武内P「アイドルたちとの日常」 (64)


武内Pが可愛すぎて仕方がないので書き殴りました、脈絡も何もないオムニバス形式です。



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渋谷凛との日常

凛「おはようございます」ガチャ

凛「…………」キョロキョロ

凛(誰もいないのかな)

凛「ってプロデューサー、朝ミーティングするって言ってたのに……」

武内P「…………」ガチャ

凛「ぅわっ!?」ビクッ

武内P「あ……おはようございます、渋谷さん」ボリボリ

凛「お、おはよう……」ドキドキ

凛「……カッター乱れてるけど、何かあったの?」

武内P「…………」ボー

凛「プロデューサー?」

武内P「あ、はい。名刺だけでも」ゴソゴソ

凛「……徹夜明け?」

武内P「……すいません、低血圧で……まだ頭がはっきりしなくて」ボケー

凛「もう、コーヒー淹れてあげるから座って待ってて」

武内P「……では、お言葉に甘えて」

凛「頑張るのはいいけど、無理しないでよ」

凛(……だらしないプロデューサー、ちょっといいかも……)カチッ


小関麗奈との日常

武内P「レイナサマ、次のお仕事ですが……」

麗奈「…………」

武内P「レイナサマ?」

麗奈「……もう! その呼び方しなくていい!」ガー

武内P「しかし、そう呼べと」

麗奈「あっ、アンタはいいのよ!」

麗奈「愚民から奴隷にランクアップしてあげたわ、ありがたく思いなさい!」

武内P「ありがとうございます」

武内P「ではレイナサマ、次の」

麗奈「アンタわかってないじゃない!」


島村卯月との日常

卯月「しまむんスマイル☆」ブイッ

武内P「……スマイル」ブイッ

卯月「そうそう、その調子ですプロデューサーさん」

卯月「もっとこう、柔らかな笑顔だといいですね!」ペカー

武内P「笑顔……」

凛「……二人してダブルピースして何やってるの」

卯月「わ、り、凛ちゃん?」アタフタ

武内P「島村さんに笑顔の練習に付き合っていただいていました」

凛「ふーん……」

凛(プロデューサーのダブルピース……)

