魔法戦士「風属性で頑張る」(927)

魔法使い「風属性で最強を目指す」



パクりました。

色々暇潰しで書きます。

魔法戦士「風属性で頑張ってみようとおもうんだ」

風の精霊「へーでっ最強あたいになんのよう?」

魔法戦士「俺と契約してよ」

風の精霊「やーだあたいは最強だからお前なんかとか契約してやんない、あと縛られるのやだーいたづらしたりないからね」

魔法戦士「ああ、さすが風の精霊だな。でも契約してくれないと、、、、、他の精霊はすぐみつかるのになー」

風の精霊「風の精霊だからねーまーそれにしても珍しいねー風魔法やるなんてね」

魔法戦士「生まれつきの才能が風しかなかったんだ、、、、まー風以外興味が湧かなかったんだよね」

風の精霊「かわりもんだねー」

魔法戦士「まーその風の魔法がよわいせいでー戦士として鍛えられたけどな」

魔法そっちのけで鍛えた
能筋肉ほどではないが腕に自信はある

風の精霊「うーんよわいよわいって気に入らないなー」

魔法戦士「あーごめん。まーそのせいでずっとボッチなんだよね。腕がないとモンスターの餌になってしまう」

風の精霊「ふーんまーなんか面白いことあれば契約してやらないこともないけどね」

風の精霊もとい緑髪の少女が空をくるくる回る
精霊は形は様々だが人形のものもいる
まーそのせいで男性は女型の精霊
それも水の精霊が人気で呪術品での拘束売買もされると言う
風の精霊はと言うと
みんな全く興味がないみたいため全く出回ってないらしい

というか風の魔法じたいがそんなに人気がないせいで研究も進まないので火水土に勝てない
こういうと本当に魔法使いの人は火水が多い

風の精霊「ああー考えてることくちにでてる。あああーなんかムカツクー人気があるだけで同じ精霊なのにーーーー」

魔法戦士「ああ悪い。まーあれだ俺隣の国まで遊びにいくだけだからじゃーなー」

風の精霊「まってあたい契約してあげる」

魔法戦士「おっどういう風の吹き回しだ?」

風の精霊「契約する風の精霊いないしー同じ風の精霊と同じ風じゃないことしようかなーって契約したらおもろそうだし」

魔法戦士「おけーじゃー」





出会いは風のように

風の精霊「ひーまー同じとこいったり来たりじゃん」

魔法戦士「しょうがないだろお使いなんだから」

風の精霊「だってーあきたー」

魔法戦士「だからって耳元で騒ぐな子供か‼」

風の精霊「風の精霊だからねー」

魔法戦士「答えだなそれ、はぁー」

風の精霊は幼い子供の姿がいる
そして性格は

風の精霊「この道だれもいないからいたづらできないー」

魔法戦士「止めろよ俺が怒られるんだしな!」

風の精霊「それが面白いんじゃん!」

魔法戦士「うぜーーー」

風の精霊「契約してやってるんだーいいじゃん!」

魔法戦士「はーボッチだから話し相手になんでこいつを選んだかなー?」

風の精霊「それはこっちのせりふううう。面白いことないー」

魔法戦士「嘘つけ‼昨日酒場でスカートめくっただろめっちゃおこ、、、、」

殺意、死臭

風の精霊「おっおおおお」

風の精霊が面白いこと見つけたかおをする。俺の後ろで風が通り抜けていく



風の精霊「おもしろいことみっけ」

風の精霊「あー3人、1人怪我してるー」

魔法戦士「無視するか?」

風の精霊「えええー様子見ようよー」

魔法戦士「はぁーわかったようるさくて叶わん」

風の精霊「やったあたい楽しみー」

風の精霊が俺の回りを飛びまわる

俺はすぐに剣を抜く準備をする。

そして風の精霊に場所を聞き、忍ぶ
風の精霊が強めに風を流し。音を消してくれる。雨がちかいのも教えてくれる。嫌みったらしく

「ねぇーちゃんなかなかやるな」
「ええからだしとるのにもったいない」
「つべこべ言わずやるぞ」

「くっ」

木々から手鏡で確認する

風の精霊「、、、、」
魔法戦士「、、、、」

大の男が三人顔を隠しならず者風情
そして女性の魔法使い1人
隣に倒れている騎士が二人
そして
「ひいいい」

商人が1人

魔法戦士「盗賊か、、、いや暗殺者か?、、、どっちでもいいが殺そうとしてるな」
風の精霊「どど?」
魔法戦士「まーお前の言う面白いことじゃ無さそうだ」
盗賊、、、にしては強すぎる
騎士がやられるんだ。まーしょうがない
風の精霊「面白いよだって」

「「「!?」」」

風が三人を切り刻もうとするが意図も簡単に避けられる

風の精霊「この通り!!頑張ってねー‼」

「そこにいるのは魔法使いか!」

1人が俺の場所まで駆けていく
二人は同時に魔法使いへ殺到

魔法戦士「くそおお風の野郎!!!」
風の精霊「ははははー」

俺は剣を抜く
そして
剣を抜く

魔法戦士「はぁー面倒だな」
強いんだろうなー
盗賊??「、、、、!!」
金属音がひびく
片手だけで防ぎ
そしてもう片手で相手の腹を貫く

風の精霊「つまんなーい」
魔法戦士「風魔法使うより切った方が早いってなんだろ」

魔法使い「たすかった、、、」
商人「くっそ!!高値で雇ったのに使えないぞ騎士」

騎士は、、、絶命している鎧は結構それなりだ

商人「おい、そこの剣士」

魔法使いなのは黙っとく

魔法戦士「へい」

商人「お金は町についたらやる。護衛してくれ」

風の精霊「いいよ」
魔法戦士「いいですよ(お前は見えねーよ)」


魔法使い「、、、、精霊契約者」

町に到着商人に少しの賃金と魔法使いを押し付けられ
ギルドに引き取ってもらおうと思い酒場まで来た。
そこで魔法使いとも別れた。

酒場

魔法使い火「お、ボッチ魔法戦士じゃないか」
魔法使い水「お久しぶりだねボッチ」
魔法戦士「お久しぶり。もうボッチじゃねーよ」
ボッチとは魔法使いの癖に1人で戦うもしくは精霊と契約してないやつのことを言う
魔法戦士「契約してる」
魔法使い火「まー風なんていようがいまいがかわらんがなwww」
魔法使い水「まー風じたいがオワコンだしな」
魔法戦士「いや便利だぞいろいろ」
魔法使い火「火力なし」
魔法使い水「水でじゅうぶん出来ることが風は微妙だな」

火の精霊「へーそんなことがー燃え
たらよかったのにな」
風の精霊「つまらんかった」
水の精霊「ご主人に何かあったら大変なのにまー風の精霊なんか頼ってる時点でwww」
火の精霊「火力がたらん」
風の精霊「いいもんべつに」

ウェイトレス「魔法使い火さん魔法使い水さんご指名が」

魔法使い火「火の精霊さんよいくぞ」
魔法使い水「じゃーなーボッチ」

魔法戦士「じゃーな」
風の精霊「べーっだ」
魔法戦士「見えてるんだやめとけ」
風の精霊「ふんだ、いくじなし言われて怒れよ。あたいいらいらする」
魔法戦士「こればっかりはしょうがない。まー受け入れるこった」

俺は信じてる風の魔法を

風の精霊「わーた。はぁーどっこいこうひま」

期待

酒場から出たあと
宿屋で一晩過ごしたあとのこと

風の精霊「ここいきたーいいきたーい」
風の幼女が何処からか地図と新聞を持ってくる持ってくるといっても風で廻して俺にぶつけたわけだが

魔法戦士「ああー隣の国かー」
風の精霊「コロシアムがあるんだってーこっちにもあるの??あるの??」
魔法戦士「建造中だったかな?ちと説明してやろう」
風の精霊「えらそうな、聞いてやろう」

隣の国は最近まで仲が良くなかったのだが
北の方に大きな国が出来てしまいしょがなく手を組もうっといったら案外うまくいったという状態だ。
仲が悪かった理由はこっちは魔法が主で向こう側は武芸派だっただけという。

故に向こう側はコロシアムがあり
こっちにはなかった

魔法使い用にコロシアムが出来
魔法使い武芸両側用にコロシアムも建造中とのこと

魔法戦士「以上。風にきけばいいじゃないか」
風の精霊「興味なかった。人じゃないしー」
魔法戦士「まーそうだな、、、行こうか」
風の精霊「おおお」
風の精霊がぴょんぴょん跳ねていく
魔法戦士「じゃぁ出発するか」

風の精霊「行こう!!!行こう!!!」

旅の行く先が決まり
手紙を数通受け取って配達ついでに行くことになった
お金にも余裕があるがついでだ

そして旅は順調だった

野良モンスターに教われたが苦戦するようなことはなかったし。風の精霊のお陰で天気など分かるので楽だ
水の精霊さんでも出来るとは言わない約束だ

そんな旅の途中。雨なので木の下に雨宿りしながら体を冷やさないよう休む途中

>>15
期待出来るような投稿スペースにはならなそうです。すみません
風なので気まぐれに

風の精霊「ねぇーひま」
魔法戦士「そうだなひまだなー」
風の精霊「ねぇーなんか話してー」
魔法戦士「えぇーだりーな」
風の精霊「天気おしえてやんないぞう」
魔法戦士「しゃーないなんか聞きたいことあるか?」
風の精霊「ええっとそうだなー」
風の精霊「あたいー名前がなんでフェリスなの?」
魔法戦士「ああこの前決めた名前か」
風の精霊「フェリスって名前でいいけどーよく考えたらなんでだろうって」
名前はこの前決めた。精霊に名前をつけるのは他の精霊と差別化するためだ。フェリスはへーっていいながらニコニコしてたのだが素で考えるとそうだろうな
魔法戦士「そうだなーおれがあった風の魔法使いの名前だ」

風の精霊「ふーん変人他にいるんだ」
魔法戦士「まーな、小さいときにあったんだ」
風の精霊「ふーん。どこにいるの?」
魔法戦士「実はわからない名前だけ教えてくれたな。でも彼女のおかげで風の魔法使いになりたいって思ったな」
風の精霊「女性?」
魔法戦士「そそ、それも相当強い魔法使いだったんだろーな」
風の精霊「なるほど最強のあたいに似合う名前だけはあるね」
魔法戦士「どこでそんな自信が、、、」
風の精霊「?」
魔法戦士「」

魔法戦士「まー俺の初恋の人ってのもあるけどな」
風の精霊「うげー」
魔法戦士「うげー言うな‼」
風の精霊「どんな人??」
魔法戦士「えっとな、緑の髪が腰まであって姫みたいな優雅で優しくてそれでいて騎士みたいな?何処かで話題の姫騎士が彼女じゃないかなーなんて、、、、」
風の精霊「もしかしてーーー風の魔法使いになろうってー」
魔法戦士「恥ずかしいけど風の魔法使いになったら会えるかなって、、、センスあるって言われたからねー真に受けた。センスあるような気がしない」
他のが強い気がしてならない
火使ったことがあるが結構いい火力がでたもんだ
今は忘れたが使おうと思ったら使える。現に焼くときは少し使う

風の精霊「あってどうするの?」
魔法戦士「さぁーもう昔だからね結婚してるんじゃない?まーそれでも会いたいがな」
風の精霊「ふーん恋ってわかんないやーなんで恋して風の魔法使い?理解がー」
魔法戦士「そりゃーあれだ精霊は生きるのにマナがあればいいが人間まー必要なんだよ」
風の精霊「ふーん雨止むよ」
魔法戦士「そうかーやったぜ」

俺は歩き出した。少し急ごう休憩所までは夜につくだろう

魔法戦士「雨冷た」

???「どうしましょう。はぐれました」
幼子「、、、、」
???「あっ、、、、、、、どうかしましたか?」
幼子「木に」
???「木に?ああ帽子が引っかかったんですね。悪い風さん」
帽子が木に引っ掛かっているのがふわり浮かんで僕の頭にのる
???「どうぞ」
幼子「あっありがとう!どうやったの?」
???「ふふふ、魔法です風の魔法」
緑の髪をなびかせ、微笑む。どこかの令嬢なのかふわりとした雰囲気を醸し出す。
幼子「風の?」
???「そうです。便利ですよいろいろ」
幼子「あのあのかっこよかったです!!」
???「ありがとう。貴方も才はあるので出来るようになりますよ」
幼子「お姉さんみたいに出来るの?」
???「ええ、それはきっと素敵なことです」

幼子「うん!!がんばる!!お姉さん僕は」
???「フェリス」
幼子「へ?」
フェリス「って言います。名前です。では探し人がいますのでそれでは」
周りでひときわ大きな突風がふく
その風で目つむる。
そして風が過ぎ去った時には、、、
さよならまた会いましょうとの言葉と共に前から過ぎ去っていっていた。

フェリス「おきろおおおお」
魔法戦士「ああ?あ夢か?」

休憩所で一泊

フェリス「もーもー寝過ぎーはやくはやくー」
魔法戦士「おきたばっかりなのに」
フェリス「えーえーまてないー」
幼女のように騒ぎ立てる
俺は渋々荷物を用意する

風が呼んでる気がした

気がしただけだったが

警備「通ってよいぞ」
魔法戦士「どうも」

半日またされてやっとコロシアムのある都市につく

フェリス「ふわーうわーひゃぁああすげーすげーコロシアムでけー」

直接脳内に声が響く
フェリスが都市を見渡してるのだろう契約ギリギリの高度に幼女が飛んでる
一部の精霊も飛んでるようだ

へいにいちゃん
がやがや
ひったくりー
うがー

いろんな声が大通りにこだまする

魔法戦士「あんま遠くいくなよ」
フェリス「無理」
魔法戦士「まーまずは仕事終わらせてくるわ」
フェリス「じゃ」

フェリスはまだ高度を保っているのだろ
脳内に驚きと楽しそうにしてる幼女の声が響き
ちと
うるさい

魔法戦士「お届けです」
郵便「はい、手間賃。あああとこれ」
魔法戦士「??」
郵便「コロシアムの登録試験場の地図と試験票」
魔法戦士「なぜこれを?」
郵便「魔法使いじゃないみたいだし。独断の偏見で渡すんだ。あとー試験場まで行かないと犯罪でしょっぴくぞ」
魔法戦士「はー!?」
配達「規則だ。それに嫌なら試験場でカネ払って棄権。試験はタダだし合格すれば出るのも入るのも検査パスできるぞ」
魔法戦士「あんとまー強引な」
配達「コロシアムで巨額が動くからな」


魔法戦士「めんどー」

フェリス「へー受けるんだー」
いつのまにかいる
魔法戦士「成り行きだし、まータダみたいだし」
フェリス「おもろそういこういこう」
配達「魔法使いじゃないか?」
魔法戦士「まー剣使うしいいでしょ」
配達「魔法使わなきゃいいぞ」
魔法戦士「へーい」

魔法戦士「まーもう遅いし明日な」
フェリス「へーい」
配達「じゃおつかれ」

郵便を渡し。格安宿を紹介してもらった。
そして次の日

試験場

そして何人かで広場に集められる

「おいおいだれだー魔法使い寄越したの」
「魔法使いはだめだろ」
フェリス「なんか風が逆風だよ」
審査官っぽい騎士が俺のとこへくる
騎士「魔法は一切ダメだからな」
魔法戦士「はいはい」

フェリス「なんか魔法使い扱いされてるのって変だなー」

騎士「ではみんな一人一人で戦ってください。私を含め数人が審査します。一応模擬戦だからな頃さないように」

「はーい」
「やってやるぜ」

色々と声が飛ぶ
そして俺の元に
「にーちゃん弱そうだな魔法使いの分際でこんなこと立ってんのか」

風だけに空気でございます。

魔法戦士「まー魔法使わないし」
「はー?魔法使いなのに魔法使わないwwww国に帰れってんだ」
魔法戦士「帰えるよいつかね」
「今から返してやる」
男が獲物の剣をぬく
俺はまー見る
抜くのは後だ
「抜けよ二刀流だろ?んな難しいもん魔法使いふぜいじゃむりだぞ」
男がもう一本抜く
二刀流だ
「はははびびって抜かねーのか」
魔法戦士「ああごめんめちゃんこ怖い」
フェリス「ださ」
「あなめとんのかーおらー!!」
男が右手の剣を切る
それを後方にさがりよけ
男が今度は左の剣を突き刺してくる
それは突く隣によけてかわす
突く
避ける
切る
避ける剣を抜く
切る
弾きながら剣を両手で持ち直す
「見かけ倒しの両手使いだなwwww」
男が右手の剣で切りかかる
それを両手で力をつけて弾く
「!?」

そして弾いた勢いのまま回転し横腹を狙った一撃を放つ
「くそがー!!」
男が左の剣で防ごうとするが弾かれ
俺の剣が腹に触れた
ペチ
弱い音が響く
魔法戦士「勝ちだ」
「くそくそ魔法使いのくせに」
魔法戦士「片手じゃうち負ける。そんなところだ」

騎士「決まった発表するぞ」

フェリス「やったじゃんやったじゃん!」

魔法戦士「簡単にはとれたー」

フェリス「いいじゃんいいじゃんコロシアムいこういこう」

魔法戦士「参加しねーよコロシアム許可証のパスがほしかっただーけ」

魔法使えんし

フェリス「ええーつまんなーい」

魔法戦士「俺はこの国の国会図書館に用がある」

フェリス「本なんかーつまんないのー」

魔法戦士「調べものがある。まーコロシアムの近くだしお前はコロシアム見とけよ」

フェリス「そうするー」

フェリス視点

魔法戦士とわかれたのち
コロシアムの上空にふわりふわり移動。風はそんなに出てない

フェリス「うわーすごい」

コロシアムでは歓喜激怒など様々な感情が混ざりあい
決闘の行く末を楽しんでる。

その熱気に誘われてなのか精霊もちらほら見え
人と同じく見て楽しんでいるようだ

フェリス「おもしろーい」

ほんとはじめてが多い
魔法戦士についてきて
初めて知ることがおおく
風としてなぁなぁと漂っていたのがバカみたい
最近はつくづくそう思うようになった

その事で実は結構魔法戦士のことは気に入っているわけである
いたずらすると面白いのも
それがある

フェリス「それより今は決闘を楽しもう」

私は決闘に集中することにした。魔法戦士も出ればよかったのにと思うのであった。

うるさい幼女ことフェリスと別れたあと
許可証を使い国立図書館に入る。

魔法戦士「さすが国立規模がヤバイ」

入った瞬間そこは本棚が幾重にも積み重なり精霊たちがその間を飛び回っていた。なぜ武芸の能筋の国なのにここまでしっかりしたものがあるかというと

魔法使いを知ることで優位に立つ意味があったらしい
敵同士だったのだから当然であろう

おれは武器の持ち込み禁止なので受付に預けたのち見て回ることにした

結構ひとが多くてびっくりしながらも目的の本を探す

魔法戦士「ヤバイわからん多すぎる」

司書精霊「お困りですか?」

近くに光玉が近づいて人の形になる
女性の今さっきあったばかりの受付に良く似ている。受付は人でこの精霊が彼女を模しているのかも。

魔法戦士「ああ、風魔法関連の本を探してるんだ」
司書精霊「わかりました」

司書精霊「地図にありますここのブロックに固めて保管されております。高い位置にあるものについては近くの精霊にお伝えください」

司書精霊が光玉になり本の山を飛び越えていく

言われた通りのブロックに向かう
言われたブロックに本はあったのだが

魔法戦士「うわすくな」

僻地に飛ばされたかのような隅のブロックだったわけで。

魔法戦士「まー少ないことに越したことはないか」

調べやすいとも言える

一冊手に取り流し読みをする。
魔法戦士「これは、、、攻撃魔法」

風を起こし相手を切り刻む魔法を細かく説明解説した本だ。

まー基本中の基本である

魔法戦士「あんましっかりしたのが無さげだな」

風の魔法事態が研究されてないのか、、、本もパット見有意義そうなのがない
水火に勝てるようなそんな魔法が風にないってことなのかな?

せっかく来たのに収穫なしか
一から研究しろと言うのだろう

魔法戦士「はぁー」

???「そこの君」

魔法戦士「?」

声をかけられたところを向くとローブに身を包んだ中年がにこやかにこちらに近づいてくる

魔法戦士「初めまして、、、、ここの館長ですね」

館長「おっわかるのかね?」

魔法戦士「ここの精霊を使役してるんです魔力が一緒ですね」

館長「なるほど伊達や宗教でここに立っているわけではないようだ。ここの一括管理を任されている館長だよろしく。」

ごめんよ
色々つたなくて

館長「ふむふむ面白い若者じゃ。ここではなんじゃわしの家に招待しよう。聞きたいことなどがある」

中年の目が嬉々とした幼女の目を思い出す。
好奇心をそそるなにかを自分は持っているのだろう。

魔法戦士「お言葉は嬉しいですが、、、まだ用事「そこの本たちは微妙じゃ。無駄じゃ」がありって、、、え!?」

館長「お主も思ってたじゃろうに。まーただとはいわん。一泊二泊飲食住用意しよう。旅のもののようじゃ情報も売ってやろう」

魔法戦士「、、、そんないいはなしはないですよ」

館長「うそじゃな、わしの嗅覚はヤバイぐらいじゃぞ。さささ」

魔法戦士「えっと、、、」
めんどいぞーが、ここの館長。噂では根掘り葉掘り聞かされると有名なのだ。
魔法戦士「ああー知り合いがコロシアムにいてですね」
館長「言ってみ探してやろう」
あかん
脱げられない
魔法使いの国じゃないのに魔法使い(ガチガチ)がいるじゃないか
魔法戦士「、、、えっとそれひとじゃないんですがいいですか?」
俺は折れた

訂正脱げられないじゃなくて逃げられない

館長「人外でも大丈夫じゃ」
魔法戦士「亜人じゃないです」
館長「ほーほー!!!!!」
魔法戦士「えっと精霊ですね」
館長「ほー!ふむふむ炎の精霊かの?」
魔法戦士「いやーそのー風の精霊」
館長「じゅるりほほはー、風の精霊とな!!!嗅覚は衰えを知らんの‼‼」
司書精霊「館長お静かにお願いします」
館長「わかったすまぬ。取り乱した。ではコロシアムいくとしよう」
館長に捕まれ図書館を出ることになった。

あかん
あかん
フェリスにがさないと
、、、、、、、
いいや、わがまま幼女にお灸据えよう

コロシアムの上空

フェリス「おおっと泥臭いしあいだーー」
フェリス「相手も獲物捨てたーそして二人つかみ合って殴り会う!!」
歓声「わぁあああああ」
フェリス「あああっと右が深々と顔に刺さるー」
フェリス「しかし何と倒れたのは打ち込んだ方だーー」

めっちゃ楽しい
司会も盛り上がっている
ライバル犬猿の仲らしい試合が終わった。
興奮覚めないうちに次の試合が始まる

魔法戦士「フェリスすまんちょっと行くとこがある」
風に乗って魔法戦士の声が聞こえる
フェリス「いまいいとこなのにー」
魔法戦士「まーいいじゃないか」
魔法戦士のところに風に乗っておりる
館長「ほう、風の人型精霊かの人型は水火は量産されとるときいてたが風の精霊も量産されとるのかの?」
魔法戦士「いいえ、天然もんです。風使いを少ないから量産されてないですよ」
量産とは。マナが集まりやすい場所で精霊が生まれる。それを人為的に行う方法だ。天然に比べ形を人のこ好む姿で作れる。生まれたてのために意思はあまりない。ただ使役するだけのもの

館長「良く捕まえたの。」

魔法戦士「風の精霊事態余ってますしね。気まぐれですし」
館長「まー火水土は量産しないと数がおらんからしゃーないがのー量産は好ましくないが、、、知り合いに量産品大事にするんがいるからどっち付かずじゃ」
魔法戦士「捨てたらただのマナの塊ですしね」
自然に生まれたものじゃないため魔法使いから魔力が必要なのだ。量産は良く言えば人という自然のマナから生まれたモノであると言える。
精霊自体がマナの塊
世界の自然での精霊の絶対数は決まっていると論文が発表されたばかりだ。

館長「ふむふむ」
フェリス「えっと何?このおじさん

フェリスを見回す館長
幼女を見回す中年

魔法戦士「ここではあれですいきましょう」
館長「そうじゃな」
フェリス「どこいくの?」
館長「大きいおうちじゃ。屋敷」
フェリス「おお」

フェリスの扱いを心得ているようだ

(捕捉、幼女風の精霊が好きな人注意しといてねいなくなるから)

屋敷到着
さすが金持ち
客人用部屋

フェリス「わーいわーいおおきいひろーいきれーい」
飛び回るフェリスドアをすり抜け出ていってしまった
館長「さすが風の精霊。風のようじゃ。風なだけに」
椅子に座る
騎士「失礼します」
館長「セラ、、、鎧で持ってくるなよ」
女騎士「お父上申し訳ないですが無理です。恥ずかしいです」
セラと言われた騎士がブドウ酒をテーブルに置く

魔法戦士「何処かで見たと思ったら昼間にいた試験官さんじゃないですか」
女騎士「ああ、あんときの魔法使いじゃないか」
館長「ほう。まーどうでもいいがの」
女騎士「では失礼します」
ガチャ
騎士が部屋から出ていく
フェリス「ねぇねぇあそぼーあそぼ」
女騎士「わたしですか?」
フェリス「そそ」
女騎士「いいでしょう」

廊下でフェリスに捕まったようだ
ありがとう騎士。うるさいんだそいつ

館長「悪いな人見知りなのだ」
魔法戦士「大丈夫です」

人見知り?
っと思ったが今はどうでもいいことなので流す
館長「ふったりっきりじゃのー」
魔法戦士「」
館長「でじゃ聞きたいことがあるんじゃがお主隣の国から来たようじゃの」
魔法戦士「ええ」
館長「紋章が手についてるからわかったんじゃ」
魔法戦士「これですね」
右腕に紋章が浮かぶ
館長「でじゃ、、、その紋章は火を表す。火の魔法使いの証じゃ」
館長「風の紋章じゃない。お主風の魔法使いじゃないな」
魔法戦士「」

魔法戦士「まー風は、、、不得手です確かにでも自分は信じてます。才があるって」
館長「ええこっちゃ。にしても珍しい紋章じゃ始めてみたの。図書に載ってない」

館長「うむ書き写しよし。あとは何故、風の魔法を?」
魔法戦士「ああー」
フェリスと名乗った謎の女性について話す。恥ずかしいことこの上ない
館長「やっぱりそれなりの魔法使いがいたのじゃな、、、が惜しいいれば風の魔法について聞きたかったのー」

魔法戦士「そういえばなぜ風の魔法を?」
館長「まーそうじゃな、、、火水土についてはもう研究が進んでるが一方風は進んでおらんのじゃよ。理由は敵国が使わないからじゃ。でこの国の研究所がいま風を研究所が始まったばっかり」

改行了解

魔法戦士「そこでおれってとこか、、、申し訳ないですが隣は風は無視されてます」

館長「まーそうじゃろな、、、でモノは相談なんじゃが精霊くれんかの?研究したいんじゃが」

魔法戦士「無理です」

館長「わかった。じゃー本題」

いまの本題じゃないんだな

館長「じつは2つ先の国で学会がある。学会が終わるまで護衛を頼めんかのーもしかしたらその女性を知ってるものがいるかもしれん。それに風の魔法を今回は議題という」

魔法戦士「またうまい話ですね」

館長「お主の背中からプンプン臭いおったんじゃ色々まー利害は一致しとるじゃろ」

ドンッ「私は認めません‼」

セラ騎士「父上‼わたしが行くといったじゃないですか‼」

館長「うむ、認めん」(娘じゃが一緒に行くと不安が)

セラ騎士「なぜです。こんな馬とも知れないやつ」

父と鎧がケンカしてる

フェリス「なんかどうしたの?どうしたの?オモシロイ?」

魔法戦士「行きなり現れたなオモろくないぞ」

フェリス「ふーん。ねぇねぇ本かって本かって」

魔法戦士「?」

フェリス「読んでみたーい」

魔法戦士「読めるの」

フェリス「少しだけ。魔法戦士があたいに教えてくれればいい」

魔法戦士「面倒な」

セラ騎士「そこの魔法使い!!」

魔法戦士 「?」

セラ騎士「決闘しなさい‼」

魔法戦士「!」

フェリス「オモシロイ絶対」

館長「庭を使いなさい‼よっしゃメモ帳と筆記具っとあと精霊で撮影させなければ」

セラ騎士「さー!」

魔法戦士「まじでかよいきなし」

まー騎士が考えた妥協点なんだな



セラ騎士が持つ獲物が街灯で照らされている

館長「ちとくらいの」

精霊が光を発する
光の精霊だったのかやっぱ

セラ騎士「どこからでもかかってこい‼」

セラ騎士の大きな獲物を盾みたいに地面刺す
幅広い大剣に腰に長剣
訓練用といえ
騎士のからだが隠れるくらいの盾みたいな武器

おんなが持っていいような武器じゃない

これはヤバイ
早く仕留めないと

セラ「さぁ!!!怖じけずいたか!!」

自分は訓練用長剣を2つ。借りたのを構える

風魔法使いとして館長が楽しむモノにしよう

セラ「さぁ!!!怖じけずいたか!!」

私は剣で守りの体勢を崩さずにいる

見てやるつもりだ
風魔法使いは見たことがない
ゆえに出方を待つ

魔法使い「」

何かを唱えているらしいが聞こえない

魔法使い「」
シュン

セラ「!!」

魔法使いが動く

セラ「どこいった!!」

目の前にいたのに目で終えない
右に気配

セラ「そこか!!」
ドンッ
剣を横に凪ぎる
手応えがない
まるで風を切るような

セラ「!!」

剣から手を離し長剣を掴むそして体をひねり抜き様に
キンっ
私の剣が宙に浮く
そして足に痛みが感じた瞬間後ろに引っ張られ地面に叩きつけられる
兜が顎の辺りに力が加わり株とが外れる

魔法戦士「これで満足?」

魔法使いの切っ先が目の前に

私はなにもできなかった

セラ「うぅぐすぐすえっぐ」

館長「なくな、、みっともないすまない鎧脱ぐと気が弱いんだ」

セラ「ごめんなさいぐすん」

魔法戦士「はぁー」

館長「まぁ明日話そう」

フェリス「オモシロカッター」

セラ「おはようございます。昨日は失礼しました」

魔法戦士「いやいいよ別に」

勝てるとは思って無かったので
にしても綺麗な人だ
綺麗なのに男よりも恐ろしい獲物なんだな

セラ「失礼を承知でお聞きします。一瞬何があったかわかりませんでした。教えてください負けた理由を」

魔法戦士「ああ風の付与魔法で加速特化を何度もかけ直したんだ。で横にとんだ」

セラ「横に風を感じましたね」

魔法戦士「まーでも空振り。だって俺はそっちにいなかったんだ。もうひとつ魔法でそう鎧などそこの場所にまるでヒトがいるような風をおこした」

セラ「騙されたのですね私は」

魔法戦士「感覚が鋭いとついな反応してしまう。ビックリしたのはそこからの獲物を手放し背後にいる俺を切ろうとしたとこにびっくりした」

セラ「あれは咄嗟でした」

魔法戦士「余裕があってよかった。うまく剣だけ弾けたからね。後はそのままだよ」

セラ「はーしてやられたんですね私は」

魔法戦士「唱えているときに殴ればよかったんだよ」

セラ「そうですか、、、知らないというのは恐ろしいのですね」

魔法戦士「まーそうですねー」

フェリス「あっおはよう」

セラ「おはようございます」

魔法戦士「フェリス明日からまた遠くに行けるぞ」

フェリス「やった!!」

セラ「父上をよろしくお願いします」

館長「うん何言ってるんじゃセラもいくんじゃよ」

セラ「!?」

窓から登場した中年

館長「昨日のは情けなくてのついてこい」

セラ「いいの?父上」

館長「いい」

セラ「ありがとうおとうさーん!」

館長「くっつこうとするな‼」

セラ「は!?」


何とも鎧脱げばかわいらしい所があるじゃないか

フェリス「うんーセラねーちゃん本読んでー」

次の日

行商の馬車に乗せてもらい
館長の奥さんこと図書の司書さんに見送られ
旅に出た

フェリス「本屋探そう」

魔法戦士「本の虫になってしまったな」

空を見上げながら時刻を判断する

街灯が俺たちを照らす

館長「では宿にいこう」

セラ「うむ、宿についたら稽古だな!!」

魔法戦士「うへー」

フェリス「がんばれー本屋は空いてない」

各々がしたいことがあるらしいので宿に

そしてセラにボコボコにされた
つえー

魔法戦士「わかった」

次の日。朝から会場に来た。
会場はこの国の研究所らしい所で開かれるらしく警備兵が多く自分達も取り調べを受けて待機所に居ることになった
警備はこの国に任せて護衛は待機所で待つ、何かあればここから動く手筈だ。まーそんなに待て状態は各々気に入らなかったり、あわないものもいるので観光してるものもいるという。
昔から警備兵がしっかりしてるのだというから剣を預けて会場の夜の宴会だけ参加するというのもある

魔法戦士「セラはどうする?」

セラ「強者を物色する。観察して飽きたら一人で行きたいとこがある」

魔法戦士「わかった。おれはここまで入って来ちゃいけないフェリスに本買ってくる」

セラ「では」

魔法戦士「また」

精霊は武器として扱われるため精霊用の場所があるらしい

魔法戦士「フェリス」

フェリス「まちくたびれたよおおお。いこいこ」

魔法戦士「ああ」

フェリス「ここいきたい」

魔法戦士「古本屋ねー本好過ぎるだろ」

フェリス「だってオモシロイよ?呪文書」

魔法戦士「使えないのにな」

フェリス「使えないけど意味はわかるし。無駄さがすのがすき」

魔法戦士「精霊のが魔法はうまいもんな」

フェリス「本ではそうだけどそれは人が微妙なだけだと思う」

精霊が武器と言われる理由もよくわかった気がする
魔法使いより便利だ

フェリス「ここってどおいうくに?」

魔法戦士「本に乗ってないのか?」

フェリス「そんな本買ってくれなかった」

魔法戦士「ふむ」

この今いる国は都市国家が集まっている地域だ
中立を保ち北の大国と俺らの国家同盟の狭間に位置している。ゆえに外交に力が入っている。

なので両方の行商が集まる場所として盛んだ

それに今日の学会もある理由は北も南も関係ないという

まー母国はよくは思って無いみたいだが

フェリス「ねぇーセラはー?」

魔法戦士「ああ警備兵にケンカ売ってる」

まー俺より強い

フェリス「ふーん好きじゃないの?」

魔法戦士「な、なにを」

フェリス「だって仲がいいから」

魔法戦士「はぁーまー仲がいいだけじゃーすきっていわない」

それに
俺の頭には風の魔法使いがどうしても残ってしまって

魔法戦士「前に進めない気がするな初恋どうにかしないと」

フェリス「ふーん、好きってよくわかんない」

魔法戦士「精霊と人間じゃ違うしな」

フェリス「だから面白いんだろうね」

魔法戦士「なぁそういえば契約内容覚えてるか?」

フェリス「??」

魔法戦士「悪いんだけど契約内容忘れてるんだよね。一応結べてるけども」

フェリス「うーん最強のあたいが守ってあげるって感じだった気がする。そうそう死なない程度で」

魔法戦士「ああ道理で強制的なことがないのかー」

フェリス「強制的ってなまいきな」

魔法戦士「死なない程度だから死なないなら無理だし」

フェリス「死なない基準がむずかしい」

魔法戦士「死なない基準があやふやだもんな。だから結べてるけど自由だもんな」

フェリス「あたいはそれでいいしーほらあれ古本屋ね」

魔法戦士「ああじゃー安いので」

酒場(昼はカフェ)

フェリス「ええっとこの文字は」

魔法戦士「これはこう読むんだよ」

飲み物を口に含み
フェリスに文字を教える
一人で読めることが多くなったがまだまだである
一部の客は奇異な目で見るが精霊が見えてないだけで魔法使いなんだなーぐらいで流している。
精霊が見えるは魔法使いなら当たり前だが
それ以外は才能があるかすこし魔法を覚えればいい
慣れれば見えてくる

フェリス「ここは?」

魔法戦士「ここは、、、」

幼女に勉強を教える
相手は精霊だがまるで人間のようにせがんでくる
変わった精霊なのだろう風の精霊は

時間が過ぎる
フェリスは一生懸命人間を学ぶ
本という媒体で

ゆっくりフェリスを見るのははじめてかもしれない
白いふく
白いはだ
緑のかみ
精霊だが人の形をとっている

大きくなることがなくこのままの姿なのだろう

本には人と全く違うとしてる

でも人とどこまで違うのだろうか

フェリス「どうした??」

フェリス「私の記憶力がすごいのにびびったか?」

魔法戦士「いや物覚え悪いし」

フェリス「ぶー」

魔法戦士「いやなちょっと考え事」

フェリス「風の魔法使いのこと?」

魔法戦士「まーそんなところ」

フェリス「学会にいるかな?」

魔法戦士「いればいいなーぐらいだからいなかったらまた探せばいいよ研究しながら」

フェリス「ふーん」

いないと魔法使いとしているのではないのかもしれない
自分みたいに戦士兼魔法使いみたいなことをしているのかも

魔法戦士「情報もあればいいなかの人の」

あわよくば

宴会

館長は論文が波紋を広げたようだ
理由は風の魔法は最強の一角になれるかもしれないというのだ。研究しだいで

そんなことが合ったとセラから聞かされる。
風の魔法が最強の一角に?
嬉しいやらあるがむずかしい気がする。
セラ「でわ私は先に宿で休むよ」
魔法戦士「何勝?」
セラ「6勝1分3敗、疲れた」
魔法戦士「3敗かー」
セラ「疲れが出て勝てなくなった」
魔法戦士「俺より強そう」
セラ「強かったぞ」
魔法戦士「だよねー。いいけどさ、俺は宴会で人探してから帰るわ」
セラ「うむ、フェリスは?」
魔法戦士「おとなしく宿で読書」
セラ「じゃー教えるとするかな」
魔法戦士「ありがとう」
セラ「お礼なんて変わった魔法使いさまだ」
魔法戦士「まーね」

セラと別れて宴会場

一通り人探しを行った
人が多く
全員見たとは思えなかったが
彼女はいなかった

そう簡単に見つかるとは思っていなかった。



それどころではないようだ

警備兵「そっち探せ!!」

警備兵達の怒声が会場に響く
人がなにかあったか聞いている

警備兵「お借りしていた論文がただいま全て盗まれました」

会場が騒ぎ始める
そして頭に館長の声が聞こえてくる

館長「来たようじゃ」

魔法戦士「いったい何が?」

館長「今回ちと地雷を仕掛けたんじゃ、、、風のニセ論文を混ぜといたんじゃ」

魔法戦士「??」

館長「犯人を追いかけてくれ。まず外にそして屋根に」

俺は言われた通り武器を持たず外に出た

走りながら風の付与魔法をかける

そして

魔法で跳躍力が上がった状態で屋根に飛び上がり

黒い物が跳び跳ねてるのを見た

結界が発動しているようで立ち往生している

あれか

黒い物「」

パキパキキ

結界が破壊された!?
どうやって‼

黒い物が結界の割れた場所から跳ねて出ていく
速い
風のように

自分は割れた場所を見る

紙が張ってある
魔術の文言が書いているが読めないそして
朽ちていった
自壊したのだ

魔法戦士「なんだこれは、、、」

追いかけよう

黒い物が飛んでいるのを風の魔法で追いすがる。

「なにか来ている」
「どうする?」
「、、、、」
「見たところ獲物はないが、、、追い付かれそうだ」
「魔法使いか?」
「それも稀有な、、、」
「殺害対象になるとおもう」
「なに、、、、そうか、では2人残り相手しよう」

