A「ってーな、ちゃんと前見て歩けよ……ん?」

候補生B「おい、何してんだ、混む前に店に入っちまおうぜ」

候補生A「あ、おう。……どけよ、通んだからさ」

提督「ほ、本当にすまなかった……」



提督「……うぅ」(キリキリ…

メガネ提督「だ、大丈夫かい?」

他所提督「ダッセーなぁ、ちょっとぶつかったぐらいで謝ってんなよ」

提督「し、しかし、ぶつかったのは私……いや、ふ、不快にさせたのなら謝る」

他所提督「だーかーらーさー」(イラッ

提督「っ、す、すまない……」

オネエ提督「……ほらほら、私たちも早くパブ行きましょ! お酒も楽しみだけど、もうお腹ペコペコよォ~」

他所提督「……そだな」

メガネ提督「腹が減ってはなんとやら、ってね」

提督「…………」

《英国的大衆酒場》

他所提督「ガツガツ、ハグガブッ……!」

提督「(あ、相変わらず、見ているだけで腹が膨らみそうな食べっぷりだ)」(モソモソ

メガネ提督「もうちょっと落ち着いて食べなよ……」

オネエ提督「酒だ酒だ言ってたくせに、自分が一番食べてるしねえ」

<ギャハハハハッ!!


オネエ提督「なに? うるさいわね~」

他所提督「あれじゃね、あそこのグループ」

メガネ提督「ん……さっきぶつかった奴もいるね」


<そんでさ、ぶつかったらソイツ、すみませんすみませんってペコペコしてんのよwww
<ダッセww、超ダッセww!
<お勉強できたら、あんなのでも元帥先生の特別講義受けられんだなーwww


提督「…………」

他所提督「んだぁ、アイツら?」

メガネ提督「典型的なアレの類だね。ナリはまともだけど、言動のお陰ですっごく見分けやすいよね」


<……そういやさ、お前ら知ってる? その玖珂って奴、大戦初期の艦娘の混血なんだってよ。
<うわ、ウソ、マジで?
<ねえわー、そんなのが提督候補生の代表面してるとかないわー。


提督「う……」(俯き

他所提督「 よ し 、 ち ょ っ と ア イ ツ ら 〆 て く る 」(ガタッ

メガネ提督「アハハ、じゃあ僕も手伝おうかな!」(ガタッ

提督「わ、わざわざ事を荒立てる必要はないだろう……」

他所提督「ウッセー、俺はああいうクソみたいなのが死ぬほど嫌いなんだよ。言いたいことあんなら、直で言ってきやがれってんだ」

メガネ提督「そうそう。自分たちの無能を棚に上げて、人を貶して盛り上がる連中を庇う必要はないよ~」

提督「し、しかし、酒を楽しんでいる人たちもいるのだから……」

オネエ提督「そーよ、あんなの相手にするたけ時間の無駄よォ」

オネエ提督「だいたい、提督ちゃんが我慢してるのに私たちが騒いだら、余計に提督ちゃんのイメージがダウンしちゃうわ」

他所提督「むぐ……」

オネエ提督「言いたい奴には好きに言わせておけばいいのよ~。どうせ周りのみんなも聞いちゃいないし、あんなの有名税よ、有名税」

他所提督「……チッ、わーったよ」

メガネ提督「……しょうがないな」

提督「(す、すまないな、二人を説得してもらって……)」

オネエ提督「(いーのいーの、気にしないで。提督ちゃんも路傍の石ころの戯言なんて気にしないで、ジャンジャン飲んじゃってよ♪)」

提督「ハ、ハハ……そ、そうさせてもら――――」


<つーかさ、大戦初期の艦娘ってアレだろ? 
<あー、艦船造れなくて、生身で戦わされてたんだよな。
<恐怖心とか取っ払うのに、ちょっと公にはできねーような実験とか薬使われてたらしいぜ。
<ヒエ~、悲惨www


提督「ぁ……」(ビクッ


<死ぬのが嫌で上官に体使って媚びたり、ストレス溜まりすぎて男に依存する子とかいたりな。
<なにそれ、かなり羨ましくね? 向こうからヤらせてくれるとかパラダイスじゃん!
<そこはほら、上官の命令に絶対服従!な時代だったし? 嫌がろうがなにしようが、輪しまくりの輪されまくりだったらしいぜ~?
<あ、俺はそっちのがいいかも。
<オイオイ、鬼畜かよお前~!
<ゲラゲラゲラッ!!


他所提督「……店、変えようぜ」

メガネ提督「そだねー、あんなのと一緒の学校に通ってるなんて思われたら気分悪いし」

他所提督「ホントならぶっ飛ばしに行きてえけど、オネエに言われたしな」

メガネ提督「オネエもそれでいいよな? あれ、オネエ?」(キョロキョロ


<お、でも待てよ、昔は艦娘ヤりたい放題だったってことはさ、元帥先生のお気に入りさんの親も……なあ?
<あー、あるある、それ十分あり得るっしょ。
<うわー、マジかよ……さっき俺、ぶつかったんだけど。ヤベー、俺の体、穢されちまったよ~。


オネエ提督「人のダチ捕まえて、なに言ってくれてんだア゛ァッ!? テメエらの脳みその方がよっぽど穢れてんだよ、ゴルァ!!」


<う、うわ、なんだテメエ!?
<イッテ!? クソッ、お前らコイツ、ぶっ殺すぞ!

オネエ提督「下のマイク(意味深)チェックの時間だオラァ!! 艦娘ちゃんたちに手ぇ出す前に去勢してやるよォ!!」



他所提督「ああ、キレちまったか……ま、しょーがねえわな」

メガネ提督「普段怒らない分、弾けると荒れるんだよねえ」

提督「と、止めなくては……!」(オロオロ

他所提督「おっしゃあ! 俺も混ぜろォ!!」

メガネ提督「僕も!!」

提督「!!?」

(深夜)
英国《軍学校男子寮》


オネエ提督「ゴメンね~、あれだけ言ってたのに私が一番最初にキレちゃってー」

メガネ提督「他所の奴は部屋に放り込んでおいたし、君もゆっくり眠りなよー」

オネエ提督「ねえ、顔色悪いけど大丈夫?」

提督「へ、平気だ、少し……飲みすぎたようだな」

オネエ提督「あー、周りのお客さん、私たちのこと気に入ったって、たくさんお酒奢ってくれたしねえ」

メガネ提督「結果、あそこの常連さんたちの役に立てたみたいで助かったよね。通報とかもされなかったし!」

オネエ提督「じゃ、提督ちゃんおやすみ~」

メガネ提督「明日も先生の講義があるし、寝坊しちゃダメだからね」

オネエ提督「他所ちゃんは確実に寝過ごすでしょうけどね♪」

提督「あ、ああ。その……あ、ありがとう」

オネエ提督「……いいのよ、私たちが勝手にアイツらに喧嘩売っただけだし」

メガネ提督「そうそう。じゃ、僕たちも部屋に戻るから」

提督「お、おやすみ」




<パタン




提督「―――――――――」



『パパが言ってたぞ、お前の母親はせーよく処理人形だったってー』

『うわ、くつ汚れちゃったじゃん、ふ~こおっと……おりゃ!』

『艦娘はバケツの水かけたら、どんなに痛めつけても平気なんだって』

『ホント? みたいみた~い!』

『じゃあ、今日の実験はあいのこのたいきゅー力をしらべるのに決定~!』

『 ほ ら は や く お ち ろ よ ~ 』


提督「う……ぅ……」((ガタガタガタ…

おやすみなさいです
暗めな話をやったので、次は筆頭3人が酒の席でバカ話です(ちょっとえっちぃ)
その後、祥鳳とスイーツ巡り他ネタやっていきます

乙です
ホントにこの3人は良い仲間ですね
そして本当の意味でのあの「3馬鹿」は、きっと着任初期に憲兵ABCのお世話になってる筈(着任できたかも怪しいけど)
それと、動画の続編が投稿完了しました。一応のご報告です

起きたら素敵なことが起きていました
>>268 前回に引き続き今回も感謝なのです
お出かけ前にさっそく視聴させていただきます

【EPISODE20 笑顔】

《鎮守府》


文月「えへへ、司令官、司令官~♪」(ニッコニコ

弥生「司令…官♪」(ニコニコ

提督「…………」


球磨「クマー、提督だクマー♪ 元気してるかクマー?」(ニコニコ

木曾「よお、どした? 散歩か? なら丁度いい、俺たちと間宮さん行こうぜ!」(ニッ

多摩「もちろん、木曾の奢りでニャ」(ニヤッ

提督「…………」



祥鳳「あら、提督お出かけですか?」(ニコッ

瑞鳳「グッドタイミング! これから祥鳳姉とお買い物なんだけど、提督も一緒に行くぅ?」(ニコーッ

提督「…………」



《鎮守府》執務室

那珂「え……みんなみたいに笑うにはどーすればいいかって?」

提督「べ、別に常に笑顔でいたいというわけではないのだが……みんなが笑っているのを見ると、少し思うところが……な」

那珂「はえ~……那珂ちゃん、ビックリ……」

提督「え、笑顔のことはアイドルに聞くのが一番いいと、知り合いのそのまた知り合いのプロデューサーから聞いて……その」

提督「……どうすれば、ちゃんとした笑顔というものを浮かべられるのだろう?」

那珂「(漣ちゃんとか神通ちゃんたち相手なら、たまに微笑むようになったけど……気づいてないんだねー、提督)」

那珂「提督もそーいうことで悩むようになったんだね~、那珂ちゃん感激♪」

那珂「いいよっ、一緒に練習しよ! いっくよー……那珂ちゃんスマーイル、ニコッ♪」

提督「ニ……ニコッ」(悪鬼スマイル

那珂「うん……うん……やっぱり、指を使って口の両端を持ち上げるとこから始めよっか」(カタカタ…

提督「すまない……こ、こうかね?」(むにっ

那珂「ププッ、そうそう、そんな感じ♪」

<ガチャッ


大和「提督、大本営からのお手紙をお持ち……しまし……た」

那珂「あ」


提督「ぬ?」(むにっこにこ

大和「…………」(ガチャンッ!

提督「む……や、大和君、何故部屋の鍵を……?」

大和「なんと言うのでしたっけ、こういう大切な人の意外な一面を見て、自分を押さえきれなくなる衝動」(顎に指あて

大和「――――ああ、そう、思い出しました♪」(手ポン

大和「即ハボです」(超弩級戦艦の眼光

提督「!?」

那珂「提督、逃げてぇ! ここは那珂ちゃんに任せて、提督は早く逃げてぇー!!」(立ち塞がり

提督「な、那珂君!?」

大和「邪魔なんですけど?」(ゴゴゴ…

那珂「邪魔してるんだよ~♪」



那珂「……これ以上神通ちゃんの(ハイライトの消えた)悲しい顔を見たくないから! 提督たちに笑顔でいてほしいから! だから、聞いて下さい! 那珂ちゃんの……歌!!」(2000番目の三水戦のポーズ

提督「那珂君……那珂くーーーーんっ!!!」



《那珂ちゃんの勇気が提督の笑顔を守ると信じて!! 完》

那珂「提督もそーいうことで悩むようになったんだね~、那珂ちゃん感激♪」

俺も感激だっ ウゥッ(ノД`)

理由はさて置き、冷奴や煮魚で久しぶりにお酒を飲みたくなりました
今から筆頭3人のネタを書いていきます(たぶんえっちぃさは新米魔王未満)

【艦娘たちがコミュニケーション】

旬彩《鳳翔》


漣「それではー、恒例の第一艦隊レギュラー親睦会を始めたいと思いま~す」

金剛「イエーイ♪」

神通「わ、わーい……」(拍手

漣「といっても参加者、いつぞやと同じく、三人だけなんですけどねー」

金剛「みんな用事があったからネー、残念デース」

神通「私たちだけ楽しんでるみたいで、少し申し訳ないです……」

漣「いいんですよー、こうやって時々ガス抜きしなきゃ、ストレスに潰されちゃいますし」

漣「と・く・に! 神通さんみたいなタイプは、知らず知らずの内にいろいろ溜め込んじゃうんですから、パーッといきましょ、パーッと♪」

神通「……そ、そうですね。それじゃ、お言葉に甘えて」(ニコッ

漣「んじゃ、気を取り直して……カンパーイ♪」

金剛「カンパーイ!」

神通「カ、カンパーイ!」



(数時間後)

漣「うぃ~……ヒック、鳳翔さん、お酒おかわりです~!」

<ハーイ、ちょっと待っててね~

金剛「アハハハハハッ、いい気分デ~ス!」

神通「フフ……私も、なんだか楽しくなってきちゃいました」

漣「…………」(チラッ

漣「ウィック……さて、みなさんいい感じにお酒が回ってきたと思うのですがー」(チビチビ…

金剛神通「「??」」(クピクピ

漣「実は前から密かに聞いてみたかったのですがー……」


漣「 ぶっちゃけ、この中でご主人様と一番、夜戦(意味深)の相性がいい人って誰なんですかねー? 」

金剛「ブフゥーッ!?」

神通「ッッ、ケホッ、ゴホッ!?」

金剛「HEY、いいいきなり何を言い出すネー!?」

神通「そっ、そうです、いくらお酒の席だからって……は、破廉恥です……!」

漣「いやいやー、こうあうのはお酒の席だからこそですって。ご主人様もいないですし、オープンにさらけ出していきまっしょい!」

神通「で、でも……いきなり、や、夜戦(意味深)の相性なんて……」

漣「いや、だってね、単純に誰が一番やらしーかって話だと神通さん無双ですし?」

金剛「わかるわ」

神通「ひ、ひどいですっ!?」

漣「ンッフッフッ、今日のために漣、妖精さんにお願いしてオモローなもの作ってもらったのですよ」

神通「あの、む、無視しないでください」

漣「テケテテーン! 携帯型夢見長屋(実現可能な夢を見せる程度の能力)~」(あえてワサビ声

神通「うぅ……」(ホロリ

金剛「元気出すネー」(肩ポン

漣「ここの呼び鈴を押すと、押した人の意中の相手とのアレやコレやな映像が障子スクリーンに映し出されるって寸法」

漣「というわけで、ハイ。神通さん、トップバッターよろです」

神通「うぅ……」(渋々

漣「あ、ちなみに再生終わったら自動でDVDに焼いてくれるのでー、後で差し上げますね♪」

神通「い、いらないです……」(ポチッとな

夢見長屋<イメージしろ!!

(深夜)
《鎮守府》執務室

提督「…………ふぅ」(カタッ

神通「提督、お仕事お疲れ様です」

提督「あ、ああ、前から掛かりきりだったものが終わって、ようやく一息つけそうだよ」

神通「よかったです。ここ数日、提督、ずっと気を張りつめていたから」

提督「む、し、心配させてしまったか、すまない」

神通「い、いえ」

神通「あの、提督、せっかくお仕事も終わったことですし、よろしければ……その、お酒でもいかがでしょうか?」

提督「……神通君から誘ってくれるとは、珍しいな」

神通「先日、鳳翔さんから提督と飲んでくださいと、いいお酒をいただいて……。今、持ってきますね」

提督「ああ、お願いしよう」


(提督&神通、酒盛り中・・・)


提督「ふぅ……鳳翔君の目利きだけあって美味しい酒だ」

神通「はい、本当に美味しいです」

提督「…………」(チビチビ

神通「ぁ……あの」(しなだれかかり

提督「――――も、もう酔ったのかね?」

神通「提督……」(潤んだ瞳

提督「う、うぬぬ」

提督「……め、目を瞑ってくれるか」

神通「はい――――ふ、ぅ……ン……」


<提督……最初は私が……き、気持ちよくしてあげますね(ゴソ…
<なっ……じ、神通君!?
<ん、んぐ……ジュルル―――!!
<どこでこんなこ、ことを……ふっ、ううッ……!
<ケホッ、ゲホ……!! その、女性誌とか、て、提督これくしょんで……あむ……ンンッ


<……今更言うのもなんだが、これはすごい眺めだな
<ッッ、い、言わないでください……この体勢、す、凄く恥ずかしいですから……
<うぬ、すまない
<うぅ、あまりコッチは見ないでくださいね……?
<そ、そんな風に隠されると余計……い、いや、なんでもない


<神通、君……!
<ヒャッ!? ヤぁ……そ、そんな急に動かれたら、私……混乱しちゃいます……!
<ぐ、うぅ……!


<ふ、ぅ……すまない……まるでケダモノだな、私は
<ハ……ハァ……提督……こんなにたくさん、私……嬉しいです




漣「お、おう」(ドン引き

金剛「エ~ット、ま、まあ、男と女だし? ヤることヤるのは当然ネー」(擁護

漣「でも、だからって神聖な執務室でチュッチュクチュクチュ、飽きずに何度もまあ……」

漣「漣、えっちぃのはいけないと思います!」

神通「はわぁぁぁあああ……」(プシュゥゥ…

神通「…………」(ハイライトOFF

漣「(ちょ~っとからかい過ぎましたかね)」

金剛「ア、アハハ、お酒の席のオフザケだカラ! みんな楽しくいきましょう、楽しく!」

神通「はい、神通は大丈夫です……大丈…夫」

金剛「あまり大丈夫そうに見えないけど……OK! 次は漣の番デース!」

漣「あー、やっぱりやんなきゃダメですかー」

漣「(ちょっと、いやかなり恥ずかしいけど……ま、まあ、神通さんのよりはプラトニックでしょうし?)」

漣「それじゃあ……漣、いっきまーす!」(ポチッとな


夢見長屋<異常なほどのイメージ推し


(深夜)
《鎮守府》執務室


提督「……ふぅ」(コキコキッ

漣「今日も一日お疲れ様でした、ご主人様!」

提督「あ、ああ、ありがとう」

漣「はあ~、それにしても疲れましたねえ」(ポスン

提督「さ、漣君、いきなり膝に座るのはやめてくれないか?」

漣「え~、たまには漣にもご褒美、くれてもいいんじゃないですか?」(スリスリ

提督「ッ……さ、漣君、あまり膝の上で体を動かすのは……」

漣「ん~、ご主人様ァ? なんだか体の一部が『凝ってる』みたいなのですがー」

漣「漣がマッサージ(意味深)、してあげましょうか~?」(ニンマリ

提督「そ、それは……」

漣「えー……ここんところ、お仕事ばかりでご無沙汰でしたしー、ぶっちゃけ漣も欲求不満なのでー」

漣「かまってもいいよ~、ご主人様?」

提督「ぬ、うぬ……」



<あふ……ン、ひゃう……!
<……どうすればいいのだろうな、この背徳感は
<そ、それって、漣がイロイロ貧相だからですかねえ?
<い、いや、そういう訳ではないが……
<ひぅ……! ハァ、ハッ……く、口では殊勝なこと言ってますけど、ご主人様の手つき……やっらしぃ~♪
<……情けない提督ですまない



<漣君、そ、そろそろ……
<んもぅ、しょうがないニャア。んしょ……コッチは準備万端、いつでもいいですよ~
<漣君……その、無理して明るく振る舞わなくていいんだぞ?
<は、はぁ? さ、漣、別に無理してませんし!
<あ、あまり肩に爪を立てられると痛いのだが……
<ハテ、ナンノコトヤラ(棒読み



<ア、アハッ、ご主人様Ktkr……!!
<ぬ……くっ……
<ひゃう……やッ!? くふっ、スゴ……アッ、あぅ……!
<だ、大丈夫かね、漣君?
<はひ……は、はいぃ……
<もし辛いようなら、もう少しゆっくり動こう……
<ふぁ……!? あっ、ダメです、急にそんな優しくされたら―――うっっくぅ~!!?



<……い、いい歳して、まさかこんな醜態を晒すとはー
<き、綺麗に掃除はできたし……あの、漣君、あまり気に病まなくていい……ぞ?
<うぅ、なんもいえねぇ……
<そ、それより、そろそろ服を――
<恥をかかされたままじゃ終われないし……こうなったら徹底的にやっちまうのね(ボソッ
<!?
<ま・ず・は、ご主人様のをキレイキレイしてあげますね~♪



<ンッ、ふッ……ふぁ、あ、あぁっ……!
<ぐ、ぅ……うぬ、う……!
<ご主人様……そ、そろそろですか……!?
<あ、ああ……だから漣君、外に……
<そ、ですか……じゃあ―――出しちゃえ♪(ホールド!
<さ、漣く……ぐううぅ!!?




漣「はにゃあぁぁぁああああああああっ!!?」(大破

神通「漣さん……」(畏怖の眼差し

漣「殺せよォ! いっそ殺せよォ!!」

金剛「アハハ……御無沙汰なら仕方ない、仕方ないネー」

漣「グスッ……そーやって余裕ぶっこいてるけど、次は金剛さんの番ですからね」

神通「わ、私たちもやりましたから……」

金剛「―――やっぱり、やらなきゃダメ?」

漣&神通「「ダメ……です」」

金剛「(ま、まあ、いくら何でもこの二人より過激なものはない……ないよね?)」

金剛「わかりましタ! 毒を食らわば皿まで……スイッチONデース!!」


夢見長屋<あんた、セーラー服は無理がねーか?

金剛「!?」



《鎮守府》提督自宅

提督「も、戻ったぞ」

金剛「おかえりネー、お仕事お疲れ様デース♪」(ハグッ

提督「ま、待て、抱きつくのはやめてくれないか」

金剛「ンフフ、や~だ♪」

提督「ぬ、ぬう……」

金剛「ご飯、食べるデショ? 準備、できてマース」

提督「い、いただこう……ところでだな、金剛」

金剛「ン……なんですカー?」

提督「食事の準備や出迎えは、あ、ありがたいのだが……その格好はどうにかならなかったのかね?」

金剛(E:エプロンonly)「……エット、男の人はこういうのがグッと来るって本に書いてたネー」

金剛「エヘヘ、ど、どうかしら……興奮、する?」(裾ちょい上げ

提督「…………金剛」(グイッ

金剛「キャッ!? ア、アノ、先にご飯……」

提督「す、すまない……さすがに、ここまでされて手を出さずにいられるほど、人間はできていない」

金剛「やぁん……♪」(計画通り


<金剛……ここに手をついて
<ハ、ハイ……ウ゛~、シてくれるのは嬉しいケド、実はこの体勢、嫌いデース……
<そ、そうなのか?
<だ、だって、後ろからされたら……アナタの顔が見れないし……(ゴニョゴニョ
<そ、そうか
<ンヒッ……ア、アァッ!? ちょ、ちょっと、入れたまま向き、か、変えるのダメ……!
<……だ、だが、これでちゃんと顔が見れる……だろう?
<あ……ッ……あんまり、見つめないでよ……照れちゃうじゃない


<そういえば、玄関の鍵を閉め忘れていたな
<ヒッ……!!?
<っ、こ、金剛、いきなりキツく……どうかしたのか?
<ハッ……はふ……ナ、ナンデモナイ
<そ、そうか? ……誰か訪ねてきても困るし、鍵を閉めてくるか
<ャッ……ダメ、と、途中でヤメないで
<い、いや、鍵を閉めに行くだけなのだが……
<い、いいから……このまま続けて。ちゃんと最後まで……シて?
<ど、どうなっても知らんからな
<そ、その時は……責任とってもらうんだから
<……相変わらず、言うことが無茶苦茶だな君は



<あ、ああっ……!? そ、そんなに激しくしないでよ、バカ……ううっ、ンンゥッ!
<金剛……そろそろ……!
<う、うん、いいよ……来て、来て……うぁ、アァァン……!!


金剛「アウアウアウアウ……!」(ジタバタ

漣「裸エプロンて、日本に毒されすぎじゃないですかね?」

神通「提督、私たちの時より少し積極的でした……」(ショボリ

漣「あー、それ、漣も気になりました。いいなー、金剛さんいいなー」

金剛「シミュレーション……シミュレーションだから!」

漣「そですねー」

漣「とりあえず、これで全員見終わったわけですがー……」

漣「……DVD、欲しい人~」(ヒソッ

神通「あ、その……」(目泳ぎ

金剛「ンー、ンッン~……」(咳払い

漣「ア、アハハ、漣はどうしよっかなー……」ほ



鳳翔「なんだったらそのDVD、提督にあげちゃえばいいんじゃないかしら♪」(ずっと見てた

漣神通金剛「「「ひゃあぁぁ↑ああぁ↓!!?」」」

鳳翔「みんな、そーいうのに興味があるのはわかるけどひど程々にね?」(生温かい眼差し

《この後、滅茶苦茶気まずかった》

【英才教育】

《鎮守府》会議室(教室風)


提督「え、えー、本日は駆逐艦艦娘の勉強会を行いたいと思う」

漣「ktkr!!」

曙「わざわざこんなことするとか、暇なの? まあ、別にいいけど!」

潮「(曙ちゃん、筆記用具とかちゃんと机に並べてる……)」

朧「(前の晩にしっかり予習もしてたね)」

提督「事前に配布した問題用紙の空欄を埋めてもらいたい」

提督「と、とはいっても、これは試験などではなく、あくまで駆逐艦を操作する上で必要なことを再確認してもらうためである」

提督「わからないところがあれば、近くの者に聞くなどして、ちゃんと全部記入してもらいたい」

陽炎「ま、たまにはこーいうのも悪くないかな」

不知火「訓練学校時代を思い出します」

満潮「……あんまり楽しい思い出はないけどね」

満潮「肝心な時に戦わなかった船とか陰でコソコソ言われたり、ね」(ズゥン

不知火「目つきが悪い……まともに口も利けない……根暗……し、不知火に落ち度でも?」(震え声

綾波「ほ、ほら、二人とも落ち込んでないでファイトですよ~、おー♪」

敷波「よっし、いっちょやってみるかなー」

雷「一人で全部解けるかしら?」

吹雪「座学はあんまり得意じゃないからなぁ」

提督「ふ、文月君と弥生君の分にはふりがなを振ってあるので、問題なく読める……はずだ」

文月「ほわぁ、司令官ありがとぉ!」

弥生「一生懸命…解きます」

提督「う、うむ……それでは、1時間経ったところで終了の合図を出す。それまでに終わらせるよう、みんな頑張ってくれたまえ」

<はい!!
<は~い!