凛「ふっ……」クスッ

武内P「……素敵な笑顔です」

凛「……バカ!」カァ


白坂小梅との日常

ギャー

小梅「…………」ジー

武内P「…………」ジー

ウボァー

小梅「…………」

小梅「ぷ、プロデューサーさんは……よく、ホラーとか……み、見るの?」

武内P「いえ、あまり」

小梅「そうなんだ……」

小梅「で、でも、平気そう……だね?」

武内P「……はい」キュッ

小梅「……?」

ギャー

武内P「……っ」ビクッ

小梅「ぷ、プロデューサーさん……こ、こわい?」

武内P「いえ」

小梅「そ、そう……」

ヴァァァァァァイ

武内P「……っ」ビク

小梅「…………えへ」


二宮飛鳥との日常

飛鳥「やあプロデューサー、今日もいい天気だね」

武内P「おはようございます、二宮さん」

飛鳥「相変わらずだなキミは……あ、店員さん、エスプレッソを頼むよ」

武内P「……私はカフェオレを」

店員「かしこまりました」

飛鳥「しかし、アイドルと成ってしばらく経つが、こうしているとあまり実感がないよ」

武内P「……と、申しますと?」

飛鳥「街中で特に変装もしていないのに、誰もボクをアイドル二宮飛鳥だとは気付かないだろう?」

武内P「そうですね」

店員「お待たせしました」カチャ

飛鳥「ああ、ありがとう……うん、いい香りだね」スンスン

飛鳥「言い訳をする訳ではないが、ボクは強がってこのような飲み物……エスプレッソを頼んだ訳ではないよ」

飛鳥「ただ、大人の飲み物と称されるものがどの程度なのかこの目で確かめたくてね」

飛鳥「ボクはまだ子供だから幼気な背伸びとでも思ってくれたまえ……それにしても、エスプレッソとは量が少ないんだね」

武内P「…………」サラサラ

飛鳥「おや、そんなに砂糖を入れるとは、プロデューサーは甘党だったのかい。意外だね」

飛鳥「ええと、何の話だったかな?」

飛鳥「そう、ボクは虚構と現実の狭間に揺蕩う偶像なんだ」

飛鳥「テレビに映るボク、今ここにいるボク……本当のボクは何処にいるのだろうね?」ゴク

飛鳥「…………」ヒクッ

武内P「二宮さんは二宮さんです」

飛鳥「そうかい、ありがとう」

飛鳥「……良かったらそちらのカフェオレと替えてくれないかな?」

武内P「まだ口はつけていませんので、どうぞ」カチャ


輿水幸子との日常

幸子「ねえねえプロデューサーさん、今日のボクを見て何か気付きませんか?」

武内P「…………」ジー

幸子「まあ、ボクがいつもカワイイのは当たり前ですけどね!」ドヤァ

武内P「香水が……変わりました」

武内P「それと、素人目ですが爪が前よりも綺麗になっているかと」

幸子「……!」

幸子「ふふーん、さすがは世界一カワイイボクのプロデューサーさんですね。正解です!」

幸子「まあボクはそのままでもカワイイんですけどね?」

幸子「美しい宝石は磨けば磨くほど輝きを増しますから!」

幸子「プロデューサーさんもボクのことをカワイイと思ったら素直にカワイイって言ってくれていいんですよ?」ドヤァ! ドヤァ!

武内P「わかりました」


赤羽根Pとの日常_1

赤羽根P「お疲れ様、乾杯」カチン

武内P「……乾杯です」カチン

赤羽根P「お前もついに本格的にプロデューサーかぁ」ゴクッ

赤羽根P「はは、何だか嬉しいな」ニコッ

武内P「そうですか」ゴク

赤羽根P「何か困ったことやわからないことがあったら、遠慮なく聞いてくれよ」

赤羽根P「俺で力になれることだったら、相談に乗るからさ」

武内P「ありがとうございます」

武内P「……では、早速なんですが」

赤羽根P「ん?」

武内P「毎晩電話を掛けてきたり、時には帰ると鍵はかけた筈なのに部屋にいたり」

武内P「メールやLINEが少しでも遅れると怒涛のように連絡をくれたり……」

赤羽根P「……」タラー

武内P「そういう子がいるんですが、どうしたらいいでしょうか」

赤羽根P「……どう、って……」ゴクリ

武内P「好いてくれている、というのは理解出来るのですが……」

武内P「かと言って無碍にするのも……」ゴク

赤羽根P(ありがとう765プロのみんな)


