士郎「イリヤが切嗣に会いにry」大河「後編よ!」 (1000)

このスレは


イリヤ「暇だからキリツグに会いに日本に行く」
イリヤ「暇だからキリツグを追いかけて日本に行く」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414685418/)
イリヤ「暇だからキリツグに会いに日本に行く」ウェイバー「後編」
イリヤ「暇だからキリツグを追いかけて日本に行く」ウェイバー「後編」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415320550/)
イリヤ「切嗣に会いに日本に行ってから10年経った」
イリヤ「切嗣に会いに日本に行ってから10年経った」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422939722/)


の続編となっております。

・選択肢によって展開が変わる
・思いつき進行
・DEADまみれ
・タイガー道場
・ご都合主義
・原作無視
・猟奇

以上の点が含まれる(可能性がある)ので、許容出来ない方はなにも言わずにブラウザバックする事をオススメします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425083243

現状まとめ

士郎陣営

士郎 セイバーのマスター。投影と強化の魔術が使える。
セイバー 主戦力その1。最優のサーヴァント
凛 アーチャーのマスター。魔術刻印はなくても原作とほぼ同じ実力。
アーチャー 主戦力その2。投影と狙撃が出来る。固有結界持ち
クロ バーサーカーの元マスター。接近戦と弓での狙撃が得意
バゼット 主戦力その3。ランサーの元マスター。サーヴァントと殴りあえる人外+切り札殺せるフラガラック持ち
ロードと愉快な仲間達 調査担当。


この世全ての悪陣営
蟲爺 この世全ての悪と契約して生きる屍状態。黒幕。イリヤを誘拐してアンリ・マユの器に捧げる
時臣 生きる屍その2。脅しに屈して傀儡となっている。
ライダー 時臣のサーヴァント。光の速さryはもう出せない。
ディルムッド 4次ランサー。黒化している。卑劣な手段大好き。
ジルドレェ 4次キャスター。黒化しているけどただの原作キャスター。
ハサン 4次ハサン。黒化してもあまり変わらない。

その他
葛木 キャスターの元マスター。教会なう。初見ならセイバーも圧倒出来る。
イスカンダル 行方不明。
イリヤ この世全ての悪の器にされてる。精神崩壊なう
ギル 自害なう


脱落
バーサーカー 最初の脱落者。
ランサー 第二の脱落者。4次バーサーカーと相討ち
ランスロット ランサーと相討ち。ステータスほとんどカンストしてた。
アサシン 第三の脱落者。黒化ディルには勝てなかったよ
キャスター 第四の脱落者。士郎家から撤退する前にルルブレ落とした


P.S.4次黒化サーヴァント達はイリヤパワーでパワーアップしてます!

-道中聖杯の中-



ギル「雑種ども、とうとうSN編の終盤に差し掛かった。物語の結末を見届ける覚悟はできているか?」

ギル「ここで更に一つ、注意事項がある。前スレを見ていた者はわかると思うが、このスレは申告制となっている」

ギル「安価をとるには予めスレに申告の意思を見せる書き込みをする必要がある。申告もなしに安価を取ろうとしても流されるだけだぞ」

ギル「ここに明確なルールを載せておく、しっかりと熟読した上で安価をとるのだぞ」


・日付が変わるとIDが変わる。申告したIDでなければ安価は取れない(つまり日付が変わる度に安価をとる申告をしなければならない)
・酉は一度申請すれば日付が変わっても申告しなおす必要はない
・申告→即安価取り等の行為はNG(申告後に>>1の更新が来てからor申告してから他の人のレスが3レス以上ついてからでなければ安価は取れない)
・申告と同時に安価をとるのもNG
・その他不正と判断したものは全て流す
・申告はしっかりと申告の意思を見せる事。「あ」では意思は伝わらんぞ
・申告のタイミングは自由。投下中の申告も認める。


ギル「こんな所か……さて、この物語がどのような結末を迎えるかは我も知らん」

ギル「せいぜい頑張って安価をとって、自らの望む結末に持っていくがよい」

ギル「昼過ぎに更新再開予定だ、安価が始まる前に申告は済ませておけよ」

-前スレヒントタイム続き-



ギル「可能だろうが、そんな事をした所で意味はないぞ?」

ギル「そもそも選択肢に士郎と凛のサーヴァントを入れ替えるような選択をする時期はとうに過ぎておる」

ギル「まぁそういう事だ、ヒントでスレも埋まった事だしいよいよ本編再開と行こうではないか」

ギル「……だが、思っていたよりも埋まるのが遅れて、本編開始が遅れてしまったか」

ギル「詫びといってはなんだが、最後の猶予の内どこか一行動でもいい。アーチャーと一緒に特訓をしてみてはどうだ?」

ギル「何か良い事があるかもしれんぞ。ついでに言えば無限の剣製へのフラグは既に立っているぞ」

ギル「では、このスレにて本編再開だ。雑種ども、泣いても笑っても見れるエンディングは一つ、覚悟しておけ」

キャスターを倒し、全員で話し合った結果、俺達は何かあった時の為に休息をとって体勢を整える事になった。

その間に先生達がイリヤの捜索と聖杯の捜査を進めてくれるらしい。

時間はない。けど、焦りすぎてもだめだ……

多分、最後の息抜きになるかもしれない。やり残した事があれば今のうちにやってしまおう。



-朝……衛宮宅-




士郎「……朝か」

士郎「(先生達は調査に出かけているから今はいない。邪魔をしないほうがよさそうだ)」

士郎「(今は休息……少しでも休んで体勢を万全にしないと)」

士郎「(けど、何もしないっていうのも損だ。せっかくだし何かしておきたい)」

士郎「でも、何をするかだよなぁ……」



1:アーチャーと過ごす
2:クロと過ごす
3:藤ねぇと過ごす
4:凛と過ごす
5:クロ&藤ねぇと過ごす
6:藤ねぇ&アーチャーと過ごす
7:セイバーと過ごす
8:ひとりで出かける


選択安価 安価下2~4の中からコンマ(基本は下1桁のみ)が一番低い安価

アーチャー「……」

士郎「アーチャー、こんな所で何をしているんだ?」

アーチャー「見ての通りだ」

士郎「いや、見ての通りじゃわからないぞ」

アーチャー「貴様も何時も行っているだろう、これは鍛錬の一環だ」

士郎「俺が何時も? もしかして、魔術の鍛錬か?」

アーチャー「そうだ、私の魔術は投影魔術、貴様のような未熟者とは違った次元だがな」

士郎「ぐっ……確かに俺は未熟だけどさ」

アーチャー「ほう、素直に認めるか」

士郎「認めるもなにも、アーチャーに比べたら俺の投影精度なんてまだまだだ」

アーチャー「当然だ。もっと精進する事だ」

士郎「……いや、何かヒントとかないのかよ。アドバイスとか」

アーチャー「私に教えを請うか。本来なら貴様に取り合ったりはしないのだが……そうだな、それくらいはいいだろう」

アーチャー「いいか衛宮士郎、お前がイメージするのは常に最強の自分だ」

アーチャー「これは前にも言ったと思うが、簡単な事ではない。少しでも負けると思えば、それだけ綻びができる」

アーチャー「だからこそ、そんな事を微塵にも思わない程に強い自分をイメージする。衛宮士郎の投影魔術は、自身との戦いだ」

アーチャー「お前には才能はない。だが、それだけの可能性がある。己の心情風景をイメージし、表現しろ」

アーチャー「……私から言えるのはこれくらいだ。後は自身で答えを見つけてみろ」







士郎「(……己の心情風景、か)」

士郎「(そういえば、バーサーカー戦でアーチャーが見せた固有結界……)」

士郎「(あれは、アーチャーの心情風景って事なのか……?)」

士郎「……」





そろそろ昼すぎだ。

昼食後は誰と過ごす?


1:アーチャーと過ごす
2:クロと過ごす
3:藤ねぇと過ごす
4:凛と過ごす
5:クロ&藤ねぇと過ごす
6:藤ねぇ&アーチャーと過ごす
7:セイバーと過ごす
8:ひとりで出かける


選択安価 安価下2~4の中からコンマが一番低い安価

大河「あ、しろー!」

アーチャー「藤ねぇ、他の者が聞くと紛らわしいから私の事はアーチャーと呼んでくれと言っているだろう?」

大河「でも、士郎は士郎でしょ?」

アーチャー「確かにそうだが・・・」

士郎「藤ねぇ、呼んだか?」ヒョコッ

大河「あ、しろー!やっほやっほ!」

アーチャー「悪いが今藤ね・・・藤村大河が呼んだのは私であって君ではない」

士郎「何言ってるんだよ、藤ねぇは確かにしろー!って呼んでたぞ」

アーチャー「はぁ、だからややこしい事になると言ったのだ」

大河「丁度よかった、士郎にもお願いがあるのよ」

士郎「お願いって?」

大河「実は魔法瓶を購入しようと思っていたんだけど、どれがいいのか分からなくて・・・それで、よかったら二人に一緒に選んで欲しいんだけど・・・だめ?」

士郎「あぁ、それなら俺が」

アーチャー「私がご一緒しよう。しかし魔法瓶とはどうしてそんなものを?」

士郎「むっ」

大河「今度クロちゃんや皆でピクニックとか行きたいなぁと思ったの。それで、魔法瓶あったら便利かなぁって」

アーチャー「なるほど、そういう事か。ならばより良い物を選ばなければならんな」

士郎「俺だってそういうのを見る自信はあるぞ」

士郎「で、結局」

アーチャー「三人で来た訳か」

大河「いやー色んなのがあるわねー」キョロキョロ

士郎「えーと、魔法瓶のコーナーは・・・・・・」

イスカンダル「ふむ、これが噂に聞く魔法瓶という奴か」




アーチャー「ん?」

イスカンダル「ん?」

士郎「あっ」

大河「あれ、イスカンダルさん!?」

イスカンダル「おぉ、こんな所で会うとは奇遇だな!余は魔法瓶なるものを買いに来たのだが、もしや士郎達もか?」

士郎「俺達も魔法瓶を買いに来たけど・・・まさかこんな所で再会するとは思わなかったぞ」

アーチャー「・・・・・・」

イスカンダル「ふむ・・・そこの者よ、名は?」

アーチャー「アーチャーだ。それよりも・・・」

イスカンダル「わかっておる、少し向こうで話そうではないか」

大河「あれ、行っちゃうんですか?」

アーチャー「すぐに戻る。その間魔法瓶を見て回ってくれ」

士郎「……とりあえず、魔法瓶見て回るか」

大河「うーん、それにしてもいろんな種類があるのねー」

士郎「一応聞くけど、魔法瓶は藤ねぇ用でいいのか?」

大河「あ、私の分もだけど、クロちゃんの分も買ってあげたいの。だから親子サイズのペア魔法瓶とかあったらなぁと思うんだけど」

士郎「ペアか……そうだなぁ」




1:無難に白の大小魔法瓶はどうだ?
2:虎柄の魔法瓶……
3:最近はキャラクターものの魔法瓶なんてあるのか


選択安価 安価下2~4の中からコンマが一番高い安価(このスレのコンマは基本下1桁のみ扱う)

士郎「そうだなぁ……ん?」

虎魔法瓶<ガオー!

小虎魔法瓶<ガオー

士郎「(と、虎のマークが描かれた魔法瓶……藤ねぇにはぴったりだけど)」

士郎「(しかも丁度親子サイズと言わんばかりに揃ってるし、残り1個ずつだし)」

大河「どうしたの、士郎?」

士郎「ふ、藤ねぇ……これなんかどうだ?」

士郎「(って、何を言っているんだ俺は!?ふざけている場合じゃないぞ!)」

大河「虎の魔法瓶……むむ!!」

大河「これよ!虎魔法瓶、君に決めたわ!!」デデーン

士郎「ふ、藤ねぇ……本気か?」

大河「えぇ、なんでか知らないけどこの子は将来大物になる気がするの!」

大河「早速買って来る!すみませーん!!」ダダッ

士郎「……いい、のか?」

アーチャー「今戻ったぞ」

イスカンダル「ふむ、詳しい話は戻ってから聞く事になるが……何やらただ事ではないようだな」

大河「お待たせ!」

アーチャー「藤ねぇ、魔法瓶は選んだのか?」

大河「えぇ、びびーんって来たのを買ったわ!」

アーチャー「それならよかった。もしそこの未熟者が変なものを選んでいたらどうしようかと思ったがな」

士郎「は、ははは……」

ガオー


クロ「……えーと、これは何?」

大河「魔法瓶よ!クロちゃんの分も買ってきたの!!」

士郎「温かい飲み物を持ち運ぶと、時間とともに冷めちゃうだろ?魔法瓶はそれを防いで長時間温かいまま持ち運べるんだ」

クロ「そ、そうなんだ(なんで虎柄?)」

アーチャー「……はぁ、失望したぞ衛宮士郎」

士郎「(アーチャーが後ろでため息を吐いてる……思わず勧めたけどやっぱりまずかったかなぁ)」

クロ「それより、そこの大きな人は誰なの?」

イスカンダル「余は征服王イスカンダル!世界中を旅しておるぞ。お主も一緒にどうだ?」

クロ「あ、うん……そう。考えておくわ」

大河「ちょっと、クロちゃんは私達の家族なのよ。ちゃんと保護者の許可取らないと認めません!」ギュッ

クロ「あっ……」

イスカンダル「ふむ……いやぁそいつはすまんな!さて実は焼き鳥を大量に買ってあるのだが、皆で食べんか?」

セイバー「焼き鳥ですか!?」バッ

イスカンダル「おぉ、久しいなセイバー!!」

セイバー「な……ライダー、何故貴方がここに!?」

アーチャー「それについては後で私が詳しく説明しよう。今は大人しくしていたまえ」

凛「ただい……ってイスカンダルさん!?」

イスカンダル「おぉ、続々と集まっておるな。どれ、残りの者も直に集まるであろう……先に宴を始めようではないか!!」

クロ「……イスカンダルって、こんな豪快な人なのね」

士郎「初めて会った時はびっくりしたけどな」

大河「むにゃむにゃ……しろぉーおんぶー」グデー

士郎「わかったわかった、今寝室連れて行ってやるから待ってろ」

クロ「しろー……わたしも……」グデー

士郎「なんでさ……イスカンダルの奴、未成年にまで酒を飲ませるのはやめろとあれ程言ったのに」

アーチャー「どれ、私も手伝おう」






ロード「私は言ったはずだぞ。未成年に酒を飲ませるなと」

イスカンダル「いやぁすまんな、久々に会ったもんだからつい」

ロード「ついじゃない!私の内弟子にまで酒を飲ませようとした時にはどうしようかと思ったぞ!!」

グレイ「師匠、拙は恐らく大丈夫かと」

ロード「そういう問題ではない!!」

ルヴィア「ガルルルル……」

凛「フシャー……」

ロード「お前たち二人も何時までけんかをしている!!」

セイバー「焼き鳥も中々美味しいですね」パクパク

士郎「ふぅ」

アーチャー「全く、藤ねぇは相変わらずだな」フッ

士郎「……アーチャー、お前も笑うんだな」

アーチャー「私だって笑う時もある。今傍にいる者を大切にしろ、衛宮士郎。失ってからでは遅いのだからな」スゥ

士郎「アーチャー……お前に言われなくてもわかってるよ」


クロ「ん……ぅ?」

士郎「クロ、もう大丈夫なのか?」

クロ「うーん……ちょっと、大丈夫じゃないかも」

士郎「そっか、なら気分が落ち着くまで俺が傍にいてやる」

クロ「……ありがと」

大河「スピー……スピー……」

クロ「……大河はぐっすり寝てるね」

士郎「そりゃあ健康の塊だからな。むしろ体調を崩したところを見た事ないぞ」

クロ「……ねぇ、一つ聞いてもいい?」

士郎「なんだ?」

クロ「士郎は、この戦いが終わったら……どうするの?」

士郎「どうするか、か……それはわからない」

クロ「……そっか」

クロ「……ねぇ、士郎。一つだけわがまま言ってもいい?」

士郎「なんだ?」

クロ「戦いが終わっても……ずっと家族としてでいいから傍にいて。士郎がいて、大河がいて……それだけでいいの」

クロ「昔からずっと、家族の温もりとか知らなくて……士郎達と出会って、そういうのを知って」

クロ「……私の一人よがりなのはわかってるの。でも、お願い」

士郎「…………」



1:あぁ、俺と藤ねぇでよかったら……三人一緒に暮らそう
2:大丈夫だ、クロ。俺はクロの味方だから
3:……ごめん、クロ。その気持ちには応えられない



選択多数決 安価下1~8までの中で最も多く票を獲得した安価
一旦ここまで!明日は更新できないかもしれません。

-聖杯内英雄王ルーム-



ギル「今日は更新出来ない可能性が高いと言ったにも関わらずこの申告量か。雑種どものその姿勢は認めてやらんでもないぞ」

ギル「せっかくだ、本編再開前に虎聖杯やらルートやらの解説をしてやれうではないか。感謝するがいい」

ギル「どうやら本編のルートは藤ねぇ&クロルートになったようだな。クロが生存するかは別問題だが、他のキャラのルートは潰えた訳だ」

ギル「ちなみに先程の安価はルート確定安価だ。クロルートか、藤ねぇ&クロルートか、その他ルート(正義の味方ルート濃厚) といった所だな」

ギル「イリヤとのフラグがそこまで立建ってない上に時臣仮面にさらわれてしまった以上、イリヤルートは潰えた。あの選択肢ではイリヤルートフラグが立ってない以上イリヤを勘定に入れがたかったのだ。許せ」

ギル「イリヤとのフラグもしっかり建てていれば4人家族endもあっただろう。言ったはずだぞ、後悔してもしらんぞと」

ギル「本編は帰宅後に少しだけ、特別に更新しよう。感謝するがよい」

士郎「あぁ……俺と藤ねぇと……皆で一緒に暮らそう」

士郎「クロだって俺達の家族だ。ずっと傍にいる」

クロ「士郎…………」

クロ「……ありがとう」

大河「士郎ったら、随分たくましくなったわねぇ」ノソッ

士郎「ぶっ!?」

大河「聞いてたわよー、今の会話」

士郎「い、いやその……藤ねぇ、これはだな」

大河「でも、よかった」

士郎「え?」

大河「クロちゃんは決して一人ぼっちじゃないって、私以外にも傍にいてくれる人がいるってはっきりと認識するのって、結構嬉しいのよ?」

大河「それに、士郎とクロと家族になるとしたら……クロが私の娘で、士郎がクロのお兄ちゃん、いやお父さんなのかな?」

大河「まぁそんな事はどっちでもいいの。それより、今日は三人で寝ましょう?」ギュッ

クロ「わぷっ!」ポフッ

大河「んふふー、士郎も逃がさないわよー」

士郎「な、なんでさ……(首、首がしまってる!)」ジタバタ

大河「よしよし、一緒に寝るなら添い寝が一番」

クロ「(……なんだろう、すごくあったかくて落ち着く)」

クロ「(これが……お母さん……ママに甘える感覚なのかな)」

クロ「(だとしたら、すごく気持ちいい。ずっと、こうしていたい……)」

クロ「すぅ……すぅ……」

大河「あらあら、もうぐっすり寝ちゃったのね」

士郎「」チーン

士郎「はっ!?」

士郎「……朝か」

士郎「何か昨日の記憶が曖昧なような……いや、気のせいだ。気のせいだと思いたい」



先生の話によると地脈を乱している場所に、何者かが工房を構えているらしい。

アーチャーがサーヴァントの気配を感じ取って、セイバーの直感が告げていたから、多分最終決戦を迎える事になる。

夜にそこへ向かう。今日という日は夜までの間やり残した事がないように過ごそう。




誰と過ごす?

1:セイバー
2:クロ
3:藤ねぇ
4:凛
5:ロード


選択安価 安価下1~3の中で一番コンマが低い安価

クロ「・・・・・・」

士郎「クロ、こんな所で何をしているんだ?」

クロ「ちょっと考え事」

士郎「そっか。何を考えていたんだ?」

クロ「今夜の事。今日全ての決着がつくって思って色々考えてたの」

クロ「私、士郎達に会えてよかった」

士郎「どうしたんだ、急に?」

クロ「士郎達と出会わなかったら、私は普通の幸せも知らずに戦って死んでたと思う」

クロ「それにたいして疑問も抱かずに・・・でも、士郎達と出会って考えが変わった」

クロ「士郎達がいたから、今の私がいる。本当にありがとう」

クロ「この戦い・・・必ず生きて帰ろう。イリヤも助け出して、皆で」

士郎「あぁ、絶対に・・・皆で生還しよう」

クロ「・・・・・・えへへ」チュッ

士郎「く、クロ!?」

クロ「好きよ、士郎。家族としてなのか、異性としてなのかは分からないけど・・・これはその証」

クロ「ママと士郎、二人がいれば私はそれで充分に幸せだから」




そして、夜が来た。

ロード「いよいよ決戦だ。泣いても笑ってもこれで聖杯戦争の決着がつくだろう」

ロード「激しい死闘になる。死傷者も恐らく出る・・・覚悟はいいな?」


士郎「あぁ、覚悟は出来てる。誰一人欠けずに、皆で生きて帰ろう」

セイバー「はい、必ず勝利をつかみとりましょう」

凛「元々私はそのつもりよ。仲間を見捨てるなんて選択肢は、私には存在しないわ」

アーチャー「聖杯戦争が終われば、私達は消えてしまう。しかし、サーヴァントでない君達は今を生きている」

アーチャー「今を生きる君達には未来を掴む権利がある。こんな所で死ぬな」

バゼット「無論です。元々は時計塔の任で参戦しましたが、今の状況を放置すれば取り返しの付かない事になる」

バゼット「それに、聖杯戦争を最後まで見届けなければ冬木まで来た意味がありませんから」

クロ「勿論生きて帰るわ。私も、士郎も・・・イリヤも」

クロ「全部終わったら、士郎達と家族として暮らすんだから」

ルヴィア「」チーン

士郎「・・・ルヴィアは?」

グレイ「二日酔いです。私が彼女の面倒を見なければいけないので、戦いには参戦出来ません」

ロード「私達に出来るのはここまでだ。決着をつけるのはお前達の仕事だ・・・任せたぞ」

士郎「あぁ!!」

凛「任せなさい!!」

イスカンダル「うむ、皆の者よ、出撃だ!!」

大河「・・・・・・士郎」

士郎「・・・・・・藤ねぇ?」

大河「私ね、士郎達が何に巻き込まれてるのかは知らないけど・・・これだけは言える」

大河「絶対に帰って来なさい!少し位無茶してもいいけど、必ず帰って来る事!」

大河「クロちゃんも一緒よ。それさえ約束してくれるなら、私は安心して送り出せるから」

クロ「ママ・・・・・・」

士郎「あぁ、必ず帰って来る。だから待っててくれ!」

大河「よし、だったら行ってきなさい!!私からは以上よ!!」

士郎「藤ねぇ・・・行ってくる!!」

クロ「絶対帰ってくるから!そしたらまた、一緒にお出かけしよう!!」





大河「全く・・・保護者なめんじゃないわよ」グスッ

大河「必ず帰って来てね、士郎・・・クロ」

ハサン「敵が動きました。もうすぐこちらに来るかと」

臓硯「そうか。なら諜報を切り上げて持ち場に戻れ」

ハサン「はっ」

臓硯「くくく・・・来るなら来い小わっぱども」

臓硯「聖杯が完成すればこの世全ての悪が本格的に器を乗っ取り始める」

臓硯「そうなれば儂の勝ちよ・・・はははははは!!」





ライダー「・・・・・・」ギリッ







一旦ry

-聖杯内英雄王の部屋-


ギル「……どうやら、こちらの不手際が発生したようだな」

ギル「だが進めてしまったものは仕方ない。それにこの選択肢はとくにフラグ系統には関係ない」

ギル「こちらのミス故に今回はこのまま進める。しかし重要な選択程我は目を光らせる故次も通るとは思わん事だ」

ギル「……謝らんぞ?我がルールだからな」

ギル「まぁ、日付も変わったばかりだ。少し申告タイムを設けてから再開する」

ギル「今の内に誰に誰をぶつけるかでも相談しておくことだな」

ロード「ここが入口だ」

凛「……なによこれ、禍々しい魔力に満ち溢れてる」

ロード「私が案内できるのはここまでだ。この先は何が起きるかわからない」

クロ「ここから先は私達の仕事ね……やってやろうじゃない」

セイバー「何があろうと、私達は負けるつもりはありません」

バゼット「無論、ここまで来たからには最後まで付き合いましょう。ランサーがいなくともサーヴァントと殴り合う事は出来ます」

アーチャー「激しい戦いとなるだろう。だが、決して無茶をして死ぬな」

士郎「行くぞ皆、俺達の最後の戦いだ!!」

イスカンダル「余の戦車に乗るがよい。道中の小細工は余裕で突破できよう」









ロード「(頼むぞ、皆……私達にはこれ以上の手助けはできない)」

ロード「(必ず、生きて戻ってくれ……絶対に)」

ロード「(…………)」

ロード「(無事でいてくれよ、イリヤ)」

イスカンダル「フハハハ! この様子だと道中は楽勝だな」

アーチャー「油断していると不意打ちにやられるぞ、気をつけろ」

イスカンダル「余を誰だと思っておる。その位は気をつけておる」

凛「それにしてもこの戦車凄いわね。工房のトラップほとんど跳ね除けるなんて」

イスカンダル「余がライダーのクラスで呼ばれたのはこいつの評判故だ。舐めてもらっては困る」

セイバー「確かに、この戦車は便利だ。これなら大幅に移動時間を……っ!」

イスカンダル「む!」キキィ

士郎「な、なんだ!?」




ディルムッド「よく来たな、悪いがここから先は通す訳にはいかない」

セイバー「ディルムッド……!!」

ディルムッド「セイバー、俺はお前を叩きのめす為にここにいる」

ディルムッド「剣を持ち、戦車から降りて俺と戦え。さもなくばここは通さん」

セイバー「……私をご指名ですか」

アーチャー「向こうはわざわざ指名してきているが、別に相手に合わせる必要もない」

バゼット「ディルムッド・オディナ……彼の切り札はわかりますか?」

セイバー「彼の宝具は、あの二つの槍。片方が治癒不可能の傷を負わせ、もう片方は魔力を打ち消す。厄介な相手です」

バゼット「大技は?」

セイバー「私が知る限りでは、大技と呼べるものはありません。良くも悪くも堅実な相手と言えます」

バゼット「……そうですか」

アーチャー「魔力を打ち消す……ふむ、私では部が悪そうだな」

イスカンダル「ふむ、ならば誰が止める?止める者がいなければさすがに通してはくれなさそうだが」



1:士郎&クロが出る
2:セイバーが出る
3:アーチャーが出る
4:凛が出る
5:バゼットが出る
6:征服王が出る


選択安価 安価下1~4の中から一番票が多い安価

-聖杯内英雄王の部屋-



ギル「……まぁ、なんだ」

ギル「申告をしていなければ安価を取れない=申告している者が不在の場合誰も安価を取れないというのもこのシステムの難解な所だな」

ギル「今のまま待っていても進みそうにない。そこで、朝9時まで申告タイムとし、今日の朝9時になってから安価を取る事にする」

ギル「今日の朝9時になってから書き込まれた票安価を基準として進める。4つ集まっていなくとも確定していた場合も進めるぞ」

ギル「ではな、良い夢を見るのだぞ雑種ども」

-聖杯内英雄王の部屋-



ギル「何やら議論が面白おかしく盛り上がっているな。見ていて愉快だぞ」

ギル「今は最終決戦で重要な局面故、投下中の議論も認める。ただし、議論時のsageは忘れずにな」

ギル「でなければ更新来たと勘違いが発生し、荒れる原因になる。我とて無法地帯は御免だからな」

ギル「では、投下を始めるが……泣いても笑っても後悔はするなよ?」

ギル「後でこうしておけばー等という嘆き程見苦しいものはない。後から議論をする位なら選択の前に存分に議論しておくがよい」

セイバー「私が行きます」ザッ

ディルムッド「ほう、セイバーか。だがお前一人で今の俺を止めるつもりか?だとしたら舐められたものだな」

セイバー「止めるのではありません、倒します。貴方とは1対1で決着をつけなければならない」

ディルムッド「ほう……いいだろう。来い、セイバー!」

セイバー「士郎、貴方達は先に行ってください。急がなければ、イリヤスフィールを救出できない」

士郎「セイバー……死ぬなよ」

セイバー「安心してください、私はこのような所で倒れるつもりは微塵もありませんから」

イスカンダル「いざ、ゆかん!皆の者掴まれぇえええええ!!」



ディルムッド「……」

ディルムッド「ふっ!!」ガキィン

セイバー「いかせると思ったか?」

ディルムッド「完全に征服王の傍のマスターを狙ったが……さすがだな、セイバー」

セイバー「今の貴方がどのような行動に出るかは予想が付きます。ですが以前の貴方はこのような卑劣な行為をする人ではなかった」

セイバー「それほどまでに、私がにくいのですか?」

ディルムッド「あぁ、憎いさ。俺のたった一つの祈りすら踏みにじった、お前達が死ぬほど憎い」

ディルムッド「ここでお前を嬲り殺し、その後でお前のマスターを地獄に落としてやる」

セイバー「生憎だが、それは叶わない願いだ」

セイバー「貴方は私が倒します……今度こそ!!」

ディルムッド「ほざけセイバァアアアアア!!」




ガキィン

ガキィンキィンキィンキィンキィン

キィンキィンキィンキィンガキィン

セイバー「はぁああああ!!」

ディルムッド「どうしたセイバー、この程度か!」ザシュッ

セイバー「ぐっ……!」

セイバー「(10年前よりも明らかにステータスが上がっている。彼に一体何が?)」

セイバー「(魔力で編まれた鎧を貫通してくる破魔の紅薔薇を警戒すれば、治癒不可能の傷を負わせる必滅の黄薔薇での攻撃が来る)」

セイバー「(かと言って必滅の黄薔薇を警戒すれば破魔の紅薔薇が……更に、あのスピードで繰り出される連撃を完全に凌ぐ事は不可能)」

セイバー「(打ち合っているだけでどんどんこちらが不利になる……どうにか逆転の一手を打たなければ)」



1:エクスカリバーで逆転を狙います
2:一か八か、ある賭けに出ます
3:いえ……ここで行動を起こしても、余計不利になる



選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価(議論コメが範囲内に入った場合はずれるものとする)

