まどか「ほむらちゃんは私の嫁!」(391)



さやか「まどかおっそいなぁ……」

仁美「そうですね……そろそろ行かないと遅刻ですわ」

さやか「んー……ほむら、何か聞いてない?」

ほむら「い、いえ…何も……」

さやか「そっかぁ……」

ほむら「すみません……」しゅん

さやか「あー、いや、別に責める訳じゃ―――」

まどか「私の嫁をいじめるなー!!」とびげり

さやか「げふっ!?」


ほむら「あっ、鹿目さん。おはよう」

まどか「おはようほむらちゃん!それで大丈夫!?なんかしゅんってなってたけど、さやかちゃんに何されたの!?」

ほむら「ち、ちがうの…美樹さんは悪くないよ」

まどか「本当に……?さやかちゃんに弱みを握られて、口止めされてるとかじゃなくて?」

ほむら「そ、そんなことないよ…!…本当に大丈夫だから」

まどか「そっか……そこまでほむらちゃんが言うならそうなんだね」

仁美「おはようございますまどかさん」

まどか「あっ、おはよう仁美ちゃん」


ほむら「あの……大丈夫ですか美樹さん」

まどか「あれ、さやかちゃん……そんなところで寝転んで…どうしたの?」

さやか「誰せいだ誰の!!」がばっ

まどか「えっと……突風?」

さやか「まぁ、確かにまどかという突風にあおられたとも取れるけど……!そうじゃなくて、アンタが思いっきり飛び蹴りくらわしたからでしょ!」

まどか「あぁ……だって、さやかちゃんが私の嫁をいじめてるのかと思ったんだもん」

さやか「違うってわかったんだから謝れよ!」


まどか「あっ、もうこんな時間!ほむらちゃん、早くいこ!」ひょい

ほむら「きゃ……お、お姫様抱っこなんて恥ずかしいよ///」

まどか「嫁を抱っこして何が悪い!ほらほら、2人も早くいかないと遅刻だよ!」たったった

さやか「聞けよぉ……!」

仁美「まぁまぁ、今に始まったことではありませんし。行きましょ」

さやか「うん……」


まどか「ふっほっふっほっ……」たったった

さやか「ってかまどか…ほむら抱きながら走って……重くないの?」たったった

まどか「何言ってるのさやかちゃん?ほむらちゃんが重い訳ないよ。全然軽いよ!むしろほむらちゃんを抱くことで、私飛べそう!」ぴょんぴょん

ほむら「///」

さやか「さいですか……」たったった

仁美「はぁはぁ、何とか間に合いそうですわね」たったった


ほむら「か、鹿目さん!そろそろおろして……人に見られちゃう///」

まどか「むしろどんとこいだね!ほむらちゃんは私の嫁だって、みんなに見せつけちゃおう!」たったった

ほむら「は、恥ずかしい///」

さやか「ほむらが転校してきてから……だいぶまどかは変わったよなぁ」たったった

仁美「ですわねぇ」たったった

まどか「ほむらちゃんは私の嫁なのだー!!」たったった

ほむら「///」

的なまどほむ誰か書いてくれないかなぁ

自分が言い逃げ出来ないように方向性だけでも数レス使って先に示しておく
追い込まれた狐はジャッカルよりも凶暴だ!まぁ、自ら追い込んでるんだけどな!

まどか「ほ、ほむらちゃん!…そ、その…貴女に言いたいことがあって…!」

ほむら(……保健室への案内の途中でまどかがこんな風に切り出してくるのは初めてね…)

ほむら「……なにかしら鹿目まどか」

ほむら(まどかを助ける事に支障が出なければいいのだけれど…何を言い出すつもりかしら…)

まどか「………あ…!」

ほむら「…あ…?」

まどか「貴女をお嫁さんにする前提で私と付き合って下さいッ!お願いします!」

(貴女をお嫁さんに…お嫁さんに…お嫁さんに…)エコー

ほむら「………………………は…はいぃっ!?」



【私の最高のお嫁さん】


―――遡る事、早朝。寝起きのまどかさん

まどか「………ん…あれ………夢オ…チ…?……んー……変な夢ぇ…」

まどか(…でもなんだか妙に現実味があったような……モヤモヤするぅ…

    白っぽい変な人形が喋っていたような喋ってなかったような…

    それよりも…遠目に見えたけどあの黒髪の綺麗な女の子…すっごく可愛かったなぁ…

    ……あれ…私…なんでこんなドキドキしてるんだろ…

    う…うそっ…まさか夢に出てきた人にドキドキしちゃってるの私…!?)

まどか「うぁあああぅあうあうあうあーーー…なんか恥ずかしいよぉー///」ゴロゴロゴロ

知久「\まどかー?起きてるかーい?朝だよー!/」

まどか「はっ!?こんな事してる場合じゃないや!支度しないと!」ガタッ

詢子「…最近、どうよ?」

まどか「仁美ちゃん、またラブレターが届いたんだって。今月でもう2通目みたい」

詢子「ふぅ…直にコクる根性もねぇ奴はダメだ。もっとあたしのようにだな…」

まどか「…えへへ…ママが特殊なだけな気がするけどねー」

詢子「ははは、まどかにも春がやって来れば分かるってもんさ。…和子はどう?」

まどか「うん、先生はまだ続いてるみたいだよ。ホームルームですっごいのろけちゃってるの」

まどか「今週で…確か3ヶ月目だから記録更新だね」

詢子「…どうだかな…今が危なっかしい頃合じゃないかぁ?」

まどか「ふぇ?そうなの?」

詢子「いやぁ、本物じゃなきゃ大体ここらでボロが出るってもんだよ」

詢子「ま、それ乗り切ったら1年はもつんじゃないかね。多分」

まどか「へぇえ…」

詢子「和子はさ、相手を待った方がいいタイプだと思うんだけどなァ」

まどか「先生って結構押せ押せだからねー」

詢子「ま、知久はあたしの嫁だ!なんて本人に言い放った女なんて後にも先にもあたしぐらいか」

まどか「あはは、本当、お母さんぐらいだよそう言えるのは。男の人に私の嫁だーなんてさ」

詢子「今でも思い出すねぇ、パパがそれ聞いて飲んでるコーヒー勢いよく吹き出した所

   その後大惨事になったのは言うまでもないけどね、ははは

   うん、まぁ、なんだ。まどかは相手選び、ちゃーんと気をつけるんだよ

   わるーい奴なんかに捕まったりしたら絶対に駄目だぞ?」ニヤニヤ

まどか「も…もぉ…!ママったらぁ!」


詢子「ん…そうだな…まどか、ちょっと頭貸してみな」

まどか「んぇ?うん…」

詢子「…将来はどんな髪型にしたいんだいまどかは」

まどか「うーん……ママみたいな髪型もいいし…このまま伸ばすのもいいかなって迷ってるんだ」

詢子「おうおう、悩め悩め。若い内は試行錯誤が大事だ。髪型次第で見え方も変わってくるからな」

まどか「えー…このリボンちょっと派手過ぎない?」

詢子「いやいやこれぐらいでいいんだよ。女ってのは外見でナメられたら終わりだ」

   うん、よし、出来た。似合ってるぞー」

まどか「わぁ…後ろに縛るのはやってたけど…ツインテールは考えた事なかったよぉ」

詢子「ははは、これならまどかの隠れファンのハートもイチコロだな!」

まどか「ま…ママぁ…そんな人いないよぉ…///」

詢子「自分がそう思っていてもそれが案外いたりするもんなんだよ

   そう思っておいた方がいい。そいつが美人の秘訣ってもんさ」

まどか「…………ねぇ、ママ…ちょっと…変な事聞いていいかな?」

詢子「んー?なんだい、言ってみな」

まどか「……ごめん、やっぱりなんでもない…///」

詢子「そこまで言われたら気になっちゃうじゃないか。笑わないから言ってみ?」

まどか「んとね…えっと……夢の中に出てきた人にドキドキしちゃうのっておかしいかな…」

詢子「はっはっは!ロマンチストだなぁまどかは…はっはっは!」

まどか「もぉ!ママ笑わないって言ったじゃない!」

詢子「いやいやごめんな、まどかもそういう多感な時期なんだなぁってね…で、どんな子なんだい?」

まどか「むぅ……私と同い年ぐらいで…ほっそりしててラインがすごく綺麗で…」

詢子「うんうん(…おや?)」

まどか「キラキラした腰ぐらいまでの長くて黒い綺麗な髪の毛の…」

詢子「ほう…(これは……もしや…)」

まどか「一見すごく凛々しいんだけど…なんだかすごく儚なそうな…なんていうのかな…

    守ってあげたい……そんなすっごく可愛い女の子。とびっきりの美人さんなの。」

詢子「なぁるほどぉ……まどかはそういうコが好みかぁーこんの面食いめぇ」ニヤニヤニヤ

まどか「め…面食い!?ち ちがうよぉ!」

詢子「いやー、夢の中の人に恋とか分かる気がするなー」

まどか「ふぇ…?ママもそんな経験あったの?」

詢子「あー……うん…まぁ…な?///」

まどか「……もしかしてぇ…パパ?ねぇ、どうなのかなママ?///」

詢子「お、大人をからかわない…!///

   ふむ…それじゃ、仮定の話として、そんな子にまどかは出会えたらどうしたいんだい?」

まどか「う…うーん……助けてあげたい…かも…?」

詢子「…それは『お友達』として、かい?」

まどか「………おともだ……なんだろう……ごめん、よくわからない……かも」

詢子「そうか……ま、仮定の話だからな?そんな真剣に悩まなくてもいいぞ?」

まどか「うん…」

詢子(あー…こりゃ将来色々と覚悟決めとく必要あるかもな…)

まどか「…あれ?あーーーーーーーーーーーーっ!?」

詢子「ど、どうした?」

まどか「ママ、時間!時間!話し込みすぎちゃった!」

詢子「のわぁっ!?…なんてこった…朝ご飯食べてギリギリだなこりゃ」

まどか「ふぇえええええ…遅刻しちゃううう…!」

詢子「あ、素敵な人が見つかったらパパとママに紹介しろよなー?」

まどか「もうその話はおしまいー!///」

とりあえず今はここまで。続きはある程度出来てからで

この時間軸の詢子さんはまぁ…色々と寛容です
それがまどかさんの根幹に大きく作用しちゃってて
まどかさんの性格が他の時間軸のまどかさんと比べて違いが出ちゃってます

知久さんは詢子さんの嫁

まどか「はぁ…はぁ…お…おはよぉー…!…ひ…ひいぃ…」

仁美「おはようござい…あら、まどかさん大丈夫です?」

さやか「ありゃりゃ…ここまで全力疾走?まどか大丈夫?」

まどか「だ…大丈夫…はぁ…はぁ…ママと話し込んでたら二人して…遅刻寸前だったよぉ…」

さやか「あははは、そりゃ朝から災難でしたなー」

仁美「ふふふ…。…あら?可愛らしいリボン…まどかさん、とてもお似合いですわ」

まどか「えへへ…そうかな?…派手過ぎたりしない?」

さやか「んーや、ぜーんぜん。寧ろしっくり来てると思うよ?」

まどか「よかったぁ、選んでくれたママに感謝しよっと!」

さやか「ほほぅ…まどかのママのチョイスかぁ…これは…なかなか…」

仁美「リボンもそうですけど両サイドに出ている髪も可愛らしくてベリーベリーグーですわ!」hshs

さやか「仁美はちょっと落ち着けぃ!

    というかまどかってツインテールこんなに似合うんだねー」ふよんふよん

まどか「ちょ、さやかちゃん私の髪で遊ばないでよぉ…!」




まどか「それでね、ラブレターじゃなく直に告白できるようじゃなきゃダメだって」

さやか「くぅー…!相変わらずまどかのママはカッコよくて憧れちゃうなァ!美人でバリキャリ、言う事ナシ!」

仁美「私もまどかさんのお母様のようにスパッと割り切れたらいいのですけれど…ふぅ…」

さやか「んまぁー、随分とうらやましい悩みだねぇ」

まどか「ラブレター…かぁ…確かに貰えたら嬉しいけど私もママと同じ直に告白の方がいい…かなぁ…?///」

さやか「ほうほう…まどかもママを目標にしていると?

    …まどかって遠慮がちに見えて案外思い切りがいいからなー。バリキャリまどか!でも想像できん!」

まどか「さやかちゃんひどーい!これでも頑張ってるつもりなのに…///」

仁美「ふふ、まどかさんは将来どんなお方に巡り合えるのでしょうね?ちょっと楽しみですわ」

まどか「えっ…///」

さやか「あー…それ確かに気になるかも。……んー…まどかのパパみたいな人…?」

まどか「あ…いや……その……えっと…」

まどか(そんな話をされたら……どうしよう…あの子がまた浮かんできちゃう…///)

さやか「お…?まどか…その様子だと誰か気になってる人がいたりするなぁー?おぉぉぉう、これは急展開ーーーっ!」

仁美「あらまぁ!それはそれは…是非お聞きしたいですわね!(キラッ」

まどか「なんで二人ともそんな食いつきがいいの!?」

さやか「んんんーーーっ!けしからん!実にけしらからん!さぁささぁさ!いざここで私達にぶちまけてしまうのだー!」フヨフヨフヨフヨ

仁美「人の恋話というのはどれだけ抑えても気になってしまうものなのです…ですから、まどかさん、是非!」フヨフヨフヨ

まどか「もぉーー!二人とも髪で遊ばないでよぉ!わかったよぉ、言うから!言うからぁ!」

さやか「あ…本当にいたんだ……」

仁美「あぁ…収穫アリですわ…」ホッコリ

まどか「あぁっ!?二人とも引っ掛けたの!?ひ、ひどい!?

     ……はぁ……その…聞いても…笑ったり…しない…?」

さやか「いやいやそんなことないよまどか、人の恋話を笑うなんてとんでもない」

まどか「とか言って笑うんでしょー?ママも似たような事言って結局笑ってたもん」ぷぅ…

仁美「…さやかさん、多分まどかさんは本気(マジ)ですわ。笑ったりしたら失礼…というより、怒らせたら非常にマズいですわ」

さやか「う…うー…分かった…怒ったまどかは本当に怖いからなぁ…ひぃ…」

さやか「ふぅーん…黒髪の美少女…ねぇ……夢の中の住人…って所だろうけど…というか…女の子…だったんだ…意外だなぁ…」

仁美「それにしても随分と変わった夢を見たのですね…」

まどか「なんだかその夢…すごく現実味があってね……その子の事は今でも隅から隅まで鮮明に思い出せるの…

    その女の子の顔…冷静でいるようでいて…それでもすっごく辛そうなのがすごく伝わってきちゃうんだ…

    それを見てたら…私も辛くて……守ってあげたくって……私…」ギュウウウ…

さやか「…まどかは本当に優しいからね。辛そうな人の感情を読み取るのすごく上手だし」

仁美「えぇ、まどかさんに隠し事は大抵通じませんからね…そういう事になると押せ押せで聞いてきますし」

さやか「まぁその押せ押せで助けられた事も何回かあったからねー。まどかがママ化するのも時間の問題かなぁ…?」

まどか「…ところでその子、夢の中の人で、女の子なんだけどそれについては二人はツッこまないの…?」

さやか「いや…確かにまどかがそういう変わった恋をするなんて意外だとは思ったけど……まぁ、夢の人だけど…ね?

    それにまどかが悪い人に騙さてなければいいし、まどかが選んだ人だったらその時はあたし、まどかを応援するよ」

仁美「そうですわ。私も応援しています。寧ろ私はそういう美しい恋愛はドンと来……コホンッ……」

まどか・さやか「「……仁美(ちゃん)?」」

仁美「……………///」

さやか「あぁ、まどかさ、もうさっきから顔から恋してる乙女って感じが駄々漏れだよ?気付いてた?」

まどか「ふぇっ!?そ、そんな顔してたの!?」

仁美「えぇ、その夢の中の方の特徴をお話ししてる時のお顔がとっても惚気ていましたわ」ホッコリ

さやか「けつろーん!まどかは夢の中の人に恋しちゃうロマンチストー!ツンデレもといデレデレかぁー!」

まどか「……………………わ、わぁああああああーーーーーーーーっ!!!///」ダッ

さやか「おぉう…恥ずかしさのあまりすごい速さで走りだした…」

仁美「まぁ、大変…!思ったよりもゆっくり歩いていたようですわさやかさん、もうこんなお時間!」タッタッタ

さやか「うえぇえええっ!?こんな時間!?ヤバい、ヤバいって、恋話マジおっかないわぁー!」

今日はここまでです。
次は恐らく明日の朝あたり…の予定。保証できんけど
あぁ…早くまどほむちゅっちゅなシーンが書きたい…

ありのまま今日起こったことを話すぜ…
『スレタイでホイホイされたと思ったらにいつの間にか俺がssを書いていた』
な 何を言っているのかわからねーと思うが
俺も何をしたのかわからなかった…

まどほむしなきゃ頭がどうにかなりそうだった…

初めての乗っ取りどころか初めてスレ一つ使う長編ss書くとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ

ほむらちゃんはまどかさんの嫁という俺の強い信念を改めて自覚したぜ…


まどほむちゅっちゅはきっとネクター(キリッ

さやか「やー危なかったわー。まさか恋話で遅刻しそうになるとか考えても見なかったわー」

仁美「朝から全力疾走は案外堪えるものですわね…ドッと疲れてしまいましたわ…」

まどか「えへへ…お話にちょっと夢中になっちゃったね。三人纏めて怒られちゃうところだったよ」

和子(早乙女先生)「はぁーーい、皆さん、席についてくださーい。hr始めますよー?」

まどか「あっ……」

さやか「ん、どったのさまどか」

まどか「いや…先生今日はいい顔してないなーって…」アセ…

さやか「おん?…いつも通りじゃないの?」

仁美「あら…もしかして……」

和子「はいはい、早く席につきましょうね!今日は皆さんに『大事なお話』がありますので心して聞くように!」

さやか「あー…案の定だったか……まどかよく分かったね…」

まどか「え…えへへ…」

キリーーツ!  レイッ  オハヨウゴザマース    チャクセーキ!