塩見周子との日常

周子「あ、Pさん」

武内P「お疲れ様です、塩見さん」

周子「番組の差し入れでいなり寿司もらったんだけど、食べる?」

武内P「いえ、私は仕事中で――」グゥゥ

武内P「……失礼しました」

周子「あははっ、お腹は正直だね」

周子「はいどうぞ」

武内P「いただきます……」

武内P「…………」ジー

周子「ん? どうしたの、お寿司見つめて」ムグムグ

武内P「いえ……どうでもいいことを疑問に思いまして」

周子「疑問?」

武内P「きつねうどんは……油揚げが入っているから、きつねうどん」

周子「そうだね。油揚げは狐の大好物だからね」モグモグ

武内P「ならば何故……いなり寿司はきつね寿司ではないのでしょうか……」

周子「…………」ゴクン

周子「それはすごくどうでもいいね」

武内P「そうですね」パク


神谷奈緒との日常

杏「プロデューサー、あめちょーだーい」アー

武内P「どうぞ」コロン

杏「んー♪」パク

杏「つぎー」アー

武内P「はい」コロン

杏「よきにはからえー」コロロ

奈緒「…………」ジー

武内P「…………」

武内P「どうかしましたか、神谷さん」

奈緒「いっ、いや別に……何も」

奈緒「そ、そう言えば……なんか甘いものが食べたいかなー……」チラッ

武内P「……?」

武内P「…………」ハッ

武内P「先程、三村さんがタルトを作って持ってきていました」

武内P「まだあると思いますので、戴いてはどうでしょうか」

奈緒「ち、違うよバカ!」

武内P「?」サワ

杏「……zzz」クカー

千川ちひろとの日常

ちひろ「あうぅ……」カタカタ

武内P「…………」カタカタ

ちひろ「これで……おわ……り……」カタン

武内P「……こちらも片付きました」ドサッ

ちひろ「うう……事務仕事の残業は精神的に辛いですねぇ」

武内P「お疲れ様です」

ちひろ「プロデューサーさんはこのままお帰りですか?」

武内P「はい」

ちひろ「そうですよね、明日も仕事ですもんね……」チラッ

ちひろ「早く寝ないとダメですもんね……」チラッチラッ

武内P「…………?」

武内P「…………」サワ

武内P「…………!」ピコーン

武内P「家まで送ります」

ちひろ「はい、お願いします♪」

武内P「すみません、気が利かず」

ちひろ「プロデューサーさんがついてきてくれると、とても安心するんですよ」

武内P「恐縮です」


森久保乃々との日常

武内P「森久保さん、お仕事の時間で――」

ガラーン

武内P「…………」キョロキョロ

武内P「…………」ガッ

武内P「森久保さん」バンッ

乃々「ひい……」

武内P「お仕事です」

乃々「も、もりくぼはいません。こ、ここにいるのはいにしえの妖怪ロッカー女です」

武内P「…………」

武内P「辛いですか?」

乃々「あ、握手会とか……むーりぃ……」ジワ

武内P「…………」サワ

武内P「では、仕方ありません……中止にしましょう」

乃々「あ、え……で、でも、中止にしたら……」

武内P「森久保さんの意志を尊重します」

乃々「う、ううぅ……!」

乃々「ぷ、プロデューサーさんがついてきてくれたら……頑張れるかもです」


……
………

乃々「よ、よろしくお願いしますけど……」ギュッ

ファン「お、応援してるよぼのの……」チラ

武内P「…………」ズォォォォォ

ファン(何あの暗殺者みたいな男……)

ファン(剥がし役……だったらぼののの後ろにいないよな)

ファン(ぼののにセクハラでもしたら……間違いなく殺される……)