セイバー「(このままでは負ける。だがエクスカリバーは破魔の紅薔薇でかき消された場合絶体絶命)」

セイバー「(ならば……!!)」

セイバー「ふっ!」バッ

ディルムッド「距離をとったか……冷静な判断だ」

ディルムッド「だが、それで勝てると思ったら大間違いだ。……行くぞ!!」ビュンッ



セイバー「(速い!!)」

ディルムッド「(破魔の紅薔薇を剣で防がせ、同時に死角から必滅の黄薔薇を突き刺し、致命傷を与える)」ブォンッ

ディルムッド「(この同時攻撃……防げるものなら防いでみろ!!)」ヒュオンッ

セイバー「(二擊同時……活路を見出すのはここしかない!!)」



ズバァン




ディルムッド「何……だと!?」

セイバー「が……ぁ……!!」ヒュオンッ

バキィン

ディルムッド「ばかな……破魔の紅薔薇を左腕を犠牲にして致命傷からずらし、残った手に持っている聖剣で必滅の黄薔薇を折っただと!?」

セイバー「はっ……はっ……これで……貴方に残された武器は破魔の紅薔薇のみ」

ディルムッド「正気かセイバー、今の貴様は左腕を切り落とされたのだぞ」

セイバー「貴方に勝つ為の代償だと思えば、安いものです」

ディルムッド「片腕で俺に勝つつもりか?」

セイバー「だが、貴方の槍は残り一本。……あの時と同じです」

ディルムッド「あの時…………」

セイバー「10年前、最後に対峙した時も貴方の槍は破魔の紅薔薇のみ」

ディルムッド「お前は片腕のみで戦っていた……状態こそ違うが、状況はほぼ同じという事か」

セイバー「そして、今度は余計な横槍は入らない……決着をつけるぞ、ランサー」

ディルムッド「(セイバー……お前は……お前というやつは)」

ディルムッド「(奴の事は憎い……だが、不思議とこの戦いを楽しいと思う俺がいるのも確か)」

ディルムッド「(あの時は無念と憎しみと絶望の中散っていったが今回は違う)」

ディルムッド「(今回は……完全に1対1で)」

ディルムッド「あぁ……だが勝つのは俺だ!!」

セイバー「(とはいえ、こちらは片腕のみ。肩から先を失った左腕からは出血が止まらない)」

セイバー「(対して向こうは槍を片方喪失したのみ……状況はこちらが圧倒的に不利)」

セイバー「(だが……活路はある!)」

セイバー「はぁああああああああ!!」

ディルムッド「はぁあああああああああああああ!!」

キィンキィンキィンガキィンキィン

ガキィンキィンガキィンキィン

セイバー「ぐっ……!」ザシュッ

ディルムッド「槍が片方しかないとはいえ、それでも両手で武器を扱える」

ディルムッド「このハンデ、どう覆す!?」

セイバー「勘違いしてもらっては困るぞ、ランサー。これはハンデではない……勝つ為の布石だ!!」

ディルムッド「そうか……ならその状態から俺に勝ってみろ、セイバー!!」ヒュンッ

セイバー「(あの槍の前では鎧は無意味……なら)」スッ

ディルムッド「鎧を消したか……確かに今の俺は必滅の黄薔薇を失っている。鎧を捨てて身軽になる事を選んだその判断、間違ってはいない」

ディルムッド「だが、それでも今の俺の速さには追いつけまい。覚悟、セイバー!!」


キィンキィンキィンガキィンキィン

ガキィンキィンガキィンキィン



セイバー「はぁあああああああああああ!!」

ディルムッド「うぉおおおおおおおおおおおおお!!」

セイバー・ディルムッド「(この一撃に全てを賭ける……勝負!!)」





ザクッ



ディルムッド「取った………………何!?」

セイバー「ふぐっ……!!」グググ

ディルムッド「残った片方の腕を差し出して……槍を逸らした?だが、それではお前は聖剣を」

ディルムッド「(待て、今奴は聖剣を持っていない……聖剣は……どこだ!?」

ヒュンヒュンヒュン

セイバー「はぐっ!」ガチッ

ディルムッド「(宙に飛ばした聖剣を口で加えただと!?)」

セイバー「ぐぉあああああああああああああああああああああ!!」




ザシュッ

ディルムッド「……がふっ」

セイバー「……ほほひょうふ、ははひほはひへふ(この勝負、私の勝ちです)」

ディルムッド「……驚いたな。まさか、残った腕さえも犠牲にして勝利を掴むとは」

セイバー「……」ポロッ

ディルムッド「覚悟が違ったか……元々忠義を全うしたかっただけの俺と、王としての覚悟を決めて参戦したセイバーでは」

セイバー「ディルムッド、私は……貴方と出会えてよかった」

セイバー「10年前はあのような終わり方でしたが……今回は、ちゃんと決着をつける事ができた」

セイバー「貴方と戦えた事……私は、誇りに思います」

ディルムッド「俺もだ、セイバー……いや、アルトリア」

ディルムッド「お前に出会えて……決着をつける事が出来てよかった」

ディルムッド「一度は絶望に飲まれたが……お前がいなければ…………俺は……」スゥ……

セイバー「何時かまた……どこかで再会した時には」

セイバー「また、手合わせしましょう」

ディルムッド「あぁ……その時はまた、お互い万全の状態で戦おう」

ディルムッド「俺の最期を看取ってくれるのが……お前でよかった」シュウウウウウウ…



セイバー「……ディルムッド」

セイバー「…………」

セイバー「何時かまた、再会したその時には」

セイバー「私は…………」



…………




イスカンダル「ふむ、また広い所に出たと思えばお前さんがいるとはな」

ジル「ようこそ、私が神への冒涜を繰り広げる為の舞台へ!!」

ジル「ここに展開した海魔の数はおよそ1000……存分に踊りなさい」

イスカンダル「面倒だ、ここは戦車で突っ切るぞ!!」ズガガガガガ

ジル「その戦車は厄介ですが……それを失えば貴方達は私の海魔に囲まれてジ・エンド」

ジル「いかがですか?数の暴力が四方八方から攻めて来る恐怖は」

士郎「くそっ、こいつら数が多すぎる!!」

凛「なんとかならないの、征服王!?」

イスカンダル「なんとかできるならとっくにしておる!このままでは戦車が数に押し負ける!!」

クロ「あぁもう!征服王が戦車の操縦で忙しいとなると……」

バゼット「誰かが足止めをしなければならない、という事ですね」




1:士郎&クロが出る
2:凛が出る
3:アーチャーが出る
4:バゼットが出る


選択安価 安価下1~5の中から最も多く票を獲得した選択肢

-聖杯内英雄王の部屋-



ギル「おっと、同数になってしまったか」

ギル「ふむ、範囲内の安価がひとつ潰えて3と4が2対2……いいだろう」

ギル「このレスの下の安価で決定とする。3か4、どちらか選ぶがよい」

ギル「3・4以外の選択肢を選ぼうとした場合は下にずらすから注意するがよい」

ギル「それと、聖杯完成の条件は英霊7体分だ。何やら邪推しているようだから、参考にするがよい」

ギル「雑種どもの推理や議論は見ていてあきぬ。燃料を与えてやるのも王の施しよ」

ギル「……言い忘れていたが、先程票を入れた者にはこの選択権はない。大人しく選択を託す事だな」

ギル「ちなみにすぎた事だから言ってしまうが、ディル戦で1や3を選んでいれば死んでいたのはセイバーだったぞ」

ギル「では改めて安価下1に選択を委ねるとしよう」

アーチャー「なら私が行こう」スッ

凛「アーチャー、あの数を抑えきれるの?」

アーチャー「任せたまえ。……トレース・オン、全投影射出!!」シュドドドドドドド


海魔「ぎぃいいいいい!!」

士郎「なっ……!!」

クロ「何今の!?でたらめすぎじゃない!!」

凛「アーチャー、あんた今みたいな事ができるなんて初めて知ったわよ!」

アーチャー「奥の手の一つだからな。だが温存できるような状況ではない」

ジル「ふむ、海魔の軍勢が10分の1程消し飛びましたか。ですが」スッ


ドバァ


海魔「ぎしゃあああああああああ!!」



バゼット「なっ……海魔が再生した!?」

クロ「いや、違うわ。あれは再生なんかじゃない。あいつ、海魔の血から新しい海魔を召喚してる」



ジル「その通り!我が海魔の軍勢は無限に湧き出てくる」

ジル「ゴールのない数の暴力……果たして、何時までもちますかな?」

アーチャー「凛、このままでは追いつかれる。私が降りて止めよう」

凛「アーチャー……わかったわ」

イスカンダル「ふむ、では任せてよいのだな?」

アーチャー「任せたまえ。……時に凛」

凛「どうしたの、アーチャー?」

アーチャー「食い止めるのはいいんだが……別にあれを倒してしまっても構わんのだろう?」

凛「……えぇ、思いっきりやっちゃいなさい!」

ジル「貴方一人でこの軍勢を相手にすると……おぉ、なんという傲慢さ!なんという無謀さ!」

アーチャー「私はそこまで自信家ではないのだがね。適所適材というものだ」

ジル「いいでしょう、それ程の冒涜を貴方が侵すというのであれば、私も更なる神への冒涜を!!」

カッ


ジル「今、ここに再び……最高のCOOOOOOOLをお見せしましょう!!」ザバァ

アーチャー「巨大な海魔が……奴を取り込んだだと!?」

大海魔「ぎしゃあああああああああああああああああああ!!」

アーチャー「ちっ、なんて大きさだ……だが」

アーチャー「I am the bone of my sword」

アーチャー「偽・螺旋剣……更に!!」バシュッ


アーチャー「壊れた幻想」




ドカァアアアアアアアアアアアン!!



アーチャー「やったか!?」


大海魔「ぎしゃああああああああああ!!」ビシュッ

アーチャー「なっ……がぁ!!」ドガァ




ジル「ははははははははは!! その調子です、もっとあがきなさい!」

ジル「あがけばあがくほどより深い絶望が襲いかかる……もっと踊り狂うのです!!」




アーチャー「(無傷だと……いや、違う)」

アーチャー「(あれは身体がえぐれるような傷が出来ても高速で再生する怪物。となれば一撃で倒しきらなければならない)」

アーチャー「もしくは、奴の持っていた本……おそらくはあれを利用して海魔を召喚している)」

アーチャー「あれをなんとかできれば、この状況を打開できるやもしれん」

ジル「さぁ行きなさい海魔達よ!この者の気力を削いでいくのです!!」

海魔「ぎしゃあああああああああ!!」バッ

アーチャー「くっ!」ズバァンズバァンズバァンズバァン

アーチャー「(無数の海魔、いくら切ろうと新たに召喚される……これではキリがない)」

アーチャー「(どうする……何か打開の為の一手を!)」






1:隙を作り、真の宝具を開放する
2:赤原猟犬で、大海魔体内の魔本を狙い打つ


選択安価 安価下1~4の中からコンマが一番高い安価

-聖杯内英雄王の部屋-





ギル「ふむ……さすがにここまで遅くなると人もおらぬか」

ギル「ならば今宵はここまで。残り2枠の安価は朝10時からとする」

ギル「今日の朝10時までは申告タイムとし、朝10時になってから残り2枠の安価を取り合うがよい」

-聖杯内英雄王の部屋-






ギル「ほう、まさか3人も同じコンマを出すとは思わなんだ」

ギル「が、このスレではそんな奇跡が起きようとも特に意味はない。普通に再安価を取る」

ギル「このレスから安価下1~3の間でコンマが一番低い安価を採用とする。また同値が出て意見が割れば再安価だがな」

ギル「我のヒントを忘れるでないぞ?」

アーチャー「(無数の海魔に高速再生する巨大海魔……まとめて一掃しなければ永遠に終わらない)」

アーチャー「……トレース・オン」キュイン

アーチャー「はぁっ!!」ズバァンズバァンズバァン

アーチャー「(まずは詠唱の為の時間を作る。その為には一度大海魔から距離を取り、周囲の海魔を掃除しなければならない)」

アーチャー「投影掃射……!!」ズガガガガガ

海魔「ぎしゃああああああああああ!!」

ジル「ふははははは!!無駄ですよ、いくら掃除しようとも海魔は無限に沸き続けます」

ジル「あがきなさい、それだけ貴方の絶望は深まるのですから……ははははははははは!!」

アーチャー「I am the bone of my sword」

ジル「……ん?」

アーチャー「Steel is my body, and fire is my blood」

ジル「何をするつもりかは知りませんが……行きなさい海魔達!あの者を喰らい殺しなさい!!」

アーチャー「I have created over a thousand blades」

海魔「ぎしゃあああああああああああああ!!」バッ

アーチャー「Unknown to Death」

ザシュッ

アーチャー「(ぐっ……!だが、ここで詠唱を止める訳にはいかない)」

アーチャー「Nor known to Life」

ザクッ

アーチャー「(がふっ……まだだ、まだ……!!)」

アーチャー「Have withstood pain to create many weapons」

ジル「ええい、噛み付かれても倒れぬとは……ならば望み通り肉片も残さず消し飛ばしてあげましょう!」

アーチャー「Yet, those hands will never hold anything」

大海魔「ぎしゃあああああああああああああああああああ!!」ヒュンッ

アーチャー「So as I pray, UNLIMITED BLADE WORKS」キィイイイイイイイイン

ズバババババァン


大海魔「ぎしゃああああああああああああああああ!?」

ジル「なっ……これは!?」

アーチャー「固有結界、無限の剣製……この世界は俺の心象風景」

アーチャー「ここにある剣は全て贋作……本来ならばどれも本物には及ばない」

アーチャー「だが、この空間の中では別だ……行くぞ海魔使い、兵の貯蔵は十分か!?」

ジル「えぇい、無数の武器がなんだというのです!?無限の兵力の前にはそんなもの無意味!!」

アーチャー「数々の名剣、宝剣をなめてもらっては困る……はぁ!!」ズガァアアアン

アーチャー「ここにあるものの中には魔剣の類も存在する。それらが一斉に襲いかかる様、その身で味わうがいい」

アーチャー「投影……一斉掃射!!」ズアガガガガガガ

ジル「ぐぎぎぎぎ……えぇい、だがいくら高速で海魔達を蹴散らそうとも、あっという間に再生をする!この大海魔を倒しきれない以上貴方に勝ち目は……」

アーチャー「倒しきれないのであれば、だがな」スッ

ジル「なっ……その光は!?」

アーチャー「俺が憧れた光……これはその贋作にして禁じ手」キィイイイイイイン

アーチャー「贋作とはいえ、かのアーサー王が使った聖剣の一撃……受けてみろ!!」






アーチャー「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)!!!」ブォンッ




ジル「ばかな……貴様のような者が何故聖処女の光を……ぬわぁあああああああああああああああああああああああああ!!」








ズガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!





アーチャー「倒した……か」

アーチャー「が……ふっ」ガクッ

アーチャー「(あれを倒す為とはいえ、さすがに聖剣の投影は無茶だったか)」

アーチャー「だが……まだ倒れる訳にはいかない。凛達が待っている」フラ…

アーチャー「急がねば……イリヤ達が」フラ……



…………

イスカンダル「……これまた随分と広い所に出たのぉ」

ライダー「ここは私が貴方達を足止めする為に用意された舞台ですから」バサッバサッ

凛「ライダー……!!」

ライダー「よくここまで来ましたね。貴方達の目的は分かっています」

士郎「ライダー、俺達の目的はイリヤの救出だ。一時でもイリヤのマスターだったお前に頼みがある……大人しく道を譲ってくれないか?」

ライダー「申し訳ありませんが、それはできない相談です」

ライダー「今の私のマスターは奥にいる……彼をこれ以上危険に晒す訳にはいきませんから」

ライダー「確かに、イリヤスフィールの事は悪く思いますが……マスターの安全には代えられません」

バゼット「何はともあれ、話は簡単です。立ちふさがるのであれば誰であろうと容赦しない。それだけです」




1:士郎&クロが出る
2:凛が出る
3:バゼットが出る
4:征服王イスカンダルが出る


選択安価 安価下1~5の中で一番多く票を獲得した選択肢

イスカンダル「ふむ、お主が此度のライダーか。余は10年前の聖杯戦争でライダーのクラスを持って現界した征服王イスカンダル!!」

イスカンダル「何やら複雑な事情があるようだが、同じライダーのクラスで現界したからには、是非とも語り合いたい」

ライダー「かの征服王ですか……貴方程の大物が召喚されているとは、前回の聖杯戦争がどのようなものか気になる所ですね」

イスカンダル「行くがよい、ここは余に任せよ」

凛「……わかったわ。行きましょう、皆」

バゼット「えぇ、ここで足止めをくらっていては間に合わなくなってしまう。急ぎましょう」




ライダー「……」

イスカンダル「ふむ、お主は追わんのか?」

ライダー「かの征服王を相手にしているのなら、他の者を取りこぼしても仕方ありませんから」

イスカンダル「がっはっはっは!ますますお主の事が気に入ったぞ、今宵のライダーよ!」

イスカンダル「どうだ、余の臣下とならんか?余の臣下となった暁には共に世界を駆ける喜びを分かち合うつもりだが」

ライダー「お断りします。今私がお仕えしているマスターがいる限り、貴方達になびく事はありません」

イスカンダル「そうか……待遇は要相談だが?」

ライダー「私には貴方達につく事が出来ない理由があるのです。悪いですが諦めてください」

イスカンダル「つれないのぉ、実に惜しい」

ライダー「……それでよく前回を生き残れましたね」

イスカンダル「まぁなんだ、戦は戦、勧誘は別物だろう」

ライダー「貴方は何をしに来たのですか?」

イスカンダル「そりゃああの者達の手伝いだが?」

ライダー「……はぁ、貴方と話していると調子が狂いますね。来ないのであればこちらから行きますよ」バサッバサッ

イスカンダル「ふむ、幻獣種という奴か。余も一頭欲しいものだ」

ライダー「御託はいりません。征服王……勝負!」

イスカンダル「仕方あるまい……行くぞ!!」




1:王の軍勢で一気に畳み掛ける!
2:面白い、神威の車輪で勝負といこうではないか!

1:王の軍勢で一気に畳み掛ける!
2:面白い、神威の車輪で勝負といこうではないか!


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

イスカンダル「面白い、神威の車輪で勝負といこうではないか!」ズガガガガガガ

ライダー「その戦車は空中も飛べるのですか。見た目からは想像出来ませんね」

イスカンダル「こいつの評判こそ、余がライダーのクラスで呼ばれた所以だからのぉ」

ライダー「いいでしょう、私のペガサスと貴方の牛……どちらが優れているか勝負と行きましょう」

イスカンダル「よかろう、ならば余の戦車で迎え撃とうではないか」

イスカンダル「彼方にこそ栄えありト・フィロティモ――いざ征かん! 遥かなる蹂躙制覇!!」ズガガガガガガ

ライダー「騎士の……手綱!!」ブォッ

イスカンダル「AAAALaLaLaLaLaie!!」

ライダー「はぁあああああああああ!!」




ズガァアアアアアン




…………



士郎「なぁ、結構進んだと思うけど……」

バゼット「更に奥へ続くようですね。ですが……」

クロ「なぁんか不気味なのよね。呪われてるっていうか」

凛「それだけ、最新部が近づいてるって事でしょ。早く行くわよ」





「やれやれ、分かってはいたけどここまで来るとはね」



士郎「お前は……!!」

クロ「ライダーのマスター……やっぱりいたのね」

バゼット「仮面の男……なるほど、怪しいですね」


仮面「悪いけど、この先を通す事は出来ない。大人しくしてもらおうか」ブブブブブブ……


クロ「燃える蟲……!」

士郎「あの時の魔術か。くそ、こんな時に!」



仮面「さぁ、きたまえ。君達の実力……見せてもらおう」



1:士郎&クロが出る
2:凛が出る
3:バゼットが出る


選択安価 安価下1~5の中から一番多くの票を獲得した選択肢

凛「士郎、先に行って」

士郎「遠坂?」

凛「あいつは私に任せて、あんた達は先に行きなさい」

凛「この様子だと、多分聖杯の完成が近づいてる。時間がないんだから、早く行きなさい!」

クロ「……士郎、先に行こう」

士郎「……遠坂」

凛「何?」

士郎「死ぬなよ」

凛「当たり前の事言わないで。私を誰だと思ってるの」

凛「あんた達こそ、しっかりしなさいよ。士郎達がだめだったら、誰がイリヤを助けるのよ」

士郎「……あぁ、絶対にイリヤを助けてくる。任せた、遠坂!!」




仮面「随分と信頼しているようだね。彼等はそんなに頼りになるかい?」

凛「えぇ、一人では進めない道も、士郎達がいれば進む事ができる」

凛「私達を舐めないで。あんたみたいなのが止められると思ったら、大間違いよ!」

仮面「大した自信だ……いいだろう」

仮面「どれだけ強くなったか、テストしてあげよう……凛」ブブブブブブ


凛「(出た、燃える蟲……恐らく蟲を操る魔術に炎属性を付け加えたもの)」

凛「(宝石を使えば一時的に一掃できるかもしれない、けどすぐに蟲が補充できるとしたら無闇に使えない)」

凛「(ここは……!!)」ガント!!」バシュッバシュッバシュッ


仮面「ふむ、ガントか……初歩的な魔術でありながら、ここまでの威力を引き出すとは」

仮面「さしずめ、フィンの一撃といった所か。それをこれ程の速さで連射する腕前、生半可な魔術師ではないらしい」

仮面「なら……これはどうかな?」ブォンブォンブォン


凛「ちっ」ポイッ



凛「neun」カッ


ドカァアアアン!!