(駆逐艦艦娘、解答中・・・)


漣「~♪」(カリカリカリカリ

曙「ぬ、ぐくっ……うぅっ」(カリ…カリ…

潮「えっと、ココはこうで……う、う~ん?」

朧「(あ、この機関配置図、提督に教えてもらったところだ)」(提督ゼミ感

陽炎「あー、意外とケッコー忘れちゃってるわね」(カリカリ…

不知火「…………ぬ、ぬい」(プシュウ~

満潮「ちょっと不知火、アンタ湯気出てるわよ、湯気!?」

敷波「え~と、ここがあーなって、こーなってんだろ……ううん???」

綾波「う~ん、これは少し苦戦しちゃいそうです」

雷「えっと、下図の船体中央断面比較図を年代、型毎に……初代神風型でしょ、友鶴……若竹型、2代目神風型、初春型、吹雪型……よ、よし」

文月「う~ん? ねぇねぇ、弥生ちゃん、ここってこれであってるかなぁ?」

弥生「え、と……違うと…思う」

吹雪「あれ、もしかしてわからないところあるの? よ、よかったら私が教えてあげよっか?」

文月「ほわぁ、ありがとぉ吹雪ちゃん~」

吹雪「エヘヘ、いいよーお礼なんて」

吹雪「それで、どこがわかんないのかな?」

文月「えっとねぇ、ココぉ~」

弥生「この秋月型の機関配置図の…この部分」

吹雪「……え?」

文月「ここのねぇ、前側26.2mに3つあるのがB(ボイラー)だよねぇ? でねぇ、後ろ側25.3m部分の機関の並びって上からHPT(高圧タービン)、RG(主減速装置)、LPT(低圧タービン)でよかったかなぁ?」

吹雪「あ、あの?」

弥生「弥生は…IPT(中圧タービン)だと…思います」

文月「う~ん、やっぱりそっちかなぁ?」

弥生「ここに…CG(巡航タービン減速装置)が入って…ここにLPTとHPCT(高圧巡航タービン)……だと…思う」

文月「あぁ~、そっかぁ、じゃあじゃあ、ここがTD(ターボ発電機)であとはぁ~……うん、わかったぁ~!」

文月「全問解けたよぉ、司令官~」

弥生「弥生…も」

提督「そ、そうか……よく頑張った。では、ふ、二人は他の子の手伝いをしてあげたまえ……」

文月「はぁい♪」

弥生「は…い♪」

<不知火ちゃん~、大丈夫ぅ?
<こ、ここの……弾道説明図が、少し……
<えっとねぇ、それぞれの仰角45度の場合の弾道だからぁ、長10㎝高角砲だと水平18000mでねぇ~

<えっ…と、13号、21号、22号電探の各役割と最大有効距離は…ですね
<なるホロ~……サーンキュッ、弥生ちゃん!
<ど、どういたし…まして



吹雪「アハ、アハハ……全然わかんなかった……私、改二なのに」(ハイライトOFF

漣「子は親を映すナントヤラ、って奴ですねー……ほい、漣もおーわり♪」(ノビ~

曙「(提督と機械弄り……い、いいなぁ)」

【大海の吹雪、井の中を知らず】
《鎮守府》正面海域

旗艦:軽巡洋艦《神通》
神通(改二)「それでは、本日は私たちを相手に演習をしてみたいと思います」

軽巡洋艦《球磨》
球磨「ビシバシいくから、みんな気合いれていくクマー!」

軽巡洋艦《那珂》
那珂(改二)「みんなー、落ち着いて那珂ちゃんたちの動きを見てね~♪」

軽巡洋艦《多摩》
多摩「ふぁ……いい天気だニャ~」


旗艦:駆逐艦《吹雪》
吹雪(改二)「は、はい!」

駆逐艦《満潮》
満潮「当たり前でしょ!」

駆逐艦《敷波》
敷波「ケガしないよう頑張ろー!」

駆逐艦《綾波》
綾波(改二)「演習だけど負けませんから!」

駆逐艦《雷》
雷「雷がみんなやっつけちゃうんだから!」



神通「みんな、くれぐれも衝突や怪我に気をつけてくださいね?」

球磨「それじゃー、演習開始クマー!!」

那珂「那珂ちゃんセンター、歌います!」

多摩「演習始まった? しょうがないニャー」


吹雪「み、みんな、単縦陣で神通さんたちの船腹を狙える位置に……!!」


神通「遅いです……砲雷撃戦、開始します!!」(提督スペシャル

球磨「新しい装備、よい感じだクマー♪」(3号砲×2、観測機

那珂「那珂ちゃんの歌を聞け~♪」(同上

多摩「フシャーッ!!」(同上


吹雪「あ(察し)」

<キャアァァァァァッ!?


《敗北:D》

神通「えっと、みんな、大丈夫……ですよね?」

球磨「怪我してないかクマ?」

那珂「もぉ、みんなもっとシャッシャッシャッドーンって動かないとダメだよー」(プンスカ

多摩「雷以外、みんな動きが止まって見えたニャ……あふぅ」

吹雪(大破)「……ふぁい、ごめんなさい」

満潮(大破)「あ、相変わらず無茶苦茶よね、ここの軽巡連中……古参の駆逐艦と空母もヤバイけど」

敷波(大破)「うん、知ってた……知ってましたよーだ」

綾波(大破)「え、えへへ、負けちゃいました~……グスン」

雷(小破)「うぅ、やってくれるじゃない……」

神通「そ、それでは、今日の演習はここまでで。みんな、ちゃんと妖精さんに艦船と艤装の修理を頼んでから休んでくださいね」

球磨「お腹減ったクマー。神通、那珂ちゃん、多摩、せっかくだしみんなで間宮さん行くクマー」

那珂「あっ、いいね、グッドアイデア!」

多摩「提督がいたら奢ってもらうニャ」



吹雪「ハァ……改二になって強くなったと思ったけど、やっぱりまだまだなんだね」

吹雪「あ~ぁ、もっと強くなりたいなぁ……」


(数日後)

電「今日は提督さんのところの艦娘さんと一緒にキス島の残存深海棲艦をやっつけるのです!」

響(Верный)「暁、先走っちゃダメだよ」

暁「わ、わかってるわよ!」

雷「今日もこの間の演習と一緒で吹雪が旗艦ね! サポートは任せてっ!」

吹雪「う、うん」

吹雪「(私なんかが旗艦で本当に大丈夫なのかな……)」



(戦闘開始)

電『はわわっ、空母ヲ級……この反応、エリートなのです!?』

吹雪「あ、艦載機だ。対空砲用意……てぇー!」

妖精「その綺麗な顔を吹き飛ばしてやるです!」


艦載機<ウボァー!?
ヲ級<艦載機ガ全滅……ダト!?

吹雪「雷さん!」

雷『オッケー、任せて!! 主砲てぇーっ!』

妖精『墜ちろカトンボ!!』

ヲ級<ヲギャンオス!?

電『なのです!?』


響(Верный)『いけない、戦艦ル級が……!』

吹雪「えっと、雷ちゃんは右から、私は左側から攻めるね」

雷『雷に任せて!』

吹雪「5連装酸素魚雷……発射!」

雷『てぇー!』

妖精「レッツ・パァァァリィーーー!!」

ル級<光ガ逆流スル……ギャアァァァァッ!?

響(Верный)『え? ……え?』(二度見


(作戦終了後)

暁「す、凄いじゃないアナタ! さすが改二ね!」

吹雪「うーん……私なんてまだまだ」

吹雪「神通さんみたいに凛としてないし、球磨さんみたいに勇敢じゃないし、那珂ちゃんさんみたいに華やかじゃないし、多摩さん……うん、多摩さんはよくわかんないや」

吹雪「あーぁ、早く鎮守府のエースの人たちに並びたいなぁ……」

暁「(大活躍したのに謙虚な姿勢……これが、これがレディ!?)」

吹雪「(それでそれで、エースの人たちがピンチの時に颯爽と助けに現れて、『さすが吹雪ちゃん!!』なーんて、なーんちゃって♪)」(にへら…



響(Верный)「雷のところ、ちょっとおかしいんじゃないかな」

雷「そお? ウチはみんなあんなもんよ?」

電「(周りが凄すぎて、雷お姉ちゃんも吹雪さんも、ちょっと感覚がマヒしてるのです……)」

今日はここまでで
そんなに…他キャラのえっちぃのが見たいのか……
他ネタやってて思いついたら頑張ります(北上とか考えやすそう)

【艦娘たちとコミュニケーション】祥鳳編


《鎮守府近郊》駅前

提督「す、すまない、急な案件が入って来るのが遅れてしまった、申し訳ない」

祥鳳(私服)「い、いえっ、私もついさっき到着したばかりですから、気になさらないでください!」(冷え冷え

提督「(案件が入った時点で、とっくに出発したと瑞鳳が言っていたから……軽く一時間は経っているな……)」

提督「その、け、携帯は持っていなかったのかね?」

祥鳳「携帯……じ、実は朝、出かける時うっかり部屋に……」

提督「な、なるほど……」(ドンヨリ

祥鳳「(本当は浮かれてて、持ってくるのを忘れただけなんですけど……)」

祥鳳「提督、今日はどういったお店に行くんでしょうか?」

提督「今日は最近噂の甘味の専門店が集まったテーマパークに行きたいのだが……か、構わないかね?」(ドキワク

祥鳳「甘味のテーマパーク……それは……とっても素敵ですね!」(バァァァッ

提督「あ、ああ! パークの中には誰もが知る有名店から、知る人ぞ知る名店が並んでいるという話だ」

提督「なんでも、テーマパークのオーナーが相当な甘味好きらしくてな……施設をオープンするにあたり、各店へオーナー自らが足を運んで説得したらしい」

祥鳳「オーナー自らが……そ、その熱の入り様、どうやら向こうも本気のようですね……」(ゴクリッ

提督「うむ……我々も生半可な覚悟で挑むわけにはいかない」

祥鳳「提督、私……今日のために1週間、甘いものを我慢してきました」

提督「祥鳳君……君もか」

祥鳳「君も……ということは、やはり提督も?」

提督「……この1週間で胃薬の量が3割増しになったよ」(フッ

祥鳳「そ、それほどまで自分を追い込んで……!」

提督「全ては……今日という日のためだよ」

祥鳳「……そうですね!」

提督「では、行こうか祥鳳君」

祥鳳「はいっ…………クシュンッ! うぅ、すみません、今日はちょっと冷えますね」(苦笑



<……テーマパークに向かう前に、実は一軒、美味しいぜんざいを出してくれる店を知っているのだが
<ぜんざい……栗は、栗ぜんざいはあるんですか?
<も、もちろんだとも
<是非、連れていってくださいっ



北上「ありゃりゃ~、丁度私らも休みで、提督のこと誘おうと思ってたんだけどねー」

大井「提督って、機械とかカードとか甘い物の話する時はとっても明るくなりますよねー…………キモッ」

北上「ま~ま~、そういうこと言わないであげよ~よ」

北上「私は嫌いじゃないよ~? 楽しそうな時の提督、ちょっとカワイイし」(にへら

大井「そのくらい、私だってわかってますよ……」(ボソッ

北上「素直じゃないな~、大井っちは」

北上「にしても、提督もやるもんだねー。まさか鎮守府の外に彼女作ってるなんて」

大井「え?」

北上「ん~? どしたの、大井っち?」

大井「北上さん……さっきのあれ、祥鳳さんですよ?」

北上「え」

大井「え」

北上「タンマ、ちょっとタンマね」

北上「ん~…………あー、あー、なるほど言われてみれば」

北上「いつもみたいに肩はだけてなかったからわかんなかったよ~」(カンラカンラ

大井「北上さん、さすがにそれはどうかと思います……」

北上「……てへへ~」

大井「か、可愛く笑っても誤魔化されませんからね!」(ドキドキィ



《この後、テーマパークで合流して四人で甘味を満喫する模様》

撮り溜めしていた艦これアニメ見終えました
声優や作画の皆様、本当にお疲れ様でした。とても楽しめました
……一所懸命、続きを書こうと思いますマル

【艦娘たちとコミュニケーション】祥鳳編

《鎮守府近郊》スイーツパーク


北上「いやぁ、なんかゴメンね、デートの邪魔しちゃってさ~」

祥鳳「ア、アハハ、デートってわけじゃないですよ……ねえ、提督?」

提督「む? そ、そうだな、あくまで今日は甘味巡りのために来ている」

北上「あー……まあ、甘味巡りなら私と提督もよくやってるしね~」

北上「趣味の合うよき友って奴だ」

祥鳳「友達だなんて、少し畏れ多いですけど……もしそう思っていただけているなら感謝です♪」

提督「む、う、うむ……そうだな、自分で言うのもなんだが、一緒に甘味を食べられる相手は少ないのでな……」

提督「こ、こうして付き合ってもらえるのは、正直嬉しく思うよ……」

北上「おぉ~、なんかグッときた」(じ~ん

祥鳳「提督……」(じぃ~ん

提督「む? うぬ?」

大井「…………」(スタスタ



北上「おっ、提督、提督、あれって『銀の匙』じゃない?」

提督「おお……ほ、北海道の名店ではないか」

祥鳳「自社の牧場で育てた牛のミルクで作るソフトクリームは口当たりシルクのようにキメ細やかで、濃厚な甘味なんですよね……」(ウットリ

提督「よ、よし、食べようか」

北上「食べいでか。私、バーニラ」

祥鳳「じゃあ、私はバニラとチョコの二色で」

提督「私は……ここは手堅くバニラ……だな」

<うまし!
<バニラとチョコ……甘い濃密な関係……
<いい……これは実にいい……

大井「……甘っ」



祥鳳「あら、見てください提督、『甘兎庵』の出張店ですよ」

提督「独特な商品名とは裏腹に、しっかりとした職人の技術が感じられると評判の和菓子の名店か……」

北上「さっき冷たいもの食べたし、温かいお茶を啜りながら和菓子ってのもオツなもんだよね」

<私は……『Death & Strawberry』を頼みますね
<んじゃー、私は『WHY DO YOU EAT IT?』、行ってみよーっと
<で、では私は……『Crying Little People』を頼んでみるかな

大井「……ふっつーに苺大福とどら焼きと水饅頭でいいでしょ」




提督「おお……あれが噂の『ねこきっさ』」

北上「本来なら常連の紹介がなきゃ、店に入ることさえできないVIP御用達……まさか、そこの味を試せる日が来るなんてね……」

祥鳳「少し……緊張してきました」(ゴクリッ

<私は……『源十郎クッキー』のセットを注文しよう
<じゃ、私は『ミルクの肉球蒸しパン』にし~よおっと
<なら私は『ルーシアのトマトゼリー』にしますね

大井「……つーか、あそこの店員たちってホントに人間なの?」


(提督祥鳳北上、甘味満喫中・・・)


大井「うぷ……さすがにこう連続して甘い物を食べたら、き、気分が……」

提督「さて、こ、これで目ぼしい店は全て回ったか?」

北上「だねー」

祥鳳「とっても楽しくて美味しくて……至福の一時でした」

提督「うむ。で、では、そろそろ戻るとしようか」

祥鳳「ハイ♪」


大井「ホッ、やっと終わったわ」

大井「(しばらく食事制限しなきゃね、コレ……)」


北上「ねーねー提督~、帰りに間宮さん寄らない?」

大井「!?」

提督「む……そう、だな。しょ、祥鳳君もそれで問題ないかね?」

祥鳳「もちろんです!」

北上「旅先から実家に帰った安心感っていうのかな? やっぱシメは間宮さんだよね~」



大井「どういう……ことなの……」(嘔吐感

【ヒエーと休日】

《鎮守府》正門前


金剛「oh、やっと着きましたネ。いらっしゃい、比叡!」

比叡「金剛姉様~、お久しぶりです! 今日はお招きいただき、ありがとうございます!」

金剛「招いたっていうか、来たい、来たいってアナタがしつこく繰り返したからデショ?」

比叡「だってだって、金剛姉様が鋼太郎兄様の鎮守府でどう過ごしてるのか知りたかったんですよ~」(ダキーッ

金剛「はいはい、甘えないの。じゃ、ついてくるデース、提督にお世話になりますって挨拶しておきまショ♪」

比叡「ハイッ! 気合、入れて、いきます!」



<兄様~っ!!
<比叡君!? 何故比叡君がここに……いいい異動してきたのか? 大本営から鎮守府に?(アタフタッ
<落ち着きなさい(腹パン
<ウッ………!?(ガクッ
<兄様!? 兄様ーーー!?
<イタタ……どういうお腹してるのよ、コイツ……(手フリフリ


《鎮守府》執務室

提督「さ、先程は取り乱してすまなかった……」

比叡「あのー、兄様……お腹は平気なんですか?」

提督「な、なんとかな……」(非難の眼差し

金剛「~♪」(口笛

提督「(い、妹がいるからか、金剛の奴が英国にいた頃みたいになっている……)」(キリキリ…

提督「そ、それで……わざわざ休みを使って鎮守府を訪ねてきたのは何故だね?」

比叡「エ、エヘヘ、実は先日、元帥さんに異動の話をいただいちゃって……」

提督「!!?」(サアァァァッ…

比叡「元帥さんも霧島も、可能な範囲で希望は通してくれるって……だからですねー、エヘヘ!」(ニパァァァッ

提督「っ……権力という奴か」(ギリィッ

比叡「兄様? おーい、兄様~?」

提督「……さ、参考になるかはわからないが、鎮守府の空気を知るいい機会になるだろう。今日は、ゆ、ゆっくり見学していきたまえ」(目逸らし

比叡「……はぁい」(U´・ω・`)

金剛「(最後の最後まで抗うつもりね……)」(ジト目


(比叡、鎮守府見学中・・・)


比叡「兄様、次はどこを見に行くんですか!?」(ウキウキッ

提督「つ、次は工廠……お、お願いだからそんな期待した目で見ないでほしい……」(良心の呵責

金剛「アハハ、比叡ったらはしゃぎ過ぎデース」

比叡「はーい、ゴメンなさい姉様。こんな風にお散歩するの久しぶりだったから……」(ショボリ

金剛「もう、しょうがない子ネ~」(ナデナデ

比叡「も、もぉ、子供じゃないんだから頭撫でないでくださいよ~♪」

提督「ぬう……うぅぅぅ……」(良心の以下略


不知火「司令? それに金剛さん……と、比叡さん?」

提督「ぬ、し、不知火君か」

比叡「あぁ~っ、不知火さん!? お久しぶりです!」

不知火「ええ、お久しぶりです。本日はどのようなご用件で?」

比叡「ウッフッフ~、実はこの度、大本営から異動の話が来たんです!」

不知火「ほう……では、比叡さんもここの所属に?」(ギラッ

提督「い、いや、今日は鎮守府の空気を知ってもらうための見学で、異動先はまだ未定……」

比叡「ハイ! そうなったらいいなって思います!」(瞳キラキラ

提督「あの、まだ、ここに配属になると決まったわけでは……」(半泣き

金剛『訳:もうチェックメイト寸前なんだから、腹くくって受け入れちゃいなさいよ』(ナデナデ

提督『訳:……そう、私はまさに、絶体絶命の崖っぷちに追い込まれている。だが、そこから必ず立ち上がる! そして最後には元帥を説得し……母港を縮小する!!』

金剛『訳:ウチの母港、半分にしてもまだ受け入れ数に余裕あるわよ?』

提督「!!?」

【某シンデレラアニメのネタ】

《原宿》服屋前


提督「(どうしてもとせがまれて買い物に付き合ったが、やはり一緒に服を見て回るのは厳しかったので外で待たせてもらおう……)」(ソワソワ

警官「――――すみません、ちょっといいですか?」

提督「え?」

警官「店の前に不審な人物がいると通報がありまして……少し、お話伺えますか?」

提督「え」





《交番》

提督「だ、だだ、だから、あの、その……」

警官「アンタねえ、もうちょっと真面目に話してくれない? 何言ってるかわかんないんだよねえ」

提督「っ……ぅ……く」(涙目

警官「もういいや、電話使わせてあげるからさ、身元引き受けてくれる人呼んでくれる?」

提督「は…い」



(神通の場合)

神通「提督!? だ、大丈夫ですか!?」

提督「すまない……神通君、すまない……」

神通「いいんです、気にしないでください……。私が無理を言って、提督に付き合ってもらったから……」

提督「そ、それは違う……私が君たちの買い物にちゃんと同行さえしていれば……」

神通「提督……」(手ギュッ

警官「(婚約者かな?)」




(金剛の場合)

金剛『訳:大丈夫!? 警察に変なこと言わされてない!?』

提督「こ、金剛……」(地獄に仏

金剛『訳:すぐに来てあげられなくてゴメンね! もう大丈夫だから安心しなさい!』

警官「え、えーっと、アナタ、この人の知り合い?」

金剛「……!!」(キッ

金剛『訳:ちょっとアンタ、どういう了見なの? コイツがなにか悪いことした!? ちょっとお店の前で待っててもらっただけなのに、こんな場所まで連れてきて犯罪者みたいに扱って!!』(激怒

警官「え、あの!?」

金剛『訳:ふざけんじゃないわよ!! 本当に捕まえなきゃいけない奴は他にいるでしょ!! ちょっと与しやすそうだからって、反論できないコイツで点数稼ぎしてんじゃないわよ!!』(ムカチャッカファイヤー

提督『訳:お、おち、落ち着け金剛! よ、よくあることだからっ、私は気にしていないから!』

金剛『訳:離してよ! 一言、言ってやらなきゃ私の気が済まないのよ!! 』

提督『訳:い、いいから、帰ろう! ま、まだ買い物の途中だっただろう……!?』

警官「(か、彼女、怖えぇぇぇっ……!!)」


(大和の場合)

大和「……申し訳ありません、こちらに提督がいらっしゃると聞いて来たのですが」

警官「あ、ああ、アナタ、この人の知り合い?」

大和「ハイ、妻です♪」

提督「え?」

警官「違うの?」

大和「いいえ、妻ですよ? ですよね、提督♪」

提督「え、いや、や、大和君?」

大和「……違うんですか? 違いませんよね? 大和、何か間違ったことを言ってしまいましたか? ねえ、ねえ、教えてくださいませんか提督?」(ハイライトOFF

提督「ヒ、ヒィッ!?」

警官「(>そっとしておこう)」(目逸らし




(蒼龍の場合)


蒼龍「あの~、提督がここに連れてかれたって聞いたんですけど~……」

警官「お、迎えに来てもらえたみたいだね」

提督「そ、蒼龍君……!」

文月「あぁ~、司令官見~つけた!」

弥生「大丈夫…ですか?」

提督「文月君と弥生君まで……。す、すまないな、せっかくの外出だったのに……」

文月「大丈夫だよぉ、まだた~くさん時間あるもん!」

弥生「司令官がいないと楽しくない…です」

蒼龍「そうですよー? せっかく四人でのおでかけなんだから、このぐらいのトラブルで気を悪くしてられません!」

提督「蒼龍君……文月君……弥生君」(じ~ん

警官「(可愛い奥さんと娘さんたちだなあ)」

(漣の場合)


漣「すんまっせーん↑ ご主人さ……提督を引き取りに来たんですけどー」

提督「さ、漣君……!!」(パアァァッ

漣「あー、いたいた。どうもすみませんね~、ウチの人がー」

警官「あ、ああ、君……この人の妹さん? 来てもらえて助かったよ、まともに喋ってくれなかったからね、この人」

漣「あ゛?」

警官「え?」

漣「どこ見て妹と判断したんですかねー、吐け! 吐くんだ!」

警官「アイエエエ!」

提督「さ、漣君、それ以上はいけない!!」



《鎮守府》食堂

漣「ほいさっさー! 追加のカツ丼と天丼とシカゴピザ(本場)あがったよ、おあがりよ!!」

曙「なんで一個だけガチなものが混ざってるよの!?」

朧「シカゴピザは……マズイ…」

漣「お楽しみは……これからだ!!」(オリーブオイルどばー



曙「あ……あぁ……」(絶望

朧「くっ……」(顔背け

潮「あぶ…うぷ……もうダメぇ、もう許してぇ……!」(ビクビクンッ



《この後、無茶苦茶ハイカロリー料理がテーブルに並んだ》

徒歩通学中に自転車泥棒の疑いで職務質問?されて解放された時、「私たち、疑うのが仕事だから」と警察の方に言わたのを思い出して書きました…

某アニメネタを見て昔の思い出含めて書きました、不快に思われたなら申し訳ありません
さすがにあれほどの方はそうそういないと思っています

【少し昔の出来事】


「 ほ ら は や く お ち ろ よ ~ 」

「あ……うわぁ……!!?」


ズドド……ガッ……ゴキッ――――!!




「……あ、あれ?」

「なんか動かなくなったね?」

「ど、どうしよう……」

「バケツの水かけておけばだいじょーぶだよ! それ!」(バシャー!


<行こ行こ~
<今日は誰の家で遊ぼっかー?
<公園でいいんじゃないかな~


「ぁ……ぅ……う゛……ぅ――――」






<お、おい、大丈夫か!? オイ――――オイ……!!?






《病院》

提督父「それで、どうしてウチの子がこんなことに?」

校長「そ、それは……その、こ、子供同士のふざけ合いと聞いて……」

提督父「……ふざけ合い? 最近の子供は遊びで人を階段から突き落として、挙句に掃除に使ったバケツの水をかけると言うのか?」

提督父「――――ふっざけるな……!!」

校長「ヒ、ヒッ……!」

校長「た、担任からは何も聞いていなかったんです……! 本当、本当ですっ!」

家令「旦那様、落ち着いてくださいませ……!」

提督父「…………ッ!」

提督父「今回の件については後日、じっくりと追及させてもらうからな……!!」


提督母(八雲)「……」

提督「――――ぅ」(ボヤ…

提督母「!! め、目が覚めた!? お母さんのことわかる!?」

提督「…………か……さん?」

提督母「あぁ、よかった……! 階段から落と……落ちたって聞いて私、本当に……!」(手伸ばし

提督「―――――!!!」


 ――ほら、はやくおちろよ~

 ――――アハハ、泣いてるよコイツ~

 ――――――気持ち悪いんだよ混ざりもの~

 ――――――――近寄らないでよ、変な病気がうつったらどうするの?



提督「ぅぁ……あぁぁっ……!!?」(バシッ!

提督母「イタッ!? な、なに? 鋼ちゃん……!?」

提督「触るな……来るなッ!! クルナアアァァァッ!!」(バタバタッ

提督母「え? え? ど、どうしたの? ッ、頭を打ったんだから暴れちゃダメ――」

提督「ヒッ……わあっ、あ゛あッ……ガウウゥッ!!」(ガリッ!

提督母「ッッ……やめてっ、お願いだから大人しくして……!!」(ギュッ

提督「ウ゛ゥゥゥッ!!」(ポロポロ…




提督父「どうしたっ、何があった!?」

提督母「あなた……! お医者様を……早くお医者様を連れてきて……くぅッッ!?」

提督「わ、わかった、すぐに連れてくる!!」


提督「グギ……イ゛ギィィィイイッ!!!」(ガリギッ…!

提督母「ぐっ、あくぅぅ……!!」


<どうされました!?
<鋼太郎が……ウチの子が……!!






提督母「…………」(ズキ…ズキ…

提督父「母さん……手、噛まれたところは大丈夫かい?」

提督母「……あの子、どうしちゃったんですか?」

提督父「お医者様が言うには、一時的なストレス障害らしい」

提督父「イジメや……階段から落とされたショックで……人に対して拒絶反応が出ている、と」

提督母「――――どうしてウチの子がこんな目に……」

提督父「校長に問いただしたが……だいぶ前からイジメられていたらしい」

提督母「……艦娘の子供だから、ですか?」

提督父「……内地の、深海棲艦の脅威を体験していない人からすれば、艦娘も深海棲艦と大差ない、ということなんだろうな」

提督母「じゃあ……じゃあ、あの子がイジメられたのは私のせいということじゃないですか……!!」

(病室)

<それは違う! それだけは絶対に……違う!!
<ならどうして!? どうして、あの子がこんな目に遭わなきゃいけないの……!!?


提督「あ、あぅ、ぁ……ゴメンなさい、ゴメンなさい、ゴメンなさい――――」(ガタガタガタガタ…!





元帥『――――んで? 俺……おっと、私に泣き言か』

提督父「……おいおい、冷たいじゃないか」

元帥『久しぶりに私用の電話にかけてきたと思ったら、息子が虐められてるどうしよう、なんて相談だからな。そりゃ、反応も悪くなるさ』

提督父「……すまん」

元帥『……別に、いいさ。子供ができたんだから、って表舞台を休ませたのは私なんだからな』

元帥『それで、鋼ちゃん……鋼太郎君は大丈夫なのか?』

提督父「怪我は問題なかった。こういう言い方はしたくないが……艦娘の血を引いているからな、回復力は人よりも高かったんだろう」

元帥『女の子だったら絶対に凄い艦娘になるとはしゃいでたな、そういえば』

提督父「ハ、ハハ……」

元帥『……何の慰めにもならんが、そんなに自分を責めるな』

提督父「責めてなんか、ないさ。ただ……あの子にどう謝ればいいのかわからなくてな……」

元帥『お前が謝る必要はない。悪いのはお前たちじゃなくて、鋼太郎を虐めたクソ餓鬼どもや……そのクソ餓鬼にいらん先入観を吹き込んだバカ親どもだ』

提督父「わかっているさ……わかっているさ……!」

元帥『……歯がゆいとは思うが、落ち着くまで見守っておいてやれ。傍にいられるのは無理でも、自分の味方が近くにいれくれるのは、きっとあの子の助けになる』

提督父「――――だといいんだがな」

元帥『八雲さんのことも気にかけてやれよ。こんな状況、彼女を支えられるのは……もう、お前だけなんだからな』

提督父「……ああ」



《提督実家》離れ

提督「――――」

カリ……

提督「っ……ふっ……う゛うぅぅぎ……!!」

カリカリカリカリカリガリッ……!



