[プロローグ]


先の大戦、「リンクス戦争」から三年。

支配者たる企業は、自らが汚染し尽くした地上を見限り、 高空プラットフォーム「クレイドル」を建造、高度7000mの空に清浄な生活空間を見出していた。

すでに、人類の過半はクレイドルに住まい、地上は、資源基地と、それを巡る戦いの舞台に過ぎなかった。

一方で、国家解体戦争において企業支配体制を確立した原動力、人型兵器アーマード・コア(AC)「ネクスト」と、その搭乗者の「リンクス」は、その圧倒的な力の、個体依存性に危機感を抱いた企業により、企業機構「カラード」管下の傭兵として、地上に残された。

今や、企業軍の主力は、巨大兵器「アームズフォート(AF)」であり、 かつて戦場を支配したネクストたちは、薄汚れた地上で延々と続けられる、経済戦争の尖兵と成り果てていた。

@ラインアーク(旧極東支部)



アリサ「……ホワイト・グリント、帰投します」

レイヴン「……」

アリサ「お疲れ様。機体の整備には、また時間とお金がかかりそうよ」

レイヴン「……」

アリサ「アナトリアを去って、極東支部を巻き込んでしまってから、もう3年……。この戦い、いつ終わるのかしら」

レイヴン「……」

アリサ「地上に残された人たちを、見捨てることはできない。私たちには、彼らを守る義務があるわ。そう……元々の原因をつくってしまったのは、私たちなんだから」

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セレン「ゴッドイーターになりたい、だと？」

主人公「……」ｺｸﾘ

セレン「何を思ってるかは知らんが……ネクストだけでは物足りないということか」

主人公「……」

セレン「……いいだろう、話はつけておく。だが、後悔はするなよ。お前の選択なのだからな」