コナミ「ここがスタンダードか・・・」[遊戯王タッグフォースSP] (239)

このスレは、「あんなに個性的でいいキャラが居るのに個別ストーリーがないなんてもったいないじゃないか!」と思ったが故に建てられたスレです。

※WARNING!※

①登場するサブキャラクターはTFSPにて登場したモブキャラクターたちが中心となります。
②アニメ遊戯王のキャラクターの登場は少なくなる予定です。
③時間軸と世界観の設定的に、P召喚テーマのカードが、効果モンスター、永続魔法などのカードとして登場する予定です。
以上の事にご注意ください。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424084705


「エネルギー充填完了」

「システムセットアップ、終了しました」

??「よし…D・D・R(ディファレント・ディメンション・リバイバル)、起動!」

「了解!」


「稼働率、20、30、40、・・・!?異常発生!」

??「どうした!」

「か、稼働率急激に上昇!システムが暴走しています!」

??「システム強制終了!」

「了解!強制終了信号発信ッ!・・・」

ERROR!ERROR!
タイミングを逃しているため、強制終了できません。

「だ、駄目です!信号、受け付けません!」

??「くっ…」

「システム、効果処理フェイズ終了まで・・・3、2、1・・・!」



 カ ッ !



??「…どうなった?報告をしろ」

「し、システム、効果処理を正常に終了しました・・・稼働率、低下していきます」

「しかし、実験場(フィールド)には何も生成されませんでした・・・これは?」

「…まさか、実験場以外のどこかに?」

??「如何いたしましょう・・・赤馬社長」

赤馬「制服組に注意勧告。今後、不審人物や異常現象の類を仔細もらさず私に報告するようにと。中島、頼む」

中島「はっ!」



コナミ「ぐっ…ここは?」

コナミ「…」キョロキョロ

コナミ「そうか…俺は、スタンダードに来たのか」

コナミ「…何故?」ムーン

「おい、お前!」

コナミ「?…なんだ」

ボディガード1「怪しい奴め!こんなところで何をしている!」

コナミ「いや」
ボディガード1「こい!警察に突き出してやる!」

コナミ「ッ!?ま、待て!そんな急に」
ボディガード1「ゴチャゴチャとうるさい奴だ…いいからさっさと」

?????「騒がしいですわよ」



ボディガード1「っ!!!お、お嬢様!どうしてこちらに…」

?????「寝付けなかったので中庭を散歩していたのです。そしたらあなたの品のない怒鳴り声が聞こえてきたので」

ボディガード1「も、申し訳ありません…」

?????「それで、一体なんだというのです?」

ボディガード1「じ、実は、家の周りをうろつく不審者を目撃しまして…」

?????「…不審者?」

コナミ「…」

コナミ「こんばんは、可愛らしい御嬢さん。私は名をコナミと申します。どうか麗しきあなたのお名前をお聞かせ願いますでしょうか?」キリッ

?????「…こちらの礼儀正しい殿方が、不審者?」

ボディガード1「ッ…」ダラダラ

?????「…まぁ、いいでしょう。仕事の熱心さの裏返しと考えてあげます。今後はこのようなことはないように」

ボディガード1「はっ!ありがとうございます!」

?????「そしてコナミさん、私の家の者が大変失礼いたしました」

エンジェラ「私の名は、エンジェラ・カラットと申します」



コナミ「構わない。確かに、あまりこの辺りには似つかわしくないようだしな、俺は」シレッ

エンジェラ「…あなた、二重人格か何かですの?」

コナミ「さっきのは軽い冗談だ。流石にずっとあれでは疲れる」

エンジェラ「あら、悪い人ですわね。フフッ…しかし、何故このような時間にこの場所に居るのです?何かこの辺りに御用が?」

コナミ「…」

コナミ「実は、今夜の寝床を探している。金銭的な事情があって、今まで居たところは追い出され、ホテルかどこかに泊まることすらできない状態なんだ」

エンジェラ「まぁ、それは…大変お困りのようで…では、私めの部下の非礼の侘びも含めて、今夜は私の家で…」

ボディガード1「いけませんお嬢様!このような不審人物を家にあげては…」

エンジェラ「お黙りなさい。私は、あなたが犯した失態の責任を取ると言っているのですよ?」

ボディガード1「いいえ黙りません!私たちはなたを守るためにあなたのお父上から雇われた身です!もしお嬢様に危険が及ぶ可能性があるのなら!お嬢様の意向に逆らうことも私たちの責務の内でございます!」

エンジェラ「むっ…」



コナミ「ならば、こうしよう」

ボディガード1「なんだ?」

コナミ「俺がデュエルで勝ったら泊めてもらう。あんたが勝ったら俺はおとなしくここを去ろう…どうだ?ついでに、デュエルをすれば俺が不審人物でないこともわかってもらえるだろう」

ボディガード1「ほぅ…いいだろう」

ボディガード1「ならば」
エンジェラ「私がお相手いたしましょう」

ボディガード1「!?お、お嬢様、あなた様の手を煩わせることなど…」

エンジェラ「一デュエリストとして、デュエルと聞いて黙ってはいられませんわ。それに、デュエルが終わるころには、冴えてしまった私の眼も幾分か微睡んでいることでしょう」

コナミ「ほう、俺とのデュエルは寝物語程度の価値しかない…と?」

エンジェラ「えぇ…どうせ勝つのは私ですから」

コナミ「ふっ、大した自信だ…それでこそ、デュエルのしがいがある」

エンジェラ「うふふ…さぁ、最高のデュエルをしましょう」


コナミ「「デュエル!」」エンジェラ



エンジェラ「先攻は私が頂きますわ。私は手札から、永続魔法、『探査する機殻(クリフォート・ツール)』を発動!」

エンジェラ「このカードは、1ターンに1度、800のLPを払うことによって、デッキからツール以外の「クリフォート」カードをサーチできますの。私はツールの効果を起動!」

エンジェラ「デッキから、『機殻の生贄(サクリフォート)』を手札に加えますわ…くっ」LP4000→3200

エンジェラ「私の僕であるクリフォートモンスターは全て、自身のレベルを4とし、攻撃翌力を1800とすることで、手札から妥協召喚できますの」

エンジェラ「私は手札から、『クリフォート・ゲノム』を召喚!」

ゲノム「a-…」ATK1800(☆6→☆4)

エンジェラ「更に私は、手札からサクリフォートをゲノムに装備!このカードの効果によって、ゲノムの攻撃翌力は300上がり、戦闘耐性を得ますわ!」

ゲノム「…!」ATK1800→ATK2100

エンジェラ「先攻に攻撃は許されていません…私はこれで、ターンエンド」

エンジェラ
モンスター:ゲノム
魔法・罠:サクリ(対象ゲノム)、ツール
手札:3枚
LP:3200


sageを消すのを忘れてしまっていた…非力な私を許してくれ…


コナミ「…ステータス低下という代償はあるものの、召喚の極めて容易な高レベルモンスター。800という重いLP消費に見合うだけの万能サーチ永続魔法…それを支えるに足る高機能装備魔法…いいカード達だな」

エンジェラ「ふふん、この程度で驚いてもらっていては困りますわ。私の優雅なデュエルは、まだ始まったばかりなのですから」

コナミ「…なるほど、それは楽しみだ」

コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「…俺はカードを一枚伏せ、ターンエンド」

コナミ
モンスター:なし
魔法・罠:伏せ1
手札:5枚
LP:4000


エンジェラ「あら、随分と気の弱いこと…」

コナミ「ただ烈火のごとくに蹂躙するだけがデュエルではない。ただ自然に身を任せ、静かに時を待つこともデュエルの内だ」

エンジェラ「ふふん、その余裕、いつまで続くかしら?」


エンジェラ「私のターン、ドロー!」

エンジェラ「…実は、サクリフォートには、まだ効果があるんですのよ」

コナミ「何?」

エンジェラ「このカードを装備したモンスターはクリフォートモンスターをアドバンス召喚するとき、2体分のリリースとすることができますの…さぁ、おいでなさい!」

エンジェラ「ゲノムを2体分のリリースとし、アドバンス召喚!『クリフォート・ディスク』!!」

ディスク「…!」ATK2800

エンジェラ「まずはゲノムの効果!このカードがリリースされたとき、フィールド上の魔法・罠カードを破壊しますの。その対象は…あなたの伏せカード!」

コナミ「ならば、更にチェーンを重ねよう。リバースカードオープン!『レインボー・ライフ』!手札を一枚捨てて効果を発動。エンドフェイズ時まで、俺は戦闘、効果ダメージを受ける代わりに、その数値分自分のライフを回復する」

エンジェラ「なっ…厄介なカードですわね」

エンジェラ「しかし、私のターンはまだ終わりませんわよ!ディスクは召喚には成功しています!ディスクの召喚時効果!デッキから、2体のクリフォートモンスターを特殊召喚いたしますわ!」

エンジェラ「これによって私は、クリフォート・アーカイブと、クリフォート・シェルを特殊召喚!」

アーカイブ「…」ATK2400
シェル「…」ATK2800

コナミ「上級モンスターが一気に2体…ッ!」

エンジェラ「ふふ、ご安心を。特殊召喚されたクリフォートモンスターは、妥協召喚時と同様、レベルは4となり、攻撃翌力は1800となりますの」

アーカイブ「…」ATK2400→1800(☆6→☆4)
シェル「…」ATK2800→1800(☆6→☆4)

エンジェラ「それに、クリフォート・ディスクによって特殊召喚されたモンスター達はエンドフェイズに破壊されてしまいますの」

コナミ「…ふぅ」

エンジェラ「あら、一息つくのにはまだ早いのではなくて?…最後に、サクリフォートの更なる効果発動。このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、デッキからクリフォートモンスター、またはクリフォート永続魔法を手札に加えることができる…この効果によって、私は『走査する機殻(クリフォート・アセンブラ)』を手札に加えますわ」

コナミ「強力なサーチ効果が、まるでついでと言わんばかりだな…まったく恐ろしい」

エンジェラ「クスクス…お忘れですか?サーチ効果を持っているカードはまだありますわよ?
私はツールの効果を発動。もう一度800LPを払うことで、デッキから『起動する機殻(クリフォート・ラン)』を手札に加えますわ。
私は、サクリフォートでサーチしたアセンブラを発動し、カードを3枚伏せて…エンドフェイズ、ディスクの効果によって特殊召喚されたモンスターは破壊される」

アーカイブ・シェル「Eeeee…」

エンジェラ「アセンブラの効果。このターンアドバンス召喚のためにリリースされたクリフォートモンスター1体につき、デッキからカードを1枚ドローする。このターンリリースされたのはゲノム1体…私はカードを1枚ドローしますわ」

エンジェラ「私はこれで、ターンエンドですわ」

エンジェラ
モンスター:クリフォート・ディスク
魔法・罠:アセンブラ、ツール、3伏せ
手札:2枚
LP:2400





コナミ「…」

エンジェラ(うふふ…コナミさん、悩んでいらっしゃいますわね。
恐らくは、私が伏せた3枚の伏せカード…それがなんなのかについて思考を巡らし、その上でディスクを突破する方法を考えているのでしょう)

エンジェラ(その警戒心は、正しいですわ)

エンジェラ(まず、全てのクリフォートモンスターには、通常召喚に成功した場合自分のレベルより低いレベルのモンスターの効果を受けないという共通効果を備えていますの。ディスクのレベルは7…つまりレベル6以下のモンスターではディスクを効果でどうこうすることは不可能ということですわ)

エンジェラ(そして1枚目の伏せカード。これは先ほどツールの効果でサーチしたクリフォート・ラン。このカードを発動したターン、通常召喚に成功したクリフォートモンスターは効果を無効化される代わりに、攻撃翌力が300ポイント上昇し、魔法・罠カードの効果を受けなくなる。つまり、これを発動すれば、このクリフォート・ランの効果を受けるディスクは、『魔法・罠の効果を受けない攻撃翌力3100のモンスター』と成りますの!)

エンジェラ(更にフィールドに存在するカードを守護するのが2枚目の伏せカード『大革命返し』。これは、フィールド上のカードが2枚以上同時に破壊されるとき、そのカードの効果を無効化し、除外するというもの。これさえあれば『ハーピィの羽根箒』だって怖くありませんわ!)

エンジェラ(極めつけは…万が一この2枚を突破したとしても、その先にあるのは大本命の3枚目の伏せカード、『聖なるバリアミラーフォース』!突破したと思い込んで意気揚々と攻撃してきたところを返り討ちにして差し上げますわ!)

エンジェラ(この布陣を突破することなど…不可能!)

コナミ「…ふっ」

エンジェラ「…?何を笑っていらっしゃいますの?この絶望的な状況を前にして」

コナミ「絶望的な状況、か」

コナミ「確かに、俺のフィールドにはモンスターどころがセットカードの1枚もない。手札が5枚もあるとは言っても、3枚もの伏せカードと攻撃翌力2800のモンスターを突破することなどほぼ不可能だろう」

コナミ「確かに状況は絶望的だ」

コナミ「だが、だからこそ」



コナミ「これを超えて勝利できたのなら…最高だとは思わないか?」ニヤッ




エンジェラ「!?」ゾワッ

コナミ「俺のターン!ドロー!」

コナミ「俺は手札から、インヴェルズ万能態を召喚!」

万能態「アー…」

コナミ「このモンスターは、インヴェルズモンスターを召喚するとき、2体分のリリースとして扱うことができる」

エンジェラ「ふ、ふん!だからなんだというんですの?1ターンに与えられる召喚権は1度のみ…その効果を活かすためには、次のターンまで待たなくてはいけませんわ!」

コナミ「それはどうかな?」

コナミ「手札から、魔法カード『二重召喚(デュアルサモン)』発動!」

コナミ「このカードの効果によって、俺はこのターンに通常召喚を2回まで行うことができる!」

エンジェラ「そ、そんな…!」

コナミ「俺は、インヴェルズ万能態を、2体分のリリースとし…」

コナミ「その禍々しき一対の角で、侵し、喰らい、蹂躙せよ!『インヴェルズ・ホーン』!!!」

ホーン「キシャアアアアアアアアアアアア!!!!」ATK2900

エンジェラ「ひっ!む、虫のモンスター…?」

コナミ「インヴェルズ・ホーンの効果発動!1ターンに1度、1000ライフポイントを払うことで、フィールド上のモンスターを1体、選択して破壊する!…ッ」LP4000→LP3000

コナミ「選ぶのは当然、クリフォート・ディスク!『バグ・スピアー』!」

エンジェラ(あのモンスターのレベルは9、ディスクのレベルでは…足りない!)

ホーン「キョェアアアアアアアア!!!」
ディスク「Ga…err、zi…down」

エンジェラ「そ、そんな…私のディスクが…」

コナミ「バトルだ!インヴェルズ・ホーンで、ダイレクトアタック!『スティール・ストライク』!」

エンジェラ「ぐっ…しかし、詰めを誤りましたわね!リバースカードオープン!聖なるバリアミラーフォース!これで、あなたのモンスターは破壊され…」

コナミ「無駄だ!手札より速効魔法、『侵略の汎発感染』を発動!これによって、インヴェルズ・ホーンはミラーフォースの効果を受けない!」

エンジェラ「そ、そんな!?…私の、負け、ですの?」


LP2400→LP0


WINNER S@\./;コナミ

エンジェラとかクソガチ勢の修羅の国アークファイブ筆頭じゃないですかやだー

エンジェラちゃんとか善羽ちゃんとか本当パートナー組みたかった……



エンジェラ「ッ…」

エンジェラ(負けてしまいましたわ…お婆様直伝のタクティクスで…なんて、不甲斐ないっ!)

コナミ「…すまない、少し熱くなってしまった。大丈夫か?」スッ

パチン!

コナミ(差し伸べた手を振り払われてしまった…)

エンジェラ「約束ですから、寝床は提供して差し上げます。あなた、適当な部屋に案内して差し上げて」

ボディガード1「ハッ!」ピシッ!

エンジェラ「では」スタスタ

コナミ「待て!」

エンジェラ「…何かしら」

コナミ「いいデュエルだった。また、やろう」

エンジェラ「!」

ボディガード「…こっちだ、着いて来い」

コナミ「あぁ」

ザザッザザッザザッザザ…

エンジェラ「…」



エンジェラ「…」ボーッ


エンジェラ『リバースカードオープン!聖なるバリアミラーフォース!これで、あなたのモンスターは破壊され…』

コナミ『無駄だ!手札より速効魔法、『侵略の汎発感染』を発動!これによって、インヴェルズ・ホーンはミラーフォースの効果を受けない!』


エンジェラ(…あの方は、どうしてあれほど美しいデュエルができるのでしょう)


コナミ『いいデュエルだった。また、やろう』


エンジェラ(その上、負けた腹いせに差し伸べられた手を振り払った私に、慰みの言葉をかけてくださるなんて…)

エンジェラ(なんて、優雅な方…)

エンジェラ(…)

エンジェラ「えぇ、わかっていますわ、お婆様。敗北を知るのも一つの経験…ですわよね」




~翌日~

チュンチュン…

コナミ「…朝か」

<コン、コン

コナミ「誰だ?」

エンジェラ<私ですわ。入ってもよろしいでしょうか?

コナミ「構わない」

ギィ…

エンジェラ「お、起こしてしまいましたか…?」

コナミ「いや、今起きたところだ」

エンジェラ「そ、そうでしたか………」

コナミ「…あー、何か用が?」

エンジェラ「あ、あの…その、コナミさんは、これからのご予定などは…?」

コナミ「あぁ…いつまでも世話になるわけにはいかないし、かと言って先立つものがなければ何もできない…そうだな、とりあえずは職を探すところからか」

エンジェラ「で、でしたら、その…もし、よろしければですが…ここで、住み込みで働きませんか」

コナミ「ここで、か?申し出はありがたいが、使用人やボディガードというのは…」

エンジェラ「いえ、そうではなく…私の、デュエルの専属教師として、ですわ」

コナミ「デュエルの、か…それなら確かに勤まりそうだが…しかしいいのか?俺で」

エンジェラ「えぇ!むしろ、コナミさん以外にはありえませんわ!」

コナミ「そうか…それじゃぁ、よろしく頼む」

エンジェラ「え、えぇ…あの、それで、その…」

コナミ「?」

エンジェラ「き、昨日は、無礼な真似をして、申し訳ありませんでした!」ペコッ

コナミ「…何のことだ?」

エンジェラ「負けて、八つ当たりでコナミさんの手を振り払ってしまって…」

コナミ「…あぁ、あれか。気にするな、俺は気にしていない。負けて悔しいと思う気持ちは、今度は勝ちたいと思う気持ちの裏返しだ。大事にしておけ」

エンジェラ「…はいっ!」


コナミ「これからよろしく、エンジェラ」

エンジェラ「よろしくお願いいたしますわ!コナミ先生!」ニコッ


エンジェラの使うクリフォート全く強くないんだよなぁ
ツール2枚張って動けなくなってるのとか笑う

海馬「これで今日の投稿は終わりだ!凡骨ども!

何?何故この俺が出てきたのか、だと?

そんなことは決まっている!最強のデュエリストであるこの俺が、このスレにおける後書き代行役として抜擢されたということだ!

ふぅん、この俺を選んだ>>1は、中々の慧眼を持っていると見える。よくやった、と誉めてやろう!この俺がな!

…何!?後書き代行キャラは毎回交代!?しかも一度出たキャラクターには2度と出番はないだと!?

貴様ァ…よくもこの俺の心を弄んだな!我がブルーアイズで粉☆砕してくれ…何?さっさと後書き代行としての役目を果たせ?

そんな口を効いたからには相応の覚悟を…なに?青眼竜轟臨を?

ふぅん…今回だけだぞ!

さて、今回の後書きだが、まず言っておきたいのが、コナミの行ったプレイングミスについてだ。

>>11において、コナミはバトルフェイズに、ミラーフォースにチェーンする形で侵略の汎発感染を発動しているが、こんなことをするよりまず汎発感染を発動してから展開した方が安全だ。

わかっているなら何故こんな形にしたかというと、まぁ、より『逆転っぽさ』を出すためだな。つまりは演出の都合だ。

次に、なぜ最初に出てきたキャラクターがこの『エンジェラ・カラット』なのか、ということについてだな。

この幼女は、クリフォート使いで金髪褐色肌のお嬢様だ。登場次元は、ARC-V次元だな。

理由としては、>>1がリアルで使っているデッキにクリフォートがあるというのと、エンジェラが可愛い(重要)からだな。

実はもう一つ理由があるのだが…これは、今後のストーリーのネタバレにもなりうるので、ここでは言わん。

>>1の言いたいことはこれくらいだな。他に思いついたり質問が寄せられたりすれば、またレスをするだろう。

では…さらばだ!ワハハハハハハ!!!」

後書きが痛い

それやらないほうがいいと思う
そこまでは熱意があって素敵

個人的にACーV次元はコロナが最強だと思う

コナミはずっと同じデッキ使うの?

社長…! どうして俺の出したクェーサー・ドラゴンと青き眼の乙女をリリースして青眼の白龍を出すんだ…(涙)

期待してます。私の嫁のゆきのんはどうなるのだろうか…。

社長お願いだから青眼と乙女リリースして青眼出すのやめて下さい

TFSPでACーV次元に出てたキャラしか出ないってことですかね?

新しいコピペかな?

(臭い後書きは)やめろミザエル

行間あけてくれ

まーたオリジナル主人公にコナミって名前付けただけのハーレムスレか

凄まじい香ばしさのあとがき
だが、嫌いじゃない……

とりあえずまいちゃん出るまで全裸待機

>>24
寡黙なコナミ君が好きだけど文章にすると難しいから仕方ないね

Q:このカードの効果が適用された後に召喚等を行ったヴェルズと名のついたモンスターはこのカードの効果が適用されますか?
A:いいえ、このカードの効果が適用されるのは効果解決時に自分フィールド上に表側表示で存在するヴェルズと名のついたモンスターのみになります。(13/04/15)

コナミくんはプレミしてない

はい、なんか割と不評なので普通に後書きします。海の方の社長はリストラですね。

というわけでレスしていただいたことに返答していこうかと思います。

>>15
確かに。リアルクリフォート使いである>>1としては、謎すぎるプレイングに苛立ちが募るばかりです。
…まぁ、それでもインヴェルズで勝つのは十分難しかったですけれど。

>>18
コロナさん、いいですよね
コナミの使うデッキについてですが、もちろんずっとインヴェルズデッキというわけではありません。毎回変わります。
次に使うデッキは…お楽しみということで。

>>19
今後出る予定のあるキャラクターはとりあえず2人決まっています。それ以外に関しては、皆さんの要望次第で書こうかなと思っています。

>>20
そうしようと初めは思っていましたが、ストーリーの都合上問題があるというのと、他次元にも出したいキャラクターがたくさんいるということで、その縛りはない方向で行こうと思っています。
基本的には、ARC-V次元中心で行きますけれど。

>>23
カードの解説部分に関しては、量が多くて一々切っていると改行数とかの問題が出てくるのでこれで勘弁してください。
普通の台詞とかに関しては見やすくなるよう心がけますので。

>>27
今までずっと汎発感染の効果を勘違いしていた無能な>>1を許してくれ…
はい、普通にガチで勘違いしていました。申し訳ないです…。


次回は今度の土日になる予定です。

叩けば叩くほど埃しかでないって逆にすごい

とりあえず全レスキメェ

モブシナリオないのは本当に残念だったから期待させてもらう。
DCでは名前にふさわしく宝玉獣だったのにヨハンのせいかガチデッカーになったエンジェラちゃんこわい。
特にサモンリミッターがうざかった。どうして俺に気持よく(ry

コテハンだろうが次回予告に唐突に社長が現れようが早く続きが読みたいんだよハルトォォォォォォォォォォ!


どうも>>1です。ちょっと前回一緒にやる予定だったけど忘れてたおまけ的な何かを投下します。

本編は、明日投下の予定です。



コナミ「じゃぁ、始めよう」

エンジェラ「はい!」

コナミ「そうだな…まずは昨日のデュエルの敗因、思いつくだけあげてみてくれ」

エンジェラ「え?えーっと…コナミ先生の攻撃を、防ぎきれなかった…から?」

コナミ「なるほど…しかし、攻撃力2800のモンスターとミラーフォース、それにクリフォート専用罠に、あとはスターライト・ロードか大革命返し辺りを伏せていたんだろうが、それを突破するのは…」
エンジェラ「ちょ、ちょっと、お待ちくださいませ!」

コナミ「なんだ?」

エンジェラ「あの時私が発動したのはミラーフォースだけですわ。なのになぜ、先生は残りの2枚の伏せカードの事まで…?」

コナミ「何故、と言われても…クリフォートの罠はサーチした時に公開されていたし、永続魔法が入っていた上に罠カードをサーチするといった魔法・罠ゾーンを持続的に複数個所活用するデッキのようだったから羽根箒などの大量破壊対策のカードが入っているだろうと…」

エンジェラ「…」

コナミ「サクリフォートという装備魔法はモンスターの強化効果だったから、罠カードの方も相手を妨害するタイプではなく自陣のモンスターを強化するタイプだと仮定し、一枚は大量破壊に対するためのカード。問題は残る1枚だったが、それはあのとき俺が使った速効魔法があっただろう?それで対応できると踏んで…どうした?」

エンジェラ「す、素晴らしいですわ!!!」

コナミ「…?」

エンジェラ「たったあれだけ情報からそこまでの推理をなさるだなんて!」キラキラ

コナミ「あ、あぁ…」

エンジェラ「…はっ!お話をさえぎってしまって申し訳ありませんでした!」

コナミ「い、いや、構わない。仮にも専属教師になった身だ、質問にはできるだけ答えよう」


コナミ「…話を戻そう。それで、昨日のデュエルの敗因だが、ライフポイントを投げ捨てすぎだな」

エンジェラ「ツールのコストの事ですわね?」

コナミ「そうだ。4000しかないLPでは4度使えばそれで残りライフは800…少し、痛い消費だろうな」

エンジェラ「しかし…それでは、私のデッキは上手く回りませんわ」

コナミ「消費を抑えることは確かにできないだろう。だが、使った分を回復することはできる。例えば、『神秘の中華鍋』というカードがあってだな…」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



コナミ「…」

エンジェラ「…♪」スリスリ

コナミ「…なぁ、エンジェラ」

エンジェラ「はい、なんでしょうか?コナミ先生♪」ギュー

コナミ「…近く、ないか?」

エンジェラ「そんなことはありませんわ。お婆様にはいつもこうしていただきましたもの♪」

コナミ「そ、そうか…」

エンジェラ「あの、コナミ先生…?」

コナミ「どうした?」

エンジェラ「も、もしよろしければ、その…頭を撫でていただけませんか?///」

コナミ「え、と…こうか?」ナデリナデリ

エンジェラ「…♪///」

コナミ(…まぁ、こういう穏やかな時間も、悪くない)





コナミ(後ろからの殺気が気になるが…)

ボディガードA(あの時俺がきちんと追い払っておけば!)

ボディガードB(あの野郎…くっ!俺と代わってくれ!)

ボディガードC(夜背中に気をつけろよ…)

メイドA(今度靴に画鋲仕込んどいてやる…)

メイドB(今度紅茶持って行くふりして一服盛ってやる…)

メイドC(今度エンジェラ様にコスプレ用のメイド服持っていってやる…)

乙です
メイドBはどちらに仕込む気なんだw




エンジェラ「止めですわ!クリフォート・シェルでダイレクトアタック!」

ゾフィー「うわぁー!…負けたぜ、さすがだな」LP0

魔希子「負けてしまうなんて…心に乱れがある証拠ですね!」プンスカ

ゾフィー「ぐっ…けど、エンジェラ。今日のお前の動き、いつもより一際よくなかったか?」

エンジェラ「あら、わかります?実は私、先日デュエルの専属教師を雇いましたの!」

魔希子「専属教師…ですか?」

ゾフィー「それなら、LDSにでも行けばよかったんじゃないのか?」

エンジェラ「いいえ!コナミ先生は絶対にLDSの教師よりも優秀ですわ!間違いありません!」

マキナ「へぇー。その人、コナミっていうんだ」

エンジェラ「あら、ごきげんよう河合さん」

マキナ「おっはようエンジェラちゃん!…それにしても、エンジェラちゃんがそんなに褒めるなんて、よっぽど強いんだね、その先生」

エンジェラ「えぇ、本当に…実に優雅なデュエルをする方ですわ…優しくて、凛々しくて…」ウットリ

マキナ「ほっほーぅ…」ニヤニヤ

エンジェラ「な、なんですの河合さん?その嫌らしい笑みは…」

マキナ「その気持ち…まさしく愛DA☆」カーンッ!!!

エンジェラ「あ、愛ぃ!?///」

魔希子「ちょ、ちょっと河合さん!すぐそういう考え方をするのはあなたの悪い癖ですわよ!」

マキナ「いやいや!私の可愛いセンサーに反応があったから間違いないね!恋する乙女ほど可愛いものはない!そして私の可愛いセンサーがエンジェラちゃんに反応した!つまり、エンジェラちゃんは恋に落ちている!」

ゾフィー「うーむ、名推理だな…」

エンジェラ「そ、そんな!要肝心の所が完全に直感頼りですわよ!?」

麻衣「おはよー…って、皆どうしたの?そんなに騒いで…」

マキナ「麻衣ちゃん!今ね、エンジェラちゃんが恋をしてるって…」
エンジェラ「してません!!!」

\ワイノワイノ/


類「なんか、女子の方が騒がしいね」

皇一郎「いわゆるガールズトークをしている確率…88%!」ピキーン

アキラ「残りの12%は一体何なんだ…?」


暗次「ちーっす」

武「来たな黒門暗次!さぁデュエルするぞ!」

暗次「うわっ、朝っぱらからやかましいなお前は…まぁ、いいぜ。デュエルだってんなら…」
正人「暗次」

暗次「あ?なんだよ…」

正人「数学の教科書を忘れてしまった。授業のとき見せてくれ」

暗次「あぁ?お前、前は国語の教科書忘れてきただろうが…」

正人「…すまない」

暗次「あーあー良いよ別に。どうせ俺は使わないしな」



ガララッ

友紀「皆さん、座ってください」

友紀「…まず今日は、皆さんに聞かなければならないことがあります」


友紀「どなたか、光焔ねねさんの行方を知っている人は居ませんか?」


エンジェラ「…はぁ」

コナミ「どうした?」

エンジェラ「あ、コナミ先生。おはようございます」

コナミ「溜息、ついていただろう」

エンジェラ「聞かれていたのですね…いえ、実は、私のクラスメイトが行方不明になっているとのことで」

コナミ「…ほぅ?」

エンジェラ「特に、親しくしていた方というわけではないのですが…やはり、心配で」

コナミ「…優しいんだな、エンジェラは」

エンジェラ「え!?い、いや、そんな!クラスメイトの事を心配するのは当然ですわよ!///」

コナミ「はははっ、そうだな」

コナミ(俺がここに来たタイミングで、行方不明…?まさか、な)

コナミ「しかし確かめてみる必要はある…だろうな。よし」スクッ

エンジェラ「コナミ先生?どちらへ?」

コナミ「その行方不明のクラスメイトとやらを探しに行こう」

エンジェラ「え?し、しかし、既に警察も捜索を始めていると…ちょ、こ、コナミ先生!?待ってくださいませ!」タタタッ


コナミ「それで、ここが、その行方不明の…」

エンジェラ「えぇ、光焔ねねさんのお宅ですわ。…しかし、なぜここに?先生や、警察の方だって、ここにはいらっしゃっていると思いますが…」

コナミ「あぁ、だろうな。しかし…どうやら当たりのようだぞ」

エンジェラ「え?そ、それはどういう…」


『オイデ』

エンジェラ「………」

『オイデヨ』
『サァ、コッチヘ』

コナミ「…エンジェラ?」

エンジェラ「…」フラァ

コナミ「!?お、おい待てエンジェラ!君はここで待って…くそっ!」ダッ




『アハハ、探していたよ…まさかあなたの方から来てくれるとはネ』

『こんなところに来て、一体何をするつもりなのかナ?』

『まぁ、何をするつもりでも構わないヨ…どうせ私達は、絶対にあなたを許さないんだからネ』

『さぁ、来なヨ』

コナミ「…お前は」


エンジェラ「………!?あ、あれ、私…」

コナミ「正気に戻ったようだな、エンジェラ」

エンジェラ「こ、コナミ先生!ここって、光焔さんのご自宅の中、ですか?でも、私いつの間に…?」


ねね「…あ、からっとさん、です?」

エンジェラ「あ、こ、光焔さ」

ガシッ

エンジェラ「コナミ先生?なんで…」

コナミ「…様子がおかしい」

ねね「なんで、ここに居るんです…か?」

エンジェラ「だ、だって、光焔さんが学校にいらっしゃらないから…クラスの皆が、心配していますわよ?」

ねね「心配…心配、心配…皆?…あは…あはははは『ハ』!」

コナミ「!」

エンジェラ「こ、光焔さん…?」

ねね「やだなぁ、そんなことあるわけないじゃないですかぁ…クラスの皆が、私の事を心配するなんて」

エンジェラ「何を言っているんですの!?クラスメイトがいきなり行方不明になったりしたら、心配するに決まってるじゃないですか!」

ねね「そうですかぁ?例えば、カラットさんとかが行方不明だったりしたらぁ…心配するかもですけど…私なら…『ネ』」

エンジェラ「そんなこと…ッ!」

ねね「『だか』ら、私は、ずっ『ト』、ずっと『ココ』にいるんです『ヨ』ぉ…ね」


「みどらーしゅ」


ミドラーシュ『えぇそうよー。私がずぅっと、ねねの傍にいてあげる。だから、ねねはずぅっと私の傍にいるのよ…ネ』

ねね「…うん」

エンジェラ「ひっ…ゆ、幽霊!?」

ミドラーシュ『おぉ!凄いね君、大正解!頭のいい子にはこの私が花丸をあげちゃいましょー!アハハハハ!』

コナミ「…随分と禍々しくなったな」

ミドラーシュ『そういうあなたは随分と貧相になったわネ、そう…いえ、今はコナミなんて見た目相応に貧相な名前になっているのかしラ?』

コナミ「貧相か?これでも結構気に入っているんだが」

ミドラーシュ『元の名前に比べれば十分貧相でしょうヨ。…それで、わざわざ何の御用かしラ?お互い、軽口を重ねて友好を深めようって柄でもないでショ』

コナミ「君を止めに来た」

ミドラーシュ『…ふぅン』

コナミ「それが、俺の責任で…君達への贖罪だ」

ミドラーシュ『ふざけるな!!!』

エンジェラ「ひっ!」ビクッ

コナミ「…」

ミドラーシュ『何が責任だ!何が贖罪だ!誰のせいで、私がこんなことになったと思ってる!!』

ミドラーシュ『…いいことを教えてあげよっか。私を止めたいっていうなラ』

ガチャン、ガチャン、キュイーン…デュエルディスク、スタンバイ

ねね「今すぐに、おとなしくここで殺されてください…お願い、しますから…『ネ』?」


コナミ「…」

エンジェラ「な、何を言ってるんですの!?光焔さん、悪ふざけにしても度が過ぎますわよ!」

コナミ「下がっていろ、エンジェラ」

エンジェラ「こ、コナミ先生!でも…」

コナミ「これは、俺の問題だ」

エンジェラ「っ…」

ミドラーシュ『けど、ここで戦うわけにはいかないよネ…じゃぁ』


フィールド魔法『影牢の呪縛』


ミドラーシュ『おいデ』

コナミ「!…」

エンジェラ「ひっ!?なんですの、これ…か、影!?」

ズブブブブブ…



ミドラーシュ『さぁ、始めようヨ。楽しい楽しい殺し合い(デュエル)の時間ダ!』

コナミ「待て、彼女は関係ないだろう!何故連れてきた!」

ミドラーシュ『そりゃそうだけどネ。けどまぁ、観客が居たほうがもりあがるでショ?アハハハハハハ!』

コナミ「くっ…」

ねね「じゃぁ…は、始めさせて…もらい、ますね?」

エンジェラ「こ、コナミ先生…」

コナミ「…安心しろ、君は俺が守る」

コナミ「「デュエル!」』ねね


ねね「わ、私の、ターン…モンスター、セット。あと、カードを伏せるます…ターン、エンド」

光焔ねね
モンスター:セットモンスター1
魔法・罠:伏せ1
手札:3
LP:4000


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「…奇遇だな。俺もモンスターを1体、カードを一枚伏せて、ターンエンド」

