【オリジナル】虫取り【安価】 (49)


 2030年、突如として現れた大型昆虫は都内で数千人を食い殺した。

 昆虫は次に子を産み、その子は森を食い尽くした。

 運よく残った森に、国はドームを造った。

 昆虫狙撃部隊を編成したのは良いものの、食われるだけだった。

 しかし、とある科学者が昆虫撃退用小型化学兵器「ゼクス」を開発。

 これで安泰……ではいかない。

「ゼクス」そのものは強いが、使用者と適性しなければ良くて重傷、悪くて死あるのみだった。

 日本のドームは五ケ所あり、そのうちの一ヶ所の人数は、三十七名の中全六名いる。

 そこに一人の若者が入隊した。


「その者は男か……女か……?」

1:男

2:女


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424019476


「へっへー、女かぁ……ジュルリ……名前は!」

↓1


「ハッ、興味ねぇよそんなん……で、性格は。メンドくせぇと追い出すぞ」

↓2


「ふむ……ん? いや、嫌いじゃないが? そうか……武器の詳細を頼む」

 ↓1


「毒ガス……こっちだと後始末要員になりそうだね。武器の名前は?」


「○○ゼクス」

 ↓2


「…………」

訳:もっとつけたい情報はありますか。

↓1


「詳細は終了だ。次のために準備しておけ」

「「「「「はっ」」」」」

「なお、この物語は多少の地文がある。心しておけ」


 ドーム内「昆虫撃退部隊-第三本部」


ミサト「ここが……」

 コンコン

??「誰だ」

ミサト「本日より配属されました、ミサトです」

??「入りなさい」

ミサト「失礼します」ガチャ

??「よく来てくれた」

ミサト「ハッ」

 その部屋にいたのは三十代だろう男性で、髭、皺のなく、緑の服をきっちりと着ていた。

 その男性の名は―――


↓1


ミサト「これからお世話になります。ストロンガー三太夫隊長」

三太夫「三太夫でいい。皆は別の呼び方をしているがな」

三太夫「君の部屋は二階に上がって『三日月』と書かれたところだ。好きに使いたまえ」

ミサト「了解しました」

三太夫「あと君だけ女性だから、不満があったら何でも言ってくれ」

ミサト「了解」

三太夫「以上だ、退室しても良い」

ミサト「はい。では失礼します」

  バタン

ミサト「ふぅ」

 ミサトは足を階段がある方へ進めた。

ミサト「私だけ……ね」トテトテ

??「んぉ!」

 向いから来た猫背の男性が、彼女の顔を見るなり笑顔になった。

??「来たか! ジュルリ! んぁ、胸が……胸……ヒヒヒ! 女の顔を見たのは久しぶりだァ!」

 彼は舐め回す様に彼女を見て、涎を床に滴らせる。

 細い目、牙のような歯、そしてミサトより少し高い身長。

 彼の名は―――


↓2

名を決めた時点で今回は終了


ミサト「ベリック副隊長ですか?」

ベリック「ア”ア”ア”ア”ァァァァァ”!! イ”イ”! 心地いい声だァ! やっぱり女の声エへへへハハハハ!」

ミサト「こ、これからお願いします……」

ベリック「ジュルリ……ハァー! ハァー! 腰を動かさせろ! 腰を!」

ミサト「お断りします」

ベリック「腰を!」

??「五月蠅い」

 後ろからベリックの頭を鷲掴みする。

 その人は太っているが、背が高い。

 ベリックより少し高いぐらいだ。

 その人の名は―――


↓2


ベリック「ゲ、リル……」

リル「……新入りか」

ミサト「はい。貴方はリルで?」

リル「ああ」

ベリック「放せ! 穴に酒を流し込むぞ!」

リル「……」パッ

ベリック「くぁぁぁ……」

リル「部屋に行くところだったか? 止めてすまないな」

ミサト「いえ、私はミサトといいます。ご指導、よろしくお願いします」

リル「よろしく」

ベリック「ヒヒヒ! 指導は任せイダダダダダ!」

ミサト「……」


ミサト「やっとって感じね……」

 『三日月』と書かれたドアを開く。

 ダンボールが端に置かれていた。

ミサト「片づけちゃうか」


 ピピージュップンケイカー!

ミサト「……完璧です」ピカピカ

ミサト「さて、何しましょうか」


1:訓練

2:挨拶

3:その他(内容ふまえて)


↓2


ミサト「訓練でもしてましょう」


 訓練場 ―外部―

ミサト「……」ガチャ

 パンパンパン!