魔法戦士「ヤバイ、ばれた」

二人が左右に飛び俺のを挟み撃ちする動き

風の魔法付与に魔力を注ぐ
足廻りに風が纏う

左右から金属の物が飛んでくる
特殊な形状の投擲ナイフ
夜なのでそれがなにかわかるのは目の前に来たからだった

魔法戦士「!!」

かわしきった

そして

左へ勢いよく飛ぶ
突風のように
「風の魔法使いか!?」
金属の物が飛んでくるが
避ける
「速い!?」

獲物がない
ではどうする?
殺す必要はない
では
右手の紋章が脈動する
紋章の呪文火

この距離!
肉薄した距離で火球を唱えず打ち出す。下級魔法しかし、それを風で煽り
拡大

火が黒い物を包んだ
ファイアーストーム
風魔法の応用だ

「きゃああ!!」
「!?」

背後から金属の物が飛んできた
迫っているのがわかりそのままストームが収め黒い物に体当たりする

収まった
というよりは
また何かしらの紙で押さえられたみたいだ

そして黒い布を巻いたような服は火火に体制があるらしい
近くまでいたので斬りかかって来たのを避け、服を引っ張り道路に落とす
すこし服がち切ったのを保管
道路におり
布が取れた顔を見た
魔法戦士「女か、、、」
顔を覚えたあと

警備兵「こっちに魔法の反応が」

「ちっ」
「くそ」

黒い服を来た女性がまた屋根に上がる。

おれはここに立ち止まる
ちと無理しすぎてからだがヤバイ
見逃すしかないな


「」

セラ「魔法戦士!!相手は!!」

魔法戦士「逃がしてしまった」

セラ「くっ」

警備兵「あっちにいったぞー!!」

警備兵とともにセラが駆けていく

俺はフェリスを呼びながら
館長に会うために会場に戻ることにした

会場近くの酒場

お流れになったらしくちらほら魔法使いや研究者がいる

館長「で、なんか成果は?」

俺は布を渡す

館長「流石じゃ。もうわしのじょしゅにならんか?必要なもんを理解してくれてるのう」

魔法戦士「お断りします」

そのあと一通り報告
フェリスには本を読んでもらっている

館長「ふむ興味深い。やはりいたのじゃな」

魔法戦士「??」

館長「それより会場に探しびとはいたのかい?」

魔法戦士「いませんでした」

館長「そうか、では話すぞ」

館長の話を聞いてまとめるとこうだ。風で研究すると非常に隠密が優秀なのではと思いそっちの方面も調べた結果
実は昔から夜に黒い服を着た風を使う魔法使いの集団がいるという文献を見つけたらしい。
そしてその組織が表にいないことは明白なら裏の世界であり

館長「風を研究されるのを嫌っとるじゃないかと思うのじゃよ、、、そこで今回はデマを流した訳じゃ引っ掛かってくれたようじゃし。呪文もわしらとは全く違うようじゃ」

館長「で、この布が動かぬ証拠」

魔法戦士「この布耐火能力があります」

館長「ああ、じゃな黒いのは夜に動くため魔法は風。文献によればあれは海を渡った先からきた魔法使い集団忍者というらしい」

魔法戦士「忍者?」

館長「それしかわからんぐらいの裏の集団じゃ、、、風の研究すると行き着くの」

魔法戦士「そこにいるかもしれないってことですね」

自分の探し人は

館長「まーいい仕事してくれたのーこの学会が終わったら研究するがお主はどうする?」

魔法戦士「少し自分は自分で調べます。この都市で」

館長「きおつけるのじゃよ、、、、暗殺も得意といってる。悪いがワシは一緒におれんぞ」

魔法戦士「ええ、、、ありがとうございました」

フェリス「ふーんなんか面白いこと」

魔法戦士「ちょっと厄介なことかな」

学会が終わる

論文の一部のが持ち逃げ去れた

それでも学会は進む

研究するために盗まれたくなければ書きとどめない。そしてそれより研究者の間にまた美味しい餌が
出てきたらしい

裏の集団の魔法
表にでないような

それがあること
それを確信を得る物が手にはいったわけだ

故にお礼がたんまり手にはいった
館長はこれでは足りなかもといってだが俺にとっちゃ十分過ぎる額だ

あの布高く売れたらしい

館長曰く
もうようはないようだ
しぶしぶ売った感じがするしつこいのがおったらしい

フェリスに本をかってやろう

魔法戦士「何がいいんだい」

フェリス「うーんこれ」

本棚を指差しし自分はそれを取る

俺はそれに手を取ると首をかしげた

フェリス「どうしたの?」

魔法戦士「本当にこれでいいのか?」

フェリス「高い?」

魔法戦士「安いがこれ、、、恋愛」

フェリス「うん、知ってる知りたい」

魔法戦士「精霊と人間は恋愛って感情の意味が違うぞ」

フェリス「うーんそれもよくわかんない」

魔法戦士「わかった、これでいいんだな」

フェリス「満足」

魔法戦士「本当に本あればいい感じになったな」

フェリス「まーねー」

そして少し子供っぽさがなくなって気がする
幼女のままだが

フェリス「次どうするの?」

魔法戦士「母国に帰る。そこで情報探すかな」

ということで

館長とセラに国にかえる旨を伝えた

セラは残念そうにしてたが
探し人見つかるといいなといって次の決闘の約束をして

母国には交易路があるのでそれに沿っていけばいい

安全が保証されている交易路を通っていくことにする。

速めに去るべきだ

忍者については
館長に任せて
出発した

冬が迫っていて着くのは冬だろう
年越すまでにつければいいな

距離があるからわからないん

冬着を買い
行商人に荷馬車にのせてもらい一緒に行く、幌の間から冷たい風が体に吹き抜ける
フェリス「さむい」
フェリスか凍えたように言う
魔法戦士「精霊なのに寒いのか?」
フェリス「うん、あたいはいつも冬はお休みしてる」
魔法戦士「風があるのにか?」
フェリス「それは他の風の精霊に任せてる。北風の精霊と喧嘩したくないし。別に寒くても問題ないけど辛いかな、、、」
魔法戦士「なるほど風の精霊って多種多様なんだな」
フェリス「得意なことも違うよ。でもそれもよくわかんない何が違って何ができるか」
魔法戦士「さむいか、、、入るか?」
フェリス「死なないから大丈夫だよ」
魔法戦士「辛いなら、なにかよくないんだろいいよ」
フェリス「ありがとう」
ローブのなかに風をいれる
フェリスなのだが
フェリス「あったかい」
魔法戦士「ふむまだまだ風の精霊って研究しがいがあるな」
荷馬車が揺れるが
フェリスの能力なのか
あったかかった

所々おかしいですが許してください

あと改行で引っ掛かるので
入ってないとこもあります



母国に帰ってきたところ
道路や家に行きは一切ない

ない理由は定期的に警備兵と契約した量産された火の精霊が溶かしているからだ

非常にすごしやすい

一回旅の荷物を家におき

酒場に顔を出した

久しぶりな気がする
フェリスは上にあがってふよふよ漂う

火の精霊「久しぶりだな火力あるか」
水の精霊「どこいってたのですか?」
フェリス「遠いとこ」


火魔法使い「どこいってたんだ?」

一通り概略だけ説明

水魔法使い「ふーん学会までいってたの」

館長のことはふせる

魔法戦士「ああ、春頃でまたどこか遊びにいこうと思う」

魔法使い火「火山のある地域がいいぞ」
魔法使い水「火力バカは黙って、ふむまーいいんじゃない。せいぜい死なないように」
魔法戦士「わかったまー春までここにいるよ」

魔法使い火「そういや精霊どうして戦ったことなかったな」
魔法戦士「そういえば精霊で戦闘したことないや」
魔法使い水「嘘でしょ?」

半年何も戦闘手伝って貰ってなかったな

フェリス「ごめん本がほしい」

もう読んだのか

魔法戦士「わかったじゃお二人さんまた」

俺は酒場から出ていく

魔法使い火「次きたらやり合おう!!」
魔法使い水「まー私もやりあいたいわ」

精霊火「負けるきしない」
精霊水「風ですしね」

魔法戦士「本で部屋が狭くなったね」

フェリス「買い込みすぎ」

魔法戦士「ヨムダロ」

フェリス「読むよ、、、ごめん」

魔法戦士「いいよ、読みたいんならさ」

フェリス「、、、あたいなにもできてない」

魔法戦士「気にすんな手伝ってもらう機会がないだけだよ」

フェリス「うん、、、そうだね。絶対守ってあげる!!」

魔法戦士「うん期待してるぞ。ジャー飯食いに行くわ」

フェリス「私も行く」

魔法戦士「いっていみあるのか?」

フェリス「あるよあると思うあるのかな、ただついていきたいだけ」

魔法戦士「わかった」

実際一人でめしくっても寂しいもんな

「いた、、、」



魔法戦士「うんそうなのか?」
フェリス「そうそうでねーその本がねー」
魔法戦士「ん?」

飯を食べたあとの帰りの大通り
目の前に見たことある黒い布が路地に入っていくのが見えた

魔法戦士「忍者!?」
フェリス「?」

剣を確認し
路地を確認
ゆっくり入っていく
そして奥に

魔法戦士「!!!」
いた
黒い布を纏った物
裏の世界の住人
それが路地の奥を曲がる
おれはそれを追いかける

もしかしたら捕まえられる

手かがり
唯一今ある手かがり

フェリス「危ない‼」

魔法戦士「なっ!」

追いかけるうちに行き止まりだ。

魔法戦士「どこいった?」

フェリス「違う!壁じゃない!この場所から離れないと‼」

魔法戦士「へ?」

「覚悟してもらおう」

魔法戦士「閉じ込められ、、、ぐふっ!?」

ドンッ

体が動かない

魔法戦士が倒れてしまった。あたいは分かる。毒がここに溜まっている。風がなく動かないために溜まっている。小さな瓶から出ている。
魔法戦士「な、、、なに、、が」
「死ぬ者に答えなぞ」
ゆっくり私に目を向ける。風を起こそうとするが、、、起こせない
風がないから。風を起こせないようにされている。
「ちと厄介だな」
ぴっ
フェリス「うっ」
額の辺りに細長い札をくっ付けられる
フェリス「あ」
体が力がぬける
動けなくなりその場にたおれた
実体がないが、、、辛い起き上がれない
魔法戦士「フェ、、、げほ」
、、、死ね
魔法戦士「くっ!!があああああああああ」
魔法戦士が鉄の何か避けて肩に刺さっているのが見える。赤い色が服に広がる
魔法戦士「ひ、、、」
紋章が
シュ
ザクッ
魔法戦士「あああああ!!」
路地に悲鳴が響く

唱えさせない
一方的に殺すだけ

フェリス「う」

魔法戦士が殺される
それはわかった助けないといけないのは契約したからでも力がでない
殺されるどうなる?
あたいは
自由になる
魔法戦士は、、、この世からいなくなる
本で読んでた別れが今起きようとしている
、、、、
(それって)
(辛いの)
(どうしよう。守れない)
頭に
短い期間の事が
、、、、
、、、
楽しい
今までのなかで一番楽しい
それが
奪われようとしてる

魔法戦士「、、、おわるか、、、」

魔法戦士が目をつむる

フェリス「ん」

何でそんな簡単に諦めた顔するの?
私に期待してるの?
無理だよ?
ねぇ
こんなあっけなく終わるの

フェリス「や、やらせない」

「ふん耐魔の呪符が聞いてるはずでは?そこどいて」

首をふる

魔法戦士「フェリ、、す、、、?」

魔法戦士の意識が遠のいてる。

黒い布を纏った忍者が呪符といったのを追加で出し。私に向けて放ってくる

フェリス「うぐ!?」

「これでうごけまい」

動けない、、、、
動いて

じゃないと魔法戦士が死んじゃう
死んだら
死んだら
二度と
会えない
嫌だ
それがやだ
本買ってほしい
ワガママきいてほしい
まだ
会ったばかりなのに

まだあたいは
契約通りの事が出来てない

「では風の精霊さんご主人はいただきます」

あたいは魔法戦士を

わたしはご主人さまを守りたい!!

フェリス「んんん!!」

「!?」

頭を回転させる。弱い、、、私は弱い。

私の頭にひとつの記憶が飛んでくる

幼子「うん!!がんばる!!お姉さん僕は」
???「フェリス」
幼子「へ?」
フェリス「って言います。名前です。では探し人がいますのでそれでは」

彼女は強い魔法使い
彼女みたいに
なれたら

なれたらじゃダメだ
私は

なるんだ

強い!!
守れるような‼
イメージする。強いイメージが大事って書かれていた本に魔法は強い意思が必要だ
魔法戦士を私が守るんだ‼

フェリス「ウインドショット!!」

「な!?」

どういうことだ!

目の前にいた精霊が魔法を!
呪符がき効いてない‼

「うが」

通路の奥まで飛ばされる
距離を離された
そして今度は

フェリス「ウィンドカッター」

風のやいばが私に襲いかかる
これは逆にやばい
あれだけの呪符がきかない

呪符が散ったのが見えた

そして私は、唇をかみ
逃げる

これ以上は私じゃ無理だ
未知数だ

フェリス「、、、ふぅ」

前を睨み付け逃げるのを確認する
風で相手の位置を把握し追撃できるようにする。

退けた私の力だけで
あとは鉄の臭いを警備兵までに誘導する



あれ、私、、、

何か暖かい風を感じ
思いまぶたを開けた

目の前に

誰か立っているのしかわからないん
目が霞む

ご主人さまと言う声だけがきこえ、、、た、、、

魔法戦士「んー、、、ん」

目を開ける
見慣れた懐かしい天井
昔からここはよくお世話になったな
って!!

魔法戦士「ここ診療所か!」

フェリス「先生!!起きました!!」

先生「おお!元気かね魔法戦士」

魔法戦士「えっと、、、つうぅ」

先生「まーまだ無理せん方がいい。3日寝ていたから。ひどい毒だ3日ぐらいの昏睡も混じってたよ」

フェリス「、、、、」

先生「まーもう帰ってもいいが絶対安静にな」

魔法戦士「あっはい」

先生「じゃちといそがしい」

先生が部屋からでる
窓は光が入ってきてるのを見ると昼だと思う

生きていた

フェリス「、、、、体調はどうですか?」

隣にいる女性が話しかけてくる。どちらさんだろうか、、、、と言うか見たことある。
それも
ずっと昔に

魔法戦士「どちら様ですか?」

フェリス「フェリスって言います」

魔法戦士「えっとフェリスって、、、姿が」

フェリスと言った女性は緑髪のながい髪
ドレスみたいなフリルのついた服
そうまるで

魔法戦士「うそだろ、、、なんで!?」

フェリス「記憶を盗み見ました。そのせいでなのかその記憶と同じような姿になってしまいました。ですがお探しの女性とちがいます」

魔法戦士「ああ、」

なに残念がってんだおれ

魔法戦士「ありがとう」

フェリス「?」

魔法戦士「助けてくれて」

フェリス「はい。守れてよかったです」

性格も姿も少女から成長してるのか

魔法戦士「性格も変わってるね」

フェリス「はい。その昔のことはいわないでください///」

頬を染めるフェリス
非常に可愛い
過去の彼女がここにいる錯覚
そのせいで

魔法戦士「ああ、ええっと荷物はどこかなー」

魔法戦士(やりづらい)
フェリス(どうしよう。やりづらそうです)

タイトル
魔法戦士「風魔法で頑張る」
魔法戦士「風魔法で最強になる」

でしたね今さらですが

そして眠いです
おやすみ

ふーむ
幼女だった頃のフェリスは上書きされて消された感じなのかな?

フェリス「ご主人さま、荷物はベットの下に置いております」

魔法戦士「えっとありがとう、、、、いきなり変わりすぎなのとそのご主人なんたらはなんかむずかゆい」

フェリス「、、、ごめんなさい少し前の私が精霊の自覚がなくてですね、、、その」

魔法戦士「名前でいい、いきなりかえられても困る。馴れない。それに主従の関係で元から契約した訳じゃない」

フェリス「えっといいのでしょうか?」

魔法戦士「くどい」

フェリス「ふふ、、、、、ありがとう、魔法戦士」

魔法戦士「/////」

フェリスが首を傾げて微笑んで俺の名を綺麗な声に乗せる。
あまりに唐突で直視できない

魔法戦士「まーまーそれはおいといて」

照れ隠しに話す

魔法戦士「なぜここまで変わるのか心当たりがない。フェリスは心当たりがあるのか、、、というかフェリスか?」

フェリス「それは、、、私は心当たりがないです。そして自分がフェリスなのかも自信がないです」

魔法戦士「うーむ変わったことは?」

フェリス「なにか少しできることが増えると思います。魔法戦士の研究書の内容でいろいろな仮説。応用。概念が変わる気がします」

魔法戦士「、、、、」

昔のフェリスはどこに消えたのだ?ってくらいに変わった。

なんか寂しい気がする

フェリス「ごめんなさい」

魔法戦士「あっごめん、、、」

フェリス「、、、、」
魔法戦士「、、、、ふぅ」

気まずい空気が

フェリス「あのですね」

魔法戦士「ん?」

フェリス「ちょっと面白いこと思い付いたのでいいですか?」

フェリスがイタズラを思い出したような小悪魔な顔をする。

ああフェリスなんだなやっぱ

魔法戦士「おいおい怒られるのは俺なんだぞ、まったく」

フェリスはにっこりと笑顔で返すのを見て安心した。

魔法戦士が強くなるのを期待した人ごめんなさい

風がめっちゃつよなります

「取りのがしたのか」
「仕留め損ないました」
「うむ、、、あの精霊はいったい」
「四六時中いますねあそこに」
「呪符がきかないのは厄介だな」
「なかなかいない物なのにな。強力な呪符ないのが」

フェリス「こんにちは、覗きはいけません」
「「「!?!?」」」

フェリス(室内3人。監視に一人。ドアに一人です)
魔法戦士(便利だなお前)
フェリス(隠密してるのにばれちゃいましたねこの人たち。クスクス)
魔法戦士(イタズラ程度じゃないぞこれ)

フェリス「逃げなくて正解です。逃げても無駄ですよ。どこいるか全部わかります」

「、、、、お前は何だ」

フェリス「敵に教えることはないですが、まー交渉しましょう」

魔法戦士「ああ」

「!?」
「何処にいる!!」

>>146
読んでくれてありがとう

上書きかどうかはまー黙っときます。

フェリス「教えませんよ」

フェリス(私がここにいるだけで、魔法戦士はベットの上のまんまだけどね)

フェリス「もう諦めてください。警この前の学会でのことで探られてます。まだ私たちは黙っていますがことと次第では、、、広めちゃいますよ。表に」

「くっ」
「いい気になりおって」
「、、、、」

「やめないか」

フェリス(出てきましたね。魔法戦士一人追加です。こっち側の人でした)

魔法戦士(見えんけど、まー情報は多い方がいい)

フェリス「えっと始めまして風の精霊をさせていただいてます」

「ふむ。始めまして、で交渉は一応聞こうじゃないか」

魔法戦士(ここのボスか?)
フェリス(どうしましょうか?)
魔法戦士(考えてなかったのか、、、)
フェリス(実はもうドキドキしてるんです。緊張してきました。楽しかったんですが)

魔法戦士「襲ったことは不問にします。でこちらの内容は関わらないのは無理でしょうから。一応協力者として居ましょう。秘密は守ります」

「ふむ。信用できんな」

魔法戦士「でも信じるしかないですよ。風の精霊が暴れちゃったら大変ですよね?」

「、、、信用に足りない」

フェリス(信用ですって)
魔法戦士(うーむ、、、フェリス。結構シビアだけどいいかな?)
フェリス(魔法戦士が思うがままに)

魔法戦士「俺に監視役として一人つけるのでどうでしょう」

「それは、、、いつでも暗殺できるってことだぞ」

魔法戦士「ええ危険ですね。ですが、、、僕を暗殺できても精霊は暗殺できますか?」

「精霊ごとき」

魔法戦士「その精霊ごときに今の状況ですけどね。まー暗殺しようとしたら私も、、、、どうするかわかりませんよ。くくく」

フェリス(、、、危ないのは賛成したくはないです)
魔法戦士(二言はないいいね)
フェリス(はい、、、)

「わかった」
「頭領!!」

魔法戦士「ああそうそう指定したいですね一人。いきてたらいいんですが」

魔法戦士「紫髪の女の子がいいですね」

フェリス「」ムスッ

魔法戦士「ごめんごめん」

フェリス「いいんですよ。私は魔法戦士の精霊ですから」ムスッ

フェリス(なんで不機嫌なんでしょうわたし。せっかく守ったのにでしょうか?なんでしょうこれは)

魔法戦士「まーそのうん」

魔法戦士(ここまで感情豊かだったかな?なんか、、、引っ掛かるな?なんだ?)

「、、、、」

フェリス&魔法戦士「あ」
紫の髪の子「来たぞ監視役だ」
紫色の髪を後ろで束ねた少女なのか?小さい女の子が来た。まー顔見知りですはい。
魔法戦士「えっと学会の時とこの前はどうも。魔法戦士です」
フェリス「風の精霊フェリスです」
紫色の髪の子「フェリスさん、魔法戦士さん、どうも。風宮瑠璃です。瑠璃とお呼びください」
魔法戦士「わかったこれからよろしく」
フェリス「よろしくお願いします」
瑠璃「、、、なんでよろしくなんだ」
魔法戦士「いやーまー」
フェリス「長く付き合いそうですと魔法戦士は思ってます」
瑠璃「ふん、めでたいな殺されかけておきながら」
魔法戦士「まーまだ痛む。今日帰るけど」
瑠璃「いいざまだ。まー精々うしろにきをつけることだな」
瑠璃が去っていく
フェリス「かわいいお嬢さんでしたね。でもここの国の人ではないのでしょうか?独特な名前です」
魔法戦士「追ってわかるようになるよ。生きてたんだ。顔ばれして暗殺失敗して処分されずにすんだか」
フェリス「優しいですね」
魔法戦士「いや。成り行きだよ」

次の日
酒場
魔法戦士「少しまだ微妙だけど」
フェリス(隠れてますね)
魔法戦士「隠れるんだな。いやありがたいけど」
フェリス(ええ。なんか面倒事が増えそうですね)
魔法戦士「まーもう向こうから来たけどな」
魔法使い火「おう大変だったな‼。風の魔法じゃ路地はきつかったのかな?」
火の精霊「???」
魔法使い火「で約束だちょっとついてきてくれ」
魔法戦士「いや、しごと探したいから」
魔法使い火「ああー勝ったらこれぐらいくれてやるよ」
魔法戦士「まぁまぁだけど仕事探すよ」
魔法使い火「、、、もしかして精霊いない?お前、、、雑魚過ぎるだろおいおい。ふつう精霊いるもんだろ」
魔法戦士「煽るねーまー今はちょっと不在なんだ」
魔法使い火「不在??それもまた。風の精霊なんて捕まえるから。主従関係しっかり出来なさそうだな。苦労してんだな」
フェリス(ごめんなさい)
魔法戦士(あん時は風らしくて好きだったぞ。気にするな)
フェリス(最強何ていってたし恥ずかしいです)
魔法戦士(そっちね)

魔法使い火「なにぶつぶついってるんだ?」

魔法戦士「ああ気にするな」

魔法使い火「まー精霊帰ってきたら言ってくれ」

魔法戦士「はーわかったよ」

フェリス(出れなくなりました)

魔法使い水「あらら。生きてたんだ何処かの風の魔法使いみたいにドラゴンに焼き殺されたかとおもった」

魔法戦士「ドラゴンいるのか?」

魔法使い水「黒魔法。やられたらしいな」

魔法戦士「ふーん」

魔法使い水「で逃げてないで魔法使い火と戦ってやればいいじゃいか?」

魔法戦士「ああまー逃げてるっちゃ逃げてる」

魔法使い水「はー風では仕方がないか。パーティーに誘われることないよな」

フェリス(、、、、魔法戦士)

魔法戦士「まーわかってやってるからね」

フェリス(悔しくはないのですか?)

魔法使い水「最弱魔法だもんな」

魔法戦士「確かに」

フェリス(私は悔しいです)

魔法戦士(いや。まー言わせておけばいいじゃないか?)

フェリス(魔法戦士が言われているのが悔しいんです)

魔法戦士(はー気にすることないのに)

フェリス(、、、、、、、)

フェリス(わかりました。ただ私自身がばかにされるのが気に入りません。お願いがあります。本調子じゃないですが戦わせてください)

魔法戦士(おまえ、、、まったくフェリスらしいといえばらしいが)

フェリス(はい。私の意志です)

魔法戦士(、、、おまえの性格変わってるの知ってるからなーありがとうな)

フェリス(うっ関係ないです)

魔法使い水「誰と話してるんだい?」

魔法戦士「ああ独り言」

魔法戦士(いいぞ出てきて)

フェリスしたいって言うんだから

酒場の入り口にフェリスが現れる
今日は冬らしい長いスカートに羽織
というか

魔法使い火「お、かわいい。ねーきみ始めてみるけど」

フェリス「」きょろきょろ

魔法戦士「おまえおまえ」

フェリス「私ですか?ああそうですね」

この姿では始めてでした

魔法使い火「魔法戦士の知り合いか?」

魔法戦士(めんどくせー臭いがする)

フェリス(いったん消えます)

魔法使い火「あれどこいった?」

魔法戦士「魔法使い火」

魔法使い火「おう」

魔法戦士「準備いいよ」

コロシアム建設中

魔法使い火がここの試験戦闘を依頼されていたらしい。
前金を俺も貰い
思いの外今日はもう良くなった

魔法使い火「逃げるなら今だぞ」
精霊火「いまだぞ」

魔法戦士(なぁ勝ち目ある?)
フェリス(わかりません。でも試したいことがあります。概念変わりました)

魔法使い火「早く呼べよ」

魔法戦士「だってさ」

フェリス「はい」

フェリスが緑のスカートをフワッとなびかせて俺の前に現れる
そういえばなんで消えるんだろうな

それよりも今さっきと服が違う
緑の髪のうしろに耳のようなもののリボン
緑と白いのスカート
うしろに大きめなリボンがついている
リボンが多くあるようだがその二つだけ

正直センスがいいと思った

魔法使い火「へっ今さっきの子じゃないか?」
精霊火「、、、、」

魔法戦士「えっとそうだけど」
フェリス「静かにします」

魔法使い火「前の子に捨てられたか新しくウインディーネと契約したな」

普通そう思うよね

フェリス「くすっイタズラしたくなっちゃいますね」

魔法戦士「ホドホドにな。俺が怒られるんだ」

眠いです

おやすみ

魔法戦士「まーそんなところ」

魔法使い火「ふー精霊火。心が痛むが最高級のを」

魔法使い火「寒くないようもやしつくせ」

精霊火「はい」

精霊火が燃え上がる
そして姿がトカゲから
背中に羽が生えたトカゲになり背後に大きな赤色の魔方陣が浮かび上がる

トカゲの前に火球が現れ人を越える大きさになった瞬間

フェリスを焼こうと迫り来る

精霊にダメを入れるには魔法は重要だ。他にも方法はあるが魔法でダメが入る

フェリスは動かず
俺はどうするか理解ができないが、、、信じる
それよりも瑠璃と魔法使い水がこそこそ隠れているのを見つけた

魔法使い火「焼き尽くせ」

フェリス「」

ボウ

魔法使い火「ん?」

フェリスに火球が当たる前にフェリスの回り火が渦を巻く
ファイアーストーム
中のものを焼き尽くす魔法

魔法使い火(おかしいファイアーストームは精霊は打ち込んでない)

精霊火「???」

火の嵐がフェリスを焼こうとしてる
そう思った瞬間
嵐が収縮
火球
そして

精霊火に迫る

魔法使い火「打ち返せ!?」

精霊火が今さっきより強い力で火球を打ち出す。火球が火球を追い込み大きくなりまたフェリスのもとへ
フェリスが左側横に緩やかに回避しようとし

間に合わない?
フェリスが左手を火球に押し当て
そのを横に逸れた

魔法使い火「避けたか‼」

魔法戦士(避けてない。火球が大きくて避けれない)

フェリス「ふぅ」
フェリスの横を通りすぎた火球が後ろにいく瞬間フェリスは振り向いた瞬間火球もフェリスを点に円軌道で旋回

そのまま精霊火の元へ帰っていく

魔法使い火「何故こっちに来る!?」

精霊火「がぁあ」

精霊火の前に同じぐらいの火球
今度はぶつかり合い
せめぎあい
火の粉が周りに散る
自分の生身の露出部分顔にあたり熱い

寒さが吹っ飛ぶぐらい熱いなか

フェリスはステップを踏んでいる
火の粉が色んな色に
そのなかを楽しそうに

そしてその姿を見て俺らは驚く
服の色が赤の基調とした服になっている

魔法使い火「どうりで。ウインディーネじゃなく火の精霊か」

魔法戦士(フェリスおまえ。相手にミスリードをさせるために色を)

火を操ったように見えたのはなにかわからないが
その姿で操ってるのを見ると

火を操るのが得意な精霊と思われるわけだ

そう。まるでいたずらっ子が踊っているような
そんな光景
しかしその行動は
物を考え
相手を読み
ミスを誘発させる
そこまでを指示されず
自己の知識
そこからの判断
行動する

それは果たして

精霊がやる領域だろうか?

魔法使い火「魔法弾に変更だ」

精霊火「ぐわぁわかった」

魔法弾
無属性の魔力の塊
それをぶつけたり
塊をはじかせた衝撃で攻撃する
初級の初級魔法
火球の基礎の魔法

魔法使い火「泥沼かよ」

同じ精霊同士はダメは無属性の魔法でいくしかない
無属性の得意なのは
量産された精霊なぐらいなもんだ
精霊によってかわるが
精霊火は得意そうじゃない

フェリスは、、、そんなのを教えて記憶がない

魔法使い火「打ちまくれ!!!俺の魔力も使っていいぞ‼」

精霊火「うがー」

ドッドッドッ

魔法連弾
威力は手数で

フェリス「痛そうですね」


フェリス(どうしましょうか。火の精霊として騙せましたので痛いだけですみそうですが。どう倒せばいいですか?)

魔法戦士(あっ聞くのね俺に。魔法弾応戦でいいと思う。瑠璃がいるけどこいつは騙されない。魔法使い水は騙せたろうけど)

フェリス(うまくはいったんですがこの先考えてません)

フェリスステップ刻んで避ける

フェリス(魔法弾も操れるんですが。あんまりしたくないです)

魔法戦士(風の魔法。ウインドアローを零距離で魔法弾と併用すればいいんじゃないか?)

魔法戦士(あと、、、手の内をさらさないのは俺のためか)

フェリス(、、、、はい)

俺の手札の切り札ってわけだ。知らないは恐ろしい

魔法戦士(魔法弾の基本は、、、、)

フェリスに魔法弾の基礎口頭で教えた。ウインドアローが打てるんだから簡単だ。問題は
距離である



簡単になった

フェリスが魔法弾をうちながら
相手の魔法弾を操った
よけて右脇を過ぎたのが
フェリスの背後を通り左に方向を変える

しかしそれがわかるのは
俺とフェリスだけ相手は打ち過ぎてるのだ

数が多く
一個二個そんなのが混じってるなんてわからないぐらいに打ち込んでる

それにフェリスが数発打ち込み
そう
最初と一緒なことになってきた
精霊火はよける
避ける間
近づく
余計に近づかれたくないからうつ
余計に帰ってくる
それを繰り返し
そして
フェリスが地面を蹴るような動作をしたあと

魔法使い火「なっ!?」
精霊火「!?」

フェリスが精霊火の横を抜けようとして
抜け様に
打ち込んだ

精霊火「ピギイイイイわあああ」

精霊火が吹き飛ぶ
魔法弾に混じったウインドアローに当たったのだ

魔法弾直撃

そう思ったのだろう

魔法使い火「くそ、魔法弾じゃ勝負になんねー」

精霊火「きゅううう火力でない」


魔法戦士「勝ちですね。お金くださいな」

魔法使い火「クソッタれー」

お金を投げつける硬貨が散らばる

フェリス「あっ」

魔法使い火「金にがめついやつにお似合いだな」

魔法戦士(かってもこれだからなー)

フェリス(私が拾います。まだ痛むんでしょうし)

フェリスが1枚1枚拾う


拾う?


そういえば本もどうやって持ってたんだ?
実態がないのに

魔法使い水「次は俺かな?」

魔法戦士「魔力ないのでお断りします」

魔法戦士「それに寒くて、つらい」

フェリス「早く帰りましょう」

フェリス(お金は拾いました。それに瑠璃さんも寒そうです)

魔法戦士「お腹すいたし」

魔法戦士(瑠璃誘うか)

魔法使い水「それは許しませんよ」

魔法戦士「じゃー逃げる」

魔法使い水「ウィンディーネ相手を」

俺は逃げる。走って。

魔法使い水「拘そ、、、」
ザク

地面に金属にものが刺さる。

フェリス(ごはんくるそうです)

フェリス(瑠璃さん)

魔法戦士「助かったありがとう」

フェリス「ありがとうございます」

魔法戦士「奢るよ」

瑠璃「結構だ。ただ見てて殺意があったから止めたんだ。倒すのは私だ」

魔法戦士「結果が助けたことになるんだから一緒だよ」

瑠璃「変わってるな。殺そうとして」

フェリス「嘘です」

瑠璃「嘘ではない‼」

「お客様お静かにお願いします」

瑠璃「すまない」

しゅんっとしているのか頭のポニーテールを右手でいじっている。かわいいな

魔法戦士「にしても魔法使いじゃないのにどうやって生活してるんだ?」

瑠璃「魔法使い初級者だ。ただそれだけだ。真似事ぐらい簡単だ」

魔法戦士「まーでしょうね。必要だから。すいませーん。きたきたこれとこれ」

フェリス(私はこのまま隠れてます)

魔法戦士「悪いな本当に」

フェリス(気にしないでください。人に間違えられるのは水の精霊でもでしょうし)

水の精霊は分かりやすいんだよなー

瑠璃「それよりも殺意がない呼ばわりが気になる訂正しろ」

フェリス(聞こえてましたよ。殺すには別動隊で瑠璃さんは本当に監視しかしない。そして実はですね)

瑠璃「、、、、」

フェリス(実働隊いませんよ)

瑠璃「そ、そんなばかな」

魔法戦士「信じなくてもいいけど」

フェリス(信じなくてもいいいですが。私の能力増えたひとつです)

魔法戦士「なにができるようになったんだ?それを知りたい」

フェリス(瑠璃さんがいますよ)

瑠璃「、、、私は捨てられたのか、、、」

魔法戦士「話あとでいいか」

フェリス(ですね)

ごはんにしたあとに借家に帰る
瑠璃はお隣だ
すこし
落ち込んでるようだ

フェリス「余計なことを言ってしまったのでしょうか?」

魔法戦士「そんなことはない。現に捨てられたと言うより」

フェリス「それどころではなくなったということですか?」

魔法戦士「人が避けないぐらい忙しいともいえるな」

魔法戦士「まーなんにしても。様子をしっかりみとってくれ」

フェリス「、、、なんかすごく気にしてますね」

魔法戦士「まー、、、彼女に会うために仲良くなりたいじゃないか」

ズキッ

フェリス「そうですね。情報が欲しいですね。わかりました、彼女の情報があれば、、、、いいですね」

ズキッ

何故でしょうか痛い

どこか痛いのでしょうか

攻撃されてもいないのに

苦しくなることも


この姿に慣れてないのでしょうか

今日これで寝ます

お休み

魔法戦士
名前必要かもしれない

瑠璃「、、、、」

フェリス「失礼します」

瑠璃「、、、本当に神出鬼没」

フェリス「ええ隙間風があれば大丈夫ですね。少し話をしませんか?」

瑠璃「、、、、」

瑠璃が壁際で三角座りをしている横に座る

フェリス「、、、、、」

瑠璃「、、、、、」

ただ本当に座っているだけ

フェリス「、、、、」

瑠璃「、、、、ねぇ教えてほしい」

おかしいことだと思う
失敗してここにいて
邪魔されてここにいて
その邪魔された精霊にこんなこと聞くなんて

瑠璃「私に一報なかったけどみんなどこにいるの?」

フェリス「この都市から昨日出ていかれました。都市郊外までいかれますとわかりません」

瑠璃「、、、、そう」

フェリス「落ち込むことはないです。一人で大丈夫って信じて「そんなことない」、、、、」

瑠璃「そんなこと、、、ない」

瑠璃「私たちは、、、連係を大事にする。一人残されるのは捨てられたと同義。それも情報を大事にする。一報ぐらいわいれる」

フェリス「そうなんですか」

ご指摘ありがとうございます。

文章ってムズいね

少し焦って書いてるとこがあるので
落ち着いて書いてみます。

あと

読んでくれてありがとう下手くそと罵りながらもゆっくりしていってね!

瑠璃「そうなんだよ。どうしたらいいのかな?」

年相応な心細い声を私は拾う

フェリス「風の噂なんですけど聞いてくれますか?」

瑠璃「、、、、」

瑠璃がうなずく

フェリス「ある都市でドラゴンの被害があったようです」

瑠璃が顔を上げる

フェリス「そこで討伐隊が編成されたようです。ドラゴンの行方を追っているのはどこなのか、わかりません」

瑠璃「緊急時に収集がかかる」

フェリス「思った通りですね」

瑠璃「そうだったんだ、、、安心した。こんなこと言うと変だけどありがとう」

フェリス「こちらこそ。成長のきっかけ頂きましたので」

瑠璃「それは成り行きで、、、」

フェリス「結果が一緒なら同じことです」

瑠璃「あの魔法戦士にこの精霊あり」

精霊「魔法戦士に契約していただいてます」

フェリス「どうします?どうしたいです?」

瑠璃「任務を全うするよ。みんなも頑張ってるんだ」

フェリス「元気でて良かったです」

瑠璃「ただ、、、その、、、、今の黙っててくれないか?」

瑠璃が立ち上がり。頭を下げる。

フェリス「いいですよ。ですがタダとは言いません」

瑠璃「自分ができることでお願いしたい」

フェリス「ふふふ。イタズラしませんか?」

瑠璃「イタズラとは?」

フェリス「任務をお休みです」

瑠璃「そんなことできない」

フェリス「出来ますよ」

私は唇に人差し指を置く

フェリス「バレなければいいんです。得意でしょう?」

瑠璃「、、、それでいいのなら」

次の日

フェリス「私の能力を考察します」

ぱちぱち

魔法戦士「まってましたー」

瑠璃「私が居てもいいのか?」

フェリス「いないとダメです。サボるためです」

魔法戦士「はい魔力草のお茶」

瑠璃「どうも」

暗殺者とお茶しながら談笑する日が来るとか。誰が想像できるでしょうか?
俺は無理だ。

フェリス「実はですね。風を操る力が強くなりました」

魔法戦士「見てたらわかる」

瑠璃「」コクコク

フェリス「ですが実は風を操っていたわけでわないのです」

魔法戦士「はい?」

フェリス「魔法戦士の論文に風はこの満ち足りたものを動かしていると書いてました」

瑠璃「満ち足りたもの?」

フェリス「空気です」

魔法戦士「そういえばそんなこと書いたような」

瑠璃「お姉さん、それがわからないです」

瑠璃が「お姉さん」と言うのをビックリした俺は瑠璃に振り向く

瑠璃が顔を赤くして下をむく
妹って感じなのがすごくしっくり来る。

>>203

なんか読み返すと偉そうに見えたので修正

ありがとう。やらないか?