コナミ
モンスター:セットモンスター1
魔法・罠:伏せ1
手札:3
LP:4000


エンジェラ「ここまではお互い様子見…どちらが先に動くのでしょうか?」


ねね「わ、たしの…ターン、ドロー」

ねね「リバースカード、オープン、です。罠カード『影依の原核』(シャドールーツ)。このカードは、発動後、効果モンスター扱いとしてフィールド上に特殊召喚されるです」

ルーツ「ガァ…ァ…ア」ATK1450

ねね「…私は、『シャドール・ヘッジホッグ』を反転召喚!」

ヘッジホッグ「フシュゥゥゥ…」ATK800

ねね「ヘッジホッグがリバースした場合、デッキから、「シャドール」魔法・罠カードを1枚、手札に加えられるます」

ねね「…私はデッキから、『影依融合(シャドール・フュージョン)』を手札に加えるです!」

コナミ「!」

エンジェラ「『融合(フュージョン)』、って…まさか!?」

ねね「私は、影依融合を発動して、『シャドール・ドラゴン』とルーツを融合!」

ねね「破壊の意図よ、操者の糸よ、今こそ新たな力を結び、ここに新たな魔物を生み出せ!」


ねね「融合召喚!!!」


ねね「焼き尽くして…『エルシャドール・エグリスタ』!」

エグリスタ「オオォォ!」ATK2450

エンジェラ「融合…召、喚!?そんな、光焔さんがそんな高度なデュエルを…!?」

コナミ「…君の仕業か、ミドラーシュ」

ミドラーシュ『くすくす…元々この子には才能があったのヨ…私は、ほんの少しその背を押してあげただケ…ねね?』

ねね「うん…融合素材となった、ドラゴンの効果、発動するです。このカードがカードの効果で墓地へ送られた場合フィールド上の魔法・罠カードを1枚破壊できるです…対象は、あなたの伏せカード、で、お願いします」

エンジェラ「コナミ先生…っ!」

コナミ「ならば、リバースカード・オープン!『和睦の使者』!このターン中、相手モンスターから受けるすべての戦闘ダメージは0になり、俺のモンスターは戦闘では破壊されない」

ミドラーシュ『チッ…』

ねね「…ルーツの効果。このカードが効果で墓地に送られた場合、墓地のルーツ以外の「シャドール」魔法・罠カードを手札に加えるです…私は、影依融合を手札に」

エンジェラ「融合魔法を回収…まさか、もう一度融合を!?」

ねね「それは、ない…です。影依融合を使えるのは、1ターンに1度、だけ…です」


エンジェラ「ほっ…」

ねね「バトルフェイズ、入ります、です…エグリスタで、裏守備モンスターに攻撃…っ!」

エグリスタ「ハァ!」

ミドラーシュ『あの忌々しい罠カードのせいで戦闘破壊はできないけど…その正体くらいは見せてもらうよ!』

コナミ「セットモンスターは、『ワーム・リンクス』だ」

リンクス「キュルルル…」DEF1000

エンジェラ「いっ!?…な、なんなんですの?あのモンスター…気持ち悪い…」

ミドラーシュ『へぇー、私を相手に『ワーム』、ネ…まったく、イライラさせてくれル…っ!』ギリッ

コナミ「…」

ねね「ダメージもないし、破壊もできないけど…戦闘は、行う、です!」

エグリスタ「ラァ!」ATK2450
リンクス「キュー…」DEF1000

ゴォ!

コナミ「っ!」

エンジェラ「キャッ!…え?今の…アクションデュエルでもないのに…風が」

コナミ「…」

ミドラーシュ『最初に言った通りヨ…私は、こいつを殺すつもりでデュエルをしているんだヨ』

エンジェラ「ど、どういうことですの!?一体、何が起こってるんですのよ!」

ミドラーシュ『わっかんない?このデュエルでのダメージは、現実のものとなる。LPが0となる時…それはそいつが死ぬときなんだヨ…ねぇ!アハ!アハハハハ!!!』

エンジェラ「そ、んな…!こ、コナミ先生!」

コナミ「安心しろ、エンジェラ」

エンジェラ「で、でも…」

コナミ「…俺を信じろ」

エンジェラ「っ!………は、い」

ミドラーシュ『きゃーかっこいーコナミ君!まるで王子様みたいで、本っ当に…虫唾が走ル』

コナミ「ミドラーシュ…」

ミドラーシュ『その余裕、絶対に苦痛と絶望で歪めてあげるかラ…さぁ頑張っテ、ねね』

ねね「…私はこれで、ターンエンド、です」

コナミ「エンドフェイズ、リンクスのリバース効果が発動する。互いのエンドフェイズ時に、俺はカードを1枚ドロー」


ねね
モンスター:エグリスタ、ヘッジホッグ
魔法・罠:なし
手札:4
LP:4000


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「手札から、『光の護封剣』を発動!このカードの発動後、3回目の相手のエンドフェイズまで、フィールドに残り続ける。そしてこのカードがフィールドに残り続ける間、相手のモンスターは攻撃宣言できない」

エンジェラ「で、デメリットなしで3ターンもの間攻撃を封じる…!す、凄まじい効果ですわ…」

ねね「う、うぅ…デュエルが、長く…」

コナミ「…俺はモンスターを1体セットし、更にカードを2枚伏せる」

コナミ「エンドフェイズ、俺はリンクスの効果でカードを1枚ドローし、ターンエンド」


モンスター:リンクス、1伏せ
魔法・罠:光の護封剣、2伏せ
手札:2
LP:4000


ねね「私の…ターン」

ねね「私は、手札から装備魔法、『魂写しの同化(ネフェシャドール・フュージョン)』を発動…!対象は、フィールドのヘッジホッグ…!」

ねね「このカードは、属性を一つ宣言して発動するです。このカードを装備したモンスターは、その宣言した属性になる・・・です。私は、光属性を指定するます」

ヘッジホッグ「…」闇属性→光属性

エンジェラ「装備魔法…?し、しかし『フュージョン』ということは…」

コナミ「まさか…!」

ねね「魂写しの同化の第二の効果…このカードを装備したヘッジホッグと、手札のフィールドの『シャドール・リザード』を墓地へ送り…融、合!」

エンジェラ「さっきとは別の融合魔法カードですの…!?」

ねね「拒絶の意図よ、堕天の意思よ、今こそ新たな力を結び、ここに新たな魔物を生み出せ!」


ねね「融合召喚!!!」


ねね「煌めいて、『エルシャドール・ネフィリム』!」

ネフィリム「ラー…!」ATK2800

エンジェラ「ま、また新しい融合モンスター…!」

ミドラーシュ『まだ終わりじゃないわヨォ!』


ねね「融合素材となった、リザードと、ヘッジホッグの、効果…発動!」

エンジェラ「また!?ま、まさか、あのシャドールというモンスターは全て、効果で墓地へ送られたときに発動する効果を持っているんですの!?」

ミドラーシュ『おぉ!いぇーい大正解!賢い君に今度は満点をあげまっショー!アハハハハ!』

ねね「リザードの効果で、デッキから、『シャドール・ビースト』を墓地に、ヘッジホッグの効果で、デッキからドラゴンを手札に加える、ます…!」

ねね「そして、墓地に送られたリザードの効果…デッキから、カードを1枚ドロー…です」

エンジェラ「ゆ、融合したのに、手札が1枚しか減っていない…!」

コナミ「…しかも、手札には前のターンにサルベージした融合魔法がある…その上、あのドラゴンというカードの効果は確か…!」

ミドラーシュ『…気付いた?気付いたわよネェ?アハハハ!さぁ、真打の登場ヨ!』

ねね「私、は手札の影依融合を発動…手札のドラゴンと、『シャドール・ファルコン』で、ゆ、う…合!」

ミドラーシュ『さぁ、行くわよねねェ!!!』

ねね・ミドラーシュ「『破壊の意図よ、不死鳥の意思よ、今こそ新たな力を結び、ここに新たな魔物を生み出せ!』」


ねね・ミドラーシュ『「融合召喚!!!」』


ねね「堕ちて、『エルシャドール・ミドラーシュ』!」

ミドラーシュ「アハハハハハ!!!覚悟しなさい!あんたを必ず、私手ずからグチャグチャに引き裂いてやル!!!」ATK2200

ミドラーシュ「ねね!早く、早くデュエルを進めなさイ!」

ねね「くぅ…ぁ」

エンジェラ「こ、光焔さん!?…何故、あんなに苦しそうに…」

ミドラーシュ「チッ、所詮はただの人間カ…もう壊れかけネ。いいからさっさとやりなさイ!!!」ギンッ

ねね「う、あ…ああああああああああああああ!!!!」

エンジェラ「光焔さん!!」

コナミ「やめろミドラーシュ!それ以上はもう、その子の体がもたないぞ!」

ミドラーシュ「アハハハハ!だから何!?私は、あなたさえ殺せればそれでいいんダ!そいつがどうなろうが知ったことじゃないネェ!」

コナミ「ッ!…」

ねね「…融合素材となった、ファルコンの効果。このカードを、フィールド上にセット。ドラゴンの効果、光の護封剣を破壊」

ミドラーシュ「これであと少し…あんたのもう少しで、あんたの喉元掻っ切ってやるからねぇ…覚悟しナァ!」

エンジェラ「こ、コナミ先生…!」

コナミ「安心しろ、エンジェラ。君の友達は必ず助けてやる」

エンジェラ「で、でも!コナミ先生、このままじゃ、あなたが…!」

ミドラーシュ「お涙頂戴の三文芝居はもういいんだヨ!さぁバトルダ!エグリスタで、ワーム・リンクスに…」

コナミ「攻撃の瞬間、リバースカードオープン!『皆既日食の書』!このカードの効果によって、フィールドのモンスターは全て、裏側守備表示になる!」

ミドラーシュ「ッッッ!!!」


エンジェラ「や、やりましたわ!3体もの融合モンスターの攻撃を、たった1手で…!」

ミドラーシュ「往生際の悪イ…!皆既日食の書(そんなもの)を使うくらいなら、おとなしくダイレクトアタックを受けた方がマシだったろうニ!」

エンジェラ「え?」

コナミ「…皆既日食の書にはデメリットがある。このカードを発動したターンのエンドフェイズ、相手フィールド上のモンスターを全て表側守備表示にし、その数だけ相手はカードをドローする」

エンジェラ「光焔さんのフィールドには4体の裏守備モンスター。つまり…4枚のドロー!?」

ミドラーシュ「そうさ!こいつは、自分が痛い目見たくないがゆえに選択を誤ったんだヨ!ネェ!アハハハハ!」

ミドラーシュ「次がお前のラストターンだ!」

ねね「カードを1枚伏せて、ターン…」

コナミ「それはどうかな?」

コナミ「メインフェイズ終了時、俺は『W星雲隕石』を発動!フィールドに裏側守備表示で存在するモンスターを全て、表側表示に!」

ミドラーシュ「…は?」

コナミ「この瞬間、伏せられていた『ワーム・アポカリプス』のリバース効果を発動!その伏せカードを破壊させてもらう!」

ミドラーシュ「か、『神の宣告』が…!」

コナミ「そしてエンドフェイズ、リバースしたリンクスの効果でカードを1枚ドロー!そしてW星雲隕石の第2の効果!フィールド上に表側表示で存在するワームをすべて裏側守備表示にし、その数だけデッキからカードを1枚ドローする。よって俺はカードを2枚ドロー!W星雲隕石の効果はまだ続く!このカードの第2の効果を発動した時、デッキからワームモンスター1体を特殊召喚する…出でよ、ワーム・キング!」

ワーム・キング「ガァァァ…」ATK2700

コナミ「…それで、俺のターン、だったか?」

ミドラーシュ「…もう、もう、もうもうもう…ああああああああああああああもおおおおおおおおおおう!!!」

エンジェラ「ひっ…」

ミドラーシュ「なんでなんでなんで殺せないノ!?これだけの力を得て、何デ…!」

コナミ「ミドラーシュ…」

ねね「…ターンエンド」


ねね
モンスター:ミドラーシュ、エグリスタ、ネフィリム
魔法・罠:なし
手札:なし
LP:4000



コナミ「…ドロー」

ミドラーシュ「さっさとターンエンドしなよ…次のターンこそ、あんたを必ず!」

コナミ「悪いがミドラーシュ」


コナミ「君に次のターンは来ない」


ミドラーシュ「…え?」

コナミ「俺は手札から、魔法カード『融合』発動!」

エンジェラ「こ、コナミ先生も融合を!?」

コナミ「俺はフィールドのキング、アポカリプス、リンクス…そして手札のクィーン、ゼクス、ヤガン、カルタロス、ホープの…」


コナミ「8種のワームを融合!!!」


エンジェラ「8体融合ですって!?」

ミドラーシュ「ま、さか…!」

コナミ「侵略者たちの原初よ、己が同胞を喰らい、その身を以て星の全てを終焉(ゼロ)へと導け!」


コナミ「融合召喚!!!」


コナミ「侵喰せよ『ワーム・ゼロ』!」

ゼロ「ォァアアアア…!」ATK4000

エンジェラ「なんて、おぞましいモンスター…!」

ミドラーシュ「ぁ…ぃ…ぃゃ…!」

コナミ「ワーム・ゼロの攻撃力は融合素材としたモンスターの種類×500ポイントとなる!これによって、ワーム・ゼロの攻撃力は4000!」

コナミ「そしてワーム・ゼロの効果発動!墓地の爬虫類族モンスターを1体除外することで、フィールドのモンスター1体を墓地へ送る!」

コナミ「俺は、墓地のキング、クィーン、ホープを除外し、ネフィリム、エグリスタ…そしてミドラーシュを墓地へ送る!」

ミドラーシュ「…ッ!ま、まだダ!私は、効果によって破壊されることはなイ!その効果は無駄…」

コナミ「聞いていなかったのか?『破壊』、ではない。『墓地へ送る』だ。無駄なのは君のその耐性の方だよ」

コナミ「さぁやれ、ワーム・ゼロ!ゼロ・インヴェイド!」

ミドラーシュ「……………ぁ」

ゼロ「アアアアアアアアアア…」ズモモモモモモ

コナミ「…確かに君の言うとおりだ、ミドラーシュ。このターンが、ラストターンだったよ」

コナミ「止めだ、ゼロ!相手プレイヤーにダイレクトアタック!インヴェイダー・バーストォ!!!」



ねね「…!」LP4000→0


ミドラーシュ『     』


WINNER コナミ!



エンジェラ「終わった…ん、ですの…?」

ねね「…っ、うぅ」

エンジェラ「こ、光焔さん!」ダッ

ねね「…あれ、カラット…さん、です?なんで…ていうか、私…今まで、何して…?」

コナミ「どうやら無事なようだな」スッ

ねね「ひぃ!?あ、あなた誰ですか!?なんで家に入ってるです!?ひぁ、ごめんなさいごめんなさい!謝ります、謝りますから何もしないで!!!」ウルウル

コナミ「…」

エンジェラ「お、落ち着いてください…この方は、あなたを助けてくれたのですよ?」

ねね「へ…え?」

コナミ「…さて、これで一件落着だな。帰るとするか」

エンジェラ「え?も、もうですの!?ちょ、ちょっとお待ちくださいコナミ先生!あ、えーっと、光焔さん、また学校で!ちゃんと来てくださいね!私待ってますから!あ、コナミ先せーい!お待ちくださーい!」タタタタッ





コナミ「…」

コナミ(あのとき、彼女は…)


ミドラーシュ『ありがとう』


コナミ「…くそっ」

コナミ(そんなことを言われる資格は、俺にはないというのに…ッ!)





~翌日~

コナミ「来ては見たものの…さて、どうしたものか」

ねね「ぴぃ!?あ、あなたは…」

コナミ「あぁ、君は…」

ねね「ご、ごめんなさい!」

コナミ「なぜ謝る…?」

ねね「い、いえ…ただの癖です…ごめんなさい」

コナミ「…難儀な性格だな」

ねね「あ、あの…なんで、家の前にいますです…?」

コナミ「ちょっと、君の様子を見に…な」

ねね「…き、聞き、ましたです。私、行方不明だった…ですね。記憶、ないですけど」

コナミ「あぁ、そうだな」

ねね「助けてくれたの、あなただって…カラットさん、言ってますです」

コナミ「…それは」

ねね「だ、から……………………リがとう、ござます、です」

コナミ「…」

ねね「?…どうしました、です?」

コナミ「ところで、調子はどうだ?」

ねね「へ?…え、へぁ?」

コナミ「…体に異常があるとか、体調が悪いとか、そういうことはないか?」

ねね「え、えと…特に、は。ないます」

コナミ「そうか、それはよかった」ナデナデ

ねね「…ひぅ!」ビクッ

コナミ「む、すまない。いつもエンジェラにやっているせいで…」

ねね「だ、だいじょび…です…はい」

コナミ「まぁ、特に異常がないならよかった。それじゃぁな」スタスタ

ねね「ぁ…」

ねね「…」



ねね「…」ナデリナデリ

ねね「…気持ち、よかった…です///」


コナミ「ありがとう…感謝の言葉、か」

コナミ「どいつもこいつも…!」

というわけで、本日の投下は終了です。

前回のクリフォートに続いて、今回は対戦相手はシャドール、コナミの使用デッキはワーム(遅延融合型)でした。

特に意図したわけではないのですが、何故か対戦相手のデッキが毎回ガチに…。

ちなみに、次回の対戦デッキはガチデッキにはならない予定です。

まずは主にシャドール使いの皆様に謝罪をば。

何をと言えばシャドール融合体の効果を全然活かせてないことですね。

ミドラーシュの特殊召喚制限効果は意味をなしていなかったですし、エグリスタは手札コストがなかったせいで発動できず、ネフィリムは戦闘をさせてもらえなかったと…。

ワームを勝たせるためとはいえ、シャドールの強さを伝えきることができませんでした、申し訳ありません。

そのワームデッキですが、今回使用したのは『遅延融合型』。

ワーム・リンクスのドロー効果、カルタロスのサーチ効果、和睦の使者などの戦闘破壊耐性カード、皆既日食とW星雲隕石のコンボなどによって遅延と手札アド稼ぎを重ねるデッキですね。

これ、意外と勝率悪くなかったりします。7,8割くらいは勝てているでしょうか?まぁ、CPUの単純なAIと、遅延型との相性が悪いというのもあると思うのですが。

さぁ、皆さんも使って、ワーム・ゼロの恐ろしさを感じてみましょう(※友人に使うとリアルファイトになる恐れがあります、ご注意ください。遅延型の宿命ですね)


ところで、今回の話ではミドラーシュとコナミとの間で伏線感バリバリな会話が交わされましたが、実はこのストーリーを構成する際に、某ブログ様の某妄想ANDまとめをご利用させていただいています。

一応、『名無しの聖刻使い』という名前で、ご本人様からご了承は頂いています。

この場を借りてブログ主様に改めて感謝の意を捧げさせていただきます。ありがとうございます。


なんかもう伏線の張り方が露骨すぎてコナミの正体に気付いてる人も居るんじゃないの?とか思う今日この頃ですが、少なくともここではネタバレ厳禁でお願いいたします。


では、また会う日まで。

投下は終わったけれど、頭の中にあった小ネタ的な何か

エンジェラ「や、やりましたわ!3体もの融合モンスターの攻撃を、たった1手で…!」

ミドラーシュ「往生際の悪イ…!皆既日食の書(そんなもの)を使うくらいなら、おとなしくダイレクトアタックを受けた方がマシだったろうニ!」(練習中)

エンジェラ「え?」

コナミ「…皆既日食の書にはデメリットがある。このカードを発動したターンのエンドフェイズ、相手フィールド上のモンスターを全て表側守備表示にし、その数だけ相手はカードをドローする」

エンジェラ「光焔さんのフィールドには4体の裏守備モンスター。つまり…4枚のドロー!?」

ミドラーシュ「そうさ!こいつは、自分が痛い目見たくないがゆえに選択を誤ったんだヨ!ネェ!アハハハハ!」顔☆芸

ミドラーシュ「次がお前のラストターンだ!」 顔 ☆ 芸 

ねね「カードを1枚伏せて、ターン…」

コナミ「それはどうかな?」

コナミ「メインフェイズ終了時、俺は『W星雲隕石』を発動!フィールドに裏側守備表示で存在するモンスターを全て、表側表示に!」

ミドラーシュ「…は?」

コナミ「この瞬間、伏せられていた『ワーム・アポカリプス』のリバース効果を発動!その伏せカードを破壊させてもらう!」

ミドラーシュ「か、『神の宣告』が…!」

コナミ「そしてエンドフェイズ、リバースしたリンクスの効果でカードを1枚ドロー!そしてW星雲隕石の第2の効果!フィールド上に表側表示で存在するワームをすべて裏側守備表示にし、その数だけデッキからカードを1枚ドローする。よって俺はカードを2枚ドロー!W星雲隕石の効果はまだ続く!このカードの第2の効果を発動した時、デッキからワームモンスター1体を特殊召喚する…出でよ、ワーム・キング!」

ワーム・キング「ガァァァ…」ATK2700

コナミ「…それで、俺のターン、だったか?」

ミドラーシュ「…もう、もう、もうもうもう…ああああああああああああああもおおおおおおおおおおう!!!」 K A O ☆ G A Y 

エンジェラ「ひっ…」

ミドラーシュ「なんでなんでなんで殺せないノ!?これだけの力を得て、何デ…!」

コナミ「ミドラーシュ…」

ねね「…ターンエンド」


ねね
モンスター:ミドラーシュ、エグリスタ、ネフィリム
魔法・罠:なし
手札:なし
LP:4000


ミドラーシュが完全にネタキャラなうえに寒いので没

投下は終わったけれど、頭の中にあった小ネタ的な何か ②


???「待ちたまえよ!」

コナミ「…何だ?」

???「君は、こんなところでなにをしているんだい?」

コナミ「ただの散歩だが」

???「…ふふ、ふふふ…やっと見つけたぞ!LDS襲撃の犯人!!!」

コナミ「は?」

???「こんなところを歩き回り、さらに目的を聞かれれば散歩と答えるそのまさに不審者と言わんばかりの様相!間違いない!君が最近相次いでいるLDS襲撃の犯人だろう!?」

コナミ「いや、俺は…」

???「だが、その悪事もここまでだ!」

マルコ「LDS融合コース教師、このマルコが!君に裁きの鉄槌を下す!!!」


SSの方向が別の次元へ吹っ飛ぶので没。

デュエル後の解説的なやつ好き
ガチテーマにならないということは環境には出てこないけれど面白い効果やコンボを持ったカードが登場するんだろうな…
期待して待ってます、乙!

デッキの解説いいね。レシピも気になる。
未来融合と一緒に死んでたと思ったらまだワーム戦えたんだな。ゲームでしかデュエルやってないけど組んでみたくなる。

乙です
モブとのストーリーないから普段使うデッキが限られちゃうんで環境トップ以外のデッキ使ってくれると参考になります

うわぁ、隠す気もない自演用語と痛いオリジナルストーリーにコナミ君たちの皮被せただけのゴミss・・・
期待して損した


だがマキナはボクっ娘だ

>>1です。最近ゴッドイーター2レイジバーストがやめられません、>>1です。

>>55
できるだけの事はしますが期待はしないでください…>>1はただのしがないデュエリストですので…

>>59
知らん、そんなことは俺の管か(無言の腹パン)どうも申し訳ありませんでした。以降気を付けます!

ソフィーちゃんのデュエルカーニバルでの六武や全身全霊の一撃はよく決闘したなぁ、手札が悪いと一気に持っていかれるけど楽しいんだよね。何故攻略出来なかったし…

まだかよ

エンジェラ「…ハァ」

エンジェラ(結局、あれはなんだったのでしょう)

エンジェラ(実体化し、意思を持ったモンスター、ミドラーシュ。アクションデュエルでもないのに攻撃もまた実体化したうえに、そのデュエルでは命がかかっていた…なんて)

エンジェラ「信じがたい…ですわよね」

エンジェラ(先生は…何も、教えてはくれませんでしたわね)

エンジェラ「…」

エンジェラ「こんなところでくよくよしていても仕方がありませんわね。ともかく…」

コン、コン

エンジェラ「コナミ先生?起きていらっしゃいますか?」

ドア<…

エンジェラ「コナミ先生…?」

ガチャ

エンジェラ「…コナミ先生?いらっしゃらないのですか?…もしかして、入れ違いになってしまったのでしょうか…?」

エンジェラ「…あら、これは、書置き?…っ!」

ダッ!


『世話になった』


エンジェラ「そんなっ…コナミ先生…!」


コナミ「…出てはきたものの、さてこれからどうすべきか」

コナミ「あまり一所にとどまるのも良くなさそうだな…とにかく気の向いた方角に歩いてみるか…む?」



嬢「おばーちゃーん!どーこでーすかー!」

嬢「はぁ…どこいったんだろう…」

エリートヤクザA「お嬢、そんなに歩き回られると…」

嬢「そんな事言ってる場合じゃないです!おばあちゃんんが一人で出歩いて、何か事故にでもあったら…」

エリートヤクザA「お嬢…」

嬢「あなたはそっちを探してください!私はこっちを探しますので!」タタタッ

エリートヤクザA「お、お嬢!一人になっちゃぁ…あぁくそっ!おーい!ばーちゃーん!早く出てきてくれー!」タタタッ


嬢「おばーちゃーん!っ…一体どこ行っちゃったんで…んぐっ!?」

ヤクザA「おい、早く運べ!もたもたするな!」

嬢「!?(…こ、この人達、誰!?)」

ヤクザB「このババァは?」

ヤクザA「あぁ?もういらねーよ馬鹿!その辺に捨てとけ!」

ヤクザA「あいよ」

ドサッ

おばあちゃん「う、うぅ…」

嬢「んー!(おばあちゃん!)」


バタムッ!ブロロロロロ…

嬢「…あ、あなた達一体誰なんですか!なんでおばあちゃんに酷いんことするんですか!?」キッ

ヤクザA「あ?んなもん決まってんだろ。テメェをさらうためだよ。龍剛院の一人娘」

嬢「!?…わ、私のこと知ってるんですか?」

ヤクザA「当たり前だろうが。裏社会でお前の父親しらねー奴ぁいねーよ」

嬢「っ…」

ヤクザA「そう怖がんなよ。お前の親父がおとなしく俺らの言うことを聞きゃぁ、何も…」



コナミ「罠カード発動、『侵略の波動』」

ゴォッッッ!!!

ヤクザB(運転中)「はぁ!?!?」

キキーッ!

ジュワッ!!!

ヤクザA,B「「」」

嬢「え?え?な、何が起こったんですか?光ったと思ったら、車の屋根が突然消えて…?」

ヤクザB(な、なんだ今の!?今あいつか○はめ波みたいなの撃ってたぞ!?)

ヤクザA(や、屋根が…溶け…!?そ、ソリットビジョンじゃないのか!?)

コナミ「おい」



ヤクザA,B「「す、すいませんでしたぁ!!!」」ガバッ!