ミサト「全弾必中」

ミサト「銃型のゼクスですが……」

リル「……」

ミサト「あ、リルさん」

リル「訓練か」

ミサト「ええ、大事ですから。貴方はやらないのですか?」

リル「やっても意味ない。相手は虫だ、ゼクスなしではただの案山子だからな」

リル「意味ないことをしても無駄だ。無駄ならもっと楽しいことに使いたい」

ミサト「そうですか……ですが、無駄とは限らないはずです」

リル「それはそうだ……まぁ幼虫くらいなら素手で十分だが」

ミサト「え?」

リル「さて、俺はようがある。ここでお別れだ。頑張れよ」

ミサト「ハッ、ありがとうございます」

 スタスタ

ミサト「素手……?」


 リルの信頼度が上がりました。


ミサト「さてと……」


1:「続けましょうか」

2:「」


↓1

2はセリフを入れてください。


ミサト「基地の見学をしましょう。訓練だけでは緊急時に何もできませんし」

??「見学?」

ミサト「ん? 貴方は」

 金髪の彼は、ミサトと同じくらいの体型で、美少年だった。

 彼の名は―――


↓1


ミサト「たかしさん、ですか?」

たかし「うん、そうだよ。君はミサトちゃんだったかな?」

ミサト「はい」

たかし「で、見学だったよね。僕が案内してあげようか」

ミサト「ぜひ」

たかし「分かったよ。じゃあ着替えてきてね」



ミサト「遅くなりました」

たかし「いや、二分しか経ってないけど……まいいか」

ミサト「まずどこへ?」

たかし「そうだね、希望とかある?」


↓1


たかし「はい、ここが図書館。僕のお気に入りの場所だよ」

ミサト「どういう本があるんですか?」

たかし「ここの図書館はちょっと特殊でね、僕たちが希望した種類の本が入荷されるんだ」

ミサト「……」

たかし「……お気に召さなかったかな?」チラ

ミサト「いえ、次は?」


たかし「ここが医療施設。三十人のエリートが集まってるから一般でも使えるようにしてるんだ」

ミサト「……ここ、来たことがあります」

たかし「へー、誰かの付き添い?」

ミサト「いえ、知人が入院していまして」

たかし「そうなんだ」

ミサト「もう来ることは無くなりましたが……」ボソ

たかし「何かいった?」

ミサト「なんでも。次いきましょう」


たかし「ここが訓練所。中のほうだね」

ミサト「私は外の方が好きです」

たかし「そう、僕は中で筋力とか鍛えるのが好きだけどね」


たかし「ここが命の補給所、食堂だよ」

ミサト「いい匂いがします」

たかし「食べていくかい?」

ミサト「いいえ、まだ早いですから」


ミサト「この道は?」

たかし「そこは街に続く道。使う機会はあんまりないけどね」

ミサト「許可書が必要なんですか?」

たかし「そうだよ。急に虫が来たら対処できないからね」


たかし「知っての通り、ここは本部兼宿泊施設。私物とかは部屋に入れるようにしてるんだけど」

ミサト「あのバイクは?」

たかし「まぁ、私物だよ」

ミサト「貴方の?」

たかし「いやいや」


たかし「まぁこれくらいかな」

ミサト「勉強になりました。ありがとうございます」

たかし「いいよ、僕も楽しかったし。じゃ、僕はこれで」

ミサト「はい」


ミサト「さて、なに」

 ピー!ピー!ミサトサンハシキュウホンブヘ!

