久「みんなで須賀くんを慰安してあげましょう!」 (1000)


キャラ崩壊注意
18禁
京太郎が一応主役
キャラが死んだりする描写あり
安価・コンマあり(気分次第)

以上の点で二次創作と割りきって頂ける方推奨



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424170204


清澄高校は夏のインターハイ悲願の初出場、初優勝を成し遂げた。

久「みなさん、本当にありがとう……みんなが居たからここまでこれました…っ」

久「思えば、一年生の時は部室で一人牌を弄っていて……夢だったけど、これが実現するなんて」

久「信じてくれる人、誰も居なくって……二年生の時にまこが」

優希「部長!話長いじぇ!早く乾杯、乾杯!泡が抜けるじょ!」バンバン

和「こら!ゆーき、上の挨拶くらいしっかり聞きましょう」

咲「でも年取るとどうしても話長くなっちゃうよね~」

まこ「カッカッカ……言われとるぞ、部長」

久「……コホン、まあ私が言いたいのは、インハイお疲れ様でした!今日は思いっきり飲みましょう!」

久「清澄高校麻雀部の益々の発展を祈念して」

一同「かんぱ~い!」


優希「ぷはぁ~~~!この一杯の為に頑張ったじょ」

和「勝って飲むお酒ほど美味しいものはありませんね」

咲「わわわ~私、こんないいお店初めてだよぅ……さすが東京ですね」

まこ「それにしても高そうな店じゃな~、会計大丈夫か、アンタ」

久「今日は気にしないで!私の奢りよ!」

優希「さすが部長!太っ腹だじぇ!店員さーん、一番高い酒を頼む!」

和「わ、私はこの可愛らしい名前のシャンペンを」

まこ「ワシもシャンパンなんて初めてじゃな、この機会にたくさん飲んどくかのぉ」

久「~~~♪」

咲「ほ、ホントに大丈夫ですか……ゼロが5つ付いてるのみんな平気で頼んでますけど……」

久「いいのよ、いいのよ……私の奢りっての嘘。今日の飲み代全部麻雀協会持ちだから」

咲「そうなんですか~」

久「まあ優勝賞金みたいなものね、毎年恒例らしいわよ」


まこ「それにしても優勝したら景色が変わるのぉ」

優希「長野の意地を見せつけたじぇ!マスコミの連中も目の色変えてたじょ」グビグビ

和「凄いですね、これがインハイ……」

まこ「臨海がヨーロッパの世界ランカーを高い金で呼んでるのがわかるのぉ……奨励金、特別功労金、麻雀助成金という名目で多額の援助……ワシだけじゃ会計しきれんぞ」

久「秋からはプロや実業団のスカウトも清澄に来るわよ。私もたっくさん名刺貰ったわ、ほら」

咲「わわっ、何ですかその名刺!」

久「名刺の裏に万札付いてるのよね~これが麻雀バブル……おっそろしい」

優希「部長だけずるいじょ!」

久「こういうのは話のわかる大人にならないと貰えないのよ……それに一番卒業近いのは私だから」

まこ「まあワシらも後々栄養費名目でたくさん貰えるんじゃろうな」

久「でも結果残さないとダメよ~、連中なんてすぐ離れてっちゃうんだから」


夏のインターハイで優勝した彼女らは、その晩、我が世の春を謳歌していた。

咲「あれ?誰か忘れているような……」


一方優勝を逃したチーム虎姫は……

誠子「ほんっとすみませんでした」ドゲザ -30000点

尭深「ごめんなさい……私がもっと稼いでいれば……」 +500点

菫「仕方あるまい……臨海が昨年以上に戦力を整えていた……」 -10000点

照「そういう問題じゃないと思う……ぽっと出の阿知賀や清澄にも負けるし」 +75000点

誠子「……ウッ…」

尭深「監督は……」

菫「首だな。なぜ照を大将に置かなかったかの任命責任を問われてな……今晩は各方面への電話対応で追われて眠れない夜になるだろう」

照「とりあえずお菓子パーティー……する?」

墓場のような空気だった……


優勝は逃したものの、3位入賞を果たした阿知賀女子は……

宥「マジカルまーじゃんワンダーランド~♪この大きなう~ちゅう~♪」

穏乃「ホイホイ!」ジャカジャカ

玄「大好き~大好き~♪」


憧「ねえ、灼……ハルエの事だけど……」

灼「うん」

憧「……秋からどうするんだろうね」

灼「わからない……でもプロに行くのがハルちゃんの夢だから」

憧「ハルエ抜きでやれるのかな、私たち。宥ねぇもいなくなるし」

灼「たくさんお金学校に入るらしいし……それでうまくやってくしかないと思……」

穏乃「ほらほら、ふたりとも!何辛気臭い話してるの!今日はパーッと歌お!」グイッ

憧「ちょ、ちょっとシズ……!」

カラオケで盛り上がっていた


東京の何処かのビルの屋上

ダヴァン「……負けマシタね、サトハ」

智葉「ああ」

ダヴァン「私はアメリカに帰りマス……サトハ、渡米の際は連絡くだサイ……カップ麺のお土産を忘れずに」

智葉「わかった」

ダヴァン「Good Bye My best friend.」

智葉「……ちくしょう」グスン

辻垣内智葉は屋上で一人、敗北を噛み締めていた。


京太郎「あー……清澄高校って優勝したんだよな……」

繁華街の大きなテレビでインハイ特集が組まれ、清澄高校の優勝を大々的に報道している。

京太郎「今日は打ち上げだと思ってたけど……みんなどこで食事してるんだろ」

京太郎「ホテルに帰ったら誰も居ないし……」

京太郎「あんま思いたくないけど、きっと俺抜きでいい店で食ってるんだろうか……」

京太郎「まあ仕方ねえか!俺を交えての会はまた後日だよな!今日くらい、苦楽を共にした出場メンバーで水入らずの打ち上げしたいよな……」

京太郎「……ウウッ」

京太郎「まあ今日くらい、贅沢してお店で飲むか!おっ!あの赤ちょうちんのお店とか良さそうだな!」

京太郎は一人ぼっちで東京の街をうろついていた。


京太郎「うぃ~……もうこんな時間かよぉ……みんなホテル帰ってんのかね……」

京太郎「あれ、ここどこだ、スマホスマホ……」

京太郎「あ~さっきの店でスマホ忘れちまったか~まあいっか~」

京太郎「あ~~いい気分だ~~」

京太郎「俺はインハイ優勝校、清澄高校の須賀京太郎様だぞ~道を開けろ~」ウィー

三軒目の店を追い出され、彼は酩酊状態で東京を一人彷徨っていた。

これはそんな須賀くんの物語である……

京太郎「さて、どないするかね」

京太郎は何をする?
例1:もう一件飲みに行く(その場合、淡と出会ったりする)
例2:ホテルに帰る(次にコンマが出て、帰れたり帰れなかったりする)

自由にお願いします ↓1

何か誘導っぽくなってすみません……例が出るのはこれが最後です


京太郎「ひっくっ……飲み足りねぇな……もう一軒行くかっ!」

京太郎「このバーとか良さそうだな」

Bar いくのん

京太郎「ごめんくださーい……一人大丈夫ですかー?」

赤阪「いらっしゃ~い、カウンターでええですか~」

京太郎(うおっ、バーテンさん綺麗な人っ)

京太郎「もちのロンで~す」

京太郎(結構シックな雰囲気だな……あんまり騒げなさそうだけど……暇だしこのバーテンさん口説くか)

赤阪「何にしますか~?」

京太郎(め、メニューなしの店ね……ちょっとお値段が怖い……)


何を頼む?

↓1


京太郎「ウォ、Water, Please」

赤阪「ご注文ありがとうございます~~目の付け所がシャープやな~~」

京太郎(水飲んで帰ろ)

赤阪「は~い、東京の天然水~」水道水ジャー

京太郎「は、ははは……」

赤阪「この店で一番高い飲み物頼むとはお客さん、儲かってまんな~~」ニコニコ

京太郎「ヒエッ……ち、ちなみにおいくらで……」

赤阪「あれ?もうお会計~?」

京太郎「は、はい!す、すみません!お店、間違えました!」

赤阪「間違えましたじゃすまへんよ~~もうお水入れてまったし~~」

京太郎(こ、これが噂のボッタクリバー!)


淡「……プッ……アハハハハ!」

赤阪「あっ、淡ちゃん笑ってくれた~」

淡「お客さん、このお店、そういう店じゃないよ」

京太郎(あ、ボトルの陰に金髪の可愛い女の子が!)

赤阪「しゃーない、淡ちゃんの笑顔に免じて30万円のところ、300円に負けたるか」

京太郎「そ、それでも300円なんですね」

赤阪「こういうお店は座るだけでお金かかるんやで、あんちゃん」

京太郎「あ、そうなんっすね」

赤阪「えっと、改めて、ご注文何にしますか~」

京太郎「じゃ、じゃあビールで……」

赤阪「ウチ、ビールおいてませーん。それにアンタ未成年やん」

京太郎「あわあわ……」

※説明しよう!本格的なイギリスのガチバーはビールを置いていないのだ!(ソースはレモンハートっていう漫画。1もそういうお店は行ったことがない)


淡「郁乃さん、この人に私と同じの」

赤阪「はいは~い」

京太郎「あ、あざっす」

さり気なく隣に座る京太郎。

淡「値段気にしなくていいよ。1万円くらいで十分飲める店だし。あんまり高そうなの注文したら、キチンと止めてくれる人だから」

金色のカクテルが出てきた。

京太郎「……ん!美味しい!甘くて……」グビグビ

京太郎「なんて名前のお酒ですか?」

淡「ミモザ」

京太郎「へ~~、こんな美味しいお酒があったんですね~」


それっきりお店に沈黙が訪れた。

結局俺はウイスキーのロックを頼んで、それをチビチビ飲んでいた。

突然、気が変わったのか、関西弁の怪しいマスターが話しかけてきた。

赤阪「お客さん、どこの人~」

京太郎「お、俺、長野です」

赤阪「東京にはお仕事で~?」グラスフキフキ

京太郎「あれ?俺、東京に何しに来てたんだっけ……」ズキッ

赤阪「ま~お客さん、た~くさん飲んでたみたいやし~記憶なくすことも若いうちは経験やね~~」

京太郎「何か嬉しい事があったのは覚えているんですが……」

赤阪「嬉しい事~~?」

京太郎「何かの大会で優勝して……みんなで喜んで……ウッ……」

淡「……優勝、かぁ」


大星さんはとても悲しそうにお酒を飲んでいた。

ふと、間が持たなくなって話しかけてしまった。

京太郎「あ、あの、大星さんは、お仕事何してるんですか?」

淡「水商売」

京太郎(じ、地雷だったか……)

赤阪「ま~、このお店に来る人は色々あるんや~」

京太郎(水商売……確かにめっちゃ美人……)ゴクリッ

赤阪「勝てば天国負ければ何とやら……世の中そう出来とるんやね~」

京太郎(金髪、地毛かな……スタイルイイし、足キレイだし……睫毛くりんとして、目おっきい……)

赤阪「アンタも現実で辛くて苦しいことあったから、ココに迷い込んだんやろね~~」

京太郎(胸は控えめだけど、キチンとあるし、うおっ、そういう目で見たなら何かいい匂いしてきた……)

京太郎(どうしよう……)

京太郎はどうする?
↓1


京太郎(あわあわ!あわあわ!あわあわうううわわああああ(中略))クンカクンカ

京太郎(おっひょおおお!何この匂い!?)

京太郎(いい女の香りだ……もうちょっと近付いて嗅ぎたい……思いっきり耳の裏に鼻当てて……)

京太郎「あ、あの……俺……」グイッ

淡「何?」

京太郎「今晩はアナタの側で飲んでいいですか?」キリッ

赤阪「もう飲んでるや~ん」

京太郎「ちょ、ちょっと茶化さないで下さいよ」

淡「口説いてるつもり?ダサいからどっか行って」

京太郎「あうぅ……」

京太郎「思い出した……俺、高校の麻雀部で……雑用ばっかやらされて」

京太郎「最初は初心者ポジションでまだ居場所があったんだ」

京太郎「でもいつの間にか、控室でテレビ見てるだけのモブになってて……最後にはみんなから存在も忘れられて」

京太郎「なんて仕打ちだ……」

赤阪「何同情誘ってるねん、このガキ」

淡「そ……」

京太郎「今晩だけでいいんだ……俺の話を聞いて下さい」

ゾロ目で淡と仲良くなる

↓1 コンマ


京太郎「うおっ!!」

目が覚めると俺はいつの間にかホテルにいた。

京太郎「あれ……淡ちゃんと飲んでいたような……」ズキンズキン

それも知らないホテル。

京太郎「はっ!インハイはどうなったんだ!」キョロキョロ

京太郎(確か……清澄高校が優勝したところまでは覚えているが……)

プルルルル プルルルル

京太郎「くそっ……あれ、部長から電話?」

京太郎「はい、もしもし、須賀です」

久『あー、須賀くん?大丈夫?』

京太郎「だ、大丈夫っす」

京太郎(この人に言われると反射的にそう返しちまう……パブロフの犬だな)


久『そー、良かったわ。テレビしっかり見てたの?私の活躍見た?」

京太郎「あ、あれ?」

久『さては寝ぼけてるわね……まあ私のはいいか……これから大将戦始まるから、咲に一言よろしく!』

京太郎(???)

咲『ちょ、ちょっとぶちょ、いいですよ、もうぅ……あ、京ちゃん…?』

京太郎「咲……か?」

咲『……』

京太郎「と、とりあえず頑張れ!」

咲『うん!』ガチャン

電話は切れた。


どうやら俺は決勝戦の前日に熱を出してホテルで休んでいたらしい。

最後までみんなと一緒に戦えないとは情けない……

体調は不思議と良かったので、俺はホテルを出て、駅前の交差点の大きなテレビで道行く人と一緒に咲の戦いを見届けた。

京太郎(あの金髪の娘……凹んでるなぁ……あれ、どっかであった気がする)

俺の記憶はぼっかり抜け落ちているような気がした。

京太郎「頑張れ……咲!」

俺は小さな声で、咲にエールを送る。


恒子『さー、いよいよ迎えました!夏のインターハイ、団体決勝大将オーラス!』

恒子『僅差のトップで大将までたすきを渡した白糸台、まさかの大星選手絶不調』

恒子『トップを走るのはサカルトヴェロの英雄ネリーヴィルサラーゼ選手』

恒子『2位で追うは山の神、高鴨穏乃、誰が彼女のここまでの健闘を予想したか!』

恒子『3位でつけるのは宮永照の妹、宮永咲選手、ハネマン直撃でトップ逆転です』

これまさかループ物?


道行く人が足を止めて、大将戦の結末を固唾を呑んで見守る。

この中で、俺が彼女たちの一番近くにいた。それが俺のひそかな自慢だ。

京太郎「やっぱ強いな、全国は……!でも咲ならやれるさ!」

時間が止まった気がした。

咲『それ……カンッ!』

京太郎・街の人「うおおおおおおおおっ!!!!」

咲『嶺上開花タンヤオ……カンドラ乗りました!ドラ4で12000!』

京太郎・街の人「うおおおおおおおおっ!!!!」

恒子『まさか~~~!優勝は清澄!清澄高校でけっちゃ~く!』


京太郎(やりましたね、部長……ゆーき、染谷先輩、和、咲……みんなの力があって……)

京太郎「おめでとう!清澄高校!」


モブ・エンド

>>42
はい。
京太郎がみんなに慰めてもらう事を目的にする物語です
一応ゴールはインハイの打ち上げに呼んでもらうことです。

続きはカップ麺食べたら書きます。

>>6に戻る

咲「あれ?誰か忘れているような……」

和「あ!」

優希「じぇ!」

まこ「むっ」

久「あっ」

和「私はてっきり部長が呼んでいるのかと」

優希「でも忘れていたことは変わりないじょ、のどちゃん……」

和「ううっ……」

まこ「酷いことしたのぉ……ワシら」

咲「京ちゃん……わ、私……」

久「ちょっと浮かれすぎてたわね、私たち……」


まこ「今から呼ぼう」

和「そして謝るしかありませんね……」

優希「犬は犬なりに頑張ってたしな……」

咲「多分、京ちゃん、傷ついている……」

久「ちょっと待って……忘れていたってのは事実だけど」

久「それを伝えると、彼をひどく傷つける事になるんじゃないかしら?」

まこ「コラ!忘れてたのは事実じゃろーが」

久「……そうね、サプライズって事にするのよ」

優希「なるほど!さすが部長だじぇ!そうすれば犬も傷つかず、むしろ私に感謝する!」

和「そんなにうまく行くとは思えませんし、私は素直に謝るほうがいいと思います」

まこ「ワシも和に賛成じゃな」

咲「ごめんね……京ちゃん……」ナミダメ


久「仕方ないわ……じゃあ須賀くんこれから呼んで、みんなで労いましょ?」

優希「でも忘れてたのが知られると、京太郎、絶対に傷つくじぇ……」

咲「でも……なんで忘れてたんだろ……普通なら絶対に気づくのに」

和「最近出番少ないからじゃないですかね……」

咲「多かったのは最初の方だけ……ってその話はヤメ!」

まこ「どうするんじゃ?この店に呼ぶには……違う店予約して……」

優希「そ、それならそれが一次会って事に……まあ嘘を重ねてもアイツを傷つけるだけでもあるじょ」


久「とりあえず、責任とって私が電話するから……須賀くんに謝って、駅前に来てもらうことにするわ」

ピッポッパッポッピ プルルルル……プルルルル……おかけになった番号は現在……

久「須賀くん、出ない……」

>>12に戻る

京太郎「うぃ~……もうこんな時間かよぉ……みんなホテル帰ってんのかね……」

京太郎「あれ、ここどこだ、スマホスマホ……」

京太郎「あ~さっきの店でスマホ忘れちまったか~まあいっか~」

京太郎「あ~~いい気分だ~~」

京太郎「俺はインハイ優勝校、清澄高校の須賀京太郎様だぞ~道を開けろ~」ウィー

三軒目の店を追い出され、彼は酩酊状態で東京を一人彷徨っていた。

これはそんな須賀くんの物語である……

京太郎「さて、どないするかね」

京太郎は何をする?

自由にお願いします ↓1


京太郎「もう帰る!」

京太郎「バッキャロー!清澄なんて知るか!ウィ~……俺がどんな思いで雑用やってたのか知らんだろぉ!」

京太郎「あの重い荷物を背負ってぇ、坂を登ったァ!」

京太郎「毎日、朝早く来て牌をピカピカになるまで磨いたァ!」

京太郎「ベッドのシーツを交換していたのも俺だァ!(匂いをクンカクンカしたのは内緒だ)」

京太郎「チクショウ……その仕打ちがこれかよぉ……」道ばたでグデー

京太郎「帰らなきゃ……」

どこに?(ゾロ目で帰れる)

↓1


京太郎「まあ適当に歩いてりゃ帰れるでしょ~~」

俺は千鳥足で東京を彷徨っていた。

京太郎「おっ!」ドン

誰かと肩がぶつかった。

京太郎「おいコラッ!肩ぶつけて詫び入れんとはどーいう了見じゃコラ!」

ダヴァン「What?」

京太郎(ゲ、外国人……女だけど……)

京太郎(英語喋れないぞ……俺)シュン

ダヴァン(サトハの家の若い衆の真似でスカ……でもそんなに迫力ナイ……)

ダヴァン「……」ジー

京太郎(クソッ、気まずい……どうしよう)

↓1


京太郎「あ、あいらぶゆー」

ダヴァン「?」

京太郎「あいらぶゆー!!!!!」

ダヴァン「????」

京太郎「あいらぶゆーあいらぶゆー!!!!」

ダヴァン(ひょっとしてコレが昔サトハが言っていた、英語でCrazyという奴デスカ……)

ダヴァン「黄色い救急車、呼ばなきゃデスネ……あとチョットコワイ……」

京太郎「って、日本語わかるんかーい」

ダヴァン「Oh!」

道ばたで突然外国人が愛しています!と叫んでいたら君だってそう思うだろ?

ただゾロ目だったのでリカバリー可能だ!


近くのラーメン屋台で

京太郎「さっきは驚かせてすみません……ここ、ボクの奢りでいいです」

ダヴァン(案外普通の人デシタ……)

京太郎「英語ほとんど喋れなくって」

ダヴァン「日本人はそこが弱点デスネ……まあ多くの弱点とは裏を返せば長所でもありマスが」

京太郎「それにしても日本語お上手ですね……こっちは長いんですか?」

ダヴァン「2年デス……日本人の友だちが出来て、上達しマシタ」

京太郎「たった2年で……!Youもうコッチに住んじゃえYO!チェケラッチョ!!」

ダヴァン「それは何語デスカ?日本語は奥が深いデス……私はモウ来週には日本を離れマス」

京太郎「あ、そうなんですか……日本はどうでしたか?」

ダヴァン「Marvelous!特にラーメンとサトハ」

京太郎「ラーメンは中国のほうが旨いんじゃないっすか?」」

ダヴァン「No!日本のラーメンと中国のラーメンは似て非なるものデース!」

ダヴァン「ワタシはこの屋台のような意識高い系のラーメンも好きデスが」ズズズル

ダヴァン「化学調味料コッテリのカップ麺も大好きデスネ!何より安い!」

ダヴァン「特に東京は日本中のラーメンが食べられて……とても幸せでシタ!」

ダヴァン「ただ優勝すれば半年は自由で、サトハと一緒に日本中のラーメン巡りの卒業旅行をしたかったんですケドネ……」


適当に散歩しながら

ダヴァン「フーッ!ゴチになりマシタ!」

京太郎(クソ、チャーシュー麺大盛りで1050円……)

ダヴァン「スガさんはココらへんの人デスカ?」

京太郎「いや、ボク長野から来て迷子なんです……」シクシク

ダヴァン「Oh!Maygo!」

京太郎「スマホもなくしたし、どうやったらホテルに帰れますかね……」

ダヴァン「まあ朝になればお迎えはキマス!」

京太郎「そうだといいんですけど……ところでダヴァンさんは、何用で日本くんだりに?」

ダヴァン「麻雀デスネ!麻雀留学デス!箱根駅伝の外国人スケットみたいなモンデース!」

京太郎「麻雀、ですか……」

ダヴァン「Youも麻雀打てるんデスカー?チェケラッチョイ!!」

京太郎「はい」

ダヴァン「サスガ!麻雀先進国!かような一般ピープルまで麻雀が普及しているトハ!」


京太郎「一応……清澄高校ってところの麻雀部員で……」

ダヴァン「Kiyosumi……」

突然、ダヴァンの顔つきが変わった。

ダヴァン「それは本当デスカ?」

京太郎「はい」

ダヴァン「……ザッツグレイト!テレビで見まシタ!インターハイ、チャンピオン!サイン・プリーズ!」

京太郎「あはは、ボク、男ですよ」

ダヴァン「そうでシタ!ミステーク!AHAHA」

京太郎「あはは」

ダヴァン「もし帰るところがナイなら、麻雀、一緒に打ちまセンか?朝まで?」

京太郎「いや、俺……下手くそです……みんなの練習相手にもならないくらい」

ダヴァン「イッツ・ジャパニーズ謙遜!ブシドー!是非、後学のタメ!オネガイシマス!」

京太郎「いやぁ……」

受ける?受けない?
↓1


京太郎「いいっすよ」

ダヴァン「Oh!Nice!」

京太郎「でもメンツは……」

ダヴァン「ワタシの知り合いが暇してるから大丈夫デース!」


俺はダヴァンさんとかいう謎のアメリカ人に連れられて、東京の雀荘に入った。

安っぽい雑居ビルの地下。階段を降りる音が響く。

ダヴァン「Come here」

看板のない、黒い扉を開いて、俺たちは中にはいった。

照明が薄暗い、カジノのようなところだ。

京太郎(こんな薄暗いところで麻雀って……何か怪しい……)

ダヴァンさんが店の店員と思しき、ラテン系の外国人に英語で何かを話している。

京太郎(も、もしかしてヤバイ系じゃ……今からでも遅くない!)

俺は扉の方を見たが、ガタイのいい外人が扉の前に立ち塞がっていた。


京太郎「だ、ダヴァンさん!俺、ちょっと用事思い出して……!」

ダヴァン「コッチデース!」

京太郎「ちょ、ちょっと!」

俺は一人で奥へ進むダヴァンさんの後を追っていくことしか出来なかった。

京太郎(こんなところに一人ぼっちにされたら死んじまう……)

ダヴァン「この奥デース」

暗い店の奥の扉を開くと、明るい部屋だった。

雀荘が一個だけ、部屋の真ん中に置かれている。

ダヴァン「適当に腰掛けて待ってくだサイ……あと二人、もうスグ来ますから……」

京太郎「あ、あの、レートとか……俺、金持ってない……」

ダヴァン「知ってマス」


遅れてくる二人を待っている間、俺はハウスルールを読んでいた。インハイと全く同じのようだ。

ハオ「Sorry, I’m late」

ミョンファ「Me too」

綺麗な外国人が二人、30分くらい遅れてやってきた。

京太郎(あれ、この二人、どこかで見たことあるっ……)ズキッ

ダヴァン「Too Late!」

ダヴァン「ペラペラペラ~ペラリンコ」

ハオ「ペラペラペラ~~」

ミョンファ「ペラ~~ペラペラ~~」

京太郎(クソ、これ、グルだろ……絶対にヤベェ!)

ダヴァン「Oh!安心してクダサーイ、ワタシたち、ローズ使ったりシナイ、卓上では日本語のみ使用可にシマス!」

ハオ「複雑な日本語がわからないんです、ごめんなさい」

ミョンファ「はい、メグに何のために麻雀打つのか、お聞きしていました」

京太郎「は、はあ……」


京太郎「でも、グルじゃ……」

ダヴァン「No!グルじゃないデス!グルだとしてもアナタは損しまセンし!」

京太郎「で、れ、レートは……点1までなら……」

ダヴァン「アナタ、ネリーデスカ?私たち、お金かけて麻雀しまセンヨ!」

京太郎「じゃ、じゃあ何を賭けて……」

ダヴァン「それは……その、ジャパニーズ・脱衣麻雀というものを」チラッ


ハオとミョンファ、どっちがいいですか?

↓1


構想を練りつつ風呂に入ります。
お風呂あがり後、続きを書きます


京太郎「だ、脱衣麻雀!?」

ハオ「はい……スガさん、初めまして。香港から来ました、高校一年生のハオ・ホェイユーです」

京太郎(チャイニーズ……綺麗な人だ……ちょっと顔、幼いけど、俺と同い年……)

京太郎「って、なんで脱衣麻雀??」

ハオ「私たちが代わりに優勝に多大な貢献をしたアナタを労ってあげましょう、と……」

ダヴァン「優勝したのに、寂しそうデシタから!」

京太郎(ま、マジかよ~!)

ダヴァン「で、このハオが服、脱ぎマス!」

ハオ「……///」

京太郎「……ゴクリ」

ミョンファ(私じゃなくて良かった~)


京太郎(なんでこんな流れになるんだ?やっと俺に風が吹いてきたか!?)

京太郎(そもそも優勝したのに打ち上げに呼ばれない事自体何かの間違いだ)

京太郎(やっと帳尻があってきたんだ!)