仮面「……」

ドドドドドドドドド

ブゥンブゥンブゥン

ズガガガガガ



仮面「……宝石魔術で襲いかかる蟲を一掃、煙で姿が見えない内に側面に移動してガントの連射で攻撃」

仮面「中々の戦術だが、それでは私に傷一つつける事は出来ないよ」

凛「あぁもう、目障りなのよその蟲」



…………



クロ「士郎、聖杯が近い……もうすぐ最新部よ」

士郎「イリヤ……二人共、気を引き締めるぞ!」

バゼット「えぇ、私達には……っ!」キィン

クロ「何!?」

士郎「奇襲!?」

バゼット「……なるほど、アサシンか」

アサシン「ほう、我がダークを弾いたか。特殊なグローブを装着しているらしい」

バゼット「強化のルーンに加えて様々な加工を加えたグローブです。その硬度はタングステン鋼を超えています」

アサシン「どうやら並の者ではなさそうだな。だが、愚かなり。マスターの暗殺こそが本領のアサシンを前にサーヴァントも連れずに挑むとは」

バゼット「暗殺者ごときに遅れはとりません。二人は先へ」

クロ「気をつけて、あの短刀……毒が塗られてる」

バゼット「貴方達こそ、気をつけなさい。この先に待っているのは恐らく親玉。こいつを始末したらすぐに追いますが、それまでに敗れられるとこちらが困るので」

士郎「あぁ、バゼットこそ負けるんじゃないぞ」

バゼット「三騎士クラスならともかく、先頭向きのサーヴァント相手に私は負けません。早く行きなさい」





アサシン「随分と舐められたものだ。たかがマスターだった者が単身で私に挑む等」

バゼット「御託はいりません。……覚悟!」ダッ

アサシン「たかが魔術師がサーヴァントに勝てると思うな!」ヒュンッ

ヒュパァン




アサシン「……他愛ない」

バゼット「どこを見ている?」

アサシン「なっ……!?」


ドゴォオオオン




アサシン「ばかなっ!?確かに切り裂いたはず……」

バゼット「それは残像だ」

アサシン「なん……だと」シュウウウウウ……



バゼット「思っていた程大した敵ではありませんでしたね。少々拍子抜けしました」



ヒュッ

バゼット「!」キィン


バゼット「これは……先程のアサシンと同じ武器?」

バゼット「気配は感じないが……まさか!?」

アサシン「その通り」

アサシン「我らは一つのサーヴァント。しかし一人にあらず」

アサシン「我らは全員で一つ」

アサシン「この人数相手に、たったひとりでどこまで耐えられるかな?」

アサシン「ザイードは所詮小指我々にとって小指一本分の存在。一人で残った事を後悔するがいい」



バゼット「囲まれている……なるほど、数の暴力ですか」

バゼット「だが、数で私を止められると思うな」

………どこの戦いから進めますか?


1:征服王vsライダー
2:凛vs仮面(時臣)
3:バゼットvsアサシン


選択安価 安価下1~3の中で一番コンマが高い安価

-聖杯内英雄王の部屋-



ギル「ふむ、同じコンマか……ならば再安価だ」

ギル「2番か3番かで選ぶがよい。この選択肢は考えて順番を選ばなければ後悔する事になる故、気をつけるがよい」

ギル「範囲は安価下1~3で、コンマが一番高いものを採用とする」

ギル「……珍しい事もあるものだな」

ギル「再安価とするが、これでまた同じコンマになった場合は先に書き込まれた方を優先とする」

ギル「めったにないから特例とするが、普段は再安価が基本だからな」

ギル「再安価は安価下1~3のコンマが一番低い安価だ」

仮面「……あれだけ威勢よく挑んで来た割には、その程度かい?」

凛「はぁ……はぁ……」

仮面「やれやれ、どれほどの実力かと思えば蟲も突破出来ないとは……少しがっかりしたよ」

凛「うるさいわね……常に燃えてる癖にこっちの炎で焼き払えない蟲操ってるあんたに言われたくないわよ」

仮面「この魔術は私の本来の魔術ではないのだがね……全く、この状況も皮肉なものだ」

凛「(本当になんなのよ、こいつ……見てると何故かお父様を思い出して、戦いにくいったらありゃしない)」

仮面「次はこれだ。果たしてしのぎきれるかな?」ブブブブブ

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

凛「っ! neun」ヒュッ

ドガァアン


仮面「また同じ対処法か。それではただいたずらに宝石を消耗するだけ……」

凛「っ! Neun,Acht,Sieben」ヒュッ

凛「Stil,sciest,BeschiesenErscieSsung!!」

仮面「なっ!?」

カッ

ドガガガガガァン

仮面「ぐっ……!」

凛「Anfang」

仮面「っ!!」

凛「あんたを守ってるご自慢の蟲はこれで全滅……覚悟しなさい!」カッ

ドガァアアアン



凛「やった……っ!?」

仮面「驚いたよ……まさかそんな大胆な宝石の使い方をするとはね」ピキキ

凛「っ!? あれを喰らってまだ無事だなんて」

凛「(仮面にヒビが……あいつの素顔がわかる?)」

時臣「……仮面が割れてしまったか。出来れば最後まで正体を隠していたかったのだけどね」パキン

凛「嘘……なんで、どうしてよ」

凛「どうして……ここにいるの?」

凛「なんで……お父様と、同じ……」

時臣「遠坂家たるもの、常に余裕を持って優雅たれ」

凛「っ……遠坂家の……家訓」

時臣「どんな事があっても、遠坂家たるものは優雅でいるべし」

時臣「家訓とは少しずれてお転婆に育ったようだが……成長したな、凛」



凛「どうして貴方が……」






凛「答えて、お父様!!!!!」
一旦ここまで!現在聖杯にくべられている魂は英霊何人分でしょう?

時臣「……」

凛「どうして……どうしてお父様がそちら側にいるの」

時臣「敵にそんな事を教える必要があるのかい?」

凛「……そうね、私と貴方は敵同士」

凛「だったら、倒した上で聞き出してやるわ!」

時臣「随分と自信家だね。だけどそう簡単にいくとは思わない事だ」スッ



凛「Fixierung,EileSalve!!」ドドドドドド

時臣「Intensive Einascherung」ボォオッ



ドォオオオオン


凛「はぁっ!!」バシュッバシュッバシュッ

時臣「その程度の攻撃では、蟲がいなくとも私の守りは突破出来ないよ」ボゥッ

凛「(蟲がいなくても炎の盾があるなんて、どうなっているのよ!?)」

時臣「さぁ、こちらからも攻めさせてもらおう」ボォウッ

凛「あぁもう、面倒くさいわね!!」キィン

時臣「攻め手を緩める気はないよ」ボォオウッ

凛「Anfang!!」カッ


ドカァアアアアアアン


凛「はぁ…………はぁ………」

時臣「どうした、凛。君の力はその程度か?」

凛「そんな訳……ないでしょ」

時臣「なら出し惜しみをする必要はない、奥の手を見せてみなさい」

時臣「さもなくば、死あるのみだ」ボォオウッ

凛「……Es last frei.Werkzun」スッ


ザァン




時臣「なっ……!?」

凛「Es last frei.Eilesalve」ズガガガガガ

時臣「その剣は……ぐぉおおおおおおおお!!」ズガガガガガ

凛「Eins,zwei,RandVerschwinden」ズバァン



時臣「がっ……なんだ、この魔力量は!?これ程の魔力を、一体……どこに」




ザシュッ




凛「アソッド剣……お父様の遺品にあった、形見よ」

時臣「が……ふっ」ガクッ

凛「……あたしの勝ちよ、お父様」

凛「その剣には私のありったけの魔力が込められてる。魔力を開放すれば……一瞬でお父様は蒸発する」

時臣「ふっ……なるほど、どうやら私の予想以上に……成長、していたようだ」

時臣「私も娘に抜かれるとはね……衰えた、ものだ」

凛「……教えて、お父様。何故お父様がここにいるの?何を企んでいたの?」

時臣「……すまないが、答える事は出来ない」

凛「……あくまで答えないつもりね。ならどんな手段を使ってでも聞き出すから」

時臣「……それでも、話す事は出来ない。自己強制証明を知っているかい?」

凛「自己強制証明……決して違約する事の出来ない取り決めを行う時に使う呪術契約」

凛「それがどうか…………まさか!?」

時臣「察してくれたようだね。私から今回の黒幕について話す事はできないし、逆らう事もできない」

凛「どうして、そんな……一体どんな契約を結んだの?」

時臣「……」

凛「それも……言えないの?」

時臣「凛、よく聞くんだ」

時臣「今から私は最後の令呪を使う。令呪の使用を確認したら、すぐにその剣に込められた魔力を開放しなさい」

凛「え……待って、そんな事したらお父様が!!」

時臣「頼む、もう時間は残されていないんだ」

凛「そんな……待って!まだ聞きたい事が」



時臣「ライダーのマスターが令呪を持って命じる……しがらみにとらわれず、己が思うままに行動しろ」キィイイイン




時臣「……お別れだ、凛」

凛「お父……様」

時臣「今すぐ剣の魔力を開放しなさい、それで私は誰も傷つけずに済む」

凛「…………」



1:アソッド剣の魔力を開放する
2:アソッド剣の魔力を開放しない

選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

-聖杯内英雄王の部屋-



ギル「すまぬが、さすがにこれ以上起きているのは支障が出る。睡眠を取らせてもらうぞ」

ギル「察してはいると思うが、この部屋表示が出た時は大体裏舞台だ。基本ここではメタ発言やらなんでもありだ。そういう所だと思え」

ギル「表舞台とは切り離されている故、ここで何が起きようと表舞台に影響はない。SSそのものとは切り離してみる事だ」

ギル「……今度は、AA聖杯戦争スレにでも挑戦してみたいものだな。最も、AA等取り扱った事がないからどうなるかはわからんが」

ギル「ではな雑種ども、良い夢を見るのだぞ。ちなみに今日は急用が入らぬ限り遅くとも夕方過ぎには更新出来よう」

ギル「言い忘れていたが、残り1枠の安価は安価下だ」

ギル「我自ら踏んでおいて潰れたままというのもつまらぬ、コンマの壁がある故9分の1でしか今の所選択は変動しないが、奇跡を信じて安価を取るのも面白かろう」

ギル「今度こそ寝るぞ、申告は忘れずにな」

凛「お父様…………」

凛「…………さようなら」





凛「…………last」



カッ



時臣「(それでいい、凛。娘がここまでたくましく成長しているとわかれば、もう……主残す事は……ない)」




時臣「(彼等ならあるいは…………託せるかもしれん)」



時臣「大きく……なっ………凛」






…………




凛「…………」

凛「お父様……私は」

凛「お父様のような、立派な魔術師に……なれて、いましたか?」

凛「一人前の……魔術師に…………なれ……て」

凛「うっ……ぐ……ひぐっ」グスッ

凛「ぅ……うぁああああああああああああああああああああああああ!!」

……どちらの戦いを進めますか?

1:征服王vsライダー
2:バゼットvsアサシン


選択安価 安価下1~3の中から一番コンマが高い安価

バゼット「はぁっ!!」ドゴォ

アサシン「がはっ……」シュウウウ…

バゼット「はぁ……はぁ……これで、35体目」

バゼット「(だが、敵はまだ大量にいる。一体何体倒せばいい?)」

バゼット「(こちらも少なからず傷を負っている、このまま持久戦に持ち込まれれば私でもまず……っ!?)」グラッ

アサシン「ようやく効いてきたか。本来ならもっと早く効果が出ているのだがな」

バゼット「(視界が歪んで、身体が……うまく、動かせない。まさか毒!?)」

アサシン「気付いたようだな。そう、我らが放つ短剣には毒を塗りこんである」

アサシン「かすり傷一つでも毒が十分に作用する。最早貴様に残された運命は死だ」

バゼット「ぐ……なめ、るなぁ!!」

ヒュッ

ザクッ

バゼット「がっ……!」

アサシン「諦めろ、たかが人間が我らサーヴァント相手に叶うはずがない」

アサシン「たった一人のマスターに我らがここまで削られたのには驚いたが、これで終わりだ」

ヒュンッヒュンッヒュンッ

ザクッザクッザクッ

バゼット「が………ふっ」ドシャッ

アサシン「……これで終わりか。手こずったが所詮サーヴァントでもない存在が我らに叶う訳がなかったのだ」クルッ

………




バゼット「はぁっ!!」ドゴォ

アサシン「がっ!?」シュウウウ

アサシン「何……!?」

アサシン「ばかな!? 確かに殺したはず……なのに何故生きている!?」

バゼット「ふんっ!」ドゴォ

アサシン「ごふぁ!!」シュウウウ

アサシン「一体どうなって……はっ!?」




アサシン「ルーンの魔術……まさか、自身に蘇生効果のあるルーンを仕込んでいたのか!?」

バゼット「その通りです。万が一の時の事を考え、私が死亡する条件をクリアした時に自動的に発動、傷を全回復するルーンを身体に刻んでおきました」

アサシン「ぐっ……おのれぇええええええ!!」

バゼット「多数で攻めてくるなら全てねじ伏せればいい。前半は手こずりましたが、もう貴方達の攻撃は見切りました」

バゼット「覚悟はいいですか? ……ここからは、全力で行きます」



1:宝具等不要、堅実に攻めて一人ずつ残らず殴り殺せばいい
2:一人ずつ相手にするのも面倒、まとめて潰せばいい


選択安価 安価下1~4の中からコンマが一番高い安価

アサシン「くそ、全員でかかれぇ!」バッ

バゼット「暗殺者を殺すのに宝具等不要。攻撃を喰らわないように堅実に攻めて、一人ずつ残らず殺せばいい」スッ

ドゴォ

ズガァン

バガァン

アサシン「つ、強すぎる!?」

アサシン「もうだめだ、おしまいだぁ」

アサシン「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」

バゼット「はぁっ!!」ドゴォズガァバキィ

アサシン「やってやる!例え相手が化物だろうと!!」ダッ

アサシン「やめろ、勝てる訳がない! あいつは伝説の超……」

ゴシャアバキィ

アサシン「ばかな!?この数相手に正面から挑んで我らを次々となぎ倒して行くだと……!!」

バゼット「はぁあああああああああ!!」

アサシン「(その時、私は悟った)」

アサシン「(人外相手には数の暴力で押してもどうしようもないと)」

アサシン「(そう、我らはここで殴り殺される運命なのだと)」

アサシン「牛丼……食いたかったなぁ」


ゴシャア

バゼット「73……まだまだぁ!!」

バゼット「(残り6体、このまま……)」ガクッ

バゼット「ぐ……ぁ……!!」

バゼット「(まずい、サーヴァントと戦う為に身体強化の限界突破をしていた反動が今ここで……!!)」

アサシン「隙あり!!」ヒュッ

ザクッ

バゼット「がっ……!!」

アサシン「死ねぇ!!」バッ

バゼット「ぐっ……なめるなぁ!!」ズガァン

アサシン「ごぁあああああ!!」

アサシン「ええい、瀕死のマスター相手にひるんでいられるか!」

アサシン「貴様は危険だ、今ここで仕留める!!」

アサシン「死ねぇえええええええ!!」

バゼット「ぁああああああああああああああ!!」ゴウッ


ドゴォバキィグシャアア


アサシン「ばか……な……」シュウウウウウ


バゼット「…………がふっ」

バゼット「ぐ……残り…………1体」フラ…

アサシン「おのれ……おのれぇええええ!!」

アサシン「たかがマスター一人に我らが……この化物め!」

アサシン「貴様はここで仕留める……満身創痍の状態でなら!!」バッ




バゼット「後……一体」フラッ

ヒュッ



ゴシャア

ザクッ

アサシン「が……は……」シュウウウウウ

バゼット「ぐ……ぁ……」ドサッ



バゼット「(まずい……致命傷……が)」

バゼット「(蘇生は一度きり……事態は一刻を争う)」

バゼット「早く……おい……つかな……ければ」

バゼット「私は……こんな……所……で……………」



…………


イスカンダル「はぁっ!!」ガキィン

ライダー「ふっ!」キィン

イスカンダル「……まさかとは思っていたが、やはり予想通りか」

イスカンダル「貴様、手を抜いておるな?」

ライダー「何の事です?」

イスカンダル「おおかた、倒されない程度に戦い、時間を稼ぐのが目的と言った所か。それとも別の理由か?」

ライダー「…………」

イスカンダル「お主、本当は黒幕に賛同しておらんのではないか?マスターや大切な存在を人質にされて仕方なく従っているようにしか余には見えんぞ」

ライダー「……えぇ、その通りです。私は与えられた最低限の任務だけを仕方なくこなすだけの手駒」

ライダー「私のマスターは爺の傀儡……逆らえばマスターはもちろん、娘にまで矛先が向けられる」

ライダー「故に従うしかないのです。本当ならばマスターの娘も共に足止めしたかったのですが」

イスカンダル「ふむ、なるほどな……事情はわかった」

イスカンダル「だが、それでいいのか?」

イスカンダル「マスターとその娘が大事なのはわかる。だが従っているだけでは守れるものも守れんぞ」

ライダー「貴方に……貴方に何が分かるというのですか」

イスカンダル「あぁ、わからん。お主がどのような気持ちで今の道を選んだのか、お主がその選択をするような状況を余は知らん」

イスカンダル「だが、細かい事情を知らずとも手を差し伸べ、導く事は出来る」




1:共に来い、ライダー!余達がお主の懸念材料を払い、導こうではないか
2:余と共に駆けよ!お主が守るものの為に、お主が犠牲になる必要はない


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番低い安価

イスカンダル「余と共に駆けよ!お主が守るものの為に、お主が犠牲になる必要はない」

イスカンダル「一人で全てを抱え込むのは辛かろう、だが一人では無理でも二人なら」

イスカンダル「二人で無理なら三人、三人で無理なら四人!」

イスカンダル「仲間と共にならばお主が守りたいものも守れよう。お主が真に守りたいものを守ろうとするのであれば、余と共に来い」

ライダー「…………っ」

ライダー「申し訳ありませんが、私は貴方の手を取る事は出来ない」

イスカンダル「そうか……手を取らないのは構わん。しかし、今のような状態を続けていれば、待っているのは破滅だぞ」

ライダー「それでもです。言ったはずです……私のマスターは、最早傀儡同然だと」

ライダー「少しでも私やマスターが逆らう動きを見せれば、黒幕は即寄生蟲を動かす」

ライダー「マスターが逆らえばマスターは完全に意思を奪われ、私が逆らえばマスターが意思を奪われた挙句私が自害させられる」

ライダー「どうしようもないのです……責めて出来る抵抗は、このように時間稼ぎをする位」

イスカンダル「……ふむ、逆らえば死か」

ライダー「理解していただけましたか?私が従うしかない理由が」

イスカンダル「あぁわかった。だが解決出来ない訳ではない」

ライダー「……手があるのですか?」

イスカンダル「余の仲間達をなめるでない。大元さえ叩いてしまえばマスターの問題も解決出来よう」

イスカンダル「余達を信じてみる気はないか?ライダーよ」

ライダー「……黒幕は正真正銘の化物です。人がどうこう出来る存在ではありません」

イスカンダル「それでもだ。仲間や臣下を信じる事も大事なのだ」

イスカンダル「今は機を待ち、その時まで堪えよ。そして動く時が来た時に、自らが思うように行動すればよい」

ライダー「…………」

ライダー「はぁ、私の負けです」



ライダー「そこまで言われると、私も希望を持たざるを得ないではありませんか」



ライダー「私の命、貴方に預けます。貴方の仲間達の事……信じますからね」




…………






臓哯「……来たか、小童共」

士郎「イリヤを取り返しに来た。……お前が黒幕か」

臓哯「くくく、小娘を取り返しに来たか。じゃが遅かったな」

臓哯「こやつは既にこの世すべての悪の器となっておる。既に侵食が始まっておる上に精神は壊れておる」

臓哯「例え助け出せた所で廃人、最も助け出す事も出来ぬがのぅ」

クロ「御託はいいわ、あんたを潰せば全て解決する」

士郎「覚悟しろよ、この蟲野郎!!」

臓哯「おぉ、怖いのぅ。じゃがいきがるな、お主らが挑もうとしておるのは、人が叶う存在ではない」

臓哯「500年を生きた儂とたかが人の小童共の次元の違い、見せてやろう」ブブブブブブ

臓哯「くくく……まずは小手調べ、この蟲共をどう対処する?」ビュンビュンビュン

クロ「なにあれ、気持ち悪い!」

士郎「無数の蟲……だったら」

士郎「(アーチャーがあの時見せた盾……あれを投影すれば)」

士郎「トレース……オン!」

士郎「熾天覆う七つの円環!!」キィン

臓哯「ほう……」

クロ「これは……まさか、宝具!?」

臓哯「まさかそのようなものを持っているとはな。じゃがその状態では不完全と見た」

士郎「ぐ……ぁっ!」

士郎「(不完全で花びらを3枚しか投影出来ていない……完全には防ぎきれない!)」

クロ「はぁっ!」ビシュッ

ドシュッ

士郎「クロ!?」

クロ「士郎一人で戦ってる訳じゃないの。私だって剣は壊れたけど弓で援護出来る」

臓哯「はははは!ならあがいてみるがいい。何時までその威勢が続くか、見ものよのぉ」

士郎「あまりなめてると、痛い目見るぞ」

クロ「士郎、あいつは蟲を操って攻撃してくる。遠距離は不利よ!」

士郎「だったら、なんとかして近接距離まで持ち込むか、一気に仕留めればいい」



1:勝負は速攻、盾を投影しながら直進する!
2:クロ、弓を貸してくれ! ここからあいつを射抜く


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

-聖杯内英雄王の部屋-




ギル「……議論コメかと思ったが、どうやら思わぬミスに繋がったようだな」

ギル「このまま進行してもよいが、納得出来ぬ輩もいるだろう。すまないが一旦中断とし、>>387の安価からのやり直しをするか否かを決めさせてもらう」

ギル「安価下1~5の中で多数決を取り、>>387からやり直すか否かを決める」

ギル「やり直しになった場合、>>387の選択肢(セリフが変わるからどちらを選べばいいかはそれぞれ考えよ)からやり直す」

ギル「そのまま進行となった場合は、やり直さずこのまま続行とする」

ギル「議論コメが安価に入り込んだ場合は流すと言ったが、ラインを明確にしていなかったのはこちらの落ち度故、さすがに今回は謝罪しよう」

ギル「すまなかった」

ギル「……それと、詫び代わりにと言ってはなんだが、一つ情報をくれてやろう」

ギル「たとえ聖杯が完成したとしても、最後まで諦めなければ希望はある。くじけぬ事だな」

雑談で流れるんだったらルーザー選択肢を取って後は意図的に雑談をして流せるんだがそこら辺の穴はどう塞ぐの?

ギル「ふむ、>>417は盲点だったな。どうやら我の配慮が足りなかったようだ」

ギル「よって、新たなルールを設ける。範囲内の議論・雑談コメに関するルール故よく読んでおく事だな」


・安価範囲内に議論・雑談と判断出来るコメが入り込んだ場合、そのコメントを流して範囲を下にずらす
・選択か雑談・議論コメかの判断の基準は1行目・2行目で判断する
 1行目で選択肢を選び、2行目を空けているならば選択とみなす。ただし1行目に選択以外のコメントが続いている場合議論・雑談とみなす

例:

有効


美しき冬木の虎は何時出るのかしら?



無効(雑談・議論とみなす)
2 我を悪い例として出すか……どうやら身の程を弁えぬ愚か者のようだ

とりあえず信じよう



・ずらされた場合コンマは新しい範囲に入った安価のコンマを参照する。(ずらしの元となった雑談・議論コメのコンマは見ない)




ギル「こんな所か。先程のアンケでは続けるとやり直しが1・1だったが続けるの意見が後に2名程いた為そのまま続行とする」

ギル「元々は>>1がルール決めに穴がないようにしておけばよかったのだがな……許せ」

ギル「では再会するとしよう。詫び代わりに出した情報も参考にするといい」

士郎「クロ、弓を貸してくれ! ここからあいつを射抜く」

クロ「ここからって、できるの!?」ヒュッ

士郎「あぁ、出来る」パシッ

士郎「トレース……オン」キィイイン

クロ「(矢の代わりに剣を投影した?)」

士郎「はぁっ!!」バシュッ


ザクッ



臓哯「が……ぁ……」

クロ「嘘……この距離で頭を正確に射抜いた!?」

士郎「けど、これであいつは倒した。後はイリヤを……」

ヒュンッ

クロ「っ! 士郎、危ない!」バッ

ザシュッ

士郎「クロ!?」

クロ「うぐ……大丈夫、脇腹をかすっただけだから」

士郎「大丈夫か、今手当を……」

クロ「……どうやら、それどころじゃないみたい」

士郎「それって……っ!?」

アサシン「……」

士郎「アサシン!? どうしてこんな所に」

クロ「わからないけど、バゼットはあいつの足止めを完全にはできていなかった事だけは確かよ」

士郎「だったら、俺が」

臓哯「果たしてそんな余裕はあるかのぅ?」

士郎・クロ「!?」

臓哯「何を驚いておる、そんなに儂が生きている事が不思議か?」

クロ「嘘……だって貴方、確かに剣で頭を」

臓哯「儂が頭を貫かれただけで死ぬと思うたか?残念じゃったのう」

臓哯「儂は頭を貫かれた程度では死なぬ。言ったはずじゃ、お主ら人間とは次元が違うと」

士郎「くそっ、前にはあの妖怪……後ろにはアサシン」

クロ「かなりまずい状況ね……」


1:俺がアサシンを止める、クロはあの妖怪を頼む!
2:俺があの妖怪を倒す、クロはアサシンを頼む!



選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

士郎「俺がアサシンを止める、クロはあの妖怪を頼む」

クロ「わかった!」




アサシン「ふん、たかがマスターの分際でサーヴァントに叶うとでも思ったか?」

士郎「そんな事、やってみなくちゃわからないだろ」ブォン

アサシン「笑止。ならば力の差を思い知らせてやろう」

士郎「うぉおおおおおおおお!!」

キィンガキィンキィン

アサシン「ぐっ……!」

士郎「まだまだぁ!!」ザッ

アサシン「ちぃっ!」

キィンキィンガキィン

士郎「うぉおおおおおおおおおおおおお!!」

ガキィン





士郎「しまっ……!」

アサシン「たかが人間、サーヴァントに身体能力で敵う訳がない」





ザクッ



筋力が足りなかった。

技術が足りなかった。

いや、それ以前に……サーヴァントと殴り合うだけの身体能力がないのに、サーヴァントに挑んだのが間違いだった。

俺はそのまま、首を切断されて息絶えた。



DEAD END  士郎は人間やめてない

ってちがあああああああああああう!!