家令「(坊ちゃま……ああ、坊ちゃまぁ……!!)」

お手伝いA「(ぎこちなくても、私たちには明るく笑いかけてくださっていた坊ちゃまが、あんな……ああっ、おいたわしや)」

お手伝いB「(なんとか元気づけてあげられたら……)」

お手伝いC「(坊ちゃまを怪我させた奴らは許さない……絶対に……絶対にだ!!)」








《鎮守府》提督の自宅


提督「―――――う……」(パチ…

提督「(夢……か)」

提督「随分と……懐かしい夢を見てしまった」

提督「……」



提督「――――あの頃から私は……やはり、成長できていないのだろうか」

提督「教えてくれないか、レ級……」(ギュッ…

提督過去話を書くのが最近のマイブーム
今日はここまでで。次は《艦娘行動学》洗濯物編予定です

他所提督やメガネたちが古今東西の面白そうな眼帯をプレゼントしていると思います
木曾も確かな満足の品揃いです……たぶん

【艦娘行動学~洗濯物編~】

(提督、外出中・・・)

空<曇ッ天ッのッ道をッ~歩く(ry

提督「(いかん、天気が崩れてきた。この調子では鎮守府の方も危ういぞ)」

提督「朝、出しなに洗濯物を干してきたのは失敗だったな」

ポツ……ポツ……

提督「ふ、降りだしてしまった……」

提督「(秘書艦は……彼女だが、このようなことを頼んでいいものか……)」


ザザ……ザァァッ……


提督「(下着の類いは帰ってから洗濯するつもりで分けておいた……だから大丈夫、だ、大丈夫なはずだ)」

提督「くっ……な、南無三……!」

提督ケータイ<よく決断したな、バディ(ニッコリ

(漣の場合)

漣「はいはーい。どしたのぉ、ご主人様? 何か忘れ物?」

提督『い、いや、そうではないのだが……』

提督『こんなことを頼むのは非常に心苦しいのだが……出かける前に洗濯物を干していて、な』

漣「洗濯物……あー、あー、なーるほど。いい感じにどんよりしてますねー、こっちも」

提督『よかった、そちらはまだ降りだしていないのだな』

漣「といっても、時間の問題だと思いますけどねー」

提督『そ、それで……その……』

漣「はいはい、漣にお任せあれ! テキトーに取り込んでおきますのでー、ご主人様は安心してお仕事してくださいな♪」

提督『すまない、恩に着るよ……で、では、執務室の引き出しに自宅の鍵のスペアがあるので……』

漣「あ、ご心配なく。漣、自分用の鍵持ってるのでー」

提督『……そういえば、前に妖精君が何本かスペアキーを作っていたか』

漣「そゆことです。それじゃー、切りますよー」

提督『あ、ああ……』


《鎮守府》提督の自宅

漣「フフフンフフフン、フ~フフンッ♪」(トリトリコミコミ

雨<北斗千手殺!(ポザァァァッ…

漣「おっとー、今のは危なかったー」

漣「……冗談はさて置き、ホントにギリギリでしたねー」

漣「ご主人様がもうちょっと電話するの遅かったら、洗濯物全滅するところでした」

漣「ここのとこ忙しかったですからねー、なかなかの量じゃないですか」(腕まくり

漣「とりあえず、この洗濯物を畳んで仕舞っちゃいましょうねー……」(オリオリたたみたたみ

(漣、洗濯物片づけ中・・・)


漣「ほい、終了~」(引き出しパタン

漣「うーむ、ついでに部屋のお掃除もやっちゃいますかねー」(三角巾装備

漣「てやや~♪」(ドタドタドタドタ



(漣、提督宅お掃除中・・・)


<下着……帰ってきてから洗うつもりだったんですかねえ? ほいさっさー、洗濯機にポイしちゃいましょうねー
<念のためー、念のため、ベッドの下もお掃除、お掃除!(ガサゴソ
<なかったか……んじゃ、本棚の裏はっと(ガタゴト
<ん~、クローゼットも映画のDVDケースも外れか……見つかんないですねー、ご主人様のトレジャーブック。せっかく参考にしようと思ったのに(パカパタ



(夜)

提督「……た、ただいま」

漣「お帰りなさい、ご主人様! 今、お夕飯の準備してますのでー、居間でくつろぐなりお風呂入っちゃうなりしてくださいな」

提督「う、うむ、今日はすまなかったな。洗濯物だけでなく、雑用までしてくれたみたいだし……」

漣「いえいえ、お気になさらず。この程度、初期艦の漣には朝飯……いやさ、夕飯前って奴です♪」

提督「そうか……と、とにかく、ありがとう、助かったよ」(ニ、ニコリ

漣「(ハイッ、ご主人様のデレいただきましたー!)」(キラキラ


<そだ、ご主人様~? 明日お休みなんですしー、久しぶりに漣とゲームでもしません?
<ゲーム……何をするのかね?
<んっとー、格ゲーとかデュエルとかパーティーゲーとかイロイロ?
<むう……きょ、今日は世話になったしな、付き合おう
<ktkr♪ 今日は寝かしませんよ~!

(神通の場合)


神通「はい、神通です。提督、何かありましたか?」

提督『い、いや、そうではないんだ……』

提督『こんなことを頼むのは非常に心苦しいのだが……出かける前に洗濯物を干していて、な』

神通「あ……」(察し

提督『そちらはまだ降り始めていないのかね?』

神通「まだですが……もう、すぐにでも降りだしそうなお天気です」

提督『そ、そうか。それで……その……だね』

神通「……私でよろしければ、洗濯物の取り込み、やらせていただきます」(ニコリ

提督『すまない、恩に着るよ。で、では、執務室の引き出しに自宅の鍵のスペアがあるから、それを使ってくれたまえ』

神通「ハイ、神通に任せください」

提督『なるべく早く戻れるようにするので、ど、どうかよろしく頼む』



神通「引き出し……あ、あった、これですね」(ゴソゴソ

神通「(これが……これが提督のお家の鍵……)」(ゴクリンコ


《鎮守府》提督の自宅

<ガチャ……キィィ……

神通「お、お邪魔します……」(ソローリ

雨<忍法針地蔵!(ザザァァァ…

神通「あっ、いけない、早く洗濯物を取り込まないと……!」(パタパタ



神通「ハァ……ふぅ……な、なんとか……間に合いました」

神通「よ、よし、洗濯物畳んでしまいましょう」(たたみたたみ

神通「…………」(シワ伸ばしたたみたたみ

神通「(なんだか、こうしていると、しっ、しし、新婚さんになったみたいです)」(カァァ…

神通「ぁ……」

提督Yシャツ<…………

神通「…………」(ドキドキバクバク

神通「提督……」(ギュッ

提督Yシャツ<来いよ、何処までもクレバーに抱きしめてやる

神通「(洗剤の香りと……ほんの少しだけ、提督の匂い……)」(ギューッ








神通「……ふわっ!? い、いけない、こんなことしてる場合じゃないのに」(アセアセ


(神通、洗濯物片づけ中・・・)


神通「ふぅ、これでおしまいですね」

神通「最近、提督お忙しかったから……お部屋、少し汚れていますね」

神通「余計な真似かもしれないけど……」


(神通、提督宅お掃除中・・・)


<あ……提督、し、下着は別に分けていたんですね
<……こ、これもお洗濯しておかないと、ですね(ドキドキッ
<うぅ……少し、体が火照って……。なんだか私、変態みたいです……





(夜)

提督「……た、ただいま」

提督「神通君はさすがにもう帰った…………ぬ?」

神通「……すぅ…………すぅ」

提督「(ソファーに座ったまま寝ている……)」

提督「…………」(チラッ

提督「(食事の準備をして、帰宅を待ってくれていた……のか?)」

神通「くぅ……すぅ……」

提督「うぬ?」

提督「(髪の毛に綿ぼこりが……)」(サワッ

神通「ん……ぅ?」(パチッ

提督「!?」

神通「提…督?」(ポヤー…


知らない内に眠っていた

髪を梳き上げる提督の手

那珂「カーニバルだよ♪」
川内「待ちに待った夜戦(意味深)だぁーー!!」


神通「ヒュイ!?」(ボンッ

提督「ち、違うぞ……これは、髪にほこりがついていたから……」(カタカタ…

神通「提督……あの、その……あの……」

神通「~~!!」(目ギューッ

提督「」

(大和の場合)

《鎮守府》提督の自宅


大和「~♪」(トリコミトリコミ

携帯<Pr…

大和「!!」(シュバッ

大和「はい、大和です。提督、大和に何かご用でしょうか?」(キラキラ

提督『用と言えば用なのだが……す、すまない、こんなことを頼むのは非常に心苦しいのだが、実は洗濯物を干したまま出てしまったのだ』

提督『それで、その……こちらはもう雨が降り始めていて、だね……』

大和「ウフフ、皆まで仰らないでください。提督が大和に何を求めておられるのか、大和には全部わかっています」

大和「だって、提督と大和は強い……ここの誰よりも強い絆で結ばれているんですから」(恍惚顔

提督『む? う……うむ、そ……そう、か……』

大和「洗濯物のことはご安心ください、大和がきちんと責任を持って取り込んでいますから♪」

提督『取り込……んで? す、すまないが大和君、君は今どこに……』

雨<メテオラ!!

大和「あら、いけません。こっちも雨が降り始めちゃいました……。大和ももっと提督とお喋りしたいけど、続きは提督が帰ってきてから……ね?」

提督『あ、ああ……それでは、洗濯物のことよろしく頼んだよ』

携帯<ツー…ツー…ツー…

大和「ああ……本当に、本当に残念です。雨さえ降ってこなければ、もうちょっと提督の声を聞いていられたのに……忌々しい雨」(ハイライトOFF

大和「大和の耳に囁きかける提督の声……ンっ、フフ、病みつきになっちゃいそう」

大和「……いけない、こんなところではしたない。洗濯物も濡れてしまいます」(パタパタ

大和「提督のパートナーとして役目を果たさないといけませんからね♪」(ルンルン


(大和、洗濯物片づけ中・・・)

大和「ふぅ、これで干していた分は全部仕舞いました」

大和「……おかしいですね」(ボソッ

大和「あんなにたくさん洗濯物があったのに、どうして提督の下着が1枚もなかったのでしょうか? 変ですよね、おかしいですよね?」(首コキ…コキ…コキコキ…コキコキ……


(脱衣場)

大和「クスッ……フフフ……ほぅら、やっぱり。提督は恥ずかしがりやさんですね。大和に遠慮する必要なんてないのに」

提督下着<も、もうダメだぁ……おしまいだぁ……

大和「こんなに下着を溜め込んで……いけませんよ、提督?」(艶笑

大和「提督に常に清潔に、綺麗な服を着て快適に過ごしてもらうのも大和の役目なのですから、これもちゃんとお洗濯させてくれないと……」(ゴソッ

大和「スゥ………スン…………ハァ……………ンッ、フゥゥ…ンッ!」(ゾクゾクッ

大和「ハ……ン、ふぁ……提督ったら、本当にいけない人……」(モゾ…モゾモゾ…


大和「ンフッ……んっ……んっっ……あむ……ジュルル……!」


大和「やッ、これ止まらない……凄いです……大和、提督の香りだけで……も、大和こんなに……ン゛ンッ……ヤダ……ヤダヤダ、だめェ、もう……イっ……!!!」(ビクッビクンッ



大和「ハァーッ……ハァァーッ……ア…ァ……」(蕩け顔





洗濯機<モォ~メント!(ゴウンゴウン

大和「……少し、気をやり過ぎて大変なことになっちゃいました」

大和「ちょっとスースーしますし……もう、提督が悪いんですよ?」(テレテレ

大和「さて、と……お洗濯している間にお掃除をして、お夕飯の準備もしてしまわないと」

大和「ウフフ、お仕事でとてもお疲れの提督のために、とっても、とっても精力のつくものを作ってあげないと」

大和「あぁ……でも、元気になり過ぎたら、大和が耐えられなくなってしまうかも……♪」

大和「……もうやめてくださいと懇願する大和を組み伏せて、どんなに泣き叫んでも構わず、果てることのない情欲を注ぐ提督も素敵ですね」(ゾクゾクッ

大和「お夕飯の前にちゃんと身を清めて……その前にあのお薬も取ってきて……クス、クスクスクスッ」(ブツブツブツブツ…


妖精A「(提督さんに借りた/0のBOX返しにきたら、えらいもんに出くわしたです)」

妖精B「(早いとこ退散しましょう)」

妖精C「(これは逃走にあらず、戦略的撤退です)」

(蒼龍の場合)

蒼龍「はぁ~い、どうかしましたか提督?」

提督『じ、実は……だね、よかれと思って、出かける前に洗濯物を干したのだが……』

蒼龍「洗濯物って……えぇー!? 今日はお昼過ぎ天気が崩れるってニュースで言ってましたよ!?」

提督『ら、らしいな……。こちらは今、酷い雨だよ』

蒼龍「えっと……よかった、こっちはまだ降ってませんね」

提督『そうか……そ、それで、こんなことを頼むのは非常に心苦しいのだが……』

蒼龍「アハハ、洗濯物の回収ですね? 任せて♪」

<鍵は引き出し……? 了解です!



(同時刻)
《鎮守府》提督の自宅

文月「お留守番~、お留守番~♪」(提督と朝ご飯を食べに来た

弥生「~♪」(同上

文月「……お空、真っ黒だねぇ」(じぃ~

弥生「少し怖い…です」

文月「ざぁ~って雨が降ってきそ~」(ワクワク

弥生「弥生…濡れるの苦手…です」

文月「文月はねぇ、お風呂とプールならへっちゃらだよぉ~」

弥生「弥生も…それなら」

弥生「あ……」

文月「んぅ? どうしたのぉ、弥生ちゃん?」

弥生「司令官、朝、お洗濯…してました」

文月「たいへんだぁ、洗濯物が濡れちゃうね~」

弥生「弥生たちで…お家の中に取り込む?」

文月「うん~! きっと、ありがとうって司令官、言ってくれるよぉ~♪」

弥生「……うん♪」

雨<ミサイルパーティーを使えばあるいは……

文月「ほわぁ!? 雨、降ってきちゃった……!」

弥生「急がない…と」


文月「うんしょ、うんしょ」

弥生「う…ん……」

文月「弥生ちゃん、大丈夫~?」

弥生「このシーツが取れない…です」(グッ、グッ

文月「文月も手伝うよぉ~……せ~の」

弥生「え…いっ」

洗濯物<倒れるかよ……倒れるとしても前のめりだ! そうだろ君島!

文月「あっ……!」

弥生「え……」


バッシャーン


文月「あう……せ、洗濯物がぁ……」

弥生「ど、泥んこ…」

文月「…………ッ……グスッ……うぅぅ~…」

弥生「ふ、文月…ちゃん、泣かないで」

文月「だって……だってぇ、文月がせ~のって引っ張ったから……」(プルプル…

文月「エクッ……う゛……うぇぇぇん……」(ポロポロ

弥生「あ……え、と……」(オロオロ

弥生「…………グスッ」(ポロポロ…



蒼龍「わちゃあ、間に合わなかったー……って、文月ちゃん、弥生ちゃん!?」

文月「蒼龍ちゃ~ん……」(メソメソ

弥生「ふぇ…ぇん」(クシクシ

蒼龍「二人とも、ど、どうしたの? 泣かないで、ね!?」




(夜)

蒼龍「それで、洗濯物はビショビショだし、文月ちゃんと弥生ちゃんは大泣きしてるし……大変だったんですよ~」(タタミタタミ

提督「そ、そうか……それは、すまなかった」

蒼龍「いえいえ、別に提督が悪いわけじゃないですから」

蒼龍「ただ、文月ちゃんも弥生ちゃんも、提督が喜んでほしかっただけだから……あまり怒らないであげてほしいなー、って」

提督「む、無論だ。私が天気予報を見ていなかったせいで、文月君たちが酷い目にあったのだからな……」

蒼龍「もー、そうやって落ち込むのもなしですって」(苦笑



文月「司令官~……えへへ」(ゴロン

弥生「ぅ……すぅ」(モゾ…

<あ、そ、それで、濡れちゃった洗濯物と一緒に……し、下着も洗っておきましたから……
<あ、洗ったのかね……
<は、はい、その、一緒にやっちゃった方が節約になりますし?
<そうか……あ、ありがとう

(金剛の場合)

《鎮守府》提督の自宅


金剛(襷ポニテ)『訳:はーい、どうしたの? アナタが電話かけてくるなんて珍しいじゃない』(パタパタ

提督「訳:あ、ああ、すまない金剛、一つお願いがあるのだが」

金剛『訳:ん~、何~?』(パンパンッ

提督「訳:じ、実はな、今朝出る時に洗濯物を干してきてしまってな……」

金剛『訳:今日、雨降るって天気予報で言ってたんだけど~?』

提督「訳:き、昨日はテレビを点けなかったのだ……」

金剛『訳:はいはい、わかったわかった』

金剛『訳:洗濯物の取り込みはやっといてあげるから、アナタはちゃんとお仕事頑張ってきて!』

提督「訳:りょ、了解した。では、よろしく頼むぞ……」


雨<時雨散花!!

金剛「オット、降ってきましたネー」(アタフタ


(金剛、洗濯物片づけ中・・・)

金剛「フゥ、これでおしまいっと」

金剛「(別にしてあった下着はもうすぐ洗い終わるし、そっちは部屋干しにして……)」

金剛「次はお家のお掃除デース♪」(パタパタバタバタ


(金剛、提督宅お掃除中・・・)


金剛「ンフフッ、Dinnerの準備もこれでFinish!」

金剛「ン~~! 動き回ってちょっと疲れたデース、tea timeにするネ」(ルンルン



(夜)

提督「…………」

金剛「あら、お帰りなさい。早かったですネー」(ソファーゴロゴロ

提督「た、ただいま……ではなくて、どうして、私の家で寛いでいるのだ?」

金剛『何故って洗濯物取り込んだり、お掃除したり、晩ご飯の準備したりで疲れたからよ』

提督『訳:わ、私が言っているのはそういうことではなく……』

金剛『訳:何よ、ハッキリしないわねえ』(足パタパタ

提督『訳:……いや、もういい。君がフリーダムなのは今に限ったことではないしな』

提督『訳:とりあえず、寝そべって足を動かすのはやめたまえ。その……み、見えてしまうぞ』(目逸らし

金剛『訳:……えっち』(ジト目

提督『訳:何故そうなるのだ……』


<ご飯の準備できてるわ、先に食べる? それともお風呂?
<ぬ……で、では、先に食事を取りたい、かな……
<オッケー! すぐに用意するから座ってて♪
<……その、ありがとう
<フフ、どーいたしまして!

寝落ちしていました。艦娘行動学洗濯物編これで終了、おやすみなさい
どこのルートを通ったかは好みにお任せします
ただし、この中に1つ、バッドエンドがある!

【朱に交われば朱に染まる】

《艦娘用宿舎》食堂


衣笠「そういえば青葉、今日からひっさしぶりの秘書艦だったよね」

青葉「ハイ! みなさんが喜んでくれる情報、ゲットしてきます!」

衣笠「アハハ、誰もそんなこと頼んでないって」

衣笠「でもまあ、最近は提督もちょっと……だいぶ? ん~、かなり私たちとコミュニケーション取ってくれるようになったし、意外とポロッと何か話してくれるかもね」

青葉「ですねー。昔よりはずっと喋ってくれるようになりましたし……相変らず鈍感といいますか、謙遜と卑屈は違うと教えてあげたいところですけど」

青葉「好きな女性とかタイプの女性とかケッコンカッコカリしたい女性とか、いい加減、教えてくれるといいんですけどねー……」

衣笠「それ、ほとんど同じ意味でしょ」

青葉「アハハ~……まあ、仮に名前が挙がるとすれば筆頭メンバーか初期からいる艦娘でしょうけどね!」

衣笠「やっぱそうなるよねー……どこまでが初期かで論争起きそーだけど」

青葉「うんっと、青葉的には赤城さんまででしょうかー」

衣笠「まあ、そうなっちゃうか」

青葉「ですよねー、あの辺りからウチも艦娘増えたなーって青葉も思いますもん!」

衣笠「…………」

青葉「むむ、どうかしましたか?」

衣笠「う、ううん、なんでもない!」

青葉「そうですかー? まあいいです、そろそろ司令官がお仕事開始する時間なので青葉、行きますね!」

衣笠「う、うん、頑張ってねー」




衣笠「――――この人数で増えたとか言っちゃう辺り、なんだかんだで、青葉もだいぶココに馴染んじゃってるよねー」

衣笠「衣笠さん的には、大本営にいた時の暗~い青葉よりずっといいと思うけどね♪」

【憲兵は静かに過ごしたい】

《憲兵詰所》

憲兵A「…………ふぁ……あ~ぁ」

憲兵B「今週のワートリ面白れぇ、マジ面白れぇ」

憲兵C「ヒロアカもいい感じだと思われ」


あきつ丸「…………」(じとー



憲兵A「……何か言いたげだな、あきつ丸君」

あきつ丸「……ここ最近、出動せねばならない事件がなくて暇だからとはいえ、些か緩みすぎではありませんか?」

憲兵A「暇ではないよ。ただ、貧乏暇なしより、我々の出番がないくらいで丁度いいとは思っているがね」

憲兵B「もー、相変わらず固いなあー、あきつんは」

憲兵C「そーそー、ゆるーく行こうよ、ゆるーく」

あきつ丸「そんなものでありますか……」

憲兵A「そんなもん、そんなもん」

憲兵B「最近は四方鎮の提督さんも俺たちを呼ぶことなくなったしなー」

憲兵C「まだ私が働くべき時ではない」(キリッ

あきつ丸「(単純に面倒くさいだけに思えるのであります)」



<Prrrrr!!


憲兵A「ハイ、こちら憲兵詰所」

憲兵B「……!!」(カチャカチャ

憲兵C「何やってんだあ、あきつ丸! さっさと装備準備!!」

あきつ丸「へ!? あ、ハ、ハイであります!」

憲兵A「なんですと? また四方鎮の提督さんから出動要請? 今回は何ですか……フム、フン……」




憲兵A「…………」(ガチャン

憲兵B「今回はどういった理由で我々に要請が?」

憲兵A「転んで艦娘と一緒に転倒……その際、艦娘に涙を浮かべながら『提督……』と言われたとのことだ」

憲兵C「それ感極まって涙浮かべてるだけだよね、たぶん」

憲兵B「たぶん、『提督……』の後に『(気持ち悪いから死んでください)』ぐらい付いてるよね」

憲兵A「何にせよ我々の出動には違いない。行くぞ、お前たち!!」

憲兵B「ケッコンカッコカリのセット一式(複数)、用意できました!!」

憲兵C「(提督さんと艦娘さんの肉体的な)お楽しみは……これからだ!!」



ドタバタ……ドタバタ……!!




あきつ丸「…………」

あきつ丸「やっぱり暇なんじゃないですか……であります」

あきつ丸「というか、自分たちは不正を働く提督を取り締まるのが役目では……」

<何をしている、あきつ丸! 早く準備をしろ!
<グズグズしてると置いてくよ~?
<てか、あきつんの船がないと自分ら移動できないし。ハリー、ハリー!