京太郎「で、俺も脱げばいいんですか?」

ミョンファ「え、脱ぎたいんですか?」

京太郎「そ、そういうわけじゃ……」

ダヴァン「ハオをすっぽんぽんにしたら脱いでいいデスヨ!一晩夜伽してくれマス」

京太郎「ファッ!?いいこと尽くめじゃないっすか!?」

京太郎「いや、待て……上手い話は裏があるんだ……結局3人で俺を囲んで……期待だけさせて終わりだろ」

ダヴァン「No!ワタシとミョンファは何もしマセンヨ!ハオの味方したら、ちょっと意味ないんデス!」

京太郎「???」

ミョンファ「メグちゃん、先にルールを説明しましょう」

ダヴァン「オーイエス!」

そう言って、ダヴァンは瓶ビールくらいの大きさの人形を5体、俺の席のテーブルに置いた。


ダヴァン「コレがアナタのライフポイントデース!」

京太郎「5ポイントですか……」

ダヴァン「ハオ、服、何枚着てマスか?」

ハオ「靴下と、カチューシャと、この変な腰巻きとチャイナドレスの4枚です」

京太郎「か、カチューシャもカウントするんですね……」

ダヴァン「東風戦で、どっちかのライフポイントがゼロになるまでデュエルしマス!」

京太郎(デュエルって何すか……遊戯王っすか……)

ダヴァン「ルールは以下の通りになりマス!」

①ハオの雀力をまずコンマで測定
②それに対して、1デュエルごとに京太郎のコンマを出して、①で求めたコンマを上回っていれば1枚脱がせる!
 また、コンマでゾロ目が出た場合も1枚脱がせられる(①が高コンマ過ぎた場合の救済)
 加えて、①と同じコンマを出せば京太郎の勝利が確定する!
③京太郎は5体の人形を失ったらゲーム終了

ダヴァン「まあやればわかりマス!」


俺の対面にハオちゃんが座った。

京太郎「あの、確認しておきますが、俺が負けても本当にその、お金とか要求しませんよね?」

ダヴァン「ロンオブモチ!」

ミョンファ「でも、ちょっとしたオカルティックな事は起こるかもしれませんね」

京太郎「いや、突然事故死とかマジ勘弁です」

ダヴァン「ダイジョブ!少なくとも、アナタに不利益はありまセン!」

京太郎「そうですか」ホッ

ハオ「……じゃあ、親、決めましょうか」

京太郎(言質は取ったし……脱衣麻雀……初めての経験で緊張するぜ……)ゴクッ


↓1 まずはハオの雀力を測定だ!


ハオの雀力:71

つまり、以下のコンマで72以上かゾロ目を出せば一枚脱がせられる。71を出したらその場で勝利が確定だ!

ざっと計算したところ、最終的に京太郎が勝つ可能性は40%程度だ!

ミョンファ(まずまずの雀力といったところですね……若干不安でしたが)

ダヴァン「デュエル、スタンバイ!」

京太郎(こいつうるせえ……)

ハオ「んっ……」

↓1戦目の結果 


京太郎「うぉん!ロン!8000!逆転っす!」

ダヴァン「やりマスネ!」

ミョンファ「ハオ……」

ハオ「大丈夫です」

京太郎「そ、それじゃあ……」

ハオ「まずは靴下で」ヌギヌギ

京太郎(あと3枚……)

ダヴァン「じゃあ次のデュエルデス!」

↓1 2回戦の結果


京太郎「ワハハ!ロン!12000です!これでラスト!」

ダヴァン「中々やりますネ!」

ミョンファ(予想外の展開……)

ミョンファ「ハオ、大丈夫ですか……」

ハオ「くっ……心配無用です、覚悟は決めてますから」

京太郎「じゃ、じゃあ次は……」

ハオ「とりあえずカチューシャで」カポッ

京太郎(さて……余計なオプションは脱がせた……ここからが本番っ……!)

京太郎(ひりつく勝負はここから……!一気に決めるっ……!流れがあるうちにっ!)

ダヴァン「さあ、次のデュエル・スタンバイ!」

↓1 3回戦の結果


京太郎「ツモ!ツモ!倍満っ……!圧倒的倍満っ!」

ダヴァン「……」

ミョンファ「……」

京太郎「うっわぁ~~脱衣麻雀でこういう和了りできると気持ちよすぎる~~~~~」

京太郎「なんか脳から出てる…ッ!」

ダヴァン「冷えマスね……ちょっと冷房効きすぎてるんじゃないでしょうか」

ハオ「……仕方ありませんよ、メグ」

京太郎「じゃ、じゃあ」

ハオ「ただの腰巻き……ですから」シュルッ


ハオが腰巻きを脱いで、床におろした時、京太郎は目を疑った

京太郎「はぁ~~~?」

ダヴァン「なるほど、そういうカラクリですか」ニヤッ

チャイナドレスの腰にチャックっ!つまり、ドレスは上下っ……!

京太郎「ありえねぇだろ!このやろう!最初は4枚って……!」

京太郎「ふざけるなっ……あと一枚っ……!あと一枚だと思ってたのにっ……!」

ミョンファ「ただ、下着のない世界ですから……それに5対5がフェアでは?フェアプレーの精神ですよ」

京太郎「ノーカン!ノーカン!ルール違反っ……!」

ダヴァン「うるさい男デスネ……」

ハオ「っ……」プルプル

ハオは緊張している。雀力がひっくり返った。100-71=29 つまり、29以上を出せば一枚脱がせられる
(一撃勝利条件は71のまま)

京太郎(でもゴネても仕方ないっ……チャックを隠してたとは……)

ダヴァン「じゃあデュエル、スタンバイデス!」

↓1 4回戦


京太郎「それっ!ロン!ロン!ロ~ン!親のマンガンッ!オヤマンで逆転っ!」

京太郎「何だこりゃ……今日の俺……負ける気がしないっ……咲や和相手にも……勝てるっ……」ギンギン

ダヴァン「ふーっ……ちょっと」

ミョンファ「ハオっ……」

ハオ「あっ……ああ……」

京太郎「……ゴクッ」

ハオ「じゃ、じゃあ上を……」

チャイナドレスをチャックで上下に分離して、彼女は覚悟を決めたように裾に手をかけた。

ハオ「んっ……」グイッ

そして一気に青いドレスの上を脱いで、床に捨てた。

京太郎「……」

ハオ「ちょっと……恥ずかしいです、これ、やっぱり……」

京太郎(顔真っ赤……あと胸!胸!一瞬ピンクのチクビが見えた!今は手で隠しちゃったけど)

京太郎(両手で隠しながらじゃ麻雀、打てないよなぁ~)


ダヴァン「一服、入れマスか?」

京太郎「ゆっくりどうぞ(その間ガン見しますから)」

ハオ「いや……早く続きを……」

ミョンファ(まさか、ここまで差があったとは……侮れませんね、脱衣麻雀の男子高校生は)

京太郎「あの、確認ですが、次、俺が勝てば……」

ダヴァン「……」チラッ

ハオ「はい、約束ですから……一晩、お相手、いたします……」

ミョンファ「ちょっとスガさん。もしよければ次私ともう一戦しませんか?」

京太郎「えっ……いいんですか?」

ミョンファ「はい」

京太郎「その間、ハオちゃんは素っ裸で麻雀打ってもらいますけど」

ハオ「ミョンファ……約束ですからっ……いいんです、私だけで……それに、まだ、負けと決まったワケじゃないっ」ゴッ

ミョンファ「分かりました。信じてますよ、ハオ」

京太郎「……じゃあ、デュエル!スタンバイ!」

↓1 5回戦 ハオの雀力は71に戻った!71以上を出せば勝利だ!


京太郎(やべっ、チラチラ見えるポッチのせいで集中できねぇ……)

京太郎(もうすぐあれを……舌で舐めて転がして……ああっ!)

ダヴァン(捨て牌全く見てないデスネ……)

ハオ「フー!5200!」

京太郎「あ、はい」ジャラッ

ダヴァン「オーラス、ですね……ハオが2万点リード、デスカ……」

京太郎(俺も集中しねぇと……)ビンビーン


京太郎(負ける気がしねぇ!なんだこの配牌……神は言っている……俺に勝てと)

ハオ「っ……」

ミョンファ「ハオ……」


京太郎「ロンッ!12000!跳満です!これで終わりっ……!圧倒的勝利っ……!」

ハオ「あ、ああっ……ああっ……」プルプル

ダヴァン(あのハオが……毒気に当てられたとしか思えマセン……あんなホイホイ当たり牌飛び出るなんて!)

ハオ「もうイヤですっ……」ガシャン

負けたハオは、そのまま雀卓に突っ伏してしまった……


京太郎「いや、ダヴァンさん、ありがとうございます、麻雀誘ってくれて」

ダヴァン「クッ……」

京太郎「こんなつもりじゃって顔、してますね!」

京太郎「そもそもズレてるんだよ、アンタ……こんな地下の怪しげな施設に連れ込んで、最初に外国語でぺちゃくちゃ喋って……」

京太郎「俺をビビらせて、麻雀狂わせようとしてただろっ……!」

京太郎「それに、この人形っ……何か怪しいのは俺にもわかるっ……すげぇ禍々しい念こめられてるしっ……!」

京太郎「でも、約束は守りますよね。こんな念こめた小道具使って試合して、約束反故にはできませんよねっ……!ハオちゃんっ……!」

ミョンファ「ハオ。約束ですから」

ハオ「わかってます……でもっ……悔しくって」

ダヴァン「すみません……辛い役目を押し付けて……」

京太郎「美しい友情ですね……じゃあ、ほら、最後の一枚」

ハオ「はい……」


ハオは目を真っ赤にしながら、最後の一枚のドレスに手をかけた。

それはあっさりと床に落ちた。

ハオ「うぅ……」

京太郎「ほら、両手は気をつけの姿勢で」

ハオ「メグ、ミョンファ……すみません、外して……下さい……」

ダヴァン「……はい……この部屋の隣にベッドとかある部屋を用意しておいたので……もしよければそちらを使ってくだサイ……」

ミョンファ「ハオ……」

二人が部屋から出ていき、俺は直立するこの中国娘の周りをじっくり回って眺めた。

京太郎(すっげースタイルいいな……胸は和の方が上だけど、他は引けを取らねぇ……こんな娘で卒業できるなんてっ……!)

京太郎(さて、どうしようかな……)

ハオは唇を噛んで、じっと真っ直ぐ前を見ている。

どうするッス!おやびん!

↓1~4の事を適当にやる。全員が許すコマンドを押せば何もしないで許すぞ!




京太郎「じゃあ、隣の部屋、行きましょっか」グイッ

俺はハオちゃんの肩に手を回した。

ハオ「ひっ……!」ピクッ

体が冷えて、硬くなっているのがわかった。

京太郎「ひょっとして、ハオちゃんも初めて……?」

ハオ「……はい」

何か安心した。俺も初めてだったから。

俺たちは隣の部屋に移動した。


結構立派な部屋だった。大きくてふかふかの丸いベッドがあったし、道具一式も棚の上に置いてあった。

京太郎「これが噂の大人のおもちゃか~俺達にはまだ、早いよね?」

ハオ「……」ビクビク

京太郎「こんなの入るのかよ、ホント……」ウインウイン

ハオ「あのっ……」

京太郎「何?」

ハオ「何やってもいいです……どんなことでも一生懸命やるので……そのっ……」

ハオ「出来れば、優しく……お願いします」

ハオちゃんは中国人っぽく、深々と頭を下げた。

京太郎「……わかった。とりあえず、ベッドで」


俺も服を脱いだ。ベッドの上の天井は、鏡だった。

裸の男と女がベッドの上に寝転がっている。

ハオちゃんはそれを見ないようにするためか、うつ伏せなっている。

綺麗なお尻が鏡に写り、背中のラインが一筋、キレイに伸びている。

京太郎(天井鏡ってのがいいね!非日常的な感じでさぁ……)

京太郎「じゃ、まずは……」ふにゅっ

京太郎「柔らかっ……!マシュマロみたい……うん、本当にマシュマロ……ハリがあって……手にしっくり吸い付いて……」

ハオ「あ、あの……実況しないでいいです」

京太郎「あ、はい」


ちょっと揉んだけど、ハオちゃんは震えている。少し寒そうにしていた。

京太郎(ここの空調はちょうどいいんだけどな……さっきの部屋が寒かったせいだ)

京太郎(脱衣麻雀で冷房効かせるセンスのなさ……さすがアメリカ人……気遣い出来ねーな……)

京太郎(ちょっと抱きしめちゃお)ギュッ

ハオ(あっ、暖かい……)ギュッ

京太郎(うわい!向こうからも抱きしめてくれた!……胸が当たって……息が肩にかかって……)

京太郎(安心するなぁ……いつ以来だろう、他人に抱きしめてもらうなんて……)

京太郎(なんか懐かしい気分だ……)

俺たちはしばらく抱きしめあっていた。


そろそろ胸を揉みなおそうと、身体を離すと目があった。

額が汗ばんで、前髪が少し貼り付いている。

どちらからかわからないけれど、俺たちはくちづけを交わした。

ハオ「んっ……むちゅっ……はぅ……スガさん……」

不格好な体勢になり、キスをしながら、俺は必死にハオちゃんの胸を揉んだ。

ハオ「はぁ……はぁ……んっ……あっ……」

時折り口から漏れる声が堪らない。

そろそろ、本格的に胸に移ろうと思った時だった。

ハオちゃんの手が、俺のリー棒に触れた。

ハオ「あっ……あっつい……」

京太郎(不意打ちやべ……ちょっと出そうになりました)


京太郎(でもまずは胸だ!これを堪能しないことには始まらねぇ!)

京太郎「……」モミモミムニュムニュ

京太郎(さっきよりあったか~い)

ハオ「んっ……」

京太郎「何かピンクの立ってるね……それじゃあ、いただきます……」

俺は顔を乳房に近づけた。汗が混じった、軟らかいパンのような匂いだと思った。

京太郎(まずは吸う!)チュー

ハオ「ひゃっ」

京太郎「んちゅっ……んんー!ぷはぁ!」

京太郎「うーん、ミルク出ないな……」

ハオ「当たり前ですよ」


京太郎(じゃあ舌で舐めよっ)ペロペロ

ハオ「んっ……こそばゆいっ……」

京太郎(難しい言葉知ってるなあ)

京太郎「ハオちゃんはいつ日本に来たの?」

ハオ「1年生なので……結構最近……」

京太郎(日本語上手いな、それにしては……ダヴァンさんより)

ハオ(ご都合主義です)

京太郎(おっぱいって素晴らしいね!)チュパチュパコリコリチュッチュ

ハオ「いやっ……」

京太郎「ぷはっ……自分で弄ったりするの?」

ハオ「しません」

京太郎「うそぉ……俺が女の子だったら毎日いじるけど」

ハオ(実はたまにいじって遊んでいるとは言えない……)


京太郎「……」モミモミ

ハオ「あの、そろそろ飽きてきてませんか?」

京太郎「そんなことない!」モニュモニュ

京太郎(おっぱいだけでイかせたかったけど……)クニクニ

ハオ「あっ、その角度っ……」

京太郎「おおっ……」クニュクニュ

ハオ「けっこう、気持ちいいかも……です」

京太郎「そう……」モミモミ


京太郎(そろそろ下に移りますか……)


京太郎「じゃあ、股、広げるよ」グイッ

ハオ「ううっ……」

京太郎(こうなってるのか……!流石に毛はまだ慎ましやかだな……さすが15歳!)

京太郎(じっくり見よ……これがクリトリス?思ったよりちっちゃいような……こんなの本当に性感帯なんか?)ジー

京太郎(あとビラビラはあんまりビラビラしてないっ!これも若いからか!?)

ハオ「ちょ、ちょっとあんまり見ないでくださいっ」ギューゥ

京太郎「うおっ……膝で顔、挟まないでぇ!」

ハオ「はっ!すみません……」パッ

京太郎「いや、いいよ……」

京太郎(ちょっと舐めるのは上級者な気がする……とりあえず触ってみるか)スッ

京太郎「あれれ~~結構、じっとりしてますねぇ!」

ハオ「……///」


京太郎「指、入れてみるか……」クチュッ

ハオ「あっ!痛っ!」

京太郎「あれっ?結構湿ってるのに……」

ハオ「すみません……慣れてなくって……」

京太郎「オナニーする時は指入れないの?」

ハオ「……」プイッ

京太郎「ハオちゃんはコッチ派?」クリッ

ハオ「あっ……はいっ……」

京太郎「ハオちゃんはオナニーする時、どこ弄るの?」

ハオ「クリトリス……です」

京太郎「そう……」コリコリ

ハオ(他人にいじられるの……変な感じ……くすぐったくて……)


京太郎(やっぱ前戯でイかせるのはまだ俺には早いか……)

京太郎「ハオちゃん」

ハオ「なんですか?」

京太郎「舐めて」

ハオ「……っ、はい……」

ハオ(これが男の人の……血管がグロテスクです……)

ハオ(あと、変な匂いするし……)

ハオ「んっ……」ペロペロ

京太郎(このビジュアルがいいんだよな!ただペロペロ舐められてるだけなんだけどさ!)

京太郎(こんな美人の中国人に……俺の人生、最初がクライマックスかもしれない……)

京太郎(お互い初めてで、最高の思い出になりそう……)

ハオ「あむっ……」

京太郎「えっ、ちょっといきなり咥えないでっ……」ビクッビュルルルル

ハオ「きゃっ!ゲホゲホ……オエッ……」

京太郎(ちっくしょ……ケチ付いちまった……まさか暴発するとは……)


ハオ「なんですか……これ……苦い……」

京太郎「それ、ザーメンって言うの」

ハオ「ザーメン?」

京太郎「……ゴクッ」

ハオ(口の中、ゆすぎたいですね……)

京太郎「ちょっと、ハオちゃん、頬についてるんだけど……」

ハオ「あ、ありがとうございます」ゴシゴシ

ハオ「って、また大きくなってますね」

京太郎「……これから先、何やるかわかるよね?」

ハオ「一応、知識はあります」

京太郎「……生理はもうきてるの?」

ハオ「あ、当たり前じゃないですか……今日は大丈夫ですが……」

京太郎「(何が大丈夫なんだろう……)避妊薬とか飲んでる?」

ハオ「いいえ……」

京太郎「あの、今日、何でもしていいんだよね?」

ハオ「はい……そういう約束ですから」

京太郎(どうしよ……)ギンギン

生でやる?ゴムつける?
↓1


京太郎「じゃあ、そろそろ」

俺はハオちゃんを寝転ばせて、上に覆いかぶさった。

ハオ「あ、あのー……こういうのは、その、いわゆる、コンドームというものをつけると習ったのですが……」

京太郎「え?そうなの?誰に習ったの?」

ハオ「あ、あの……麻雀部の合宿の時に……サトハが言ってました……」

京太郎「でも、俺は生でやりたいんだけど」

ハオ「うっ……」

京太郎「駄目、かな?」

ハオ「……大丈夫です、生で」

京太郎「よし、許可出た。ありがと、ハオちゃん」

ハオ(……酷いです)


京太郎「じゃあ、挿れるよ……力抜いて……」

ハオ「はいっ……」

京太郎「んっ……」グリグリメリメリ

ハオ「あっ!痛っ!ストップ、ストップ!」

京太郎「ん」ピタッ

ハオ「はー……はー……」

京太郎「ハオちゃん、ひっひっふーの呼吸法で!行くよ!」

ハオ「えっ、ちょっと待って下さい!」

京太郎「もう無理!」ズンッ

ハオ「ああああっ~~~」

俺のリー棒を、生暖かい何かが伝うのがはっきり分かる。多分血だろう。


俺はしばらくハオちゃんの中で動きを止めてじっくり彼女の目を見て待っていた。

苦痛に歪んだ顔も、しばらくすれば、柔らかくなって、呼吸も落ち着いてきたみたいだ。


京太郎「じゃあ、動くね」グイグイ

ハオ「んっ……んっ……」

俺はぎこちなく腰を動かして、リー棒を中で動かしてみた。

ハオちゃんの口から、喘ぎ声のような、苦悶の声のようなものがしっとりと漏れていた。

京太郎(あー、中、最高!あったけえし、征服感半端ねえな!)

ハオ「ぐっ……あっ……あっ……」

京太郎「少し濡れてきたような……」ヌッチュヌッチュ

ハオ「あんっ……あっ……ダメッ……駄目ですっ……」

京太郎「何が?」ジュプジュプ

ハオ「んんっ!あうっ!あっ……はうっ!」

京太郎「俺、もう限界っ!中に出すぞ!」ズチュズチュ

ハオ「中はイヤァ!あああああ~~~~」

京太郎「くふっ……」ビクッドクッドクッ

京太郎「はーぁ、はーぁ、うっ」ドプッ

ハオ「んんん~~っ!」ビクンビクン


京太郎「ふーぅ……」ズポッ

京太郎(やっべぇ……俺、幸せ……もう打ち上げ呼ばれなかったことなんてどうでもええ……)

激しく動いたためか、ハオちゃんのお団子は解けかかっていた。

ハオちゃんは涙を流していた。

京太郎「……」ムクムク

京太郎「今日は……勃たなくなるまでやろう」

ハオ「~~~~」

ハオちゃんは泣きながら中国語で何かを言った。

京太郎「ほら、また挿れるよ……」

ハオ(もう堪忍して……お父ちゃん、お母ちゃん……)

京太郎「あー、中気持ちいー!最高!」パンパン


最後は無言で抱き合いながら、萎えてしまった息子を、ハオちゃんの中から抜いて終わりになった。

京太郎(5回ヤったな……若いって素晴らしい!最後はもう殆ど出なかったけど)

ハオ「……」

京太郎「どうだった?」

ハオ「うっ……」

京太郎(最初は泣きじゃくってたけど、最後はあんあん喘いでたあたり……)

京太郎(ふー……勝つって素晴らしいな……こんな可愛い子抱けるなんて)

京太郎(マジで負けてたらどうなってたんだろ……)

京太郎(聞いてみっかー)

京太郎「ねえハオちゃん」

ハオ「何ですか……」

京太郎「もしさっきの麻雀で負けたらどうなってたの?」

ハオ「……」

京太郎「ねえ、教えてよ」

ハオ「……臨海女子が、優勝していました」

京太郎「は?」


そこで俺の意識はプツンと途切れた。


京太郎「うぐっ……俺、ハオ・ホェイユーと……セックスして……」

あれ、ここ、どこだ……

知らないホテルだ。

京太郎「そこまでははっきりと覚えているんだけど……」

プルルルル プルルルル

京太郎「くそっ……あれ、咲から電話?」

京太郎「はい、もしもし、俺だけど」

咲『京ちゃん!今大丈夫?』

京太郎「あ、ああ……」

咲『テレビ、見てくれてるかな?』

京太郎「て、テレビ……?」


咲『もう!寝てたんだね!これからインハイの大将戦!』

京太郎「あれ?清澄高校、優勝したんじゃ……」

咲『ちょっと気が早いよっ!』

京太郎「そうか……」

咲『……』

京太郎「が、頑張れよ!咲!」

咲『うん……』ガチャン

電話は切れた。


京太郎「クソッ……頭ズキンズキンしやがる……」

京太郎「どーなってんだ、なんで俺、控室いないんだ……?」

プルルルル プルルルル

また電話が鳴った。

京太郎「知らん番号……」

京太郎「はい、もしもし」

ハオ「私です」

京太郎「誰?」

ハオ「……私、覚えてますから」

京太郎「は?その声、ハオ……」

ハオ「それじゃあ」ガチャン

電話は切れた。


セーブポイントに到達した。

ハオの連絡先を入手した。

続く。

>>51に戻る

久「須賀くん、出ない……」

和「お、怒ってるんじゃないでしょうか」オロオロ

まこ「とりあえず久じゃなくて和あたりが電話した方がええかもな」

久「……ウウッ」ズーン

優希「部長が落ち込んでるの珍しいじょ」

和「わ、分かりました……えっと須賀くんの番号は……あっ」

まこ「どうしたんじゃ?」

和「すみません、私、彼の電話番号……知らないです」

咲「えっ……和ちゃん……チームメイト……だよね?」


和「あの、コレには深いわけがありまして!」オロオロ

咲「……」ジー

和「じ、実は咲さんがまだ部活に入ってない頃、お、男の人に慣れてなかったので……」

和「須賀くんにアドレス聞かれた時、その、断っちゃいまして……」

和「それから咲さんが入るまで何度か迫ってきたんですが、全部拒否しまして……」

優希「そういえば、そんなこともあったな」タコスモグモグ

まこ「わりゃ、どこからタコス出したんじゃ……」

和「さ、最近なんです……須賀くんが普通の男の人だってわかったの……すみません」

久「いやー、和は悪く無いわよ、最初の頃の須賀くん、和のおっぱいガン見してたし」

優希「今でもチラチラ見てるけどなー」

和「……///」


久「まあ、飲みながら考えましょ?まだ夜は長いし!」

咲「そうですね……あんまり辛気臭くなっても、仕方ないですよね……せっかく優勝したんだし」

優希「そうだじぇ!どうするか考えてからまた犬に電話するじょ!」

久「次は誰が電話する?というか、正直に言いなさい!須賀くんの番号はみんな知ってるの?」

まこ「……」

咲「……わ、私は一応……」

優希「私も知ってるじぇ!タコス作らせてるからな!」

久「ほほぅ~優希は結構須賀くんと連絡取り合ってるんだ?」

優希「タコス食べたい時に連絡するくらいだじぇ……そういえば向こうからかかって来た事はないじょ」

わいわい 何だかんだ京太郎抜きで盛り上がる清澄高校だった……


時間的には>>11の前あたりに戻る

京太郎「何か不思議な事に巻き込まれた……のか?」

京太郎(結局、俺はホテルで清澄高校の優勝を見届けた)

京太郎(咲に一応、電話かけたけど……記者会見とかで忙しそうにしてたからか、出なかった……)

京太郎(今日の夜の予定は何かあるのか)

京太郎「まあ、多分打ち上げとかあるよな!せっかくの東京の夜だ、楽しむぞー!」

京太郎「打ち上げまで暇だな……」

俺はスマホをいじった。

ハオ・ホェイユーの連絡先が登録されていた。
連絡先:部長、染谷先輩、咲、タコス、ハオ

※この時間帯は、スマホがあるので色々なところに連絡できる
 例えばハオに連絡をすると、デートできたりする
※注意!物語の設定上、清澄高校のメンバーはゾロ目じゃないと電話に出ない
※連絡せずに適当に街をぶらついたら、新しい出会いが待っているよ

京太郎「どうしよう……」

どうする? ↓1

ハオに連絡
そもそも16歳だからソープに入れねえよ頭湧いてるのか?


>>169 喧嘩は辞めるッス!おやびん!

京太郎「あ……昨日?の思い出したらすっげームラムラしてきた……」

京太郎「……よしっ!思い立ったが吉日、遊郭にでも繰り出すか!」

京太郎「ええっと、ATMで金、おろせば大丈夫だよな?あれ?いくらくらいかかるんだ?」

京太郎「クソ……長野にソープなんてねーよ(偏見。あったらすまん)。知識がなさすぎて悲しくなる……まあ1万円もあれば大丈夫かな?」

京太郎「まあまずは下見がてら行くかー」

俺は電車に揺られて遊郭に向かった。



京太郎「おお、いい時間だし賑わってますなー……」キョロキョロ

京太郎(まあ制服は脱いできたし、大丈夫だよな……)

京太郎「お店いっぱいで、何がいいのかわからん……」

京太郎「こういうのは案内所みたいなところで紹介してもらうのが筋なのか??」

俺は案内所の前に来た。

京太郎「ゴクッ……(クソ、ここに来て緊張してきた……!こういうのは普通先輩とかに最初連れてきてもらうもんじゃねーのか??)」

京太郎(ヘタれてしまいそうだ……どう見ても俺、未成年だし)

「ちょいちょい」

京太郎「はい?」

郁乃「ええ娘おる店あるけど、ど~~お?」

俺は客引きに声をかけられた。

着いていく? ↓1


京太郎「あ、あの……俺……」オドオド

郁乃「ん~~?」

京太郎(やっぱ昨日DT卒業して、強気になってたけど……!やっぱ15歳でソープはパねえよ!)