乃々「あ、ありがとうございますぅ……」

乃々「う、うぅ、ううぅうぅ……!」ジワ

乃々「も、も、もう……む、むーりぃ……!」タッ

ファン「あ、ぼのの逃げた」

ファン「今日も握手出来なかったな……」

ファン「いや、六人も握手するなんて今日は頑張ったよぼのの」

ファン「……ん? なんか寒気が……」ゾクッ

武内P「…………!(焦ってる)」ドドドドドドドドドド

ファン「ヒイイイイイイ!」

ファン「撤収! 撤収ァー!」

ファン「逃げろェ! 死人が出るぞー!」

ファン「皆死ぬなー! ファンならば生きてぼののの名前に泥を塗るなー!」


鷺沢文香との日常

文香「…………」パラ

武内P「…………」ペラ

文香「…………」

武内P「…………」サワ

武内P「……鷺沢さん」

文香「はい?」パタン

武内P「すみませんが……この漢字は、何と読むのですか」

文香「それは忸怩……じくじ、ですね」

文香「心中で恥じ入るような想い、という意味です」

武内P「……ありがとうございます」

武内P「…………」ペラ

文香「…………」ペラ

武内P「…………む」サワ

文香「……ふふっ」

武内P「……何度もすみませんが、鷺沢さん」

文香「はい」ニコ


城々崎姉妹との日常

莉嘉「おねーちゃん、フレームどれがいいー?」ピッ

美嘉「そだね、プロデューサーはちょっと顔怖いからキラキラしたやつがいいかなー」

武内P「…………」

莉嘉「それじゃこれがいい!」ピッ

美嘉「あとこれと……これもいいんじゃない?」ピッピッ

武内P「…………」

莉嘉「よーし、いっぱいデコっちゃえ☆」ピッピッ

美嘉「へへー、プロデューサーの初プリクラは城々崎姉妹がいただいたー★」ピッピッ

莉嘉「じゃあ撮るよPくん!」

美嘉「ほらほら、プロデューサー身体大きいんだからもっと屈んで」

武内P「こう……でしょうか」ググッ

莉嘉「ほらPくん、ぴーすぴーす☆」ブイッ

武内P「ぴーす……」ググ

美嘉「もう、笑ってよプロデューサー」

武内P「笑、って……」グギギ

美嘉「あ、ごめん……やっぱいいや」

莉嘉「二人とも、もう時間来ちゃうー!」

美嘉「あー! ほらプロデューサー、もっと近寄って!」

武内P「こ、こうですか」グイグイ

莉嘉「きゃあ!?」グイー

美嘉「うわっ、わわわわわわ!?」コケッ

パシャ☆


赤羽根Pとの日常_2

武内P「先輩、少し……アイドルのことでよろしいでしょうか」モグモグ

赤羽根P「どうしたんだ?」

武内P「名前は……Hさんとしておきます。普段はすごく大人しい子なんですが」

赤羽根P(大人しい……雪歩みたいな感じかな)ポワーン

Hさん『は、はじめまして……』オドオド

武内P「ライブになるとテンションが上がるのか……」

赤羽根P(スコップ振り回すテンションの高い雪歩……)

Hさん『アゲアゲですぅ! 穴掘ってすぐに埋めちゃいますぅ!』ブンブン

武内P「性格も変わり、デスメタルな衣装に身を包み……」

赤羽根P「!?」

Hさん『ヒーハー! この世の犬は全てSATSUGAIせよですぅ!』

武内P「そういう子のテンション管理について……何か、アドバイスありませんか」

赤羽根P「あ、あぁ……うん……難しいな……」ゴク

赤羽根P(雪歩……大丈夫だよな?)


市原仁奈との日常

ガタンゴトン
ガタンゴトン

仁奈「……zzz」スースー

武内P「…………」ギュッ

乗客A(……なんか格闘家みたいな強面の人がでかいぬいぐるみを抱いてる……)

乗客B(なんだあれ……気になって仕方ない……)

武内P「…………」

仁奈「う…………」パチ

武内P「市原さん、おはようございます」

仁奈「あ、P……仁奈はねてしまったでごぜーますか……」クシクシ

武内P「お疲れでしたのでしょう」

仁奈「Pのおひざはパパみたいにあったけーです!」

武内P「……恐縮です」

乗客C(なんだ、着ぐるみか……可愛いな)

乗客D(良かった……ってもっと良くないよ!)

乗客E(110番110番!)