コナミ「よし。君、無事か?」

嬢「え、あ…はい。あの、あなたが、助けてくれたんですか?」

コナミ「…まぁ、結果的には、そうなるな」

嬢「ありがとうございます!」ペコリ

コナミ「…」

嬢「…?」

コナミ「それより、早く親か誰かに連絡したらどうだ?きっと心配している」

嬢「あ、そうでした!」


エリートヤクザA「お、お嬢!よっくぞご無事でェ…」

嬢「はい!こちらの方が助けてくれました!」

エリートヤクザA「え、あ、あんたが…?」

コナミ「…成り行き上だがな」

エリートヤクザA「そ、そいつぁ…」

コナミ「じゃぁ、後は頼んだぞ」スクッ

エリートヤクザA「あ、ま、待ってくだせぇ!お嬢さん連れ去られたうえ、助けてくれた恩人に礼の一つもしてないとあっちゃぁ俺が殺され…」

嬢「え?」

エリートヤクザA「ん、ンンッ!お、お仕置きされちまわぁ!お願いしますから着いてきてくだせぇ!損させやしやせんから!」

コナミ「…はぁ」


龍剛院父「…で、こいつらが俺の娘に手ェ出しやがったクソ野郎共か…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ヤクザA,B「「」ガクガクブルブル

龍剛院父「連れてけ」

エリートヤクザB,C「「ヘイッ!」」

龍剛院父「…で、あんたがうちの娘を助けてくれたっつー男か」

コナミ「…結果的には、そうなるな」

エリートヤクザD「おいテメェ!無礼な口聞いてんじゃ」
龍剛院父「だぁってろ!この人は嬢の恩人だぞ!」

エリートヤクザD「っ!…」シュン

龍剛院父「あんた、名前は?」

コナミ「コナミ」

龍剛院父「そうか。それで、コナミさんよぉ…本当なら、まずアンタに礼の一つでも渡さなにゃらん所なんだが、その前にあのクソ野郎共は俺が直々にぶちのめさねぇと気が済まん!…そこでなんだが。飯を用意させるから、ちょいと待っててもらえるかい?あんたが腹を満たす頃にゃあいつらへの仕置きも終わらせるからよ」

コナミ「いや、俺は」ググゥー

コナミ(…急いで出てきたから、朝食も摂っていないんだったか)

コナミ「…すまない、恩に着る」

龍剛院父「なぁに。嬢を助けてもらったんだ。これくらいじゃ全く足りねぇよ」


コナミ「…」

嬢「あ、こちらにいらっしゃったんですね!」

コナミ「君は…」

嬢「今、皆さんがお昼ご飯を作っているので、ちょっとの間待っててもらえますか?」

コナミ「あぁ、構わない」

エリートヤクザA「こちら、水になりやす」コトッ

コナミ「ありがとう」ゴクゴク

コナミ「…」

エリートヤクザA「…」

嬢「…」

エリートヤクザA「飯の前に、何か摘まむものでも持ってきやしょうか?」

コナミ「…そんなに気を遣わなくていい」

エリートヤクザA「いやしかし、招いた御客人が暇を持て余させるわけには…」

嬢「あ、じゃぁ、私とデュエルしませんか?お昼ご飯までの、ちょっとの間!」

コナミ「…デュエル?」ピクッ

嬢「はいっ!」

エリートヤクザA「おぉ、そりゃいい考えですぜお嬢!」

コナミ「…よし、わかった。受けてたとう」

嬢「はい!がんばります!」



コナミ「「デュエル!」」嬢



コナミ「先攻後攻、どっちがいい?」

嬢「私が選んでいいんですか?…じゃぁ、先攻をいただきます!」

嬢「私は、手札から『竜の渓谷』を発動です!」

嬢「手札のテラ・フォーミングを捨てて効果を発動です!」

嬢「デッキから、ドラゴン族モンスターさん…『ドラグニティーファランクス』さんを墓地に送ります!」

嬢「そして、『ドラグニティーミリトゥム』さんを、攻撃表示で召喚です!」

ミリトゥム「ハッ!」ATK1700

嬢「私はこれで、ターンエンドです!」


モンスター:ミリトゥム
魔法・罠:竜の渓谷
手札:2
LP:4000


コナミ「俺のターンだな。ドロー」

コナミ「俺は手札から、『氷結界の軍師』を召喚!」

軍師「ふふふ…」ATK1600

コナミ「氷結界の軍師の効果を発動する。1ターンに1度、手札から氷結界と名のついたモンスター1体を墓地へ送ることで、デッキからカードを1枚ドローする。俺は『氷結界の守護陣』を墓地へ送り、カードを1枚ドロー」

コナミ「更に俺は、手札の『氷結界の伝道師』の効果によって、伝道師自身を手札から特殊召喚する!」

伝道師「むん…っ!」DEF400

コナミ「伝道師の効果はまだ続く。このカードをリリースすることで、墓地の氷結界モンスターを特殊召喚できる…蘇れ、『氷結界の守護陣』!」

守護陣「グルルル…」DEF1600

嬢「…でも、それじゃぁ」

コナミ「そうだ。今の俺のフィールドのモンスターでは、攻撃力1700のミリトゥムを突破することはできない…だから守りに徹させてもらう」

コナミ「俺は手札から、『水神の護符』を発動し、ターンエンド」


モンスター:軍師、守護陣
魔法・罠:水神の護符
手札:3
LP:4000


嬢「私のターン、ドローです!」

嬢「さぁ、行きますよ!驚かないで…くださいね!」

コナミ「それはどうかな?案外、驚くことになるのは君の方かもしれないぞ?」

嬢「え?」

コナミ「氷結界の守護陣の効果によってこのカードの守備力…つまりは1600以上の攻撃力を持つモンスターは攻撃宣言をすることができない」

エリートヤクザA「は?ま、待ってくれ。あんたのフィールドのモンスターは、軍師と守護陣が守備力1600、軍師が攻撃力1600だから…」

コナミ「事実上、攻撃は完全に封じられたことになる」

嬢「なら、手札の…」

コナミ「おっと気を付けるんだぞ?今、水神の護りを得た俺のフィールドのモンスターは、効果によって破壊されない」

嬢「えっ」ピタッ

コナミ「水神の護符の効果…それは、発動から3ターンの間フィールドに残り続け、このカードが存在する間、俺の水属性モンスターはカードの効果によって破壊されない、というものだ」

エリートヤクザA「な、なんてこったァ!攻撃もできねぇ、効果で破壊もできねぇなんて…こ、こんなの、一体どうやって突破すりゃぁいいんだぁ!?」

嬢「う、うぅ…じゃぁ、モンスターさんを1体セットして、カードを1枚セット…ターン、エンドです」

モンスター:ミリトゥム、セット1
魔法・罠:竜の渓谷、セット1
手札:1
LP:4000



コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「俺はもう一度、軍師の効果を発動。『氷結界の虎将 グルナード』を墓地へ送り、カードを1枚ドロー。そして軍師を守備表示にする。」

コナミ「…モンスターを1体セット、カードを1枚セットし、ターンエンドだ」

嬢「今です!罠カード!『ゴッドバードアタック』!フィールド上の鳥獣族モンスターさんをリリースすることで、フィールド上のカード2枚を破壊します!」

嬢「このカードの効果によって、ミリトゥムさんをリリースしてあなたのフィールドの水神の護符と伏せカードを破壊します!」

コナミ「!」

エリートヤクザA「で、出た!鳥獣族必殺の一撃、ゴッドバードアタック!モンスターをたった1体リリースするだけで2枚ものカードを破壊できる強力カード!流石お嬢!この局面で既に引いていたとは!」

嬢「これで、もう効果破壊を止めることはできませんよ!」

コナミ「…いいだろう、思う存分攻めてくるといい。ターンエンド」


モンスター:軍師、守護陣、セット1
魔法・罠:
手札:2
LP:4000


嬢「私のターン、ドロー!」

嬢「うふふ…今度こそ、驚かせちゃうかも!」

嬢「私は、フィールドの『ドラグニティーアキュリス』さんを反転召喚!」

アキュリス「きゅいい!」ATK1000

嬢「そして、手札の『ドラグニティードゥクス』さんを召喚!」

ドゥクス「ハッ!」ATK1500

嬢「ドゥクスさんの召喚時効果!墓地のファランクスさんを、ドゥクスさんに装備!」

嬢「ドゥクスさんは、フィールドのドラグニティモンスターさんの数だけ、自分の攻撃力を200ポイントアップする効果を持っています!なので、攻撃力は2100となります!」

ドゥクス「フゥン!」ATK1500→ATK2100

嬢「更に!ファランクスさんは装備カードとなっているとき、フィールド上に特殊召喚できます!来て、ファランクスさん!」

ファランクス「フンッ!」ATK1000

エリートヤクザA「この布陣…ま、まさか、出るのか!?お嬢の『アレ』が!」

嬢「私は、レベル2のアキュリスさんに、レベル4のドゥクスさんを…チューニング!」

コナミ「チューニング…!そうか、それが君のデッキの本当の力か!」

嬢「種を超えた契り交わされしとき、雄々しくも気高き竜騎士が、神風を巻き起こし天高く舞う!」


嬢「シンクロ召喚!」


嬢「駆け抜けて、『ドラグニティナイトーヴァジュランダ』さん!」

ヴァジュランダ「ハァッ!」ATK1900

エリートヤクザA「決まった!やっぱりいつみてもカッコいいぜ!お嬢のシンクロ召喚は!」

嬢「えへへー…」テレテレ

嬢「さぁ、行きますよ!ヴァジュランダさんのシンクロ召喚時効果!墓地のレベル3以下でドラゴン族の『ドラグニティ』モンスターさんを装備できます!」

嬢「私は、この効果で、墓地のアキュリスさんをヴァジュランダさんに装備!」

ヴァジュランダ「グァア!」←装備:アキュリス「きゅいー!」

嬢「ヴァジュランダさんの更なる効果発動!ヴァジュランダさんに装備された装備カードを墓地に送ることで、ヴァジュランダさんの攻撃力をターン終了時まで倍にします!」

アキュリス「きゅぅぅぅううう!」
ヴァジュランダ「グルォアッ!」ATK1900→ATK3800

コナミ「攻撃力3800、凄まじいな…だがいくら攻撃力を上げようと、俺のフィールド上に守護陣が居る限り無意味だぞ?」

嬢「えぇ…けれどここで、墓地に送られたアキュリスさんの効果!モンスターに装備されていたアキュリスさんが墓地へ送られたとき、フィールド上のカード一枚を選択して破壊できます!」

嬢「私が選ぶのは、もちろん氷結界の守護陣さんです!いっけぇー!」

アキュリス「キシャァ!」

守護陣「グルルル…」

コナミ「ぐっ…守護陣は破壊される…」

エリートヤクザA「よっしゃぁ!これで思う存分攻撃できるぜ!やっちまえ、お嬢ー!」

嬢「私は、ヴァジュランダさんで軍師さんにアタックです!神風ストライク!」

ヴァジュランダ「オオオオオ!!!」ATK3800

軍師「は、はわわ…」DEF1600

コナミ「流石攻撃力3800…凄い迫力だ。軍師を守備表示にしていて正解だったな」

嬢「まだです!ファランクスさんで、そちらの裏守備モンスターさんにも攻撃!」

コナミ「セットモンスターは、『氷結界の番人プリズド』だ」

ファランクス「グルァ!」ATK1000

プリズド「キュゥー…」DEF500

エリートヤクザA「よぉし!ファランクスの方が攻撃力が上だ!プリズドは破壊されるぜ!」

コナミ「だがここで、プリズドの効果発動。このカードが戦闘によって破壊されたとき、俺はデッキからカードを1枚ドローする」

嬢「どうですか!私はカードを1枚セットして、ターンエンドです!」

ヴァジュランダ「グルルル…」3800→1900

モンスター:ヴァジュランダ、ファランクス
魔法・罠:竜の渓谷、セット1
手札:0
LP:4000


コナミ「…流石に驚いたよ。君のような少女が、まさかシンクロ召喚を行うとは」

嬢「えへへー…」テレテレ

コナミ「だから俺も、ほんの少しだけ本気を出させてもらおう、ドロー」

エリートヤクザA「へっ、負け惜しみ言いやがって…お嬢ー!そのまま押し切っちまえー!」

コナミ(…あいつ、俺を客として呼んだことを段々忘れているような…まぁ、その方が気楽ではあるし、別にいいか)

コナミ「俺は手札から、魔法カード『サルベージ発動』!このカードの効果によって、俺は墓地から攻撃力1500以下のモンスター2体を手札に加える…俺が選択するのは、守護陣と伝道師」

コナミ「更に手札から魔法カード、『氷結界の三方陣』を発動!手札の氷結界モンスター3種類を公開することで、相手フィールド上のカード1枚を破壊する」

コナミ「俺の手札にはサルベージでくわえた守護陣と伝道師、そして『氷結界の交霊師』がある。よって三方陣の効果で、そのセットカードを破壊!」

嬢「むっ、やりますね…強制脱出装置は破壊されます」

コナミ「三方陣の効果はこれだけでは終わらない。更に手札から、氷結界モンスター1体を特殊召喚する。俺は手札から伝道師を特殊召喚!」

伝道師「ムン…!」DEF400

コナミ「伝道師の効果。このカードをリリースすることで、墓地から氷結界モンスターを特殊召喚する…来い、虎将グルナード!」

グルナード「デヤァ!」ATK2800

エリートヤクザA「げぇ!攻撃力2800!?ま、マズイ!効果の終了したヴァジュランダの攻撃力は1900!このままじゃぁ…」

嬢(す、すごいモンスターさんです…でも、竜の渓谷があれば次のターンに巻き返しが…)

コナミ「更に俺は、手札から守護陣を召喚」

嬢「え?…あ、そういえばまだ一度も召喚してませんでした!」

エリートヤクザA「しかもあのモンスターはさっきの攻撃を封じる効果を持ったモンスター!くっ、エースモンスターを打ち破ったうえでまた時間稼ぎをするつもりか!」

コナミ「言っただろう?ほんの少しだけ、本気を出させてもらう…と。この程度では終わらないさ」

コナミ「グルナードの効果。このモンスターがフィールド上に表側表示で存在する限り、氷結界モンスターは2度目の召喚権を得る!俺は、修験者を召喚!」

修験者「…」ATK1500

コナミ「俺は、レベル3、氷結界の守護陣に、レベル4、氷結界の修験者をチューニング!」

嬢「ちゅ、チューニング!?」

エリートヤクザA「ま、まさか!?」

コナミ「氷の牢獄突き破り、この世に永劫の冬をもたらせ!」


コナミ「シンクロ召喚!」


コナミ「閉ざせ、『氷結界の竜グングニール』!」

グングニール「コァァァァァアアアアアア!!!」ATK2500


エリートヤクザA「な、なぁんてこったぁ!まさか、シンクロ使い同士のバトルになるだなんて!」

コナミ「グングニールの効果!1ターンに1度、手札から2枚までカードを捨てることで、捨てたカードの数だけ相手フィールドのカードを破壊する!」

コナミ「手札から、『氷結界の鏡』を捨てることで、ヴァジュランダを破壊する!フローズン・ブレイク!」

グングニール「ガァ!」

ヴァジュランダ「!!!……」

嬢「きゃっ!…ヴぁ、ヴァジュランダさん!」

コナミ「さぁ行くぞ!バトルフェイズだ!グルナードで、ファランクスに攻撃!」

グングニール「セェイヤァ!」ATK2800

ファランクス「ぎゅぁッ!?」ATK1000

嬢「ふぁ、ファランクスさぁん!」LP4000→LP2200

コナミ「これで終わりだ!ゆけグングニール!エターナル・ブリザードォ!」

グングニール「グルァァァァァアアアアアア!!!」ATK2500


嬢「きゃぁぁぁぁあああああ!!!」LP2200→LP0


WINNER コナミ!

コナミ「…」

エリートヤクザA「ま、マジかよ…あのお嬢に勝っちまいやがった!」

嬢「うぅ…まいりました…お強いんですね」

コナミ「ん、まぁ…な」

嬢「も、もう一回!もう一回やりませんか!?」

コナミ「ふっ…いいだ」
ググゥー…

コナミ「…」

嬢「…」

エリートヤクザA「おーい!もう飯、出来たそうですぜー!」

コナミ「…昼食を、食べてからな」

嬢「はいっ!」



ー夕方ー

コナミ(…すっかり、楽しんでしまったな)

コナミ「…」チラッ

\ワッショイ/\ドンチャン/\ワイワイガヤガヤ/\ヒャッハー!デュ↑エルダァー!/

コナミ「…」スクッ


嬢「…コナミさん?」



コナミ「…もう日も落ちかけてきたか…流石に、長居しすぎ」
嬢「コナミさん!」

コナミ「!」

嬢「ど、どこか行っちゃうんですか…?」

コナミ「…あぁ」

嬢「で、でも、何で…皆に黙って…」

コナミ「挨拶をしたら、引き止められそうだったからな。すまないが、君のお父さんには君からお礼を言っておいてくれ」

嬢「そんな…折角、仲良くなれたのに…」


コナミ「…君にも、礼を言う」

嬢「え?」

コナミ「初めてだったよ。純粋に、楽しむためにデュエルをするというのは」

嬢「…コナミ、さん?」

コナミ「さようなら、嬢………ありが」


――――――――――…!


コナミ「!」バッ

嬢「…?」

コナミ「今のは…一体何が?…いや、考えている暇は…嬢!」

嬢「え?あ、はい!」

コナミ「君の友達を、少しばかり借りるぞ!」スッ

スゥ…ピュー!

コナミ「!」パシッ

嬢「あ、ヴぁ、ヴァジュランダさん!?か、カードが触ってもいないのに、勝手にコナミさんに…!?」

コナミ「来い、ヴァジュランダ!」

ヴァジュランダ「オオオオォォォォォ!!!」

バッ!

嬢「…え?そ、アクションデュエルでもないのに、なんでソリットビジョンに乗れるんですか?」

コナミ「すまないが説明している時間はなさそうだ。君の友達は、必ず後で君の元に送り届けるから安心してくれ。ヴァジュランダ!俺をあそこまで連れて行ってくれ!」

ヴァジュランダ「!」コクッ

嬢「ま、待って!…ヴぁ、ヴァジュランダさん!私も乗せていってください!」

コナミ「何だと?」

ヴァジュランダ「…」コクコクッ

コナミ「何だと!?」

嬢「ありがとうございます!よーし、ヴァジュランダさん、出発です!」

ヴァジュランダ「オォン!!!」

コナミ「何だとぉ!?」

バッサバッサバッサ…






エンジェラ「くっ…」

ねね「うぅ…」


ハイス『ふん、他愛ない…』


To Be Continued…

というわけで今回の更新でした。

はい、お久しぶりです。最近自動車学校に通っています、>>1です。

今回のヒロインはドラグニティ使いこと龍剛院嬢ちゃんでした。

なんでTF6から居るキャラ?と思った人も居るかと思いますが、それは(>>1が勝手に作った)とある縛りが関係しています。

何かと言えばまぁ今まで使われたデッキを見ればわかることなんですが、デュエルターミナル縛りですね。後地味に、アドバンス召喚テーマ、融合テーマ、シンクロテーマという順番を気にしてもいます。

シャドールとクリフォートはデュエルターミナルテーマではありませんが、一応関連性があるからということでありとしました。

この基準ならより新しいキャラに魔轟神使いの暗黒次君が居ますが、却下しました。理由は性別です。

…しかしそれも今回までです。次回への伏線で出てきた聖刻使いこと佐久理ハイスさん、デュエルターミナル全然関係ないです。

折角なので次回はエクシーズを、と思ったのですがヴェルズは遊馬のお姉さん、セイクリッドは最近カードに封印されてネタキャラとしての道を順調に突き進みつつある北斗君、シャドールクリフォートと同様にテラナイトをアリトするにしても使用者は真月…

と、にっちもさっちもいかなかったので、予定よりも少し早めにデュエルターミナル縛りを開放することにしました。


以上がキャラの選出過程の裏話です。

というわけでこれからのお話。

やめて!聖刻の制圧力で、フィールドを焼き払われたら、闇のゲームでモンスターと繋がってるエンジェラとねねの精神まで燃え尽きちゃう!

お願い、死なないで2人とも!あなたたちが今ここで倒れたら、コナミとの再会はどうなっちゃうの? ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ハイスに勝てるんだから!

次回「佐久理ハイス死す」。デュエルスタンバイ!



死ぬのそっちかよwwwwww

裏話とかいいから黙って書けよ

文句とかいいから黙って読めよ

(無言の乙刀)

やめろミザエル

おい、続きかけよ

あの名作SSとは雲泥の差だな

>>85
その名作SSkwsk

>>85
作者のモチベを下げる発言はや め ろ
>>86
多分5Dsの長編だけどスレ落ちてるからググればいいよ

俺はこっちの方が好きだわ
ヒャッハーとか言ってるコナミ君はコナミ君じゃない

時は少し遡り―――


エンジェラ「はぁ…………」


マキナ「なんかエンジェラちゃん、朝からずっとあんな感じだね」

魔希子「あのエンジェラさんがあんな風になるなんて…一体何があったんでしょう?」

麻衣「まいちゃんも流石に心配かも…」

ゾフィー「気になるなら聞いてみればいいだろ。よし」


ゾフィー「なぁエンジェラ」

エンジェラ「…」ボーッ

ゾフィー「…エンジェラ?」

エンジェラ「…」ボーッ

ゾフィー「おーい…」


ゾフィー「ダメだったぜ…」ショボーン

マキナ「本当に、どうしちゃったんだろ…」

麻衣「うーん、今日はもういくら聞いても駄目なんじゃないかなぁ?少し時間をおいて…明日くらいに、また聞いてみなぁい?」

魔希子「…そうですね。下校時刻のこともありますし…仕方がありません」



ねね「…」


エンジェラ「…」ボーッ


友紀「エンジェラさん!」ユッサユッサ

エンジェラ「え!?あっ、はい!」

友紀「やっと返事をしてくれた…もう下校時間よ、帰りなさい」

エンジェラ「も、もうそんな時間ですの!?」

友紀「…エンジェラさん、今日ずっと上の空だったわよね。何かあったの?」

エンジェラ「ぁ…い、いいえ。大丈夫ですから」

友紀「うーん…ま、そう言うなら深く聞かないでおきましょう。けど、話したくなったらいつでも話していいからね!」

エンジェラ「はい。お気遣い、感謝いたしますわ、先生」

友紀「それじゃぁあなたもよ、下校時間だから帰りなさい」


ねね「は…はい」

エンジェラ「光焔さん…?」


エンジェラ「珍しいですわね、光焔さんと一緒に帰ることになるなんて」

ねね「ご、ごめんなさい…」

エンジェラ「何故そこで謝るんですの…?」

ねね「ごめんなさい…」

エンジェラ「…」

ねね「…」

エンジェラ「それでは、迎えの者が来ておりますので、私はこれで。また明日、光焔さん」

ねね「ぁ…え、えっと、ま…まま、待ってください!」

エンジェラ「はい?」

ねね「ぁ、ぇっと…その…カラットさんは、『あの人』のこと、知ってる…ます?」

エンジェラ「!…コナミ先生の、事ですの?」

ねね「名前、聞いてないから、知らないです…けど、エンジェラさんと一緒に居た、赤い帽子の人…です」

エンジェラ「それは、コナミ先生の事ですわね…。
申し訳ありません、今朝、書置き一つ置いて家から出て行ったきり、戻ってきていないんです。SPの皆さんにも、探してもらってはいるのですが…報告は来ていないようですので、恐らく見つかっていないのだと思います。ですから…わかりませんわ」

ねね「…あれ、出て行った、って…コナミって人、エンジェラさんの家に住んでる…ます?」

エンジェラ「あ」ドキッ

ねね「…あ、でも、今はそれは関係ない、です」

エンジェラ(…聞かれたのが光焔さんで本当に良かったですわ)



ねね「じゃ、じゃぁ、あの…エンジェラさんは、『これ』のこと…わかる、です?」

エンジェラ「?………!」


『エルシャドール・ミドラーシュ』


エンジェラ「これって、あの…!」

ねね「私の、知らないカード…いつの間にか、持ってた、です。あの人、何か知ってるみたいだったから、聞きたかったんですけど…か、カラットさんも…知ってる、です?」

エンジェラ「いえ、私も詳しい事情に関しては全く…そうですわ!」

ねね「へ?」

エンジェラ「では、一緒に探しましょう!光焔さん!」ガシッ

ねね「え、えぇ!?」

エンジェラ「私も、コナミ先生に聞きたいことは山ほどありますの!お婆様が教えてくださいました…『下手な考え休むに似たり』。立ち止まっていても前には進めませんわ!」

ねね「え、え、え」

エンジェラ「Aさん」パチン

ボディガードA「はっ、ここに」シュバッ

ねね「ひっ!…い、いつの間に?」

エンジェラ「私もコナミ先生を探しますわ。案内を!」

ボディガードA「御意に。では、お車へ」

エンジェラ「待っていなさい、コナミ先生…この私を置いて黙って去ったこと…後悔させて差し上げますわ!おーっほっほっほっほ!」

ねね「ひ、ひぇー…」



ボディガードA「この辺りは、未探索とのことでございます」

エンジェラ「わかりました。行きますわよ、光焔さん!」

ねね「は、はいぃ…」

大型TV<『ペンデュラム召喚!』

エンジェラ「あら、あれは…」

ねね「この前の、ストロング石島のデュエル…」

エンジェラ「ペンデュラム召喚、ですか」

ねね「皆、ズルだって、言ってますです…ね」

エンジェラ「えぇ…しかし、本当にそうなのでしょうか?」

ねね「え?」

エンジェラ「あなたのそのカード、知らないうちに持っていたと言ってましたわよね?」

ねね「は、はい」

エンジェラ(それに、ねねさんを操っていたモンスターカードに、攻撃が現実となるデュエル…)

エンジェラ「デュエルには、もしかしたら、私たちの知らない…何か不思議な力があるのかも…」

ねね「…不思議な力…です?」

エンジェラ「あ、申し訳ありません。こんな話をしていても仕方ありませんわね。さ!行きましょう!」

ねね「あ、は、はい」


ボディガードA「む、お嬢様が移動し始めた。さて、私も…」

『…』グォン

ボディガードA「………がっ」

ドサッ

『あの少女…ククク、なかなか興味深い』


ねね「はぁ…はぁ…」

エンジェラ「光焔さん?お疲れになりましたか?」

ねね「ご、ごめ…なさい…運動…苦手、で…」

エンジェラ「あぁ、そうでしたわね。…では、少し車の方でお休みに…あら?」

ねね「?」

エンジェラ「ボディガードの彼は…何故いないのでしょう?」

ねね「あれ、いつの間に…」


「君たち」

エンジェラ「はい?」

ハイス「こんなところで何をしているのですか?もう日も落ちます。お家に帰りなさい」

エンジェラ「(この服…LDSの…)ご忠告、感謝いたします。ですが、まだ帰るわけにはいきませんわ」

ハイス「いいや帰ってもらいますよ。一人の大人として、君たちのような少女を今のような時間に出歩かせるわけにはいかないからね」

エンジェラ「で、ですが…」

ハイス「…なら、デュエルをしましょう。君たちが負けたら、大人しく帰る。ワタシが勝てば…まぁ、今回は見逃してあげましょう。そちらはタッグで構いません。どうですか?」

エンジェラ「む、デュエルと聞いて黙っているような者はデュエリストではありませんわ!いいでしょう、受けて立ちます!行きますわよ、光焔さん!」

ねね「え、わ、私も…です!?」

ハイス(…計算通リ】

ハイス「さぁ」

エンジェラ「「デュエル!」」ハイス
ねね(話を、聞いて…うぅ)


ハイス「先攻は譲りましょう、どうぞ」

エンジェラ「ならば私からいきますわ。お婆様とコナミ先生直伝のタクティクス、どうぞご堪能あれ!」

エンジェラ「私は手札から、『クリフォート・アーカイブ』を召喚!」

アーカイブ「Ah-…」ATK1800

エンジェラ「クリフォートモンスターは、本来のレベルは6で、攻撃力は2400ですが、レベルを4、攻撃力を1800とすることで妥協召喚が可能なのですわ!」

エンジェラ「更に私は、『機殻の生贄(サクリフォート)』をアーカイブに装備!」

アーカイブ「!」ATK1800→ATK2100

エンジェラ「これで私は、ターンエンド!」


エンジェラ・ねね

モンスター:アーカイブ
魔法・罠:サクリ(対象アーカイブ)
エンジェラ―手札:3 ねね―手札:5
LP:4000


ハイス「ワタシのターン、ドロー!」

ハイス「ワタシは手札から、『聖刻竜―トフェニドラゴン』を特殊召喚!」

トフェニ「!」ATK2100

ハイス「このカードは相手フィールド上にのみモンスターが存在するとき、手札から特殊召喚できます…ただし、この効果で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できません」

ハイス「なのでトフェニドラゴンをリリースし、手札から『聖刻竜―アセトドラゴン』をアドバンス召喚!」

アセト「…」ATK1900

ハイス「この瞬間、リリースされたトフェニドラゴンの効果を発動!手札・デッキ・墓地のいずれかから、通常ドラゴン族モンスターを、攻撃力守備力を0にして、特殊召喚する!」

ハイス「呼びましょう…『アレキサンドライドラゴン』!」

アレキサンドライ「グルル…」DEF100→DEF0

エンジェラ(攻撃力、守備力を0にして…?強力な特殊召喚効果ですが、しかしそんな状態の通常モンスターを場に出して、一体何をする気ですの?)

ハイス「更に私は、アセトドラゴンは、フィールド上の全ての聖刻モンスターのレベルを、自分フィールド上の通常ドラゴン族モンスター1体と同じレベルにそろえる効果を持っています。この効果により、アセトドラゴンのレベルを、アレキサンドライドラゴンと同じ4とします!」

アセト「キュー!」☆5→☆4

エンジェラ「フィールドのモンスターのレベル変更…?そんなことをして一体何の意味が…」

ハイス「気付かないのですか?…私のフィールドに、『同じレベルのモンスターが2体揃っている』ことに」

エンジェラ「同じレベルのモンスターが…」

ねね「2体…?」

ハイス「知らないのならば見せてあげましょう…私は!」

ハイス「レベル4となったアセトドラゴンと、レベル4のアレキサンドライドラゴンで、オーバーレイ!」

エンジェラ「オーバーレイ!?」

ハイス「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」

ねね「こ、これって…まさか…!」


ハイス「エクシーズ召喚!」


ハイス「支配せよ!『竜魔人 クィーンドラグーン』!」

竜魔人娘ちゃん「うふふ…」ATK2200



エンジェラ「エクシーズ…召喚…!」

ハイス「えぇそうですよ、見るのは初めてですか?」

エンジェラ「くっ…か、関係ありませんわ!例えあなたがエクシーズ召喚を使おうと、それが勝敗を分ける絶対条件ではありませんもの!」

ハイス「フフフ…そんな威勢のいいことをいつまで言っていられるでしょうか?クィーンドラグーンの効果!」

ハイス「1ターンに1度、エクシーズ素材を一つ取り除くことで、墓地に存在するドラゴン族モンスターを効果を無効にして特殊召喚できます!ワタシは、アレキサンドライドラゴンを墓地へ送り、墓地から聖刻竜トフェニドラゴンを蘇生!」

竜魔人娘ちゃん「ハァー!」

トフェニ「!」ATK2100

ハイス「ただし、クィーンドラグーンの効果で呼び出したモンスターは、そのターン攻撃できませんがね」

ハイス「さぁバトルです!クィーンドラグーンで、アーカイブに攻撃!」

エンジェラ「サクリフォートの効果により、アーカイブは戦闘では破壊されませんわ!」

ハイス「しかしダメージは受けてい貰います!」

竜魔人娘ちゃん「てぇーい!」ATK2200

アーカイブ「!…」ATK2100

エンジェラ「くっ…」LP4000→3900
ねね「ひっ…」LP4000→3900

フワッ…

エンジェラ(…?)

エンジェラ(今、風が…ただのソリットビジョンのはずなのに…)

ハイス「宣言しましょう。ワタシの計算によればこのデュエル、あなた方が勝つ確率は…」

ハイス「0です」ド☆ン

エンジェラ「そんなこと、やってみなければわかりませんわ!」

ハイス「わかるのですよ。…ワタシは、カードを1枚セットして、ターンエンド」


モンスター:竜魔人娘ちゃん、トフェニ
魔法・罠:セット1
手札:3
LP:4000


ねね「…」

ハイス「…」

エンジェラ「…光焔さん?あなたのターンですわよ?」

ねね「へ?あ、は、はいです!…うぅ」

ねね(どうしよう…勢いで押し切られて参加しちゃったけど、別に勝ちたくなんてないし…)

ねね(エンジェラさんには悪いけど、適当にやってさっさと終わらせて…)

エンジェラ「行きますわよねねさん!余裕綽々のこの殿方に、目にもの見せてあげてくださいな!」

ねね「え、あ、はいぃ…」

ねね(っていうわけにもいかなくなたよぉ…どうしよぅ…)

『…ね…ねね…』

ねね「え?…誰、です…か?」

『大丈夫…大丈夫だから、あなたの思うとおりにやってみなさいよ…あたしも、少しくらい手伝ってあげるからさ』

ねね「…?は、はい…?」

ハイス「いつまでそうしているつもりですか?あなたのターンですよ」

ねね「えぁ、はい…すいません、です…ドロー」

ねね(えっと…まずは、どうすれば…)

『その融合カードを使いなさい』

ねね(!また、この声…一体誰、です?)

『使い方は、もうあなたは知っているはずよ?』

ねね「これ、を…私、は…」



ねね「手札から融合魔法、『影依融合(シャドール・フュージョン)』を発動!」

ハイス「なっ、ゆ、融合だとぉ!?」

ねね「影依融合、の効、果!相手フィールドに…エクストラ、デッキから、特殊召喚されたモンスター、が居る、とき…融合素材を、デッキ、から、墓地へ送ることが、できる…ます!」

ハイス「デッキ融合!?なんだその桁外れの性能は!?そんなの…そんなのワタシは知らない!!!」

ねね「私、は…デッキの『シャドール・ドラゴン』と、『エフェクト・ヴェーラー』で、融合!」

ねね「破壊の意図よ、神秘のヴェールよ、今こそ新たな力を結び、ここに新たな魔物を生み出せ!」


ねね「融合召喚!」


ねね「煌めいて、『エルシャドール・ネフィリム』!」

ネフィリム「ラー…!」ATK2800

ハイス「な、なんだ、このモンスターは…!?」

ねね「で、でき…た…!?」

『ほら、それで終わりじゃないでしょ?』

ねね「あ、そうでし、た…融合、素材…になった、ドラゴン…効果!フィールドの魔法・罠カードを、破壊…できる、です。あなたの、伏せカード…破壊、です!」

ねね「融合召喚に成功した、ネフィリムの効果も、使います!デッキから、シャドールカード、墓地に送れます、です。…デッキから、『シャドール・ビースト』を墓地へ送るます」

ハイス「くっ…ならば使いましょう。リバースカードです!『抹殺の聖刻印』!」

ハイス「フィールドの聖刻モンスター1体をリリースすることで、フィールドのカードを1枚除外できます!ワタシは、トフェニをリリースすることで、その融合モンスターを除外します!」

ねね「あ」

ネフィリム「アー…」

ねね「…墓地へ送られた、ビースト、効果…デッキから、カードを1枚、ドローするます」

ハイス「ワタシも、トフェニの効果を発動しましょう…デッキから『神竜の聖刻印』を攻守を0にして特殊召喚します」

聖刻印「…」DEF0

ねね「なら、エンジェラさんのクリフォート・アーカイブで、神竜の聖刻印に、攻撃…です!」

アーカイブ「Ah-…!」ATK2100

聖刻印「!」DEF0

ハイス「くっ…」

ねね「カードを2枚セットして、ターンエンド、です」


エンジェラ・ねね

モンスター:アーカイブ
魔法・罠:伏せ2、サクリフォート(対象アーカイブ)
エンジェラ―手札:3 ねね―手札:4
LP:3900


ハイス「一体どういうことだ!何故君が融合を使う!?何故ワタシの計算外のことをする!?」

ねね「ひっ!?ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」

ハイス「そんなの、そんなことワタシは…あっ…がっ…」『クハッ』

エンジェラ「?…あ、あの…」

ハイス(?)『あぁ、いや…なんでもない』「デュエルを続けましょう」

エンジェラ(何でしょうか…どこか不気味な雰囲気のある殿方ですわね)


ハイス「ワタシのターン、ドロー!」

ハイス「ワタシは、クィーンドラグーンの効果を再度発動!エクシーズ素材を一つ墓地へ送ることで、墓地からトフェニドラゴンを特殊召喚します!」

ハイス「どんどん行きますよ!このカードは、フィールド上の聖刻と名のついたモンスターをリリースして特殊召喚できます。トフェニドラゴンをリリースし、『聖刻竜―シユウドラゴン』を特殊召喚!」

ハイス「そして、リリースされたトフェニドラゴンの効果によって、デッキから『エレキテルドラゴン』を攻守を0にして特殊召喚!」

ハイス「更にシユウドラゴンの効果!手札の『聖刻竜―ネフテドラゴン』をリリースすることで、相手フィールドの魔法、罠カードを1枚破壊できます!この効果により、そのセットされたカードを破壊します!」

ねね「しゃ、『影依の原核(シャドールーツ)』が…」

ハイス「手札からリリースされたネフテドラゴンの効果により、墓地の聖刻印を蘇生!」

ねね「あ、しゃ、シャドールーツが墓地へ送られたとき…墓地の影依魔法カードを、手札に、加えられ、る、ます。この効果で、私は、影依融合を手札に加える、です」

ハイス「なるほど、融合魔法をサルベージされてしまいましたか…しかし、問題はありませんね」

シユウ「ガァ!…」ATK2100

エレキテル「グル…」DEF1000→0

聖刻印「…」DEF0

ねね「で、でも…いくら召喚しても、攻守が0の通常モンスターじゃ…」

エンジェラ「いいえ、まだですわ」

ねね「え?」

ハイス「フフフ…その通り。ワタシの本気はこれからです」

ハイス「ワタシは!レベル6のエレキテルドラゴンと、シユウドラゴンでオーバーレイ!」

ねね「あっ、そうだ…エクシーズ…!」

ハイス「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

ハイス「天地創造せし神にして竜種の王!顕現せよ『聖刻竜王―アトゥムス』!!!」

アトュムス「オオオオオォォォォ!!!」ATK2400

エンジェラ「ランク6の…エクシーズモンスター…!」

ハイス「アトュムスの効果!エクシーズ素材を一つ取り除くことで、デッキのドラゴン族モンスターを、攻守を0にして特殊召喚できる!」

ねね「え…他のモンスターみたいに、ドラゴン族通常モンスター、じゃなくて…!?」

エンジェラ「まさか、あのモンスターはドラゴン族効果モンスターも自在にデッキから特殊召喚ができるというのですか!?」

ハイス「その通り。しかし、この効果を発動したターン、アトゥムスは攻撃できません…さぁ行きますよ!ワタシは、アトゥムスからエレキテルドラゴンを取り除き、デッキから『レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン』を攻守0にして特殊召喚!」

レダメ「ぎゃおおおおおおおおおおおん!」DEF0

ハイス「レッドアイズの効果!手札、または墓地から、ドラゴン族モンスターを特殊召喚できます!蘇りなさい、アセトドラゴン!」

アセト「グルルル…」→DEF0

エンジェラ「あのモンスター…先ほども…」

ねね「あ、あれ…確か、レベルを、揃える…モンス、ター…!」

ハイス「ほぅ!よく覚えていましたね…アセトドラゴンの効果により、フィールドの聖刻モンスターのレベルを全て、聖刻印と同じ8にする!」

アセト「キュー!」☆5→☆8

ハイス「ワタシは、レベル8の聖刻印と、レベル8となったアセトドラゴンで…オーバーレイ!」

エンジェラ「まさか、1ターンに2度のエクシーズ召喚を!?」

ハイス「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」


ハイス「エクシーズ召喚!!!」


ハイス「九柱の神の象徴であり概念!竜の身に宿りて、神話の世界を…今ここに!『聖刻神竜―エネアード』!!!」

エネアード「オオオオオオオオオオオオオオン!!!」ATK3000


エンジェラ「攻撃力…3000!」

ハイス「エクシーズ素材である聖刻印を取り除くことで、エネアードの効果を発動!フィールドまたは手札のモンスターをリリースすることで、その数だけフィールドのカードを対象を取らずに破壊します!ワタシは、アトゥムスをリリースすることで、クリフォート・アーカイブを破壊!」

エンジェラ「ぐぅ…しかしこの瞬間、装備されていたサクリフォートの効果!このカードがフィールドから墓地へ送られたとき、デッキからクリフォートモンスター、またはクリフォート永続魔法を手札に加えることができる…私は、デッキから永続魔法『探査する機殻(クリフォート・ツール)』を手札に加えますわ!」

ハイス「しかしこれで、あなたたちを守るモンスターは全ていなくなりました。…バトルフェイズ!」

ハイス「エネアードによるダイレクトアタック!喰らいなさい!神の名を冠した竜の一撃を!『ヒエラティック・ルーン・ストリーム』!!!」

エネアード「グルァアアアアアアアアアアアアアア!!!」ATK3000

ねね「っ…!」

エンジェラ「ぁ…」


ドゴォォォオオオオオオオ!!!


