お爺さん「ここから出て行きなさい…」

桃太郎「は？何言うてんの…」

桃太郎「ここは俺の家だ…わかる？俺の家」

お婆さん「はぁ…やれやれ状況がわかってないようじゃな…」ｼｬｷｰﾝ

桃太郎「お…おい…なんだよそれ…」

お爺さん「見てわからぬか…包丁じゃぞ…包丁…」

桃太郎「まさか…俺を殺す気だな…！」

お婆さん「察しの通りじゃ…」

お婆さん「楽に殺してやるぞい！」

桃太郎「ク…クソッ！死んでたまるか！」

ﾊﾟﾘｰﾝ

お爺さん「逃げ出したぞ！」

お婆さん「追いかけるのじゃ！」

不意打ちすればよかったのに

……………………

桃太郎「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」ﾀｯﾀｯﾀ

桃太郎「(チクショウ！このまま一生無職で暮らして行けると思ったのによっ！)」

桃太郎「(なんなんだよ！クソが！)」

村人「いたぞ！」

桃太郎「(全員グルかよ！)」ﾀｯﾀｯﾀ

村人2「全員矢を放て！！」

ｼｭﾊﾟｯｼｭﾊﾟｯｼｭﾊﾟｯｼｭﾊﾟｯ

桃太郎「(おいおい！嘘だろ！)」

桃太郎「(なぁんてな！俺の運動神経を舐めて貰っちゃ困るぜ！)」ﾀｯﾀｯﾀ

村人3「あいつ…なんて運動神経だ…」

村人4「たりめぇだろ！あの鬼を倒した張本人だぞ！」

桃太郎「(これからどうする…)」

桃太郎「(まぁ…あの村にはもう戻れないし適当にブラブラとしてるか…)」ﾀｯﾀｯﾀ

村人5「まんまと逃げられたか…」

お爺さん「作成は成功したのじゃからいいんじゃよ…」

お婆さん「あやつが居なくなってせいせいしたわい…」

…………………

桃太郎「(ふぅ…なんとな巻いたか…)」

桃太郎「(兎に角食料でも探すか…)」

？「�・♪」

桃太郎「(なんでこの森にガキが一人でふらついてるんだ？)」

桃太郎「(狼に食われてあぼーんだぞ…)」

桃太郎「(そんな事知ったこっちゃねぇがな…)」

？「�・♪」

桃太郎「…(腹減った…)」ｸﾞｰ

桃太郎「(半日も飯食ってねぇや…)」ｸﾞｰ

？「誰？」

？「ストーカーさん？」

桃太郎「はぁ？」

？「誰か�・！助けてぇ�・ストーカー…ムグゥ…」

桃太郎「馬鹿やろう！ちげえよそんなんじゃねえ！」

？「ムグゥ…ムグゥ…」

桃太郎「わかったなら離すが？」

？「…」ｳﾝｳﾝ

桃太郎「よし…」

？「ハァ…ハァ…ハァ…」

？「い…いきなりなにするんですか！」

桃太郎「そりゃこっちの台詞だわ！」

？「あれストーカーさんじゃ無いんですか？」

桃太郎「俺はロリコンじゃねぇ！」

？「ふぅ…安心しました…」

桃太郎「…」ｸﾞｰ

？「お腹…空いているんですか？」

桃太郎「まぁな…村を追い出されて半日も飯を食ってないからな…」

？「…」ｶﾞｻｺﾞｿ

？「はい！これ食べますか？」

桃太郎「こんなにも旨そうなケーキ食べてもいいのか？」

？「困っている人がいたら助けなさいっておばあちゃんに言われてるので…」

桃太郎「そうか…ありがとな！」

？「どうぞ召し上がって下さい！」

桃太郎「それでは…」

桃太郎「…」ﾑｼｬﾑｼｬ

桃太郎「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

…………………

桃太郎「ふぅ…」

？「どうでした？」

桃太郎「感動するほど美味かったぞ！」

？「ふふ…人に誉められると嬉しいです…！」

？「そう言えばお名前の方…」

桃太郎「桃太郎だ…」

？「私は赤ずきんです…」

桃太郎「赤ずきんか…よろしくな…」

赤ずきん「こちらこそ…」

桃太郎「お礼と言ってはなんだが赤ずきんの護衛をしてやる…」

桃太郎「ここは狼が沢山いて危険だからな…」

(°д°)鬼を倒した英雄が…

