黒井「oui」伊織「de変態」 (54)


パリ市内 某所

黒井「ふむ、やはり本場のマカロンは一味違うな」

???「~~~!」

黒井「む?あれは高木の所の成金小娘では無いか」

黒井(トラブルの様だがここで恩を売って、765プロの妨害工作に役立てるとするか…)

黒井「…それどころではないようだな!」




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伊織「ちょっと止めなさいよ!変態!」

男「ちょっとだけ付き合ってよ〜マドモアゼ〜ル」

伊織「なんなのよ!もう!」

黒井「そこまでだ、ムッシュ」

伊織「え?」



男「なんだアンタは?」

黒井「その娘は私の連れだ。離れて貰おう」

男「ちょっとサイン貰おうと思っただけなんだよ」

黒井「…だそうだか?」

伊織「えっと…勘違いしてたみたい…はいコレ」カキカキ


男「メルスィ!僕もちょっと強引だったよ〜ごめんね!じゃあ応援してるよマドモアゼル伊織!!」


伊織「ふぅ…」

黒井「大丈夫か?」

伊織「えぇ….」


伊織「その…ありがとう…って961プロの黒井社長!?なんでこんな所に?」

黒井「ウィ、出張ついでに観光をしてたのだよ高木の所の三流アイドルよ」

伊織「三流は余計よ!でも本当に助かったわ。アンタがいなきゃ更に話が拗れてたわ」

黒井「気にするな」


黒井「ところで貴様はなぜここにいる?」

伊織「私はちょっと纏まったオフが取れたから旅行にね」

黒井「両親はどうした?」

伊織「仕事よ。で退屈だからちょっと散歩してたらあのザマよ」


黒井「ふむ。では貴様の宿泊先まで送ろう」

伊織「えっとその前に…良かったらお茶にでも行かない?」

黒井「なに?」

伊織「勘違いしないでよね!ちょっとしたお礼よ!」


黒井「…水瀬伊織よ、食事は取ったのかね?」

伊織「えっと、まだだけど」

黒井「なら私の行きつけの店に案内しよう」


パリ市内某所 L'EPI DUP◯N

黒井「ここだ」

伊織「ビストロなのね」

黒井「ウィ。ここはリーズナブルで美味い」


店員「こんにちは!」

伊織「日本語?」

黒井「ここの店員さんは日本語が喋れるのだ」

黒井「さぁ好きな物を頼むが良い」


伊織「私はこのソーモンのソテーを貰うわ」

店員「シャケですね!」

伊織「そこはせめてサーモンでいいじゃない!」

黒井「私は鴨肉のコンフィを貰おう」

店員「はい、少々お待ち下さい!」


───
──


伊織「美味しいじゃない!」

黒井「ウィ。言っただろうセレブな私の行きつけだ」

伊織「リーズナブルって言ってたじゃないの」

黒井「うるさい!」


───
──


パリ市内 某所 ホテル前

伊織「ふぅ、本当に美味しかったわ。しかもお礼のはずが出して貰っちゃって」

黒井「ここはフランスだぞ?男性が出すが当たり前だ」

黒井「では私は失礼しよう。アデュー」




伊織「まだお礼してないわよ…A bientot」


─────
───


パリ市内 LES DEUX MAG○TS

伊織「あら、黒井社長じゃない。ボンジュール」

黒井「む、水瀬伊織か」

伊織「相席いいかしら?」

黒井「構わんぞ。そこのギャルソン、ムニュを貰おうか」











伊織「それは?」

黒井「オランジーナだ。最近日本で売ってるだろう」

伊織「急に流行ったやつね」

黒井「ウィ。だが実は昔にこれと同じで瓶で売っていたんだが、販売中止になってしまってな」

黒井「日本の企業が買い取って今また再販しているわけだ」

黒井「昔はカフェや雑貨屋くらいでしか買えなかったんだぞ」

伊織「へぇ」

黒井「やはりこの瓶でなくてはダメだな!」




黒井「おっと熱くなってしまったな。注文は何にする?」

伊織「私もオランジーナにしようかしら」

黒井「なに?確か炭酸は苦手だっただろう」

伊織「なんで知ってるのよ。まぁ物は試しね」


伊織「結構炭酸が強いのね…」

黒井「フランス産は炭酸が強くて味もすっきりしているな」

伊織「でもオレンジの粒がいい味だしてるわね」

黒井「なかなかわかるではないか」

伊織「…結構おいしいかも」

───
──





黒井「では私は仕事があるので失礼するとしよう」

伊織「あの…本当に世話になったわね。その…ありがとう」

黒井「ウィ、では日本でまた逢おう。アデュー!」


765プロ

P「おはようございますー!」



???「これはこれは、ダメ人間の見本市に出てそうな三流プロデューサー君ではないか」




P「見本市って…ってまたあなたですか黒井社長!」

黒井「ウィ」

P「今日は一体なんの用なんですか?」

黒井「なぁに、つい先日スーパーセレブらしくヨーロッパに観光に行ったものでな」

黒井「この貧乏事務所にお土産でも恵んでやろうと思ってな」

P「ぐ…わざわざありがとうございます」


小鳥「プロデューサーさん!本場ラデ○レのマカロンですよ!」

黒井「では相変わらず私は忙しいので失礼する!アデュー!」

小鳥「お気をつけて!」



P「忙しい割にはいつも律儀にお土産持ってきてくれるよな…」


─────
───


赤坂 ブーブーエス

律子「では事務所に戻りましょうか」

やよいおり「は~い!」

やよい「あ!黒井社長!」

伊織「あら本当」




黒井「やよいちゃんに伊織ちゃんではないか。それに元アイドルの二流プロデューサーか」

律子「相変わらず嫌味ったらしい…」

やよい「黒井社長!いつものアレやりましょう!」

黒井「ウィ。勿論だ」

やよい「いきますよ~~!ハイ、タ~ッチ!」

やよい&黒井「イェイ!」

律子「」


伊織「えっとコレあげるわ」

黒井「これはフランス産のオランジーナではないか」

伊織「えっと、勘違いしないでよね!ちょっと箱で買っちゃったから飲みきれないだけよ!」

黒井「ではいただくとしよう」

やよい「えへへ~!」ニコニコ

黒井「勘違いするんではないぞ!伊織ちゃんが飲みきれないと言うから貰っただけにすぎんからな!」




やよい「今度は伊織ちゃんと黒井社長とみんなでもやし祭りしましょう!」

黒井「そ、そうだな」

伊織「や、やよいが言うならしょうがないわね!にひひ♪」



律子「」



おわり



乙です
面白かったです

書くところ間違えた

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