フェリス「空気とはこの目に見えないけれども精霊のマナを含み、人に必要なものです」

瑠璃「えっとですね、そこはわかります。風の精霊なのに、風を操ってないのがよく理解が出来ないです。」

フェリス「風から説明しますと。風は空気が移動した状況、物が風です。空気が動いた行動の名前が風です」

魔法戦士「そうだったな」

フェリス「なので風の精霊は風と言う行動を操っているです。私は空気を操って動かし、風を作れます」

瑠璃「う、うん」

フェリス「扇いだ風を操作するのと。扇いで風を起こすの違いです」

瑠璃「なるほど!!そして作った風を操作するのか‼」

フェリス「はい」

魔法戦士「わかった理解できた。だがそれよりも奇怪なのは遠くにいても言葉が届く。どんな小さな言葉でも届くのは何でだ?」

フェリス「それは口から出ている風をそのまま拾ってるだけです。風のもうひとつの特徴で空気の振動も風みたいです」

瑠璃「筒抜け」

フェリス「そうです。筒抜けです。それに少し考えてください。空気が動けば風です。人が動く。口を開けると風が起きますのですべてわかってしまいました」

瑠璃「本当に私たちを倒すための能力みたいだ」

フェリス「バレバレですからね」

フェリス「そして私は空気を操れます」

魔法戦士「動いてもない空気を操れるのか‼」

フェリス「ええ、でもまだ慣れないです。上手く行きません」

瑠璃「火球と魔法弾を操作したわけじゃないのかー」

フェリス「瑠璃ちゃんの言う通りすです。周りの空気、風が主ですが操れました」

魔法戦士「じゃ、言葉の風を送ることも、、、隠すこともできたのか」

フェリス「ええ、まだここまでしかできませんし。距離も都市内しか難しいです」

瑠璃「充分です」

魔法戦士「応用がすごく多そうだ」

フェリス「では、サボりましょう。帰ってきたら風が知らせてくれます」

瑠璃「わかったお姉さん」

仕事帰ってきたら続き書きます

魔法戦士「一言いいかい?」

フェリス「どうぞ」

魔法戦士「物持てるの?」

フェリス「持てます。重いのはまだ無理ですが」

魔法戦士「どこまで?」

フェリス「ヒトは無理です。椅子ぐらいなら」

魔法戦士「了解」

魔法戦士「ふーん」

フェリス「魔法戦士、私たちそろそろ遊びに行って来ます」

魔法戦士「わかった」

フェリス「お薬しっかり飲んでくださいね」

魔法戦士「わかった」

フェリス「では、行ってきます」

瑠璃「行ってきます」

二人が部屋から出ていく

何処へ行くのか気になった

魔法戦士「まーいっか」

剣の軽い手入れをしたあと酒場に向かった

酒場

魔法使い火「あっ魔法戦士」

魔法戦士「よっ」

魔法使い火「お前のせいで精霊火が休養だよ」

魔法戦士「同じくだ」

魔法使い火「で、小銭稼ぎか」

魔法戦士「ああ、情報を売ろうと思ってな」

魔法使い火「へーいくら?」

魔法戦士「こんぐらい」

魔法使い火「売れるのか?」

魔法戦士「売れるよ」

魔法使い火「安いからくれ」

魔法戦士「まいど」

魔法使い火「で?」

魔法戦士「耳元」

魔法使い火「まじでか」

ドラゴンが出たらしいことと場所も伝えた

魔法使い火「ああ精霊がいれば。稼ぎに行けたかもしれんのに」

魔法戦士「倒せば一括千金だな。まだ見つかってないらしい」

ドラゴンは言い値で売れるからな

魔法使い火「ありがとう、俺もこれ売ってくわ。何処で仕入れたんだ?」

精霊いないと消化された感じだなこいつ

魔法戦士「風かな」

魔法使い火「信憑性は?」

魔法戦士「折り紙つき」

魔法戦士「でも嘘でもいいような値段だろ」

魔法使い火「確かに、、、魔法使い水が来たら行くわ。討伐隊は?」

魔法戦士「結成住み」

魔法使い火「微妙に遠いいがゆとりもあるし一攫千金狙ってみるわ」

魔法戦士「頑張れや」

少し儲かった

酒場の掲示板を見る

かわいいウェイトレス募集
配達の依頼
煙突掃除の手伝い
モンスターのアイテム
料理人募集

とにかく年越しに向けて忙しいらしい

「おお、兄ちゃん暇かい?」

魔法戦士「ええ暇です」

「依頼出す前にお兄ちゃん一緒に来てくれ」

魔法戦士「何するか言ってください」

「コロシアムの建造手伝ってくれや」

魔法戦士「人で足りないのか?」

「ああ、今年完成予定なんだが。ヒトが集まらんかったんだ。お金は出してもこの時期暇じゃねーのばっかだからな」

酒場にヒトが少ないのがこれが理由か

魔法戦士「わかったいくよ」

「よっしゃーノルマが終わった」

魔法戦士「ノルマ?」

「一人絶対誘うってのがノルマ。良かったー」

本当にヒトが足りないようだ



魔法戦士「結構体がきついけど。運動にいいな」

コロシアムから帰宅
荷物持ち
とにかく材料を運ばないと始まらない。荷物持ちがおわったら王族の観戦席控え室の施工に携わっている人の指示で施行だ。

お金はそれほど
情報も売ってなかなか儲かった
人の取り合いで賃金が高い

明日もこい、言われてるのでいくつもりだ

フェリス「お帰りなさい」

瑠璃「おかえり」

魔法戦士「ただいま。飯食ってきたわ」

瑠璃「私もだ」

フェリス「ふー今日は疲れました」

魔法戦士「ふーん」

そのあと少し談笑したあと早めに寝た

次の日

冬なのに汗をながした午前の作業が終わり
職人たちと一緒に昼にする
汗が冷えて寒いので早く店に入った
最近可愛い子が増えて人気のお店らしい

まったく俺は気にしなかった

食べ終わったあと午後の作業に向かった

瑠璃「お姉さんあれ、、、お兄ちゃんだよね」

フェリス「そうですね。声かけますか?」

瑠璃「恥ずかしい」フルフル

フェリス「可愛いと思いますよ?」

瑠璃ちゃんが頬を染める。いま瑠璃ちゃんはウェイトレスの制服にエプロンをつけて仕事をしている。
紫のポニテ
白い服
白いエプロン
小さなからだ
可愛らしい顔で
人気だ

「瑠璃ちゃーん注文いいかなー」

瑠璃「ただいま行きます」

「フェリスちゃんこの料理、5番テーブル」

フェリス「わかりました」

「フェリスさん注文いいですか?」

フェリス「はーい」

魔法戦士が食べ終わって外に出ていった

フェリス「、、、、気づいてないですね」

「フェリスたんー注文」

忙しい
私以外にも7人いるのに店が広い。席が多いのでやっぱり足りてないと思う。

でも

みんな

私が精霊だと

気付いてなかった

フェリス(実態なくても操れるのでここまでできる)

服は、私自身が創造して写してるだけだが
バレない

フェリス(私以外も一人水の精霊だしいいよね)

そんなことを考えながら私は人の振りをして仕事に励むのだった

1か月後

真冬
年越しが近く
雪も厳しくなってきたこのごろ
コロシアムも余裕が出てきた

「ねぇねぇ知ってるか?あそこのバイトの子。水の精霊らしいぞ」
「しってた。店長の精霊らしいな。料理運ぶしかできないからそうなんだろうな。無愛想無表情だから精霊なんだろ」
「ああ、にしても瑠璃ちゃんってかわええなー妹みたいで」
「おれは店長の嫁さんがいいな羨ましいな」

魔法戦士「なんか聞いたことある名前を聞いたような」

「えっお前知らないの?毎日一緒に飯食ってるじゃないか?というか新聞ばっかりお前は読んでたなそういえば」

魔法戦士「ああーだったな」

同僚と新聞読むしかないからな。新聞の情報が微妙なのが面白いのだ。フェリスに聞いた話と比較したときの違いを探すのが面白い

「お前、今日は新聞やめてじっくり見てみろ。かわええ子ばっかだから」
「そうそう、鉄壁の女神さまが特に綺麗なんだ。水の精霊も結構よくて瑠璃ちゃんはかわいい、、、あとな」

魔法戦士「わかった今日はじっくり見てみるわ」

「コロシアムあとちょいだな」
「ああーやっと休みだー」
「ええ値段だったな」
魔法戦士「本当にな」

店につく
かわいい子ばっかでそれ目当ての客層。男ばっか従業員も増えたらしいがコロシアムの建造物ができたらお休みすると書いてあった
まーそろそろ祭もあるしな

追伸
日常回
春まで続きます

祭、あいつらになんか買ってやろうかな?
余裕があるし

そんなことを思いながら机に座り
机におかれている新聞紙をとる

「みろよー魔法戦士」
魔法戦士「しまった」
「わははは、癖になってる」
テーブルで同僚と笑い会う
空気を読みウェイトレスを眺める

興味があるのは水の精霊だ
どうやって物を運んでるのか確認
水で体を作ってるんだなあれは
顔は色がついてる水
いろいろな色の

よくある、水の精霊で美少女を作るというものだ

ウェイトレスが注文を聞きに来る。確かに綺麗だ
「ご注文は?」

「奥さんこれ三つ」

店長の奥さんらしい。おさげがポイントらしい

「ああ、あれみろよ紫色の髪。瑠璃ちゃんって言うんだぜ。結構小さいのにおさわりできないぐらい勘があるんだよ」
「こいつやろうとして避けられたんだぜ」
「避けたときの真面目な顔が忘れられない」

俺は見る
紫のポニテが見える
ああ、なんだ瑠璃ちゃんか、、、、

魔法戦士「げほげほ」
「むせたか?大丈夫か?」
「瑠璃ちゃんみて蒸せるなんてお前もやっぱり男なんだな」
魔法戦士「あははかわいくて蒸せたわ」
魔法戦士(マジか、いつもここで働いてたのかよ)

魔法戦士(暗殺者があそこまで笑顔で対応するのか)

なんか、殺されかけたのがすごい過去のような気がする

「おっまーたやってる」
「ウェイトレスたちに告白するの多いな最近」
「祭が近いからな」
魔法戦士「そっか、でお前瑠璃ちゃん告白しねーの?」
「言ってやるな。新聞紙読んでてしらんだろーが玉砕してるぞ」
「ははははなんのことかな?」

瑠璃「知りさわろうとしないでください」

「ああごめんごめん」

瑠璃「ここのテーブル価格1割増加」

罰金あるんだ

魔法戦士「俺の席ではやめろよ」
「やめてるぞ」
「前に一回あったな」
知らなかった。高い日がチラチラあった理由はそれだったんだな

「あっ鉄壁の女神が男につかまってる」
「本当だ、ここってこんなのばっか飽きないなー」
魔法戦士「鉄壁の女神ってまた物騒な」
俺は鉄壁って言うぐらいだから頑丈なのを想像していたが
いたのは
緑の髪
スタイルのいい
品のある動き
どうみても

魔法戦士(何でもできるのかよ!)
フェリスに俺は気が付いた

「私とお付き合いを前提に」
フェリス「申し訳ございません」

「さすが鉄壁」
「鉄壁だな」
魔法戦士「なんで鉄壁なのさ」
「尻触ったことがだれもない」
精霊だもんな
「貴族を断る」
精霊だもんな、地位とかいらんだろ
「前、金持ちも金を見せびらかせてたけど反応いまいちだったもんな」
精霊に金っているのか?
本買うだけだな
「この前なんか、三拍子そろったイケメンが告白するってんでこれは行けるだろうって言われてたのも振ったよな」
あっそれ俺聞いたわ

>>240
尻です
知りじゃないですすいません。

フェリスに直接
大笑いしてたわ
精霊になに向きになってるやついるんだよって
フェリスにむちゃ怒られたけども
思いをバカにしてはダメと

いや精霊って気付いない魔法使いなのがおかしいっていったけかな

「彼女はいったい何で満足するんだろうか」
「だな」
魔法戦士(この会話きかれてるんだろうなーなんと恐ろしい能力だ)

魔法戦士「はー」

まー

フェリスが楽しそうで何よりだ

午後

フェリス「ピークは過ぎたので帰ります」

瑠璃「お疲れ様でした」

二人で店を裏口(二階窓から)でる

ちょっと有名になりすぎた
瑠璃ちゃんは体を消せないから大変なのだ

瑠璃「表の世界に知られ過ぎた」

フェリス「かわいいですから」

瑠璃「か、かわいいかな?」

フェリス「私はかわいいと思っています」

瑠璃「ありがとう、お姉さん」

フェリス「ええ、にしも影の人たち遅いですね」

瑠璃「見つけられないのではなく倒せないのかもしれないです」

フェリス「ふむ、そういえばやっと私達に気づいたみたいです。魔法戦士」

瑠璃「遅いね」

フェリス「新聞紙ばっかり読んで気にしてなかったみたいです」

瑠璃「女性に興味がないのかな?」

フェリス「それはですね。思い人を捜してるんです」

瑠璃「そうなんだ」

フェリス「春にはまたどこかへ行きます」

瑠璃「、、、」

屋根から屋根へ渡り
帰った

眠いです
続きはまた明日

日常回になるとは思わなかったなー書いてると

瑠璃「私もついてく」

フェリス「?」

瑠璃「監視が必要。それに仲間の邪魔されてはいけない」

瑠璃「私が見てないといけない気がする。勘だけど」

フェリス「わかりました」


瑠璃「じゃまた明日お姉さん」

フェリス「ええ」

午後

コロシアムの建造物

最近終わりだし暇になりつつある

「最初は間に合わないと思ったが」
「なんとかなった」
魔法戦士「ほか手伝わなくていいのか?」
「これ以外は料金外だ」
「そそ、それにあそこはけちった所だからね」
魔法戦士「ふーん」
「まー兄ちゃん来てくれてよかったよ」
「お陰で今日の仕事早く終わってしまったな」
魔法戦士「逆に暇だな」
契約期間まだまだ残っている

「瑠璃ちゃんにあいてーなー撫でんでしてーな」
「今は少ないからな店員」
魔法戦士「明日も暇なのか?」

「暇さ契約期間内だから離れられねー」
「まー手伝って怪我したら嫌だしな。持ち場を守る意味もあるし」
終わりが近いのが寂しくなってくる
ええ職人だ二人とも
人柄も

魔法戦士「実は春には旅をするんだ」
「まじか俺らと一緒だな」
「俺らはドラゴンに襲われたとこいって復興作業に行こうと思うんさ」
魔法戦士「そうかーじゃーここ終わったらお別れかー」

寂しい
そう思う

「あーあ、かわいい店員の店から離れたくない」

「本当にな。レベルが高い」

魔法戦士「ふーむ。なぁ明日あの店でお疲れ会しようぜ」

「昼間に?」

「酒ないよな」

魔法戦士「無くても店員が見れるし」

「ああいいなそれ。でも瑠璃ちゃんはいないんだよなー時間的に」

「だな」

魔法戦士「お金くれたら行けそうだぞ」

「まじ」

魔法戦士「黙っていてくれるなら行けるかもな」

「なになに?」

「怪しいな」

魔法戦士「まー秘密ってことで」



魔法戦士「ということがあった。フェリスはいいか?」

フェリス「私はいいですよ。午後は非番です」

魔法戦士「ありがとう」

フェリス「あんまりビックリされないんですね」

魔法戦士「ああ、応援してるよ。頑張ってるんだなって」

瑠璃「私は嫌だな。尻さわろうとする」

魔法戦士「それは、、、触らないことを約束させよう」

瑠璃「それでもなんか」

魔法戦士「わかった。断れたって言うよ。あとフェリスとのバイト、ありがとうな瑠璃ちゃん。それに似合ってたよ。今まで気付いてなかったけども」

瑠璃「///」てれ

フェリス「私から誘ったんです」

魔法戦士「そうなのか?」

フェリス「ええ、欲しいのがありました」

魔法戦士「そうか、言ってくれれば買ったのに」

フェリス「いいえ、自分でかいます」

魔法戦士「わかった」

本なんだろうな



屋上


フェリス(私、誉められなかった)

フェリス(残念って思うのはなんでだろう)

フェリス(かわいいって言われたい?なんで?)

冷える夜風のなか

一人悩む

落ち込み
考え
答えが
出ない

次の日の午後

「はーつかれた」
「ただ働ききついな」
魔法戦士「だな。感謝はされたがな」

「三名さま入店でーす。いらっしゃいませー予約のお客様ですね」

魔法戦士「窓際いちばん目立たないところ」
「はい」

俺らはいちばん遠いところで店の隅のテーブル席に行く

魔法戦士「コーヒーブラック3つ」

南国の苦い飲み物を注文

「やっぱこの時間すくねーな」
「店員も二人しかいない」
魔法戦士「ほぼ非番だからな」

フェリス「お疲れ様です」
瑠璃「お疲れ様です。お姉さんがた」

瑠璃とフェリスが出てくる。
そして二人ともこちらに来るのだ

「「!?」」
魔法戦士「瑠璃ちゃん。来ないんじゃ、、、」

瑠璃「お姉さん一人じゃ不安だったんです。監視です」

フェリス「ご一緒してもいいでしょうか?」

魔法戦士「いいよ。呼んだの俺だし」
「マジかよ」
「いったいお前どうして」

魔法戦士「それは詮索しない約束だ」

二人は私服である
まーそこら辺の女の子が着ているのと大差はない

「で、で、で」
「落ち着け相棒」
魔法戦士「まー好きに眺めろよ。おさわりはダメだが」

フェリス「おさわりって何がいいんですか?」

瑠璃「わかんない」

魔法戦士「男とはそういう生き物だよ」

「うーんなんかなれてる感じだね」
「知り合いなんだな本当に」
魔法戦士「まーな気づいたの最近だが」

「えっと瑠璃ちゃん。頭なでていい?」

瑠璃「うーんなんでですか?」

「おれ、君みたいな小さくても頑張る子応援してるんだ」

瑠璃「いいですよ」

「じゃーよしよし」

「よしよし」

瑠璃「くすぐったいです///」

瑠璃が照れている

「フェリスさんだっけ?聞きたいことあったんだけど、お付き合いの断りが多くて目立ってたけど誰かと付き合ってるの?」

フェリス「付き合いはないです」

「お金、名声、権利。全部振ったよね」

フェリス「ええ」

「やっぱ男がいるのか?」

フェリス「いるとは?男とは性別ですよね?」

「ああ、いやあれだ付き合えない理由が知りたい」

魔法戦士(がっつくなー)

フェリス「そうですね。一緒に居れないからでしょうか」

「一緒に居れない?」

フェリス「ええ」

魔法戦士(精霊って言えばいいのにな)
フェリス(精霊言ってしまっていいのでしょうか?)
魔法戦士(うーん。わからん水の精霊ってことにすれば納得するだろ)

フェリス「水の精霊です」

「そんな嘘な、、、」

フェリス「いいえ。魔法戦士の契約させていただいてます。精霊です」

魔法戦士「言うのなそこ。精霊なのは本当だ」

「そうだったのか、、、精霊だったら納得だわ」

魔法戦士「じゃー仕事に戻る」
「頑張ってな瑠璃ちゃん」
「ありがとう、女神さん」

フェリス「いってらっしゃいませ」
瑠璃「ばいばい」

「ありがとう、魔法戦士」
「俺もありがとう、フラれたけど」
魔法戦士「まーよかったのかな?」

「俺はよかった。妹も大きくなったらあんな子になってくれたんだろーな。頑張って妹の分も生きなくてはな」
少し目頭赤くなっている気がするが俺は見ていない
「女神が精霊かー俺も頑張って探してみるかな」
「そんなことより仕事頑張りますか」
「だな」
魔法戦士「ちょっとやって暇潰そう」

午後店から見送ったあと

フェリス「今日で店員さんのお仕事終了です。冬の聖誕祭に向け買い物します」

聖誕祭=神々が生まれた日というのでお祝い感謝、ついでに火の精霊による雪一斉除雪の祭りである。感謝を示す意味でプレゼントを渡す祭りでもある。

瑠璃「お姉さん、もしかしてプレゼント買うために?」

フェリス「魔法戦士にはずっともらってばっかりでしたので

寝落ちでしたすんません

フェリス「自分でお金を作るのは大変ですね」

瑠璃「そうだと思う。私達もそうであるように」

フェリス「なにがいいんでしょうか?」

瑠璃「うーんわかんない」

フェリス「困りました。私は欲しいのがありますけど。魔法戦士が欲しているものがわかりません」

瑠璃「うん、むずかしい。本人にそれとなく聞かないの?」

フェリス「バレてしまいます」

瑠璃「バレていいんじゃないかな?」

フェリス「驚かしたいです」

瑠璃(お姉さんは感情豊かだなーコロコロ変わる)

瑠璃「私はよるとこあるから帰るね」

フェリス「わかりました」

瑠璃が屋根に上がり帰る
監視はしない
それはデリカシーに欠けるもの

フェリス「でもいいですよね」

魔法戦士を少し見てみようと思う
何かヒントがあれば

「それとってくれ」
「はいよ」
魔法戦士「持ってきたのここおいとくぞ」

しっかり仕事してました
ヒントになるようなことはないですね

フェリス「むずかしいです」

フェリス(帰りましょうか?)

「そこのお嬢さん。少し寄ってかないかい?」

しがれたお婆さんの声が聞こえる

フェリス(お嬢さん。私以外でしょうね)

「お嬢さん、無視はいけないよ?」

フェリス(?)

「首を傾げてる貴女だよ」

フェリス「!?」

しがれたお婆さんをみる
隣と隣の出店に挟まれた見逃す場所で何やら売ってる

姿を隠したままそちらに向かう

フェリス「見えるのですか?」

「水晶に写ったからね。いるのなら見えるよう魔法を使うだけさね」

フェリス「そうですか」

「おばあちゃんこれくれ」

「はいよ。ちょうどいただいたね」

私の隣でフードを被った男が商品を物色。お金の入った袋を置いて颯爽っと去っていく

フェリス「何をお売りですか?」

「呪物じゃね。いろんな魔法の触媒になる」

本に書いていたことを思い出す
上位の魔法は呪物を触媒にすると成功率が上がると書いてあった

しかし

精霊は触媒がなくてもそれなりの成功率が約束され、精霊を触媒に出来る

フェリス「珍しいのをお売りですね」

「珍しい?いいんや普通みなが下級の魔法使いだからね。この店を見つけるもしくは視認出来るのは中級以降ね」

フェリス「???」

「中級魔法を精霊なし、もしくは精霊にもなどいろいろな事を考える魔法使いしか」

「呪物の店はみえないのじゃよ。で、そちはなかなかの魔法使いじゃの。廻りに同化するとな。気になったのじゃ」

ニシシシと笑うお婆ちゃんフードの中身が黒くて見えない

精霊に背筋というのが有れば冷えるだろう

「まー呪物触媒に紋章などもあるからちと見せてくれないかい?なんの術者か教えてほしいのじゃ」

フェリス「ごめんなさい私に紋章はありません」

「ない?魔法使いじゃないのかい?」

フェリス「えっとですね、、、ひとでもないです。精霊です」

「なんと、こりゃすごい術者がいるんじゃな。術者どこかな?」

フェリス「コロシアムで働いてます」

それを言ったあとお婆ちゃんが黙る

フェリス「あの、帰っていいですか?」

「ああ、ああ悪い悪い。ちょっと研究心が煽られてね。本題に入ろうじゃね」

フェリス「本題?」

「何かお探しじゃったのじゃろ?」

フェリス「!?」

「あたりじゃな。まーちょろちょろキョロキョロ店を見てまわったら分かるのー」

フェリス「ああ、えっと」

「まーそこでじゃなにが欲しいんじゃ?占ってやろうてな」

フェリス「おいくらですか?」

「そうじゃなこれぐらいでどうじゃ?というかタダでいい」

フェリス「タダほど怖いものはないですよ。お断りします」

「まー本当に凄い精霊さんじゃ。じゃーこんぐらいでいいかの?」

指を3本たて
金額を言う。安いパンが1つ買える程度

フェリス「安いですね」

「まーの暇じゃから今。わしの魔法は予知じゃでは教えてほしいのじゃ欲しい物を」

水晶を取りだしてフードの眼が私をみる

フェリス「その、、、実は、、、買いたいものを探してるわけじゃないんです」

「ん?」

魔法戦士の名前は伏せよう

フェリス「ご主人様に聖誕祭のプレゼントを考えてる所でした」

「ああ、なんじゃ精霊が贈り物とはおかしい話じゃが。それは探せんのー」

フェリス「お金はお支払いたしましたよ?」

「ほー精霊さんなかなかのおやりですな。では、、、これでどうじゃ?」

お婆ちゃんの手に首飾りが

「呪物の宝石が嵌め込まれておる。どんな呪物かはこの説明文を読めばいい。魔法戦士に必要なもんじゃ」

フェリス「お名前分かるのですか?」

「そりゃー占ったわい。火の紋章の術者。まーこの呪物は必要と占いに出たんじゃ」

お婆ちゃんの手にある宝石をみる
白無色の透明な宝石が菱形に形成され。装飾もない

「ちと高いが、、、たんまりたまっとるじゃろ?」

金額を聞いてビックリする

フェリス「貯まってるのちょうどですね」

「そうじゃな破格な価格で譲ってあげよう。勝手に占ったこと。占いで物を当てれなかったこと。あとこれからの出合いでこの金額でいいのじゃ」

フェリス「出合い、、、、」

「お主のような精霊は珍しいからの」

フェリス「そうなんですか?」

「これから会うじゃろ。一応はいると言うことを言っておこうかの」

フェリス「ええ、お金はあとでもって来ます」

「待ってるぞ」

魔法戦士「ただいまって瑠璃しかいねー」

瑠璃「おにいちゃんおかえり。でもその一言はひどい」

魔法戦士「悪い悪い。じゃー飯食べに行こう」

自炊出来る借家だが。買い物をしていない

フェリスがいないがまー風の精霊なんだから普通なのだと思う

いつもの食道

瑠璃「みんなかえってこない」

魔法戦士「ドラゴンどうなったんだろうな?」

瑠璃「多分討伐出来てない」

魔法戦士「サボりまくってて、、、、いいのか?」

瑠璃「今更ながらいいよ。勝てる気がしないお姉ちゃんに」

魔法戦士「まー俺もそう思う」

飯食べながら語る

魔法戦士「聖誕祭まであと少し。瑠璃ちゃんはどうするの?」

瑠璃「皆が帰ってくるまでまつ」

魔法戦士「どっか一緒に廻るかい?」

瑠璃「いいですよ。お兄さん」

魔法戦士「ok。それよりもなんでお兄さんていいはじねたんだ?」

瑠璃「カモフラージュです。兄弟姉妹の方が自然でしょうってフェリスさん提案です」

魔法戦士「確かに。それの方が自然だな」

瑠璃「なのでこれで監視もします」

魔法戦士「それで納得したらいいけどな」

瑠璃「まーもう私の裏での任務はもう無理そうです」

魔法戦士「ごめん」

瑠璃「私が弱かったそれだけです」

魔法戦士「まーフェリスがいたから助かったもんだけどな」

瑠璃「まーお姉さんのせいですね確かに」

クスクス笑う瑠璃ちゃんをみて
今日は遅いなと思ってしまった
フェリスどこいったんだろうな

フェリスは夜何かを持った状態で
帰ってきた

それから数日後
コロシアムが完成
一緒に働いた仲間はドラゴンの被害の地区へ一足先に向かった

それから無職になった
聖誕祭
暦の年度初めまで数日
年が死に年が生まれた日と言う意味での日

その日を迎えるまでに

剣が錆びてた

でも

やる気がおきない

おやすみ

フェリス「朝です」

朝になったので起きる
精霊も寝ると言えば寝ることはできる
コロシアムができてからお寝坊の魔法戦士を起こすまでに寒いので釜に火を焚こうと思う
ご飯はパンだけでいいのでそれを焼く
練ったものを一晩置いたのだ

フェリス「えっと火の精霊さん起きてください」

実は最近知ったことだがこの家の釜に火の精霊が住んでる
小さい赤いトカゲの形で隠れていたのだろうが

ひもじくて出てきたのだ。
すぐさまマッチで火を焚いた

元気になっても大きさは変わらないのでそれほど強い精霊ではないみたいだ

フェリス「火の精霊さん。ご飯です」

マッチで火をつける

火の精霊がのそのそ釜に入ったあと燃料が燃え薪に移る

あまんまり長時間は燃やしたら薪がもったいないのでパンだけ焼いたらすぐに消す

火の精霊もお腹が膨れたのか釜のすみに帰る

実はまだ火の精霊を魔法戦士にはい言ってなかったりする。

火の精霊は家を燃やしたりするので駆除されることがあるのを知っていたからだ

魔法戦士「おはよう。いつも早いね」

フェリス「精霊ですから。パン焼けましたよ」

魔法戦士「いつもありがとう」

フェリス「ついでにシチューもあためておきました」

魔法戦士「、、、、精霊がここまでできるのか、、、」

フェリス「物を操れるなら料理ぐらいは知識が有ればいいと思います。味はわかりません。分量きっちりですので味は変にならないと思います」

魔法戦士「うまいよ普通に」もぐもぐ

瑠璃「おはよう」

魔法戦士「そういえば最近、、、釜の火力おかしいな」

フェリス「」どきっ

魔法戦士「なんか火の精霊がいるのかもしれんな」

フェリス「そうなんですか?掃除しときましょうか?」どきどき

魔法戦士「掃除しとけばいいってもんじゃないんだよなこれ」

フェリス「どうすればいいんでしょう?」

瑠璃「確か駆除すればいいんだよね。この国だけだよね火の精霊みたいなのが住み着くの」もぐもぐ

魔法戦士「なんか産み出してる親玉がいるらしい」

魔法戦士「まー駆除って言っても潰すだけで魔力かマナが四散するし火の精霊のえさ。魔法の触媒と結構使えるらしい」

瑠璃「ふーん」

フェリス(やっぱり黙っていましょう)

火の精霊「ちィー」のそのそ

フェリス「!?」

火の精霊が出てきた。食べ足りなかったのかも知れないけど今はだめです。ひょいっと釜の奥へ戻す

フェリス「ふぅー」

あぶない所でした

魔法戦士「フェリス」

フェリス「はい」

魔法戦士「今さっき隠したの出しな」

フェリス「!?」

魔法戦士「顔に出てるぞ焦った顔。釜の奥だな」

魔法戦士が釜に手を入れ
黒くなった手に

火の精霊「ちぃー」

赤いとかげ

魔法戦士「、、、火の下級精霊か」

瑠璃「へーそれ火の精霊なんだ」

フェリス「、、、、そのどうされるんですか?」

魔法戦士「どうして欲しい?」

フェリス「その駆除は許してあげてください」

魔法戦士「借り屋を燃やされるのはやだな」

フェリス「、、、その面倒は見れないですか?」

火の精霊「ちぃー」

机に乗ってる火の精霊がもじもじしながら魔法戦士の手のひらに乗ろうとする

フェリス「?」

魔法戦士「そういえば逃げないな。普通にげるのに」

瑠璃「なんかなついてるかわいいなー小さいトカゲって」

魔法戦士「生暖かいな。実態あるから。大変だろうに」

フェリス「実はその子最近見つけたんです。釜から出てきました」

魔法戦士「家が燃えんでよかった」

フェリス「お腹すいてたみたいだったのでその日は火を焚きました」

魔法戦士「、、、、こいつお前と一緒で意思が強いのかな?」

フェリス「?」

魔法戦士「ほらご飯だぞー」

魔法戦士の手に火が生まれる。そして火の精霊はそれを吸う
火が吸われきると
火の精霊が手から落ち
釜に帰った

フェリス「、、、おいしいかったのかな?」

魔法戦士「最初っから住んでたんだなアイツ。どうりで俺が火を焚こうと魔法使ってもつかないわけだ」

魔法戦士「駆除はしなくていいなエサは俺があげればいいし」

フェリス「ありがとうございます」

魔法戦士「いや、まーいいひろいもんだよ」

フェリス「?」

その夜から
火の精霊は小さな瓶に詰めされました。

魔法戦士「火の精霊ランプ。普通は飼育したり契約したりして言うこと聞くようにならんとあれだけどこいつは大人しいからな。寝袋いれといてあげたし」

瓶のなかで毛布にくるむ火の精霊

フェリス「よかったです」

今日はこれで寝ます
次回は聖誕祭です
以上

お休み

書かないっていったなあれは嘘だ

聖誕祭
年の終わり年の初まりの境

「3」

「2」

「1」

「0」

「「「「わぁあああああ!!」」」」

都市が揺れる

空に沢山の火の魔法が花を描く

それは雪を溶かし、水の精霊が踊る

溶けた水が空に上がり1つに固まる

そしてそれを町の外へ

大型な呪文が達成される

そこから
色んな所でおとが響く

魔法戦士「外うるさい」
火の精霊ランプが部屋を照らしてくれる。火の精霊は余剰分のマナ魔力は光に変化するようにした

フェリス「にぎやかですね」

瑠璃「空すごい」

魔法戦士「まーな。でだ実は二人に贈り物がある」

フェリス「えっ!本当ですか!」

瑠璃「さすがおにいちゃん!!」

魔法戦士「ではこれを」

隠していた所から本一冊と非常に小さいナイフを1本取り出す

魔法戦士「フェリスにはこの最新刊を。瑠璃には呪物のナイフを」

瑠璃「ただのナイフ?じゃいよね?」

魔法戦士「呪文が刻まれていて瑠璃ちゃんが唱えたら帰ってくるよ。はい説明書」

瑠璃「ふむ」ぶん

ざく

壁にナイフが刺さる。小さいナイフだがしっかりと固定

瑠璃「」

くるくるパシュ

瑠璃が唱えると回転しながら手に戻ってきた
魔力を少し入れ直したらまた同じことができる

魔法戦士「風の魔力で回帰の呪文を掘ってんだ何度帰るから。あと普通に帰ったけど帰る方法も決めれるからね」

瑠璃「うわーこれたくさん欲しい」

魔法戦士「結構ナイフ自体高いから難しいな」

瑠璃「ありがとう!!嬉しい!!」

フェリス「、、、私のこれは?」

フェリス「最新刊ですよね?」

パラパラめくって読んでいる

魔法戦士「ああ」

フェリス「どうやっててにいれたんですか?」

魔法戦士「普通に売ってたぞ」

フェリス「売り切れだったんですありがとうございます!!続き読みたかったんです!」

魔法戦士「まー最後の一冊だったらしいな予約しといたんだ。人気恋愛作家らしいし」

フェリス「」

魔法戦士「もう読んでるし」

フェリス「はっ!ごめんなさい」

フェリス「実は私も送りたいのがあるんです」

魔法戦士「ん?フェリスが?」

フェリス「いつも御世話になってますので感謝の気持ちです」

魔法戦士「ふむ。そんな気にしなくてよかったのに」

フェリス「ふふふ、言うと思いました」

フェリスが天井を見上げると俺の目の前に表れるペンダント

息を飲んでしまった
白無色の宝石

魔法戦士「これどこで、、、高い筈だぞこれ」

フェリス「店員のお仕事のおかね全部使っちゃいました」

魔法戦士「これ、、、受け取りづらい」

フェリス「えっ」

魔法戦士「これはすごい呪物だよ」

フェリス「えっといらいないんですか?」

フェリスの顔を見る
悲しそうに自分の手を見つめている

魔法戦士「ああいや頂くよありがとう。ちょっとすごいからさ。ちょっと待ってててくれ」

フェリス(よかった受け取ってくださいました)

瑠璃「お兄ちゃん何してるの?」

魔法戦士「よし、フェリス君の体さわらせてくれ」

フェリス「!?」

瑠璃「お兄ちゃん変態!」

魔法戦士「??まーいいだろう」

俺はフェリスにふれ呪文を唱える
そして右手に紋章が浮かび上がる

魔法戦士(なんだ俺の紋章に少し似てるけど。まーこれがフェリスを紋章で表したものだな)

その浮かび上がった紋章を
白無色の宝石に押し込む

魔法戦士「出来た」

瑠璃「何が出来たの?」

魔法戦士「風の紋章」

薄い緑色になった宝石を見せる
中に紋章が浮かんでいる

フェリス「これはいったい?」

魔法戦士「これは正直天文学的な価値がある宝石だよ。俺はこれで普通はひとつしか持てない紋章を2つ使えるからね」

フェリス「それってどお言うことです?」

魔法戦士「先天的火の紋章に後天的に風の紋章。これで風の魔法が強くなった」

フェリス「すごいですね!」

瑠璃「それってずるい気が」

魔法戦士「ああ、卑怯だよね。だから価値がある。高い。しかもまったく取れない。簡易版はよく売ってるけど高い」

フェリス「ふふふこれで風の魔法使いです」

おばちゃんありがとうございます

魔法戦士「ああ、やっとだな、、、、、ありがとう」

瑠璃「外いこう外」

魔法戦士「ああ行こうか」

フェリス「はい」

夜から朝まで
食べたり
駄弁って
そして
疲れたところに俺たちは寝た

本当にこれから寝ます

次から
日常はなくなります

女「男、少し話がある」
女「男、少し話がある」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421657749/)

完結してませんが暇潰しにどうぞ

聖誕祭が過ぎ後始末が終わった次の日

瑠璃「遅いので襲われた土地に出向こうと思います」

魔法戦士「そうか。いつ行くのか?」

瑠璃「明日、早朝」

魔法戦士「ふむ、わかった」

瑠璃「御世話になった。楽しかった。また帰って来るかもしれない」

魔法戦士「ああ」

瑠璃が部屋から出ていく

急いで支度をするのだろう

フェリス「魔法戦士さんわがまま聞いてくれますか?」

魔法戦士「風の精霊らしい。お願いだったらいいぞ」

早朝

瑠璃「少し重いか?」

背負いの鞄を持つ

魔法戦士「重くてもいい。時期が時期だどうなるかわからん」

瑠璃「どこから!?」

魔法戦士「窓を開けてもらった」

フェリス「窓を開けました」

瑠璃「えっと」

魔法戦士「おれの背負い見たらだいたい察しがあるだろ」

瑠璃「うん、ついてくるんですか?」

魔法戦士「監視の任務があるからな」

フェリス「今の時期は一人はあぶないです」

魔法戦士「そういうことだ」

瑠璃「、、、これじゃーどっちが監視してるかわからないじゃないですか?」

魔法戦士「それもそうだな」

フェリス「監視なら得意です」

魔法戦士「ほどほどにな」

出発

フェリスの能力と言うより大人しくなったので情報が増え町から町へ進みやすくなった。

風の紋章のペンダントも便利でフェリスが遠くにいても一瞬で呼び戻せる。風は寒いみたいだがフェリスが曲げたりしてそんなに寒くなく
雪が積もっているとこは俺の魔法かフェリスが風でどかす。大雪が降る場合。かまくらを造りフェリスが複雑な顔をするが瑠璃とくっつき野宿。暖は火の精霊ランプで取る。

フェリスが便利なのは気候が読めるどころか
周りの状況をすべて知ることができ
野党に出会わない。

この時期は行商も少なく
非常に雪で進みにくいが
危なげなく平地を進めている

フェリスが先行、偵察、観測

非常に風の精霊は便利なのを実感した。そうして町から町へ渡り
一月過ぎたとき
やっと目的の都市についた

そう
襲われたのは都市なのだ。町村ではない

瑠璃「ついたけどもこれは」

魔法戦士「ああ、一回だけじゃないんだな襲われたのは」

遠くからでは城しか見えなかったが近くに来て分かる
城下町が焼失している
至るところ

フェリスに上空から見てもらうと北側西側が特にひどく南側東側は軽いほうらしい。

自分たちは南側にいるがそれでもひどい惨状だ。

魔法戦士「宿がないかもな」

瑠璃「うむ」

フェリスにいろいろ空いてそうな宿を探してもらっている間

俺らは都市の外でまつ
治安も悪くなってそうなので
少しでも危険を避ける意味でだ

フェリス「空いてる所はないです。それよりも、、、、」

フェリス「風が臭いです、、、わかんない不快で気持ち悪いです」

俺は察する
きっと
人が焼けた臭いなのだろう
寒くてそれほどひどい訳じゃないかもしれないが
それでも臭うだろう

フェリス「あっ北側に被害が免れた所が少し空いてます。安いですよ。非常に」

魔法戦士「わかった安全そうな道を頼む」

フェリス「わかりました」

俺はそこに向かう

つくと威勢のいい兄ちゃんが出てくる
話を聞くとまだドラゴンが倒せていないようだ。しかも定期的に来ると言う。そのせいでこっちは人気がなく安くしてる。しかし、逆に安いため来る命知らずもいるとか。

魔法戦士「安いなー長期で先に一室一月借りる」

「おけーお客命知らずだね」

魔法戦士「店主こそ」

「俺の大事なものだ手放せねー」

お金を先に払い二階に上がる

部屋に入る。ガラスが鉄格子がはめられている、普通の部屋だ。ベットは二段に机だけの狭い部屋

鍵を締め荷物をおく

魔法戦士「今日はもう日が沈む休もう。ほれえさ」

火の精霊「ちぃー」

部屋が明るくなる

瑠璃「はい」

非常食の残りを食べ休む

宿屋の屋根

フェリス「・・・・・」

私は風を感じていた
色んな焦げた臭い
人のうめきがこの風に染み付いている
恐怖、絶望、苦痛、激怒、落胆、失望
阿鼻叫喚が数ヵ月前にあったのだ

フェリス「つぅ、、、」

痛い

すごく痛い

いつも感じている痛みとは違う

フェリス「、、、、」

魔法戦士「こんな所で何してるんだ?」

フェリス「魔法戦士、、、」

魔法戦士「悩みか?」

頷く

私は胸の辺りを押さえる

フェリス「ここが痛いです」

魔法戦士「、、、そうか。
お前はやさしい」

フェリス「優しいですか?」

魔法戦士「ああ、優しい」

フェリス「、、、そうですか」

魔法戦士「その痛みは感情から来るもんだろう」

フェリス「感情ですか?」

魔法戦士「憐れみ、同情。感情だと思う。人もそこがいたくなることが多い」

フェリス「精霊に感情はないって本に書いてました」

魔法戦士「本が全てではない。それに恋愛小説好きだろ?」

フェリス「はい、、、理由はわからないですが好きです」

魔法戦士「ああいう本は感情がないと、楽しくない」

魔法戦士「だから感情はあるだろう。でもそれがなんの感情かは、わからないだろうけど」

フェリス「、、、、」

魔法戦士「難しい顔してる」

フェリス「///」

魔法戦士「恥ずかしい顔してるぞ」

フェリス「もう、からかわないでください!!」

魔法戦士「ははは、怒った。感情豊かなのいいこと。俺は歓迎するよ」

フェリス「うっ」

顔が何故か直視できない

魔法戦士「ふて腐れたか。ちょっと寒い。おやすみ」

フェリス「はい、おやすみ」

今日はここまでにします
また明日

おやすみ

土属性飽きました。

魔法使い「で内容は?」

ネームレス「実は残念ながらドラゴンを何度も取りのがしているのです。途中まではいいのですが。ふと消えるのです」

魔法使い「で?」

ネームレス「それで皆様にも捜索討伐をお願いしたいとおもいます」

魔法使い「わかった」

ネームレスといった男が去る

魔法使い「瑠璃ちゃん彼はなんだ?」

瑠璃「私とは違う裏の組織と表の仲介人。ドラゴンで手を焼いているから誘われたんだと思う」

フェリス「どうしますか?」

魔法戦士「まー報酬が貰えるならいいと思う」

フェリス「そうですか、、、危ないのは私は嫌です」

魔法戦士「そんときは逃げる」

瑠璃「えっとそれで実は私も接触してきてこれを渡されました」

なにかしらの紙を受けとる

紙を開けたあと手紙を読む

(娘を頼む。瑠璃にはだまっておいてくれ)

魔法戦士「ああ、ええっとわかった」

瑠璃「読ませてもらってもいい?」

魔法戦士「これは極秘だから俺だけしか読むなってさ。ドラゴンを殺るか」

瑠璃「わかった、、、なんか府に落ちない」

仕事忙しいけど1000まで頑張る

瑠璃「でもね府に落ちないって言っても、私もこれからみんなと手伝うから夜まで帰ってこない」

魔法戦士「わかった気を付けろよ」

瑠璃「兄ちゃんこそ私以外にやられるなよー」

魔法戦士「ああ約束する」

瑠璃が窓から出ていく
扉からいけばいいなんて思うのだが

フェリス「どうしますか?」

魔法戦士「ドラゴンの情報。敵を知らなければ」

昼過ぎ

ご飯を食べるついでにこの酒場に行く。酒場は隠語でだいたいギルドとか何やらの集団が経営している

故に情報は早い

フェリスには隠れてもらっている状態で店に入る。フェリスは目立つ。容姿も仕草も纏う雰囲気も
精霊ってことを説明するのもめんどくさい
それに
フェリスを物のように自慢してるようで嫌だ

魔法戦士(一応は探し人の姿だからな、、、本当に目に焼き付いている姿だな)

フェリス(何をお考えです?)

