にこ「ねえ…海未」海未「なんでしょうか」 (161)

注意

にこうみです。

ネタがかぶったらごめんなさい。

書きため等していないためゆっくり更新します。

以上OKな方はどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424858745

にこ「なんでにこは海未の膝に乗せられてるの?」

海未「にこが自分から言い出したことではないですか」

にこ「それはそうだけど…さ」

海未「…」ギュー

にこ「海未それはちょっと苦しいかも」

海未「す、すみません」シュン

にこ「あっ、べ、別に怒ってるわけじゃないのよ」アセアセ

にこ「するなら優しくして欲しいかなって…」

海未「!」

海未「はい。今度は優しくします」ギュ

海未「♪」

にこ「はぁ。ねえ…海未」

海未「なんでしょう」

にこ「これ始めてからだいぶ時間が経つけど…」

にこ「疲れてこない?」

海未「大丈夫ですよ。にこは軽いですから。それに…」

にこ「それに?」

海未「なんだかとても心地いいです」

にこ「そ、そう…」///

海未「?」

海未「にこ、顔が赤いですがどうしました?」

にこ「!」

にこ「な、なんでもないわよ!」

海未「もしかして風邪ですか?」

にこ「なんでもないってば!」ジタバタ

海未「にこ、動かないでください!」ガシッ

にこ「何するのよ!」

海未「少し失礼します」

にこ「ちょ…近い…」

ピト

海未「う~ん。熱はないみたいですけど…」

にこ「///」プシュー

海未「顔は…赤いですね」

にこ「うぅ…」///

にこ「もう知らない!」プイッ

海未「?」

海未「にこどうして怒っているのですか?」

にこ「そんなの自分に聞けばいいでしょ」

海未「…」

海未「わかりません。でも…」

にこ「ん?」

海未「にこが怒っていると私は悲しいです」シュン

にこ「くっ…」

海未「…」シュン

にこ「…わかったわよ」

にこ「もう怒ってないから」

海未「本当…ですか?」

にこ「本当よ」

海未「はぁ。良かったです。機嫌が直ってくれて」ギュ

にこ「…」///

にこ「ねえ…海未」

海未「はい」

にこ「さっきから抱きついているけど暑くないの?」

海未「いえ、別に。…あ、にこ暑かったですか?」

にこ「暑くないわ。ただ海未が暑くないか気になっただけ」

海未「ふふ。心遣いありがとうございます」

にこ「別に…」

海未「私はにこの体温がちょうど良くて温かいです」

海未「心が温かくなるというか…」

にこ「…」///

海未「落ち着きます」ギュ

にこ「…」///

海未「にこ。さっきから静かですがどうしました?」

にこ「う、うっさい!」///

海未「そうですか。…では」

ナデナデ

にこ「な、撫でないでよ」

海未「なぜです?」

にこ「なぜって…は、恥ずかしいでしょ!」

海未「恥ずかしいって…。今はにこと私の二人だけです。それに…」

海未「にこが可愛いからいけないのです」

にこ「な、なに言って///」プシュー

海未「普段から自分で可愛いって言ってるじゃないですか」

にこ「ひ、人に言われるのは慣れてないのよ」///

海未「そういうところも可愛いですよ♪」ナデナデ

にこ「もう…」///

にこ「海未少しだけ抱きつくのやめてくれない?」

海未「え?は、はい。分かりました」パッ

にこ「」クルッ

海未「え?」

にこ「海未ばかりずるい」ギュッ!

海未「え…にこ?」///

にこ「えへへ♪海未顔真っ赤だよ?熱があるのかな」

海未「ちょ、にこ…」///

にこ「さっきの仕返しにこ♪覚悟してね?」ズイ

海未「顔が近す…」///

にこ「♪」チュッ

海未「へ?に…にこ?」///

にこ「キス…しちゃった☆」

海未「うぅ///」プシュー

にこ「ねえ…海未」

海未「な、なんですか」///

にこ「だーい好き!」ギュ

にこ「海未は?」

海未「わ…私もです///」ギュッ

にこ「それじゃ、さ…海未も…」

海未「私も?」

にこ「にこに…キスして」///

海未「わ、私もですか!?」///

にこ「ねぇ…早く///」ギュ

海未(あわわ…にこが目を閉じて待ってます)

海未(覚悟を決めるのです。私の気持ちをにこに!)

海未「そ…それでは…い、いきます」///

にこ「///」ドキドキ

海未「///」チュッ

海未「し、しましたよ…」///

にこ「うん…しちゃったね」///

ギュッ!