エンジェラ・ねね「きゃぁぁああああああああああああ!!!」LP3900→900

ハイス「―――――は?」

ねね「いた、い…あついよぉ…やだ………やだぁ…」

エンジェラ「こ、攻撃の、実体化…!?ねねさんのとき、と…同じ…あぐぅ!…」

ハイス「な、なんだ…何が起こってる…どういうことだ…何なんだ一体!!!」

『何も考えるな』

ハイス「こんなこと…こんなこと、私は、知らな…」

『貴様は黙って余の意思のままに動いておればいいのだ』

ハイス「うわあああああああああああああああああああああ!!!!!!」ガクッ

ハイス「…」

ハイス(?)「ふん。人間というのはいつまでたっても脆いままだな」

エンジェラ「!!!」ゾワッ

エンジェラ(なんですの?あの殿方から感じる、この寒気は…!)

エンジェラ「あなたは…一体、誰…いえ、『何』なんですの…?」

ハイス(?)「ほう?この男の中に居る余の存在に気付くとはな…だが、これから消えゆく貴様が知っても無意味なことだ。さぁ、竜魔人・クィーンドラグーン!ダイレクトアタックだ!」

竜魔人娘ちゃん「ハァーッ!」ATK2200

エンジェラ「ま、まず…っ!」

ねね「だれ、か…助け…て…!」





『速効魔法発動!『神の写し身との接触(エルシャドール・フュージョン)』!手札のヘッジホッグとリザードを素材にし…』


ミドラーシュ「私自身を、融合召喚!!!」ATK2200


竜魔人娘ちゃん「!」ATK2200

ハイス(?)「!…クィーンドラグーンの攻撃を中止!」

ハイス(?)「驚いたな…デッキ融合に続いて、速効魔法融合とは…ますます欲しくなったぞ」ニヤリ

ミドラーシュ「はん。あんたみたいな下衆に魂売るほど、私は腐っちゃいないわよ」

エンジェラ「あ、なた…は!」

ミドラーシュ「ん?あぁ。はぁーいお嬢ちゃんこんばんは。元気してた?少なくとも今はもう絶体絶命、って感じだけど。あははは!」

エンジェラ「どういう、つもり…ですか?今度は、一体…何を、企んで…!」

ミドラーシュ「そんな状態でそこまで言えちゃうんだ。女の子にしては凄い精神力だね」

エンジェラ「馬鹿に、しないで…!」キッ

ミドラーシュ「おぉ、恐い怖い。そんなに心配しなくていいよ今回は。ただ単純に、アタシの宿主サマがピンチだったからね。我が身かわいさに思わず飛び出しちゃっただけだから。ね?」チラッ

ねね「…ひっ!」ゾワッ

ねね(な、なんだかよくわからないけど…あのモンスター、恐い!)

ミドラーシュ「…あーらら、嫌われちゃってるなー…ま、仕方ないか」

ハイス(?)「お喋りはそこまでだ」

ミドラーシュ「えーいいじゃない、アタシ好きなんだもん。…ねぇ、どうせならあなたとも話してみたいなぁ…『直接』、さ」

ハイス(?)「…いいだろう。余の攻撃を凌いだ貴様には見せてやってもいいだろう。とくと見るが良い、おぞましくも神々しい余の真の姿を!」

ハイス(?)「メインフェイズ2!余は手札から、『イリュージョンの儀式』を発動!」

ねね「ぎ、しき…?」

ハイス(?)「レッドアイズをリリースすることで…」

ズモモモモモモ…


サクリファイス『私自身を儀式召喚!!!』ATK0


ねね「め、目玉の…モンスター…!?」

エンジェラ「ひっ…!」

ミドラーシュ「うっわキモッ。あんたに従わない理由が一つ増えたわ」

サクリファイス『クハハ…貴様がどう思おうと関係ない…もはや貴様に、抗う術などありはしない!』

ミドラーシュ「…え?」

サクリファイス『『ダーク・ホール』!!!』カッ!

ミドラーシュ「!!!…あっ…がっ…」

エンジェラ「!?な、何が…」

サクリファイス『さぁ、こちらへ来るのだ…』

ズリズリ

ミドラーシュ「ぐっ…から、だが…勝手に…!」

エンジェラ「あ、あなた、一体何してるんですの!」

サクリファイス『そう責めてやるな。我が瞳には、その眼に写したモノを喰らう力(フィールドのモンスター1体を装備魔法扱いとして自分に装備し、そのモンスターの攻撃力と同じ攻撃力を得る効果)が備わっているのだ…それに抗う術など、ない!』

エンジェラ「なんですって!?」

ミドラーシュ「い、いや、だ…こんなの…私…いや…っ…」

サクリファイス『ふん、さっさと来い。貴様がどれだけ拒絶しようと…それは苦しむ時間を長くするだけだ』

サクリファイス『諦めろ…そして余の力の礎となるのだ!クハハハハハッ!』

ねね「みど、らーしゅ…!待っ、て…!」

ミドラーシュ「…なんで、アンタが…そんな顔、するのよ…」

ねね「わ、わからない、です…あなたのこと、恐い…恐い、のに…」

ねね「でも、あなたがいなくなるのも…嫌、なんです…私、だって…わからない、ですよぉ!…ひぐっ」

ミドラーシュ「…まったく、だから放っておけないのよ、あなたは」

ミドラーシュ「ね、ぇ…お嬢ちゃん」

エンジェラ「っ…」

ミドラーシュ「その子の事、よろしく…ね…この力…あなたに」


バクッ!!!


エンジェラ「そ、んな…」

サクリファイス『クハハハハッ!素晴らしい!力が溢れてくる!』ATK0→ATK2200

ねね「みど、らーしゅぅ…」

サクリファイス『悲しむことはない…このデュエルが終われば貴様らも余の肉体の一部となるのだからな…次の余のターン、いや、むしろサレンダーするか?そうすれば苦しむことなく』
エンジェラ「お黙りなさい」

サクリファイス『…なんだと?』

エンジェラ「あなたのような下郎の言葉など、聞くには値しませんわ。これ以上、私たちの耳を汚す前に、その口を閉じなさい!」

サクリファイス『人間風情が…粋がりおってからに…!ターンエンド!』


サクリファイス
モンスター:サクリファイス、エネアード、竜魔人娘ちゃん
魔法・罠:なし
手札:0
LP:4000


エンジェラ「…私の、ターン」

サクリファイス『クハハ、まだ諦めぬか…しかし無駄なことだ』

エンジェラ「デュエルは、勝敗が決するまで何が起こるかはわかりませんわ」

サクリファイス『いいやわかるさ。これは余の力ではなくこの男のものだが…貴様のデッキに、この状況を打破するカードは存在しない』

エンジェラ「!…何を根拠に」

サクリファイス『知っているのだよこの男は!貴様に限らん、この男はありとあらゆるカードとその使用者、タクティクス、その全てを把握している!』

ねね「そ、んな…ことが…!?」

サクリファイス『無論、神ですらないこの男では限界もあるが…しかし、貴様程度のデッキ内容を把握しておくことくらいならたやすい』

サクリファイス『この男の知識を奪い取ったこの余が今一度断言する!』

サクリファイス『このデュエル…貴様らに勝機は、ただの一つもありはしない!』ド☆ン

サクリファイス『さぁ、わかったらさっさとサレンダーを…』

エンジェラ「関係ありませんわ」

サクリファイス『…ふん、自ら茨の道を選択するか。本当に、人間というものは…』

エンジェラ「その人間に!あなたは敗北するのです!」

エンジェラ「私のターン…ドロォーッ!!!」

 カ ッ ! 

ねね「!?」

サクリファイス『なんだ!?この光は!』

エンジェラ「!」


ミドラーシュ『この力…あなたに』


エンジェラ「ありがとう…あなたから受け取ったこの力…使わせていただきます!」



エンジェラ「私は、スケール1の『クリフォートアセンブラ』と、スケール9の『クリフォート・ツール』で…」

エンジェラ「 ペ ン デ ュ ラ ム ス ケ ー ル を セ ッ テ ィ ン グ ッ ! ! ! 」 

 P E N D U L U M !


サクリファイス『なんだこれは…一体何が起こっている!?』

ねね「これって…」

エンジェラ「世界を支配する美しき輝き!その光が、揺れ、煌めき、穢れた魂を浄化する!」


エンジェラ「 ペ ン デ ュ ラ ム 召 喚 ! ! ! 」 


エンジェラ「私のもとに集いなさい!『クリフォート・ゲノム』!『クリフォート・ディスク』!『クリフォート・シェル』!」

ゲノム「Gu-…」ATK1800
ディスク「Di-…」ATK1800
シェル「Syu-…」ATK1800


ねね「ペンデュラム…召喚…!」

サクリファイス『なん…だと…!?』

エンジェラ「更に!ツールの効果!800のLPを払うことで…あぐっ」LP900→100

ねね「か、カラットさん!」

サクリファイス『馬鹿な真似を…残り少ないライフを自ら捨てるとは!』

エンジェラ「この…程、度…!あなたを倒すためならば…!」

エンジェラ「ツールの効果!私はデッキから…『アポクリフォート・キラー』を手札に加え…」

エンジェラ「フィールド上の、3体のクリフォートモンスターをリリース!」

ねね(!?…そんな!高レベルモンスターのアドバンス召喚でも、リリースは2体までのはずなのに…!?)

エンジェラ「アドバンス召喚!」

サクリファイス『こ、この召喚条件…伝説の、『神のカード』と同じ…!』

エンジェラ「裁きなさい!アポクリフォート・キラー!!!」

キラー「…」ATK3000

エンジェラ「アポクリフォート・キラーの効果!フィールド上の特殊召喚されたモンスターの攻撃力を、永続的に500ポイント下げる!」

エネアード「…」ATK3000→2500
竜魔人娘ちゃん「…」ATK2200→1700
サクリファイス『ぐっ…』ATK2200→1700

エンジェラ「更に!リリースされたゲノムの効果!フィールド上の魔法、罠カードを1枚破壊できる!」

サクリファイス『な、なんだとぉ!?』

エンジェラ「あなたに渡したままになどするものですか!この効果により私は、ミドラーシュを選択ッ!」

サクリファイス『ぐぉぉぉぉおおおおお!!!』

サクリファイス『ち、力が…力が、消える…!』ATK1700→ATK0

ねね「み、ミドラーシュ…!」

ミドラーシュ『ぐ、うぅ…また、荒っぽい助け方してくれたものね…でも、アリガト』

エンジェラ「礼には及びませんわ」

サクリファイス『小娘っ!貴様ァ…!』

エンジェラ「まだ終わりませんわよ!アポクリフォート・キラーの第2の効果!1ターンに1度、相手は自分フィールド、または手札のモンスター1体を選んで、墓地へ送らなければならない!」

サクリファイス『この!…余は、クィーン・ドラグーンを選択!』

竜魔人娘ちゃん「あぁ!」


エンジェラ「さぁ!審判のときですわ!バトルフェイズ!!!」

サクリファイス『ぐ、…ううううううぅぅぅぅ…!!!』

エンジェラ「アポクリフォート・キラーで、サクリファイスに…」





ミドラーシュ『駄目よ、お嬢ちゃん』

ねね「!?」

エンジェラ「!?」

サクリファイス『…チッ』

ミドラーシュ『あいつの中に入ってわかった。あいつは、受けたダメージをそのまま相手に反射する力を持ってる。…このライフ差のなかで、攻撃力3000のそのモンスターで攻撃しても、負けるのは私達だけよ』

エンジェラ「そ、…んな…ここまで、来て…」

サクリファイス『クハハハハ!そう悲しむことはない!貴様は脆弱なる人の身で、余に傷を負わせる一歩手前までいったのだ…むしろ誇るべきことだろう!』

サクリファイス『まぁ、それでも、貴様らの敗北は変わらんがな』

エンジェラ「無駄…だったんですの…?…そんな、事って…」

ねね「…もう、終わ、り…」

サクリファイス『クハハハハハハハハハハ!!!』







ミドラーシュ『いいえ無駄じゃなかった。あなたが頑張ってくれたおかげで…間に合ったわ』


グルァアアアアアア!!!


サクリファイス『うん?なんだ…あれは、竜?』

ねね「あれ、人が…乗っ、て………!か、カラットさん!」

エンジェラ「…あぁ、あれは…!」


ザッ


コナミ「すまない、待たせてしまったな」

エンジェラ「コナミ、せんせい…!」


コナミ「…傷だらけじゃないか」

エンジェラ「…申し訳ありません、あなたに教えを請うておきながらこの有様で」

コナミ「もういい…よく頑張った」

ギュゥ…

エンジェラ「コナミ…先生…!」

ねね「…うぅ…こ、恐かった…ですぅ…!」


サクリファイス『…おい人間、貴様がどこのどいつか知らんがな。今更来たところでその二人がじきに余に喰われることに変わりは』
コナミ「黙れ」

サクリファイス『…今日だけで2度目だぞ。余にそのような生意気な口をきいた人間は…!』

コナミ「…俺は、お前を許さない」

コナミ「お前の運命は決まった。いや、今この俺が決めたッ…!」


コナミ「 楽 に 逝 け る と 思 う な よ 」


サクリファイス『!?』ゾワッ

サクリファイス(恐怖した?…この余が!?馬鹿な!そんなことが…!)

デュエルディスク<バトルロイヤルモード、スタンバイ

コナミ「エンジェラ、ターンエンドしてくれ。後は…俺がやる」

エンジェラ「…はい、先生…ターンエンド」


エンジェラ・ねね
モンスター:アポクリフォート・キラー
魔法・罠:ツール(9)―アセンブラ(1)
手札-エンジェラ:0 ねね:3
LP:100



コナミ「嬢、2人を頼む」

嬢「は、はいです!」

ねね「だ、だれ…?」

嬢「自己紹介は後です!とりあえず、応急処置だけでも…ば、絆創膏くらいしかないですけど…」


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「俺は手札から、魔法カード『死者蘇生』発動。相手、または自分の墓地のモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する」

コナミ「甦れ、ミドラーシュ」

ミドラーシュ「はいはーいっと」ATK2200

コナミ「…俺を呼んだのは、君か」

ミドラーシュ「まぁね。一人でなんとかするのは骨が折れそうだったから」

コナミ「何故、俺を?」

ミドラーシュ「アタシのことを助けてくれたし、今回も助けてくれるかなーって」

コナミ「…俺は、君を助けてなんていない」

ミドラーシュ「結果的にはそうなったのよ。それに、結局ちゃんと来てくれてるじゃない、今も」

コナミ「…」

ミドラーシュ「ま、その辺の話は後で詳しく、ね。で、アタシは何をすればいいのかしら?」

コナミ「君は何もしなくていい。ただ…」

ミドラーシュ「?…あーそういうことね。『あなた自身』を使うためにってこと。あーはいはいわかりましたよ。全く人使いが荒いったらありゃしない。ゼロには呑まれるしあの目玉お化けには喰われるし…そういう展開は薄い本でやっとけば…」

コナミ「何を言っているんだ?」

ミドラーシュ「裏話。まーいいわよ、ただ一つ約束しなさい」

コナミ「なんだ?」

ミドラーシュ「必ず、あのクソ野郎をぶっ飛ばすこと。いいわね?」

コナミ「あぁ、それは絶対だ。約束しよう」


サクリファイス『いつまで待たせるつもりだ?』

コナミ「…あぁ、待たせてすまないな。じゃぁ始めよう…お前が待ち望んだ」


コナミ『裁断の時だ』


サクリファイス(こやつ、直接脳内に!?…こんな芸当ができるとは、ただの人間ではない…いや)

コナミ『我は、フィールドの…』

サクリファイス(まさか、人間ではないのか?余と同じように…)

コナミ『融合モンスター、エルシャドール・ミドラーシュ』

コナミ『シンクロモンスター、ドラグニティナイト―ヴァジュランダ』

コナミ『エクシーズモンスター、聖刻神竜エネアード』

コナミ『儀式モンスター、サクリファイス』

コナミ『4体のモンスターを…除外する』

サクリファイス『なっ…ぐおおおおおおおおおおおおおお!?』

ヴァジュランダ・エネアード「グル、ア…オオオオオオオオオオン!!!」

ミドラーシュ「はぐぅ…!」

シュウウウウウウウウ………

ハイス(サクリファイス)「くぅ…一体、何をした!?一体、何のカードの、どんな効果で…」

コナミ『効果?…違うな、これはただの召喚コストだ』

ハイス(サクリファイス)「―――――は?」

コナミ『我が力を出来うる限り完全な形で再現しようとすると、どうしてもこれだけの生贄が必要となるのだよ』

ハイス(サクリファイス)「なん、だと…?一体、なんなんだ…貴様は!一体!何者なのだ!?」

コナミ『そう声を荒げなくとも見せてやろう…我が真の姿!我が真の力!出でよ!』


コナミ『端末世界を創造し、統べ、破壊する権利を持つ唯一にして絶対の存在!』











  創 造 神 s o p h i a 












sophia「OOOOOOOOOOOOOOooooooooooooo!!!!」ATK3600

ハイス(サクリファイス)「創造神…だと…!?」

エンジェラ「…なんて、神々しい…」

ねね「でも、凄く、恐い…です」

コナミ『我の特殊召喚時効果!このカード以外の全プレイヤーの手札、フィールド、墓地のカードを全て除外する!』

コナミ『万象滅する神撃の波動(ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド)!!!』

ねね「わ、わわ…!」

エンジェラ「ぜ、全部…!?」

コナミ『さて』


ハイス(サクリファイス)「あ…あが…が…」

コナミ『言い残す言葉はあるか?』

ハイス(サクリファイス)「い、いやだ…余は、余はまだ死にとうない!もっと、もっと多くの血肉を、力を喰らい、いつか…余自身が、神となるために…!」

コナミ『…我は、神であることを誇りに思ったことも、愉悦を感じたこともない。欲しいというなら誰かにくれてやるのもやぶさかではない…が』

コナミ『この座、少なくとも貴様程度の器にはくれてやれん』



コナミ『天地創造す神の一撃(ザ・クリエイション・ストリーム)!!!』



ハイス(サクリファイス)「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」LP4000→LP400


ハイス(サクリファイス)「わ、私は…なるのだ…神、に…が…」ガクッ

デュエルディスク<ピー!使用者の異常を検知。サレンダーします


コナミ「…」

はい、お久しぶりです。TFSPの攻略対象キャラで一番可愛いのはイシズだと思います、>>1です。

コ、コナミクンノショウタイガジツハソッピーダッタナンテー。というわけでコナミ君の正体が明らかになりました。

コナミ君の身バレ回ということで、今回は物語の展開重視にしたのですが、その分少しデュエル内容がお粗末だったと我ながら反省しております。

ハイスのターン、展開の途中でミドラーシュ立ててたらハイス詰んでましたしね。
あと、ハイスがコナミ君が出張るまで粘れるようにエンジェラちゃんの手札を微妙に事故らせてたりしてます。

だってぶっちゃけ聖刻(サクリファイス要素入り)にクリフォとシャドールがタッグを組んで殴りかかるとかいじめ以外の何でもないじゃないですか!

はい、泣き言はここまでにします。

今回は更新が遅れてしまって申し訳ありませんでした。前回言ったようにちょっと自動車学校へ通っていて、ここ1週間ほどあまり書く時間が取れなかったんです。

許してください。

しかしそれも一昨日までの話。次回の更新はそれなりに早くなる予定です。

では、また会う日まで。

おー待ってた
おかえり

実際にモブキャラの中で最強の二人を同時に相手にするなんて
ハイスでは歯が立たないよなぁ


ハイスもそんなに弱くは無いけど相手が悪すぎる

創造神じゃなくて創星神みたいですよ。


―もう一度、時は遡り―

ガチャ

赤馬「どうした?」

『社長!高エネルギーの融合反応が検出されました!』

赤馬「!」

赤馬(融合…アカデミアか?)

赤馬「わかった、今すぐ向かう。座標を送信しろ。中島、車を回せ」

『了解!』
中島「はっ!」



赤馬(アカデミア…一体何が狙いで…いや、まだそうと決まったわけではない。決めつけは危険…)

中島「社長、管制室より通信が…」

赤馬「繋げ」

『しゃ、社長!さ、先ほどと同一地点にて…先ほどと同等以上の儀式召喚反応、それと…ペンデュラム召喚の反応がありました!』

中島「ペンデュラム召喚だと!?」

赤馬「!…まさか、榊遊矢か?」

『い、いえ、違うと思われます。…榊遊矢の反応ではありません』

赤馬(どういうことだ?我々以外にも、独自にペンデュラムカードを開発する者がいると…高エネルギーの儀式召喚反応というのも気になる。儀式次元…まだ確認はできていないが、それもまた存在するというのか?)

『ま、待ってください…まだ、何か…が…、…しゃ…とく、ザザッ…ソ…ア?』

中島「どうした?ノイズが酷いぞ、おい、どうした!管制室、応答しろ!」

『………』

カッ!!!

赤馬「何だ、あの光は…!?」

中島「くそっ!一体何が起こっている!」

赤馬「…何があろうと、向かうしかないだろう。出来る限り急ぐんだ、中島」

中島「は、はい!」


コナミ「どうするべきかな、こいつは…」スッ

『サクリファイス』

コナミ「…まぁ、俺が持っておくしかないだろう」スチャ


エンジェラ「なんて、凄まじい…!」

ねね「一体あれ、なんなん…です?」

嬢「わ、私にも、なにがなんだか…」


コナミ「さて、どうしたものか…」

エンジェラ「あ、あの!コナミ先生!」

コナミ「…」

エンジェラ「この、デュエルのダメージが実体化する現象は一体何なのですか?
光焔さんの持っていたミドラーシュや、さっきまで私達が戦っていたサクリファイスというモンスターのような、自我を持ったカードは?それに…」


エンジェラ「あなたは一体何者なんですか?コナミ先生」




コナミ「…君たちには、関わりのないことだ」

エンジェラ「ッ!!!そんな…!」

ミドラーシュ『そーそー。女の子にそんな言い方してたらモテないよー?創星神サマ』

コナミ「ミドラーシュか」

ねね「あ、無事、だった…ですね。よ、よかった、です」

ミドラーシュ『何一つよかないわよ!あのサクリファイスとかいうのには喰われるし、無理矢理助けられたと思ったら今度は神召喚のための生贄にされるし!なんで私ばっかりこんな貧乏くじ引くのよまったくもう!』

ねね「ひっ!ご、ごめんなさい…」

ミドラーシュ『いいのよ悪いのはあなたじゃないんだから』

コナミ「…すまない」

ミドラーシュ『えぇそうね。あなたはそうやって反省してなさい。それで?どうするつもりなの?』

コナミ「…」




ミドラーシュ『もう私やそのサクリファイスとかいうのとの戦いで、既に色んなことを知っちゃったこの子たちが、「関係ないからすっこんでろ」って言って納得すると思う?
断言してもいいわ。まず間違いなく自分の意思で危険なことに首ツッコんでまた怪我するわ…いいえ、怪我で済めばいい方かもね。
そうでなくとも、妙な力の持ち主になっちゃってるわけだし、今後もその第二第三のサクリファイスが出てこないとも限らないわよ?』

コナミ「…力を与えているのは主に君だろう」

ミドラーシュ『まーね。でもそれは関係ないでしょ?もう起こっちゃったことなんだから。
で、どうする?どうせ危ないなら、まだしもあなたが王子様よろしく守ってあげたほうがいいかと思うけど?』

コナミ「いや、力は奪う。記憶はなくしてもらう。全てを消し去り、もとの生活に戻ってもらおう」

ねね「え…」

ミドラーシュ『何言ってるの?簡単に言うけど、そこまで器用なことが今のあなたにできるとは…』

コナミ「確かに俺の力では無理だ。だが、こいつなら?」

『サクリファイス』

ミドラーシュ『!』

コナミ「どうやらこいつには、記憶や意思を操り、その対象の力を自らの物とする力があるようだ。君たちも、もしかしたら既に見ているんじゃないのか?」

エンジェラ「確かに、そこに倒れている殿方を操っていたり、ミドラーシュを取り込んでいたりしましたわね…まさか、その力で私たちを!?おやめくださいコナミ先生!そんなこと私たちは望んで…」

コナミ「君たちがどう思おうと関係ない。…本来、君たちのような少女が居るべき場所じゃないんだ…戦場という場所は」

コナミ「戦うのは、俺一人で十分だ」

エンジェラ「そん、な…!」




ミドラーシュ『…あなたがそこまでいうなら仕方がないか。じゃぁねね、それにお嬢ちゃん、お疲れのところ悪いけど…もう一戦いってみよっか!』

ねね「へぁ!?」
エンジェラ「え!?」
コナミ「!?」

ミドラーシュ『だってー、君たちの王子様はどうもわがままで堅物なようだしー…これはもう一回ぶっ飛ばしてふん縛って力尽くで押し通すしかなさそうだよ?』

コナミ「ミドラーシュ、何を…!」

ミドラーシュ『さ、どうしてもこの子たちを元の生活に返したいって言うなら頑張ってねー。既にボロボロのこの子たちに、あなたが残酷な追い打ちをかけられるならの話だけど』

コナミ「ミドラーシュ…姑息な真似を…!」

ミドラーシュ『~♪』

エンジェラ「…貴女の言うとおりですわね、ミドラーシュ。コナミ先生、いくらなんでもここまで来て、黙って引き下がれと言われて大人しく従うほど、私達は誇りを捨てていませんの」

ねね「た、決闘うのは、いやです…けど、このまま全部忘れるのは…もっと、嫌!」

嬢「コナミさん、事情はよくわかりません、だから…話してもらえないですか?あなたの事…このままお別れなんて、やっぱり駄目です!」

コナミ「…くっ」



「そこまでだ」



コナミ「!…君は、何者だ?」

赤馬「赤馬零児。決闘者だ」



中島「怪我人は全員医療チームに預けて来ました。もう、心配はいらないでしょう」

コナミ「感謝する」

赤馬「さて、何があったのか…話して頂きたい」

コナミ「…」

赤馬「…駄目、か。ならばこちらから質問させてもらおう」

赤馬「あなたは…どこの『次元』から来た?」

コナミ「!」

中島「…」

コナミ「…君は、どこまで知っている?」

赤馬「融合次元が存在すること、シンクロ次元、エクシーズ次元が恐らく存在するであろうこと、そして…融合次元が何かを企てているようであるということ」

赤馬「私は、融合次元の企みを阻止したい。彼等の目的は未だに不明だが、手段の選ばなさからして、恐らく真っ当なことではないだろうことは想像に難くない」

赤馬「そのための戦力を私は欲しているし…もし君が融合次元からの刺客だというのなら、全力で排除する責任がある」

コナミ「…」

赤馬「しかし、その可能性は低いだろうと私は踏んでいる。そうでなければ、我がLDSへ招待するはずもない」

コナミ「…なるほど」

ミドラーシュ『でもその程度の知識じゃこいつの身の上話聞いたら腰抜かしちゃうかもね』ヴゥン


コナミ「…ついてきていたのか、ミドラーシュ」

ミドラーシュ『まぁね。ねねたちにも妙なことするわけでもないから、医療チームとかいう人に後を任せてこっちに来ちゃった』

中島「…やはり、カードが意思を持ち喋りかけてくるというのには慣れません」

赤馬「…安心しろ、私もだ」

コナミ「ミドラーシュの言うとおりだ。俺の話は、恐らく君にとって信じがたい話であると思う。それでも聞くか?」

赤馬「あぁ、この程度の事で怖気づくわけにはいかない。…私の目的のためにも」

コナミ「そうか。…さて、ならばまず俺の正体から話そうか」









コナミ『我が真の名はsophia。端末次元を創世し、同時に破滅へ導く権限を持った絶対神だ』








コナミ「…とは言っても、ここにいる俺はそのただの残滓だ」

コナミ「唯一にして絶対の神―――その絞りかす」

コナミ「創造と破壊をつかさどる力―――その片鱗を宿す者」

コナミ「まずは俺の住む『端末次元』の話をしなければならないだろうな。そこでは、さまざまな種族が暮らしていた。『Xセイバー』、『ジュラック』、『霞の谷』、『フレムベル』、『氷結界』…時に争うこともあれど、概ね平和と言っていい世界だったと思う」

コナミ「だが突如、宇宙から飛来した侵略者、『ワーム』たちの侵攻をきっかけにして、その平和は崩れ去っていった」

コナミ「ワームの飛来によって、世界全土が戦いに包まれた。その後、辛くもワームを倒したが、戦いはそれで終わることはなかった」

コナミ「その地上での喧騒が、封印されていた『魔轟神』を呼び覚ましたからだ」

コナミ「そうして戦いは続き、敵を憎む者、犠牲を悲しむ者…様々な悲劇が起こった」

コナミ「…そして、絶対に目覚めてはいけない者が目覚めてしまった」

コナミ「『インヴェルズ』―――人々の憎しみに呼応するように目覚めた彼らは、そこに生きる者達の負の心を増長させ、争いを加速させた」

コナミ「インヴェルズ達を封印した種族、『ヴァイロン』もまた戦いに加わったが、その彼等もまた憎しみに支配され、戦い、戦い、戦い…幾多の犠牲が生み出され、それでも戦いは終わらず」

コナミ「インヴェルズが真の覚醒を迎え、邪念を具現化した存在―――『ヴェルズ』となった」

コナミ「ヴェルズは生命ではない。それはいわゆる思念体のような存在で、死者に取りつき、侵食し、それに悪意を与える力を持っていた」

コナミ「多くの戦いによって生まれた犠牲者たちが、また新たな犠牲を生むためという、最悪の形で蘇ることとなった」

コナミ「だがその報告をヴァイロンから受けた星々をつかさどる戦士たち、『セイクリッド』が戦いに加わる」

コナミ「戦いは最終局面を迎え、そして―――」

コナミ『我が目覚めた』


コナミ『我は、世界は既に手遅れだと考えた。故に、我の持つ破壊の力によって一度世界を破壊し、我の持つ創造の力によって今一度世界を作り直そうとしたのだ』

コナミ『…今思えば、あの時の我もまた、世界を包む憎しみに支配されていたように思える』

コナミ『だが当時生き残っていたジェムナイトとセイクリッドの戦士が、世界を破壊しないままに救うために、我の持つ創造の力と破壊の力を奪ったのだ』

コナミ『彼らの手で我は討たれ、多くの犠牲を出したこの戦いを終わりが見え、生き残った者たちによって世界は復興されていき…我はそのまま世界の一部となり、消え去った…はずだったのだが、な』

コナミ『消え去るはずだった創星神の意思と力の一部が、何かの力によって集まり、形を為し、この世界へと召喚された』

コナミ『そしてその存在が…コナミという、この人間の正体だ』


コナミ「これが、俺の知る全てだ」


赤馬「…」

中島「…」ポカーン

ミドラーシュ『はい予想通りのリアクションありがとう。でも大丈夫?ここから更に私の話が続くんだけど』

赤馬「…いや、すまない。私も流石に驚いている。少し、整理する時間を頂きたい」

コナミ「仕方がないだろう。スタンダードに住む人間が、この話を聞いて信じろと言うのも無理な話だ」

赤馬「…端末次元、世界で巻き起こった戦争、そして創星神、か」

中島「いくらなんでも私には信じられません。未だ観測されていない多次元があるというだけならまだしも、そこにはデュエルモンスターズのカードの元となった生命や、神などという存在が実在するなど…」

コナミ「別に信じなくてもいい。どうせここに居る俺はその力の片鱗しか扱えない。出来ることと言えばデュエルの実体化や、星の記憶からデッキを創造することくらいだ」

赤馬「デッキを創造…?」

コナミ「あぁそうだ。創造神としての創造の力を使い、星に住んでいた者達の力をカードとして現実に呼び起こす…こんな風にな」

『インヴェルズ・ホーン』

『ワーム・ゼロ』

『氷結界の竜・グングニール』

中島「何もない所から、カードが…!」

ミドラーシュ『どう?信じてくれたかしら』

赤馬「信じがたい…が、信じざるを得ないようだ。少なくとも、他に納得しうるような理屈は思いつかない」

コナミ「理解いただき、感謝する」ペコリ

ミドラーシュ『にしても腰の低い神様だね。もっと尊大にしててもいいんじゃないの?』

コナミ「何度も言っているように、俺はその残滓であり、創星神としての力のほとんどは失っている。ただの人間とそう大差はない」

中島(…ただの人間はデュエルを実体化したりカードを創造したりはできないと思うのだが)