ミサト「!」


ミサト「ミサト、到着しました!」

三太夫「そろったな」

リル「二人で撃退か?」

三太夫「三人だ。ミサト、森に虫が出た。これから出撃してもらう」

ミサト「了解。準備はできています」

リル「行くぞ」

ミサト「移動手段は」

リル「馬だ」


 ドーム外 ―森林―

ミサト「質問良いですか」

リル「ああ」

ミサト「先ほど三人といいましたが、二人ですよね?」

リル「……もう一人は別ルートで来る」

ミサト「誰が来るのですか」

リル「多分あってないと思うが、ドラグーンだ」

ミサト「ドラグーン? 本名ですか」

リル「そう呼ばれている。本名は知らん」

ミサト「……」

リル「ここで止まるぞ」



今回分終了。
思い付きで書いてますので不審な点があると思います。

こんばんは

急ですが、リルのゼクスを決めます。

↓1:武器詳細

では名前を

↓1


ミサト「三人で大丈夫なんですか?」

リル「ああ、少ないらしいからな」

ミサト「作戦は」

リル「俺が前、お前が後ろだ」

ミサト「え」

リル「何だ、不満か?」

ミサト「もっとちゃんとした作戦の方が敵を完璧に倒せます、そんな抽象的なことでは無意味です」

リル「具体的だろ」

ミサト「いいえ、ちゃんとした方がいいです」

リル「お前のゼクスは銃型だったか」

ミサト「ええ」

リル「見せてくれ」

ミサト「……はい」ガサゴソ

ミサト「これです」

リル「……グレネードランチャーみたいなものか?」

ミサト「はい。虫にしか聞かない毒ガスです」

リル「フム、旧型を改良したものか」

ミサト「旧型?」

リル「見たことがあるだけだが」

ミサト「そうですか……ってのんびりしてる暇ないですよ」

リル「そうだな、じゃあ後ろよろしく」

ミサト「はい……って結局」

更新遅くてすいません


 ――森林奥――

 ウジャウジャ

 ウジャウジャ

「ピヨピヨ」

 ウジャウジャウジャウジャ
 ウジャウジャウジャウジャ

「ピー!」

 グシャグシャグシャグシャ

「ピッ……ピッ……」

 ウジャウジャウジャウジャ……


 ――森林――

 ガサガサ

リル「……来たか」

 ウジャウジャ

リル「フン、ダンゴムシか」キンキン

リル「フゥー……来い」

 ウジャウジャ!

 赤きダンゴムシが一斉に襲い掛かる!

リル「ッッッラァ!」

 それをパワーゼクスで薙ぎ払う。

リル「もっとこい……フッ! オラッ!」

 ウジャウジャ!

リル「オラッ! オラッ!」

 ウジャウジャウジャウジャ!

リル「! さすがに多いな」

 ウジャウジャウジャウジャ!

リル「だがいい……俺をもっと熱くさせろ」

 ウジャウジャウジャウジャ!



ミサト「始まりましたか」ガチャ

 ガサガサ!

ミサト「!」

 「ギィィィィ!」

ミサト「虫が……」ポンッ

 ポイズンゼクスから放たれた弾が回転し、毒ガスを噴出させる。

 「ギィィィ……」

ミサト「一匹撃破」

 ガサガサ

ミサト「二匹……!?」

 ウジャウジャ!

ミサト「チッ! リルは何をやってるんですか!」ポンッ

「「「ギィィィィ……」」」シュゥゥゥ

リル『気を付けろ! 防御状態で突進してくる!』

 防御状態……見たことがあるだろう、そう、あの丸くなった状態のことだ。

 リルは木を背につけながら、パワーゼクスでガードしていた。

ミサト「……小癪ね」ポンッ

  ゴロゴロゴロゴロ!

ミサト「(クッ! ガスが風圧で消される……!)」

  ゴロゴロゴロゴロ!

  万事休す!


 「「「「ギィィィィィィ!」」」」

ミサト「!?」

 ダンゴムシは、空中で無残に散らばっていた。

ミサト「虫が、何故?」

リル「ハァ! 来たか」

 目の前には体の鎧のみが外され、巨大な剣を片手で持ち上げた男が立っていた。

 その男の名は……

ミサト「ドラグーン……」

リル「二人! もう少しで撃退できる。さっさと片付けるぞ!」

ミサト「ハッ!」

ドラグーン「……」

 ウジャウジャウジャウジャ!

リル「ハッ! フン!」ブチュブチュ

ドラグーン「……」ブンッ ブンッ

 「「「ギィィィィィィ!」」」

 ポンッ!

 「「「ギィィィィ……」」」




リル「撃破、完了」

ドラグーン「……」

ミサト「お疲れ様です」

 ドサッ

ミサト「リル、大丈夫ですか!」

リル「腹減った」

ドラグーン「……」ザッザッザッ

ミサト「ドラグーンさん」

リル「ほっておけ、そういう奴だ」

ミサト「はぁ」

リル「ヨッ 帰るぞ」

ミサト「はい」



三太夫「ミサト、初任務ご苦労だった」

ミサト「ありがとうございます」

三太夫「リルもな」

リル「は」

三太夫「今回倒したのはクレナイダンゴムシだな」

リル「隊長」

三太夫「なんだ」

リル「飯行ってきます」

三太夫「そうか、では解散にしよう」

ミサト「……そんなザックリしてていいんですか」

三太夫「問題ない」

リル「ではこれで」

 バタン

三太夫「君もいきたまえ」

ミサト「ハッ」

 バタン

ミサト「(なんか、思ってたのと違う……)」

疲れているのでここまでにします。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom