【R-18】渋谷凛「かな子の匂い」 (35)

鬱・グロなし、百合注意
それでは始めます

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三村かな子。
この事務所に入ってから知り合った、一つ上の先輩。

かな子はお菓子作りが趣味だ。
よく自作のお菓子を皆に振舞っている。
残ったお菓子は全部自分で食べている。そのせいか彼女は事務所の他の子と比べると少しふくよかだ。
けれどその食べている姿はとても可愛らしい。ふわふわした容姿も相まって抱きしめたくなる。

かな子はいい匂いがする。
お菓子をいつも持ち歩いているからか、どことなく甘い匂いがする。
私がつけるような香水とは違う。食欲を呼び覚ますような甘い匂い。
すれ違った時、話をしている時、感じる甘い香りに脳髄がしびれていくような感覚を覚えるのは私だけだろうか。

かな子は汗っかきだ。
ダンスレッスンの時はもちろん、ボーカルレッスンの時も腋と胸に暗い染みを作る。
汗をかいている時のかな子は警戒心が強い。きっと自分のフェロモンに気づいているのだ。

かな子はいい匂いがする。
更衣室で着替えるときそれとなく傍を通ってみたが、濃厚な体臭の片鱗を感じることが出来た。
甘くて、それでいて脂っこい獣のような、生命力のある香りだ。
アレを直で嗅いでしまったら、私は狂ってしまうかもしれない。

かな子は肌が綺麗だ。
お菓子をよく食べる人は吹き出物に悩まされたりするものだが、一切ない。つるつるだ。
そして弾いたら跳ね返ってくる弾力がある。かな子の美しい皮膚を、いい匂いを生む肉が中から一生懸命押し上げているのだ。
かな子のほっぺたをつんつん、むにむにと触ると理性が飛びそうになる。

かな子は毛の処理が下手だ。
すねも腕もとてもきれいなのに腋だけは剃り残しがあったり、毛穴が黒く見えていたりする。
何でなのか聞いてみたところ、すねも腕も毛が全く生えないため処理が不要なのだという。なんて羨ましいのだろう。
凛ちゃんは綺麗に剃っているねと言われた。見られていたことに興奮した。

かな子の腋はだらしない。
腋の処理の話から、かな子の腋を剃るチャンスを得た。
あなたはそのままでも美しいと断ったが、恥ずかしいしこんなこと頼めるの凛ちゃんしかいないよ、と涙ながらに訴えられて断れる人間がいるだろうか?
上腕のストレッチをするときのように、片手で反対側の肘を掴んで伸ばしてもらう。すると腋が完全に露出する。
一週間ほど放置していたようで、男性のおしゃれなあごひげ、その程度の黒い芝生が広がっている。
私の我慢は限界だった。

かな子はいい匂いがする。
私は腋毛を剃るという任務も忘れ、無防備なかな子の腋に顔を近づけた。
濃厚な雌の香り。塩分と脂肪と、様々な菌が織りなす至福のハーモニー。
少し臭い、けれど嗅ぎ続けたくなる魅惑の匂い。
鼻いっぱいに吸い込むとお腹の奥がじんじんしてくる。

かな子は包容力がある。
不審に思ったのかかな子からどうかした、と声が掛かる。私はもう遠慮する気はなかった。
あなたの事が恋愛対象として好きだ、ずっと性的な目で見ていたと、そう告白した。
言ってからしまったと思った。拒否された時のことを考えていなかったのだ。
けれど杞憂だった。かな子は気づいていたのだ。
私は受け入れてくれたことに感謝して、かな子に抱きついた。

凛ちゃんは不思議な子だ。
最初はとっつきにくい子なのかなと思ったけど、話したら普通の子、そう思っていた。

いつからか、妙に視線を私に向けていることに気がついた。
食事をしている時、レッスンの最中、着替え中。物理的な距離も明らかに近い。普通の友人という距離ではなくなってきていた。

また、私が汗をかいた後、側にいたがるということも分かった。
呼吸が深くなることからどうやら私の体臭を嗅いでいるのだとわかり、とても恥ずかしい思いをした。
普段は達観したような大人びた顔をしているのに、私と二人でいるときは猛禽のような目をしていた。