赤馬(…今からでも言葉遣いを改めたほうがいいのだろうか。いやしかし、あのミドラーシュと名乗った彼女も不遜な態度であることだし…)

コナミ「…ミドラーシュ、今度は君の話を聞かせてくれ。俺が…創造神の存在が端末次元から消えた後、何があった?」

ミドラーシュ『ん、そうねー…』



ミドラーシュ『あなたが消えた後、あなたの予想通り生き延びた人たちの手で世界の復興は進められていった』

ミドラーシュ『あなたから創造の力を奪ったソンブレスの活躍のおかげもあったでしょうね。彼のおかげで、人の手ではできないような急激な復興もできたし…そうそう、竜星っていう、自然から生み出された竜の種族も生まれたりしたのよ?火・水・風・地・光…それぞれの属性からソンブレスが生み出したらしいわ』

ミドラーシュ『…でも、『ジェムナイト』の英雄、マスターダイヤがあなたから受けた傷から、破壊の力が彼に侵食して…私達、『シャドール』が生まれた』

ミドラーシュ『シャドールには生きているものも死んでいるものも関係なく、その影に取り込み、自らの力とする力が備わっていた。ヴェルズよりも厄介な敵だったわ』

ミドラーシュ『私を含めて多くの仲間たちが次々とシャドールに取り込まれていった。けれど私だけは、乗っ取られてからもなんとか自我を保つことだけはできた』

ミドラーシュ『この状況を何とかしようと思った私は、ナチュルの神聖樹に封印されていた力に手を出した。けれどその時…世界から、あなたが消えた』

ミドラーシュ『その変化にシャドール、そして私が手にした神聖樹に封印されていた力―――クリフォートも反応して、あなたを追ってこの世界に来た』

ミドラーシュ『そのときの力の流れに呑まれて、私の意識も薄くなって…あなたを完全に滅ぼすという、シャドールの意思に染まっていった』

ミドラーシュ『その後、あなたが私を見つけて、私を決闘で倒してくれたおかげで、シャドールは弱体化して…私が意識を取り戻しただけでなく、シャドール全体の主導権を握ることができた』

ミドラーシュ『まぁ…だから、あのときありがとうって言ったのよ。創星神サマ』


コナミ「…」

赤馬「その、シャドールというのは安全なのか?ここで何らかの暴走が起きるということは…」

ミドラーシュ『あぁ、その辺は安心していいわよ。今のところは完全に私の制御下にあるし、もし何かあったらまたこの創星神サマになんとかしてもらうから』

赤馬「そうか…ならばいい」


ミドラーシュ『で、これで私たちの事情は大体話したけれど』

赤馬「…君たちは、融合次元の…赤馬零王の企みについて、何か知らないのか?」

コナミ「いや、他の次元が存在している、ということについては感じてはいたが…それ以上の事は俺にもわからない。だが…その計略がここに住む人たちを危険に晒すというのなら…俺はそれを止めたいと思う」

赤馬「そうか…ならば話しておこう。私の知る限りのことを…」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


赤馬「故に、私はあなたたちに協力を求めたい。この次元を脅かす者たちを討ち取る槍、『ランサーズ』の一人となって、我々と戦ってはくれないか」

コナミ「わかった」

赤馬「………いい、のか?」

コナミ「あぁ。端末次元も生き残った人々によって復興が進められているというし、彼らを危機へと陥れたシャドールも今はここに居る。創造神の力を持つ俺を狙っているというのなら、不用意に戻るのは逆に危険…」

コナミ「ならばここに居るしかないだろう。君たちがシャドールと創星神である俺を恐れて追放する、というのなら異邦者である俺達はそれに従うしかないが…」

ミドラーシュ『ちょっとちょっと、勝手に私まで巻き込まないでよ。何気にこの世界私結構気に入ってるんだけど』

コナミ「俺たちはそもそもこの次元の人間ではない。危険だと判断され、追放されても文句は言えん」

ミドラーシュ『はぁ…堅っ苦しいわね、ホント』

赤馬「…少なくとも今はそのつもりがないから安心してくれていい。君たちの持つ危険性というものについて、警戒を緩めるつもりはない…が、彼女たちを見ていれば、君たちが故意に我々を害するということはないだろうと思う」

赤馬「それに、そもそもこの世界に呼んたのは私達のようだしな…」ボソッ

コナミ「ん?」

赤馬「いやなんでもない。こちらの話だ」

赤馬「…遅くなってしまったが、むしろ礼を言わせてほしい。異邦人の身であるにも関わらず、私達の次元に住む彼女らを守ってくれて…ありがとう」

コナミ「…礼を言われる筋合いは」
ミドラーシュ『だから堅苦しいのよアンタは!礼の一つくらい素直に受け取っときなさい!』

コナミ「っ…」

赤馬「しかし本当に良いのか?我々と共に戦うというのなら、少なくはない危険に身を晒さざるを得ないだろう。それでも…」

コナミ「あぁ、構わない。…俺も、この世界の事は結構気に入っているんだ」

赤馬「…そうか。重ねて礼を言わせてもらう、ありがとう」


ミドラーシュ『…っていうことなんだけど』

エンジェラ・ねね・嬢「」ポカーン

ミドラーシュ『うん、まぁ、そうなるよね』

エンジェラ「だ、だって…次元の異なる世界があって、しかもこの次元は侵略の危機にさらされて、コナミ先生が…異次元の神?」

ねね「まるで、意味が…わからない」

嬢「で、でもほら!だって、さっきのデュエルだって十分おかしかったですし!モンスターの攻撃が実体化したりとか…」

エンジェラ「確かにそうですが…けれど、これは流石に桁違いすぎますわよ…」

ミドラーシュ『あはは。信じても信じなくてもぶっちゃけどっちでもいいよ』

ミドラーシュ『君たちにとって重要なのは多分、あいつが君たちを守るために危険な戦いに身を投じるだろうって事だけだし…ね』

エンジェラ「!」

ねね「…」

嬢「…コナミさん、が」


ガララッ

コナミ「皆、無事…ってなんだ、その顔は」

エンジェラ「コナミ先生…」

コナミ「まさか…」チラッ

ミドラーシュ『テヘッ☆』ペロッ

コナミ「喋ったのか!?彼女たちに!一体どこまで…」

ミドラーシュ『そりゃもう全部よ全部。私達の出生から世界の危機の話まで…』

コナミ「…どういうつもりだ、ミドラーシュ。彼女たちを守ったり、逆に戦うように促したり…君の目的は一体何だ」

ミドラーシュ『…』

コナミ「答えろ、ミドラーシュ。答え如何によっては…」スチャッ

エンジェラ「お待ちください、コナミ先生」

コナミ「…エンジェラ」

エンジェラ「話はすべてお聞きしました。正直、全て信じることができたとは言い難いのですが…しかし、きっと私達のためにあなたが戦ってくれるというのは真実なのだと思います。ですから、感謝いたしますわ、コナミ先生」

コナミ「…」

エンジェラ「しかし、この問題はそもそも私達の問題。先生に全てをお任せするわけにはいきませんわ」

コナミ「だが、この戦いは危険なものだ。君たちが無理に戦線に加わる必要は…」

ねね「けど、あなたは…決闘(たたか)ってくれる…ですよね?」

コナミ「…」

エンジェラ「私たちは『決闘者』ですわ。この手にカードを手にした時から、自らの意思で決闘(たたか)い、自らの力で未来を掴むと決めた『決闘者』ですの!安全な場所でただ黙って愛する人の帰りを待つことを許容できるような人間ではありませんわ!」

嬢「コナミさん、どうか関係ないなんて寂しいことは言わないでください。傷ついていくあなたの背中を見ているだけなんて…そんなの、私たちは我慢できません!」

エンジェラ「私達の事を心配してくださるというのなら…どうか鍛えてください。あなたの隣に並び立てるようになるまで」

コナミ「っ………」

ミドラーシュ『…だぁーってさ。どうする?女の子に…いや、決闘者にここまで言われて、それでもあなたは『関係ない』って言うのかしら?それはもう、戦えって言うよりも残酷なことだと思わない?』

コナミ「……………はぁ。降参だ」

エンジェラ「コナミ先生…!」パァ!

コナミ「いいだろう、君達の覚悟はわかった。これから決闘いのときまでに、俺のもてる限りの力を以て、君達を最強の決闘者に鍛えよう。いつか、戦友として俺の隣に立っていてもらうために」

エンジェラ「っ!…これからも、ご指導ご鞭撻、よろしくお願いいたしますわ!!!」

コナミ「あぁ、こちらこそ、よろしく頼む」



ミドラーシュ『よかったね、お嬢ちゃん!これで晴れて恋人同士だよ!」

エンジェラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

ねね「さ、さっき…コナミさん、の、こと…『愛する人』って…言ってた、ます」

コナミ「…言ってたな」

嬢「こ、恋!?しかもコナミさんとだなんて…エンジェラさん、大人です!キャー!///」

ミドラーシュ『そして創星神サマ…いやもう面倒だからコナミ君でいいや。あなたは晴れてロリコンの称号を授与したわけだね!』

コナミ「む…」

嬢「あの…ろりこんって、なんですか?」

ねね「え…えと、し、知らない方が…いい、と思います、です」

エンジェラ「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!わ、私は、そ、そそそそういうつもりで言ったわけではっ!///」

ミドラーシュ『えー違うのー?じゃー本当はコナミ君の事嫌いなんだーへー』

エンジェラ「そ、そういうわけでもなくて…」

コナミ「…あまりからかってやるなミドラーシュ。あの言葉はただの比喩だろう。な?エンジェラ」

エンジェラ「………そうですわね」ウルウル

コナミ「な、何故、泣きそうなんだ?」

エンジェラ「乙女心という奴です。どうか気になさらないでくださいまし」

コナミ「そ、そうか…?なら、気にしないでおこう」

ミドラーシュ『まぁ、男の子に乙女心が分かるわけ…ん?ちょっと待って。あなたって確か、元々は『女神』じゃなかった?』

エンジェラ「え!?」

ねね「そ、そうなんです、か…?」

嬢「じゃ、じゃぁコナミさんって本当は女の人!?」

コナミ「いや、一応今は男ということになっている。転生するときにそうなったようだが…純粋な偶然の結果か、それとも何かの理由があるのかはわからない…ふむ、その気になれば戻せそうだな。気になるというなら戻そうか?」

エンジェラ「だ、駄目ですわ!絶対ダメ!!!」

コナミ「わ、わかった。わかったから落ち着いてくれ…」

ミドラーシュ『ていうか、性別自由に入れ替えられるって完全に人間の範疇超えてるわよ、それ…』ゲンナリ

ねね「…びっくりした、です」

嬢「私もです…」


コナミ「しかし、本当に良いんだな?」

エンジェラ「くどいですわよ、コナミ先生!」

ねね「私は、まだ、ちょっと怖いです…けど、恐くて震えているだけなのは…もう、嫌…です」

嬢「大丈夫です!何があっても、みんな一緒なら何とかなります!」

コナミ「…わかった。もう何も言わないさ…さて、なら帰ろうか」


エンジェラ・ねね・嬢「「「はいっ!」」」



聞いたことがあるだろうか?『赤帽子の決闘者』の噂を

沢渡『帽子の男か…面白い!』

そいつは、どこからともなく表れて、いつの間にかそこに居て

権現坂『見せてやろう、不動のデュエルの真髄を!』

時に他人のように、時に友人のように、時に家族よりも近しい存在として

素良『ビビっと来ちゃったんだよね!』

困難に立ち向かったり、不安に悩まされる決闘者達を助け、いつの間にか消えてしまう

柚子『ねぇ、こっちの赤い服と、こっちの白い服だったら、どっちが似合うかな?』

決闘者の元に現れるデュエルの精霊だとか、デュエルに深い愛着を持った幽霊だとか…真偽のほどはわからないが

遊矢『レディース・エーンド・ジェントルメーン!』

『彼』は数多の決闘者達と関わり、助け、導いていくという、それだけは確かなようで―――だが、それはまた…別のお話



コナミ「ここがスタンダードか…」   ~Fin~










ミドラーシュ『なんてね。まだ終わらないわよ。もうちょっとだけ続くわ』

どうも>>1です。「シャドール」を「サドール」と書き間違えて咄嗟に自転車のサドルを連想して若干ツボに入って悶絶してました、>>1です。

第一部完!という感じでまとめというなの打ち切りENDです。

と、言ってもこれで終わりというわけじゃないです。

TFSPのストーリー、特にARC-V次元を進めていて思ったのが、「コナミ君これ完全に人間じゃないよね?」でした。

なのでこんなコナミ君が出来上がるとしたらどんな過程を辿ったんだろう?という思考からこのようなストーリーを思いつき、思わずSSを始めてみたものの…

話が壮大になりすぎてエタってしまう未来が見えたので、本格的に風呂敷たためなくなる前に路線変更をするためにこうしてまとめさせていただきました。

次回からは1話完結型で、いつものタッグフォースでのストーリーのような形で進めていきたいと思います。

その関連で一つ安価をば。

一応、次に誰を選ぶかは決めているのですが、それ以降に関しては決まっていません。

とりあえずモブ勢で女性キャラ全員書くことを目標にはしているのですが、いかんせん人数が多いので順番が決めきれません。

なので次の次に書くキャラクターを誰にするか、安価を取りたいと思います。

対象はTFSPに登場するモブでありかつ女性であるキャラクターです。

いっそすでに出てきた3人を改めて書け、というのでも構いません。

逆に↑の条件に当てはまらない、同じIDによる連投、キャラクターが被った場合は安価下とします。

安価下1~3の中から、>>1が一番描きたいと思ったキャラを選びたいと思います。

ご協力の程、よろしくお願いいたします。

一部完乙です
安価は陽元コロナで

成田伸子社長ならミドちゃんも絡んで楽しい事になる気がするけどDM世界行きしてるんだよな、これってアークファイブ界しかダメですかね?

嬢が5D'sだしいいんじゃないの?
安価は宮田ゆま

宇理亜ちゃんとか出てきたら大変なことになりそうだな

>>135
確かにコロナさんは攻略出来ないのが残念なくらいいいキャラとビジュアルをしてる

というわけで俺もコロナさんがいいな

範囲からは外れたがまいちゃんをずっと待ってる


ハート:0


コロナ「アンタは、最近社長の社長が雇ったっていう…」

コナミ>…

コロナ「そうだ、コナミって言ったね。アタシは陽本コロナってんだ。よろしくな」

コナミ>?

コロナ「は?なんで本屋にって…べ、別にアタシが居たっていいじゃないか!そ、それとも何かい?あ、アタシみたいなのが居るのがそんなにおかしいかい!?」

コナミ>…?

コロナ「べ、別に焦ってなんて…あ、おい!み、見るな!」

『蠱惑魔に学ぶ恋愛術―愛しのあの人を恋の落とし穴に落とせ!―』

コロナ「…///」

コナミ>…

コロナ「っ…ち、違う!こ、これは別に、私もいい加減彼氏いない歴絶賛更新中なのが気になってるとかそういうのじゃなくてだな!」

コロナ「あー、その…そう!恋の相談されたときに、『当たって砕けろ』以外のアドバイスをできるようにだな…」

コナミ>…

コロナ「…謝んないどくれよ。別にアンタが悪いわけじゃない」

コナミ>!

コロナ「は?…せ、責任!?責任を取るってどういう…」

コナミ>…

コロナ「え?…相手探しを手伝う?…なんだそういう意味か」

コナミ>?

コロナ「な、なんでもない!…っで、手伝うって、どうやって?」

コナミ>…………?

コロナ「なるほど…まぁ、悪くはないかもな。いいよ、ノッテやろうじゃないか。折角だからとことん付き合ってもらうよ」



ハート:1

北斗「おい、もう聞いたか?」

刃「LDSのスタッフが、新人の歓迎会を兼ねてデュエルをするって話か?」

北斗「あぁ、知っているなら話は早い。制服組も参加するって話だし、見に行ってみないか?」

真澄「そうね…折角見学自由ってことになっているんだし、行ってみましょう」


コロナ「さーってデュエルだデュエルだ!行くよ、コナミ!」

コナミ>…

コロナ「わ、わかってるよ…表向きはアンタとスタッフメンバーとの顔合わせ、しかしその実態はアタシの相手探しのためのタッグデュエルによる総当たり戦…だろ?」

コロナ「このデュエルはアタシと相手との相性を見るためのものだってことは忘れちゃいないさ。…けど、だからってデュエルで手を抜く理由にはならないだろ?」

コナミ>…

コロナ「あぁ!行くよコナミ!」


遊次「さぁ、相手をさせてもらおう!よろしく!」

伴「顔合わせデュエル…お受けしましょう」


「「「「 デ ュ エ ル ! 」」」」


コロナ「行け!2体の『陽炎獣ヒュドラー』で、ダイレクトアタック!」

遊次・伴「うわあああああぁぁぁぁぁぁ…」LP→0



コロナ「ふぅ…いいデュエルだったな」

コナミ>?

コロナ「で、相性はって?…あーそうだな…」

コナミ>遊次?

コロナ「堅い」

コナミ>伴?

コロナ「暗い」

コナミ>…

コロナ「辛辣って…いや、あいつらが良い奴なのは知ってるさ。同僚として、何度か助けられたりしてるし。けど、やっぱりそういう関係になるとすると…アタシとあの二人は、相性が悪そうだ」

コナミ>…

コロナ「まだ決闘ってない相手はいるからな。明日からも付き合ってもらうぞ?」


ハート:2


リチュア「今日は私達がお相手させていただきます」

愛「はい~。じんじょうに勝負です~」


コロナ「相手はあの二人か…」

コナミ>?

コロナ「え?…あっはっは!男勝りだって自覚はあるけど、流石にアタシにそういう趣味はないよ」

コロナ「だから今回はアンタの顔合わせの方がメインになるな。ま、細かいことは気にせず、楽しんでいこうか!」


「「「「「デュエル!」」」」

コナミ>!

『水精鱗ガイオアビス』

リチュア・愛「「きゃあああああぁぁぁぁぁ………」」LP→0


コロナ「ふぅー…いやーやっぱりデュエルはいいね!思いっきりやると本当にスカっと…」


愛「お強いですね~コナミさん」

リチュア「えぇ、本当に。流石社長の補佐官となられた方ですね。私達では歯が立ちませんでした」

コナミ>…

コロナ「…」

愛「よかったらこの後お茶でもどうですか~?色々お話しもしたいですし~」

リチュア「あら、いいですね。折角ですから皆さんで歓迎のお食事会なんかも開いたり…」

コナミ>…

愛「遠慮しなくていいんですよ~?新人さんなんですから~、先輩に少しくらい甘えたって…」

コロナ「いつまで鼻の下伸ばしてんだい、コナミ!」

リチュア「あ、コロナさん…?」

コロナ「ほら、行くよ!」


コナミ>…?

コロナ「怒ってない」

コナミ>…

コロナ「怒ってないって言ってるだろ!ほら、まだ決闘う相手は残ってるんだ。途中で投げ出すなんて許さないからね!」



ハート:3


コロナ「…」

コナミ>…

コロナ「なんだい?」

コナミ>…


エル「なんだ?今日は機嫌が悪そうだな、陽本」

コロナ「あぁん?」ギロッ

エル「…ほ、本当に機嫌が悪そうだな」

コロナ「ふん!」

エル「…なぁ、また食事でも一緒に行かないか?」

コロナ「食事ぃ?」

エル「あぁ。美味い料理でも食えば、気分もすっきりするだろうしな!どうだ?」

コロナ「…」

コナミ>…

コロナ「ま、それもいいかもね」

エル「それじゃぁ…!」

コロナ「けど、まずはデュエルをしてからだ。今日の本当の目的はコイツとの顔合わせだろう?」

エル「そりゃそうだ。…コナミ、だっけ?」

コナミ>…

エル「へへ、こちらこそよろしく!」

鱗子「話は終わりまたか?それならデュエルを始めましょう」

エル「青海…顔合わせでその態度はないんじゃないか?」

鱗子「私はこれでいつも通りですが」

エル「いや、そりゃそうだが…すまんなコナミ、この人はこういう人なんだ」

コナミ>…

エル「さて、やるからにはフェアにデュエルしよう!」


「「「「デュエル!」」」」



コロナ「『真炎の爆発』で呼んだ5体のモンスターで、ダイレクトアタック!!!」

エル・鱗子 LP→0


鱗子「…ありがとうございました」

エル「あちゃー、こりゃ参った。腕を上げたな、陽本」

コロナ「…いや、アタシはいつも通りだったさ。もしアタシ達が強いと感じたなら、それは…アンタのおかげだよ、コナミ」

コナミ>…

コロナ「…あー、その…だな…」

コナミ>…

コロナ「だぁもういつまでうじうじしてんだアタシらしくない!…コナミ!八つ当たりして悪かった!ごめん!」

コロナ「…そして、ありがとう。アンタのおかげで気持ち良くデュエルできた」

コナミ>…

コロナ「気にしてないって…本当に器がデカいねぇ、アンタは」

エル「じゃぁ陽本、そろそろ一緒に飯を…」

コロナ「…すまん門揃、アタシは少し考えたいことがあるから、今日はパス」

エル「え」

コロナ「…それじゃぁまたな、コナミ」


ハート:MAX

コロナ「お、来てくれたね、コナミ」

コナミ>?

コロナ「…頼む、何も聞かずに、黙ってアタシとデュエルしてくれ」

コロナ「アンタとデュエルすれば、答えが見える気がするんだ」

コナミ>…

コロナ「アンタならそう言ってくれると思ってたよ…よし!」

コロナ「空手柔道合気道カポエラ合わせて十五段、陽本コロナ!推して参る!」


コロナ「「デュエル!」」コナミ



コナミ「先攻は俺が貰う!」

コナミ「俺は手札から、モンスターをセットし、カードを1枚伏せて、ターンエンド」


コナミ
モンスター:セット1
魔法・罠:伏せ1
手札:3
LP:4000


コロナ「アタシのターン、ドロー!」

コロナ「アタシは手札から、魔法カード『炎王の急襲』を発動!」

コロナ「相手フィールド上にのみモンスターが存在するとき、デッキから炎属性の獣、鳥獣、獣戦士、いずれかの種族のモンスター1体を特殊召喚できる!」

コロナ「アタシは、『陽炎獣 サーベラス』を特殊召喚!」

サーベラス「グルル…」ATK2000

コロナ「ただし、このカードの効果で呼び出したモンスターの効果は無効化され、ターンの終わりに破壊される」

コロナ「更に私は、クリバンデッドを通常召喚!」

クリバンデッド「クゥー!」ATK1000

コロナ「バトルだ!サーベラスで、その裏守備モンスターに攻撃!」

サーベラス「ガァ!」ATK2000

リンデ「ウフフ…」DEF1200

コナミ「『水精鱗ーアビスリンデ』の効果!フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、デッキから、リンデ以外の水精鱗モンスターを特殊召喚できる!」

コナミ「来い!『水精鱗ーアビスディーネ』!」

ディーネ「はぁーい!」ATK1000

コナミ「更にディーネの効果発動!このカードが水精鱗モンスターの効果によって特殊召喚されたとき、墓地からレベル3以下の水精鱗モンスターを特殊召喚できる。来い、アビスリンデ!」

リンデ「フフ…」DEF1200

コロナ「クリバンデッドじゃどっちも倒せないね…私はメイン2にカードを1枚伏せて、エンドフェイズ!」

コロナ「炎王の急襲の効果によって、サーベラスが破壊され、そしてこの瞬間にサーベラスの効果発動!」

コロナ「このカードが破壊され墓地へ送られたとき、デッキからヘイズカード1枚を手札に加えることができる!アタシは『陽炎獣 ペリュトン』を手札に!」

コロナ「そしてクリバンデッドの効果も発動!エンドフェイズにこのカードをリリースすることで、デッキから5枚のカードをめくり、その中から魔法・罠カードを1枚手札に加えることができ、残りはすべて墓地へ送る!」

コロナ「アタシは『真炎の爆発』を手札に!そしてそれ以外の『陽炎獣 ヒッポグリフォ』、『陽炎獣 ヒュドラー』、『陽炎獣 スピンクス』、『カードガンナー』を墓地へ!」

コロナ「…これでアタシは、ターンエンドだよ」


コロナ
モンスター:なし
魔法・罠:伏せ1
手札:5
LP:4000


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「俺は、リンデを攻撃表示に変更し、手札から、『水精鱗ーアビスヒルデ』を召喚」

ヒルデ「あははっ!」ATK1300

コナミ「バトル!ディーネ、ヒルデ、リンデでダイレクトアタック!」

コロナ「させないよ!リバースカードオープン!『リビングデッドお呼び声』!墓地のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する!戻ってきな、サーベラス!」

サーベラス「グル…!」ATK2000

ディーネ「あわわ…」ATK1000

コナミ「モンスターの攻撃を中止!…メインフェイズ2に移行する」

コナミ「…俺は、レベル3のディーネ、ヒルデ、リンデでオーバーレイ!3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」

コロナ「3体素材のエクシーズ召喚…!?」


コナミ「エクシーズ召喚!」


コナミ「ランク3!舞い踊れ、『水精鱗ーアビストリーテ』!」

トリーテ「ら~♪」DEF2800

コナミ「カードを更に2枚伏せて、ターンエンド」


コナミ
モンスター:トリーテ
魔法・罠:伏せ3
手札:1
LP:4000



コロナ「守備力2800…また硬いモンスターを出してきたね。ドロー!」

コロナ「アタシは、フィールドのサーベラスをリリースして、手札のペリュトンをアドバンス召喚!」

ペリュトン「ヒヒーン!」ATK1600

コロナ「こいつは手札を炎属性モンスター1体を捨て、自身をリリースすることで、デッキから陽炎獣モンスター2体を特殊召喚できる!アタシは手札の『陽炎獣 キマイラ』を捨てることで、デッキからヒュドラー2体を特殊召喚!」

ヒュドラー「「キシャー!」」ATK2300

コナミ「だがこの瞬間、罠発動!『激流葬』!フィールドの全てのモンスターを破壊する!」

ヒュドラー「「アー…」」
トリーテ「きゃー♪」

コロナ「くぅ…」

コナミ「このとき、トリーテの効果発動!このカードが破壊され墓地へ送られたとき、墓地の水精鱗モンスター1体を特殊召喚できる!蘇れ、リンデ!」

リンデ「ふぅ…」DEF1200

コロナ「ここで激流葬か…やってくれるじゃないか。けど、忘れちゃいないかい?アタシの手札には、これがあるんだよ!」

コロナ「魔法カード真炎の爆発!自分の墓地に存在する守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚できる!来い!ヒュドラー、サーベラス、サーベラス、ヒッポグリフォ、ヒッポグリフォ!!!」

ヒュドラー「「「シャー!」」」ATK2300
サーベラス×2「グル…」ATK2000
ヒッポ×2「キョアー!」ATK2100

コロナ「そのモンスターは確かリクルーターだったね。こいつらで一斉攻撃するのもいいけど、そしたらデッキからまた新しい水精鱗モンスターが特殊召喚されちまう」

コロナ「…だから、もう一手進めさせてもらうよ。さっきは3体素材のエクシーズを見せられたからね…アタシだって負けてないってところを見せてやろうじゃないのさ!」


コロナ「アタシは、レベル6のモンスター5体でオーバーレイ!」

コナミ「5体素材のエクシーズ召喚…来るか!」

コロナ「5体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」


コロナ「エクシーズ召喚!」


コロナ「ランク6!熱く燃え滾る異形の魔獣!『陽炎獣 バジリコック』!」

バジリコック「コケェー!!!」ATK2500

コロナ「バジリコックの効果!エクシーズ素材を3つ以上持ったこのカードの攻撃力は、エクシーズ素材の数×200ポイントアップする!」

最強バジリコック「!」ATK3500

コロナ「エクシーズ素材となったヒュドラーの効果を発動!このカードがエクシーズ素材となった時、墓地の陽炎獣モンスター1体をエクシーズ素材に加える!来い、スピンクス!」

コロナ「本来ならここで更にバジリコックの攻撃力は上がるんだが…バジリコックの更なる効果!エクシーズ素材を1つ取り除くことで、相手のフィールド、または墓地のモンスター1体を除外する!」

コロナ「アタシが選ぶのはアビスリンデ!『ペトリファイ・アイ』!」

リンデ「!?」カチッ…

コナミ「リンデが石化した…!?」

コロナ「さぁバトルだ!3500のダイレクトアタックを喰らいな!『ヒート・ヘイズ・エンド』ォ!」

コナミ「それは御免こうむる。永続罠、『アビスフィアー』!デッキから水精鱗モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する!」

コナミ「俺はデッキのリンデを特殊召喚!」

リンデ「はぁ、また?私過労死しちゃいそう…」DEF1200

コロナ「なっ…またそいつかい!?くそ、ならバジリコックでアビスリンデに攻撃!」

最強バジリコック「コケーッ!」ATK3500
リンデ「きゃぁー!」DEF1200

コナミ「ぐ…だがこの瞬間、リンデの効果が発動する!デッキから、『水精鱗-リードアビス』を特殊召喚!」

リード「ふん…!」ATK2700

コロナ「最上級モンスター!…けど、そいつじゃバジリコックは倒せないよ。ターンエンド!」


モンスター:最強バジリコック
魔法・罠:なし
手札:3
LP:4000



コナミ「俺のターン、ドロー!」

コロナ「言っとくけど、バジリコックの効果はさっき見せたので全部じゃぁないよ!」

コロナ「バジリコックは、素材を4つ以上持つとき、相手のカード効果の対象にならない!」

コロナ「そして素材を5つ持つとき、カード効果では破壊されない!」

コロナ「対象にもとれず、カード効果で破壊できない3500のモンスター…この最強バジリコック、倒せるものなら倒してみな!」

最強バジリコック「コケーッ!」

コナミ「…いいだろう」

コナミ「俺は手札から、『水精鱗―メガロアビス』を墓地へ送り、『水精鱗―ディニクアビス』を特殊召喚!」

ディニク「ぐぅ…」DEF2400

コナミ「ディニクのモンスター効果!自身の効果で特殊召喚に成功した時、デッキからレベル4以下の水精鱗モンスター1体を手札に加える。俺が手札に加えるのは、『水精鱗―アビスマンダー』」

コロナ「レベル7のモンスターが2体…けど、アンタのデッキのエースモンスター、『水精鱗―ガイオアビス』の効果は知っている。それじゃぁ、アタシのバジリコックは倒せないよ!」

コナミ「あぁ、そうだな。だから…俺ももう一手、進めさせてもらおう」


コナミ「俺は手札に加えたマンダーを通常召喚する」

マンダー「あづい…」ATK100

コナミ「そしてここでリバースカードオープン!『燃え上がる大海』!自分フィールド上にレベル7以上の水属性、または炎属性モンスターが存在するとき発動できる!」

コナミ「フィールドに存在するのが水属性モンスターのとき、このターンモンスターの効果を発動するために墓地へ送られた水属性モンスターを可能な限り特殊召喚し、その後自分フィールドのモンスター1体を破壊する」

コナミ「このカードの効果によって、墓地のメガロを蘇生し、フィールドのマンダーを破壊する!」

メガロ「ぐぬ…」ATK2400
マンダー「ぎゃぁー!?」

コナミ「そして!墓地のマンダーを除外することで、フィールドの水精鱗モンスター全てのレベルを1つアップさせる!」

マンダー「まったく人使いの荒い…はぁ!」

ディニク・メガロ・リード「ふん!」☆7→☆8

コロナ「レベル8のモンスターが…3体…!」

コナミ「行くぞコロナ」



コナミ「 懺 悔 の 用 意 は で き て い る か ! 」



コナミ「俺は!レベル8となったディニク、メガロ、リードの3体でオーバーレイ!」

コナミ「3体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」

コナミ「逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりて、その姿を現すが良い!」


コナミ「エクシーズ召喚!」


コナミ「降臨せよ!『超銀河眼の光子竜』!!!」

ネオフォトン「グルァアアアーーー!!!」ATK4500

コロナ「攻撃力…4500…!?そんな、バジリコックよりも上!?」

コナミ「それだけではないぞ!ギャラクシーアイズの効果発動!エクシーズ素材を一つ取り除くことで、相手フィールド上のエクシーズ素材全てを取り除く!『フォトン・アブソーヴ』!」

バジリコック「コケェー…」ATK3500→ATK2500

コナミ「そして、取り除いたエクシーズ素材の数×500ポイント攻撃力は上昇し、その数だけ、このモンスターは攻撃権を得る!」

ネオフォトン「グギュルァ!」ATK4500→ATK7000×5回攻撃

コロナ「そ…んな…!」

コナミ「終わりだ!行け!ギャラクシーアイズ!『アルティメット・フォトン・ストリーム』!」


コナミ「 グ ォ レ ン ダ ァ !!!」


コロナ「きゃぁぁぁあああ!!!」LP4000→-32500




コロナ「…あーあ。負けちまった」

コナミ>?

コロナ「あぁ、大丈夫だよ…けど、これではっきりした」

コナミ>?

コロナ「まったく、厄介なことをしてくれたもんだよ。アンタみたいな男を知っちまったから、他の男じゃぁ絶対満足できなくなっちまうじゃないか」

コナミ>…!