魔法戦士「なんでもない」

酒場のカウンターに座る

土魔法使い「おっお久し振り」

魔法戦士「誰?」

土魔法使い「おれおれ」

魔法戦士「いやいやだれだよ」

フェリス(魔法使いの国の酒場にいました。私が戦った日です)

魔法戦士「いやわかんねーよ」

土魔法使い「えっと風の精霊でかわいこちゃんのご主人でしょ?」

魔法戦士「かわいい?いやしらんな」

フェリス(、、、、、ぅぅ)

土魔法使い「えー」

エリ「ねぇ早く注文しよう?」

土魔法使い「おい、そうだったそうだったミートソースのパスタ2つ」

魔法戦士「こっちも同じもんもうひとつ追加」

エリ「お腹ぺこぺこ」

土魔法使い「ごめんエリちゃん」

魔法戦士「精霊?」

土魔法使い「違う違う。やっぱあんた風の精霊使ってる人じゃないか。こいつはれっきとした生き物」

魔法戦士(、、、生き物?人間じゃないのか?)

魔法戦士「人間じゃないのか?」

ショートのかみのエリちゃんといわれた少女をみる

愛らしい目をキラキラしてご飯を待っている姿は人間っぽいが

土魔法使い「に、人間に決まってるじゃん!」

魔法戦士「そうだな」

フェリス(かわいくないかわいくない、、、、)

魔法戦士「そういえばドラゴンの情報は持ってるか?」

土魔法使い「おあいにくさま持ってる。買わねーよ」

魔法戦士「昨日来たばっかだから」

土魔法使い「じぁー買うかい?」

魔法戦士「いくらだ?」

土魔法使い「おごってくれればいいよ」

魔法戦士「おk」

土魔法使い「交渉成立っと」

土魔法使い「まー俺も生で見たけどレッドドラゴンで火が効かないな」

魔法戦士「へー」

土魔法使い「でだ、火の魔法も使うし。魔術の障壁もある。ドラゴンオーブを持ってるかもしれないレベルのドラゴン」

土魔法使い「まー俺も生で見たけどレッドドラゴンで火が効かないな」

魔法戦士「へー」

土魔法使い「でだ、火の魔法も使うし。魔術の障壁もある。ドラゴンオーブを持ってるかもしれないレベルのドラゴン」

魔法戦士「ああいい値になりそう」

土魔法使い「勝てればの話だ。勝てないから困ってる。討伐隊全滅だってさ。一人一人的確にやるんだとよ。なのでやめた方がいい」

魔法戦士「だな、やめよう」

土魔法使い「そりゃーよかった」

魔法戦士「ああ」

土魔法使い「、、、なぁ夜いいか?」

魔法戦士スッ

土魔法使い「ああ悪いなんでもない」

「お待たせしましたパスタ3つです」



帰って来た瑠璃には退席してもらっている。もとい隠れてもらっている
内容は何故か機嫌が悪いフェリスが経由する

土魔法使い「こんな所に泊まって
るなんて」

魔法戦士「いいじゃないか安い」

ミラ「、、、、」

土魔法使い「いやー気をつかってありがとう」

魔法戦士「まーなんか話があるんだろうなって」

土魔法使い「気が利くな。この場所を紙に書いて教えてくれて」

魔法戦士「まーな、で話は?」

土魔法使い「その前に俺の精霊見せとくよ自慢自慢」

土魔法使いの懐からガラスの小さい瓶が

土魔法使い「自然物の精霊。水銀のスライム。みっつけた」

魔法戦士「へースライムって量産じゃーないのか?」

魔法戦士「」

土魔法使い「量産使いきりだけどこいつは違う。いま瓶に圧力と色々な呪文で封をしてるんだ。もっと大きくていい子だぞ。しゃべらんけど俺とエリの魔力がエサ」

魔法戦士「ふーむでっ?」

土魔法使い「見せてくださいお願いします」

魔法戦士「だってさフェリス」

フェリス「、、、」ムッ

土魔法使い「怒ってる?」

魔法戦士「いや機嫌が悪いだけ」

フェリス「で、なんでしょうか?魔法戦士さん」

魔法戦士「いや、もしかして俺に怒ってる?」

フェリス「ええ、でも許してあげます」

魔法戦士「ありがとう」

土魔法使い「、、やっぱりスゲーな精霊。美人さんだー」

ミラ「おりゃー」

げしげし

土魔法使い「痛い痛いやめて精霊だからいいじゃないか」

魔法戦士「そんなことより話が先だ」

土魔法使い「ああ、悪い悪い。おっぱい大きいなー精霊」

ミラ「、、、、」

土魔法使い「ごめんごめん冗談。えっと本命は実はドラゴンを生け捕りにしたい」

魔法戦士「また無謀な」

土魔法使い「いや、そのな」

魔法戦士「協力しよう。なんか事情があるんだろう」

ミラ「ありがとう」

土魔法使い「ありがとう。まー戦闘は何とかするよ」

魔法戦士「わかった」

協力することになった。
ドラゴンが出て逃げるときを追いかけるようだ。そして追いかけるのを風にたよりたいらしい

深夜

声が聞こえる

言葉は聞き取れないが
何を歌っているか心当たりがあった

鎮魂歌

レクイエム

それらを歌っているのだろう

おれは屋根に上がる

そこに月明かりで歌う姿が見える

魔法戦士「、、、、」
フェリス「あっ起こしてしまいましたか?」
魔法戦士「まだ起きてる時間だぞ?」
フェリス「そうですか?、、、そうみたいですね時間がたってないみたいです」
クスクスと笑うフェリス。本当に綺麗な、故にやっぱ会いたいと思う。
魔法戦士「うた、何処で?」
フェリス「魔法使いの都市で歌を歌ってたのを覚えたんです。小さい子が一生懸命に歌うのを真似てみたくってこっそり練習してました」

魔法戦士「そうか、うまかったぞ」

フェリス「///ありがとうございます」

魔法戦士「じゃおれは寝るよ」

フェリス「ええおやすみなさい」

数時間後

魔法戦士「すぅーすぅー」

ふわ

フェリス(今日もよく寝てます)

最近の日課になりつつある
魔法戦士の寝顔をじっくりみる

フェリス(ゆっくり見れるのが夜だけなんですが、、、)

いつも見ているだけで満足した気持ちになる

何故なのか答えがない

フェリス(見ていればいつか答えが出ると信じます)

そうして時間が過ぎていく

次の日
私は少し気になったことがあったので土魔法使いの泊まっている所に忍び込んだ

ミラちゃんが少し気になったからだ

フェリス「誰かいますかー?」

ミラ「!?」

フェリス「いました」

ミラ「えっとどこから来たんです?」

フェリス「窓開けて入りました。ミラさんに聞きたいことがありまして」

ミラ「えっと?なに?」

フェリス「私がペンダント買うときに横でもの買ってきてましたよね」

そのときの事を説明する
金額

などなど
私は臭いというか何かを覚えていたようだ。

ミラ「そうだね。あのときはスライムの強化の素材のおつかいだった」

フェリス「ふふふ実はお隣に私、いたのです」

ミラ「いなかった気がする。だってこんなに綺麗だったら覚えてる、、、うん覚えてるハズ」

フェリス「精霊ですから体は消せるんです」

ミラ「そ、そうなんだ、、、精霊なんだよね?」

フェリス「ええ」

ミラ「、、、そっかー」

フェリス「どうかしましたか?」

ミラ「なんでもないです」

フェリス「同じ人間じゃないことですか?」

ミラ「!!!」

フェリス「ここではあれなのでしょうから。場所を移しましょう」

人気が少ない場所に来る

場所としては襲われた町並みの場所である。家財もなにもかも盗まれたり窓ガラスが割れたりしている場所

ミラ「どうしてわかったんです?」

フェリス「雰囲気といいますか、、、体をフードで隠してますけど背中に何かしら羽みたいなの隠してますよね」

空気に触れているのでわかった。隠したいことなのだろうと思い黙っている。

フェリス「誰にも言ってませんし。今誰もいません」

ミラ「、、、すごいね。そう私は人間じゃないんだ」

フェリス「私と一緒ですね」

ミラ「いや違うと思う」

フェリス「」しゅん

ミラ(かわいいなーこのお姉さん)

ミラ「えっと一応亜人で細かく言うと実は竜人です」

フェリス「竜人??何ですか?それは?」

ミラ「し、しらないんだ。色々鋭いのに」

フェリス「ええ、本で習ったの最近ですから。知識がない状態だったんですよこの前まで」

ミラ「そうなんだ、、、えっと私は竜人で竜の姿が本来の私」

フェリス「そうなんですね。なんで竜のお姿ではないんですか?」

ミラ「お腹がすぐに空くの。土魔法使いは体の維持が大変だからこの姿だって。お腹空きにくい」

フェリス「ふむふむ。そういう種族なんですね」

フェリス「にしても珍しいいですよね亜人は」

エリ「うん、、、実は私は奴隷で売られるとこだったのを土魔法使いに助けてもらった」

フェリス「あら、王子様みたいですね」

エリ「うん、そう。亜人って知ってても何にもしないしそのいつも頼りにしてる。でも他の女性に目が行くのは許せない」

フェリス「どうしてです?」


エリ「えっと、、、それは、、、その、、、す、、す、、」

フェリス「?」

エリ「好きだから!!」

フェリス「えっとはい」

エリ「えっとえっとなんでこんなこと言ってるんだろう!ごめん忘れてください」

フェリス「嫌です」

エリ「えぅ///」

フェリス「好きってどんな気持ちか教えてほしいです」

エリ「、、、えっと?なんで?」

フェリス「なんでと言われますとそうですね、、、実は感情豊かになってるんです私」

エリ「うん」

フェリス「悲しむ心はわかります。喜ぶのもわかります。楽しむのも、落ち込むのも。なんとなしににわかるんです。怖いのもわかります。でも実は、好きとかの感情がわからないんです。恋愛小説は読んでドキドキはしますけど」

エリ「うーん説明しろって言われても難しい。でもその土魔法使いが他の女性と仲良くしてるのがやだったし、その恥ずかしいけども。抱き締めてもらったの暖かくて。そのずっと一緒にいたいって願うのかな」

フェリス「、、、ちょっと難しいですね」

エリ「うん、私も思う。だから困ってる。でも好きだと思う」

フェリス「ええ参考にさせてもらいます。恋愛小説でずっとわからない感情でしたし」

エリ「なんか恥ずかしい」

フェリス「ごめんなさい変なこと聞いて」

エリ「大丈夫、かわりに相談聞いてくれますか?」

フェリス「ええ」




エリ「実は、ここを襲ってるドラゴンは母さんです」

フェリス「、、、それはどうして?」

エリ「わかったのはこの前、あったんです。目の前で、、、そのときは逃げてるところだったのでそれまででした」

フェリス「、、、、それでつかまえてほしんですね」

エリ「はい、でも捕まえるというか、、、話をする時間だけ欲しいです」

フェリス「わかりました。時間だけでいいんですか?」

エリ「はい、私は母を止めなくてはいけません」

フェリス「この事はお伝えしてもよろしいですか?私一人では無理です。魔法戦士さんも必要です」

エリ「わかりました」

フェリス「では、段取りしてきます」

エリ「はい、今日はありがとう」

フェリス「いいえ、こちらこそありがとう」

フェリス(、、、お母さんなんですねこれを行ったのは)

どんな気持ちかなんて無粋です

フェリス(はやく帰りましょう。余計なことを考える前に)

フェリス「ということがありました」

魔法戦士「有能だなフェリスは」

フェリス「ありがとうございます//」

魔法戦士「ふむ、それで土魔法使いに伝えといてくれ」

「おとりを使おう」

次の日から一番被害の大きい場所にエリを置くことにした

脇に俺らが控えている

フェリスは姿を隠し、エリについてる

土魔法使いもスライムで何かしているらしい

それを一日

二日

三日

四日は雨だったのでやめて

五日

そして6日

フェリス「エリさん今日は来ますきっと」

エリ「ありがとう、でも私は、、、」

フェリス「色々お話聞いてくださってありがとうございます」

エリ「ううん、自分も思いもしっかり考えれたから」

フェリス「!?」

エリ「どうしました?」

フェリス「大きな熱源が空にいます!」

エリ「!?」

魔法戦士「どうする?」

土魔法使い「ここで隠れとこう」

周りの空気が重くなる

そして空が曇る

魔法戦士(ヤバイヤバイ)

土魔法使い(レベル高いヤバイ)

エリ「母さん、、、」

ブワッ

グガアア!


咆哮が聞こえる


フェリス「まだ遠いですがマナが歪んで曇りが生まれてます」

エリ「、、、、絶対私のところに来る」

フェリス「隠れてます」



風が強くなりそして



ブァン
バサ


ドンッ!

(((来た!!)))

エリ「、、、お母さん?」

ドラゴンがエリの前にたち

魔法戦士「!?」

ドラゴンがこちらに向かって炎を吐き出す。
自分は風魔法で応戦するが一方的に力負けする
土魔法使いも地面を隆起させたが逆に巻き込み土石流のような炎になる

だが、途中で真っ暗な壁が現れそれる

後方で破壊の力が暴れ収まる

フェリス「絶空、、、魔法戦士を私は守ります。絶対に」

魔法戦士「安心してたよ」

フェリスが最近また新しい魔術を編み出したというのは知っていた

だがそれは何なのか

わからない

理解しようにも知らないことが多いのだ

フェリスは色々試しているみたいだが

ドラゴンの背に魔陣が広がる

今っさっきよりも大きいのがくる

魔法戦士「フェリス、防ぐのを全力で時間を稼ぐぞ」

フェリス「ええ。エリさん!!」

エリ「母さんやめて‼」

「ゆるすさない絶対!!」

耳に女性の声が聞こえたと同時にまた放たれた

しかしまた黒い壁にぶつかるだけである

ナイアルヨ

>>392
ナイアルヨ?
ナイアルヨ!!

フェリス(黒い壁は近づかないください。わざと黒く可視化してます)

フェリスがドラゴンの前に立ちながら言葉を風に乗せ伝えてくれる

ドラゴンがフェリスを爪で攻撃する

フェリスは避ける
避ける必要はないのに

エリ「母さん!!」

「、、、、、エリ、必ず助けるから」

ドラゴンの周りに魔力の放散が始まる

土魔法使い「ゴーレム!!タックルだ!!一帯が燃やされる前に!!」

ドンッ!

ゴーレムがタックルでドラゴンの邪魔をする

魔法戦士「エリちゃんごめん!!」

風魔法の重ねがけ
そしてエリの小さな体を担ぎ上げ

ドラゴンから距離をとる

「にがさない、にがさない」

ドラゴンがゴーレムをブレスで吹き飛ばし俺の方に向く

そこにフェリスが両手を広げ立ちはだかった

「どけ!!」

フェリス「頭冷やしてください!」

「人間風情があああ!!!!」

フェリス(魔法戦士!!後方に討伐隊来ます)

魔法戦士「くそ、やっぱ早い」

土魔法使い「ゴーレムドラゴンを押さえつけろ」

「消えろ」

業火が放たれるが
黒い壁で防がれる

エリ「魔法戦士さん離してください‼」

魔法戦士「わかった」

魔法戦士がエリを下ろすと

エリ「母さんを退けなくちゃ」

魔法戦士「、、、いいのか?」

エリ「フェリスさんがいるから大丈夫」

魔法戦士「なら大丈夫だな」

「フェリスやっちまえ」

フェリス「はい、わかりました」

魔法戦士「支援はする!!」

魔法戦士がエリのところから一瞬にしてドラゴンの腹したまで移動

そのまま切りつけ背後をとる

魔法戦士「おばさんこっちこっち」

フェリス(、、、、)

私は魔方陣を思い描く

1、2

「ふん!」

ドラゴンが押し潰そうと手を叩きつける

魔法戦士はそれを避ける

土魔法使い「ゴーレム!!」

ゴーレムがドラゴンの尻尾をつかむ

「く、うざったい!!」

ドラゴンが体をひねりゴーレムを殴る。巨体が粉々になる

10、11

魔法戦士「エアーショット!!」

無詠唱の風の槍がドラゴンに当たって砕ける。22、50、100

土魔法使い「グレイブ」

地面が隆起しドラゴンを貫こうとするもこれもドラゴンの装甲に阻まれる。200、500、1000

「‼」

魔法戦士「早いなやっぱ詠唱」

フェリス「許可を」

魔法戦士「おれごとやれ」

フェリス「エアーランス」

ドラゴンの周りに無数の小さな魔方陣が浮かび上がる
全てはチリなどで描いた魔法の数々

フェリス「射出!!」

そしてそれは風の槍となり一点に集中する。
集中する。中心はドラゴン

ドッドッドッドッ

終わることのない槍が降り注ぐ

ドラゴンの回りで風が集まる

埃を風で吹き飛ばした。

ドラゴンは、、、、

バサッ

ドラゴンが飛び去る

それも逃げるように

俺らはそれを追撃せずに武器をしまったりただ眺めるだけ

土魔法使い「退けた、、、」

エリ「すごい」

魔法戦士「フェリスお疲れ。魔力は?」

フェリス「全部空気中のマナからですから大丈夫です」

土魔法使い「、、、嘘だろ消費ゼロなのか?」

フェリス「消費はしますよ。でも空気があればあるだけ使えます」

魔法戦士「そんなことより追うぞ。数時間後」

数時間後

ある程度整え後を追う

近い場所にいる
どこにいるのかそれを全部フェリスが知っている

フェリス「人みたいな大きさです今」

魔法戦士「それで見つけられなかったのか」

土魔法使い「隠れるにはいいな」

エリ「、、、」

フェリス(エリちゃん一人で行ける?)

エリ「」コクン

フェリス「皆さん、、、ちょっとお願いします。少しいたずらしちゃいましょう」

フェリス(あれです)

木々に座り込んでいる女性がいる
頭に角を生やし隈が見える目を閉じている

エリ「母さん、、、」

「!?」

女性が立ち上がる

「エリなの?」

ゆっくり警戒心を持ちながらもエリに近づく

エリ「私以外いない。本当に」

「エリ」

女性がエリを抱き締める

「やっと見つけた。大切な子」

「帰りましょう」

エリ「母さんそれは無理なんだ、、、」

「どうして」

エリ「母さんが戦った人は悪い人じゃない」

「、、、嘘よ」

エリ「助けてくれ。奴隷商人から」

「、、、」

「、、、、帰りましょう」

エリ「助けてくれたから助けてくれ、、、たからごめん」

「、、、、好きになったのね」

エリ「うん」

「、、、私と一緒ね」

エリ「ごめん」

「頑張ってね。私はもう行く」

エリ「ごめんなさい」

フェリス「申し訳ないです。陽動がばれました」

「!?」

エリ「母さん早く逃げて」

「、、、わかったわ。」

「でもその前に。そこの娘」

フェリス「私ですか?」

「あとどれくらい大丈夫か教えて」

フェリス「10分持たせます」

「わかった、、、エリこれ」

小さく赤い物を渡す

エリ「これは、、、」

「私のオーブ。これをもって父親を探して」

エリ「わ、わかった」

「父親は格下のワイバーンよ。あなたはワイバーンとドラゴンのハーフなの。で伝えてほしい事がある」

エリ「うん」

「あのときはごめん、、、今も愛してるって」

シュン

焔が吹き上がりそこからドラゴンが飛び立つ

エリ「そっちは!?」

ドラゴンは討伐隊の方角に突っ込むのが見えた

エリ「やめてこれ以上、、、」

エリが膝をつく

フェリス「私行きますね。ここにいてください絶対に」

私も向かう

向かった時には
人とドラゴンが入り乱れている
人に多大な被害が出ている

フェリス「どうして逃げないのですか!?」

ドラゴンに直接伝える
ドラゴンと私だけの会話

「誇り。私の空の王者であるドラゴンでの誇り」

人間側も負けていない
魔法がドラゴンを襲い
押さえつける。拘束縄や魔力。アンカーが撃ち込まれ次第に動けなくなる。

そして完全に押さえられた
長く戦っていたのと私の魔法で力が弱まったのだと理解できた

弱肉強食の世界
その王者が負ける
しかしその事を受け入れてるようだ

「あなたにこれを言うのもあれですけど。死ぬ前の懺悔はいいかしら?」

フェリス「ええ」

「あの子の父は群れのワイバーンの一人で変わり物だった。私にちょっかいをずっとして、しつこかった。でも、彼は諦めなかった。愛するようになり子も頂いた。でも彼を振ったわ。群れに帰れって嫌いになったふりして喧嘩ふっかけケガさして。寂しさを我慢して。でもそのせいで人間に連れさわれたのかもしれない。彼を悲しませた報いかもしれない」

フェリス「、、、、」

「老いぼれの戯言よ。聞いてくれてありがとう」

殲滅隊
「よっしゃー!!鱗剥ごうぜ」
「ははは取り分はいただくぜ!」

人間の欲がドラゴンに殺到する

「そうそう、貴女のご主人さま火の魔法使いのようね。懺悔のお礼に私の魔法を教えてあげるし貴女には効かないでしょう。だから」

「目に焼き付けなさい。ドラゴンの散りざまを」

ドラゴンから魔方陣が一瞬に広がる

「すべてを焼き尽くせ、フレア」

言葉と共に白に塗る潰される
周りに絶空壁

逃げることも叶わず

収まった所はクレーターがありドラゴンの骸が空を見ている

全て蒸発したのだろう

私以外立っている物がいない

何故このような事をしたのかは簡単だろう

これが弱肉強食の世界
魔界の世界

そして

誇りと懺悔、死地を探していたのかもしれない

でももう知ることは出来ない
ドラゴンは物を言わない
ただ空を見ているだけである

フェリス「、、、、」

簡単

複雑

感情は複雑
それでいて簡単な所もある

魔法戦士「いったいこれは?」

土魔法使い「すごいなこれ」

魔法戦士「フェリスあの骸はドラゴンが?」

フェリス「はい、置き土産もいただきました。それはあとでお伝えします」

魔法戦士「逃げなかったのか」

土魔法使い「、、、、エリをさがしてくる」

フェリス「エリちゃんはあっちにいます」

土魔法使い「わかった」

土魔法使い「エリ」

エリ「、、、お母さん」

エリを見つけたが、膝をついていた
そして俺はそれを後ろから抱き締める

土魔法使い「、、、」

エリ「お母さん、グス!どうして!!」

エリが泣き出すのが落ち着くまで抱き締める力を緩めなかった


部屋を借りている場所で俺らは集まった

討伐隊は全滅らしい。何が起こったのかをいま全力で調べている模様

瑠璃「私も危なかった。以上だよ」

土魔法使い「情報屋ありがとう。情報屋雇ってるなんてな」

魔法戦士「まーな」

フェリス「エリちゃん大丈夫?」

エリ「うん。落ち着いた。ごめんフェリスさんちょっと二人っきりになりたいけどいい?」

フェリス「いいですよ」

二人で部屋を出たあと
屋根に上がる

エリ「お母さんは最後を看取ってくれてありがとう」

フェリス「いえ、なにも出来ませんでした」

エリ「そんなことない。あれがドラゴンの生き方と思う。強かったんだと思う」

フェリス「ええ」

エリ「それでもお母さんがしたことは許せないけどね。沢山の人が犠牲になっちゃった」

フェリス「ええ」

エリ「私、ここの復興手伝う。そしてある程度したらお父さんを探しにいく」

フェリス「頑張ってね」

エリ「うん。あとフェリスさんももっと勇気をもって臆病にならず頑張ってね」

フェリス「?」

エリ「それです。知らないフリして。嫌ですそれ。臆病意気地無し。べーだ」

屋根からエリちゃんが飛び降りる
危なげなく降りた

魔法戦士「おう、話は終わったか?」

フェリス「ええ。中でも決まったんですね」

魔法戦士「ああ土魔法使いはこの都市に残るってさ。おれはまだ職人の友人にあってないけども次いこうと思う」

土魔法使い「かえるぞー」

エリ「はーい」

土魔法使いの腕にくっつくエリちゃんが見えた。二人で手をふり。私もふり返す。

魔法戦士「ロリコン」

土魔法使い「聞こえてんぞ!!!」

魔法戦士「じゃーな」

土魔法使い「次あったら絶対に最強の土魔法使いとして認めさせてやるぜ。いまは勝てないがな‼」

魔法戦士「おう」

土魔法使いが帰るのを見送ったあと

フェリス「私はまだ夜風を浴びています」

魔法戦士「わかった、、、俺もうねるわおやすみ」

部屋に戻る魔法戦士

フェリス「、、、臆病ですか」

臆病と言った言葉を反芻する

魔法戦士が言った事も思い出す。感情豊かになったと

感情。思い。考え方

私の感情はどこまでを持っているのかは、、、、あのときにもう全部持っていたのではないだろうか?

魔法戦士が瑠璃ちゃんに殺されそうになったとき

あのときは怖さ、悲しみ、悔しさ、それと焦り

終わったあとも起きなかった時も怖かったのは覚えている。醒ました後は安心した。それに何故か恥ずかしかったのを覚えている。

あのあと
火の魔法使いが喧嘩を吹っ掛けた時
魔法戦士をバカにされたのに怒りを覚えた。戦って騙した。

そのあと瑠璃ちゃんにあって慰めた。優しさをあのときは知っていた。

バイトをしたいと思った。理由は魔法戦士にお返しをしたかったから

バイトを始めたらいろんな人に声をかけられた

真面目な告白は申し訳なくお断りした。お尻を触ろうとする人はいたけど触れないのに頑張ってる人は滑稽だったのを覚えている。椅子からこけたのも。感触がなくて首をかしげているのを。

プレゼントを探すのは大変だった。
こっそり喜んで貰える物を渡したい。欲が全面に出て見つけられなかった。お婆ちゃんに占って、売って貰った宝石は本当に役に立って良かった。本をお返しで貰ったのは大事に読んだ。

フェリス「お返しなのに貰ってばっかり」

ドラゴンの誇りを見せて貰った
もうわかっている

感情が理解できる
小説だって読んでいる
感情がわからないなんてのはない

フェリス「魔法戦士が倒れたときから、私は変わった。何故?」

何故?

そんなのわかりきっている筈

怖かった

魔法戦士がいなくなってしまう

私の前から

そう

私は
最初っから

この姿を借りてまで助けた理由は
強くなった理由は



魔法戦士が大好きだ

フェリス「簡単なことです。そして知りたくなかったです」

好きの感情を認めた瞬間

私は多くの感情が胸を締め付けた

初恋の人への羨望、想われることが羨ましく。妬ましい
私の姿は彼女の真似、故に勝手に初恋の人の姿を借りている罪悪感
魔法戦士は私を見てくれても私の姿は初恋の人の姿のもどかしさ
それでも
独り占めしたいような黒い感情も表れ、消える。

フェリス「知らなければ眼を瞑っていれば痛くなくて済んでましたんですよ。私」

でも絶対に眼を背けてもいつか認めないといけない日が来たと思う。

後悔
辛い
眼を背けていた感情に翻弄される

フェリス「精霊でもこんな思いをするんですね」

もう休もう

好きの人の前では笑顔でいたいから

部屋にはいると瑠璃ちゃんが魔法戦士と一緒に寝ている

二人ともしっかりと眠っていて私に気がつかない

魔法戦士の顔を眺めおわったら休もうとおもう。

想いを蓋をして
いままで通りに



魔法戦士「あーねみ」

瑠璃「気が抜けてるね」

魔法戦士「まーな」

瑠璃「で、どこに旅に出るの?」

魔法戦士「ああ。館長に会いに行く」

瑠璃「わかった」

フェリス「、、、、」

魔法戦士「どうした?」

フェリス「なんでもないですよ~」

魔法戦士「まーそれならいいが」

瑠璃「そういえば私の情報にお姉さんみたいな人はいなかったって」

魔法戦士「そうか、なら館長に尚更あわなくてはな」

それから都市を離れた

向かうは館長のいる都市
武術を極めることを極上とする都市
私も見て学んでいる今なら真似できるかもしれない

道中は平和だった

ドラゴンの残した物を道中ゆっくり伝えた。一日では無理な魔法だった

魔法戦士「風の魔法使いなんだけどな」

教え終わったのだが
私にはこの魔法は危ないと思うと伝えた。

魔法戦士「ああ禁術だなこれまー俺の心にしまっとくよ二人の秘密にしよう。使える術者は俺含めドラゴン以外無理そうだけどな」

魔法戦士「魔力が絶対に足りないし自爆する。自分の魔法に巻き込まれる」

フェリス「そうなんですか?」

魔法戦士「使えないな一人だと」

瑠璃「ねぇねぇ二人でなに話してるの?」

フェリス「秘密です二人の」

瑠璃「なんかエッチな臭いがします」

魔法戦士「魔法だよ禁術のだからごめんな」

道中は危なく進めるようになり
行程の半分で付く

ついた日は宿屋で休む

魔法戦士「瑠璃お留守番したほうがいい」

瑠璃「どうして?」

魔法戦士「館長は学会参加者だ。しかも暗を探ってる」

瑠璃「、、、もしかして雇い主?」

魔法戦士「昔のな」

瑠璃「わかった。お留守番はやだから遊んでくる」

魔法戦士「よろしくいっといてくれ」

瑠璃「それはどうでもいいかな」

仲間に会いに行くのだろう

魔法戦士「行ってくる」

瑠璃「いってらっしゃい」

二人っきりになってしまった

フェリス「、、、、」

魔法戦士「なぁフェリス最近静かだな」

フェリス「そうですか?」

魔法戦士「なんかそんな気がする。なんか頼みたいことあるんじゃないのか?本とか」

フェリス「そうですね。おねがいしたいことはありますね」

フェリス(私を愛してくださいは言えませんですけど)

魔法戦士「なんだ?」

フェリス「精霊ですけど、一人の女性と思って接しってほしいです」

魔法戦士「は?」

フェリス「なんでもないです。いいですよもう」

魔法戦士「悪い悪い。わかった。だがすまないけど女性を接し方には自信はないぞ」

フェリス「それでもいいです。貴方の思う接し方で」

魔法戦士(なんか、色っぽくって艶っぽいな)

魔法戦士「努力する」

フェリス「わがまま聞いてくれてありがとうございます」

魔法戦士「まーお世話になってるし」

国家図書館

魔法戦士「こんにちは館長いますか?」

司書「えっとセラー」

セラ「あら!魔法戦士!」

セラが司書と同じ服を着ている

魔法戦士「久しぶり。今日は非番なのか館長は?」

セラ「そうです。私も非番ですけど案内します」

魔法戦士「ああ、ありがとう」

館長は家に要るらしい

セラと向かいながら話をする。

セラ「そんなことが。ドラゴンはいないのかもう?」

魔法戦士「ああ」

セラ「ふむ。お前ほどの術者なら大丈夫だろう。今日は稽古はいいのか?」

魔法戦士「いいぞ」

セラ「そうか!!楽しみだ。早く父さんに用事を済ましてくれ」

フェリス(セラさん嬉しそう)

セラ「父さんお客さんだ」

館長「おお久しぶりじゃの」

セラ「では、体をウォーミングアップしてくる」

セラが出ていく。

館長「で、なんかようかの?」

魔法戦士「亜国と魔界に行きたいんです。通行証がほしい」

館長「ほーこの国にはおらんかったんじゃな」

魔法戦士「はい」

館長「確か、ライセンスは持っておったの?」

魔法戦士「ええ」

館長「それをそのままで通行できるぞ」

魔法戦士「そうなのですか!?」

館長「ああ、ちょっと貸してくれ」

魔法戦士「どうぞ」

渡したライセンスに判を押して貰った

館長「国の印じゃ。これなら文句も言われないじゃろ」

魔法戦士「ありがとうございます」

館長「でっ対価は何かの?」

魔法戦士「お見せします。フェリス」

魔法戦士が手を差しのべる
私に向かって、それを私は添えて姿を表しゆっくり床に足を着ける
魔法戦士の手が離れる。スゴく小さな仕草でも嬉しかった。エスコートしてくれているようで

館長「お主勇者になったのか!!」

魔法戦士「勇者?」

館長「それは女神じゃろう?」

魔法戦士「ははは。女神じゃないですよ風の精霊ですよ」

フェリス「お久し振りです。風の精霊フェリスです」

館長「あの幼女の精霊かの!?!?」

魔法戦士「面白いものを見せたのが対価です。フェリスありがとう。では失礼します」

館長「ま、まつのじゃ!!」

魔法戦士が声も無視して部屋を出て中庭にいく

セラが迎える。満面の笑みで模擬の大剣構えている。

魔法戦士「お待たせ」

セラ「ああ待った」

フワ

フェリス「魔法戦士、私が稽古付き合います」

セラ「だれあなた?」

フェリス「フェリスと言います。魔法戦士と稽古したいなら私を倒してくださいね」

セラ「フェリス、、、、あの精霊の!?」

フェリス「少し大きくなりました」

セラ「変わりすぎよ」

魔法戦士「えっといきなりどうした?」

フェリス「少し体を動かしたいんですよ」

倉庫の模擬剣が私の前に持っていきそれを掴んでるような構えをする。

セラ「、、、魔法戦士と稽古を」

フェリス「やらせませんよ」

セラ「わかった」

カン
カン
キィン

魔法戦士「おお戦えてる」

館長「いいのー実験体としてほしいのー」

魔法戦士「やりませんよ。大事な精霊ですし」

セラ「はぁはぁ」

フェリス「はぁー」

フェリス(守るのが精一杯。切られてるけども魔力が少ししか乗ってないから。あんまりいたくないですね)

セラ(腕もそんなに強くないけど手応えがない。魔力が効いてない?)