ストップ やり直します

と思ったら間違えていなかった

寝不足イクナイ ミスが目立ちますがもう少しだけ続行します

-タイガー道場-




大河「お久しぶりー、タイガー道場だよー」

大河「最近は英雄王が裏方に出てばかりで先生寂しい……たまには道場にスポットを当ててもいいのよ?」

大河「とりあえず、今回の死因はサーヴァントと殴り合った(?)事!」

大河「身体能力で負けてて不利なのに暗殺者に正面から挑んでどうするのかと。責めて殴り会えるだけの身体能力身につけてから来いよと」

大河「それこそバゼットやクロみたいな人外じみた身体能力持ってるなら対抗出来るのだけどねぇ、もちろん神秘こもった武器ないとだめよ?」

大河「投影剣でもやれるけど……うん、士郎じゃ無理。正面からの戦闘が得意でないアサシンとはいえ、考え直してみなさい」

大河「80分の1アサシンでさえケイネス先生でようやく倒せるレベルなのよ。それを人外じみたスペックなしの士郎が勝てる訳ないじゃない」

大河「UBW?詠唱に時間かかって展開前にダーク投げられたり接近戦でお陀仏ですが何か?」

大河「まぁという訳で頑張って次いってみよー。あ、そうそう。なんか>>1がミスだかなんだかしらないけど色々やらかしちゃってるみたいだから……」

大河「本当にごめんね?これ以上ミスが目立つようなら睡眠取らせるから!」

臓哯「何を驚いておる、そんなに儂が生きている事が不思議か?」

クロ「嘘……だって貴方、確かに剣で頭を」

臓哯「儂が頭を貫かれただけで死ぬと思うたか?残念じゃったのう」

臓哯「儂は頭を貫かれた程度では死なぬ。言ったはずじゃ、お主ら人間とは次元が違うと」

士郎「くそっ、前にはあの妖怪……後ろにはアサシン」

クロ「かなりまずい状況ね……」




士郎「クロ、俺があの妖怪を倒す。その間アサシンを頼む」

クロ「おっけー。でも今武器持ってないから、何か貸してくれる?」

士郎「あぁ、こいつを使ってくれ」ブォン

ヒュッ

クロ「これ、あたしが使ってた剣と同じ……ありがと、気が利くじゃない」



臓哯「くくく、たった一人でこの儂に挑むつもりか小童。随分と舐められたものじゃのう」

士郎「てめぇぐらい俺一人で十分だ。覚悟しやがれ」

臓哯「噛み付く相手は選ばねば死ぬぞ?それを今思い知らせてやろう」

士郎「うぉおおおおおおおおお!!」ダッ

臓硯「くかかか、考えなしに突っ込んで来るか。若いが故に愚かじゃ」

臓硯「ただの羽蟲による突進は防げても、これはどうじゃ?」ドロッ…

士郎「っ!?」

臓硯「くくく、こいつは聖杯より溢れし呪いの泥……人間や英霊が触れればひとたまりもない代物よ」

臓硯「ほれ、泥を纏った蟲じゃ。どう対処する?」ドロッ……

士郎「(泥をかぶった蟲が突っ込んで来る!?くそっ、無理をして熾天覆う七つの円環で防ぐか?それとも……)」



1:熾天覆う七つの円環で防ぐ
2:熾天覆う七つの円環は使わない、避けながら進む



選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

士郎「(いや、ここで出し惜しみはしない。どれだけ無茶をして身体が壊れようと)」

士郎「(余力は残さない。必ずあいつを倒してイリヤを助ける!!)」

士郎「トレース……オン」キィン

士郎「熾天覆う七つの円環!!」ガキィン

臓硯「くかかか、またそれか。芸のない奴よ。じゃがいいのか?お主、それを投影する度に身体が悲鳴をあげておるのではないか?」

士郎「ぐ……ぁ……黙ってろ、爺……てめぇなんかの前で、倒れてたまるか」

臓硯「ふん、自らを勘定に入れぬ破綻者か。そのまま朽ち果てるがいい」ドロッ

士郎「二度目の泥蟲……熾天覆う七つの円環!!」ガキィン

臓硯「ほれほれ、絶え間なく蟲の攻めは続くぞ?果たして何時までその盾を維持出来るかのう?」

士郎「ぐ……ぁ……!!」ズガガガ

士郎「(耐えろ……無理な投影に対する反動がなんだ。こんなもの、イリヤが受けた苦痛に比べればなんともない)」

士郎「(熾天覆う七つの円環を限界まで展開し、突き進む。それしか活路はない!!)」

士郎「うぉおおおおおおおおおおおおお!!」






ガキィン

クロ「はぁっ!!」ガキィン

アサシン「ぐぁっ……!くそっ、アサシンである私を凌ぐ身体能力……これがホムンクルスか」

クロ「そうよ、その中でも私はサーヴァントとの戦闘を行える傑作中の傑作」

クロ「マスターじゃなくなっても、サーヴァントと正面から戦う事位……」クラッ

クロ「っ……!?」

アサシン「ふっ、効いてきたようだな」

クロ「一体何を……まさか、あの時の!?」

アサシン「そう、我ら暗殺者は短刀に毒を塗っている。人ならざるものとはいえ、毒にどこまで耐えられるかな?」

クロ「(これ、まず……毒で視界がぼやけるし、身体がうまく動かせない)」

アサシン「なに、心配するな……すぐ楽になる」スッ

クロ「ぐっ……!」キィンキィン

アサシン「どうした、先程より動きが鈍っているぞ」ヒュンッ

クロ「うるさいっ」ガキィン

クロ「(まずいわね、これ……さすがにやばいかも)」フラッ

アサシン「無駄な抵抗はするな、苦しむ時間が長引くだけだぞ?」

クロ「あんたなんかに……殺されてたまるかっての!」ガキィン

アサシン「ちっ粘りおる……だが同じ事」

クロ「ぐ……」グラッ

アサシン「そこぉ!!」

ザシュッ

クロ「ぐぁっ……!」

アサシン「くくく、大分辛そうだなぁ?私はハサンの中の分裂体……その最後の一人」

アサシン「その分本来のハサンに比べてステータスは劣る。それでもこのように戦える」

アサシン「残念だったなぁ、ここまでたどり着いたのに惨めに殺されるなんて」

アサシン「気分はどうだ?絶望か、それとも悔しさか?」

アサシン「さぞかし無念だろうなぁ、悔しいだろうなぁ!!」

アサシン「そうやって絶望に飲まれて、死んでいくがいい!!」

クロ「さっきから聞いてれば勝手な事をぺらぺらと……」

クロ「一人で勝手に盛り上がってんじゃないわよ!!」ガキィン

アサシン「ちぃっ!こいつ、どこにそんな力を……」

クロ「生憎だけど、私はやわな身体じゃないの。他のホムンクルスより頑丈に出来ててね」

クロ「あんたみたいなのに、殺されてやる筋合いはないのよ」

アサシン「毒で弱っている癖に生意気な……」ギリッ

クロ「お生憎様。こっちはあきらめが悪いのよ」

酉申告

臓硯「くかかか、その根性……大したものよ」

士郎「ぜぇ……ぜぇ……」

臓硯「じゃが、所詮はその程度。儂には遠く及ばん」

士郎「(くそ、このままじゃ……あいつに剣が届かない)」

士郎「(どうすれば……どうすればいい?)」

士郎「(どうすれば……あいつに……)」


-
--
---

アーチャー「いいか衛宮士郎、お前がイメージするのは常に最強の自分だ」

アーチャー「これは前にも言ったと思うが、簡単な事ではない。少しでも負けると思えば、それだけ綻びができる」

アーチャー「だからこそ、そんな事を微塵にも思わない程に強い自分をイメージする。衛宮士郎の投影魔術は、自身との戦いだ」

アーチャー「お前には才能はない。だが、それだけの可能性がある。己の心情風景をイメージし、表現しろ」

アーチャー「……私から言えるのはこれくらいだ。後は自身で答えを見つけてみろ」

---
--
-

士郎「(そうだ、アーチャーが言っていた)」

士郎「イメージするのは、常に最強の自分)」

士郎「(己の心情風景をイメージし、表現しろ)」

士郎「(俺の心情風景……イメージするのは……常に)」



臓硯「かつて抱いた己の理想と共に、地獄に落ちるがいい」ドロッ……

士郎「……身体は剣で出来ている」

臓硯「……ん?なんじゃ遺言か?姉への別れ、謝罪の言葉なら儂が代わりに聞いてやらん事もないぞ」

士郎「血潮は鉄で心は硝子 」

臓硯「いや、これは……詠唱か?何をするつもりかは知らんが、させぬぞ。行け泥蟲!」ドロッ

士郎「幾たびの戦場を越えて不敗」スッ

ズバァン

士郎「ただ一度の敗走もなく、 」

士郎「ただ一度の勝利もなし」

臓硯「一体何をするつもりじゃ!?ええい、これならどうじゃ!?」ドロッ…

士郎「担い手はここに独り」

臓硯「くかかか、極上の泥を含んだ選りすぐりの毒蟲じゃ」

士郎「剣の丘で鉄を鍛つ」

臓硯「この毒蟲は触れるだけで死ぬ呪いの毒を秘めておる、それが数十体」

士郎「ならば我が生涯に意味は不要ず」

臓硯「詠唱の完了等待たん、毒に触れて死ぬがいい!!」ヒュンッヒュンッヒュンッ

士郎「この体は、 」スッ

臓硯「避けたじゃと!?」

士郎「無限の剣で出来ていた」キィイイイイイイイイン

士郎「固有結界……無限の剣製」

士郎版UBWついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ー

臓硯「ばかな、固有結界じゃと!?」

士郎「ここは俺の心情風景を表した空間……ここにあるのは、全てが模造品」

士郎「それでも、一つ一つはハリボテなんかじゃない。行くぞ蟲野郎、ご自慢の蟲の貯蔵は十分か!!」

臓硯「おのれ……調子に乗るな小僧がぁああああああ!!」ブブブブブブ

士郎「一斉投影……全射出!!」ズドドドドドド

臓硯「がぁあああああああああ!!」

臓硯「おのれぇええええええ!!おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれええええええええ!!」

臓硯「この儂が貴様のような小僧に……貴様のような小僧にぃいいいいいいいいいいいい!!」

士郎「トレース……オン」

士郎「偽・螺旋剣」スッ

士郎「跡形もなく消し去る……イリヤを返してもらうぞ、蟲野郎!!」バシュッ



臓硯「おのれぇええええええええええええええええ!!」







士郎「壊れた幻想」






ドガァアアアアアアアアアアアアアン

キター、士郎版壊れた幻想そして、士郎無双

アサシン「しぶといやつめ、まだ倒れぬか!」

クロ「そう簡単にくたばる訳にはいかないのよ!」

クロ「今の私には新しい家族がいる。この戦いが終わったら、お母さんになってくれる人がいる」

クロ「そしてお兄ちゃんになってくれる人もいる、新しい家族の元に帰る為にも」

クロ「姉になる人を取り返す為にも……負ける訳には、いかないのよ!!」ズバァン

アサシン「ぐ……がぁあああああああ!?」

クロ「はぁああああああああ!!」ザシュッ

アサシン「ばか……な……この、私が」シュウウウウウ

クロ「はぁ……はぁ……」

クロ「終わっ……た……?」




シュウウウウウウ




士郎「はぁ……はぁ……」

クロ「しろ……あっ」フラッ

士郎「クロ!!」ガシッ

クロ「はは……ごめんね、お兄ちゃん。ちょっとドジ踏んだみたい」

士郎「しっかりしろ、クロ!今手当を……」

クロ「私はいいの、それよりイリヤを……」

士郎「クロ……」

クロ「手遅れになる前に、早く」

士郎「……大丈夫なんだな?」

クロ「大丈夫だから、早く」

士郎「…………」



パキンッ



イリヤ「…………」ドサッ



士郎「イリヤ……」


1:イリヤをそっと抱きしめる
2:イリヤの様子を見る


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

これこそが本当の弟の姿だよ、姉のためなら強くなる、士郎くん君は本当の弟の鏡だよ。

1

ここは家族として、そして弟として抱きしめるべし

俺は、イリヤの元に向かい、その身体をそっと抱きしめた。


イリヤ「…………」

士郎「イリヤ……」ギュッ



ドスッ





士郎「が……ぁ……?」

クロ「士郎!?」

士郎「一体……何……が?」

イリヤ?「くすくす……」

士郎「(心臓が……腕で貫かれて……)」

士郎「イリ……ヤ……?」



ドシャッ



クロ「しろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」






DEAD END  聖杯は既に……

(゜O゜;アッ
お願い致します、俺の予想がアホみたいに覆りますように、SAN値直葬物だけはご勘弁を!

・だ!!・だ!!・だ!!・だ!!・だ!!嘘だァァァァ!!( TДT)

-タイガー道場-


大河「ふぅーははは!皆のもの、タイガー道場の時間だぞ!!」

大河「いやーびっくりしたでしょ?いきなり姉に心臓貫かれて死んじゃうなんて」

大河「姉を助けて抱きしめたと思ったら心臓を貫かれて死んでいた。何を言っているかry」

大河「さて、ここで問題。クロがさっきアサシンを倒した事で英霊は何体分聖杯にたまったでしょうか?」

大河「そうだね、7体分だね。聖杯完成したね」

大河「ちくしょおおおおおおおおおお!! だからバゼットが……バゼットがぁあああ!!」

大河「ほんっとうにダメットさん、だからダメットさんって言われるのよ」

大河「という訳で、今回の死因はイリヤちゃんがどうなったかも確かめずに抱きしめた事」

大河「絶望まっしぐらだと思うけど、頑張ってエンディング迎えてねー」

おのれ、蟲爺ィィィィ又はアンリマユゥゥゥ!!

やらかしてしまい申し訳ありませんでした。

イリヤ「…………」ドサッ



士郎「イリヤ……」



俺はイリヤの元に向かう。

士郎「怪我は……なし。身体の内部は……」

ヒュッ

士郎「っ!?」バッ



クロ「士郎!?」


イリヤ?「くすくす……惜しかったなぁ。もう少しで心臓を貫けたのに」

士郎「イリヤ……? 何を言っているんだ?」

クロ「下がって、士郎! あいつはもう……イリヤじゃない」

士郎「クロ……一体何を?」

士郎「だって、イリヤは目の前に……」

イリヤ?「えぇ、この身体は確かにイリヤスフィールのもの。だけどもう遅いわ」

アンリ「私はアンリ・マユ……この世全ての悪と呼ばれた存在」

クロ「アンリ……マユ!?」

士郎「な……嘘……だろ?」

アンリ「臓硯は散っちゃったみたいだけど、聖杯の完成に間に合ってよかったわ」

アンリ「おかげでこうして、この娘の身体を使って現界出来るのだから」

クロ「この世すべての悪……目的はなんなの!?」

アンリ「目的?私の目的はこの世への受肉……そして、悪であれという人々の願いを反映して、悪であるままに動くわ」

クロ「そんな事、させると思ってるの!?」

アンリ「貴方には関係ないわ。聖杯の器に選ばれなかった哀れなお人形さん」

アンリ「何か一つのきっかけの違いで、貴方が私の器に選ばれていたのかもしれないけど……私はこうして存在している」

アンリ「もうすぐ呪いが開放されて、世界全体が呪いに包まれるわ」

アンリ「人々の願いが反映されたこの世全ての悪という呪い……それが世界全体に広がったら、どうなるのかしら?」

クロ「そんな事になったら、地球上の生命が全部死んじゃう。そんなのさせない!」

アンリ「貴方には何も出来ないわ。そこで大人しく世界が終わるのを見ていなさい」

クロ「そんな事ない……士郎!!」

士郎「嘘だ……イリヤ…………嘘だ」

クロ「士郎!?」

アンリ「あらら、心が折れちゃったみたいね。実の姉が私になって、絶望しちゃったの?」

クロ「あんた……!!」

アンリ「ほら、貴方達にも一足先に泥を分けてあげるわ。すぐに死ねるわよ」ドロッ

クロ「(このままだと二人共殺される……だったら)」


1:士郎を抱えて逃げる
2:アンリ・マユを止めるべく、一人で戦う

選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

2

マモレナカッタ・・・・

-聖杯内英雄王の部屋-




ギル「ふむ、どうやら同コンマが発生したようだな」

ギル「これまで通り再安価安価下1~3の中からコンマが一番高いものを採用とする」

ギル「次再び同一コンマが発生した場合は先に書き込まれた安価を優先とする。このルールは一度同一コンマによる再安価が発生しない限りは無効だがな」

ギル「いよいよ最終決戦だ、刮目せよ雑種ども」

いや、諦めてたまるか次に掛けろ、アヴァロンが出ることを

1

アヴァロンのフラグが立つことを祈る

そうだ、まだ此方にはルールブレイカーだけじゃない、うまく行けば士郎の中にあるアヴァロンを投影出来るかもしれないんだ絶望に染まるのはまだ早い。

クロ「士郎、一旦逃げるよ!」ダッ

士郎「イリヤ…………嘘だ……」ブツブツ

アンリ「あら、逃げるの?別に止めないけど」

アンリ「もうすぐ私は完全にこの身体に収まりきるもの。完全体になるまで後少し……」

アンリ「ふふふ、皆仲よく殺してあげるからね……」





クロ「はっ……はっ……」

クロ「(まず……毒で、身体が)」クラッ

ドシャッ

クロ「(誰か……しろ……を……)」



凛「ちょっと、二人共大丈夫!?」

クロ「り……ん?」

凛「あんた、その傷……待ってて、今解毒するから」キィイイン

クロ「はぁ……はぁ……ありがと、大分楽になったわ」

凛「今はお礼なんていいわよ。それより、この状況はなに?」

士郎「イリヤ…………嘘だ……」ブツブツ

クロ「黒幕は倒したわ。けど、イリヤはこの世全ての悪に……」

凛「……もういいわ、大体わかったから」

凛「それで、士郎は変わり果てたイリヤを見て心が折れちゃったのね」

士郎「……だ……イリヤ……」ブツブツ


クロ「……」



1:士郎をひっぱたいて目を覚まさせる
2:キスをして目を覚まさせる
3:まず殴る、次に殴って最後に殴る


選択安価 安価下2~4の中から一番コンマが高い安価

キスで目覚めれば良いんだけな。

クロ「士郎……」

士郎「…………」ブツブツ

クロ「あぁもう、じれったいわね!」ガシッ

チュッ

凛「ひょ!?」

士郎「ぶぉ!?」

クロ「ん……あむ……んちゅ……んぅ……」

士郎「んむ!?んむぅ!!?」

クロ「ぷはっ……はぁ、はぁ……目、覚めた?」

士郎「クロ!?い、一体何を!?」

クロ「士郎が折れてたから、目を覚まさせてあげたのよ」

士郎「い、いや……だからって今のは」

クロ「いいの!これは私の気持ちもあるから!!」

クロ「お願いだから、私の大好きな士郎のままでいて……こんな所で、諦めないで」

士郎「クロ……」

凛「ちょっと士郎?」

士郎「……はい?」

凛「目の前でディープキスとは随分大胆ねぇ、このロリコン」

士郎「違う!違うんだ遠坂、これは」

バゼット「目の前でやられると、さすがに引きますね」

クロ「あれ、バゼットだ」

士郎「生きていたのか!?」

バゼット「2度目の死を迎えようとしていた所ですよ。彼女がとっておきの宝石を使ってくれなければ今頃あの世へ旅立っています」

凛「士郎達の所に向かっていたら彼女が倒れていたのよ。息があったから先祖代々魔力を込めた宝石使って、命を助けたって訳」

凛「前は恐ろしい敵だったけど、今は味方。見捨てる訳にはいかないじゃない」

バゼット「しかし、イリヤスフィールがこの世全ての悪に……状況は最悪ですね」

クロ「なんとかならないの?」

凛「……だめね、そもそも聖杯がどういう仕組みなのかもわからないのに、この世全ての悪になった存在から、どうやってイリヤを切り離すの?」

クロ「……っ」

バゼット「最悪、彼女ごと殺してでも止めなければなりません。その時は覚悟を」

士郎「…………だめだ」

士郎「そんなのだめだ、イリヤを見捨てるなんて俺には出来ない」

凛「じゃあ助ける方法はあるの?」

士郎「それは……」

凛「事態は一刻の猶予も残されていないの。姉の命か、世界か……どちらかしか救えないのよ」

士郎「…………」


1:それでも、諦めない
2:両方救う、俺は諦めない
3:どっちも見捨てない。絶対に諦めない



選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

士郎「それでも、諦めない」

士郎「俺は……最後まで諦めない。諦めてたまるか」

凛「あのね、手段もないのにどうやって……」

アーチャー「嫌、案外なんとかなるかもしれんぞ」スッ

イスカンダル「よう、皆の者。待たせたな」

凛「アーチャー!?それに……セイバー、あなた両腕失ってるじゃない!?」

セイバー「ディルムッドに勝つ為の代償です。腕を失ったのは痛いですが、まだ現界していられます」

士郎「セイバー、お前それ……大丈夫なのかよ!?」

セイバー「私は大丈夫です。士郎……あなたは最後まで諦めない、そう覚悟を決めているのですね?」

士郎「……あぁ、最後まで俺は諦めない」

セイバー「わかりました。……なら、私に触れてください」

士郎「え!?」

セイバー「時間がありません、どこでもいい、私の身体に触れてください」

士郎「じ、じゃあ……額に」ピトッ

セイバー「そのまま目を閉じて、深呼吸をして心を落ち着けてください」

士郎「すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……」

士郎「(セイバーからイメージが伝わってくる……これは、鞘?)」

士郎「(凄く綺麗な鞘だ……これが、セイバーが伝えたかったものなのか)」

士郎「(不思議だ、俺にはこの鞘の構造がはっきりとわかる。やろうと思えば……)」

士郎「トレース……オン」キイィイン


スゥ……



凛「これって……鞘?」

クロ「まさかこれ……アーサー王の失われた宝具!?」

イスカンダル「ほぉ……これはなんと美しいものよ」

士郎「これは……」

セイバー「アヴァロン……私の失われし鞘」

セイバー「やはり貴方なら、これを投影出来ると思っていました」

士郎「アヴァ……ロン?」

セイバー「アヴァロンは規格外の宝具。所有者に治癒能力を与えるだけでなく、真名を開放すれば全ての攻撃、呪いを跳ね除ける事が出来ます」

セイバー「これがあれば、恐らくこの世全ての悪にも対抗出来る……」

アーチャー「そして、最後まで家族を諦めないならばこれも必要だろう」スッ

士郎「これは……?」

アーチャー「破戒すべき全ての符……これを突き刺せば、あらゆる魔術を初期化出来る」

アーチャー「恐らく、この世全ての悪が完全でない内であれば……それを使えばイリヤを救う事が出来るかもしれん」

士郎「アーチャー……ありがとう」

イスカンダル「準備は整ったようだな。ならば行こうぞ、最後の戦いだ!!」

士郎「あぁ、絶対にイリヤを助ける……待っていろアンリ・マユ!!」

いよいよ、来たぜ最終決戦!!アンリマユからイリヤを救いきる、サポートをしてやるぜ。

アーチャー「まぁ待て、何も考えなしに突っ込んではやられるだけだ」

凛「確かにそうね。どうやってアンリ・マユの元まで辿り着くか……それも問題でしょ」

イスカンダル「余の戦車であればひとっ飛びであろう。問題は泥をどうするかだが」

バゼット「小細工等不要、正面から突破すればいい」

クロ「脳筋は黙ってて」

セイバー「私達サーヴァントはあの泥に触れれば即侵食される……それも考慮しなければなりません」

凛「よし、ならこの作戦はどう?」

凛「まずは征服王の戦車でアンリ・マユの付近までひとっ飛び。私の宝石魔術と、アーチャーの宝具射撃で泥を蹴散らしながら進むわ」

凛「そしてアンリ・マユの付近までたどり着いたら後は士郎の仕事。アンリ・マユに破戒すべき全ての符を突き刺して、イリヤを救ってみせなさい」

凛「ただし、それでもだめだったら……イリヤの事は諦めなさい」

凛「イリヤの事が大事なのはわかる。けど、土壇場になってだめでした、でも見捨てられないなんてのは命をかけてるこっちからすれば迷惑以外の何者でもないの」

凛「覚悟を決めなさい、士郎」

士郎「……あぁ、わかった。必ずイリヤを助け出してみせる」

クロ「行っておくけど、イリヤを助けても士郎が死んだらだめだからね。絶対に士郎も生きて帰ってきて!!」

士郎「わかってる。帰ったら皆で、ピクニックに行こう」

クロ「うん……約束よ」

イスカンダル「では、いざゆかん!乗るがいい士郎」

アンリ「……来たのね」


イスカンダル「AAAALaLaLaLaLaie!!」ズガガガガガ


アンリ「貴方が征服王イスカンダル……でも残念ね、この身体はもうすぐ私のものになる」

アンリ「泥に飲まれて私の糧となりなさい」ドロッ

ヒュンッヒュンッヒュンッ


イスカンダル「避けながら進む、しっかり掴まれ!!」

士郎「ぐっ……!わかった」

イスカンダル「おぉおおおおおおおおおお!!」



アンリ「小賢しい……だが波状に広がる泥ならよけられないでしょう?」

ドロッ


士郎「来るぞ、征服王!!」

イスカンダル「わかっておる!!」


凛「道は切り開くわ、Anfang!!」カッ

アーチャー「投影……一斉射出!!」ズドドドド


ズガガガガァン


アンリ「ちっ、だけどその程度じゃ私には届かないわ」ドロッ


凛「泥の殻に閉じこもった!?あれじゃ手出しが……」

イスカンダル「否、突破する。アーチャーは凛を連れて離脱しろ」

凛「ちょっと、それだと貴方が……」

アーチャー「征服王……まさか」

イスカンダル「余は10年もの間現世を謳歌した。2度目の人生も中々楽しかったものよ」

イスカンダル「だがな、所詮この受肉も泥によるもの。さすがにもう耐え切れなんだ」

イスカンダル「故に、ここを余の死地とする」

アーチャー「……わかった」スッ

凛「ちょっと、アーチャー!?」

アーチャー「凛、私達に出来るのはここまでだ。後は二人に任せるぞ」バッ

凛「アーチャー、降ろしなさい!アーチャー!!」



イスカンダル「……行ったか」

士郎「よかったのかよ、これで」

イスカンダル「何、どちらにせよあの泥を突破する為にはこの戦車並の突進力が必要であろう」

イスカンダル「ならばその役目、余が引き受ければいいだけの事。しっかり掴まっておれ!!」



イスカンダル「AAAALaLaLaLaLaie!!」


バリィン

イスカンダル「今だ、飛び降りろ!!」

士郎「くっ!」バッ

ドロ……

イスカンダル「余はここまでか。いやぁ此度の遠征も……心躍るものであったなぁ」




アンリ「いらっしゃい、士郎。わざわざ戻って来たのね」

士郎「イリヤを返してもらうぞ……アンリ・マユ」

アンリ「くすくす……返してもらうって言っても、もうこの身体は私のもの。本来のイリヤは既に壊れているわ」

アンリ「壊れたイリヤのまま一生を過ごす位なら、私に譲ってくれてもいいじゃない。それとも、士郎は壊れたイリヤの方が好き?」

士郎「御託はいい、お前の戯言には惑わされない」スッ

アンリ「その短剣……そう、そういう算段なのね」

アンリ「でも、それはさせない……この中に入り込んだ事が仇となったわね」

アンリ「泥に飲まれて死になさい、士郎!!」ドロッ

士郎「ぐっ……がぁああああああああああああ!!」


シネ

シネシネシネ

シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ
シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ
シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ
シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ



