春香「千早ちゃんの誕生日だから>>3をプレゼントしよう!」 (31)

春香『千早ちゃん、なんか欲しいものある?』

千早『そうね…>>3かしら?』




春香「と言ってたから>>3をあげよう!」

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等身大やよい人形

春香「等身大やよい人形…千早ちゃんも物好きだね…」

春香「ていうかこれ千早ちゃんの中の…いや、それはもうお約束か」

春香「まずどうやってやよい人形を手に入れるか…」

春香「amazonとか楽天とかで調べてもフィギュアは会っても等身大の人形はなかったしな~」

春香「…そうだ!」

春香「なかったら作ればいいんだ!」

春香「まずは必要な材料を買いにいって…」

イラッシャイマセー

春香「これとこれとボタンと布をください」

アリガトウゴザイマシター

春香「よし、材料は買った、後は作るだけ!」

春香「でも作るにはモデルがいるよね…よし!」

765プロ

春香「やよい、いる?」

やよい「あ、春香さん、どうかしましたか?」

春香「実はもうすぐ千早ちゃんの誕生日だからやよいの等身大人形をプレゼントしたいんだ」

やよい「えっ…」

春香「あ、勘違いしないで! 千早ちゃんが欲しがっているからであって私が欲しいわけじゃないから!」

やよい「ええっ………」

春香「それでやよいには人形のモデルになってほしいんだけど…ダメかな?」

春香「これも千早ちゃんの笑顔のためだと思って…ね?」

やよい「ああ…う~ん…」

やよい(う~ん…、春香さんと千早さんの変態的な趣味は置いといて…)

やよい(まあモデルになるだけで私には何か変なことをするわけではないですし…)

やよい(これも千早さんの為だと思えば…)