和子「さて…まず初めに質問です。目玉焼きとは…固焼きですか?それとも半熟ですか?」

和子「はいっ中沢君!」

中沢「えっ!?えーっと…どっ…どっちでもいいんじゃないかなぁと…?」

和子「その通ーり!どっちでもよろしい!」

和子「たかが卵の焼き加減なんかで、女の魅力が決まると思ったら大間違い!」

和子「女子の皆さんは、くれぐれも半熟じゃなきゃ食べられないとか抜かす男とは交際しないように!」

パキンッ

さやか「あ…安定の先生…泣けるわ…」ボソボソ

まどか「やっぱりダメだったんだ…あぁ…また指導棒が…」ボソボソ

仁美「しっ、お二人とも、聞こえてしまいますわ」ボソボソ

和子「そして、男子の皆さんは…」

さやか「し…指導棒の予備があんなに…って…まさか…」

和子「絶対に卵の焼き加減にケチをつけるような大人にならないことぉッ!!」

ベキバキバキバキンッ

男子「「「ひぃっ!?」」」

まどか「わぁ…先生指導棒まとめて折っちゃった…」

仁美「外は平静を装っていましてもラ●ボー並に怒り狂っていらっしゃるのですね…」ホロリ

さやか「先生マジゴリラ…付き合ってた人の末路が気になるわ…」ガクガクブルブル

和子「……はい!あとそれから、今日は皆さんに転校生を紹介します!」

さやか「何事もなく切り替えたよ!?しかもそっち後回し!?」

まどか「あっ……!?さやかちゃん、教室の外…!外見て…!」

さやか「ん?どうしたのさそんな……えっ…?」

仁美「あら……これはこれは…」

和子「じゃ、暁美さん、いらっしゃい」

ほむら(…………。)カツカツカツ…

ザワッ……ザワザワザワ…

ほむら(…………まどかは……ちゃんといるわね。ひとまず安心したわ…)チラッ


まどか「…え…まさか……夢の中の…あの子…?」ドキドキドキ…

さやか「………う…嘘でしょ…?まどかの言ってた子が…現実にいるだなんて…」

仁美「まどかさんの仰っていた特徴の通りですわね……本当にお美しい方ですわ」

和子「はい、それじゃあ自己紹介いってみましょう!」

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

まどか(間違いない…やっぱりあの子だ……あの子が今目の前に…///)ドクン…ドクン…

さやか「まどか…?…ちょっとまどか…大丈夫?…駄目だ聞こえてない…」アセ…

ほむら(今度こそは…今度こそは貴女を必ず……!)キッ…

まどか「……ッ!(私を見てきた…!)」ドックン

ほむら(…でも…今度……今度と言いながら…私は本当にまどかを……まどかを…)ギュウウウ…

まどか「あ………。」 ド ク ン ッ

まどか(……ほむらちゃん……貴女は…)キリ…

さやか(おろ……まどかの顔付きが…)

仁美(あら…まどかさんのこのお顔は……楽しみですわね…)

和子「えぇと…暁美さん?」

ほむら「はっ…!?…なんでもありません…」

和子「緊張するのも分からなくないわ…調子が良くなかったら保健係の人に言って下さいね?」

ほむら「……いえ、お構いなく…大丈夫ですから」

まどか「…………。」ニコッ

ほむら(………まどか……?)

女子a「ねぇ、暁美さんって前はどこの学校通ってたの?」

ほむら「東京のミッション系の学校よ」

ほむら(いつも通りのやりとりね…はぁ…面倒だわ…)

女子b「それじゃあ前は、部活とかやってた?運動系?文化系?」

ほむら「いえ、やって無かったわ」

ほむら(…もうこれ以上この問答を繰り返したくない……でも…私は…)

女子c「すごいきれいな髪だねー。シャンプーは何を使ってるの?」

さやか「…まどか、あの子で間違いないんだよね?」

まどか「見間違えじゃない、あの子だよ………ほむらちゃん…か」

仁美「暁美さんは不思議な雰囲気を持っていらっしゃる方…ですわね…」

さやか「ちょっと近寄り難い感じはするけど……まどかは分かってるんだよね…?」

まどか「…うん、やっぱりほむらちゃん、夢の時よりすごく弱ってる……このままじゃきっと駄目になっちゃう」

さやか「あのポーカーフェイスからよくそこまで読み取れるなぁ…」

まどか「………。」ガタンッ

仁美「……行ってくるのですね、まどかさん」

まどか「うん、決めていた事だもん。ここは私から行かなきゃ…」

さやか「ひゅ…ヒューッ……頑張ってきなよ、まどか」

仁美「ファイト!ですわ!」

さやか「……出会って間もなくて、まだ話してもいないのに、もう『ほむらちゃん』って呼んじゃってるよまどか」

仁美「きっと強い決心を持っているからでしょうね…いわゆる押せ押せモードって所でしょうか」

さやか「あはは…こうなったらまどかは止められないねー……ま、転校生も頑張れー」

次は夕方あたりに投下の予定
すごく今更だけどオリジナル展開がここから更にモリモリ入ってくるので
原作の雰囲気を大幅に壊されたくない方はブラウザバックした方が精神衛生上、吉です

    back / go on 


segment2 :crucial descision

      ―alternative―

   << behind / lead >>

ほむら(はぁ…毎度貴女達には悪いけどまどかに用があるのよ…)

ほむら「…ごめんなさい。ちょっと気分が優れないの。保健室に行かせて貰いたいのだけれど」

女子a「え?あ、じゃあたしが案内してあげるよ」

女子b「あたしも付いて行ってあげた方がいいかな?」

ほむら「いえ、おかまいなく。係の人にお願い…」

まどか「暁美さん」

ほむら「…!?」

まどか「調子、悪いんだよね?保健室の場所、わかる?」

ほむら「え?いいえ」

ほむら(……この流れ……どこかで…)

まどか「じゃあ案内してあげるね。私、保健係だから」

まどか「皆ごめんね。暁美さん、休み時間には保健室でお薬飲まないといけないんだって」

女子a「えっ…ああ、そうだったんだ…」

女子b「わぁ…ごめんね引き止めちゃってー」

女子c「暁美さんまたあとでね」

ほむら「え、えぇ…」

ほむら(…これは…まどかと一番最初に出会った時の…)

まどか「……『ほむらちゃん』、いこっか」

ほむら(ッ!?)

さやか「よしよし、まどかは転校生を連れ出すのに成功したようだね」

仁美「普段は押しが弱いですけれど、押せ押せモードのまどかさんだったら誰にも敵うものはいませんわ」

さやか「………仁美!」チラッ

仁美「えぇ、分かっておりますわさやかさん」グッ(サムズアップ)

さやか「こちら、サヤーカ。二人の少女の追跡任務を開始する。指示をくれ大佐」

仁美「ご苦労サヤ……ゴホッ…ケホッ…青野さんの声真似は流石に無理ですわ…」

さやか「無茶しやがって…」

仁美「まずは怪しまれないように動きましょう。ヘタに目立つと人が集まってきます」

さやか「オーラーイ、早速このダンボール箱…」

仁美「それはいりませんわさやかさん」


まどか「ほむらちゃんの事情は先生から聞いてるんだ。前、行かせてもらうね?」

ほむら(まどかが前を歩いてる…この時間軸、色々とイレギュラーね…)

まどか「ごめんね?皆悪気はないんだけど、転校生は珍しいからどうにもはしゃいじゃって」

ほむら「気にしてないわ。大丈夫よ」

まどか「やっぱり緊張…はしてないみたいだね

    まぁでも、折角クラスが一緒になったんだから肩の力抜いてくれるといいな

    あ、私は鹿目まどか。まどかって呼んでね、ほむらちゃん」

ほむら「……鹿目まどか…貴女…さっきから私の名前…」

まどか「ん?あ、ごめんね、勝手に下の方で呼んで。ちゃん付けなのも…迷惑だったかな?」

ほむら「…いえ、構わないわよ…下の名前で呼んでもらった方が私としてはいいもの

    貴女が呼びやすいように呼んで頂戴」

まどか「うん、ありがとう。よろしくねほむらちゃん」

ほむら「……えぇ、よろしく、まどか」

ほむら(この時間軸のまどかは随分と積極的だわ………まさか…もう既に契約して…?)

まどか「素敵な名前だよね」

ほむら「?」

まどか「ほむらちゃんの名前。燃え上がるって感じがしてカッコよくて、それでいてとても暖かで、やわらかい感じの響きがすごくいいなぁ…って」

ほむら「………そうでもないわよ。私はこの通りそんな…」

まどか「うぅん、そんなことない。だってほむらちゃんにすごく似合ってるもん。だから私は好きだな…ほむらちゃんの名前」

ほむら「………そう…」

まどか(……そろそろかな…)

キュッ クルッ

まどか「ほむらちゃん。保健室に行く前にね、私、貴女にどうしても伝えたいことがあるの」

ほむら(…保健室への案内の途中でこんな切り出し方されるのは初めてだわ

    ……ここまで来て思ったことは…立場がまた逆転してるじゃない…)

    どういうことなの…?…警戒するに越したことはないわね…

ほむら「……何かしら、まどか」

ほむら(まどかを助けるのに支障が出なければいいのだけれど…さて、どう出るのかしら)

まどか(…周りに誰もいないよね…?)

まどか「すぅ……はぁ………ふっ…!

     あ…………!

ほむら「…………あ?」

まどか「…あ、貴女をお嫁さんにする前提で私と付き合って下さいッ!」

(付き合って下さい 付き合って下さい 付き合って下さい…)

ほむら「………………………は、はいぃ!?」

仁美(キマシむぐぅっ!?)

さやか(仁美、しーっ!しーっ!…まどかさん…それはド直球すぎますわ…)

仁美(さぁ…暁美さんはどう出るのでしょうか…!)hshshshshshshs

さやか(えぇい仁美ちょっとは落ち着けぃ!)

仁美(あぁ、見えますわ!お二人の周りに百合の花々が!花々がぁー!)

さやか(駄目だこの仁美…トランス入っちゃってる…)


ほむら「……一体どういうことか色々と聞きたいわ…」

まどか「どういうことって、そのままの意味だよ。私はほむらちゃんが好き。好きなの。」

ほむら「まどか…転校早々、悪い冗談でからかわ…」

まどか「からかってないよ。ほむらちゃんには私の目が嘘をついてるように見える?」

ほむら(えっ…なに……この…真っ直ぐな……ダメ、直視…できない…)

ほむら「…わからないわよ…そんなこと…」

まどか「うん、そうだよね…それじゃあ」ギュッ

ほむら(…ッ!…手を握られ…)

まどか「詳しい話は夕方の屋上で。来てくれる、ほむらちゃん?」ギュウウッ

ほむら「…か…顔が近いわまどか……分かった…行くわよ…///」

まどか「えへへ…ありがとう。大好きだよ…///」

ほむら「ちょ…ちょっと……///」


さやか(ふぉぉおお!すっごい展開きたぁ!転校生を初日でオとす気だよまどか!うひょぉおおお!)

仁美(屋上ですって…!さやかさん、私、今日はお稽古おサボりしますわ)キリッ

さやか(えっ  なんか仁美さんからすごい発言が…)

仁美(ですから、おサボりしますわ。こうなったら気になってお稽古どころではありませんもの)キリリッ

さやか(oh…)

――保健室――

まどか「ね、ほむらちゃん」

ほむら「何?」

まどか「ほむらちゃんってさ、本当はお薬飲む必要、もう無いんでしょ?」

ほむら「……ッ!?」

まどか「…やっぱり……屋上で私の事を話すけど、私もほむらちゃんの事、知っておきたいな…」

ほむら「気が早いわよまどか…私はまだ貴女の告白にyesとは言ってない…」

まどか「…そっか…えへへ」

ほむら「……ねぇ、まどか、貴女は自分の人生が貴いと思う?家族や友達を、大切にしている?」

まどか「…? うん、大切にしてるよ。家族も友達のみんなも。大好きで、とっても大事な人達だから」

ほむら「本当に?」

まどか「本当。嘘じゃないよ。…それにほむらちゃんも私にとって物凄く大切な人なんだよ?///」

ほむら(この子はどうしてこうも堂々と……///)

ほむら「…そう。もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて絶対に思わないことね」

まどか「えー?ママみたくなろうと頑張ってるんだけどなぁ…どうしてもダメ?」

ほむら「…………いえ、別にダメではない…けど…えーと…あー…」

まどか「えへへ、ごめんね困らせちゃって…うん、間違えた変わり方は絶対にしないよ。約束する」ギュッ

ほむら「……分かったわ……その…気恥ずかしいからいちいち手を握るのは…その…///」

まどか「し、信用して欲しい相手には手を握って真っ直ぐ目を見てやれってママが言ってたからつい…///」

ほむら(いけない、このまどかにはどうにも調子を崩されるわ…

    それにしても…このまどかは…一体どこまで私を知っているの…?

    契約している様子はない…なのに、どうしてここまで私に積極的になってくれるの…?

    なんで最初から私を好きに…いえ、寧ろ何故私を恋愛対象として…

    まどかのお嫁さん…だなんて……ずっと昔に想像したきりだというのに…それが現実に…?)

――教室――

まどか「ただいまぁ、さやかちゃん、仁美ちゃん。」

さやか「おー、おかえりー。どうだったかな転校生への手応えはー?」

仁美「その様子だとまずまず上手くいったというところでしょうか」

まどか「えへへー、どうかなぁー?秘密だよ!」

さやか「うぉう…まどか強気だなぁ……ママ化が急激に進んでない?」

仁美「新婦の暁美さんをお姫様抱っこする新郎まどかさん…キマ…」

まどか・さやか「「……仁美(ちゃん)?」」

仁美「………コホンッ…エホンッ…///(昂りすぎてますわ…平静に…平静に…)」


ほむら(……あの様子だと…美樹さやかと志筑仁美も私の事をある程度知っているということかしら

    ますます分からなくなってきたわ、この時間軸が。果たして上手くいくの…?

    …あと志筑仁美から爆弾発言が聞こえたような…気のせいね、気のせい…)

とりあえずここまで。今日はせめてあと一回ぐらいは投下したい

励ましの言葉ありがとうです。俄然殺る気が湧いてきます

今回の作品は初めての長編な上に本当に手探りでやっている上に原作をベースに
大きく自分のアレンジを加えているので、恐らくものすごい長丁場なものになってしまうと思われます。
冗長になってしまうかもしれませんが、それでもよろしければどうぞ最後までお付き合い頂けますと大変嬉しい限りです
まどほむイチャイチャは要所要所にガンガンねじ込みたいのでほんのちょっと期待してお待ち下さい
…マイナーカプもあるで(ボソ
結末はもう自分の中で定まっているのですが、ちょっとしたネタバレみたいなものを…
この作品の根幹は「スターウォーズ」「忍たま乱太郎」と色々なものからヒントを得ています

数スレ使う規模の長さになったらどうしよう…という不安があるけどなんとかなんべ…多分…

オーケイ…よく気をつけるわ…

さやか「よぃーっす、転校生。あたしは美樹さやか。よろしくー!そんでもってこちらは仁美。志筑仁美。」

仁美「ただ今さやかさんのご紹介に預りました、志筑仁美です。

   私とさやかさん、二人でまどかさんのお友達をさせて頂いてますわ。よろしくお願いします暁美さん」

ほむら「あなた達は…え、えぇ、こちらこそよろしく頼むわ…それで…私になんの用かしら…?」

さやか「ん、いや、考え事してたんならごめん。まぁ…特に用ってのはないけどさ、まどかに保健室案内してもらったんでしょ?

    だからあたしらもせめて挨拶ぐらいしておいた方がいいかなー、って思ってさ。…それに転校生と友達にもなりたいし。」

ほむら「友…達……?」

ほむら(どうする暁美ほむら…ここは素っ気なく返すか、友好的に返すか…

    …向こうからここまで好意的に接してきたのなら友好的にしておいた方が後々面倒が起きないかもしれないわね…

    どの時間軸でも巻き込まれる事が多い美樹さやかと志筑仁美の動向を監視出来るのは大きい…リスクも高いけど…

    …よし、今回は友好的に、で賭けてみましょう……

    ……『今回は』……か……こう考える時点で私は機械的な思考になってしまっているのね…はぁ…)

さやか「おーい転校生?…転校生ってば、大丈夫かー?」

仁美(やっぱり暁美さん、まどかさんの言った通り色々と思い詰めてる様子ですわ…)チラッ

さやか(…まどかに教えて貰わなければ些細な変化が分からないよねぇ

    うーん…こりゃもしかして結構危ない状態かな…?あたしらもまどかにちゃんと協力しないとなぁ…)チラッ

ほむら「はっ…あぁ…ごめんなさい。その、少し戸惑ってしまって。友達を作ったことがあまりないのよ…」

さやか「ん…そっか…じゃあさ、あたしと仁美が『ほむら』の友達2号、3号になるよ。どうかな?」

仁美「えぇ、それがいいですわね。是非とも『ほむらさん』とお友達にならせて頂きたいですわ!」

ほむら「え……えっと…1号は…?」

さやか「えっ?そりゃあまどかでしょ!」

仁美「あら、もうほむらさんとまどかさんのお二人は立派なお友達なのでしょう?」

ほむら「えっ…いや…えっと………そ…そう…ね…///」


さやか(今更ながらかなーり罪悪かーん…)ダラダラダラ…

仁美(えぇ…今更アレを見てしまった以上、こちらは大分気まずいですわー…)タラァー…

ほむら「そういえば…あなた達も私の名前を…」

さやか「だってさ…友達じゃん…?親しい相手には呼び捨てで呼ぶ方が気が楽だし…ね?ほむら?」

仁美「そうですわ。ほむらさんも私達を呼び捨てにして頂いていいんですのよ?だって、もう友達の仲ですもの」

ほむら「……さやか、仁美…」

さやか「そうそ!それでいいんだよほむらー!これからよろしくッ!」(シェイクハンド

仁美「私からも、よろしくですわ」(シェイクハンド

ほむら「………えぇ、よろしく…」


ほむら(なんだかこの時間軸の二人はひどく安心出来る…一体どうしてかしら…

    ……それだけ友達離れした生活…いや、そういう思考になっていたのかもしれないわね…

    でも、この暖かな気持ちを与えてくれる友達を失う日が…ひどく…怖い)

さやか「あのさ、困った時には…あたしらを是非頼って欲しいんだ。

    些細なことでもいいからさ、そうしてくれるとあたしらもそうだけど、きっとまどかも喜ぶから…」

仁美「私達ではどうしようもない事もあるかもしれませんけど…それでも、頼っていただければ精一杯ほむらさんのお力になって差し上げます

   どうか、自分だけでお抱えになったりしないで下さいね?」

ほむら「…どうして二人はそこまで…私に?」

さやか「まぁ…頼り甲斐のある友達っていうのを目指してるから…かな!助けれるなら助けたいのさ!」

仁美「ふふ…まどかさんもきっとほむらさんに頼られることを強く望んでいますわ。」

さやか「まどかはいざという時に本当にあんたの頼りになってくれるよ。あたしと仁美のお墨付きだ!ドンと頼っちゃえェ!」

ほむら(……本当に心強い話ね…二人はここまで私を信頼してくれてるの…?出会ったばかりだというのに…?