にこ「海未…」///

海未「にこ…」///

にこ「好きだよ」///

海未「好きです」///

今回はここまでにしたいと思います。

今日の昼間、突発的に思いついたので短めでした。

こういうネタを少しずつ書いていくのもいいですね。

まだネタは考えてあるので、明日も時間があれば書きに来ます。

それではまた次回…

こんばんは。今から更新します。

ガチャ

にこ「にっこにっこにーって…海未だけ?」

海未「ええ、私だけですね」

にこ「他は?」

海未「穂乃果とことりは生徒会に用があるそうです」

にこ「それじゃ希と絵里もまだね」

海未「真姫や凛、花陽は連絡がないので分かりません」

にこ「あの三人はそのうち来るでしょ」

海未「ということは…またにこと二人きりですね」

にこ「そうなるわね」

にこ「みんなが来るまで雑誌でも読んでよ」

海未「私は何をしましょうか…」

にこ「…」

海未「…」

海未(することがありません…)

海未「…」

海未(そういえば穂乃果があんなことを言っていましたね)

海未(にこはしたことがあるのでしょうか。聞くべきか悩みます)

にこ「ねぇ…海未」

海未「はい。なんでしょう」

にこ「なんでさっきからにこの方ばっかり見てるの?」

海未「え?」

海未「そんなに見ていましたか?」

にこ「うん。ずっと見てた」

にこ「もしかして…にこの可愛さにメロメロになっちゃったのかな?」

海未「いえ、違いますけど」

にこ「そんなにはっきり言わなくても…」

海未「…あの、にこ」

にこ「…何よ」

海未「腕枕ってどう思います?」

にこ「…ん?」

にこ「腕枕?それがどうかしたの?」

海未「今朝、穂乃果が言っていて、少し気になりましたから」

海未「で、どう思います?」

にこ「どう思うって…したこともされたこともないからわからないわよ」

海未「そうですか。わからない…と」

海未「私が腕枕をするということでどうでしょうか?」

にこ「海未がしてくれるの?」

海未「はい。どうします?」

にこ「そうね、してくれるのなら…いいわ。してみましょ」

海未「…決まったのはいいですけど、どこでしましょうか」

にこ「確かにここは床と机だけだしね」

海未「どこにしましょうか」

にこ「う~ん…保健室なんてどう?」

海未「いいですね。保健室ならベッドがありますし」

海未「しかし…問題があります」

にこ「問題?」

海未「今から練習があることです」

にこ「あ~、そうだったわね…ん?」

海未「どうしました?」

にこ「メール…希からだ」

にこ「えっと、生徒会が忙しいから練習は行けそうにないって」

海未「生徒会で何かあったのでしょうか」

にこ「それはわからないわ」

海未「!」

にこ「どうしたの?」

海未「私の方にもメールです。…ことりからですね」

海未「…。ことりと穂乃果も行けないらしいです」

にこ「え?そうなの?今日の練習はどうするのかな」

にこ「あ…またメールだ。今度は絵里から」

海未「絵里のメールには何て書いてありますか?」

にこ「えっとね…一年生に今日は練習無しって伝えたから…だって」

海未「それほど忙しいのでしょうか。ならば、にこ手伝いに行きましょう」

にこ「そうね。なんだか大変そうだし」

海未「その前に、とりあえずことりに返信を…」

海未「っと、今度は穂乃果からです。…」

にこ「なんて書いてあったのよ」

海未「私が来なくても大丈夫だそうです…」

にこ「そうなの?まぁ…絵里と希がいるから大丈夫だと思うけど…」

海未「そうですね。しかし、これで今日はすることがなくなりました」

にこ「そうね」

海未「…行きますか?」

にこ「断る理由がないもの。行きましょ」

――保健室

海未「失礼します…誰もいませんね」

にこ「ちょうどいいじゃない。これなら見られることを気にしなくてもいいし」

海未「そうですね。では…こちらのベッドを使いますか」

にこ「…うん」

にこ「…」

海未「…」

海未(するとは言ったものの…いざこうしてみると緊張しますね)

にこ「あの…」

海未「は、はい!」ビク

にこ「海未が腕を出してくれないと腕枕できないんだけど…」

海未「すみません。い、今しますから」

海未「すぅ…はぁ…。にこ、ではどうぞ」

にこ「う、うん」

にこ「…」

海未「えっと…にこ?」

にこ「ん?」

海未「どうして私と反対の方向を向いているのですか?」

にこ「…」

海未「にこ?」

にこ「…」

海未「寂しいです…」ボソ

にこ「…」

にこ「…わかったわよ」

にこ「///」クル

海未「!」

海未(こ、これは…にこの顔がとても近いです)

海未「うぅ…」///

海未(なんだか恥ずかしくなってきました)