数分後

鉄道警察「君、ちょっといいかな」

武内P「…………」

仁奈「?」


双葉杏との日常

杏「うぉ……ぐっ」カチカチ

武内P「…………」

杏「むう……今回、極限鬼畜すぎるだろ!」カチカチ

武内P「…………」

杏「ああっ、心撃が切れた!」

杏「あっダメぇ! 死ぬ、死ぬ!」カチカチカチカチ

杏「あ――――――――!」デーン

武内P「……ご愁傷様です」

杏「最近のゲームは間違ってるよ」ポイス

杏「エンドコンテンツとは言え、理不尽な難易度にするのはどうかと思うんだよね」

武内P「そうですか」

杏「プロデューサーはゲームとかやるの?」

武内P「…………」サワ

武内P「……ストIIくらいでしたら」

杏「格ゲーやるの?」

武内P「小学生の時分に、友人の家で少し触った程度です」

杏「ふーん、杏とモンハンやろうよ」

武内P「……いえ、私は……」

杏「莉嘉や紗南も喜ぶよー?」ニマ

武内P「…………」

武内P「考えておきます」

杏「へへ、これで事務所でパーティ組めるよ」

武内P「双葉さん、そろそろ仕事に」

杏「あー、仕事やだなー」グデー

武内P「……頑張りましょう」

杏「プロデューサー、飴持ってる?」

武内P「……のど飴でしたら」

杏「それでいいや、ちょーだい」

武内P「はい」ゴソゴソ

杏「いれてー」アー

武内P「どうぞ」ポイ

杏「んー」コロ


片桐早苗との日常

武内P「では片桐さん、仕事のお話で少々よろしいですか」

早苗「いいよー……ってP君、ネクタイ歪んでる」

武内P「……申し訳ありません、すぐに」

早苗「全くもう、P君も子供じゃないんだからしっかりしなさい」ナオシナオシ

武内P「……すみません」グイグイ

早苗「はいこれでよし! おっとこまえー♪」バンッ

武内P「それで、次の仕事なのですが――」

早苗「あーっ、目の下にクマ出来てるじゃない!」

早苗「ちゃんと寝てるの?」

武内P「はい」

早苗「一日何時間?」

武内P「……毎日六時間は寝ています」

早苗「ウソつき。本当は何時間?」

武内P「……三時間です」サワ

早苗「せめて最低四時間は寝なさい。頑張るのは結構だけど、判断鈍ったら元も子もないでしょーが」

武内P「……仰る通りです。お気遣い、痛み入ります」


武内P「それで、次のしご」

早苗「そんな不安定な生活しててご飯ちゃんと食べてるの?」

武内P「……はい」

早苗「…………」ジー

武内P「……レトルトとインスタントが主食ですが、ちゃんと三食食べています」

早苗「そんな生活してたらいつか倒れちゃうよ?」

早苗「ちゃんと野菜も食べなきゃダメ!」ゴソゴソ

武内P「…………」

早苗「ほら、とりあえず今日の所はあたしのお弁当あげるから」ポン

武内P「いや、でも」

早苗「いーのいーの、あたしはダイエット中だから!」バンバン

早苗「自炊しろとまでは言わないけど、バランスいい食生活するよう心掛けること!」

早苗「身体が資本の仕事なんだから」

武内P「……ありがとうございます」

武内P「それで、仕事の」

早苗「ああもう、スーツもよれよれじゃない」クイクイ

早苗「クリーニングちゃんと出してるの?」

早苗「洗濯物とかため込んでないでしょーね?」ジロッ

武内P「……はい」

早苗「あんまりひどいとP君の家に乗り込んじゃうぞ?」

武内P「……善処します」サワ

凛(お母さんだ……)

卯月(お母さんだ……)

未央(お母さん……)


向井拓海との日常

ザァァァ

武内P「…………」

武内P(雨……確か、折り畳み傘が鞄に)ゴソゴソ

拓海「よ、よう」

武内P「……向井さん」ピタ

拓海「アンタが近くに営業出てるって聞いたからよ……」

拓海「その、この辺に用もあったしついでに来たんだ」

拓海「だからって訳じゃねえんだけどさ……ほれ」スッ

武内P(傘……)

武内P「ありがとうございます」

拓海「べ、別にアンタの為に持ってきた訳じゃねえよ。ついでだからな、ついで」

拓海「……風邪ひかれても困るしな」

武内P「はい……では、事務所に戻りましょう」バッ

拓海「おう……」

拓海「……しかし、改めてでけぇよな、アンタ」

武内P「恐縮です」

拓海「身体つきもいいし、喧嘩も強そうだなぁ」トン

拓海「実は昔ワルだったとか、そういうのじゃねえの?」ニヒヒ

武内P「……残念ながら」


龍崎薫との日常

薫「せんせぇー!」タッタッタ

武内P「おはようございます、龍崎さん」

薫「ねえせんせぇ!」

武内P「はい」

薫「ちょっと聞きたいことがあるんだけど……いーい?」

武内P「どうぞ」

薫「赤ちゃんってどうやってうまれてくるの?」

武内P「…………」ピシッ

薫「学校でおともだちとお話してたんだけど……みんなわかんなかったの」

薫「未央おねーちゃんにもきいたんだけど、せんせぇにきけばわかるんじゃないかな、って」

武内P「……そうですか」

武内P「…………」サワ

武内P「…………」ゴゴゴゴゴゴゴ

薫「せ、せんせぇ?」

武内P「……愛し合う男女が結婚し、共に暮らすことで育まれます」

薫「?」

薫「うーん……わかんないよ」

武内P「大人になれば、わかるかと……」

薫「かおる、あとどれくらいで大人?」

武内P「…………」(計算中)