    それはまどかもきっと同じ……そうか、私は『友達』をも疑っていたのか……誰かを完全に信じる事もできなくなってたのね私は…)


ほむら「…二人ともありがとう、気持ちだけでも本当に、嬉しい。…そうね、その時は是非お願いするわ。」

ほむら(…友達って…いいわね)

さやか「うんうん、いい返事だッ!しつこいようだけどまどかの事もよろしくしてやってね!」

仁美「えぇ!お二人はとってもお似合いですわー。結婚式にはお呼びむぐぅ!?んむぅーーーっ!むーーー!」

ほむら「えっ!?///」

さやか「あははは、ごめんねほむら。ひ、仁美って妄想癖が激しくって…あははは…それじゃあ、また!」スゴスゴスゴ…

ほむら(……ふふ…この時間軸のまどかとさやかと仁美は本当に変わってるわね…)


さやか「…これでほむらが一人っきりになるのは…避けれたよね?」

仁美「お一人になるのは…本当に寂しいことです。…あのままでしたらきっと、危なかったでしょうね…ほむらさんは」

さやか「さっきので少しやわらかくなってきたようだし…夕方のまどかとの話で上手くいくかな…?」

仁美「えぇ、お二人ならきっと大丈夫ですわ」

さやか「………で、それを影から盗み見るあたしらもいいシュミしてるよねぇ…」

仁美「仕方ないですわ…野暮だと分かっていてもお二人の百合の園は是非見たいものですわ…私のサガがそう言っているのです!」

さやか「あんたは頭の中がいろんな意味でお花畑すぎちゃうんだよ仁美…」

仁美「あら、それだけじゃありませんわ。私はさやかさんと一緒にいるのもとても楽しんでいますのよ?」

さやか「………あはは、あたしも仁美といると退屈はしないかな?だがそこはツッコまないぞー!?突っ込んだら負けな気がする!

    さぁ、行こう仁美!次の授業が始まる前に!まどかー、教室移動するぞー!」

まどか「ふぇ?あれ?移動だっけ!?寝過ごすところだったよぉ!…ほむらちゃん呼んでくる!」

さやか「おーおー呼んでこーい、まどかの将来のよ…」

まどか「…さやかちゃん?」

さやか「…んー?なんでもないよ?ほらほら、呼んできなって!」

ほむら「呼ばれなくても貴女達の会話が丸聞こえよ…そうね…一緒させてもらうわ」

まどか「わぁいほむらちゃんだぁ!」

ほむら「ちょ、まどか…!///」


仁美(………もう…さやかさんったら…鈍感ッ…)ボソリ

今日はここまで。平日は板の名前通り深夜あたりの投下。まぁ…口数が多くてスマンカッタ…

ここまでやっておいて勝手で悪いが
投下はもうやめようと思う…

どう考えても書こうとしてる文章量が膨大すぎるし
個人的には最後まで綺麗に纏めていつの日かどこかで投下したいってのがある

一番は今回のことで自分自身に大きく幻滅したこと…調子に乗って俺ってほんとバカ

わかった、続き書くから!ヘコみやすい俺が、悪かったから!混乱させて、悪かった!

俺が豆腐メンタルなだけに不甲斐ない…
だがもう迷わん、何があろうと完走してやる

――夕方、ショッピングモール・改装地区――

『おや、見滝原地区にもう先に僕がいるなんてね。「僕達」からは一体も僕はいないと聞いたんだけどなぁ』

?「やぁ、また来たのかい…まぁ…ちょっとばかり…ね…それよりも凄いものを発見したんだよ

 これならエネルギー回収はもっと楽になるはずなんだ

 …君には僕との個人ネットに繋げて、『僕達』へのネットを遮断して欲しい。出来るかな?」

『? 別に構わないけど…何か問題でもあるのかい?』

?「これから送る僕の情報は情報量が膨大で複雑すぎて、いざ君がパンクした時に『僕達』に影響が出たら大変だ。

  僕らだけのやりとりだけなら君がパンクしても『僕達』には影響は一切出ないだろう?だから頼むよ」

『あぁ、そういうことか、了解。まずは僕の死体が見つからない場所に先に移動する。それからの送信をお願いするよ』

?「……わかった」

『こちらの準備はいいよ。どうぞ』

?「(今回こそ上手くいくといいんだけど…)…いくよ」

『………なんだいこれは…まさか…君は精神疾aqswdefrgtyhjuikolpーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!』

?「うぅっ…!…これはやっぱり慣れないな…!」

『…………………………。』

qb「………はぁ…今回の『僕』も駄目だったか……」

?「使い魔狩り終わったぞー。どうしたんだよ、そんなシケたツラしちゃってさ」

qb「杏子……お疲れ様

   マミはもうすぐこちらに着くみたいだ

   一足遅かったようだけどね…はぁ…」

杏子「そうかいそうかい……お前は相変わらずスタンドアローンってやつなのかい?」


qb「まぁ…パソコン風に言うならそんなものかな…?

  『僕達』は無数にして個、そして今の僕は一つにして個だからね…

  『僕達』には感情というものを理解はしても、未だに理解しようとする気が無いようなんだ…

   自分の事だから本当にもどかしくてしょうがないよ(イライラ…)

   まったく…不甲斐ない…」

杏子「おいおい、そう思い詰めんなってマミも言ってただろ

   お前のようなインキュベーターってやつが珍しいんだからさ

   焦ったところで結果は出やしねーよ」

qb「ははは、分かってはいるんだけどね…」

?「ごめんなさい、遅くなったわ」ストッ

杏子「やっとかー…マミおせーよ

   使い魔はとっくに潰しちまったぞ?……これでいいんだよな?」

マミ「悪いわね、佐倉さん…貴女の主張を抑えて私の主張を優先させてしまって…」

杏子「あーあーもう言いっこなし言いっこなし

   あの勝負で勝ったのはアンタだし、あんな事聞いちまった後じゃアンタから離れられるわけねーだろ…」

qb「杏子自身も寂しかったんじゃないのかい?」ボソッ

杏子「うるせーこんにゃろーもともとはおめーのせいだろがー」ぐにぃ

qb「ひょ、ひょうふぉ、ふぉふふぁわるふぁっふぁはら!いふぁいはらやえへくれあいふぁい!?」ジタバタ

杏子「何いってんのか分かんねーよこのこの」ぐにぐに

マミ「ふふ…佐倉さん、qbを許してあげて?冗談を言いたい年頃なのよ、きっと」

杏子「はいはい分かったよ…って…お前に年齢なんてあるのか…?」

qb「うーん……  さぁ?考えたこともないや

   そんなことより今日の夕飯は何かな杏子…?」チラッチラッ

杏子「感情が出るようになってからあたし以上に食い意地張るようになったなコイツ…

   しかも味にうるせぇ…」

マミ「でもいい傾向じゃないかしら……数ヶ月前までは弱り切って死にかけてたぐらいだもの」

qb「あー…今でこそ笑い話になるかもしれないけど…あの一ヶ月間は地獄だったなぁ…食べても吐いてしまうし」

杏子「折角メシ食っても胃が受け付けてなかったみたいだからな

   体全体が感情を拒絶してたって感じだったしよ

   ありゃ痛ましいっつーかなんつーか…」

マミ「感情を理解し始めたばかりのqbは殆ど死体のような状態だったわね…」

qb「……ま、色々あったけど今があるからいいんじゃないかな…

   感情というものが大分理解出来てきたし…ようやく罪滅ぼしが出来そうだ…」

杏子「ったく…まだ自分が悪いだとか思ってんのか?バカだなお前は…

   ま、とりあえず家帰ってメシ食って風呂入って寝るぞ寝るぞー、さー帰るぞー」

マミ「ふふ、そうね。今日のお夕飯は私と佐倉さんどちらが作ろうかしら?」

杏子「ばっか、マミアンタ、ケーキや菓子やパスタばっかしか作んねーだろが!あたしが作るに決まってんだろ!」

マミ「あら、酷いわね。私が本気を出せばご飯ぐらい炊けるわよ」

杏子「べっちゃべちゃのご飯じゃおかゆだろーが!?毎度毎度どうすりゃあぁなるよ!?

   とりあえず『今日も』あたしが作る…決定な」

マミ「えー…」

qb「えー、とか言いながらも見滝原ちゃんねるの『俺の嫁の作る飯がマズいスレ』で杏子の料理をひたすら自慢してるのはだr…」

マミ「qb、口は災いのもとってことわざ…知ってる?」チャカッ

qb「ひ…ひいぃ…!ご……ごめんなさい…!」

杏子「ま…マミアンタ……なっ…!……ばっ……!!///

   ……せ…折角…ショッピングモールに来てるんだ、夕飯の材料買って帰るぞ……///」スタスタスタ

マミ「……くす…佐倉さん嬉しそうなの隠してて可愛いわね…qb、いい仕事してるわね」

qb「はぁ……脅すんだか褒めるんだかはっきりしてくれないかなぁ…疲れるよ…」ゲッソリ

~少女買物中~

杏子「…そいや、お前が見つけたっていうとんでもない素質持った奴の話はどうなったよ?」

qb「あぁ…鹿目まどかかい…?

   ……とんでもない量の因果律を持っているのを見て…

   僕『個人』としては彼女には契約してほしくない…というか僕が契約したくないや…」

マミ「やっぱり…最強の魔法少女になるということは…」

qb「うん、間違いなく、史上最悪の魔女になってしまう可能性が高い

   そうなれば見滝原どころか地球自体がおしまいってわけさ…ゾッとする話だよ…」

杏子「本当に笑えねーな……お、牛乳が特売だ。二本買っとこ」

マミ「佐倉さん、向こうでキャベツが2玉で150円だったわ!」

杏子「…あーダメダメ。中身スカスカじゃねーか。多分カスみたいなのしか置いてないから返してこい」

マミ「あら…残念ね…」

qb「二人には緊張感のかけらもないのかいッ!?」ガタタッ

杏子「んまぁ……とりあえずそのまどかって奴に会ってみなきゃ分からないしなぁ…」

マミ「確かに…近い内に接触してみる?」

杏子「いや…そのまどかって奴の周りに魔法少女がいるらしいぞ?不用意に近付くのはマズい」

qb「暁美ほむら…のことだね?…うーん…あの子に関しては分からない事が多すぎてね…

   僕が接触しようにも何をされるか分かったもんじゃないし怖いんだよなぁ

   何より僕が契約した覚えがない子だ…差し詰め、イレギュラーだね…」

マミ「…暁美ほむらさん……今日私の学校に転校してきたあのクールビューティーで不思議な感じの2年生の子かしら…?」

qb「見た感じはそうだね…本当に何を考えてるかよくわからないけど

   大人しそうな子ほど何やらかすか分からないよ…」

杏子「やられる前に真っ先にぶっ潰す……って気も今更起きねーなー…

   あたしも最初意気込んだ時はそんな気持ちだったけど…随分丸くなっちまったもんだ

   ま、でも警戒するに越した事はないな…気をつけろよ、マミ」

マミ「佐倉さんもね…でも警戒しすぎるのもよくないわね」

qb「まぁね…彼女達がどう出てくるのか…要チェックかな…

   もちろん、『僕達』が余計な事をしでかさないようにそちらも入念に見ておくよ」

マミ「えぇ、頼むわね」

杏子「うぉっ!?マミ見ろよ、この鮭…安くて新鮮だぞ!買いだ買い!」ガタッ

マミ「あら本当…!明日のお弁当の分まで買ってもらえるかしら!?」ガタッ

qb「おい…ちょっと……おい…二人とも……おいコラ…」

今日はここまで マミ杏&qb補完 次あたりに屋上でのまどほむ 多分

・小話 お昼休みの屋上編

まどか(ほむらちゃんとお昼ご飯…)ドキドキソワソワ…

ほむら(ま…まどかとお昼ご飯…本当に久し振りだわ…)ドキドキ


さやか(……仁美、この状況…どうよ?)ボソ

仁美(二人のドキマギした感じがたまらないですわぁ…)ボソ

さやか(いやいや、そうじゃなくてさ、居心地が…)ボソボソ

仁美(もう…さやかさんったら、堂々としてればいいんですのよ)ボソボソ

まどか「ん?二人ともコソコソと何話してるのー?」

ほむら「そうね、内緒話とは関心出来ないわね…」

さやか「んぇっ!?いや、別に大したことじゃないよ!うん!」

さやか(なんでここぞという時にこうもコンビネーション組めるのこの二人!?)

仁美「お二人が並んでお昼を取っているお姿がとってもお似合いですね、といったことをお話しておりましたの」

まどか「……えへへぇ…///」ポッ

ほむら「なっ……!そ……そう…///」ボッ

さやか(うわなにこれゲロ甘すぎでしょ……)ボソ

仁美(慣れればどうという事はないはずですわ。さやかさんならきっと大丈夫ですわ)ボソボソ

さやか(これに慣れちゃっていいのー!?ねぇ、それでいいの!?)ワタワタ

まどか「くすくす…変なさやかちゃん…」

ほむら「えぇ、そうね…………///」チラッ

ほむら(まどか……)

まどか「…ん?ほむらちゃんどうかしたの?」

ほむら「い、いえ…別に…」

まどか「あ、もしかして私のとおかず交換してほしいのかな?」

ほむら「えっ…違…」

仁美「あら…ほむらさんのお弁当、和風で整えてあってとっても綺麗ですわ…」

さやか「おー本当だーこりゃすごい…見事に和料理ばっかりだ

    ほむらは健康志向なのかなぁーん?」

ほむら「そ、そういうわけではないわよ…」

ほむら(ずっと前の時間軸でまどかにお弁当の事にツッこまれたからなんて言えないわ…

     そういえばまどかがお弁当を持ってきてくれた時間軸もあったわね……はぁ…)

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「ん?」

まどか「えへへ…あーん」

ほむら「………………えっと…?」

まどか「ほむらちゃんのお弁当…少し食べてみたいな…?私のもあげるから、ね?」

仁美(猛烈アピールキマシタワーーーーー!自分からあげるのではなくてせがむパターン!)

さやか(やっぱりまどかのターンかぁーーー!ドストレートなのが好きだなまどかぁ!)

ほむら「……ッ……ど…どうぞ…///」

まどか「あーん………あむ……」

ほむら「…どうかしら…?」

まどか「…おいしい…とってもおいしいよ!これ、ほむらちゃんが作ったの?」

ほむら「え、えぇ…そうよ…」

まどか「そっか…!じゃあ、また作ってきた時に食べさせて欲しいな…!」パァアア

ほむら(くっ……!…こ、これは卑怯よ…!ずるいわまどか…!)

ほむら「…・・分かった、覚えておくわ…///」

まどか「今度は私の番だね、パパが作ってくれたものだけど…はい、あーん…」

ほむら「…あ、あーん……んむ…」

まどか「…どうかな…?」

ほむら「…美味しいわ…相変わらずまどかのお父様の…」

まどか「…相変わらず…?」

ほむら「い、いいえ!…まどかのお父様のお料理は本当に上手なのね」

まどか「うん!…あ、ほむらちゃんのお料理も負けないぐらいに美味しかったよ

    もっと食べたいぐらいだよ」

ほむら「あ、ありがとう…///」

さやか(ひ…仁美ィ……あたしこの甘すぎる雰囲気を前に失神しそうだよぉ…)ガクガクガク

仁美(日々鍛錬ですわ、さやかさん。ふぅ…ご馳走様でした…)ホクホクホク

仁美(まさかの和風…ですか…一昔前の座敷のある家で暮すお二人…

   割烹着姿のほむらさんがまどかさんとイチャイチャパラダイス……

   ふ……ふふ……ふふふふふふふふふ…!)

仁美「き、キマシタワァーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!」ガタンッ

まどか・ほむら「「!?」」ビクッ

さやか「…あちゃー…仁美のフラストレーションが爆発しちゃった……」

今日はここまでと言ったな、あれは嘘だ。本当に今日はここまで


・補足的短編 「涙の味が…する」

早朝、けたたましく鳴り響く、目覚まし時計の音

意識を覚醒させた私は鬱陶しそうにそれを叩いて静かにさせる

そして、静かになったそれを見やって、針が指しているのが5時半だと確認する

………今日も朝から最悪の気分ね…

随分と酷い夢…またまどかが死ぬ夢を見た…いや、立て続けに毎日そんな悪夢ばかりを見る

一昨日は私とまどかが共に無惨な死に様を晒す、思い出したくもない夢

どうやら私の心は思った以上に疲弊しているらしい

この時間軸に来てから疲労感が半端じゃないように感じる

何より悪夢から目覚めると決まって私の顔に涙が乾いた跡がくっきりと残っているのがその証拠

私は毎日、泣きながら寝ているのね…随分と器用なこと…


今まで必死に抑えつけてきた感情がボロが出始めているのは分かっていた

私の心は今も大きな悲鳴をあげている

擦り切れて、擦り切れて、何度も何度も擦り切れた私の心はもがき苦しみながら必死に渇望しているのだ

まどかの温もりが欲しい、と



まどかの笑顔が欲しい…お願い、一番最初の、あの時ように私に優しく暖かく笑いかけてまどか

そのまま私を、ぎゅって抱き締めてまどか

私はこんなにも汚れてしまったけれど、それを求める事自体とても愚かしい事かもしれないけれど、貴女に目一杯抱き締めて欲しい

貴女の…愛が欲しい…そして私はそれに応えて、貴女に目一杯尽くしたい


魔法少女として魂を輝かせたあの時から、私は貴女に全てを捧げたつもりだった

私は昔の自分と決別をしたんだと思っていた

…それでも結局私は何も変わっていなくて、無力なまま

まどかを助けるどころか苦しめて、毎回悲惨な末路を辿らせるだけのまどかにとって厄病神のような存在に成り果てた私

それでも私は自害もする勇気もなく、必死になって未だ変えられない未来に抗おうともがき続ける惨めな私

…何事もなく平穏なままだったとしたら、貴女の側に居て、一緒に笑って、幸せを分かち合って、本当の思いを伝えたかった

私ね…本当はまどかにお嫁さんとしてもらって欲しかったんだよ?