魔法戦士「引き分けだな。片方は技術力不足。片方は魔力の使い方がへたくそ」

館長「うーむしっかり剣につたわっとたと思ったんじゃがの」

魔法戦士「フェリス固いんだな少し」



眠い
おやすみ
2日後描きます

魔法戦士「じゃ失礼します」

あの後、セラと稽古をし無事に勝った。魔法使ってだが

セラ「はー。やはり魔法使われるときついな」

魔法戦士「まー稽古だし」

フェリス「魔法戦士はお強いです」

セラ「ああ強いないろいろ。憧れてるよ。魔界に行くんだ。初恋の人がいるといいな」

魔法戦士「だな」

魔法戦士と二人で歩きだす。

夜、寝室

セラ「ふー」

コンコン

セラ「??」

窓から石が当たる音
窓を開ける。部屋に風が入る

フェリス「こんばんは、セラさん」

セラ「こんばんは、一人?」

フェリス「ええ一人です」

セラ「何か用事?」

フェリス「そうですね用事です」

セラ「、、、にしても変わりすぎだな」

フェリス「はい、変わりすぎました」

セラ「精霊は成長するものなのか?」

フェリス「それはわからないです。それにこの姿は紛い物です」

体を抱くように強く絞める

セラ「紛い物?」

フェリス「ええ」

一通り経緯を教える

セラ「大変だったんだな」

フェリス「大変でした」

セラ「申し訳ないがその姿に見覚えはないな」

フェリス「そうだと思います」

セラ「では用事とは?」

フェリス「魔法戦士について。お聞きしたいです」

セラ「魔法戦士について?」

フェリス「簡単に言いますと好意をお持ちかお持ちでないかです」

セラ「!?」

顔が紅くなる

セラ「いっいきなり何を言い出すんだ!」

フェリス「ふふふ」

私の方が大人なんですねその事は

セラ「まぁまぁ!その嫌いではないが!す、すきじゃない!」

フェリス「嘘ですね」

セラ「嘘なもんか!!」

フェリス「だって稽古、がっつきすぎです」

セラ「いや、それは」

フェリス「でも残念ですね。初恋の人が好きみたいなので」

セラ「知ってるよ、、、、」

セラ「はぁー大人になったなフェリスちゃんは。何処で核心を?」

フェリス「非番の嘘と稽古の乱入時のボソッとした声ですか」

セラ「き、きこえてたのか」

フェリス「全部。楽しそうでした。負けたのも。顔に出てますよ」

セラ「まぁ、たしかに私は憧れてるよ。でも黙ってて欲しいな。潔く諦めてるよ」

フェリス「諦め切れるんですか?」

私が一番知りたいことだ

セラ「剣を交えたからな。分かる。魔法使いがあそこまで剣を努力するんだ。並大抵では無理だ。それに一途で真っ直ぐじゃないか。勝ち目がない以上にその真っ直ぐ一途なとこがいいと思う」

フェリス(大人な意見です)

セラ「黙っててね恥ずかしい」

フェリス「ええ、秘密ですね」

セラ「で、フェリスちゃんもだよねこんなこと聞くなんて」

フェリス「ええ、好きです。精霊ですけど」

セラ「フェリスちゃんはどうしたいの?」

フェリス「私は臆病です。黙って今の関係以上は求めません。でも絶対に色んな事に対して守って行きます」

セラ「なら、秘密にしなっくちゃ」

フェリス「ええ、二人の秘密です。魔法戦士を酒場で待ってるので行きます。ありがとう」

セラ「ええ、こちらこそ。なんかつっかえが取れたわ」

フェリス「それではさようなら。いい夢を」

セラ「いい夢を」

酒場屋根上

フェリス「どうしてここにいるんですか瑠璃ちゃん」

瑠璃「知らないネームレスがいる」

フェリス「盗み聞いてみます」

「お分かりいただけたでしょうか?」

魔法戦士「ああ、じゃー確認でもう一回いいか?頭が悪くて物覚えが悪いんだ」

「あら探しでしょうか?質問があれば聞きますよ」

魔法戦士「じゃーなぜ勇者を探す?」

「魔王を倒す人を探してます」

魔法戦士「認識が違うな魔王を倒したら勇者だろ」

「、、、その通りです」

魔法戦士「次は何故魔王を倒す必要が?」

「魔王が悪者だからです。ドラゴンを寄越したと思われるからです」

魔法戦士(滑稽)

魔法戦士(フェリス聞いてるんだろうな。少し聞いてみよう)

魔法戦士「何処の国が探してるんだ?報酬は?」

「一国の主に。姫君があてがわれます」

魔法戦士「いや、保障する国はどこかって」

「金即事項です」

魔法戦士「ああそうかなら他を当たってくれ。一国とか興味ない」

「わかりました。それは残念です」

ネームレスが他の席に声をかける

魔法戦士(広報もかねてるのか。国は多分いろいろな所から来ている。保障はたしかにないな。一国なら一国で保障すると言えるが。多国になるとみんな嫌がるから断定出来ない)

魔法戦士(不穏だな少し動きが。大義名分はドラゴンだろうな)

ピリッ

酒場の空気が凍った
みんなの視線が酒場の入り口に集まっている

魔法戦士「なんだ?」

やな予感がする
そこに立っていたのはフェリスと瑠璃だ。フェリスは橙色の貴重とした服で一般人女性と変わらない服なのだが。

「かわいいな」
「いや、かわいいというか美人さんだ」

魔法戦士「ビックリしたけどここどうぞ」

椅子を引く両脇の

フェリス「ありがとう」

瑠璃「視線が凄いね」

魔法戦士「致し方ない。でこれからのこと話すのは宿屋でな。フェリスも珍しいな」

フェリス「たまにはいいと思います。視線があるのは私じゃないですから」

魔法戦士(少し悲しそうな顔だな。視線が嫌なら我慢せんでもいいのにな)

フェリス(容姿が気になっての視線はそれは私の姿ではない。初恋の人は綺麗な方だったんでしょう)

魔法戦士「やっぱお前おかしいな最近」

フェリス「?」

魔法戦士「いや。首傾げられても」

フェリス「いえなんでもないです」

魔法戦士「なんでもないねー」

その後
視線はあったが気にせず。瑠璃が食べ終わるのを待ち
酒場をでた

何人か尾行していたが
屋根に上がり直ぐに撒いたあとに部屋に帰り魔界に行くことを伝え寝ることにした

瑠璃が寝息をたて始めた頃
俺は起きる

いつもの屋根上
寒いのにこんなところに上がる物好きはいない
そう
一人を除いて

魔法戦士「起きてるのかまだ」

フェリス「ええ」

魔法戦士「晴れた日はいつもだな。寒くないのか?」

フェリス「寒くないです。これでどうですか?」

冷たい風が止み、体に仄かな暖かさが生まれる

魔法戦士「あったかい?なぜ?」

フェリス「秘密です」

魔法戦士「むっ」

魔法戦士「まぁ、後で考えるよ。それよりさ。少し話をしないか?」

フェリス「ええ」

魔法戦士「なんか悩んでるんだろ。俺に言えないことで」

フェリス「どうしてそう思われるのです?」

魔法戦士「悲しい顔をしてる。悩んでいるそんな顔。それに少し変だ」

フェリス「悩んでないですよ」

魔法戦士「嘘も着くようになった。まぁ俺も想うとこがあるんだ」

フェリス「、、、」

魔法戦士「口が固いな本当に。まぁいいや。それよりも酒場の会話。ちょっと腑に落ちない」

フェリス「何がです?」

魔法戦士「視線があるのは私ではないのとこかな?」

魔法戦士「視線は全部ほぼフェリスに集まっていた。気付いていた筈だぞ」

フェリス「ええ」

魔法戦士「だがお前は否定した。容姿を見られるのが、、、嫌なのか?」

フェリス「!?」

魔法戦士「はぁーまーアタリか」

フェリス「、、、その、私はこの姿でいいのでしょうか?」

魔法戦士「何故そう思う?」

フェリス「初恋の人の姿を勝手に借りてます。魔法戦士もこの姿で動くのは気が引けるのではないでしょうか?」

魔法戦士「ふーんそれが?」

フェリス「えっとその」

魔法戦士「フェリスの名前を着けたのが間違いだったな」

フェリス「ごめんなさい」

フェリスが泣きそうな気がした

魔法戦士「新しい名を決めよう」

フェリス「えっ!?」

魔法戦士「俺が勝手につけた名前だ。フェリスって言っても自分で自分の名前を決めればいい。君は君だからな。その容姿が似ていてもそれに悩んでるのは内面の君だからな」

魔法戦士(そう、夢の中の人とは別人。だからこそ彼女を一緒に扱ってはいけない。彼女に失礼だ。わかっている。わかっているんだ)

フェリス「、、、いいのですか?名前を変えても」

魔法戦士「ああ!」

フェリス「優しいですね。昔から私に、精霊の私に」

魔法戦士「仲間かな」(仲間、そう仲間なんだ)

魔法戦士「仲間かな?うん仲間だな」

言い聞かせるように何度も呟いている

フェリス「決めました」

魔法戦士「おっなんだなんだ?」

フェリス「フェリスです」

魔法戦士「ちょ!?」

フェリス「私は私。フェリスは私。フェリスは彼女。名前は一緒。姿も一緒。でも私の思い考えは私」

魔法戦士「おっおう」

フェリス「これからも私をよろしくね」(この名前せっかく着けてくださったのに勿体ないじゃないですか)

魔法戦士「あっああ!頼りにしてる」

魔法戦士「フェリス」

フェリス「はい」

魔法戦士「元気になったか?」

フェリス「はい!」

魔法戦士「じゃおやすみ」

フェリス「おやすみなさい」

魔法戦士(ふむ、自我の目覚めか。精霊にあそこまでの物が出来るんだ。俺も頑張ろう)

追記
今更ながら恋愛ぽくなってしまいましたが風属性最強を目指して行きたいと思います。

いつもつたない文ながら読んでくださりありがとうございます。




そうこれは夢だ

夢と分かる。明晰夢

何故なら彼女がいるからだ。帽子を取って俺の頭に乗せてくれる

フェリス姉「どうしましたか?」

魔法戦士「えっと!?」

フェリス姉「私が可笑しいですか?」

こんな記憶はない

魔法戦士「えっとありがとう」

フェリス姉「どういたしまして」

魔法戦士「何かお礼がしたい」

フェリス姉「要りませんよ」

魔法戦士「うーむ」

幼い俺は悩む

お返しをしたい。

魔法戦士「お返しがない」

フェリス姉「いいんですよ。でもそうですね。大きくなったら」

「私を探してください。待っています。ずっと夢の中で」

魔法戦士「えっ!?ま、まってくれ!!!フェリス!!」

魔法戦士「フェリス!!」

フェリス「!?」

瑠璃「!?」

魔法戦士「はぁはぁはぁ」

フェリス「び、ビックリしました」

瑠璃「私も大きな声で」

魔法戦士「ゆ、夢か・・・」

今までにない夢
夢の中にいる?
ずっと待っている?
なんだ?これ?

魔法戦士「えっとごめん何でもない夢を見たんだけど昔の」

瑠璃「初恋の人の夢でしょ」

フェリス「大変、汗でびっしょり」

魔法戦士「ああ、ちょっと着替える


夢がおかしくなり始めた。

今までもずっと幼い恋の夢だったのに。何が変わった?


フェリス「大丈夫ですか?」

魔法戦士「フェリス、ああ大丈夫。大丈夫だ」

経由地点の都市国家
今日ここで減った備品を補充するつもりで立ち寄る

火の魔法使い「おっ!おまえは!」

水の魔法使い「久しぶりだな魔法戦士」

魔法戦士「ああ、お二人さんお久しぶり。元気にやってる?」

とある酒場でばったり会ったのは。魔法都市の魔法使い二人だ

火の魔法使い「ああ、ドラゴンは倒せんかった」

水の魔法使い「そうですね強敵でした」

魔法戦士「二人ともあの都市にいたんだな」

火の魔法使い「いたけど。フリーで乱入してたしな。討伐全滅はすげーな。巻き込まれんでよかった」

水の魔法使い「で、君は?」

魔法戦士「ああおれ?旅の途中で備品の補充」

水の魔法使い「そうか。で君は家に帰らないのかい?」

魔法戦士「いえ?ないけどな」

水の魔法使い「そんな筈はないだろ。ヴォルカ卿のご子息殿」

魔法戦士「しらんなそんなやつ」

水の魔法使い「そうかい?まぁー精々殺られないようにしないとね」

魔法戦士「わかった。恩に着るよ」

俺はこれはヤバイと思い

酒場を後にした

瑠璃とフェリス二人が備品調達するまで宿屋に身を潜めようと思っている

備品買い出し組が帰ってきた

フェリス「で、ヴォルカ卿とはなんでしょう?」

魔法戦士「お前、いつから聞いてた」

フェリス「今日のおはようからですが、なにか?」

魔法戦士「お前!!」

フェリス「素早く守るためには必要です」

瑠璃「ヴォルカ卿は火の魔法使いで有名な人です。それはもう、業火を操り、消えることのない獄炎を生み出す。化け物です。あと色魔と言われるくらいの人です」

フェリス「詳しい説明ありがとう。で魔法戦士さん。お話しする気はしましたか?」(知りたい魔法戦士のこと)

魔法戦士「はは、まま落ち着いて」(あんまり詮索されたくない)

魔法戦士「まぁあれだ。今は関係ないな」

フェリス「そうなのでしょうが気になります」

魔法戦士「まぁいいじゃないか飯いこ飯!なっ!」(くそ親なんか説明したくないぞ)

フェリス「では、お留守番してます」

魔法戦士「じゃぁ行ってくる」

瑠璃「行ってきます」

二人が出ていくのを見送ったあと

私は能力を使う。危ない芽は今のうちに摘んどかなくては。

その場から移動し
裏道
そこに居る二人に声をかける

フェリス「こんにちは」

「??」
「こんにちは」

フェリス「ヴォルカ卿について。知ってることを教えてください」

「!?」

フェリス「まぁ、逃げるんでしょうね。絶空」

二人が走りながら気絶する
窒息して気を失っただけだ

フェリス「では」

水の魔法使い「、、、、ここでいいだろう」

古井戸の近く
町外れの人気がない場所

フェリス「ここでいいとはなんでしょうか?」

水の魔法使い「来るのわかっていた魔法戦士」

フェリス「魔法戦士はいません」

水の魔法使い「信用できんな。手際の良さは誉めよう」

窒息させただけである

フェリス「魔法戦士を狙う理由は?」

水の魔法使い「心アタリが多い筈だ。まぁいいウィンディーネ!!」

私の周りに水の柱が登り。それが雲の糸のように繋がる。閉じ込められ、触れると痛みを発する

水の魔法使い「水牢だ。魔法で触れると溶けるか。飲み込まれる。風の対魔法も付与している」

フェリス「あの、ヴォルカ卿とはなんですか?」

水の魔法使い「知らされてないか。貴族だ」

フェリス「貴族ですか、そんな雰囲気しないです」

水の魔法使い「出来が悪いんだろう。まぁ好都合な人も居るけども」

フェリス「そうですか。ありがとうございます。では遠慮なく行きます」

水牢を真空にする

水が泡立ち、氷、破裂する。

難なく私は水牢を破った。

理由は真空状態では水が蒸発し、蒸発することで水が氷。氷の中の水蒸気が増えて破裂した
ただ
それだけのこと

水の魔法使い「!?」

ウィンディーネが水で体を形勢
氷の槍を構え私を貫こうとする

私は、槍を避けず。刺さったように見せた。

だが当たっていない
それは
光の集まり
空気に触れた光でダミーを作っただけ

フェリス「風の精霊ごときに遅れをとるような術者ですねあなたは。バカにしてるようですが。弱いのに滑稽ですよ」

一歩一歩歩み寄る

水の魔法使い「くっ!うるさい!」

氷の魔法が飛んでくるが
避ける

氷では防げない

しかし

もう勝ちは決まっている

水の魔法使い「ぐう、頭が」

聞きたいことがある。空気が薄くした。

フェリス「聞きたいことがありますまだ。魔法戦士を狙うのは多いですか?」

水の魔法使い「はん、多いに決まってる。ライバルは多い」

水の魔法使い「かは!?」

水の魔法使い気絶した

フェリス「風の精霊をなめすぎです皆さん。でも理解できました」

フェリス「x」

フェリス「では残党でも刈りましょう。風の精霊無双始まります」

そう言ってすべての雇われた人物を気絶させていく。

非常に簡単

フェリス「では、帰りましょう」

フェリス「おかえりなさい」

魔法戦士「ああ、でどこいってたんだ?」

瑠璃「?」

フェリス「何でもないですよー」

フェリス「ただちょっと。風を操ってきました」

魔法戦士「、、、そうか」

瑠璃「では、私は定例報告行ってきます」

魔法戦士「報告する意味は?」

瑠璃「有ります。思った以上に情報がおいしいです一緒に居るだけで。おこづかいたんまり」

屋根に登り
屋根を伝って仲間の位置を確認する

そしてその部屋に入り込む

瑠璃「いい情報がある」

「ふむ、一応聞こう」

瑠璃「監視者はヴォルカ卿に関わりがある」

「わかった。ちょうどよかったヴォルカ卿が探してるらしい」

瑠璃「次は壁の町いく」

「ふむ、いい値段で売れそうだ」

瑠璃「お金」

「ほい」

瑠璃「ありー」

瑠璃「では」

「ああ」

窓から屋根に飛び移る

風を感じながら屋根を走る

フェリス「おかえり」

瑠璃「ただいま」

フェリスの隣に着地する

瑠璃「探してるって」

フェリス「みたいですね」

瑠璃「壁の町で会うかも」

フェリス「ちょと知りたくないですか?」

瑠璃「知りたいね」

魔法戦士「!!」ゾクッ

背筋が

魔法戦士「やばいな。この感じ」

壁の都市

壁とは魔界と人間の境目にある神が使ったと言われる絶壁である。

壊れることもない灰色の壁が世界を分けているように見える

上から飛んでいけるがそれは一部実力者だけで上も魔物の住みかになっていて危ない。

壁のないとこは絶壁の山になっていてこれも大変である

だが

壁の都市には幾つか向こう側に通じ。向こう側にも都市があり行商が恐ろしいぐらい盛んだ

そんな盛んな街で、酒場が多いのもあるが

「ねぇーおにいちゃん寄ってかない?」

「おにいさん一緒にどう?」

売り子も多い。しかも亞人も混ざっている。

お、初のリアルタイムか?

フェリス「何、見てるんですか?」

魔法戦士「スカート短いな」

瑠璃「変態」

フェリス「変態です」

魔法戦士「男なら正常な反応だからな。まぁ面倒だからはよ宿行こう。落ち着きたい」

フェリス「騒がしいですもんね。ここの曲がった先に一室空きがあるようです」

魔法戦士「便利だなーフェリスって」

瑠璃「便利だよねー」

天気は予告もしくは反らしてくれる

魔物も場所がわかる

体の温度調整をしてベストな状態にしてくれる

>>526
リアルタイムです。
いつもありがとう

魔法戦士「それに、一方的な攻めができる」

フェリス「!?」

魔法戦士「じゃー行こう」

宿に着く、フェリスが椅子に腰掛ける。

瑠璃「では、私は待ち人がいるので」

瑠璃が去る。やな予感がする。

フェリス「いつから?」

魔法戦士「お前だけじゃないからな。お前が使える魔法だよ。便利だな千里眼。しかし情報量が多い。人では廃人になる」

フェリス「ごめんなさい」

魔法戦士「怒ってないよ。フェリスが勝手にやったことだしな」

フェリス「ええ後悔はしてません」

フェリス「と、言うわけで本屋行ってきます」

魔法戦士「行ってら」

俺はベットに腰掛け
剣を放り投げ寝転がる
天井を見ながら考える
魔界
どんなとこか知らないが
行けないことはないと信じている

コンコン

ガチャ

「私を買いませんか?」

魔法戦士「売春婦か今はいらない」

「つれないですね」

魔法戦士「まぁな」

目の奥に夢に出る彼女が思い浮かぶ。最近ずっと彼女に合う。夢で会話はしない。ただ見つめ会うだけの夢。

「お安くしますよ」

魔法戦士「いらん」

「タダです」

魔法戦士「いらない」

「ふぅん。魔法戦士、抱いてよ~」

魔法戦士「!?」

ベットから起き上がり放り投げた剣をつかむ

「あらあら。そんなの」

「溶かすわよ?」

魔法戦士「誰だ!」

「忘れた?」

魔法戦士「???」

ぎぃー

扉が空く、そこに立っていたのは寝癖みたいに跳ねた髪を持ち。紅い服を貴重とした女性が立っていた。細いスリットから白く男を誘う足が見え。娼婦としては素晴らしい体をしている。幼さをわざと残した顔に妖艶に微笑む口

「」

魔法戦士(あかん、あかん、あかん!!!!!)

フェリスにみられてはダメだ!

「ふーん、いいおとこになって!疼くじゃない」

魔法戦士「どうしてここにいるんですか?」

「敬語なんて水くさいじゃない。それにそんなことよりも、やらない?」

ゆっくり俺に近づく。おれは蛇に睨まれたように動けない。そう魔力で押さえつけられている。プレッシャーと言う。

魔法戦士「本気で潰そうとしてない?」

「本気で筆下ろししよ」

魔法戦士「いやだ!!」

ぱき

窓ガラスにヒビが

フェリス「ご主人様を辱しめる悪い子は誰でしょうか?」

魔法戦士「フェリス助かった!!見られるより。やられる方がやだ‼」

「まぁ可愛い女の子。でも魔法戦士は上げないわ」

妖艶に微笑身を向けて胸を強調する

フェリス「むっ私だって!」

魔法戦士「張り合ってどうする。それに、、、、お引き取り願いませんかね母さん。ここにいちゃ俺が不幸になる」

フェリス「母さん?」

魔法戦士「おう、母さん」

フェリス「えっと!!ご、ごめんなさい」

魔法戦士「謝ることはない」

ヴォルカ「ヴォルカですよ。お嬢さん」

フェリス「ヴォルカ、、、ヴォルカ卿」

ヴォルカ「そう。卿だから男性と思った?残念、美人さんでした」

魔法戦士「フレア使っていい?」

フェリス「おっ押さえてください」

ヴォルカ「フレア?」

魔法戦士「何でもない」

ヴォルカ「知らぬまに禁術教えてもらったのね素晴らしいじゃない。私も知らないのよ。ドラゴンフレアでしょう?この前ドラゴンに教えてもらったのかしら?

魔法戦士「いえ使えません知りません。で何のようですか母さん。屋敷から出てくるなんて。不幸です」

ヴォルカ「今日一日、話に付き合ってね」

魔法戦士「嫌です」

ヴォルカ「この都市を焦土にするのとどっちとる?」

俺は背筋が冷える。俺は母さんを理解しているつもりだ。だから本気でするかもしれないと思ってしまう。狂っているのだ。

魔法戦士「わかった」

フェリス「」オロオロ

魔法戦士「落ち着け」

フェリス「はっはい」(お母様とお呼びした方がいいでしょうか?でも義母で勘違いされそうです)

魔法戦士「で、こいつも一緒でいいか?俺と契約してる精霊だから」

ヴォルカ「いいですよ。でもここは狭いので広いとこ行きましょう」

魔法戦士「姿隠させてくれ」

ヴォルカ「いいわよ。すぅきにしなさい」

場所を移す。都市の中ではダメなのだろう。都市の外まで行き、近くの森までついていく

ヴォルカ「ここなら好き勝手に話せますね」

ブゥワ

母さんの背中から紅いドラゴンが現れる。俺はそれの正体は精霊で、力の権化の姿で姿通りの力なのだろう

ヴォルカ「これで対等です。で先ずは見つけたかしら?」

魔法戦士「まだ、見つけられてない」

ヴォルカ「残念ね、情報はないの?」

魔法戦士「ない」

ヴォルカ「ふーん」

魔法戦士「知らないと思うけどこの精霊に見覚えは?」

ヴォルカ「ないわね」

魔法戦士「わかった」

ヴォルカ「では、気になったことの答えでも言いましょうか?」

魔法戦士「なんでここにいるんだ?」

ヴォルカ「息子に会いに来た。理由は今起こり得ることを話そうと思ってね」

それ書きながら思ったwww

ヴォルカ「私たちはまた戦争がしたいらしい。魔界に対して」

魔法戦士「はっ?」

ヴォルカ「まだ水面下の話であるけども。枠組み出来つつある。ドラゴンが表れたお陰で戦争の大義名分も出来た」

魔法戦士「いや、あれは野生の、、、」

ヴォルカ「嘘か真はどうでもいいのよ。襲った理由だけでいい。そして私たちの国は人間側に付かない」

魔法戦士「!?」

ヴォルカ「使者を選定してる途中なのよ今」

魔法戦士「もしかして俺を使者にしようとしてないか?」

ヴォルカ「残念、使者は他に用意するわ。でももし会うようなら伝えといてね」

魔法戦士「会うことないぞ絶対。魔王なんか」

ヴォルカ「変な縁がある。絶対とはいえない気がするわ。最も魔法の国でも勇者を集めてるのもその一貫。今からは情報戦が始まる」

魔法戦士「俺にそれ伝えてなにかさせようと?」

ヴォルカ「忠告よ。年中女の尻なんか追いかけてる子に。気を付けろってね」

魔法戦士「うぅぅ」(痛いとこ突きやがって)

フェリス(あっ悔しそう)

ヴォルカ「まぁそれだけよ。人払いありがとう」

瑠璃「はい」

瑠璃が母さんの横にたち膝をつけ、頭を垂れる

ヴォルカ「では 、魔法戦士なんmて偽名止めなさい」

魔法戦士「暗殺されそうになるからやだ」

ヴォルカ「そういえばそうね末っ子なのに皆、嫉妬ぶかいんだからぁー」

母さんが手をヒラヒラさせながら帰っていく

フェリス「忠告。いいお母様ですね」

魔法戦士「、、、しらん!!」

瑠璃「お腹すいた」

魔法戦士「お前、母さんに情報売ったな‼」

瑠璃「上役人です。魔法戦士を殺しそうになったことで脅されました。全員殺すって」

魔法戦士「はぁ、、」

俺はため息を吐きながら。
一応は心の中で感謝する。

剣も魔法も教えてくれたのは母であり、一人で生きる術も母からである

魔法戦士「結局、なんで俺にばっか構うんだろうな。50人ぐらい兄弟いるのに」

フェリス&瑠璃「!!??」

魔法戦士「あっなんでもない。今は関係ない。飯行こう」

フェリス「えっええ」

瑠璃「わかった。聞かないでおく」


胸を撫で下ろしながら
歩き出す

ヴォルカ「はぁーいい男になって」

美味しそうっと思う。息子を襲いたい気は少しあったが。母親としての感情が勝る。火照った体を休めるため夜風が当たるバルコニーへ酒瓶と一緒に出る。

ふわっ

フェリス「こんばんは、魔法戦士のお母様」

ヴォルカ「貴女にお母様言われる筋合いはないわ。ヴォルカでいいわ」

フェリス「いいえ、マスターの母君です」

ヴォルカ「そう」

フェリス「少し聞かせてほしいです」

ヴォルカ「過去のことねいいわよ。ついでに私のことも教えといてあげる」

幻滅するだろう。だがどうでもいい。今日は気分がいい

フェリス「こんばんはー」

少しづつ昔話を始める。歳をとったのがわかる。過去の話をするのは歳をとったからだろう。

ヴォルカ「むかーし、むかーしのことね。私が戦争が終わったあと。功績で私の一族は卿の地位を頂いた。私にはヴォルカ卿の名になったわ」


過去を思い出す。殺しで取った地位。興味はなかった。

ヴォルカ「地位が生まれたあと、色んな男が言い寄ってきたわ。もちろん地位目的のもいたけど。私の血脈がほしいのもいたわ」

地位もほしいのもいれば。私の才能がほしいのも。男が集まっていた。

ヴォルカ「まぁ殺しが出来なくなったから飽きていた」

人間味薄いな確かに

ヴォルカ「まぁ、一族のいろいろで色んな子を生んだわ金で。男だったら孕ませればいいけれで生憎女だったからねー。ずーと子をお腹に宿してる糞女だったわ」

フェリス「えーと」

ヴォルカ「まぁ政略や金で生んだ子に愛着はないわ。まぁ直ぐに引き取られて行ったわ。血が欲しいだけだったんでしょうし私みたいに育てられたくなかったんでしょう」

フェリス「魔法戦士は御存じで?」

ヴォルカ「知ってるわよ。でも話さないでしょう?貴女に」

フェリス「うっ、、、、はい」(私は知らないことが多い彼の事を)

ヴォルカ「だいたい50人ぐらい?政略で死んでるのもいるだろうけど兄弟は多いわね。父が違うだけで」

フェリス「、、、あの魔法戦士も?政略に?」

ヴォルカ「父はコロシアムのごろつき。名前も知らない。娼婦の真似事やってたときの子よ」

フェリス「それは、、、」

複雑な心境。何とも歯切れの悪い

ヴォルカ「でも、それがよかったのかな。あの子は誰も引き取らなかった。私の元を離れなかった唯一の子ね」

なんかいつも読んでくれてありがとうな

ヴォルカ「そこから苦労した。一人を育てるのがわからなかったのよ。恥ずかしながら色んな女性に聞いて回った。政略の目からも退けるため自分の子ではないと偽ったわね。始めて母になった気がしたわ」

フェリス「それは愛ですか?」

ヴォルカ「母性愛かしら、貴女が魔法戦士に抱いてるのとは違うわ」

フェリス「!?」

ヴォルカ「目線、仕草からの推測だったけど精霊でも恋をするのね」

フェリス「し、知りません」

ヴォルカ「黙ってあげわ。許さないけど。まぁ魔法と剣の基礎は教え、紋章を刻んであげたわ。まぁそこまでは問題なく月日は流れたけども。彼女が現れるわけよ」

フェリス「フェリスさんですか?」

ヴォルカ「そう、貴女と一緒の名前の屑女よ。なんでその名前にしたかわからないけど。フェリスの情報持ってない?」

フェリス「持ってないです。お探しで?」

ヴォルカ「殺すために探してる」

フェリス「!?」

ヴォルカ「動揺してるわね」

フェリス「ど、どうしてですか」
体が縮こまる。心が締め付けられるようなプレッシャー。殺意

ヴォルカ「あの子の人生を歪ましたのは彼女。気付いてないかしら?気付いてないならいいわ。彼女が居なければ今も魔法国にいる筈よ。まぁそれも良くはないかもしれないけど。それでも彼女は色々彼に不利益を被る。既に被った」

フェリス「なんでしょう」

ヴォルカ「さぁ教えない。自分の目で確かめなさい。そして見つけたら教えてね」ニコッ

ゾワ

空気が冷える気がした

ヴォルカ「一応何があったかと言うと前に現れて意味深い事を言ったのち。姿を消しただけらしいわ。現場にいた訳じゃない。息子から聞いた話。一人で家を出るときに。大きくなってからスイッチがはいったようにソワソワしてたわ」

ヴォルカ「始めてそんなことがあったのもそんときわかったわ。それに術者として上位。見つけ出して聞き出して許さない。風に才能があるって嘘をついてるのも」

フェリス「あります!!才能!!」

ヴォルカ「血が不適切かもしれない。私の血脈が」

フェリス「関係ないです!!!しっかり戦えてます」

ヴォルカ「風しか使わない気で死にかけたくせに。おかしいくらいに執着がある。他に稀薄な対応。私が言うのもあれだけど異常」

フェリス「そんなことない、、、です」

ヴォルカ「ふふふ、魔法戦士の本名いつか教えてもらえるといいわね。せ、い、れ、い、さ、ん」

フェリス「はい、、、」

ヴォルカ「所詮貴方は精霊。彼は人間。すむ世界が違うわ。庇うのはいいけどためにならないわ。まぁおやすみ。ありがとうスッキリしたわ」

酒瓶をくいっと飲み部屋に帰っていく。

フェリス「、、、関係ない、関係ない」

心に言い聞かした

朝、門の前が騒がしい、人だかり、行列、罵声、朝っぱらから門を潜ろうと思ったのだが、何やら不足の事態が起きている
フェリス「なんでしょうか?」

瑠璃「見ると衛兵と揉めてる」

魔法戦士「声聞き取れるか?」
フェリス「出来ます。拾いました」

「どうして空かない‼」
「開けろと命令が来ていません」
「常時空いてたろ‼」
「文句はこの都市の行政区にどうぞ」
魔法戦士「これはいったい」
フェリス「痛ぅう」
瑠璃「おねえさんどうしたの!?」
フェリス「卿がお呼びです。魔力の小さい槍が刺さっただけです」
魔法戦士「母さんに文句いってやる」
フェリス「大丈夫です!!」

移動、じめっとした路地裏に入ったところに母がいる
ヴォルカ「ここの都市国家中立と思っていたけどやるときはやるのね。使者を行かさないためと勇者と言われる人達を通したくないようですね。通りたくばお金を払えってことでしょう。商売上手」
魔法戦士「ああ、じゃぁ払えばいいんじゃないのか?」
ヴォルカ「認可が一月よ」
魔法戦士「うえ」
ヴォルカ「私も少し待てないから、他の方法ととるわ。じゃ頑張って」
魔法戦士「、、、、母さん!」
ヴォルカ「ん?」
魔法戦士「こんな我が儘の息子でごめん。あと、自由にさせてくれてありがとう」
ヴォルカ「ふふ、いつでも帰ってきなさい。家に、ついでに継いでくれたら嬉しいけど継がなくて自由にしなさい」
母が人垣の中に消える

改行引っ掛かるのめんどくさし

フェリス「相続争いですか?」

魔法戦士「まぁ、兄たちでいいとおもうんだが」

フェリス(知らないのでしょうか?一番思いが強いのを)

瑠璃「どうするの?これから」

魔法戦士「違う方法を探すよ。いったんあとで宿を借りよう準備が増えた」

瑠璃「わかった要るもの用意する」

魔法戦士「メモするよ。はいこれ。出来るでしょ?」

瑠璃「えっと出来るけど何故知ってるの?」

魔法戦士「研究者だからな」
(やっぱ出来るんだ)

魔法戦士「フェリスは俺と一緒についてきてくれ」

フェリス「わかりました」

魔法戦士「昼頃、今日の宿で落ち合おう」

宿を借りたあとに壁にそって町を出る。何処までも続く壁を見ながら考える。フェリスの魔法で壁、上空に視線を飛ばす。

非常に多くのモンスターがいるのがわかる。
壁事態がダンジョンみたいなもんだ

魔法戦士「ああ上にいっぱい、いるな」

フェリス「雑魚ですよね」

魔法戦士「いやいや。どこにそんな自信が」

フェリス「知らないので教えますけど。封殺出来ます。人は空気吸っています」

魔法戦士「呼吸を止める?」

フェリス「効果は一緒ですからそうですね」

魔法戦士「一人じゃきつかったが行けそうだな。おけ」



「今夜壁を昇る」



瑠璃「鉤爪にロープくくってっと」

魔法戦士「なんか同業者いるな」

フェリス「考えることは一緒なんでしょう。どうします?」

魔法戦士「無視かな。ただどうするんだろうな?」

暗すぎて見えない。月がないためだ
だが明かりはつる。フェリスが光を漏らさず魔力に変換してくれている

トカゲ「ちぃ」

魔法戦士「ほい餌だぞ」

トカゲ「ちぃ!」

トカゲのお陰で燃料松明持たなくて荷物が少なくてすむ。めっちゃ便利

瑠璃「出来ましたけど届きません。私じゃ高すぎ」

瑠璃が申し訳なさそうに鉤爪を俺に引っ掻ける

魔法戦士「やめい!!」

瑠璃「引っ張るぞー」

魔法戦士「やめやめいたいいたい!!」

瑠璃「お兄ちゃんを苛めるのはさておき。はいお姉ちゃん」

フェリス「わかりました」

フェリスが鉤爪を持って壁の上までいき見えなくなる

フェリス「大丈夫です引っ掻けました」

魔法戦士「じゃ、瑠璃ちゃんからどうぞ遅いんで俺」

瑠璃がロープを素早く上がっていく

俺もゆっくりとついていくが見えなくなる

魔法戦士「はやすぎだろ」

神もこんな糞高いの作りやがって
疲れるぞ

頂上につく
ついて周りを見渡すと鳥の大型モンスター数匹倒れている

フェリス「仕留めときました」

瑠璃「私が来たときにはもう倒れてたんだよすごいすごい!!さすがお姉さん」

フェリス「」

フェリスが胸を張る

魔法戦士「そんなことはいいから荷物をあげるの手伝ってくれ」

ロープの先に荷物が括りつけてある
それを引き上げる。俺一人で

フェリスは持てないし警戒
瑠璃は先に壁の向こう側をロープで降りて警戒してもらっている。

結局一人で持ち上げなくてはいけなくなった。

トカゲ「チィ」

魔法戦士「お?手伝ってくれるのか?ちと無理じゃないか」

ぼぅっ

トカゲが火が吹き出たあと一回り大きくなる

そして口でロープをつかみ引っ張る

魔法戦士「はっ?契約したっけ?」

フェリス「炎を食べさせてたじゃないですか。契約でしょう。ご飯あげるからという」

魔法戦士「そうか、考えてみたらそうだな。でも2重契約は魔力の消費が多すぎて非効率だし、今も維持は一契約分しか消費がない」

フェリス「私の契約は少ないですよ?あんまり多くをいただかなくて大丈夫です」


魔法戦士「気付かんかった」

フェリス「黙って契約させました」

魔法戦士「お前か!?」

フェリス「可愛そうじゃないですか‼」

魔法戦士「いや、維持が大変だから契約しなかったのに」

フェリス「瓶詰めのときは消費少ないですよ?」

魔法戦士「そうだな。わかった」

俺の魔法を食べさせていたのも炎であることも相性がいいから維持がそれでも少なくなるのだが。

荷物を上げおえ。トカゲももとのサイズになる

今度は反対側まで持っていき下ろすだけだ

下ろす先にはもう瑠璃が安全を確認してくれている

今度はゆっくり下ろす

下ろし終えたのを確認すると今度は俺が降りる

皮手袋がボロボロになっていく

魔法戦士「新しいのを新調しなくては」

フェリス「皮あれば縫いますよ?」

魔法戦士「まじか、なかったら頼むかな」

ゆっくり降りていく。

落ちたら終わりだ

気を絞めながら降りきる

魔法戦士「やっとついた」

瑠璃「遅かったね」

魔法戦士「慣れてないからな」

瑠璃「四方にモンスターはいない」

フェリス「今さらなんですが不法入国になりませんか?」

魔法戦士「こっちからあっちならなる。だがこっちは弱肉強食だから気にしてないだろ。あと壁から入ってもわかりっこないからな」

瑠璃「私の里もそうやっている」

魔法戦士「気にするな。先ずは都市へ行こう」

夜が明ける前に都市に入る

宿を借り、荷物を置く

魔法戦士「一回仮眠とるわ」

瑠璃「私もとる」

二人して同じベットに入る
のを私は指を加えて眺める
二人ともどうでもいいのかすぐに寝るけども
端から見る私には少し
羨ましと思う

いつもあり

なるほどなー

仮眠中の魔法戦士を見る
寝息が聞こたあと
口に目がいく

自分の唇に手を触れた

触てたらどんなに嬉しいのだろうか?

フェリス「、、、、うん」

ひとつ学ぶなら。失って大事な物を気付くのと。持っていないからこそ気付くことがあるのだろう。

瑠璃ちゃんの頭を撫でたりする

触るような仕草はできても

触れていない

魔法戦士「zzzz」

フェリス「くすっ」

魔法戦士が大口を開けてイビキをかく

それを私は暖かい表情で見ていれる

フェリス(守って見せますから絶対に一緒に居ます)

昼頃

魔法戦士「zzzz」

瑠璃「おはよう」

魔法戦士「はっ!?気が抜けてた」

魔法戦士「危ない危ない。これからは人間相手じゃないから気を付けなくては。地図はあるが、、、どこ行こっか?配達依頼ついでに行ける場所がいいが」

瑠璃「火山の温泉に入ってみたいかも」

パンフレットを持ってくる瑠璃ちゃん。その姿が何か懐かしくて懐かしくてたまらなくなる。あんまり月日は流れてなくて

魔法戦士「ああ昔にフェリスも持ってきてたよなーパンフ」

フェリス「えっとそ、そうですねーははは」

魔法戦士「というわけでお前のパンフ見せてみろ。隠してるかもしれんが今みえてたぞ」

フェリスが瑠璃の後出そうとしていたパンフを隠したのが見えたのだ。魔法の別視線で確認住み。便利な風魔法だー



フェリス「」

フェリス「これです」

魔法戦士「海の観光地かー」

フェリスのパンフには海の観光地
瑠璃のパンフには火山地区の温泉観光地

魔法戦士「これ一緒のパンフだな。裏表で違うし。場所も近いとこか」

瑠璃「いきたいなーいきたいなー」

魔法戦士「おめぇー自分がいったい何してたか忘れてるだろ」

瑠璃「今でしか、楽しまないと思うから今のうちに。大きくなったらこんなこと出来なくなるから、、、、」

フェリス「そうですね。いっぱい楽しみましょう」

フェリス&瑠璃「それで、お願いします!!」

魔法戦士「ああうん、口裏会わせしてたんだな。いいぞ。ついでに寄る感じでいいか?」

瑠璃「はい!!」

魔法戦士「じゃ、今から酒場行って依頼見てくるから」

俺は外にでる。

まぁ大丈夫だろう

瑠璃「やりました!」

フェリス「やりましたね!ふふふ」

瑠璃「でも優しいから行けると思った」

フェリス「同じくです。魔国の首都まで遠回りですけど言ってみるものですね」

ふと私が小さかったときを思い出す

そういえばワガママでここ行きたいと言ったことがある

フェリス「ふふふ♪」

瑠璃「よかったねー」

フェリス「ええ。瑠璃ちゃんも」

酒場、亜人、人間が混じりあった場所
この都市の酒場は結構フレンドリーだ。誰にたいしても素っ気なく話しかけてくる。他の国にはない境目にあるからこその特徴だ、今更ながらそれを強く感じた。

「門が閉まったんだってよ」
「めんどくさいな」
「向こうに用事があったらどうすんだよ」
「そうそう壁の周り死骸が増えたらしぜ」
「森からいくのが安全」

「森ったってモンスターの巣窟じゃないか」
「まぁ道はできてるし多人数でいけばいけるっしょ。依頼もあるみたいだしおいしいぞ」
「壁のモンスター増えたな」
「誰か壁のダンジョンいかね?依頼素材がいるんだ」
「知ってるか?最近人間の方に変な動きがあるって」
「勇者っていう変な物が表れた話しか?」
「ねぇねぇネーチャン今夜どう?」
「人間にしか興味ない」
「きみ亜人なのにかわってるねー」
「はーふ」

猫耳やら動物の特徴
トカゲっぽい人間
いろいろな物が集まっている。
壁の向こうよりも多種多様で見ていて飽きない。

「魔王って全ての属性極めたんだってな」
「ああ、恐ろしい才能だな。でも風とか土とか要らんのあるだろ」
「まぁ趣味じゃね?美女らしいぞ」
「はっ、あれは付き人だ」
「そういえばそうか」
「首都で会議があるらしい」
「へぇー」
「おれと一緒に依頼いかね?」
「おれとパーティー組みましょう!誰かー!」
「きみかわいいね?」
「変態かかわらないで」

魔法戦士(便利すぎやしませんかフェリスさーん。空間縛れば使いやすいな。キャパ超えしない程度でなら)

酒場の情報が読み取れる。ひとつひとつしか聞き取らずにいても凄く情報が集まる。気になった情報もあった。

依頼があるか確認する。
配達が少し
護衛が大量にある。さすが観光地

護衛は堅苦しいな

配達は受けよう

魔法戦士(配達はなかなか安いからな危険が少ないほど。観光地だ、あんまり高くはないが、、、あっ高い。護衛も普通より良さげか。なぜだ?)

