モバP「ダメ男製造機?」 (55)

P「って何ですかそれ?」

ちひろ「最近話題の女の子の属性の一つですよ」

ちひろ「母性が過剰すぎて男の人を腑抜けにしてしまう、女の子はダメ男の世話をして喜びを感じてしまう・・・心当たりは有りますか?」

P「心当たりなんて有る訳無いじゃないですか!」

P「男は女の子を甘えさせてなんぼです!そういう包容力と甲斐性こそが男には求められているんですよ!」

P「女の子に甘えるなんて・・・そりゃちょっとくらいは有りかもしれないですけれど、それに堕落してダメ人間になってしまうなんて男として最低です!!」

ちひろ「・・・そうですか、だと良いんですけれどもね・・」


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――結城晴(12)の場合

晴「おう、プロデューサー。遅かったな・・・残業か?」

晴「・・・そっか、大変だな。晩御飯温めなおしてやるよ」

晴「いいって、別に気にすんなよこれくらい。そんな手のかかるもの作ってる訳じゃねーし」

晴「それにオレが来なかったらプロデューサーは毎日カップ麺しか食わねーだろ?」

晴「別にいいだろって・・・プロデューサーが良くてもオレは駄目だ!毎日カップ麺ばっか食べて体壊したらどうすんだよ!」

晴「はぁ?料理するのが面倒くさい、って・・・」

晴「だからオレが代わりにこうして毎日作ってやってるんだろーが・・・ったく、ほんと感謝しろよな」

晴「毎日プロデューサーの家に来る事におやじ達は反対してないか?」

晴「そりゃぁ・・・まぁおやじは最初は反対してたけどさ、何度か話してあんたは悪い奴じゃないって分かってくれたし」

晴「母さんは・・・むしろ嬉しがってたな、ようやく晴が女の子らしい事を覚えてくれたとか・・・」

晴「正直オレは料理とか興味無いけどよ、オレが居なかったらプロデューサーはカップ麺かコンビニ弁当しか食わねーだろ?」

晴「プロデューサーがそんな食事で体壊したら困るのはオレ達もなんだぞ?だからしょーがなく作ってやってるだけだっての」

晴「ったく・・・謝るくらいなら自分で料理作れるようになれっての。ほら、出来たぞ・・・って」

晴「ちょっと待て!スーツのまま食べるなっていつも言ってるだろ?汁が飛んで汚れが付いたらどうすんだよ」

晴「って・・・脱げとは言ったけど脱ぎ散らかすな!シワが付くだろうが!」

晴「食べ終わったか?それじゃあ食器は洗っといてやるからお風呂入ってこいよ」

晴「食器洗い終わったらオレは家に帰るから、明日もちゃんと寝坊するなよ?」

晴「・・・一人じゃ起きれないかもって、プロデューサーは小学生かよ!?」

晴「ったく・・・わーったよ!明日の朝は起こしに来てやる!ついでに朝飯も作ってやる!」

晴「だから仕事ではビシッとキメろよ?プロデューサーの私生活はオレがプロデュースしてやるから!」



晴「え、プロデューサーの面倒を見るのは嫌じゃないかって?」

晴「そりゃあめんどくせーけど・・・なんつーか、嫌じゃないんだよな」

晴「大体、プロデューサーは面倒くさいからって食事も取らない日があるんだぜ!?」

晴「だからオレがしっかり面倒みてやんねーと・・・全く、ほんとしょうがねぇ駄目プロデューサーだよな・・・へへっ」

三日に一人くらいのペースで書いていきたい
次か書けたら投下します

てすと

――新田美波(19)の場合

美波「お帰りなさい、プロデューサーさん。晩御飯はもう出来てますよ」

美波「きゃっ・・・もう、どうしたんですか? 急に抱きついて」

美波「今日は元気が無いですね・・・わたしで良ければお話を聞くくらいの事は出来ますよ?」

美波「・・・不安、ですか?」

美波「プロダクションも大きくなって、所属アイドルも増えて、それをこれからも一人で支え続けて行けるかどうか・・・」

美波「そうですね・・・プロデューサーさんのお仕事、大変ですものね」

美波「誰よりも早く出勤して、誰よりも遅く帰って。家に帰れない日まで有って・・・」

美波「お気持ちは分かります、なんて事気軽に言えないですけれど・・・でも、これだけは言えますよ」

美波「プロデューサーさんは一人なんかじゃないです」

美波「本当はとっても不安で、周りの人達がそれを分かってなかったとしてもわたしだけは分かってあげます」

美波「お仕事でお疲れでしたら、せめてわたしが日常で甘えさせてあげます」

美波「だからもっと、わたしに頼ってもいいんですよ?」

美波「よしよし・・・ふふっ、弟がまだ小さかった時はこうして良く頭を撫でてあげたんです」

美波「こうやってぎゅって抱きしめてあげるといつも泣き止んで・・・どうですか、プロデューサーさん?」

美波「本当のお姉ちゃんみたいって・・・今日のプロデューサーさんは甘えん坊ですね?」

美波「それで、甘えん坊のプロデューサーさんはどんな事をしてもらいたいんですか?」

美波「・・・・・・い、一緒に寝たいって・・・もう!」

美波「しょうがないですね・・・いいですよ、分かりました」

美波「今だけはプロデューサーさんのお姉さんですから、ちょっとのワガママくらい聞いてあげます」

美波「美波がプロデューサーを癒してあげますから。だから・・・お仕事、ちゃんと頑張ろうね?」

美波「なんて言っちゃったりして・・・くすっ」




美波「プロデューサーさんの事・・・ええ、素敵な方だと思います」

美波「お仕事をしてて格好良いプロデューサーさんも、本当は寂しがりやで甘えん坊なプロデューサーさんもどっちも」

美波「頼れるお兄さんと可愛い弟が一緒に出来たみたい」

美波「甘えたり、甘えられたり・・・どっちもドキドキしちゃいます」

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