友達や恋人、越えて、貴女と夫婦の関係になりたかったなって

夫役の貴女がお仕事から帰ってきたのを、私が「おかえりなさい、おつかれさま」って出迎えるの

そして私が作ったご飯をおいしいよ、って貴女は幸せそうに食べてくれる

ご飯の後はダブルソファで一緒に愛を囁き合って、お互いに幸せを噛み締める

一番最初の私はそんなまどかとの未来を思い描いていたわ

…本当を思えば今もそう

同性だとかそういうのは一切関係ない、私が好きになったのは『まどか』、貴女だったから

まどか、貴女が好き

言い尽くせない程に魅力的な貴女にずっとずっと、今も私は恋焦がれ続けてる

…虚ろな目でそんな考えごとをしながら私は昼の弁当のおかずをこしらえている

転校早々、私は惨めな食生活を周囲に晒すわけにもいかないから

私の手元では弱火でくつくつと小さな音を立てながら、煮物が鍋の中で暖められていた

私はそもそも入院期間が長い身だったので、濃い味付けはそれほど好きではない

だから私は味が薄めの料理を好んで作る事が多い

今作っているこの煮物もそれほど塩加減はかなり抑えられている方だ

これを一人前に作れるようになったのは大分前だった気がする…

元々は一番最初の時間軸でまどかと共にまどかのお父様の教義の下、作り始めたものだ

…あの頃は料理することが本当に楽しかったな…

私の料理を食べて喜ぶまどかの顔が見たかったから


しかし今ではそれらの料理も、私が戦う事に体力を付けておくためだけの食べやすい様に調理された食料に過ぎない

それは酷く虚しい栄養を付ける為の生活の一環

既に心から楽しんで料理を作ることも食事を摂る事が出来なくなってきている、感覚が麻痺してしまった私

私は体だけではなく、心までもが人間離れしていっているというのか

…未だに続く長い長い戦いの最中なのだ…そうなっていくのも最早仕方のない事なのかもしれない…

そう、分かっているはずなのに

ぽつりと、煮汁が小さく沸騰している鍋の中へと私の涙腺から溢れ出た塩分の含まれた水が吸い込まれる

ぽつり、ぽつり

止まらない

…おかしいな、止まらない

折角味付けをしたのに、このままだと煮物が塩っぽくなってしまうじゃない

それでも、止まらない

ぽつり、ぽつり、ぽつり

……止まらないよ…



まぁ…いいか、どうせこれは私が食べるのだから…


ほむら「う……うぅ……ぐ…ぅ……まどかぁ……

     …私の料理…貴女にも……食べて欲しいよぉ……ぅうう……うぁぁ…ぁあぁ………!」

(私がまどかへの愛情を込めて料理を作れる日はいつ訪れるんだろう…)



あぁ、嫌だわ…この煮物、お昼に食べたら絶対に涙の味がする…

多分、今日はここまで。これは補足というか回想というべきか。もう少し続くのじゃよ。焦らすのは得意だ

『待てェい!』



現代に生きる人々への新たなる希望がこの界隈には存在する
心に穢れのなき少女同士が互いを思い、慈しみ、
そしていずれ友情をも超え、永遠の愛を誓い合う…

人、それを【百合】という…


時に人は否が応でも仕事をしなければならない時がある
それは後の糧にも繋がるであろう……多分

人、それを【残業】という…


「で、ssをはできてんの?」


『お前達に読ませるssは無い!(まだ出来ていないから)』

思い切って作ってたの全破棄。今から新しく書き直す。待ってたはマジで悪い
頭の部分だけ書いて続きは起きたらガシガシ書いていく

補足的短編 「一目惚れってこういう感覚なんだね…」



最初にほむらちゃんを見た時は狐につままれた、といった感じだった

でも次の瞬間に私が強く感じたのは『とびきり可愛い女の子がやってきた』ということ

皆は口々に綺麗だとか美人だとか言っている中で、私はほむらちゃんに対して『可愛い』と強く感じている

昔から「まどかって感性がちょっと男の子入ってるよね」とかからかわれたりするのは私は好きじゃなかったけれど

あの場面でほむらちゃんに対してそんな事を真っ先に思ったのだからあながち間違いではなかったのかもしれない…

やっぱりママ似になってきてるのかな私…

生まれてこのかた14年ほどの人生にはなるけれど、誰かに胸をときめかせるのは正直初めて

ほむらちゃんを見ているとひどく安堵できるのはどうしてなのかその時はよく分かっていなかった

それが夢で出てきた架空の人かと思ったら現実に現れてしまった不思議な女の子…

ほむらちゃんの第一印象はきっと誰よりも強烈なものとして私の頭に焼き付くのだった

「一目惚れって…こういう感覚…なんだね」

4時限も終わりの頃、前の席に座るほむらちゃんを眺めながら私は誰にも聞こえないような小さな声で独りごちる

ほむらちゃんの一挙一動が私にとってはとても素敵というか、華麗というか、愛らしいというか…

もうなんというか色々とズルい

なんでそんな全部が可愛いのほむらちゃん

ほむらちゃんに一目惚れしないほうがおかしいよこれ…

保健室への案内の際に思い切って告白…寧ろプロポーズ…?してしまったけれど、私はあれで良かったかなぁと思ってる

ほむらちゃんは冗談はよして欲しいとか冷静を装って言っていたけれど、それでもすごく嬉しそうなのが見え隠れしてたんだもの


校内に鳴り響く、授業の終わりを告げるチャイム

私は先生が教室を出たと同時に立ち上がってほむらちゃんの所へと誰よりも早く駆け寄る

残念、ほむらちゃんは渡さないよ

まどか「ね、ほむらちゃん、迷惑じゃなかったら…私とご飯一緒に食べてほしいんだけど…ダメかな?」

ほむら「えっ」

あ、ほむらちゃんやっぱり驚いてるけど声がちょっと嬉しそう

一緒にどうかな?とは決して聞かないよ

そうでもしないとなんらかの理由をつけて一人で行っちゃう気がしたから

だから、私はほむらちゃんを引いてみるんじゃなくて押してみる

それに好きな人と一緒にいたいと思うのは仕方ないよね


まどか「あ、さやかちゃんや仁美ちゃんも一緒だけどいいかな?」

ほむら「…まどか、貴女のその押しを前に断れると思う…?

    …どう答えても何かに託けて強引にでも連れていくつもりでしょ?」

少し困惑した様子で自分の頭を抑えるほむらちゃん…可愛い

私はえへへ、と顔を赤らめて悪戯した子供のように笑ってみせるとほむらちゃんが頬を染めてそっぽを向く

照れ隠しする時のほむらちゃんの顔は本当に可愛い

ほむら「…分かったわ…貴女がそう望むなら一緒させてもらうわ」

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」

ほむらちゃんはかなわないなといった顔で席を立ち上がる

嬉しそうなのはやっぱり隠しきれてないねほむらちゃん

青空の広がる屋上の下、ほむらちゃんの隣をしっかり陣取って

さやかちゃんと仁美ちゃんも交えて私達はお昼を取っていた

二人で隣同士で座るのを恥ずかしがって照れちゃったり

二人で息ぴったりにさやかちゃんと仁美ちゃんに突っ込みを入れたり

仁美ちゃんの「お似合い」だという言葉にまたまた二人で照れちゃったりしたけれど

途中で私は思い切ってほむらちゃんにおかずの交換を提案をしてみた

本当の目的は、ほむらちゃんに「あーん」をしてもらうためだと胸中にしまっておきながら

ほむらちゃんがお箸の下に空いた手で器を作りながら差し出してくる

なんだかほむらちゃんが本当に新妻になったような気がして思わずくらっときてしまう

ぎこちない様子で、顔を赤らめながらあーんと言って箸を差し出してくるほむらちゃんは妙に艶っぽい

なにこれ反則すぎるよ…新婚さんの気持ちがよく分かるような気がする…

そんな随分と浮ついた気持ちで私はほむらちゃんのお箸の先にある煮物を口に収める


おいしい

ものすごくおいしい…

ほむらちゃんに食べさせてもらった、というのもあるかもしれないけれど

それでも、本当においしい…



だけど…この幸せとは別にこの湧き出てくるような気持ちはなんだろう…?

感動とかそういうのじゃなくて…

……悲しい…?

切ない…?

とてもおいしいはずなのに形容しがたいこの奇妙な感覚に私はひどく戸惑う

そもそも食べ物を食べていてこんな気持ちになったことなんて今まであったかな…

…ないよね…


ほむら「……どうかしら?」

ほむらちゃんが心配そうな顔でこちらを伺っている

私はそうしたモヤモヤした思考をひとまず振り払い、感想を述べる

まどか「…おいしい…とってもおいしいよ!これ、ほむらちゃんが作ったの?」

もちろん嘘はついていない

本当にほむらちゃんの料理はおいしかったのだから

その答えにほむらちゃんがふっと安堵したように小さく微笑む

ほむら「え、えぇ…そうよ」

まどか「そっか…!じゃあ、また作ってきた時に食べさせて欲しいな…!」

それは私の率直な気持ち

正直、ほむらちゃんに毎日作ってもらいたいぐらい

そう言うとほんの一瞬

今まで見たこともないような本当に幸せそうな顔を、ほむらちゃんが見せた

見とれてしまう程にとても綺麗で可愛らしい素敵な笑顔

ドキリと胸が大きく高鳴る

こんな素敵な顔を間近で見れるなんて…

あぁ、そうか、そうだったんだ

今はっきりと理解した

そうか、私はこの顔が見たかったんだ

私はこの笑顔を何度も

見たい

守りたい

そして一緒に笑い合いたい

ほむらちゃんが自分を抑える事なく、こうして沢山笑わせてあげたい

だから私はもっと貴女を好きになりたい

貴女はこんなにも可愛い笑顔を私に見せてくれるのだから

その後はほむらちゃんが顔を赤らめながら再び食べさせてくれる事を約束してくれた

こんな嬉しいことはないと思う

それからは私がほむらちゃんに食べさせてあげたりして、ほむらちゃんの可愛さを堪能する

その際にとても気になる事を言いかけていた

私のパパをよく知っているような…そんな感じのこと

聞こうとしたけれど、上手くはぐらかされてしまった

間違いない

恐らく私とほむらちゃんにはなんらかの密接な関係がある…気がする

モヤモヤする部分が多いけれど、ほむらちゃんの言動や仕草の中に私に思うものがあると見て取れる

最初は夢の中で出会った事しかほむらちゃんの情報が無かったけれど

こうして共に一日に過ごす内にパズルのピースが物凄い速度で揃っていくのだから私でも驚きである

だけど、それでもやっぱり決定的なものが足りない

私は現実のほむらちゃんとは面識は一切無かったはず

なのに、どうしてほむらちゃんからはその様子が感じられないのか…?

あたかも、昔から私を知っているような…

…もしかすると、あの夢が鍵…とでもいうの?

魔法のようなものを使って大きな怪物と戦うあのほむらちゃんが…?

…夢と現実を混同してはいけないとは分かっていても、私の予感が何かを告げている

…ほむらちゃんが出てきたあの夢自体が…もしも正夢だったりしたら…?

そうなると、欠けているパズルのピースが大きく揃うことになる

今の弱りきっているほむらちゃんにも繋がってくる

…やっぱり聞いてみよう、あの屋上で

これが本当だとしたら、この世界に魔法みたいなものやあの怪物が本当に存在しているのだとしたら

ほむらちゃんは今もあのとんでもない事に巻き込まれている最中だということ

放課後の私以外はいない教室

ほむらちゃんは先程、屋上へと向かっていった

あとは私が屋上へ行くだけ

整理しきれていない情報が多いけれど、私は大きく決意を固めていた


私はほむらちゃんを苦しみから救い出してみせる

時にはほむらちゃんと一緒に戦うことも辞さない

私は貴女のその笑顔を守りたいのだから

ここまで。心理描写が難しい…整合性無さや矛盾が多くてすまん。風呂敷を広げるのにこうも苦労するとは…

――放課後――


さやか「仁美、まどかが行ったよ」

仁美「えぇ、分かっておりますわ……おサボりする以上、もう引き下がれませんわね

   お受験よりもずっとずっと大事なまどかさんの大勝負を前にお作法なんて退屈なものなどやってられませんわ!」キリッ

さやか「…仁美が不良になっちゃった…もう今日は色々と衝撃的すぎる事が多すぎるよー!天変地異でも起こるんじゃないのコレ!?」

仁美「天変地異よりももっとすごいものが拝めますのよさやかさん、素敵だと思いませんこと…!」キラキラキラ

さやか「あぁ…あんたは幸せそうでなによりだよ…」アセ…

仁美「でも少し後ろめたいのに…ついついしてしまうのが…」

さやか「うんうん、出歯亀根性ついちゃってるよねぇ…お互いにワルだねぇ仁美…」

――夕方の屋上――

ほむら「…私はどうしてここにいるんだろう…

    いつもの調子ならあの誘いに興味ないの一言で強引に断れたはずなのに

    ……この時間軸に来てからもうずっと調子がおかしいわ

    普段の自分を装う事が全然出来なくなってる…

    あのまどかによって仮面を剥がされていくような…

    …もしかしたら私自身の仮面がもう既に限界に来てるだけなんじゃ…」

ゾワッ…


ほむら「……ッッッ…!(ブルブルブルブルッ…

    だ…駄目よ暁美ほむら…私は変わったのよ…!

    昔の自分を捨てて、まどかを守る強い自分になるって決めたじゃない…!

    こんな所で仮面を剥がされてどうするの…!

    ………でもこの仮面をかぶったところで今まで、まどかを救う事は出来たかしら?

    …いいえ…一回も…救えなかった……こんなに繰り返しても…」


ほむら「私…何も変われてない……魂を捧げてでも貴女の為に魔法少女になっても…何も…

     どの時間軸でも結局はまどかに助けられてばかりで…

     最後にはまどかを無駄死させてしまって…

     いくら遠ざけようとどんなにきつく接しても、時にはまどかを騙して嫌われようとしても…

     まどかは本当に優しい子だから、そんな私を心配して、助けようといつもいつも…!

     …………そっか…私…女狐なんだ……まどかを騙し続けて最後は死なせてしまう悪い女…

     ねぇ…こんな女狐を好きになったら駄目だよまどか……貴女を不幸にしてしまう…

     …貴女を好きになる資格も…貴女に好きになってもらう資格も…私にはもうないよぉ…

     自分も化かしきれないこんななにもかもが中途半端な私なんて貴女には…」



「―ちゃん?――むらちゃん?」



ほむら「はっ…!?」

まどか「……ほむらちゃん、ごめんね、待たせちゃって」

ほむら「ま…まどか…来ていたのね…

     ごめんなさい、少し考え事をしていて…」



まどか「…ところで…今の話していたこと……本当…?」

ここまで。書いたり消したりで全然進まん。ほむらちゃんは黒猫よりも黒狐だと思う


『えぇ…?今の話…本当なの…?』


ほむら「あ……ぁ……」


『……ごめん…ほむらちゃんのその話…胡散臭く聞こえちゃうんだ…』


ほむら「ま…まどか…貴女…いつからそこに…」

まどか「え…ついさっきだけど…ほむらちゃん、口に出してたの気付いて…」

ほむら「うぁ……そ…そんな…」



『また…私達を騙そうとしてるんじゃ…ないよね…?』


ほむら「ち……ちが…違う…私そんなつもりじゃ…!」ガタガタガタ…

まどか「ほ、ほむらちゃん…?」


『…行こうよまどか。あたしも転校生が言ってる事、なんだか信用できない』

『うん…現実味が無い以前に…ほむらちゃんが…』


ほむら「違う!私はそんなつもりで貴女を騙したんじゃないッ…!貴女の為を思って…!」ガクガクガク…

まどか「ちょ、ちょっと、ほむらちゃん…!どうしたの!?」



さやか「ね、ねぇ…ちょっとほむらの様子ヤバくない…?」

仁美「どういうことですの…?ほむらさん、恐慌状態に陥ってますわ…」


『ほむらちゃんなんか大嫌い…お願いだからもう二度と近寄らないで…』


ほむら「いやぁああああああああああああっっっ!!!…まどか…ごめんなさい!ごめんなさい…!」ガタガタガタガタ

まどか「っ…!……ほむらちゃん、しっかりして!ねぇ、ほむらちゃん!」ガバッ ユサユサユサッ

ほむら「いや!いやぁ!嫌わないで…貴女に本気で嫌われたらッ!私…私…!」ブルブルブル…

まどか(駄目だ…錯乱しちゃって私の声が聞こえてない…!)



『ま、まどかっ!?』

『ごめんね…ほむらちゃん…貴女の言ってたこと、本当だったね…いっぱい酷い事言って…ごめんね…』

『いやぁッ!逃げて!逃げてまどかぁああああああああああ!』



―――グヂャッ



ほむら(あぁ……そうか…もう私は前の時間軸で仮面…完全に砕けちゃってたんだ…)


ほむら「ごめんなさ……あ…が…………くっ……は……はぁ……か……ひゅ……!」

まどか「…!?…だ、駄目だよ、ほむらちゃん!しっかり息を吸って!」



さやか「おいおいおい、これはマジでヤバいって…行くよ仁美!」

仁美「え、えぇ、このままではいけません…!」


ほむら「ひゅ………ぅ…ぐ……まど………かは……」

まどか「…どうしてこんなことに…ほむらちゃん!ほむらちゃんってば!

   (ほむらちゃんのトラウマを私が抉ってしまったの…!?)」

さやか「まどか!」

仁美「まどかさん!」

まどか「えっ!?二人ともどうしてここに!?」

さやか「話は後!ほむら、しっかり!」

仁美「しっかりほむらさん!…いけませんわ…過呼吸を起こして…」

ほむら「………ゆる………し………っ…………」グタァ…

まどか「ほ、ほむらちゃんッ!?……………き…気絶してる…?」

さやか「…息はしてる……ここに寝かせるのはマズいよね…早く保健室連れて行こうまどか

    あたしも肩を貸すから…」

まどか「う……うん…」

仁美「…ほむらさん…一体何が…」

まどか「…ほむらちゃん…」


――保健室


まどか「……ほむらちゃん、今は大丈夫…ぐっすり眠ってるよ…」

さやか「……そっか…その…ごめんねまどか…二人して盗み聞きしててさ…」

まどか「ううん、いいよ…それに二人がいてくれたおかげですごく助かった…」

仁美「…大変申し訳ないですわ…後でほむらさんにも謝罪しておきます…」

まどか「うん………あの、さ…二人はどう思う…?…今日のほむらちゃんのこと…」

さやか「どうって…転校一日目だってのにこんなになるだなんて…ちょっと尋常じゃない…かな」

仁美「ほむらさん…よほど追い詰められているのですのね…最初のご挨拶の時からあまりご調子がよろしくなかったようですし…」

まどか「お昼の時には嬉しそうにしてたから大丈夫かと思ったのに…

    考えてることを口に出しちゃうほどだと…もしかしてほむらちゃんかなり危ない状態なのかな…」

さやか「まぁ…ほむらは今、精神的に相当参っちゃってるかもね…情緒不安定っていうかさ…」


仁美「…こんな辛そうなほむらさんのお姿を見るのは…胸が締め付けられる思いですわ」

さやか「…ほむらぁ…あんたいったい一人でどんな苦しい思いしてんのさ…?あたしにはわからないよ…」

まどか「………きっと…きっと、ほむらちゃんがこんなに苦しんでるのは…私が原因なんだと思う」

さやか「まどか…?」

まどか「二人はさっきほむらちゃんが言ってたこと、全部聞いてたんだよね…?