士郎「(なんだこれ……イリヤはこんなのを背負わされていたのか!?)」

士郎「(こんな呪いを……一人で)」

士郎「(でも……!!)」カッ



士郎「アヴァロン!!」バリィン

アンリ「なっ……この世全ての悪を……呪いの泥を弾き返した!?」

士郎「これはセイバーが託してくれた力……そして」

士郎「この短剣はアーチャーが託してくれた力!」

アンリ「なら今度は濃厚な泥を……っ!?」ピタッ

アンリ「ぐ……身体が……動かない!!」

アンリ「取り込まれて尚私の邪魔をするか、英雄王!!」

士郎「うぉおおおおおおおおおおおおお!!」ダッ







アンリ「やめろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」







ドスッ

アンリ「がぁああああああああああああああああああああ!!」シュウウウウウウウウウ

士郎「おぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」グググ

アンリ「くく……私は、またしても……」

アンリ「またしても……衛宮に誕生の邪魔をされたか」

アンリ「残念だなぁ……でも」

アンリ「泥はまだ……溢れ出る」

アンリ「どちらにせよ……呪いの泥で世界は…………」

アンリ「…………」シュウウウウウ……

フッ


ガクッ

士郎「イリヤ!!」ガシッ

イリヤ「…………」

士郎「イリヤ……生きてる、よな」

士郎「これで……全てが」

士郎「全てが……終わった」








クロ「まだよ士郎! 逃げて!!」

士郎「え?」



1:前方に走る
2:後方に走る

選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

士郎「逃げるって……くっ!」ダッ

ドバァッ



士郎「なっ……頭上から泥が!?」

士郎「(危なかった、あのままあそこにいたら泥をかぶって……)」

士郎「って」ザッ



ドロ……


士郎「前方一面が泥の海!?」

士郎「まずい、逃げ場が……」ドバッ


前方は溜まり続けていた泥の海、後方は孔から溢れ出て迫る泥。

逃げ場はない。イリヤを連れて脱出する手段は絶たれた。

そのまま、逃げ場を失った俺達は……呪いの泥に飲まれた。




DEAD END   引き返さず奥に進むとは何事か

-タイガー道場-


大河「ふぁははは!残念だったなぁ雑種ども」

大河「いやね、私も一度真似してみたかったのよ。ギルの喋り方って特徴的だから、真似してみたいなーって」

大河「とりあえず最後の最後にミスっちゃったわねぇ。でもこれがDEADタイガー道場最後になっちゃうから寂しくなっちゃうわ」

大河「今回の死因は仲間達が待つ後方に引き返さなかった事!」

大河「前方はそもそも聖杯から溢れた泥が溜まっている訳でして……でも来た道を引き返すだけなら切り開いた後があるじゃない」

大河「後は、仲間達の力を借りて脱出するだけ。魔王倒した後の崩壊する城から脱出する感じね」

大河「今回はここまで、次回は洞窟脱出からのエンディング&エピローグ、捗れば後日談もやるわ」

大河「とりあえず峠は越えたのだから安心しなさい、後はエンディングあるのみよ」

大河「それじゃあ皆おやすみ!いい夢みなさい」

エンディングまだかな

士郎「逃げるって……」

凛「士郎、早くこっちに!!」

士郎「あぁもう、わかったよ!」ダッ


ドバァ


士郎「いっ!?」

士郎「危なかった……あのままあそこにいたら泥に飲まれていた」

クロ「早くこっちに来て!泥が迫って来る!!」

士郎「わかってる!」

士郎「(ここまで来たんだ、なんとしても全員で生きて……)」

士郎「(って、道が溢れた泥でふさがりかけてる!?このままだとまずい!)」

アーチャー「止まるな、私達が道を切り開く」

アーチャー「宝具投影……一斉射出!!」ズドドドドド

バゼット「泥が薙ぎ払われていく……これなら」

ズズゥン

クロ「何!?」

士郎「こんな時に地震!?」

凛「士郎、前!!」


ゴゴゴゴゴ……バキバキ

士郎「なっ……地面が、割れて」

クロ「嘘……これじゃあ進めない」

凛「地割れ……なんでこういう肝心な時に!?」

士郎「(くそっこのままだとせっかくイリヤを助けたのに……二人共死ぬしかないのか!?)」


「まだです、恐れずに飛んでください!!」


士郎「その声……!?」

士郎「ええい、どうにでもなれ!!」バッ

クロ「士郎!?」

士郎「うぉおおおおおおおおおおおお!!」

士郎「(くそっやっぱり届かない……このままだと奈落の底に)」


ジャラララララ


士郎「うわっ!?」グルグル

ヒュッ


セイバー「あれは……ライダー!?」




ライダー「大丈夫でしたか、二人共」

士郎「お前は……」

ライダー「大丈夫です、今はもう私を縛る者がいませんから」

イリヤを救出するために、俺達は二人の王を失ってしまったなんと言う、喪失

バサッバサッ



ライダー「ここまで来ればひとまずは大丈夫でしょう」

士郎「……ありがとう、ライダー」

凛「…………」

バゼット「ライダー、敵である貴方が何をしにきたのですか?」

ライダー「……話は後です、それよりも今はあの孔をなんとかしなければ」

凛「そうね、あれを放っておけば更なる災厄に繋がる」

セイバー「私の両腕が健在であれば宝具で消し飛ばせるのですが……」

凛「両腕喪失、かつ聖剣もないとなると……どうすれば」

アーチャー「私の全力でも、あれを壊せるかと言われれば恐らくは微妙だろう」

士郎「くそ……他に何か手はないのか?」

凛「ライダーは何かないの?」

ライダー「いえ、今の私ではあれを壊せる程の威力は出せません。……今の私では」

バゼット「今の私では?」

ライダー「マスターがいない今、宝具を真名開放しても消し飛ばす前に私が消滅します」

ライダー「イリヤスフィールに匹敵するマスターがいるのであれば話は別ですが、並のマスターと契約した所であれを消し飛ばす威力は出せません」

士郎「じゃあ、結局手詰まりか……」

クロ「……イリヤスフィールに匹敵するマスターならいいのね?」

ライダー「はい、イリヤスフィールとまでは言いませんがそれに近いマスターと契約すれば、本気の突進で日本を消し飛ばす位の威力は出せます」

バゼット「なるほど、それなら手はあります」

凛「いや、その前に日本消し飛ばすのはやりすぎだから」

アーチャー「だが、一度裏切っているも同然の貴様を信用すると思うのかね?」

ライダー「信用出来ないのもわかります。それだけの事をした自覚はありますから」

ライダー「ですが、私にはマスターの最後の命を全うする義務があります」

ライダー「その為なら、消滅覚悟であれを消し飛ばす事もためらいません」

クロ「……信じていいのね?」

ライダー「はい」

士郎「クロ……?」

クロ「なら、私と契約しなさい。私だって聖杯の器として作られたホムンクルス。マスターとしてのスペックはイリヤに負けていないわ」

凛「あなた、本当に信用するの!?」

クロ「えぇ、だからこそ契約するの」

クロ「確かにこのサーヴァントは一度イリヤを裏切ってる。でも、真の意味で向こう側なら士郎とイリヤをあそこで助けたりしないわ」

クロ「だから、私は彼女を信用する。それに、他に手段はないもの」

凛「……確かに、そうね」

アーチャー「……はぁ、仕方あるまい。だが日本が吹き飛ぶ威力を何の対策もなしに放てば余波で大変な事になる」

アーチャー「私もお供しよう。固有結界であれを隔離してしまえば、全力を出そうとも外に被害はない」

セイバー「アーチャー……私には、何も出来ないのがもどかしいですね」

アーチャー「気にする必要はない。どちらにせよ聖杯がなくなればサーヴァントは現界出来なくなる」

アーチャー「今の内に別れの挨拶を済ませておけ。もうすぐ別れの時刻だからな」

士郎「……アーチャー」

セイバー「……」

セイバー「士郎」

士郎「……セイバー」

セイバー「私は、貴方がマスターでよかった。汚染された聖杯をこのままにしておけない」

士郎「俺の方こそ、セイバーがパートナーでよかった。今までたくさん助けられて……それに」

セイバー「えぇ、多くは語りません。……彼等の行く末を見届けましょう」

ライダー「……では、再契約を」

クロ「えぇ」

いよいよ、来るかfateファンなら確実に頭に出てくる、セイバーの別れのセリフが

………



クロ「再契約は完了……準備はいい、ライダー?」

ライダー「えぇ、貴方もマスターとしての資質はイリヤスフィールに負けていない……いけます」

アーチャー「では、私とライダーは前に出てあれを破壊する。君達とはこれでお別れだ」

凛「……アーチャー」

アーチャー「凛、君は更に高みを目指せる。そのまま自身の意思を曲げずに成長を続ければ、世界でも有数の優れた魔術師となるだろう」

アーチャー「だが、そのうっかり癖はどうにかしたほうがいい。肝心な時にうっかりミスをしてしまえばそれだけで台無しになるからな」

凛「っ……うっさい!大体、あんたの真名もわかってるのよ」

アーチャー「ほう」

凛「……貴方が英霊に至るまでに何があったかは知らない。けど、同じ道は歩ませないから」

アーチャー「そうか……なら、安心した」

士郎「アーチャー、お前……」

アーチャー「衛宮士郎、何があっても身近の大切な者を守りきれ」

アーチャー「お前にとって必要なのは大衆にとっての正義の味方としての意思ではない。家族や仲間を守る正義の味方としての意思だ」

アーチャー「それさえ忘れなければ、きっと道を間違えない。私から言いたい事はそれだけだ」

士郎「……あぁ、決して道を踏み外したりしない」

アーチャー「そうか。……藤ねぇによろしくな」

アーチャー「身体は……………無限の剣製」キィイイイイイン






ライダー「上手く行ったようですね」

アーチャー「あぁ、後はあれを破壊するだけだ。ここは固有結界の中……全力を出しても問題はない」

ライダー「感謝します、アーチャー」

ライダー「騎士の……手綱!!」ゴォオオウッ





ドガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

セイバー「……どうやら、全てが終わったようです」

士郎「そうか……」

凛「アーチャーだけでなく、セイバーともお別れね……」

クロ「……」

セイバー「そう悲しそうな顔をしないでください。これは聖杯戦争が終われば訪れる必然なのですから」

士郎「セイバー……俺は!」

セイバー「士郎……貴方は、大切な家族を守ってあげてください」

セイバー「貴方達の平和な日常は、かけがえのないものだ。それを守れるのであれば、それはとても誇れる事です」

セイバー「安心してください、私達がいなくとも、士郎達ならそれが出来ます」

セイバー「もちろん、私にも未練はあります。ですがそれは、この聖杯戦争ではどうあがいても叶うものではなかった」

セイバー「また、どこかで会えるとすれば……それはきっと」

士郎「セイバー……俺は、お前に何度も助けられただけじゃない。セイバーから色々な事を学んだ」

士郎「この出会いは絶対に忘れない……たとえ何があっても、忘れないから」

セイバー「私もです、士郎。貴方と出会えた事で……私も」スゥ……

士郎「セイバー!!」

セイバー「お別れですね、士郎……ありがとう、そして」シュウウウウウ……








さようなら





士郎「ばかやろう……さようならなんて、言うものじゃないだろ」

セイバーぁぁぁぁ~

こうして、第五次聖杯戦争は終わった。

失ったものもあるが、それでも大切な者を守る事はできた。

彼等はそれぞれの家に帰還し、前へと進み始める。



……





クロ「ママー、お兄ちゃーん!早く早くぅ!!」タッタッタッ

大河「ふふふ、クロちゃんは元気ねぇ。私も負けないわよー!」ダダダダ

クロ「お兄ちゃんも早くしないと、置いていっちゃうよー!!」

士郎「な……なんでさ」ズシッ

士郎「(でも、クロも藤ねぇも……皆幸せそうでよかった)」

士郎「(思えば、藤ねぇには昔から何度も助けられたっけ。俺、藤ねぇがいなかったら今頃どうなっていたのかもわからないな)」

士郎「…………よし」







クロ「はぁー、頂上ってこんなにいい景色なのね」

大河「そうねぇ、すっごい綺麗」

士郎「……あのさ、藤ねぇ」

大河「ん?」

士郎「大事な話があるんだ……今、聞いてくれるか?」

大河「どうしたの、士郎?大事な話って」

士郎「藤ねぇ…………」





士郎「結婚しよう」

大河「いいよー」



クロ「(うわぁお、ママとお兄ちゃんのプロポーズ場面を間近で見る日が来るなんて……あれ、でもそしたらお兄ちゃんはお父さんになるのかな?)」

クロ「(でも、いっか。士郎と大河が大事な家族でいてくれる事に変わりはないもの)」

タイガーらしいな、こうもあっさりと承諾するとは。



……


凛「新たな聖杯戦争?」

ロード「そうだ、この地球上ではない場所……月で新たな聖杯戦争が行われようとしている」

ロード「さしあたっては凛、君に月の聖杯戦争の調査を行ってほしい」

凛「わかったわ、月だかなんだかしらないけど、必ず勝ち抜いてみせる」

ルヴィア「頼もしい返事ですこと、せいぜいかませ犬にならないように気をつけなさい」

凛「あんたに言われる筋合いはないわよ」

フラット「まぁまぁ、二人共喧嘩はしないでください」

凛・ルヴィア「あんた(あなた)は黙ってて(なさい)!!」

フラット「ガーン」

ロード「はぁ、全くこの二人は……」

グレイ「師匠」

ロード「グレイか、彼女の様子はどうだ?」

グレイ「彼女の治療の為に多くの者が集まっており、思っていたよりも早く修復できそうです」

ロード「そうか……意識が戻った時には、どうすれば一番喜ぶだろうか」

フラット「結婚指輪とかどうですか!?」

ロード「だ・か・ら・お前は黙っていろ」ミシミシミシ

フラット「ぎゃああああああああああああああ!?」

桜「(家を失った為に先輩やお姉さまと別れて転校してから数ヶ月)」

桜「(私は、この学校で一人の方と出会いました)」

桜「(先輩達との別れは寂しかったですが、新しい地では新しい出会いがあります)」

桜「(私は、こっちでもやっていけます。何故なら……)」

ガラッ

「桜、今保健室を借りれるか?クラスメイトがサッカーの流れ弾に巻き込まれてしまって……」

桜「えぇ、大丈夫ですよ……白野先輩」

これは確実にextraフラグだぞ、慎二がゲーマーだったり、名前だけ出演だけどジナコが出没したからな。

ザビー出たー━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!ー

バゼット「(聖杯戦争が終わってから数ヶ月)」

バゼット「(私は再び封印指定執行者としての任に着きましたが、よくも悪くも平和です)」

バゼット「(平和という事は仕事もない。つまりはお金が入らない)」

バゼット「(当然、そうなれば生きていけなくなる……そこで私は、アルバイトを始めました)」

バゼット「(そのバイトとは……)」


社長「バゼットさん、○○町の××さん家の壁殴り代行お願い」

バゼット「はい!!」



バゼット「(この仕事は天職だ。なぜなら、殴るだけでお金がもらえるのですから)」

バゼットさん、それは単純にストレス発散の代行人になってるだけだよ

こうして、それぞれが日常を謳歌していく……




衛宮士郎

聖杯戦争終了後、クロを家族として迎え入れる。後に藤ねぇにプロポーズし、卒業後結婚。
立派な父親(?)として家族を支える大黒柱となる。
この世界の彼は、きっと幸せな一生を迎えるだろう。


藤村大河

聖杯戦争終了後、クロを家族として正式に迎え入れる。後に士郎のプロポーズをあっさり受諾し、結婚。
苗字は衛宮となり、クロの母親として、そして教師として家族を支える。
幸運EXは例え何に巻き込まれても大丈夫だろう。


クロ

聖杯戦争終了後、士郎と大河に家族として正式に迎え入れられる。
その後は家族としての普通の幸せを存分に味わい、たくさん甘えた。
身体の問題はロード・エルメロイ二世が10年かけて研究した薬+魔力供給でなんとかなっている。
何事もなければ、きっと数十年は生きられるだろう。

イリヤ

救出された後、ロード達に身柄を預けられる。
ロードが声をかけて彼女の治療の為に王の軍勢の如く集まった魔術師達の治療のかいあって、僅か一年近くで意識を取り戻した。
記憶の方に問題こそ残ったが、彼女もまた時計塔で幸せに生きられるだろう。


ロード・エルメロイ二世

聖杯戦争終了後、イリヤの身柄を預かる。
彼女の治療の為に声をかけた結果、王の軍勢の如く弟子達が集まった。
そのかいあってイリヤは僅か一年近くで意識を取り戻す。
その後、彼は結婚したと時計塔内ではその噂で持ちきりになり、ロリコン・エルメロイ二世なるあだ名が追加されたそうだ。


グレイ筆頭愉快な仲間達

聖杯戦争後、ロードと共に時計塔に戻る。
相変わらず彼の傍で厄介事を持ち込んだり解決したりと、決して退屈ではない忙しい日々を送っている。


遠坂凛

聖杯戦争終了後、時計塔に入学。
ロード・エルメロイ二世の弟子として魔術を研究、更なる高みを目指す。
後にロードから月の聖杯戦争の調査を命じられるが……?

遠坂桜

聖杯戦争終了後、家を失っている為と、失恋から転校。
転校先で運命の出会いをする。


間桐慎二

ギル&ライダーが消え、世界で1・2を争うゲーマーとしてその名を轟かせる。
しかし本人は納得しておらず、何時かかの英雄王と征服王にリベンジする為に日々腕を磨いている。
尚、偶然から出会ったライバルとは何かと縁があり、二人が組んだ大会は始まる前から結果が決まっていると全員が答える。


セラ&リズ

聖杯戦争終了後、イリヤと一緒に時計塔へ。
ただし入学する訳ではなく、あくまで付き人としてひっそりと暮らしている。
セラはロードが結婚後、姑の如く小言を言っており、リズはのんびりとニートをしている。


久宇舞弥

英雄王が行方不明になってからも、使用人として屋敷の手入れを続ける。
現在は詳しく言えないが、後にとある騒動に巻き込まれる。


カレン・オルテシア

聖堂教会の監督役として後始末をする。
その後も教会でシスターとして住み、人々の悩みを聞いては愉悦しているそうだ。


葛木宗一郎

聖杯戦争終了後、教師として復帰。
藤村大河と共に良い教師となったそうだ。
……尚、彼は生涯独身を貫いたとの事。

努力が無駄になるとか、ウェイバー少し可哀想だなぁ

良かったな、桜

慎二はジナコと意気投合したか。

彼等の第五次聖杯戦争の物語はここで終わりである。

そう、第五次聖杯戦争は……







凛「さてと、準備もできたわね」

凛「新しい聖杯戦争……この目で確かめた上で、勝ち抜いてみせる」

凛「冬木の聖杯はロード達に任せるとして、こっちも頑張らないとね」








GOOD END   家族としての幸せ

GOOD ENDキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!ーBAD狙いのスナイパーに打ち勝って、GOOD ENDを獲得したぞ。

-タイガーと英雄王のお部屋-



大河「いやっはぁあああああああああ!! ステイナイト編、これにて完結!!」

ギル「うむ、雑種どもの健闘ぶりも素晴らしかったぞ」

大河「そうねぇ、なんだかんだ絶望しつつも、負けずにGOODENDを掴み取ったんだもの。拍手よ拍手!」

ギル「さて、エクストラのフラグが出揃っておるが……ここで一つ言っておかねばならぬ事がある」

ギル「そもそも本来のエクストラは魔術が衰退した平行世界。無理に反映しようとした所で当然差異が出る」

ギル「そこで、次回作を予定しているエクストラは本来のエクストラとは全く違った聖杯戦争となるだろう。くくく、何が起きるかは我にもわからんぞ」

大河「そういえば、月での聖杯戦争ってルール上ほとんどの人が死ぬんじゃ」

ギル「我や>>1としてもそんな展開はありきたりかつ書く気はせん。月で行われる聖杯戦争は登場人物こそほぼ同じだが、本来の月聖杯戦争とは全くの別物となるだろう」

大河「じゃあ、どんな聖杯戦争になるの?」

ギル「それを考えるのが>>1の仕事だ。すぐに次回作のスレ立てをする事は出来ぬ故、しばらく待つがよい」

ギル「まぁ、その前に後日談があるのだがな……忘れてはおるまいな、虎聖杯の存在を」

大河「あぁ、そういえばあったわね」

ギル「後日弾の虎聖杯編は完全なギャグ、メタやら何やらなんでもありだ」

ギル「よって、面倒な申告制度は一旦廃止とする。問題が起きない限りは日付が変わっても安価申告をする必要はない」

大河「ギャグ空間にはバッドも何もないものねー。ギャグって便利!」

ギル「最も、問題が発生した場合は申告制度を復活させる故気をつけるがよい。安価は楽しく取り合うのだぞ」

大河「それじゃあしばらく待つ事になるけど、一旦お別れ!皆、また会おうねー!!」

extra編やるとしたら桜がメインかしら?

続投候補は凛、桜、慎二、アーチャー、ランサーぐらいか
麻婆はどうなるか

>>597

忘れてはならないお方を忘れているぞ、最後の最後に登場した我らがextra主人公、ザビ男こと岸波白野を!!

そして、虎聖杯は見てる奴の腹筋を崩壊させる程の笑いを、俺達の安価でとって行こう。

あれ、待てよ虎聖杯編に入ったらまさかのあいつらも出るんじゃ。
俺達が魔法少女ルートを選んだら出没したと思われる、危険人物達まで。

乙ー

虎聖杯編楽しみだけど、あの2人が出没しないか不安だな。

聖杯戦争……それは、なんでも願いが叶う万能の願望機を巡って行われる戦い。

第五次聖杯戦争からおよそ1年、新たなる聖杯戦争がここに開かれようとしていた。

その聖杯は……そう、虎聖杯である。



大河「皆の者、聖杯が欲しいか!?欲しくば戦い、勝ち取れ!!」

大河「今ここに虎聖杯戦争が開かれる!最後まで勝ち残り、聖杯を勝ち取るのは誰だぁああああああああああ!?」

クロ「ママ、何言ってるの?」



-虎聖杯編、スタート-

いよいよ、来たぜ虎聖杯編問題のメルブラに帰れの奴等が出没しなければ良いんだが

大河「まずはルール説明よ!」

大河「このスレの虎聖杯戦争はキャラクターを一人選んで、そのキャラクターのルートでストーリーが進んでいくわ」

大河「このキャラのストーリークリアしたから、次はこのキャラとかは多分出来ないわ。つまり選べるのは余裕がない限りは一度きり!」

大河「だから、見れるルートは実質一つのみ。気をつけて慎重に選んでね」

大河「キャラクターを選んだ後は、シナリオを選んでもらうわ」

大河「シナリオによって展開も変わってくるから、これも気をつけて選んでね」

大河「例をあげるならこんな感じね」


キャラクター:イリヤの場合


シナリオ:

1:それゆけ!魔法少女プリズマ☆イリヤ
2:イリヤの受難・血のバレンタイン戦争
3ちきちき!聖杯戦争


大河「このように、イリヤちゃんを主人公に選んだ場合イリヤちゃん用の3つのシナリオが用意されるわ」

大河「皆にはこの中から一つを選んでもらうの。そしたら、ストーリースタートよ」

大河「そこからはこれまで通り選択肢を選んで進めていくけど、基本ギャグだから申告とかもなし、カオスな安価取り合戦を繰り広げなさい」

大河「という訳で、まずはキャラクターを選んでね!ただし、用意してたシナリオ上選択肢内じゃないと無理だからね」


主人公を選んでください

1:イリヤ
2:クロ
3:士郎
4:切嗣
5:バゼット
6:キャスター
7:ライダー


選択安価 安価下3~6の中からコンマが一番高い安価(同コンマは先に書き込まれた安価が優先)

大河「主人公は衛宮切嗣!」

大河「次は、ストーリーを選んでね」


1:勝ち取れ、虎聖杯
2:娘は何処へ!? 愛娘捜索の旅
3:お孫さんこんにちわー、びっくりどっきり衛宮家の事件簿


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

-娘は何処へ!? 愛娘捜索の旅-




切嗣「う……ここは、一体?」

イリヤ「切嗣、ようやく目が覚めたの?」

切嗣「イリヤ!? 僕は確か、あの時……」

イリヤ「もう、あれから6年も眠って私の事放っておくなんてひどいじゃない」

切嗣「6年……僕はそんなに寝ていたのかい?」

イリヤ「寝ていたの!私、寂しかったんだから」

切嗣「ごめんごめん、寝てた分遊んであげるから」

イリヤ「本当?嘘じゃない?」

切嗣「あぁ、嘘じゃないよ」

イリヤ「なら……」スゥ……


ルビー「本物のイリヤちゃんを一刻も早く見つけてあげてねー!」


切嗣「なっ……!? お前は一体」

ルビー「皆大好き魔法のステッキ、カレイドルビーですよー。みなさんからは愉悦型魔術礼装とか言われますけど」

切嗣「……目的はなんだ?」ジャキッ

ルビー「おぉ怖いですねぇ。でもいいんですかぁ?こうしている間にもイリヤちゃんは貴方の帰りを待ってるかもしれませんよぉ」

切嗣「イリヤはどこだ」

ルビー「言う訳ないじゃないですかー。それじゃあ頑張って探してくださいねー」パッ

切嗣「消えた!?」

切嗣「…………」

切嗣「くそっ、こうしている場合じゃない。早くイリヤを探さないと」

切嗣「待っていてくれ、イリヤ……」





切嗣「だけど、イリヤ捜索の手がかりを掴まない事には始まらないか……どうするか」


1:街に出よう
2:山に行こう
3:海に行こう

選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

切嗣「そうだな……こういう時は海に行こう」

切嗣「何故だかわからないけど、海に行けば何かがわかる気がする」




-海-



ワイワイガヤガヤ

切嗣「今は夏なのか……人が多いな」

「きゃー、助けてー!!」

切嗣「今のは……くっ、イリヤの事も大事だがほうってはおけないか」ダッ



桜「なんなんですか、この変な生き物は!?」

猫アルク「ふーむ、にゃるほどにゃるほど。まぁまぁの素質を秘めてますにゃー」

切嗣「そこまでだ、一体何を企んでいるのかは知らないが、この娘が嫌がっているだろう」

桜「あ、貴方は!?」

切嗣「何、通りすがりの正義の味方だ」

猫アルク「なぁにぃ、私達の邪魔をするつもりか?だったら出てこい、海と言えばワカメ!いけぇワカメマン!!」

ワカメマン「ちょっと待て!なんだよワカメマンって!?僕には慎二っていう名前があるんですけど!?」

ワカメマン「ていうか名前までワカメマンになってるし!何で僕がこんな目にあわなくちゃいけないんだ!!」

切嗣「……えーと、君は?」

ワカメマン「あぁもういいよ、やってやるよ。僕はワカメマン、そこのおじさん、悪いことは言わない……退いてもらおうか」

切嗣「(なんだこいつ)」


1:コンテンダー!ダァン
2:タイムアルター、ダブルアクセル!!
3:適当にボコして海に流すか


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

出たか、猫アルクお前はメルブラに帰れ、ここにお前の居場所は存在しない。

切嗣「(適当にボコして海に流すか)」

ワカメマン「おい、退かないのか?今なら見逃してやらない事もないんだぞ?」

切嗣「言いたい事はそれだけかい?」

ワカメマン「ぐ……なめるなよ、僕はゲーマー界の中でもトップクラスの実力者で」


ドゴガスバキッ

ワカメマン「」チーン


猫アルク「ひょ!? なんて事だにゃ、ワカメマンがやられてしまった」

猫アルク「だけどこれで勝ったと思うなよ、更なる手駒も用意してあるんだにゃ」

猫アルク「覚えてろにゃー!!」シュタタタ

切嗣「なんだったんだ一体……」

桜「あ、あの……」

切嗣「ん?」

桜「助けてくれて、ありがとうございます」ペコッ

切嗣「あぁ、気にする必要はないよ」

白野「おーい、桜ー!」

桜「あ、先輩!」

白野「探してもいないから心配したぞ。えっと、そこの人は?」

桜「私を助けてくれた、通りすがりの正義の味方だそうです」

白野「そっか……桜を助けてくれてありがとう」

切嗣「どういたしまして」




切嗣「さて、余計な寄り道をしてしまったが……」

ワカメマン「」チーン

切嗣「とりあえず海に流しておこう。海水を吸えば生き返るだろう」チャプ



こうして、ワカメマンは海に流された。

彼が次に目覚める時は、果たしてどこにいるのか?