にこ「ねぇ…海未…」

海未「な、なんでしょうか…」///

にこ「に…にこを、腕枕した感想は?」

海未「か、感想ですか…」

海未「…に、にこの顔をが近いです」

にこ「それだけ?」

海未「えっと…他には…」

にこ「にこはね…海未の顔がこんなにも近くにあるから」

にこ「心臓がドキドキして…その…」

海未「な、なんですか…」

にこ「えっとね…」ズイ

海未「な…」ドキ

にこ「き、キスしたくなっちゃった」///

海未「ちょ、ちょっと待ってくださ――」

チュ

にこ「///」

海未「い、いきなりはやめ――」///

ギュ

海未「に、にこ!顔を胸に…」

にこ「ごめん…今ものすごく恥ずかしいから…このままにさせて」///

海未「は、はぁ」

海未(にこの顔…隠しているのにここからでも分かるぐらいに赤いです)

海未「…」ナデナデ

にこ「!」

海未「落ち着きましたか?」

にこ「…うん」

にこ「でも…もう少しだけ」ギュ

海未「ええ。お安い御用です」ナデナデ

海未「腕枕は関係なくなっちゃいましたね」

にこ「うん」

にこ「…ごめんね。急にあんなことしちゃって」

海未「気にしてないですよ。驚きはしましたけど」

海未「でも…なんでしたのですか?」

にこ「…気になるの?」

海未「はい」

にこ「うぅ…」

海未「…」ジー

にこ「そ、それは…あんなにも顔が近いとは思わなくて…」

海未「それで?」

にこ「海未の顔を見るのが恥ずかしくなっちゃって…それで…」

海未「…」

にこ「海未?」

海未「私だって…」

にこ「?」

海未「私だってにこの顔が近くて正面から見れませんでした」

にこ「…海未もなんだ」

海未「これでおあいこにしましょう」

チュ

にこ「へ?なんで?」///

海未「こ、これで同じです」///

にこ「…ふふ。そうだね」ギュ

海未「に、にこ…抱きつきすぎですよ」

にこ「いいじゃない。誰もいないことだし」ギュッ

海未「まぁ…そうですけど」

海未「仕方ありませんね。にこは甘えん坊さんですから」

にこ「えへへ」ギュー

今回はここまで。
ちなみにテーマは「腕枕」です。
途中で外しましたが…

それではまた次回。

こんばんは。短めに更新していきます。

テーマ『ひな祭り』

―――海未の家

ピンポーン

にこ「…」

ガラ

海未「にこ、よく来てくれました。さぁ、上がってください」

にこ「うん。お邪魔するわ」

にこ「ご両親は?」

海未「今は出かけています」

にこ「そうなの?」

海未「はい。にこが来るまで私一人でしたので退屈してました」

にこ「にこが来たからにはもう退屈はさせないわよ?」

海未「ふふ。そうですね」

海未「今日はひな祭りなので、雛人形を飾ってありますよ」

にこ「というかそれを見るために来たものだし、楽しみね」

海未「それでは飾ってある部屋に行きましょうか」

海未「案内します」スッ

にこ「…この手は?」

海未「手を…つなぎませんか?」

にこ「…」

海未「だめ…ですか」シュン

ギュッ

海未「!」

にこ「これぐらい…聞かなくてもいいのに」

海未「ありがとうございます」

にこ「もう…お礼もいらないわよ」

海未「こちらが雛人形を飾ってある部屋になります」

にこ「どんなのだろう」ワクワク

海未「では、入りましょう」

ガラ

にこ「うわぁ…すっごーい!」

にこ「こんな大きなお雛様見たことない」

海未「そうでしょうか」

にこ「そうだよ!…綺麗だなぁ」

海未「気に入ってもらえてよかったです」

にこ「このお内裏様はかっこよくて、隣のお雛様は可愛いなぁ」

にこ「お雛様がにこだとしたら、お内裏様は海未ね」

海未「私が…ですか」

にこ「…嫌だった?」

海未「いえ、嫌だったわけではなくて…その逆というか…」

にこ「逆?」

海未「私がお内裏様でしたら、お雛様であるにこを守ってあげられるじゃないですか」

にこ「海未…」

海未「何があっても守ってみせますよ」

にこ「本当に?」

海未「ええ、この命にかえてでも」

にこ「そ、それはさすがに重いというか…でも」

にこ「海未がそんなにもにこのことを思ってくれていて…嬉しいな♪」

海未「当たり前です。にこは私の大切な人ですから」

にこ「へ?きゅ、急にそんなこと言わないでよ///」カァ

海未「なぜですか?おかしいことは何も言ってないつもりですけど」

にこ「うぅ…知らない!」///

海未「?」

海未「あの…にこ。そろそろ機嫌を直してくれませんか」

にこ「…」プイ

海未「はぁ…」

海未(どうしましょう…まだ私には機嫌を損ねた理由が分かりません)