京太郎「ど、どんな、お、お店っす、か?」キョロキョロ

郁乃「ごっつかわええ娘が、お体洗ってくれるとこ~」

京太郎「そ、そうっすか」

郁乃「あれ~~?そういうお店、探しとるんちゃうの~~?」

京太郎「ち、ちなみにお、おいくら……?」

郁乃「ん~~?勉強させてもらいま~すよ~」ニコニコ

客引きのおばさんは、指を3本立てた。

京太郎「さ、さん……?そんなに……?」

郁乃「まあ、ええお店だから~~絶対に損はさせへんよ~~」ニコニコ

京太郎「ううっ……」

郁乃「ちなみにウチの紹介あれば、小学生でもオッケー……お兄さん、まだピッチピチの高校生さんやろ~~?」

郁乃「キチンと相手の娘も、若い子見繕ったるから~~」

郁乃「それにウチの紹介ないお店じゃ、中に入れへんよ~~」


京太郎「あ、あう……」

郁乃「ん~~~?」ジロー

京太郎「す、すみません!やっぱやめときます!」ドヒューン


郁乃「あらあら~~残念~~まあ、ええ選択かもな~~」

郁乃「あんまり無茶すると命いくつあっても足りひんで~~」

郁乃「みんなも客引きに着いていくのはあんまりおすすめせんで~~案内所の前におる客引きは案内所の人ちゃうからな~~」


京太郎(何か第六感働いた……あれ、ヤバイわ……)

京太郎「ソープ街に来たはいいけど、ソープに入れねぇ……未成年だし」

京太郎「悔しい……」

↓1 どうする?(絡みたい高校の名前とか書くだけでも出会えます!出来れば咲本編に出てくる学校でお願いします。剣谷とかだと書けない)


京太郎「あー、クソッ!」

それから俺は案内所の前を行ったり来たりして、かなり挙動不審な動きをしていた

京太郎「やっぱここまで来て、行かねえのは男じゃねえ!」

京太郎「あのー、すみません……1万ぽっきりで気持ちいいお風呂、ないっすかね……若い子希望で」

京太郎「あ、子供はお断りっすか、はあ、すみません……」

1時間くらいうろうろして、勇気を出して案内所の中に入ったものの、追い出されてしまった……

京太郎(めっちゃ緊張した……やっぱ無理かぁ……素直にあの人に付いて行くしか風俗、大人のお店は経験できないみたいだ)


京太郎「あー、何やってんだ俺……そういえば、そろそろ打ち上げ始まってもいい時間じゃ……」

スマホを見たけれども、連絡は一件も入っていなかった。

揺杏「……」ジー

京太郎「……?」

揺杏「どうしたのさー、お兄さん。さっきから見てたけど」

京太郎「あっ……(また客引き……?)」


京太郎「す、すみません、間に合ってるんで」

揺杏「何が間に合ってるんだい……私、そういうのじゃないから」

京太郎「お、お姉さんは?」

揺杏「あ、私?岩館揺杏っていうチンケなものさー」

京太郎「は、はあ……俺、須賀京太郎っす。16歳っす(>>173の訂正)」

揺杏「マジ!?16歳でソープ街とかちょーウケるんですけど!」

京太郎「そ、そういう岩館さんは……」

揺杏「女の年を聞くのはタブーだぜ、京ちゃん」

京太郎「は、はあ……で……」

揺杏「いやー、私も暇しててね、京ちゃんも暇してるように見えたから、声かけたってワケ!」

京太郎「じゃ、じゃあ一緒に飲みにでも行きますか?」

揺杏「おっ、いいね!あ、私の連れ、一人いるんだけど、そいつも一緒にいいかい?」

京太郎「いいっすよ」

↓1 誰希望?(有珠山の人限定)


俺は揺杏さんと一緒に安いチェーンの居酒屋に入った。

未成年だけどなぜか飲み屋はフリーパスだ。

京太郎「で、お連れの人って……」

揺杏「もうすぐくるよ、先にビールでも注文して待ってようぜ」

揺杏さんはビールを3つ注文した。

ビールがちょうど来た時に、一人の女性が遅れてやってきた。

ユキ「はぁ……はぁ……遅れてすみません」

揺杏「遅いぞーユキー!」

ユキ「あれ?こちらの方は?」

揺杏「道ばたで拾った」

ユキ「は、はぁ……」


京太郎(なに、この娘、めっちゃ可愛いんですけど)


ユキ「あ、失礼します。私、真屋由暉子と申します、ユキとお呼びください」

京太郎「お、俺!須賀、京太郎!よろしくだぜ!」

ユキ「よろしくお願いします、京太郎さん」握手

京太郎(手、ちっちゃ!でも可愛い!ありがとう、揺杏さん!)満面の笑み

揺杏「うっわー……わかりやすいなぁ」

京太郎「じゃあ今日の出会いに乾杯と行きましょうよ!」

ユキ「はい♪」ニコッ

京太郎(笑ってくれた!)

俺は張り切ってビールを飲みまくった。

京太郎「へー、ユキちゃん北海道産なんだ!どうりで大きいわけだね!北海道はデッカイドー!」グビグビ

ユキ「アハハ、面白いですー」

揺杏「たまにいるよね、こういう痛い奴」

ユキ「まあ痛いのはお互い様ですから」

京太郎「ぐへへへ!」


俺は前後不覚に酔っ払った。

居酒屋をでる頃には、世界がふらふら回って見える。

京太郎(あー、あのおっぱい……和にも負けてねぇ!)

京太郎(ちょっと酔っ払った振りして揉もうかな……どうしようかな……)

俺がそんなことを考えていると……

ユキ「あの、京太郎さん」

京太郎「はい?」

ユキ「揺杏先輩、トイレでゲロは吐いて帰っちゃいましたけど……どうしますか?」

京太郎(マジで!あの人、わかってるなー!)

京太郎(どこに誘おう?)

あんまり過激な施設だと判定が追加されるぞ
↓1


京太郎(うん、ロマンチックな場所がいいな……夜景が綺麗なホテルとか……)

京太郎「ちょっとスマホで調べるね……あれ?スマホない……」

ユキ「大丈夫ですか?」

京太郎(どっかで落としたかな……)

京太郎「いや、大丈夫」

京太郎「そうだねー、街、歩きながら考えるか」

ユキ「はい」ダキッ

京太郎(うひょー!胸!胸!当たってる!これ、もう誘ってるでしょ!?)

京太郎(なんて幸せなんだ……!)

京太郎「あの、夜景一緒に見たいな」

ユキ「夜景、ですか……?北海道にいた頃は有珠山の頂上から街の明かりをみんなで見ましたけど……東京のは初めてです」

京太郎「たぶん、すっげーキレイだよ!でもここらへんに山、ないなぁ……」

ユキ「あのホテルとか、どうです?」


京太郎「ホテル!?……これ、ガチのホテルじゃん」

ユキ「ここ、私の知り合いが経営してまして、タダで屋上のレストラン使えるんですよ」

外国の要人が泊まりそうな、天にそびえ立つ馬鹿でかい摩天楼の前に俺たちは来た。

俺の人生で、縁がなさそうなほど立派なホテルだ。

京太郎「ど、ドレスコードとか……俺、ジーパンにポロシャツだし……」

ユキ「あまり気にしませんよ、アメリカのジョブスが来た時も、そんな格好でしたし!」

京太郎「じょ、ジョブ?」

ユキ「神はその人が耐えることができない試練を与えない」ブツブツ

京太郎「え?」

爽「人の子らを苦しめることがあってもそれが御心なのである」ブツブツ

京太郎(だ、誰、この人)

ユキ「……さあ、京太郎君。一緒に行きましょう」


俺は彼女に連れられて、ホテルに入った。



ホテルの屋上のレストランには俺たちしかいなかった。

京太郎(ちょっと酔い、覚めてきた……)

京太郎(なんだこりゃ……めっちゃ高い……)

ユキ「東京が一望できますね……綺麗な夜景です……光の絨毯……人類の栄華」

京太郎(この料理とか、普通に食ったらいくらするんだ?)

俺は勘違いしていた。俺は肉食動物だと思っていた。

でも気がついたら、巨大な牙を持った獣に飲み込まれかけていたんだ。

ユキ「ねえ京太郎さん……この後のご予定は?」

京太郎「いや、そろそろ」

ユキ「……」

ユキ「高校の頃、みんなでボードゲーム、しましたね」

爽「ああ」

いつの間にか、ユキちゃんの後ろに不気味な女が立っていた。その女の目は、間違いなく死んでいた。


ユキ「どうですか?京太郎君も」

京太郎「そんな、子供じゃないんだから……」

爽「ポーカーでもするか……それなら大人も楽しむだろ」

京太郎「……賭けるのはお金ですか?」

爽「お前が金を持ってないのは知っている」

ユキ「うふふっ」

京太郎(なんかデジャヴュ)

京太郎「で、負けたら俺に不利益、あるんっすか?」

爽「お前にはないよ」

京太郎「で、勝ったら……!」

ユキ「私が誠心誠意、慰めてあげます」

京太郎「うわっほい!」


爽「で、ルールは……」

京太郎「ちょっと待って下さい!……俺、ポーカーのルールなんてわからないし、絶対に経験者有利じゃないですか」

爽「……」

ユキ「先輩」

爽「……じゃあこーいうのはどうだ?」ドンッ

テーブルの上に、拳銃とトランプが置かれた。

京太郎「……ゴクッ」


獅子原爽が提案したのは、奇妙なゲームだった。


続く。

毎回目覚めるのが「見知らぬ」ホテルってのが気になるな、大会中寝泊まりしてた場所じゃないってことだし
他にも高校生なのにユキの「高校の頃」発言とか淡の「水商売」発言とかまるで未来から来たっぽい台詞


爽「ルールを説明する……まずユキはプレイヤーではない。お前だけだ。だから経験の有無は関係ない」

京太郎「お、俺は脱衣麻雀の方が」

ユキ「ひ、卑猥です……」

爽「そういうのも面白そうだけどね」

京太郎「じゃ、じゃあ!」

爽「あいにくユキの裸はそんなに安くねーんだわ」

京太郎「そ、そう……」

爽「それにこのゲーム、技術は一切いらないからね、お前でも勝ち目あるよ。」

爽「むしろアソコで負けた私たちが這い上がろうとしているんだから、お前の勝率のほうが高くて当然だ」


爽「まず、ユキがこのトランプの束から2枚のカードを引いて場に出す。ユキの仕事はそれだけだ」

①まずコンマで場に出るカードの数字を決める。1の位と10の位の2つの数字が決まる。

爽「次に、お前が2枚カードを引く。場に出たカードと同じ数字のカードだったら、それは手持ちにできない」

②次に京太郎のカードをコンマで決める。①で決めた数字と同じでなければポイントになる。
例:①のコンマが69だった場合
  ②で出したコンマが13なら2ポイント。93なら1ポイント!96なら0ポイント獲得!

爽「お前は5ポイント貯めれば勝ち」

京太郎「……どうやったら負けなんですか?」

爽「お前は負けない」

京太郎「は?」

爽「ただ、ゲームを終わらせるための道具がその拳銃さ」

京太郎「え、死ぬのはいやですよ」

爽「お前は死なないって」

爽「一枚でも同じ数字のカード引いた時、次のカード2枚引くためにはな」

爽「その拳銃、5分の1で火を吹くから……それをユキの眉間に当ててお前が引き金を引け」

爽「ユキの頭が吹き飛んだら終わり」

③ 2ポイント獲得したら、拳銃を引く必要がない
  1ポイントまたは0ポイントだった場合、次のコンマの前に拳銃コンマを出す。
  拳銃は5で割り切れるコンマ(40とか35、00も含む)を出した場合、弾が飛び出る仕様!


京太郎(マジかよ……)

京太郎「俺、人殺しになるじゃないですか!損しますよ!刑務所に打ち込まれるのはこの年で嫌です」

爽「そんなみみっちいことしないよ。後処理は私がやっとくから」

京太郎「……ユキちゃんは?」

ユキ「構いませんよ。あなたに純潔を捧げるくらいなら、頭ぶっ飛ばされて死んだほうがマシかもしれませんからね」

京太郎(ひ、酷い言いよう……)

京太郎(でも、脱衣麻雀でも勝ったし……)

京太郎(俺に、引き金が引けるのか……)

④ ③でとるコンマの時にゾロ目(00と55だけ)ならば、京太郎は日和って引き金が引かない。

爽「その場合はとんでもないペナルティが貸せられるかもね」

京太郎「ま、マジっすか……」

爽「ルール違反した場合は、お前が損するのもしかたねーだろ?」

京太郎「ま、まあそうですかね……」

ユキ「複雑なルールですけど、大丈夫ですか?」

京太郎「まあ、やればわかりますよ!ざっと計算したところ、①でユキちゃんがゾロ目を出したら勝率は90%以上。ゾロ目じゃなくても70%はあるから大丈夫さ!」

爽「その計算本当なんかねー」


京太郎「で、俺が勝てば」

爽「このユキを慰み者にしていいんだ。悪くないだろ?」

京太郎「……ゴクッ」

俺は餌につられて、勝負を受けることにした。

ユキ「どっちに転んでも地獄……ただ何かを得るためにはいつも大きな試練が伴うのもまた真実です」

ユキ(また、先輩たちと……)

爽「じゃあ、気が済むまでシャッフルしろ。それを最初にユキが二枚引いて場に出すから」

京太郎「はいはい」シャカシャカ

京太郎「どうぞ……!」

京太郎はトランプの束を切って、机の上に置いた。

ユキは覚悟を決めて、2枚のカードを引いた。

↓1 コンマの1の位と10の位が場のカードになります。


ユキ「引きました」

爽「数字は……9と3か」

ユキ「まずは悪くありませんね!3という数字は私たちにとって特別な意味を持っていますから」

爽「ただの数だよ」

京太郎「で、俺が次に2枚……9と3を含んでいないカードを引けば、2ポイントですね!」

爽「ああ。せいぜい頑張りなー」

京太郎「……頼む……神よ!」

↓1 コンマの1の位と10の位が京太郎の引いたカードになります。


京太郎「数は……1と絵札(0)!」

京太郎「これで2ポイントっす!楽勝ですね!」

爽「ああ。これは温いゲームだからな」

ユキ「そうです。持たざる者はいつも分の悪い戦いを強いられる。それがこの世の理でもあります」

京太郎「いやいや、ユキちゃんは持つ者でしょ~!爽さんは持たざる者っぽいですけどね!あはは!」

爽「とっとと次のカード2枚引け」

京太郎「はい!」


↓1 コンマの1の位と10の位が京太郎の引いたカードになります。


京太郎「っ……!4と8!やべぇ!」

爽「ユキ……」ギュッ

ユキ「先輩……」

京太郎「あの、これ、もう勝っちゃったんじゃないですか?だって、次、0ポイントじゃなければ、つまり9と3を同時に含まなければ……」

爽「その通りだよ。コンマで93と39を出さない限りお前の勝ちだし、私たちの勝ち目は……だ」

京太郎「やけにあっさり勝っちゃいましたね~~」

爽「まだわからんだろ、勝負はさ。最後の瞬間まで」

京太郎「だって93と39出しても、また拳銃引いて80%で続行、また93と39を出して……って確率がどれくらい低いか分かりますかっ!」

京太郎「ユキちゃん……たっぷり可愛がってあげるからね」

ユキ「……っ」ギュッ

爽「……」ブツブツ

爽は京太郎にまじないをかけようとしている。

京太郎「じゃあ、引いちゃいますよ~~そうだな~~ソーププレイとか悪くないねぇ~~」

京太郎(……ほぼ勝ち確定……どうする……!もっと搾り取れるんじゃないか……!?)
   
ユキで最後にしますか? 最後にしない場合、ユキ以外の有珠山のメンバーの名前を書いて下さい。
ユキと爽はその人の体を追加で賭けます。
その場合ユキに5ポイント追加されます。(ルールは全く同じ)

↓2 



京太郎「あー、あっけなかったな……そうだ!爽さんも体、賭けますか?いいですよ、俺」

京太郎「同じルールで必要ポイント、5ポイント追加で……」

ユキ「わ、私だけでいいです!」

京太郎「健気だねぇ……そんなところが可愛いんだけど!」

爽「いいのか……?」

京太郎「はい」

爽「……ちなみに、私なんかよりもっと可愛い娘がいるんだけどさ」

ユキ「……」

そう言って、爽は懐から一枚の写真を取り出した。有珠山高校の集合写真だ。


爽「このチカって子なんだけど……」

京太郎(結構いいかも……)ゴクッ

京太郎(はっきり言ってこのルールなら負ける気しねーし……)

京太郎「じゃあ、乗りました!っていいんですか、勝手に」

爽「いいんだよ、あいつは私達を信じてるから」

京太郎(有珠山高校、みんな可愛い……コイツら全員カタにハメてやりてぇ……)ゾクッ

京太郎はまじないにかかってしまった。

京太郎「じゃあ、宣言して下さいよ」

ユキ「分かりました……桧森誓子先輩の魂を賭けます!」

ユキ(これでいいんですね、爽先輩)

京太郎「グッド!」

ゲーム続行 現在4ポイント 10ポイントでユキとちかちゃんゲット
↓1 コンマの1の位と10の位が京太郎の引いたカードになります。


京太郎「うぉ!7と1!本格的にツイてるぜ!」

京太郎「いや、良かったね、ユキちゃん、先輩を賭けてなかったら終わりだったよ」ニヤニヤ

ユキ「っ……」ブルッ

爽「……」

京太郎「流石に冷えてますね、おふたりとも。じゃあ、続行で!」


ゲーム続行 現在6ポイント 10ポイントでユキとちかちゃんゲット
↓1 コンマの1の位と10の位が京太郎の引いたカードになります。


京太郎「またまたやらせていただきましたァン!4と4!不吉なゾロ目っ……!」

京太郎「これで8ポイント……次で決着じゃないっすかね」

爽「かもね」

ユキ「……」

京太郎「まあ、ユキちゃんもハッピーでしょ、一度も拳銃突き立てられないで」

京太郎「あっ、これから俺の股間の拳銃をずっぽり咥えてもらうことになるんだけどねっ!アハハ!」

爽「で、どうする?」

京太郎「はぁ?」

爽「またモノにしたい女の子、いれば……5ポイント追加……」

爽は写真を京太郎前に置いた。

京太郎「……ゴクッ」

ユキとちかちゃんで最後にしますか?最後にする場合、「最後にする」的な言葉でお願いします。
最後にしない場合、二人以外の有珠山のメンバーの名前を書いて下さい。
ユキと爽はその人の体を追加で賭けます。
その場合ユキに5ポイント追加されます。(ルールは全く同じ)

↓2


京太郎「いや、もう十分です」

爽「そうか」

京太郎「ユキちゃん、しっかりごめんなさいしないと駄目だよぉ~」

京太郎「勝手に先輩賭けて、ひどいことされちゃうんだから」

ユキ「……まだわかりませんよ」

京太郎「ヒュー!健気だねぇ!」

爽(さて、次で決まればもう取引は持ちかけられないけど……まだワンチャンスあるな)

京太郎「じゃあ、運命のドロー!」

ゲーム続行 現在8ポイント 10ポイントでユキとちかちゃんゲット
↓1 コンマの1の位と10の位が京太郎の引いたカードになります。


京太郎「やったね!5と2!何このヌルゲー!」

ユキ「あっ……」

京太郎「これで終わり……!さあ、ユキちゃん……」

ユキ「先輩!」

爽「……すまん、ユキ」ガックリ

爽「……私、私……」

ユキ「先輩、アナタに涙は似合いませんよ……」

爽「おおっ……ぐぅ~~~」

爽さんは、地に伏して、呻いていた。

京太郎(惨めだなぁ……敗者って……)

京太郎「爽さん、アンタのせいで大事な仲間二人、俺なんかの性奴隷ですよ、どんまいです!」

京太郎「次は自分の貧相な体でも賭けて挑んで来てください!それじゃあ、ここのホテルの一室、使っていいですか?」

ユキ「チカ先輩、呼びますね……」

有珠山高校は京太郎ごときに敗北してしまった……


チカ「……負けたのね、爽の奴」

ユキ「すみません」トゲザ

チカ「いいのよ、頭あげて……仲間だしさ……でも私たち、二回も負けたらもうお終いね」

チカ「最後はこんな男の慰み者になって私もおしまいなのね」ガックリ


俺はベッドに腰掛け、うなだれる二人を見て、一人で興奮していた。

京太郎「じゃ、じゃあ……ゲヘヘ……」

京太郎(やっぱスタイル抜群なのはユキちゃん……体ちっちゃくて可愛い!)

京太郎(でもこの誓子さんも、スラっとしてユキちゃんと違うタイプの美人だし、おっぱいもそこそこあるし、気持ちよさそうだなぁ~)

京太郎(って、3Pってありえねぇだろ!昨日まで童貞だった俺が!)

京太郎(打ち上げに呼ばれなかった帳尻がここであってきている……?)

京太郎(さて、どうしよう)

↓1~5 までアイデア大募集!極力採用します!(というかネタください)
全員が許すで何もせず許します

じゃあここらへんまでの採用&参考にします。

続く。

少し休憩


京太郎「じゃあ、おふたりとも、服脱いで下さい」

ユキ「はい」ヌギヌギ

チカ「はい」ヌギヌギ

京太郎(ハオちゃんとは初めてだったんで愛のあるエッチを目指してみたが、今日は違うぞ!)

京太郎(3Pに愛なんていらねぇ!それが須賀京太郎の美学!)

チカ「あの、脱ぎ終わったんだけど」

京太郎「じゃあ直立不動でそのまま。ふーむ……」ジロジロ

俺は立ち上がって、兵士を閲兵する将軍のように、彼女たちの周りを歩いて見た。

京太郎(おおっ!横から見たら胸の大きさに違いがあるのがわかるぞ!って、前から見てもわかるけど)マジマジ

京太郎(特筆すべきは、やっぱりユキちゃんの胸!質量感やっばい!乳輪が心配だったけど、控えめで可愛い!)

京太郎(チカ先輩はやっぱり肌が綺麗で……意外と毛が濃いのが面白い……ふーむ、さすが18歳……成熟してきているな)

京太郎(この年代の女の子って、どんどん成長するからいいよね!)


京太郎「まずはユキちゃんの胸を……」

チカ「……」ムッ

京太郎「……うおっ!やっぱり凄いっ!って、こんなThe オッパイを揉める日が来るなんて……」もにゅっ

ユキ「……」

京太郎「どひぇぇー!素晴らしい!ともすれば下品になりがちな巨乳だけど……っ!」クニュクニュ

京太郎「完璧なんだよなぁ……大きさ、形、張り……そして乳首……」モミュモミュ

京太郎「驚くべきことだよ……まだ誰にも揉みしだかれていない、そして成長途中のこの奇跡の芸術は!」

京太郎「これからたっぷり弄って、俺好みにしたいけど……!白銀の雪原に足を踏み入れるような、そうだ、畏敬の念を抱かざるを得ない……」ブツブツ

京太郎「よっと……腰を屈めて……(背、ちっちゃいなぁ)あむっ……ちゅぱちゅぱ……んっ……ぷはぁ……」

京太郎「左も!」ベロベロ

京太郎「うおぅ!俺の唾液がテカって……なんて卑猥なんだ……!」

チカ「ちょっとうるさい」

京太郎「あ、はい」


京太郎(ふー、ボクとしたことが理性を失いかけてた……それだけ素晴らしいって事だ)

京太郎「それに比べて……」

チカ「なによ」ポヨーン

京太郎(誰かが言った……おっぱいに貴賎なし、と。ただこれを見るとそれはただの気休めとしか思えねぇ)

京太郎(巨乳を志向する須賀京太郎にとって、その戦力差は原子力空母とその周りを走る護衛艦程のものに感じられた)

京太郎「じゃあさっそくはじめましょうか……」

京太郎「ズボン下ろします」カチャカチャズルッ

チカ「わわわっ……これが男の人の……」

ユキ「チカ先輩も初めてですよね……」

チカ「い、一応宗教系の学校だし……」ドギドキ


京太郎「じゃあ、これ、その自慢のおっぱいでお願いします」

ユキ「はい……///」

ユキちゃんは中腰になって、俺の肉棒にご奉仕しようとしてくれた。

京太郎「ちょっと!せっかく二人いるんですから、チカ先輩も!」

チカ「え?私も?」キョトン

京太郎「そうですよ!置物じゃないんですから!」

チカ「えっと、おっぱいで擦ったりすればいいのよね……」


ユキ「うんしょっ……んっ……どう、ですか?」グニュグニュ

チカ(あっついわね、コレ……それにしても、ほとんど私、胸板つけてるだけのような……)

京太郎「あー、いいね、ユキちゃん。ちょっと、チカ先輩も働いてくださいよ」

チカ「こ、これでも精一杯……」

ユキ「いいんです、先輩、私が頑張りますから!」グイグイ

チカ「……」

京太郎「じゃあ、チカ先輩に仕事!唾液出して、濡らして下さい!」

チカ「ば、ばっちいわよ!」

京太郎「文句ばかりで使えないですね……」

チカ「むっ!わかったわ、あーっ……」トロトロ

京太郎(ダブルパイズリ……戦力が釣り合ってないと片方が惨めだ……)

京太郎(でも、美少女二人が必死に……ちょっとチカ先輩ムキになってめっちゃ垂らしてる!)

京太郎(ユキちゃんの胸もベタベタになって、やっべ、これ……)


ユキ「うんっ……えいっ……」ギュッギュ

誓子「レロー」

京太郎「ハァ……ハァ……ちょっと、もうパイズリはオッケーです」

誓子(これ、パイズリっていうんだ)

京太郎「じゃあ次は、まあとりあえずフェラチオからやってみましょうか!ダブルフェラで!」

ユキ(中腰疲れます)

誓子(ど、どうすればいいの?)チラッ

ユキ(こうですよ、チカ先輩)レロレロ

京太郎「うっ……いいっすね、ユキちゃん!」

誓子(汚い……でも……仕方ないよね)レロレロチュパチュパ

京太郎「うおっ!……じゃあユキちゃん、俺の股の下入って下から!チカ先輩は前からお願いします!」

誓子(口うるさい男だわ)

誓子「ハムッ……チュプチュプ……ぬちゅぬちゅ」

ユキ(うわっ、タマの裏、変な匂いします……)

ユキ「レロレロ……チュッチュ」

京太郎(幸せぇ~~~!!半年間、荷馬車のように働いた見返りがコレ!ちょっと釣り合ってないような気もするぜ)


京太郎「じゃあ、ユキちゃんはタマ舐めててね、チカ先輩」

誓子「んっぷ……ぷはぁ……何?」

京太郎「口、大きく開けて下さい。歯だけはたてないように、頑張って。あと噛んだらぶっ殺しますよ。」

誓子「へ?」

京太郎「じゃあ行きます!」

俺は自分のリー棒を思いっきりチカ先輩の口の奥に突っ込んだ!

誓子「ふがぁー!あぐっ!ングっ!」

チカ先輩は顔を真赤にして、鼻で必死に呼吸している。必死に顎を開いているのが分かって可愛い。

ユキ「チュッチュ……先輩、頑張ってください……」

京太郎「うおっ!あったけぇ!ちょっと、口、閉じてきてます!チカ先輩!」ジュポジュポグイグイ

誓子「んぐっ!んぐっ!んっ!んっ!」


誓子(頭抑えられて……!この……!爽が負けてなければ噛みちぎってやるのにっ……!)

京太郎「はー、気持ちい!ちょっと動き止めてみますね」ピタッ

誓子「フーッ……フーッ……!」

誓子(息継ぎさせてよ、もうっ!鼻だけじゃ、苦しいっ……あ、上顎に熱いの……何かぼーっとする……)

京太郎「ユキちゃん、先輩の胸、弄ってあげて」

ユキ「ちょっと、この体勢からじゃきついです!」

京太郎「じゃあ、先輩の感じそうなとこ、適当に!」

ユキ「は、はい!先輩、失礼しますっ……(はー、やっと中腰から解放されました……)」

誓子「んっ!」ビクッ


誓子(びっくりした!突然、弄るの辞めて!)モゾモゾ

京太郎「どう、ユキちゃん?」

ユキ「お豆弄ってます……結構、濡れてますよ」コリコリ

誓子「ふぐー!ふぐー!」ヨジヨジ

チカ先輩は身を捩って、下のユキちゃんの攻撃から逃れようとした。

京太郎「ちょっと、暴れないでくださいよっ!」ガシッ

誓子(ユキッ!辞めなさい!ちょっと、本気でヤバイってぇ!)