誰もいない無人島か、それとも海底か?それとも別のどこか?

それは、神のみぞ知る……





第一章 正義の味方、切嗣マン 完



切嗣「海では手がかりを得られなかったな。別の場所なら手がかりを得られるか?」

切嗣「闇雲に探すのも効率が悪い。ここは知っている場所を探すのも手か」



1:教会に行ってみよう
2:遠坂邸を偵察してみるか
3:美咲町か……


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

切嗣「そういえばここはどこなんだ?」

シエル「ここは美咲町です。もしかしてここに来るのは……貴方は!?」

切嗣「僕の事を知っているのかい?」

シエル「知っているも何も、貴方の悪名は轟いていますよ……魔術師殺し『衛宮切嗣』!!」

シエル「ここを訪れた目的はなんですか?返答によっては貴方と敵対する事になります」

切嗣「待ってくれ、僕はただ娘を探しているだけだ!」

シエル「娘?」

切嗣「あぁ、実はヘンテコなステッキが現れてね……そいつが娘をさらったみたいなんだ」

切嗣「そこで、さらわれた娘を取り戻す為に手がかりを探しているんだけど……」

シエル「娘ですか……いえ、残念ですが全く見てません」

切嗣「髪は雪のような色で、小さめの体型の娘なんだけど……見覚えはないかな?」

シエル「すみません、全く見覚えがないです」

切嗣「そうか……困ったなぁ」



「うわぁあああああああ!?」


切嗣「今の悲鳴は!?」

シエル「まさか、死徒!?」ダッ

猫アルク「ふっふっふ、思った通り特殊な力を持っているみたいだにゃ。大人しく着いてこい」

志貴「何を言っているんだ、この変な生き物は!?」

シエル「はぁっ!!」シュドドドッ

猫アルク「ぎにゃああああ!? い、いきなり何をする!?」

シエル「死徒……ではないようですね。何ですかこの変な生き物は」

切嗣「こいつは……海で出会った変な生き物!」

シエル「ぐぬぬ、さっきの変なおっさん!また会ったにゃ」

切嗣「全く、どうやらこいつとは妙な縁があるようだな」ジャキッ

志貴「えっと……貴方は?」

切嗣「なに、通りすがりの正義の味方だ」

猫アルク「ふっふっふ……こんな事もあろうかと、新たな手駒を手配しておいたにゃ」

猫アルク「いでよ、怪人ブラコーン!!」

ブラコーン「い、一体何故私がこのような格好を」

志貴「あ、秋葉!?秋葉じゃないか!!」

ブラコーン「あぁ、お兄様……このような格好、見ないでください///」

志貴「秋葉……お前、秋葉に何をした!?」

猫アルク「何をって、そりゃあ洗脳的な何かに決まってるじゃにぃか」

切嗣「なら、洗脳を解けば問題ない訳だ」

シエル「殺さない程度に痛めつけるだけなので、安心してください」

志貴「あ、秋葉を元に戻す為なら……いいのか?」

ブラコーン「あれ、私これめっちゃ死亡フラグたってません!?」

猫アルク「いいからとっとといくにゃ!」



1:あいつは二人に任せて変な生き物を捕まえておこう
2:手っ取り早くあいつを倒す
3:ついていけない、帰ろう


選択安価 安価下1~4の中からコンマが一番高い安価

切嗣「(とりあえず手っ取り早くあいつを倒そう)」

ブラコーン「あの、その……冗談ですよね?あの、え……」



キャアアアアアアアアアアアアアアアア!

ブラコーン「」チーン

志貴「秋葉……どうしてこんな事に」クッ

切嗣「いや、君達も嬉しそうにリンチしてたよね?」

シエル「彼女は犠牲となったのです」

切嗣「そうだ、さっきの謎の生物は……」

シエル「どうやら逃げられたようですね」

志貴「一体なんだったんだ、さっきの生物は」

切嗣「わからない。だが、もしかしたら奴がイリヤの行方を知っているかもしれない」

シエル「……私もあの生物の捜索を行います。何かわかれば、この端末に連絡しましょう」

切嗣「わかった、けどいいのかい?」

シエル「共同戦線です。それならお互いに利益がありますから問題ないでしょう」

切嗣「ふっ……わかった」

志貴「そういえば、貴方はどこに住んでいるんですか?」

切嗣「僕は冬木に住んでいるよ。よかったら今度遊びに来るといい」

志貴「じゃあ、機会があれば遊びに行きます」




こうして、切嗣は志貴達と知り合った。

この出会いが後にどう影響していくのか……それはまだ誰も知らない。


秋葉「……私、忘れられてませんか?」


第二章 夢の共演 完


切嗣「そういえば、冬木の家に帰っていなかったな……」

切嗣「だが、今帰るべきか……それとも手がかりの調査を優先すべきか」



1:手がかりを探して更に調査
2:一度帰って士郎達の顔を見よう



選択安価 安価下1~4の中からコンマが一番高い安価

大河「あーっ!>>1ったらまた見落としてる!!」

大河「しょうがないなぁ>>1君は……直前の選択肢からやり直すから待ってなさい」

切嗣「(ついていけない、帰ろう)」



志貴「怪人ブラコーン、覚悟!」

シエル「小足見てからセブンス余裕でした」シュパパパパパパ

ブラコーン「ぎゃああああああああああああああああ!!」



ブラコーン「」チーン

志貴「秋葉……どうしてこんな事に」クッ


シエル「彼女は犠牲となったのです」

志貴「そうだ、さっきの謎の生物は……」

シエル「どうやら逃げられたようですね」

志貴「一体なんだったんだ、あれは……」

シエル「わかりません、貴方は……あれ?」


ヒュウウウ……


志貴「いないね」

シエル「さては帰りましたね」

志貴「……とりあえず、帰ろうか」

シエル「そうですね」


秋葉「……無念」



こうして、この街は珍騒動の難を逃れた。

果たして切嗣は娘を見つけ出せるのか!?」




第二章 夢の共演 完


切嗣「そういえば、冬木の家に帰っていなかったな……」

切嗣「だが、今帰るべきか……それとも手がかりの調査を優先すべきか」



1:手がかりを探して更に調査
2:一度帰って士郎達の顔を見よう



選択安価 安価下1~4の中からコンマが一番高い安価

切嗣「いや、大事なイリヤが攫われたんだ、手がかりを捜査する事を優先しよう」

切嗣「問題はどこで情報を手に入れるかだが……」

舞弥「……切嗣?」

切嗣「舞弥!? 舞弥じゃない……か?」

舞弥「どうして貴方が……いえ、それよりも何かあったのですか!?」

切嗣「いや、僕としては君のその格好に突っ込みたいんだけど」

舞弥「これは、その……雇用先が無く、英雄王が使用人として雇ってくれたのです」

舞弥「ですが英雄王は1年ほど前から戻らず……私は一人残って屋敷の手入れをして生活しています」

切嗣「そ、そうか……しかし舞弥、まさかもう一度君に会えるとは思っていなかったよ」

舞弥「私もです。しかし慌てていたようですが何かあったのですか?」

切嗣「実は……イリヤが攫われたんだ」

舞弥「なっ!?」

切嗣「それで、手がかりを探しているんだが……何かわかったら連絡をしてくれるか?」

舞弥「わかりました、そういう事であれば私も切嗣に従います」

猫アルク「見つけたぁ! ここに良い素材がいるにゃ!!」

舞弥「……なんですか、この変な生き物は」

切嗣「わからない。僕も何度か見たんだけどね……」

猫アルク「む、まぁた君か。しつこいなぁ」

切嗣「いや、君が僕の行く先々で出没してるだけだからね」

猫アルク「えぇい問答無用!いでよアルクロボ!!」



アルクロボ「シーキー」ガシャン

切嗣「巨大ロボ!?神秘の秘匿も考えずになんてものを!!」

猫アルク「にゃははは、さぁ今度は邪魔させない。やっちゃえアルクロボ!!」

舞弥「切嗣、ここは私が食い止めます。今の内にあの変な生き物を!」

切嗣「舞弥……」


1:その必要はないよ(ポチッ
3:起源弾!(タァン
4:あ、あっちに志貴がいるぞ!!


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

切嗣「あ、あっちに志貴がいるぞ!」ビシッ

アルクロボ「本当!?待ってて志貴、今行くからね!!」バビューン

猫アルク「あ、ちょっと待って!?どこいくのさアルクロボ!?」

キラーン

猫アルク「………えぇー」

切嗣「さて、知っている事を洗いざらい話してもらおうか」ジャキッ

猫アルク「ひぃいいいいいいいい! な、なんでそんな物騒な物を!?」

切嗣「質問に答えろ、イリヤはどこだ」

猫アルク「い、いイリヤ!?なんの事だかさっぱりだにゃ!!」

タァン

猫アルク「ひぃいいいいいいい!?」

切嗣「二度目はない、イリヤはどこだ?」

猫アルク「ま、待って!本当に知らないの!!」

猫アルク「変なステッキに頼まれて、魔法少女及び魔法男の娘の素質がある人を探してただけなの!お願い許して!!」

切嗣「変なステッキ?おい、それについて詳しく教えろ」

猫アルク「ひぃいいい!! 詳しくって言われても通りすがり様に依頼されただけだから詳しくは知らないの!」

猫アルク「お金たくさんくれるっていうから引き受けただけなんです!だから……だから」

舞弥「どうしますか、切嗣」

切嗣「首から下を公園に埋めておこう」ザッザッ

猫アルク「」




切嗣「さて、どうやら奴は前座……本命の変なステッキを探さないとな」

舞弥「私は別のルートで探してみます、切嗣も気をつけて」

切嗣「あぁ」




猫アルク「鬼!悪魔!ちひろ!!お願いだから掘り出してぇえええええええええええ!!」



こうして、猫アルクの脅威はさった。

しかし奴は四天王の中でも最弱、ステッキの勢力には更なる脅威が待ち構えていた!!


第三章 発進!巨大ロボ 完


切嗣「しかし魔法のステッキか……知っていそうな人物をあたってみるか」


1:遠坂の家なら何か知っているかもしれない
2:時計塔に潜入してみるか?
3:いや、その前に一度家に帰って準備を整えよう



えsん宅安価 安価下3~5の中からコンマが一番高い安価

切嗣「いや、その前に一度家に帰って準備を整えよう」





-衛宮邸-



切嗣「……変わっていないな、この家は」

切嗣「士郎達はいるだろうか?」

切嗣「ただいまー」ガラッ



切嗣「……誰もいないのかな?」

クロ「はぁっ!」バッ

切嗣「っ!」シュッ

切嗣「誰だ……っ!?」

クロ「そっちこそ誰よ?ここは私達の家よ」

切嗣「(イリヤ……いや、違う!)」

切嗣「(こいつはアインツベルンのホムンクルス……そうか、そういう事か)」

切嗣「なるほど、この事件の首謀者が誰なのか……ようやくわかったよ」

クロ「何を言っているのかしらないけど、大人しく帰らないなら容赦しないわよ」スッ

切嗣「いいだろう、アインツベルンのホムンクルス。僕に喧嘩を売った事を後悔しろ」ザキッ



1:固有時制御で接近し、一気にケリをつける!
2:一度距離を取り、銃で迎え撃つ
3:来い、舞弥!!


選択安価 安価下5~8の中からコンマが一番高い安価
一旦ここまで!

ほんとにどういう気持ちでやってるんだろうか

申告制が復活した場合に備えて  申告

>>700
心理学でこじつければ「現実、失敗からの逃避」で他人の邪魔をする、貶めるのはあり得る
そうしないと自己の優位性が保てないから
あと可能性の低い所で「虐待経験からの逃避」で他人を支配する事で自身の脆弱性から逃げようとしている
単なる愉快犯である場合はPTSDとか無関係に単純な社会不適合者。

-聖杯内英雄王の部屋-



ギル「どうやら問題が発生してくれしたようだな」

ギル「愚か者が不正の類いをしている疑いが出た以上、不本意だが申告制度を復活させる」

ギル「面倒だとは思うが、安価を取る前に申告を済ませておけ。申告せずに安価をとっても流すだけだぞ」

ギル「IDが頻繁に変わるならば酉を付けるがよい。名前欄に書き込みをする時、#の後に適当な文字列で自分の酉が出来るぞ」

申告申告

-聖杯内英雄王の部屋-


ギル「雑種ども、安価の用意は充分か?」

ギル「今宵から申告制度が復活する。安価を取る前に申告は済ませておけよ」

ギル「今日は17時半まで更新し、時間を挟んで24時過ぎに再び更新予定だ」

ギル「約5分程申告タイムを設ける。申告していなければ安価は取れぬから注意せよ」

切嗣「来い、舞弥!!」

舞弥「切嗣、今の状況の説明を」シュタッ

クロ「不審者が増えた!?」

切嗣「家にイリヤに似たアインツベルンのホムンクルスが殴り込んで来ている。撃退するぞ」

舞弥「わかりました」ジャキッ

クロ「物騒な物を持ち歩いてるのね、ますます怪しい」

クロ「けど、不審者には容赦しないわ。覚悟しなさい!」スッ

切嗣「君の方こそ、覚悟するんだね」ジャキッ




突然だがコンマ判定だ、直下のコンマが奇数ならクロ勝利、偶数なら切嗣&舞弥勝利だ。
未申告はずらすぞ

クロ「ふぎゅ!?」ドシャッ

切嗣「ぜぇ……ぜぇ……さすがにアインツベルンのホムンクルスなだけあって化け物じみた身体能力だった」

舞弥「切嗣、彼女にとどめをさしますか?」

切嗣「いや、こいつにはイリヤの居場所を吐いてもらう。殺すのはそれからだ」

切嗣「舞弥は家の中に士郎がいないか探してくれ。もしかしたら監禁されているかもしれない」

舞弥「わかりまし……」

士郎「ただいまー」ガラッ

切嗣「士郎!?」

舞弥「無事だったのですか、士郎!?」ダッ

士郎「うわ、舞弥さん!? 何時の間に家に来ていたんですか?」

舞弥「いえ、その……切嗣に呼ばれて」

士郎「爺さんに?でも、爺さんは確か……」

切嗣「士郎!!」バッ

士郎「爺さん!? 本当に爺さんなのか!?」

切嗣「あぁ、無事でよかった……」

士郎「ほ、ほんとに……そうだ!爺さんに紹介したい娘がいるんだ」

切嗣「ん?」

士郎「クロー、良い子にしてた…………か?」


クロ「きゅー……」


士郎「……なんでさ!?」

士郎「……爺さん、何してたんだ?」

切嗣「実は、いきなり襲撃されてアインツベルンからの追っ手と思ってしまって……撃退してしまったんだ」

士郎「……舞弥さんは?」

舞弥「私は、切嗣に増援として呼ばれました」

士郎「……まぁ、三人とも面識がなかったから勘違いするのはわからなくはない」

士郎「けどさ……これはさすがにないだろ」

切嗣「……ごめん」

士郎「はぁ、居間が滅茶苦茶だ……一体どうしたらこうなるんだよ」

士郎「クロー、起きろー」ユサユサ

クロ「うーん……はっ、パパ!?」

切嗣「パパ!?」ガタッ

舞弥「落ち着いてください、切嗣」

士郎「気がついたか、クロ?」

クロ「パパ……はっ、下がってパパ!こいつらは私達の家に入り込んだ不審者なの!!」

士郎「落ち着けクロ、二人は不審者なんかじゃない」

クロ「へ?」

士郎「という訳で、こっちは俺の親父の切嗣、それと助手の舞弥さん」

切嗣「どうも、士郎の父です」

舞弥「切嗣の助手です」

士郎「で、こっちが俺の娘のクロだ」

クロ「ど、どうも……その、よろしく」

士郎「全く、家に帰った時の惨状見てびっくりしたぞ。頼むからもっと平和的に話し合ってくれ」

クロ「だって、こんなおじさんがパパの父親だなんて思わなかったんだもん」

士郎「だからといって、初対面の人にいきなり竹刀で斬りかかったらだめだろ?」

クロ「ごめんなさい……」

士郎「爺さんも、いきなり銃なんて物騒なものを取り出すのはやめてくれよ。万が一クロに当たったらどうするのさ」

切嗣「……ごめん」

士郎「それで、爺さんが何でここにいるのかは知らないけど……一体どこに行ってたんだ?」

切嗣「それは僕にもわからない。目が覚めたらいきなりイリヤに化けた変なステッキに6年後だとか言われた記憶はあるけどね」

士郎「6年……爺さんが亡くなってから経った月日と同じだ」

切嗣「それはいいとして……さっき士郎はこの子を娘と言っていたね」

士郎「あぁ、言ったぞ。クロは俺の娘だ」ナデナデ

クロ「えへへ///」

士郎「爺さんにも説明しておくよ、クロは……」

切嗣「いや、その必要はないよ。大体予想はつくからね」




1:まさか士郎が僕の愛娘であるイリヤとそんな関係になっていたとは思わなかったよ
2:イリヤを何時孕ませた?怒らないから正直に吐きなさい
3:どうやらどこかで教育を間違えてしまったようだ。あの時からイリヤに手を出さないように躾ておくべきだった
4:何も言わなくていい、すぐに楽にしてあげるから


選択安価 安価下1~3の中から一番コンマが高い安価

申告

この親父…

切嗣「何も言わなくていい、すぐ楽にしてあげるから」ジャキッ

士郎「なんでさ!? ちょっと待ってくれよ爺さん!」

切嗣「うるさい!帰ったら養子が実の娘と子供を作っていた衝撃の事実を突き付けられた父親の気持ちを君に理解出来るかい!?」

士郎「爺さん何か勘違いしてないか!?」

切嗣「大丈夫だ、一瞬で楽にしてあげるから」

舞弥「切嗣、落ち着いてください」ガシッ

切嗣「HA☆NA☆SE☆!!」

士郎「頼むから落ち着いて聞いてくれ!爺さんが俺を助けてくれたのと同じで、クロも養子だ!!」

切嗣「・・・・・・養子?」

クロ「そう、元私はイリヤの遺伝子から聖杯の器として作られたの。今は11歳よ」

切嗣「またアインツベルンか・・・やっぱりあの時爆破しておくべきだった」

士郎「爺さんの発言が物騒なんだが」

切嗣「とにかく、クロがアインツベルンに生み出されて、色々あって士郎の義理の娘になったのは理解したよ」

士郎「理解してくれてなによりだよ」

クロ「あれ、でもパパのお父さんって事は・・・私のおじいちゃん?」

切嗣「お・・・・・・おじい・・・・・・ちゃん!?」ガーン

切嗣「おじいちゃん・・・僕もおじいちゃんと呼ばれる年になったのか」orz

士郎「とりあえず、家に来たって事はゆっくりしていくんだろ?」

士郎「これから夕飯を作るから、食べていってくれよ。大河も喜ぶからさ」

切嗣「士郎の夕食か・・・」

士郎「デザートも用意してるぞ」

舞弥「切嗣、ここで食事をとりましょう」

切嗣「あ・・・あぁ」

祖父:切嗣 祖母(故人):アイリ
長女:イリヤ 旦那:エルメロイ二世
長男(養子):士朗 嫁:大河
孫(長男の養子):クロ

大河「士郎ただいまーって、あれ?靴の数が多いけど誰か来てるの?」ガラッ




士郎「お、大河が帰ってきたな」

切嗣「あの子も来ているのか。変わらないなぁ、ここは」

クロ「ママ、おかえり!!」トテテテ

切嗣「ママ!?」ズガッシャァン

舞弥「切嗣、落ち着いてください」

切嗣「な、なぁ士郎、舞弥……僕の聞き間違いじゃなければクロが大河の事をママって呼んだきがするんだけど」

士郎「そりゃあ大河はクロの母親だからな」

切嗣「……どういう事だい?」

士郎「あぁ、言ってなかったっけ。俺達婚約しているんだ」

大河「ちょっと、切嗣が来てるって本当!?」ズザァアアア

切嗣「…………え?」

切嗣「……まさか士郎と大河が婚約していたとはね」

士郎「卒業したらすぐにでも結婚するつもりだ。結婚したらクロも正式に俺の娘になるぞ」

クロ「よろしくね、おじいちゃん」

切嗣「ははは……まさか30代、いや今は40代かな?とにかくこの年で孫を持つなんて思わなかったよ」

大河「でも切嗣さんにまた会えるなんて思わなかったわ。神様の奇跡に感謝ね!」

士郎「あの時の大河の悲しみっぷりは凄かったな」

大河「もう士郎、それは言わないでよ」

士郎「ははは、ごめんごめん。それよりせっかく豪華な夕飯にしたんだし、皆で食べよう」


「いただきまーす!」


大河「うーん、やっぱり士郎の作る御飯は美味しいわぁ」パクパク

切嗣「前に食べた時よりもずっと美味しいね。凄く料理が上達しているよ」

舞弥「このケーキ、甘くて美味しいです」パクパク

クロ「パパ、おかわり!」

士郎「わかった、ちょっと待ってろ」


切嗣「(士郎が作る御飯は美味しいなぁ……あれ、何かを忘れているような)」

切嗣「(そうだ、イリヤを見つける為の準備をしに来たんだった! 何故僕はここで夕飯を食べているんだ)」

切嗣「(だが……)」

クロ「ねぇおじいちゃん、おじいちゃんの昔のお話聞かせて?」

切嗣「(……まぁ、今は食事を取ろう。それからイリヤを探せばいい)」

「ごちそうさまでした」

大河「はぁー美味しかったわー。そういえば切嗣さんは今日戻って来たんですか?」

切嗣「そうだね、大事な用があってまた出かけちゃうけどせっかく来たんだし戻らないのももったいないからね」

大河「そっかぁ、切嗣さんまたどこかに行っちゃうのね」

切嗣「でも、帰ったら士郎と婚約していたなんてびっくりだよ」

大河「んふふー、びっくりした?」

切嗣「あぁ、とてもびっくりした。でも大河なら士郎を任せてもいいかな」

切嗣「士郎の事、これからもよろしく頼むよ」

大河「はい、是非とも任せてください」





切嗣「さて、家でひと段落した所で出なければな」

士郎「爺さん、もう行くのか?」

切嗣「あぁ、やらなければいけない事があるからね」

士郎「そうだ、イリヤには会ったか?爺さんが会いに来てくれればきっと喜ぶと思うぞ」

切嗣「イリヤがどこにいるか知っているのかい?」

士郎「そういえば爺さんは知らなかったんだっけ。イリヤは今時計塔にいるよ」



切嗣「……時計塔!?」



意外な所で判明したイリヤの居場所。

果たして切嗣は時計塔にいるイリヤに会えるのか!?

そして、変なステッキの目的は一体!?


第四章 おじいちゃんと呼ばれた日 完



切嗣「こうして、僕は時計塔にたどり着いた訳だが」

切嗣「さて、どうやって潜入してイリヤを救出するか」



1:そういえば時計塔にはウェイバー君がいたね
2:面倒だ、権力者を脅す
3:イリヤの為なら正面からでも!


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

切嗣「いや、イリヤが時計塔で何をされているか分からない以上、こそこそしている時間はない。正面突破だ!!」ダッ



教師「何者だ!?」

切嗣「イリヤの居場所を吐け。そうすれば命だけは助けてやる」ジャキッ

教師「な・・・き、貴様はあの魔術師殺しか!?」

切嗣「次はない、イリヤの居場所を言え」

教師「何が目的かは知らんが、時計塔の講師をなめるなぁ!」キィィイン

切嗣「起源弾」タァン

教師「ぎゃああああああ!!」ドサッ



フラット「あれ、見かけない人が・・・」

切嗣「邪魔だ」ヒュンッ

フラット「ぎゃふん!?」ガスッ




凛「そこまでよ!」

切嗣「君は・・・もしかして、士郎やイリヤとよく一緒に遊んでいた凛かい!?」

凛「私は魔法少女カレイドルビー!」

ルヴィア「そして私は切嗣「なるほど、君達もあのステッキの手駒という訳か」

ルヴィア「・・・・・・私は凛「世界の平和を乱す悪は、正義の魔法少女が退治するわ!」

ルヴィア「」

切嗣「やれやれ、なら君達を退けてイリヤを取り戻させてもらうよ」



1:起源弾!タァン
2:固有時制御で抜き去る!
3:同士討ちに持ち込んでみるか

選択安価 安価下2~4の中から一番コンマが高い安価

ルヴィア「さぁ刮目なさい、私の晴れ……」

切嗣「起源弾」タァン!