     …だとしたら、私が知らず知らずの内にほむらちゃんは私の事ですごく苦しめられているんだよ…」

仁美「そ、そんな…そうご自分を責めないで下さいまどかさん

    …ですが…色々と引っかかる所が多いですしほむらさんが嘘を言ってるようにはとても思えませんが…」


さやか「そうだよねぇ…魔法少女とか繰り返すとか言ってたけどそこらへんがミソっぽいんだよね、どうにも」

まどか「私が見た夢のほむらちゃんもなんだか魔法使いみたいな感じだったから…

    ここまで来ると私の夢もほむらちゃんの言ってた事も本当の可能性が高いってことだよね…?」

仁美「にわかに信じられませんが…現にこうして心に大きな傷をお抱えしているほむらさんがいるとなると…

   最悪、魔法少女であるほむらさんがそうした命掛けの戦いをずっと続けていた、と考えるのが妥当かもしれませんわ」

さやか「だ…だとしたら…まどかの夢に出てきたでっかい化物もこの世にいるってこと…?

    そ、そうだとするといつの日か見滝原に化物が現れて滅茶苦茶にしちゃうってことじゃ…」

まどか「ありえなくない…話だよね……ほむらちゃん…あんなに細い体でそんな無茶をずっと…」


仁美「…私、考えていたのですが…ほむらさんのおっしゃっていた事を拡大解釈しますと…

   もしかしたらむらさんは自力で時間を越える事が出来る方……なんでしょうか」

さやか「えぇぇっ!?…そ…それって空想の世界の話とかじゃないの?

    ほむらがタイムトラベラーとか…それは小説とかの読みすぎだって仁美…」

まどか「いや、でも…仁美ちゃん、その線結構濃いかも…」

さやか「えっ」

仁美「まどかさんも同じ事をお考えになりました?」

まどか「うん、完全に確信は持てないけど…それだとなんだか妙に納得できちゃうというか…」

さやか「うーん…つまりほむらがデロリアンに乗ってタイムトラベルしてきたってこと…?」

仁美「……流石にこの空気でそれはないですわー…」

まどか「さやかちゃん…それはちょっと…」

さやか「ですよねぇ…」


まどか「なんというかな…私達がこうして考えてみても推測の域を出ないよね?

     結局はほむらちゃんに真偽を確かめるしかないんだろうけど…

     少しややこしくなってきてるし軽く話をまとめてみよう?」

仁美「そうですわね…ほむらさんもまだ目を覚まさないようですし…」

さやか「よし、あたしが箇条書きしてみるからさ、まどかの夢の事も思い出せる範囲で細かく教えてくれない?」

まどか「うん、分かった」

――???


ほむら「はぁ……はぁ…どういうことなの…!こんなワルプルギス…今まで見たことがない…!」

ほむら(今までのワルプルギスは私の事は蝿のようにはらっていたというのに…

    今回のこいつは私だけに対して尋常じゃない殺意を向けてくる…!?

    …見た目も随分と禍々しくなって…まるで別物じゃない…

    ひとまずはまどかからは引き離した…けれど…まどか達を一瞬で一蹴したこいつを…

    本当に私一人でどうにか出来るの…!?)

ほむら「はっ…!?(停止ッ…)」ガシャッ

ほむら(溜めの動作に入っているのを視認できてよかったわ…

    あいつの吐き出す火炎弾の速度と威力が異常すぎる…発射と同時に着弾とか冗談じゃない…!

    明らかに私を殺す気だわ…!

    絶望や呪いを纏っているけど、それを上回る別の力と…異常なまでの私への殺意が…)


ほむら(解除ッ…)ガシャコッ


ドガァアアアアアアアアアンッ  パラパラパラパラ…


ほむら「くっ…向こう側のビルが木っ端微塵…!?これじゃ攻撃する暇もないじゃない…!…きゃっ!?(ガァアンッ!)

    咄嗟に盾を構えて正解だったわね…この…!」

ほむら(使い魔の纏わり付き方も本当に執拗すぎるわ…!こんな所で軽機関銃なんて使いたくないけれど…!)


ガチャコッ ズボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッ!


ほむら(使い魔自体の耐久力はあまり変わらないけれど…厄介ね…

    …まどかは大丈夫かしら…まさか…マミとさやか、杏子の三人が開幕で瞬殺されるだなんて…!

    今回のあいつは化物ってレベルじゃ済まない…!

    まどかも相当危ない状態ね…怪我はそれほどでもないけれど…魔力消耗が多くて動けない…)


【1時間前】


qb『おや…君も来たのかい暁美ほむら?彼女達に会うのは避けた方がいいと思うよ

   間違いなく君を敵視しているだろうからね』

ほむら『…………言われなくても分かってるわ』

qb『もうすぐワルプルギスの夜が現れる

   どれだけ総力を集めたとしても勝てる見込みは0だと思うんだけどね…やれやれ』

ほむら『………やってみなければ分からないわよ』

qb『………ん?…なんだいこの…魔力…とは違う……一体なんなんだいこの力は…

   …ッ!?』

ほむら『…あんたが珍しいわね

    さっきから目を白黒させて一体どうしたというの』


qb『…暁美ほむら、君にとって朗報か悪報かどうかは分からないけれど…

   ワルプルギスの夜が何者かの手によって乗っ取られた』

ほむら『!? ど…どういうこと…?』

qb『僕達からの管轄を完全に離れて何者かがワルプルギスの夜を自分のものにした…ということかな

   正直、僕らでも予想外すぎる事態だ…こんな事が出来るなんて一体何者なんだい…?』

ほむら『な……なんですって…』

qb『驚いてる場合じゃないよ 既にそこに現れ……な、なんだいあれは…』

ほむら『うっ……なによあれ…!?……このままではまどか達が危な…』


『『きゃあああああっっっ!』』
『マミぃ!さやかァ!この野郎よくうわぁあああああ!!!』

『いやぁあああああ!!?マミさん!さやかちゃん!?杏子ちゃあん!?』


ほむら『!?』

qb『なんて力だ…ワルプルギスは確かに途方もなく強い…だけどここまでの力を持っているはずが…』

ほむら『まどかァッ!!!』ダッ

qb『遠くで傍観している訳にはいかなくなったようだね暁美ほむら…精々頑張るといいよ

   さて…僕達もどうなることかな…』



まどか『…うっ……く……皆を…皆をよくも……!』

ギリギリギリギリ…バシュウンッ

まどか『うぐぅぅうう……!…こんなに本気で撃ちこんでるのに使い魔の壁で防がれちゃう…!

    ソウルジェムの濁りもすごい早い…グリーフシードも…数が……くぅっ…』

ほむら『まどか!!!』

まどか『……ほむらちゃん…今更何を…会いたくないって言…』

ほむら『そんなこと言ってる場合じゃないでしょう…!私が引きつけている間に貴女は彼女達に手当を!』


ほむら(まどかからワルプルギスを引き離さないと…!)


ズドンッ ドガァアアアアッ


ほむら『ワルプルギス、私が相手よ!来なさい!』




まどか『…………手当てって言ったって…

     こんなに酷い事になっちゃった皆をどうやって助ければいいの…ぅ……うぅ…』


【現在】

ほむら(………三人は…完全に即死だったわ……ごめんなさいまどか…無茶を言ってごめんなさい…

     マミもさやかも杏子も…助けられなくてごめんなさい…

     ………ワルプルギスは三人には攻撃をして…どうしてまどかに攻撃を加えようとしなかったの…?

     そして今は…私をすぐには殺さず…まるでいたぶるように執拗に攻撃をしてきている…どういうこと…)



ほむら「まさか……最初からあいつが狙っていたのは…私……!

     私をなぶり殺しにしようというの…!?」ゾク…


まどか「……ごめんね皆…私一人じゃ……ワルプルギスをどうしようもないよ…

    …ほむらちゃんは…こうなる事を知って……

    私…前から…そしてさっきも…ずっと酷い事をほむらちゃんに言って……

    …嘘をついて…嫌われてでも私やさやかちゃんを戦いに巻き込まないようにしたかったんだね…

    ごめんなさい……ごめんなさいほむらちゃん…… 

    ママ…私…いい子なんかじゃない……酷い子だよ……うぅぅ……う……」



まどか「………行かなくちゃ…行かなくちゃ……ほむらちゃんが…このままじゃ…死んじゃう…」ズル…


ズリ…ズリ……


???「…人間の時にはあれほど手を焼いたワルプルギスがこうもあっさり手中に収まるだなんて呆気ないものね

      今ではこうしてあの憎きワルプルギスを…こうして私の意のままに出来る…」

??「ねぇ……やめようよ…こんなことしても……こんなことしても誰も幸せになれないよ…」

???「いいえ、貴女が幸せになれるわ

     私は貴女が幸せになればそれでいいのよ

     それに…あの私は…私の汚点……だから、私はあの私…いえ、あの女狐を私が消す」

??「そ…そんな…だって……あそこにいる子は貴方とまったく同じ…昔のほむらちゃんなんだよ…?」


???「えぇ、そうね

     だからこそ、あの女狐は私にとって目障りなのよ」

??「わからない…分からないよ…どうしてそこまで昔の自分を否定しようとするの…?」

ほむら?「……私は死際に自分自身を強く恨んだわ…

      どこまでいっても弱くて情けなかった自分が、憎くて憎くて…殺してやりたいぐらいに

      そうして私はこんな魔法少女とも魔女とも人間とも言えない存在に変わって…

      あの過去の私を殺す為に私は今、ここにいる

      今まではずっと傍観をしていたけれど…今回の時間軸で私を殺す頃合いかと思った

      ただ、それだけのことよ」

ほむら?(あの女狐が幸せになる……?死なせてきたまどかを差し置いて…?

       ……ふざけるんじゃないわよ…『私』はね、まどかに幸せを捧げるべき存在なのよ…

       散々罪を犯してきた『私』が今更幸せになっていいわけがないでしょう…?)

ここまで。グロ苦手な人がいたら一応言っておいてくれると修正出来て助かる
(いつか投下するマギカ・プリキュア!なんてssを書いてたら遅れたなんて言えねぇ…)

ゴキンッ ベキボギンッ

ほむら「あぁぁ…!うぁぁぁあああああッ…!!!」

ほむら(み…右腕がやられたッ…

    折れた箇所の回復も痛覚を消す余裕も無い…このまま行くしか…)ブラッ…


ズドドドドッ ドンッ


ほむら「敵弾ッ…!? しまった避けられ…」


ドガガガガッ ドガァッ


ほむら「きゃああああああああああ!」


ドゴォンッ パラパラパラ…


ほむら「ぐっ……ふ………ごほっ……大分…揺さぶられた…わね………いっ…つ…!」

ほむら(火器や弾は十分にあるけど…使える隙が殆ど無い…

    右腕も両足もこれじゃ使い物にならない…

    …出血も大分…酷いわ……失血で体の震えが大きくなってきてる…

    おかげで痛みが分からなくなってきてるけど…よくない状況…よね…)

ほむら「…でも……ここで…死ぬわけには……いかないのよ…(グググ…)

    
ドスッ ドスドスドスッ


ほむら「………ゴホ……腹部を…貫通したようね…これでも致命傷…ではないわ…ゴホッ…ゴホゴボッ…」ボタッ ボタタタッ

ほむら(…左腕だけは無事ね…グリーフシードはあと2つ……まだ…まだ終われない…)


ほむら「…?……なっ…!ビルをこちらに叩きつけようとしているの…!?

    くっ…とどめという訳ね……(停止ッ…)

    ……右腕が…上がらない………こんなこっぴどくやられてたのね…」

ほむら(回復も間に合わない…動こうにも立っているだけで精一杯…回避行動も無理ね…

    あぁ…詰み手ということか…

    ……まどか……ごめんなさい…私…結局貴女を助けられなかった…

    貴女を沢山傷つけて、死なせておきながら…私は死んで逃げるなんて…本当に汚い女ね私……)

ほむら「………まどか…」ポロ…

「ほむらちゃん…貴女は生きて」



ドンッ


ほむら(………えっ?背中から…)


ヨロッ…


ほむら「ま まどかッ…!?まどかぁーーーっ!!!」


まどか「ごめんね…ほむらちゃん…」


グラッ……

ほむら(お、落ちる…!)


まどか「貴女の言ってたこと、全部本当だったね…ほむらちゃんのこと、信じられなくて…ごめんね…」    

ほむら(そ、そんな……!ここで落ち…)


ゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオ………



「私を守ろうとしてくれてありがとう…ほむらちゃん」




ほむら(いや…!離れないで…!落ちたくない!落ちたくない!落ちたくない!)


ほむら「いやぁッ!逃げて!逃げてまどかぁああああああああああ!」



ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ ガラガラガラガラガラ…


黒狐ほむら(以下黒ほむ)「……本当に私に害しか与えない魔女ね…忌々しい…非常に不愉快だわ…(ギリ…ギリギリギリ…)

黒ほむ「よりによってあの女狐ではなくてまどかを殺してしまうだなんて……ワルプルギスの夜…跡形もなく消してやる…」ヂャカッ

ズドズドズドズドズドズドンッ!


 ボッ


黒ほむ「………ふん…紙屑のように吹き飛んだわ…絶望と呪いぐらいは頂いて有効活用してあげる…」

??「う…うぅぅ……ひっく……こんなの…あんまりだよぉ……お願い…もうやめてよほむらちゃん…」

黒ほむ「…ごめんなさい、まどか…こんな辛い思いばかりさせて…(ギュウウウ…)

     全ては死んでいった貴女達を救う為、そしてそんな貴女達を幸せにする為にこうしているの…

     でもこんな苦しみも…次で終わらせるわ」

黒まどか(以下黒まど)「…ほ…ほむらちゃん…一体…何を……」

黒ほむ「次の時間軸で…私自らがあの女狐を、最後の日に縊り殺して食らうわ

     弱りに弱って自暴自棄になっているでしょうあの女狐をね…

     自分への呪いから負の塊のようなものに成り果てた私が自分自身を食らうとか滑稽すぎてお似合いだわ

     …あの女狐の肉と血、一滴も残さず…肉は少ないけど食べ応えはありそうね…」

黒まど「そんな……やめて…!もうあのほむらちゃんに酷い事しないでよほむらちゃん!ねぇ…!」ユサユサ…

黒ほむ「大丈夫よまどか…あの女狐も私の血肉となって一つになればもう酷い事をせずに済むわ

     そして全てが終わったら…貴女と、貴女の中に眠るまどか達の為の楽園を一緒に作りましょう?

     私はね…貴女が幸せになれるなら…それはとてもとても嬉しいの…

     あぁ…私だけの愛しいまどか…まどか……まどかぁ……ふふ…ふふふ…まどか…

     あはははは…!あは…!うふふ……あっはははははははァ…!」

黒まど(あぁ…やっぱりほむらちゃんは…どうしようもないぐらいに壊れちゃっているんだ…

     私の声が全然届いていないよ…

     あの大人しくて可愛らしかった眼鏡のほむらちゃんが…私のせいで…こんなことに…

     私は…私はどうすれば…一体どうすればいいの…?)ジワ…ポロポロポロ…


――ズル……ズル……

ほむら「はぁ……は……まどか…もうすぐよ…

    さぁ…帰りましょう…貴女が眠るのはあんな瓦礫の中じゃない…

    せめて貴女は……貴女が帰るべき場所に…」

まどか「………」

ほむら(まどか…貴女の亡骸は何度肩に乗せても…軽いわ…)


―ズル……ズル…

ズキッ

ほむら(ぐっ………もう少し持って頂戴…私の両足……)




ほむら「………今回は形が大分残ってる……まどかの部屋は無事…でしょうね…」


ガチャ…


ほむら「…まどか、貴女の家よ…帰ってきたのよ…?

    ………お邪魔…するわね…」

まどか「………」

ほむら(リビングは…そこまで荒れてない…多少物が散乱している程度か…

    …こんなに綺麗に残っている事は珍しいわね…)

ほむら「まどか……二階まで行くわ……もうちょっとだから頑張りましょう…?」

まどか「………」




キィ……

ほむら「……ほら…貴女の部屋に着いたわ………寝かせるわね…」

まどか「………」


スッ……フワッ…



まどか「………」

ほむら「…………まどか…」ナデナデナデ…


――あれから…目を覚ました私は…荒廃した見滝原の中で

満足に動かせない右腕は使わず、左腕だけで何時間も掛けて私はまどかを探し出した

あの瓦礫の山中で、まどかの体は奇跡的にもかなり綺麗な状態で見つかった

瓦礫の大分上の方で見つかったので大きく潰されることはなかったのだろう…

唯一の頼みのソウルジェムは…まどかの胸元で砕けていたけれど……


さやかちゃんと仁美ちゃんとの保健室での会話の中で私はふと…

自分の中でまた別の何かが生まれる予感を感じた

自分であるのだけれど、自分とは少し違う自分…

何かをきっかけに自分に自信を持ち、そして何かを成そうとした自分

とある人と出会ったことをきっかけにその人に対して強い感情が生まれた自分

自分の最期を前にその人と交わした誓い、約束を守れることなく力尽き、その人の元に戻る事が叶わなかった自分

ここにいる私とは別物の自分が私の中で出掛かっている

ただし、その自分のピースは大事な箇所が未だ見つからない

顔の部分だけが大きく空間が出来てしまっている

…この自分は一体どんな表情をしているんだろう…



『……もどら…いと……まって…ほ………ゃ……の…と…ろ…

 …あんし…させ…きゃ………わたし……………むらちゃ………』


――保健室

まどか「………」

仁美「………」

さやか「…あの…さ…二人とも話が終わってからずっと表情が険しいけど…大丈夫?」

まどか「…うん……」

仁美「大丈夫ですわ…あの、まどかさん…もしかしたら…私達は……」

まどか「…仁美ちゃんも思うところが…何かあるの?」

仁美「えぇ…出来ればこれが本当でない事を願いたいのですが…」

まどか「…うぅん、仁美ちゃんも私と同じ事を思ってるんだったらそれはきっと本当なんだよ」

仁美「…そんな…」

さやか「ねぇ、二人ともさっきから一体何を言ってるのさ…話が読めないんだけど…?」

まどか「さやかちゃんは…こう…感じないの…?」

さやか「? 感じるって何を?」

仁美「…前世の記憶みたいなもの…が蘇るような感覚ですわ…」

さやか「えっ…そ、それって…」


まどか「前世の記憶…というにはちょっと語弊があるけど…大体そうかな…?」

仁美「過去の記憶や未来の記憶…というにも少し違いますからね…

    表現が難しいですが、恐らく今の私達の中には膨大な『体験したはずのない』記憶が眠っているのですわ

    随分と不思議な話ですけどね…」

まどか「その…本当にさやかちゃんは何か思い出したりとかしてないの?」

さやか「……ごめん、あたし…とぼけようとしてたよ……ただ思い出した内容が…ちょっと…

     そうだよね…このこともちゃんと向かい合わないと…逃げちゃ駄目だよね…」

まどか「あっ……」

仁美「……………す、すいません…無理にはお聞きしない方が良さそうですね…

   …その…さやかさん………ごめんなさい…」

さやか「はは、なんで仁美が謝るのさ……(そっか、仁美も…思い出しちゃってるのか…)」


仁美「…………」

さやか「まぁま、そんな悲しそうな顔しないでよ…

    それに今のあたし達には…関係の無いことっしょ?