コロナ「ふふ、そう焦るなって!…まだアタシの思いは伝えない。負けたままってのは性に合わないからね」

コロナ「いつか来るその日までは、この思いはアタシの胸にしまったまま燻らせておくよ」

コロナ「けど、必ずアンタを倒して、アンタをアタシの物にする!」

コロナ「その日まで、誰かに負けたりするんじゃないよ、コナミ!」


ストーリー コロナ ~END~

どうも、>>1です。鱗子さんの名前を書いているときにRとTを間違って押して名前を書いて大変なことになりました、>>1です。全国のリンコさん、申し訳ありません

ところで言いましたよね?「次に誰を選ぶかは決めているのですが、それ以降に関しては決まっていません。」

 誰 が 次 に 出 て く る キ ャ ラ ク タ ー を 予 想 し ろ と 言 っ た 

はい、というわけで、今回登場したのは陽炎獣使いの姉御肌系お姉さん、陽本コロナさんでした。

まさかここまで人気があるとは…コロナさんの人気っぷりに流石に>>1もびっくりしています

というわけで今回の投稿、如何でしたでしょうか?形式変更後第一回目ということで色々試験的な内容を含んだものでしたが…

試験内容1:原作にならってストーリー中はコナミ君に黙ってもらっていた
試験内容2:突然水精鱗と関係のない超銀河眼を出した
試験内容3:デュエル終盤のコナミ君がただのカイト
試験内容4:ヒロインのライフを-32500まで吹っ飛ばす鬼畜振り

ちなみに、最初に思いついたのはフル武装ガイオアビスに効果を発動させてバジリコックの効果を無効化させるというものでしたが、なんか地味だったので没にしてこういう形にしてみました。

これらや、これら以外についてもですが、色々意見等頂ければと思います。

というわけで、次はこれからの話。

実に半分ほどがコロナさんという驚きの安価結果でしたが、今回と被ったためにそれらは安価↓ということで…

安価1:>>136 成田伸子
安価2:>>137 宮田ゆま
安価3:こちらは>>138さんも居れるか悩みましたが、希望形式になっていなかったのでさらに加速して下の>>141 善羽まい

以上3名の中から>>1が作為的に一人を選ぶこととなります。ご了承ください。

ちなみに、安価はARC-V界以外でもオッケーです。

以上。では、また会う日まで

面白かった
コロナさん可愛い


TFSP完全版はいつ出るかな

ハート:0

麻衣「こんにちは!」

コナミ>?

麻衣「え~?まいちゃんのこと知らないの~?信じられな~い!」

麻衣「まいちゃんはね~、ただいま絶賛売出し中のアイドルの卵なんだよ!」

コナミ>…?

麻衣「何の用?だなんて…ぷぅ~。もう!まいちゃんが会いに来てあげたっていうのに、そんな言い方したら嫌いになっちゃうよ!」

コナミ>…

麻衣「あはは、冗談だよ♪そんなに慌てなくても、まいちゃんはまいちゃんのことが好きな皆の事が大好きだからね♪」

麻衣「それに、あなたにお願いしたいことがあったって言うのは、その通りだしね」

コナミ>?

麻衣「うん、実はね…最近、まいちゃんみたいなアイドルが、悪い人に襲われるっていう事件が起こってるの」

麻衣「まいちゃんのお友達にも、襲われてけがをしちゃったりした人も居て…」

麻衣「だからまいちゃんと一緒に、悪い人たちを懲らしめる手伝いをしてくれない?」

麻衣「エンジェラちゃんから聞いてるよ。あなたって、と~っても強いんでしょ?」

麻衣「もし手伝ってくれたら~…まいちゃんのサインをプレゼントしてあげる!だから、お願い!…ね?」ウルウル

コナミ>…

麻衣「ありがと~!あなたって優しいのね!」


ハート:1

麻衣「この辺りで、悪い人に襲われたっていう人が居るんだって」

麻衣「…こ、恐くなんてないよ!まいちゃんだってデュエリストなんだから!」

麻衣「そ、それに…もしまいちゃんが危なくなったら、あなたが助けてくれるでしょ?」ウルウル

コナミ>…

麻衣「ありがと~!じゃぁ、まいちゃんがこの辺りをウロウロするから~、あなたは少し後ろからついてきてね!」

コナミ>…


麻衣「あら?」

秀行・KENYoU「…」

麻衣「え~っと、どちらさま?」

秀行「…あんた、善波麻衣やな?」

麻衣「そうだよ~。あ、もしかして~、あなたもまいちゃんのファンなの~?」

KENYoU「あんたには恨みはない…けど、悪いね」スッ

麻衣「!」

バッ

コナミ>…

秀行「何やお前、邪魔するんか?」

麻衣「あ!まいちゃんわかっちゃった!あなたたちがこの辺りでアイドルたちを襲ってる悪い人たちね!」

KENYoU「!…おい、気付かれてるみたいだぞ?どういうことだ?」

秀行「わいが知るかいな。それよりも…おいアンタ、痛い目見とぉなかったらそこをどかんかい!」

コナミ>…

KENYoU「チッ…めんどくさい」

秀行「しゃぁないのぉ…ほんなら、力尽くでどかすまでや!」

麻衣「む~!まいちゃんはあなた達なんかに負けないもん!」


「「「「デュエル!」」」」


麻衣「スポットライトの準備は、いい?『発条機雷ゼンマイン』で、ダイレクトアタック~!」

秀行・KENYoU「「ぐわあああああああああああああ!!!」」LP→0


KENYoU「く、くそ…!」

秀行「…あんさんら、強いなぁ」

コナミ>…

秀行「…もうええわ。サツに突き出すなりなんなり好きにせぇ。負けた以上はもう何されようが何も言わん」

麻衣「…そんなことしないよ~」

KENYoU「何だって?」

麻衣「でも~、なんでこんなことしたの~?それを聞かせてくれない?」

KENYoU「…金の為だよ」

麻衣「お金?」

秀行「この仕事は胸糞悪いが給料だけはいいんや。やから俺も、こいつもやってる」

コナミ>?

秀行「…しゃぁーないやろ。こうでもしないと間に合わへんのや」

秀行「ワイは今度の大会で優勝してプロへ行かなならん。けど、そのためには強いカードが必要。そしてカードを買うには金が要る。…単純な話や」

コナミ>…

麻衣「…」

麻衣「…じゃぁ、あと一つだけ教えて?あなたたちにそんなことを依頼したのは、誰?」

KENYoU「さぁ…ターゲットを伝えてきて、俺たちが仕事を達成したことが確認されたら、金が送られてくる…そういうシステムだったから」

麻衣「…」

麻衣「そっか…わかった~」

秀行「…ほ、ほんまにワイらをサツに突き出さないんか?」

麻衣「うーん、まいちゃんは~、あなたたちが二度とこんなことしないって誓ってくれるんだったら~、いいかなって♪」

秀行「…あぁ、わかった。あんさんらに倒されて目ぇ覚めたわ。こんなことして手に入れた金で、大事なカードを買えはせんわ」

麻衣「うん!一件落着~♪」


ハート:2

麻衣「結局、真犯人は突き止められなかったね~」

コナミ>?

麻衣「う~ん、きっとぉ、あの人たちが改心してくれたから~、本当の悪い人はまたなにかしてくると思うんだけどぉ~…」

康彦「こんにちは!」

麻衣「う~ん?あなた、まいちゃんに何か用~?」

康彦「へぇー、君、マイっていうんだね。どうだい?これから僕とデートでも…」

麻衣「あなたもまいちゃんのファンなのね~、ありがと~!でも、まいちゃんは皆のまいちゃんだから、誰かとデートしたりしちゃ…」

コナミ>!

誠一郎「ぐぁ!?」

麻衣「!」

誠一郎「く、くそ…!」

麻衣「…それって、カメラよね~?もう、ダメだよ~そんなことしたりしたら~。まいちゃんのファンでいてくれるのは嬉しいけど~…」

康彦「?…???」

コナミ>…

麻衣「え、違う?」

麻衣「…ねぇ、おに~さん。ちょ~っとお話し聞かせてもらってもい~い?」

誠一郎「ぐっ…こ、断る!どうしてもっていうなら…デュエルだ!」

康彦「お、デートかい?よくわからないが、そういうことなら…」

麻衣「うん!わかった~!…いっくよ~」

「「「「デュエル!」」」」


麻衣「さぁ、シャッターチャンスよ!綺麗に撮ってね?『発条空母ゼンマイティ』で、ダイレクトアタック!」

誠一郎・康彦「ぐわあああああああああ!!!」LP→0


麻衣「さぁ、聞かせてもらえる?一体何のために、まいちゃんの写真を撮ったの?」

誠一郎「…依頼、されたんだ」

麻衣「依頼?」

誠一郎「あぁ。善羽麻衣、ってアイドルのスキャンダルを取ってこい…って」

康彦「え、君はそのために僕を利用したのかい!?」

誠一郎「うっ…すまない」

コナミ>…?

誠一郎「なんでって…実は、人を探してるんだ」

誠一郎「昔、タッグデュエルのパートナーだった…そいつのことを、ずっと探してるんだが見つからなくて…」

誠一郎「けど最近、そのことを聞いたって人から、取引を持ちかけられたんだ」

コナミ>?

誠一郎「あぁ。さっきの依頼の話だ」

麻衣「その依頼をした人って~?」

誠一郎「…すまない、わからない」

麻衣「…」

康彦「そこは任せてくれよ」

コナミ>?

康彦「誠一郎の望みに付け込んで、しかも女の子のスキャンダルを掴もうとするなんて、紳士として許せるものではないからね。僕の人脈を使って、なんとしても犯人を捜し出してみせるよ!」

麻衣「ほんと~!?ありがと~!あなたって優しいのね~!」

康彦「ハハハ、そうだろう?」キラッ



ハート:3

麻衣「あのおに~さんの話だと~、ここの961事務所っていうところが、ライバル事務所の妨害をするためにあんなことをしてたんだって~!」

麻衣「も~!皆に希望を届けるアイドルの事務所がそんなことをしてたなんて…まいちゃん、許せな~い!」

コナミ>…

麻衣「よ~し、いっくよ~!」


「…それで、私の事務所に乗り込んできたわけか」

麻衣「そうよ!もう観念しなさい!」

北斗「まったく、言いがかりもいい所だね」

「むっ、北斗か」

北斗「社長、こんな奴らと話し合う必要なんてありませんよ。君たち、こんなことをしていないで、さっさと帰るんだ」

北斗「もし嫌だというのなら…この僕を倒してみるんだね」

麻衣「望むところよ!」

「「「「デュエル!」」」」


麻衣「『発条装甲ゼンマイオー』で、ダイレクトアタック!」

北斗・刃「「ぐわああああああ!!!」」LP→0

「な、何を負けておるのだ!この役立たずどもめ!」

麻衣「さぁ、もう逃げられないわよ!」

「ぐ、ぐぬぬ…」



麻衣「ふぅ~!これで本当に全部終わりね!」

麻衣「あなたのおかげよ、ありがと~!」

コナミ>…

麻衣「そうだ、これ…」

麻衣「はい!まいちゃんのサイン!」

コナミ>…

麻衣「それじゃぁね!あ、今度まいちゃんのライブがあるの!絶対見に来てね!」

麻衣「それじゃ、ばいば~い!」

ハート:MAX

麻衣「あれ?どうしたの、こんなところで…」

コナミ>…

麻衣「あ!もしかしてまいちゃんに会いたくなっちゃった~?」

麻衣「でも、そんなに焦らなくても、ライブに来てくれればまいちゃんには会えるのに~」

コナミ>…

麻衣「え?まいちゃんとデュエルしたいの?…いいわよ!」

麻衣「あなたには色々助けてもらったから…それくらいは、サービスしてあげる!」

麻衣「まいちゃんとデュエルできるだなんて、この幸せ者ー!」

コナミ>…

麻衣「うん!じゃぁ、いっくよ~!」


コナミ「「デュエル!」」麻衣



コナミ「…俺はカードを1枚セット、モンスターを1体セットして、ターンエンド」


モンスター:セット1
魔法・罠:伏せ1
手札:3
LP:4000


麻衣「まいちゃんのターン!」

麻衣「『ゼンマイマニファクチャ』を発動してぇ、『ゼンマイラビット』を召喚しまぁす♪」

ラビット「きゅー!」ATK1400

麻衣「いっくよー!バトルフェイズ!」

麻衣「ラビットで裏守備モンスターに攻撃!」

コナミ「俺はバトルステップ時に、『憑依解放』を発動!」

麻衣「!」

麻衣「やぁん怖~い!怖いからぁ、ラビットの効果を発動するね♪」

麻衣「自分フィールド上のゼンマイモンスター一体を選択して、次の自分のスタンバイフェイスまで除外する。この効果で、まいちゃんはラビットを除外!出番があるまで待っててね!」

ラビット「きゅきゅ~…」

麻衣「そしてここで、マニファクチャの効果発動~。ゼンマイモンスターの効果が発動した時、デッキからレベル4以下のゼンマイモンスターを手札に加えま~す♪この効果で、『ゼンマイマジシャン』を手札に!」

麻衣「まいちゃんはこれで、ターンエンドで~す♪」


モンスター:なし
魔法・罠:マニファクチャ
手札:4
LP:4000


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「俺は『おろかな埋葬』を発動。デッキからモンスター1体を墓地へ送ることができる…俺は『デーモン・イーター』を墓地へ」

コナミ「更に、手札から『ジゴバイト』を召喚!」

ジコバイト「ガァ!」ATK1500

コナミ「バトルだ。ジゴバイトで、ダイレクトアタック!」

麻衣「や~ん!顔に傷はダメー!」LP4000→LP2500

コナミ「…ターンエンド」


モンスター:ジゴバイト、セット1
魔法・罠:憑依解放
手札:2
LP:4000


麻衣「まいちゃんのターン!」

麻衣「まずはドロー!そしてスタンバイフェイズに、除外されてるラビットが戻ってくるよ!」

ラビット「!」ATK1400

麻衣「どうしよっかなぁ~…そうだ!まいちゃんは、『ゼンマイドッグ』を召喚!」

ドッグ「わん!」ATK1200

麻衣「可憐なデュエルを魅せてあげる~!まいちゃんはぁ~…」

麻衣「レベル3のラビットとドッグで、オーバーレイ!」

コナミ「!」

麻衣「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」


麻衣「エクシーズ召喚!」


麻衣「来て!まいちゃんを守る機械仕掛けのナイト!『発条機雷ゼンマイン』!」

ゼンマイン「ガションガションガション」DEF2100

コナミ「…守備表示か」

麻衣「まいちゃんを倒したかったらぁ、この子をまず倒してね♪まいちゃんはこれでターンエンド!」

コナミ「エンドフェイズ、デーモン・イーターの効果発動!」

コナミ「このカードが墓地に存在するとき、相手エンドフェイズに自分フィールド上のモンスターを破壊することによって、このカードを特殊召喚できる!俺は、ジゴバイトを破壊してデーモン・イーターを特殊召喚!」

ジゴバイト「グゥ…」

デーモン・イーター「キシャァ!」ATK1500

コナミ「更にこの瞬間、ジゴバイトと憑依解放の効果が発動!」

コナミ「まずはジゴバイトの効果!このモンスターが先頭または効果で破壊されたとき、デッキからジゴバイト以外の攻撃力1500、守備力200のモンスターを特殊召喚できる!俺はデッキから、『稲荷火』を特殊召喚!」

稲荷火「きゅるう!」DEF200

コナミ「そして憑依解放の効果!フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊されたとき、デッキから破壊されたモンスターと異なる属性の守備力1500の魔法使い族モンスターを表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚できる!」

コナミ「俺はデッキからモンスターをセット!」

麻衣「あわわ…モンスターがいっぱいだよぉ…まいちゃん恐~い!」


モンスター:ゼンマイン
魔法・罠:マニファクチャ
手札:4
LP:2500



コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「…俺はモンスターを1体セット、カードを1枚伏せて、ターンエンド」


モンスター:セット3、稲荷火
魔法・罠:憑依解放
手札:1
LP:4000


麻衣「も~、まいちゃんとデュエルできるてるって言うのに、なんでそんなにつまらなそうなの~?」

麻衣「折角のまいちゃんとのデュエルなんだから、もっと楽しそうにしないとダメだよ~」

コナミ「…それなら、もっと君自身がデュエルを楽しむべきなんじゃないのか?」

麻衣「…」

麻衣「え~?まいちゃんは楽しんでるよ~?」

コナミ「いいや、君はずっと耐え忍んでいる。自分を愛らしく見せようとして、本来のデュエルができていない」

コナミ「…そんな薄っぺらな笑みでは、真のデュエリスト相手に、その苦痛を隠し通すことなどできないぞ」

麻衣「…」

麻衣「『まいちゃん』と『私』は違う。『私』のデュエルをしてしまったら、きっと誰も『まいちゃん』を愛さない…なら『私』は、どうすればいいの?」

コナミ「好きにすればいい。少なくともここには俺と君以外誰も居ない。君を愛し、君が愛する観客も居ない。…いるのは俺と君の二人のデュエリストだけだ」

麻衣「…いいのね?」

コナミ「…」

麻衣「本当に、私の好きにしても、良いのね?」

コナミ「あぁ、もちろんだ。さぁ、君の全てを俺に見せてみろ!」

麻衣「…私の」


麻衣「ターンッ!」



麻衣「私は、手札からゼンマイマジシャンを召喚!そしてこの瞬間、手札の『ゼンマイシャーク』の効果発動!このモンスターはフィールドにゼンマイモンスターが召喚・特殊召喚されたとき、手札から特殊召喚できる!そしてシャークの効果が発動したことによってマニファクチャの効果が発動できる。デッキから2体目のシャークをサーチ!そしてマジシャンの効果!このモンスターはゼンマイモンスターの効果が発動した時、デッキからゼンマイモンスターを守備表示で特殊召喚できる!2体目のマジシャンをデッキから特殊召喚!そして、ゼンマイシャークの効果!このモンスターは自身のレベルを1つ、上げるかまたは下げることができる!私は下げる効果を選択!そしてこの瞬間シャークの効果の発動によって2体目のマジシャンの効果を発動できる!デッキから『ゼンマイネズミ』を守備表示で特殊召喚!レベル4のゼンマイマジシャン2体と、レベル3のゼンマイネズミ、ゼンマイシャークでそれぞれオーバーレイ!エクシーズ召喚!浮上せよ、『発条空母ゼンマイティ』!輝け、『発条機甲ゼンマイスター』!ゼンマイティの効果発動!エクシーズ素材を一つ取り除いて、手札またはデッキからゼンマイモンスターを特殊召喚できる!デッキから『ゼンマイソルジャー』を特殊召喚!そしてこの瞬間、サーチした手札のゼンマイシャークの効果によってこのシャーク自身を特殊召喚!ソルジャーは自身のレベルを1つ上げることができる!ソルジャーをレベル5に!そしてシャークの効果!今度はレベルを上げる効果を選択!レベル5となったソルジャーとシャークでオーバーレイ!

エクシーズ召喚!!!

狂うことなく刻まれる発条の調べ、それを支配する機械の王!

ランク5!貫け!『発条装甲ゼンマイオー』!!!」

ゼンマイオー「ウィーン!」ATK2600
ゼンマイスター「ガシャコン!」ATK1900→2500
ゼンマイン「ガッション!」ATK1500
ゼンマイティ「ギギギギギ!」ATK1500

麻衣「はぁ…はぁ…!ど、う?…私の、本気は…」



コナミ「正直…想像以上だ」

麻衣「だよね…でももう、後悔しても遅いんだから!」

麻衣「ゼンマイオーの効果!エクシーズ素材を一つ取り除くことによって、フィールド上のセットカード2枚を破壊できる!」

コナミ「させん!手札から『エフェクト・ヴェーラー』の効果を発動!このカードを手札から捨てることで、相手フィールド上のモンスター1体の効果を、このターンの終わりまで無効化する!」

ヴェーラー「はぁ!」

ゼンマイオー「オー…ギギギ」

麻衣「て、手札からモンスター効果?私のターンなのに…」

麻衣「もう…なら、このままバトル!」

麻衣「ゼンマイオーで、稲荷火に攻撃!『ギア・ドリル・ブレイク』!!!」

ゼンマイオー「オー!」ATK2600

稲荷火「きゅぅー…」DEF200

コナミ「稲荷火は破壊される…そしてこの瞬間、憑依解放の効果を発動!デッキからモンスターをセット!」

麻衣「一体くらい増えても問題ない!このままバトルを続行!ゼンマイスターで攻撃!」

コナミ「この瞬間、リバースカードオープン!『皆既日食の書』!フィールド上の全てのモンスターを裏側守備表示にする!」

麻衣「っ!」

麻衣「…ターン、エンド」

コナミ「皆既日食の書の効果により、相手フィールド上のモンスターは全てターンの終わりに表側表示になり、その数だけ相手はカードをドローする」

麻衣「!…私は、4枚のカードをドロー。手札制限の為に手札を捨てる」


モンスター:ゼンマイオー、ゼンマイスター、ゼンマイン、ゼンマイティ
魔法・罠:マニファクチャ
手札:6
LP:2500


麻衣「あーあ、仕留めきれなかったな」

コナミ「…ふっ」

麻衣「何笑ってるの?」

コナミ「その言葉、そっくりそのまま返そうか」

麻衣「!?…わ、私…今、笑ってるの?」

コナミ「どうだ?楽しいだろう、本気のデュエルは」

麻衣「…うん!本当に楽しかった!本気を出したのなんていつ振りだろうなぁ…あはは!」

コナミ「…君は、本当の自分を愛してくれる人などいないといったが…俺は、そんな事はないと思う」

コナミ「強くあること、可愛らしくあること…その二つは、本当に相反するものか?」

麻衣「…そうでしょ。強い人は、愛されない。愛される人は、弱い人…いつだって、そうでしょ?」

コナミ「そんなことはない」

コナミ「今からそれを証明する!俺のターン、ドロー!」



コナミ「俺はセットされた『火霊使いヒータ』を反転召喚!」

ヒータ「ハハッ!」ATK500

コナミ「この瞬間、ヒータのリバース効果発動!相手フィールド上の火属性モンスター1体のコントロールを得る!俺はゼンマインを選択!」

麻衣「こ、コントロール奪取!?」

コナミ「更に、デッキに存在する『憑依装着―ヒータ』の効果発動!自分フィールド上の火霊使いヒータと火属性モンスターを墓地へ送り、デッキからこのモンスターを特殊召喚できる!」

コナミ「来い、憑依装着ヒータ!」

麻衣「デッキのモンスター効果を発動!?そんなカードが存在するなんて…」

コナミ「『地霊使いアウス』を反転召喚!」

アウス「はい!」ATK500

コナミ「同様にして、ゼンマイスターのコントロールを奪い、2体のモンスターを墓地へ送ることによってデッキから『憑依装着―アウス』を特殊召喚!」

麻衣「わ、私のモンスター達が…」

コナミ「まだ行くぞ!『風霊使いウィン』を反転召喚!」

ウィン「うー…」ATK500

コナミ「ゼンマイオーのコントロールを奪い、2体のモンスターを墓地へ送り、デッキから『憑依装着―ウィン』を、特殊召喚!」

コナミ「これで締めだ!手札から、『憑依装着―エリア』を通常召喚!」

ヒータ「ははっ!やってやろうじゃねーか!」ATK1850
エリア「うふふ…行きますよ」ATK1850
アウス「では、参ります」ATK1850
ウィン「うん、がんばるー」AK1850

ゼンマイティ「!…!?」DEF1500

麻衣「…私の、負けね」

コナミ「バトルだ!全員でダイレクトアタック!
『憑依火霊術―「紅蓮」』!
『憑依水霊術―「葵紋」』!
『憑依地霊術―「撃鉄」』!
『憑依風霊術―「龍雅」』!」


麻衣「きゃあああああああああ!」LP2500→2150→300→-1550→-3400



麻衣「…負けちゃったか」

麻衣「でも、まさか『霊使い』デッキに負けるだなんて思わなかったな…遊戯王界のアイドルカードの代表格…」

コナミ>?

麻衣「…そうかもね。『可愛くて強いアイドルモンスター』が居るならその逆…『強くて可愛いアイドルデュリスト』っていうのも、居てもいいかもね♪」


ニコ「さぁ!961プロダクション主催アイドルデュエル大会もいよいよ大詰め!並み居るアイドル達を討ち倒し、アイドルデュエリスト最強の座を得るのは一体どちらなのか!?」

ニコ「では、選手を紹介しましょうう!573プロダクション所属!善羽ァ…麻衣ィー!」

麻衣「皆ー!今日は私の為に集まってくれてありがとー!」

\マイチャーン!キョウモマイチャンノソリティアヲミセテクレー!/

\マイチャンカワイイヤッター!/

\マイチャーン!オレダー!フンデクレー!/

麻衣「今日はぁ、私の全力全開、本気のデュエルを、楽しんでいってねー!」

ワアアアアアアアアアア!!!

>>1です。初め発条と書いてゼンマイと読むことを知らずはつじょうから変換してたら変な気分になってきました、>>1です。

と、いうわけで、今回のキャラクターはARC-V世界在住アイドルの卵こと、ゼンマイ使い、『善羽麻衣』ちゃん。

コナミ君の使用デッキは『四霊使い』でした。

ゼンマイデッキがソリティア向きだというのは知っていましたが、SSを書くにあたって調べてみて、手札2枚から1killするルートがあるというのは少しびっくりしました。

使っていてとても楽しかったです(ホッコリ)。←1kill大好き。

そして前回のラストで忘れていたことが…はい、安価です。

というわけで、次回のキャラクター登場キャラクターに関する安価。

ルールは前回と同様、ということで…ご協力、よろしくお願いいたします。

全く関係ありませんが、月曜日って本当に憂鬱になりますよね。

原さん

乙だがたしか
高橋は広島弁で一人称はワシ
田中の一人称はミー
だろ?

神導魔希子ちゃん
お願いします!

>>177

>>177
申し訳ありません、今度から気を付けます…。


コナミ>―――

麗華「あなたは…あぁ、LDSの方ですか。はい、なんでしょう?」

コナミ>―――

麗華「危ないからもう帰れ?いえ、そういうわけにはいきません」

コナミ>?

麗華「…実は最近、私のクラスメイトの内の何人かが、夜遅くまで町を出歩いているとの情報を得たのです」

麗華「学生たるもの、夜間に外で遊び歩くなど言語道断!ですから、委員長として私が町をパトロールをしようと…」

コナミ>―――

麗華「それは大人の役目?私自身学生なのだから外を出歩くべきではない…それは、確かにその通りなのですが…しかし」

コナミ>………―――

麗華「え?…あなたのパトロールに同行する、ですか?確かに、それならば問題はありませんが…よろしいのですか?」

コナミ>―――

麗華「ありがとうございます!このご恩には必ず報います!では、早速参りましょう!」


ハート:1

麗華「あ、あそこにいるのは!」

麗華「あなたたち、こんなところで何をしているのですか!」

岬「げっ、委員長!」

ひなた「や、やばっ…」

麗華「まったく、最近夜遊びがひどい生徒が居ると聞いてパトロールをしてみれば…なぜこんな時間に町をうろついているのですか!」

岬「そ、そんなの俺たちの勝手だろ!委員長には関係ないさ!」

麗華「いいえ、そういうわけにはいきません!クラス委員長である私には、あなたたちに健全な学生生活を送らせる義務があるのです!」

ひなた「え~…そんな~…」

麗華「さぁ、覚悟なさい!私たちがあなたたちの不健全な生活を正します!」



「「「「デュエル!」」」」



麗華「『地獄の拷問部屋』の効果!これで終了です」

LP→0

岬「そんな馬鹿な…何かの間違いだ…」

ひなた「負けちゃったよー。やっぱり強いね、委員長」

麗華「まったく…学生が夜遊びなんてしててはいけませんよ!」

岬「なっ…夜遊びなんかじゃねーよ!そもそもお前の…」

ひなた「ちょ、ちょっと!」

岬「おっといけねっ…」

麗華「?…私がどうかしたんですか?」

ひなた「な、なんでもない!なんでもないよ!アハハハ…」

麗華「…まぁいいでしょう、もう夜も遅いですし、今日の所はこれくらいで勘弁して差し上げます。さぁ、早くお家に帰りなさい。そして、今後このようなことがないように!いいですね?」

岬「うっ…わかったよ」

ひなた「は~い。…じゃぁまた明日、委員長」

麗華「はい、ではまた明日。今度は学校で会いましょう」




ハート:2

麗華「私の聞いた話では、まだ夜遊びを行う生徒はいるとのことですが…あ!」

あげは「い、委員長!?」

開花「な、なんでここに…」

麗華「なんでもなにも、あなたたちのような生徒が居ると聞いたので、自主的に夜間のパトロールを行っているのです!」

開花「さ、流石委員長。真面目だねー…」

麗華「褒めても誤魔化されはしませんよ!」

あげは「真面目って褒め言葉なんだ…」

麗華「そもそも、何故学生の身分でこのような時間にこんな場所に…」

あげは「…ちょ、ちょっと事情があるんだよ」

麗華「どんな事情があろうと、あなたたちの行動は許されるものではありません!」

麗華「さぁいきますよ!」



「「「「デュエル!」」」」



麗華「『波動キャノン』を墓地へ送って効果を発動します!」

LP→0

あげは「流石委員長…なかなかやるじゃない。ちょっとだけ褒めてあげる」

開花「委員長って強いんだね!」

麗華「しかし、事情があるとの事でしたが…一体何の事情があってこんなことを?」

あげは「うっ…そ、それは…」

開花「ひ、秘密!乙女の秘密だよ!たとえ委員長でも、これは教えられないから!」

麗華「秘密、ですか…仕方がありません、そこまで言うなら聞かないでおきます。さぁ、あなたたちも危ない目にあわないうちに、早く帰宅しなさい。そして大人しくしていること!いいですね?」

あげは「わ、わかったよ…委員長の言うとおりにしてあげる」

開花「うー…しょうがないか」

麗華「結構。これからは、ルールを守って行動しなさい」


ハート:3

麗華「彼女たちもあれで懲りたでしょうし、このパトロールで問題がなければ、もう大丈夫でしょうね」

麗華「…本当に、私のわがままにお付き合いいただいて、ありがとうございました」

コナミ>―――

麗華「確かに、お礼を言うのは少し早いですね。では、最後まで気を抜かず、パトロールを行っていきましょう!」

恵「…委員長」

紫「あら、このような時間に委員長にお会いできるとは…奇遇ですね」

麗華「恵さんに、紫さん…!?」

紫「折角出会えたのですから、少しお茶でも…」

麗華「…いいえ!誰であろうと、規律を破る人には容赦をしません!」

恵「…委員長、待って」

麗華「待ちません!あなたたちにも、お灸をすえる必要があるようですね!」

紫「あ、あらあら…なんだか大変なことになってしまいましたね」

恵「デュエルして、委員長が落ち着くのを待つしかない」

紫「仕方がありませんわね…では」



「「「「デュエル!」」」」



麗華「私はこれでターンエンド。そして、デュエルも終了です。スタンバイフェイズ時に、『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』の効果が発動!」

LP→0

恵「負けた」

紫「…参りましたわ」

麗華「さぁ、もう夜遅いんですから早く帰りなさい!」

恵「今、帰るところ」

麗華「…え?」

紫「実は、今日恵さんが私のお家に来て下さったのですが、話し込んでいるうちにこのような時間になってしまったので…」

紫「お一人で帰すのも危ないだろうということで、お送りしていたところなのです」

麗華「そ、そうだったんですか…す、すいません!早とちりで失礼なことを…」

紫「そうお気になさらないでください。そもそも、私がこんな時間まで恵さんをお引止めしてしまったのが悪いのですから…麗華さんのお叱りは、真っ当なものです」

恵「…今度からは、きちんと話を聞いてほしい」

麗華「はい、気を付けます…ところで、こんな夜遅くまで一体何を…?」

紫「あぁそれは…」

恵「ダメ」

紫「もがもが…」

麗華「…?」

恵「気にしないで」

麗華「あ、はい、わかりました…では二人とも、お気を付けて。また明日」

恵「さようなら」

紫「はい、また明日、学校でお会いしましょう」



ハート:MAX

麗華「はぁ…」

コナミ>―――

麗華「あなたは…先日は本当にお世話になりました」

コナミ>―――

麗華「気にするな?ふふっ、ありがとうございます」

コナミ>―――?

麗華「溜息?ごめんなさい、気を遣わせてしまいましたね…」

コナミ>―――

麗華「いえ、もうあなたには十分お世話になっていますから、これ以上ご迷惑をかけるわけには…」

コナミ>―――

麗華「それが大人というもの?…ご立派なんですね」

コナミ>―――

麗華「えぇ、実は…これでいいのか、わからなくなってしまいまして…」

コナミ>―――?