武内P「八年、でしょうか」

薫「八年たったら、せんせぇがおしえてくれる?」

武内P「……わかりました」

薫「やったあ! 約束だよ!」

武内P「…………」サワ

薫『かおる、16さいになったらせんせぇにあかちゃんのつくりかたおしえてもらうんだ!』

武内P「…………」ゾクッ

武内P「……あの、龍崎さん、この事はどうかご内密に……」

薫「?」


赤羽根Pとの日常_3

赤羽根P「実際、プロデューサーも裏方とは言え大変だよな……」ゴク

武内P「ええ」ゴクッ

赤羽根P「でも好きなことをやれてるんだ。まだ俺たちは幸せ者だよ」グビ

武内P「そうですね」

小鳥「あ、プロデューサーさんじゃないですか」

赤羽根P「小鳥さん?」

小鳥「何だか見覚えのある後姿だなぁ、と思ったらやっぱりでしたね」

小鳥「ご一緒してもいいですか?」

赤羽根P「ええ、是非」

小鳥「失礼します……あら?」

武内P「…………」ペコ

赤羽根P「ああ、彼は346プロダクションのプロデューサーで、俺の後輩なんです」

赤羽根P「彼女は765プロダクションの事務員で、先輩の音無小鳥さん」

小鳥「そうなんですか、よろしくお願いします」ニコ

武内P「よろしくお願いします」

小鳥「他の事務所のプロデューサーさんとお話する機会なんて滅多にありませんから、貴重です」

赤羽根P「彼はこう見えても不器用でして……」グビ

赤羽根P「顔は怖いですけど優しくて、とても一途で頑固な男らしいやつなんです」

武内P「…………」ゴク

小鳥(不器用……優しい……一途……男らしい……)

赤羽根P「俺が唯一、こうやって愚痴を遠慮なく言える相手でもありまして……」

赤羽根P「聞き上手なんで、俺も酒が進んで酔い潰れちゃう事も多いんですよ」ハハハ

武内P「先輩……飲み過ぎです」

小鳥(プロデューサーさんが心を開いてる……愚痴……愛の囁き……?)

赤羽根P「お、柄にもなく照れてるじゃないか」

武内P「…………」

赤羽根P「まあ、俺も悪いとは思ってるよ。何回も酔い潰れて介抱してもらってるもんな」

武内P「いえ、気にしないで下さい」

小鳥(介抱……!? それにあの鈍感プロデューサーさんがこんな開けっ広げに……!)

武内P「私も先輩には色々と教えてもらっていますから」

赤羽根P「俺もまだ、誰かに教えられるほどやり手じゃないよ」

小鳥(教えてもらって……やり手!? なに、何なの? それってやっぱりそうなの!?)

小鳥(このやり取り……多数のキーワード……これらが符合するところは……ひとつ……っ!)


小鳥祈祷(妄想)中...
     _人人人人人人人人人人人人人人人_

      >    ゆっくりしていってね!!!   <
       ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
                         ,==ヽ、ィニニ=ヽ,.
                       〃 ―ヾ-''-ヽ_

    ,、' ゙ ̄ ̄; ̄ ̄~`ヽ、,        /´        \
  ,、'           `ヽ      / /  /  ,   ヽ  ハ
  /     ," i    ;  ',  l     { ,|  i  ハ  !  i  , i ヘ
 ,!  "´/ /! ハ ノ ハ  ! l     L__NL.」 ノハ i_i_ハ_| | ; |
 |   | /__,.!/ V 、!__ハ ! |     |i (ヒ_]    ヒ_ン )./| |/
 !  ! レ.i' (ヒ_]     ヒ_ン レ ノ     |:!`(__/),___,(_/")" |:ソ
 |  ゙i  !'"    ,___,  "' i |  、ヘ  |:|',.   ヽ _ン     ,|:|   //
  ゙i ゙i |    ヽ _ン   ノ |    弋辷l〆ヽ、       ,イ ||ト〆メ
  ゙| ! | >,、 _____, ,.イ i |         ` ー--─ ´