    ほら、仁美とは中学に上がりたての時に…ダブル玉砕しちゃった仲でもあるじゃん?

    あたしだってもう今は踏ん切りはついてるしさ、あたしと仁美が思い出したからって互いにギスギスする必要も無いんだって」

仁美「さやかさん…私は…私は…

   …ごめんなさい、まどかさん…少し席を外しますわ…さやかさんをお借りします(グイッ)

   ……ほむらさんの事、よろしくお願いしますね」

まどか「あ、うん…分かった、任せて」

さやか「へっ?あれ…仁美ぃ?」ズリズリ…



カラカラカラ…パタンッ



まどか「……仁美ちゃん、ファイト」


――廊下

スタスタスタ…

さやか「えっ えっ?ちょ、仁美?も、もしかして怒ってる…?」ズリズリ

仁美「…いいえ…そうではありません…

   どちらかというと…やっと本心からのをお伝えする覚悟が出来ただけです…

   これが生涯で『一度目』の玉砕になるかもしれませんわね…」

さやか「か…覚悟…玉砕…?…いやいや、仁美さっきからいったい何を言って…」



バンッ


さやか「わっ…!?」

仁美「………さやかさん」ジリ…

さやか「…ちょ……ちょっと…何をするつもりなのさ…(ビクッ…)

    こんなところまで連れだして……あたしを…ひゃあぅ!?」

仁美「………」ギュ…

さやか「……ひ…ひと…み…?(え…あたし…仁美に…)」

仁美「……………ました」

さやか「な…何…?」


仁美「私…ずっとずっと前から…貴女をお慕いして参りました…さやかさん…」ギュウウウウ…



さやか「え……」

仁美「貴女を誰にも渡したくない…それが私の本心…

    過去の私もずっと同じ、貴女を一途に思い続けてましたの

    貴女がこちらに向いてくれるのでしたら、他のお方に『告白のフリ』をすることだって躊躇いませんわ

    私はさやかさんを上条さんにお渡しする気なんて最初から無いのですから…

    ですが、そうした過去の私の行動で貴女を知らず知らずの内に不幸にしてしまっていたと思いますと…私は…

    私はもう二度と過ちを犯す訳にはいきませんの…   

    …ですから、貴女に気付かせるには…こうして直球でいくしかないと思ったのです…

    こんな強引な形で申し訳ありませんが…私、もう抑えられませんの

    どうか、お許しくださいさやかさん…」

さやか「う…うそ……わ…仁美……顔…近…ん……む…」


――保健室

まどか「……二人っきりだね…ほむらちゃん…(ナデナデナデ…)

     …なんだかね、この光景が…すごく懐かしいんだ…

     この保健室が、貴女との思い出の場所…そんな気がして仕方ないの

     出掛かっているものがなかなか出ないのってこんなにじれったいものなんだね…

     これはきっと、私にもほむらちゃんにも、本当に本当に大事な記憶だと思う…

     …ほむらちゃんの寝顔を見ていると、思い出せそうな気がしたんだけどなぁ…」

ほむら「…すぅ……すぅ…」

まどか「………ごめんねほむらちゃん…貴女の返事を待たずにこれから貴女に…

    キス…するからね

    貴女への好きが止まらなくて、私…もう我慢出来ない……

    キスをきっかけに何か思い出せるかもしれない…なんてのは詭弁…かな?

    でもほむらちゃんはこんなにも可愛い眠り姫様なんだもの

    私はほむらちゃんの王子様になりたい…

    ………いくよ…」




――ね…ねぇ…逃げよう……逃げようよ!…ここで逃げても…誰も、鹿目さんを恨まないよ…


まどか「…ほむらちゃん…私は貴女と……友達になれて嬉しかったよ

    貴女が魔女に襲われた時に間に合って…今でもね、それが自慢なんだ」

    だから、私は魔法少女になって、本当によかったって…そう思う」

ほむら「か…鹿目さん…」

まどか「…さようなら…ほむらちゃん。どうか、元気で…」

ほむら「行かないで…行かないで…………ま、まどか…!!」

まどか「ッ……」ピクッ


ほむら「まどか…お願いだから…さようならなんて言わないで……

    まどかがいなくなったら……私は……!

    …待ってるから…まどかが生きて戻ってくるの……私、信じて待っているから…!」

まどか「……ごめんね、ほむらちゃん…そうだったね…『死ぬ気』で行った所でワルプルギスには勝てないよね…」

ほむら「……まどか…?」

まどか「…名前で呼んでくれてありがとうほむらちゃん…

     私がいなくなったら助けを求めるほむらちゃんを誰が守るの…私のバカ…!

     そうだね…私の大好きな『友達』を一人、置いていく訳にはいかないよね…

     …そう、ここは『死ぬ気』じゃなくて『生きる気』で行かないと…!

     私……必ず戻ってくるから…!

     …戻ってきたらさ、ほむらちゃんに伝えたいことがあるんだ…

     ほむらちゃんと皆は…私が守り通してみせる…!

     …だから…どうか、私を信じて…待っていて…!」

ちと待ってくれまた難航してる

ほむら「……ん………んん…」ピクッ

ほむら「……んぅ……?」パチッ

まどか「そうか…そうだったんだ…」

ほむら「……んぅ……?」パチッ

ほむら「…え…まどか…?どうして貴女が…ここはどこ…?う…頭が…」

まどか「目を覚ましたんだねほむらちゃん…

    ……うーん、そうだなぁ…ここは…

    私とほむらちゃんにとって…『思い出の場所』…かな…?えへへ」

ほむら(…見渡す限り天井もカーテンも寝ているベッドも白…ここは保健室……?

    ………ちょっと待って…まどかは今、なんて?)

ほむら「あの…まど…」

まどか「ほむらちゃん、さっき過呼吸起こして気を失っちゃったんだけど…

    大丈夫?どこか痛いところはない?」

ほむら「…そう…私は……気を失ってしまってたのね…

     えぇ、大丈夫よ…どこも痛くないわ」


まどか「よかった…とても苦しそうだったからすごく心配したんだよ…」

ほむら(あれは…夢だったのか……一時間…眠っていたのね

     短い時間の間に2つの過去の夢を見るだなんて…

    …私にとっては両方とも悪夢…まどかにとっては悪夢どころか地獄だったわ…)

まどか「ね、ほむらちゃん」

ほむら「…何かしら…」

まどか「やっぱり、顔色悪いね…ごめんね、私の不注意でほむらちゃんに辛い事思い出させちゃって」

ほむら「いえ…謝るのはこちらの方よ…あんな醜態を見せてしまってごめんなさい…」

まどか「そんなことないよ……ほむらちゃんはさ、ここに来るまでに沢山沢山、辛い思いをしてきたんだよね」

ほむら「……まぁ…そう…ね……でも私よりも貴女の方がずっと辛い思いをしていたと思うけれど…」

まどか「…それは私には…とても話せない事ばかりなのかな…?」

ほむら「……さっきの屋上での私の独り言の通りよ…覚えてる…?」

まどか「うん…ほむらちゃんが魔法少女というものをやっていることも

    私と何度も出会う事を繰り返してるってこととかも全部聞いちゃったよ…」


ほむら「そう…私は気が遠くなるぐらいに貴女との出会いをやり直そうとしてる…

    それと同じだけ…貴女が死ぬ姿を見ているわ

    貴女を守ろうとして、貴女を幸せにしたくて…

    私は一ヶ月間を何度も繰り返してるの」

まどか「………」

ほむら「もちろん、まどかを囲む人達も助けられれば尚良いと思っていたわ

    ……でも、私が関わると必ず…必ず、誰かが犠牲になっていたの…

    その度に涙する貴女に私はかける言葉なんて見つからなかったわ…

    だって、私が殺したようなものだもの

    まどかだってそう…貴女を殺してしまう原因はいつも私…

    私が余計なことをしたばかりに、事態が悪化して…そして……その繰り返し…

    結局、私のエゴが沢山のまどかとまどかの大切な人達を殺してしまった…」

まどか「ほむらちゃん…」


ほむら「…ねぇまどか…私がやってきた事って…一体なんだったのかしら…

    こんな…私の存在自体がまどかの命を弄ぶのなら…いっそ…私なんて生まれなかった方が…」

まどか「…ほむらちゃん、ちょっと手を貸して」グイッ

ほむら「ちょ、ちょっと…何を…」

まどか「……ほむらちゃんソウルジェム、すごく濁ってる…浄化するの忘れてたんだね…」

ほむら「えっ」

まどか「グリーフシード借りるね…ほむらちゃんのポケットの中かな?(ゴソゴソ)」

ほむら「ま、まどか…どうしてあなたが…そんな…ソウルジェムやグリーフシードのことを知って…?」

まどか「…………あった…浄化、しておくね…」シュウウウウ…

ほむら「……質問に答えてまどか…」


まどか「……私の中に沢山の私の記憶が眠っている…なんて言ったら信じてくれる?」

ほむら「…………ここまで来て未だに信じないわけにはいかないでしょう…

     そうか…この時間軸の貴女が妙に察しが良かったのはきっとそれがあったからなのね…」

まどか「…それとね、私、ほむらちゃんとの大事な約束も…思い出す事が出来たんだよ」


ギュウッ…


ほむら「っ…!(ビクッ)」

まどか「ほむらちゃん、ただいま」

ほむら「ッッッ…!?

    …あ…貴女は…まさか……『あの』まどかのことも…?」


まどか「…そうだよ…ほむらちゃん…

    …ほむらちゃんと一番最初に出会った『私』も…私の中にいるの

    なんだかとっても不思議な気持ちだけど…言い表すならそんな感じかな…?」

ほむら「で…でもそんな事……奇跡でもなければ…」

まどか「奇跡はあったんだよ、ほむらちゃん

    現にこうして、私はほむらちゃんとまた会う事が出来たんだよ…!

    ちゃんと覚えてる…ほむらちゃんと一緒に過ごした日常を…

    私と一緒にいる事がなにより嬉しいって…ほむらちゃんが言ってくれたあの日常が

    私の中で…蘇ってるんだ

    私ね…あの時はすごく嬉しかったんだよ

    私の『ずっと一緒にいたい』と思っていたほむらちゃんが、言ってくれたのが…

    もっと嬉しかったのがね…ほむらちゃんが私の事を好きだって言ってくれたことなんだ…」

ほむら「えっ……私…最初の貴女にそんなこと言って…」


まどか「ううん、最初の私じゃなくて…今の私だよ

    『貴女を好きなる資格なんて無い』ってほむらちゃんは言ってたでしょ…?

    ほむらちゃんがここに来るまで、ずっとずっと私を想ってくれていた事が…

    ほむらちゃんの想いをあんな形で聞いちゃったわけだけど…それでも、私はすごく嬉しかった

    えへへ……私達…両想いだったんだね…ほむらちゃん…

    一番最初の私もね、転校してきたほむらちゃんに私、一目惚れしちゃってたんだよ…?

    ほむらちゃんみたいなこんなに可愛い女の子…好きにならない方がおかしいもん」スリスリ…

ほむら「………ほ…本当…に……?…本当…なの…?

    わ…私…保健室に貴女に案内された時から……ずっと……貴女を…ずっと……」ポロ…    

まどか「…ごめんね…戻ってくるの、すっかり遅くなっちゃったね…

    ずっとずっと一人で頑張ってきて…すごく辛かったよね…

    最後の時に…ほむらちゃんの約束を守れなくて…ごめんね

    私のせいで…ほむらちゃんを今もこんなに苦しめちゃって…本当にごめん…」ギュ…

ほむら「ッッッ………まど…まどかぁ……」ポロポロポロ…


まどか「…だから…私は…」

キシッ…

ほむら「あ…」トサッ

ほむら(まどかの…顔が…近い……)トクントクン

まどか「ほむらちゃんの失ってしまった時間を…埋め合わせしたい

    ほむらちゃんを満たしてあげたい…幸せにしたい

    苦楽を共に分かち合ってずっと寄り添って生きていきたい

    ほむらちゃんは自分を責めるけど…元を辿れば私が元凶なんだ…

    だから、私はけじめをつけて責任を取らないといけない

    ほむらちゃんにこれ以上悲しい思いをさせない為にも…」

ほむら「で…でも…それでも貴女の責任ではないわ…私が勝手にやったことなんだもの…」

まどか「…一緒に…支えあってみる…?」


ほむら「え…?」

まどか「お互いに譲れないんだったらさ、一緒に支え合おうよ…

    それじゃあ……駄目かな…?」

ほむら「……………それは…」

まどか「………ねえ、ほむらちゃん…」

ほむら「……何…?」

まどか「…私が今から何しようとしてるか…分かる…?」

ほむら「………その…もしかして…」

まどか「誓いの…キス…だよ

    実はさっきね、ほむらちゃんが眠っている前に……キス…しちゃったんだ…」

ほむら「……えっ……///」

まどか「ほむらちゃんが眠り姫様で、私が王子様の…目覚めのキスを…ちょっと…」

ほむら「……ま…まどか……私はま…まだ…///」

まどか「えへへ…ごめんね、ファーストキスがほむらちゃんが寝ている時で…

    でも…今度は合意の上で…ほむらちゃんと…キスをしたい」


ほむら「まどか…貴女、私の事と自分のしたい事が色々とごちゃ混ぜになってきていない…?」

まどか「……それだけほむらちゃんへの好きが収まらないってことだよ

    正直ね、ほむらちゃんを前にして自分を抑える余裕がもうほとんどないんだ…」

ほむら「…隠す気もないのね…

    ………でも…まどかは…本当に私で……私で…いいの……?」

まどか「……ほむらちゃんがどれだけ時が経っても私を好きでいてくれた事がすごく嬉しかった

     私がほむらちゃんを一番に好きになれた事が本当によかったと思う

     …なによりこの世に生まれてきてくれてありがとう…ほむらちゃん

     私、ほむらちゃんと出会えた事が…最高の幸せなの

     だから…この幸せをどうか…ずっと貴女の傍で感じさせて…

     そして…私も貴女に幸せを…命が尽きるその時まで捧げさせて

     私はほむらちゃん…貴女じゃないと駄目なの

     だから…生まれないほうがよかった、なんて口が裂けても言わないで…

     …私は貴方と共に、生き続けたいから

     最後に……もう一度…私のお姫様になって頂けませんか?」


ほむら「………もう何を言っても今のまどかじゃ引きそうにないわよね…私も決めた…」

    あのね…まどか…気持ちは嬉しいのだけれど…私はお姫様なんて大層なものは求めてない…」

まどか「……それって……」

ほむら「もっと……一般的な…その…」

まどか「…じゃあ、回りくどい事を言うのはやめるね……

    ほむらちゃん…私の…お嫁さんに…なってくれませんか?」

ほむら「…もう自分を偽らないで…素直な気持ちで言ってもいいんだよね…」ジワ…

まどか「うん、いいんだよ…ほむらちゃんの望むことを、言って欲しいな…」

ほむら「……まどかが望むなら…喜んで…(ギュッ…)

     …まどかぁ…すきなのぉ…すきぃ……」ポロポロポロ…

まどか「…ほむらちゃん…嬉しいよ……ん……」

ほむら「ん……」

まどか「……ぷぁ……ほむらちゃ…」

ほむら「まど……かぁ……んんん……もっとぉ……んちゅ…」


ほむらちゃんの口内の奥深くまで舌を入れて私は執拗に、隅々まで舐る

既に私とほむらちゃんの唾液は混ざり合って、私の口内でもとろとろに粘着を帯びているのが分かった

私は無我夢中でほむらちゃんを満たしてあげたいという気持ちでひたすらに貪る

ただのキスのはずなのに、激しく高揚してお互いに更に深く繋がろうと強く求め合う

そう思うと計り知れない恥ずかしさと共にほむらちゃんに更に愛情を注ぎ込みたいという衝動に駆られる

ほむらちゃんもそれに応えるように必死に私の制服を掴みながら飢えた愛情を求めて受け入れている

そんなほむらちゃんに私の理性はとっくに振り切れて、欲望を爆発させていた

友達とかお付き合いとかそんなプロセスを通り越し直球でプロポーズを恥ずかしげもなくした私にも原因はあったけど

やっぱりほむらちゃんのこの美しさと淫猥さ、反則的すぎる可愛さが卑怯すぎるんだと思う

可愛い、本当に可愛いよ…どうして貴女はこんなにも愛しすぎるのほむらちゃん

まどか「はぁ…はぁ……貴女を一生の人に選んで私は後悔なんて一切するわけがないんだから…

     だから…もう自分を卑下しないで欲しいな…愛してる、愛してる…もう離したくないよほむらちゃん…」

ほむら「…んぁ……そ…そんな言い方…ズルいよまどかぁ……貴女への好きが止まらない…

     …ま…まだ足りない…わがままとか思われるかもしれないけど…貴女の愛がもっと欲しいよぉまどか……」

私達は見つめ合った後、再び深いキスで粘着質な水音を保健室で奏でるのでした


まどか「………。」

ほむら「………。」ギュ…

まどか「…その…めちゃくちゃにしちゃってごめんね…?…初めてだったから…勝手が…よく分からなくて…」

ほむら「……わ…私だって初めてだから…お互い様だと…思う

    それに…すごく…嬉しかった…」

まどか「ほむらちゃんは優しいままなのは変わらないんだね?」チュ…

ほむら「んっ…首筋は…恥ずかしいよまどか…」

まどか「えへへ…喋り方も昔に戻っちゃってるねほむらちゃん」

ほむら「…まどかの前だったら…もう装うことも必要ないかなって…」

まどか「そっか…」ナデナデ…

ほむら「…まどか……まどかぁ…まどか……」ギュウウ…

まどか「いいんだよ…いっぱい甘えていいんだよほむらちゃん…

    どんな時でも私がほむらちゃんを抱き止めてあげるから…

    寂しい時も、怖くなった時も…私がすぐ傍にいるから…

    もう二度と置いて行ったりなんてしないって誓うから…」


ほむら「…大丈夫だよ…私はまどかを信じてる…

    まどかはきっと誰よりも強いから……

    だから…私はこんな所で挫けてられない…」

まどか「…ほむらちゃんを私のせいで巻き込むのはもうこれで終わりにする…

    お願い、ほむらちゃん…一緒に頑張ってくれる…?