ある日凛ちゃんから、腕も足もきれいなのに腋だけ処理が甘いのは何故か、と尋ねられた。
レッスン着も衣装も袖があるものを選んでいたので何故バレたのか焦ったが、何の事はない。
更衣室で着替えるとき、シャワールームに入るとき、見ていたらしい。この子は変態なのだろうか。
その日の凛ちゃんはノースリーブのワンピースで、きれいな腋を惜しみなく晒していた。
凛ちゃんは綺麗に剃っているねと言ったところ赤面していた。
さんざん恥ずかしい思いをさせてくれたお返しとしては、軽いほうだと思う。

この頃から私も、凛ちゃんに見られる、嗅がれるということに快感を覚え始めていた。

腋の処理を教えてもらうという名目でふたりきりの時間を作ると、凛ちゃんは私の腋に顔をうずめて臭いを嗅ぎ出した。
凛ちゃんが喜ぶと思って一週間以上生やし放題にした腋だ。
自分でも明らかに体臭が濃くなったとわかるほどなのできっと生半可ではないのだろう。

そして何故か告白された。
順序が明らかにおかしいけれど、このおかしくも愛おしい後輩の愛を、私は受け入れることに決めた。

かな子は味もいい。
告白を受け入れてくれたかな子に許可をとって、汗が香り立つ腋の下を舐める。
黒い茂みに阻まれて、舐めるというよりもしゃぶる形になる。
硬質の毛にまとわりついた脂っぽい汗が、口の中で拡散し、私の気道を、肺を満たしていく。
しょっぱくて少し饐えたような味と、獣性溢れる濃厚な香りが私の下腹部を刺激する。

凛ちゃん、とかな子が抱きしめてくる。唇を合わせるとかな子の柔らかな舌が入ってくる。
かな子の腋から舐めとったエッセンスが、私の体内に取り込まれ、そしてまたかな子の体内へと帰っていく。
舌同士が絡み合う。かな子の鼻息を私の鼻腔が捉える。
もう味とは何なのか、匂いとは何なのか、わからない。
すべてが融け合う。二人はひとつになる。

かな子は私の恋人だ。
あの荒々しい初夜から時は流れ、私達は表向き仲の良い友人として、本当は恋人としての付き合いを続けている。
性器同士をこすりつけるいわゆる貝合わせや、道具や指で膣を刺激しあうプレイもやってみたけれど、どうにもしっくりこなくて。
結局私達は味と匂いで融け合うように繋がるのが一番だということになった。
デートの日取りを決めると、一週間前から腋と陰部の毛を伸ばす。毛が汗や垢を絡めとって、味も匂いも濃くなるからだ。
グラビア撮影などはなるべく入れないようにする。入ってしまったら仕方がないので相手の毛を処理して溜飲を下げる。
デートの日の楽しみは減ってしまうけどこれはこれで。仕事だし、ファンも大事だから。

凛ちゃんは私の恋人だ。
レズビアンというだけでも人には言いづらいのに、私達のつきあいかたは常軌を逸していると思う。
けれど、彼女以外は考えられない、最高の恋人。

お菓子を一緒に作ったり、カラオケに行ったり、映画を見たり。
そんな普通の恋人らしいことをした後は、お互いの匂いと味を全身で浴びるのだ。
凛ちゃんの腋は私と比べて酸味が強い。爽やかな味だ。毛の質も柔らかくて女の子らしい。
そんなことを言うと彼女は決まって、かな子のほうが可愛いと、そう言うのだ。

私は嬉しくなってしまって凛ちゃんの恥部を舐める。
凛ちゃんも私の膣腔に長い舌をぬぷっと挿し入れて、肛門の臭いを嗅いだりしてくる。
互いの陰唇に溜まった垢を舐めとって、口の中で唾液と混ぜ合わせ、接吻をする。
濃密な臭気とねっとりとしたチーズのような味わいが口内を満たし、その中で気が狂ったように舌を絡め合わせる。
この瞬間、私達は融け合っているかのような恍惚を味わい、果てるのだ。

もう、私達は戻れない。
けれど、とても幸せだ。

以上になります
ほのぼのエロを目指してみました
凛ちゃんはかな子の魔力に当てられたんです
かな子が悪い

それでは

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