やよい「はい、別に良いですよ!」

春香「本当! ありがとうやよい!」

やよい「どういたしまして!」

春香「それじゃあ早速手伝ってもらうね」

春香「まずは寸法を測って…」

やよい「えっ?」

やよい「は、春香さん//そこ…はっ///」

春香「やよいまた大きくなったね~、長い間一緒にいたのに気づかなかったよ」

やよい「あっ…ああ///」

春香「よし、測定完了」

やよい「あっ…はぁ………」

春香「それじゃあやよい、今度は壁に寄りかかってじっとしてて」

やよい「わかりましたぁ…」

春香「まずは布を広げてその上に綿を敷き詰めて」

春香「そして綿を包んで…」

やよい「………」

春香「次に頭の髪は紐を使って…あ、長さ間違えた」

やよい「………」ウトウト

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――

春香「うわぁ! 綿がはみ出た!」

春香「ああ…、ボタンがうまくつけられない!」

春香「あれ、これ腕じゃなくて足だ!」

やよい「ZZz…」

春香「ふぅ…、やっとできた……でも」

やよい人形(?)「」グチョッ

春香「…」チラッ

やよい「ZZz…」

春香「………これプレゼントしても喜んでくれないよね」

春香「う~ん…」

春香「仕方ない、このグロテスクな物体は伊織にプレゼントしよ」

春香「でも困ったな…もうすぐ千早ちゃんの誕生日なのに…」

春香「このままじゃプレゼントを渡せない…」

春香「…」チラッ

やよい「ZZz…」

春香「…こうなったら最後の手段!」

誕生日

一同「千早ちゃん、ハッピーバースデー!」

千早「ありがとう、みんな」

P「はい、これは俺からのプレゼント、高性能ヘッドホンだ」

P「これがあれば音楽がとてもよく聞こえるぞ」

千早「すごいです…、ありがとうございます!」

真「これは僕から」

美希「ミキからなの」

伊織「はい、どうぞ」

千早「みんな…ありがとう!」

P「ところでやよいはどこへ行ったんだ?」

春香「あ、やよいなら千早ちゃんにとっておきのプレゼントを買いに行きましたよ」

千早「高槻さんが私のために…」

春香「まあやよいは置いといて…、はい、私からのプレゼントだよ!」

P「これってやよい人形か? 本格的じゃないか!」

千早「凄いわ春香、まさか本当に持ってきてくれるなんて!」

千早「大きさも重さも完璧だわ!」

伊織「まるで本物みたいね」

P「本格的だな」

やよい人形「モガアァァ! ここどこですかァァ!?」モゾモゾ

やよい人形「暗いです!苦しいです!」モゾモゾ

やよい人形「体がうまく動けません! 誰か助けてください!」モゾモゾ

千早「…」

一同「…」

P「春香…」

春香「………」

やよい「し、死ぬかと思いました…」

P「危ないだろ、なんてことをしてくれるんだ!」

春香「ううっ…、ごめんなさい…」

P「どうしてこんなことをしたんだ?」

春香「実はやよい人形を作ったんですがボロボロの状態でできてしまって…」

春香「プレゼントとしてはとてもお粗末なものだったので、だから寝ているやよいを布でくるっと巻いて…」

P「だからってこんなことをするか普通!?」

やよい「ひどいですよ…春香さん…」

春香「ううっ…ごめんなさい…」

千早「いいのよ、春香」

春香「千早ちゃん…」

千早「春香が前に作った人形を見せてみて?」

春香「うん…、ほら」

やよい人形(?)「」グチュッ

千早「…」

春香「ごめん…本当はもっと完璧に作ろうとしたけど…」

春香「こんなんじゃプレゼントにならないよね?」

千早「そんなことはないわ春香、プレゼントで大事なのは送り主の真心よ」

春香「真心?」

千早「そう…、春香は等身大高槻さん人形が完成できなかったからこんな暴挙に出たのよね」

千早「でも私は悲しんでないわ、むしろ嬉しい、春香が私のために一生懸命作ってくれたという思いが伝わったわ」

春香「千早ちゃん…」

千早「形が何であろうと、心がこもっていればそれでいいのよ」

千早「ありがとう、春香」

春香「千早ちゃん………」ウルッ

千早「さて、それじゃあパーティーを始めましょうか」

春香「うん!」

P「やれやれ、これにて一件落着だな」

やよい「そうですね」

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――――――
―――


千早「それじゃあねみんな、プレゼントありがとう!」

P「ああ、またな」

春香「バイバイ!」

P「いいか春香、もう二度と友人を人形にしてプレゼントにするなよ」

春香「ごめんなさい…」

P「ほら、やよいにももう一度」

春香「ごめんね、やよい…」

やよい人形「」グチョッ

春香「…あれ?」

P「…まさか」

千早宅

やよい「あの~」

千早「春香ったら本当に最高のプレゼントをよこしてくれたわね!」ハァハァ

やよい「私は人形じゃないですよ」

千早「人間より人間のほうが良いでしょ!」ハァハァ

千早「やっぱりあんなボロ人形より本物のほうが良いに決まっているわ!」

やよい「真心がこもってればいいんじゃないんですか?」

千早「片方がボロ、もう片方が綺麗なもの、そして二つとも平等な真心がこもっていれば選ぶのは当然後者でしょ?」

やよい「…」

千早「さあ高槻さん、ご飯にする? お風呂にする? それとも…」

千早「ア・タ・シ?」///

やよい「…」

千早宅

やよい「あの~」

千早「春香ったら本当に最高のプレゼントをよこしてくれたわね!」ハァハァ

やよい「私は人形じゃないですよ」

千早「人形より人間のほうが良いに決まっているでしょ!」ハァハァ

千早「やっぱりあんなボロ人形より本物のほうが良いに決まっているわ!」

やよい「真心がこもってればいいんじゃないんですか?」

千早「片方がボロ、もう片方が綺麗なもの、そして二つとも平等な真心がこもっていれば選ぶのは当然後者でしょ?」

やよい「…」

千早「さあ高槻さん、ご飯にする? お風呂にする? それとも…」

千早「ア・タ・シ?」///

やよい「…」

やよい「いっそのこと殺してくれ」

HAPPY BIRTHDAY CHIHAYA!!!

END

お前たちも好きな人や動物を人形にするような真似をするなよ
じゃ

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