    本当はほむらちゃんの望みなら…魔法少女になるべきじゃないんだろうけど…

    それなら私はほむらちゃんの運命も、魔法少女の運命をも覆してみせる…!ちゃぶ台返しのように!」

ほむら「……ぷっ…ちゃぶ台返しって…ふふふ……なぁにその例え?

    まどかったらまるで昭和のお父さんみたいだよ?…そんなまどかも素敵だけど…

    うん、一緒に頑張ろうまどか…

    ……私がやってしまったことは…もう取り戻せない…だから私なりに…償いたい事が沢山あるの…

    それが許されない事ばかりでも…」

まどか「償うのは私も一緒だからねほむらちゃん…もう一人で抱え込まないでね…?

    少しずつだけど、やっていこう…?」

ほむら「うん……」ギュ…


まどか「…それと、ほむらちゃん自分の事…女狐とか言ってたけど…

    別に私はほむらちゃんが狐さんでも構わないかなって思うの」

ほむら「……えっ?…はい?」

まどか「……その…こんなに可愛い狐さんに化かされるなら…いいかなって思うのでした…///」ポリポリ

ほむら「…ま…まどか…女狐って本来あまりいい意味じゃ……///」

まどか「ねぇ…ほむらちゃん、狐さんみたいにコンッて可愛く鳴いて?」ジッ

ほむら「!?」


まどか「あぁ…ほむらちゃん一挙一動が可愛すぎ…」デレ…

ほむら「この時間軸のまどかは突飛というか…色々と破天荒すぎるよね…

    私の中の今までのまどか象が崩されそうだよ…

    最初のまどかの記憶があるとはいえ…」

まどか「うーん…自分なりに押しを強くしようとした結果なのかも…?

    それよりほらほら、そんなことよりコンッて鳴いて欲しいな」

ほむら「……うぅ……こ…コォーン…///」

まどか「うぁああああああああ!可愛い!可愛いよほむらちゃん!

    これが本当の狐の嫁入りだね!ほむらちゃん!ほむらちゃーーーーん!

    ほむらちゃんは私の嫁!」ハグハグハグ

ほむら「はぅはぅ…///」

ほぬら(あんなに張り詰めていたのになんだろうこの崩れようは……

    でも…今はこの幸せに身を任せたい……私本当に幸せだよまどか…)

ここまで。充電期間もそろそろ終わりかな…イチャイチャが始まるからいい加減本腰入れないと


まどか「ねぇ…ほむらちゃん」

ほむら「今度はなぁに…?」

まどか「…ほむらちゃん、この後に魔女の退治とかがあったりとかはしない…?」

ほむら「……えぇと…魔女の出現なら明日の夕方あたりだったと思うけど…今日は無いよ…?」

まどか「そっかぁ…それじゃあさ……私の家でお泊りしようよ?」

ほむら「………ちょ、ちょっと待ってまどか…今日はハプニングが多すぎて頭の整理が…

    えー……そんないきなり連れて行って家族の人に迷惑かかると思うよ…?」

まどか「大丈夫、この時間(pm 5:30)ならまだ連絡すればなんとかなるよ

    パパがお夕飯の支度を始めるのはいつもこの時間からだし…」

ほむら「まどか…それは無茶苦茶すぎるよ…」


まどか「…ほむらちゃん…私はね、ほむらちゃんと一緒に居たいんだ…

    うん…わがままが過ぎるのはよく分かってはいるんだけど

    でもやっぱり…ほむらちゃんと折角こういう関係になれたんだから…

    …私としては時間が限られているし一日も早くほむらちゃんをママやパパに紹介したいなって!」

ほむら「……もう…まどかったら…怒られても知らないよ?

    止めようとしてもきっとまどかは止まらないと思うから…

    まどかのご両親が良いなら…その…お邪魔…したいな…」

まどか「うん!うん!決まりだね!

    ちょっと外に出て電話してくるからちょっと待っててね

    ほむらちゃんの為なら無理も道理も押し通すのが私の信条だから…

    お泊りの権利を全力でもぎ取ってくるね!」キリッ

ほむら「……まどかって案外肉食系なんだね…でもそんなまどかも素敵だよ…」ボソ…

カララ…パタン…

ほむら(……………これって…現実よね…?

    私…私はまどかと…やっと………嬉しい…

    ……でもこの幸せを得るまでの私の道のりを考えると…

    すごく後ろめたい…過去の時間軸のまどかや皆の犠牲もあってなんて…

    …私は…本当に取り返しのつかない罪を犯して…

    まどか…私…本当にこれから償いきれるのか分からないよ……どうしよう…)

カララ…

ほむら「っ! まどか…結構早か…」

仁美「あら…ほむらさん、お体の方は大丈夫ですか?」

ほむら「仁美……えぇ、大丈夫よ

    …その…お世話になったわね…ありがとう…」

仁美「いえいえ、まどかさんとさやかさんが率先して

   ほむらさんをこちらまで運んで頂いたので私は得に何も…

   それに……あの時は盗み聞きしてしまって本当に申し訳ございません…」


ほむら「……そんな頭を下げないで…怒ってないからいいわよ…

    それに独り言になっていた事にも気付けなかった私も悪いわ…」

仁美「ですが…本当は私達に聞かれない方がよろしかった内容なのでは…」

ほむら「…えぇ、そうね……できれば聞かれたくはなかったけれど…

    仁美とさやかは…あの話の中からまどかのように

    何か思い出した事でもあったのかしら…?」

仁美「…………その…色々と…ですわ…

   さやかさんとお互いに少し気まずくなるぐらいには…」

ほむら「…そう…」

仁美「……ほむらさん…実は私…

   覚悟を決めてさやかさんに先ほど告白いたしましたの

   壁に追い込んで…ぶわっとダイレクトに」

ほむら「っ!?」


仁美「ふふ、驚かれました…?

   さやかさん、相当驚かれまして…しばし考えられてから返事を待ったされてしまいましたわ

   今も中廊下あたりで頭をかかえていらっしゃるかと…」

ほむら「……貴女って大胆な人だとは思っていたけれど…今回は特に顕著ね…

    え?何?不意打ちを狙ったの…?」

仁美「いいえ、私は今回はまどろっこしいことをしないで直球勝負を仕掛けただけですわ

    ……これ以上さやかさんを泣かせない為にも私が…さやかさんを…」

ほむら「………仁美…」

仁美「それで……そんなほむらさんは…まどかさんと…?」チラッ

ほむら「…………………えぇ…まぁ…///」

仁美「キマシタワッ(グッ)

   ほむらさん……それではお二人ともどうかお幸せにー」ヒラヒラ


カララッ

ほむら「ちょっ…言い逃げだなんて…!

     …あ、仁美、待って頂戴…一つ言っておくことが…」

仁美「…はい?」

ほむら「…今日のお稽古事のサボりは『急に倒れた生徒の手当て云々』で誤魔化せばといいと思う

    いざ証人が必要となったらその倒れた張本人の私がなるから安心するといいわ」

仁美「……………。」

ほむら「…仁美?」

仁美「新婦ほむらさんの初デレ頂きましたわー!」グッ

ほむら「こ、コラッ!からかわないの!」

仁美「鞄も回収しましたので、それではー」

パタンッ

ほむら「………相変わらずの調子ね…仁美も…」ガックリ

カララ…

まどか「おまたせー、ほむらちゃん」

ほむら「……結構早かったね?一悶着あるかと思ったけど…」

まどか「えへへ…お泊り権もぎ取る必要もなかったよ、やったね!」

ほむら「ふぅん…?そんなあっさり通るなんて…まどかは一体どんな事を話したの?」

まどか「今日連れてくるのはパパとママに紹介したい大切な人なんです って」

ほむら「……それをお父さんに?」

まどか「うん、予想通り戸惑っていた様子だったけど…なんとかなったよ!」

ほむら「…やっぱり今目の前にいるまどかは今まで出会ったまどかよりも図太すぎるなぁ…(頭抱え)

     きっとまどかは大物になる気がする…」

まどか「…大物になるよ。ほむらちゃんを幸せに出来るようなヒトに私はきっとなる

     さ、それじゃあ戸締りして帰ろっか?」

ほむら「あ、待ってまどか…さやかがまだ荷物を……って仁美が持っていったのね…」

まどか「電話している最中に仁美ちゃんに会ったけどなんだか嬉しそうにしてたね

     …上手くいったのかな?」


ほむら「うまくいくと…いいね…

     過去に二人には色々とあったけど…この時間の二人だったら…」

まどか「その辺りの事はまだよく思い出せてないんだけど…後から聞かせてもらってもいい…?

     ほむらちゃんが辿ってきた事も…出来れば……」

ほむら「うん…出来るだけまどかには話しておきたいの…

     そう、私が犯してしまった罪も…全て…」

まどか「…ねぇ、ほむらちゃん…そんな顔をしないで…

     確かに過去を振り返るのはすごく大切だよ…?

     でも後ろばかりを見ていたら前に進む事は出来ない

     私もほむらちゃんが抱えている苦しみを全て知って…

     その上でほむらちゃんと一緒に前に進みたい

     私がほむらちゃんと手をしっかりと繋いで引っ張ってあげるから…」

ほむら「……こんな事を言うのもなんだけど…その……離さないで…

     きっと私はまどかがいなくなったら…私が私じゃいられなくなっちゃうよ…」

まどか「…うん!これからずっと一緒だよ」ギュッ


―帰り道―


さやか「……さっきあんなとんでもないことしでかしたばっかりなのに…

    なんで平然としながらあたしと帰れるのさ…」

仁美「私は今まで募っていた想いをありったけ、さやかさんにストレートにぶつけましたわ

   ですからどんな結果であれ悔いる事はありませんから…

   それに、帰り道は好きなお方と一緒の方が嬉しいのですわ」

さやか「………あのさ、仁美…あんた、いつからあたしを…?」

仁美「それは…今世ですか?それとも沢山ある前世の中からですか?」

さやか「わかっているくせに…」

仁美「……今世ですと…幼少の時からでしょうか…」

さやか「……いつもあたしと恭介が仲良くしていたのを仁美がじっと見ていたのって…」

仁美「えぇ…上条君には…それはそれは沢山嫉妬させて頂きましたわ…ふふふ…」ニコッ

さやか「うわ、その顔こっわ!

    ……じゃあ…見滝原中に入った時に恭介に同時に告白するのを切り出したのも…」


仁美「…はい、あの結果になることを見越して…ですわ…

   …私、とても嫌な女でしょう…?

   恋敵は真っ先に自分の好きな人とのフラグをへし折るのは常套手段、というのは私の持論ですわ

   ……それほどまでに私は貴女に首ったけなんですの…さやかさん…」

さやか「…ずっと…気のせいだと思ってたんだ」

仁美「…………」

さやか「あんたのあたしを見る目が親友として見る目とは少し違う気はしてたけど…

    それと、スキンシップも妙に積極的でさ…仁美は結構過激なんだな、って思ってた程度だったんだ

    でもまさか……あたしにそういう意味でずっと好意を向けていたなんて思わなくってさ…」

仁美「…さやかさんには迷惑をお掛けしておりますわ…

    自分のこの気持ちが異常だということぐらいは…よく分かっていますの…

    ですが、一度さやかさんを意識してしまってからは私……

    えぇ、正直に告白しますと、結構下心も篭ってましたわ」

さやか「…仁美ぶっちゃけすぎ…」


仁美「本人に対しては包み隠すよりは大っぴらに見せた方がいい場合もありますのよ?」

さやか「いや…下心って………あーもういいや…」

    それじゃあ仁美は……どちらの性別の目であたしを見ていたのかな?」

仁美「……………どちらかと言えば……男性…かもしれませんわ…

   上条君に対して嫉妬心と対抗心が生まれるぐらいなのですから

さやか「あはは…お嬢様の仁美が実は男性的な目であたしを見ていたなんて予想外すぎるなー…

    ……にしたっていきなり壁にあたしを押し付けてがっちりホールドしてのキスとか野性的すぎるよ仁美は…

    誰にしても初めてのキスはもう少しロマンチックなのが良かったのに」

仁美「…別にあのままさやかさんを押し倒しても…コホンッ」

さやか「ちょっと…ひーとーみぃー…?」

仁美「…流石にあの時は自制心でなんとか堪えましたので…かろうじてさやかさんは…」

さやか「かろうじてかい!?あそこから先何しようとしてたのかと思うとちょっと怖いよ!?」

仁美「…つまりは……その…さやかさんとそういうご関係にですね……///」

さやか「ちょ……ま………何言い出すのさ…///」

仁美「と、半分冗談ですが…」

さやか「半分ってどういうことだってばよ…」

仁美「実を言うと…今回あんな風に強引に行かせていただいたのは…

    これがきっと最後のチャンスになると思ったからですの…」

さやか「………えっ?」

仁美「…こうして私達が色々と思い出したのもほとんど奇跡のようなものだと思いますわ

    どういう原理でほむらさんが辿ってきた時間の私達の記憶が蘇ったのかも説明がつきませんが

    まどかさんの為にそんな数多の時間を遡ってきたほむらさんがあの様子ですと…」

さやか「…まどかに万が一があればほむらは保たないってことか…」

仁美「ほむらさんを支えるものは完全にまどかさんに依存しているのでしょう

    更に言えば…まどかさんを取り巻く関係者に何かがあれば…

    一番の影響が出るのはまどかさんですわ…つまりは誰かが欠けた時点で…

    連鎖的にまどかさんもほむらさんも…」

さやか「…考えたくないねそういう最悪の事態は…

     そっか…あたし達もよく考えて動かないといけないかぁ…」


ほむら「………。」ギュウ…

まどか「ん…ほむらちゃん、どうしたの?もしかして…怖いの?

     それじゃあ…不安にならないようにもっとしっかり握ってあげるね?」

ほむら「……うん…お願い」

まどか「…そう、だよね…ほむらちゃんには私が分からない不安がまだ沢山、あるんだよね…」

ほむら「…ごめんなさい…私、しっかりしないといけないのに」

まどか「うぅん、ほむらちゃんはずっと一人でそんな不安と戦ってきたんだもん

     その不安を取り除いて、ほむらちゃんを安心させる事が出来るように私がしっかりしないと」

ほむら「ありがとう……あの…まどか…?」

まどか「うん?」

ほむら「えっと…昔みたいにやり直せる…かな…」

まどか「…出来るよ 私達なら、出来る」

ほむら「今更なんだけど…また…鹿目さんって…呼んでもいい…?まどかの前で、だけど…」

まどか「………えへへ、なんだか昔とは逆のパターンだね?

     最初の私はまどかって呼んでって言ってたのに…今の私はそれで呼ばれると思うとなんだか嬉しい気がするんだ」


まどか「いいよ、ほむらちゃんが呼びたいように呼んで欲しいな

     あの時のやり直しをしてみよう、ね?」

ほむら「……かな…めさん……鹿目さぁん…!」ガバッ

まどか「うわっと…!?…えへへ…なんだかすごく懐かしいね…」

ほむら「うぅぅぅう……鹿目さん…会いたかったよぉ…寂しかったよぉ…」

まどか「よしよし…ごめんねほむらちゃん、貴女を置いて行ったりして」

ほむら「…私…この時の私をやめてから…自分を出すのがもっと下手になっちゃって…

     でも、あぁでもして装っていないと途中で…途中で鹿目さんや…

     皆を助けるのも諦めちゃいそうですごく…すごく怖くって…!」

まどか「そうだったんだね…あのほむらちゃんは誰かに言われて始めたんじゃなかったんだね…?」

ほむら「…鹿目さんの格好いいっていうのを私なりに考えてやってみて…イメージを固めたんだけど…

     結局…鹿目さん達との付き合い方がすごくぎこちなくなっちゃって…」

まどか「あー……うん、確かに格好いいんだけど人を寄せ付けないオーラがすごい出ちゃってたよね…?」

ほむら「そこまで出してはいなかったんだけどなぁ…私…生まれつきですごい不器用だから加減もわからなくて…」

まどか(そんなほむらちゃんが可愛いなんて言ったら怒られそうだなぁ…)

――まどかの家付近

ほむら「………あ」

まどか「? どうしたの?」

ほむら「…これから鹿目さんの家にお邪魔するとなるなら私、着替えを持ってこなくちゃいけないでしょ?

     それをすっかり忘れてた…手ぶらで何しに行く気なの私…」

まどか「あぁ大丈夫、私のを貸してあげるから問題ないよ」

ほむら「そっか…鹿目さんの服があるならあんし…

     えっと……突っ込んでいいんだよね鹿目さん?」

まどか「ふぇ?何が?」

ほむら「ナチュラルに自分の服を貸すって言ったよね!?そ、そんなの駄目だよ!」

まどか「……えー……彼yシャツっぽくてすごく素敵だと思ったのに…可愛い嫁には衣装を着せろって言うでしょ?」

ほむら「鹿目さん、それ…可愛い孫には旅をさせろと孫にも衣装が混ざってる気がするんだけど…」

まどか「嫁という所には突っ込まないんだね。うん、まぁ、ほむらちゃんはすごく可愛いお嫁さんなんだけどね」

ほむら「か…鹿目さんにそんな面と向かって言われると恥ずかしいよ…///」

まどか「口説いてるんだよほむらちゃん」

まどか的には苗字呼びでいいのか
名前で呼んで欲しいんじゃあないですかねえ…

>>318
まどか「呼び捨ても嬉しいんだけれど、あのかなめさぁん!って呼び方もすごく可愛いから別に問題ないよー?」

ほむら「だ、そうよ。まぁ…流石に私も人前では切り替えるわよ…」

まどか「…別にさん呼びされてた最初の時間の私を羨んでいたわけじゃないからね?」

ほむら「……まどか…」


すまない、先の先を考えるのに悩んであんまり進んでない…明日は張り切る


さやか「…いいの?こんな、あたしんちの近くまで付いてきちゃってさ

     既に周りは暗いし仁美一人じゃ帰り道危ないよ?」

仁美「あら、心配してくださるんですか?そんな心配しなくても大丈夫です

    それはさやかさんが一番良く分かってらっしゃるはずですわ」(グッ シュッシュッ

さやか「…あー…仁美にはそれがあったっけか…

     でも女の子一人なんだから気をつけることに越したことはないんだからね」

仁美「いえ、何、組まれたのなら体のどこか一本をコキッと外せば事は済みますわ」(クイッ

さやか「やっぱり仁美の方が物騒だった!

     なんでアンタそういう話になっても生き生きとすんのさ!?」

仁美「お稽古事の中でも一番気に入ってますから(キラキラ)

    それに、さやかさんをお守りするのにも重宝すると思いません?」

さやか「で…出来ればそういう事態は避けたいけどね…!