麗華「先日、私の早とちりで紫さんと恵さんに迷惑をかけてしまったでしょう?」

麗華「あのことを反省して、自分を省みてみたんです。そうしたら…」

麗華「自分のやっていることはただの自己満足なんじゃないか、皆の為にルールを守っているけれど、それは私の勝手なんじゃないか…って」

コナミ>―――

麗華「『人がルールを守るのではない、ルールが人を守るのだ』?…含蓄のある言葉ですね」

コナミ>―――

麗華「ルールを守りたいのか、人を守りたいのか?私は…」

コナミ>…―――

麗華「彼女たちにも聞いてみれば?…一体どういう」

ひなた「あぁー!いた!」

岬「たくっ…家に居なかったから随分探したぜ」

麗華「あなたたち、何故ここに…いえ、それよりも、探していた?私をですか?何故?」

ひなた「むふふーそれは着いてからのお楽しみ!さ、行くよ!」

麗華「え、行くってどこに…」

岬「気にすんなって、着けば分かるからよ!お、アンタも一緒か。どうせなら着いてくるか?」

コナミ>―――

岬「そうこなくっちゃな!」


あげは「二人とも遅い!主役が到着しないと始められないでしょ!」

麗華「あげはさん、あなたまで…」

開花「やっと来たね~。ほら、早く早く!」

麗華「あ、あの、私、何が何だか…」

コナミ>―――

麗華「大丈夫?あ、あなたがそういうなら…」



恵「来た」

紫「あぁよかった。これでやっと始められますね!」

麗華「あの、そろそろ教えてもらえませんか?一体何が始まるんです?」

恵「すぐに分かる。照明、ON」

紫「ではこれより…」



紫「文化祭打ち上げの会を始めさせていただきます!」

みんな『ワー!』

麗華「文化祭の…打ち上げ?」

恵「会場は開花さんの伝手で、食材とかの他の用意は岬さんとひなたさんがやってくれた」

麗華「で、でもなんで私には伝えず…」

開花「文化祭の時に一番頑張ってくれたのが委員長だったからね。だから、委員長には秘密ってことにして、皆で頑張って用意したんだよ!」

あげは「まぁ…力を尽くしてくれた委員長には、感謝してあげてもいいかなって思わなくもなかったからね」

岬「んでまぁ、じゃぁ委員長にばれないように準備の諸々は夜にやろうってことになったんだが…」

麗華「まさか…最近夜に頻繁に出歩いていたのは、このため!?」

ひなた「普段の委員長なら、夜には絶対に出歩かないから、見つかることはないだろうと思って…まさかそれが噂になって、委員長がパトロールに出てくるとは。私たちの予想の上をいかれたよー」

麗華「まったくもう…あなたたちという人は…!」

紫「まぁまぁ、良いではありませんか。何もよからぬことを企んでいたわけではないのですから」

麗華「しかし…」




恵「それよりも、皆からプレゼント」

麗華「え?」

紫「えぇ。頑張ってくださった委員長に、日頃の感謝も含めて…こちらを」

麗華「これ、和服…?紫さんのご実家の?で、でもこんな高価なもの…」

紫「委員長には、本当にお世話になっていますから。どうかお気になさらず、受け取ってください」

麗華「…ありがとうございます。大切にさせてもらいますね」

紫「はい!恵さんと一緒に選んだので、きっとお似合いになると思います!」

恵「…(起伏の乏しい)委員長(の体)には和服が良く似合うと思ったから」

麗華「あの、何か含みがあるような気がしたのですが…」

恵「気のせい」

麗華「あ、もしかして、先日会った時のは…」

恵「その話し合いで、あんな時間に…」

麗華「そうだったんですか…」

開花「で、どう、かな?」

麗華「…いくら事情があったとはいえ、やはり夜に出歩いたりしてはいけません。ルールは…」

コナミ>…

麗華「ルールは、あなたたちが守るべきものではなく、あなたたちを守るためにあるのですから」

麗華「けれど…あなたたちの気持ちは、本当にうれしい!ありがとう!」

開花「うん!私達も、委員長が喜んでくれてうれしいよ!」

岬「これを機に、今度からちょくちょく見逃してくれるともっとうれしいんだけどな」

麗華「それはありません」

岬「…だよな。ま、それでこそ委員長ってもんだ」

ひなた「えー…委員長だって彼氏作ってるんだし、私達だってもう少し自由にしたっていいじゃん!」

麗華「…は?カレシ?一体何の事です?」

紫「あら、違うのですか?夜もご一緒に行動されていたようですから、私達はてっきり…」

コナミ>…?

麗華「なっ…なっ…!こ、こここちらの方は私のパトロールを手伝ってくださっただけで…ていうか、私『達』って…!」

開花「みんなそう思ってるよ?いやーそれにしてもびっくりだね!あの真面目な委員長が誰よりも真っ先に彼氏を作っちゃうだもん!」

麗華「ち、違います!そ、そもそも!男女関係というのはきちんとお互いを知って、長いお付き合いの果てに信頼関係を築いたうえで結ぶものであり…」

あげは「そう照れなくてもいいじゃん!素直に認めちゃいなよ、委員長!」

恵「それ、あなただけには言われたくないと思う」

あげは「ちょ、それどういう意味!?」

麗華「~~~…!もう!こうなったらデュエルです!」

コナミ>?

麗華「今ここで、私の全力を以て!完膚なきまでにあなたを倒します!そうすれば、皆さんの誤解も解けるというものでしょう!」

コナミ>―――

麗華「ふふっ、準備はいいですね?…手加減はしませんよ。では…」



コナミ「「デュエル!」」麗華




麗華「規則正しく!私のターン!」

麗華「私はモンスター1体のセット、カード2枚のセットを行います」

麗華「更に永続魔法、『波動キャノン』を行使します!」

麗華「私はこれで、ターンの終了を宣言します!」


       麗華
     LP4000 手札1
   [][][■][][]   
[] [][][■][波動キャノン][■] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][][][]   
     LP4000 手札5
       コナミ


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「俺は永続魔法、『強欲な欠片』を発動し、カードを1枚セット」

コナミ「そして『成金ゴブリン』を発動。このカードの効果によって、相手のライフを1000回復させる代わりに、俺はデッキからカードを1枚ドローする」

麗華「…」LP4000→5000

コナミ「…俺はこれで、ターンエンド」


       麗華
     LP5000 手札1
   [][■][波動キャノン][■][]   
[] [][][■][][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][強欲な欠片][■][]   
     LP4000 手札5
       コナミ




麗華「私のターンです!ドロー!」

麗華「私は、『ステルスバード』を反転召喚し、その効果を行使します!このカードが反転召喚に成功した時、相手に1000ポイントのダメージを与えます!」

ステルスバード「クイィッ!」ATK700

コナミ「ぐぅ…」LP4000→LP3000

麗華「バトルフェイズに移行します。ステルスバードで、ダイレクトアタックを宣言します!」

コナミ「っ…」LP3000→LP2300

麗華「ステルスバードの更なる効果を行使します。このカードは、1ターンに1度、裏側守備表示にすることができます」

麗華「さらに私は、モンスターのセットを行い、ターンの終了を宣言します。」


       麗華
     LP5000 手札1
   [][■][波動キャノン][■][]   
[] [][][■(ステルスバード)][■][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][強欲な欠片][■][]   
     LP2300 手札5
       コナミ


コナミ「俺のターンだ。ドロー」

コナミ「ドローの瞬間、強欲な欠片の効果の効果が発動する。自分のドローフェイズに通常のドローをするたびに、このカードに強欲カウンターを一つ置く」

コナミ「そしてメインフェイズ、俺は『悪夢の鉄檻』を発動。このカードの効果によって、お互いのプレイヤーは相手ターンで数えて2ターンの間、攻撃することができない」

コナミ「…さらに『強欲で謙虚な壺』を発動。デッキの上から3枚を確認し、そのうちの一枚を手札に加え、他の二つはデッキに戻す。ただしこのターン、俺はモンスターの特殊召喚を行えない」

コナミ「1枚目、『アンティ勝負』。2枚目、『アームズホール』。3枚目『リロード』…俺はアームズホールを手札に加え、そのまま発動」

コナミ「このターンの通常召喚権の放棄を代償に、デッキの1番上のカードを墓地へ送って発動する」

コナミ「デッキまたは墓地から装備魔法を1枚手札に加えられる。俺はデッキから『黒いペンダント』を手札に加える。デッキの一番上のカードは一時休戦だ」

コナミ「…ターンエンド」



       麗華
     LP5000 手札1
   [][■][波動キャノン][■][]   
[] [][][■(ステルスバード)][■][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][強欲な欠片:C1][■][]   
     LP2300 手札5
       コナミ


麗華「私のターンですね。ドロー!」

麗華「攻撃を封じられようと大過はありません!私は、ステルスバードの反転召喚を行います!」

麗華「1000ポイントのダメージを!」

コナミ「くっ…そろそろ、か」LP2300→1300

麗華「これで終わりです!『波動キャノン』の効果!このカードは、自分のメインフェイズ時にフィールドから墓地へ送ることで、発動後に経過した自分スタンバイフェイズの数×1000ポイントのダメージを相手に与えます!」

麗華「発動後経過したスタンバイフェイズは先ほどで2回目…私は、この効果を行使することで、あなたに2000ポイントのダメージを与えます!」

コナミ「そうはさせない。リバースカードオープン、『サルガッソの灯台』!自分にダメージを与える魔法カードの効果が発動した時に発動できる!その効果によって自分が受ける効果ダメージは0になる!」

麗華「姑息な真似を…私は、ステルスバードをもう一度裏側守備表示にします」

麗華「私はもう1体のモンスターの反転召喚を行います。セットモンスターは『ワーム・リンクス』!」

麗華「更にモンスターの召喚を宣言します!来なさい、『プロミネンスドラゴン』!」

プロミネンスドラゴン「グルァ!」ATK1500

麗華「悪夢の鉄檻の効果で攻撃はできない…これで私は、ターンの終了を宣言します」

麗華「そしてここで、リンクスとプロミネンスドラゴンの効果が行使されます!エンドフェイズ時、リバースしたリンクスが居る時、デッキからカードを1枚ドロー!そしてプロミネンスドラゴンの効果により、相手に500ポイントのダメージを与えます!」

コナミ「っ!…」LP1300→LP800


       麗華
     LP5000 手札2
   [][■][][■][]   
[] [][プロミネンス][■(ステルスバード)][リンクス][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][強欲な欠片][■][]   
     LP800 手札5
       コナミ



コナミ「俺のターン、ドロー。そしてこの瞬間、強欲な欠片の効果がもう1度発動し、カウンターが乗せられる」

コナミ「メインフェイズ、俺は強欲な欠片の効果発動。カウンターが2つのったこのカードを墓地へ送ることで、デッキからカードを2枚ドローする」

コナミ「俺は手札から、『ハーピィの羽箒』を発動!相手フィールドの魔法・罠カードをすべて破壊する!」

麗華「させません!私はリバースカード、『大革命返し』を行使します!フィールドのカードを2枚以上同時に破壊するカードの効果の発動を無効にし、ゲームから除外します!」

麗華(これでもう一枚の罠カード、『魔法の筒』は守られた…彼のライフは残り800…それ以上の攻撃力のモンスターでの攻撃が来た瞬間、彼のライフは尽きる!)

麗華(もし攻撃が行われず、私のターンが来ても、800程度のダメージを与える方法はいくらでもある…その時は私の手で引導を渡すのみ!)

麗華「残念でしたね…このデュエル、私の勝ちです!」

コナミ「それはどうかな?」

麗華「…え?」

コナミ「…俺は手札から、マジック、『火炎地獄』を発動!相手ライフに1000ポイントのダメージを与え、自身は500ポイントのダメージを受ける!」

麗華「なっ!…」LP5000→LP4000

コナミ「がっ…」LP800→300

麗華「なぜこんな…残り少ないライフをさらに削るようなことを…!?」

コナミ「…これでいい。いや、こうでなくてはならない」

コナミ「俺はカードを1枚セットし…」



コナミ「『大逆転クイズ』を発動!」



麗華「大逆転…クイズ!?」

コナミ「このカードは、自分の手札、フィールドのカード全てを墓地へ送って発動できる!自分のデッキの1番上のカードの種類…モンスター、魔法、罠のどれであるかを当てる!当てた場合、相手と自分のライフポイントを入れ替える!」

麗華「一番上のカードを当てる?最後の最後で、そんな運任せな…」

コナミ「運任せ?違うな、一番上に存在するカードがどれか…俺には既に分かっている。いや、君でも当てることができるはずだ」

麗華「なっ、そんなイカサマのようなこと…!」

麗華(そうだ、彼がここまで使用したカード…それらは全て…まさか、あのデッキは40枚すべてが!?)

コナミ「チェックメイトだ」

コナミ「俺が宣言するのは魔法カード!そしてデッキトップは…」

『サルガッソの灯台』

コナミ「当然正解!これにより、互いのライフポイントを入れ替える!」LP300→4000

麗華「こ、こんな変則的な手が…!」LP4000→300

麗華「で、ですが、これであなたはフィールドはがら空きで手札は焼け野原!あなたが止めの一手を放つ前に私が巻き返せば…」

コナミ「いいや、止めの一手はもう既に指し終えている」

麗華「…え?」

コナミ「墓地へと送られた黒いペンダントの効果を発動!」

麗華「ぼ、墓地から魔法カードの行使ですって!?」

コナミ「このカードがフィールドから墓地へ送られたとき、相手ライフに500ポイントのダメージを与える!」

麗華「きゃぁあああああ!」LP300→0



麗華「ま、負けてしまいました…」

開花「す、すごい!あんな勝ち方私初めて見たよー!」

恵「…相手がどの程度の火力を持っているのか、どれを防いでどれを通すのか…全てを見通していなければ出来ないデュエルだった」

ひなた「つまり…あの人委員長の事なら何でもお見通しってこと?」

岬「なんだよ、やっぱり付き合ってるんじゃねーか!そうじゃなきゃあんなデュエルはできねーよな!」

麗華「あっ、いや、その…!」

紫「そうです!折角ですから今ここで、あの和服を着てみませんか?」

あげは「いいんじゃないかな?彼氏さんだって、付き合ってる女の子の晴れ姿は見たいでしょ?」

麗華「だから、違っ…!」

紫「まぁまぁまぁまぁ!着付け方は私がお教えしますから!」




~エンド絵~

麗華「…あの、似合い、ますか?」

コナミ>―――

麗華「そ、そうですか、良かったです」

麗華「あ、あの…結局みんな、誤解したままですけれど…良いんですか?」

コナミ>?

麗華「何をって…それは…」

麗華「…いえ、何でもありません。…一つ、お聞きしてもいいですか?」

コナミ>?

麗華「私、決めました。私は、ルールを守るためではなく、皆を守るためにルールを守ると」

麗華「私の為に、ここまでしてくれる皆を、守るために…」

麗華「ただ、今回の事で…私は、私の弱さを実感しました」

麗華「またいつか、困難にぶつかり、迷い、戸惑うことがあるかもしれません。ですから、そのときは、また…」

コナミ>―――

麗華「…はい、ありがとうございます!」

麗華「これからも、末永いお付き合いを、よろしくお願いいたします!」



ストーリー 原・麗華~END~

お久しぶりです、>>1です。最近ゼノブレイドXを買いましたがボリューム画凄まじすぎてGWフル活用しても終わる気がしません、>>1です。


いやはやおよそ三週間ぶりに更新となりました。申し訳ありません。

しかし>>1もただ無駄に三週間を過ごしたわけではありません。

実は、タッグフォースSPのモブキャラクターのセリフ収集に勤しんでいたのです。

これさえあればもう一人称や口調を間違うこともないでしょう。

ちなみに、収集した分はYahoo知恵袋に知恵ノートとして置いてあります。もしお暇な方は見に行ってみてください。

しかしこうして収集してみると色々面白いことが分かりますね。相変わらず成田伸子ははっちゃけてるなーとか、嶺開花と夏野ひなたって台詞パターンそっくりだなーとか…


というわけで、今回はTFシリーズの委員長キャラにしてバーンデッキ使い、原麗華さんでお送りしました。

TF、というか遊戯王シリーズでは珍しい貧nyゲフンゲフン胸囲が非常に慎ましいキャラクターです。しかしそれも既に折り合いをつけたとのことらしいです。(デュエリスト名鑑より)

…実はTF6の麗華さんストーリーをやっていない、というのは内緒です。

ちなみに、今回のストーリーにおいては、使用デッキの都合上『エースモンスター』という存在がおらず、口上を書けなかったのが何気に不満だったりします。


以上を持ちまして話題を変更。これからの話。

前回ではまぁまさかというかむしろ案の定というところで2票しか集まらなかった安価、今回も懲りずにやります。

けれどまぁ、流石に今回も少なかったら流石に懲ります。今度からは安価なしで適当に>>1が選んじゃおうかなーとか思ってます。それができないから安価を始めたのにね。

というわけでルールは>>134を参照。次回希望キャラクターをどうぞ。

乙です
安価は光焔ねね

鉄板のゆきのん

早乙女

成田伸子

おもすれ
ここら辺でひとり男キャラ攻略して欲しいな
リベンジの意味も込めて高橋秀行

>>198>>134のルール見ようZE!

ハート:0


雪乃「こんにちは。貴方が最近噂になっている『赤帽子の決闘者』ね?」

コナミ<―――?

雪乃「あぁ、私は藤原雪乃。女優の卵よ。お願いしたいことがあって、あなたのことを探していたのよ」

コナミ<―――?

雪乃「実は今度、私のデビュー作が発表されるんだけれど、そこでデモンストレーションとして、タッグデュエルをすることになったの」

雪乃「『本格的デュエルのできる本格派女優』を目指す私としては、その場でも勝利したいんだけど、あまりタッグデュエルの経験はなくて…」

雪乃「そんなときに、あなたの噂を聞いたの。最近この辺りでどんなパートナーと組んでも負けることがない、タッグデュエリストのプロが居る…ってね」

コナミ<―――

雪乃「そんなことはない?じゃぁ、噂は嘘なの?」

コナミ<…―――

雪乃「嘘じゃないなら、謙遜しなくてもいいじゃない」

雪乃「それでお願いしたいことっていうのは、私ともタッグを組んでデュエルをしてほしいのよ」

雪乃「あなたと組んでタッグデュエルをすれば、私もタッグデュエリストとして良い経験を積めそうだしね」

コナミ<―――

雪乃「ふふっ、ありがとう。あなたが噂通りのデュエリストなら、きっとそう言うと思ったわ」

雪乃「それじゃぁ、これからよろしくね、ぼうや」


ハート:1

雪乃「それで、デュエルの相手はどうしようかしら…」

コナミ>―――

雪乃「ぼうやの知り合いを?」

コナミ>―――

雪乃「実力は保証する、ね…えぇ、断る理由はないわ、よろしくね」



麻衣「こんにちは~!まいちゃんで~っす!」

嬢「どうもお久しぶりです、コナミさん!」

雪乃「この子たちが今日のデュエルの相手?」

嬢「ふぉぉ…き、綺麗な人です」

麻衣「うんっ!初めまして、藤原雪乃さん!」

雪乃「あら、私の事を知っているの?」

麻衣「もちろんだよ~。これからが期待される女優界の金の卵!まいちゃんたちアイドルの間でも噂になってるよ~」

雪乃「あらそう?なんだか照れるわね…」

麻衣「もしまいちゃんたちと一緒にお仕事することがあったら、そのときは『よろしく』ね!」

雪乃「こちらこそ、『よろしくお願い』するわね、お嬢ちゃん」

麻衣「あははっ!」

雪乃「うふふっ…」

嬢「あの、コナミさん、あのお二人、笑っているようで笑っていないような気がするんですけれど…」

コナミ<…―――

嬢「気にしない方がいい?わかりました」



嬢「それで、今日はまいさんとタッグを組んで、コナミさんたちとデュエルをすればいいんですよね!」

コナミ<―――

嬢「そんな、迷惑だなんて思ってないですよコナミさん!私も、コナミさんとデュエルできるのは嬉しいですから!」

麻衣「うんっ!まいちゃんも、雪乃さんとデュエルできるのは楽しみだな~」

雪乃「うふふ、ありがとう。私もお嬢ちゃんたちとデュエルできるのは嬉しいわ」

嬢「あれ、私名前言いましたっけ?」

雪乃「いえ、そういえば聞いていないけれど…」

嬢「じゃぁ、なんで私の名前を…?」

雪乃「?」

嬢「?」

コナミ<―――

雪乃「あぁ、この子、名前が『嬢』なのね…いい?お嬢ちゃんって言うのはね…」

麻衣「もうっ!そんなことはいいでしょ~!このまいちゃんを待たせるなんて…」

雪乃「あら、ごめんなさい」

麻衣「うんっ!いいよ!まいちゃん今日は機嫌がいいから許してあげるっ!」

コナミ<―――

雪乃「えぇ、そうね。じゃぁ…」



「「「「デュエル!」」」」



雪乃「『マンジュ・ゴッド』でのダイレクトアタック!」

LP→0



麻衣「あ~ん、まいちゃん負けちゃった」

嬢「お強いですね…まいりましたっ!」

雪乃「くすくす…でも、お嬢ちゃんたちも強かったわよ?」

嬢「ほんとうですか?うれしいです!」

麻衣「むぅ~…今度デュエルするときは、まいちゃんが勝つんだからっ!」

雪乃「ふふっ…えぇそのときを楽しみにしてるわ」

コナミ>―――

嬢「お礼なんていいですよ!私たちも、楽しかったですから!」

麻衣「うん!むしろまいちゃんがお礼を言いたいくらいだよ~」

コナミ>―――

嬢「はいっ、またデュエルしましょう!」

麻衣「またね~!」



ハート:2


雪乃「次の相手も、アテがあるのかしら?」

コナミ<―――

雪乃「ぼうやの職場の同僚と、近所で知り合った学生?なんだかよくわからない組み合わせだわ」

コナミ<―――…―――

雪乃「友達思いでしっかりものの委員長に、親しみやすくて面倒見のいい先輩…ね」

コナミ<―――

雪乃「えぇ、会うのを楽しみにしておくわ」



コロナ「…」

麗華「…」

コナミ<…―――?

コロナ「べっつにぃー?やっぱり男ってのは若くてピチピチな女子高生が好きなんだなー…とか思ってないし?」

麗華「私だって、やはり男性というのは女性を胸の大きさで判断するような浅はかさを持っているんだなー…なんてことは全く思っていませんよ?」

コロナ「なー」
麗華「ねー」

コナミ<…?

雪乃「あらあらまぁまぁ…うふふっ」

コロナ「何がおかしいってんだい?」

麗華「正直に申し上げて、不愉快です」

雪乃「聞きたいことがあるというのなら、デュエルで私たちに勝つことね」

コロナ「…上っ等!」

麗華「いいでしょう、いざ尋常に…」



「「「「デュエル!」」」」




雪乃「『デビルドーザー』で、ダイレクトアタック!」

LP→0



コロナ「ぐっ…負けちまった」

麗華「申し訳ありません、私がもっとしっかりしていれば…」

コロナ「いや、言い訳はしないさ。大人として、アタシがもっと上手くできていれば…」

雪乃「くすくす…ぼうやから聞いていた通りね」

コロナ「…コナミから?」

麗華「わ、私のことを何か言っていたんですか?」

雪乃「『友達思いでしっかりものの可愛い女子高生』に、『親しみやすくて面倒見のいい綺麗なお姉さん』…って言っていたわ」

麗華「か、可愛い…うふふ」

コロナ「き、綺麗って、まったくあいつは…むふっ」

雪乃「お嬢ちゃんたちとデュエルができてよかったわ。私としては、お友達になれたら嬉しいのだけど…」

麗華「え、あ、もちろん!いいですよ!改めまして、原麗華といいます。…それと、先ほどは申し訳ありませんでした」

コロナ「アタシは陽元コロナ。…アタシも、さっきは喧嘩腰で話しちまって悪かったね。なんか困ったことがあったら言いな、力になるからさ」

雪乃「えぇ、ありがとう。私の名前は藤原雪乃。それじゃぁ…また会いましょう」



コナミ<―――?

雪乃「なんで突然あのお嬢ちゃんたちの機嫌がよくなったかって?…それがわからないから、ぼうやはぼうやなのよ…くす」



ハート:3

雪乃「ぼうやの教え子とその友達?」

コナミ<―――…―――

雪乃「へぇ…ぼうやがそこまで言うなんて、相当凄いデュエリストなのね」



エンジェラ「お久しぶりです、コナミ先生!」

ねね「ど、どうも…です」

雪乃「こんにちは、お嬢ちゃんたち。私は藤原雪乃っていうの」

エンジェラ「エンジェラ・カラットですわ」

ねね「こ、光焔…ねね…です」

雪乃「ぼうやからは、お嬢ちゃんたちが凄いデュエリストだって聞いているの。だから、期待しているわ」

エンジェラ「こ、コナミ先生が!?…は、はいっ!ご期待に添えるよう、全 力 で お相手いた しますわ!」

ねね「わ、私も… 精 一 杯 …が、頑張る…ます」

コナミ<―――

エンジェラ「はいっ!では…」

ねね「うん、頑張るよ、ミドラーシュ…」



「「「「デュエル!」」」」



雪乃「これで終わりよ!『終焉の王デミス』で、ダイレクトアタック!」

LP→0



エンジェラ「うぅ…負けてしまいましたわ」

ねね「残…念…」

雪乃(な、なんなのこのコ達…本当に尋常じゃない強さだった。1対1だったら、勝てていたかどうか…)

コナミ<―――…―――…

エンジェラ「なるほど…やはり、コナミ先生には敵いませんわね」

ねね「タッグデュエル…奥が深い」

雪乃「…」

コナミ<―――

エンジェラ「はいっ!これからも、精進致しますわ!」

ねね「褒め、られた…えへへ」

雪乃「今日はどうもありがとうね、お嬢ちゃんたち。いい経験になったわ」

エンジェラ「あっ、はい!どういたしましてですわ!」

ねね「あ、ありがと…ござ、ます…です」

雪乃「今度、またデュエルしましょうね」

エンジェラ「はいっ!」
ねね「は、はい…」



ハート:MAX

雪乃「…ねぇ、ぼうや。最後にお願いがあるんだけど」

コナミ<?

雪乃「私と、1対1で戦ってくれないかしら?」

コナミ<―――…―――?

雪乃「あの、エンジェラっていうコとねねっていうコ、あのコたちがあなたの教え子っていうことは、あなたはあのコたちよりも強いのよね?」

コナミ<…―――

雪乃「…私だって、一人の決闘者なのよ?」

雪乃「自分より強いかもしれない決闘者に挑みたいと思うのは、自然ではなくて?」

コナミ<…―――

雪乃「納得したようね。それじゃぁ、いいかしら?」



「「デュエル!」」



コナミ「俺のターン」

コナミ「俺はモンスターを裏側守備表示でセットし、ターンエンド」



       コナミ
     LP4000 手札4
   [][][][][]   
[] [][][■][][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][][][]   
     LP4000 手札5
       雪乃


雪乃「私の番ね?ドロー」

雪乃「私のしもべ…『甲虫装甲騎士』を、攻撃表示で召喚するわ」

雪乃「さぁ、いきなさい。甲虫装甲騎士で、裏守備モンスターに攻撃!」

甲虫「キシャァー!」ATK1800

ガード・オブ・フレムベル「フゥーッ!」DEF2000

コナミ「セットモンスターは、『ガード・オブ・フレムベル』。守備力は2000…よって、反射ダメージは200!」

雪乃「あぁん!…ふふっ、随分お堅いのね」LP4000→3800

雪乃「私はこれで、ターンエンド」

       コナミ
     LP4000 手札4
   [][][][][]   
[] [][][ガフレ][][] []
              []

[]
[] [][][甲虫装甲騎士][][] []
   [][][][][]   
     LP3800 手札5
       雪乃


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「俺は手札から、『馬の骨の対価』を発動。自分フィールド上の効果モンスター以外のモンスターを墓地へ送ることで、デッキからカードを2枚ドローする。俺はガフレを墓地へ送り、2枚のカードをドロー」

コナミ「…俺はモンスターを1体セットして、ターンエンド」

       コナミ
     LP4000 手札6
   [][][][][]   
[] [][][■][][] []
              []

[]
[] [][][甲虫装甲騎士][][] []
   [][][][][]   
     LP3800 手札5
       雪乃


雪乃「私のターン、ドロー」

雪乃「私は手札から、魔法カード『トレード・イン』を発動。手札のレベル8モンスターを捨てることで、デッキからカードを2枚ドローする。私は『デビルドーザー』を捨てて2枚ドロー…あら」

コナミ「?」

雪乃「残念だけれど、あなたとのデュエルも、このターンで終わりになりそうだわ」

コナミ「!」

雪乃「私は手札から、『エンド・オブ・ザ・ワールド』を発動!」

雪乃「このカードの効果によって、手札に存在する特定のモンスターと同じレベルになるよう、手札・またはフィールド上のモンスターをリリースすることで、そのモンスターを儀式召喚できる!」

雪乃「私は、手札の『鋼鉄装甲虫』をリリース!」

コナミ「レベルは…8!」

雪乃「世に終焉をもたらす暴虐なる王よ、今こそ黙示録に示されし預言を履行せよ!」



雪乃「儀式召喚!」



雪乃「レベル8!降臨せよ、『終焉の王デミス』!」

デミス「オオオオオォォォォォ!!!!」ATK2400

コナミ「…来たか」

雪乃「デミスの効果!2000のライフを支払うことで、このカード以外のフィールド上の全てのカードを破壊する!『終焉の嘆き』!」LP3800→1800

コナミ「ぐっ…俺のセットモンスターは破壊され、墓地へ送られる」

雪乃「更に私は、手札から魔法、『アームズ・ホール』を発動!」

雪乃「このターンの通常召喚権を放棄することで、デッキトップを墓地へ送り、そしてデッキから装備魔法を1枚手札に加えることができる!」

雪乃「私はデッキから『巨大化』を加え、デミスに装備!巨大化は、自分のライフが相手のライフを下回っているとき、装備モンスターの攻撃力を倍にする!」

デミス「オワリダ…!」ATK4800

コナミ「攻撃力が、俺のライフを超えた、か…」

雪乃「さぁ、やってしまいなさい!デミスでダイレクトアタック!『終焉の壊撃』!」



コナミ「そうはさせない。俺は墓地の『超電磁タートル』の効果発動!」

雪乃「!?」



コナミ「このカードを墓地から除外することで、このターンのバトルフェイズを強制的に終了させる!」

雪乃「そんなカード、いつの間に墓地へ送って…!」

コナミ「たった今、さ。君によって墓地へ送られたんだ」

雪乃「さっきの…セットモンスター!」

コナミ「さぁ、どうする?」

雪乃「…私はこれで、ターンエンドよ」



       コナミ
     LP4000 手札4
   [][][][][]   
[] [][][][][] []
              []

[]
[] [][][デミス][][] []
   [][][][][]   
     LP1800 手札2
       雪乃


雪乃「…けれど、そんなカード初めて見たわよ?今までのデュエルでは、使っていなかっただけなのかしら?」

コナミ「いいや、君とのデュエルの為にすこしデッキの中身をいじっている。君の1ショットKillは強力だからな」

雪乃「対策を練っていたってこと?…うふふっ、いけないコね。おしおきしたくなっちゃう」

コナミ「悪いがそれは勘弁してもらおう…俺のターン、ドロー」



コナミ「俺は手札から、『調和の宝札』を発動。手札からドラゴン族チューナーモンスターを墓地へ送ることで、デッキからカードを2枚ドローできる。俺は『ギャラクシーサーペント』を墓地へ送り、2枚のカードをドロー」

コナミ「更に手札から、『手札断札』を発動。お互いのプレイヤーは手札を2枚捨て、デッキからカードを2枚ドローする。俺はガフレと『千眼の邪教神』を墓地へ送り、2枚ドロー」

雪乃「あら、私も?なら『センジュ・ゴッド』と『ソニックバード』を墓地へ送って、2枚ドローするわね」

コナミ「…ではそろそろ、こちらのエースにも御登場願おうか」

雪乃「なんですって?」

コナミ「俺は手札から、『マンジュ・ゴッド』を召喚!」

マンジュ「ふん!」ATK1400

コナミ「このカードは、召喚、反転召喚に成功した時、デッキから儀式モンスター、または儀式魔法1枚を手札に加えることができる…俺はデッキから、『高等儀式術』を手札に加える!」

コナミ「このカードは、手札の儀式モンスター1体を選択し、そのモンスターと同じレベルになるようデッキから通常モンスターを墓地へ送ることで、選択した儀式モンスターを儀式召喚できる!」

コナミ「俺はデッキから、レベル2の『ハリケル』を2体とギャラクシーサーペントを1体、レベル1の千眼とガフレを1体ずつ、墓地へ送る!」

雪乃「合計レベルは…デミスと同じ、8!」

コナミ「世に破滅をもたらす残酷な女神よ、今こそ神への畏怖を地に這う愚者に与えよ!」



コナミ「儀式召喚!」



コナミ「レベル8!降臨せよ、『破滅の女神ルイン』」

ルイン「ハッ!」ATK2300



雪乃「…ふふ、素敵なコね。けれどそれじゃぁ、私のデミスの攻撃力4800には遠く及ばないわよ?」

コナミ「届かないなら、届かせるまでだ。俺は手札の、『トライワイトゾーン』を発動!墓地から、レベル2以下の通常モンスター3体を特殊召喚する!」

コナミ「俺はこの効果によって、墓地の邪教神1体とガフレ2体を特殊召喚!」

コナミ「そして、レベル4・マンジュゴッドに、レベル1、ガード・オブ・フレムベルをチューニング!」

雪乃「なんですって!?」

コナミ「深き森に住む司書よ、深遠なる知識を愚弄する者どもに、この世の理を示せ!」

コナミ「シンクロ召喚!」

コナミ「レベル5、『TG ハイパー・ライブラリアン』!」

雪乃「シンクロ召喚…!」

コナミ「まだ行くぞ!俺はレベル1・千眼の邪教神に、レベル1・ガード・オブ・フレムベルをチューニング!」

コナミ「未来へ進む人々の思いが、希望に繋がる道となる!」

コナミ「シンクロ召喚!」

コナミ「レベル2、『フォーミュラ・シンクロン』!」

コナミ「この瞬間、ライブラリアンの効果が発動する!シンクロ召喚が行われたとき、カードを1枚ドローする!更に、フォーミュロンの効果も発動!このカードがシンクロ召喚に成功した時、カードを1枚ドローできる!」

雪乃「…驚いたわ。儀式召喚と同時に、シンクロ召喚も行えるなんて。けれど、それでも私のデミスには…」

コナミ「安心しろ。これで終わりじゃぁない」

雪乃「…え?」

コナミ「俺は手札の『ワンダー・ワンド』をライブラリアンに装備!このカードは、自分フィールド上の装備モンスターと装備中のこのカードを墓地へ送ることで、デッキからカードを2枚ドローできる!ライブラリアンとワンダーワンドを墓地へ送って2ドロー!
『闇の量産工場』を発動!墓地に存在する通常モンスター2体を手札に加えることができる!これによって俺はガフレ2体を手札に!そして調和の宝札を発動!コストは手札に加えたガフレだ!これによって俺は2枚ドロー!
今度はトライワイトゾーンだ!これにより、墓地のハリケル2体、サーペント1体を特殊召喚!そしてハリケルをコストに、馬の骨の対価を発動!これによって俺はまたカードを2枚ドローする!」

雪乃「す、すごいドロー量…デッキが見る見る減っていくわ…」

コナミ「…準備完了だ」


コナミ「俺は、レベル2・ハリケルに、レベル2・サーペントをチューニング!」

コナミ「シンクロ召喚!レベル4、『アームズ・エイド』!」

コナミ「アームズ・エイドの効果!1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体に、装備魔法扱いでこのカードを装備できる!更に、装備したモンスターは攻撃力が1000アップする!」

コナミ「このカードを、ルインに装備!」

コナミ「更に!3枚目のトライワイトゾーンを発動!墓地のサーペント1体、ハリケル2体を特殊召喚!」

コナミ「2体のレベル2・ハリケルに、それぞれレベル2・サーペント、そしてレベル2・フォーミュロンをチューニング!」

コナミ「シンクロ召喚!レベル4!現れよ、2体のアームズ・エイド!」

コナミ「そして1体目と同様にして、ルインに装備する!これによって…」

コナミ「ルインの攻撃力は、合計3000の上昇!」

ルイン「ハァ!」ATK2300→5300

デミス「!」ATK4800

雪乃「とうとう…デミスの攻撃力を上回った!?」

コナミ「さぁ、バトルだ!破滅の女神ルインで、終焉の王デミスを攻撃!」

コナミ「『破滅の天撃・アームド』!」

ルイン「てやぁぁぁ!」ATK5300

デミス「ぬぉぉぉ!」ATK4800

雪乃「くぁ!…あ…デミスが…!」LP1800→1300

コナミ「この瞬間、装備しているアームズエイドの効果が発動!このカードを装備したモンスターが戦闘によってモンスターを破壊した時、相手にそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

雪乃「!」

コナミ「デミスの攻撃力は2400、そして装備されているアームズエイドは3体!」

コナミ「2400の3倍、7200の効果ダメージだ!」

雪乃「きゃあああああぁぁぁぁぁぁ…」LP1300→-5900


コナミ WIN!