京太郎「ゆっくり動かしますね」グイグイ

誓子「もがっ!」

ユキ「はぁ……はぁ……チカ先輩の、綺麗です……」

京太郎(クソ、俺も下みたい!)

誓子「んんっ!んんっ!ふーっ!ヒュー!」ビクッ

誓子「んんーっ!」ビクンビクン

京太郎「あ、あれ!?」

ユキ「す、すみません、イカせちゃいました……」

京太郎「あーあ……俺、まだイッてないのに……」ずぽっ

誓子「はぁー!はふーっ!はーぁ!」ハァハァ

京太郎「ほら、あんたが頑張らなかったから、イケなかったじゃないすか」ビタン

ユキ「これが噂のちんぽビンタ……」

チカ先輩は、酸欠と羞恥心から顔を真赤にして、息を切らしながら床に転がってしまった……


京太郎「じゃあユキちゃんの口の中でイこうかな」

ユキ「はい……」アーン

京太郎(ちょっと、この子、従順過ぎる気がする……庇護欲がそそられる)

京太郎(口もちっちゃいなぁ……えい!)ジュップジュップ

ユキ「んっ!んっ!んっ!」

京太郎(でもぶっ壊してぇ……)グイングイン

ユキ(ちょ、ちょっと激しすぎです!危険なんですよ!むちゃくちゃやると!慣れてないとゲロ吐きますし!)

京太郎(あー、イラマチオってすげえ身勝手な行為だよな……女の人なんて口の中、気持ちいいワケないのに)ズチュズチュ

京太郎(ところで中学校の頃、イラマチオとイマラチオを間違えて恥をかいたぜ!)ンチュンチュ

京太郎(今でもたまに間違える……みんなもそんな経験あるかい?)ズチュズチュ



京太郎「ユキちゃん!そろそろ!イクよ!」グッ

ユキ「もがーっ!」バタバタ

京太郎「うっ……」ドクッドクッドクッ……ビュルルルル

ユキ「ふぐーっ!んぐっ!んぐっ!」

京太郎「ふー……」ずぽっ

ユキ「んっ!」ジュルルル

京太郎「あうっ!(この娘、マジか、ストローのように最後吸いだしてくれるなんて!)」

ユキ「あうっ……はぁ……はぁ……ど、どうでしたか……」ゴックン

京太郎(天性の才能……か)

京太郎「気持よかったよ……それに比べて床で寝っ転がってるこの女は!」

ユキ「せ、先輩をいじめないで下さい!」


京太郎「ちょっと、チカセン!」

誓子「な、なに……もう疲れたわ……」グテー

京太郎「ちょっと、ベットに移動しますか」

ユキ「先輩、頑張ってください」

俺はベッドに腰掛けて、膝の上にチカ先輩を乗っけた。

誓子「あうぅ……」

京太郎(めっちゃきれいな背中……そしてケツ!白桃って感じだな)

京太郎「さて、何回叩こう」

↓コンマ 10以上でちかちゃん泣いて謝る


京太郎「厳正な判定の結果……71回に決定しました!」

ユキ(そんなにやったら失禁しちゃいますよ……採用!)

誓子「へ……何を?」

京太郎「お尻ペンペンです、ちっちゃい頃されたことありませんか?」

誓子「ええ……」

この時誓子は勘違いしていた。親が子供にする、愛情あふれるケツ叩きとは違うということに。

京太郎「じゃあ、歯ァ、くいしばって下さい!舌かまないようにね!」

バシーン!

誓子「~~~~~っ!!!」

生理の痛みとも違う、熱い鉄の棒をケツから頭までぶっ刺したような痛みが頭のてっぺんまで響いた。

京太郎「所詮女子供の使う技ですが……甘っちょろい人生を送っていたチカ先輩には強烈なダメージを与えたみたいですね」

誓子(これ、あと何回っ!?あと70回!?無理、ムリッ!死んじゃうわっ!)

誓子「っ……っ……」フーッフーッ

京太郎「じゃあ、ゲームをしましょか」

京太郎「何回、ユキちゃんにパスしますか?チカ先輩が決めていいんですよ?」

誓子「へ?」

ユキ「え!とばっちり、やめて下さい」

↓コンマ 36(つまり残り回数の半分)以上、が出たら京太郎は失禁するまでやります


誓子「に、二十……一回!」

誓子「二十一回パスします!」

ユキ「ぱ、パスしないで下さい……」

京太郎「じゃあ、ユキちゃん後で21回ね」

ユキ(とんだとばっちりですね……)シュン

京太郎「まあ、冗談ですよぉ……(そもそもチカ先輩が泣いて謝るまでって決めてたからね)」

京太郎「じゃあ、二回目行きます!」

誓子「ビクッ!」

チカ先輩が固まったのがわかったので、じっくりタイミングを外して2発目をお見舞いしてやったら、絶叫した。

誓子(こ、これ、無理……!)ガタガタ


風呂に入ります。失禁はまた後日。

続く。

京太郎「ななー」

バシーン!

誓子「ヒャグッ!」

京太郎(流石にコッチも手、痛くなってきた……71回とか叩く方も無理っすわ……道具がないと)

ユキ「手、痛くなったら変わりますよ」

京太郎「ユキちゃん、気が利くねえ!でも、大丈夫さ!」

京太郎「はい、はちー」

バシーン!……

京太郎「じゅういーち」

誓子「待って!待って下さい!」

京太郎「ん?」


誓子「す、すびばせんでじだ……もうゆるじてくだざい……」グスッ

京太郎「何に?」

誓子「勝手にっ……イッて……寝ちゃって……すみません……」グスッ

京太郎「うーん……」

誓子「もっと頑張りますからぁ!……もう、お尻ペンペンは……勘弁して下さい……」

京太郎「どうする、ユキちゃん?」

ユキ「あと11回は叩いて欲しいです」

誓子「無理!無理!何でもするからぁ!痛いのやぁ!」クネクネ


ユキ「冗談ですよ、先輩」

京太郎「あはは……チカ先輩も反省してくれたみたいなんで、じゃあそろそろ……」

ペチン

誓子「ヒャウゥ!」ビビクン

優しくケツを叩くだけで、敏感になってるみたいだ。

京太郎「ユキちゃん、どう?濡れてる?」クチュクチュ

ユキ「はい……」

京太郎「チカセンはもうグッチョグチョですね……」

誓子「はい」

京太郎「じゃあ、ユキちゃん下でチカ先輩は覆いかぶさって下さい……」


誓子「ねえ、ユキ……こっから先って」

ユキ「はい、私たち、女になっちゃうんです……」

ユキとちかちゃんはベッドの上で抱き合っていた。

京太郎(チカ先輩のケツ、真っ赤だよ……)

京太郎「ユキちゃん、お尻あげて」

俺は2つの女性器の間に硬くなったリー棒を突っ込んでみた。

京太郎「あぁ~~~!最高、これ、1回やってみたかったんだ!」ズチュズチュ

ユキ「あの、確認ですけど……スキンは付けて……頂けるのでしょうか?」

京太郎「Skin?」

京太郎(どうしよう……)

ゴムor生
↓1 ユキ
↓2 誓子


京太郎「やだな、ボク、皮剥けてますよ、それに勃起したら皮足りないっす」

誓子「え?」キョトン

ユキ「そうじゃなくって!……その、こ、コンドームを……」

京太郎「ん~~?チカ先輩はどうなの?」

誓子「こ、コンドーム!付けて下さい!絶対!」

京太郎「へー」ペチン

誓子「きゃっ!あぅ……」

京太郎「誓子、キチンとおねだりしないと酷いぞ」ゴニョゴニョ

誓子「……うぅ……生チン……ポで……お願いします……たっぷり出して……孕ませて下さい」グスッ

京太郎「はい、許可ありがとうございます!」ジュプッ

誓子「キャァッ~~~ッ!あぐぅう……」


京太郎(うおっ、処女だけど中結構いい感じだ!)ズップズップ

誓子「はうっ……あっあっあんっ!あぁっくっ、んっいやっ、ひゃぅ!」ヌッチャヌッチャ

京太郎「あはは、ケツ叩かれてずっと感じてたんですねぇ!」ペチン

誓子「あっんっ、そんなっ、ひぐっ!あっ、あんっ!わけっ、あっ」パンパン

京太郎「どうっすか、俺のちんぽは」

誓子「あっひっんんーっ!おっきっぃ、おっきぃよぉ!だめっ、そこっ!」じゅっぽっ

ユキ(先輩……もう完全に顔、崩れちゃってる……)

京太郎「あー、生、気持ちいい!最高ですよ、先輩!ユキちゃんに教えてあげて下さい」ゴリゴリ

誓子「いたっあんっ!気持ちっ!気持ちいですっ!私もっ~~っ、あっ、ぐぅ、いやぁ!」

京太郎(さて、このままじゃ中で出しちまう……それじゃあ折角の3Pの意味ないよ)

京太郎「よっこいしょ」ずぽっ

誓子「きゃっ……はぁー、はぁー、はぁー……」

京太郎(ふー、とりあえず暴発しなかった……DTだったらやられてたな……ありがとうハオちゃん)


京太郎「さて、ユキちゃんは?」クチュッ

ユキ(これ、もうゴム付けてなんて言ったら、絶対挿れてくれませんよね……いえ、挿れて欲しい訳じゃないんですが)

ユキ(ずっと下で先輩がやってるの見るのも癪です……)

ユキ「ごめんなさい……生意気言いました。生でいいです……おちんちん、下さい」

京太郎「最初っからそう言ってくれよぉ……俺もユキちゃんの、ピチっとしたソレ、早くほじりたかったんだからさ……」ギュッ

ユキ「~~~っ!~~~あーっ!っ!くぅ~~~っ!」

京太郎(ちょっと前戯はチカ先輩中心だったから、甘かったか……)

京太郎「よし、チカ先輩、俺の代わりにユキちゃんほぐしてあげてくださいよ。たっぷりキスして」

誓子「ユキ……んちゅっ……ちゅっ……」

ユキ「はぁ、あんっちゅっ……先輩、ごめんなさい……本当に、ごめんなさい……ちゅっ」

誓子「いいのよっ……私だって……あなた達と同じ気持なんだからっ……あっ!今、指ぃ!」クチュックチュッ

京太郎「女の友情、いいっすね~~じゃあ、ユキちゃん、もうほぐれたかな?」

ユキ「あうぅ……」


京太郎「動きまーす」ブチュブチュッグップグップ

ユキ「あぁ!……っ…くっ、んぐっ!あんっ!ああっ!……っ……」ギューッ

誓子「ちょ、ちょっとユキ、力入れすぎっ、背中、痛いっ!」

京太郎「ちょっとうるさいっすよー」ペチン

誓子「はうっ!すみませんっ!」

京太郎「あー、最高っ!ユキちゃんの、膣ちっちゃいねぇ……チカ先輩と比べたらはっきりわかるわ」

ユキ「くっ……比べないでくださいっ……」

京太郎「奥、狭くて……締りも最高っ!」ジュボジュボ

誓子「はぁ……はぁ……」

京太郎「チカ先輩、手持ち無沙汰ですね……あっ……そうだ」


ユキ「あんっ!あぇ!あっ!……っ……っ!っ!……はーっ!」

京太郎「さっきからチラチラ見えてた先輩のお尻の穴……暇なんで弄りますよ」

誓子「えっ?なんて?ってそこ、違う!違う穴!」ズプッ

京太郎「まあ最初は指一本が限界かぁ!不意打ちで緩んでるところ決めましたけど、もうキュウッキュウに締まって……抜けませんよぉ」

誓子「ダメッ!動かさないでっ!中で!ヤダァ!」

京太郎「もう先輩に拒否権なんてないんですよぉ」

俺はユキちゃんの中にいれたソレを動かしながら、チカ先輩のアナルを指でずっとほじっていた。

京太郎(あったけぇ……ケツの中も……そりゃそうか)


京太郎「抜いてほしかったら力抜いてくださいよ」

誓子「抜けっ抜けませんっ……やぁ!ひゃんっ!」

京太郎(人差し指、根本までずっぽりはいちゃったよー、結構広いなー、お腹の方に曲げたらコリコリしたの触れるぞ)

誓子(わっ……それ、何っ!そっちからっ!私の感じるトコ、触らないで!)

ユキ「あんっあんっあーっ!」ジュッポジュッポ

京太郎(ぐっ、コッチもやばい)

京太郎「ユキちゃん、抜くよ、先輩も」ズポッぬぽっ

ユキ「あぁ~~んっ」ピクピク

誓子「ひゃっ!」



京太郎(おおっ……人差し指が香しい……流石にアナルはしっかり準備しないとキツイな、さり気なくシーツで拭いておこ……)

京太郎「最初に生中出しオッケーって言ってくれたチカ先輩の中で出します!」ぐちゅううう

誓子「きゃぁああっ!」ピグン

京太郎「おらっ!出すぞ!誓子!」パンパンパン

誓子「ああぁ!あぁ~~っ!っ!~~~っ!」ビビクン

京太郎「うおっ!」ドクッドクン……ドビュルルルー

誓子「はーぅ!」ビクビクッ

京太郎(弓なりになって、やばっ!)

京太郎「ふぅ……」ぬぽっ

京太郎(ち、ちかれた~~、流石に3Pは疲れるなぁ……)ベッドにゴロン

ユキ「……」


ユキ「あの~~」

京太郎「はぁ……はぁ……」

ちかちゃんはほとんど気を失ってベッドに突っ伏している。

京太郎「な、何……ちょっと飲み物、取ってきて……喉乾いた……」

ユキ「だらしないですね」チュッ

ユキちゃんは射精したあとの、ドロドロの俺のリー棒に口付けした。

京太郎「ひぇ!お、お掃除フェラってやつか……ありがとう」

京太郎(健気だなぁ、ユキちゃんは……)

ユキ「んちゅっ……んっ……んっ……ぷはぁ」ムクムク

京太郎「うっ……」

ユキ「また勃ってきたんですね……まだヤり足りないんですか?」

京太郎「へ?」

ユキ「そうですよね、この変態さん!」

京太郎「えええーっ!」


誓子「むにゃむにゃ……あぅ……おしり痛いわ~……」

誓子「あれ、ユキ……」

目を覚ましたちかちゃんが見たのは


京太郎「うぐっ……ひぐっ……」グイグイ

ユキ「ほら!もっと頑張って動いて下さい!それしか取り柄がないんですから!」パンパン

京太郎「ひーっ!」グリグリ

ユキ「あっ!そこっ!いいですっ!でも私がいいって言うまで出しちゃ駄目ですよ、んんっ!」

誓子(なにこれ……)

京太郎の上で腰を振り、下から突かせるユキの姿だった……

京太郎(あぁ~~!ユキちゃんのおっぱい揺れてる~~)

ユキ「コラ!そんな目でおっぱいばっかり見てると嫌われますよ!この、ぶ、豚!」

京太郎(それはガチで傷つく……ただの説教じゃねーか!)


誓子「うん、寝ましょう。私は何も見てなーい」

それから色々あって……

京太郎「ふーっ……ふーっ……」パンパン

誓子「あんっ!あんっ!」

ユキ「ちょっとぉ……こっちもお願いしますっ」

京太郎「あ、ああっ!」ズポッジュプッ

誓子「いきなり抜かないでぇ!……はぁ、はぁっんっ!指っ、いいっ!」グチュグチュ

京太郎「クソッ……」パンパン

ユキ「あぁっ!ひゃ!あんっ!」

俺は最後に二人を四つん這いにして、並べて交互に突きまくっていた。

京太郎「うぐっ……最高っ……やべぇ!幸せっ……」パンパン

この時、俺にふとした考えが浮かんだ。

京太郎(ふたりとも、最高だけど……最後、どっちの中で出そう……)

京太郎(いや、どっちの方が良かった……?挿れ比べてみて)パンパン

↓1から先に3票得た方で京太郎は最後に中出しします(意外と重要安価)


京太郎(優劣は付けられねぇよ……でもっ……)

誓子「あんっ!あんっ!!そこぉ、もっとぉ!」ジュプッ

京太郎「あっ、ヤベ、出るっ!」ビューッドピュッピュ

誓子「ああんっ!」ビクビクッ

京太郎(チカ先輩……)じゅぽっ

俺はほとんど出しきったリー棒をチカ先輩の中から抜いた。彼女がその時にビクッと震えた。

仰向けにチカ先輩が寝っ転がった。

目と目が合った。

京太郎「誓子……」

誓子「きょ、京太郎……」

俺はキスをしながら、彼女を抱きしめていた。

そこで意識はすーっと電源を落とすように消えていく。

ただ、俺の最後の記憶は……


ユキ「じゃぼじゃべなむあみだぶつ」

最後に、もう一人の女が、何かをはっきりと言っていた、ということだった。


続く

明日の夜っすかね……疲れた……もっと他の高校も書きたいけど
時間さえたくさんあれば……!
土曜日あたりには完結予定!有珠山に時間かけすぎた

おやすみなさい


ユキ(私のほうがチカ先輩より)

ユキ(顔も可愛いし、スタイルもいいし、何よりおっぱいが大きいです)

ユキ(体はちっちゃいけど、柔らかいし……そうですよね、爽先輩)

抱きしめ合う二人を見て、恐るべき感情が去来して、彼女にもコントロールが効かなくなっているのがわかった。

ユキ(いやいや、そもそも望まない性行為でしたし)

ユキ(チカ先輩が、彼を引き取ってくれるなら願ったり叶ったり……)

誓子「ウフフ……」

男に抱きしめられる、先輩は笑っていた。

ユキ(何、勝った!って顔してるんですか……!)ギュッ

ユキ(私だって……私だって……っ!最後に抱きしめてもらって、ちゅーして欲しいですよ!……一応女の子なんですから)ギリギリ


ユキ(チカ先輩はいい人だって言うのは嫌って程知ってますよ、優しいし……)

ユキ(でも私が負けてるとは思えません)

ユキ(眉毛変な形してますし!)