小鳥「…………」タラー

赤羽根P「……小鳥さん? 鼻血が――」

小鳥「  」ツー......ブッシャアアアァァァ

小鳥「  」フラッ

バターン

赤羽根P「小鳥さん!?」ガタッ

武内P「……なんていい笑顔」ヒック

武内P「名刺だけでも」スッ

赤羽根P「お前、平気な顔して酔ってるな!?」

赤羽根P「救急車、救急車!」


三村かな子との日常

かな子「んん~♪」パク

武内P「すみません、麻婆豆腐を追加で」モグモグ

かな子「おいしいれふ~」ペカー

武内P「そうですか」

かな子「ん……でも食べ過ぎると……また……」チラッ

武内P「…………」パク

武内P「三村さんのその笑顔は素晴らしいです」

かな子「そ、そんな……」カァ

武内P「失礼な物言いですが……」

武内P「その笑顔を見られるのなら、三村さんが体型を崩しても、元に戻す為に全力を尽くします」

かな子「プロデューサーさん……」

武内P「すみません、青椒肉絲を追加で。ライスの大も一緒に」

かな子「……プロデューサーさんも良く食べますよね」

武内P「……燃費が悪いので」モグモグ


橘ありすとの日常

ありす「あの……プロデューサーさん?」

武内P「おはようございます、橘さん」

ありす「おはようございます……」

ありす「その……お話があるんですけど」モジモジ

武内P「…………?」

ありす「私、試しに料理をしてみたんです」

ありす「ほ、ほら、料理番組に出ることもあるかも知れないじゃないですか。その予行演習と言いますか」

ありす「それで……出来たものをプロデューサーさんに食べてもらえたら、と思いまして」チラ

武内P「それは……嬉しいです」

ありす「本当ですか!」パァァ

武内P「はい、是非」

ありす「これ……なんですけど」

武内P「…………」

ありす「旬の苺を使用した苺パスタです」

武内P「…………」サワ

ありす「巴さんには好評だったんですよ」

ありす「プロデューサーさんのお口に合えば良いんですが……」

武内P「……いただきます」

武内P「…………」パクッ

ありす「…………」

武内P「…………」モグモグ

ありす「あの……どうですか?」

武内P「……美味しいです」ムグムグ

ありす「本当ですか!?」ペカー

ありす「ありがとうございます、お陰で自信がつきました」

ありす「おかわりも沢山ありますから、遠慮せずにどうぞ」

武内P「…………」ゴクリ


諸星きらりとの日常

きらり「Pちゃんおはー☆」

武内P「おはようございます」

きらり「Pちゃんいつものだっこしてー!」

武内P「はい」ガシッ

武内P「よ……っと」グイッ

きらり「お姫様だっこうきゃー☆」

きらり「きらり重くないー?」

武内P「いえ、全く」

きらり「えへへー、Pちゃんはおっきくて優しいなー☆」ギュー

武内P「……恐縮です」

武内P「あの……そろそろ」

きらり「だめー」ギュー

武内P「…………」


星輝子との日常

武内P「…………」

輝子「…………」

武内P「…………」

輝子「…………」

武内P「…………」

輝子「…………」チラ

武内P「…………」

輝子「…………」ジー

武内P「……どうぞ、おやつです」スッ

輝子「フヒ…………きのこの里……」ニヤ

武内P「…………」

輝子「…………」パク

武内P「…………」

輝子「あ、アーン……」

武内P「…………」パク

輝子「う、う、うまいか……?」

武内P「はい」モグモグ

輝子「フヒ……フフヒ……」パク


神崎蘭子との日常

蘭子「まこと煩わしき太陽よ……彼の有様では魔の使者コカトリスも簒奪の力を得ると言うものよ(今日もいい天気ですね……小鳥さんも嬉しそうです)」

武内P「…………」フゥ

蘭子「……瞳を持つ者よ、魂の輝度が磨耗し堕天しておるぞ(プロデューサーさん……お疲れですか?)」

武内P「…………」

武内P「……いえ、大丈夫です」

蘭子「貴殿は我の契約者……闇の力の行使は過剰を過ぎれば毒となる(無理しないでくださいね)」

蘭子「我々の野望は貴殿の瞳により本懐を遂げる……無理をするでない(私たちにはプロデューサーさんが必要なんですから)」