雪乃「はぁ、はぁ…」

コナミ<―――?

雪乃「…えぇ、大丈夫よ…少し、疲れてしまっただけ」

コナミ<…

雪乃「あぁ…けど、最高だった。あなたとの激しいデュエルが、こんな素敵なものだったなんて…」

雪乃「こんなの、初めてぇ…はぁん…」

コナミ<―――

雪乃「気持ちよさそう?…ふふっ、そう見える?」

コナミ<―――

雪乃「自分とのデュエルを楽しんでくれたなら、嬉しい…?あら、あなたはそう思うの?」

コナミ<?…―――

雪乃「ふふっ、間違ってはいないけれど正確でもないわ。確かに、あなたとのデュエルは、心躍るものだったわ」

雪乃「けれど私がいまこんな気持ちになっているのは、私がデュエリストである前に、一人の女だからなのよ?」

コナミ<…?


~エンド絵~

雪乃「私の言っていることが分からない?くすくす…だからあなたはぼうやなのよ」

コナミ<―――

雪乃「教えてほしい?…だーめっ♪こういうことは、ぼうやが自分で気づくべきよ」

雪乃「…けれど、それでも、どうしてもわからないっていうとき…そのときは」

雪乃「私が教えて…あ・げ・る♪」

どうも、>>1です。マスター・オブ・ペンデュラムにビーストアイズが再録されるとの情報を聞いて喜びに打ち震えてます、>>1です。

というわけで今回は儀式デッキ使いこと藤原雪乃さんでした。

ところで>>1は基本TFをするときに難易度チャンピオンでやっているのですが、そのせいで今回のデュエル部分を書き始めるまで、ゆきのんは「デミスドーザー使い」だと思ってました。

それ以外にも、サクリファイスとかデミス&ゾークデッキとか使ってるんですね。まぁ、どれもえげつなさそうでラスボスっぽいイメージなのは変わりませんが。

今回の反省点としては、ゆきのんをもっとえろっちく書けたんじゃないかなーということです。ゆきのんの魅力を十分に伝えることができなかった…そこが残念です。

まぁ、色々『頑張って』みたら、ゆきのんがえろいお姉さんじゃなくてただの歩く18禁になってしまったので、流石にそれはアカンと思い断念しました。それよりはマシと思うことにします。


そして今回コナミ君が使ったデッキは、『凡骨ルイン』でした。

『高等儀式術』を含む通常モンスター関連のカードでデッキ圧縮&墓地肥やしを行い、トワイライトゾーンでアームズエイドを作ってルインに引っ付けて殴るデッキです。

今回ではライフポイントの都合上途中で終わってしまいましたが、本来ならルインちゃんの効果を活かしてニレンダァ!ができます。デミスドーザーほどではありませんが、結構殺意満点なデッキ構築です。

ちなみにこのデッキは、某動画サイトでそこそこ有名なとあるデッキをパク…もとい、大いにリスペクトさせていただいたものなので、もしかしたら「なんか見覚えがあるぞ?」という人もいるかもしれません。


といったところで次回の話。つまりは安価です。前回では懲りませんでした。またやります。

説明は>>を…とも思ったのですが、それだとわかりにくいですし、どうせ残り改行数もあまってるので、安価ルールは張り直します。

対象はTFSPに登場するモブでありかつ女性であるキャラクターです。

いっそすでに出てきた3人を改めて書け、というのでも構いません。

逆に↑の条件に当てはまらない、同じIDによる連投、キャラクターが被った場合は安価下とします。

安価下1~3の中から、>>1が一番描きたいと思ったキャラを選びたいと思います。

改めまして、ご協力の程、よろしくお願いいたします。


宮田ゆま

成田伸子

青海鱗子ちゃん

おもすれ
幸子



ゆま「じーっ…」

コナミ<…

ゆま「じーっ…」

コナミ<…―――

ゆま「は、はい!なんでしょう?」

コナミ<―――?

ゆま「用、とかではなく。えーっとですね…話すと長くなるんですけど…」

コナミ<―――

ゆま「き、聞いてくれるんですか?ありがとうございます!」

ゆま「実は私、今年で卒業なんですけど、今後の進路とかについて、悩んでいましてですね…焦っているといいますか」

ゆま「それで、今後の為にその一!ということで、いろんな人の働いてる姿を観察してみようと思ったのです」

ゆま「思い立ったが吉日と思い散歩に出てみると、この辺りでパトロールをしてくれているLDSの方を見つけたので…」

コナミ<…―――?

ゆま「はい、それであなたの事を見ていたというわけなのです」

コナミ<…―――

ゆま「はうっ!す、すみません…お邪魔でしたよね…申し訳ありませんでした…」

コナミ<―――…―――

ゆま「えっ?つ、ついていってもいいんですか?」

コナミ<―――

ゆま「ありがとうございます!あなた、とってもいい人なんですね!」


ハート:1

ゆま「へぇー、LDSの方って休憩時間もデュエルしてるんですか~」

コナミ<―――

ゆま「なるほど、悪質なデュエリストを拘束するためには必要な事なんですね!」

コナミ<―――

ゆま「あははっ、コナミさんは本当にデュエルが好きなんですね!」

獏良「あのぅ…」

コナミ<―――?

獏良「すいません、この辺りで人を探しているんですけど…」

ゆま「人、ですか?それってどういう…」

獏良「えぇっと、外国人で、肌が黒い僕と同じくらいの男の子なんですけど…」

コナミ<…!―――

ゆま「え?今路地裏の方に居た?」

獏良「本当ですか!?早速行ってみましょう!」



マリク「あ、獏良君!やっと来てくれたんだ!」

獏良「はははっ、ごめんごめん、思ったより手間取っちゃってさ」

ゆま「お二人とも無事に会えてよかったですねっ!」

コナミ<…

マリク「うん、ここまで彼を連れてきてくれてありがとう!お礼に…」



闇マリク「貴様らを闇に葬ってやろう…!」

ゆま「えっ…!?」

闇獏良「ハハハハハッ!ここまでのこのこ馬鹿みてぇについてきてくれてありがとうよ!」

ゆま「ど、どういうことですか!?」

闇獏良「何、ちょいと俺たちの手伝いをしてもらいたいだけさ…ここでお前等をぶっ倒して、お前等の持ってるカードをデッキごと頂くぜ!」

コナミ<…―――

ゆま「そ、そんな…わ、私、騙されてたんですか!?」

闇マリク「今更気づいても遅いぜぇぇぇ…!さぁ!」

闇マリク・闇獏良「「闇のゲームの始まりだ!」」

ゆま・コナミ「「デュエル!」」



コナミ<―――!

LP→0

闇マリク・闇獏良「イワアアアアアアアアアアアアアアアック!!!」


ゆま「あ、ありがとうございました…す、すいません!本当に…私、足引っ張っちゃって…」

コナミ<―――

ゆま「初手ウォルフフェリスフェリスじゃぁしょうがない?…それは、そうかもしれませんけれど…」

ゆま「でも、こんなことじゃ…」

コナミ<…




ハート:2


ゆま「!」

コナミ<―――?

ゆま「いえ、ちょっと電話が…はい、もしもし?」

ゆま「真月君?…ねえ、どうしたの!?大丈夫!?ちょ…」

コナミ<………

ゆま「す、すいません!ちょっと今日はこれで失礼します!」

コナミ<―――!

ゆま「えっ?手伝ってくれるんですか?…でも、お仕事の邪魔をするわけには…」

コナミ<―――…―――!

ゆま「困っている人を助けるのも仕事のうち…ありがとうございます!じゃぁ、着いてきてください!」



ゆま「さっきの電話は、友達の真月君からで…なんだかよくわからないんですけど、なんだかピンチな感じでした…」

コナミ<…

ゆま「着きました、ここです!」


ゆま「真月君!どこ!?」

真月(?)「…」

ゆま「し、真月君!無事だったんですね!」

真月(?)「あぁ、ゆまさん。来てくれたんだね…ククク」

ゆま「…?」



真月(?)「なーんちゃって!」



ゆま「し、真月君…?」

真月(?)「ククク…おかしくって腹痛いわぁ」

ゆま「な、何を言って…」

真月(?)「面白いやつだなお前…本当に俺のことを…くっふふ」

真月(?)「なら見せてやろうかぁ?もっと面白いものをよぉ!」



 バ リ ア ル フ ォ ー ゼ ! 
 
 「ゆうううううまあああああ!!!」





ゆま「ひっ!?真月君の中から化け物が…!?」

コナミ<…!

ゆま「あ、あなた誰ですか!?本物の真月君を何処にやったんです!」

ベクター「本物ぉ?誰それ?…俺、ベクター。鈍いなぁ俺が真月だよ!」

ゆま「な、何を言って…」

ベクター「わからねぇのかぁ?お前のクラスにやってきた転校生も、お前と一緒に学園生活を過ごした真月零って人間も、全部俺の演じた偽物なんだよ!」

ゆま「偽…物…?」

ベクター「ジャンジャジャ~ン!今明かされる衝撃の真実ゥー!いやぁ楽しかったぜぇ!お前との友情ごっこぉ!はははは!」

ゆま「う、ううううう…!」

コナミ<…

ゆま「あ…こ、コナミさん」

ベクター「くくく…テメェは元々の予定にゃ入ってなかったが…構いやしねェ!お前達には、この俺様のよからぬ企みのための最初の生贄になってもらうぜぇ!」

ベクター「っと、タッグデュエルだってんならもう一人必要だなぁ…よし。来い、俺の分身!」

真月「…」ブゥン

ゆま「あ、し、真月…君!?」

ベクター「まだ分かってねェのか!テメェはな、この俺に騙されてたんだよ!こいつは俺が作ったただの分身だ!」

ゆま「っ…も、もう…許しません!」

ベクター「はん!許さないならどうだってんだ?」

コナミ<…

ベクター「ふ~ん、準備は万端ってか?なら…」

ベクター「よからぬことを始めようじゃないか!」



「「「「デュエル!」」」」



ゆま「『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』で、ダイレクトアタック!」

ベクター「馬鹿なぁああああああああ!!!」LP→0



ゆま「…」

コナミ<…

ゆま「あっ…手伝ってもらって、ありがとうございます…それと、すいませんでした」

コナミ<―――…―――

ゆま「はい…今日は、家に帰ってゆっくり休みます…」

コナミ<…

ゆま「…」




ハート:3

ゆま「…こんにちは、です」

コナミ<―――?

ゆま「学校の皆に、心配されちゃいました。…なんでもないって言ったんですけど、信じてはもらえなかったと思います」

コナミ<…

ゆま「え?私らしくない、ですか…?」

ゆま「そうかも…しれませんね…でも、私も、よくわかんないです」

ゆま「人を信じるって、どうすればいいんでしたっけ…?」

コナミ<…

アポリア「それが絶望だ」

ゆま「!?…なんですか、あなた!」

コナミ<!

Z-ONE「知るのです。絶望を…希望など無いと、知りなさい」

ゆま「な、何言ってるんですか…!そんなこと…ないです!」

コナミ<…

アポリア「言ってもわからないか…ならば」

Z-ONE「デュエルを通して、理解させましょう」



「「「「デュエル!」」」」



ゆま「『ライトロード・アーク・ミカエル』で、ダイレクトアタック!」

LP→0

Z-ONE「ぐぅ…み、見事…だがいつか知るでしょう。その希望が如何に儚いものであるかを」

アポリア「君は既に、『人に裏切られる絶望』を知ってしまったのだから…」

ゆま「人に裏切られる絶望…」

コナミ<…

Z-ONE「知るのです、そして…私達のように…」

アポリア「希望を捨てるのだ…さもなくば、後悔することになる…!」

ゆま「…うぅ」

コナミ<…



ハート:MAX


ゆま「あっ、コナミさん…」

コナミ<…―――

ゆま「…無理ですよ」

コナミ<―――?

ゆま「…だって、しょうがないじゃないですか」

ゆま「通りすがりに襲われて、友達には裏切られて、絶望を見せつけられて」

ゆま「信じても信じても…信じれば信じるだけ…裏切られる」

ゆま「もう、私…何も信じられません…っ!」

コナミ<…―――

ゆま「え?デュエル…ですか?」

コナミ<―――!

ゆま「これで…いいわけ、ないです…っ!けど…」

コナミ<…

ゆま「………わかりました。お願いします」



コナミ「「デュエル!」」ゆま




コナミ「俺のターン。俺は『ダーク・ヒーロー ゾンパイア』を召喚」

ゾンパイア「ハッ!」ATK2100

コナミ「更に俺は、『漆黒のトバリ』を発動して、ターンエンド」


       コナミ
     LP4000 手札3
   [][][漆黒のトバリ][][]   
[] [][][ゾンパイア][][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][][][]   
     LP4000 手札5
       ゆま


ゆま「私のターン、ドローですっ!」

ゆま「私は…モンスターを1体セットして、ターンエンドです」


       コナミ
     LP4000 手札3
   [][][漆黒のトバリ][][]   
[] [][][ゾンパイア][][] []
              []

[]
[] [][][■][][] []
   [][][][][]   
     LP4000 手札5
       ゆま


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「この瞬間、漆黒のトバリの効果発動!自分のドローフェイズにドローしたカードが闇属性モンスターだった場合、そのカードを公開することで、そのカードを墓地へ送る。その後、自分のデッキからカードを1枚ドローできる」

コナミ「ドローカードは『ダーク・クルセイダー』。このカードを墓地へ送り、俺はデッキからカードをドローする」

コナミ「さぁ、どんどんいくぞ」

コナミ「
ドロー、『ダーク・グレファー』。
ドロー、『ネクロガードナー』。
ドロー、『ダーク・アサシン』。
ドロー、『終焉の精霊』。
ドロー、『ダーク・クリエイター』。
ドロー、『ダーク・アームド・ドラゴン。』
ドロー、クルセイダー。
ドロー、ネクロガードナー
ドロー、『ダーク・ヴァルキリア』…スタンバイフェイズを終え、メインフェイズに入る」

ゆま「ご、合計…10ドロー!?す、すごいですっ…!」

コナミ「俺は手札から、『終わりの始まり』を発動。自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に発動することができる。その内5体のモンスターを除外することで、デッキからカードを3枚ドローできる!」

コナミ「俺は墓地のグレファー、アサシン、クルセイダー2体、ヴァルキリアを除外して、デッキからカードを3枚ドロー!」

コナミ「!…更に俺は、『闇の誘惑』を発動!デッキからカードを2枚ドローし、その後手札から闇属性モンスターを1体除外する。俺は手札の『終末の騎士』を選択!」

ゆま「う、うあ…凄すぎます…」

コナミ「ここでバトルに入る。ゾンパイアで、裏守備モンスターに攻撃!」

ゾンパイア「ハァ!」ATK2100

ライコウ「ワオン!」DEF100

ゆま「!ら、ライコウのリバース効果!フィールド上のカード1枚を選択して破壊します!ゾンパイアを破壊!」

ゾンパイア「ぐあああ…」

ゆま「更にこのとき、私は自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送ることができますっ!」

ゆま「墓地へ落ちたのは…『ライトロード・パラディン ジェイン』、『ライトロード・アサシン ライデン』、『創世の預言者』!」

コナミ「…俺はモンスターをセットして、ターンエンド」


       コナミ
     LP4000 手札5
   [][][漆黒のトバリ][][]   
[] [][][■][][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][][][]   
     LP4000 手札5
       ゆま


ゆま「私のターンです、ドローっ!」

ゆま「私は手札から、『ライトロード・サモナー ルミナス』を召喚です!」

ルミナス「ハッ!」ATK1000

ゆま「ルミナスの効果!手札を1枚墓地へ送ることで、墓地のレベル4以下のライトロードモンスターを特殊召喚できます!」

ゆま「来て、ライデン!」

ライデン「セイヤァ!」ATK1700

ゆま「ライデンの効果も発動ですっ!デッキからカードを2枚墓地へ送り、そのカードの中にライトロードモンスターが居た場合、このカードの攻撃力は、相手ターン終了時まで200ポイント上昇します!」

ゆま「墓地へ送られたのは…『ライトロード・ビースト ウォルフ』!『ライトロード・アーチャー フェリス』!」

ゆま「これにより、ライデンの攻撃力が上昇!そしてウォルフとフェリスの効果!ウォルフはデッキから墓地へ送られたとき、フェリスはモンスター効果によってデッキから墓地へ送られたとき、墓地から自身を特殊召喚できます!来てください、ウォルフ!フェリス!」

ウォルフ「グルル…」ATK2100
フェリス「ウフフっ…」DEF2000

コナミ「これは…!」

ゆま「私はっ!レベル3、ルミナスに、レベル4、チューナーモンスターライデンをチューニング!」

ゆま「英雄達を従える大天使よ、邪悪なる魂に今こそ神聖なる一撃を下せ!」



ゆま「シンクロ召喚!」



ゆま「裁け、『ライトロード・アーク ミカエル』!」

ミカエル「ふんっ!」ATK2600

コナミ「来たか…いや、まだだな。フィールドにはまだ、レベル4のモンスターが2体…!」

ゆま「その通りですっ!行きますよ!」

ゆま「私は、レベル4のウォルフとフェリスでオーバーレイ!2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」

ゆま「迷える子羊を守護する大天使よ、純粋なる魂にどうか癒しを与えたまえ!」



ゆま「エクシーズ召喚!」



ゆま「導け、『ライトロード・セイント ミネルバ』!」(※CORE新規)

ミネルバ「はッ!」ATK2000

コナミ「シンクロモンスターと、エクシーズモンスターの同時召喚…!」

ゆま「私はまず、ミネルバの効果を発動!エクシーズ素材を1つ取り除くことで、デッキからカードを3枚墓地へ送ります!『慈愛の光』!」

ゆま「ウォルフを取り除いて効果を発動!墓地へ送られたのは、『ソーラー・エクスチェンジ』、『ライトロード・モンク エイリン』、『オネスト』!」

ゆま「このとき、墓地へ送られたカードの中にライトロードカードがあった場合、その数だけデッキからカードをドローできます!私はカードを1枚ドローっ!」

ゆま「そしてミカエルの効果も発動っ!1000ライフポイントを支払うことで、フィールド上のカード1枚を選択して除外できます!」LP4000→3000

ゆま「その裏守備モンスター、除外させてもらいますっ!『裁きの一閃』!」

ミカエル「テヤァ!」

コナミ「除外された『ネクロフェイス』の効果を発動!」

コナミ「このカードが除外されたとき、お互いのプレイヤーはデッキの上から5枚のカードをゲームから除外する!」

ゆま「う、嘘!?…けどっ、これであなたを守るモンスターはもうありません!」

ゆま「終わりです!ミネルバ、ミカエルで、ダイレクトアタック!『ホーリー・レイ』!『アーク・ジャッジメント』!」

ミネルバ「ハァァァアアア!」ATK2000
ミカエル「ハァァァアアア!」ATK2600


コナミ「いいやまだ終わらせない!俺は墓地の、ネクロガードナーの効果を発動!」

コナミ「このカードを墓地から除外することで、このターンに行われた攻撃を1度だけ無効にする!俺は2体のネクロガードナーの効果を使うことで、2体のモンスターの攻撃を無効にする!」

ゆま「そ、そんな…!?」

コナミ「…」

ゆま「こ、これで私は…ターンエンド、です…」



       コナミ
     LP4000 手札5
   [][][漆黒のトバリ][][]   
[] [][][■][][] []
              []

[]
[] [][ミカエル][][ミネルバ][] []
   [][][][][]   
     LP3000 手札4
       ゆま


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「俺は手札から、『おろかな埋葬』を発動。デッキからモンスター1体を墓地へ送ることができる」

コナミ「デッキから『シャドール・リザード』を墓地へ送る。そしてこの時、リザードの効果が発動させる」

コナミ「リザードがカード効果によって墓地へ送られたとき、デッキからシャドールモンスター1体を墓地へ送ることができる」

コナミ「この効果によって更に、デッキから『シャドール・ビースト』を墓地へ送ることができる」

コナミ「更にビーストの効果を発動。デッキからカードを1枚ドローする」

ゆま「お、おろかな埋葬1枚からここまで…!」

コナミ「…このカードは、墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しないとき、特殊召喚できる!」

コナミ「出でよ、『ダーク・クリエイター』!」

ダクリ「…!」ATK2300

ゆま「なかなか強そうなカードですね…けど、それじゃぁ攻撃力2600のミカエルは倒せませんよ!」

コナミ「そうだな…だが!ここでクリエイターの効果を発動!墓地の闇属性モンスターを1体除外することで、墓地の闇属性モンスター1体を蘇生する!」

コナミ「リザードを除外し、墓地より甦れ、『終焉の精霊』!」

終焉の精霊「ァー?」ATK?

ゆま「攻撃力…『?(はてな)』?」

コナミ「終焉の精霊の攻撃力は、ゲームから除外されている闇属性モンスターの数…その、300倍だ!」

ゆま「さ、300倍!?」

コナミ「ゲームから除外された俺のカードは、終わりの始まりで5枚、闇の誘惑で1枚、ネクロフェイスで5枚!合計11枚すべて闇属性モンスター!」

コナミ「よって、終焉の精霊の攻撃力は…!」

終焉の精霊「ヒャッハァー!」ATK?→3300

ゆま「さ、さんぜん…さん、びゃく…!」


コナミ「バトルだ!終焉の精霊でミカエルを攻撃!」

終焉の精霊「ウケケケケー!」ATK3300
ミカエル「ぐぁぁぁあああ…」ATK2600

ゆま「あぐっ…」LP3000→2300

ゆま「けど、この瞬間、ミカエルの効果が発動します!このモンスターが破壊され、墓地へ送られたとき、このカード以外の自分の墓地のライトロードモンスターを任意の数だけ選択してデッキに戻し、その数だけ自分のライフを300ポイント回復させます!」

ゆま「私は、墓地の、ライコウ、ジェイン、ライデン、ルミナス、ウォルフをデッキに戻し、1500ポイント、ライフを回復します!」LP2300→3800

コナミ「持ち直したか…だがまだバトルは続行されている!クリエイターでミネルバを攻撃!」

ダクリ「RaaaAAA!」ATK2300

ミネルバ「あぁっ!」ATK2000

ゆま「きゃっ…」LP3800→3500

ゆま「っ…う、うぅ…もう、だめ…!」

コナミ「…諦めるのか?」

ゆま「…だ、だって、もう」

コナミ「…」

ゆま「ミカエルも、ミネルバもやられちゃいました…あなたのフィールドには、攻撃力3300の終焉の精霊と、2300のダーク・クリエイター…もう、私の勝ち目なんて…」

コナミ「…」

ゆま「もう、自分の勝ちを『信じる』ことなんて…っ!」

コナミ「そんなに、信じられないか?」

ゆま「っ…はい」

コナミ「他人も…勝ちも、自分すらも?」

ゆま「…は、ぃ」

コナミ「なら」





コナミ「自分の仲間(デッキ)も信じられないか?」






ゆま「!…ぁ」

コナミ「ずっとずっと、一緒に戦ってきた。勝ちも負けも、一緒に味わってきた…そんなパートナーすらも、信じることはできないか?」

ゆま「…私、は…!」

ゆま(私のデッキ…私が考えて、私が作って、私と一緒に戦った、私のデッキ)

ゆま(一緒に勝ったこともある。一緒に負けたこともある。時々意地悪(手札事故)をするときもあるけど、大切なときは必ず応えてくれた、私のデッキ…)

ゆま(そんな仲間(デッキ)を、私は…)

ゆま「…ます」

コナミ「…」

ゆま「…信じます…信じてます、信じ続けます!今までも、そしてこれからも!」

ゆま「私は、墓地へ送られたミネルバの効果を発動っ!!!」

コナミ「…そうだ。それでいい」

ゆま「このカードが戦闘、または相手の効果によって破壊された場合、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送ります!その中にライトロードカードがあった場合、その数までフィールドのカードを選んで破壊できます!」

ゆま「デッキから落ちたカードは…」

ゆま「3枚とも同じカード!罠カード、『ライトロードの裁き』!」※CORE新規

コナミ「!…ほう」

ゆま「ミネルバの効果により、3枚のカードを破壊することができます!私は、終焉の精霊とダーククリエイター、そして漆黒のトバリを破壊!」

コナミ「ぐっ…」

ゆま「更に、ライトロードの裁きの効果を発動!このカードは、ライトロードのモンスターの効果でデッキから墓地へ送られた場合に発動でき、デッキから、『裁きの龍』1体を手札に加えることができます!」

ゆま「私は、3枚すべての効果を発動してデッキの裁きの龍3体を手札に加えますっ!」

コナミ「終焉の精霊の効果を発動!このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、ゲームから除外されている闇属性モンスター全てを墓地へ戻す!」

コナミ「…だが、俺に出来るのはここまでだ。ターンエンド」


       コナミ
     LP4000 手札4
   [][][][][]   
[] [][][][][] []
              []

[]
[] [][][][][] []
   [][][][][]   
     LP3500 手札7
       ゆま





ゆま「さぁ!裁きの時です!覚悟はいいですか?コナミさん!」

コナミ「あぁ、もちろんだ。全力で来い!」

ゆま「はいっ!」

ゆま「汝舞い降りしとき、世界のあまねく罪が裁かれる!森羅万象を等しく断罪する、最強無敵の審判者!」

ゆま「現れ出でよ!3体の…裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)!!!」

裁き「「「グルァァァァァアアアアア!!!」」」ATK3000(×3)

コナミ「…っ!」

ゆま「さぁ、バトルです!3体の裁きの龍で、コナミさんにダイレクトアタック!」

ゆま「『最後の審判(ザ・ラストジャッジメント)』!!!」

裁き「「「オオオオオオオオオオン!!!」」」ATK3000(×3)

コナミ「覚悟はいいとは言った。全力で来いとも言った。だが…」



コナミ「勝ちを譲る気は毛頭ない!」

コナミ「俺は墓地の、ネクロガードナーの効果を三度発動!裁きの龍の攻撃をすべて無効にする!」

ゆま「えっ…!?」

裁き「「「グルァ!?」」」

コナミ「残念だったな、ゆま」

ゆま「ちょ、ちょっと待ってください!そのモンスターの効果使うの、全部合わせたら5回ですよ!?なんでそんな数をデッキに入れられるんですか!?」

コナミ「…ネクロガードナーの効果の発動条件は?」

ゆま「え…墓地から除外して…あっ!」

コナミ「気付いたようだな」



コナミ『終焉の精霊の効果を発動!このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、ゲームから除外されている闇属性モンスター全てを墓地へ戻す!』



ゆま「あのとき…!」

コナミ「そう。終焉の精霊の効果によって、使用済みの2体と、ネクロフェイスの効果によって除外されていた1体を墓地へ戻していた…というわけだ」

ゆま「う、うううう…エンドフェイズに、移行しますぅ…」

ゆま「えーい、しょげてる場合じゃないですっ!…裁きの龍の効果によって、デッキからカードを4枚墓地へ送りますっ!」

ゆま「これによって…合計12枚、デッキトップを墓地へ送ります!」

ゆま「!…デッキから墓地へ送られた2体のフェリスの効果が発動!このカードを守備表示で特殊召喚します!」

フェリス「「ふ…!」」DEF2000

ゆま「私はこれで、ターンエンドですっ!」



       コナミ
     LP4000 手札4
   [][][][][]   
[] [][][][][] []
              []

[]
[] [フェリス][裁き][裁き][裁き][フェリス] []
   [][][][][]   
     LP3500 手札7
       ゆま


コナミ「俺のターン、ドロー」

コナミ「…さて、ゆま。もう大丈夫か?」

ゆま「はいっ!もう、すっかり元通りです!ご心配かけてすいませんでしたっ!それと…本当に、ありがとうございます」

コナミ「…やめてくれ、礼を言われるのは苦手なんだ…それに、俺は俺のやりたいようにやっただけ、デュエルの中で答えを得ることができたのは、君自身の力だ」

ゆま「そんなこと…」

コナミ「ところで、本当にすっかり元気になったようだが…それなら」



コナミ「少しばかり、俺も本気を出しても大丈夫だな?」



ゆま「…へっ?」

コナミ「このカードは、通常召喚できず、墓地の闇属性モンスター7種類を除外した場合のみ特殊召喚できる!」

コナミ「俺は墓地の、クルセイダー、グレファー、ゾンパイア、アサシン、クリエイター、ダムド、ヴァルキリアを除外!」

コナミ「黒く煌めく宝玉が、其の輝きで大地を照らす!」

コナミ「深遠なる闇が、天空を覆い世界を喰らう!」



コナミ「降臨せよ!『究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン』!」

レインボーDD「ギャォォォオオオオオン!!!」ATK4000



ゆま「攻撃力…4000!?」

コナミ「…だけだと思うか?」

ゆま「はいっ!?ま、まさか…そ、そんなわけないでしょう!攻撃力4000なんてモンスター私見たことないですよっ!その上で…まだ…」

ゆま「まだ、上がるって言うんですか…?」

コナミ「Exactly(その通り)」

コナミ「レインボーダークの効果!自分のフィールド、墓地の闇属性モンスターを統べてゲームから除外する!」

コナミ「レインボーダークの攻撃力は、この時除外されたカード×500ポイントアップする!」

コナミ「除外されたカードの枚数は14枚…よって!攻撃力は7000上昇する!」

レインボーD「ギャォォォオオオオオン!!!」ATK4000→11000

ゆま「い、いちまんオーバー!?そ、そんなのアリですか!?」

コナミ「無論アリだ。デュエルの可能性は無限大…攻撃力10000を超えるくらいは造作もない!」

コナミ「さぁバトルだ!レインボーダークで、裁きの龍に攻撃!」

裁き「グルァァァァァアアアアア!!!」ATK3000

レインボーDD「ギャォォォォォオオオオオン!!!」ATK10000

コナミ「『レインボー・リフレクション』!!!」



ゆま「きゃぁぁぁぁぁあああああ!!!」LP3500→-6500



コナミ WIN!



ゆま「うぅ~、ひどいです…何もあそこまでしなくても…」

コナミ<…―――

ゆま「ふふ、冗談ですっ。あなたのおかげで目が覚めました。改めてお礼を言わせてください…本当にありがとうございました!」

コナミ<―――?

ゆま「はいっ!もう大丈夫です!」


~エンド絵~

ゆま「不安がないわけじゃないです。また裏切られちゃうかもしれないっていう気持ちは確かに私の心に残っています」

ゆま「けど、私はそんな不安に負けたりしません!」

ゆま「そんなときは、仲間と一緒に戦ってきた、たくさんのデュエルと…あなたのことを思い出します」

ゆま「だから、これからもずっと…」

ゆま「あなたの事も、仲間の事も、友達の事も…みーんな!」

ゆま「信じてます!」

どうも>>1です。最近『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っている』にドハマリして既刊全巻読破してこれから外伝を読み始めようと思ってます、>>1です。

というわけで今回選ばれたキャラクターは、ライトロード使いこと宮田ゆまさんでした。

>>1がTFSPをやるにあたってビックリしたことの一つが彼女の使用デッキの名前です。

①『力なき正義』②『貫き通す正義』③『信じる者は裁かれる』

本当に一体何があったんだよ…と、思ったが故にできたのが今回のストーリーです。

遊戯王本編代表の下衆キャラ3人と絶望おじさん2人にご協力してもらい、このストーリーを完成させました。

できればアニメ本編のキャラの使用は避けたかったのですが…意外といないんですよね、下衆キャラ。


そしてコナミ君の使用デッキは「トバリダーク」でした。

これの使い方は言うまでもありませんね。さっさと漆黒のトバリを引き当てて墓地肥やしてレインボーDDでワンパンするデッキです。

ストーリー中でコナミ君が言っている通り、10000くらいなら軽々と超えることができるので、中々爽快感のある決着をつけることができるデッキですね。

ちなみに、ストーリー中では使用されていませんが、暗黒のミミックや魔装機関車デコイチなどの闇属性モンスターで且つドローソースであるというモンスターを入れることで、トバリを引きやすくするなどの工夫もしています。


そしてここからは感謝と謝罪を。

実は最近、>>1の近所で行われているデュエルの大会が終わりを迎えることが決まりました。

いや皆さんにとってはそれがどうしたという話なのですが、これにより>>1の遊戯王に対するモチベーションがだだ下がりしています。

というわけで、誠に勝手ながら本SS『コナミ「ここがスタンダードか…」』は今回の更新を以て終了とさせていただきます。

全モブキャラクターを書くなどと息巻いておきながらこの体たらく、申し訳ありません。

そして、感想をレスしていただいた方、安価に協力していただいた方、レスはしなくとも見ては下さっていた方、皆さんありがとうございました。

最後はお馴染み、この言葉を以て〆させていただきたいと思います。




ルールを守って、楽しくデュエル。





乙!
いつかご縁があればまた…満足させてくれよ?

まじか
このシリーズ好きだったのに残念だわ
これが絶望か…ターンエンド

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月18日 (水) 16:20:21   ID: WR1Mb3PN

ラストの予告、そっちが死ぬんかい!www

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