あきつ丸「りょ、了解であります!」(ドタバタ



《この後、憲兵による猛烈なケッコンカッコカリプッシュが行われた》

今日はこれだけで
○○鎮守府ではそろそろアレな感じがしたので四方山鎮守府ということに
憲兵さんもいい加減、提督に落ち着いてもらいたい今日この頃(毎回出動が面倒だから)

【ケンカの理由】


文月「う~……弥生ちゃんだよぉ!」(プク~ッ

弥生「絶対に……文月ちゃん…です」(ムスッ

文月「弥~生~ちゃ~んっ!」

弥生「文月…ちゃんっ」

赤城「あ、あのっ、文月ちゃんも弥生ちゃんも少し落ち着いて、ね?」

文月「……べ~っ、だ!」(プンスカ

弥生「……イ~ッ、だ」(ムッスリ

赤城「だ、だから……加賀さぁ~ん」(オロオロ

加賀「赤城さん、冷静に。まだ慌てる時間じゃないわ」

加賀「……まったく、あの子は何してるのかしら」(イライラ

瑞鶴「おっ待たせたしましたー! 提督さん、連れてきましたよー!!」

提督「ふ、文月君と弥生君が喧嘩していると聞いたのだが、ほ、本当だろうか?」

赤城「ああっ、提督……よかった、これで……」(ホッ

加賀「助かります。私たちではどうにもできなくて……」

提督「き、君たちにどうにもできないことを、私にどうにかできるとも思えないのだが……」

瑞鶴「いいですから、早く早く! 文月ちゃんたちの話、聞いてあげてください」

提督「う、うむ……」


提督「文月君、弥生君……い、いったい何があったのかね?」

文月「ぁ、司令官……」(ショボリ

弥生「司令…官」(ショボリ

提督「ふ、二人が喧嘩していると赤城君たちに聞いたのだが、どうしてだね」(しゃがみ

文月「う~……」

弥生「あ…ぅ……」

提督「……言えないような理由なのだろうか?」

文月「……えっとねぇ、司令官、怒らない?」(オドオド

弥生「ぅ……」(ビクッ

提督「……お、怒るかどうかは、君たちの話を聞いてからでないと判断できないな」

文月「…………」(チラッ

弥生「……うん」(コクンッ

文月「えっとね、えっとねぇ、文月とね、弥生ちゃんのね、どっちがお姉ちゃんかなぁって……」

提督「……うぬ?」

文月「文月はねぇ、弥生ちゃんの方がお姉ちゃんだと思うのぉ。弥生ちゃんね、とってもお勉強できるし、しっかりしてるもん」

弥生「弥生…は、文月ちゃんの方がお姉ちゃんだと…思います。優しい…し、困ってる時、いつも助けてくれるから……」

提督「そ、それで、喧嘩したのかね?」

文月「うん~……」

弥生「ごめん…なさい」

提督「…………」(チラッ

赤城「どちらも相手の方がお姉ちゃんだって譲らなくて……」

提督「そうか……そ、そうか……」(ナデナデ

提督「(二人とも……性根の優しい、いい子に育ってくれているようだ)」

文月「ほわぁ?」(キョトン

弥生「あ…ぅ?」(キョトン




瑞鶴「そーだ、どっちがお姉ちゃんか決められないなら、私が文月ちゃんと弥生ちゃんのお姉ちゃんってことで……どう!?」

文月「え~……」

弥生「え……」

瑞鶴「なんで嫌そうな顔するかなぁ!?」

加賀「……ブッ」(プルプル

赤城「か、加賀さん、わ、笑っちゃかわいそう……ですよ……! ねえ、提督……っ?」(プルプル

提督「……ノ、ノーコメントで」(目逸らし

瑞鶴「バカにしやがって、バカにしやがって、バカにしやがってぇ~!!」(地団駄

《最終的にお姉ちゃんはその日の気分で交代することにした模様》
※1週間で満足した

【艦娘たちとコミュニケーション】潮編

《鎮守府》執務室


提督「……ふむ」(カタッ

潮(当日秘書艦)「お、お仕事終了ですか?」

提督「い、いや、細かな見直しと修正がいくつか、といったところかな」

提督「ただ、丁度いい時間なので、そろそろ昼食にしようと思ってな」

潮「あ……も、もうそんな時間……」

提督「う、潮君も書類の作成で疲れただろう。少し休憩を取ってきたまえ」

潮「ありがとうございますっ。あの~、提督はお昼ご飯、どうするんですか……?」

提督「わ、私は……いい天気なので、パンでも買って外で食べようかと」

潮「え」

提督「む? な、何か不都合でも……?」

潮「いえ、あの……今日はとっても暖かいから、私もお外で食べようと思って……」

潮「朝のうちにパン……いろいろ買ってきたんです」(にへら

提督「そ、そうか」

潮「あの~、パン、たくさん買っちゃったから……提督も一緒に食べませんか?」

提督「う、うぬ……」

<……菓子パンは、あるのかね?
<メロンパンとチョココロネと、あっ、あとクリームあんパンがありますっ
<……ご、ご相伴に預かろう
<は、はい♪



《鎮守府》中庭

潮「ふわぁ、いい天気ですねぇ」

提督「む……そ、そうだな」(モッモッ…

潮「あ、飲み物、アップルティー淹れてきたんですよー」

提督「朝、持っていた魔法瓶の中身はそれだったのか……」

潮「えへへ、金剛さんに美味しいアップルティーの缶を貰っちゃって……」

提督「な、なるほど、金剛の目利きなら外れはないだろう」

潮「ズズ……う~ん、美味しいです♪」

提督「…………ふぅ」(キラキラ

潮「いいお天気ですね~」(ぽけー

提督「うむ」(ぽけー

潮「こんな日がずっと続けばいいですね~」

提督「……そう、だな」

潮「?」

提督「……いや、暖かくて欠伸が出そうだったのだ」

潮「アハハ、ならしょうがないですねー」

提督「うむ」

提督「……もう少し休んだら執務に戻るとしよう」

潮「了解しました~……ふわぁ、あ」


(夜)
《艦娘用宿舎》食堂


朧「……見てたよ、ずっと」

潮「」

漣「それでー、ご主人様とー、仲良く日向ぼっこですかー」(ホッぺみょーん

曙「随分、いい雰囲気だったじゃない、別にどうでもいいけどっ……ふん!」(ホッぺみょーん

潮「ひ、ひひゃい、ひひゃい、ひひゃいよぉ~!?」

朧「漣も曙も、八つ当たりはよくない」

潮「うぅ~……ヒリヒリするよぉ」

漣「いやー、すみませんねー。イラッとするぜ! ってな感じで手が、つい」

曙「そ、それで? たいして興味なんてないけど、クソ提督と、な、何の話してたのよ?」(チラッチラッ

潮「(興味津々って感じにしか見えないよ、曙ちゃん……)」

潮「何の話って言われても……天気のお話をしたぐらい……あ」

漣「あ、ってなんですか、あ、って」

曙「な、なに、まさかクソ提督に告白とかされたんじゃないでしょうね!?」

朧「落ち着いて、曙。もしそうだったら今頃、潮は熱出して倒れてる……たぶん」

潮「わ、私なんかに提督が告白なんてないよー……」

曙「じゃ、じゃあ何なのよ!」

潮「え、えっと、いいお天気で……何て言うのかな、すごくゆっくりできて楽しくて……それで、こんな日がずっと続けばいいですねー、って」

曙「まー、潮らしいっちゃ、潮らしいわね」

朧「……それで、提督はなんて?」

潮「えっとね、そうだねって、えへへ……って、漣ちゃん!?」

漣「…………」(ダッバー

曙「ちょっ、何でアンタいきなり泣いてんのよ!? 怖いからっ、真顔で涙流さないで!?」

朧「はい漣、ティッシュ」

漣「ずびばぜん……まさか、まさかご主人様からぞんか……ぞんなデレ台詞が出るなんで、予想だにじでなぐで……ズビビーッ!」

曙「きたなっ!? こっち向いてかまないでよ!!」

漣「グズッ……四方山鎮守府に着任してウン十ヶ月……漣の努力は無駄じゃなかったんですねー」

曙「なに自分一人の戦果みたいに語ってんのよ」

漣「そりゃあ、ねえ? ツンばっかでご主人様のメンタル大破させまくりの誰かさんと違って、漣はそりゃあもう、献身的に支えてきましたからー」(ドヤァ

曙「そこは建前でもみんなのお陰って言・い・な・さ・い・よぉ~ッ……!!」(手四つ

漣「ぬうぅぅぅぅっ!!?」

潮「あわわっ、二人とも喧嘩しちゃダメーッ!?」

朧「今回ばかりは曙を応援する」(コチョコチョ

漣「フヒッ!? ちょっ、くすぐるのなしヤメ……」

曙「悪いわねっ、もらったわ!!」

漣「アーーーーッ!?」

潮「さっ、漣ちゃーーーーーんっ!?」

朧「ナム……」

乙です。
文月と弥生・・・何だこの天使(和み
漣も神通も金剛も、みんなみんな幸せになーれッ!

あ、超駄級さんはちょい自重願います。

文月、弥生・・・何だこの天使は(和み

漣も神通も金剛も、みんなみんな幸せになーれッ!
あ、超駄級さんはちょい自重願います。

ありゃ、連投になってしまった申し訳ない。

もうすぐエイプリルフールなので提督にささやかなドッキリを仕掛ける模様 発案者:清く正しい青葉さん
どんなドッキリを仕掛けるか決めていただけると(あまりドギツイのが来た場合、企画段階で漣と神通が出動する模様)

↓2
↓3
↓4
↓5

去年はドッキリ(ドッキリではない)で医務室行きだったが
今年は成長したかなー(棒)

……ささやかとは一体
とりあえず青葉パンツ、ブラ鎮行き、恋人or結婚報告書いてみます(かなりマイルドにしますが)
あと、口直しに甘い系ドッキリネタ一つ。こちらはも複数人予定で、明日投下予定なのです

【エイプリルフール】

《艦娘用宿舎》食堂


青葉「はい! ということでやって参りました、エイプリルフール!」

青葉「最近は司令官もメンタルの近代化改修が進み、以前よりもヤキモキすることが少なくなったと思われます」

漣「は?」(真顔

神通「ぅ……」(俯き

金剛「フーム……ムムゥ~」(渋面

青葉「……えー、芳しくない反応が返ってきましたが、今回みなさまにお集まりいただいたのは、ずばり! ささやかなドッキリで司令官さんの装甲値(メンタル)を確かめてみよう、という試みになりまっす!」

<ざわ…ざわ…
<なん……だと……
<クマクマ……ニャーニャー


満潮「装甲値(メンタル)を確かめるって言うけど、ささやかなドッキリって何するわけ?」

青葉「ンッフッフ、そこは抜かりありません! 青葉、昨日は徹夜で頑張っちゃいました!」

衣笠「(昨日ご飯の後、部屋に籠ってたのはそれ作ってたからかー……)」(呆れ

青葉「こちらに用意した抽選箱に、いくつかのお題を書いた紙が入っています」

青葉「青葉が引いてお題を伝えますのでー、我こそはという人にドッキリを実行してもらいたいと思いまーす♪」

青葉「ではでは、1つ目のお題!!」(ゴソゴソ


青葉「ジャジャンッ! 『転んでパンツがチラリ!』ですっ」

青葉「あやや、最初からちょ~っとえっちぃのが来ちゃいましたねー」

青葉「さあ、早い者勝ちですよー? 我こそはという人、ババーンと手を上げて……」

伊勢「…………」(スッ

青葉「おっと、伊勢さん実はヤル気満々でした? ではでは……」

伊勢「言い出しっぺの法則」

青葉「へ?」

伊勢「こーいうのは、まず言い出しっぺが実践してお手本を見せるべきだと思うんだけど……どうなのさー、青葉?」

伊勢「というわけで、言い出しっぺハヨ……ハヨ」(ニヤニヤ

青葉「」

《鎮守府》廊下

青葉「(う、うぅ、せめてもの情けでオーバーパンツを支給してもらえましたが……ヤバイです、青葉ちょっとピンチです!)」

提督「(4月の改二改装が確定したのは駆逐艦《叢雲》……噂では複数の特型駆逐艦に改二が実装されるという話だが……)」(ブツブツ

青葉「(し、司令官はまだ、こちらに気づいてないよ)」

青葉「(曲がり角でぶつかって、足を広げて……あぁ~、考えれば考えるほど変態さんですよぉー!)」

青葉「(ドッキリなんてやるんじゃなかったなー……ええぃ、ままよ!)」(ダッ

提督「そろそろ来てくれないだろうか、漣君の改二改装……しかし、仮に来たとして艦船の能力がどこまで向上するのか……」(ブツブツブツブツ

提督「ぬおっ!?」

青葉「キャ、キャー、ちゃんと前を見てなくてぶつかっちゃいましたー(棒)」(おっぴろげ

提督「ぬ、あ、青葉君か。私こそすまない、考えごとをしていてな……立てるかね?」

青葉「……ほへ?」

提督「む、どうやら怪我はないようだ。では、次からは気をつけてくれたまえよ」(スタスタスタ

提督「問題はどの方向に特化されるかだ。対空、雷撃、対潜……吹雪君が改二改装で大きく対空性能を向上させたが、はたして……」(ブツブツブツブツブツブツ




青葉「…………」(ピラッ

オーバーパンツ<モザイクは任せろーバリバリ!

青葉「火力(セクシーさ)が、火力(セクシーさ)がちょこっと足りないのかしら……」(ハイライトOFF

《艦娘用宿舎》食堂

青葉「えー……幸か不幸か、青葉のドッキリは司令官さんに気づかれることなく、ヒッソリと終了しました……」(ドンヨリ

衣笠「な、なんか考えごとしてたっぽいし、仕方ないって!」

那智「そう気に病むな。思索に耽っている時の司令官の集中力は少し異常だからな」

青葉「うう、お心遣いありがとうございます……」

青葉「人の優しさにちょびっと回復したところで次、行っちゃいますね!」

熊野「そこでやめるという選択肢はありませんの?」

青葉「チッチッチッ、青葉の真実を求めるハートは不屈なんです」

青葉「というわけで、2つ目のお題は~……ジャージャン!」

青葉「『大本営から大量の追加艦娘、断ったらブラック提督行き』……です!」

曙「……」(ガタッ

青葉「あや、もしや曙さん立候補ですかー……」

曙「青葉……これのどこがささやかなのよ……」(ブルブルッ

曙「クソ提督のこと試すにしたって、いくらなんでもこんなのやり過ぎでしょーが!?」

曙「っていうか、クソ提督にンな話したら、バカみたいに薬飲みながら艦娘の補充、受けるに決まってるじゃない!」

曙「そのくらい、アンタだって考えればわかるでしょーがっ、この……アホ葉!!」

青葉「ア、アホ葉!?」(ガビーンッ

北上「……まー、遊びでもやっていい限度ってあるよねー」

大井「(チッ、自分は提督のことわかってるとか言いたげに熱く語ってんじゃないわよ……そんくらい、私たちもわかってるのよ)」

北上「まして、相手が提督なら余計にさー。ねー、大井っち」

大井「!? え、ええっ、北上さんの言う通りですよ~」

陽炎「基本、ココって癖のある子っていうか、問題のあるとこから引き取られた子が多いしね」(チラッ

不知火「……はい」(ショボリ

満潮「フン、悪かったわね問題児で!」

文月「…………」(無表情

弥生「文月…ちゃん?」

陽炎「(ヤバイ、文月ちゃんが一番怖い)」

陽炎「司令もブラ鎮とか性悪提督の話、結構本気で嫌ってるし……やめといた方がよくない?」

青葉「う゛っ……」

青葉「みなさんにそこまで言われると、青葉としても実行に移せません……」

青葉「(まあ、さすがにコレは青葉もちょっとどうよと思ってましたし?)」

青葉「(みなさんが反対してくれて、ちょびっと助かりました! ……恐るべし、深夜のテンション)」

青葉「……コホンッ。えー、先ほどのお題は『人を傷つける嘘はいけない』というエイプリルフールの決まりを破ると思われたため、審議の結果無効といたしました!」

青葉「改めてお題を選びたいと思いまーっす!」(ゴソゴソ

青葉「ハイッ、というわけで次のお題は~……ゲッ!?」

お題『提督LOVE勢の「彼氏できました」、「結婚します」報告』

青葉「(そ、そういえば、深夜お酒回った時にこーいうのも書いた記憶が……)」(ダラダラ

木曾「おい、どした青葉。なんか顔色悪いぜ?」

多摩「あれは墓穴を掘ったって顔ニャ」

青葉「えー、あーのー、そのー……」(チラッ

漣「?」
神通「?」
金剛「?」
蒼龍「?」
大和「?」

青葉「(これはいろいろ興味深いことになりそうなのですがー……ウチの司令官さんが、みなさんにそーいうお相手が出来たと報告されたとして……)」


パターン1:突然のことに少し混乱した後、寂しそうにしつつも「幸せにおなり……」と祝福する→祝福された艦娘たちが絶望して呪いをばら蒔く魔女と化す。


青葉「(鎮守府壊滅待ったなしですねー)」


パターン2:まさかまさかの司令官の本命発覚。「いかないでほしい」と艦娘を引きとめ→選ばれなかった艦娘が戦意喪失、鎮守府がお通夜ムードに。


青葉「(そして下剋上にNTR何でもありのシュラバヤ沖海戦勃発。……これどうやってもダメなパターンですよ)」

大和「青葉さん、どうかしたんですか?」(ニッコリ

青葉「ヒヒィッ!?」

青葉「(よ、よりによって一番危険な人が……!!)」

大和「早くお題を教えてくださいよ。こういうの初めてで、大和、少し楽しみなんです♪」(ウキウキ

大和「あ、でも、提督に嫌われてしまうような酷い内容だと困っちゃいますね」(ニコニコ

青葉「(うぐぐ、何でこの人、こういう時に限って無邪気で可愛らしいんですかー!?)」

大和「青葉さん? 少しご様子がおかしいですけど、もしかして体調でも悪いんですか?」

青葉「う、うぅ……うわあーっ!」(グシャグシャッ

大和「あっ、青葉さん!? 急にお題の紙を丸めて……あっ!? いけないですっ、紙なんて食べちゃダメですよ……!?」

青葉「もあーっ! もあーっ!」(モッシャモッシャ

大和「青葉さん!? あ、青葉さん、早くペッしてください、ペッ!」

青葉「むぅーっ、むむぅーーー!」(首ブンブン




川内「良心に耐えられなくて自爆かー。基本さ、ウチって性格のいい子しかいないよねー」

那珂「提督が絡むとちょーっと羽目外しちゃう子がたくさんいるけどね♪」


結論:良識ある子たちにたちの悪いドッキリはできない。

(オマケ)

《鎮守府》執務室


青葉(当日秘書艦)「……といったことがありまして」(ショボリ

提督「(そういえば、今日はエイプリルフールだったな)」

提督「みんなで集まって私を謀ろうとしていたのだね……」(ジトリ

青葉「ア、アハハ、未遂! 未遂ですからー」

提督「そ、そもそも、エイプリルフールは大きくない嘘をつく日で、ドッキリを仕掛ける日ではないと思うのだが」

青葉「いやー、そこはちょっとした遊び心といいますか」

提督「やめたまえ……そうした遊び半分は私に効く……」(カタカタ…

青葉「あ、ハイ」

青葉「(ヤバイ、なんか地雷踏んだっぽいです)」

青葉「え、ええっと、せっかくのエイプリルフールですし、司令官もなにか嘘をお一つどうですか!?」

提督「わ、私が嘘をつくのかね?」

青葉「はいっ、真面目な司令官がどんな嘘をつくのか、青葉、気になりますっ!」

提督「嘘とわかっているものが面白いとは思えないが……そう、だな」(チラッ

提督ケータイ<携帯は時間を見るものではないぞ、バディ……

提督「スー……ハァ……」

青葉「ワックワック♪」



提督「実は私は、好きな人がいるのだ」

青葉「へ?」

提督「…………無論、エイプリルフールの嘘だがね」

青葉「え、あの、司令官……?」

提督「さ、さあ、もう休憩は終わりだ。そろそろ執務に戻ろう」

青葉「ハ、ハイ……」(チラッ

時計<午後12時00分をお報せします

提督「…………」(カリカリカリカリカリカリッ

青葉「(アレ……そーいえば、エイプリルフールで嘘ついていいのって、午前中までじゃなかったっけ?)」

青葉「(ってことは、好きな人がいるって嘘は実は本当で、嘘って言ったのは本当は嘘で好きな人がいるのは嘘じゃなくて……あれ? あれ?)」(悶々

どうにかエイプリルフール内に予定の形で投下
貰ったネタ、こういう形にしかできず申し訳ありません
口直しのドッキリネタは……誰で書くべきか

【出来心でやってみた】

《鎮守府》執務室


提督「(今日は新しいリミットレギュレーションの発表……)」

提督「さらば、征竜……君たちはやり過ぎたのだ、神判ほどではないが」

漣「ご主人様~、月刊デュエルスフィンクスが届きましたよ~」

提督「む、今回は早かったのだな。いつもなら、もう2日はかかるはずだが」

漣「なんか、青葉さんが知人のツテを使って取り寄せたとかでー」

提督「そ、そうなのか……あとで青葉君にお礼を言わなくてはな」

漣「あー、そういえばちょっと高くついたとか言ってましたしねー」

提督「ふむ、し、執務は終わらせてあるので、さっそく読ませてもらうとしよう」

漣「どぞどぞ、漣はお茶でも淹れてくるので」

提督「…………」(ペラッ

《これが4月からの新制限だ!》
禁止:【銀河眼の光子竜】【超銀河眼の光子龍】【銀河眼の時空竜】【超銀河眼の時空龍】【銀河眼の光子竜皇】【ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン】【ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン】

制限:【銀河戦士】【海皇子アプトアビス】(以下略)


提督「……ガハッ!?」

漣「ちょっ、ご主人様ァ!?」

提督「さ、漣君……誰にでも必ず、別れは来る……いつか、突然に……。それは、私と銀河眼にも……いや、夢だ、これは悪い夢」

漣「し、新制限が全力でご主人様を殺しに来てる。一体なにが起きて……って、んん? これ、シールになってる?」(ベリベリ…

コラ画像<ジャンジャジャーン! 今明かされる衝撃の真実ゥ~!


提督「なん……だと……」

漣「イタズラ、だったみたいですねー……」

提督「っ、く……よかった、牢獄に閉じ込められる銀河眼はいなかったのだ……よかった、本当に……」(ポロポロ

漣「……アホ葉ァァァァッ!! ちょっと執務室に顔出せやゴルァッ!!」(館内放送ON

提督「グスッ……そうだな、今回の件に関しては、私からも青葉君に言うことがある……」



《この後、割りと本気で提督に説教される青葉が目撃された》

ネプトアビスをアプトアビスと書き間違えていました、申し訳ありません

【提督とコミュニケーション】(ベンチでドッキリ)


ツワモノドモガユメノアト……


《艦娘用宿舎》食堂

陽炎「ん? なにこれ……って、ああ、青葉さんが作ってたドッキリの小道具か」(ペラッ


『任務(ウィークリー):居眠りに見せかけて提督にスキンシップせよ』


陽炎「ご丁寧に、司令の許可印まで押しちゃって……こーいうの先に出しておけば、きっと盛り上がったでしょうに」(ポイッ

陽炎「ふわ~ぁ、寝よ寝よ~」(トタトタ



不知火「ふぅ……いいお湯でした」(ホコホコ

不知火「ぬ? 誰ですか、テーブルに書類を出しっぱなしにして」(カサッ

不知火「こ、これは……こんなところに指令書を放置するなんて、司令が知ったらきっとお怒りになります」(オロオロ

不知火「このままにはしておけません」(パタパタッ


掲示板<貼るなよ……絶対に貼るなよ……!?


不知火「よし、これで大丈夫ですね」(ぬいっ!

不知火「しかし、寝たふりをして司令とスキンシップをはかれとは、変わった指令です」

不知火「ふむ……司令に……ふむ」(キラキラ

現在、ネタ考えてあるのは不知火、漣、神通、金剛(大和、蒼龍&文月弥生は今回お休み)
それ以外の(掲示板の指令書を真に受けてしまいそうな)キャラを

↓2
↓3
↓5

でお願いいたします。

先に挙げた4人+吹雪、祥鳳、雷でネタを書いていきます
投下は明日予定。おやすみなさいなのです

《任務(ウィークリー):居眠りに見せかけて提督にスキンシップしろせよ》

(不知火の場合)

《鎮守府》中庭


提督「(最近、毎日ここで昼食をとっているな……)」(菓子パンもふもふ

不知火「司令、こちらにおられたのですね」

提督「ぬ、し、不知火君か……どうした、緊急の事案かね?」

不知火「いえ、海上護衛の任務が終了したのでその報告に参りました」(キリッ

提督「そ、そうか」

提督「(旗艦は多摩君だったな……彼女は任務の間、駆逐艦の艦娘を休ませるために、ほとんど眠らずに警戒にあたってくれるからな、今頃自室で眠りこけているか)」



《艦娘用宿舎》多摩の部屋

多摩「ふにゃ~……」

球磨「お疲れ様だクマー。ご飯作っておくから、ひと眠りしたら食べるクマ」

多摩「了解ニャー……」

木曾「布団ぐらい被れよ……仕方ねえなー」(布団カケカケ

多摩「ウ゛~……妹含めて、手のかかる連中が多いから大変なんだニャ~」

木曾「誰が手のかかるって?」

球磨「木曾……それ以上聞かないのがお前のためクマ」

木曾「球磨姉も多摩姉もヒデーな!?」



不知火「任務は大成功、燃料と弾薬が上限に達しました」

提督「またか……。そろそろ大規模な開発を行った方がいいかもしれないな」

不知火「はい、後で工廠の妖精さんたちに伝えておきます」

提督「う、うむ、お願いしよう」

不知火「それと他に報告が一件」(ソワソワ

提督「……な、なにかね?」

不知火「その、護衛の途中で深海棲艦の襲撃がありました。駆逐イ級だけだったのですが……」

不知火「多摩さんが気づき、交戦開始。《不知火》の砲撃が敵旗艦に命中、轟沈させることに成功しました。もちろん、船団への被害はなしです」(ぬいっ!

提督「そうか」

不知火「あと、護衛任務が終了した時、船団の艦長さんたちにお菓子をいただきました」(ペカーッ

提督「そ、そうか、よかったな」

提督「(そういえば、不知火君は船団の年配の方に可愛がられていると神通君が言っていたな……)」

不知火「はい。たくさんいただいたので、司令も一ついかがですか」

提督「……不知火君が構わないのなら、い、いただこう」

不知火「! ど、どうぞっ」

ウメー棒<キャラメル味とか邪道だろ……

不知火「司令、不知火もこちらでお菓子を食べてもよろしいでしょうか」

提督「む? う、うむ、好きにしたまえ」

不知火「ありがとうございます」(チョコン

提督「…………」(モソモソ

不知火「…………」(サクサクッ

提督「……交戦で不知火君たちは怪我しなかったのかね?」

不知火「ご安心ください、みんな大きな損害を受けることなく、船団護衛任務を成功させました」

不知火「駆逐イ級に砲撃されそうになったのですが、不知火がですね、それよりも早く主砲を撃ってですね――――」(身振り手振り

提督「よ、よく頑張ったな」

不知火「いえ、司令に言われた通り、自分にできることを全力でこなしただけです」(キリッ

提督「そ、そうか」

不知火「…………」(尻尾パタパタ

提督「……し、不知火君は偉いな」(ナデ…

不知火「~~~♪」(キラキラキラキラ




(夜)
《艦娘用宿舎》談話室

不知火「それでですね、司令に頭を撫でていただきました」(鼻高々

陽炎「あー、そりゃよかったわねー」

陽炎「……でもさ、不知火。アンタ、ウィークリーの任務(偽)消化しに司令に会いに行ったんじゃなかったっけ?」

不知火「――――ハッ!?」

陽炎「司令とお話するのに夢中で忘れちゃったかー」

不知火「し、不知火に落ち度でも……」

陽炎「ないない、ないからすぐ涙ぐむのは止めなさいって」

不知火「……はい」(ショボリ



《任務:失敗!》

【提督とスキンシップ】

《任務(ウィークリー):居眠りのふりをして提督にスキンシップせよ!》

(吹雪の場合)
《鎮守府》中庭


吹雪「(司令官のここ最近のマイブームは中庭でランチ……ここで待機してたら来るよね!)」

提督「……ぬ、吹雪君か?」

吹雪「(来たーっ!)」

吹雪「ぐ……ぐー……ぐぅー」

吹雪「(いつも使ってるベンチで居眠りしてる……フリをしてる私の横でご飯を食べる司令官)」

吹雪「(食べ終わった頃合いを見て、肩に頭を預ける私……!)」



司令官『ぬ……仕方がないな、吹雪君は』

吹雪『ぐぅー……ムニャムニャ』

司令官『仕方あるまい、ゆっくり寝たまえ』(上着パサー

司令官『君が起きるまで、ずっと隣にいるのでな……』(肩抱き寄せ

吹雪『ムニャ~♪』(キラキラ



吹雪「(なーんてっ、こんなロマンチックなシチュエーションになっちゃったりして~♪)」(ニヘラ

提督「…………」(スッ

吹雪「(動いた! 座るんですか? 座るんですね、司令官!)」(ググッ…


提督「き、気持ちよく眠っているのを起こしては悪いからな。私は……向こうのベンチで食べるとしよう、うん」(ソソクサ

吹雪「…………」(薄目チラッ



(隣のベンチ)
提督「……ハァ」(ショボリ


吹雪「(あ、お気に入りの席が使えなくてガッカリしてるっぽい……)」



(夜)
《艦娘用宿舎》食堂

吹雪「……それで、パン食べ終えたら私のことチラチラ見ながら帰っていったんだー」(塞ぎこみ

敷波「あちゃー……私がそれやられたら、たぶん部屋でふて寝するな」

綾波「私も……」

綾波「(でも、しょんぼりしてる司令官も、それはそれで可愛らしいかもしれませんねー)」(キラキラ

満潮「綾波、アンタ鼻血出てるわよ……」

綾波「ずびません、気にしないでくだひゃい」

吹雪「吹雪いてるー、吹雪いてるー、心の中が吹雪だよー」(潮干狩りモード


《任務:失敗!》


(祥鳳の場合)

《鎮守府》中庭

祥鳳「あら、提督。やっぱりこちらにいらしたんですね」

提督「しょ、祥鳳君……君も中庭で昼食かね」

祥鳳「はい!」

提督「(ここ2、3日中庭で艦娘とよく遭遇する気がするのだが、そ、そろそろ場所を変えるべきか……)」

祥鳳「あの、提督? 提督はもうお昼、食べちゃいましたか?」

提督「うぬ? い、いや、これから食べようとしていたところだが……」(餡ドーナツ&生クリームコロネ

祥鳳「そうですか……。実はお昼にと思って、間宮さんのところでお菓子を買ったんですけど、ちょっと買いすぎちゃって……」(桜餅&道明寺

提督「重箱にいっぱいに……ま、またずいぶんと奮発したのだな」(ゴクリンコ

祥鳳「ええ……伊良湖ちゃんが猛スピードで拵えてるのを見たら、つい」

祥鳳「提督、よろしければ一緒に食べませんか?」

提督「む、あ、いや、それは……いいのだろうか」

祥鳳「もちろんです。どんなに美味しくても、これだけの量になると少し厳しいですから、ウフフ♪」(ペロッ

提督「……で、では、後で桜餅の代金を払おう」

祥鳳「いいですよ、そんなの気にしないで、たくさん食べてくだされば」(隣腰かけ

祥鳳「あ、お茶も用意してますから……はい、どうぞ♪」

提督「む、か、かたじけない」

祥鳳「ウフフ、嫌だ、提督ったらお武家様みたい」

提督「うぬ、す、すまない」

祥鳳「クスクス、謝るほどのことじゃないです」

提督「すまない……」

祥鳳「もう~」(苦笑い



祥鳳「それにしても、本当にいいお天気」

祥鳳「丁度時期ですし、お花見がしたくなりますね」

提督「桜を眺めながら桜餅を食べるのか……」

祥鳳「桜尽くしですね!」

提督「は、花より団子というし、駆逐艦の子たちは喜びそうだな」

祥鳳「他のメンバーは……やっぱりお酒かしら?」

提督「それも花見の楽しみの一つだ、い、いいと思うよ」

祥鳳「羽目さえ外さなければ……ですね」(ニッコリ

提督「酒が入ると、一部の子がやけに絡んでくるから……やはり宴会は苦手だ」

祥鳳「(主に神通さん……あの人も、だいぶイロイロと溜め込んでいますしね……)」

提督「……だが、まあ……みんなの気晴らしにはなるだろうし、花見の件については考えておこう」

提督「む、無論、飲み過ぎない、私に絡まないという条件は譲れないが」

祥鳳「」

提督「ど、どうかしたのかね?」

<ヤ、ヤッター!! 提督も参加されるんですよね!? 私、嬉しいです!
<しょ、祥鳳君!? 急にどうしたのだ、祥鳳君!?