海未(機嫌を直す方法は考えてありますが…悩みます)

海未(しかしこのままでは埒が明きませんし)

海未(試してみましょうか)

海未「にこ」

にこ「…」

海未「にこが怒っている理由は私には分かりませんが…」

ギュ

海未「私に何か落ち度があることを言ったのなら謝ります」

にこ「別に…怒ってなんか…」ボソ

海未「にこ…今何か言いましたか?」

にこ「だ、だから怒ってなんかないの!」

海未「でも…さっきは私の方を向いてくれなかったじゃないですか」

にこ「そ、それは…その…」モジモジ

海未「どうしてですか?」

にこ「海未が私を守ってくれるって言っていたじゃない」

海未「はい…そうですね」

にこ「とても嬉しかったけど…それ以上に恥ずかしかったというか…」

海未「…」

にこ「…何か言ってよ」

海未「つまり…照れていたわけですね」

にこ「て、照れてなんかないわよ!」

海未「でも、怒っていたのではなくてよかったです」

にこ「あんなこと言われて怒るわけないじゃない」

海未「うふふ。本当ににこは可愛いですね」

にこ「またそんなこと言う…」ボソ

海未「何か言いました?」

にこ「何も言ってないわよ」ギュ

今回はここまでです。
はい、スクフェスに触発されました。

それではまた次回…。

逆じゃなくね?

お内裏様とお雛様が逆なんじゃなくて
嫌だというか…に逆がかかってるんだろう

こんばんは。今から更新します。
テーマは「バレンタインデー」です。
時期を過ぎてしまいましたが、ホワイトデーに向けての布石ですのであしからず。

>>73>>74の通りです。
表現が分かりづらくて済みません。

『バレンタインデー』

海未「今年もたくさんのチョコレートを頂きました」

穂乃果「本当だね。両手の紙袋一杯だもん」

ことり「海未ちゃんはみんなから好かれてるもんね」

海未「気持ちは嬉しいのですが、断るということを考えると申し訳ない気持ちで…」

穂乃果「まぁ、それは仕方ないよ。海未ちゃんはにこちゃんと付き合ってるんだったね」

ことり「にこちゃんからのチョコはもらったの?」

海未「まだですよ。今日は会っていませんからね」

穂乃果「じゃ、部室で渡すのかな?」

ことり「みんなの見ている前で?」

海未「どうでしょうか?」

穂乃果「にこちゃんからのチョコかぁ。きっと手作りなんだろうな」

ことり「愛のこもった…だね」

ガチャ

穂乃果「あれ?にこちゃんが来てないや」

海未「え?」

ことり「本当だ、どうしたんだろう」

穂乃果「ねぇ、絵里ちゃん。にこちゃんは?」

絵里「にこ?にこならどこかに行ったわよ」

希「今頃誰かに渡されてるんかな」

穂乃果「へぇ。にこちゃんが…」チラ

海未「」

ことり「う、海未ちゃん!大丈夫?」

海未「え…ええ。大丈夫ですよ。…少し外で気分転換してきます」

希「あちゃー。言っちゃあかんかった?」

穂乃果「別に大丈夫だと思うけどな」

ことり「花陽ちゃんや凛ちゃん、真姫ちゃんもいないみたいだけど…」

絵里「それなら凛がチョコ忘れたって買いに連れて行ったわ」

希「もう少しで帰ってくると思うんやけど」

穂乃果「帰ってきたら交換会だね」

――
―――

海未「はぁ…」

海未「にこも渡されているのですか」

海未「確かに可愛いから当たり前だと思いますけど…」

海未「でも…なんでしょうかこの気持ちは…」

海未「不安というか…」

海未「にこがもし受け取ってその人と…」

海未「うぅ…想像したくありません」

海未「?」

海未「声…が聞こえますね」

「あ、あの…にこ先輩受け取ってください!」

「うん、ありがと♪」

「それと良ければ…付き合ってください!」

「え~、にこはみんなのものだからぁ」

「…だめですか?」

「う~ん…どうしよっかな」

海未「」ガーン

海未「う…嘘ですよね…」

海未「そ、そんなはずありません」

海未「にこに限ってそんなはずは…」

海未「にこ…」グスン

にこ「はぁ。まさか告白されるなんて…」

にこ「こんなところ海未にでも見られたらゾッとするわ」

にこ「さて、部室に戻ろっと」

「にこー!」

にこ「へ?」

海未「にこ!私は捨てられてしまうのでしょうか?」

にこ「海未!?何言ってるのよ」

海未「正直に答えてください!あの方と付き合うのですか!?」

にこ「見てたの!?」

海未「私は…私は…」グス

にこ「ちょ、ちょっと何泣いてんのよ」

海未「だ…だって…」グスン

にこ「何勘違いしてるのよ。海未のことは捨てないわ」

海未「ほ…本当ですか?」ウルウル

にこ「当たり前じゃない。にこの一番大事な人は海未だけ」

海未「う…うぅ…うわぁぁん」ギュ!

