人の王 (18)

私は脆弱な人の王だ。

東の森のドワーフには武器の精密さに驚愕し。

西の砂漠のエルフには魔法の巧みさに敵わず。

南の熱帯雨林のゴブリンには数の力に蹂躙され。

北の氷河のドラゴンにはその破壊力で圧倒される。

そんな脆い我々は唯、滅びぬように努力を

していくほかないのだ…

初めてここにきた。後悔している。だけど書く??

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ここは王たちの会議場

10年前の世界戦争が集結した時

再び戦争が起こらないように出来た城だ。

龍の大陸で起きる国家間の問題をこの大陸の王達で

話し合い解決する場だ。

今日はドワーフ、エルフ、ゴフリン、人、龍、五つの

種族の王が集まっている。

龍皇「で…諸君。今日はどんな議題なのかね?私はなんで呼ばれたか分からないんでね。」

皆が呆れて龍皇を見ていた。彼はこの大陸で一番の

勢力を持つ国家の王だから、あんな態度を取れるの

だろう。この城に入りきらないほどの真紅の巨体を怠

そうに地面に寝かせていたのだ。

ドワーフの王「貴様ァア・・。馬鹿にするのも大概にしろ・・」ズァッ。
ドワーフの王は身の丈よりも大きな斧を天に構えると

小さな体躯では想像もつかない叫びで会議場を揺らし

た。


下げるって何?

ドワーフの王は怒りで頭がどうにかなりそうなくらい

血が上っていた。何しろ今回の騒動の被害者は

ドワーフで加害者は龍なのだ。

ドワーフの王「何で呼ばれたか分からないだと〜。無礼者が〜。この斧で分からせてやる・・。」

そう言うと外で寝そべる龍皇に向けて斧を投げつけよ

うと構えた。

人の王「わあっ。わあっ。待ってドワーフさん。
落ち着いてください。」

ドワーフの王「止めるな!人の王よ。ワシはこの無礼者を真っ二つに裂けねばならないのだ」

すかさず私はドワーフを止めた。ここで斧が龍皇に当

当たれば戦争になる。それだけはまずい。

人の国はドワーフの国と龍の国に挟まれており、どち

らについても国が蹂躙されるのだ。

だが、さすがはドワーフの王。年老いても人が敵うは

ずなかった。私は簡単に押しのけられ、斧は孤の軌道

を描き龍皇に向かっていく。


とりあえず2さんと7さん8さん教えくれてありがとうございます・・
スマホ音痴だから書くの遅いけど書いていきます。

エルフの女王「まったく。本当ッ。ドワーフはいやね
頭に血が上っちゃてさ。周りのことなんか全然見えてないんだから。」

弧を描いた斧は当たる直前で水の壁に阻まれた。

阻んだのはエルフの女王であった。彼女は王達に用意

されたグラスに入った水だけでドワーフの王の投擲を

止めたのだ。

エルフの女王「でもさ。無礼ってところには共感したかな。龍皇その態度、改めないと私はドワーフの味方になるよ・・」ニコッ!

余った水を球場にし掌に浮かばせながら、気品のある

笑みで微笑んだ。

ゴフリンの女王「ソ、ソウヨ。リュオウハ、タ、タイドヲアラタメテモラワナイト。」

未だにゴフリンの女王は共通言語に慣れていないのか

不自由そうに言う。

龍皇「クハッ。クハハ。諸君らは我が国と一戦を交える気かね?クハッ。冗談であるならば面白いが……」

ここにいる者を馬鹿にした笑みを浮かべると…

龍皇「…本気ならつまらんぞ。下等種族ども。」

静かに覇気を放った。

エルフの女王「へ〜まだ。そんなこと言えるってことは改める気は無いんだ。」

彼女はそう言うと掌の水球を槍状に変えた。

ドワーフの王「そうだなワシは貴様をここで 殺してやろう。」ムキッ

服を無理やり筋肉で破くと近くにあった大理石の机を

抱えて構える。

ゴフリンの女王「オ、オマエタチ。ワタシヲマモレ。」ゾロゾロ

連れてきていた護衛の兵で数十人で周りを固めた。

一触触発とはこの事を言うだろう。こんなこと、

こいつらだけで争えばいいのに我が国が間にあるせい

で関わらなければならない。

私は溜息を吐きながら。

とりあえずこの場を収める。

人の王「皆さん落ち着いてください!ここは争う場ではなく話し合う場ですッ。」

人の王「それに、まだ議題についてもまともに討論してないじゃないですか。」

すいませんここからの展開思いつかないので
最初の文章以外カットしてやっていこうと思います。

龍皇「フン!人間ごときが何を言うのか?興味はある」
龍皇「面白そうだ!申してみよ!」

流石は龍皇。前に立つだけで心臓を握られている様に錯覚してしまう。


人の王「では、人間ごときが申し上げます。」

ここで間違えれば戦争だ。



慎重に進めなければならない。震える手をどうにか抑えて私は話を続ける。

人の王「皆さん!このままだと確実に戦争になるでしょう」

人の王「それも小さなものではなく、十年前の再来…いやそれ以上になると私は思うのです!」

人の王「なので……・・ri「待って」

ここで私の話はエルフの女王に遮られた。何のつもりなんだろうか?彼女の国も戦争なんか旨みはないはずだ。

エルフの女王「貴方は戦争、戦争と言ってるけど別に大きな戦争になるかどうかは分からないんじゃないかな?」

水球を5つの駒に見立てると彼女は説明を始めた。

エルフの女王「だって、今はこんな感じに喧嘩しているけど実際は私たちは関係無いじゃない?」

エルフ「だから…たぶんだけど、人間君は自らの国が間に挟まれているから慌ててるんじゃない?」ジロ

これは痛いところを突かれた。私は善意からの行動に見せようとした。だけどこの一言で自国を危険に晒さないための行動になってしまう。




このまま何か言わないと私は自分の国を守ることだけに意見する王になってしまう。
それは、仲間意識の強い種族の王達にはまずい。
いくら意見しても聞いてもらえなくなるだろう。

人の王「そう見えても仕方ないですね。エルフさんの言う通りです。私は自分の国を守る為に意見を申し上げています。」

ドワーフ「じゃあ。お前は自分の身可愛さに意見しとったのか!!」ズドン

さっきまで持っていた机を下ろすとこっちを向いた。

人の王「ですが!それはここに居る全員が同じではないですか?」

ドワーフ「なんじゃと・・どういう事だ。」

よし食いついた。

人の王「もしも、ここに居る王達が国民の事、自国の事全て関係なしに行動していれば、ここに集まる事はなくすぐに武力を行使しているでしょう。」

人の王「なので、ここに居る時点で皆さんはまだ争う気が無いのだと私は思います。」

エルフの女王「…思います?貴方はさっきまで戦争になるとか言ってなかった?」

この女は又、嫌な事を聞いてくる。

今日はここまでににします。遅れてすいません。

このままの状態で書いていこうと思います。

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