支援

赤ずきん「そんなの大丈夫ですよ！」

桃太郎「舐めてると後ろからガブリとやられるぞ！」

赤ずきん「そんな怖いこと言わないで下さいよ！」

桃太郎「俺がいれば怖くないし大丈夫だ！」

赤ずきん「頼りにしてますよ！」

桃太郎「おう！」

…………………

桃太郎「ところでどこに行くんだ？」

赤ずきん「おばあちゃんの家です…」

赤ずきん「おばあちゃん風邪引いちゃって…」

桃太郎「それは大変だな…(家の婆さんは何やってるかな…)」

赤ずきん「桃太郎さんはどうして村を追い出されたんですか？」

桃太郎「俺か？いやぁ…いきなり家の婆さんと爺さんが俺に包丁を向けてきて…」

桃太郎「危うく殺されるところだったんだ…それでここまで逃げて来た…」

桃太郎「大変だったな…矢は飛んでくるし…村の全員グルだし…」

桃太郎「人生で二番目の苦労だったな…」

赤ずきん「桃太郎さん何か悪いことでもしたんですか？」

桃太郎「俺にはそんな覚え無いんだよな…」

赤ずきん「桃太郎さんも大変ですね…」

桃太郎「だろう…」

……………………

赤ずきん「ここです！おばあちゃんの家…」

ﾄﾝﾄﾝ

赤ずきん「おば�・ちゃ�・ん！きたよぉ�・！」

おばあちゃん(？)「赤ずきんかい…入っておいで…」

赤ずきん「おばあちゃん…声が…」

桃太郎「いや…待て…俺が先に入る…」

赤ずきん「どうして？」

桃太郎「コイツは赤ずきんの婆さんでは無いかもしれん…」

赤ずきん「そんな事あるわけないじゃんよ！」

桃太郎「妙に獣臭いんだ…後、血の臭いもする…」

赤ずきん「失礼な事言わないで！」

ｶﾞﾁｬｯ

おばあちゃん(？)「よく来たねぇ…赤ずきんや…」

赤ずきん「おばあちゃん…可哀想に…」

おばあちゃん(？)「こっちへおいで…」

赤ずきん「うん…」

おばあちゃん(？)「赤ずきんや…お前を食べちゃいたいくらい好きだよ…」

赤ずきん「もう…おばあちゃんったら！」

おばあちゃん(？)「まぁ…今から本当に食べてしまうがな！」

赤ずきん「えっ…」

桃太郎「やはりな！」

ﾎﾞｺｯ！

首領狼「ウゲェ…！」

赤ずきん「嘘…」

桃太郎「だから…言っただろ！」

首領狼「クソ野郎が…おめぇはかの有名な元英雄のニート桃太郎じゃねぇか…」

桃太郎「ニートは余計だ！」

赤ずきん「ニートだったの！」

桃太郎「止めろ！誤解を招く様なことは言うんじゃねぇよ！」

首領狼「誤解？俺は本当の事を言ったまでだが？」

首領狼「裏の世界が噂になってるぜ…家から、いや村から追い出されたってな！」

桃太郎「どんだけ噂流れんの早いんだよ！裏の世界って！」

首領狼「そりゃそう…ウゴォア！！」ﾎﾞｺｯ

桃太郎「ベラベラベラベラとうるせぇんだよ！！」

ﾍﾞｷｯﾊﾞｺｯ

首領狼「ぁあ！！！」

桃太郎「それより婆さんはどこやったんだ？」

ﾎﾞｺｯﾊﾞｷｯ

首領狼「ぅお！！」

赤ずきん「ひぃ…」

首領狼「くっ…」

桃太郎「なんだ？」

首領狼「俺が…食った…」

赤ずきん「えぇ…」

桃太郎「嘘…だろ…」

首領狼「そりゃ腹が減れば食い物食うだろ？」

首領狼「俺の…何が間違っている？」

桃太郎「クソがぁあぁああ！！！！」

ﾊﾞｺﾝｯ

首領狼「ぁあ…」ﾊﾞﾀﾝｯ

桃太郎「もう…死んだのか…」

赤ずきん「おばあちゃん…もう…いないの…？」

赤ずきん「…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

桃太郎「…(なんて言葉をかければ…)」

「そんな事あるわけないじゃんよ！」

いきなり赤ずきんの口調がdqnになったwwww

桃太郎「(お！)」

桃太郎「(狼の腹が…)」

桃太郎「(膨れてる！)」

