『永遠の隠しキャラ ~主役(仮)への道~』【安価・コンマ】 (26)




「暑 中 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す」




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アサギ(Asagi)
プリニーにケンカを売って自爆死したあげく、
プリニーに転生した哀れな人間。
日本一ソフトウェアの暑中見舞いに登場以降、
主人公の座を狙ってさまざまなゲームを徘徊する、
永遠の「次回作の主人公」。
現れるたびに性格や声が違う。


此度、再び又もや懲りずに…彼女は夢を叶えるべく立ち上がった。

アサギ「なんの努力もせずにのうのうと主役を張るような人間も、予定通り発売されるゲームも大嫌い!」

アサギ「今度こそ…私が主人公になるのよ!!」


下三までの多数決で方針決定

1、多世界主人公の座を狙う

2、主人公になる為の修行生活

3、アサギ(恋愛)ウォーズ






アサギ「3つの選択肢に対して下3じゃ、多数決にならなかったわね…わだすったら、ほんとバカ」

下1の方針で確定




アサギ「そうよ…何もRPGの主人公じゃなくても良いのよ」

今まで…戦い、奪いとる事をセオリーとしていたけど、この素敵なアイデアが浮かんだ私を褒めてあげたい。


フロン『アサギさん、やっぱり一番は愛ですよ!愛!!』


アサギ「前にフロンさが言った通り、主人公には愛が必要!!」

……でも、愛ってどう手に入れるのかしら?







フロン「んま! それで愛について知りたいのですね…では、愛とは内的な物と外的なものに分けられます!そこで…うんたらかんたら…」

最初は為になる話だったが、夢と現が曖昧に成るほどにフロンさの講義は続いた…ともかく、瞼が重い。



…ですからして、愛とはこの様に得るのですッ!」


アサギ「…zzz」

フロン「アサギさん? もー、聞いてるんですかアサギさん!!」

そんな呼び声に私の意識は覚醒した。

アサギ「えと、イワシは魚に強いと書くって話…だったっけ?」

フロン「全然違いますよー!」

私の居眠りに対してぷくーっと頬を膨らませるフロンさは恐…くは無く寧ろめんこい。

フロン「人が怒っているのになにをニコニコなさってるんですか!…ぷんすかっ、アサギさんは実践で愛をゲットしてきて下さい!!」

バサリと投げつけられた紙には【アサギさんに合うパートナー表】と書かれていた。
こういうのをつくる辺りからして良い堕天使の友人を持ったものだ。


~攻略対象~

1枚目…下一(朝霧アサギ以外のアサギ)
2枚目…下二(自由)
3枚目…下三(自由)






代理プリニー「上げ忘れたのと説明不足だった1のケツを拭きに来たッス」

代理プリニー「下1には【アサギ】に分類されてるキャラを指定して欲しいッス!」

代理プリニー「後の二人はは次元を超えようが世界が違かろうが関係無しッスから」

代理プリニー「因みに1はゼタやマローネ達どころかをフーカやマオすら小説で軽く見た程度だからキャラのクオリティは求めず、脳内美化保管を心がけるのが大事ッス」


1枚目…下一(朝霧アサギ以外のアサギ)
2枚目…下二(自由)
3枚目…下三(自由)


プリニー「えーと…システム説明ッス!!」

つカンペ

『朝、昼、魔夜中の順に行動してヒロインの好感度を上げちゃおう!』

『時間帯が変わる毎に交友を深める相手は変わります。どの人へアタックするかはコンマ値の高低で決定いたします』

『コミュで何をするかは自由ですが、初回コミュで馬のチンチンをぶっこむ!!』

『…とかしようものなら、コンマ神が大爆笑しない限り アサギさんの無惨な死が魔界新聞に載るでしょう。あぁ、無常…しかし、それが魔界』

『目指すは好感度はMAX50 イベント中の行動結果判定のコンマ一桁×1.5で加算されていきます』

フロン「さぁ、皆さん…ルールは理解出来ましたかー?」

フロン「了承出来たら、かにみそと唱えるのですよー」

プリニー「…意味ないから唱えなくていいと思うッス」


アサギ「取り合えず、明日から本気出す…!」

プリニー(俺等並みのダメな発言ッスねぇ)


アサギ「あの三人をサクッと攻略して私も主人公の仲間入りよ!」


8ビット『最新の3Dじゃなくて、敢えてのドットグラフィックなのが乙なの』

ロザリー『貴様、余を大魔王ゼノンの娘と心得ての狼藉か!』

エトナ『そこのアンタ…アンタよ、アンタ。ちょっくら魔海まで行ってプリン買ってきなさいよ、ダッシュで』


アサギ「サ、サクッといければだけど」


下1…8ビットのコンマ値
下2…ロザリーのコンマ値
下3…エトナのコンマ値 

コンマ値が最大の相手とコミュが発生します。


アサギ「そういえば…一人は別魔界の住人だけど会えるのかしら?」

その時の私は考え事をしていたとは言え不用心だった…あからさまに開いてた穴に落ちるだなんて。

アサギ「!?」

『愛のう゛ぇるだいむ行き 掘っておきました。 フロン』

アサギ「聞いてないわよ、こんなのーっ!」

叫びながらも落ち続けていく、朝霧アサギの旅はこんな序盤にサヨナラなのかと思ったら穴底の方から光が溢れだしてきたわ…!!

ヒュー、ドスンッ

アサギ「アイタタ……ん…イタくない?」

どうやら何かがクッションになった様で私の身には怪我一つなかった。
何を踏んだのかしら…エリンギャーとか?

ロザリー「…お主はいつまで余の上に乗っておる気じゃ」

アサギ「うわっ、ごめんなさい!?」

ロザリー「不意に降ってきおって無礼な輩じゃな…」

アサギ(あわわわ…いきなりターゲットと険悪になるのは困るわ!)

直下…アサギよ、どうする?

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