にこ「取り乱しすぎでしょ。…まぁ、不安な思いをさせたことには変わりないか」

にこ「ごめんね」ナデナデ

にこ「落ち着いた?」

海未「すみません。迷惑をかけて…」

にこ「いや、にこも悪かったわ。心配かけて」

海未「そんなことありません。私が勘違いをしたから…」

にこ「…」

海未「にこ?」

にこ「あーもう!謝るの禁止!」

海未「え?」

にこ「このままじゃお互いに謝りっぱなしじゃない!」

にこ「だからこの話はおしまい!分かった?」

海未「…」クス

にこ「何がおかしいのよ」

海未「いえ…にこらしいなと」

にこ「ふん。どうせ海未もたくさんもらってるんでしょ」

海未「はい。もらわないわけにはいきませんから」

にこ「海未も大変よね。海未の気持ちが分かった気がする」

にこ「告白してもらったのにそれを断るのはこっちもしんどいよね」

海未「そうですね。相手の気持ちを考えると申し訳ないです」

にこ「…」

海未「…」

にこ「部室に戻ろっか」

海未「はい」

にこ「それとさ…海未」

海未「なんでしょう?」

にこ「今日の練習が終わった後、部室に残っててね」

海未「…分かりました」

にこ「それじゃ、手つないで行こっか」スッ

海未「ええ。行きましょう」ギュ

自分としてはきりがいいので今回はここまで。
次回も「バレンタインデー」の続きをします。
交換会はカットしようかな。

それではまた次回…

今からのんびり更新します。

――練習後

海未「穂乃果、ことり今日は先に帰っていてもらえますか」

穂乃果「なんで?」

穂乃果「…。そっか。そういえばまだだもんね」

ことり「海未ちゃん交換会の時、にこちゃんから貰えてなかったよね」

穂乃果「楽しみですね~」ニヤニヤ

海未「くっ…。で、ですから先に帰っていてください!」

穂乃果「はいはい。ことりちゃん帰ろ」

ことり「うん。海未ちゃん頑張ってね!」

海未「頑張ってね…ですか。頑張るにしても何を頑張るのやら」

海未「にこは…」キョロキョロ

海未「先に部室へ戻ったようですね」

海未「さて…私も向かいますか」

ガラ

海未「にこ、すみません待たせてしまって」

にこ「いいのよ。気にしてないから」

海未「それで…残した理由は何ですか」

にこ「…わかってるくせに」

海未「予想していることと違っていたら私が恥ずかしいので」

にこ「…」

にこ「今日はバレンタインね」

海未「ええ。だから練習前に交換会をしましたね」

にこ「でも…にこの本命チョコはまだ誰にも渡してないの」

海未「そうですか。ということはこの後、誰かに渡すということになりますね」

にこ「うん…」

海未「相手の方は幸せ者ですよね。にこからチョコがもらえるなんて」

海未「渡す相手はどなたですか?」

にこ「…海未のいじわる」

海未「さっき心配をかけたお返しです」

にこ「まったく…」

にこ「ねえ…海未」

海未「なんでしょうか」

にこ「あなたのために心を込めて作りました」

にこ「受け取ってください」

海未「…」

にこ「…だめ…なの?」

海未「…」

にこ「そう…だよね。心配かけたし…」

海未「…」ボソボソ

にこ「え?」

海未「だめなわけないじゃないですか」

海未「にこがせっかく私のために作ってくれたチョコです」

海未「ありがたく頂戴します」

にこ「本当に?」

海未「にこのならいくつだってもらいますよ」

にこ「…」

海未「にこ?」

にこ「あ…ありがと」ボソ

海未「お礼を言うのは私の方じゃないですか」

にこ「受け取ってもらえただけでも嬉しいの!」

海未「…。あの…にこ?」

にこ「何?」

海未「このチョコここで食べてもいいでしょうか」

にこ「え?ここで?」

海未「いいですか?」

にこ「うぅ…仕方ないわね。食べてもいいわよ」

海未「では、いただきます」

パク

にこ「ど、どう?おいしい?」

海未「…」モグモグ

海未「…」ゴクン

にこ「…」ドキドキ

海未「おいしい…」

海未「おいしいです。こんなにおいしいチョコ初めてかもしれません」

にこ「本当?よかったぁ。海未の口に合って」

海未「にこも食べてください。はい、どうぞ」

にこ「へ?にこは作っている時にたくさん味見したから…」

海未「いいから食べてください」

にこ「もう、強引なんだから」アー

海未「でも…このまま食べさせるというのも…」ヒョイ

にこ「ちょ、ちょっと何するのよ」

海未「なんだか惜しい気がしますね」

にこ「何が惜しいのよ」

海未「!」

海未「いい考えが浮かびました」

にこ「なんだろ…悪い予感しかしないわ」

海未「…」パク

にこ「ちょ…何自分で食べてるの?」

海未「ふぁい…ひょーぞ」

にこ「それを食べるの?」

海未「…」コクコク

にこ「…」

海未「…」ウズウズ

にこ(これってにこからキスしにいくっていう形になるよね)

にこ(ちょっとちょっと待ってよ!無理無理)

にこ(恥ずかしすぎるわよ)

にこ(でも…海未は)チラッ

海未「…」ジー

にこ「う…」///

にこ(す…するしかなわね。あんな期待した目でいるんだもの)

にこ「う…うう海未…い、いくわ」

すみません文字が抜けたので訂正
>>109
にこ「…」

海未「…」ウズウズ

にこ(これってにこからキスしにいくっていう形になるのよね)

にこ(ちょっとちょっと待ってよ!無理無理)

にこ(恥ずかしすぎるわよ)

にこ(でも…海未は)チラッ

海未「…」ジー

にこ「う…」///

にこ(す…するしかないわね。あんな期待した目でいるんだもの)