(夜)
《艦娘用宿舎》祥鳳の部屋


祥鳳「う、うぅん……うぅん……」

瑞鳳「もぉ、気分がいいからって、重箱いっぱいの桜餅食べ切るなんてやり過ぎだよぉ」

祥鳳「て、提督が……自分も参加する前提でお花見の計画を立ててくれたのが、う、嬉しくて……つい」

瑞鳳「それは瑞鳳もビックリしたけどぉ……」(背中さすさす

祥鳳「ありがとうね、瑞鳳……だいぶ楽になったわ……」

瑞鳳「んぅ、気分悪いって言っても、お昼から何も食べてないのよねぇ」

瑞鳳「よかったら瑞鳳の甘ぁい玉子焼き、食べるぅ?」

祥鳳「……せめてそこは卵粥にしてくれないかしら?」

瑞鳳「……えへっ♪」



《任務:成功?》

短いですが今日はこれだけで
雷、漣、神通、金剛ネタは明日か明後日投下予定です
居眠りがあまり頑張っていないので頑張ってみます

【艦娘たちとコミュニケーション】雷編
《鎮守府》執務室


雷(当日秘書艦)「じゃーん! お弁当作ってきたわ、司令官!」

提督「(あ、朝、大荷物を抱えてきたと思ったら……そういうことか)」

雷「お天気もいいし、せっかくだから中庭で食べましょうよ、ね!」

提督「……か、構わないが」

雷「えへへ、決まりね! それじゃ移動しましょ♪」

提督「(さ、最近、艦娘たちの間で中庭が流行っているのだろうか……?)」



《鎮守府》中庭

雷「ハイ、司令官の分! あと、スープとサラダも用意したわ」(テキパキ

提督「こ、これはいささか多すぎないだろうか……」

雷「最近、お昼に菓子パンばかり食べてるって聞いたわよ~。ダメじゃない、ちゃんとお野菜も取らなきゃ!」(プンスカ

提督「み、耳に痛いよ」

雷「早起きし作ったんだから、たーくさん食べてね!」

提督「……い、いただきます」

雷「どうぞ、召し上がれ♪」

(提督&雷、食事中・・・)



雷「どう? 司令官、美味しい?」

提督「う、うむ」

提督「(量が多くて、少し辛くなってきたが……)」

雷「あ、もしかしてお茶欲しい? ハイッ、どうぞ!」

提督「……ありがとう」

雷「どういたしまして!」




提督「ぅ……ご、ごちそうさま、でした」

雷「ハイ、お粗末様!」


お日様<もっと地球は温暖化するべきだ(ポッカポカ


雷「ふわぁ、いい天気ね~」(のほほん

提督「む……そ、そうだな」

雷「むぅ~……」(うつらうつら

提督「雷君、眠いのかね?」

雷「ちょっと……。朝、早起きし過ぎたのかしら……」

提督「……」

雷「…………スゥ」(こくり…こくり…

提督「(しっかり者ではあるが、やはりまだ幼いのだな。寝つきのよさが文月君たちとよく似ている……)」

雷「むにゃ……もぉっ…と頼って……いいのよぉ」

提督「頼っても、か……。もう、十分に頼らせてもらっているさ」

提督「(む、むしろ頼りすぎで疎まれているのではないだろうか……)」(ドキバグ

提督「もう少し、みんなの負担が減るように頑張らねば」(決心

雷「そんなんじゃダメよぉ!」

提督「!?」

雷「……ふにゅう」(スヤァ

提督「ね、寝言か。と、とりあえず、もう少し寝かせておくとしよう」



(深夜)
《艦娘用宿舎》食堂

雷「う゛ぅ~」(グテー

イムヤ「あれ、雷さんじゃない、どうしたの眠れない?」

雷「うん……お昼寝し過ぎちゃったみたいで」

イムヤ「アハハ、あるある」

雷「イムヤさんは? もしかして、眠れない?」

イムヤ「私は積みゲーの消化がひと段落ついたから、夜食のカプ麺を作りに……ハッ!」

雷「イムヤさん、明日第三艦隊の人たちと一緒に南西諸島海域の哨戒任務じゃなかったっけ?」

イムヤ「あ、いや、緊張を紛らわそうと思って積みゲーに手を伸ばしたら、そのままズルズルなんてことは~……アハハ」

雷「……」(じーーーーーー

イムヤ「す、すぐに寝ま~す!」(脱兎

雷「まったく。ふわぁ……雷もやっと眠くなってきたし、部屋に戻りましょ」

【艦娘たちとコミュニケーション】漣編
《鎮守府》執務室


提督「……漣君、お願いしていた書類はどうなったかね?」(カリカリカリカリ

漣「ほ、ほいさっさ~、たった今出来上がりましたよぉ~」(ヨロヨロ

提督「む、そ、そうか、助かる」

漣「ご、ご主人様の方の進捗状況はどーなのでせうか?」(グデーン

提督「私の方もこれで終了だ……よし」

漣「k、ktkr……ようやく終わりましたね~」

提督「う、うむ、助かったよ。まさか、気づかない内にあそこまで母港が圧迫されていたとは……」

漣「ま、しょーがないんじゃないですかねー。誰かさんが妖精さんたちと趣味で拵えた艦載機やら電探やらソナーやら主砲やら副砲やらZOIDSやら、片っ端からドッグに詰め込んでましたからねー」

提督「す、すまない」

漣「ドッグを開放するために、他所提督さんやメガネ提督さん、オネエ提督さんのところへ装備委譲するための書類がこんな量になったのは誤算でしたが、ね」(ジトー

提督「本当に、なんと言って謝罪すればいいのか……」

漣「反省してます?」

提督「む、無論、反省しているとも」

漣「じゃあ、建造で新人さんをお迎えする準備--」

提督「そ、それは勘弁してもらえないだろうか」

漣「ダメだ、まるで成長していない……」

漣「それでも、始めの頃に比べたら雲泥の差なのがなんともはや」(ため息

提督「す、すまない」(ショボリ

漣「あー、なんか漣、ちょっと疲れちゃったかも~。あーぁ、お休み返上で頑張ったんだし、何かご褒美欲しいな~、なんて」(チラチラッ

提督「……な、何をすればいいのかね?」

漣「へい、ココにカモン!」(ソファーポンポン

提督「わ、わかった……」(オズオズ

漣「うぇっへっへ、ご主人様の膝枕ktkr!」(ゴローン

提督「さ、漣君……?」

漣「ご褒美、ご褒美ィ♪ ん~、なかなかいいかも、あざ~っす☆」

提督「ぬ、うぬ……」

漣「あ~、癒されるわ~、マジ癒されるわ~」(ウトウト…

漣「漣……ちょっと寝まーす……おやすみなさ~い」

漣「――――スヤァ」

提督「……」





提督「――――フゥー……し、仕方あるまい、少しの間だけ我慢、だ」(ブルブル…

漣「ンゥ……すぴー……」

提督「……よく眠れるものだ、私の膝枕などで」(ナデ…



<ガチャッ

多摩「提督~、大本営からお手紙だニャー」

提督「!!?」

多摩「…………?」

漣「クカァー……」

多摩「……ごゆっくりニャー」(ススス…

提督「ま、待ちたまえ、多摩君……待って……!」

多摩「多摩は空気読めるから、みんなに言いふらしたりしないから安心……じゃーニャ」

<パタンッ


手負い督「ぐ、うぅ……!」(キリキリ

最近寝落ちばかりで申し訳ないです……
神通、金剛は今日の夜に投下予定です

【艦娘たちとコミュニケーション】神通編
(提督休日)


提督「(特にすることが思いつかないので、仕方なく散歩に出たはいいが……)」

提督「さすがに鎮守府の中だと、目新しさがない……な」(トボトボ

提督「大規模遠征任務で艦娘の大半が出払っているお陰で、人に絡まれないのはありがたいのだが」

提督「……間宮君のところで持ち帰りの甘味でも買って、中庭で食べるか」




《鎮守府》中庭

神通(鉢金なし)「~♪」(ペラ…

提督「」

神通「? あ……て、提督」

提督「(……そういえば、万が一に備えて第一艦隊の主要メンバーは待機任務だった)」

提督「(戦闘のできる艦娘を全員、遊びに行かせた挙句、深海棲艦の襲撃を受けて壊滅した鎮守府があると大本営から連絡があったしな。用心するに越したことはない)」

提督「ど、読書かね?」

神通「は、はい。この間、漣さんに借りた『恋する乙女は片手で龍をも殺す』という……ラ、ライトノベル? です」

神通「その、悪いドラゴンに攫われた好きな人を助け出すために、内気な女の子が一生懸命戦うというお話なんですけど、少し……共感できるところがあって、とても面白いです」

提督「確か、本土の若い女の子たちに大人気の恋愛小説だったか。な、なかなか個性的なタイトルだな」

神通「クスッ……そ、そうですね」

神通「提督はお散歩ですか?」

提督「う、うむ。そろそろ一休みしようと思い、間宮君のところで持ち帰りの甘味を購入してきたところだが」

神通「そうなんですか……えっと、ど、どうぞ……?」(スペースあけあけ

提督「――――し、失礼させてもらおう」

神通「は、はい」

提督「……よ、よければ神通君も一つ食べるかね? シュークリームなのだが、カスタードとチョコと抹茶がある」

神通「い、いいんですか?」

提督「遠慮せず選びたまえ」

神通「じゃあ、ま、抹茶がいいです」

提督「うむ」

神通「い、いただきます」(モキュモキュ

提督「うむ……」(モキュモキュ



(提督&神通、甘味満喫中・・・)


神通「やっぱり、間宮さんのお菓子は美味しいですね」

提督「ああ!」(キラキラ

神通「あ……」

提督「ど、どうかしたのかね、神通君」

神通「い、いえ、あの、提督、じっとしててくださいね」(距離つめつめ

提督「?」

神通「口の横にクリームが……ハイ、取れましたよ」(指で拭い

提督「ぬ……ぅ……す、すまない」

神通「き、気にしないでください……ハムッ」(指咥え

提督「!?」

神通「――――はっ!!? ゴ、ゴメンなさい……!?」

提督「あ、い、いや、いいのだ、私の方こそすまない、私が綺麗に食べなかったから……!」

神通「いえ、提督のせいじゃ……!」

提督「ぅ……ぬ……」(キョドキョド

神通「あの……その……あのっ」(モジモジ




(茂みの中)

青葉「(胸騒ぎがして、遠征を大成功で終わらせて帰ってきてみれば……なんですかこのシュークリームばりに甘ぁ~い状況!)」

青葉「(あんなに寄り添っちゃっても~! 膝枕されてる漣さんも威力高かったですが、こっちは初々しいやら甘酸っぱいやらで最高です!!)」(激写


神通『……て、提督はこの後、何か予定があるんでしょうか?』

提督『い、いや、特にこれといった用事はないが』

神通『――――じゃ、じゃあ、ゆっくりと、じ、神通とお話しませんか……?』

提督『……わ、私などが相手でいいのなら』

神通『あ……!』(パアァァッ




青葉「(いやあ、これはイロイロ捗りますねー。きっとコレ、任務頑張った青葉へのご褒美です♪)」

青葉「(おっと、あんまり同じ所にいたら司令官と神通さんに気取られてしまいます。そろそろ場所を移動しない――――)」

那珂「ア~オ~バ~ちゃん♪」(ガッシ

川内「ドーモ。青葉=サン。夜戦忍者です」(ニッコリ

那珂「那珂ちゃんだよ~♪」

青葉「川内さん、那珂ちゃんさん!? お二人がなんで!?」

那珂「なんかー、神通ちゃんが提督といい雰囲気になりそうな気がしてー」

川内「(出歯亀の)邪魔しに参った」

那珂「さ、馬に蹴られちゃう前に移動しよっか~♪」(ズルズル

青葉「アイエエエ!」

【艦娘たちとコミュニケーション】金剛編

《鎮守府》執務室


金剛(当日秘書艦)「Hey、提督ゥ~。お仕事、まだ終わらないですカ~?」(グデ~

提督「も、もうすぐ終わるから、静かにしていてくれないか」

金剛「ハ~イ」(ブーたれ

提督「ま、まったく、落ち着きのなさは軍学校の頃から変わらないな」

金剛『訳:はあ? なにそれ嫌味のつもり?』

提督『訳:そ、そんなつもりではないが……。ただ、騒がしすぎるのは個人的に苦手だというだけで……』

金剛『訳:なによそれ、私のこと嫌いだって言ってるようなもんじゃない』(ジトー

提督『訳:苦手と言っているだけで、嫌いとは一言も言っていないだろう……』(渋面

金剛『訳:……ホントに?』

提督『訳:う、嘘をついて何になるというのだ』

金剛「…………」(後ろ回り込み

提督「こ、金剛……?」

金剛「ウフ、ウフフフ~♪」(ハグーッ

提督「んなっ!? な、なんだ急にっ、やめろ、やめてください、死んでしまいます!!」

金剛「ン~、お断りしマース♪」(スリスリ

提督「こ、金剛ッ、冗談でもやめてくれないか!?」(ジタバタ

金剛『訳:やーよ。……アナタ、かなり肩凝ってるわね~』(モミモミ

提督「ふぐっ!? う、ぬ……」

提督『訳:そ、その、金剛……秘書艦だからと言って、マッサージなんてする必要は……』(ウト…

金剛『訳:ちょっとマッサージされただけでウトウトするぐらい疲れてるのに、意地なんて張らないでよ』

金剛『訳:ほら、今日の分の仕事も終わってるんだし、ソファーに横になりなさいよ』

提督「ぬ、うぬ」(フラフラ

金剛『訳:普段から気を張り詰めすぎなのよ。ほら、膝貸してあげるから、もうちょっと力抜いてみなさいって』(グイグイッ

提督「い、いや、さすがにそれは……」

金剛『訳:い・い・か・ら!』(膝枕強制

提督「ぬ、ぬう――――!」



(金剛、懐柔中・・・)



提督「ぐぅ……」

金剛『訳:……ゆっくりおやすみなさい』(ナデナデ

提督「う、うぅ……」

金剛「…………」



金剛『訳:――――ねえ』



金剛『訳:なんで……何も言わないで、私のこと置いていったの?』(ナデ…

金剛『訳:ウソツキ……』

大和「・・・」
蒼龍「・・・」

【艦娘たちとコミュニケーション】大和編


衝撃が走る。これで何十回目だろう
ウンカの如く飛び回る敵艦載機の爆撃に、最強を誇るはずの体は火を噴き、悲鳴のように黒煙を上げる


前へ進まなければならない
ここで止まるわけにはいかない
こんなところで沈むわけにはいかないのに、体は言うことを聞かなくなっていく

まだ自分は何も成し遂げていないから
まだ、誰も助けられていないのだから

そんな思いとは裏腹に、満身創痍となった体はついに崩れ落ちて、泡と共に水底へ呑み込まれていく

悔しい……

何が最強だ
敵から落とされる爆弾に翻弄され、ただ逃げ惑っていた木偶の坊が


勝てないだろうことは端から理解していた
それでも、自分が出撃することで戦況に一石を投じるぐらいはできる
そう、信じたかった……なのに


ゴボゴボという耳障りな水音と、遠くで続く爆撃の音を聞きながら目を閉じる

次があったら、私を必要としてくださる方に全身全霊をもって尽くし、勝利を約束する……《大和》の名に恥じぬ者になれますようにと願いながら――――






大和「…………ン、ぅ?」

大和「こ、こは……」(クンクンッ

大和「この匂い……提督のご自宅。大和は確か、鳳翔さんのお店で飲んでいたはず……」


提督「む、起きたかね」

大和「提督! も、申し訳ありません、大和、どうして提督のお家にお邪魔しているのでしょうか……?」

提督「む、うむ……実は店で大和君が泥酔しているのでどうにかしてほしいと、鳳翔君から連絡があってな」

提督「な、何か、相当嫌なことがあったのだな。あそこまで荒れている大和君は初めて見たよ」

大和「え……」

提督「お、覚えていないのかね?」

大和「……お恥ずかしながら。大和、ど、どんな感じだったのでしょうか?」

提督「その、誰が木偶の坊だ……や、チクチク爆撃ばかり目障りなんですよ、このド素人が……など」

提督「その後はずっと、自分は役に立てていますか、自分は燃料と弾薬を浪費する駄級戦艦の艦娘ですと、延々私に愚痴を……」

大和「……ワスレテクダサイ」(顔覆い

提督「う? うむ、私も忘れるので、君も早く忘れてしまいなさい」

提督「み、水を持ってきたが飲むかね」

大和「いただきます……ンクッ、コクッ……ぷふぅ」


提督「……大和君が荒れた理由は、なんとなく察しはつく」

提督「今日は坊ノ岬沖海戦……戦艦《大和》が沈んだ日だからな」

提督「神通君や漣君も、かつての艦の記憶を夢に見て、辛い思いをしていた。大和君もそうなのだろう?」

大和「……はい」(ギリッ

提督「大和君?」

大和「……何でもありません」

大和「(大和と話しているのに、他の女の人の名前を出さないでほしいです……なんて言っても、提督を困らせるだけですね)」

提督「今から宿舎に帰るのは面倒だろう。私のベッドで悪いが、今夜はそこで休みたまえ」

大和「あ、ありがとうございます」

提督「う、うむ。では、おやすみ、大和君」

大和「あ……」(ピクッ

提督「ど、どうかしたのかね? 気分が悪いのか? 待ってくれ、すぐに洗面器を……!」

大和「は、吐きません!」

提督「なんだ、ち、違うのか」(安堵

大和「もう……意地悪です、提督」

提督「す、すまない」

大和「そうじゃなくて……少しだけ、もう少しだけ、大和の傍にいてください」(ダキッ

提督「なっ、何を……」

大和「……大和が、落ち着くまでで構いませんから」(ギュ…ウ

提督「や、大和君?」

大和「そうすればきっと、どんなに怖くて辛い時でも、大和は提督と……《大和》の名に希望を抱いてくれた人たちのために戦えるから……」

提督「ぬ、うぬ……」(ギュ…

大和「……ありがとうございます、提督」(頬スリスリ

提督「っ、うぐ……」(キリキリ






(30分後)

大和「……提…督ぅ、いけません……こんなところで……みんなに見られて……しまいます♪」(ムニャムニャ

提督「やっと眠ってくれた……」

提督「(前々から思うのだが、大和君に限らず、この鎮守府の艦娘はもう少し自分の容姿に対する認識と、異性への警戒心を持つべきではないだろうか……)」

提督「(大和君ほどの女性にこうも密着されると……その、なんだ、さすがに私も困るのだ)」(悶々

提督「ああ、また無性に憲兵殿に通報したくなってきたぞ……」(キリキリ

今日はこれだけ。無駄なシリアスっぽいもの終了
次は後日談的な話と、出番の少ない陽炎でネタを予定しています
……あのラノベとはなんだ、いつ発動する

【艦娘たちとコミュニケーション】大和編

(後日)
《鎮守府》食堂


大和「~♪」(キラキラキラキラキラ

漣「まーた今日はいつもに増して、心がハッピーセットな感じですねー」

神通「大和さん、何かいいことがあったんですか?」

大和「そんなことないですよぉ……」

大和「ただちょっと、昨日の夜、提督に抱いていただいただけで、ウフ、ウフフフフフ♪」

漣「は?」

神通「……え」

大和「やだ、大和ったらウッカリ。他の人に知られたら提督に迷惑がかかるから、みんなには内緒にしててくださいね?」(ニコニコ

大和「ふぅ、ごちそうさま。なんだか今日はいつもよりずっとご飯が美味しいです。それじゃ、大和は食器を下げてきますね――」

漣「ちょっと待てよ」(ハイライトOFF

神通「詳しいお話、聞かせてくれませんか?」(ハイライトOFF

大和「あら? 詳しくもなにも……昨日の晩、提督のご自宅で、大和が提督に抱かれた……ただそれだけのことですよ」(テレテレ

大和「逞しい腕の中、提督の匂いに包まれて……耳朶を打つ吐息と、早鐘のように鳴る胸の鼓動を聞きながら、提督に優しく抱かれる……本当に夢のような一時でした」

大和「あ……ゴメンなさい、漣さんや神通さんの前でこんな自慢するようなこと言っちゃって」

大和「でも、安心してくださいね? 提督はお優しい方ですから、漣さんたちにもこれまで通りに接してくださいますよ……たぶん」

漣「おk、戦争だ」(ギリッ

神通「――――」(無表情



潮「あわわ、ど、どうしよう漣ちゃんがスゴい顔で大和さん睨みつけてるよ……!?」

朧「艦娘……というか、女の子がしちゃいけない顔だね」

潮「あ、曙ちゃん、どうしたらいいのかな……」

曙「……大和さんが言ってたことって、本当なのかなぁ?」(涙目

潮「曙ちゃん!?」

朧「曙、待って、まだ慌てる時間じゃない。アレはきっと、大和さんのいつもの勘違いか思い込みだから」



川内「那珂……神通が怖い。神通のあんな顔、私初めて見たんだけど」(カタカタ

那珂「おとなしくて優しい子が怒るとヤバいの典型だしねー。最近は提督といい感じだったとこにアレだから、余計に……だね」




蒼龍「…………」

文月「そ、蒼龍ちゃん~?」

蒼龍「――――あは♪」(ハイライトOFF

弥生「ヒ……!?」

球磨「ほ~い、チビっ子はちゃちゃっとご飯食べて、球磨と一緒に遠征にお出かけするクマ~!」

多摩「おやつは500円までオッケーニャ」

木曾「バ、バナナはおやつじゃないから持ってきてもいいぞぉ!」




北上「なんか爆弾発言来ちゃったねー」

大井「え、ええ、そうですね……」(ピク…ピク…

北上「大井っち~、顔ひきつってんよー?」

大井「オホホ、そんなことないですよ~♪」


瑞鶴「恐いな~、筆頭勢のハイライトが軒並み死んじゃってるよ」

加賀「そうね。大和さんが言っていることが本当かどうかは別として、これは由々しき事態だわ」

瑞鳳「ホントかどうかは提督に直接、確かめればいいんじゃないかな、かな、かな~?」

祥鳳「ず、瑞鳳、どうしたの、同じこと何度も言ってるわよ?」

大鳳「あ、赤城さん、みんなに落ち着くよう言ってあげてください!」

赤城「…………」

大鳳「あ、赤城さん?」

赤城「……て、提督がそんなことをされるとは思えないけど、これは艦隊の士気にも関わる問題だし、ちゃんと確かめた方がいいんじゃないかしら……なんて」 (ソワソワ

大鳳「赤城さん!?」

<ガチャッ

金剛「提督ゥ、今日はなに食べるデース?」

提督「ま、麻婆豆腐(甘口)定食かな。通りすがりの神父にやけに勧められたので……?」


食堂の艦娘たち<ジーーーーーーッ

漣「……」(ハイライトOFF

神通「……」(ハイライトOFF

蒼龍「……」(ハイライトOFF

曙「……」(キッ!

大井「……チッ」

瑞鳳「アハハ、提督~、ちょっとお話聞きたいんだけどぉ」(ニッコニコ

赤城「……」(チラチラ

提督「」


【食堂にいる艦娘たちの視線が集まる。それだけでも辛いのに、感情の抜け落ちた暗い瞳で見つめる数人の艦娘がいることにも気づいてしまった提督……SANチェックです。成功-1/失敗1d6】

SAN(55)<56失敗!
1d6<5 SAN55→50
アイデア(70)<87失敗!

提督「(……意識が遠のいてきた)」(フラッ

<ドサッ

金剛「て、提督ゥ!?」

金剛「み、みんなもどーしたデスか、目が怖いネ!? 一体何があったデース?」

大和「特に何もないですよ? 大和が提督に抱かれた話をしただけです♪」

金剛「……ちょっとその話、詳しく」(ハイライトOFF



《この後、提督の「それでも私はやっていない」という説得(40)により真相が判明し、大和は正座させられた》



大和(E:超駄級戦艦プレート)「うう……シクシク」(足シビレビレ

提督「だ、大丈夫かね大和君?」

大和「大和、嘘ついてなかったのに……」

漣「紛らわしいこと言うからですよ」(プンスカ

漣「(ま、悪い夢見て慰めてもらうのなら、星空の下、ベンチで寄り添ってお話した漣の方が甘~い感じでしたねー)」(ドヤァ

神通「(私が怖い夢を見た時は、一緒のベッドで眠って……提督に、す、少しだけ大胆なことをしちゃいました……)」(テレテレ

金剛「ムー、なんか釈然としないデース」

蒼龍「いいなぁ、私もスキンシップしてもらいたいなあ……」

【艦娘たちとコミュニケーション】陽炎編

《鎮守府》武道場


(提督&陽炎、格闘訓練中・・・)


陽炎「ヒィ……ハヒィ……」(大の字

提督「だ、大丈夫かね?」

陽炎「あ、あんま……だいじょばな、うぷっ……!」

提督「!?」(シュバッ

陽炎「……っぷ、耐えた。し、司令、ちょっとヒドくない……?」

提督「……す、すまない」

提督「し、しかし、珍しいな、陽炎君が稽古をつけてほしいと言ってくるとは……」

陽炎「丁度司令が道場にいたからっていうのと、なんか最近、漣さんがやたら気合いれて料理してて……ちょっとね」(目逸らし

提督「あ……」(察し

陽炎「(まあ、私からすると、お稽古のお願いを司令が聞いてくれたことのが珍しいんだけど)」

提督「そ、そろそろ稽古を再開しようと思うのだが、大丈夫かね?」

陽炎「うげ、タンマ、もうちょっとタンマ……」

提督「ぬう……し、仕方あるまい、君は水分補給をしていたまえ」

陽炎「はぁ~い」


(提督、独り稽古中・・・)


提督「ふぬッ!」(神風!!

