ペルソナ3の主人公は音ノ木坂学院に入学したようです (61)


・ペルソナ3の二週目

・キャラ崩壊、こじつけ有り

・ラブライブのキャラは主にコミュ相手として登場

・ペルソナ3のキャラも出る

・不定期

それでも良ければ読んでくださいな

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2010年 3月5日

あのニュクスとの戦いから2か月。

皆で決めた約束の場所へ向かう。誰も来ないと解っているはずなのに。
誰も、記憶はなかった。隠された時間のこと、僕たちの思い出。
そんなことを考えていると、聞き慣れた皆の声が聞こえてきた。
・・・なんだか、眠いな・・・。

一週目のラストです。この後本編スタートになります

2009年 4月6日

明日から学校だ。僕は、「音ノ木坂」という学校に通うことになっている。
幾月が手を回し、僕は月光館学園に入れられるはずなのに、どうしたことか。
ならば、僕の代わりにあの寮に入る生徒がいるのだろうか。
自分の居場所が奪われたような気がして、少しだけ寂しいような気がする。
深く考えても仕方がない。どのみち僕が入学しなければ、滅びの運命からは逃れられる。
・・・今日は眠ってしまおう。そのうち、ただの思い出になる。
隠された時間も、皆と過ごした日々も、全部。
・・・今日は、眠ってしまおう。


しばらくして気づく。彼が来た。懐かしい雰囲気に少し落ち着く自分がいた。
「・・・誰?」
本当は知っているが、デスに関わるのも危険な気がして、以前と同じように接してみる。
「君は知っているはずだよ。僕のことをね。」
どういう事なのだろう。初めて会ったはずだ。
「君は僕だ・・・だから、君のことはわかる。記憶があるということも。」
そういう事か。なら、別にかしこまる必要もなさそうだ。
「何の用?僕は月光館には関わってないはずなのに」
「解らない。でも・・・君の中に僕はいない。なんで君と話せるのかも解らない。」
「じゃあ何の用なの?」
「もう時間がない。満月の夜・・・わかってるね?」
そう言い残し彼・・・ファルロスは、消えた。

よくわからないが、次の満月・・・寮に行くことにしよう。

4月7日
・・・まずい。非常にまずい。
編入初日から遅刻なんてあってたまるか。
明らかにファルロスのせいの寝坊だろう。昨日話した時は夜中2時だった。
・・・このあたりなはず。くそ、正確な位置を覚えておけばよかった。
そう思ったとき、このあたりに住んでいるであろう中学生を見つけた。
「そこの君、音ノ木坂学院ってどこかわかる?」
そう話しかけると、明らかに不機嫌そうな顔をした後
「・・・ついてきて」
そう言われて1、2分歩くと、音ノ木坂にたどり着いた。
「ありがとう。・・・君の名前は?」
「矢澤にこよ。ここの三年生」
・・・三年生だったのか。そりゃ、「そこの君」とか言われたら不機嫌になるよな。
「ありがとう。今日からここの二年生なんだ。よろしく、にこ先輩」
そう言うと、矢澤にこは返事をせずに校門をくぐり去って行った。
・・・嫌われたかな。そんなことを考えると同時に、大事なことを思い出す。
自分が焦って案内してもらった理由を。そう、遅刻寸前ということに。
矢澤にこに続き校門をくぐり、職員室へ向かう。
担任に挨拶し、共に自分の教室、2-Aへと向かう。
「はい、みんな静かにして!転入生の紹介するよ!」
「(主人公)です。趣味は音楽を聞くことと食べることです」
「空いてる席はあるかしら?」
「センセー、私の隣あいてるよー!」
「じゃああなたの席は高坂さんの隣ね」
見てみると、元気そうな生徒が手を振っている。
「よろしく」
声をかけると、周囲の席の生徒が挨拶してくる。
「高坂穂乃果だよ!よろしくね!」そう言うのはさっきの元気そうな生徒。
「園田海未です。宜しくお願いします」そういうのは青い髪の真面目そうな生徒。
「南ことりです、よろしくお願いします♪」そういうのは銀髪の優しそうな生徒。
・・・見事に女子しかいないな。
そう考えていると、頭を懐かしい感覚が襲う。
汝、新たなる絆を得たり・・・。
そう、コミュニティ。複数のアルカナのペルソナを使うためには、必要不可欠な
能力である。
どうやら、高坂穂乃果は、「太陽」のアルカナ。
     園田海未は「月」のアルカナ
     南ことりは「節制」のアルカナのようだ。
昨日のファルロスの話だと、またシャドウと戦うことになるだろう。
それなら、親交を深めるのはとても大事なことだ。
ニュクスを倒すのは、他でもない、絆の力なのだから。

名前募集

特に案がなければ明日から適当な名前で書くことにします

スクフェスはプレイヤー=自分だし、共学設定でも別にいいんじゃね

アニメと設定変えるとややこしくなるし、主人公の入学理由についてはストーリー内で
説明することにします

名前は漫画版の有里湊で進めていきます

授業が終わり、帰る準備を始める。
すると、穂乃果から声をかけられた。
「途中まで一緒に帰らない?」
今日初対面のはずなのに、遠慮なしに話しかけてくる穂乃果。
ああ、これがこの人の魅力なのかもしれないと思う。
「うん。一人じゃまた道に迷いそうだ。」