にこ「う…うう海未…い、いくわ」

にこ「ん…ちゅ…」

海未「ちゅぱ…んふ…ちゅぷ…」

にこ「ぷはぁ…はぁ…はぁ…」///

海未「顔…すごく赤いですね…」///

にこ「…海未も人のこと言えないわよ」///

海未「こんなにもドキドキするものとは思わなくて…」///

にこ「…」

海未「…」

海未「にこ…味は、どうでした?」

にこ「…すごく…甘かった」

海未「私も…甘かったです…」

にこ「それとね…」

海未「他に何かあるのですか?」

にこ「うん…。今ね…」

にこ「とても幸せな気分…なの…」

海未「!」

海未「……私もです」ニコッ

はい、今回はここまでにします。
>>109は飛ばして>>110でお願いします。
申し訳ない。

では…また次回

今日は無理なので明日の昼過ぎに続きを書きます。

次はまだ早いですが「ホワイトデー」です。

これで今回は打ち切ろうと思っています。

それではまた明日…

こんにちは。今から更新します。

海未「もうすぐホワイトデーです」

海未「にこにバレンタインのお返しをしなければなりませんね」

海未「う~ん…何が良いでしょうか」

海未「明日ことりに聞いてみましょう」

――
―――

ことり「バレンタインのお返し?」

海未「はい…何も思いつかなくて……」

ことり「そうだなぁ…ことりはキャンディーかな」

海未「キャンディー?どうしてですか?」

ことり「海未ちゃん、こういうのには相変わらず疎いよね」ジト

海未「あ、あはは…」

ことり「…にこちゃんのことが好きなんでしょ?」

海未「ええ…好きですよ」

ことり「なら絶対キャンディーだよ」

海未「そこまでキャンディーを押しますか…」

海未「何か意味があるのですか?」

ことり「簡単に言うとね『好き』って意味だよ」

海未「へ、へぇ…そのような意味が……そうでしたらお返しはキャンディーにします」

海未「ことり、あと他には何がよろしいでしょうか?」

ことり「う~ん」

ことり「裁縫でぬいぐるみとか作ってみる?」

海未「手作り感があっていいですね」

ことり「それじゃキャンディーとぬいぐるみで決定だね」

海未「はい……ですが、私はぬいぐるみなんて作ったことが…」

ことり「そこは任せて、ことりが教えるから」

海未「それは心強いです!」

ことり「今日の練習が終わってから始めよっか」

海未「よろしくお願いします」

――練習後

にこ「海未、一緒に帰りましょ」

海未「今日はことりに用があるので…その…」

にこ「そうなの?なら、仕方ないわね」

海未「申し訳ないです」

にこ「謝らなくても…気にしてないから」

海未「にこ…それではまた明日」

にこ「うん、また明日」

タタッ


にこ「…」

――ことりの家

海未「ことりお待たせしました」

ことり「いらっしゃい…準備は終わってるから始めよ」

海未「はい」

――
―――

ことり「ここはこうして…」

海未「ふむふむ……あの、ことりここは?」

ことり「ここ?これはこうやって…」

海未「ありがとうございます」

――
―――

海未「痛っ!」

ことり「だ、大丈夫!?」

海未「ええ…指を刺してしまったようです」

海未「洗ってきますね」

ことり「ことりは絆創膏持ってくるね」

海未「すみません…」

ことり「今日はここまでにしない?」

海未「そうですね…外も暗いですし」

ことり「海未ちゃんのぬいぐるみ上手だね」

海未「そんな…ことりに比べるとまだまだです」

ことり「ううん、こんなに上手ならにこちゃんも喜んでもらえると思うよ」

海未「そうでしょうか…でも、まだ完成してませんから」

海未「明日もお願いできますか」

ことり「いいよ。日にちもあまりないから急がないとね」