ルヴィア「ほぎゃあああああああああああああ!?」ドサッ

サファイア「……無念」ガクッ

凛「サファイアが死んだ!?」

ルビー「この人でなし!」

切嗣「人体に損傷がない……なるほど、魔力源はそのステッキのようだね」

切嗣「後は君だけだが……イリヤの居場所を吐くのなら楽に殺してやる」チャキッ

ルビー「わー、これってすごくピンチですねー」

ルビー「という訳で一足先にとんずら!ルビー四天王最後の一人が待ち受けていますから心してかかってきてくださいねー!」ピューン

凛「ちょ、ちょっと!?」

切嗣「待て!!」ダッ





凛「……」

凛「え、私の出番これだけ?」




遂にカレイドルビーを見つけた切嗣。

謎のステッキを追い詰め、イリヤを取り戻すべく奮闘する彼がその先で見たものとは!?



第五章 時計塔突入作戦 完



カレイドルビーを追って進む切嗣。

その先で彼が見たのは……!?



1:楽しそうに寄り添っているロード・エルメロイ二世&イリヤ
2:魔法少女と化したイリヤ
3:アイリ「切嗣ー、お弁当作ってきたの!」



選択安価 安価下2~4の中からコンマが一番高い安価

アイリ「切嗣ー、お弁当作ってきたの!」タッタッタッ

切嗣「アイリ!?どうして君がここに」

アイリ「うーん、それがわからないの。気がついたらここにいて、せっかくだから切嗣の為に何かしたいなぁって」

切嗣「そ……それでお弁当を作ってきたのかい?」

アイリ「そうよ。ほら、この卵焼きなんかよく出来てると思うの。食べてみて?はい、あーん」

切嗣「(これが卵焼き!?黒煙をあげている上に炭なんてレベルじゃない位真っ黒じゃないか!)」

切嗣「(一体どんな調理をすればこんな風に……だが、恐らくこれは罠)」

切嗣「(なぜならアイリは既に……そうか、これはこの世全ての悪が見せている幻覚だったのか!)」

アイリ「……もしかして、お弁当いらなかったかしら?」シュン

切嗣「(……っ!)」

切嗣「いや、そんな事ないよアイリ!」

切嗣「(だめだ……僕にはあの瞳を見て否定する事なんて出来ない!)」

アイリ「ありがとう、切嗣! はい、あーん」

切嗣「あ、あーん」パクッ

切嗣「……っ!!!!!!!」

切嗣「(まずっ!! 言葉では表せない位まずい!! このまずさ、間違い無い。本物のアイリだ!!!)」

アイリ「どう、切嗣?」

切嗣「うん……すごく、嬉しいよ」

アイリ「本当!?よかったぁ、一生懸命作ったかいがあったわ」

切嗣「ははは……」

切嗣「(まずい、胃が拒絶反応を起こしている。耐えろ、今だけは耐えるんだ。アイリの目の前で吐く事だけは絶対にだめだ!!)」ドギュルォルルルルルルル

アイリ「切嗣、顔色悪いけど大丈夫?」

切嗣「だ、大丈夫だよアイリ。感激のあまり胃が過剰反応を起こしちゃっただけだから」

ルビー「ふっふっふ、どうですかルビー四天王最後の一人の恐ろしさは?」

切嗣「なっ……この声は!?」

ルビー「じゃじゃーん、アイリさんがここにいるのは、なんと私の力なのでしたー!」

ルビー「アイリさんとは切嗣やイリヤちゃん達と幸せな毎日を過ごしたいっていう願いを叶える代わりに私の手駒になってもらいました!」

アイリ「ごめんね切嗣、でもお弁当は美味しく食べてもらえるように一生懸命作ったの!」

切嗣「なん……だと?」

ルビー「さぁどうしますか切嗣さん?最愛の妻と戦いますか?」

切嗣「ぐ……アイリと戦えだと?ばかを言うな。元はといえばイリヤを取り戻す為に僕はわざわざここに来たんだ」

ルビー「はぁ、しょうがないですねぇ。じゃあアイリさんに勝てたらイリヤちゃんの所へ案内します。これならどうです?」

切嗣「イリヤとアイリを天秤にかけろというのか!?」

ルビー「さぁどうします?どうしますかぁ?」

アイリ「切嗣……」

切嗣「アイリ……僕は」



1:僕は君とは戦えない
2:聞いてくれアイリ、僕たちに孫ができたんだ
3:起源弾!タァン


選択安価 安価下1~4の中からコンマが一番高い安価

切嗣「聞いてくれアイリ、僕たちに孫ができたんだ!」

アイリ「まぁ、本当!?私達の孫がいるの?」

切嗣「前に隠れ家として使った武家屋敷があるだろう?そこに、僕たちの孫がいる。イリヤを取り戻したら、一緒に戻ろう」

アイリ「信じられないわ、私達の孫が見れるなんて……きっとイリヤちゃんそっくりの可愛い子になるわ(イリヤの娘的な意味で)」

切嗣「あぁ、本当にそっくりだよ(士郎の養子だけど)」

ルビー「あのー、戦わないとイリヤちゃんには会わせてあげませんよ?」

切嗣「うるさい!」タァン!

アイリ「愛の力の前では怖いものなんてないのよ!」

ルビー「ぎゃああああああああ!?」

ルビー「ぐぎぎ……いいでしょう、なら私の真の契約者の所へ行きます。そこで決着をつけましょう」

ルビー「言っておきますが、私の真の契約者はこれまでの雑魚とは格が違います。覚悟してくださいよ」ピューン

切嗣「……行こう、アイリ。イリヤを取り戻して家族皆で暮らすんだ」

アイリ「そうね切嗣、行きましょう」



こうして、切嗣とアイリはルビーを追って最終決戦を迎える。

果たして彼等は無事カレイドルビーを激破する事が出来るのか?

そして、イリヤの行方は一体!?



第六章 妻との再会 それはメシマズ! 完

最終章 愛娘は魔法少女

-タイガーコロシアム-



切嗣「ここは……一体?」

アイリ「まぁ、綺麗な所。ここって確か闘技場っていうのよね、切嗣?」

切嗣「まぁ、見た所は闘技場だけど……」



タイガー「さぁ虎聖杯戦争もいよいよ大詰め!勝ち残ったのは我らが切嗣さ……衛宮切嗣とその妻アイリ!!」

切嗣「なんかアナウンスの声が聞き覚えあるような」

アイリ「ねぇ切嗣、あれって……」

切嗣「ん?」

タイガー「そしてもう一方の勝ち残りは……二人の愛娘にして魔法のステッキと契約を結んだ魔法少女」


イリヤ「キリツグにお母様! どうしてここにいるの!?」


タイガー「イリヤスフィールぅううううううううううううううううう!!」



切嗣「イリヤ!? どうしてここに……それにその格好は」

イリヤ「違うの!これはこの変なステッキに無理やりやらされて……詐欺なの!詐欺の被害にあったの!」

ルビー「もーイリヤさんったら照れ屋さんですねー。堂々となのればいいじゃないですか、魔法少女になったと」

イリヤ「違うから!19歳になってこんな格好とか恥ずかしいだけだから!!」

切嗣「イリヤ……その、うん。イリヤもそういうのに憧れる年頃なのはわかるけど、人前でそういう格好するのはやめたほうがいいよ」

アイリ「そうよイリヤ、コスプレはあきはばらっていう所でするものなのよ」

イリヤ「違うって言ってるのに! うぅ、こんな格好彼に見られたら……」

ロード「あー……その、なんだ。すまない」

イリヤ「…………え? なんでいるの?」

タイガー「そりゃあギャラリーとしては一番外せないと思いまして」






イリヤ「」





切嗣「とにかく、イリヤを返してもらうぞ。愉悦型詐欺ステッキ」

ルビー「もう、嫌な呼び方ですねぇ。それじゃあ無理やりにでも親に認めてもらいましょうか、イリヤさん」

イリヤ「ちょっと待って!身体が勝手に!?」

ルビー「ちょーっとカラダの操作お借りしますけどすぐ済みますからねー」

イリヤ「いやぁああああああああああ!?」

切嗣「来い、ステッキなんかに絶対負けない!!」


1:愛の力の前には魔法ステッキも敵じゃない!
2:魔法のステッキには勝てなかったよ

選択安価 安価下3~8の中からコンマが一番高い安価(今回同コンマは再安価)

ルビー「ほぎゃああああああああああ!?」

イリヤ「ふぎゅ!」バタッ

切嗣「ぜぇ……ぜぇ……見たか詐欺ステッキ。家族の愛の力の前には魔法ステッキも敵じゃない!」

アイリ「うーん、切嗣を応援すればいいのか、イリヤを応援すればいいのか複雑な気分」

ルビー「ぐぎぎ……今回の所はここで退きましょう。ですが彼女をあきらめはしません」

ルビー「ここはありきたりの捨て台詞を一つ。 覚えてろー!!」ピュー



切嗣「行ったか……よし、後はイリヤを連れて3人で帰ろ……」


ロード「大丈夫か、イリヤ!」

イリヤ「ぅ……あな、た?」



切嗣「ん?」

アイリ「(あら、二人の薬指の指輪って……あらあら)」



イリヤ「ごめんね……私、勝てなかった」

ロード「いいんだ、イリヤ。私は君がいてくれればそれで」

イリヤ「あなた……」

ロード「イリヤ……」






切嗣「…………」

アイリ「あらあら、うふふ」



1:なぁアイリ、あれはなんだい?僕たちのイリヤに悪い虫がついているんだが
2:うわぁああああああああああああああああ!! アイリ、イリヤが……僕達のイリヤがどこの馬の骨ともしれない男に取られたぁあああああああああ!!
3:イリヤ……その男はなんだい?(ジャキッ
4:イィイイイイイイイイイリィヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?



選択安価 安価下2~5の中からコンマが一番高い安価

ギル「言っておくが安価枠は後一つ残っておる」

ギル「雑談等で安価枠が埋まった場合はずれるからな」

ギル「我はもう寝る故、更新は次回に持ち越しだが……まぁ、次回は最終回ゆえ気楽に安価を取るがよい」

切嗣「イィイイイイイイイイイリィヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」ゴファッ

アイリ「切嗣、大丈夫!?」

切嗣「ふ、ふふふ・・・アイリ・・・・・・すまない、どうやら僕は、ここまでのようだ」ガクッ

アイリ「切嗣?しっかりして切嗣!」

切嗣「僕にはイリヤがどこの馬の骨ともしれない輩とイチャイチャしている幻覚が見えるんだ、少し現実逃避させて(寝かせて)くれ」

アイリ「切嗣・・・困ったわ、どうすればいいのかしら」



ピカー、


アイリ「あら?」


タイガー「よくぞ虎聖杯を獲得した、さぁ願いを言え!」

アイリ「願い?虎聖杯?えーっと・・・」


切嗣「イリヤ・・・イリヤ・・・」ブツブツ

イリヤ「あなた・・・」

ロード「イリヤ・・・」


アイリ「そうだ、家族皆で幸せに暮らせますように」


虎聖杯「よかろう」ピカー


アイリ「きゃっ眩しい!」

切嗣「はっ!?」

切嗣「夢か・・・なんだかとてつもない悪夢を見た気がする」






士郎「爺さん、起きたのか?」

切嗣「あぁ、おはよう士郎」

アイリ「おはよう、切嗣」

切嗣「おはよう、アイリ」

イリヤ「おはよう、切嗣。起きるの遅いわ」

切嗣「あはは、ごめんよイリヤ」

クロ「おはよう、おじいちゃん。今日はパパとママとイリヤとロード叔父さんとおじいちゃんとおばあちゃん、皆で海に行く日よ」

切嗣「あぁ、準備は出来て・・・ん?」

クロ「何よ、私の顔に何か着いてる?」

切嗣「夢だけど・・・夢じゃなかっ」

ロード「御父さん、朝から騒ぐのは近所迷惑ですよ」

切嗣「・・・・・・ぁ・・・?」

アイリ「(あら、切嗣が一気に真っ白になったわ)」

切嗣「・・・・・・君は・・・そうだ、君はイリヤの・・・」

ロード「この間説明したでしょう」

イリヤ「私達、結婚したのよ」

切嗣「なん・・・・・・・・・・・・だと?」

切嗣「アイリは・・・・・・聞いていたのかい?」

アイリ「えぇ、切嗣も一緒に聞いていたはずだけど」

切嗣「・・・僕はなんて?」

アイリ「切嗣は頷くだけだったから私が対応してみたの」

切嗣「アイリが?」

クロ「たくましかったわよ。スッパリとイリヤちゃんを幸せにしてあげてねって事後承諾にも関わらずOK出したし」

切嗣「・・・・・・」

イリヤ「キリツグ?」

ロード「御父さん?」

士郎「爺さん?」

大河「切嗣さん?」

アイリ「切嗣?」




1:ふざけるなぁあああ!!イリヤを、イリヤをどこの馬の骨ともしれない男に任せられるかぁああああああ!!
2:まぁ・・・いいや
3:あぁ・・・こうして娘は親の元から旅立って行くのか
4:もしかして、君は・・・ウェイバー君?
5:爆発オチなんてサイテー!


選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

切嗣「もしかして、君は・・・ウェイバー君?」

ロード「はい、11年前にイリヤと共に訪れたウェイバー・ベルベットです。今は時計塔の講師をしていて、ロード・エルメロイ二世を名乗っています」

切嗣「時計塔の講師を!? すごいじゃないか」

ロード「ははは、講師を言っても問題児だらけですけどね」

イリヤ「ウェイバーは凄いのよ、彼の教え子は一人残らず皆大成しているんだから」

クロ「ふーん、にしては本人の実力は大したことなさそうだけど」

ロード「それは私が最も自覚していますよ。ですが私が変わるきっかけとなったあの人や、イリヤに恥ずかしい姿を見せる訳にはいかない。私自身も、高みを目指し続けます」

切嗣「そうか・・・・・・ウェイバー君、君は・・・イリヤを幸せにしてあげられるかい?」

ロード「はい、何があってもイリヤを幸せにしてみせます」

切嗣「あぁ・・・・・・安心した」

クロ「ねぇ、二人の慣れ始めを教えてよ」

ロード「そうだな、あれは・・・」

切嗣「(彼なら、イリヤを任せられる・・・アイリがいて、イリヤがいて、士郎がいて、クロがいて、ウェイバー君がいて、大河がいて、舞や弥がいて・・・僕が望んだのは、こういう幸せだったのかもしれないな)」



こうして、彼は家族皆で幸せに暮らした。

当たり前の幸せを実感して、娘も信頼出来る人の嫁にいって、孫も出来て・・・

幸せ衛宮一家はここにあった。

ちなみに彼の妻も、クロ同様ロード・エルメロイ二世が研究した薬+夫からの魔力供給で長生きしたとの事。





ドゴォン


士郎「なんだ!?」

バゼット「どうも、壁殴り代行です」

切嗣「帰れ!!」


虎聖杯戦争 切嗣ルート 完

--タイガーと英雄王の部屋--



大河「という訳で、後日談ここに完了!」

ギル「我の出番がなかったのは残念だが、まぁよい。まぁまぁの終わり方だったぞ」

大河「ちなみにルートによってはケイネス先生が殺されたりセイバーが出てきたりと面白い展開も考えていたわ」

ギル「シナリオによっては我がセイバーと良い感じになるシナリオやキャスターが勝ち組ライフを満喫する展開もあったがな」

大河「ランサーてとセイバーがいい感じになるシナリオも・・・」

ギル「それいじょう妄言を吐けば首が飛ぶぞ?」

大河「・・・とにかく、後日談はこれにて完結!これをこの物語の正式な後日談とするか、物語とは関係ない完全な別枠とするか」

大河「どう解釈するかは皆次第!この物語はこれで終わりよ!」

ギル「ちなみに、月の聖杯戦争編は今の所全くシナリオや設定の目処が立っていない。なのでいつ続編スレが立つかは分からんし、最悪お蔵入りになる可能性もある。なので待つとしても気長に、来たらいいな程度の気持ちで待つがよい」

大河「それと、余りスペースを利用して戦闘システムのテストを行う予定よ。テストの為だけにスレを建てるのも面倒だからこのスレを使うけど、スレの内容とは一切関係ない蛇足だから、気を付けてね。しょうがないなぁ付き合ってやるよって方だけでもいいから付き合ってくれると嬉しいな」

ギル「戦闘システムのテストは日付が変わってから行う予定だ。本当にテスト程度しかやらぬ故、注意するがよい」

大河「じゃあテストプレイのプレイヤー役、がんばってね・・・ザビエル君」

白野「そう、何を隠そう彼の名はフランシスコ・ザビ・・・」

桜「いい加減にしないと怒りますよ?」

白野「すいませんでした」

イリヤ「とにかく!続編主人公、頑張りなさい」

士郎「応援してるからな!」

白野「二人とも・・・」

ジナコ「その前に続編立たない可能性もあるんすけどねー」

白野「・・・・・・皆、もし続編が立ったらそこで会おう!」

凛「最後に無理矢理綺麗に纏めようとしたわね」(現時点で皆勤賞ほぼ確定)

-テストルーム-




大河「さぁ、予告通り戦闘システムのテストを始めるわ」

ギル「このテストはあくまで考案した戦闘システムのテストプレイだ。このスレの物語とは無関係の為、テストプレイに付き合ってくれる酔狂な者は申告しておくがよい」

大河「ここに戦闘システムの説明をしておくから、付き合ってくれる人は準備ができるまでのんびり読みながら待っててね!」


戦闘システム説明

安価はこのスレの申告制を採用。
戦闘はEXTRA形式をベースにした形式。
酉に相手の攻め手が隠されており、その中のいくつかの手が公開される。
主人公側は相手の公開された攻め手等の情報を元に安価で行動を決めていく。
行動は基本的に攻撃、防御、ブレイクの3つ。特殊行動としてスキルや宝具等がある。
コードキャスト・アイテムの使用は基本的にターンの最後or最初。
全く関係無いコマンドや雑談・議論等で安価が埋まった場合その安価+残りの安価が1つずつずれる。
HPが0になったら敗北。
特技・宝具に関しては制限あり。
ダメージは基本的に能力補正+コンマ下1桁÷2で決まる。(奇数は端数切り捨て。3の場合+1になる。0は+0)
魔術系統のダメージは対魔力で軽減される

大河「まぁざっとかいてみたけど見て理解するより実際にやった方が早いわね」

大河「という訳で出動よザビー君!まずはテストプレイという事で肩慣らしからね」

白野「テストプレイだからゲームオーバーになる心配はないとはいえ、大丈夫なんですか?」

大河「大丈夫よ、多分。でもその前にサーヴァントを決めないとね」


大河「テストプレイ用のサーヴァントを決めるわ。以下の選択肢の中から選んでね!」


テストプレイ用サーヴァント

1:セイバー(EXTRA)
2:アーチャー(EXTRA)
3:キャスター(EXTRA)
4:セイバー(SN・Zero)
5:クロ(本スレ産)


大河「え、一人サーヴァントじゃないのがいる?気にしない気にしない」

大河「今から5分だけ申告タイム設けるから、2時9分になってから最初に書き込んだ人の安価(当然申告した者に限る)のサーヴァントでテストを行うわ!」

気付くの遅れたけど申告します

大河「ザビー、テストに付き合ってくれる人が来てくれたわ!」

白野「そこまで大げさに驚かなくても……」

大河「だって、さすがに深夜だし本編もおまけも終わっちゃったしさすがに人来ないかなぁって思ってたのよ!」

白野「とりあえず、テストプレイ申告一番乗りという事で>>839の方にサーヴァントを選んでもらいましょう」

大河「サーヴァント選択後に実際の戦闘システムのテストを行うからね!」

大河「返事がないわねぇ……」

白野「このまま待ち続けてこれ以上gdgdにしない為にも、一番乗りの方には悪いですが安価下の方にサーヴァントを決めてもらいましょう」

大河「ここまで戦闘なし!テストのテの字も出来てないってすごい」

白野「……そうですね、今は人がいないようですしサーヴァントと簡単な説明だけ済ませたら戦闘テストは今日の夜8時過ぎを目安に行いましょう」

大河「人来るといいわねぇ……テストプレイ」

白野「まぁ、好評であれば続編への導入も考えて不評ならばなかった事にするだけですからね。こういうやり方もあるっていうのを考えただけのテストに協力してくださる方がいるだけでも感謝すべきですよ」

大河「そうねぇ、一人しかいない場合でも戦闘を進行できるように配慮する事も考えないといけないわね」

白野「早速課題ができたね。今のシステムだと6人いないと成立しないから人数が足りなくても進行できるようにするにはどうすればいいかを考えましょう」

大河「そうね、その間にサーヴァント決め、安価下に任せるわ!」

大河「……私は>>838で選択肢の中から選んでねって言ったわよね?」

白野「残念ながらここの>>1はなんでもありの自由安価を認める程融通が……」

ギル「よい、今回は特別だ。我がテストプレイに協力してやろう」

大河「なんですってー!?」

白野「ギルガメッシュがテストプレイって……どうなの?」

ギル「我がよいというのだから問題あるまい」

士郎(テストプレイ相手)「なんでさ……」

大河「あ、今回はテストプレイという事で宝具特技スキルは全て禁止だから」

ギル「!?」

大河「というわけで今回のテストプレイはチュートリアル兼ねて攻撃・防御・ブレイクの中からコマンドを選ぶ感じね」

大河「EXTRAをやっている人ならわかると思うけど、相手の攻撃に対しては防御で、防御に対してはブレイク、ブレイクに対しては攻撃のコマンドをぶつければダメージを与えられるわ」

大河「要するにじゃんけんね。攻撃で相討ちになった場合はお互いダメージがはいるわ。防御とブレイクはお互いダメージなし」

大河「そこの所を考えた上で、しっかり考えてコマンド安価を取る事」

大河「試しに、サンプルプレイを行うからこういう感じに進むんだなぁというのを見て確かめてね」

-テストプレイサンプル-


士郎「あのー、ギルガメッシュが相手って……俺、生きて帰れるかな?」

ギル「知らぬ。身の程をわきまえよ雑種」

大河「こっちのコマンドは酉で隠して表示してあるわ。後出し出来ない仕様だから、安心して読み合いができるのよ」

白野「(大丈夫かなぁ)」



士郎 HP15

ギル HP100


士郎のコマンド  ? 攻撃 ? ? ? 防御


白野「相手の手が2つ程見えているけど、どういう事?」

大河「ザビーは相手の手が見えるからね。これって他のマスターだと見えないらしいわよ」

ギル「ほう、大した観察眼だな」

大河「公開されるコマンドはランダムだけど、限りがあるの。残りの未公開コマンドに関しては各自考えてコマンド入力しなさい」

白野「今回はサンプルプレイだから直接コマンド入力をするよ。本当なら一手目:安価下 2手目:安価下2 3手目:安価下3とかでやろうと思っていたけど、もう夜遅いからね」

大河「どういう風に安価を取ればいいのかの参考にしてね」

1手目 攻撃 コンマ下1桁目:2 下2桁目:5
2手目 防御 コンマ下1桁目:4 下2桁目:2
3手目 防御 コンマ下1桁目:7 下2桁目:3
4手目 ブレイク コンマ下1桁目:0 下2桁目:9
5手目 ブレイク コンマ下1桁目:1 下2桁目:1
6手目 ブレイク コンマ下1桁目:8 下2桁目:3

白野「安価下1~6でコマンドを受けた結果こうなったと仮定すると、戦闘は次のように行われるね」

大河「ちなみにコンマは、コマンドを決めた安価のコンマ下1桁を利用しているわ」



士郎 #攻撃 攻撃 防御 ブレイク 攻撃 防御

ギル  攻撃 防御 防御 ブレイク ブレイク ブレイク


ギル「おい、雑種が我に命令するな!!」

大河「いいから大人しく指示に従いなさい。円滑に進まないでしょう」

ギル「えぇい、黙れ!我がルール……」

大河「いい加減にしないと、出禁にしちゃうぞ?」

ギル「……チッ、仕方あるまい。今回だけは雑種の指示通り動いてやろう」

大河「今回は能力補正とかは考えずに戦闘を行うわ。そのほうが単純でわかりやすいし」




1手目 士郎:攻撃 ギル:攻撃

士郎「うぉおおおおお!!」ヒュンッ

ギル「うせろ雑種!」ヒュンヒュンヒュン

ザシュッ


イーブン(相討ち)
士郎:1ダメージ
ギル:5ダメージ


ギル「おい、雑種が与えるダメージの方がでかいぞ!どういう事だ!?」

大河「ごめんね、さっき気付いたのだけど敵側が与えるダメージの事を視野に入れてなかったのよ」

ギル「……つまりあれか、敵側のダメージはコンマ下2桁目を使うと?」

大河「今の所はその予定よ」

白野「まとめると、コンマ下1桁目=自分が相手に与えるダメージ(仮)、下2桁目=相手が自分に与えるダメージ(仮)だね」


大河「で、2手目の処理も行っていくと」


2手目 士郎:攻撃 ギル:防御

士郎「はぁっ!」ヒュンッ

ギル「あまい!」ガキィン

防御 反撃
士郎:2ダメージ

3手目 士郎:防御 ギル:防御

士郎「くっ!」スッ

ギル「ふん」スッ

イーブン


4手目 士郎:ブレイク ギル:ブレイク

士郎「なめるな!」ブォンッ

ギル「その程度か!」ブンッ

イーブン


5手目 士郎:攻撃 ギル:ブレイク

士郎「はぁっ!」ヒュンッ

ギル「なにぃ!?」ザシュッ

攻撃
ギル:0ダメージ


白野「攻撃が通ったのにダメージがないっておかしくないかな?」

大河「本来ならコンマの数字は+αの威力よ。能力補正+コンマ÷2だから、これで問題ないと思うわ」


6手目 士郎:防御 ギル:ブレイク

士郎「くっ!」バッ

ギル「それで防ぐつもりか?」ブォンッ

士郎「がぁっ!!」バキィン

ブレイク
士郎:8ダメージ


大河「これで1ターンの流れはおしまいね。残りHPはこんな感じよ」


士郎:残りHP4
ギル:残りHP95

士郎「どないせーっちゅーねん」

白野「さすが英雄王としか言えませんね」

大河「で、2ターン目に突入。再びコマンド入力をするわ」

ギル「そしてHPが0になると」ヒュンッ

ザクッ

士郎「なんでさぁああああああああああ!?」ドサッ

ギル「このように戦闘不能となる」

白野「戦闘の流れとしてはこんな感じです」

大河「ただ、このシステムはまだ試作段階。サンプルプレイだけでも改善点が浮かんできたわ」

大河「まず面倒くさい。なにこれ、こんな面倒な処理しなきゃいけない上に戦闘描写が面白くない」

大河「更に安価となれば処理がもう大変だし人数も不足した場合が一番困るわ」

ギル「まぁ、その他もろもろの点も含めて実用レベルに改良することだな」

白野「皆が参加するテストプレイは今日の夜8時過ぎを目安に開催されるから、是非参加してほしい」

大河「今回だけはサンプルという事でギルガメッシュの参戦を認めたけど、難易度調整の目的もあるから次からサーヴァントの選択は選択肢のみよ!」

白野「ほかにも改善案があれば遠慮なく意見を言って欲しい。皆のおたより(?)待っているぞ!」

大河「お待たせ皆!待ってる人がいたら遅くなってごめんね!」

大河「とりあえず色々試行錯誤した結果、システムをある程度シンプルにしようかなって結論になったの」

大河「色んな形で試行錯誤するかもしれないけど、最後まで付き合ってくれると嬉しいな」

大河「それじゃあ最初はサーヴァントを決めるわ。上程簡単で下程難易度が高いから、注意して選んでね」



プレイヤー側のサーヴァント

1:セイバー(SN/Zero)
2:セイバー(EXTRA)
3:アーチャー
4:クロ(本スレ産)
5:キャスター(EXTRA)