武内P「……お気遣いありがとうございます」

蘭子「望郷は我には似合わぬが……否が応にも地獄の釜の蓋はサバトの始まり告げる……(思い出しますね……プロデューサーさんと出会った時のこと)」

武内P「…………」



武内P『あの……すみません』

蘭子『む……?(はい?)』

武内P『私、346プロダクションというアイドル事務所でプロデューサーをしている者ですが』

武内P『アイドル……やってみませんか』

武内P『名刺だけでも……』スッ

蘭子『寓話に伝え聞く奉られし偶像だと……?(アイドル……?)』

蘭子『……我を諫言にて謀るか(私が……そんな……)』

武内P『…………』

武内P『……闇の王よ、我が名を硝子の盤に刻み給え(名刺だけでも)』スッ

蘭子『……!(……!)』パァァ

蘭子『瞳の持ち主であったか……!(そんな……信じられない……!)』



蘭子「ククク……彼の邂逅こそ今は遠き徒な理想郷よ(ふふ、懐かしいですね)」

武内P「はい」

ちひろ(どうやって会話が成立してるんだろう……)


遊佐こずえとの日常

武内P「ふう……」

武内P「ん…………」ウトウト

武内P「…………」コックリコックリ

こずえ「おはよー……」

武内P「…………」

こずえ「ぷろでゅーさ……」トコトコ

こずえ「ソファーでおやすみー……?」

武内P「……zzz」

こずえ「……」ゴソゴソ

こずえ「えへへ……おやすみー……」モゾモゾ

こずえ「ふぁぁ……むにゅ」


杏「おは……」ガチャ

杏「……ん?」

武内P「……zzz」

こずえ「……くー」スヤスヤ

杏「ぬぅ……杏を丁稚奉公に出しといて自分は寝てるなんて、なんたる悪逆非道!」

杏「こうなったら杏も寝てやる」ゴソゴソ

杏「おやすみー」


ありす「おはようございます」ガチャ

武内P「……zzz」

こずえ「…………」スヤスヤ

杏「…………」クカー

ありす「…………」

ありす「…………」キョロキョロ

ありす「……よしっ」グッ

ありす「…………」モゾモゾ

ありす「……ふふっ」


ガチャ

凛「おはよ……う……?」

凛「…………」

武内P「……zzz」

こずえ「くぅ……」

小梅「ん…………」クークー

杏「んが……」ジュルッ

仁奈「…………」スピョー

薫「……せんせぇー……」

輝子「フフ……フヒ……(寝言)」

ありす「…………」スヤスヤ

凛「なにこれ……」

ちひろ「あら凛ちゃん、おはよう」

凛「おはようございます……なんですか、この状況」

ちひろ「プロデューサーさん、最近忙しかったですから……たまにはいいでしょう」

ちひろ「凛ちゃんも一緒に寝る?」

凛「……冗談」

ちひろ「はい毛布」スッ

凛「ちょっとちひろさん、私は……」

ちひろ「毛布、みんなに掛けてあげておいてください」

バタン

凛「もう……」

凛「…………」

武内P「……zzz」

凛「……お疲れ様、プロデューサー」ファサ

凛「……いつも、ありがとね」ナデナデ

凛「……ん」

凛「…………」ウトウト


ガチャ

未央「おっはよー!」バターン

卯月『しー! 未央ちゃん静かに!』

卯月『……』チョイチョイ

未央『え、なになに、どしたの?』ソー

未央『あ……』

武内P「……zzz」

凛「ん……」コックリコックリ



おわり


拙文失礼いたしました。

思い付いたまま書いただけなので人選に意味はありませぬ。

読んでくれた方、ありがとうごぜーました。


もっと続けてくれてもええんやで、
むしろ続けてください

>>40
ありがとう。でもすまん、もうネタ切れや……
また書き溜めて投稿させてもらいますわー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月23日 (月) 15:01:36   ID: oTb6_PG1

パクったくせに一言も言わず露見したら無視決め込む
ダッサ、恥ずかしくないの?

2 :  SS好きの774さん   2016年06月19日 (日) 02:01:58   ID: vsysHrw0

?

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