風の魔法無詠唱

「最近、観光地の道中でモンスターに襲われたらしいな?」
「らしいな、護衛をけちったらしい。野党もいっぱいいるのにな。金持ち目当てで」

魔法戦士(需要と供給か。配達がそれなりの値も野党が多いからか)

魔法戦士「これとこれ配達します」

「わかりました。では用意します」

酒場の受付を済まし、何か他に受けようと思う。

「用意出来ました。あとこの依頼が急用でお願いしたいんですけどいいですか?」

魔法戦士「ん?」

魔法戦士「野草?」

「今、その薬草が品薄で価格が高騰して困ってるそうです。向こう側の壁の物なんですけど扉が閉まって」

魔法戦士「かってこればいいのか?」

「はい、壁か山を登って取ってきて欲しいとのことです。この地方にはない薬草なんです」

魔法戦士「、、、、」

「お、おねがいします。私がおこられちゃいます」

魔法戦士「なんで?」

「誰も受けてくれないんですよ」

魔法戦士「当たり前だ。早急に必要なのかもしかして」

「らしいです。怒鳴られます」

魔法戦士「切羽詰まってるのか」

魔法戦士「!!」(あっ!!いい考えがある‼)

魔法戦士「こちらの特産品は売ってるか?」

「ええ」

魔法戦士「少し分けてくれ」

魔法戦士「向こうに売りにいく」

宿屋

魔法戦士「というわけでフェリス。お使い頼んだ。これも売ってきてくれ」

フェリス「すぐに出発じゃないんですか?」

魔法戦士「困ってるらしいから頼まれた。届け先は医者だから早くした方がいいだろう」

瑠璃「、、、、」

魔法戦士「ごめん。でも金は要るし今のうちに少し貯めておこう。遊べるぐらい余裕持ってな」

瑠璃「そこまで考えてくれてるの!!」

魔法戦士「当たり前じゃないか?まぁちょうどフェリスに行って帰ってくれるだけだし」

フェリス「わかりました。では行ってきます」

荷物が宙に浮く

魔法戦士「ああ、頼んだ」

フェリスが姿を消し窓から荷物を持って出る

魔法戦士「で、俺はモンスター狩りに行ってみるか」

瑠璃「着いてく」

魔法戦士「着いてきて貰うよ」

フェリス視点

壁を登り。ひょいっと向こう側に降りた。服装は旅人風にして荷物を背負っているような持ち方をする

フェリス「では行きましょうか」

歩いてるように進み都市につく。顔をローブを深く被ったように見せかけて酒場に行く

フェリス「すいません売りたいものがあるんですけど」

「なんだい?」

恰幅のいいおじさんが対応する

フェリス「これです」

「じょ、嬢ちゃん。向こうから来たのか?」

フェリス「はい、でいくらにしましょうか?」

「これでどうだ?」

じゃら

フェリス「はぁー安いですね」

銅貨袋が置かれてるのを見ながら言う。中身が思った以上に少ないのがわかる。

フェリス「これでどうでしょう」

金額提示

「吹っ掛けすぎこれでどうだ?」

じゃらじゃら

フェリス「変わってませんよ中身、袋が増えても。それに手クセが悪いです」

「嬢ちゃん。鋭いね。わかったこれでどうだい?」

フェリス「あ、他の人はもっと出してくれるそうなのでそっちいきます」

「はぁー相場がわかってるね。君。でもこれ以上は無理」

フェリス「じゃぁーこれでどうですか?少し上乗せ。これでも5割でしょう?」

「ウマイ商売してるな。安く感じさせて」

フェリス「もっと高くなる気がしますよ?」

「わかったそれで手を打とう」

私は商品を渡す。酒瓶を全部

「はぁー荷物全部それかい」

フェリス「ええ。よかったですね。美味しいんでしょう」

「酔いがきついがクセになるんだよこれ。わかった。銅貨じゃ多くなるから金貨で渡す」

金貨を袋ごと頂く

「今はまだ、足りてるが。1週間後。高騰するだろうね。それまで保管用にしとくよ。ありがとう」

フェリス「ええ、こちらこそ」

上手くいった。誉めてくれるかな

さぁ買い物を済ませて帰ろう


魔法戦士「うーむいないな」

瑠璃「見つける方が仕事だね」

魔法戦士「ちと遠くまで風飛ばすか、、、よし」

魔法戦士「いた、一匹。イノシシ」

剣を構える。
瑠璃もナイフを構えたのを確認

瑠璃「行きます」
イノシシの前に躍り出たあと、ナイフを投擲し、それがイノシシの体に刺さる

「ぶひっ!!」

魔法戦士「裏は取った!!」

風の付与をイノシシに向かって放つ
風の付与で体が少し持ち上がって体勢を崩し倒れる。そこに瑠璃がナイフを投擲。足に刺さり。俺は剣で首を切り落とした。血が首から勢いよく吹き出たあと。周囲が鉄臭くなる

魔法戦士「早く削ぐぞ。血がモンスターを引き寄せる前に」

瑠璃「そうだね」

素早く裁いていく
俺のからだより大きいため。全部は持てない。牙と一部の肉、皮ごと。

ブゥン!!

魔法戦士「!?」
瑠璃「!?」

魔力の高鳴りを聞き
すぐさまその場所から飛び去る

いた場所に火の玉が着弾する

次に氷の槍が俺に向かって飛んで来た

キッン

剣で弾いた。回りに金属音が響く

瑠璃「奥側人が」

魔法戦士「水魔法と火の魔法。二人か」

魔法戦士「誰だ?」

逃げるか?
逃げるが一番だな

「逃がしませんよ」

魔法戦士「あっ」

「私と戦ってくださいな弟よ」

魔法戦士「ここまでご苦労だな兄ちゃん!!瑠璃、逃げろ」

瑠璃「」コクッ

瑠璃だけを逃がす

「やさしい弟だ」

木の影から長身の金髪で腰に幾つかの箱をぶら下げた男が現れる。見覚えはない。

「だが裏を取られては厄介だ。手札から蠢く骸骨を召喚」

数体の骸骨が瑠璃の前にあらわる
男の周りに紙みたいなのが一枚浮いている

「ふぅ」

「ドロー」

腰の箱から一枚紙を取り出す

「マナをおいて、ドロー加速」

一枚捨てて1枚ドロー

「ああ、モンスター召喚。屍族の嫌悪者」

得体の知れないモンスターが現れる。黒い体に、幾つもの針のある口

魔法戦士「ネクロマンサーか!?」

「秘密」

後ろで骸骨と戦ってる瑠璃を見ながら。モンスターが俺に向かって進んでくる。
それを風の魔法で吹き飛ばす

「おお、結構結構」

火の魔法水の魔法、そしてネクロマンサーの屍術
弟と言っていたからわかることは殺しに来てる。
勢力争い

魔法戦士(これはヤバイな相当な術者だ)


全力で当たるしかない

宿屋。日が傾き始める頃

フェリス「遅いですね」

布団に腰掛けながら待つ
こんなことなら一時的に魔力の供給切らずにいれば。それを伝って場所がわかる。契約の縁も一時的にお休みしてる状態なのでわからない。

フェリス「ねぇトカゲちゃん。わかる?」

トカゲ「ちぃ」

フェリス「わかんないかー」

なんとなしに察する。

町にはいないのは確認済み

フェリス「町の外ですか?」

そこまで行くと範囲が広すぎて特定は無理である。



風の魔法の残り香を見つければ

形跡を辿れる

ならやることはひとつ

部屋の中央に立ち詠唱する

周りからマナを集め魔方陣を描く

フェリス「大いなる風の加護を」

瑠璃「お姉ちゃん!?」

フェリス「る、瑠璃ちゃん!」

魔方陣が収まりマナが溢れるのをもとに戻す

瑠璃ちゃんの慌てぶりで何かあったのを感じとり。胸がキュッと締め付ける。

フェリス「魔法戦士は?」

瑠璃「北西の森に」

フェリス「それだけでいいです」

油断した
まだここは人間の都市

フェリス「大いなる風の加護をフェリスの名において契約せん」

瑠璃「わわ!!」

窓から飛ぶ

フェリス「一人で勝手に向かいます!!ここで待っていてください」

瑠璃「お姉ちゃん?」

フェリス(手遅れになる前に)
焦り

俺の魔法の特徴はオールラウンダー召喚も打ち込みも出来る。
しぁし全ては運任せ

自分のルールで運任せにし魔法の効果を底上げしている。

魔法戦士「モンスターが次から次。きりがない!!」

当たり前だ。黒火水のビーストに重きを置いた。火力支援もふんだんに入れた。

60枚制限で魔術強化
マナが20
モンスター24
魔術16
の図書館だ
一回目7枚ランダムに引き
1、2分後もう一枚引ける
使い終わったら使い終わったところに納める

弟も頑張ってはいる
現にいま図書館の枚数が15
軽量を多目に入れて物量で落とす予定だったが。しぶとい。剣術も去ることながら風の付与、攻撃魔法を無詠唱で連発する。

まぁ

連発させているのが目的
手札の魔導書には二枚。大型がいる

マナが増えれば死の魔法。破滅を打つことが出来る

「魔力が尽きたかな?」

魔法戦士「はぁはぁ。ウィンドトラップ」

俺の下に魔法の高まりが

「打ち消し!」

手札の魔導書を使い無効にする

魔法戦士「はぁはぁ。これはまた凄い。その手に持ってるのがひとつひとつが魔導書か、特化することで小型化。図書館を持ち歩いている」

「弟よ。その通りだ」

カードを一枚引く

「では、死んでもらおう」

魔法戦士「ふぅー」

「召喚」


「」

「ヘルカイト。そこら辺のドラゴンと一緒にしないでくれ」

赤黒い鱗を持と。大きな二つの角のような下牙を持つドラゴンが現れる

木をなぎ倒し。爪で押し潰された。

「ははは、なんだ警戒して損した。って死体がない!?」

「どこいった!!!」

魔法戦士「ふぅ巻けたが。おっかないおっかない。ドラゴンまで出すとは」

今の今まで戦っていたのはフェリス仕込みの光を操っての幻影。黒魔法と光魔法じゃなくても使えること証明してくれた。あとは空気を伝ってそれを操作するだけ。魔法も罠で仕掛ければいい

魔法戦士「ただ魔力が空に」

都市まで逃げよう。

相手の能力はだいたい把握

瑠璃だけ先に逃げてくれたお陰で幻影が使えた。とにかく今は

仕切り直しが必要

魔法戦士「都市ではおっぱじめない筈」

ヴゥン!

フェリス「魔法戦士!?」

強烈な風が俺の体を吹き飛ばす

フェリス「す、すみません」

魔法戦士「いてて」

森じゃなく草原でよかった。木に当たったら気絶してだだろう

馬乗りのなっているフェリスが軽くてよかった。質量持っていたらゾッとする

あと、白いものが見えたが気にしない事にする。落ち着いてからだ。

フェリス「心配したんですよ、、、」

魔法戦士「それがまだ倒してないんだ。逃げて来たところ」

フェリス「えっとでは、また狙われますよね?」

魔法戦士「そうだが、次は弱点もわかってるし。今は良くない。魔力もないし」

フェリス「あのですね。私にやらして貰えないでしょうか?」

魔法戦士「あっそういえばお前戦えたんだったな」

フェリス「ええ。なのでやっちゃいましょう」

「逃げられたか、くそ!」

魔導書をリセットするのは嫌だ

最高に今は行ける。だが見えないのでは難しい。夜に完全な夜になってしまう

フェリス(ふむあれですね。ドラゴンが従えてますけど)

魔法戦士(あれを倒して本体に直接攻撃できたらいいんのだが)

フェリス「そこで何をしてるのですか?」

「ヘルカイトやれ」

フェリス「あっ」

ズンッ

殴られるが
フェリス波部都の場所に移っていた

フェリス(絶空が効きません二人とも)

魔法戦士(窒息させるあれか。術者の周りに結界があるな。外敵の魔法を弾く。ドラゴンは魔導書のモンスターだ違っている筈だ)

フェリス(では直接やります!隙を作ります。あとはお願いします!)

魔法戦士(ああ、無理するなよ)

フェリス(無理するな、というのが無理な話ですね)

フェリス「我、風の加護をもたらすもの」

「風の魔法使い!?おまえ女だったのか‼」

魔法戦士は音を殺し移動する。音は魔法戦士が魔力で消している。私から逆流させ魔力を少しだけ回復する。

フェリス「我の契約により、打ち倒せ!ウィンドウォール!!」

風の圧力が壁となって術者を襲う

「ヘルカイト攻撃‼。四足の巨大甲虫召喚!!」

四足の甲虫が召喚される。それが守るように術者を庇う
ドラゴンが大口を開けてフェリスを飲み込もうとする

フェリス「ウィンドショット。絶空」

フェリスが横に飛んで避け。風の槍をぶつけて距離をとる。
術者の回りが真空になる。

「くっ何した!!」

フェリス「絶空解除」

「なっ!?後ろに引っ張られる!?」

術者が後ろに引っ張らた。真空に向けて空気がうごいたのだ。それも方向性を固定してるため。術者の方からしか空気が移動しない

魔法戦士のいる方へ寄っていく

そして

空気に魔方陣が浮き上がっていく
それを放つ!!
威力が低いが対応を迫る数で気をそぐ

フェリス(空気を薄くさせています。正常な判断が出来なくなってきます)

直接はぶつけられなくても。その場の空気を薄くしとけば薄まっていく

フェリスの魔法が甲虫ドラゴンを足止めする。
目などを集中して狙っているのだ。たまったもんじゃない

魔法戦士(いけるな)

魔法戦士が躍り出た。剣が術者の背中を袈裟で切られ鮮血が飛ぶ

「がは!?」

魔法戦士「手の内見せすぎだ。手札の召喚にマナを貯めた魔導書がいるだろう。手の中でしか対応を考えないといけない」


「くっ!!ヘルカイト!!」

魔法戦士「絶空」

「かは、、、」

魔法戦士「解除」

「、、、、、、」

魔法戦士「本当に恐ろしいな。一瞬で気を失うな」

ドラゴンと甲虫が魔導書に戻る

フェリス「どうしますか?」

魔法戦士「こんなに魔法体型は珍しいし手当てだけして放置しよう。魔物に襲われればそこまでだが」

フェリス「助けるんですか!?」

魔法戦士「いや、面白いもんだから殺すのは惜しいってだけ」

フェリス「私なら解除はしませんでした。血液を沸騰させるか窒息で殺してもいいと思います。危険度が高いです」

魔法戦士「おまえ、結構。不殺とか考えてそうなのに」

フェリス「それは、考えたことは、、、、、あります。でも、魔法戦士が殺されるよりはいいと思います。守るために」

魔法戦士「まぁ、そうだな。よしこれでいいな。こいつの場所を動かそう。血が匂わないようにっと対処も」

フェリス「、、、、次、襲ったら」

魔法戦士「そんときはやってもいいとおもうぞ」

フェリス「そうします」

宿屋に帰ってきたときはもう夜だった。依頼はフェリスが終わらせてくれていたようで安心し俺はベットに倒れ混んで寝る。瑠璃が心配してなにか言ってたのも無視

フェリス「おやすみなさい」

フェリスの優しい声と風を感じた後。意識がなくなった。

次の朝

魔法戦士「出発しよう。襲われたら嫌だから」

フェリス「大丈夫?無理してない?」

魔法戦士「言い方が違うな。頑張ってだ。瑠璃おきろー」

瑠璃「うーん」

魔法戦士「珍しいな」

フェリス「もう一眠りしてください。見張ってます。瑠璃ちゃんが起きるまで、、、」

魔法戦士「悪いな本当に。感謝してるありがとう昨日」

フェリス「け、契約ですから」

魔法戦士「もうひと眠りするかな」

フェリス「はい、用意は任せてください」

魔法戦士「昼起きるわ」

フェリス「はい!」

黒い世界。なにもない世界

フェリス姉「あら、二度寝ですか?」

魔法戦士「ああ、また夢か」

フェリス姉「あら、今度は青年ですね」

魔法戦士「ああ、でお前は夢魔か?」

夢魔。悪夢を見させたりする悪魔で、それをエネルギーとする。

フェリス姉「いいえ。悪魔じゃないです。でも目障りでしたらこれを」

俺の目の前に魔導書が現れ、開く。そこには夢を書き替える魔法、操る魔法。消す魔法など夢を何かしらする魔法が書かれていた。

魔法戦士「なっ!」

そのすべてが未知の魔法

フェリス姉「判断はお任せします」

フェリス姉がフェリスみたいな、消されるのが怖いのを我慢してるのがわかった。
フェリスと重なって見え、顔を背ける。彼女と彼女は違うんだ。

魔法戦士「わかった信じる」

フェリス姉「ありがとう、でも私は今から貴方に対して酷いことを言うわ」

魔法戦士「お手柔らかに」

フェリス姉「フェリスのこと。気になってしょうがないんでしょ」

魔法戦士「はっ?」

フェリス姉「だから、距離をとる」

魔法戦士「いやいや、そんなことは」

フェリス姉「精霊ですけど、一人の女性と思って、接しってほしいです」

魔法戦士「!!」

フェリス姉「ダメですか?」

魔法戦士「や、やめろ」

フェリス姉「そうそう。本買ってくれて嬉しかったです2冊。1冊決めれずに悩んだんですよね」

魔法戦士「やめろおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

俺は叫ぶ

魔法戦士「それはお前の記憶じゃない‼お前に買ってやった訳じゃない‼精霊のフェリスの物だ‼」

フェリス姉「うっ、、、ごめんなさい」

魔法戦士「そんな顔をするな‼」

フェリス姉「どうしてです?」

魔法戦士「それは、、、、お前とフェリスは違っていて。はぁはぁ違うんだ‼違うんだ‼彼女は!!」

言い聞かせるように叫ぶ

フェリス姉「私なら解除はしませんでした。血液を沸騰させるか窒息で殺してもいいと思います。危険度が高いです」

フェリス姉「それは、考えたことは、、、、、あります。でも、魔法戦士が殺されるよりはいいと思います。守るために」

フェリス姉「だって好きな人が危ない目に会うのは嫌だから、、、」

魔法戦士「あいつを真似るなあああ‼」

フェリス姉「私は、、、」

魔法戦士「はぁはぁ」

フェリス姉「嫌ですか?」

魔法戦士「やめて、くれ、、、その顔をしないでくれ」

フェリス姉「うぅ」シュン

魔法戦士「認めるから。お願いだ。気になってるけど、気になってるけど」

フェリス姉「ずるいですね。私はずっと待ってるんです。恋焦がれてます。なのに酷いです」

魔法戦士「はぁはぁはぁ」

もう
俺は

わからなくなってきた

罪悪感

魔法戦士「俺はどうすればいい」

フェリス姉「決まってます。会いに来てください。浮気は許しませんよ」

魔法戦士「、、、、、」

何故こうなったかわからない

どこで間違えたかわからない

夢の中の彼女にフェリスを投影し

現実での彼女にフェリスを写す

彼女達は違う



違っているはずなのに

どうしても

一緒に思えて

フェリス「魔法戦士!!!」

瑠璃「お兄ちゃん!!」

魔法戦士「うぐ、はぁ」

フェリス「大丈夫ですか‼」

瑠璃「すっごくうなされてた」

魔法戦士「はぁはぁ。なんでもない。大丈夫」

フェリス「そんなこと」

魔法戦士「、、、悪い。フェリス、瑠璃ちゃん。一人にしてくれ」

俺はどうすればいい

昼から観光地を目指して行くことにした。
薄ら笑いで誤魔化し街道を進む。途中からは土の道のりで、草原が広がっている。

山を一つ二つ越えていかなければ見えない筈だ。

道には結構同じように目指すひともいる。
中級階層が多い
しかも人間亞人両方だ

そして野党も多い

フェリス「50人」

魔法戦士「わかった」

魔法戦士「迂回しよう」

フェリス「それがいいと思います」

瑠璃「みんなには伝えるべき?」

魔法戦士「無理だろうな。誰も信じない。流石に騒ぎになる」

魔法戦士「見捨てると言うか護衛と小規模の戦闘になるからな」

フェリス「私がすべて仕留めましょうか?殺すのは容易いです」

魔法戦士「い、いや大丈夫」

夢の中、フェリス姉に被ってしまった。物騒な事を喋るようになった気がする。

瑠璃「まぁ護衛のお仕事奪ってはだめだよね確かに」

魔法戦士「迂回でいいな」

フェリス「、、、、」(なんでか避けられてる気がします)

迂回後

やはり護衛と一発大きな戦闘があったようだ

もちろん護衛が退けたようだが被害が大きいとのこと

でも今は関係無いことだ

魔法戦士「まぁそれがこの国のあり方らしいしな」

フェリス「強くないとダメなんですね、、、、」

迂回が終わり二つ三つ山を越えた先に大きな山と火山が見えた。そして驚く

山がピンク一色なのだ

フェリス「わぁー」

魔法戦士「なっなんだあれ?」

瑠璃「すごい」

町が見えるがそれよりも美しい光景に目が奪われる

魔法戦士「観光地なのがわかった気がする」

フェリス「早く町にいきましょう」

道を歩く。花びらが舞う

フェリス「ふふふーん♪」

魔法戦士「嬉しそうだな」

フェリス「ええ、風のマナが豊富です!これ桜って言うらしいです。精霊さんが言ってました」

瑠璃「うわーすごい」

風が花をを吹き上げる

フェリスがスカートをはためかせ花びらを舞わす

白い肌にピンクの花びらが彼女の周りで踊る。服がピンクになり。服がフリルも増える。緑の髪をなびかせ、ステップを踏む

魔法戦士「」

声のでない美しさだった

魔法戦士「フェリス、綺麗だな」

フェリス「やっと笑ってくれましたね。ずっと、笑ったとこ見てなかったです///」

フェリスが首をかしげながら微笑む

俺は、、、どうしたいんだろうな

町に着いたころ
出店や観光客で賑わっていた

瑠璃「ごめん。これからちょっと会いにいかないといけない人がいるから」

魔法戦士「わかった」

瑠璃「フェリス姉ちゃん頑張ってね」

フェリス「!?」

ビックリした瞬間声を遮断させた

魔法戦士「何か言ったのか?」

フェリス「なっなんでもないです!!///」

魔法戦士「ふーん」

瑠璃「宿屋に先にってる。場所はフェリス姉ちゃんに聞いて」

魔法戦士「わかった」

少し硫黄の臭いが鼻につきながら歩く。
フェリス「まっ待ってください」

フェリスが可視化。そして

フェリス「ん///」

手をつき出し。目をつぶって震えている。その姿に心が高鳴るのがわかった。

そして俺はその手を掴む。掴めた。

フェリス「ぇ、、っと」

小さな声でありがとうと言うのが聞き取れた。

魔法戦士「なに恥ずかしがってんだ。海を見に行きたいんじゃないのか?」

フェリス「はっはい!!」(それよりも今の方がずっと嬉しいです)

海に行こうと町の中を歩くいろいろな出店が多く人も多い

その中を歩く

手を離さずに

そして海風にのって潮の臭いがしだした。臭いの方に向かって歩き。建物の間を抜ける。

フェリス「うわーすごい水ばっかりです‼」

魔法戦士「そうだな」

いつぶりだろうか海は、、、、
母さんにつれてきてもらったな

魔法戦士「きをつけてって。おかしいかな?」

フェリス「ええ、クスクス」

段差があり降りるとすぐ砂浜だ。
そしてその場所で座る。

フェリス「こんな大きいんですね海って、、、、いい風です」

魔法戦士「そうだな。俺も風は好きだ」

フェリス「知ってます。最初っから」

フェリスが目を閉じて胸に手をやる

フェリス「そういえば。こんなとこですけど。私のスカートの中。魔法で見ましたね?」

魔法戦士「えっとバレてたかやっぱ。実は気になって」

フェリス「履いてます」

魔法戦士「まぁそうだよなうん。ごめん」

フェリス「いいですよ。許してあげます」

ガバッ

フェリスがスカートを掴み股を隠す

フェリス「だからって今見ないでください!///」

魔法戦士「はははは、いやーなんか。発情しないからいいかなって」

フェリス「しないんですか?」

魔法戦士「実はしない。おかしんだおれ、、、、まぁわかったのは母に襲われたことでだが」

フェリス「そうなんですか、、、、」(異常ってこういうことなんでしょうね)

フェリス「あのー。わがままばっかりですけどいいですか?」

魔法戦士「ん?」

フェリス「もし、もし!!、、、、その初恋の人が見つかっても、、、、契約は、、、その、、その、、ままでいいでしょうか?」

フェリスが目を固く閉じて体育座りをている。何故か手を耳に当てている。

フェリスは、、、、俺のこと
どう思ってるんだろうか
こいつのことをしっかり見る。
姿は一緒で
違う

数日前の夢を思い出した。

一緒に見てしまってるのは俺なんだろうと思う。

こいつだったらさぞ気楽に目的が終わるのにと思ったこともあった。

同一視してはいけないのに
同一視したい気持ちもある

でも

魔法戦士「いいぞ」

フェリス「へぅう!!」

一緒にいるのは楽しいし
綺麗だし

会ってからもずっと

気になってる

これがどういう物か落ち着いて考えようと思う。

魔法戦士「まぁどうなるかわからんけどな」

フェリス「ありがとう。これからもよろしく」

魔法戦士「ああしっかり頼むぞ風の精霊フェリス」

フェリス「はい!!」

魔法戦士に向けて直接言ってよかったと思う

よかった

自分が邪な考えがよぎっていたところだった。それで悩んでいた。でももう悩まなくていい

初恋の人に奪われるくらいならいっそ

瑠璃「はいこれ」

「ありがとう情報」
「全くあいつもバカだな」
「弟はバカだ。スパイが近くにいるのに」

瑠璃「、、、、」(ごめんなさい。ヴォルカの依頼は頭領が貰ってるの。ごめんなさい)

「仕留めるのは何時にする?」
「あした瑠璃ちゃん火山行かせてくれ」

瑠璃「わかった」

「なら、大丈夫だ」

宿屋に帰る。夜

瑠璃「えっとただいま」

フェリス「おかえりなさい」

瑠璃「魔法戦士は?」

フェリス「温泉に行きました。今体を洗ってます」

瑠璃「覗いてるのおねえちゃん」

フェリス「ええ、仕返しです。ふふふ。ありがとう、今日は言えました」

瑠璃「お、おめでとう!」

フェリス「あっ湯船に」

魔法戦士「あのな、フェリス。覗いたのは悪かったが。実況するのやめないか」

フェリス「嫌です」

魔法戦士「ああうん」

瑠璃「会話してるの?こっから風呂まで距離」

フェリス「ええ」

瑠璃「なんともそのうん。一言言っといて。私が入ってるとき覗くなって」

魔法戦士「それおれに言うのか」

瑠璃「じゃぁ風呂入ってくるね」

フェリス「行ってらっしゃい」

魔法戦士「お前入らないの?」

フェリス「入ることが出来ないですね。浮いちゃいます」

魔法戦士「そうなんだ」

瑠璃(ごめんなさい)

次の日
火山地帯

瑠璃が行きたいと言うので観光で山を上がること

魔法戦士「またいったいどうして?」

瑠璃「源泉みたいかなって」

魔法戦士「たしか勢いよく吹き出るんだよな」

フェリス「面白そうですね」

瑠璃「温泉卵売ってらしい」

魔法戦士「下でも食えるじゃないかwwwww」

魔法戦士「でさ瑠璃」

瑠璃「?」

魔法戦士「今度は3人なんだな」

瑠璃「い、いつから」

フェリス「今さっきからチラチラ見てるヒトがいます」

瑠璃「、、、そうなんだ」

瑠璃(白々しいななんか)

魔法戦士「うむ、どうしようか」

フェリス「上に小さな広場があります。人もいません」

瑠璃(人払いしてるからね)

フェリス「構えましょうか」

魔法戦士「そうしよう」

広場に着くそして

「かかった」

魔法戦士「なな!?」

油断した

完全にヤられた

「強制破棄」

その言葉とともに
魔方陣が浮かび上がる

フェリス「っ、、ああああああ!!」

魔法戦士「なっ!!契約が!!」

縁が切れる

そして

「奪えたな。精霊」

「ロックブラスト!!」
「ファイアーボール!!」

岩と火の玉が飛んでくる
俺はすかさず剣を抜き目の前で構えた。

ガン!

剣が岩とぶつかる
火の玉が岩とぶつかり爆発
岩が砕け破片がちる

少し後ろに下がった

フェリス「あっと、、、」

「こんにちは。話は聞いてるよ精霊さん。全く精霊と契約破棄がこんなにうまくいくとは。再契約したけど気持ちどう?精霊さん?」

俺は風の魔法を付与
スピードを上げた

魔法戦士「瑠璃逃げろ。殺されるぞフェリスに」

瑠璃「!?」

男を見る
3人
一人は赤い髪をもち確実に母の血筋だ
二人は黒と茶色のかみ
顔は似ていない。
火、土、それとなんだ?

魔法戦士「、、、、」

フェリス「魔法戦士、、、私」

「おっと、精霊ちゃん。命令違反だよ。まぁ命令で」


「そいつ殺せ」

フェリス「い、いやあああああああああ」

「ああ、面倒だな命令聞きやしねー」
「ははははまぁー無力化出来たしいいんじゃない?出よ。サラマンダー」
「強制すりゃいいじゃん。ワーム」

男たちの後ろに精霊らしき姿が見える

「ああそういえば。そうだな強制執行。あいつを殺せ」

フェリス「うぐぅぅぅ」

魔法戦士「くっ」

落ち着け。今は絶望だ。現に絶空が打ち消されてるフェリスによって。今はいいが殺される。

魔法戦士「瑠璃、時間を稼ぐ逃げろ」

瑠璃「な、んで?」

魔法戦士「邪魔だ。頼むたたかえなくなる」

瑠璃「そんな事」

魔法戦士「お願いだ」

瑠璃「うっぐす」

魔法戦士「ウィンドショット!!」
「ファイアーウォール」
魔法戦士「逃げろ瑠璃!!」

瑠璃が速足に逃げる
それでいい

魔法戦士「ああーやっぱ無理か?」

「精霊なしじゃ厳しいだろ」
「この精霊、俺大切にするわ。可愛いし」

魔法戦士「返せよ、くそやろう」

「はん、死ぬやつが持ってる意味ないだろ。悪いが俺はちょっと調教すっから二人任せた」
「おう」
「なんか変な意味に聞こえるな」

「じゃいきますかワーム!!」
「サラマンダー!!」

火弾と岩が飛んでくる
避けることは簡単だが

「ロックブラスト」
「ファイアーボール」

連携がうまい。岩を砕いて散弾にする。近づいたら全段当たってしまう
。しかも風の魔法は封殺された。

フェリス「いや、来ないで」

「なにおとなしくしてればいい。命令は聞いてるよらしいな魔法戦士が魔法を使えない。付与もけしてくれたようだし。いい働きだ」

フェリス「違う、私はやってない‼」

「現にあいつ、魔法が出来てない。殺したくないんだったら。気絶させればいいじゃないか」

フェリス「嘘!!」

「ああ、うぜーな二重契約だからめんどいし」

まぁいたぶられるのみとけば?

フェリス「、、、、絶空」

「はん契約術者に攻撃はできんぞ。仲間にもな」

フェリス「うぐっ痛」

「??」

フェリス「、、、こんな幕引き嫌だったんですけど」

「なっ!?自滅!?」

自分の体の構成物質をバラバラにする

フェリス「殺すのは辞めたんです」

魔法戦士「魔法が使える?」

風の魔法を多重にかける
そして剣を突く構え突進

「ファイアーボール!!」
「だめだ間に合わねええ!!ワーム」

岩の壁に進路を邪魔されるが避ける
火の玉は切り落とした

「なーんちゃって。サラマンダー!!」

魔法戦士「くそ、邪魔だどけー‼」
サラマンダーを切る。炎が上がり視界が悪くなった
「ロックブラスト」
ドゴン!
魔法戦士「ぐふっ」
そこを疲れ。腹部に直接岩を食らう
後ろに転がったさきでワームが出現
ロックブラストを背中から打ち込まれ、下から岩の刃が体を刻む

「脳キン」
「危なかったけどな精霊さまさまだな」

魔法戦士「うぐ」
「ロックブラスト」
頭に岩がぶつけられる

土属性の物理が強い
ダメージが抜けず立てない
血も
流れ出している
岩の刃のせいで

「土魔法つえー」
「火にない物理が地味に効くからな」

魔法戦士「げほげほ」

魔法戦士「フェリスは返してもらう」

「おお立つがっ!!脚が!!」

一人の男の脚があらぬ方向に曲がった。風のトラップで小規模の渦ができ。それが発動した

「いてっぇ!!!」
「グレイブ」

横に避けるが、精霊の次弾での岩に当たる

魔法戦士「食らいすぎた」

風の魔法を存分に使えない

意識がもうろうとし出した

瑠璃「ん!」

そのなか瑠璃ちゃんの背中が見える

魔法戦士「逃げたんじゃ」

瑠璃「主君を見捨てて逃げるのは恥です。私がやったことに責任もちたいです。嫌ですこんなお別れかたは!!」

「おっかわいい子じゃん」
「なんで庇うのかな?情報売ったじゃん」

瑠璃「それは、、、」
魔法戦士「逃げろ、、、、」

逃げろ、、、、

意識がなくな、、、る

フェリス「、、、、」

「愉快愉快。律儀だねーでも俺がそんな事許さない」

フェリス(強いなんて思ったこともあった。でも全然強くない。自滅もできない。もうやだ。もう二度とこんなことさせないために強くなったと思ったのに!)

フェリス姉「力が欲しい?」

フェリス「わ、た、、、、し、、、」

フェリス姉「力が欲しいなら対価がいる」

「お前、どこ見てるんだ?精霊ちゃん?」

フェリス「な、、にを」

フェリス姉「認めること」

フェリス「な、にを、、み」

フェリス姉「彼は目を背けなかった。次は貴女の番」

「だれと話してる?」

フェリス姉「自分を認めること」

フェリス「、、、、、」


認める


そう


認めたら苦しくないよね

暗闇

魔法戦士「死んだか」

フェリス姉「まだ死んでない」

魔法戦士「でもこのままだと死ぬよな。フェリスは取り返せない」

フェリス姉「全力ですか?全力じゃないですよね?」

魔法戦士「いや全力」

フェリス姉「黙りなさい‼くず男!!一生懸命してないじゃない‼」

魔法戦士「そんな事は、、、」

フェリス姉「フェリス泣いてるよ」

魔法戦士「!?」

フェリス姉「あなたが弱くて」

フェリス姉「約束守れない男は嫌だな私は」

魔法戦士「、、、、はぁ俺は一生懸命じゃなかったな」

フェリス姉「わかればよろしい。早く醒めて。助けてあげて」

王子さま

魔法戦士「うぐぁ。げほげほ」

瑠璃「大丈夫!!」

「しぶといな」
「足を痛め付けて殺してやる!!サラマンダー!!」
サラマンダーが羽が生え魔方陣が浮かび上がる
そう大火弾

魔法戦士「瑠璃ちゃん。帰ったらお仕置きな、、、、、、契約に命じ。現れろ火の精霊!!」

トカゲ「チィ!!!」

ずん!!

瓶が割れずっとこの時を待っていたと言わんばかりに大型化する
形を型をとったのは紅いドラゴン

母と同じような精霊

魔法戦士「プライドなぞ捨ててしまえ」

魔法戦士「餌だぞ好きに食え」

トカゲ「ガァア」

トカゲが巨大な口を開け。サラマンダーの大火弾を口に含み。そのままサラマンダーを頭だけちぎる。
そしてそのまま火の魔法使いを燃やす。

魔法戦士「ドラゴンブレス」

「ロックウォール!!」

岩のかべができる。

あかん眠い

続きはまた今度

おやすみ

フェリスのパンツは純白です

こんことで中書き

魔法使い「風属性で最強を目指す」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1425106728/l30)

パクり先、元スレです。

最初はまぁ風魔法は強いぞから始めようと思い、始まりましたスレ

パクり先の原型なくなりましたwww

最初は魔法戦士が主人公で風属性で強敵倒すのがメインと思っていた。

理想
男主人公強い
現実
風の精霊めちゃんこチート

俺「どうしてこうなった」

タイトル詐欺になってしまったと思いましたが
風の魔法を頑張ると書いてるんでセーフかも
俺「スレ立てのときタイトル間違えたなんて、言えない」

男主人公がメインでいろいろやっていく。一般人設定だった。

理想
普通の主人公像
ヒロインを探す好青年
一番メイン

現実
風の精霊がヒロイン昇格
風の精霊が主人公そっちのけで活躍
主人公、一般人じゃなくなる
瑠璃ちゃんが仲間に


俺「これもう、フェリスというヒロインの物語だよな」

スレでパンツ見放題

理想
主人公エロゲみたいに見放題
と思っていたが

現実
主人公自身が伏線人間に
じゃっかんの性不感症

俺「欲情しないのが伏線になってしまった、、、、」

恋愛については初恋の人を探すと言う。冒険の理由でさすが主人公らしい始まり

理想

あっさり会って終わる予定
300スレで終わるんじゃないかなー

現実

風の精霊がヒロインに、恋愛が複雑化、夢と現実のヒロイン

俺「すれ違いを考えなくてよかった。スレが倍近くなってしまう」

主人公が弱い。いやなんでかと言えば強化イベントがないからと指摘してくれて納得

理想
主人公が絶空など習得
風の魔法使いとして強い
剣も強い
さすが主人公やったー強いー

現実
風の精霊。強化イベント発生。風の魔法で強者に。
主人公、風の魔法の強化イベントがない。というか風の精霊がもうチートで下位互換にしかならないという

俺「ヒロインが悪いんや、、、全て」

www

>>718

了解www

ブレスが岩の壁に防がれる

魔法戦士「はぁはぁ」

ダメージを受けすぎた

トカゲ「ガァアアアア」

魔法戦士「悪いな。切りかかれないが魔法は行ける」

トカゲ「フシュウゥゥ」

俺の前にトカゲが躍り出る

質量を持った精霊が岩の壁を体当たりで破壊する

俺はすぐさま小さな火弾を打ちまくる

「くそ!!攻撃がうざい」
「あしがうごかない、逃げないでくれ、、や、やめ」
トカゲ「ガアアア」
ぐちゃ
火の魔法使いをトカゲが腕で押し潰す。そう頭を

土魔法使いは逃げたようだ

瑠璃「ま、魔法戦士?」

魔法戦士「なんだ、その肩を貸してくれ。今さっき足をやられた」

土魔法で下に石棘が出ている
足をやり、追いかけないようにする
瑠璃に肩を借りた。
進むゆっくり

魔法戦士「瑠璃、上司も大変なこと頼みやがったな」

瑠璃「、、、、ごめん」

魔法戦士「あいつらを追いかけなくちゃな」

フェリス「、、、」

「お!、、、、やっとおさまったな」

「ヤバイ逃げるぞ」

「おっ?どうした?」

「火の魔法使いがやられた。逃げよう。火の精霊を隠し持ってやがった!!」

「!?」

フェリス「、、、、」

「おら行くぞ」(なんだ、目の終点があって無いぞ)

フェリス「だ、、い、、、、」

フェリス「契約違反です」

「はっ?いったい何が?おれが契約違反?」
「はやくしろ‼」

フェリス「第一条、契約破棄についての前提条件。違反」

「うがぁああああ右腕が!!」

「!?」

契約した手が風に巻き込まれ捻れ千切る

ぶちぶちぶち

フェリス「契約第一条、契約破棄は魔法戦士及び魔法戦士の真名のみ行える。しかし契約者に罰則を科す。罰則は十条で記す」

「あっあっうでが、、うでがああ!!」
「ひぃい!!契約が無くなってるじゃないか‼なにやってんだ!!」

フェリス「第十条、罰則は我が指示を行う。故に」

おとこたちの周りに風が生まれる

魔法戦士「フェリス!!」

瑠璃「あ、あれ!」

俺はフェリスの目に光がないことに気がつく。操られているのはわかるがなぜか襲われている。

風が集まりだす
男の周りに

俺はぞわっとしたものが浮かび上がる。恐ろしいことが想像できる

苦しみながら殺す
そう、ゆっくりゆっくりやろうとしている

魔法戦士「お前だけにそんな事はさせない‼」

炎を纏い突き進むトカゲが火を脱ぎ捨てドラゴンになり突進する
トカゲ「グァア」

どん!