~~回想~~

揺杏「いやー、ユキってやっぱり可愛いわ!服、作りがいあるし!」

成香「素敵です、ユキちゃん」

誓子「××○○△×○△」

成香「そ、そんなことないですよっ、ちかちゃん!」

爽「……」

揺杏「どーした、爽。ユキ改造計画はこれでとりあえず成功だろー?あとはお披露目……」

爽「ペトロの手紙 2章11節」

爽「魂に戦いを挑む肉の欲を避けなさい」

揺杏・成香「そう、それ大事(です)!」

~~~~~~


ユキ「……妬ましいです」


>>166に戻る

久「ところで、みんな須賀くんの事どう思う?」

優希「タコス作ってくれる便利な奴!」

和「ちょ、ちょっとゆーき!」

久「まあ私も雑用してくれる便利な奴って認識だけど」

和「ぶ、部長まで!」

久「そういう和はどうなのよ~~」

和「ど、どうと言われましても……」

久「須賀くん、絶対和の事好きよね!ライクじゃなくてラブ!」

まこ「急に女子トークが始まったのぉ……」


和「ええーっ!困ります……」

優希「和ちゃんはお嬢様だからそういう話に免疫がないんだじぇ」モグモグ

久「でもカッコイイとか、優しいとか、そういう感情は持ってないの?」

まこ(コイツ、酔っ払っとる……)

和「も、持ってません!」

咲「プッ」

久「あらあら~須賀くんの恋は実りそうもないわね~って、咲、須賀くんって中学校の頃どうだったのよ?」

咲「きょ、京ちゃんですか~?」

久「彼女とかいたの?」

咲「いなかったと思いますよ」


久「咲はどうなの?初恋の相手が実は須賀くん、とか?そういえば、咲を連れてきたの須賀くんよね!実はあいつ、陰の功労者じゃない!」

まこ「確かにあいつが居らんかったら咲はいないわけじゃから、団体戦には出られなかったの……咲以外が大将務まるとは思えんし……」

咲「初恋の相手、違います!京ちゃんは、勝手に絡んでくる変な人っていう……感じですかね……」

優希「変な人とは咲ちゃん辛辣だじぇ」

咲「でも私友達いなかったから、変な人でも話しかけられて断れなかった……」ショボン

久「それでも変な人相手に京ちゃん呼びはしないわよ、普通」

優希「実は秘められた恋心が……!」

咲「ないないノーウェイノーウェイ」ブンブン


咲「そういう優希ちゃんは、最初京ちゃんに気があるっぽかったじゃん!」

優希「げっ、反撃されたじぇ……」

和「確かに押し倒されて何か言ってましたね」

優希「の、のどちゃんまで!」

久「確かに須賀くんに部で一番話しかけてるの、ゆーきよね。今でもタコス作ってもらってるし。彼、龍門渕のハギヨシさんのところまで作り方習いに行ってたらしいわよ」

まこ「健気じゃの……ひょっとして京太郎も優希に気があるんじゃ……」

優希「こ、困るじぇ……私にはタコスという将来を約束した相手が……」クネクネ

優希「モテる女は辛いじょ」タコスモグモグ

まこ(とりあえずタコス食わせとけばいいって考えはやめたほうがええな)


久「まこは?」

まこ「京太郎はいい奴じゃな……アンタのわがままに振り回されてもしっかり頑張っとるし」

久「テンプレ回答ねぇ~~私は本音を聞きたいのよ!」

まこ「うーん、良い奴なんじゃが……」

久「出た、いい人止まり!ありがちよね~~須賀くんみたいなタイプって」

和「で、でも、悪い人よりはいいと思いますよ!」

久「和はお嬢様ね~~和みたいなタイプこそ、ちょっとだらしない相手にコロッといっちゃうんじゃないかしら」

まこ「そういうアンタはどうなんじゃ、久」

久「げっ……私?」


久「うーん、須賀くんかぁ……」はぁ

まこ「おっ」メガネクイッ

久「ないわね」

まこ「なんじゃ」ガックリ

久「いくら悪待ちって言っても、喰い断のみで単騎待ちはしない女よ、私は」

和(ゴミ扱いですか……)

まこ「なにもそこまで言わんでも……」

咲「わ、私は嶺上開花のみでも狙いますますけど……」

久「冗談よぉ、は、恥ずかしいじゃない、もしここで須賀くんが好きです!みたいな流れになったら」

まこ「それはそれで応援するぞ」


久「で、どうしようかしら……」

咲「覚えてたんですねっ!」

久「そりゃもちろん……須賀くんにはそういう感情抜きで、頑張ってくれたのは認めてるからね」

久「しっかり労ってあげなきゃ……」

久「そうだ!この中で誰かが須賀くんとデートしてあげるってのはどうかしら!」

まこ「で、デートォ?」

和「な、なんですか、それは……」

久「いや、日頃の感謝の気持ちを込めて……ハーレムもいいと思うけど、孤独は山の中じゃなくて街の中にあるっていうじゃない!」

久「だから、誰かが1対1で労うほうが、須賀くんも喜ぶと思うのよね!」

咲「で、誰がその役目をやるんですか……」

久「そうねぇ……」

↓1 5人の中から選んでね(特に重要じゃない安価。ゾロ目だったら考慮します)


久「じゃあ最後の部長権限を行使します」

優希「ずるいじょ!部長!絶対自分にならないじゃないか!」

咲「そ、そうですよ!」

和「こういうのは立候補制にしてはいかがでしょうか?」

久「立候補ぉ?……この流れだと、絶対須賀くんが可哀想な空気になると思うけど、それでもやる?」

和「ううっ……」

まこ「で、はよ言いなされ、誰がやるんじゃ?」

久「それは……和、頼んだわ」ポンッ

和「げーっ!」



京太郎「うぐっ……あれ……俺……」

ここはどこだ?

ちゅぱちゅぱっ……

変な音がする。俺は目を擦りながら、体を起こそうとした。

ユキ「あっ、おめざめですか?」

京太郎「うんっ?ってえええええぇぇぇ!」

目の前に、女性の陰部が飛び込んできた。

京太郎(目が覚めたら女の子がシックス・ナインでフェラしてくれるって……どんな状況だよぉ!幸せぇー!これは夢だ、夢に違いないっ!)

京太郎「ちょ、ちょっと、服着て!あの、もうっ、うっ」ドビュッビューッ

ユキ「きゃっ……濃いのいっぱい出ましたね……」


京太郎「はぁっ……はぁ……って、あんた……」

ユキ「どうでしたか?」ギュッ

とても可愛い女の子が裸で抱きついてきた。ここは知らないホテルだ。

京太郎「ご、ごめん……だ、誰?」

ユキ「ひ、ひどいっ!私、真屋由暉子ですよ」

京太郎「あぁー……有珠山高校の……確か、和の相手でおっぱいが……ってなんで??」ドキドキ

心臓が破裂しそうな速さで脈を打っている。

ユキ「そんなことはどうでもいいじゃないですか……」

京太郎(確か、あれ??俺、チカ先輩とは……あれ?)

俺は記憶が混乱していた。

プルルル……プルル……

電話が鳴った。


ユキ「出ないんですか?」

京太郎「あ、ああ……」

俺は電話に出た。

爽『呪ってやったぞ』ガチャン

京太郎「うおっ!!」

女の声がした。変なことを言って、電話は切れた。

京太郎「の、呪われたって……」キョロキョロ

ユキ「……」ジーッ

プルル……

俺はかかって来た相手を確認もせず、電話に出た。

京太郎「はい、もしもしっ!」

優希「おー、犬!元気にしてるかー!?」


京太郎「な、なんだ……タコスかぁ……」ホッ

優希「タコスとはなんだじぇ!」

京太郎(し、しまった!いっつもタコス作れとしかかかってこないからついっ!でも間違ってはいないよな……)

優希「あ、あの……京太郎……テレビ……見てたか?」

京太郎「て、テレビ?」

優希「ま、まあ体調悪そうにしてたから、いいじょ……このゆーきちゃんの活躍を、後でDVDに焼いてあげるから、百回は見るんだじぇ!」

京太郎「……(そういえば、インハイ!)」

京太郎「い、インハイはどうなった!?」

優希「これから咲ちゃんが大将戦だじょ、ほら、咲ちゃんにメーッセージを」

咲「きょ、京ちゃん?」

京太郎「さ、咲……」

京太郎「が、頑張れ!」

咲「……うんっ!」ガチャン

電話は切れた。


ユキ「どなたからですか?」

京太郎「あ、ああ……タコスから」

ユキ「タコス?(蛸田さんとかでしょうか?そういえば私の友人の高須さんはあだ名がタコスでしたね)」

京太郎「いや、ほら、メキシコの」

ユキ(メキシコのタコス……料理屋の予約とかでしょうか?)キョトン

ユキ「まあタコスはいいですけど……続き、しますか?」ギュッ

京太郎「うっ……でも、インハイが」

ユキ「……」

京太郎(か、可愛い……ほんと、お人形さんみたい……)グイッ

京太郎「んちゅっ……ちゅっ……」

ユキ「はぁっ……んっ……ちゅぅ……(爽先輩、ありがとうございますっ……私、幸せです……)」

京太郎「ゆ、ユキちゃんっ!」ガバッ

ユキ「きゃっ!あんっ……もう、元気ですね」

京太郎「うおおおおおっ!!!」ジュップジュップ

ユキ(私、必要とされてます……)

俺はユキちゃんの体をたっぷり楽しんだ。


じゃー……(ユキがシャワーを浴びている間)

京太郎「ふーっ……えがったえがった……俺以上に幸せな男って、この世にいるんだろうか……」

京太郎「そういえば、インハイどうなったんだろ」

俺はホテルのテレビを付けた。

久『えー、私たち、清澄高校麻雀部は小さな部活です』

京太郎(あ、部長……うおっ、右上にインハイ王者清澄高校のテロップが!記者会見か、これ!)

久『この5人だけの力ではなく、高校の友だちや、先生方、地元の人々、家族の協力はもとより』

久『多くの人の力に支えられて、ここまで来ました。この場を借りて、お礼申し上げます。』

久『本当に、皆さんの声援がなければっ……この大会が始まる前に』

久『私の同級生で、学生議会の副会長が、私たち宛のビデオレターを作って送ってくれて……そこで改めて、本当に私たち、ここまで来るのに、たくさんの人の支えがあるって再認識できました』

久『そして、誰よりも、私たちの側でーー』ブチッ

ユキ「シャワー、あがりました」

京太郎「あ、ああ……」

水も滴るいい女とは、まさにこのことだとその時思った。


ユキ「で、これからいかがしますか?」

ユキちゃんは服を着て、俺の隣にちょこんと座った。

京太郎(そういえば、優勝したんだから打ち上げとか、あるよな、多分)

京太郎「あ、あの……」

ユキ「どこか一緒に出かけます?ここでまったりします?」

京太郎(ま、まあ打ち上げまで時間かかりそうだな、さっき記者会見してたんだし)

京太郎(あれ?何か大切な事、忘れてるぞ……)

ユキ「それとももう一回、しますか?」ふにゅっ

京太郎(流石にチャージしないともう一戦は厳しいな……)

京太郎(どうしよう……)

どうする? (この周は呪いのアイテムユキちゃんがずっとくっついてくるぞ!)
↓1


京太郎「ちょっとユキちゃん、相談に乗って欲しいんだけどさ」

ユキ「いいですよ」

俺とユキちゃんはベッドに寝っ転がった。

京太郎「俺、実は麻雀部に入ってるんだよね」

ユキ「知ってますよ」

京太郎「でもさ俺、麻雀向いてないんだよ……レベルの低い男子個人戦でもボロ負けだったし」

ユキ「……」

京太郎「でも周りの女の子たちは強くってさ……知っての通り全国優勝」

京太郎「練習でも相手にならなくて、ずっと劣等感持ってた」

京太郎「でも、それでもみんなの為にって一心で……必死に頑張ってたのにさっ……」

京太郎「なんだよ、この仕打は!みんな俺のことなんてどうでもいいって思ってるんだ!」

ユキ「よしよし、京太郎君の事、私は見てますよ」ギュッ

京太郎「ううっ……」

俺はユキちゃんの胸の中でひとしきり泣いた。


京太郎「あー、みんな優勝して……これから、俺、どうしようかな」

ユキ「京太郎君がしたいこと、するのがいいと思います」

京太郎「うーん……なんか熱、冷めちゃったんだよね……なんでだろ」

ユキ「周りが悪いんですよ」

京太郎「そうかなぁ……みんな可愛くていい子達ばっかなんだけど」

ユキ「むっ!」

京太郎「いやいや、ユキちゃんが一番だけどさ!」

ユキ「えへへ~~」ギュッ

京太郎「はー……こんな可愛い子と一緒にいられたら、もうあんな雑用やる気がおきないぜ……労いの言葉、1つかけてくれないし」

ユキ(愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず……)ブツブツ

京太郎「はぁ……割り切れねぇな……」

ユキ「無償の愛なんてありませんよ、京太郎君。見返りがないなら……そんな部活、やめて、私と一緒に歩みませんか?」

京太郎「……ゴクッ」

からからに乾いていた喉に、一滴の水をこぼされた、そんな気がした。


京太郎「私、須賀京太郎は一身上の都合により、麻雀部を退部します……」

京太郎「っと、こんなんでいいかね」

ユキ「いいと思います」

俺はユキちゃんと一緒に退部届を書いた。

ユキ「じゃあそれ出したら、晴れて京太郎君は自由の身ですね!夏休みの残りは一緒に北海道旅行しませんか?」

京太郎「いいね……ユキちゃんと一緒に、色々回れたら絶対楽しいだろうな……」

ユキ「ふふっ、なんなら転校してきてもいいんですよ?みんな大歓迎しますよ」

京太郎「ははは……チカ先輩にも会いたいな」

ユキ「……やっぱ転校はないですね。女子校ですし」

京太郎「おっ、そりゃそうだ。アハハ」

京太郎「で、書いたはいいけど、部長、受け取ってくれるかな」

ユキ「今から出しに行きましょう!」

京太郎(グイグイくるな、この子……なんか意外)


京太郎「じゃあ、部長に電話します」

ピッポッパッポ プルルルル……

久「はーい、もしもし須賀くん!?何?もうお祝いの言葉は聞き飽きてるんだけど!」

京太郎「あ、あのですね、じ、実は……」

久「記者会見見てくれたー?決まってたでしょ!?咲は噛みまくりだったけどね!」アハハ

京太郎「は、はあ……で、ちょっと大事な話が……」

久「むっ……」

京太郎「こ、これからお、お会いできますか?」

久「何よー、愛の告白でもするつもり?妙に真剣ねぇ。ちょっと、まだ取材とか色々忙しいんだけど」

京太郎「あ、あの!」


↓1 コンマ50以上で部長は会ってくれる(50より下なら残念!)


京太郎「どうしても、大事な話なんです……お願いします!」

久「そこまで言うなら……これから会場近くのホテル来れる?何とか取材の合間縫って会うからさ」

京太郎「分かりました!たしか臨海ホテルですね?」

久「そーよ、そこで記者会見とか色々やってたの。ホテルのロビーで30分後に待ち合わせねー」ガチャ

電話は切れた。

京太郎「部長会ってくれるってさ」

ユキ「よかったですね、こういうことは早くスッキリさせた方がいいですよ」

京太郎「じゃあ出かけてくるよ」

ユキ「私も一緒に行きます!」

京太郎「いや、いいよ、ユキちゃんは」

ユキ「話に聞く限り、京太郎君だけじゃ押し切られちゃいそうです……それに、私と一緒じゃ嫌ですか?」

京太郎(こんな可愛い子連れてったら、部長びっくりするだろうなぁ……ちょっと優越感)

京太郎「わかったわかった、でも大人しくしててくれよ?」


俺はユキちゃんと一緒にタクシーで部長の指定したホテルまで向かった。

俺たちは完全にカップルのように見えたと思う。ユキちゃんはべったり俺にくっついていた。

京太郎「中々いいホテルっすね……ちょっと早く着きすぎましたか」

ユキ「待ってましょう」

俺たちはロビーで部長が来るのを待っていた。


久「いやー、須賀くん、おまたせ!」

京太郎「あっ、部長……」

久「って……え?」キョトン

ユキ「初めまして、竹井さん。準決勝でお世話になりました、有珠山高校の真屋由暉子です」

部長は口を開けて俺たちを見比べていた。

久「あ、あの、須賀くん……どういうこと、これ?」

京太郎「じ、実はですね」

ユキ「私たち、お付き合いしてまして」


京太郎(あれ?そうだったっけ?)

久「ちょっと、××さん、少し須賀くんお借りしていいかしら。ねえ、こっち来なさい」グイッ

ユキ「ダメです!京太郎君を持ってかないで下さい」袖ギュー

京太郎「わわっ、ちょっと引っ張らないで!部長も!ユキちゃん、袖、伸びる!」

久「ふーっ……後で大事な話あるからね、須賀くん。で、何。手短にお願い」

京太郎(あれ、なんでこの人そんなに怒ってるんだ?)

京太郎(ひょっとして俺に気があるのかな?嫉妬してくれてんのか?部長も可愛いところあるなー)ウキウキ

ユキ「京太郎君!用件!」

京太郎「あ、はい。あ、あのー……実は……これを……」

退部届ずいっ

久「は?」


久「……何のつもり?」

部長は真剣な顔をして、俺を見ていた。

京太郎「つ、つまりですね、もう退部させて頂こうかと……み、短い間でしたけどお世話になりました」ペコッ

久「どうしてよ?」

京太郎「いや、ちょっと俺、麻雀向いてなかったっす……多分残り2年、やり切れる気がしないんで、ここらで区切りをつけようかなーと」

久「どうしちゃったの?わ、私達の記者会見、何か気に触ったかしら?」

京太郎「ううっ……」

部長は心配そうに俺の顔をのぞき込んできた。俺はこの人に対して4月から奴隷根性を植え付けられてしまったので、あまり強く出れなかった。

ユキ「あの!竹井さん!」

久「……」

ユキ「京太郎君は麻雀部やめて、私と幸せになるんです!早く受け取って下さい、それ」

代わりにユキちゃんが強く言ってくれる。俺は自分が情けないと思った。


ユキ「京太郎くんはですね、あなた達と優勝するために、この半年間、あなた達に負けないくらい頑張ってたんですよ」

ユキ「自分が表舞台で輝けないってのは、わかって、それでなお、あなた達のためにっ……!」

ユキ「それなのに、あなた達は彼を労ってあげましたか?彼が辛そうにしている時、慰めてあげましたか?」

ユキ「彼に甘えていたでしょ、みんなで!彼を便利屋扱いして、食いものにしてたでしょ!」

ユキ「そんなあなた達に京太郎くんと一緒にいる資格はありませんっ!今すぐ、それ、受け取りなさい!」

京太郎「ゆ、ユキちゃん、ちょっと落ち着いて……」

ホテルのロビーにユキちゃんの大声が響いた。道行く人は足を止めて、俺たちを見て、そそくさと顔を伏せてどこかに行く。

京太郎「ぶ、部長……そういう訳なんで……お願いします」

久「退部届、ねぇ」クルクル

部長は俺の退部届をくるくる指で回しながら、何かを考えているようだった。

久「タダでは受け取れないわね、コレは」ニヤッ


久「私たち、まだ須賀くんが必要なの」

そう言いながら、彼女はおさげを作った。

京太郎「そ、そんな!タダもクソもありませんよっ!」

久「須賀くん、シャラップ」

京太郎「は、はいっ!」ビシッ

ユキ「この!京太郎君の事も少しは考えて下さい!」

久「んー?ちょっと電話、するわね」

そう言って部長はどこかに電話をかけていた。

久「うん、りょーかい、ありがと。」ガチャ

久「あと5分、待ってて」

俺はじっと部長を観察しながら、モヤッとする気持ちを抑えていた。部長は、鼻歌交じりに俺の退部届をいじくっている。

久「遅いわねぇ……」

京太郎「何のつもりっすか?」

ユキ「時間稼ぎですよ、京太郎君。私たちが諦めるの、待ってるんです」ボソッ


霞「遅れてすみません……って、あらあら」

久「ありがとうございます、わざわざ」

部長は立ち上がって、何やら遅れてやってきた永水女子の岩戸さんと話している。

霞「ちょっと、これウチじゃ扱ってませんけど」

久「大丈夫、私がやるから」

霞「いいの?結構危ないわよ?」

久「いちおう部長だから、ね」ギュッ

京太郎(永水のおっぱいオバケ!やべぇ!)ゾクゾク

ユキ「こ、こら、京太郎君!」

京太郎君「あ、ああ……ごめん、ユキちゃん」


霞「遅れてごめんなさい、立会人の岩戸と申します」

京太郎「は、はあ……」


京太郎「ま、またデュエルですか」

久「あれ?須賀くん、デュエリストだったっけ?」

霞(ふんむふ……)ジロー

京太郎(うわっ、おっぱいさんに見られてるっ!ちょっと勃ちそう)

久「須賀くんってさー、つまり私たちに不満があるわけでしょ?」

京太郎「ま、まあそうなりますね……」

久「ゲームに勝ったら、それ、受け取ってあげる。そして私の事、壊していいわよ」

京太郎「は?」

久「この岩戸さん、そういうモノ用意できる人だから」

霞「よろしくお願いしますね」

京太郎「こ、壊すって」

ユキ「京太郎君。文字通り、あの人に今までの不満、全部ぶつけていいってことですよ。泣き叫んで、地獄の底で後悔しても遅いってコト、思い知らさせてやれるってことですよ」


久「でも、私が勝ったら二度と退部するなんてふざけたコト、言わないこと!」

京太郎「へ、へい……」

俺は何のことだかさっぱりわからなかった。

細かいが霞さんは石戸さんな

>>508ご指摘thxです!


ユキ「そして、京太郎君が勝てば、私と一緒にのんびり出来るってことですから」

京太郎「ユキちゃん……」

ユキ「負けたら離れ離れです……」ギュッ

京太郎「大丈夫、今まで俺、勝ってきたから」

ユキ「二人でたっぷり壊してあげましょ?あの人を……」

京太郎「で、でもこ、壊したいわけじゃ……」

ユキ「何言ってるんですか?あの人の悲鳴、聞きたくないですか?泣いて謝らせたくないですか?絶対に楽しいですよ?」

京太郎「……」ゴクッ

俺は何かに飲み込まれそうになっている。

霞「で、受けますか?受けませんか?……勝たないと辞められませんよ?」

京太郎「ルールを聞かないことには……」

霞「大丈夫ですよ、今までのソレと似たようなものですから。でもとってもシンプル」

俺は……

受ける?受けない?(受けない場合はゾロ目で拒絶成功。それ以外だと受けちゃう)
↓1。


京太郎「ふーっ……」

俺の脳裏を走馬灯が走った。

清澄高校での日々……全国編のOPが流れる

https://www.youtube.com/watch?v=tMjtxv0MT9s

京太郎(クソッ……俺、出番ねぇな……)

京太郎(でも、最後はしっかり部室にいるんだよなぁ……(1:30頃))

京太郎「お、俺!」

ユキ「京太郎君……受けて下さい……」ギュッ

耳元でささやかれた。

京太郎「ど、どっちも得るってありっすか」

霞「なしね。世の中、そう出来てるのよ」

久「……」フンフンフーン

京太郎「……俺も男だ、わかりました!その勝負、乗ります!でも最低でも勝率50%は用意しないと受けませんよ!」

霞「もちろんよぉ」


ユキ「ありがとうございます!京太郎君!」

京太郎「ユキちゃんのため……俺自身のため……負ける訳にはいかねーなっ!」

久「私に勝てると思うの?」フフッ

京太郎「すみません、最近の俺、ノッてるんで負ける気しません」

霞「だいたいフィフティー・フィフティーね」

京太郎「はあ(50%……ギリギリ妥当な線かな)」

久「じゃあ、霞さん。ルールの説明を頼むわ」

霞「麻雀牌、使います」

そういうと彼女は胸の間から雀牌を取り出した。

京太郎(ウヒョ!)

イーピンから9ピンまでの9枚と白。その10枚を2セット、俺の前に置いた。

石戸さんはルールを説明し始めた。


霞「まずピンズ9枚と白の10枚、裏に伏せてかき混ぜます」ジャラジャラ

霞「まず竹井さんが1枚引きます」

①最初のコンマ1桁が久の目。白は0。

霞「次に須賀さんが1枚引きます」

②次のコンマ1桁が京太郎の目。白は0。

霞「丸が多いほうが一本先取」

霞「先に3本とった方が勝ちよ~」

③先に3本取った方が勝ち

霞「ねえ、すっごいシンプルでしょ?ここまでは」

久「……そんなシンプルじゃないでしょ」ボソッ


京太郎「なるほど……」

霞「でもそれじゃあつまらないから追加ルール~白引いたらドボンそこでゲーム終了~」

京太郎「へ?そんな!」

霞「でもね、ワンチャンス~白の目を塗ることできるわ~」

霞「あなた達の目玉で」

京太郎「は?」

霞「目、見えなくなったらゲーム続行できないから、まあ竹井さんは1つしか手持ちないけどね」

霞「須賀さん、アナタはそこの女の目玉2つと自分の目玉1つで3つもあるのよ~ちょっと有利でしょ~」

霞「つまりね、1回目の白は、3ピンにまで出来るのよ~この時竹井さんが2ピンだったら逆転~」

霞「あなたにちょっと有利なルールよ。でも、目玉くり抜けなかったら、そこでゲームオーバー」

霞「1回白をピンズに塗ったら、もうドボンはないから安心して~」

④白を引いたらゲーム終了。ただ1回だけ救済でピンズに無理やり出来るぞ。

霞「わかりましたか?」


ユキ「わかりました」

久「わかったわ。まあ目玉1つくらいくれてやるわよ」

京太郎「ちょ、ちょっと!目、目って!」

霞「まあ白引かなければ大丈夫~こういう凝ったルール作っても使われないことの方が多いし~」

京太郎「ユキちゃんは……いいの?」

ユキ「はい……もとより覚悟の上です。私の目、京太郎君のために使って下さい」

京太郎(マジかよ……でも、俺に出来るのかよ……)

⑤ 目をくり抜くには大変な勇気を伴います。京太郎は自分とユキの目をくり抜くために判定をくぐり抜けないといけません。
  久は負けたらひどい目に合うので絶対に降りませんが、京太郎はコンマ偶数で日和っております。

ユキ「道具は……信頼できるみたいですね」

霞「この手のオカルトでイカサマしたら、コッチが大変な目に会うから~それに私は中立よ~」

久「ルールは理解したかしら」

京太郎「……ゴクッ、はい。」

霞「それじゃあ一回戦始めるわね……」

コンマ1桁
↓1 久の目
↓2 京太郎の目


霞「じゃあまずは竹井さんから~」

ジャラジャラ

久「一枚引けばいいのよね?」キュッ

部長は伏せられた牌から一枚とった。

久「あっ……」

部長の顔が見る見る青ざめるのがわかる。

霞「あらあら~」

久「……ぬるっと来たわ、本当にね」カタカタ

目は白!いきなり白!

京太郎「ま、マジっすか……」サーッ

頭の血が引いていった。

ユキ「やりましたね、京太郎君!」ダキッ


久「……」プルプル

霞「じゃあ、これ」

石戸さんは、アイスをくり抜くような金属製の大きなスプーン状の道具を部長に渡した。

京太郎「あ、あの!」

霞「何?」

京太郎「いえ、じょ、冗談ですよね?ぶ、部長も、や、やめて……」

霞「今までアナタが勝ってきたゲームで冗談ってあったかしら?」

京太郎「あっ……ああっ……」

ハオちゃん、ユキちゃん、爽さん、チカ先輩の顔が思い浮かんだ。

ユキ「京太郎君。かなり有利な展開です。神に感謝しましょう」

霞「ど~しますか~?竹井さん?」

久「……」

部長は口を一文字に結んで、震えていた。


部長は無言で石戸さんから道具を受け取った。そして、それを思いっきり自分の右目に突っ込んだ。

久「がっ……!うぐっ……!」

霞「持つところ、力いっぱい握って~サックっと抜けるから~」

久「くっ、くぅ~~~っ!」ギュッ

霞「そんなんじゃ甘いわよ」

久「~~~~んっ!っ!!」グチュッ

じゅるるっ……じゅぽっ……どろっ……

部長の目から血が滴り落ちる。部長は震えながら、そのスプーンを石戸さんに手渡した。

霞「これが代償よ」

石戸さんは、そのスプーンの中から、真っ赤に染まった部長の右目を取り出した。。そして、それをどこからか取り出した洗面器の水で洗った。

目玉は大きかった。青白い眼球に、紺碧の部長の瞳が浮かんでいた。石戸さんはそれを俺に見せつけるようにしてから、白に埋め込んだ。

じゅぷっという、柔らかいものが何かに潜りこむ音がして、白は1ピンに変わった。

部長は肩で息をして、石戸さんに渡されたタオルで右目に突っ込んで抑えながらユキちゃんを残った左目でギロッと睨んでいた。

白いタオルはあっという間に赤く染まった。曼珠沙華のような、妖しい朱に染まった。

霞「はい、お疲れ様でした。竹井さんの目はイーピンです。じゃあ、次、須賀さんですね」

石戸さんは俺用のピンズセットに変えて、テーブルでそれをかき混ぜた。

ジャラジャラ


霞「はい、めくって」

京太郎「あ、あの……俺……部長、すみません」

京太郎「お、俺のせいでっ……あのっ……俺、ホントは……俺っ……」

机の上の10枚の牌がくるくる、くるくる回る。俺の目が回っている。

霞「あらあら~~」

京太郎「受けるつもりはなかったんだ!こんな勝負!勝っても負けてもっ!」

霞「何甘いこと言ってるの~退部届なんて、出したらこうなるに決まってるでしょ~」

京太郎「そんな、馬鹿な!ふざけるな!俺、帰る」ガタッ

ユキ「京太郎君……もう賽は投げられましたよ」

ユキちゃんは俺の袖を引っ張って、座らせた。

その時、ユキちゃんの顔を見た。見なければ、良かったと後悔した。

彼女は微笑んでいた。大きな双眸は恐るべきものを携えていた。

爽『呪ってやったぞ』

その意味が、少しわかった。


京太郎「もう、引くしか……ないっすか」

俺は手を震わせながら、牌を一枚つまんだ。部長のように、表をこする勇気はなかった。

目をつむったまま、俺は牌をめくった。

誰も何も言わない。ユキちゃんも、部長も、石戸さんも。

俺は恐る恐る目を開けた。

机の上で開いていたのは、真っ白い牌。

俺は悲鳴をあげた。

3人は、沈黙していた。


京太郎の目は白!


石戸さんは、俺に先ほど部長が目を刳りぬいた道具を手渡した。

京太郎「あ、あはは……じょ、冗談っすよね……」カタカタ

石戸さんは微笑み返すだけ。

ユキ「どうしますか、京太郎君。私の目2個くりぬけば、この勝負は取れますけど」

ユキ「京太郎君の目も含んで3個くりぬけば、白は3ピン。勝率は若干あがります」

京太郎「は、ははは……」

霞「やらなきゃアナタの負けよ~1回しか目玉くりぬくチャンスないんだから、慎重に考えてね」

俺は……

↓1 コンマ偶数で日和る。そこでゲーム終了

↓2 コンマ上で腹をくくった場合
   01~50でユキの目玉1個 51~98でユキの目玉2個(ゾロ目以外)
   ゾロ目の場合00~44で目玉3個 55~99で自分の目玉1個


京太郎「あ、あの……俺……」

石戸さんから金属のスプーンを受け取った。

部長を見た。震えが止まっていた。うつむきがちに、俺が開いた真っ白い牌を見ていた。

目が笑っていた。

京太郎「も、もしここで降りたら……」

ユキ「京太郎君!」ギュッ

京太郎「どうなるんっすか?」

霞「どうなるって、ねぇ……今まで負けた人がどうなったか、考えてみるといいかもしれないわね」

京太郎「あの、退部届け、受け取って貰えないだけっすよね!?」

ユキ「……そんな甘いゲームじゃないです、私と京太郎君は、離れ離れになります」

京太郎「そんなの聞いてねぇよ!!」バンッ

ユキ「……の儀ですから」

京太郎「は?」

ユキちゃんは意味深な事を言った。

霞「このゲームを始めるにあたって、それはいう必要がなかったから~」

霞「安心して?むしろ、あなたにとって利益なのよ?損するなら言わないと始められないけど」

京太郎「ユキちゃんと、離れ離れなんて、利益でも、なんでもねぇよ!」

霞「あらあら~~とんでもないものと愛し合っちゃったのね、竹井さん」

久「馬鹿な後輩、持ったわ、ホント」

俺は負けたら、おそらく……

部長は右目まで捨てた。

そんな事をしてまで、俺をどうにかしようとしている人だ。

負けてしまったら、多分俺はもう二度と、部長に逆らえなくなる。

それは多分、ルールじゃない。ルールじゃないけど、きっと俺の心はそう出来ている。

でも勝てば……

久『私を壊していいのよ?』

俺は、勃起していた。今までにないくらい、下半身に血が集まっていた。そして、恐怖は吹き飛んだ。

ユキ「京太郎君……素敵です」

京太郎「ユキちゃん。目、俺にくれ」

ユキ「はい、喜んで差し上げます」


俺は息を止めた。そして、ユキちゃんの右目に、スプーンを差し込んだ。

ずぷっ……

まるでアレを中に挿れるときの……いや、それを凌駕する挿入感が俺の手から伝わってきた。

でも俺はユキちゃんの顔を見れなかった。

京太郎「うっ……やべっ……イッちまう……」

俺は必死に堪えて、手に力を入れた。何か潰れたような音がして、ふっと力が抜けた。

それを俺は引きずりだした。

スプーンの中に、ドロっとした赤黒い眼球があった。

京太郎「ありがとう、ユキちゃん……石戸さん、一個でいいです」

ユキ「京太郎君!もう一個どうぞ!」

京太郎「君から光は奪えないよ」

ユキ「……っ!」


霞「素敵~~私まで濡れちゃうわ~~」

石戸さんは、ユキちゃんの目玉を俺が引いた白にいれた。

白は1ピンに変わった。

海の底から見た、月のように綺麗なイーピンになった。

久「男の顔になったわね、須賀君」

京太郎「すみません、もう、やるところまでやりましょう、部長」


霞「一回戦はイーピンとイーピンで引き分け~じゃあ二回戦、始めるわよ」

コンマ1桁(0が出たらどっちも1扱い)
↓1 久の目
↓2 京太郎の目


久「……」ゾクッ

部長が引いたのは、先ほど目を入れたイーピンだった。

霞「憑かれてますね~竹井さん。終わったらお祓いでもいたしますか?」

霞「勝てば、のお話ですけど」クスクス


京太郎「……っ!」

俺が引いたのはスーピン

京太郎「ふー……」

ユキ「やりましたね!」

京太郎「あ、ああ……」

ユキ「力を抜くのはまだ早いですよ、京太郎君。あと2回……油断せず行きましょう」


霞「さあ3回戦~~須賀さん一本先取です~~」

↓1 久の目
↓2 京太郎の目


久「……っ!」ギュッ

京太郎「は、はぁ~~?9!?ここで、9!?」

京太郎(さすが部長、今までの相手のように一筋縄じゃいかないぜ……)

京太郎(でも困難を伴わなければ、頂上に立つ悦びも小さい。困難を克服しない勝利に何の価値がある?)

霞「あらあら、ここでキューピン、ねえ」


京太郎のターン。ドロー!

京太郎「がっ!がああ~~~っ!」

ここで1!最弱の1!

京太郎(でも最初に部長が9出してくれたお陰でショックは少ないぜ……ここでパーピンとかだったら目も当てられねぇ……)

京太郎「ふーっ……次、行きますか」


霞「さあ4回戦~~どっちも一本ずつで~す」

↓1 久の目
↓2 京太郎の目


部長のターン。ドロー!

久「……くっ」

出た目は、また自分の目が入ったイーピン。流石に気味が悪くなったのか、小さな声が漏れた。

京太郎「あれ~~また、自分のお目目入れたイーピンですか~~ひゃっひゃっひゃ」

京太郎「相変わらず悪待ちですねぇ、部長」


京太郎のターン。ドロー!

京太郎「ふふっ!七筒です!ラッキーセブンっ……!女神は俺の方にいるっ……!なあ、ユキちゃん!」

ユキ「はいっ!」ダキッ

京太郎「えへへ~」テレテレ

久「……っ」プルプル


霞(恐怖でネジがぶっ飛んだのかしら……それとも……まあ私には関係ないけど)

霞「さあ運命の5回戦~~須賀さん二本で王手~竹井さんは現在一本、王手をかけられるか~」

霞「順番は特別に逆~いいわよね?(威圧)」

京太郎「あっはい」

↓1 京太郎の目
↓2 久の目


京太郎のターン、ドロー!(筆者の都合により先攻後攻チェンジ!)

京太郎「……」ギュッ(盲牌)

京太郎「ニタァ~~」

京太郎「部長、部長、何引いたか分かりますか?」

久「……とっとと開きなさい」

京太郎「へっへっへ……」パタッ

京太郎の目……八筒!

部長の残った左目が大きく見開かれる。

ユキ「京太郎君っ……!」ギュッ

霞「あらあら~」

京太郎「ああぁ~~!幸せぇ~~~」ビクンビクン

ユキ「こら、京太郎君、気を緩めちゃダメです」ギュッ~

京太郎「あ、痛い痛い、抓らないでっ!わかってるよ……相手は化け物だから」

霞「さあ、竹井さん、八筒か九筒ださないと負けですよ~」

じゃらじゃら


部長は震えていた。確実に、恐怖していたと思う。

俺は固唾を飲んで、彼女が牌をとるのを見守っていた。

彼女は、盲牌をやめていた。

久「これっ……」プルプル

霞「さあ、めくって下さい」

部長は目をつむって、牌をめくった。


京太郎「……部長、目、開いて下さい」

久「……うんっ」パカッ

久「あっ……ああっ……嘘よっ……これっ、何かの間違いっ……」ガチガチ

歯を鳴らしながら部長は石戸さんの方を見たが、彼女は肩を竦めただけだった。

ユキ「ふふっ……素敵です、京太郎君」

部長の最後の目は四だった。

久「あうっ……嘘よっ……ウソッ……」ブルッ

霞「須賀さん。お部屋はあちらに用意していますので。それじゃあ私はここで」

久「やだっ……」ジョロロロ……

部長は顔を両手で抑えてうずくまった。股の間に、染みが広がるのを俺たちは笑いながら見ていた。

京太郎「うわっ、小便漏らしてますよ……この人」

ユキ「ばっちいですね、あはは」

俺は放心状態の部長の腕を取ると、引きずって石戸さんが用意してくれた部屋に向かった。

これから竹井久の長い一日が始まる。


京太郎「さて、どうしましょうか」

京太郎「まずエロ要素を含むか含まないかを決めましょう」

↓1 コンマでゾロ目ならエロあり。ゾロ目以外なら自分が書きたいように書きます。
   その場合は、グロが苦手な人はすみませんがここまでお付き合い下さりありがとうございました。(キチンと先にエンディングは書きます)
   とても気持ちのいいものにはならないと思います。キャラに過度な感情移入する人もおすすめしません。
   エロありならキチンとアンケートとります!


揺杏「お、爽ー、こんなところにいたんだ。探したよ」

爽「なんだ揺杏」

揺杏「隣、いい?」ヨッコイショ

爽「いいって言う前に座るなよ」

揺杏「ユキのことなんだけどさー」

爽「……」

揺杏「マジ、何してくれてんの?許さねえよ、私」

揺杏「なあ、成香」

成香「はい。地獄に落ちろ」


爽「負けるとはこういうことさ」

エンドのあとはセーブポイントから再開したりはしてもらえるんですかね・・・?(小声)


京太郎「なあユキちゃん」

ユキ「なんですか?」

京太郎「俺、幸せだよ」

眼帯をしたユキちゃんは、少し寂しげに笑った。

ユキ「何がです?」

京太郎「わっかんねー……」

俺は部長を壊して、この奇妙な世界から抜けだした。

その先には俺とユキちゃん以外何もなかった。

でも俺、幸せ。


ユキ エンド


続く。

グロパートはそんなだらだらやらないっす。そもそもグロくなるかもまだ不明。
エロくならないとは言ってない。困ったらエロに走るのです。
ただグロ苦手な人は向いてないかもです。
ちょっと寝て考えて書くんで再開時刻不明(明日の夜には最低でも)

>>663
続行です!土曜日の夜までは時間あるんで、好きに書かせて下さい。

ここまでの人はお付き合い下さりありがとうございました。


青いタイル張りの手術室のような部屋だった。

私は、勝負に負けて、須賀くんに引きずられるようにその部屋に入れられてしまった。

京太郎「とりあえず、服脱いで下さい。あ、その、おしっこまみれのパンストは脱がないで」

私は命令に従うことしかできなかった。

敗れたのだから。上半身は裸になり、小水が滴る黒パンスト姿になった。

京太郎「じゃあ、そこに座って」

部屋の中央に、奇妙な椅子があった。

お尻をのせると、ビニールの革が妙にひんやりした。

足と手と、腰、首をしっかり革ベルトで拘束された。

リモコン操作で、私の足は思いっきり広げられ、いわゆるM字開脚にされた。

ユキ「内診台を改造したものですね」

腕は肘と手首で、肘掛けにしっかりと拘束されている。


久「こんな変態っぽい格好させて……結局、そういうのが目的なの?」

精一杯の悪態を付いても、須賀くんはにやにやと宙を見ているだけだった。

京太郎「そ、そうかも、し、知れませんね!」

須賀くんは、鋏で私のパンストの股の部分を切った。正直、蒸れていたので少し助かった。

京太郎「ひっ、ひどい匂いですね!」

須賀くんはわざとらしく鼻をつまみ、顔を背けた。

京太郎「こ、これが部長の……おまんこ!汚いなぁ……毎日手入れしてるんっすか?」

京太郎「凄い肉厚っす……それにすげービラビラ……クリトリスデカくて浅黒い!なんだよ、グロマンじゃん!18歳のとは思えないっす」

京太郎「AVでもなかなかこんなグロイの見ないっすよ、あちゃー……これ、ショックだな……」

京太郎「憧れの学生議会長様が、こんな凶器の持ち主って……へっへっへ……みんなに教えてやりたいです」

私のアソコに釘付けになっているみたいだ。まるで猿だ。私は観念してずっと天井を眺めていた。


久「あうっ……」

須賀くんは、私の膣に、ゼリーを塗った棒状のものを無理やり突っ込んだ。そして、抜いた。

京太郎「処女、喪失おめでとうございます」

それを見せつけるように、須賀くんは私の目の前に、血だらけの張り子を振りかざした。

それから膣に金属の冷たい何かを入れられた。それは私の中で広がっていった。

ユキ「クスコって奴ですよ」

京太郎「へえ、部長の中ってこうなってるんですか!ペンライトで奥の穴まで丸見えですよ!部長!でも血だらけ!」

久「そんな大声出さなくても聞こえているわ」

京太郎「正直、ゾッとしてる?ねえ?」


久「っ……」

京太郎「とりあえず、穴、拡げたんでね、使わせてもらいますよ」