桃太郎「(刃物で裂けば婆さん出てくんじゃね？)」

桃太郎「赤ずきん、何か鋭い物持ってないか？」

赤ずきん「鋭いもの？」

桃太郎「例えば…ナイフとか包丁とか…」

赤ずきん「ナイフだったら確か…」ｶﾞｻｺﾞｿ

赤ずきん「あった…」

桃太郎「ども！」

桃太郎「それとこの部屋から出て行った方が良いぞ…」

赤ずきん「なんでですか？」

桃太郎「コイツを解剖する…」ﾆﾀｧ

赤ずきん「ひぃ…」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

赤ずきん「わ…わかりました…」

ｶﾞﾁｬﾝｯ

桃太郎「(さてと…)」

桃太郎「(まぁ…適当に…)」ｽｰ

桃太郎「(うげぇ…気持ち悪…)」

……………

桃太郎「(ふぅ…婆さん発見…)」

おばあちゃん「…」

桃太郎「おい！起きろ！」

おばあちゃん「…」

桃太郎「オラァ！！」ﾍﾟﾁｯ

おばあちゃん「はっ！」

おばあちゃん「私…確か狼に丸呑みにされて…」

桃太郎「そんで俺が助けた…」

おばあちゃん「あなたが？」

桃太郎「はいそうですが？」

おばあちゃん「なんとお礼を申したら…」

桃太郎「お礼はいい…赤ずきんから美味いケーキ貰ったしな！」

おばあちゃん「赤ずきん…！」

桃太郎「おっ！そうだった…」

桃太郎「もう入って来ても大丈夫だぞ！」

赤ずきん「わかった…」

ｶﾞﾁｬ

赤ずきん「おばあ…ちゃん…うっ！」ﾀｯﾀｯﾀ

桃太郎「なんで外に走って行ったんだ？」

桃太郎「ん？」

桃太郎「死骸…解剖したまま置きっぱなしだったからか…」

………………

桃太郎「今度こそ大丈夫だぞ！」

赤ずきん「本当ですか？」

桃太郎「ああ…」

ｶﾞﾁｬｯ

赤ずきん「おばあ…ちゃん…！」

おばあちゃん「赤ずきん…」

赤ずきん「おばあちゃん！」

桃太郎「これが感動の再開と言うやつか…」

その後時間は過ぎ…

桃太郎「もうここら辺の狼達は消えた筈だから当分は安心しても大丈夫だ…」

おばあちゃん「本当にありがとうございます！」

赤ずきん「じゃあね！おばあちゃん！」

おばあちゃん「またおいでよ！」

赤ずきん「うん！」

桃太郎「さぁ�・てと俺はどうするかな…」

赤ずきん「私の家に来ますか？」

桃太郎「でもな赤ずきんの親が…」

赤ずきん「大丈夫ですよ！お母さんならきっと泊めてくれます！」

桃太郎「行ってみるだけ行ってみるか…」

……………………

赤ずきん「お母さんただいまぁ！」

赤ずきん母「おかえり！」

赤ずきん母「あれ…この人は？」

赤ずきん「今日色々と助けてくれた人！」

赤ずきん「帰る家が無いんだって…お母さん泊めてあげて！」

桃太郎「どうも…」

赤ずきん母「こんばんは！」

桃太郎「(めっちゃくちゃ美人だ…)」

赤ずきん母「今日は赤ずきんがお世話になりました。」ﾍﾟｺｯ

桃太郎「(おっぱいが見えそう…)」ﾁﾗﾁﾗｯ

桃太郎「と…とんでもないです…」

赤ずきん母「今日は泊まって行って下さい！」

桃太郎「でも…」

赤ずきん母「ほらほら…遠慮しないで！」

桃太郎「それでは、お言葉に甘えて…」

赤ずきん母「それではこちらの部屋で待っててね！」

桃太郎「は…はい！」

赤ずきん「人の母親を変な目で見ないでください…」

桃太郎「はぁ？見てねぇし！」

赤ずきん「だってお母さんのおっぱいばかり見てたもん…」

桃太郎「だから！見てない！」

赤ずきん「ふん！だ！」ﾀｯﾀｯﾀ

桃太郎「(なんなんだよ赤ずきんの野郎は…)」

……………………

赤ずきん母「�・♪」

桃太郎「oh…」

桃太郎「(なぜ下着姿でうろついているんだ…)」

赤ずきん母「赤ずきん�・ご飯作るの手伝って�・」

赤ずきん「はぁ�・い！」ﾀｯﾀｯﾀ