     ていうかすっかりあたし守られる側なんだね…どういうことなの…」

仁美「まぁ…色々と…ありましたから…そういう気持ちが一層強くなってしまいまして…」

さやか「……そっか…」


仁美「…今日は自分本位なことばかりしてしまいましたが…

    その…お返事、お待ちしておりますわ」

さやか「あはは、本当自分勝手だよ仁美はさ

     でもなんだろうね…なんか不思議と嫌じゃないんだよね

     こういうのも満更でもないかな、って感じでさ

     …恭介に薄情って思われちゃうかな」

仁美「あら…それを言うなら私の方が上条くんにもっと酷いことしてますわ

    噛ませ犬にしようとしたりなんか色々とえげつないことを

    女というのは可愛く見えて怖い生き物なんですの」

さやか「いやいやあんたが特別おっかなすぎるんだって!」

仁美「上条くんはお気付きではないとは思いますが…後日お詫びをしておきませんと…」

さやか「まぁ…そうだよね

     あたしもお見舞い行ってるとはいえ、過去のあたしと違ってお世辞にも

     恭介に対してあそこまで熱心ってわけでもないしなー…

     うー…なんだか恭介裏切ったようで後ろめたい気分だわー…」

仁美「それは…私達はこれまでの私達とは生い立ちが大分違いますもの」

さやか「うん、いや、分かってはいるんだけど…割り切れない事が多いっていうか…

     仕方がない、で済ませてもいいものか…

     駄目だ、今日になっていきなり色々思い出したから全然頭の整理がつかないわ

     考えれば考えるほど分からなくなっちゃうって」

仁美「……とりあえず、考えるのは明日の方がよろしいと思いますの…

    今、ここで考えた所で答えは出せないかと…」

さやか「ま、そうだね…考えすぎもよくないか…

     だからといって今日ちゃんと寝れるか分からないけど

     んじゃあ、仁美気をつけて

     ……本当に送らなくて大丈夫だよね?」

仁美「えぇ、考え事をしていましても私の身を守るのは大丈夫ですわ」

さやか「はは…頼もしいことで…」


ほむら「ねぇ…鹿目さん…やっぱり着替えを取りに一旦私の家に…」

まどか「えー、私の家の前まで来ちゃったんだから今取りに行ったら夕飯に間に合わないよ?」

ほむら「むぅ…本当にこの時間の鹿目さんは強情すぎるよ…」

まどか「漢娘(おとめ)は相手をぐいぐい引っ張っていくぐらいが丁度いいってママが言ってたからね!」

ほむら「そういう問題じゃなくて…」


「おーぅ、まどかー!家の前でなーにやってんだー?…それとお友達かい?」


まどか「あ、ママ!」

ほむら「へっ?ぁ…コホン…こ、こんばんは」キリッ

詢子「おう、こんばんは。…ふぅーん…?初めて見る…顔だね…新しい友だちかいまどか?」

まどか「うん、今日学校に転校してきた子でほむらちゃんっていうんだ」

ほむら「まど…鹿目さんの紹介に預かりました暁美ほむらです。よろしくお願いします」

詢子「ご丁寧にどうも。私はまどかの母親の鹿目詢子だ、よろしくな

    あぁ、それとまどかを呼び捨てにしてたんなら別にそのままでいいぞー?」

ほむら「…ありがとうございます。転校して早々にまどかには色々とお世話になりました」

詢子「そうかそうか…ほむらちゃんをまどかが…か」

ほむら「えぇ、おかげ様で色々と助けられました…」

詢子「……おい我が娘ちょっとこっち来い」グイッ

まどか「ひゃあう!?な、何々!?」

ほむら「!?」

詢子「はっはっは、こやつめこやつめあれほど違う違うとか言いながら

    こんなカワイコちゃんな転校生を早々に我が家に連れてきちゃってさこの面食い娘はー!!」ウリウリウリ

まどか「だ、だからほむらちゃんは友達だってばー!!」

ほむら(あれ…まどかのお母様ってこんな感じの人だったかしら…なんだか大分違うような…暑苦しいというか…)

詢子「(……ほむらちゃん、今朝あんたが言っていた夢で出会った子と…特徴が似てやしないかい?)」ボソ

まどか「ッ!?」

詢子「(ま、あたしの気のせいかもしれないけどな……で、まどかはほむらちゃんにゾッコンだったんだろ?)」ボソボソ

まどか「だっ 違うってぇ!?///」

ほむら(今まで出会ってきたまどかの家族の中で今回のお母様がまどかに負けず劣らずの一番やりたい放題かもしれないわね…

     というかこのゴリ押し具合は…遺伝なんじゃないかしら…)タラ…

詢子「戯れはこれぐらいにしといて、と…」

まどか「もー、からかわないでよママ…ほむらちゃん置いてけぼりになってるよ

     …それはそうとママ、今日は結構な早帰りなんだね?」

ほむら「あら…まどかのお母様はいつも遅いの?」

まどか「うん、この時間に帰ってくる事自体珍しいんだよ?」

詢子「うん、まぁ、あれだ…パパがものすごい様相であたしに電話を掛けてきてなぁ…

    放っておくわけにもいかないから早めに帰ってきたってわけさね」


『詢子さん、残業は俺たちに任せて娘さんの一大事に駆けつけるんだ!さぁ、早く!』


詢子「…まどか、お前が男を連れてくると勘違いしてパパ相当テンパっていたぞ。お前一体何言ったんだ?」

まどか「うぇえ…そんな大事になってたの…

     紹介したい大事な人がいるから、とか言っただけでこうなるなんて…」

ほむら「だからその言い方は誤解を生むんじゃないかって聞いたのよまどか…」

まどか(えー…ほむらちゃんが私にとって一生を誓う程の大事な人だっていうのは事実だもん)ボソボソ

ほむら(う、嬉しいけど…も…もうちょっとオブラートに言えなかったの?///)ボソボソ

詢子「ふむ…大事な友達、って事を伝えたかったんだな…ふーん…

    あたしがパパにフォローするからまどかも誤解させたことを謝るんだぞー?」

まどか「は…はい…はしゃぎすぎましたごめんなさい…」

詢子「うん、よろしい

    …あ、ほむらちゃんはうちに泊るんだったか?」

ほむら「…その、すいません、転校早々にお邪魔する上に泊りだなんてご迷惑を…」

詢子「あーいやいや、それはこっちの台詞だよ

    うちの娘の暴走に巻き込まれた挙句に振り回されて迷惑じゃなかったかい?」

ほむら「いえ、そんなことありません 寧ろ嬉しいぐらいで…///」

詢子「だってさ…へぇ…なかなかやるじゃんまどか」

まどか「な、何が!?」

詢子「さて、ほむらちゃん、立ち話はなんだから早く家に入ろうか

    パパが塩の袋を大量に買い出しに行く前にさ」

ほむら「え?へ、あ、はい…お世話になります」

まどか「あーもう!完全にママのペースだよぉ!」


(夕食後)

――まどかの部屋――

まどか「パパったら扉を開けた途端にすごい勢いで飛び出てきて怖かったなぁ…

     普段すごくおとなしいパパがあんな風になるなんて初めて見たよ…」

ほむら「それはまどかの説明が悪いのよ…?お母様のフォローが無かったらどうなったことか…

     大事な一人娘がどことも知れない、男を連れてきたら…と考えるとお父様の反応も当然ね」

まどか「で、ですよねー…ごめんね、ほむらちゃんの事を思うとついハシャイジャッテ」

ほむら「……これからまどかがはしゃいでる時はよく注意して見ておくから」ジロ…

まどか「…ご…ごめんなさい…怖いですほむらちゃん…ちゃんとこれからは抑えるから、抑えるから…」

ほむら「ふぅ…やっぱりどのまどかも調子に乗り始めると危ないのは変わらないのね…」

まどか「うー…ちょっとは自覚してるんだけどね…」

ほむら「ちょっとは…?」ジトォ…

まどか「こ、これからちゃんと自覚します!だからそんな睨まないでほむらちゃん!」

ほむら「こんな旦那さんで本当にこの先大丈夫なのかしら…」

ほむら(……でも…本当は私なんかの方が…全然頼りないよね…)


まどか「うぅ…努力するよぉ…

     …あ、今は二人きりだから別にそんな固くならなくていいんだよほむらちゃん?」

ほむら「…それもそうだね…」

まどか「…ほむらちゃんのその演じ分けって正直すごいと思うんだよね…」

ほむら「えー…?皆の前ではあんな風にしているけど中身は…こんな残念な私なんだよ?

     でも普段の私も人によく思われない事が多いからどっこいどっこいなのかな…」

まどか「そんなことないよ、どっちのほむらちゃんもほむらちゃんであって

     私はそんなほむらちゃんの全てを引っ括めて大好きなんだから」

ほむら「もう…そうやって私の全部を簡単に受け入れちゃう鹿目さんはずるいよ…」

まどか「恋は盲目っていうからね!恋どころか精神的には結婚しちゃってるけど」

ほむら「鹿目さんとのこういうやり取りには勝てそうに無い気がする…

     …そういえば、気になることがあるんだけど…」

まどか「ん、何?」

ほむら「……まどかのお母様、…私達を何か疑っているように思えたんだけど…気のせいかな…?」

まどか「………‥えっ」

扉を開けた瞬間にすごい剣幕で飛び出てきた知久さんの図(誇張アリ)

┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄tフ ̄tフ __ / /

  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。
       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ

    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄

  /   | .|           | .| ,u(ニ 、)ヽ
 /    | .|           | .|人(_(ニ、ノノ



まどか「あー…うん…やっぱり…『友達』っていうのは苦しいかな…?」

ほむら「うん…多分、私達の関係に気付いているんじゃないかと思う…」

まどか「確かにママ、結構鋭いから分かっちゃうかもしれないね…」

ほむら「それにきっと私自身の事だって…分からない事が多いだろうし…」

まどか「いきなり転校してきたばかりの子を家に連れて来るっていうのも大分無理があったかな…?

     でも…私、今のほむらちゃんを一人になんかにとても出来なくて…私としてもほむらちゃんと一緒にいたいし…」

ほむら「鹿目さん…こんな…何時まで経っても弱い私なんかの為に…」

まどか「ねぇ、ほむらちゃん…自分を『なんか』って言わないで欲しいな?

     私達がこれから生きていくのにもお互いが不可欠なんでしょ…?

     だからほむらちゃんにはそんな自分を卑下しないで欲しいの

     ほむらちゃんは私の大事な大事なお嫁さんなんだから」

ほむら「…ごめんなさい…戦いの腕は上がっても…この引っ込み思案だけはずっと治らなくて…気が付くといつも…」

まどか「うん、分かってる…最初に会った時から変わらずにほむらちゃんは優しすぎるままなんだね…

     でもそこが未だに変わっていなかったのは私も少し嬉しいかな…

     これから少しずつでいいから、頑張って自信をまたつけていこう…?ね?」


ほむら「…ありがとう鹿目さん…私…また頑張ってみせる」

まどか「うん、えらいえらい…私が全力でほむらちゃんを支えるから…」ギュッ

ほむら「ん……」キュウ…

まどか「それに、大丈夫…私とほむらちゃんの関係は壊れたりなんかしないよ

     私がそんなことにならないようにママとパパに認めさせるんだ

     命と同じぐらいに大事な人を守りたい人、がどういう事なのかは二人とも分かっているはずだから

     私とほむらちゃんは女の子同士だけど、それでもお互いがかけがえの無い存在なんだもん

     もちろん、辛いことは沢山あるかもしれない…だけどほむらちゃんとなら私は何処までも行けるよ」ギュウウウ…

ほむら「……鹿目さん…」

まどか「………よし!何処までも行けるということでとりあえず一緒にお風呂に入ろう!入りたい!入らせて!」

ほむら「えっ…!?」

まどか「んー?不思議そうな顔してるけど…お嫁さんと一緒に入りたくない旦那さんがどこにいるのほむらちゃん」

ほむら「えっと…旦那さんってそういうものなの…?」

まどか「ただほむらちゃんの綺麗な体を隅々まで見たいしちょっと触りたいっていうのもあるんだけd」

ほむら「下心満載じゃない!?」


まどか「シタゴコロダナンテ…ワタシニカギッテソンナノナイヨホムラチャン」

ほむら「じゃあそのギラついてる目はなんなの鹿目さん…」タラ…

まどか「…ほむらちゃんは私にそんな風に意識されるのは嫌かな?」

ほむら「…そ、そんなことはないけど…その聞き方はずるい…」

まどか「えへへ…ごめんね、ほむらちゃん可愛いからついからかいたくなっちゃって…」

ほむら「…鹿目さんのむっつりすけべ…バカ…」ムス…

まどか「ごめんなさいごめんなさいまた調子に乗りすぎましたどうか機嫌を直してくださいほむらちゃん」ドゲザ

ほむら(…やっぱりこのまどかはまるで思春期の男子か何かに思えてくる…

     寧ろそこらへんの男子よりもずっと男子をしているような気が…)タラ…

まどか「あ…ところでほむらちゃん」

ほむら「あ、何?」

まどか「これからお風呂な訳だけど…着替え…取りに行くはずだったのに忘れちゃったね…?」

ほむら「…………………はっ!?

     いや待って、鹿目さん最初から私に取りにいかせるつもりなんて…」

まどか「大丈夫だよほむらちゃん、私の服…貸してあげるから安心してね?」シタリガオ


まどか「ほむらちゃん!?ど、どうしたの…どこか痛いの!?」

ほむら「ぅぐぅぅううぅうう……!うぁあぁあああ……っ!

     頭が…割れ…る……体が裂け…そう…!なによ…これは……!」

まるで呪われたかのように私の体は痛みに苛まれ続けている

私の体を先程支配していた何かが私の中で激しく暴れでもしているのだろうか

脂汗が体中から流れでてきているのが分かる

私の中にいた何かの正体は分からなくてもいい、今は一刻もそいつを追い出さないと…


痛みに悶え苦しむ私の体をふっ、と包み込んだのはまどかだった


まどかも突然の事態にどうすればいいのか分からないようで咄嗟の行動だったようだ

しかし、途端に痛みは徐々に和らいでいき、しばらくすると私の体からは痛みは消え去っていた

私の中にいたものも何処に行ったのか、私のこれまで靄がかっていた意識が鮮明になり

体も快調とは言えないが幾分楽になったような気がする

…まるで『憑き物』が落ちたかのように…

私の中に疑問と謎が大きく残る形で、恐らくまどかのおかげで私は『何か』から解放されたのだ

……いつから私は肉体を誰かに乗っ取られていたのだろうか…

まどか「……ほむらちゃん…?大丈夫…?まだ、痛む…?」

ほむら「…世話を掛けたわねまどか…

     貴女にはいくつかさっきのことで説明したいことが出てきたわ

     お風呂の前に少し付き合ってもらえるかしら…?」

まどか(……ほむらちゃんの顔付き…いや、雰囲気が変わった…?)

まどか「…分かった…何があったのかまったく分からなかったし…お願いほむらちゃん」

ほむら「正直にいうと私自身も何が起こったのかは分かりきってはいないのだけれどね…」

まどか(どういうこと…?さっきまでの弱々しかったほむらちゃんは一体なんだったの…?)


まどか「………えぇと…つまり、教室で出会って、さっきまでお話していたほむらちゃんは

     今、目の前にいるほむらちゃんとはほぼ別人と考えていいということ…?」

ほむら「…今の段階では適当な説明は出来ないからそう考えてもらってかまわないわ

     (その「別人」の意思と私の意思がごちゃごちゃになって表に出ていたのが問題なのよね…)

     似たような事象としては…魔女の口づけを付けられた人間に近いようなものでしょうね」

まどか「そ、そんな…でも一体誰がほむらちゃんにそんな酷い事を…」

ほむら「その正体が分からないから困っているのよ…

     …分かっていることは…そいつは相手を精神操作でもする力を持っていることかしら

     そして、間違いなくそいつは私に対して強い殺意を抱いて私を消そうとしているということ

     私にかけられていた魔法か何かは恐らく、精神操作による自壊と自滅を狙ったものでしょうね

     ……ここに来て正気に戻れても色々と手遅れな気はするのだけれど…はぁ…」

まどか「そんなことないよ…!結果として世界は違うけれど、私がまたこうしてほむらちゃんと再開出来て、

     お互いに恋仲になれたのは本当に良かったって思ってるんだから」

ほむら「………幸運か不運かは分からないけれど…最初の世界の記憶を持つまどかに出会えてよかったとは思っているわ

     でもね、今の私じゃ…貴方に合わせる顔が無いのよ」


まどか「ッ……」

ほむら「正気だとしても、正気でなくても、取り消す事の出来ない大罪を私は今も背負っているわ

     まどか…貴女の気遣いはとても嬉しい…けれど、こればかりは貴女が背負うべきでも触れるべきでもない

     それが私は貴女を遠ざけようとする今一番の理由…譲るわけにはいかないわ」

まどか「そんな…!そんな…!

     そう……それなら私だって譲れないものはあるんだよほむらちゃん…!

     さっきから話を聞いていれば…自分は汚いものだから触れちゃ駄目だって言いたいの…!?

     ほむらちゃんが仮にそうだとしても、それが一体どうしたというの!」

ほむら「!?」

まどか「構わないよ!私も汚れてしまってもって構わないよ!

     だからほむらちゃんがどれだけ私を遠ざけようとしても私はほむらちゃんの傍にいる事を一切躊躇わない!

     もう貴女は私の半身なんだって勝手に決めてたんだからこれからは意地でも貫かせてもらうからね…!

     ……ほむらちゃんは私が本気で惚れちゃった女の子なんだから、行くならどこまでも付き合うよ?

     大丈夫、ほむらちゃんと一緒なら何も怖くない、もう誰にも負けたりなんかしない

     もう一度私を信じて、この手を取ってよほむらちゃん」


ほむら「…………うん…?」

まどか「…え…えぇと…その…ごめん…熱くなっちゃって途中で何を言ってるのか自分でもわからなくなっちゃった

     その…もう一回言い直していいかな?」

ほむら「い、いえ、なんとなくまどかが言いたいこと分かったから別に…」

まどか「私はほむらちゃんがどう思おうと絶対に離れたくない、ずっと一緒にいたい

     …それを言うだけで十分だったよね…

     熱くなった頭で難しい事を言おうとするとすぐこれだよ…」

ほむら「…べ、別にまどかが少し残念だなとか思って…」

まどか「いるんだよね?うん、別に隠そうとしなくてもいいんだよほむらちゃん

     自分でもアホの子だなーなんて思ってるから別に大丈夫だよ、うん」

ほむら「まどか…貴女、目が怖いわ…

     というか貴女は本当にシリアスな空気をブチ壊すのが得意なのね…思わず頭が痛くなりそうよ」

まどか「褒め言葉としてとっておくよほむらちゃん」

ほむら「いや、褒めてないわよ…」

まどか「それで、ほむらちゃんはまだ私から離れようとか考えているの?」

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