「ぐふっ」
「、、、、」

一人は失神していた。右腕がないので理由を理解する。

集まっていた風が霧散

フェリス「、、、、」

魔法戦士「フェリス!!」

瑠璃「お姉ちゃん!!」

フェリス「、、、、あ、あ」

フェリスが倒れる
俺はそれを掴む

魔法戦士「大丈夫じゃないみたいだな」

フェリスのからだが所々薄いく剥がれたような傷がある。自害しようといたのだ

フェリス「、、、あ、あ魔法戦士」

魔法戦士「契約、、!?」

契約が維持されている。それも前より強固な縁を感じるぐらいに。ならやることはひとつ

魔法戦士「瑠璃ちょい悪いが気を失うし、トカゲも餌をお預けだ」

魔法戦士「ふぅ」

契約しているなら話が早い。魔力を送ればいい全力で。気を失うまで絞ればいける。

魔法戦士「、、、、」

魔力がフェリスに流れる。

魔法戦士「はぁ、、、うっ」

気が遠くなる

そう

遠くなる

フェリス姉「おやすみ魔法戦士、かっこよかった」

フェリス「うん?」

瑠璃「おねえちゃん!!」

トカゲ「ティ、、、」

フェリス「えっと私は、魔法戦士?魔法戦士は!?」

瑠璃「えっと気絶したけど大丈夫みたい。怪我は応急手当だけ」

フェリス「、、、よかった、、、契約も元に」

元にじゃない

でもそんな事はいい

魔法戦士のとなりに座り魔方陣を描く
大気から魔力だけを引き出し、風の魔法を唱え、傷を癒す。

フェリス「うん、降りましょう。宿屋で手当てしましょう」

瑠璃「、、もっと狼狽えると思ってた」

フェリス「いまやれることをやるだけです。魔法戦士がやったように。降りましょう」

瑠璃「う、うん」

手をみる

おぼろげだが人を千切った感触はある。そして右手に紋章が浮かび上がる。

それは渦を巻いているような
ないやらわからない物だ

フェリス姉「どう、認めた?」

フェリス「ええ、殺します貴女を絶対。魔法戦士は」



「私のものです」

魔法戦士「ああ、っとえっと」
ぼろい天井が見える。よく寝た。
瑠璃がここまで引っ張ってくれたのだろう。
体が重い。ベットにくくり、つけられているようだ。
フェリス「おはようございます。ご飯ですか?」
魔法戦士「えっと大丈夫だったのか」

体を起こしフェリスをみる。微笑みを返してくれる。

魔法戦士「ああ、そういえば瑠璃ちゃんは?」

フェリス「仕置きでバイトしてもらってます。3日間」
魔法戦士「ああ、そんなに寝てたのか」

フェリス「ええ、まだ起き上がらなくても大丈夫ですよ?」
魔法戦士「いや、起きるよ体がなまる」
ベットから重たい体で立つ。うん、何故か何処も痛くない
フェリス「魔法をかけ続けましたから。あとは体を鍛え上げていた魔法戦士の努力の結果です!!」

魔法戦士「ああ、うん。ありがと。瑠璃ちゃん元気かなー?」

フェリス「お優しいですね」

魔法戦士「まぁ、、、そうかもな。それはいけないことなのか?」

フェリス「いいえ、甘くても私が守ります。もう迷いは消えたので」

魔法戦士「迷いか、、、ごめん変なプライドで。風より火が得意なんだよな結局。トカゲは?」

フェリス「えっと、、、私の膝の上で寝てます。餌は直接私の魔力を今さっきあげた所です」

満足そうに腹を見せてる火トカゲ
フェリスの白い靴下とスカートの間の白い皮膚が眩しい
おかしい。フェリスのそういうのは見てしまう。

フェリス「なにかありますか?」

魔法戦士「いや、なんでもない。そういえば、、、契約どうやって結び直したんだ?」

ほどけた糸を結ぶようなそんな物じゃなかった。

フェリス「あの魔法は不発だったんです。まぁ契約は出来てるみたいでしたがすぐに切れるような」

フェリス「脆弱な物でした。でその、、、申し訳ないんですけど。これを」

フェリスが空中に手をかざす。
その手に羊皮紙が現れる

フェリス「これを、、、、、空気のかたまりですが」

魔法戦士「これは契約書?」

達筆な字で書かれているのを受け取り、、、

魔法戦士「第一条は契約破棄無効?こんなの結んだ記憶は、、、ないけども」

それはしっかりした内容でひとつ言えば俺には、よくわからん内容が書いてあった。

9条、一部の女性の覗きを禁止する。罰則は10条を参照する。

魔法戦士「これだけなんかおかしいよな」

フェリス「」ぷいっ

魔法戦士「ああう、うんわかった」

契約書が消えました。

フェリス「では、ご飯はどうしますか?用意出来ます」

魔法戦士「悪い、酒場で飯がくいたい」

フェリス「わかりました」

魔法戦士「悪いな、飯用意してくれてたんだけどな」

フェリス「勝手に見ちゃダメです!!!///」

サンドイッチ

魔法戦士「それ食ってから行くわ」

酒場

体は少し重いがそれよりも気になることができた。

フェリス「どうしたんです?」

魔法戦士「俺らだけで会話しよう。瑠璃の父親がヴォルカに手を結んでるのはわかってた」

フェリス「ええ、確かに」

魔法戦士「でも、逆に俺の母親が情報だけを買うようなお人好しには思えない」

フェリス「全くの同意見ですねそこは。私もお義母さん好きですからわかります」

魔法戦士「う、うん。まぁうん、、、でだ。実は思うんだ。母さん瑠璃を雇った筈なんだ。昔頭領の手紙が書いてたのはそういう暗示が書いてあった。ってことは」

フェリス「瑠璃の仲間に裏切り者が?」

魔法戦士「それも、瑠璃を失脚させようとしている者がいる」

魔法戦士「まぁ、失脚もしくは母さんに殺される」

フェリス(私も同じことします)

魔法戦士「まぁそれであいつらを探したい。土魔法使いと不明の魔法使い。高台から吹き飛ばしただけだからな」

フェリス「えっと、、そ、そうですね」

歯切れの悪いフェリス
違和感を覚えたが気にしない

「知ってるか2日前の犯人捕まってないんだってな」
「あれな、バラバラ事件のやつだろ。あまりにも猟奇的だったらしいじゃないか」
「その場に見てたのがいたらしいな。腰がすくんで気絶したそうだ」
「姿見えなかったそうだな」

魔法戦士「、、、、」

フェリス「、、、、」

魔法戦士「先に口を封じられたか死人に口なし。速いな拷問して吐かして殺すか」

フェリス「そうですね」

フェリス「、、、どうしますか?」

魔法戦士「瑠璃に聞くか、、、、もう直接」

フェリス「それがいいですね」

「幽霊かなー」
「こわいなー。まじで観光の悪霊って観光客減るじゃないか」

魔法戦士「、、、瑠璃がバイト終わるのは?」

フェリス「夜遅くまでです。いまはお昼」

魔法戦士「時間あるなー」

フェリス「風呂入ればいいんじゃないですか?」

魔法戦士「そうだな、でも覗くなよ」

フェリス「監視です」

お風呂場

魔法戦士「覗くのは辞めろっていったな」

フェリス「言いましたね」

魔法戦士「あのな。直接はいかんだろ」

フェリス「皆さんは見えてないので大丈夫ですよ?」

魔法戦士「なにも言うまい。でも風呂場で服は変だな」

フェリス「そうですか?裸はちょっと嫌です」

魔法戦士「男湯に直接は入ってるんだよなー」

フェリス「監視ですから」キリッ

魔法戦士「まぁ確かに怪しい動きがあったら教えてくれ」

フェリス「ええ」

フェリス「風呂上がってあれですけど。花見しましょう」

魔法戦士「花見?桜をみるだけのか?」

フェリス「そうですね。酒をのみながら桜のしたで暴れまくるんです」

魔法戦士「病み上がりだから止めとく」

フェリス「ええそうですね。そうでした、ちょっと浮わついてしまいした」

魔法戦士「まぁまた今度な」

フェリス「そ、そうです。そんなことよりもう一人のフェリスに会いに行きましょう」

魔法戦士「へ?」

フェリス「私も夢を見ました。だから。会いたいです」

魔法戦士「そうか!仲良くできるならいいな」

フェリス「ええ、気が合うと思います。お義母もすごく会いたがってました」

魔法戦士「母さんが?」

フェリス「ええ」

魔法戦士「はぁーあの母がね」

フェリス(ああ、お義母様に報告出来ればいいですけどね)


瑠璃「、、、」

帰るのが怖い
まだ怒ってたらと思うと怖い
フェリスお姉さんが起こった瞬間を2日前に見た。

二人の場所を教えてと言った。あの日を思い出す。

フェリス「こんにちは。今日はいい夜ですね」

「くそ!!」
「ひぃいい」

フェリス「逃がしませんよ。許しません。命乞いは済ませたかしら?お祈りは?神様はお見捨てになったようですね?ふふふ」

恐ろしくも、綺麗だった。

足を風で切り、動けなくした。

フェリス「人を殺そうとしたのに自分は死ぬ勇気はないのですね?ヴォルカの名が欲しいのではなくって?」

「末っ子の精霊の癖に!!」

フェリス「ふふふ、二人とも末っ子よりも弱いですね。手加減してもらってたのに威勢の良いこと」

「だれか!!!」

そう、ここは大広間のすぐ近くの路地裏。観光客が行き交う中。だれも気にしない

フェリス「さぁ夜は長くて短いです。悪い子はおねんねしなくては」

「なっなんで」
「ぐ、ぐれいぶ」

お姉さんの体をすり抜け。観光客に当たる。大広間に悲鳴が上がる

フェリス「あらいけない子」

ぶちぶち

「うがああああ!!」

フェリス「指一本千切っただけですよ?」

「ひぃぃだれかたすけいぇぅれえええ」

大広間では観光客を手当する人が溢れている。が誰も路地裏に目を向けない

男達の顔に恐怖、絶望が浮かぶ
それを優しい声で囁く

フェリス「頑張って、叫んだら助けてくれかもしれません。ではそれまで体を千切らさせてください。私が満足するまでね」

ぶちぶち
ぬちぉ
ぶちぶち
ぐちゅ

宿屋

瑠璃「うっおえ!!」

借りている部屋の前で嗚咽が出る。
お姉さんの高笑いを思い出す
回復魔法を唱え続けながら千切っていくお姉さんを私は見続けさせられた。そうして許された。
でもそのあとの優しい笑顔が余計にこわかった。

魔法戦士「瑠璃、大丈夫か!!」

部屋から私の嗚咽を聞いたのか魔法戦士が出てくる。
そして抱き締めてくれる。

魔法戦士「辛かっただろう。俺は元気だぞ」

瑠璃「う、うわあああああん」

フェリス「瑠璃ちゃんおかえり」

瑠璃「うっうぅごめんなさいごめんなさい!」

魔法戦士「ああ、許してあげるよ」

魔法戦士「おちついたか」ナデナデ

フェリス「もう怒ってませんからね?」

瑠璃「うっうん」

魔法戦士「実は、ちょっと聞いてほしいことがある」

昼間の話をする。二人が先にやられたことも。その時瑠璃の体が少し跳ねたのを見て許さないと思った。

魔法戦士「確証はないけどわかることはあるか?」

瑠璃「う、うん確かに頭領の命令って聞いたんだけど。おかしいよね」

魔法戦士「頭領はいまどこにいるかだが分かるか?」

瑠璃「わかんない」

フェリス「うーん相手が仕掛けるの待ちましょうか?」

魔法戦士「名案だな。情報が少ない。まだ決まった訳じゃない」

フェリス「ではどうするんです?」

魔法戦士「そうだな唐突だけど魔王に会おうと思う」

瑠璃「私も会いたいです。理由伏せますが」

フェリス「何故です?」

魔法戦士「熟練の魔法使いらしい全属性の、噂で聞いた」

フェリス「それは是非とも会いたいですね」

魔法戦士「積極的だな」

瑠璃「明日経つ?」

魔法戦士「そうだな」

瑠璃「明日昼までまって。バイト終わらせてくる」

魔法戦士「バイト何してるんだ?」

瑠璃「忍者の真似事。見せ物のバイト」

本職だった

次の日
首都に向かった

観光地に出るときに審問があったが白で通る

便利な魔法だ。

桜の街道を歩き火山に向かう。
火山を越えた北の方にある

寒い地域らしく寒くなっていくらしいので服は予備を用意

フェリスがいるしトカゲもいるので暖かい事は確かだが

そうして野党も会わず
一つめの町に到着した

この町は鉱山が盛んらしい

作業服の亜人男が一杯いる。
一応俺は部外者だ宿屋に直行

すぐさま寝る

今日の更新ここまでです。
おやすみ

夢の世界

フェリス「、、、私、寝ちゃったんですね」

最近何故か深く寝ることが出来るようになった。夢も見る。起きて夢と知るのが日課だった。なので夢とわかるのは珍しい

フェリス姉「こんばんわ」

フェリス「フェリス、、、、」

フェリス姉「凄かった」

フェリス「怒りのせいです。それも落ち着きました」

フェリス姉「やり過ぎだけど。私もする」

フェリス姉「だからスッキリした。ありがとう」

フェリス「、、、」

フェリス姉「ふふふ。それでも魔法戦士は渡さないですけどね」

フェリス「ふん、今居るのは私です」

ジャリジャリ

フェリス「!!」

両足に鎖が現れる。手にも

フェリス姉「夢を操作できます。まぁ張り合いがないからそれでも読んでなさい」

フェリス「魔導書に、、、魔法戦士!!!」

私の前に魔導書が開かれる。
フェリス姉が座った所に魔法戦士が現れ抱き止められる

ジャキン!!!

鎖が取れない

フェリス姉「その魔導書読まないの?夢を操る魔導書まぁ読まなくていいよ。独り占めすうから。いい匂い魔法戦士」

フェリス「くふぃ!!」

ジャキン!!ジャキン!!ジャキン!!

フェリス「なんでそんなことを‼」

フェリス姉「ええ?優しいじゃない魔導書渡したのに」

魔導書を読む。速く覚えなくては

フェリス姉「頑張ってね。張り合いがないから。まぁ、、、今夜は私の勝ち。実態がない貴女は現実では無理なことがある」

フェリス「なっなに?」

フェリス姉「それを見せてあげる」

嫌な予感がする

フェリス姉「魔法戦士。絶対夢で起きないようにした。だから」

フェリス姉が魔法戦士に顔を近づける。

フェリス「!?」

私は目をつぶり顔を背ける

フェリス姉「ん、、、」

ちゅぅ。みゅ。ぬちゃ

フェリス「やめて、、、、」

フェリス姉「ん、、、、ぷふ、はぁはぁ、、、んん」

耳に濡れる音が聞こえる。

フェリス「いや、、、いや、、、聞きたくない」

フェリス姉「う、、、んぐ。ふぅ、、、もっと頂戴ね、、、魔法戦士」

フェリス「う、う、ううううう、、、、やめてよ、、、、」

私の声を夢中になっているのか、やめない。唾液が絡まる音だけが聞こえる。聞きたくも見たくもない

これは夢だ

そう夢

悪夢だ

フェリス「ゆるさない絶対に、、、、ゆるさない」

そう
心に誓う

必ず。倒してやる。

魔法戦士「おはよう」

フェリス「ええ、おはよう、、、ございます」

宿屋、瑠璃を起こす魔法戦士を見る。

魔法戦士「なんかフェリス元気ないな」

フェリス「な、なんでもないです」

魔法戦士の唇を見て、自分のに触れる。無理と言われた通りだ。触れられない。

フェリス「ごはん作りますか?」

魔法戦士「だべに行くよ」

瑠璃「う、、、うん眠い」

フェリス「わかりました」

朝御飯を食べた後

鉱山の町の鉱石運搬以外の手紙配達依頼を受けた。人が珍しく色々聞かれたのをしっかり魔法戦士は答えていた。

首都まで2、3つ町、もしくは都市があるらしい

本当に遠い

旅をしながら野宿する

その度に夢を見る

そう

フェリス姉の夢を

ジャラジャラ、パリン!!

フェリス「やっと覚えた」

フェリス姉「おめでとう」

フェリス姉「魔法戦士は一瞬で覚えられたのにね」

フェリス「、、覚悟してください」

フェリス姉「ふん、これ貸してあげる」



フェリス「、、、夢で殺しあいを?」

フェリス姉「そう、能力なくてもこれなら行けるでしょ」

槍をつかむ。ただのナイフがくっついているだけの槍

フェリス「夢で死ぬことはないですよね」

フェリス姉「諦めるまで痛め付けるの」

ザシュ!!

フェリス「えっ??」

槍が刺さっている。

緑色の槍の柄
それが見えたうちに

体に鋭い痛みが走る

フェリス「あああああ!!」

フェリス姉「さぁ」



「やりあいましょう?」

とある町配達依頼は終わった

魔法戦士「最近夢を見ないんだよなーフェリスは?」

フェリス「私ですか?見ます。よく」

魔法戦士「ふーんそうそう瑠璃ちゃん良いこと思い付いたんだ」

瑠璃「??」

魔法戦士「幌つきの馬車買おうかなって」

フェリス「??」

瑠璃「??」

魔法戦士「まぁ見てなって」

トカゲ「ひひーん」

フェリス「クスクス、、ドラゴンの姿でその鳴き声はは、反則です、、クスクス」

瑠璃「ははは変なの」

魔法戦士「まぁ形から入ったんだろ」

トカゲ「ひひーん」

トカゲを巨大化させる。羽はない状態で大型化させ、ちょうどいい馬車をないか探す

「ああー受注生産ですね」

魔法戦士「まぁ作り起きはしてないな」

魔法戦士「結構かかる?」

「あー1周。価格はこれぐらいでどうですかい?」

魔法戦士「うーん」

魔法戦士「すまぬがこれ着けるから安くできない?」

「人間側の行商品ですかい?すまねぇ金がいいんだ」

魔法戦士「わかった換金して来るわ。ちぃいと高いからこんだけ安くしてくれよ」

「うーんこちとら稼ぎが欲しい。悪いもんは作らん。ドラゴンが暴れても壊れない頑丈なもん作るよ」

魔法戦士「ふふふ上手いなでもこれぐらい落とせるだろ?」

「かぁー鋭いねーわかった手を打とう」

魔法戦士「交渉成立っと」

「毎度あり金額はこれで契約書。これを持ってきてくだされ。お金とこれで交換」

魔法戦士「わかった」

「人間のお客何てはじめででサー」

魔法戦士「俺もはじめて買ったよ」

耳つき尻尾つきの亜人がトカゲの寸法をとる

「立派なりざーどんでさぁ。大きさ的には1頭分でいいな。価格はドンピシャリ」

魔法戦士「じゃまたくる」

「まいどありー」

魔法戦士「まぁ2頭分は大きすぎるからなー。お金が結構ヤバイぐらい減ったな」

フェリス「一周お金稼ぎますか?」

瑠璃「それがいいです」

魔法戦士「酒場いくが多分きついんかな?人間は信用度によるが」

フェリス「そうですよねー行商品もっとあればいいんですけど」

魔法戦士「今更だよな」

瑠璃「でも何で今更馬車??

魔法戦士「ああ、トカゲが引っ張れるっぽいし、行商の振りが一番しっくり説明しやすい」

フェリス「でも、、、ドラゴンが引っ張るのはダメなのでは?」

魔法戦士「人間の方ではまた考えるよ。野党も襲ってこんだろうしいいと思うんだけどな」

ドラゴン襲おうと思えんよな

魔法戦士「ただこれも親譲りの力なんだよなー」

フェリス「そうなんでしょうね。ヴォルカの血筋のみなんですか?」

魔法戦士「まぁ、それでも母が教えてないから使えるのも一部じゃないかな?」

魔法戦士「そう考えると恵まれてるんだろうな、、、」

母は偉大。俺にとっては師匠でもあるわけだ。

魔法戦士「そんなことよりも本当にお金どうしよう」

瑠璃「モンスター倒して素材をとるのがいいと思います」

フェリス「それがいいと思います」

魔法戦士「よし、酒場いくかー」

酒場、三人で座る

魔法戦士「なんか仕事ない?」

「ああ、ないですねー今んとこ。最近。でも人間のかたがここまで来るなんて珍しいですね」

魔法戦士「行商だからね」

「また、変わった行商者ですね」

フェリス「やっぱり仕事ないんですか」

瑠璃「人間だから難しいよね」

「ははは面目ない。ちときびしいんだやっぱ」

フェリス「モンスター駆るしかないですねー」

魔法戦士「そうだなー」

カランカラン

「いらっしゃい。今日は立て続けに珍しいこともあるもんだ」

店員が愛想良く挨拶する

俺らもそちらに向く

魔法戦士「えっ?」

土魔法使い「え?」

「ああ知り合いなのね」

土魔法使いだけがいた

魔法戦士「久しぶりじゃないか‼」

フェリス「おひさしぶりです」

瑠璃「こんにちは」

魔法戦士「で、相方は?」

土魔法使い「外でまってもらってる。でもなんでここに?」

魔法戦士「うん、行商の真似事」

土魔法使い「そうか、俺は今は高速運送屋やってる」

魔法戦士「なにそれ」

土魔法使い「ああ、エリが荷物持ってくれるからね」

魔法戦士「ひでぇなロリコン」

土魔法使い「うるさい!!ロリコンじゃない!!」

フェリス「もしかして外のドラゴンエリちゃんですか?」

魔法戦士「あ、なるほど」

土魔法使い「そうそう。鉱石を運搬して寄付金集めてるんだ」

フェリス「私ちょっとエリちゃんに会ってきますね」

瑠璃「私もあってみたい」

魔法戦士「わかった」

二人が出ていく

そして土魔法使いが隣に座る

土魔法使い「見つかった?」

魔法戦士「ぜんぜん」

土魔法使い「そうか、、、俺も見てないなー。そうそうワイバーンの群れでなんか情報ない?」

魔法戦士「ないなー」

「俺はあるぞ」

土魔法使い「えええ!!!」

なんだこいつ父をさがしてやってるのか

土魔法使い「」

土魔法使い「情報ください」

「ええと、あれだ村が1つワイバーンの群れにやられたらしい」

魔法戦士「はぁー襲ってくるんだ」

「まぁ群れで狩りをする種族らしいしな」

土魔法使い「場所教えて欲しい」

店員が地図を持ってきて教える

土魔法使い「わかったありがとう。
依頼が終わったらすぐに行くよ」

土魔法使いが席を立つ

土魔法使い「じゃーっちょっと急ぐわ。またな」

魔法戦士「ロリコンまたな」

土魔法使い「ロリコンじゃねー!!」

魔法戦士「キスマークついてるぞ」

土魔法使い「!!!!」

魔法戦士「お幸せに」

土魔法使い「糞やろおおお」

「店内ではお静かにロリコン」

酒場の外

エリちゃんはいたでも

人間の姿でくくりつけられてる

フェリス「えっと」

瑠璃「はじめまして、、、、変態さん?」

エリ「ドラゴンから戻っても抜けなかったんだよー見ないでえええ」

救出

エリ「お久しぶりです」

フェリス「お久しぶり。偉いですね寄付金集め」

エリ「うん、お父さんも探せるから」

瑠璃「あの、、、聞いていいのかな?」

エリ「?」

フェリス「聞いてもいいと思います」

瑠璃「土魔法使いってロリコン?」

エリがにこやかに頷く

と同時に土魔法使いの叫びが聞こえる

エリ「お父さんに紹介したい」

フェリス「それは良いことですね!」

エリ「フェリスさんは?」

瑠璃「うまくいってるよ」

エリちゃんとるりちゃんが私から離れこそこそ話をする

フェリス「ふ、ふたりとも聞こえてますよ///」

瑠璃「この前ね」

エリ「うわー甘いー」

フェリス「////」

エリ「ねねね聞きたい!!好きなんだよね」

瑠璃「そういえば私も聞いたことない。聞きたい」

エリ「好き?」

瑠璃「好き?」

フェリス「うぅ、、、それはそのす、、、す」

魔法戦士「おーい宿屋行くぞ」

フェリス「きゃあああああ」

魔法戦士「うわっと!!なんぞ?」

フェリス「な、なんでもないです‼」

土魔法使い「か、かえる」


魔法戦士「」

魔法戦士「いやまー帰ればいいじゃないか?ロリコン」

土魔法使い「ナンパがしっぱいするわけだなー」

魔法戦士「ははは。じゃーな」

土魔法使い「おう!!じゃーなお互い探し物大変だけどな」

魔法戦士「ああじゃーな」

二人が握手しながら別れた

私たちは宿屋に行き
これからのことを
話す

モンスターを刈って貯めることになり
明日から行う。

そして早めに就寝した

フェリス姉「ふーん」

シュルシュルシュル

フェリス姉がナイフが着いた槍を振り回す。

床に槍が置かれている。柄を掴む

フェリス「、、、」

構えはどうすればいいのだろうか?

フェリス姉「いたぶってあげる」

また今日も一方的に痛め付けられる
心を折るまで

魔法戦士「フェリス」

フェリス「、、、、」

魔法戦士「フェリス!!おい」

フェリス「、、、、」

魔法戦士「えっと白」

フェリス「、、、、、」

魔法戦士「うん白。太ももが眩しい」

フェリス「!!!!」

スカートを掴み股を隠す

魔法戦士「どうした。剥ぎ終わったから帰るぞ」

フェリス「あっはい///」

瑠璃「おーい帰ろー」

魔法戦士「なんかここんとこ。ぽーとしてるな」

フェリス「ははは、ちょっと疲れてるだけです」

魔法戦士「ああそうかまぁーずっと刈ってるもんな」

魔法戦士「明日完成するって」

フェリス「そ、そうですか」

少し

気が重い

理由は夜の間。いたぶられている。ずっと夢の中で

魔法戦士「まーたぽーとして、、、、今日は帰って寝ろ」

フェリス「ええ、、、ごめんなさい」

魔法戦士「、、、早く元気ならんと調子くるんだよなー」

フェリス「うん。心配してくれてありがとう」

瑠璃「おっそーい腹ペコだよ」

魔法戦士「悪い悪い」

私、どうなっちゃうのだろうか?

フェリス姉「形になってきたじゃない」

キンキン

槍を槍で捌く

動きを真似るしかできない

一度も

勝てない

フェリス姉「、、、頑張ったじゃない?」

フェリス「はぁはぁはぁ」

フェリス姉「ご褒美あげましょう。私は、、、」

私は槍を落とす。

フェリス「うそ」

フェリス姉「私は魔王である。待ってるわ」

フェリス姉が消える

そして私は

口元を歪ました

馬車が出来た

魔法戦士「では、夢の中のでいつも戦ってのか?」

フェリス「はい、で魔王と」

魔法戦士「そ、そうか」

魔法戦士がどこぞ嬉しそうな顔をする。その顔を見ると嬉しい気持ちと悲しい気持ちが交差する

瑠璃「じゃぁ会いに行くの?」

魔法戦士「ああ、母さんの勘の通りになっちまったな」

フェリス「やっと会えるんですね」

魔法戦士「そうだな。じゃトカゲ行くぞ」

トカゲ「ひひーん」

フェリス「くすくす。もう」

首都に向け向かうことにした。依頼品を受け取り出発する

私は心が揺れる。夢の中で勝てないのに現実では勝てるのだろうか?

魔法戦士「ん?」

フェリス「気づきましたか?」

魔法戦士「風がないなこの先」

フェリス「ええ」

道なりに進んでると不意に違和感が目の前に迫ってきてるのがわかった

フェリス「半球状の結界ですね」

魔法戦士「なるほど」

瑠璃「ちょっと見てくる」

瑠璃が駆け出し結界足を踏み入れ姿が消える。

フェリス「!!」
魔法戦士「!!」

消えた!?

瑠璃「すごいすごい!!」

そしてまた現れる

瑠璃「結界の中すごい」

俺らも入ることにする

入ると世界が変わる

小麦畑、色豊かな花畑
それに囲まれた城壁の首都
穏やかな風が頬を撫でる
温度も過ごしやすい
暑いくらいだ

フェリス「魔界なんて嘘ですね」

魔法戦士「外気と分けてるんだな」

瑠璃「綺麗にしてるんだね」

魔法戦士「結界張ってるのは誰だろうか?」

フェリス「人じゃないかも知れません土地が魔力回路担っているんだとおもいます」

魔法戦士「昔からってことか?先人スゲー」

これは人間が負けるなやっぱ

魔法戦士「トカゲ頑張れあと少しだ」

トカゲ「ひーん」

魔法戦士「もうお前馬でいいよ」

首都の城門をくぐる。

町の活気が耳や肌で感じ取れる。俺らの姿が珍しいのか目線が会う。しかし人間もちらほら見え、主に視線の先は馬(火の精霊ドラゴンもどき)に行っている。

フェリス「人気者ですよ」

トカゲ「がふ」

魔法戦士「鳴かないのな。あーあそこに馬車を置こう」

馬車が置ける宿屋。フェリスが会計を済ませ。俺は小型にしたあとトカゲを肩に乗っける。

酒場を探し、往復して荷物を持っていく。

いい金額になるやっぱり

終わった頃には日が暮れていた

一個一個処理があって時間がかかってしまったのだ

フェリス「ふぁ」

魔法戦士「今日は休もう」

瑠璃「うん、つかれた」

次の日

魔法戦士「魔王に謁見をお願いします」

「えっと次は一月先ですね」

魔法戦士「わかった」

「一月後来てください」

魔法戦士「そんなもんだよなー」

フェリス「王ですもんね」

瑠璃「忍びこむ?」

魔法戦士「冗談として受けとめとくよ」

魔法戦士「じゃー観光するか」

受付の前にある噴水広場に座る

フェリス「観光しかすることないんです?」

瑠璃「うーんバイト?」

魔法戦士「いいんじゃない?。向こうのテラスに可愛い制服姿見えるし。というか結構服可愛いよなこの国」

フェリス「、、、、、」

魔法戦士「フェリスよ。目が据わっとるぞ」

フェリス「ああごめんなさい」

瑠璃(魔法戦士ってそういえばお姉さんのことどうおもってるんだろ?)

「失礼、魔王がお呼びです」

魔法戦士「ああ誰か謁見するんだな」

フェリス「一月は長いですね」

瑠璃「だねー」

「、、、、すいません。魔法戦士さんでしょうか?魔王がお呼びです」

魔法戦士「は?ああ俺」

声の主を見る。白衣を着た女性が立っている。人間と違うの一角があるだけである。

フェリス「すんなりあってくれるんですね」

魔法戦士「まぁ行こう。会いに」

瑠璃「いよいよですね」

「私についてきてください。変な気は起こさないでください殺します」

紅い絨毯を敷き詰められた部屋に着く。豪華な玉座が見える謁見の間
空気が重たく感じる
俺らはひざまつく
フェリスも真似る
そして玉座から足音が聞こえる。頭を垂れてるため。音だけしかわからない

「顔をあげよ」

顔を、、、ゆっくりあげる。いろいろな感情とともに顔をあげる。
魔王「ふむ、謁見を申し込むとはなに用だ?」
魔王を見る。玉座に座る。大きな双角にスタイルのいい体。大きな大きな谷間が見える胸。紅い髪を腰以下まで伸ばし玉座に髪を置いてるようなぐらい長い
まぁ
要は
魔法戦士&フェリス「誰?」
魔王「、、、、魔王だ」

魔法戦士「フェリス疑うけど本当に言ったのか?」
フェリス「うん、、、えっと」

魔法戦士「はぁーなんだろどっと疲れた。はぁー」

フェリス「い、一応謁見してもらってるので露骨に残念そうにするのはダメですよ」

魔王「、、、聞こえてるぞ女で悪かったな」

魔法戦士「違うし」

フェリス「別人ですからねー」

魔王「謁見しただけで露骨に落ち込まれたの初めてだ」

魔王「まったく、、、」

瑠璃「魔法国からの親書です」

魔法戦士「?」

魔王「ふむ」

「でわ、私からお渡しします」

白衣の女性が手紙を取り。調べたあと魔王に渡した。

なんだろあれ?

魔王「わかった。答えは明日だそう。また同じ時間に武器を持ってこい」

瑠璃「わかりました」

魔王が玉座から立ち上がる

魔王「明日が楽しみだ」

それだけを言い残し去る

「でわ、あしたまたお迎えに上がります」

魔法戦士「ああっとうん」

会う理由ないんだよなー

フェリス「正直」

魔法戦士「がっかりした」

フェリス「私もです」

瑠璃「、、、、新書を渡せる機会があるとおもわなんだ」

魔法戦士「あれなんだよ?」

瑠璃「ヴォルカ卿の新書。一応もっとけばいいと言われた」

魔法戦士「母さんの勘すげーな」

フェリス「内容は仲良くしましょうなんでしょうね」

瑠璃「明日答えが出るんで私だけ会いましょうか?」

魔法戦士「いや、もう俺がいくよ。母さんのことだ親書に俺のこと絶対書いてる。あのババア。使者は別にいるって言ったくせに」

フェリス「それを見越しての発言かもしれませんね」

魔法戦士「まぁ、明日わかる。武器をもってこいが怖すぎるが、、、まぁ言う通りにしよう」

夜、屋根

フェリス「魔法戦士、どう思われますか?」

魔法戦士「嘘だったことか?」

フェリス「ええ」

魔法戦士「夢でめっきり会わなくなったからわからないが。魔王に会わせたかった理由があるのだろう」

フェリス「私もそう思います。それが何を意味するかはわかりません」

魔法戦士「戦争に首を突っ込むことになけりゃいいんだが」

フェリス「、、、、なんかイライラします。まるで手のひらの上で踊ってるような気がしてならないんです」

魔法戦士「同意見だ。夢の中で現れたのは目的があるんだ」

フェリス「、、、いったい何故でしょうね」

魔法戦士「ああ何でだろうな」

夜も深まり寝ることにした
魔王が鍵を握っていることを信じ
俺は時間通りに広場へ行き。謁見の間に通された。

魔王はすでに玉座にいる

魔王「ふむ。武器を持ってきたな」

瑠璃「親書の応答を」

魔王「まぁまて。私の国の事は知っているな?」

魔法戦士「何をですか?」

魔王「強いものに従う」

魔王が玉座から立ち上がり。歩いてくる。

魔王「強いものに出ないと信用できない。故に私と決闘してもらおう。今ここで!!」

魔王のからだから。魔力が溢れだす
謁見の間が真っ黒になり目から一切の光が見えなくなる。
そして
今度は一斉に光だす。

魔法戦士「草原?」

フェリス「一瞬で世界が、、、、瑠璃ちゃんがいない?」

魔王「空間魔法が得意なの。空間歪め、私の心象世界を発言させる。私だけの世界」

魔法戦士「ああ、聞いたことあるな固有ルールの世界を作り出す能力」

フェリス「、、、」

魔王「そう、この世界はルールがある。私だけの。私の心の世界。夢」

魔王が嬉々として語る楽しそうに

魔王「その女性は貴方の武器ね。この世界は武器しか持ち込めない。魔法もない、術もない。あるのは鍛えた体、武術武芸のみ。それ以外の攻撃がない世界」

魔王の地面から大剣が生えるような感じで出てくる。その柄をつかみ引き抜く。

魔王「信じるは己の体にある修練、経験。戦った日々の記憶」

剣片手で俺に向ける

魔王「さぁ抜け。剣で語り合う世界。武芸者として私に見せてくれ魔法戦士!!!」

今日はここまで

はやあしでした

次は戦闘書きますおやすみ

俺は魔王の声に呼応するように剣を抜く

抜かされたと言っていい

ガキン!!

剣を交差し魔王の切り下ろしを防いだ。あの距離を一瞬で、、、

ギギギギ

剣が重い

魔王「生半可な手加減は要りませんし、私も出来ません。ふふふ楽しませてください‼」

魔王が力を込める。押し切ろうとする。おれはそのまま後ろに倒れこみ引き込む。いきなり力を抜いたもんだから魔王が前のめりになり、地面に背中をつけた瞬間。魔王の腹を蹴る。

魔王が草原に転がる。

魔王「あはは、楽しい楽しい。この国ではもう勝てる奴がいない。我慢の限界だったんだ。だから、期待するよ。ある程度粘ってくれればいい。勝とうなんて無理だから」

魔法戦士「、、、、」

強い
絶対強い自信を魔王は持ってる

そしてストレスの捌け口として考えているのだろう

魔王「はーで、早くそこの女の子も正体さらせばいいじゃないか?武器なのだろう?武器が人形を取ることは良くある。現にこの剣も秘書なのだから」

ビュン
カン

魔王「反応はいいな。剣劇を見えている」

魔王が切りかかってくる。速い動きがとにかく速い。

カンカンキンカン!!!

魔王「だが!!守っていては勝てないぞ!」

正面から切り下ろし切り上げなど多彩に富んだ攻撃が繰り出される

魔王「ははは、守ることは一流なのだな‼」

切り上げを片手で弾き、受け流す

魔王「いい腕だ!だが速くあの子を武器にした方がいいぞ‼。おまえのなまくらじゃ!クレイモアは防げない‼」

魔王が片手で切り上げる強烈な一撃

パキン!!

魔法戦士「剣が折れた!!!」

剣が音をたて折れる。
おれは驚く
剣に幾多の傷がついていた

残った方を両手で持つが
この剣も傷がついている

魔王「守る剣筋、反応は修練を積んできたのはわかるが。自分に合った武器を探すのを怠った。なんと惜しい」

キン!!