赤ずきん「お母さん！桃太郎さん来てるんだよ！」

赤ずきん母「あっ！そうだった…」

赤ずきん母「着替えて来るね！」ﾀｯﾀｯﾀ

桃太郎「(ふぅ…)」

赤ずきん「もう…」

……………………

桃太郎「食った食った！」

桃太郎「ごちそうさまです！」

赤ずきん母「お粗末様です。」

赤ずきん「桃太郎さん明日どうするんですか？」

桃太郎「帰る家もないし久しぶりに旅に出ようかと…」

赤ずきん「旅か…」

赤ずきん母「赤ずきんも行きたそうね！」

赤ずきん「そ…そんなんじゃ無いもん！」

赤ずきん母「顔に書いてあるよ！」

赤ずきん「むぅ…」

いい…すごくいい…④
色んな昔話のやつを仲間にするんですねわかります

うむ


続けたま下さい

深夜お母さんが忍んでくるんですね、わかります

………………

赤ずきん母「それでは桃太郎さんおやすみなさい！」

桃太郎「おやすみなさい…」

ｶﾞﾁｬﾝｯ

桃太郎「(…さてと、今日はもう寝るか)」

桃太郎「…zzｚ」

……………

桃太郎「(ああ…今何時だ…)」

桃太郎「(まだ二時半か…)」

桃太郎「(水でも…飲みたいな…)」

ｶﾞﾁｬｯ

桃太郎「(誰だ…！)」

桃太郎「(ここは騒ぐより、寝たふりの方がいいな…)」

？「桃太郎さん…こんな遅くにすみませんね…」

桃太郎「赤ずきんの母上…」

赤ずきん母「起きていたんですか？」

桃太郎「まぁ…ちょっと…喉が乾いたなぁと思って…」

赤ずきん母「でしたら今お水を持って来ます！」

桃太郎「ああ…後でも大丈夫ですよ！」

赤ずきん母「そうですか…」

桃太郎「それでどうしたんですか？」

赤ずきん母「あの…その…」

桃太郎「…」ｺﾞｸﾘ…

赤ずきん母「赤ずきんも連れて行って貰えないでしょうか…」

桃太郎「明日ですか？」

赤ずきん母「はい…」

桃太郎「でも…男女二人で長旅はね…」

赤ずきん母「大丈夫ですよ！赤ずきんは桃太郎さんの事とても好いてますから！」

桃太郎「は…はぁ…」

赤ずきん母「お願いします…」

桃太郎「わかりました…」

赤ずきん母「ありがとうございます…」ﾍﾟｺｯ

桃太郎「あの…言いにくいんですけど…」

桃太郎「あまりその服装で頭、下げない方がいいですよ…」

赤ずきん母「どうしてですか？」

桃太郎「その…胸が…」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

赤ずきん母「ああ…///」

赤ずきん母「私ったら、今まで気がつかずに…」

桃太郎「…」

赤ずきん母「桃太郎さん今まで見てたんですか？」

桃太郎「まぁそりゃ赤ずきんの母上が美人な物で…つい…」

赤ずきん母「男の子だから、しょうがないですよ…」

桃太郎「…」

赤ずきん母「それではおやすみなさい！桃太郎さん！」

桃太郎「はい…」

ｶﾞﾁｬｯ

桃太郎「ふぅ…」

……………………

桃太郎「それでは２日間お世話になりました…」

赤ずきん母「いいんですよ！」

赤ずきん母「ほら！赤ずきんも着いて行きたいんでしょ！」

赤ずきん「むぅ…」

桃太郎「来たいならきてもいいが？」

赤ずきん「じゃあ行きます！」

桃太郎「赤ずきんは泣き虫だからなぁ�・」

桃太郎「夜泣きとかしないか心配だ！」

赤ずきん「からかわないでください！」

赤ずきん母「ふふふ…」

赤ずきん「お母さんも笑わないでよ！」

桃太郎「さてと…もう出発するか！」

桃太郎「それでは赤ずきんの母上…」

桃太郎「さらば！」

赤ずきん母「赤ずきんの事よろしくお願いしますね…」ﾍﾟｺｯ

桃太郎「…(ワザとやっているのか？天然なのか？どちらかわからん！)」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