私はずっと天井の一点を見つめる事に集中していた。ただ、ろくでもないモノを中に入れられるのだろうという覚悟はあった。

京太郎「さっきの勝負で俺も催してたんですよね」ジョロジョロジョロロロ……

須賀くんは、クスコで広げた私の中に、放尿した。

私の中に、暖かいものが溜まっていくのがわかる。

私の残った左目から涙が流れた。私は負けた。

京太郎「あー、すっきりしたぁ~~」ブルン


京太郎「じゃあ、部長、俺を労って下さい」

突然須賀くんはそんなことを命令した。

京太郎「優しく、愛に満ちた、労いの言葉を、かけて下さい!俺を、慰安する言葉を!はい!」

私の周りをウロウロしながら、大声で言った。

久「あ、ありがとうございます……須賀くんのおかげで、わ、私たち、優勝できました……」

京太郎「こ、心が、こ、こもってねぇんだよ!」

久「は、はぁ……ありがとうございます!須賀くんのお陰で!優勝できました!」

京太郎「大声出せばいいってもんじゃねぇ!」


京太郎「感謝の言葉で、俺をイカせて下さい!」

京太郎「もう、実はですね、この部屋入った時から、アンタのくっさい小便の匂いでね、もう張り裂けそうなほどいきり勃ってるんですよ、俺のちおちんちん!」

京太郎「あと、ひと押し……で、間違いなく達する……部長、俺に感謝の意を表して、俺をイカせてっ……」

京太郎「そしたら、許してあげるからさぁ……」

耳とでねっとり、須賀くんは「許してあげる」と言った。そんなつもりはないのははなっからわかっている。

久「須賀くんがいなければ、優勝できなかった!須賀くんが、須賀くんが、清澄高校を優勝させたのよ!」

京太郎「嘘つけ!!!」

須賀くんは癇癪を起こして、部屋の中をかけずり回った。

京太郎「ルール追加!嘘1回に付き、指、一本!」


私はその時ばかりは、自分の手を見た。まだくっついている指を必死に、最後に確認するように蠢かせた。

須賀くんは、私の左小指を抑えた。そして、ナイフでざっくりいった。

京太郎「部長、綺麗な指っすね。爪も手入れされていて……」

痛みで声が出せなかった。胸を突き出して、エビ反りになって、この拘束を抜けようとした。首と腰でしっかり私は磔にされていたので叶わなかった。

京太郎「さあ、部長。早く、次の労いの言葉を。俺を、慰める言葉を。」

久「須賀くん、ありがとう、本当に、ありがとう」

京太郎「ありがとうじゃねぇ!」

次は左の薬指をざっくりやられた。私は悲鳴をあげた。


久「須賀くん、ごめんなさい、ごめんなさい」

京太郎「何にだ」

久「嘘ついて、ごめんなさい」

京太郎「やっぱりさっきの感謝の言葉は嘘だったんですね!」

久「そ、そっちじゃなくてぇ!」

左の中指をざっくりやられた。

京太郎「何にだ。何にごめんなさい、だ」

久「あうっ……雑用ばっかりやらせてごめんなさい!」

京太郎「よし。」

久「雑用ばっかりやらせてごめんなさい!雑用ばっかりやらせて、本当に、ごめんなさい!」

京太郎「一度謝ったことを二度も三度も謝るんじゃねぇ!」

左の人差し指をざっくりやられた。

なんかワロタ


久「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」

私はもうそれしか言えなくって、それを連呼していた。

京太郎「チキショウ!ユキ!モルヒネだ!」

須賀くんは私の左腕に注射をさした。すうっと何かが抜けていくのがわかる。

私は息を整えることができた。

京太郎「慰安を続ける」

京太郎「何にごめんなさいだ」

私はこの時、しばし沈黙した。須賀くんはずっと私の答えを待っていた。

久「あ、あなたに……麻雀をろくに教えずに……雑用扱いして……重い荷物背負わせて、坂を登らせたこと……ごめんなさい」

京太郎「……」

久「そ、それだけじゃなく、いつも部室の掃除とか、牌譜の整理とか……ばっかりやらせて……」

久「ご褒美もなしに……ごめんなさい」

京太郎「見返りを求めてやってたわけじゃねー!」

左の親指をざっくりやられた。この時ばかりは、頭の血管が二、三本、切れたのがわかった。


久「は?み、見返りを求めてるじゃない、あなた!」プッツーン

あまりにも頭にキたので、ありったけの大声で反論した。

京太郎「ふむ……人間は弱いところにクるんですね」

須賀くんは大笑いした。

そして、切れた指をライターで炙って、止血してくれた。

注射薬のおかげか、肉が焦げる匂いだけがして、実は左腕から下の感覚は一切なかった。

京太郎「これで左手はもう使い物になりませんよ」


京太郎「さあ、慰安を続けるぞ!」

京太郎「趣向を変えよう」

京太郎「部長、俺のこと、どう思います?」

須賀くんは私の左目にナイフをかざした。

久「と、とっても、一生懸命で、や、優しくって……た、頼りになる男の、人……だと」

京太郎「嘘か?本当か?」

久「本当よ!」

京太郎「嘘つけー!」

もはやお約束なのかもしれない。須賀くんはナイフで私の右小指をざっくりいった。

京太郎「ナイフをかざした男に対してその言い方は嘘だね!俺だったらコワイ奴としかおもわーん」

久「チクショウ!!」


京太郎「じゃあ、ランキング付けだ。部長、部員の中で一番使えると思うやつを教えて下さい」

久「つ、使えるやつ?」

京太郎「そうです。気になります。俺、手前味噌ですが、自分が部活で一番使えるやつだという自負があるんで」

久「は、はぁ」

京太郎「そうでしょ?ねえ、部長は部活で一番使えるやつ、誰だと思いますか?」

さっきの例がある。私は慎重に考えた。

久「は、はっきり言っていいかしら?」

京太郎「はい」


久「さ、咲よ」

京太郎「なんであのポンコツが」

久「そ、そりゃもう、大将戦でしっかり勝つからよ。はっきり言うと、大将戦で勝ってチームに勝利をもたらさない奴は、二流……宮永咲は超一流の麻雀打ちだから」

京太郎「それは一理ありますね」

意外と正直に言う方がいいのかもしれない。須賀くんはその質問に対しては、私の指を落とさなかった。


京太郎「じゃあ、部長は咲が好きなんですね?」

久「そ、そりゃまあ……」

京太郎「じゃあ、部活で一番嫌いな奴、誰ですか?」

久「はあ?嫌いな奴なんているわけないじゃない、みんな仲良い、清澄高校麻雀部よ」

京太郎「嘘つけ」

久「ほ、本当よ!」

京太郎「お、オレのこと、き、嫌いですよね?」

久「す、須賀くんの事は……嫌いじゃないわ」

京太郎「じゃあ好き?」

久「……す、好き……でもないわ」

京太郎「はああああ!?どうでもいいってことか!」

久「そ、そういうんじゃなくって」

京太郎「どうでもいいから出番、ないって訳かい!」

久「あ、あの、須賀くん!それは私のせいじゃなくって」

京太郎「代わりに罰を与える!」

須賀くんは私の右薬指をナイフでざっくりいった。とんだとばっちりだ。


京太郎「ユキ!モルヒネ!」

須賀くんは私の右腕に注射を打った。そして、切れた二本の指の断面を焼いた。また肉を焼く匂いがして、喉に胃酸がこみ上げてきた。

京太郎「右の三本は、麻雀打ちにっとって命ですから」

京太郎「切り落とさないでやります」

京太郎「感謝の言葉は!」

久「……ごめんなさい、須賀くん……私の、せいよね」

京太郎「感謝の言葉は!」

久「あ、ありがとう……」

京太郎「心がこもってない!じゃあ、落とす!やっぱり切り落とす!」

そういって須賀くんはむちゃくちゃに、私の右手を半分ほど、残った三本指ごと切り落とした。

とてつもない、虚無感が私をまず襲った。


京太郎「やばいっす、イキそうです……部長の、指、綺麗です」

そういって、私の体から離れてしまった、私の指たちを須賀くんは舐めていた。

私は本気で泣いた。自分の体が壊されたから?自分が、ひどい目にあっているから?

でも、この子を、壊してしまったことが、一番、私の心を苦しめていた。

京太郎「もうだめだぁ……限界っす、部長、俺、イク……イッちゃう……」


……

久「ねえ、須賀くん、一緒に……壊れちゃう?」

京太郎「あーっ……あーっ……あーぅ……いいっすね~」グッチョグチョ

ユキ「京太郎くん、京太郎くんっ……」クチュクチュ

京太郎「じゃ、じゃあ、ぶ、部長……」ジャラッ

須賀くんは、釘打ち機のようなものを私に見せつけた。

京太郎「こ、こ、これ、あ、頭に……う、う、打ってきます……」

京太郎「あ、脳みそ、あ、穴だらけに、な、なって、し、死んじゃうと、お、思う、け、けど、お、俺のこ、こと……わ、忘れないで」

久「忘れられないわ」

京太郎「あざっす……じゃあ」

久「覚悟は決めました……はやくはやく……」

須賀くんはそれを私のこめかみに押し付けた。そして……

……


続く。

久にぐう畜なイッチ?(乱視)


>>379に戻る

和「げーっ!」

咲「ちょ、ちょっと!和ちゃん、げーはないよぉ……京ちゃんかわいそう」

和「わわわっ、咲さん、そんなつもりじゃないんですっ!わ、私だって別に須賀くんが嫌いって訳じゃないですし」

まこ「悪いのは久じゃな」

優希「部長に馬車馬のようにこき使われたのに、これがその報いとは……哀れなやつだじぇ」

久「ちょ、ちょっと!そ、そんなつもりじゃないのよっ!……じゃあ、私が須賀くんとデートするわ」

和「正気ですか!?部長!」

久「しっかり慰めて来てあげるわよ……ウウッ……体使って……」

まこ「そんな自暴自棄にならんでも」

咲「それならなおさら和ちゃんのほうが良いと思うけどなぁ」


久「ところでみんなは男性経験あるの?」

まこ「次は猥談かっ」ビシッ

しーん……

久「ですよねー」

優希「一説によると処女を捨てると雀力落ちるらしいじぇ。ソースは某最強雀士」

まこ「それワシも聞いたことあるぞ。前にラジオで言ってた奴じゃろ……ワシには言い訳にしか聞こえんかったが

   まあ関係ないかもしれんが強豪校だと、家族以外の男と話すのも禁止されとるとか」

久「確かに控室にまで男入れている高校って私たちだけよね、多分」

優希「ゆるゆるの部活だじぇ……よく優勝できたもんだ」


久「で、みんなはどう考えてるの?捨てたいでしょ、いつかは」

まこ「そりゃ、まあの。女に産まれたからにはな」

和「染谷先輩はあっさりしてますね……」

まこ「和はどうなんじゃ?」

和「わ、私は……///」

優希「のどちゃんの夢はお嫁さんだからなー」

和「も、もう!ゆーき!それは言わない約束です!」

久「咲は?」

咲「わ、私も……素敵な出会いがあれば、ですけど」


久「でも高望みばっかりしてても行き遅れちゃうわねー」

優希「部長の周りは男いっぱいいるから大丈夫じゃないか?」

久「あ、そう?」

優希「その中で一番いい男とヤればいいじょ。何事も経験だじぇ!」

久「私の周りでイイ男かー……」

まこ「副会長とかどうじゃ?あやつとは付き合い長いじゃろ?」

久「いやー、彼、ゆーきみたいな子がタイプだし、ああいう人よりぐいぐい引っ張ってくれる人のほうが私は好き」

まこ「あんたを引っ張ってく男が大変じゃな……」

和「それよりゆーきみたいな子がタイプって、聞き捨てなりませんね」

優希「ようやく私の魅力に気付く男が現れたみたいだじぇ!」

和「ただのロリコンです」


久「ところで最近気になってるんだけどさ、須賀くんのアレってどうなのかなー」

優希「知るわけないじょ……」

和「アレってなんですか?」

久「股間に付いてるあれよ、バナナみたいな?」

和「ば、ばなっ……///」

久「インハイの時に控室でじっと観察してみたんだけど、何かもっこりしてたのよねー、特に副将戦の時」

咲「ぶ、部長、興味津々じゃないですか……」

久「咲は見たことある?ちっちゃい頃、一緒にお風呂とか入ってたんでしょ?」

咲「ないですよ!……でも、確かに、もっこりさせてる……かも」


久「うーん、気になるわ」

まこ「気になるなら確かめてくればええ。見せてくれるだけならタダじゃろ」

久「タダですむとは思えないけど……それに逆セクってやつになるじゃない!」

優希「あいつはのどちゃんにセクハラしまくってるからプラマイゼロ……どころか-だじぇ!」

和「セ、セクハラされてましたっけ?」

優希「存在がセクハラだじぇ」

咲「ブフッ……」

ピロリロリン♪ピロリロリン♪

久「あ、ごめん、電話。美穂子からだわ、ちょっと席外すわね」ガタッ


しーん

優希「モグモグ」

和「ふー……」

まこ「はぁ……」

咲「あのー、みなさん」

咲「部長ってちょっとウザくないですか?」


京太郎「あっ……あれ?ここ……」

知らないホテルで目が覚めた。

京太郎「ってうおっ!?」

妙に鉄の錆びた匂いがすると思ったら、俺の右手は血でべったり濡れていた。それで頭のスイッチが一気に入った。

京太郎「なんだ、こりゃ?」

体のどこを探っても、さして大きな怪我はなかった。

狐に包まれた気分で、俺は洗面台で手を洗った。

京太郎「なんかすっげー、見ちゃいけない夢を見ていた気がするぜ……ふーっ……でも、何か妙にすっきりするんだよなぁ」

プルルル……プルルル……

電話が鳴った。


『部長』

スマホの画面にはそう出ている。

京太郎(何かめっちゃ出たくない……でもっ……あれ、インハイはどうなったんだっけ……)

京太郎「は、はい、もしもし」

俺は染み付いた奴隷根性から、部長の電話に出てしまった。

久『あ、京太郎君、大丈夫かしら?』

京太郎「だ、大丈夫っす」

久『みんな心配してたのよ?』

京太郎「へ、へぇ」

久『何よ、その気のない返事は。……夜、大丈夫?今日』

京太郎「よ、夜っすか?」

久『約束したじゃないっ!インハイ終わったら、二人で東京デートするって!』

久『でも、京太郎君の体調悪かったら、ムリしないでいいのよ?』

京太郎「へ?(一体、何が起こってんだ??)」キョロキョロ

↓1どうする?

受ける

唐突な京太郎クンニ草


京太郎「は、はい!もちろん、大丈夫っす!」

久『よかったぁ!じゃあ、19時にホテルのロビーで待ち合わせね?優勝した後の記者会見とかは全部まこに押し付けとくから!』

京太郎「あ、あのー、インハイは……」

久『これから宮永さんが大将戦。まあ五分五分ってところね、私の見立てだと。京太郎君も一応テレビで見たら?』

京太郎「へ、へい」

久『あ、それじゃあね、約束よ?』ギャチャ

電話が切れた。

京太郎「宮永さん呼びだったっけ、部長って」

京太郎「まあ、部長とデートかぁ……悪くないなぁ……」モンモン

京太郎(まだ約束の時間まで余裕あるぞ)

京太郎「どうしよう」

参考: アドレス帳:清澄みんな(咲は試合中だから出れない)、ハオ、チカセン

↓1 どうする?(電話かけなくてもいいよ)

ユキちゃんは成仏したんやね・・・

京太郎「とりあえず風呂入るかー(トルコ風呂じゃなくていいっすよね?)」

俺は、部屋の風呂場に向かった。

京太郎「お湯はりお湯はり~」蛇口キュッ

じょろろろろ……

京太郎「ん?」

お湯が妙に鉄臭い。そして生ぬるい。

京太郎「クソ、流石安ホテル……日本でこんなクオリティーのお湯出してるようじゃ先は長くねーな、ここ」

京太郎「チッ、ケチ付いちまった。ちょっと近くの銭湯繰り出すか」

俺は貴重品を持って、銭湯へ向かった。


かぽーん

京太郎「あー、銭湯気持ちい~~っ!いい湯だな~~!あっつくて!」

俺はお風呂を堪能した。


京太郎「コーヒー牛乳♪コーヒー牛乳♪」

俺はコーヒー牛乳を買って、銭湯のロビーでまったりくつろいでいた。

京太郎「あーうめえ!やっぱ外の風呂といえばコレだ!」

夕方でインハイをやってる時刻のためか、客は少なかった。

ロビーの大きなテレビはインハイを映していた。

京太郎(あ、咲出てる……というか、大将全員一年生……みんな貧相だな)

京太郎(でも、白糸台の大星さんだけ少しむっちりしてる……)

京太郎(あれ?俺、この中のひとりとチームメイトだよな?なんでこんなとこでのんびりやってんの?)

突然、俺は危機感に襲われた。

京太郎「いやいや、おかしいだろ、一応曲がりなりにも麻雀部員だしさ、こんなトコでのんびりしてていいわけ?」

京太郎「さ、流石に罪悪感っていうか、疎外感感じる……」

京太郎「い、行かなくちゃ!!」

俺は慌てて立ち上がり、外に向かって駆け出した。

しかし……!

「キャッ!」

いきなり動いたので誰かにぶつかってしまった……

↓1 だーれだ 
   コンマ 偶数:ユキ 奇数:怜(助っ人) ゾロ目:いくのん(邪魔者)

いくのん「キャッ!」


赤阪「キャッ!」

京太郎「うわわっ、すみません」

赤阪「あ~~れ~~~」ばたん

京太郎「だ、大丈夫っすか!」

赤阪「いつつつつ……腰、打って立てんわ~~」

京太郎「あ、あの、俺、どうすれば……急いでるんで、すみません!」

赤阪「ん~~?」ジロー

赤阪「なんや~~いまどきの子は、人に怪我させといて、何にもせんと立ち去るんか~~」

赤阪「当て逃げのセンスあるで、ホンマ。ええ口、紹介したろか?」

京太郎「あわわっ」

赤阪「とりあえず、アンタなんなん?」

京太郎「えっと」

赤阪「名前教えてや。後ガッコも。学生さんやろ?」


京太郎(ヤバイ人に絡まれた……)

京太郎(マジでどうしよ……)

赤阪「おいこら、名前とガッコくらい、幼稚園児でも言えるやろ」腰サスサス

京太郎「あ、あの、俺、須賀京太郎、16歳で、です!」

赤阪「年、聞いとらんわボケ~~はよ、どこの高校に通ってるか教えてみ?ん~~?」

京太郎(さ、流石に、みんなに迷惑かけるよな、清澄の名前出したら……)

京太郎(俺は……)

↓1 何高校と答える?(インハイ出場校でお願いします!正直に答えてもいいです)
   コンマ:偶数で嘘がばれる。(ちなみに女子校だと関係なくばれる) 
   正直に答えた場合はゾロ目で赤阪さんがサービスしてくれる。

有珠山

>>746
うーんこの


京太郎「う、有珠山高校っす!」

赤阪「有珠山高校?」ジロー

京太郎「えへへ、ボク、北海道から観光に来てまして……ほ、本当にごめんなさい」

俺は頭を深々と下げた。

赤阪「そら遠いところ大変やったな~~東京には何の用で~~?」ドッコイショ

京太郎(普通に立てるんじゃねえか!)

京太郎「じ、実は友達がインターハイに出場していまして」

赤阪「あー、麻雀の~~」

京太郎「その応援で、東京まで、上ってきました」

赤阪「ウチ赤阪や~~まあ、謝ってくれたからええで~~」

京太郎「ほっ……それじゃあ、俺、急いでるんで」

赤阪「ちょい待ち~~ええでってのは、事務所に連れてくのは勘弁したるって意味や~~」

京太郎「は?」

赤阪「まあ、学生さんの話くらいこの年寄りに少し聞かせてや~~」

京太郎「いや、凄い若いじゃないですか!」

赤阪「持ち上げるのお上手~~」


結局、俺は赤坂さんとかいう胡散臭い関西人と街を歩くことになった。

半ば無理やりデートだ。

赤阪「あ、京太郎く~~ん、あのサテン良さ気~~」

京太郎「は、はあ……じゃあ、入りますか」

カランカラン

俺は赤阪さんと、これまた怪しげな喫茶店に入った。

思えば、この時引き返しておけばよかったんだ。


京太郎「す、すみません、7時から約束あるんで」

赤阪「そんなに拘束せえへんよ~~ここのお茶代くらい奢ってくれたら許したるわ~~~」

京太郎「はい」

赤阪「じゃあ、何を頼む~~?京ちゃんセレクションでええよ~~」

↓1 何を注文する?(1/3) ゾロ目で嘘がばれる

有珠山高校って女子校じゃなかった?

俺の勘違いかもしれないけど

>>757
す、すみません!女子校っていうよりも、臨海女子とか千里山女子みたいに名前に女子がついているって意味でした。
あと姫松でも普通にばれてました。

男子が出てくる高校がそもそも清澄くらいしかないっすから……

まあどっちみちばれたんで結果オーライですか

困ったら闇のゲームやればいいよ


京太郎「じゃあジャンボパフェ2つ頼みましょう!」

赤阪「おお~~景気ええな~~さすが道民や~~」

京太郎「いや、それほどでもないっす」ポリポリ

京太郎「で、何の話をすれば……」

赤阪「まず~~お姉さん、始めに伝えておくで~~」

赤阪「嘘ついたらホンマ覚悟しとき~~ウチが一番キライなの、嘘やから~~」

赤阪さんはチラッと金色の腕時計を見せた。

俺はゾワッとした。

赤阪「この時期でもオホーツク海は冷たいな~~昔カニ漁船に乗せてもらった事あるけど~~」

赤阪「あ、別に疑ってるわけちゃうで、オバサンも昔、北海道いた事あるねん」

京太郎「ヒエッ……」

赤阪「故郷を懐かしみたいだけなんや~~京太郎君が北海道出身って聞いて、嬉しくなったんや~~」

赤阪「で、北海道のどこ出身~~?」

京太郎「う、有珠山っす」


赤阪さんはニコニコするだけで何も言わなかった。

俺は嫌な汗を書きっぱなしだった。

ジャンボパフェが来たが、全く食指が動かなかった。赤阪さんも一口も手を付けていなかった。

京太郎「あ、あの……!」

赤阪「アンタおもろいな~~静岡の人に静岡のどこ?って聞いて富士山って返す人おるか」

赤阪「人を舐めるのも大概にせ~~や」

京太郎「あ、あう……う、有珠山…」

赤阪「有珠山は山の名前じゃボケ」

京太郎(そ、そりゃそうだ)

赤阪「ウチ、赤阪郁乃っていうケチな名前なんやけど~~」

赤阪「ちと麻雀協会に顔聞くねん。有珠山高校に今から問い合わせて、ホンマに須賀京太郎って生徒がおるんか確認してもええんやで?」

赤阪「もしおったら、ウチの指一本やるわ。それでアンタ一生食っていけるで、この世界で~~」

赤阪「赤阪郁乃の指、一本落とした言うたら泣く子も黙るで~~」

赤阪「今から床に手ェ突いて、学生証でも出せば、アンタの周りはひどい目には合わせんけど、どないする?」

京太郎「……ゴクッ」

赤阪「デュエル、スタンバイ!」

京太郎(何だこのガイキチ……ハンパねぇ!)

突然闇のゲームを仕掛けてきた赤阪郁乃。どうする、京太郎!?

↓1 嘘を認める?or 認めない?


京太郎「す、すみません……嘘つきました」トゲザ

京太郎(クソッ……なんで……土下座までさせられなきゃならねぇんだよ!?)

赤阪「ほぉ~、清澄高校か~~」

赤阪「最近ブイブイ言わせてるところや~~ん」

京太郎「……」

赤阪「そこの麻雀部員やろ、アンタ」

京太郎「へ?知ってるんっすか」

赤阪「カマかけただけやボケ~~」

京太郎(何なんだよ、この人!マジで何がしたいんだよ!?もうそろそろ7時になる……部長との約束が……!)

時間だけが、ただ過ぎていった。

俺はずっと床に這いつくばらされていた。

いくのんのぱんつ見えない?


プルルル……プルルル……

電話が鳴った。

赤阪「出てええよ~~」

京太郎「は、はい!」

部長からだった。

部長『ちょっと、京太郎君!?あなた、どこで何してるの!?』

京太郎「じ、実は、止むに止まれぬ事情で……」

赤阪「電話ちぇ~~んじ」

京太郎「あっ」

赤坂さんは俺から電話を奪い取った。

赤阪「もしも~~し」


赤阪「洋榎ちゃんが世話になりました、姫松の赤阪や」

久「~~~~」

赤阪「うん、うん」

赤阪さんは何度か電話越しに相槌を打ってから俺に話しかけてきた。

赤阪「京太郎くん~~彼女、ちょっとおかしいで~~」

京太郎「は、はあ……?」

赤阪「はい、座ってええよ」

俺は床から椅子に移った。

赤阪「ちょっと別れさせたるから、少し黙ってて~~」

京太郎「いや、ちょっと」

赤阪『おう、ウチ、赤阪や。アンタ~~外れてくれへんかね~~その娘、元々ええ娘なんやねん」

赤阪『ん?文句あったらもっと上の呼べや~~そんなレベル、相手やないで、ウチ』

赤阪「喝」

京太郎「うおっ」


京太郎「あ、あのー……」

赤阪「はい、おしまい」ブチッ

京太郎「何がどうなってるんですか?」

赤阪「ん~~?」

赤阪「まあ元はといえばアンタのせいでもあるっちゅうか~~う~~ん、とっても複雑なんやけど~~」

赤坂さんは突然爪を切りながら語り始めた。

赤阪「そうやな~~ウチが知ってるのは~~」

赤阪「清澄高校のみんなは、アンタの事何だかんだ感謝してるっちゅうことだけや」

京太郎「は、はあ……」

赤阪「今は何かの間違いでこうすれ違っとるけど~~」

赤阪「アンタの努力はきっと報われるで。お姉さんが言うんやから間違いあらへん」

京太郎「報われる、ですか」

俺はだんだん眠くなってきた。

赤阪「……次はチャンスタイムや~~がんばりや~~」

そこで俺の意識は途切れた。

結局、赤坂さんは俺と部長が会うのを邪魔しただけ、だった。

邪魔者(助っ人)


番外編

Bar いくのん

赤阪「ええやつやろ、ウチ~~」

淡「土下座までさせて何がいい人?最初ただ恫喝したかっただけでしょ」

赤阪「うーん、土下座ってのは心を清めるんやよ~~」

淡「は?」

赤阪「ほら、武道とかで~~神前に礼するやろ~~そういうもんや」

淡「とんだ神様だね」

照「あ、淡、こんなとこにいたんだ」

赤阪「チャンピオンや~~いらっしゃ~~い」

照「お菓子パーティーやるけど、くる?」

淡「私、負けたんだよ」

照「……別にいい。勝っても負けても打ち上げは大事。」

淡「……っ……ありがとう、テルー!」

赤阪「流石やな、チャンピオン」

照「赤坂さんも、お元気そうで。あと関西の人は私の事チャンピオン呼ばわりするのやめてください」


番外編終わり


続く。

少し休憩

乙、あわあわしてきた


久「ただいまーっと」

優希「お疲れ様だじぇ」

咲「お疲れ様です」

久「次は和、気を引き締めてくのよ」

和「はいっ……全力で挑んできます」ポヨン

久「よっし」

まこ「ほんと、3年間おつかれさん」アツシボー

久「いやーあとは後輩二人に託すことになったわね……」フキフキ

まこ「不安か?」

久「まーね、私が大将やればよかったけど。でもそれじゃあつまらないじゃない」

久「後輩に託すことに意味があるのよ。優勝までの道中、楽しみましょう、まこ」


京太郎「いやー流石っす部長」

京太郎「しっかり決勝でも稼いできましたね」

久「あっ……」

京太郎「ほら、ご褒美、あげますよ」グイッ

和「ちょ、ちょっと……///」

まこ「……///」

優希(犬の奴、発情してるじぇ……///)

久「お、おっきぃ……んっ……くぽっ……」

久(あうっ……須賀くんの……硬くて……熱くて……咥えさせてもらうだけで、幸せ……)ジュッポジュッポ

まこ(ワシもさっきまで……んっ……見とるだけでぇ……)クチュクチュ


京太郎「和」

和「何ですか……」

京太郎「しっかりプラスで帰ってこないとお仕置きだぞ?」

和「ううぅ……」ジュンッ

咲「京ちゃんってこういうポジションがいいんだね?」

京太郎「そりゃ、まあ」

俺は部長の顔を股に埋めさせて、副将戦をじっくり見ていた。

久「んっ…んぐっ……ぷはぁ……やっばい……これぇ……んぽっ」


京太郎「部長、和、また和了りましたよ」

優希「お、お仕置きってなんだじぇ、犬ぅ……」

京太郎「あはは、咲が打ってる間、ここでお仕置きセックスしてやる」

久「ずるいわっ!私だってぇ!」

京太郎「部長、イカせてくれたらしっかり中に挿れてあげますから」

久「あんっ……くぷっ……」クポクポ

久(須賀くんの咥えすぎて、顔、このままじゃ変わっちゃうっ……)


京太郎「おっ……ちょっと和、ピンチだな」

京太郎「ひょっとして、俺にセックスして欲しくて、わざと振り込んだんじゃね?」

優希「のどちゃんは麻雀に関しては嘘はつかないじぇ」

京太郎「だよなぁ……ま、そんな考えでやってたら二度と相手してやらねぇよ」

久「んっ……んっ……」

京太郎「部長、少し動き悪くなってきてますよ」

久「ぷはっ!ごめんなさい……んぷっ」

咲「……」

京太郎「咲、言うまでもないけどよ、もし大将戦……優勝取れなかったらわかってんだろな?」

咲「……どうするつもりかな?」

京太郎「今までのビデオ、全部ネットに公開な。それともマスコミ呼んで謝罪セックス会見やるか!」

咲「そんなことされたら、もう生きてけませんっ……」

まこ「何プレッシャーかけてるんじゃ……」


和「本当にすみませんっ」ペコッ

まこ「マイナス1万弱かのぉ……」

優希「のどちゃん、結局……」

京太郎「ほら、いつもの強気の言い訳してみろよ。麻雀は運の要素が~~?」

和「あうっ……///」

京太郎「ほら、部長、もう時間ですよ」

久「んっ……ぷはぁ……結局イカせられなかったわ……」

優希「犬が遅漏すぎるのが悪いじぇ!私からまこ先輩、部長にずっと咥えられて、ふやけてないか?」

京太郎「いやー、麻雀部入って鍛えられてるからな!」


まこ「まあ練習から、トップが抜けてアンタのそれ、咥えていいってルールじゃからなぁ」

京太郎「お陰でみんな強くなりましたよね」

久「ちょっとぉ……もう我慢出来ないっ……私が和の代わりにお仕置き受けるからっ」

京太郎「へっへっへ……部長、キチンと優勝後の打ち上げでたっぷりかわいがってあげますから、それまでお預けです」

久「あうぅ……咲、絶対命令よっ!優勝してきなさいっ!優勝しないと、私っ、私……壊れちゃうっ……」クチュクチュ

京太郎「部長、オナニー禁止っす」

久「やだぁ、もうっ……」


京太郎「ほら、和!尻だせ!」

和「はいっ……」

京太郎「って、もう濡れ濡れじゃねーか、ずっと想像してたんじゃねーのか、対局中!」

和「そ、そんなことありませんっ!でもっ……もし負けたらって想像しちゃって……んっ」

優希「さすが淫乱ピンクだじぇ!」

京太郎「おら、挿れるぞ淫乱っ!」

和「はううううっ!」ジュポッ

京太郎「ほら、和、咲にごめんなさいしねーとな。咲、優勝できなかったら、今までの咲の痴態、全国ネットで公開だ!」

京太郎「和のせいで遠のいたんだぞ、優勝!」パンパン

和「咲さん、ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!私のせいでっ……私がマイナスのせいでぇ!」

久「獣みたいっ……和の後ろからっ……」


咲「大丈夫だよ、和ちゃん」ゴッ

咲「それじゃあ行ってきます……京ちゃん、打ち上げでたっぷりかわいがってね?」

京太郎「もう!勝てなかったら反省会だぞ!」

咲「それも悪くないかもっ」ゾクッ

久「ダメよっ!勝ちなさい、咲!お願いだからぁ!」

京太郎「じゃあまこ先輩、打ち上げ会場抑えておいてください!」パンパン

まこ「任せときんさい……インハイ会場とかどうじゃ?あそこにマット持ち込んで……」

京太郎「あーっ、いいっすねぇ……最高だぜ、清澄高校麻雀部!」

俺はとっても必要にされていた。

京太郎「うっ……」

目が覚めると、清澄高校の部室だった。咲が近くにいた。

咲「それが京ちゃんの理想?」

京太郎「ま、まあ……そ、そうなのかな?」

咲「欲望丸出しの豚そのものだね」

京太郎「うぐっ……」

咲「京ちゃんはどうしたいの?」

京太郎「俺は……」

久「試合終わったあと、20時から打ち上げなんだけど、須賀くんも来てね!」

まこ「しかし打ち上げ来たら、少しつらい思いをするかもしれんぞ。その必要とされている世界の方がアンタは幸せかもなぁ」

優希「犬!打ち上げは愛情込めた特性タコス持ってこい!」

咲「打ち上げに来なかったら、きっとハオちゃんやユキちゃんとの後日譚もあるよ!」

赤阪さんが俺の呪いまで解いてくれたおかげで、俺は打ち上げに無事誘われた……でも……

↓1 打ち上げに向かいますか?向かいませんか? 先に3票得た方です(超重要)


続く。

次で完結です~

20時直前で自分が必要とされてるのか悩んで心が弱ってる時にオカルティックなのに憑かれて脳内世界で永遠とループし続ける的な?で天使のおかけでオカルティックが弱って後は自分の意思的な?


完結編の前に簡単な設定を~~あくまで二次創作の設定だからそんなムキにならんといてや~~

インハイ決勝大将戦前~優勝決定後の太陽が昇るまでを中心に京太郎はループしてます
原作でのあまりの出番の無さのため、みんなから完全に存在を忘れられていた京太郎
>>824的な理由で、彼はファンタジー空間を彷徨っています

エロとグロは完全に1の趣味です。
一周目はチュートリアル、というか闇のゲーム構想はなかったです……
臨海と脱衣麻雀やらせて、意外と書いてて面白かったので以後採用しました
というか自由安価出す時点で設定はかなりゆるゆるです。

表のテーマはスレタイどおりです。みんなに慰安されてはいたと思います。

一応の裏のテーマは、「敗者はひどい目にあう」ってことで
登場人物は、本当に強い宮永照以外、全員勝ちに異様に固執してます。
闇のゲームで勝てば、臨海と有珠山は逆転勝利してました。
有珠山の勝率が異常に低かったのは、そもそもの勝ち目がないっていうことで。京太郎が降りるしか勝ち目はなかったです。
ただ、ユキの頭ぶっ飛ばしてれば、ユキに取り憑かれてました。(結局3Pにして取り憑かせるところの、爽の狡猾さを描きたかったですが、うまく表現しきれなかたのが悔しい)
阿知賀女子は目的を達したため和気あいあいとしてますが、もし「カラオケに行く」みたいな安価が出たら絡ませる予定でした。
その場合、ハルちゃんが完全にダークサイドの予定でした。

臨海女子は金に汚いイメージで。
ネリーとアレクサンドラさんは、麻雀賭博に関与していて、自分たちの優勝に莫大な投資をしていました(設定)。
負けたんでしっかり型にはめられてます。

有珠山がオカルティーなのは宗教学校なので。
あと、片山まさゆきの牌賊!オカルティって漫画ご存じですか?揺杏が片山先生の漫画に出てくるような顔をしてたね!(13巻参照)
個人的に、爽さんはその漫画で変なオカルトシステム使うキャラクターに雰囲気が似てるような気がしてたんでオカルトキャラにしてみました。
髪型がそっくりだと思っていて、久しぶりにグーグルでそのキャラ検索したら髪型ぜんぜん違いました……

二周目のソープランドですが、ボク、ソープ行ったことないんであまりうまく書く自信なかったっす。
一応いくのんに付いて行けば、あわあわが相手してくれる設定でしたが……
ちなみに指三本は三十万でした。京太郎はお金払えなくて、闇のゲームしてました(勝率かなりひくめ)
あと客引きにはマジでついていかない方がいいっすよ!若い子安いよ~~って言われてどうみても40後半の妖怪が出てきました。
そういう時に約束と違う!!ババアだからやめる!!って怒鳴り散らすのは勇気いりますよね。
ボクはヘタれて頑張りました。でも和を以て貴しと為す、日本人の心は忘れちゃだめだな、と必死に自分を慰めていた記憶があります。

闇のゲームでイカサマってのはズレてますね。そもそも咲-saki-はイカサマとか高レートとかなしで、近麻にないクリーンな要素プラス美少女が麻雀するってのがすばらなコンセプトじゃないっすか!
でも美少女達がドロドロの麻雀賭博する漫画もいいと思います。近麻にたまにそれっぽいの載ってますが、クオリティー低いっす、正直……

あと白糸台は照は聖人ですが、菫さんは政治家ってイメージですね、個人的に。
あのヤクザ顔負けのお出迎えって、菫さんファンクラブのしわざらしいと聞いて。
白糸台が出てきたら、菫さんが闇を背負うキャラクターになってました!

あと途中の許すコマンドですが、某有名脱衣麻雀ゲームリスペクトです。この前田舎の温泉街に旅行した時に、まだ台置いてあって、びっくりしました!時間を忘れて楽しんだなぁ

設定ってこんなもんでいいですかね?

続きはもう少し待ってください~~(夕方には)


京太郎「うおっ!!」

優希「大声出すな、犬!びっくりするじぇ!」

目をさますと俺はインハイの控室にいた。ソファーに座ってうたた寝していた。

まこ「いい根性じゃな、咲が戦っとるというのに」

京太郎「うわわ、すみませんっ」ビシッ

どうやら試合中に居眠りをこいてしまったらしい。

まこ「冗談じゃよ、アンタも今日まで憑かれとったじゃろ、ゆっくりやすんでてええぞ」

京太郎「はぁ……」

まこ「あと、その股間のを少し見えんようにしてもらえると助かるんじゃが」

和「……///」

京太郎「え……」ボッキーン

久「これが噂に聞く疲れマラってやつね!」

優希「マラ?」

京太郎「うわわっ……///」キュッ

俺は内股になって勃ってるそれを必死に隠した。穴があったら入りたい気分だぜ。


恒子「優勝は清澄!清澄高校でけっちゃ~く!」

京太郎「やったな!咲!」ギュッ

みんな万感の思いで、咲の逆転勝利を見ていた。

白糸台、臨海、阿知賀……強敵揃いの中、よくみんなここまで頑張った!

そして、それまで戦った高校のみんなが走馬灯のように俺の頭の中を流れていく。

京太郎「いやー、みなさん、本当におめでとうございます!」

久「あなたもお疲れ様。今日までありがとう、須賀くん。これからも(雑用)よろしくね」ギュッ

部長と握手をかわす。

まこ「わりゃー、よくやってくれたわ、ありがとう、京太郎」ギュッ

染谷先輩は少し泣きそうな顔をしていた。

和「須賀くん、ほんとうにありがとうございました」ペッコリン

和は頭を深々と下げて、感謝の意を示してくれた。胸の谷間がちょっと見えたのはサービスかな?

優希「犬!大儀だったじぇ!」ダキッ

京太郎「え?こら、ゆーき!」

優希「特別サービスだじょ」

タコス、もとい優希は抱きついてきた。

京太郎「おめでとう、お前もよく頑張ったな」ナデナデ

京太郎(欲を言えば和に……)チラッ

和「?」キョトン


久「じゃあ、咲のところにみんなで行くわよ!」

一同「おー!!」

……

咲「みんな!……私、私、やったよ!」

和「やりましたね!咲さん!」

タコス「やったじぇ!清澄高校ばんざーい!」

まこ「やったの……本当に……なあ、久」

久「長かったわ……でも、嬉しいっ」

わいわい 女性陣が一人ひとり抱き合いながら、お互いを讃え合っている。

京太郎(流石にこの輪に入るほど俺は野暮じゃないぜ!須賀京太郎はクールに見守る)

咲「あ、京ちゃん!」テトテト

京太郎「おう、咲。お疲れさん」ポンポン

咲「誘ってくれて、ありがとう。私、麻雀また好きになれた。京ちゃん、ちょっと目、つぶって」

京太郎「ん?」

咲「はい、ご褒美」チュッ

京太郎「うぎゃっ……!」ドキドキ

いろいろあったけど、やっぱ清澄高校麻雀部でよかったぜ!

カンッ!


久「そうそう、閉会式終わって記者会見やったあと、20時から打ち上げよ!」

久「絶対参加、是部長命令ね、わかった?」

京太郎「あ、あの……俺も……参加していいんっすか?」

久「はぁ?何当たり前の事言ってんの?須賀くんは閉会式も記者会見も出れないけど、打ち上げは来なさいよ!」

まこ「ホテルで憑かれて寝てたとかなしじゃぞ……クックック」

京太郎「は、はあぁ……」

久「そして早速命令!お店の予約があなたの仕事!しっかりインハイ優勝に相応しいお店、20時までに確保しておくこと!」

京太郎(相変わらずこの人は……)

久「予算は気にしなくていいわ。あと、麻雀協会からのプレゼントみたいなもんだから、東京なら大体どこでも予約ねじ込めるわよ!」

京太郎「わかりました!いい店予約しておきますよ!」

優希「タコスのある店にしろ!犬!」

京太郎「まあ、任せとけって」

そういってみんなは閉会式に向かった。

京太郎(さて、お店を予約しないとな)

↓1 どんな店を予約する?(LIFEは3だ。この幸せな空気を台無しにする安価は3回までいけるぞ!)
   判定は1の気分次第です。0ポイントになっても文句は言わんといてください……


京太郎「タコスのある店ってなんだよ……」

京太郎「ホットペッパーで探してもよくわからねえ……このメキシコ料理屋とかか?」

京太郎「あ、ちょっと待てよ……ウチの部でタコス好きなのあいつだけだぞ」

京太郎「咲のやつ、昔部室がメキシコ臭いってぼやいてたし」

京太郎「ここはみんなのことを考えて、みんなが楽しめる店にしなきゃな」

京太郎「ホテルのディナーバイキングとかなら、みんな好きなもの食えるし、一次会にはいいんじゃないか?」

京太郎「タコスくらい置いてるところあるよな、東京だし」

京太郎「そうと決まれば、予約だ!」

予算は協会持ちと聞いていたので、結構しっかりとしたホテルに片っ端から電話した。タコスがあるという最低条件を確認しながら……

京太郎「あ!タコス、置いてますか!ありがとうございます!じゃあ20時から、清澄高校麻雀部優勝祝賀会で、はい、お願いします、須賀と申します」

京太郎「このホテル臨海ってのが、会場に近くてグッドな雰囲気だな」

店の予約に成功した。LIFE 3/3


ホテルの前で……

京太郎「こちらになります、お姫様方」1話のポーズ

久「へー、立派なホテルじゃない。ここのバイキングだって?」

京太郎(す、スルーされた……)

まこ「さすが京太郎、しっかりした店選びじゃの~ラブホ照とかだったらどつきまわしとったぞ」