木/人<結局こうなる運命って訳……

提督「む、い、いかん、また木人が」

陽炎「相変わらずぶっ飛んでるわねー」

陽炎「あ、そうだ。ねえねえ司令~」

提督「な、何だね?」

陽炎「前から思ってたんだけど、司令だったらさ、なんかこう、手からビームとか出せそうじゃない?」

提督「君は何を言っているのだ?」

陽炎「ちょっ、かわいそうな子を見る目で見ないでよ!?」

提督「バリアンではあるまいし、手からビームなど出るはずがないだろう……」

陽炎「ぐっ、も、物は試しで一回! 一回だけでいいから試してみません!?」

提督「ぬ、ぬう……」

提督「吝かだが、それで陽炎君が満足するのなら……仕方あるまい」

陽炎「ヤッタ! サーンキュ、司令♪」

提督「(やはり頼みなど聞かずに、一人で稽古に勤しむべきだった)」

陽炎「ワクワクッ!」

提督「……てぇっ!」

電光球<電気は大切にね、ビリビリ!(ポーヒィー

陽炎「うそっ、ホントに出た!?」

提督「!!?!!?」(狼狽


《鎮守府》工廠

妖精A「あ、やべーです」

妖精B「今回はなにやらかしたです?」

妖精A「この間よかれと思って、提督さんが酔い潰れてる隙に埋め込んだ試作版《電光機関》、引っぺがすの忘れてたです」

妖精B「ちょっ、おま」

妖精C「三種の神器が揃ったんだし、もう全部提督さん一人でいいんじゃないかです」

妖精A「そんなわけにはいかねーです。仕方ない、今夜にでも引っぺがしに行きましょう」

妖精B「とりあえず応急処置として、遠隔操作で電光機関を停止させておきます」

妖精C「鳳翔さんのところでお酒貰ってくるですー」



(夜)
《艦娘用宿舎》不知火の部屋

不知火「……それで、司令の手から丸い電光球が発射されたと」

陽炎「そう、そうなのよ! いやー、もうビックリしたわ」

不知火「陽炎、アナタ疲れているのよ」(悲しげな目

陽炎「かわいそうな人扱いしないでよ!? ホントなんだってば~! あれ一回だけだったんだけど、手からビリビリッて!」

不知火「では、何かいかがわしい薬を服用しましたか?」

陽炎「そんなもの飲むわけないでしょ! 嘘だと思うなら明日、司令に確かめてくれても……!!」

不知火「……いくら陽炎でも、司令を馬鹿にしているのなら許しませんよ」(戦艦クラスの眼光

陽炎「」

《次の日、不知火に連れられて医務室に行った。提督は自主的に鉄格子のついた病院の入院手続きを取った》

【艦娘たちとコミュニケーション】陽炎編

《鎮守府》工廠


妖精A「また……造ってしまった」

妖精B「留まるところを知らない才能が恐ろしい」

妖精C「仕方ないね、我々面白いことなかったら死んじゃうから仕方ないね」

妖精A「実戦型恋愛シミュレーション、その名も《ガチで提督と恋しなさい!》」

妖精B「艦娘の精神を仮想現実世界に送って、提督さんと盗Heartな日々を過ごしてもらう装置」

妖精C「もしも提督と兄妹や姉弟だったら、幼馴染みだったら、許嫁だったら、肉奴……ゲフン、ゲフン。様々なニーズに合わせた妄想を体験できます」

妖精A「とうとう2次元に追いつきました」

妖精B「誰でもいいから早く来(く)い来い来い来ぃ~」(戦国スマイル

妖精C「反応がよければ、入渠中の艦娘さんたちの暇潰しに提供するです」

妖精A「お?」


陽炎「ふぅー、今日の演習も疲れた疲れたー」

不知火「実戦を想定しての演習ですから当然ですね」

不知火「……今日もMVPを取ることができませんでした」(ショボリ

陽炎「ウチの隊、神通さんとか球磨さんいたししょうがないって。……実際、私も悔しいけど」

不知火「はい……」(ショボボン

陽炎「あーもう、いつまでも落ち込んでないの! ほら、工廠に着いたわよ。ささっと艤装預けてお風呂いきましょ、お風呂!」

陽炎「おーい、妖精さんたちー、艤装のメンテお願いに来たんだけどー!」

不知火「……出てこないですね」(キョロキョロ

陽炎「っかしいなー、お昼寝中? お~い」(キョロキョロ


妖精A(孔明コス)「いまです!」

妖精B「トラップ発動……『安眠』!」

陽炎「なっ!?」

不知火「っ……これは、催眠ガス!? 陽炎、息を止め……ハッ……ハクチュン!」

陽炎「ちょ……」

不知火「あら……?」(パタン

陽炎「(不知火のアホーーーー!!)」

陽炎「ぁ、ヤバ……私も……ぐぅ」(ドサッ

妖精A「よし、後はこのメガネ型ディスプレイを装着してもらって……」

妖精B「お二人の設定はどうします?」

妖精C「うむむ、コレとコレなんてどうでしょうか」

妖精A「ベネ(良し)」

妖精B「では、《ガチで提督と恋しなさい!》、略して《ガチ恋!》にキャラ設定をセッティングするです」

妖精C「ドリームワールドに行ってらっしゃい」(ポチッとな

妖精A「ウリウリヤーヤーウォールウエェーイ」



陽炎「う……うぅーん……」(スヤァ

不知火「ぬ、ぬい……」(スピィ

今日はこれだけ
陽炎と不知火の話の続きは次回予定しています

ついに「超駄級戦艦」にプレートができましたか・・・・。次は「絶・駄級」?
瑞鳳は房アニメのヒロインみたいに鉈を持ち出しそうだから怖い。
蒼龍さん、「あはっ」の次が怖いです。まさか肉欲的な意味での「ヒャッハー!」ですか?

【ガチで提督と恋しなさい!】陽炎編
《提督実家》


<ピンポ~ン


八雲「はぁ~い」

陽炎「八雲さん、おはようございま~す!」

八雲「あらぁ、陽炎ちゃんおはよう。今日も元気一杯ね~」

陽炎「エヘヘ、元気なのが取り柄ですから! もう鋼兄ぃ、起きてます?」

八雲「ん~、不知火ちゃんに起こしてきて~、ってお願いしたんだけどまだみたいね~」

陽炎「またかー……もう、しょうがない。ちゃちゃっと私が起こしてきます!」

八雲「頼んだわ~。私は朝ご飯の用意をしておくから~」

陽炎「了解でーす!」



提督「……ぐぅ」

不知火「スピィ……」

陽炎「すぅ……起っきろォ~、ポンコツ兄妹ーーーー!!」

提督「ヌウーッ!?」

不知火「にゅい!?」

提督「し、不知火君……?」

不知火「うぅ……おひゃようございまひゅ……」(ショボショボ

陽炎「やっと起きた、もう朝よ! 八雲さん、朝ご飯の用意してくれてるからさっさと着替えた、着替えた!」

提督「わ、わかった」

陽炎「ほら、司令が着替えるんだから不知火は出てって、出てって」

不知火「わかりました。……兄さん、先に行っています」

提督「わ、私のことは気にせず、早く行きたまえ」

陽炎「いーい? ご飯が冷める前に来るのよ!」(パタンッ




八雲「おはよう~、鋼ちゃん。不知火ちゃんも2回目のおはようね~」

不知火「不知火に落ち度でも?」(ムスッ

陽炎「起こしに行って一緒に寝てるんだから、落ち度ありありでしょ」

不知火「に、兄さん……」(オロオロ

提督「……次は頑張りたまえ」

不知火「――――ハイッ!」(パアァァァッ

陽炎「ああもう、このポンコツ兄妹は……」

八雲「ウフフ~、とっても仲良しさんね~」




八雲「行ってらっしゃ~い、車に気をつけるのよ~」(手フリフリ

不知火「行ってまいります」(手フリフリ

提督「む」

陽炎「行ってきま~す」


(提督&陽炎不知火、登校中・・・)



不知火「今日の駆逐艦科は水雷戦隊の陣形訓練ですね」

陽炎「あ~、香取教官の授業かぁ……しんどいのよねえ」

不知火「兄さんは?」

提督「わ、私か? 私は――――」



神通「あ、く……玖珂君、お、おはようございます」

提督「神通君? お、おはよう」

神通「きょ、今日は提督科と巡洋艦科の合同授業ですね。あの、よかったら今日も、その、あの……」

提督「む、神通君が構わないのであれば、た、助かる」

神通「ぁ……こ、こちらこそよろしくお願いします、一緒に頑張りましょうね!」(パアァァッ

<おーい、神通ー、早く教室行こー!
<神通ちゃ~ん、早く早く~!

神通「そ、それじゃ、また後でね」(タタタ…



陽炎「……あれって巡洋艦科の神通さんよね、仲良いんだ?」

提督「た、たまに学校で話す程度だ。以前、提督科と巡洋艦科の合同授業で二人組を作るよう言われた時、彼女が組んでくれてな」

陽炎「……ふ~~~~ん」

提督「巡洋艦科でも特に優秀ということで、他の提督科の人間たちに誘われていたのだが、ボ、ボッチの私を見かねて声をかけてくれたのだろう」

提督「それ以来、班を組んだりする時はいつも声をかけてもらっていて……正直、とても助かっている」

陽炎「ほ~~~~」(ジト目

提督「か、陽炎君?」

陽炎「ん~ん、別に」(プイッ

陽炎「行こっ、不知火!」

不知火「え、え? あ、兄さん、お先に失礼します」(手フリフリ

提督「う、うむ」 (手フリフリ

不知火「!」(手ブンブン

提督「……」(手フリフリ

不知火「!!」(手ブンブンッ

陽炎「しつこいっ!」

不知火「にゅい!?」


(お昼休み)

黒潮「ほうかー、そんで朝から機嫌悪かったんやなー」(モッキュモッキュ

陽炎「別に機嫌悪くなんてないわよ。ただ、デレデレ鼻の下伸ばしちゃってさー、『……正直、とても助かっている(低い声)』じゃないわよ、コミュ障で人に声かけられないだけじゃない!」

不知火「に、兄さんはコミュ障ではありません、人見知りなだけです」(ムスッ

黒潮「ホンマ、不知火は兄ちゃん大好きやなあ」

陽炎「いい加減、兄離れしなさいよ、このブラコン」

不知火「う、うぅ……」(涙目

黒潮「まあまあ、不知火がお兄ちゃんっ子なんは前からやし~」

陽炎「まったく、鋼兄ぃといい不知火といい、手がかかって仕方がないわ」

黒潮「アハハ……。あ~、でも知っとる? 不知火の兄ちゃんって地味に人気あるんやで」

陽炎「……ハア? 鋼兄ぃが?」

黒潮「お、聞きたい? しょうがないなあ、黒潮ちゃんが教えたげよ!」

陽炎「べ、別に聞きたくなんかないわよ。鋼兄ぃがモテようがモテまいが関係ないし」

黒潮「えっとな~、さっきの話で出た巡洋艦科の神通さんだけやのうてなー、戦艦科の金剛さんとか大和さんとかー」

陽炎「私の話、聞いてた!?」

黒潮「聞いてる、聞いてるて~♪」



《軍学校》駆逐艦科

陽炎「まったく、黒潮の奴……あ、このカフェオレ美味しい」 (チュウー

朧「黒潮も年頃だから、しょうがないと思う」

陽炎「それで興味ない話、聞かされる身にもなってよ……ハアァァ」

朧「先輩はいろいろ有名だからね」

陽炎「有名ねえ……ろくに人と会話できないコミュ障って?」

朧「それもあるけど、工廠科に惜しまれながらも提督科に籍を移した変わり者で、成績は優秀、指揮だけじゃなくて艤装や艦載機の整備も上手で、戦艦科とか空母科の艦娘の間でもこっそり人気あるらしいよ……変わり者だけど」

陽炎「変わり者って繰り返さないであげてよ、わかってることだから」 (ケラケラ

朧「いろいろ残念なところもあるけど凄い人ってこと。ああいうお兄ちゃんが欲しいって、年少組の文月ちゃんとかが言ってたよ」

不知火「――――フッ、妹の不知火です」(ドヤァ

陽炎「はいソコ、自慢げに自己紹介しない」

朧「第七駆逐隊だと漣……あと本人は隠してるつもりらしいけど、曙も先輩と仲良くなりたいみたいだよ。陽炎とか不知火のこと羨ましいって言ってた」

陽炎「羨ましい? 私が不知火と幼馴染で、その関係で腐れ縁が続いてるってだけなんですけど」

陽炎「(鋼兄ぃが人気ねえ……お、噂をすれば影。何でこんなとこ歩いて……ははーん、さてはまた体育倉庫でお弁当食べてたな?)」

陽炎「(フフン、しょうがないから声でもかけてあげよっかな♪)」(窓アケアケ

陽炎「ン……?」


(窓の下)

蒼龍『見つけた! 先~輩ッ、この間整備してもらった艦載機、とっても調子いいんですよ~♪』

提督『そ、そうか、それはよかった』

蒼龍『エヘヘ、それで艦載機のお礼って訳じゃないんだけど、今日の放課後よかったらケーキ屋さん行きませんか!』

提督『む、うぬ?』

蒼龍『赤城先輩とか瑞鳳ちゃんも一緒なんですけど……ダメ?』 (上目遣い

提督『う、うむむ……』



陽炎「……」(窓シメシメ

陽炎「……ジュルルルゥ~ッ!」

紙パック<お前はそこで渇いていけ……

不知火「か、陽炎?」

陽炎「なんでもないっ」(ムカムカッ

朧「(陽炎も不知火のこと言えないと思う、たぶん)」




(放課後)
《軍学校》校門

(提督&かげぬい、帰宅中・・・)


陽炎「……」(ムスー

提督「(か、陽炎君はなぜ怒っているのだ……?)」

不知火「(わかりません。聞いても教えてくれません。不知火が何かしてしまったのでしょうか?)」(ショボボン

提督「(し、不知火君は悪くないだろう、おそらく)」(ナデナデ

不知火「ぬ、ぬい」(モジモジ

陽炎「……鋼兄ぃさ、蒼龍さんたちとケーキ食べに行く約束してたんじゃないの?」(ジトー

提督「な、何故、陽炎君がそれを……?」

陽炎「別に、たまたま窓の下で話してるのが聞こえただけよっ、フン!」(ムスッ


提督「う、うぬ……さ、誘ってもらったこと自体は非常にありがたかったのだが」

陽炎「だが、なによ」

提督「ケーキは魅力的ではあったが、や、やはり陽炎君たちと帰宅する方が、いろいろと気が楽なのでな……」

陽炎「気が楽なのでな、じゃないわよ。あ~、ヤダヤダ、これだからコミュ障は」

提督「や、やはり迷惑か、すまない」

陽炎「別に迷惑とは言ってないでしょ! 兄妹揃って、私がついててあげなきゃダメねって再確認してただけよ!」(手グイッ

提督「ぬおっ!?」

陽炎「ほらっ、お夕飯の材料買ってきてって八雲さんに頼まれてるんだから。グズグズしてたらタイムセールが終わっちゃうじゃない!」

提督「わ、わかったから手を、手を……」

陽炎「不知火~、鋼兄ぃが手を繋いでほしいって」

不知火「! 兄さんの頼みでしたら、致し方ありません」(イソイソ

提督「」

陽炎「じゃ、行こっか、鋼兄ぃ♪」

提督「りょ、了解した」

陽炎「……ね、鋼兄ぃ」

提督「な、なんだね?」

陽炎「今日、食べ損ねた分のケーキ、今度のお休みに食べに行こっか!」

提督「それは……よい提案だ」

陽炎「エヘッ、いいお店に連れてってね、期待してるから!」





陽炎「うわっきゃあぁぁぁぁぁっ!?」(ガバッ

陽炎「なになになんなの!? 鋼兄ぃ!? 毎朝起こしに行ってる!? なにそれ意味わかんない!!」(ジタバタ

妖精A「あ、起きちゃいました」

妖精B「内容のこっぱずかしさに、自力で目を覚ましたようです」

妖精C「幼馴染み陽炎さん、今後が楽しみな逸材でした」

妖精A「それに引きかえ、不知火さんは……」

妖精B「提督好き過ぎだろこの子」

妖精C「妹になったことで、あってないような枷が取っ払われていました」

不知火「くぅ……すぴぃ……フ、フフ、兄しゃん……」(スヤァ




《この後、システムの改良を経て、『ガチで提督と恋しなさい!』略して『ガチ恋!』はマスターアップ。鎮守府所属の艦娘限定で販売され、入渠した艦娘がキラつけされて出てくるようになった》

「S」や「A-1」とかの発売日はいつかしら?
まさか「武士道プラン」ならぬ「世界の艦船復活プラン」なんて出された日には・・・。

【艦娘たちとコミュニケーション】瑞鳳編

《鎮守府》執務室

提督「っ、だから、以前も申し上げていたように……!」

元帥『ああ、もういい、君のその話は聞き飽きたよ』

元帥『軍に所属する艦娘全員……? 非常にいい案ではあるが、夢を語るのも大概にしておきたまえ』

元帥『誰も彼もが君のようにできるわけではないんだぞ、鋼太郎君』

提督「ぐっ……それが、先生の選択なのですか」

元帥『…………ああ、そうだとも。恨むなら好きに恨みたまえ』

<ガチャっ……ツー…ツー…


提督「…………ッッッ!」(ガチャンッ

瑞鳳「提督……ダメだったんだね」

提督「ああ……。すまない、私の力が足りないばかりに、君たちに過酷な戦いを強いるかもしれない……」

瑞鳳「ううん、大丈夫、謝らないでよ。提督が頑張ってること、瑞鳳たちはちゃんとわかってるから!」

提督「瑞鳳君、すまない……いや、ありがとう」

瑞鳳「エヘヘ、どういたしまして♪」

瑞鳳「それじゃどうしよっか、やるならまず同志を集めなきゃだよね」

提督「なんとか協力してくれそうな子を探さなくてはな……」

提督「神通君なら、きっと……。大和君もおそらく大丈夫だろう。蒼龍君は……卑怯かもしれないが、文月君と弥生君に味方になってもらってから……」

瑞鳳「提督がお願いしたら、きっと雷ちゃんとか、祥鳳姉とか赤城さんも手を貸してくれるよ!」

提督「あ、ああ、おそらく」

提督「あとは……川内君や那珂君、球磨君たち姉妹も説得できそうか」

瑞鳳「う~ん、何だかいけそうな気がしてきたじゃない!」

提督「……ああ!」

提督「ぜ、全員が一丸となって大本営に嘆願書を出せば、きっと……きっと……」

瑞鳳「私たちの崇高なる目的、『大型開発』も実装されるよね!」

提督「特別強力な力を持った艦娘に適応する艤装と艦船の建造に使用する『大型建造』……」

瑞鳳「建造があって開発がないなんて、すごい差別だよね!」(プンスカ

提督「大型開発が可能になれば、これまで高い戦果を挙げた鎮守府にのみ支給されていた震電改や上位互換砲、試製大口径主砲を全ての艦娘に配備することができる!」

瑞鳳「絶対にみんな喜んでくれるよ! だから、絶対に成功させようね、提督!」

提督「うむ。よ、よし、では私は一番最初に神通君を説得しに行こう」

瑞鳳「じゃあじゃあ、私は空母組にこの話をしに……」



<キィィィィ・・・

提督「!!」

瑞鳳「えっ!?」



漣「ドーモ。ゴ主人=サマ。瑞鳳=サン。漣です。」(ペコリ

瑞鳳「あ、あわわ、ドーモ。漣=サン。瑞鳳です。」(ペコリン

漣「またずいぶんと馬鹿げたことを計画してるよーで」

提督「ば、馬鹿な、な、なぜ漣君がこの計画を知って……」

漣「されはですねー」

金剛「霧島経由で、先生……元帥から馬鹿なことやる前に止めろって言われたからデース」(頭痛

金剛『訳:アナタってさ、コミュ障のくせにどうして機械弄りとか関わると、変な方向に積極的になるの?』

金剛『訳:しっかり尻に敷いといてください、って霧島に言われちゃって……もうっ、顔から火が出るかと思ったわ!』

提督『訳:わ、私は君の操り人形ではない……!』

瑞鳳「て、提督ぅ、どうしよう……?」(後ずさり

提督「ぬ、うぬぬ……」

漣「さあ、懺悔の時間だよ」(聖龍伝説の構え

金剛『訳:観念しておとなしくなさい!』


(漣、金剛、大捕物中・・・)


提督(小破)「ぬ、ぬう……」

瑞鳳(中破)「ふぇ~ん」

漣(大破)「ま、まったく、手こずらせてくれましてー」

金剛(中破)「これ、なら……神通も呼んでくるべき……でしタ」

提督「お、大型開発の夢が……」

瑞鳳「悔しいね、提督……」

漣「っていうか、一つ言っていいですか?」

提督「な、なんだね?」

漣「大型開発が実装されたところで、妖精さんと一緒になって好きな装備、ポコジャカ開発できる提督っているんですかねえ?」

提督「いるさ、必ず」(キリッ

瑞鳳「いるよぉ、絶対」(キリッ

金剛「なんで自信に満ち溢れてるデスカ」



《当鎮守府は大型開発の実装、お待ちしております》

【ガチで提督と恋しなさい!】攻略編

大丈夫?ファニ通の攻略本だよ

週刊ファーニマル通信責任編集!
今、艦娘の間でひそかなブーム【ガチで提督と恋しなさい!】を徹底攻略!
メイン艦娘から隠し艦娘まで、エンディングをババーンと掲載!


・漣
グッドエンド【ちいさなわたしのうた】
到達条件:7日目、出撃前に《話してくれるまで待つ》を選択。

バッドエンド【夢の中で会ったような…】到達条件:最終日、《夢の中で出会った》を選択。

・神通
グッドエンド【あなたと出会えた季節】
到達条件:最終日、《探照灯を点ける》を選択。

バッドエンド【蛇口が壊れた水道みたいに…】
到達条件:7日目の夜、《我慢できない》→《神通君よりも気持ちよかった…》を選択。9日目の昼、《他に約束がある》を選ぶ。

・金剛
グッドエンド【奥様は帰国子女!】
到達条件:最終日まで毎日、《一緒に昼食を取る》、《一緒に勉強する》、《寄り道に付き合う》を選択。

バッドエンド【地面に咲く薔薇】
到達条件:8日目、金剛の見舞いで病院を訪れた時、《病室に残らない》→《一緒に帰る》を選ぶ。10日目、《今日は見舞いに行かない》を選択。

・大和
グッドエンド【始まりは突然に】
到達条件:初日の放課後、靴箱に入っている手紙の呼び出しに応じる。

バッドエンド【ミザリーの原作を読んだことはありますか?】
到達条件:2日目終了までに大和以外の艦娘と5回以上、会話する。


・蒼龍
グッドエンド【クラスのみんなには内緒だね!】
到達条件:5日目、弓道場で《蒼龍君の方が……》を選ぶ。

バッドエンド【もう何も怖くない】
到達条件:最終日、戦闘終了後に《彩雲を飛ばさない》を選択。


・赤城
グッドエンド【一緒に食べるご飯が好き】
到達条件:5日目、保健室へ運ばれた赤城に《明日から二人だけで食べよう》を選択。6日目の昼休み、《自分の分も作ってもらう》を選ぶ。

バッドエンド【 も っ と 食 べ た い 】
到達条件:4日目、摂食障害専門のカウンセラーのところへ行こうとする赤城を《止めない》。8日目、《弁当を分ける》を選択。最終日、カウンセラーの部屋にある石像を《無視する》。

・瑞鳳
グッドエンド【瑞の空、鳳の海】
到達条件:最終日、《それでも行かせない》を選択。

バッドエンド【????】
到達条件:???

・陽炎
グッドエンド【これまでと、これからと】
到達条件:4日目、陽炎の質問に《約束したから》と答える。6日目の夜、《家まで送る》→《手を繋ごう》を選択。

バッドエンド【これまでと変わらない日々】
到達条件:6日目の夜、《気をつけて帰りたまえ》を選択。


・不知火
グッドエンド【新しい家族の絆】
到達条件:5日目、八雲に《本当のことを教えてほしい》と頼む。8日目、不知火の質問に《妹として見れなくなっている》と答える。

バッドエンド【家族として、ずっと】
到達条件:8日目、不知火の質問に《それでも君は家族だ》と答える。



この他にも、君の前に魅力的が艦娘がたくさん登場!
ヒロインたちとどんな青春を送るのかは、君のその目で確かめてくれ!

ってか艦娘が体験するタイプのシミュレーション(いわゆる乙女ゲー)のはずなのに提督を操作するタイプ(ギャルゲ)になってね?

>>779 うっかり提督がプレイしたらどうなるかで書いていました、申し訳ありません。
一通りキャラのルートとエンディングを考えましたが、これはこれで新しいネタにできそうです

大破進軍ダメ、絶対
ネタ作り中なのでネタ募集(次の投下も遅いかもですが)
キャラ、お題を「姫騎士 くっ、殺」みたいな形でお願いいたします

↓2
↓3
↓5
↓6

キャラはお手数ですが、上の人物紹介から(間宮、伊良湖含む)
あまり過激だとマイルドに日和る模様

【艦娘たちとコミュニケーション】
《鎮守府》廊下


「とぉぉ↑おぅ↓!!」

 三角跳びの要領で壁を蹴り、天井スレスレの高さまで跳躍した熊野が拳を叩きつけてくる。

「ぬうっ」

 身を捌くと同時に、掌打で拳の軌道を逸らす。
 尋常ではない威力だ。
 確かに捌いたのに肩まで響く痛みに、胸の内で小さく舌打ちする。

「やむおえん……!」

 苦々しげな呟きと共に、着地でたたらを踏んだ熊野の脇腹に提督の拳が添えられた。

「くっ……!?」

 全身の毛が逆立つような感覚。
 これを喰らっては不味いと、熊野の本能が警鐘を鳴り響かせる。

「――――ぬあっ!!」
「ひゃぁっ!」

 奇声を上げて再度、跳躍。
 ズドンッ、と重い地響き。
 震脚から放たれた提督の拳に、車にはねられたように熊野の体が回転する。
 だが――――浅い。
 直撃する前に跳ぶことで、ダメージを軽減していたのだろう。
 四つん這いの体勢で着地して、キッと睨みつけてくる熊野から目を逸らす。

「お、落ち着きたまえ、熊野君」
「お、おおおおお落ち着、落ち着いていますわ!!」
「落ち着いている人間は、間違っても三角蹴りから殴りつけてこないと思うのだが」

 提督の言葉はもっともであるが、それは熊野にも言えることだった。

「そ、そちらこそ、本気で寸打を放つだなんて……正気の沙汰ではありませんわよ!?」
「ぬぐ」
「ハッ、わ、わかりましたわ! 私を気絶させて、いっ、いかがわしいことをするつもりだったのでしょう!? 殿方が集めるという薄い本みたいに!」

 偏見に満ちた叫び声とともに拳を構え、熊野が間合いを詰める。

「こうなったら、ヤられる前に殺るしかありませんわ……!」
「やるしか……ないのかっ」
「とぉぉ↑おうっ↓!!」

 再度殴りかかってくる熊野に、提督の胃がいつものようにキリリと痛みを訴えた。




熊野(大破)「きゅうぅぅ~……」

提督(中破)「ぜぇ……はぁ……」

漣「……それで、何が原因でこんなことに?」

提督「ろ、廊下で熊野君がペンを落として、それを同時に拾おうとして手が重なって、だね……」

漣「(なんでご褒美みたいなシチュエーションから、ジャッキー出てきそうなバトルに移行するんですかねー)」

提督「意識せず他人と接触してしまった時のショックは、私もよくわかるよ」(ウンウン

漣「わかるんですか」

提督「も、もちろんさ。まあ、最近はある程度、慣れた人物であれば耐えられる気がしないでもないのだが」

漣「……そりゃ♪」(頬プッシュ

提督「ぬ、ぬ?」

漣「ご主人様、どうですか、どうですかぁ?」(プニプニ

提督「や、やめたまえよ……」

漣「デュフフ、ええのんか、ここがええのんか~♪」(プニプニプニプニ

提督「い、一体なにを、やめ――――????」(ウブブ…




《この後、提督に対する意味のある無意味な接触が鎮守府の艦娘の間で流行った》

【艦娘たちとコミュニケーション】球磨編

《鎮守府》執務室


球磨「う゛ぉ~、お仕事終わらないクマー」

提督「そ、そうだな」

球磨「提督と球磨の二人がかりで終わらないとか……木曾なら泣いてるところクマ!」(プンスカ

提督「……あまり根を詰め過ぎても、効率が下がるだけだ。少し休憩を入れよう」

球磨「お言葉に甘えるクマ……だはー、疲れたクマー」(グテー

提督「……す、少し待っていたまえ」

球磨「クマ~? 了解だクマ~」(リラッ球磨モード




球磨「……クマ?」(クンカクンカ

提督「ま、待たせた。簡単なものだが、夜食を作ってきた」

提督「お握りと、鮭缶と玉ねぎがあったので味噌汁にして、あ、あとほうじ茶……」

球磨「お、おおぉ……!」(パアァァッ

球磨「さすが提督クマ、鮭を選ぶとはいい選択だクマ♪」

球磨「(給湯室の鮭缶、目をつけてたお高い奴だクマ~)」(涎タラー

提督「こ、こんなもので喜んでもらえるなら、私も嬉しいよ」

提督「もうひと踏ん張りだ、こ、これを食べて頑張ろう」

球磨「おー!」


(提督&球磨、夜食堪能中・・・)


球磨「グビッ……ゴキュ……ぷはー! お握り、お味噌汁にあったか~いほうじ茶、生き返るクマー」(腹ポンポン

提督「あ、空いた食器はテーブルの端に置いておいてくれ。後で片づけるのでな」

球磨「グマ~、至れり尽くせり……多摩と木曾にも見習わせてやりたいくらいだクマ」(ゴローン

球磨「フッフッフ、提督はいいお婿さんになるクマ。もし誰にも貰われなかったら、球磨が引き取ってあげるクマー……ふ、わあぁぁ……ムニャ」

提督「ハ、ハハ……」

球磨「う゛ぉ~……ゴメンクマ、球磨ちょっと眠たくなって……クマ、クマー……」(スヤァ

提督「…………」(常備毛布カケカケ

提督「……さて、残りを片づけてしまうとするか」(カリカリカリカリ



(翌日)

球磨「へ、変な姿勢で寝たから、ちょっと体痛い……クマ」(腰トントン

多摩「球磨、昨日は帰ってこなかったけど仕事、忙しかったニャ?」

木曾「大変だったなー、球磨姉」

球磨「フフーン、そんなことないクマ。提督に優しくしてもらったから問題ないクマー」

多摩「え」

球磨「クマ?」

多摩(素)「え、もしかして球磨、(提督)食っちゃったニャ?」

球磨「(お夜食)美味しかったクマー♪」

木曾「そっかー、提督優しいもんな!」

球磨「クマー、クマクマ♪」

多摩「(球磨……色を知る歳になったかニャ)」(しんみり

【ストレスは料理で発散】

<ザクザクザクザクッ
<ダンダンッ、ストトトン!
<ジャッ! シュジュワワァァ……!!
<グツグツグツグツ……
<トッタタタタタタタタタッ
<シュザッ、ガチャンガチャンガチャン!!