――翌日

学校の廊下

にこ「~♪」

にこ「ん?あれは海未…と一緒にいるのはことりかな?」

にこ「何してるんだろ?」

にこ「海未、こんなところで何してるの?」

海未「ひゃ!に…にこでしたか」

にこ「な、なんかごめん」

海未「いえ…急に現れて驚いただけですから」

にこ「それで、何してたの?」

海未「え…えっとそれは…」

ことり「にこちゃんには秘密だよ♪」

にこ「なんでにこには内緒なのよ」

ことり「だって…ねぇ海未ちゃん」チラ

海未「え…ええ、そうです。秘密です」

にこ「…そう…まぁいいわ」

にこ「海未、今日は一緒に帰れるの?」

海未「うぅ…その…申し訳ないのですが…」

にこ「今日も?」

海未「はい…」

海未「今日もことりに用がありまして…」

にこ「うん…わかった」ショボン

ことり「海未ちゃんもうすぐチャイムが鳴るよ」

海未「は、はい。今行きます」

海未「…」チラ

にこ「早く行かないと遅れるわよ…」シュン

海未「す、すみません」

タタッ

にこ「…はぁ」

三年生教室

にこ「…」シュン

希「にこっちどうしたん?元気ないで」

にこ「希…なんでもないわ…」

希「相談なら乗るで」

にこ「何もないってば…」

希「まぁ、差し詰め海未ちゃんやろな」

にこ「…」

希「図星ってとこやな」

にこ「にこに飽きちゃったのかな…」

希「飽きた?」

にこ「海未がことりとばかりいるの」

希「あー…」

にこ「何よその反応……何か知ってるんでしょ」

希「ウチは何も知らへんよ」

にこ「そう…」

希(教えてあげたいけど口止めされてるしなぁ)

にこ「…はぁ」

希「…」

希「にこっち!練習が終わったら遊びに行くで」

にこ「…そんな気分じゃない」

希「強制や」

にこ「…」

希「でないと…するで?」

にこ「っ…わかったわよ…行けばいいんでしょ」

希「よし、ウチは席に戻るわ」

にこ「ありがと…」ボソ

希「ん?」

にこ「なんでもない!」

希「海未ちゃんにメールしとこ」

『にこっちかなり落ち込んでたで
 
 ウチもできる限りフォローはするけど

 海未ちゃんもにこっちのこと考えてあげて』

希「送信っと。あとは…海未ちゃん次第やから」

海未「!…メールですか」

海未「希からとは珍しいですね。なんでしょうか…」

海未「…」

海未「にこがそんなにも…」

海未「やはり教えた方が…いや、ここで教えるのも…」

海未「…にこには悪いですが内緒にしましょう」

海未「……しかし」

海未「心が痛みますね…」

――ことりの家

海未「…」ボー

ことり「…」

海未「…」ボー

ことり「海未ちゃん?」

海未「へ?あ…すみません」

ことり「…」ジー

海未「なんでしょうか?顔に何か付いてます?」

ことり「海未ちゃん無理してない?」

海未「私が無理を?」

ことり「さっきからぼーっとしてること多いよ。大丈夫?」

海未「…無理をしていないと言えば嘘にはなりますね」

ことり「やっぱり……ねぇ、もうにこちゃんに言っちゃえば?」

海未「それは嫌です。なんとしてでも渡すまでは…」

ことり「海未ちゃんがそこまで言うなら反対はしないけど」

ことり「無理はしないでね」

海未「分かってます」

――3月13日夜
ことりの家

海未「やっと……やっと……」

海未「完成しました!」

ことり「よかったね。時間はギリギリだったけど」

海未「ことりのおかげです。ありがとうございます!」

ことり「どういたしまして。海未ちゃん明日がんばってね!」

海未「はい!」

――3月14日
ホワイトデー

にこ「はぁ…」ズーン

希「おーいにこっち?生きとる?」

にこ「…」コクン

希(あちゃー、これはあかんわ)