大河「サーヴァントじゃない人物がいる?気にしない気にしない」

大河「それじゃあ安価下1~3の中からコンマが一番高い安価のサーヴァントを採用するから、選択肢の中から選んでね!」

大河「選択肢以外から選ぼうとしたら流しちゃうから、気をつけてね!」

大河「もちろん今から参加しても大丈夫よ!ただし、予め安価取りに参加する事を申告しないと流しちゃうから気をつけてね」

大河「これにはふかーい事情があるの。話すと長くなるから、このスレのオマケ話を見て察して頂戴」

大河「とりあえず今回は特別ゲストのクロちゃんがサーヴァント役ね。出ておいでー!」

クロ「はーい、という訳で今回のテストを担当する事になった衛宮クロエです。皆よろしくねー」

大河「さて、先に簡単になったシステムに関して説明するわ」

大河「まず、能力値やらうんたらは一切なし。その代わり戦闘はライフ式にしてみたの」

大河「わかりやすく言えばこうね」


セイバー(SN/zero) ・・・・・・・・・・
セイバー(EXTRA)  ・・・・・・・・

アーチャー      ・・・・・・
クロ         ・・・・・
キャスター(EXTRA) ・・・


大河「・の数がライフね。ダメージを受ければ基本的に一つずつ減っていくわ」

白野「つまり、アーチャーの場合は5回まではダメージを受けても大丈夫だけど、キャスターの場合3回ダメージを受けた瞬間ゲームオーバーになる訳ですね」

大河「その通り! クロちゃんのライフは5だから、決して低くはないけど油断出来ない体力ね」

クロ「ライフに余裕がなくても、貴方達の指示がしっかりしていれば大丈夫よ。ちゃんとしなさいよ」

白野「ちなみに、変わったのはHPやらステータスやらコンマやらが廃止されてライフ式になっただけですか?」

大河「今の所はね。でも、様子をみてちょくちょく弄るつもりよ」

大河「それじゃあ戦闘準備するから申告してない人は今の内に申告してねー」

大河「それじゃあ戦闘の準備ができたからテストプレイ開始するわよー!」

白野「大まかな戦闘システムは今の所はこの通り」


戦闘システム説明

安価はこのスレの申告制を採用。
戦闘はEXTRA形式をベースにした形式。
酉に相手の攻め手が隠されており、その中のいくつかの手が公開される。
主人公側は相手の公開された攻め手等の情報を元に安価で行動を決めていく。
行動は基本的に攻撃、防御、ブレイク(戦闘ではブレと表記する事も)の3つ。特殊行動としてスキルや宝具等がある。
コードキャスト・アイテムの使用は基本的にターンの最後or最初。
全く関係無いコマンドや雑談・議論等で安価が埋まった場合その安価+残りの安価が1つずつずれる。
ライフが0になったら敗北。
特技・宝具に関しては制限あり。
ダメージは基本的に1回のダメージにつき1ライフ削られる。(スキルや宝具等が絡む場合は別)
魔術系統のダメージは対魔力で軽減される



大河「おおまかな部分は一緒だけど、細かい所は単純になっているわ。コンマとか面倒だし」

クロ「ねぇママ、この戦闘システムに書いてあるコードキャストやアイテム、スキルや宝具ってテストプレイで使うの?」

大河「それに関しては様子見だけど、この戦闘では使わないから今はスルーしていいわ。基本は攻撃、防御、ブレイクのじゃんけんよ」

白野「つまり、じゃんけんに勝てばダメージを与える事ができて、負けるとダメージを喰らう訳ですね」

大河「そういう事。ちなみに対魔力関係も今は使わないからスルーしていいわ」

大河「さて、今回のテストプレイだけど士郎君が前回倒れちゃったから……」

大河「ザイードさん、おいで!」

ザイード「このザイードにお任せあれ」

クロ「出た、他愛なしに定評のあるザイード!」

ザイード「今回は私がテストプレイの相手を務めますが、油断すると痛い目にあいますよ」

クロ「ふふん、アサシン如きに遅れはとらないわ」


大河「次から酉にザイードのコマンドを隠すけど、>>1である事に変わりはないから安心してね」

-戦闘スタート-


ザイード「さて、まずは小手調べといきましょうか」

クロ「しっかり指示出しなさいよね、白野!」

白野「任せろ!」



白野「このフランシスコ・ザビエルには相手の手がいくつか見える技能がある」

白野「それを使えば……」


1 ?
2 ?
3 攻撃
4 ?
5 ブレイク
6 ?


白野「この通りだ。この場合は3手目が攻撃、5手目にブレイクが来ると分かる」

白野「1・2・4・6手目はわからないから完全にじゃんけんだけど、3手目には防御、5手目には攻撃を出せばいい」

白野「このようにして、わかった部分から相手の手を推測して上手く戦おう」



こちらの行動

1手目 安価下
2手目 安価下2
3手目 安価下3
4手目 安価下4
5手目 安価下5
6手目 安価下6


白野「人数の都合上安価が滅茶苦茶近いけど、投稿前に更新等をして被らないように確認すれば事故あ減るはずだ」

白野「という訳で、こちらの行動を安価に託す。頑張ってほしい」

大河「あ、言っておくけど連投はNGだから注意してね」

大河「連投その他不正な安価の取り方をした場合正式に取れた分も流す事になってるの、ごめんね」

大河「そういう事だから、2手目から再び安価を取るわ。何故不正と判断された安価を全て流すのかは前スレから振り返ってもらえば大体わかるわ」

大河「うーん、コマンド6つはやっぱり人がいないと全然進まないわねぇ」

ザイード「(帰りたい、激しく帰りたい)」

クロ「一体どれだけ待てばいいのかしら……」

白野「まぁ、このスレの物語自体は既に終わっているからね。むしろこんなテストに付き合ってくれている人がいるだけ感謝しないと」

大河「ふむ、コマンド6つは人がいないと進まない……ならコマンドを3つにしてみましょう」

白野「つまり、どういう事ですか?」

大河「1ターンの行動を3つにするの。それなら、人が少なくても進行できるでしょう?」

クロ「それで本当に進むかしら?」

大河「進むわよ!……多分」

ザイード「では、一度仕切り直しをして1ターン目の戦闘からやり直しましょうか」

ザイード「では、仕切り直しといきましょうか。ちなみに行動は変えてあるのでご承諾を」

クロ「今度こそぎたぎたにしてあげる!」


白野「敵の行動は……」


1手目 ブレ
2手目 ?
3手目 ?


こちらの行動

1手目 安価下
2手目 安価下2
3手目 安価下3

ザイード #ブレ ブレ 防御

クロ   攻撃 防御 ブレイク



クロ「まず一撃!」ザシュッ

ザイード「他愛ない!」バキィン

クロ「ガードなんて!」バキィン



大河「これで無事1ターン目終了ね」

白野「この場合だとクロは1ダメージ、ザイードは2ダメージですね」

大河「そうね、残りのクロちゃんのライフは4。ザイードは……」

ザイード「」チーン

大河「……うん、次行ってみようか」

白野「その前に日付が変わったので引き続きテストに付き合ってくれる方は申告をお願いします」

クロ「前途多難ね……」

大河「ふむふむ……よし、これならどうかしら?」

白野「どうしたんですか?」

大河「更なる改造を加えてみたのよ。このままだとスキルとか特技使用時すぐ死んじゃいそうじゃない」

大河「だから、ちょちょいのちょーいと弄ってみたのよ。ちょっとテストしたいから戦闘準備してくれるかしら?」

クロ「えー、今日もう遅いよママ」

大河「ごめんね、こういう時間帯じゃないと厳しいのよ。寝る前に絵本読んであげるから、頑張って!」

クロ「ママ……じゃあ、読んでほし」

ジル「オォジャンヌゥ!!私の新しい本をご覧くださいぃ!!」

クロ「…………誰?」

大河「説明しよう!彼は次のテスト相手よ!」

ジル「神への冒涜をぉおおおおおおおおおおおおお!!」

クロ「やだよ!なにあれ、めちゃくちゃ気持ち悪いし近寄りたくない!!」

ジル「アァーッ!リュウノスケェ!! ここに女の子がいますよぉ!!!」

白野「……頑張ろう」

クロ「いやぁあああああああああああ!!」


大河「さて、今回いじったのはHP・スキルに関して!」

大河「HPは今のままだとスキルやら特技やら宝具やら発動した瞬間勝負ついちゃうから、さすがに変えたけど……」

大河「スキル等に関しては説明がまだだったわね。これからスキルに関して説明するわ」

大河「スキルは、サーヴァント……クロちゃんは違うけど、まぁ細かい事は気にしないで」

大河「とにかく、サーヴァント等が持っている能力的なものよ。青セイバーの直感や対魔力、ギルガメッシュの黄金律がその例ね」

大河「戦闘に関するスキルは、どれか一つだけ設定できるシステムになったの。色々スキルが使えると処理が大変だから、使えるスキルは一つ!」

大河「今回は試験的に用意したスキルの中から一つだけ選んでクロちゃんのスキルとして設定するわ。以下の中から選んでね」





1:怪力 C  私はサーヴァントとも殴り会えるように凄まじい力を持ってるの!通常コマンドで与えるダメージが増加する。与えるダメージ+1
2:物理耐久 C ホムンクルスの耐久力は伊達じゃない! 通常コマンドで受けるダメージを軽減する。受けるダメージ-1
3:ゴリ押し B+ 技量なんてなくてもごり押せばいいのよ! 通常コマンドで相殺となった場合、一方的に打ち勝てる。




大河「スキルはシナリオ進めていくと増えるみたいなのを考えてたけど、こんなの付けまくったら処理大変なのよねぇ。後敵の強さのインフレも」

大河「さぁ、どのスキルを選ぶかは安価下1~3でコンマが一番高い安価に託すわよ」

大河「よし、怪力(C)ね。攻撃・防御・ブレイクで与えるダメージが1増えるスキルよ」

大河「それじゃあ、スキルを装着した上でテストプレイ、行ってみましょう!」

ジル「ジャァンヌゥへささぐぅうううううう!!さいっこうのCOOOOOOOLをぉおおおおおおおお!!」

クロ「もうやだこいつ、早く倒して!!」

白野「いや、倒すの君の仕事だから」

クロ「ぐぎぎ……!」



クロ スキル:怪力(C) ライフ:・・・・・・・

ジル スキル:精神汚染  ライフ:・・・・・・

こちら側の行動

1手目 安価下1
2手目 安価下2
3手目 安価下3


大河「あ、言い忘れてたけど今回相手側は特技使ってくる事もあるから注意してねー」

白野「特技に関する説明は?」

大河「そりゃあ特技ごとに違うけど……基本的に攻撃系特技は相手側の通常コマンド(ガード除く)を潰せるわ」

大河「補助系特技ならこちら側の行動も普通に通るけど、補助特技してきた時に限って防御してたなんて事になったらシャレにならないわ」

大河「そのへん気をつけて行動してね!」

大河「ちなみに言い忘れていたけど、精神汚染は相手側に手が読まれなくなるスキルよ」

大河「これを持ってる相手だと手の内が一切読めないから、厳しい戦いを強いられるけど……頑張ってね!」

大河「あ、この書き込みの分安価ずれるけど勘弁してね!忠告大事だから!!」

ジル #防御 ブレイク ブレイク 
クロ  攻撃 ブレイク 防御


ジル「さぁ、聖処女に捧げる為の儀式を始めましょう!」

クロ「お前はもう喋るな!見ていて吐き気がするのよ!」ヒュンッ

ジル「ふむ、躊躇ない攻撃……ですが浅いですね」ガッ

クロ「なっ……!?」

ジル「まずはこういうのはどうでしょう?」ズガァン

クロ「がっ!!」ドシャッ

クロ「っ……甘いのよ!」

ジル「その調子です!もっとあがきなさい。それこそが聖処女へ捧げるに相応しい絶望へと繋がるのですから!!」

ガキィン

クロ「(ちっ、ここは一度防御を……)」スッ

ジル「きぃぇえええええええあぁああああああああああああああ!!」ブォンッ

クロ「なっ……きゃあああああ!?」バキィン



クロ「ぐっ……こいつ、強い」

白野「大丈夫か、クロ!?」

クロ「はぁ……はぁ……平気。まだやれるわ」

ジル「ふむ、小手調べはこんな所ですか。では、更なる絶望への道を開くといたしましょう」


クロ 残りライフ:・・・・・
ジル 残りライフ:・・・・・・



こちらの行動

1手目 安価下
2手目 安価下2
3手目 安価下3


一旦ここまで!テストプレイ再開は更に日付が変わってから!

大河「おっと、ジルの行動を酉に隠すのを忘れてたわ」

大河「それじゃあ一旦休みだけど、また付き合ってくれると嬉しいわ」

大河「それじゃあおやすみ!この書き込みの分安価は下にずれるからね!」

クロ「お、おやすみ」

ジル「アァーッ!リュウノスケェ!! マタアシタモアソベマスヨォ!」

白野「(帰りたい)」

大河「さぁ皆、テストプレイ再開よ!待たせてごめんね」

大河「……と言いたいのだけど、今日も遅いし人いないわよね?」

大河「しょうがないから、今日は小ネタだけ出しておくわ。以下の3つの中からどれか好きなのを選んでね。この選択は特別に申告なしで取ってもOKよ」


1:クロちゃん、初めてのお使い
2:慎二の格ゲー武者修行
3:藤ねぇと一緒!

選択安価 安価下1~3の中からコンマが一番高い安価

>>912
確かにそのやり方なら流石にスナイパーも迂闊に、手が出せないと思うし賛成
あとは、申告制にしておいて安価の選択の時は選択が出てから10分以内に安価を出した奴は無効にすれば大抵のスナイパーは、追い払えると思う。

オマケ小ネタ

-慎二の格ゲー武者修行-
時系列は4次と5次の間




僕の名前は間桐慎二。間桐の後継者さ。

小さい頃は祖父や叔父がいたけど、僕が海外に行っている間に死んでしまい、父はアル中で病院行き。

そこで、名実ともに当主となった僕だけど……父が言うには間桐はある分野において名門だったが、現在衰退の一途をたどっているらしい。

そこで僕は自分の得意分野で間桐を再興させてやろうと思ったんだ。

そう、それがゲームだ。

間桐が魔術だとか訳のわからないものに没頭していようが僕には関係ない。

第一、虫なんか操った所でなんにも面白くないじゃないか。

そんなもので名を轟かせるより、ゲームの世界チャンプになってその名を轟かせた方が間桐の名も轟くに決まってる。

そういう事で、僕はゲーマーとしての道を進んでいった……が





慎二「だぁーっ!また負けたぁあああああああああ!?」

ギル「はっはっは、まだまだ青いな」

イスカンダル「ふむ、しかしこの男……中々見所があるな」

慎二「くそっ、もう一度だ!絶対にぎゃふんと言わせてやる」



イリヤ「相変わらずねー慎二達は」

士郎「あそこだけ次元が違うもんな」

桜「ウェイバー先生も途中まではいい勝負だったんですけどねぇ」

凛「今じゃ私達どころか先生でも慎二の相手にならないのよね、悔しいけど」

イリヤ「でもギルガメッシュ達は更に上の次元で、勝とうとやきになってるのも慎二らしいというか」

士郎「まぁいいんじゃないか?向上心があるって事はそれだけ伸びるって事だし」

イリヤ「あ、私あがりね」

凛「はやっ!?」

士郎「よーし、俺も負けないぞ。……なになに、スタートに戻る」

凛「ぶほっ!」

イリヤ「あらら、残念ね」

士郎「……なんでさ」

慎二「……」

士郎「お、おかえり。慎二も一緒に人生ゲームするか?」



慎二「……僕は決めたぞ」

士郎「?」



慎二「僕は武者修行して、一流のゲーマーになって帰ってくるからなぁああああああああ!!」

慎二「と、いう訳で武者修行の旅に出たけど」

慎二「正直どうやって修行するか……くそっ」

慎二「でも必ずあいつらにぎゃふんと言わせてやるんだ。その為だったらどんな修行だってやってやる」

慎二「で、修行だが……」


1:金ならある、ゲーセン巡りだ
2:山に篭って感覚を鍛えてやる
3:???「小僧!佛敵に取り組むことなく、このような場所で、何をやっておるか!」


選択安価 10分後に書き込まれた安価下1~3の中からコンマが一番高い安価
ここからはまた申告しないとだめだぞ?

えっとどういう意味?
形式変えるんだったらその都度ちゃんと説明してくれないとよくわからないよ
今度からは毎回申告するって事?

大河「言葉が足りなくてごめんね、さっきの選択肢の時は一人しか申告していない状態だったから特例なのよ」

大河「基本的に特例を除いて毎回申告制だから、申告は忘れないでね?」

大河「それと、>>913を参考に今回は10分間の申告タイムを設けてみたの。>>916の書き込みから10分後に安価が有効になるわ」

???「小僧!佛敵に取り組むことなく、このような場所で、何をやっておるか!」

慎二「な、誰だ!?」

臥藤「小生か? ふんっ。貴様のような流浪者と一緒にされては困る」

臥藤「小生は、この浮世で最も尊き目的のために、戦地に赴いている。それは……我が神を世界の神とすること! まさにこれこそ浮世のレクイエム!」

臥藤「貴様も感じるだろう? 小生の全身から溢れる、この修羅にも勝る猛々しき力を!」

臥藤「ふふふ、だがこれは小生の力にあらず。万能にして優美なる我が神が、脆弱なこの身に与えたもう御力!」

臥藤「いわば後光! 大天使の羽にも引けを取らぬ、圧倒的な観無量寿経なり!!我が神さえいれば、アポクリファも不要であり、ゴリアテも恐るるに足らず!」

臥藤「鬼子母神すらも凌駕し、世界を浄土へ導くその存在は、ヨハンネウム以上の絶対なるもの!」

臥藤「これほどの力を持つ神が、小生だけの神であっていいものか?否!!!そんなことはデミウルゴスも許しはしない!」

臥藤「エデンに向かう資格は、全人類が平等に持ちえるものである! 貴様もそう思うだろう?だから小生は勝たねばならない。これはいわば因果であり定命なのだ!」



慎二「(なんだこのおっさん、出会い頭に意味わからない事を長々と語ってる)」

慎二「なんだお前、頭おかしいんじゃないの?病院紹介してやるからそこ行けよ」

臥藤「まぁ待て。小僧よ、貴様は武者修行をしようとしているのであろう?」

臥藤「ならば小生の修羅にも勝る猛々しき力を伝授し、導いてみせよう!これぞ天啓、小生と貴様はここで出会う運命だったのだ!」

慎二「いや、必要な……」

臥藤「いざゆかん、我が神よ……小生とこの者を導きたまえ!!」

慎二「必要無いって言ってるよね!?もう行く事は決定事項なの!?僕の意思はどこにいったの!?」

臥藤「神、サイコー!!」

臥藤「さて、武者修行とあらばまずは滝だ」

ドドドドドドド

慎二「いや、なんで滝にうたれる必要があるの?僕、ゲーマーとしての修行をしようとしてるんだけど、滝にうたれる必要があるの?」

臥藤「笑止!いかなる道も強靭な精神を持たなければ挫けるのみ」

臥藤「よいか、どのような道を突き進むにせよ精神が弱いものはいずれ挫折する。何者にも折られぬ強靭な精神を持つ事こそ、修行の第一歩なのだ」

臥藤「さぁ小僧、小生とともに滝にうたれようではないか!」グイグイ

慎二「やだよ、あの滝すごい音出てるよね!?あんなのに打たれたら8歳の僕死んじゃうよね!?」

臥藤「問答無用!」

慎二「ちょ、ま……」

ドドドドドドドドドド



慎二「まっ……ぎゃああああああああああああああ!!」

慎二「ぜぇ……ぜぇ……死ぬがど思っだ」

臥藤「はーっはっはっは!どうだ、気合が入ったであろう?」

慎二「気合が入る前に身体が砕け散りそうなんだけど……」

臥藤「なに、こんなのはウォーミングアップにすぎぬ。修行はこれから始まるのだ!」

慎二「嘘……だろ!?」

臥藤「だが、その前にやる事がある」

慎二「やる事?」

臥藤「うむ、それは……」



1:崖登りだ
2:聖典の読み上げだ
3:我が神へ会いに行くぞ!


選択あんか あんか下1~3の中からコンマが一番高いあんか

臥藤「我が神へ会いに行くぞ!」

慎二「え、神?おっさん何言って……」

臥藤「いざゆかん!我が神よ、今小生が向かう故しばしお待ちをぉおおおおおおおおお!!」

慎二「人の話を聞けぇええええええええ!!」




アルクェイド「……また来たの?」

臥藤「おぉ、我が神よ!実はかかくかくじかじかで」

アルクェイド「ふんふん、つまり武者修行に出ているそこの子を鍛えてあげてほしいと」

慎二「いや、僕は……」

アルクェイド「そういう事なら、私に任せなさい!」

臥藤「おぉ、さすがは我が神!」

アルクェイド「どうでもいいけど、私神じゃないから」

臥藤「神、サイコーーーーーーーー!!」

アルクェイド「……まぁいいか。それじゃあ君、早速修行の旅に出るわよ。大丈夫、死なない程度にしごくから」



慎二「」

アルクェイド「まずは寒中水泳よ!」

慎二「いや、ここ真冬の海だよね!?しかも嵐来てるよね、こんな所に飛び込んだら死んじゃうよね!?」

アルクェイド「大丈夫よ、人間じゃないんだし」

慎二「僕人間だから!まごうことなき普通の人間だから!!」

臥藤「小僧よ、逃げてばかりでは始まらん。小生が先に行く、その後に続けぇ!!」バッ

ザバァン

ヌワァアアアアアアアアアアア!!

アルクェイド「おー、あっという間に流されていっちゃった」

慎二「いや、だめだろ!! これ飛び込んだら死んじゃうよね!?実際さっき飛び込んだおっさんが流されて行方不明になったよね!?」

アルクェイド「つべこべ言わない!私と一緒に寒中水泳の旅へゴー!」ガシッ

慎二「いやだぁああああああああああああああ!!」

アルクェイド「準備はいい?返事は聞いてない」

アルクェイド「ヒアウィゴー!!」バッ




慎二「(しんじ、おうちかえる)」



ザバァアアアン



その日、慎二は悟りを開いた。

世の中は理不尽の塊だと……

奇跡の生還を果たした彼は、もう二度と修行なんてするかと嘆きながらFPSに没頭した。




慎二の格ゲー武者修行 完

大河「さーて、オマケの小ネタも出し終えたしテストプレイ再開しよっか」

白野「と言っても、色々こんがらがっているので一度戦闘を最初まで巻き戻した方がいいのでは?」

クロ「それもそうよねぇ、途中から再開だと訳わからない人も出てくるし」

大河「とりあえず、>>863辺りから見直せば戦闘システムに関してはわかるわ」

ジル「アアーッ!!聖処女よ、貴女は何故聖処女なのですか!?」

クロ「(こいつすごく苦手)」

大河「そういう事だから、戦闘準備してる間に申告していない人は申告を済ませておきなさい」

白野「恐らくこれが最後のテストプレイになるかもしれませんが、最後まで付き合ってくれると良い事があるかもしれないぞ」

大河「よし、まずは戦闘のおさらいね」


・戦闘は独自のEXTRA形式
・コマンドは基本的に攻撃・防御・ブレイク
・攻撃はブレイクに、ブレイクは防御に、防御は攻撃に勝てる
・相討ちの場合攻撃同士はお互いダメージ発生。防御・ブレイクはダメージを受けない。
・ライフが0になったら敗北
・基本的に1行動によって発生するダメージは1だが、スキルや特技等によって変動する事も。
・攻撃特技・宝具は相手の攻撃・ブレイク行動を無効化できる。防御の場合ダメージ半減
・補助特技・宝具は相手の行動を止める事は出来ない。
・1ターンに3コマンド入力する。入力するコマンドは安価で決める
・雑談や議論等で安価枠が埋まった場合、その分下にずれる。
・コマンド入力の他にコメントを書き込む場合はコマンドだけ入力し、2回改行してからコメントを書き込む事。でなければ雑談・議論とみなす
・申告していない者のコマンドもずらすものとする。


大河「こんな所かしら?基本的に戦闘でコンマは使わないわ」

白野「では、準備もできた事ですし戦闘を開始しましょう」

ジル「アァーーーッ!!リュウノスケェ!!ここに新鮮な幼女がいますよぉ!!」

クロ「お願い、誰か代わって!!」

ジルの行動


スキル:精神汚染により一切不明




こちら側(クロ)の行動


1手目 安価下
2手目 安価下2
3手目 安価下3



選択安価 安価下1~3でコマンド入力(攻撃・防御・ブレイクのみ)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年11月01日 (木) 11:26:18   ID: Q6tL_Czg

ID: zlrEG5xj0
こいつ消せよマジで

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