漣「んあ……またやってしまいましたかー」

漣「気晴らしに1、2品作るつもりだったのに、もう朝」

漣「……どうしよ、コレ」

豚カツ、焼き鳥、すき焼き、ピザ、チャーハン、唐揚げ、カレー、ラーメン、牛丼、つけ麺、油そば、麻婆春雨、麻婆茄子、麻婆豆腐、厚焼き玉子、ポテトサラダ、金平牛蒡、切り干し大根、厚揚げの餡掛け、回鍋肉etc…


漣「……しょうがない、みんなの朝ご飯にしちゃいましょー」(半笑い




曙「あ……ああ……あ……っ」(カタカタカタカタッ

潮「あ、曙ちゃんしっかり!」

朧「うん、知ってた」(ハイライトOFF

漣「いや~、気分転換のつもりで台所に立ったら、気がついたら朝になってましてー」

神通「そ、それで出来たのが、この料理の数々……ですか」(蒼白

那珂「えっとぉ、那珂ちゃん、ちょっと食欲が……」(後ずさり

川内「逃がさないよ、那珂……死なばもろともさ」(ガッシ

那珂「那珂ちゃんアイドルだから~、体重維持しなきゃなの~!!」(ジタバタ


文月「ほわぁ、今日も朝からごちそうだね弥生ちゃん!」(キラキラ

弥生「うれしい…です」(キラキラ

蒼龍「……う゛」(無言の体型チェック


伊勢「さすがにコレは……」

金剛「ここ3日ほど、tea timeのSweetS抜きデース」

大和「焼け石に水な気がしますけどね……」


吹雪「(お腹、脇腹に)ひーびーくーひーびくー、はーかりーのうーえでー……」(ハイライトOFF

満潮「なんて物騒な歌、歌ってるのよ……」

敷波「(1日の摂取カロリー的に)いいのかよ、コレ……」

綾波「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ……!」(瞳孔ガン開き

那智「艦娘道とは……死ぬことと見つけたり!」(脂汗

熊野「うっぷ、も、もう食べられませんわ」

青葉「…………」(パシャ…パシャ…

衣笠「あ、青葉?」

青葉「これで料理の山、写真の中に取り込んだりできませんかねえ」(ハイライトOFF


赤城「ふぅ……ごちそうさまでした」

加賀「赤城さん?」

赤城「提督が出張されてからもう1週間ですか……」

瑞鶴「(け、けっこーダメージ受けてますね)」(ヒソヒソ

加賀「(ここ2日ほど上の空ね)」(ヒソヒソ



漣「はぁ……ご主人様、早く帰ってこないですかねー」

漣「あ、みなさん、食後に甘いもの食べます?」(調理再開

一同「「提督(司令官)、早く戻ってきて……私たちのバルジが増設される前に……早くっ!!!」」(切実

《同時刻》


不知火「…………♪」(ペロペロ

提督「お、美味しいかね?」

不知火「よい感じですね」(キリッ

陽炎「口の端にソフトクリームくっつけてキメ顔してんじゃないわよ……ほら、こっち向いて」(グリグリ

不知火「ぬ、ぬい……」

陽炎「っていうか、用事終わったんだし、早く鎮守府に戻った方がいいんじゃない?」

提督「しゅ、出張の間、当番だったとはいえ、君たちにはいろいろ手伝ってもらったのでな……」

提督「今日明日、観光と、お、美味しいもので疲れを取ってもらおうかと……あ、いや、余計な真似ならば、すぐに鎮守府へ戻るのだがっ」(アセアセ

しらぬいぬ「し、司令ぇ……!」(尻尾パタパタ

陽炎「ったく、そんなこと言われて断れるわけないじゃない」

陽炎「……サーンキュ、司令♪」(ニコッ

提督「む? ぬ、う、うむ」(目逸らし

陽炎「そこで照れられると、私まで恥ずかしいんですけど~」(ツンツン

提督「や、やめたまえ……」

陽炎「え~、もうちょっとだけいいじゃん♪」

不知火「…………」(そろ~

提督「し、不知火君もだ」

不知火「にゅっ!?」(ビクッ


《この後、(不知火と陽炎は)無茶苦茶観光を楽しんだ》

【ヨウシエングミカッコカリ】

《鎮守府》執務室


提督「……ふむ、う、う~む」

漣「どしたのー、ご主人様?」

提督「い、いや……実は戦いが終わった後、文月君と弥生君を養ってくれる人を探しているのだが、なかなか見つからなくてね」

漣「ほへ?」

提督「む?」

漣「もうとっくの昔にご主人様の娘になってるものかとー」

提督「できなくはないのだが、子供を育てた経験や保父母の視覚、同居する大人など条件が多かったのだ」

提督「そ、それに……あの年頃の子たちに必要なのは、本物の父母にも劣らない愛情だ。やはり、独身の私には荷が勝ちすぎているよ」

提督「――――第一、よ、養子縁組を理由に交際を申し込むわけには……」(ゴニョゴニョ

漣「……つまり、ご主人様はケッコンカッコカリ、もしくはガチは本当に好きな人に申し込みたいと」

提督「む!? う、うん? ま、まあ、そうなる……アッ!? い、いや、だが、今すぐにどうこうというわけではなく、やっ、それ以前に私なんかに言い寄られても迷惑――――」(アタフタ

漣「…………」

提督「さ、漣君?」

漣「ちょっとッ……漣、お花摘みに……!」(スタスタスタ

提督「ぁ……うっ」




提督「~~~~ッ!!」(悶絶


(廊下)

漣「ktkr……ktkrェェェェェェッ!!」

漣「ご主人様にケッコンカッコカリ、もしくはカッコガチの意思あり……意思、あり!」

漣「バンザーイ! バンザーイ……バ、バンザ……うぇ、ふえぇぇぇん!!」

青葉「うわっ、さ、漣さん!? ど、どうしたんですかっ、酷い顔ですよ!?」

漣「青葉ざンンン~……ご主人様が、ご主人様がぁ~……」

青葉「ちょ、なになに何なんですかァ!?」


《この後、『提督ニケッコンノ意思アリ』の報に、鎮守府に電流走る》

(翌日)


憲兵A「ドーモ。提督=サン。憲兵です」(ペコリ

憲兵B「提督殿に大本営より、心ばかりの贈り物です」

憲兵C「1つですか? 2つ……それとも3つ? たくさん持ってきたので、遠慮せずどーぞ!」(ケッコンカッコカリ指輪&書類束

提督「どこから話を……か、帰ってくださいっ! 帰って……カエレッ!!」

憲兵A「まあまあまあまあ」

憲兵B「持っとくだけ! 持っとくだけでいいですから!」

憲兵C「私たちも無理強いはしたくないのですが、元帥殿から今回ばかりは、必ず渡してきてほしいとお願いされてまして」

憲兵A「我々の顔を立てるのだと思って、ね?」

提督(紅)「ぐ、くっ、うぅぅ……」(顔押さえ

憲兵A「(あ、なんか目頭が熱くなってきた)」(ウル…

憲兵B「(がんばった、ここの艦娘さんたちマジがんばったよ……!)」

憲兵C「(ここからが本当の勝負だけどな!!)」

あきつ丸「(憲兵の仕事ってこんなじゃなかった気がするであります)」



《最終的にケッコンカッコカリセットは受け取った模様》
※厳重に封印を施して、工廠地下倉庫(ダンジョン)最深部にて保管中

【金剛とチェス】

《鎮守府》提督の自宅


金剛「……ハイ、チェックメイトデース♪」

提督「っ、ぐぬ」

金剛『訳:アハハ! ヤッター、私の勝ちー』(ピース

提督『訳:ひ、卑怯だぞ、私のターンになる度に襟元を、パ、パタパタと……!』

金剛「エ、ナンノコトデスカー?」(鎖骨チラチラ

提督「~~~~!」(顔背け

金剛『訳:クスクス……鎖骨でここまで恥ずかしがられると、なんだかこっちまで照れちゃうわ』

提督『訳:べ、べつに鎖骨に興奮するような特殊な性癖は持っていないのだが』(憮然

金剛『訳:でも好きなのよね? 他所提督が言ってたわよ』

提督「(……他所提督には今度、デュエルでファンサービスをしなくてはな)」

金剛『訳:ね、ね、私にだけコッソリ教えてよ』

提督『訳:な、なにをだ?』

金剛『訳:なにって決まってるじゃない。ウチの鎮守府で、誰の鎖骨が一番綺麗だと思ってるのか、よ』(流し目

提督『訳:それは…………ハッ!? こ、断る』

金剛『訳:えー、ケチ~』

提督『訳:ケ、ケチでもなんでも、嫌なものは嫌なのだ!』

金剛『訳:ブーブー! しょうがないわね……じゃあ、こうしましょう!』

提督「ぬ?」

金剛『訳:これからボードゲームで勝負して、私が勝ったら教えてちょうだい。それならいいでしょ?』

提督『訳:……わ、私が勝ったら教えなくていいのだな』

金剛『訳:ええ、もちろん。なんだったら……何でも言うことを聞く、って条件をつけてあげてもいいのよ?』(艶笑

金剛『訳:ま、デュエルならともかく、ボードゲームで私に勝てればの話だけどね~♪』

提督『訳:……二言はないな』

金剛『訳:もっちろん! ボードゲームは好きなもの指定させてあげる』

提督『訳:い、いいだろう……やろう』

金剛『訳:フッフッフ、かかってきたまえ(提督声真似)』

提督『訳:その自信、必ず後悔させてやるからな』

提督『訳:ボ、ボードゲームを持ってくるので、少し待っていてくれ』(スクッ

金剛「ハーイ♪」


<ガサゴソ、ガサゴソ



金剛「(なにを出してくる気かしら。バックギャモン? それともリバーシ……アーカムホラーの可能性もあるわね)」(ワクワク

金剛「(ウフフ、でもこうやって二人でゲームするの、とっても楽しいな♪)」

金剛「…………」

金剛「(……も、もし、万が一、私が負けたら何でも言うこと聞かなきゃだけど……う、うん、大丈夫、平気)」

金剛「(ちゃんとここに来る前にお風呂に入ったし、歯も磨いたし、し、下着だってかわいいのにしたし……)」(ソワソワ

提督「ま、待たせたな」

金剛『訳:お、遅かったじゃない。それで、何で勝負……する……の』

提督『訳:……私の好きなものでよかったのだよね』(ドスンッ


プロスフェアー<やあ!


金剛「」

提督『訳:さあ、始めようか。覚悟はいいかね?』(本気モード

金剛「ハ、ハイ」(ドキドキ

金剛「(比叡、霧島……そして榛名……お姉ちゃん、今日大人の階段昇っちゃうかも)」(モジモジ

提督「(勝つ……勝って、この話をなかったことにする、いや、今後絶対に言及しないように命令させてもらう……!!)」(ゴゴゴゴッ



《勝負には勝ったが、命令内容を告げてから2週間、金剛が口をきいてくれなくなった模様》

【神通の陣痛体験】

《鎮守府近郊》繁華街


提督「す、すまなかったね、急な買い物に付き合ってもらって」

神通「い、いえ、私なんかがお役に立てて、本当に嬉しいです」

提督「う、うむ……」


<ザワザワ…ガヤガヤ…


提督「む?」

神通「な、なにかのイベントみたいですね」

提督「そのようだな」

中年女性店員「あら? あらあらあら! アナタたち、この間、ウチのお店に来てくださった!」

提督「うぬ?」

神通「え……?」

中年女性店員「ほらっ、私ですよ私! 以前、ネックレスを買っていただいた!」

提督「あ、ああ」

神通「そ、その節はお世話になりました……」(モジモジ

中年女性店員「今日もお二人でお出かけですか? まぁ~、仲がよろしくて微笑ましいですわ~」

提督「い、いや、今日はたまたま、買い物に付き合ってもらっただけで……」

中年女性店員「オホホホ、相変わらず照れ屋な彼氏さんですこと!」

提督「」(キリキリキリ…

神通「て、提督……」(ハラハラ

中年女性店員「あ、そうそう! 実は今日、私、知り合いの団体の妊娠体験イベントでボランティアをやらせてもらっているんですよ!」

神通「え、に、妊娠!?」

中年女性店員「お腹の子供がどのくらい重いのかとか、産むにあたっての夫婦の心構えとか、いろいろ学んでもらおうという催しなの!」

中年女性店員「お二人ともお時間あります? あるのでしたら是非、参加していってくださいな。将来、必ず役に立ちますから、ね!」(グイグイ

神通「あ、あああのっ、手を引っ張るのはやめて……て、提督も断ってくださ……」

提督「」(カクン…カクン…

神通「て、提督!? しっかりして、ねえ……!」

中年女性店員「さあ、さあさあさあ、彼氏さんは少し待っててくださいね。彼女さんはこっちで着替えましょうね!」

神通「や……いやぁぁぁぁ……!?」



中年女性店員「妊娠体験ジャケットをつけて、その上からマタニティ服を着てもらって……はい、オッケー!」

中年女性店員「さあどうですか? これが臨月間近の『ママ』の体ですよ~」

神通(E:新ママ装備)「て、提督……あの、その……あのっ」(モジモジ

提督「……だ、大丈夫かね? かなり、その、動きづらそうだが」

神通「お、お腹が重くて……息も、少し苦しいです。大変なんですね、お母さんって」(フニャ…

提督「そ、そうか」(目逸らし

中年女性店員「うんうん。……それじゃ、前の組に続いて、二人で階段とか障害物を用意したコースを歩いてもらいまーす!」

中年女性店員「ちゃんと『パパ』に支えてもらってくださいね、ね!」

神通「え? あ、その……っ」(コクリ

提督「(どうしてこうなった……どうしてこうなった……どうしてこうなった)」

提督「(……もう、考えるのはやめよう)」(ハイライトOFF


(提督神通、妊娠体験&サポート学習中・・・)




中年女性店員「――――お二人ともお疲れ様でした! やっぱり私の目に狂いはありませんでした、お互いに上手に気遣いしあえてて、とってもよかったですよ!!」

神通「ふ、ふぅ……提督、あ、ありがとうございました」

提督「お疲れ様……でした」(ハイライトOFF

中年女性店員「ハイッ、じゃあ妊娠体験も次で最後。陣痛体験、いってみましょうか!」

提督「」(ハイライトOFF

神通「」

中年女性店員「はいはい、そこの椅子に座ってもらって、隙間から失礼しますわよ~……電極ペタペタと」

神通「ヒャッ、つ、冷たっ……」

中年女性店員「それじゃ、今から電気で陣痛の痛さを再現しますから……ちょーっとだけ我慢してくださいね~」


神通「あッ……くぅ!」

提督「ひっ」(ハラハラ

中年女性店員「まずコレが初期ですわ。それでコレが……」(ポチッとな

神通「!!?」(ビクンッ

提督「じ、神通君……」(オロオロ

中年女性店員「あら……とても我慢強いんですね、アナタ」

神通「(痛い、です……でも、まだ……こ、これなら、なん……とか)」(玉の汗

中年女性店員「じゃあ……」

神通「(こ、これで終了……?)」(ホッ

中年女性店員「最後に『強』を体験してみましょうか」(ニコッ

神通「…………え?」

中年女性店員「大丈夫、アナタならきっと耐えられますわ! 私が保障いたします!」

神通「(強? じゃ、じゃあ、今より痛い……の? そ、そんな……む、無理……怖い……怖い!!)」(涙目

提督「じ、神通君、おち、お、落ち着きたまえ」(手ギュウ

神通「ぁ……」

提督(状態:こんらん)「な、なんの助けにもなれないが、き、君は強い子だ、大丈夫、きっと大丈夫……」(ギューッ

神通「提…督?」

神通「(ああ……そうです、提督が傍にいてくださるなら、私は……)」(ギュッ

提督「(む……ま、待てよ、神通君に痛みを我慢させるより先に、この迷惑な女性を説き伏せるべきなのでは……)」(ていとく は しょうきにもどった!

中年女性店員「では、いきますよ~」

提督「ま、待ちたまえっ」

中年女性店員「そーれ、ポチッと!」

提督「待てと言っぐわあぁぁっ!!?」

神通「ヒグッ、あうぅぅっ……!!」

中年女性店員「あ」


《電気ショックを行う時は、他の人が触れていないことを確認して行いましょう》



《艦娘用宿舎》神通の部屋

神通「(今日はとっても勉強になる体験ができました)」

神通「き、記念品にって、マタニティドレスまで貰っちゃいました……」

神通「…………」(シュル…パサッ…



神通(E:マタニティドレス)「い……いつか、本当にこれを着る日が来たら、い、いいな♪」(テレテレ

<ガチャッ

神通「えっ!?」

川内「ゴメン神通~、リンスが切れたからアンタの貸してー……へ?」

神通「せ、せせせ川内姉さん!? コ、コレは……あの、違うんです、ただの貰い物で……じゃなくて、えっと、えっと……!」(アタフタ

川内「……じ、神通がオメデタだーーーー!!?」

青葉「颯爽登場、銀河美少年! そのお話、詳しく!! もちろん司令官のお子さんですよね!?」(ズザザーッ

神通「」



《後日、詳細を知った某超弩級戦艦の強い希望により、鎮守府にて妊娠体験イベントが開催された》

無理です男には……たぶん

鎮守府でジンツウカッコカリイベント、思いついた艦娘の反応ネタ他考え中
スレ終わりが見えてきたので、埋めるためのネタをいただけると幸いです

キャラ、お題を「提督 くっ、殺せ」みたいな形でお願いいたします

↓2
↓3
↓5
↓6

キャラはお手数ですが、上の人物紹介から(間宮、伊良湖含む)
あまりに過激だとマイルドに日和る模様

【ニンシンカッコカリ】※いろんな艦娘が陣痛体験してみた


(第七駆逐隊の場合)
・before
漣「陣痛なんかに負けない!」(キリッ

・after
漣「じ、陣痛には勝て……うぎっ!? 無理無理無理無理ッ、ひぎぃ!!」(ジタバタ

提督(E:絶縁手袋)「(心なしか、まだ余裕がありそうだ……)」(手繋ぎ


・before
曙「べ、別に妊娠したい訳じゃないんだからね!? ど、どのくらい痛いか、ちょっと興味あるだけなんだから!!」

・after
曙「かはっ……アグ、うぅ、提督……クソ提督ぅっ!!」(腕抱きつき

提督「(つ、爪を立てられると、たまらなく痛いのだが……)」(キリキリキリ


・before
潮「が、頑張ります!」

・after
潮「ひぐっ、キャアアァァァッ!?」(ビクンビクンッ

提督「ヒイィィッ!?」(ビクンッ


・before
朧「絶対に負けない……たぶん」(震え声

・after
朧「ヒッ……うぐ、うぅぅ~……!!」(ポロポロ…

提督「お、朧君、無理はよくない、泣いてまで耐えるのはやめたまえ」(オロオロ


(川内型の場合)

・before
神通(2回目)「提督……あの、前みたいに手を……握っててもらえますか?」(手ギュウ

・after
神通「ッ、く……ハ、ァァッ……ふぅ、うぅっ……!!」(ブルブル

提督「うぬ、じ、神通君……」(ギューッッ

・before
川内「いやー、みんな大袈裟だなー。こんなの、グッと我慢したらなんとかなるってー♪」

・after
川内「いやあぁぁぁぁッ!!? 痛い痛い痛いィィィィッ!!」(ガンガンッ

提督「だ、台を蹴るのはやめたまえ! 落ち着いて深呼吸して……た、確か、ハヒフヘホ……!」(ていとく は こんらんしている!


・before
那珂「えっとぉ、那珂ちゃんはアイドルだから、ホントはこういうのいけないんだけど~……あ、でもでも、新人ママさんアイドルっていうのもありだよねえ♪」

・after
那珂「ハッ、うぐ……!! て、提督……那珂ちゃん……ちゃんと、わ、笑えてるかな……?」

提督「あ、ああ、いい笑顔だとも!」

(球磨型の場合)
・before
球磨「クマー……クマー……」(ドキドキソワソワ

・after
球磨「ヴォーーーー!!?」(ガブーッ

提督「グワーッ!?」


・before
多摩「……しょうがないニャア」

・after
多摩「ッ……フーッ、フーッ……ア゛~ォ……ア゛~~……ギャフベロハギャベバブジョハバ!!」 (涙目

提督「(こういう鳴き声、夜中によく聞くな……)」(ナデナデ


・before
木曾「よし、(覚悟は)いいぞォ!!」

・after
木曾「ヒ、ヒィ~ン……提督ぅ、お姉ちゃ~ん……」 (マジ泣き

提督「つ、ついている、傍についているから……」(ヨシヨシ


・before
北上「ほんじゃ、いっちゃいましょ~」

・after
北上「う、うひぃ……痛いのはダメなんだって……う、うひぃ……!!」 (悶絶

提督「あ、暴れると台から落ちてしまうぞ……」(肩おさえ


・before
大井(自主参加)「なんで陣痛みたいなものを体験学習しないといけないのかしら……必要ないのに」(ブツクサ

・after
大井「カハッ……ア゛ッ……ッ、バカじゃないのバカじゃないのバカじゃないの!!? き、北上さん助けてぇ!!」 (発狂

提督「ま、待っていたまえ、すぐに北上君を……!」

大井「 提 督 は こ こ に い な さ い よ !! 」(ガシィッ

提督「た、助けてえ!!?」


(空母組の場合)

・before
蒼龍「う~、さすがにちょっと緊張しちゃうなー」

・after
蒼龍「ぁ……ひぐっ! ヤ、ヤダヤダヤダァ!!?」(ポヨンポヨヨン

提督「(蒼龍君が苦しんでいるというのに……やはり、私は屑だ)」(目逸らし


・before
赤城「だいじょうぶ、だいじょうぶ、これは女性がいつか体験するかもしれないこと、昔から続いてきたこと、だいじょうぶ、だいじょうぶ、ぜったいにだいじょうぶ……」(目グルグル

・after
赤城「くはっ……あぐ!? こ、この程度で一航戦の誇り、失…………あうぅっ、ら、雷撃処分してくだ……さいぃっ!」

提督「し、死んではいけない!」


・before
瑞鳳「ん~、面白い体験できるのは嬉しいけど、やっぱりちょっと怖いよねー」

・after
瑞鳳「うっ、産まれりゅ……産まれちゃうよ、提督ぅ……!!?」(グスンッ

提督「産まれない、産まれないから落ち着きたまえ……」


(戦艦組の場合)
・before
金剛『訳:ちょっとした予行練習よね、コレ……よ、よしっ』(ガッチガチ

・ after
金剛『訳:ア、アァァァッ……!!? はぐぅ、う……頑張る……私、頑張るから……傍に……傍にいて……!』(手伸ばし

提督「う、うぬ……」(ギュッ


・before
大和「赤ちゃん……提督と、大和の赤ちゃん……フフッ、クスクス……ウフ、フフフフ……!」(ハイライトOFF

・after
大和「ぎっ!? ヒッ……ぐっ、うぅぅ!!? こ、れが……赤ちゃんを産む痛み……愛の結晶が産まれる喜び……なら……ならっ、この痛みさえ大和には愛しい……!!」(恍惚

提督「」



(イベント終了後)

提督「……大変な1日だった。付き添い役など二度とすまい」(胃薬ザラー

漣「いやー、舐めてたわー、ママのこと舐めてたわー……」

朧「お母さんたちはあんなに苦労して、私たちのこと産んでくれたんだね」

潮「うぅ~、まだ少しお腹の辺りがジンジンするよぉ……」

曙「ママになるって大変なのね……」(サスサス

漣「おんやぁ? ぼののは尻込みしちゃったかにゃ~?」

曙「じょ、冗談じゃないわ! あれくらいで……その、赤ちゃん産みたくなくなるわけ、ないじゃない」(チラッチラッ

漣「ま、まあね、漣もむしろこれで『覚悟完了!』って感じになりましたよ、ご主人様ー……なんて」(チラッチラッ

提督「…………」

提督「あ、赤ん坊か……どのような相手と添い遂げることになるかはわからないが、きっとみんな……相手にとっていい妻、そして母親になるのだろうな」(ウンウン

曙「」(ドシャッ

漣「」(ガクッ

朧「おお、もう……」

潮「あ、曙ちゃんと漣ちゃんが無言で崩れ落ちちゃった……」

提督「で、では、私は一足先に戻らせてもらうよ」(スタスタ




提督「(……みんなが幸せになる。そのことを喜ばしいと思いながら、同時に少し苦しいと感じるとは……なんと醜い心の現れか)」(ドンヨリ

提督「……今日も鳳翔君の店で飲ませてもらおう」(トボトボ

【ケッコンカッコカリ】雷編

(朝)
《鎮守府》提督の自宅


雷「おはよー、司令官! 朝よっ、今日もいい天気ね!」(ガチャッ

提督「……お、おはよう、雷君」

雷「おはよっ♪ ほ~ら、起きて起きて!」(ユサユサ

提督「わ、わかった……起きる、起きるから……」

雷「エヘヘ、朝ごはんの準備はできてるから、顔を洗ってきてね!」(パタパタ



提督「いろいろあってケッコンカッコカリしてから、毎日のように雷君が起こしにくる……」

提督「(ありがたいが……少し、申し訳ない)」


雷「1日の元気は朝ごはんからよ! さっ、たーくさん食べてね♪」

一汁五菜<お米食べろォ!!