ブーブー

希「にこっちメール着とるで」

にこ「希が見てもいいわよ」

希「ならお言葉に甘えて…海未ちゃんか――」

パシッ

希「早っ!」

にこ「…」

希「にこっち?」

にこ「練習後、屋上で待っていてください…」

希「…」

にこ「ど、どうしよう!希!海未から別れるって言われるかも!」

希「大丈夫やって。海未ちゃんがそんなこと言うわけないやん」

にこ「でも、でもでも、メールしてれたの久しぶりだし」

にこ「碌に話もしてくれなかったというか……避けられてたし」

希(海未ちゃんそんなにも徹底してたんや)

にこ「うぅ…別れたくないよぉ」グスッ

希「にこっち!しっかりしいや!」

にこ「」ビクッ

希「海未ちゃんを信用できんの?」

にこ「そ…そんなことはないけど…」

希「ならにこっちが信じやな…海未ちゃんがかわいそうやん」

にこ「…そうよ…ね」

にこ「うん…海未に聞いてみる!」

希「それでこそいつものにこっちや」

――練習後

海未side

海未「はぁ……緊張します」

ことり「大丈夫!にこちゃんならきっと受け取ってくれるから」

海未「ことり…そうですね。にこならきっと…」

ことり「あっ、それとね…これ。あげる!」

海未「こ、これは…私のぬいぐるみ?」

ことり「そう…作ってたんだぁ」

海未「嬉しいです。ことりありがとうございます」

ことり「お礼はいいから早くにこちゃんのところに行ってあげて?」

海未「はい…ことり、本当にありがとうございました」

ことり「がんばってね♪」

――練習後

にこside

にこ「…」ボー

希「にこっち?」

にこ「希…」

希「行かんの?」

にこ「…迷ってる」

希「はぁ…ヘタレやね」

にこ「な…何言って……そう、かもね」

希「ん~」

にこ「何よ」

希「にこっちがこんなんならウチが海未ちゃんと付き合おうかな」チラ

にこ「!それはダメ!…もう、わかったわよ。行ってくる」

希「うんうん。いってらっしゃい」

――
―――

ガチャ

海未「待たせてすみません」

にこ「…別に」

海未(なんだか冷たいですね)

海未「今日はにこに言いた――「別れないで!」

海未「え?」

にこ「別れないで!にこのこと嫌いになっちゃ……」ポロ

にこ「嫌いになっちゃ……嫌だよぉ」グスン

海未「え?ええ!?」

海未「突然どうしたのですか?」オロオロ

にこ「だって…だって、海未に好きな人ができたんでしょ」

海未「え?」

にこ「とぼけないでよ!最近連絡もしくれないし、会っても避けてるみたいだったし」

海未「そ、それは…」

にこ「お願いだから…ダメなところ直すからぁ」グス

海未「にこ!とりあえず私の話を聞いてください」

にこ「…」グスッグスッ

海未「確かに、にことはここ最近連絡もお話もできませんでした」

海未「それには理由があるからです」

にこ「…理由?」

海未「にこ…これを…」

にこ「何よこれ…」

海未「バレンタインのお返しです」

にこ「!」

にこ「そ、そういえば今日って…」

海未「ホワイトデー…です」

にこ「…完全に忘れてた」

海未「とりあえず開けてみてください」

にこ「うん…」

にこ「キャンディーと…にこ?のぬいぐるみ」

海未「キャンディーの方はお店で買いましたがそのぬいぐるみは私の手作りです」

にこ「手作り…海未が?」

海未「はい」

にこ「よくできてるのね」

海未「ことりに手伝ってもらいましたから」

にこ「…」

にこ(海未の手よく見ると絆創膏がいっぱい…)

にこ「ねえ…海未」

海未「なんでしょうか」

にこ「こっちに来て?」

海未「はい…分かりました」

ギュッ

海未「!」

にこ「ごめん…あんなひどいこと言って…」

海未「にこ…」

海未「私の方こそにこの気持ちを考えずに行動してしまって…」

海未「これではにこの彼女失格ですね」

にこ「ううん…そんなことないよ」

にこ「かまってもらえなかった時は寂しかったけど……」

にこ「今こうしていられるから」

海未「…」ギュ

にこ「海未……キス…して」

海未「私も、したいです」

チュ

にこ「…」

海未「…」


………大好き

はい。以上です。

最後に…

見ていてくれた方レスをしていただいた方ありがとうございました。

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