~~~~

和「うわ~~素敵なバイキンですね」

咲「すっごいシャンデリア……本当にお姫様になった気分……」

白薔薇のモチーフをあしらった純白のレースが、円卓に敷かれていた。

京太郎(ちょっとしっかりしすぎてる感があるけど……高校の部活動にしては)

がやがやうるさくて狭いバイキングではなく、デートにも使えそうなちょっとお洒落な雰囲気のバイキングだ。

優希「きちんとタコスも用意しているとは憎いじぇ!このこの~~」ツンツン

京太郎「つっつくな!」

久「じゃあ、さっそく優勝に乾杯しましょ!」

↓ 1次会 アルコールorノンアルコール?


一同カンパーイ!

京太郎「うおっ!このシャンメリーゴージャスな味っすね!」

久「シャンパーニュ地方のシャンメリーらしいわよ。一本ウン万円だってさ。あとは適当にドリンクバーのジュースを飲みましょう!」

咲(お酒……)

和「うん、美味しい!」モグモグ

優希「のどちゃんが美味しいなんて太鼓判押すの久しぶりに聞いたじぇ」

優希「このタコスうまいじょ!まあ京太郎の作ってくれた手作りの方が……」チラッ

京太郎「ぱくぱくもぐもぐ……」

京太郎(めっちゃ料理美味しいよー!幸せだ~~和にも喜んで貰えて!)

……

京太郎「さて、飲み物のおかわりでも行ってきますかね……」

俺はコップを持ってドリンクバーに向かった。

京太郎「ん?あなたは?」

↓1 誰?


ハオ「……」

京太郎(すっげー美人……あれ、どこかであったことあるっけ?)ジロジロ

ハオ「あの、どこかで」

京太郎「ええっと、俺、京太郎!須賀、京太郎!」

ハオ「わ、私はハオ・ホェイユーですが……」

智葉「おい、ハオ。誰だこの男は」ギロッ

京太郎「お、俺、ですか?」

ダヴァン「どこの馬の骨ともわかりマセンが、ハオに手出ししたらお嬢がタダじゃあおきませんヨ」

京太郎「あなた、どこかで……!ハオさん!」

明華「インハイに出てるんですから、見たことはあるでしょう。さあ、早く戻りましょ、ご飯が冷めちゃいます」

ネリー「今日の飯代、監督持ち!」フンフンフ~ン

臨海女子はみんなでインハイの打ち上げに来ていた。

京太郎(どっかであったことあるんだよなぁ……)

臨海女子の面々は俺を睨みつけて、通り過ぎて行く。


ハオ「キャッ」ばたん

京太郎「ちょ、ちょっと大丈夫ですか?」グイッ

一番後ろを歩く、ハオちゃんがバランスを崩して倒れかかったで俺は受け止めて支えた。

ハオ「だ、大丈夫です……ありがとうございます」ヨロヨロ

智葉「ん?まさかお前、転ばせようとしたんじゃあ」

ハオ「大丈夫です、サトハ、今行きます」

ハオ「謝謝、京太郎。再見」ギュッ

そう言うと、彼女は俺から離れていった。


京太郎「……」ボー

優希「おい、犬、どうした!」

京太郎「あ、なんでもない……」

京太郎(ん……胸ポケットに)

ポケットには、電話番号を走り書きしたメモ用紙が入っていた。


ハオとの後日譚をあとで書きます~


まこ「そういえばここで臨海も打ち上げしとるの……さっきあの中国麻將の娘見かけたわ」

久「どうする?絡んでくる?」

まこ「まあ今日はやめときんさい、負けた側の気持ちもある」

和「臨海のダヴァンさん……手ごわかったです……あのデュエルには笑いかけましたが」

京太郎「……」ボケーッ

和「さっきから須賀くんどうしたんですか?」

優希「ドリンクバーからずっとこの調子だじぇ」

咲「もうっ……仕方ないなぁ……喝っ!」バシッ

京太郎「はっ!俺……」

咲のお陰で夢うつつから覚めた。

久「いやー、食べたわね……美味しかったぁ……二次会に移りますか?もうちょっとこじんまりとしたところがいいわね、いろいろ思い出を語り合いましょう!」

まこ「どうする?京太郎」

京太郎「あっ、場所選びはおまかせあれ!」

↓1 どこにしますか? LIFE3/3


京太郎「カラオケ、行きましょうよ!」

久「定番ね~」

まこ(おい、久、ちょっと騒がしすぎるんじゃ)ボソボソ

久(まあいいじゃない、他に個室って高校生が入れるトコなかなかないし)ボソボソ

優希「よーし、歌うじょ~~!私の釘宮ボイスで虜にしてやるじぇ!」

京太郎「誰をだよ」ビシッ

和「カラオケですか~~初めてです」

咲「わ、私も!」

~~カラオケ LEGEND~~

京太郎「こことかどうっすか?女の子に人気なんですよ!」

久「まあいいじゃない。合格点」

俺たちは個室に案内された。廊下に歌声が漏れている。

和「へ~~カラオケボックスって中はこうなっているんですね。結構テレビの音うるさいです」

まこ「まあ、歌い始めるまで落としとくか」

ただ、隣の部屋から、可愛い女の子の歌声が聞こえる。

久「となり、イースーチーイースーチーうるさいわね」

京太郎「まずは飲み物、頼みましょうか?」

久「そうね、乾杯しないと始まらないわ!」

↓1 アルコールorノンアルコール?


京太郎「ドリンク飲み放題、90分のコースです、食べ物は適宜食べたかったら注文しましょう!」

優希「じゃあ、私、このメキシカン・テキーラ・サンライズってのを頼むじぇ!」

京太郎「こら、アルコールはダメだ!」ビシッ

優希「ボケただけだじょ……じゃあこのメキシカン・サボテン・オレンジで我慢するじぇ」

京太郎「はい、オレンジジュース1つと、ほかは?」

久「コカ・コーラ~」

まこ「メロンソーダじゃな」

和「わ、私は……烏龍茶を」

咲「私も烏龍茶で」

京太郎「はーい、店員さーん」

……

一同「かんぱーい!」

京太郎「あの、歌わないんっすか?俺、頂点まであと一息~をすげー歌いたい気分なんですけど。隣のせいで」

まこ「頂点に立ったのにそれを歌うんか……」

久「まあちょっと。それじゃあ一人一言タ~イム!」

みんな「おーっ!」パチパチ

京太郎「へ?」


久「日頃の感謝の気持ちを、須賀くんに込めて……それじゃあ私から」

京太郎(マジっすか……なんか部活っぽいなあ……って俺に対するメッセージですか?)

久「えーっとまず、須賀くんが入部した時は、正直、女子ばっかりで大丈夫かとても心配だったし、なんで女子麻雀部なのに入ってきたのか疑問で」

久「和から、須賀くんが私のおっぱい変な目で見てます!って相談された時はどうしようかと思ったけど」

和「ちょ、ちょっと部長!それは言わないで!」

京太郎(バレてたのかYO!)