…帰り道。
聞けばいつも一緒に帰っている南ことりは用事があるらしい。
「海未ちゃんも部活だし、一人で帰るはめにならなくてよかった」
「歩いて通ってるんだし、近いんじゃないの?」
「うん、でも話しながら帰るほうが楽しいでしょ?」
「でも、今日初対面の人と一緒に帰るのは危ないよ」
そう言うと、彼女は少し悩むようなしぐさをして、一言。
「だって有里くんは危ない人じゃないし!」
なぜ断言してるんだろう。心配になってくる。
「そういえば、有里くんの家はどのあたりなの?」
「えっと・・・ちょっと待って」
目印になるようなものあったかな。確か右側に和菓子屋が・・・
「そうだ、和菓子屋」 「えぇ!?」
なんでそんなに驚いてるのだろうか。いわくつき物件かな?
「そう。名前は・・・穂むら、だったかな?」  「えぇぇぇぇぇ!?」
「そこ!うち!」
何を言ってるのだろう。とりあえず落ち着けと言うと、穂乃果は深呼吸して話した。
「そこ、私の家。穂むらは私の家だよ!」
「そうなんだ。偶然だね。」
「なんでそんなノーリアクション!?海未ちゃんの家もすぐそばだよ!」
そんなこと言われても。僕に家凸しろとか言うんじゃないだろうな。
「それより、寄ってもいい?和菓子屋」
「え、えぇ!?う、うん!私の部屋は二階だから!」
どうしてそうなるんだろう。本当にこの人心配になってきたぞ。
「うぐいす団子、ある?」
「え、ああ、そっか。買い物か。」
・・・この人、バカなの?

「ただいまー!」 「お邪魔します」
「おかえりー、ん、友達かい?」
「うん、今日転入してきたの!」
「有里湊です。うぐいすだんごと、これ・・・穂むら饅頭を」


・・・五分後
会計をすまし、店を出ようとすると、後ろから声をかけられた。
「今度は普通に遊びにおいでよ。和菓子ならいつでも出せるし」
見ると、穂乃果だけでなく、父と母らしき二人も笑顔で頷いている。
「・・・お邪魔しました。また来ます。」
この学校でも、楽しくやっていけそうだ。

4月8日

朝、家を出ると、穂むらの前に二人の女子生徒がいた。
園田海未と南ことりだ。園田海未の家は隣と言っていたが、南ことりも近くなのだろうか。
「一緒に行くの?」
そう声をかけると、海未が答える。
「ええ。ですが、いつも穂乃果は遅いのです。」
「まあまあ海未ちゃん、穂乃果ちゃん待ってあげよ?」
本当に仲がいいんだな。そう思いながら学校に行こうとすると、
「有里さん、どうしたのですか?」
・・・学校に行くんだけど何か?
「同じ学校なんだし、一緒に行こ?」
昨日の穂乃果といい、もうちょっと警戒したほうがいいんじゃないかな。
「うん。じゃあ、僕もここで待たせてもらうよ。」
2分ほどたっただろうか、穂乃果が店から出てきた。
「お待たせー!って湊君もいる!」
「それより、学校遅れるよ」
「え、今何分!?うぁ!急がなきゃ!」
そう言うと穂乃果は走り出した。
「なんだか楽しいお友達だね」
海未とことりは目配せして笑った。

学校に着くと、担任に呼び止められた。
「有里、理事長が来てくれって言ってたぞ、入学早々何かしたのか?」
何も悪いことはしていないので、手続きか何かが残っていただけだろう。
だが、理事長が言ったのは、僕の想像とは全く違うことだった。
「単刀直入に言います。生徒会の活動を手伝ってほしいのです。」
なぜ自分に、と思ったが、理由はちゃんとあった。
「この学院は生徒数が減少しており、廃校の危機に直面しています。
今年度から共学にするなどの対処も、あまり効果はありませんでした。
そこで、女子生徒だけであった生徒会に男子生徒を加え、入学希望者を集める方策を
考えて欲しいということになったのです。」
確かに、共学にしたのに生徒会が女子しかいないというのは問題だな。
聞けば、編入した男子生徒は大多数が部活による学校の知名度上昇を見込まれている者たちであり、部活に所属することが決まっていないのは僕だけだそうだ。
「無理にとは言いません。お願いしても良いでしょうか。」
そう言うと、理事長は深々と礼をした。
・・・どこぞの幾月とは大違いだな。
「分かりました。手伝います。」
「ありがとう。生徒会に話は通しておくから、放課後生徒会室へ行ってくれる?」
「はい。では、失礼します。」

放課後、生徒会室へ入ると、二人の女子生徒がいた。
「あなたが理事長の推薦した生徒ね。私は絢瀬絵里。生徒会長を務めています。」
「ウチは東條希。こう見えて副会長をしとるんよ。」
「有里湊です。よろしくお願いします。」
「でも、今日は顔合わせだけで、仕事は特にないのよ。もう帰ってくれていいわ。」
そういう会長の机には、大量のプリントが置かれている。
「プリント、手伝いましょうか?」
「いえ、大丈夫よ。今日は帰ってくれて構わないわ。」
「えりち、そんな言い方したら、邪魔だから帰れ~みたいに聞こえるよ?」
「別にそんなこと思ってないわ。でも、気を悪くしたなら、ごめんなさいね。」
「手伝いますよ。分担したほうが、絵里先輩も楽でしょ?」
「…ありがとう。」
俯き答える会長。不器用なところが美鶴に似ている、そう思った。

・・・生徒会の仕事が終わり生徒会室を出る。
「まさか今日終わるとは思わなかったわ。」
「湊くんがあんなに働いてくれるとは思わなかったわ。ウチより仕事してたな」
「それは希がさぼってただけじゃない…」
第一印象はキツそうだったが、話してみると意外と気さくな人物だとわかった。
最初の「帰っても大丈夫」というのも、転入したばかりの僕に負担させたくないという
思いからだと希先輩が言っていたし、根はやさしい人なのだろう、と思う。
ちなみに絢瀬絵里は女帝、東條希は魔術師のコミュが発生した。

了解です

見づらくてすみませんでした

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