桃太郎「(と思いながらも目線が行ってしまう俺！)」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

ﾊﾞｺｯ

桃太郎「うっ！！」

赤ずきん「エッチぃ！」

赤ずきん母「じゃあね赤ずきん…」

赤ずきん「うん…じゃあね…お母さん…」

桃太郎「チクショウ…いてえじゃねぇか…」


第一章【我が子の旅立ち】完

桃太郎「クソアチィ…」

赤ずきん「は…はい…とても暑いですね…」

桃太郎「ここら辺に水辺であればいいが…」

赤ずきん「どうでしょかね…」

桃太郎「いや…待てよ…あっちから塩の匂いがするんだが！」

赤ずきん「行ってみましょう！」

…………………

桃太郎「イヤッホー！！！」

桃太郎「久しぶりの海だ！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

赤ずきん「いやぁ！！ここで脱がないでくださいよ！」

桃太郎「あっわりぃ…」

赤ずきん「本当にデリカシーのない人ですね…」

桃太郎「それじゃ木陰で着替えてくるわ！」ﾀｯﾀｯﾀ

…………………

桃太郎「ふぅ…」

赤ずきん「…///」

桃太郎「赤ずきんって誰に似たんだろうな…胸…」

赤ずきん「うるさいです！」ﾍﾟｯﾀﾝｺ

桃太郎「まぁ…なんだ…頑張れ！」

赤ずきん「むぅ…」

桃太郎「そんなふくれっ面してないで行くぞ！」ﾀｯﾀｯﾀ

赤ずきん「あっ！待ってください！」

赤ずきん「あれは…」

ガキ1「お�・い！亀がいるぞ！」

ガキ2「いひひ…いじめてやろうぜ…」

ガキ3「そうだな！！」

ガキ1「おらぁ！！」

ﾊﾞｷｯﾎﾞｺｯ

亀「うぅ…」

赤ずきん「…」

ガキ2「もう弱ってきたのかよ…」

ガキ3「トドメの一発と！！」

赤ずきん「待てぇ！！！」

ガキ1「なんだお前…」

赤ずきん「亀さんに暴力を振るわないでください！！」

ガキ2「なんでやねん！」

赤ずきん「それは…」

ガキ3「だったらお前が殴られるか？」

赤ずきん「うぅ…」

ガキ1「おうおう…どうなんだ？」

赤ずきん「それは…」

ガキ2「返答しないって事は決定だな！」

ガキ3「いやいや…普通にいじめてもつまらないし…」

ガキ3「ひとつやっちゃう？」

ガキ1「それいいね�・」

赤ずきん「やっちゃうって…」

ガキ2「そんなのもわからないのかよ！」

ガキ3「こういうこ…」

ﾊﾞｷｯ

ガキ3「…ヒグォア！！」

桃太郎「おいおい…ひどいじゃないか…」

桃太郎「亀をいじめて仕舞にはガキを犯そうとするなんて…」

桃太郎「お前らみたいなクソガキにはお仕置きが必要みたいだな…」

ガキ1「この野郎…」ﾎﾞｺｯ

桃太郎「おおっと危ない！」ｽｯ

ガキ2「うおぉおお！！！」

桃太郎「包丁とは危ないものお持ちですね…」

桃太郎「だけど…」ｽﾗｯ

ガキ2「ひぃ…」

桃太郎「お前は扱いが下手くそだ…」ﾊﾞｷｯ

ガキ2「ゴボッ！！」

桃太郎「後はお前だけか…」

ガキ1「ひぃ…」

桃太郎「さっさとこいつら連れて消え失せろ！」

ガキ1「…」ﾀｯﾀｯﾀ

………………

桃太郎「おい…大丈夫か？」

赤ずきん「怖かったよ…」ｸﾞｽｯ

桃太郎「泣くなよ…泣き虫が！」

赤ずきん「な…ないでないもん！！」ｺﾞｼｺﾞｼ

桃太郎「そうかそうか…はいはい…」

亀「あの…」

赤ずきん「あっ！亀さん！」

赤ずきん「大丈夫？」

亀「あなたが助けて下さったので…」

赤ずきん「良かった…」

桃太郎「正確には俺が二人とも助けたんだがな！」

赤ずきん「うわぁ…そういうこと言っちゃう男の人って…」

桃太郎「な…なんだよ！」

赤ずきん「いやぁ…別に…」

亀「それでお二人にお礼がしたいのですが…」

桃太郎「お礼？いいよいいよ…」

亀「ですが…そういう規定なので…」

亀「お願いします…」

桃太郎「わかったよ…」

桃太郎「で、どうすればいいんだ？」

亀「お二人とも私の背中にお乗り下さい！」

赤ずきん「わかったぁ！」

赤ずきん「うんしょ…と…」

桃太郎「こうか…」

亀「それでは出発します！」

桃太郎「止めてくれ！俺は泳げないんだ！」

亀「大丈夫ですよ…」

赤ずきん「桃太郎さんって泳げなかったんだ…」

桃太郎「そうだよ！悪いか！」

赤ずきん「いや…そういうわけじゃ…」

亀「しっかり捕まってて下さいよ！」

桃太郎「お…おう！」

……………………

赤ずきん「すごぉい！！」

桃太郎「なんだここは…」

…おやすみなさい…

sageじゃなくてsagaな
文字化けしすぎてうっとしい