提督「む、う、うむ……」

提督「(健康に気遣ってくれるのはありがたいが……朝からこんなに作るのは手間ではないだろうか)」



《鎮守府》執務室

雷「今日も1日、お仕事頑張りましょうね、司令官!」

提督「あ、ああ……」

雷「必要な資料とかあったら、すぐに持ってくるから教えてね!」

雷「喉が渇いたらお茶、入れてくるから!」

雷「あ、大本営からお手紙が来てるかもしれないから見てくるわ!」

提督「……お願いしよう」

提督「(秘書艦の仕事、ここまで張り切られると、私も負けていられないと気分になるな……)」(カリカリカリカリ


(昼休み)

雷「司令官、そろそろお昼にしましょ! じゃーん、お弁当作ってきたの♪」

重箱<たんとお食べ

雷「今日の自信作はね、瑞鳳さんに習った玉子焼き! あとね、漣さん直伝の唐揚げでしょー、神通さんオススメの長芋と厚揚げの炒め物、あとはねー(以下略」

提督「」(ウップ…



提督「(元気になってほしいから、と毎日弁当を拵えてくれるのは感謝しているが、いかんせん量が多い……私の胃には荷が勝ちすぎている、物理的に)」


(夕方)
《鎮守府》提督の自宅


雷「おかえりなさい、司令官! 今日も1日、お仕事お疲れ様!」

提督「きょ、今日は一緒に帰ってきたのだが……」

雷「エ、エヘヘ、こうしたら新婚さんみたいじゃない♪」

提督「む、むう……」

雷「それじゃ、雷はお夕飯の準備するから。司令官はお部屋で待ってて……あ」

提督「うぬ?」

雷「そ、それとも、先にお風呂にする? いっ、雷がお背中流してあげちゃうんだから!」

提督「君は何を言っているのだ」(即答

雷「ひっどーい!?」(プンスカッ



(夜)


提督「……ふぅ、いい湯だった」

提督「私が使ったので、お湯を抜いて張り直しているところだが、溜まったら雷君も……ぬ?」

雷「……ん、んぅ」(コクリ…コクリ…

雷「ダメよぉ…司令官……雷が……いるじゃない……」(スピー

提督「……疲れて眠ってしまったか」

提督「…………し、仕方あるまい」(抱き上げ




雷「む……ンむぅ……?」(ギュッ

提督「一生懸命、なにかしてくれるのはありがたいが、もう少しこちらにも頼ってくれなくては……なんだ、ダメになってしまいそうだよ」(ベッド置き置き

雷「えへ……もぉっと…甘えていいのよ、司令官……♪」(甘囁き

提督「おやすみ、雷君」(ナデ…



(後日)

雷「それでね、それでね、司令官ったら酷いのよ!? 雷は夜戦(意味深)待ってるのに、さっさと自分の部屋に戻っちゃうんだから!」(ウガーッ

電「(電たちに手を出したら司令官さんが終わっちゃうのです、社会的に)」(ツルーン

響「(例え年齢が問題なくて合意でも、見た目的にね……)」(ペターン

暁「(夜戦……雷ったら、司令官を夜間訓練に付き合わせるなんて、淑女さがたりないわね!)」(ロリ~ン

雷「やっぱり、もっとこう……ボン、キュ、ボンッにならないとダメなのかしら……?」(胸ペタペタ

電「お姉ちゃんも一緒に牛乳飲むのです♪」

響「今後の成長に期待だね」

暁「(あれ、夜間訓練の話じゃなかったの??)」(ハテナ

【艦娘たちとコミュニケーション】蒼龍編

(ある日)
《鎮守府》執務室


提督「…………」(ペラ…

蒼龍「ハイ、提督。お茶が入りましたよ♪」(トンッ

提督「あ、ああ、ありがと……ぅ」

蒼龍「ん~、今はなんの本読んでるんですか?」(前屈み

提督「……だ、大本営から出た、新しい丁字戦理論だよ」(目逸らし

蒼龍「へー……あ、私もちょっと見ていいですか?」(回り込み

提督「う、うむ。では、栞を挟むので……」

<ふにょん♪

提督「」

蒼龍「えへへ、私が一人で読んでも理解しきれないから、よかったら提督が教えてほしいな~、なんて!」(肩越し

<ぷにょ、むにゅ…♪

提督「……そ、蒼龍君、肩に手をついてもたれるのはやめてもらえないだろうか」

蒼龍「ぁ! ゴ、ゴメンなさーい」(パッ!

提督「……ゴ、ゴホン」

蒼龍「……てへ♪」(ペロッ


(別の日)

提督「…………」(スタスタ

蒼龍「あ、提督、お散歩中?」(バッタリ

提督「う、うぬ、蒼龍君か……。そうだな、食後の腹ごなしに母港の辺りまで……」

蒼龍「ふ~ん、そうなんだ」

提督「で、では、私はもう行くよ」(スタスタ

蒼龍「…………」(トコトコ

提督「…………蒼龍君?」

蒼龍「えっと、私もちょっとお散歩しようかなーって……ダメ?」(小首傾げ

提督「……か、構わないが」

蒼龍「やたっ♪」

提督「…………」(テクテク

蒼龍「フ~ン、フフン♪」(ピョッコピョッコ

提督「……た、楽しいのかね?」

蒼龍「えっと……内緒♪」(ニコニコ

提督「む、むう……」(困惑



(そのまた別の日)
《鎮守府》廊下

提督「昨日、ワックスがけしたせいか廊下が滑りやすいな……」

蒼龍「あ、提督だ、おーい!」(パタパタ

提督「そ、蒼龍君、廊下を走っては……」


廊下<滑るぜー、超滑るぜー!

蒼龍「キャッ!?」(ツルッ

提督「蒼龍君!?」(バッ

<ガシッ

蒼龍「わ、わわっ……!」(バタバタ

提督「ぬ、ぬおっ!?」(スッテンコロリーン

<ドサモニュッ……!

提督「っ、痛……くない?」

提督「(むしろ、手にどっしりとした柔らかな感触……が)」(ムニョン

蒼龍「あ、あははー……」(押し倒され

蒼龍「えっと……て、提督のスケベぇ」(モジモジ

提督「ぬ、ぬお!?」(飛び退き

蒼龍「…………」(着崩れ直し

提督「す、すまない、故意では……い、いや、これは言い訳か……。す、すまない、救助するどころか、こ、こんな破廉恥な行為を……ッ、ぐう」(キリキリキリキリ

蒼龍「わ、私は気にしてませんから……嫌じゃなかったし」(ボソッ

提督「う、うぬ?」

蒼龍「う、ううん、なんでもないでーす」

提督「そ、そうか……その、どう謝罪をすればよいのか……と、とりあえず憲兵殿を呼ぶべきか」

蒼龍「えと、わ、悪いことをしたって思ってます?」(じーーー

提督「う、うむ、無論だ」

蒼龍「じゃあじゃあ――――」



(さらに別の日)

《艦娘用宿舎》談話室

文月「いくよぉ、セイバータイガ~! 弥生ちゃんのシールドライガーをやっつけちゃうよ~♪」(ガオー

弥生「シ、シールドライガー…がんばって……!」(カチャカチャ

漣「おや、文月ちゃんと弥生ちゃん、今日は宿舎でゲームですか」

文月「あ~、漣ちゃんだぁ」

弥生「漣さんもいっしょに…ゾイドインフィニティ…やりませんか?」

漣「(ちっちゃい女の子がチョイスするゲームじゃないですねー。ご主人様、英才教育しすぎでしょ、コレ)」

漣「せっかくですし、参加させてもらいますがー……」(キョロキョロ

漣「珍しいですねー、ご主人様も蒼龍さんも一緒にいないのは。お茶でも淹れに行ってます?」

文月「違うよぉ? 今日はね~、司令官と蒼龍ちゃんでお出かけしてくるんだってぇ」

弥生「蒼龍…さん、とってもおめかし…していました」

漣「なん……だと……」




蒼龍「今日は1日、い~っぱいお買い物に付き合ってもらいますから!」

提督「りょ、了解した……」

蒼龍「それじゃ、レッツゴー♪」(グイッ

提督「ぐっ、に、逃げない……! 逃げないから、腕を組むのはやめてもらえないだろうか……!?」

蒼龍「ん~……ヤダヤダヤダ♪」(ギューッ

提督「」


《この後、無茶苦茶ウインドウショッピングした》
※なお宿舎に帰宅した蒼龍、数名の艦娘に囲まれる模様

ラブコメとはなんだ?効果は?どう書く?
希望に添えたかは微妙ですが、今日はここまで
明日より少し街を離れるので間が空くあもです

YAMAから下りてきました
議論はともかく、感想は新しいネタ思いついたり煮詰めに使えたりなのでありがたいのです
スレ埋めのためにネタ書いていきます
終わったら次スレ立てます

【艦娘たちとコミュニケーション】第七駆逐隊編

《鎮守府》食堂


漣「ささっ、ご主人様はここに座ってくださいー」

提督「う、うむ」

曙「きっ、来たわね、クソ提督!」

朧「いらっしゃい、歓迎します」

潮「きゅ、急に来てもらってすみません……エヘヘ」

提督「む、うむ……漣君に引っ張ってこられたが、なんなのだ一体?」

漣「いやぁ、実は漣たち明日の食事当番なんですけど。なに作ろうかって話から、誰が一番料理上手かって話になりましてー」

提督「それは……」(チラッ

漣「え、漣が一番? いやーそれほどでも……あるね!」

曙「~~~~!!」(プクーッ

朧「その認識を打ち壊す、今日ここで」

潮「わ、私たちもお料理できますよ?」

曙「誰が一番、料理が上手かわからせてあげるから覚悟しなさい、クソ提督!」

提督「い、いや、君たちが料理をできないと思っているわけではないが……」

漣「まあまあ、いいじゃないですかご主人様。部下のレクリエーションに付き合うのも、大切なコミュニケーションですし♪」

提督「む……う、仕方…あるまい」


(第七駆逐隊、ビストロレシピ中・・・)


漣「ホイサッサー、料理あがったよ~!」(エビチリ

曙「こっちも……できた!」(酢豚

朧「私も完成」(ゴーヤチャンプルー

潮「で、できました~!」(オムレツ

漣「さあ、ご主人様! 漣たちの料理、とくとご賞味あれ!」

提督「ぜ、全員の分を全部食べるのかね?」

曙「そんなわけないでしょ!」

朧「提督は少食だからね」

潮「て、提督の分は小分けにしてます!」

提督「そ、そうか、よかった……ありがとう」(ホッ

漣「漣は別にご主人様の食べかけでもいいじゃんと言ったのですがー」

曙「バカじゃないの!? そ、そんなの食べられるわけないじゃない!」

曙「(間接キスとか、は、恥ずかしいし!!)」(真っ赤

漣「(誰もご主人様が使った箸とかスプーン使うとは言ってないのですがー)」(ジト目

提督「あ、曙君の言う通りだ。私が口をつけたものなど汚いし……何かうつるかもしれないし……汚いし、捨てないと……ゴミ箱……ざ、残飯」(蒼白

潮「そ、そんなことないですよぉ!?」

朧「(あれ……提督、もしかして物凄くきついトラウマ持ってる?)」

漣「さ、さーて、無駄話してたら料理が冷めてしまいますのでー」

漣「ではご主人様、漣たちのお料理召し上がれ♪」

提督「……い、いただきます」



(提督、試食中・・・)


漣「さあ、一通り食べていただきましたがー……この中で一番美味しかったかのは誰の料理でしょーか!?」

曙「……!」(ゴクッ

朧「結果は甘んじて受け入れます」

潮「ドキドキ……」

提督「い、一番美味しいと思った、のは……」


第七駆逐隊<ドキドキ……ワクワク……


提督「……さ、漣君のエビチリ、だろうか」

漣「ッシャア、ktkr!!」(ガッツポ

朧「残念だけど、経験の差か」

潮「うぅ……」

曙「ッ、フ、フン」(涙目

提督「ぬ」

提督「……し、しかし、あ、曙君の酢豚も……好みの味つけだった、な」

曙「!!」(パアァッ

曙「な、なに? お代わりが欲しいなら欲しいって言いなさいよ、しょうがないわね!」(ヨソイヨソイ

朧「(曙、すごく嬉しそう)」

潮「(よかったね、曙ちゃん♪)」

漣「ちなみにー、ぼのたんの酢豚のなにがご主人様のハートキャッチ(物理)したので?」(メモ帳片手

提督「酸味のバランスがよかったのと……なにより、パイナップルのほのかな甘さが……」

漣朧潮「……ええぇ~」

提督「な、何故、微妙そうな顔をするのかね?」

曙「そ、そうよ、パイナップルおいしいじゃない」

漣「ないわー」

朧「うん」

潮「わ、私も、ちょっと」

提督&曙「!!?」

(後日)

川内「全ッ力! 全開ッ!!」(うなトロ丼

那珂「アイドルだって料理するんだからね♪」(八宝菜

神通「て、提督にお口に合うかわかりませんが……」(肉豆腐

提督「だ、大丈夫だよ……たぶん」



(さらに後日)

球磨「フッフッフ~、かかってくるクマ、ひよっこども!」(シャンピニオンステーキ

多摩「端から勝負は見えてるニャー」(鯵の南蛮漬け

木曾「ま、、まだ負けるって決まったわけじゃねえし!」(ハンバーグ

北上「いやー、難しいでしょー」(海老フライ

大井「こんなの出来レースみたいなもんじゃない……」(クラムチャウダー

提督「(球磨君の料理は最後に食べよう……)」



(さらに後日)

蒼龍「提督には元気になってもらわないとね♪」(カキフライ

赤城「ど、どうして私たちまで……」(深川丼

加賀「漣さんたちに触発されて、かしら」(鳥照り焼き丼

瑞鶴「負けた人が次の食事当番なんですよね、確か」(天津飯

大鳳「えっ!?」(唐揚げ

瑞鳳「そんなの聞いてないよぉ……それなら玉子焼きにすればよかったな~」(かに玉

祥鳳「瑞鳳……勝負料理なのにそれでいいの?」(グラタン

提督「(いつの間にか食事当番を押しつけるための競技になっている……)」


(さらにさらにィ後日)

金剛『訳:いつぞやのリベンジ! 今回は勝たせてもらうわ!!』(ローストビーフ

大和「フフ、結局大和が一番なんです……そうですよね、提督♪」(タンシチュー

伊勢「ま、ちょっとした息抜きにいいよねー、こういう勝負事も」(釣ってきた魚の船盛

提督「(最近、釣りに行けていないな……)」





鳳翔「……どうやら、決着をつける時が来たようですね」(ニッコリ

間宮「ええ、そうみたいです♪」(ニコッ

間宮「どちらが料理人として上か……」(ゴゴゴゴ…

鳳翔「一つ勝負してみましょうか♪」(ドドドド…

羽黒「ヒ、ヒイィ……!?」

伊良湖「鳳翔さんと間宮さん、本気のようですね!」(キラキラ

提督「(し、知らないうちに、とんでもない大事に……!!)」(キリキリキリ


《この後、提督、口から光線が出かけたり、津波の中を泳ぎかけた》

【4/24は特別な日!】

《鎮守府》執務室


漣「あ」

提督「む、ど、どうかしたのかね、漣君」

漣「いえー、ものすっごく今更な話で恐縮なのですがー……ご主人様の誕生日っていつなんです?」

提督「…………」(フイッ

漣「ちょっと、何で目を逸らすんです。漣さんの目を見て言ってくださいって、ねえ?」(覗き込み

提督「――――だ」

漣「んえ? なんだって?」

提督「し……4月の、24日……だ」(顔背け

漣「――――」(カレンダー確認


カレンダー<4月25日!!


提督「…………」(ブルブル

漣「なんで言わなかったんです?」(ハイライトOFF

提督「特に重要な情報ではないと、判断して……」

漣「は?」(ビキビキッ

提督「」

漣「さっきの台詞をどー思うか、神通さんとか金剛さんとか、他の鎮守府のみなさんに聞いて回ってみますかぁ、ご主人様ァ♪」

提督「~~~~!!」(首ブンブン

漣「まったく! どーせご主人様のことですから、おめでとうと言わせるみたいで辛いとか、誕生日パーティーとか開かれたら死にたくなるって理由だったのでしょうがー」

提督「ま、まったくその通りなのだが……」

漣「この鎮守府でご主人様のこと嫌ってる人なんていないんだから、少しは歩み寄ってくださいな……ねっ♪」(ウインク

提督「さ、漣君……」(ジーン

漣「しかし、ご主人様の誕生日が過ぎちゃってるとなると困りましたねー」

漣「実は昨日、ご主人様の誕生日でしたー……なんて言ったら、確実にキレる方がいるでしょうし」

提督「さ、さすがに私の誕生日などで、そんな子はいないと思うのだが……」

漣「あー、自分のことを客観的に見れない人はこれだからー」

提督「ぬ???」

漣「さーて、どうやってみんなを怒らせずに、ご主人様の誕生過ぎ去りぬなことをお伝えしますか……」



<knock…knock…


漣「あ、ハーイ!」


<ギイィィィ…


神通「…………」(俯き

漣「え、えっと、神通……さん?」

神通「ついさっき、提督宛にお荷物が届きました……お花とか、開発資材とか、改修資材とか、修復剤が大本営経由で提督のご実家から……たくさん」

漣「あ……(察し)」

神通「提督……お誕生日、おめでとうございました」(ペコリ

提督「――――」(カタカタ

神通「川内姉さんも那珂ちゃんも……金剛さんも大和さんも、他の艦娘のみなさんも……提督のお誕生日のお祝いしたいって言っていました」(泣き笑い

漣「(うわ、きっつ……ご主人様相手だと、怒るよりも効くんじゃないですかねコレ)」

提督「あ、あの、その、神通君――――」

神通「ッ……プレゼントを持ってくるの忘れちゃいました、すみません!」(タタッ

提督「」(ゴフッ

漣「自業自得だとはっきりわかんだね……」(背中サスサス



《この後、半強制的に提督のお誕生日会が開催された》

【艦娘たちとコミュニケーション】第一艦隊主力メンバー編
(提督お誕生日会にて)


《鎮守府》食堂

<ざわ…ざわ…
<クマクマニャーキソー
<キタ…キタ…


提督「……そ、それで、これから何が行われるのかね?」(オドオド

金剛『訳:心配しないでも、取って食べたりはしないわよ』

漣「なんと言いますかー、ちょっとした腕試しという奴ですよ、ご主人様♪」

提督「腕試し……?」

金剛『訳:ちょっとアナタと私たちでゲームをしようと思って、ね』(ドスン

提督「それは……プロスフェアー……」

金剛『訳:そ、前回私のことコテンパンにしてくれたプロスフェアーよ』

漣「将棋とチェスを混ぜて累乗したよーな摩訶不思議なゲームですよねー……これ絶対、妖精さんが作ったでしょ」

神通「ル、ルールを覚えるのが大変でした」

蒼龍「今でもちょっと怪しいけど、ね」

大和「ハイ、宣誓で駒が全部変化したり、ボードが増える辺りが特に」

赤城「軍人将棋をさらに複雑化させたような理不尽さを感じました……」

提督「……もしやと思うが、コレで君たちと勝負するのかね?」

金剛『訳:まさか! 一対一を何回繰り返したところで、アナタには勝てないでしょ……たぶん』

提督「となると……」

金剛『訳:そ、アナタ対私たち第一艦隊主力メンバーとの勝負、よ』

漣「あ、別にコレは、どんな手を使ってでもご主人様に勝ちたいという訳ではなくー」

神通「せ、戦況が変化した時のとっさの判断や対応力……そういったものを提督に見ていただきたくて……」

蒼龍「ちょっとした試験って感じです!」

大和「もちろん、一番の目的は提督と仲睦まじくゲームに興じることにありますよ♪」

提督「…………」(チラッ



曙「負けるんじゃないわよ、漣ぃ!」

朧「落ち着いてかかれば、たぶん大丈夫」

潮「漣ちゃん……神通さんたちもファイトです!」

川内「がんばれー、神通ー!」

那珂「勝ったら、きっと提督もビックリしてくれるよ~♪」

文月「んぅ、どっちを応援すればいいのかなぁ」

弥生「弥生と…文月ちゃんで両方、応援したらいいと…思う」

文月「ほわぁ、それいいアイデアだね!」

文月「えっとぉ、がんばれ司令官~!」

弥生「じゃあ、弥生は…蒼龍さんたちを応援します……がんばれぇ」


金剛『訳:もちろん受けるわよね?』

提督『訳:ひ、人の退路を断っておいてよく言う』

金剛『訳:ンフフ、聞こえなーい』

漣「ッシャ、ご主人様の度肝を抜いて差し上げますよー」

神通「神通……行きます!」

大和「フフ、提督とこんな風にゲームに興じられるなんて大和、幸せです……本当は二人きりがよかったですけど」

蒼龍「ま、まあまあ」

赤城「鎮守府の主力として、一航戦として、全力で提督に挑ませていただきます……!」

提督「……いいだろう、みんな席に着きたまえ」

一同<ハイ!!

金剛『訳:あ、言い忘れてたけど、もし私たちがアナタを投了させたら、お願いごと1つずつ聞いてもらうから♪』

提督「――――なに?」

金剛『訳:さーて、どんなお願いしようかなー? お買い物? それとも~』(ルンルン

提督「(こ、この勝負……絶対に負けるわけにはいかない……!!)」



《この後、提督、怒涛の攻めで盤面を自分色に染め上げた》


漣「提督には勝てなかったよ……」(グッタリ

神通「て、提督……すごく激しかったです」(ポッ

金剛『訳:あー、もう! また負けたァ~~~~!!』(ジタバタ

大和「コチラの攻めを手玉に取るような手の連続……素晴らしかったです」(ジーン

蒼龍「実は途中から何をどう差せばいいのかわかってませんでした、テヘ」

赤城「戦略や戦術眼……自分の実力を見つめ直すいい機会をいただけました。提督、次はもっと食らいついてみせます」(決意


提督「ヒュー……ゼヒー……か、勝った……勝ったぞ!」(赤披露





(ちなみに)

球磨「ンー、とりあえずここはこの手で行ってみるクマー」(ゴトッ

提督「……」(ピクッ


多摩「……ニャ」(トンッ

提督「っ……」


北上「う~ん、まあいいや、いっちゃいましょー」(ツッ

提督「う……」


文月「えっとぉ、F8の兵鬼を段階14まで変形して~、衝車は邪気の55でしょ~? 19の背教徒と7の逆賊を混沌陣形~♪」(カチャカチャッ

提督「ぐぬ……」


弥生「宣誓……26駒位相完成。戦域放棄……狂戦士…です」(ドンッ

提督「うぐあ!?」



提督「……ま、『待った』はありだろうか?」

球磨「ダメクマ~♪」

多摩「許可できないニャ」

北上「提督~、早く差してよ~」

文月「エヘヘ、ここから36手ぐらい文月たちのターンだね~、弥生ちゃん♪」(ニコニコ

弥生「う…ん」(ニコ…

提督「――――参り……ました」(ガクリッ




《天才肌タイプ相手には心をへし折られた模様》

乙乙

読んでてサッパリちんぷんかんぷんだわこのゲーム。

それはそうとsage進行は止めたの?

次スレ立てました
>>965 元ネタは某漫画にチラッと出てきたボードゲームですが、詳しいルールなどは不明です
少し前のを見てみたらsageになっていました、おそらくチェックミスだと思われます
残りレスはどうしたものか……

今思いついたネタは艦娘うたた寝する、子供化する、提督の憂鬱、筆頭メンバーみんな目が死んでる(IF)、青葉さん です
他にこういうネタというのがありましたら、お題を「香取教官 今から二人組を作ってくださーい」みたいな形でお願いいたします

↓2
↓3
↓4

お手数ですが、キャラは上の人物紹介からお願いいたします(内容によってはマイルドな味つけで調理)

安価ありがとうございます……が
蒼龍 二航戦のガチな方というのはどういう意味なのでしょうか……勉強不足で申し訳ありません

>>957
シャンピリアン・ステーキじゃね?

説明不足すみません
このスレではほんわかお母さんキャラ(違)として、確固たるキャラの蒼龍ですが
たまには史実さながらの、
ガチ精鋭艦としてのカッコいい&戦闘になるとガチになる蒼龍も見てみたいと思ったので
リクエストさせて頂きました

(実質、山口多聞が居た期間は飛龍より蒼龍の方が長い)

>>976 戦闘においてガチということであっていたのですね。説明ありがとうございます
>>975 シャンピニオンステーキはマッシュルームを付け合せにしたステーキで、シャリアピンは日本で生まれた(はず)玉ねぎソースに漬けて柔らかくしたステーキ、だったはず

1、次スレ誘導しなくていいの?
埋まりそう・・・まぁ検索すれば出るからいいのかな。

>>981 完全にど忘れしていました、本当にすみません
おやすみで飲みなれないお酒飲んでいるせいか、いろいろ片手落ちで申し訳ないです

【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話8 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429944443/)
次スレです

運動会、温泉は故あって後に回しています、申し訳ありません

巨椅子はもう寝ます
適当にこんんあ話ない? と書いていただけるとネタにできるかもでうs

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの775さん   2015年03月17日 (火) 21:55:30   ID: R0J-HSTv

お疲れ様です!
香取のキャラいいですね!
待ってます!

2 :  SS好きの775さん   2015年03月22日 (日) 10:49:12   ID: ZxlSCo9D

お疲れ様です!
頑張ってください!待ってます!

3 :  SS好きの774さん   2015年03月28日 (土) 10:43:20   ID: plFTxpcA

あんな事されれば、コミュ障にもなりますね。

でも今は支えてくれる仲間たちがいるから、とても幸せなんじゃないかと思います。

4 :  SS好きの774さん   2015年03月29日 (日) 01:00:42   ID: h34MyAAM

提督をいじめた奴らをピーしたいです

5 :  SS好きの775さん   2015年03月29日 (日) 11:16:58   ID: W9ELUXKb

同感です(怒)

6 :  SS好きの774さん   2015年04月04日 (土) 02:59:02   ID: Nl28Gpbv

※欄に艦娘がいるんですが...

7 :  SS好きの774さん   2015年04月09日 (木) 07:07:29   ID: owVDY7_V

大和「この匂い・・・提督の家ですね。」クンクンッ
Σ(・□・;)スゲェ!

8 :  SS好きの774さん   2015年04月10日 (金) 07:45:06   ID: NcTbNrGY

love勢が怖い…

9 :  SS好きの774さん   2015年04月11日 (土) 01:07:26   ID: N5eiTfvS

見るたびにニヤニヤしながらみてしまうw

10 :  SS好きの775さん   2015年04月22日 (水) 12:25:21   ID: UCu3JGlc

いいねぇ痺れるねぇ

11 :  SS好きの774さん   2015年04月24日 (金) 07:30:05   ID: jUZhpHUh

ゾイドインフィニティが出てくるとかびっくりしたわ...良いゲームだった

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