久「須賀くんのお陰で私の負担は半分くらいになったし、咲を誘ってくれるし、連載初期は初心者役として様々なご活躍をされ」

久「本当に、感謝しています。ありがとう、須賀くん。これからは暇になった私がマンツーマンで麻雀教えてあげるから、頑張るのよ!」

京太郎「ううっ……部長!」ゴシゴシ

俺は泣きそうになりながら、部長の話を聞いていた。


まこ「やっぱ男手がないとダメじゃな。ワシらが他校に優っていたのは、その点が1つあったと思う」

京太郎(染谷先輩!一生ついてきます!あなただけは、俺に優しい言葉をかけ続けてくれた!)

久「ちょっと、まこ。それは持ち上げ過ぎよ~」

まこ「ほうか」

京太郎(このアマ~~!)

まこ「まあ、何にせよ、感謝の一言に尽きるな。ありがとう京太郎。そしてこれからも(雑用)よろしくな!」


和「えっと、須賀くん……」

京太郎「……」ドキドキ

和「お、おっぱいはあまり凝視しないほうが……いいかと」

和「あと、そろそろ点数計算覚えた方がいいですよ」

和「目指せ、脱初心者です!そうすればきっと出番、増えます!」

京太郎(和……愛してるぜ!)

和「あと2年間、よろしくお願いします。本当にありがとう」ペッコリン


優希「犬!タコス作ってくれてありがとう!以上!」

まこ「こらこら、照れるでない」

優希「ううっ……京太郎、いつもありがとうだじぇ……私のために……これからも毎日、タコス、作ってくれるか?」ドキドキ

京太郎(何顔赤らめてるんだよー!こっちまでドキドキするじゃねーか、タコスの癖に!)ドキドキ

京太郎「あ、ああ、任せとけ……」

優希「約束だじょ。鍛錬を怠るなよ……京太郎のタコスの腕前が清澄高校の得点力に結びついているのは確かなんだじぇ」

和「SOA」


咲「京ちゃん……」

京太郎「咲……」

咲「ありがと……」

京太郎「……」

優希「何見つめ合ってんだじぇ、そこの二人!」

咲「またレディースランチ、誘ってね。これからもよろしくね、京ちゃん」

京太郎「あ、ああ……」


久「それじゃあ、和」

和「はい」

ガサゴソ

京太郎(ん?)

和はかばんの中をまさぐっている。

和「は、はい、それじゃあ須賀くんに、プレゼント、です」


プレゼントの内容は!色紙と何?(LIFEポイント判定あり!現在3/3。方向性が変わる……かも!?その意味では重要だ。)
↓1


和「まずは、これ、私たちの気持ちです」

京太郎「う、うぉぉ……」

そう言って和はハート型の色紙を手渡してくれた。中央に『京太郎くん ありがとう』と和の文字で書かれている。

そして周りに、5人みんなのカラフルなメッセージが……!

京太郎「あ、ありがとう!みんな、俺、一生大事にするよ!」

和「そして、須賀くん、ちょとt」

和が俺の胸に近づいてきた。

京太郎(えっ、これ、まさか、そういう流れ!?)

俺は息を止めて、目を閉じた。

和「はい、出来ました」

京太郎「って、うお!胸に……!(キスとかパンツとかでも良かったんだぜ!確実にLIFEポイント一個減ったけどさ!)」

和「私たちは優勝メダル貰っちゃったので、須賀くんには勲章を、と」

優希「染谷先輩のアイディアだじぇ!」

久「作ったのは私なんだけど」

京太郎「ありがとう……ありがとうございますっ……俺、みんなに……なんてお返ししたらいいかっ……」

咲「京ちゃんの日頃の行いに感謝してるだけだよぉ」

久「そうよ。何だかんだあなたには不便かけたからね、少しでも、と」


京太郎「みんな、本当におめでとう……そして、こんな事してくれるなんて……」

京太郎「俺、清澄の、雑用係で、本当に、後悔してないっ!」

まこ「おいおい、アンタも一応選手じゃろ……次の個人戦は頑張りんさい」

久「私が直々に指導するんだから負けたらお仕置きよ~」

優希「日本最強高校生チームに囲まれてるんだから、コレで次負けたら言い訳聞かないじょ!」

京太郎「くそー、ぜってー次は俺も……みんなと全国へ……!」

咲「男子は日程違うんだけどね」


そうして始まったカラオケも盛り上がった

久「遊ばれてるの 分からないなんて 可愛そうだわ~♪」

京太郎「3年目の浮気ぐらい多めに見ろよ~♪」

久「開き直るその態度が気に入らないのよ~♪」

京太郎(幸せだな~~)


和「ちょ、ちょっと皆さん!」

トイレに行っていた和が部屋に血相変えて戻ってきた。

咲「ど、どうしたの、和ちゃん」

和「じ、実は……!」

穏乃「おおぉ~~インハイ優勝チームだ~~」

咲「た、高鴨さんっ!?」

憧「盛り上がってますね~~」

京太郎「り、リアル憧ちゃん!?」

憧(だ、誰……ってなんで男いるの!?)穏乃の後ろに隠れる

和「実は、偶然昔の友だちに、本当に、偶然に……」

久「阿知賀女子の皆さんじゃない!インハイお疲れ様でした」

玄「うわわ~~清澄のみなさん、おめでとうございます!」

突然阿知賀と清澄の交流会が始まった。

京太郎(阿知賀みんなちっちゃいな~~)


京太郎(言葉足らずだったぜ、松実姉妹の戦闘力はやべぇ!……平均戦力は向こうのほうが少し上か!?こっちもあっちも2名ほど足ひっぱてるけど)

穏乃「もしよろしければ部屋移って一緒に歌いませんか?つもる話もありますし」

久「いいわね~!(次世代の交流の機会にもなるわっ!)」

まこ「次の部長の染谷まこじゃ。鷺森さん、よろしく」握手

灼「よろしく……灼でいい……」握手

わいわい

俺たちは部屋を移った。

咲「ううっ……」

穏乃「宮永さん!どんな歌歌うんですかー!?」

人見知りの咲も、高鴨さんがしっかり話しかけていた。大将同士通じ合うものがあるだろう

京太郎(さて、俺は誰の隣に座ろうかな……)

↓1 阿知賀の人でお願いします!(レジェンドはいない)


京太郎(松実姉妹の隣or憧ちゃん!!)

玄「和ちゃん、どうして長野に~?」和「親の仕事の都合で……赤土さんはお元気ですか?」

宥「竹井さんも三年生ですよね~~進路とか決まりましたか~~?」久「まだ決まってないのよ~~」

優希「片岡優希、1年生、よろしくだじぇ!好きなものはタコス!」憧「新子憧。ゆーき、よろしく(コイツ私のちっちゃい頃そっくりなんですけど……ほんと同い年?)」

京太郎(クソ、埋まってた……っていうか、端っこしか空いてねぇ……)

京太郎「あのー、隣、いいっすか」

灼「いい……」スッ

京太郎「あざっす」

灼「……」

京太郎(き、気まずい……)

穏乃「じゃあ改めて飲み物頼みましょうよ!その後に自己紹介タイムって感じで!」

↓アルコールorノンアルコール?


ちょっとお風呂。
果たしてこのスレ内で終わらせることが出来るのか……LIFEすぐゼロになると思ったけど、案外まともな流れっすね
次スレ建てたくねぇけど書き続けたいなぁ

続く。あらたその運命はいかに……!?


穏乃「はいはーい!生以外の人ー!」

京太郎「へ?」

しーん

憧「あー、シズ滑った~~」

どっあはははは

京太郎(高鴨さんってそういう冗談いう人だったのか……意外)

俺たちは適当にソフトドリンクを注文した

穏乃「じゃあ乾杯の音頭は……清澄の皆さん、宥さんにやってもらっていいですかね?」

久「うん」

宥「はい、皆さんコップお持ちになりましたか~~私はいっつもホットウーロン茶で~~す

  それじゃあ、清澄高校の皆さん、優勝おめでとうございます!そしてインハイ、お疲れ様でした~~かんぱ~~い」

一同「かんぱーい」

わいわい……

京太郎(あー、女の子、眺めてるだけで幸せ~~って、何かチラチラ阿知賀の人たちから見られてる……気になるよな、男一人いたら……女子校だから免疫ないんだろうな)

穏乃「はいはい、それじゃあ皆さん、研究ビデオとかで相手の事はもうとっくにご存知かもしれませんがっ!」

穏乃「今夜はお互い麻雀打ちとしてではなくて、一人の高校生として、自己紹介、よろしくお願いします!」ニコッ

京太郎(もしかして、高鴨さん……俺のためにっ!?ええ娘すぎる……まあそれくらいじゃないとゼロから一年もかけず三位入賞なんて無理だよなぁ……

    熱闘インターハイで特集組んでるの見たぞ!確か、部活を再建したのは玄ちゃんとこの穏乃ちゃんだって!)


優希「どういう順番だじょ?」

穏乃「じゃあ言い出しっぺの法則で、私から初めて若いものから高校ごとに交互にやっていきましょう!」

優希「いや、私からやるじぇ!」

穏乃「おお、じゃあお願いしますっ!」

京太郎(自己紹介……どんなこと話そう……)

優希「清澄高校、片岡優希1年生だじぇ!三食タコスを欠かさず食べてここまで育ちまして、って、そこ笑うな!

   阿知賀の皆さん、私を倒したかったら私のタコス係のそこの犬を引き抜く早いとじぇ!今日はよろしくだじょ」

灼(犬?)



穏乃「えー、ごほん、わたくし、生まれも育ちも奈良の山里、吉野川で産湯を使い、姓は高鴨、名は穏乃、人呼んで阿知賀の猿とは私の事でごぜぇます」

穏乃「趣味は山歩き、三度の飯より山歩き、歩いて歩いて三千里、ようやく今日、和、そして皆さんと相まみえることとなりました、今日はよろしくお願いします」ペコッ

こうして自己紹介は進んでゆき……

穏乃「じゃあ一年生最後は~」

京太郎「……(めっちゃ注目されてる……)」

↓1~3 どんな事を話す?(LIFE3/3 ゾロ目が1つでもあればあらたそが心を少し開いてくれるぞ)


京太郎「あのっ……俺、清澄高校、1年生、須賀京太郎です」

京太郎「中学校の部活は、ハンドボール!一応県大会上位っす!(確かそうだったよね?)」

京太郎「このハンドボールで鍛えた体を活かして高校からは麻雀部の雑用係として重い雀卓担いで坂道登ったり、竹井先輩にはこき使われて、そこのタコス娘には毎日タコスを作らされてます」

京太郎「見ての通り、ボク、ファッションセンスないんですよ!いつもこのヨレヨレのYシャツ着てますが(チクショウ、阿知賀女子と一緒なら精一杯おしゃれしてきたのによぉ!)、そろそろ遅きに失した高校デビューをしたいと思ってまーす」

京太郎「ちなみに好きなランジェリーの色は紫、でもあまりフリルつけたりするものよりシンプルなデザインのほうが好きですね。あと高校生ならむしろ上下揃えてないほうが自然体な感じで可愛いと思いまーす、以上です」

京太郎(ちょ、調子に乗り過ぎてないかな?)チラッ

しーん……(LIFEポイントはゾロ目だったので削られなかった)

憧(ね、ねえ、ランジェリーって何?)ボソボソ

優希(知らないのか?長野じゃ常識だじょ。私があいつに見せた時は興味ねーって一蹴されたが)ボソボソ

穏乃「む、紫ですか!いいですね!(何が??)じゃ、じゃあ……二年生の自己紹介に移りますか!」

~~~

久「清澄高校3年生、竹井久です、今日は阿知賀の皆さんと試合でも、そのあとの打ち上げでもご一緒できて、とっても光栄です~~~」

久「あ、そう、そこの男の人なんだけど、むやみに近づくと襲ってくるんで気をつけてくださーい、以上です」

京太郎(くそ、しっかり反撃された……)

全員の自己紹介が終わり、カラオケタイムに移る。


まこ「イースーチー♪」


灼「ねえ……」

突然隣の鷺森さんが話しかけてきた。

京太郎(この人の服……なんか変なプリント……アライグマ!?)

灼「ランジェリーって何?」

京太郎(そ、そうか、あの変な空気は、下着っていう概念が長野限定だったからか!)

京太郎(なるほど……清澄からは下ネタ野郎と侮蔑されて、ターゲットの阿知賀女子からは恥じらいすら引き出せない……なんていう失策っ……愚の愚を犯したっ……)

京太郎「あ、長野の民族衣装っす……広義には下着……いや、民族衣装は国広さんのか??ま、まあ忘れてください」

京太郎「ところでそのアライグマいいっすね~~誰かのお勧めですか?」

灼「っ……!ハルちゃん……この部活の顧問の……」

京太郎「へー、顧問の先生いるんですね、入賞までするって凄いしっかりした先生なんだろうなぁ……俺たちの部活も顧問の先生、欲しいっす(あれ、見えないだけだっけ??)」

灼「ハルちゃんはあげないよ」

俺は灼さんとしっぽり語り合った。最後にはちょっと距離が縮んだ気がした。

京太郎(でも、今日で終わりなんだろうなーそういうのってすっげー寂しいけど、仕方ねえよな)


憧(あの男、何か変な自己紹介してたけど、灼が笑ってるって事は意外といいやつなのかな)

阿知賀女子全員からの評価は結構良くなった。

わいわい……

穏乃「じゃあ、そろそろ時間も半分くらい来たんで、席、変えますか!」

京太郎(あー、灼さん、癒やされるなーとっても良い人……)

灼「それで実家はボーリング場で……須賀くんはボーリングとか得意?」

京太郎「俺、スコア150くらいですね」

灼「練習してるの?してないにしては凄いと思……」

京太郎(ちょっと盛っちまったかな?150行ったことはあるけど……大体いっつも100ちょい……)

京太郎「灼さんは?」

灼「コンスタントに220は出る……毎日麻雀と同じくらいやってるから……」

京太郎(この人勉強とかいつしてるんだ?)

まこ「化け物じゃな……」

穏乃「じゃあ席移動~~」

京太郎(さて、どこに移ろう)

↓1 誰の隣に行く?


京太郎(やっぱ他の人、人気だなぁ……別に灼さんが人気無いわけじゃないっていうか、俺と話しながら染谷先輩とも普通に話してるんだけど)

京太郎(やっぱ灼さんの隣のままでいこっと……落ち着くし)チョコン

灼「……」

京太郎「……灼さんは歌わないんっすか?」

灼「歌、苦手……」

京太郎「そうっすか、まあみんながマイク奪い合ってるんでいいと思いますよ」

灼「……」

俺がまた隣に座ったことで、灼さんは意識しちゃったのか緊張して何も話してくれなくなってしまった!


穏乃「灼さーん!」

そんな時、俺の隣に穏乃ちゃんがやってきた。

穏乃「歌わなくていんですか??」

灼「いいと思……」

穏乃「あ、須賀さん、隣大丈夫でしたか?」

京太郎「も、もちろんさ!」

穏乃「さっき灼さんとどんな話してたんですか?」

京太郎「あ、アライグマの話とか?」

穏乃「灼さん、好きですよね~~私も好きですよ、美味しい!」

灼「アライグマは食べ物じゃない!!」

穏乃「うわっ、すみません、冗談です」

京太郎「なんでアライグマなんっすか?」

わいわい……穏乃ちゃんが来てくれたお陰で少し会話が弾んだ。

灼「あ、少し……」

しばらくして灼さんは立ち上がり、お手洗いに行った。

穏乃「で、須賀さん、どうなんですかね?」

京太郎「は?」

穏乃「灼さんのこと」

京太郎(俺は……)

↓1 俺の灼に対する気持ちを存分に書いてくれ!(LIFE3/3)


LIFE 3/3

京太郎「かわいい人だね」

京太郎「放っておけないっていうか……話していて落ち着くし」

穏乃「ふーん……」

京太郎「ただ部長さんですよね、阿知賀の。普段はしっかりした人なんだろうなーってのが会話の端々に伝わってきます」

穏乃「そうですよ、灼さんは、ほんといい人で……」

穏乃「須賀さん、はっきり言っておきますね」

穏乃「遊びだったらぶっ殺しますよ」

京太郎「へ?」

穏乃「どうしますか?」

↓1 本気で灼ルートに行きますか?(ゾロ目以外で……)


京太郎「……遊びとかどうかってのはわかんねーけど」

京太郎「殺すって脅されて話すの辞めるほど俺は安くねーぞ」

しーん……

京太郎「え?みんな……」

宥「あったか~~い」

憧「いやー、灼にも春が来たね!ハルちゃんじゃなくて!」

優希「ちょっと犬、今のかっこ良かったじぇ!」

久「まあ須賀くんはちょっとスケベだけど、基本いい人だから!」

咲「京ちゃん……」

穏乃「ごめんなさい、須賀さん、ちょっと試させてもらいました」ペッコリン

京太郎「あ、あの……」

憧「いやー、良かったですね、須賀さん、シズ本気で怒らせたら怖かったわよ~~」

まこ「度胸あるのお、京太郎。ま、それくらい愛が深いってことか」

京太郎(そ、そういう流れ??)


灼「ただいまー……ってみんな私見て、どうしたの……?」

玄「おめでとう!灼ちゃん!」

灼「何が……」

穏乃「じゃあそろそろ二次会はお開きにしますか!アドレス交換ターイム!」

わいわい……

阿知賀女子のみんなと、清澄のみんなが連絡先を交換している。

俺はボーっと灼さんの事を考えていた。灼さんが時折りチラチラ俺の方を見ていた。

久「こら、京の字!連絡先くらい男のほうから聞くのがマナーよ?」バシッ

京太郎「痛っ!あ、わかりました……灼さーん……連絡先交換しませんか?」

灼「うん……って玄、何ニヤニヤして……」

京太郎「LINEのふるふるしましょうよ」フルフル

俺は灼さんの連絡先をゲットした。


久「じゃあ今日はありがとうございました」ペコッ

まこ「練習試合とか相手になってくれたら嬉しいのぉ……秋のコクマとかに向けて」

灼「こちらこそ願ったり叶ったり……」

優希「じゃあ奈良旅行だじぇ!」

和「いいですね!懐かしの奈良です」

憧「いつでもウェルカムだよ~」

穏乃「じゃあ有志で三次会行きますか!雀荘で打ちます?ほら、咲、行こ!和も!私、和と遊びに来たのに打てなかった!」

咲「うんっ!強い人達とやれるのすっごい楽しみ!」和「穏乃もすごい上達してましたね」

久「そうね、私も憧以外とも打ちたかったのよ~」

憧「私は久にリベンジよ!」

わいわい

灼「わ、私も……」

京太郎「灼さん、もし時間よければ俺と一緒に……」

↓1 どこに誘う?(LIFE 3/3)


京太郎「俺にボーリング教えてください」

灼「ボーリング……もう遅いし……みんなが」

久「ちょっと彼、ボーリング下手くそだから教えてあげて~!」

京太郎「ぶ、部長!」

宥「灼ちゃん、何か困ったことあったら連絡して~~すぐに穏乃ちゃん向かわせるから~~」

灼「ちょ、ちょっと宥さんまで……!」

宥「ちょっと須賀さ~~ん」ボソッ

京太郎「な、なんっすか」

宥「もし灼ちゃんの事本気なら~~すごい試練が待ってるって意味で穏乃ちゃんが試したの~~気をつけてね~~」ボソッ

最後に松実のお姉さんが意味深な事を言った。


京太郎「じゃあ行きますか!」

灼「……うん」

俺たちは二人でボーリング上に行き一緒にタマを転がした。

灼「体の芯をずらさないように……あ、今の良かったと思……」

京太郎「うっしゃ!って、難しいところ2本残っちまったー!」

灼「ちょっとお手本……」ゴロゴロ スペア!

京太郎(やべえ、めっちゃ上手い!)


京太郎(いやー、灼さんと一緒にいるの楽しいな~~)

何ゲームか楽しんで、俺たちは気持ちのいい汗を流した。

京太郎(もう夜遅え……って終電もうないよな……)ゴクッ

京太郎「あのー、灼さん、ホテルは近くでしたっけ?」

灼「あっ……電車の時間……」

京太郎(て、天然さんだったー!)

灼「どうしよ……」

京太郎(って、俺もホテル電車で二駅……東京だから歩いてけばいいだけなんだけど)

京太郎(この人を夜道歩いて帰らせるわけにいかないよな……)

京太郎「ま、まあもうボーリングも時間ですし、とりあえず外、ぶらぶらしながら考えますかー」

灼「うん……」


3時位までは大丈夫です
書いてて楽しいんで、もし足りなかったら次スレいかせてください。同じタイトルに2で。ここ埋まったら建てます。
ただ次スレはすぐ終わっちゃう……
絶対に寝るまでに完結させますから……もう少しよろしければお付き合いください。
灼ルートとハオ後日譚で終わりっすね
純愛路線で行くか闇のゲームさせるか迷い中……闇のゲームは時間かかるんだよなぁ


LIFE3/3

京太郎(ぶらぶらしながらって言ってもなー)

俺たちはネオンが煌々と光る夜の街を歩いていた。

傍から見たら可愛い高校性カップルに見えたと思う。

灼「……」

京太郎(どうしても邪な想像がっ……って灼さん……いいのか、俺!?)

灼「あの……どこに向かってるの……」

京太郎「えーっと、それはですね」

↓1 どこに向う?


京太郎「灼さんの泊まってるホテル、どこっすか?」

灼「帝国ホテル……」

京太郎(うおっ、めっちゃいいホテルじゃねーか、金あるのか?噂の阿知賀後援会の力か??)

京太郎「えーっと、こっからちょっと離れてますね」

京太郎「とりあえずそこ帰りましょ」

京太郎「へい、タクシー!」

灼「……ありがとう、京太郎君」

京太郎「いや、いいんっすよ。でもこれから男と遊ぶときは終電の時間気にしないとダメっすよ」

灼「うんっ……」ギュッ

灼さんは俺の手を握ってくれた。とても小さな手だった。


京太郎(もちろん送迎しますよ~)

いくのん「お客さん、どちらまで~~?」

京太郎「帝国ホテルまでお願いします」

いくのん「はいは~~い」ブロロロロ

俺と灼さんはタクシーの後部座席で微妙な距離をとって座った。

でも、手は握ったままだった。

いくのん「お客さ~ん、おもろい話、あるんやけど、聞きたい~~?」

京太郎「へえ、自分でハードルあげるってすごいっすね。是非お聞かせくださーい」

沈黙しているよりも運転手の話を聞いたほうがいいと思った。

いくのん「今日、麻雀のインターハイ、高校生の頂点を決める大会が終わったのはご存知~~?」

京太郎「まあ、テレビとかでやってますからね」

灼「……」

京太郎(その当事者なんだよなぁ、俺たち)


いくのん「すっごいいろんなドラマあったやろな~~熱闘インターハイ、ウチも毎日欠かさずチェックしとったで~~」

いくのん「中でも目を引いたのが、阿知賀女子や~~ええなぁあそこ~~ウチがプライベートで応援してたのアソコ~~」

いくのん「強豪校、名門校って名前だけでもうあかんわ~~ウチ、野球とかでもいわゆる金満球団嫌いやねん~~どことは言わんが~~」

京太郎「灼さん」

灼さんは恥ずかしそうに俯いていた。

いくのん「で、インハイと話変わるけど~~今日の夜、インハイ終わったと、あの会場で10年前のあの卓のメンツが麻雀打ってるらしいねん」

京太郎「あの卓って?」

いくのん「知らんのか~~これだから若いもんは~~10年前のインハイと言ったらあれしかないやろ~~」

いくのん「前人未到の記録を持つ本の麻雀界の至宝、小鍛治なにがしさんと~~」

灼「……」ウトウト

いくのん「あら、寝てもうた」

京太郎「……」ウトウト

いくのん「だから京ちゃん、今日は大丈夫や~~アンタついてるな~~あの化け物がキチンと伝説の相手してくれとるから~~」

いくのん「何を賭けてるかって話はまだ子どもたちには早いか~~」


タクシーの中で眠っちゃったけど、俺たちは無事灼さんのホテルについた。

ホテルの入口で……

京太郎「今日はありがとうございました」

灼「いえいえ、こちらこそ……京太郎くんには最後、ご迷惑を……」

京太郎「東京にはいつまで?」

灼「明日の昼の便で」

京太郎「そうっすか……灼さん……俺もあなたも東京から離れて……この夢の様な日々から現実に戻ったあとも……たまにLINEしていっすかね」

灼「っ……もちろんだよ!私だって奈良から……もっと話したい事、たくさん……」

京太郎「まあ、近々清澄みんなでお世話になると思うんで、その時もよろしくお願いします」

灼「今日はありがとう……じゃあね、京太郎君……」

俺は手を振って、ホテルの前から立ち去った。

俺は本当に幸せものだ。清澄高校のみんなと出会えて、神様は最後にこんな縁を用意してくれるなんて。

京太郎「ふっ……これで満たされないなんつったら罰があたるな」

京太郎「みんな、ありがとな!」

灼さんと正式にお付き合いすることになるのは、次の清澄と阿知賀の練習試合の時になる。

みんなにからかわれたけど、俺にとって灼は最高の彼女さ。

でもそれを語るにはちょっと尺が足りないね。

カンッ!

(このスレ内で完結させるんでレス控えてください、すみません~あと、ハオ後日譚やって終わりっす!)


京太郎「はぁ、灼さんかぁ……あんな人とお付き合いできたらすっげー幸せだよなぁ……」

京太郎「あの人となら、うまくやってけそうな気がする……」

京太郎「俺って紳士だよなー、キチンとホテルまで送り届けて、送り狼にもならず」

京太郎「はー、でも悶々とするなー」

これは魔物の熱気に当てられた、須賀京太郎っていう平凡な男の物語。

京太郎「そういえば、さっきあの中国人の……ハオちゃんの連絡先」ゴクッ

京太郎「まさか電話には出ねーよな」

冗談のつもりで、俺はハオちゃんの番号に電話をかけた。


ハオ「はい、もしもし」

京太郎「……は、ハオちゃん?」

ハオ「……っ!京太郎さん、ですか?」

京太郎「……今から会えるかな?」

ハオ「~~ホテルの709号室です」

京太郎「……何か買ってく?」

ハオ「お酒は紹興酒しかありませんよ」

京太郎「じゃあビールとつまみ、適当に買ってくね」

ハオ「あと、ゴム……あっ京太郎さんにおまかせします……」

京太郎「わかった」


京太郎「ふーっ……ふーっ……」ズッポズッポ

ハオ「っ……っ……っ……」ギュッ

京太郎(シーツ握る女の子の手っていいよね~~)

京太郎「じゃあ、そろそろ、正常位で」

ハオ「はいっ……」

京太郎(やっぱめっちゃ美人……)

ハオ「ごめんなさい、京太郎さん……」

京太郎「え?なんで?」

ハオ「私……あなたのことが忘れられなくって」

京太郎「俺だってハオちゃんの事は忘れられないよ」

京太郎「一緒にイクぞ、ホェイユー!」

ハオ「んっ……キてっ!また……甘くて気持ちい時間……一緒に過ごしましょう?」


穏乃「ふー、5半荘終わって……起きてるの、私と咲ちゃんと久さんですか……一人欠けちゃ麻雀は打てないなぁ」

咲「サンマでもいいよ?」

久「サンマも悪くないけどねぇ」ポロッ

咲「部長、右目!右目!」

久「とっくの昔に義眼よ」ズポッ

咲「あはは、ずっとそれやりたかったんですよね、部長」

久「須賀くんがまともすぎてやるチャンスなかったわ、ざんね~ん」

穏乃「最初から思ってましたけど、竹井さん、その右目どこで落としてきたんですか?アナタほどの人が」

久「色々あるのよ、私にも……忘れられないわ」

咲「うーん、京ちゃん呼んで、もう一半荘やっちゃいますか?」

久「そうね、あいつに退部届叩き返し忘れたし……最後何か清澄の一員っぽく振る舞ってたけどさ、笑いこらえるの必死だったわよぉ」


ホントのホントにカンッ!


最後までお付き合い下さりありがとうございました

またお会いできる機会があれば、よろしくお願いします

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月27日 (金) 15:00:24   ID: tTlv9v9B

複雑だけど面白い

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