魔法戦士「くっ!」

魔王「まぁ、、、これを貸してやろう」

剣を弾いたあと。魔王の下に剣が浮き上がる。装飾が施された綺麗な剣だ。

魔王「名のある名匠が鍛えた剣だ」

それを俺の足元に投げる

魔王「もっと、私の全力を引き出さしてくれ!!」

それを拾い上げ、剣劇を弾く

1、2、3、4

防いでいく
攻撃が速すぎて防ぐことしかできない

魔王「ああ楽しい!!!私の剣を防いでくれる。こんな楽しいのは久しぶりだ‼」

魔法戦士「くっ」

大剣とこの両手の剣では獲物の長さが違う

大剣は本来振り回すのには苦労し、一撃の重さと引き換えに隙が出やすいはずの武器だ

しかし魔王の使う大剣は隙がないと言うより切り返しが速すぎるため隙をつけない
獲物の長さもあり

俺のテリトリーまで入ってこない

一方的で懐に入り込めない
魔王「はははーそんだけか‼」
風の付与は出来ないだろう
現にフェリスはオロオロしているだけ魔王「、、、はぁ強情だな。フェリスと言ったな。速く加勢せんのか?」
魔法戦士「ただの精霊じゃ無理だ」
魔王「精霊?」
魔法戦士「ああ、わからんか」
魔王「つべこべ言わず速くしないか。イライラしてきたぞ‼」

魔王の振りが速くなる
このままでは、、、

魔王「もらった!!」

魔王の鋭い突きが腹部をかすめる
魔法戦士「うぐ!!」

かすり傷には血が滲んでくる
剣圧。たぐいまれなる覇気が現実を侵食するほどの使い手

フェリス「魔法戦士!!」

魔王「ふむこれでも出さんのか?。もっと痛め付ければいいのか?死ぬぞ?殺すつもりで来ないと。私は殺すつもりだ。退けるぐらいじゃないと認めんぞ」

魔法戦士「はぁ、、」

腹を押さえる。最近いつもそうだ。弱い。弱い。

フェリス「魔法戦士は!!魔法使いなんです‼だから止めてください‼」

魔王「却下。戦闘で言い訳は通じない。剣が折れたのは仕方がないがな。私の剣は一国の宝に匹敵している」

魔法戦士「同感だが、、、、」

勝てる気がしない

少しでも風の魔法付与、火の魔法付与ができればいいんだが

魔王「休憩はお仕舞いだ!!では行くぞ‼」

目の前で繰り広げられる剣劇の数々
魔法戦士の辛そうな顔
魔王の嬉々とした顔

それをただ私は眺めることしか出来ない。魔法が唱えられない。絶空も出来ない。空間を支配されているためだ。そう天敵なのだ。

フェリス「!!」

魔法戦士が蹴り飛ばされる

私は魔王の前に立つ
いつかみたいに
なにも出来ずにいる
それでも立つ
私は強くなったのは守るため

フェリス「止めてください‼」

魔王「そこをどけ!!邪魔だ‼」

フェリス「私と戦ってください‼」

魔王「お、やる気になったかなら!!切るだけ」

フェリス「くっ!!」

避ける後ろに。少し剣先に触れたとこが痛みを発する

剣圧が精霊をも切ってしまう。それがわかった。鍛え抜かれた技術が世界のルールを越えているのだ。

それと同時に魔法戦士の技術も図り知れた。よかった。

魔王「ただきるだけはつまらんが良く避ける」

フェリス「、、、、くっ」

時間稼ごう。大丈夫。魔法戦士は強いって信じてる。

せっかく夢の中で槍捌きを強引でも戦えるようになったのに、、、、

ん?

どうして、、、、槍を

剣じゃなく槍を?それよりも

大剣の剣圧が少しずつ体に刻まれながらも冷静になっていく。

なんでいきなり私の夢の中に?

冷静になればおかしいことがいっぱいな夢



フェリス姉は最初全体的に薄緑色の槍を使って私に差し込んだ。

なのに次からはナイフをくっつけただけの槍を使っていた。

魔王「どうした!!避けるだけか!!」

キン

魔法戦士「俺が相手をしているんだフェリスは関係ない」

魔王「そうだな‼」

キンキン!!

金属音が響きわたる

フェリス「私も武器があれば、、、武器が」

ナイフがついたようじゃなくて
フェリス姉が使っていた
緑色の装飾が施された風の槍を
魔法戦士「くっ」
魔王「首はもらった!!」

フェリス姉「こう使いなさい!!」

フェリス「!!」

カン!クルクル、、、、ザシュ!!

緑色の槍が剣を弾き高く飛んでいき回転しながら地面に刺さった
フェリス「、、、出てきた」

フェリス姉の声が頭に響いたあとに勝手に空から落ちて弾いたのだ。槍が消え失せ。私と同化する。

そう

私の中にあの槍がある。原理とかわからない。ただわかることは手のひらの上であること。でも今はありがたくいただく

てをかざす

槍が現れたのを掴む。好きなときに好きに出せる。

頭のなかにこの武器の名前が浮かぶ。本物は別にあるが名前はミストルティン(やどりぎ)と言う。

魔法戦士「槍が生まれた?」

魔王「空間をねじ曲げて取り出した訳じゃない。見たことないし武器なのかしら?でも、、、、おもしろそう」

ブン
キン!!

槍で剣劇を防ぎ引く

フェリス「私が相手です」

槍を回し、腰に据え突く。
切る。そして突く

魔王が剣で払い、避ける。

私は突き引いて突きを繰り返す
切り払いも混ぜながら

魔王「なかなか、でも甘い」
フェリス「はっ!!」

ザシュ

魔王剣が私の腕を切り落とす。だが魔王は腹に槍が刺さる
切り落とされた腕が消え失せもとに戻る。いたいだけ。

魔王「不死身か、、、ぐふ」

フェリス「えっと他国の魔法のことについて勉強した方がいいですね。精霊について」
魔王「ふん、、、全力でもいいのかな?」
魔法戦士「全力?」

魔王が傷を庇いながら立ち上がり口が裂けんばかりに笑う。周りの草原が色を失い世界が変わる。そこかしこに武器が生まれる。幾多の武器が溢れ変える

魔王「私のコレクション。持ち主はいない武器たち」

ドッ!!

魔王が飛ぶ。武器があるとこへ行き
引き抜き、俺に切りかかる
魔王「お前を倒せば済むんだろう?」

キン!

魔王が切り払いのあと武器をすて違う武器で切りかかる

キン!

魔王がまた、武器をすて、拾い切るを繰り返す。加速しながらいろんな角度から。後ろから、横から上右左前後ろ、、、、、時に剣、時にハンマー、時に斧。
フェリス「相手は私がします!」

フェリスが追いかけようとするが捕まらない。速さが違う。
だが、、魔法が使えることはわかった。世界が変わったわけじゃなくルールを再確認したら穴があった。

防ぎながら。風の魔法を体に刻む。速度だけをもとめる。
魔法戦士「加速!!」

攻撃手段が武器だけの世界
自分の技術を支援する考えを持てば
付与はできる。

魔王「最初からつかえ‼」

追いすがり、十字に切る。
たまらず防ぐ魔王にの背後に立ち切る。とにかく速さだけでも勝つしかない‼

魔法戦士「おおおおおおおお!!」

魔王「あああなんて素晴らしいんだ‼押されてる私が!!!」

魔法戦士「!!!」

魔王から距離を取る。
殺気

魔王「だからこれが使える」

魔王の腰に鞘に入った剣が現れる。

フェリス「、、、、なんでしょうあれ」

フェリスが槍を構えた状態で俺のとなりに立つ

魔法戦士「支援魔法ありがとう」
フェリス「いいえ、付与は出来るのは良かったです」
魔法戦士「相手も武器を出すのに使ってるからな魔法」

魔王「ふぅ」

魔王が左手で鞘を持ち、右手で柄を持った状態で目を閉じる

激しい切りかかりもなく酷く静かになる

だが

鞘に剣が入ってるはずなのに攻めては行けない。そんな気がしている。

魔法戦士「ふん」

右手の剣を魔王の方へ投げる
回転しながらゆっくり放射線を描く

サンッ

剣が切れるそう表現しかできない
真っ二つに
なりそのまま落ちる

金属音がしない。何が起きたかさえわからない

魔法戦士「、、、、」

引いてよかった

フェリス「見えました。剣を抜いて、剣を切り、納めました」

魔法戦士「あの見えない一瞬でか?」

フェリス「はい。私なら行けます」

魔法戦士「任せれるか?」

フェリス「ええ」

魔法戦士「俺の考えは、、、」

フェリス「なんとか押さえます」

魔法戦士「任せた」

フェリス「あの先に言っときます」

魔法戦士「うん」

フェリス「切られたら痛いです」

魔法戦士「えっとうん」

フェリス「一回、わがまま」

魔法戦士「わかったわかった」

フェリス「うん!!」

フェリスが槍を構え進む、、、

ゆっくり時間をかけ

ゆっくりと距離を縮める

俺は傷だらけの剣を拾う。魔法を唱えながら。複数の魔方陣を展開しながら。母さんの術式を思い出しながら

ゆっくり

時間をかけ、、、間合いに入る
前に剣が抜かれ
間合いに入った時には鞘に納まる筈だった

金属音が響きわたる
剣が槍の柄で止まってる

魔王「え!?」
フェリス「え!?」

魔王が目を開ける
フェリスが目の前にいる
そして俺は
自分の背後に爆風をおこし勢いのまま、燃え上がる炎剣をフェリスの背中に突き入れた。

フェリス「ん!!」

着き入れたままのいきおいで魔王に突き刺す。

魔王「ぐふっ!?」

剣が蒸発した。炎剣が消える。世界に消された。

魔王「い、いたい」

フェリス「、、、い、いたい」

痛いだろう
俺は、いたいのは慣れてきた

剣を拾い上げ。膝のついた魔王の肩に置く。

魔法戦士「えっと、これでいいでしょうか?」

魔王「ふふふ、合格です。満足しました」

フェリス「い、痛いよう」

精霊にはやっぱダメージが大きいのだろうな。
世界が変わる。
玉座
クレイモア「魔王!!」

瑠璃「魔法戦士!!おねえちゃん!!」

フェリス「だ、、大丈夫です」

魔王「そんな焦ることはないだろ、、、痛いが満足した」

クレイモア「回復魔法かけますね」

フェリス「あっ魔法戦士に回復しなくちゃ」

魔法戦士「もう自分でした」

魔王「ありがとうクレイモア」

クレイモア「、、、珍しいですね」

魔王「もう、めっちゃ楽しかった。居合いが聞かなかったときは流石にビックリした。あの武器なんだろうな?、、っとその前に決まった!!!!」

フェリス「どっと疲れました」

魔法戦士「死ぬかと思った。えらい威厳がなくなったな魔王」

魔王「ではないぞレーヴェだ。うん合格。クレイモアも文句ないな」

クレイモア「いいえ、一人でお倒しになってません」

魔王「いやこいつは武器としてカウントだから問題ない。それにまだまだ鍛えたら強くなる‼」

瑠璃「な、なにがあったの」
フェリス「えっとちょっとここを離れて説明しますね。疲れたので魔法戦士に任せましょう」

魔王「うむ、クレイモアは嫌か」

クレイモア「あの、言いづらいんですが。彼はすでに要るのでは?」

魔王「聞いてみればいい。魔法戦士と言ったな。結婚はしているか?許嫁は?」

魔法戦士「いないです」

クレイモア「今さっきのお嬢は?」

魔王「精霊らしい。考えてみればなんのことはない雑魚の筈なのにな」

魔法戦士「いや、俺よりも強いよ」
胸を張る。自慢の精霊だ。

魔王「まぁそんなことよりもだ」

魔王が俺の目の前に来る

魔王「婿にならぬか?政略結婚を言い渡す」

魔法戦士「無理」

魔王「うん?私は自分で言うけど綺麗な方だと思うぞ?」

魔法戦士「ち、近い」

顔をぐいぐい寄せ、胸が当たる

魔王「好きにしてもいいんだぞ?」

魔法戦士「、、、、はぁ。ごめん、探してる人がいるんだ」

説明を行う。

魔王「それでガッカリしていたのか。ふむ見たことないな、済まない夫よ」

魔法戦士「母さんに許可を貰ってから言ってください」(絶対反対してくれるはず)

魔王「手紙に書いてあったぞ。政略結婚お願いしますってな」

魔法戦士「俺は知らないな」(あのくそばばあ)

クレイモア「申し訳ありません。私からもお願いします」

魔法戦士「他の魔法国の男にしてくれ」

魔王「私は、、、お前がいいな。絶対強くなる‼もっと」

クレイモア「魔王がここまで求愛してるんです。男でしょお決めになられたらどうですか?」

フェリス「魔法戦士、帰ろう」

魔法戦士「フェリスいいタイミングで、、、、むぐっ!?」

フェリス「!?」
クレイモア「!?」
瑠璃「!?」

顔を掴まれ口に生暖かい感触、魔王の顔が紅く近い。

フェリス「」

フェリスが槍を構えた

魔王「ふふふふ、もう、私の物」

魔法戦士「うぐ!?」

頭がいたい
意識が飛びそうになる

魔王「ちときつかったか?」

フェリス「何をしました!!」

魔王「なに、、、色欲と惚れ薬」

ドタ

フェリス「魔法戦士!!」

魔王「やっぱキツかったか?」

クレイモア「寝室につれていきます」

魔王「ふふふふ、はははははは」

フェリス「許さない‼」

魔王「許さない?殺されたくなかったら黙っとくことだな」

フェリス「く、、、」

瑠璃(なんか大変なことになったんですけど!?)

続きはまた今度

書きます

おやすみ

1800前後ぐらいから話を書いていきます。

寝室

二人が言い争う声で起きる
頭がいたいなか体を起こす

魔王「起きたか‼」

フェリス「魔法戦士!!」

魔法戦士「ああ、倒れたのか俺」

魔王「悪かった」グイ

フェリス「離れなさい。刺しますよ」

魔王グイグイ体を押し付ける

魔法戦士「暑苦しい。ああなんで気絶したんだろう」

魔王「??????」

魔王が首をかしげる

魔法戦士「?」

フェリス「大丈夫ですか?」

魔法戦士「疲れてるだけだと思うぞ」

魔王「、、、おかしい」

魔王「少し頭を覗かして、、、、」

ばしゅん!!

魔王「!?」

クレイモア「魔王さま!!」

魔王の手が俺の頭に触れたと同時に
風が魔王の手を刻み。鮮血が飛び散る

魔王「くっ!!そこの精霊!!」
フェリス「私はなにもしてません‼」
魔王「嘘をつけ‼」
クレイモア「そんなことよりも手当てを」
魔法戦士「、、、、」

俺は自分の頭に触れる。微々たる魔力が感じられた

魔王「では、だれがこいつの脳に、、、、惚れ薬がきかない」

俺は心当たりがある。フェリス姉
あいつだろう。そして、俺は自分で脳の中にある物を知る。呪いのような物があり、、、解除は困難だ。

魔法戦士「フェリス、帰るぞ」

フェリス「えっ!?」

今日はもう無理だ

魔王「泊まればいい。クレイモア。一応友好国の客人だ。おもてなしの用意を、、、不得手だが私は図書に籠る。魔法を調べる」

クレイモア「かしこまりました」

魔法戦士「魔王、感謝します。怪我は?」

魔王「この程度大丈夫だが、、、、クレイモアちょっとこい!」

魔王が部屋の外に出る

魔法戦士「瑠璃ちゃんは?」

フェリス「別の部屋にいます。居づらいと言ってました。なんででしょうね?」

クレイモア「魔王さま。お怒はわかります。処罰の対象です本来は」

魔王「処罰?、、、そんなもんどうでもいい。それよりもムカつくのは、私が惚れ薬を使うこと。頭を覗こうとすることを理解していて、、、対私用に魔法を組んでいることだ‼」

クレイモア「それは?」

魔王「ああ!!気に入らない‼なんで私がk」

魔王「////」

クレイモア「魔王さま」

魔王「言わすなバカ!!」

クレイモア「?」

魔王(す、すごいキスをしてたのを盗み見たなんて、、、い、言えない)

クレイモア「では、客人をお迎えします」

夜、ご飯を食べ終えたあと

待っていた瞬間が訪れる。

フェリス姉「珍しいですね。呼ぶなんて」

魔法戦士「ああ」

俺は、あとでもう一人を呼ぼうと考える。

フェリス姉に近づいていく

フェリス姉「なに?呪いについて?」

魔法戦士「話がある」

フェリス姉「私はない、帰る」

魔法戦士「帰さない。閉じ込めさせてもらった」

フェリス姉「う、うそ!そんな」

ギュ

魔法戦士「逃がさない」

フェリス姉「!?」

フェリス姉が複雑そうな、喜びと焦りが混じった顔をする。

決めたのだ。魔王が鍵だった。違う意味で。

そして
呼ぶ
フェリスを

見せつける

フェリス「な、なんでしょう」

フェリス姉「やめ、、んぐ!」

俺はフェリス姉の唇を強引に塞ぐ

魔法戦士「愛してるでいいか?」

フェリス「!?」

フェリス姉「は、離して」

魔法戦士「、、、、」

離さない。そして

フェリスが消えた。逃げた。

魔法戦士「大ッ嫌いだ」

フェリス姉「キスをしておきながら‼」

魔法戦士「嘘突くのが。離してほしいなら突き飛ばせばよかったじゃないか。キスを拒めばいいじゃないか。それに最初、したのはそっちが先だ」

フェリス姉「お、起きてたの!!あのとき‼」

魔法戦士「魔王が見せてくれた。それに、、、キスは悲しそうな顔をしてするもんじゃない」

魔法戦士「あと、、、何故今泣いてる?」

フェリス姉「え、、、泣いてなんか」

俺はフェリス姉の涙を拭う。

魔法戦士「俺の夢にはもう二度と出ないでいい」

フェリス姉「、、、どこでわかりました」

魔法戦士「魔王が変なことしなかったら気付かんかったよ。自分で自分の物を弄るなんてな」

フェリス姉「、、、、ごめんなさい」

魔法戦士「脳弄ったことは許すよ。謝るのは俺の方だ。ごめん」

フェリス姉「確かにデリカシーがないですね。慰めてあげてください」

魔法戦士「ああ。じゃー二度と夢に出ないでいいぞ。フェリスの夢だけにしてくれ」

フェリス姉「、、、優しいですね」

魔法戦士「じゃー俺起きるわ」

フェリス姉「ええ、、がんばってください」

魔法戦士「ああ」

白の廊下を私は移動し、ベランダに出る。城下町の灯りなど綺麗な光景が映るがそれどころじゃない

心が壊れそうなぐらい

痛い

目の前で

あったものが

忘れられない

フェリス「、、、」

期待してた訳じゃない
フェリス姉を探してるのはわかってたし、、、、好きなのは当たり前である。

でも

愛してるなんて

フェリス「わ、私は、、、」

やっぱり辛い

魔法戦士「フェリス、ここにいたか」

フェリス「、、、なんですか‼一人にしてください」

魔法戦士「それは無理な相談だな。聞きたいことがある。正直に答えてくれ」

フェリス「なにも、答えることはないです!!」

ガシッ!

フェリス「!?」

腕を捕まれた。軽く
少しづつ強く

魔法戦士「夢で見たときの感情をすべて聞かせてくれ」

フェリス「えっ?」

魔法戦士「答えろフェリス!!」

魔法戦士が強く迫る。

フェリス「、、、私、心が痛いです」

我慢の限界だった。ぶちまけたかった。

魔法戦士「それだけじゃない筈」

フェリス「、、、羨ましくて、妬ましくて」

私は何をいってるのだろうか?

フェリス「いろんな感情が混ざって」

フェリス「でも、、、どんなものよりも、、、一番」

魔法戦士「一番?」

いいたい、でも
言ってもいいかもしれない
もう、負けてしまった

フェリス「一番、魔法戦士が好きです。好きです!!」

魔法戦士「ああ、そうだろうな」

フェリス「ふぇ!?」

魔法戦士「フェリス、別れてきた。女のけつを追いかけるのはやめだ」

フェリス「え、え、え」

魔法戦士「これからもよろしく。フェリス」

フェリス「ど、どうして?」

魔法戦士「秘密」

フェリス「秘密ですか、、、」

魔法戦士「嬉しいくせに」

フェリス「そ、それは、、、そうです!!嬉しいです!!」

魔法戦士「フェリス」

フェリス「はい!!」

魔法戦士「白いな今日も」

フェリス「見ちゃダメです‼」

魔法戦士「減るもんじゃないし」

フェリス「、、、減ります」

魔法戦士「さわらんからいいだろ」

フェリス「触れないと思います」

魔法戦士「ああ、触りたいけど残念だ。そして眠いからおやすみ」

フェリス「お、おやすみです」

魔法戦士「ああ、好きだぞフェリス」

フェリス「!?!?!?」

甘いことば

耳の残る

魔法戦士、、、どうしたんだろうか?

嬉しさもあるが不安もある

変わりすぎて何がどうなったか
何故、魔法戦士はあんなことを
でも

いまは

しっかり胸に刻みたい

夢でもたとえ

次の日

魔王「ムスッ」

クレイモア「これが親書です」

瑠璃「ありがとうございます」

魔法戦士「魔王の機嫌が悪いな」

フェリス「えっと振ったのですから、しょうがないです。あとその、、、スカートから手を離したいのですが」

魔法戦士「離せばいいじゃないか?見るがな‼」

なんで、こんなに恥ずかしいことをするようになったのだろう。

魔王「はぁ、、、魔法戦士少しお願いがある」

魔法戦士「ん?」

魔王「これを鍛え直してほしい。刀と言って東洋の国の剣だ。そこのアバズレの槍のせいで刃こぼれが起きてしまった」

魔法戦士「いいですよ。丁度頼もうと思ってたことがあります」

魔王「ん?なんだ?」

魔法戦士「空間魔法の魔方を習得したい」

魔王「、、、、」

魔法戦士「基礎だけでいい」

魔王「わかった。基礎の魔導書を用意しよう」

魔法戦士「助かる」

私、アバズレじゃない

眠い
起きたら書きます

主人公交代のお知らせ

魔王「これが依頼書とお金だ。あと、、、ここから観光地から船がでている。海の向こうだ」

魔法戦士「ありがとう」

瑠璃「魔法戦士ごめん、私は先に魔法国に帰るよ」

魔法戦士「急がんとだめなのか?」

瑠璃「うん」

魔法戦士「、、これ持っていけ」

トカゲ「ちぃ」

魔法戦士「ついでに馬車も引いといてもって帰ってくれ。海を渡れない」

瑠璃「わかった。壁の通交書がいるね。あと行商する。せっかく馬車があるし」

魔法戦士「トカゲを委託する。悪いな」

瑠璃「これが本来の仕事なんだけドナー」

魔王「ふむ、、、お義母さまによろそくいっておいてくれ。挙式もあげたとな」

魔法戦士「嘘はよくない」

魔王「嘘も真実、いつか行う事実だ」

魔法戦士(あかん俺、今フェリスは二股に思わしてるのに3またとか。イカンだろ)

フェリス「、、、、悩んでる」

私は、、、思うことがある。独り占めをしたい独占欲がある。でも、、、夢で知ったことがある。キスができない。故に

フェリス「いいと思います。ヴォルカを継ぐなら」

魔法戦士「フェリス?、、、、そうか」

魔王「ふふふ、男なら腹をくくるもんだ」

魔法戦士が刀をクレイモアから受けとる。きびすを返し玉座を出ようとする

フェリス「魔法戦士?」

魔法戦士のかおが真剣だった。

魔法戦士「本は借りてくよ。図書にあるだろうし勝手に借りる。それに俺は男だから腹を決めた。手のひらの上でもな」

フェリス「魔法戦士?」

魔法戦士「瑠璃ちゃんは任せた。母さんに言っといてくれ」

瑠璃「はい」

魔法戦士「落ち着いたら帰るって」

瑠璃「わかりました。主君」

魔法戦士「フェリス行くぞ」

フェリス「う、、、うん」

パタン

魔法戦士とフェリスが出て行った

クレイモア「壮絶なフラれ方ですね」

魔王「いや今のは腹をくくってだな」

クレイモア(私にはそう見えましたけど、、、違って見えてればいいのですが)

フェリス「どうしてお断りを?」

図書室

魔法戦士「秘密だし、必要ない」

フェリス「、、、隠し事ですか?」

魔法戦士「そういえば、話変わるがお前の能力、全部俺が管理する。絶空は全力で禁止。槍は全力で使っていけ」

フェリス「えっと嫌ですよ」

魔法戦士「汝、契約の盟約により。主人に反旗を翻すこと禁ず。今のは3条契約の内容」

フェリス「うっ、、、でも守るためには」

魔法戦士「命令だぞ。フェリス」

魔法戦士が笑いながら私を見る

フェリス「わ、わかりました///」

そんな顔で優しく語りかけられたら。反対できないです。

魔法戦士「というわけでスカートを」

フェリス「今さっきのかっこよさが、、、嫌ですよ」

魔法戦士「じゃー足だけで我慢する。これか、、、、じゃーパチッて行こう。読みおわったら売るか」

フェリス「それはダメです」

魔法戦士「くっくく変わりに本を売ることにする」

フェリス「何でそうまるんですか!!嫌です!!」

魔法戦士「冗談さ、、じゃー行こう。時間が惜しい」

魔法戦士「あと、お前の本売ったんだよもう」

フェリス「!?」

魔法戦士「いい顔だ」

フェリス「ひどいです」

魔法戦士「ああひどいな、、、でもおまえ。泣けないだろ」

フェリス「、、、はい」

魔法戦士「今はそれでいい」

魔法戦士が笑う。何で笑うかわからない

魔法戦士は何故か変わってしまった
魔王が怪我をしてから
よく苛められるように
かまってくれることは嬉しいでも変わりすぎです

来た道を戻る。観光地の町まで。

そしてその道中。強引に呼び出した

フェリス「何があったんです」

フェリス姉「秘密です。別れましたし。あのキスは手切れ金みたいなものですね。貴女の勝ちです」
フェリス姉が淡々とする。悲しんでる素振りもない
フェリス「聞きたいことが全部秘密なんですけども」

フェリス姉「自分でお調べすればいいじゃないですか」

周りから本棚が浮かび上がってくる。下は黒から赤い絨毯。膨大な量の本棚、窓ひとつない本の世界

フェリス姉「この中からね。しかし貴女に託した槍はこの書物に記してあるわ。少し、、、変わってるんですよその槍」

フェリス「多い、多すぎる」

フェリス姉「秘密で、言えないことが多いけど。これは全て貴女の必要なものです。魔法戦士が必要なものです。この図書の世界を譲ります。夢の間がんばってください」

フェリス「一人だけ蚊帳の外。二人は何かを知っていて。私だけ知らない」

フェリス姉「答える義務はない。そして私もこれから消えます。夢で会うことはないでしょう。いままで」

「ごめんなさいね」

図書室に私だけ残される。
そう、私だけ

フェリス「魔法戦士、私頑張る」
フェリス姉が別れたなんて信じられない。そう
フェリス「奪ってみせる。魔法戦士の全てを」

観光地
船の予約で一杯のため1周間待たされる。

魔法戦士「なぁー服とかコロコロ変えないのか?」

フェリス「そ、それはその」

魔法戦士「というわけでデートしよう。まぁ服とか見るだけでいいから安上がりだし」

魔法戦士「今のうちにファッションは気にするべきだ」

フェリス「で、デートですぁか!?」

おかしいおかしいおかしい
頭が暑くなる
夢じゃないのは知ってます
でも、でも
なんで
こんなに優しくなったの?

幸せだけど

なにか裏があって素直に喜べない

宿屋の一室

から

外に目線を逃がす

サクラは散ったあと緑がチラホラ現れだす

魔法戦士「じゃぁ行こう」

フェリス「、、、、はい」

私のわがままを言う機会が本当に訪れない

手を差し出されたのをオドオド取った私
街路樹の脇を歩く
広場、、、、二人殺した
フェリス「、、、、」(後悔はないけど、、、知られたくない)

魔法戦士「ああ、あのメイド服かわいいな。あれなんだろう」

お店に入る

魔法戦士「すいませんあの服なんですか?町の子が着てる子多いで
すけど」

「学園の制服ですね。学舎に通う女性の服です。旅行ですね。一着 、そこの奥さんにどうですか?」

魔法戦士「いいよ。他の店も見ていきたい」

「ふふふ、綺麗な奥さんですね」

フェリス「/////」

魔法戦士「次行くぞフェリス///」

魔法戦士の顔が少し赤い

フェリス(本当に、、、こんなに幸せでいいのだろうか、、、)

魔法戦士「あとで、あれ着てるとこ見せてくれよ」

フェリス「はい」

魔法戦士「そういえば下着も見ておこう」

フェリス「、、、、嫌ですよ」

魔法戦士「じゃー一人ではいる」

フェリス「私、一人で大丈夫です」

魔法戦士「やっぱ恥ずかしい?」

フェリス「当たり前のことです‼」

魔法戦士「入りたいけど?」

フェリス「ダメです」

魔法戦士「どうしても?」

フェリス「ええ」

言い争った結果

フェリス「なんで必要もないのに入ってるんでしょ一人だけで」

魔法戦士は広場で待たせている

フェリス「それを考えたら服も、、、いえ、要ります恥ずかしいです。でも下着は服があればいいんですよね、、、要りますね見られても隠せるように。なんで隠さないとはじかしんでしょうか?」

色々な下着を見る
カラフルだったり
フリルがあったり
ピンクなどの色合いが多いです

穴が空いてるのもあった

フェリス「?????」

「お探しですか?」

フェリス「あの、、これ穴が」

「それは、、、少し耳を拝借します」(綺麗な人だし純情。箱入り娘ですね)

「それは、、、、殿方の、、、」

フェリス「////」

「どうですか?ひとつ」(かわいいなーこの人初めてなんだ)

フェリス「け、けっこうです///」

私はそそくさと逃げる

恥ずかしさと共に

フェリス「精霊には、、、、要りません」

精霊、、、、は

人じゃない

魔法戦士「どうした?悲しい顔して」

フェリス「なんでもないです。恥ずかしかったんですよ‼」

魔法戦士「見てりゃよかった」

魔法戦士は、、、うん
精霊であることがこんなにも
こんなにも

隔たりがあるんだ

魔法戦士「まぁじゃー飯くって行きたいとこいくよ」

魔法戦士が手を掴む

魔法戦士「悩みがあるなら悩みまくれ。だいたいわかるしな」

フェリス「えっ?」

魔法戦士「なんでもない。忘れてくれ、、、で白のまんまなんだな」

フェリス「///////!!」

手をはなし隠す。全力で

魔法戦士「ははは」

食事を済ませ
私は食事をしなくていいのだが
それも最近は辛い
一緒に食べることが出来ないから

魔法戦士「あの店」

フェリス「あれは鎧?」

魔法戦士「店頭の鎧が可愛いからな」

スカートに四枚の花みたいな金属版、ピッチリした豊満な胸当て。装飾された羽飾りのついたカチューシャっぽい兜

魔法戦士「ヴァルキュリアと言う女神の鎧を妄想で作ったらしい。よく似合うと思う」

フェリス「きてほしいのですか?」

魔法戦士「まぁ着たとこみたいがそれ以上にこの店はこんなのばっかの専門店で人気が高い。魔王もここの服らしい」

フェリス「私のセンスで選んでいいですか?」

魔法戦士「ご明察」

フェリス「では、、、白色金の鎧が好きです」

魔法戦士「似合うと思うよ。それだけだ」

フェリス「わかりました」

魔法戦士「帰ろう」(白色金は高いなやっぱ、、、、お金は貯めよう)

フェリス「どうしましたか?」

魔法戦士「いいや。まぁなんでもないよ。少し視線を感じただけだ」

フェリス「、、、、そういえば」

魔法戦士「あと何人いるんだろうな」

魔法戦士「兄貴たち」

快晴(フェリスが強引にした)

フェリス「船が出ますね。ワクワクします」

魔法戦士「はじめてだよ俺も」

どんどん陸地は離れていく
着くのは明日の昼

東洋の国は紛争が絶えないらしい
身を引き締める。夢に図書室に書いていた。

魔法戦士「フェリス、兄貴たちなにもしてなかったな」

フェリス「ええ」

魔法戦士「、、、まぁいいか」

フェリス「あの、、、したの荷物の檻見てもいいですか?」

魔法戦士「いいぞ、風はいいのか?」

風はあとでいいかな?

フェリス「あとで感じます」

船のしたに大型の鳥が檻のなかにいる

餌を丁度やっている人がいる

フェリス「このとりさんに餌ですか?」

「ああ、売りもんだからね」

フェリス「あ、、、うん」

「買うかい?売らねーけど。俺のもんだ」

フェリス「いえ、ちょっと珍しくて」

「珍しいだろ。まぁ見るのはタダだよ」

フェリス「はい」

「おーいちょっとカギしめるぞー」
「しまった売りもんばっかりだから盗まれないようにするんだった。ごめんこの倉庫から出てってもらわなくちゃ」

フェリス「わかりました」

魔法戦士「帰ってくるのはやいな」

フェリス「追い出されました」

魔法戦士「倉庫だろ。当たり前だろ」

フェリス「そうですね。お馬鹿でした」

魔法戦士「まぁ帰ってきたとこ悪いけど俺寝るわ」

フェリス「わかりました。おやすみ」
「おえ、おえええええええ」
「うわこいつゲロはきやがった!!」

魔法戦士「介抱してやってくれ」
フェリス「わ、わかりました」


寝室

部屋は別個

何故かというと精霊と認めてくれなかった

隣の部屋から寝息が聞こえる。
魔法戦士は仮眠のあとに本をずっとよんでいた眠ってるのは睡魔が来たからなのだろう。時空魔法は難しいのだろう。

フェリス「うーん」

私も寝ようかなベット使わなくていいですけど

フェリス「ふぅ」

目をつぶる

ガチャ

「今日この船に人間の上玉が乗ってたな」
「何処かのお嬢だろ」
「あれは夫かなんかかな?」
「まぁ、、、寝てるしいいだろ」
「っていないじゃん」
「ああどうする待つか?」
「帰ってきたら襲おう」
「さんせー。人間の女性って孕まし概があるもんな」

魔法戦士「、、、結局こっちで寝るんだな」

フェリス「スースー」

魔法戦士「、、、おやすみ」

朝、自分の部屋から亞人のおとこたちが現れたのを疑問に思いながら空を見に船板に出る

潮風が気持ちいい快晴

海も荒れていない

魔法戦士「ああ、おはよう」

フェリス「おはよう。なんか亞人の視線が痛いです」

魔法戦士「昨日、お前の部屋にいた奴らだろ」

フェリス「ねんででしょうね」

私にはわからない

フェリス「えっと、、、あと少しでつきますよね」

魔法戦士「うまくいかないかもな。武器がない刀は借り物使うわけにはいかない」

フェリス「????」

魔法戦士「殺気がすごい」

フェリス「か、感じないです」

魔法戦士「俺にだけ向けてる。あいつが」

フェリス「あれは鳥に餌をあげていた、、、、」

フェリス「許可は、、、」

魔法戦士「だめ、仕掛けるまで」

ドンッ!

どこから物音が

フェリス「あ、あのですね手遅れになりますよ」

「人魚だ!!!」
「どうしてこの海域に‼」
「出ないはずだろ」
「く、くくく」

魔法戦士「何が起きてる!?」
フェリス「船底や側面から変なのが、人に魚がくっついたような」
魔法戦士「人魚?」

「こんにちは弟」

「初めてだが自己紹介、死ぬからいいな」

魔法戦士「なにした」

「航路を書き換えた。人魚がいる地帯に。船底に穴を開けさしてもらった。じきに沈む。ではさようなら」

バキバキバキ!!
ゴウィ

鳥が船を壊し現れ、船員を乗せる
顔が、、、隠して見えない

魔法戦士「してやられたか。予備の船を出す前に人魚を始末しないと。フェリス、槍で応戦」

フェリス「絶空は?」

魔法戦士「槍でなんとかなるはず」

フェリス「、、、なんでそんなに冷静なんですか」

魔法戦士「冷静じゃない。死ねない」

魔法戦士が炎球を右手に出す。
私は槍を出し構えた

ヌメヌメ
ヌメヌメ
人間の姿をしたのが這い上がってくる。髪は粘液で塗れ。目は深い青色
鱗はどす黒い青色。女性の姿、胸が膨らみを持っているがはだの色は薄汚れている。

フェリス「う」

「キャシャアアア」
「うわあああああ」
くちゃくちゃ

魔法戦士「生きてるの上にいる俺らだけ」

私は、人魚を刺す。

ビチビチビチ!!

頭を刺し込んだ 。激しく暴れたあと反り返り動かなくなる

魔法戦士は火球をぶつけ。風の魔法で切り刻む。首を、青い血が吹き上げる。

「た、たすけ」
「キャシャアアア」

船員の死体、旅行者の死体に群がる。
餌を運ぶ蟻のように群がる。

フェリス「ふん!!」

槍で切り落とす
体を人と魚の継ぎ目を分けた

1体また1体と殺す

魔法戦士「数は多いが弱い」

「キャシャアアア」

フェリス「、、、、数が多いです本当に」
魔法戦士「船に乗れないな」
フェリス「じり貧になります。魔法戦士が」

魔法戦士「やるか、、、、今小舟が流れていってたな。距離方角は空気を伝って確認」

フェリス「?」

魔法戦士「移動する」

フェリス「どうやって?」

魔法戦士「あそこまでいけばいい」

フェリス「どうやって?」

魔法戦士「泳ぐしかない」

フェリス「無理です‼海の下から」

魔法戦士「そこなんだ。的確に仕留めてくれれば」

フェリス「うっ!!」

「仕留めればいいのでしょうか?」

フェリス「!?」

「初めましてフェリスさん」

フェリス「ま、まおう?いや違うどちら様?」

人魚を刺しながら聞く
その女性は魔王に似ていたのは一瞬魔王は赤い髪はしかし彼女は黒く紅い髪。そしてウェーブがかかった長髪。顔は綺麗であるのはもちろんだが色気がり、魔王にはなかった背中に大きな蝙蝠羽がついている。そして白いドレスを着ている

不釣り合いな白いドレスと蝙蝠羽そして手に持つ三つに穂先が別れた槍を持っている

姫上ナナ「姫上ナナと言います。呼び捨てで読んでくださいフェリス。私も呼び捨てます」

フェリス「、、、、」

魔法戦士「なんか知らんが、そういうことだ」

魔法戦士が飛び込む。小舟に向かって泳ぐ

フェリス「待って!!」

魔法戦士が泳ぐが人魚がそちらに集まり出す

姫上ナナ「デーモンランス」

槍を投げる。紅い槍が砕け海面に叩きつけられる。しかし魔法戦士の周りにはまだ人魚が

フェリス「ん!」

魔法戦士の近くを浮遊し、近づく人魚を刺込む。それを持ち上げ槍ごと投げる。槍が消え手元に現れる。

姫上ナナ「脇が甘いです。差し込むときに力を入れるんですフェリス」

フェリス「ナナさん!?」

姫上「フェリス、呼び捨てでお願いします。痒いです」

フェリス「ごめんなさい」

姫上ナナという悪魔が槍を海に撃ち込んでいく。そしてまた腕に現れる。私と良く似ている。

魔法戦士「はぁはぁついた」

姫上ナナ「おつかれさま。東洋の国まで誘導します」

フェリス「まだ人魚が」

ゴウンゴウン
ザバー

人魚が逃げ惑う
黒い鉄の塊が目の前に現れる。

魔法戦士「うわっと!!」

小舟が水の勢いでひっくり返る

姫上ナナ「潜水艦と言います。鯨みたいなもんです。中はお見せできません。送らしていただきますフェリス」

フェリス「、、、あの夢とかで出会いましたか?」

姫上ナナ「ええ、それ以上は秘密です」

浜辺

昼前に着いた
とにかく異常にはやい船
固く冷たい金属。どうして沈まないか不思議になる

姫上ナナ「では、これ以上は小舟でお願いします。見られてはいけないので」

フェリス「あ、ありがとうナナ」

姫上「、、、はい。また会うことが絶対ありますのでお待ちしてます」

魔法戦士「ありがとう。なるほどこうやって生き延びるのか」

フェリス「????」

もう
私は何が何やらわからない
魔法戦士もわからないながらも何かわかってるし。蚊帳の外である


いきなり現れるのは
理由があるのだろう

手のひらで踊らされている本当に

埋める前に次すれ行きます

ありがとうございました。

埋め

うめ

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