さやか「私もう、ゾンビなんだよ!!」歩「俺もだ」(88)

さやか「…え?」

まどか「あの…あなたは?」

歩「俺、相川歩。ゾンビっス」

さやか「…」

歩「あと、魔装少女っス」

まどか「魔装…少女?」


…………
……


さやか『これが私達と歩くんの出会いでした。』

さやか『タイミングがタイミングだけにお互いの印象はサイアクだったけど…』

さやか『ここから…私達の奇跡が始まったんだ』


……
…………

これは期待

ええぞ!ええぞ!

さやか「そんなことよりここにいると危ないよ!ここは“結界”って言ってこの奥には“魔女”が…」

まどか「さやかちゃん!あ、あれ…!」

魔女「…」ズズズ…

歩「…!…あれは…メガロか!?」ズィ…

…スタスタ…

さやか「ちょ…アタシの話聞いてた?危ないから下がって…」

歩「ノモブヨ…」ゴゴゴ…

まどか「…え?」

歩「ヲシ…ハシタワ…」

…スタスタ…

さやか「な…なに…なによこれ…」

歩「ドケダ、グンミーチャ…」

キュウベェ(これは…)

歩「デ…」

…スッ…

魔女「…!」

歩「…リブラッ!!」

―――カッ!―――

歩「いくぞ!ミストルティン先生!」バッ!

ミストルティン「うむ!」ギュイィーン!

まどか「飛んだ!?」

さやか「チェーンソー喋った!?」

歩「ミストルティーン…」

魔女「!?」

歩「キイィーーック!」ズァ!
…ザクッ!…

魔女「それ…キックじゃねえぇ!!」

歩「ハッ!」ググッ

…ズバァッ!!…

魔女「コーフン…スルゥー!!」キラキラキラ…

興味深い

まどか「す…すごい…」

さやか「確かにすごいけど…」

さやか・まどか「「キモい…」」ジー

歩「ち…ちが!…この格好は別に好きでやってるワケじゃ!」アセアセ…

???「あら…遅かったみたいね…大丈夫?まどか?」ファサ…

まどか「あ…ほむらちゃん」

さやか「今さら何しに来たんだよ転校生」

ほむら「私はまどかを助けに来ただけよ。…あら?あなたは?」

まどか「この人は相川歩くん。私達を助けてくれたの。魔装少女なんだって」

ほむら(魔装…少女?)ジー

ほむら(ただの女装癖がある変態にしか見えないけど…)

歩「よろしくな…」スッ…

ほむら「あまり近付かないでもらえるかしら…気持ち悪い…」

まどか「ダメだよほむらちゃん!そんなこと言っちゃ!」オロオロ…

歩(あれ?…この反応、意外と嫌じゃない…///)ハァハァ

かまわん続けろ



これはいいな、続けてくれ

期待してるぜ

すみません…ちょっとだけ待ってて下さい

さやか「そうだぞ転校生。そんな言い方はないだろ~」

歩(君も今キモいって言ってなかったっけ…)

さやか「さっきは危ないところを助けてくれてありがと!」

歩「どういたしまして。えっと…君たちは?」

さやか「そう言えばまだ言ってなかったね。あたしは美樹さやか」

さやか「んでこっちがあたしの親友で嫁のまどっち!」

ほむら「…」ピクッ

まどか「さやかちゃん!変な事言わないでよ~」

さやか「あはは…ごめんごめん」テヘ…

まどか「もぅ…」ムゥ…

ほむら「…」イライラ…

まどか「私は鹿目まどかです。よろしくね相川くん」

歩「あぁ…こちらこそよろしくな」

ほむら「それよりちょっといい?あなた…相川歩といったかしら…」

歩「あ…あぁ」ドキドキ…

ほむら「魔女を倒したって事はただの女装趣味の変態ではないのでしょうけど…」ジトー

歩(そんな目でないでぇ///)ハァハァ…

ほむら「そもそも魔装少女って一体なんなのかしら?」ファサ…

まどか「あ!それ私も気になりますっ」

さやか「そういやさっき俺もゾンビだ、とか言ってたけどあれって…どういうこと?」

歩「それは…」

――――――

――――



歩「…というわけなんだ」

ほむら「にわかには信じられないけれど…あなたの話を要約すると…」

ほむら「連続殺人犯に殺されて、ゾンビとして蘇生され…」

ほむら「…ヴィリエという世界から来た女の子に魔装少女の力を与えられた…」

ほむら「そして魔装少女の使命としてメガロと呼ばれる怪物と戦っている…ということかしら?」

歩「まぁそんな感じだ」

歩(本当はそれだけじゃないんだけど…)

まどか「相川くん…」

さやか「あたし…最近色々あったけど…もっと大変な人っているんだね…」グス…

さやか「あたしも頑張るから、相川くんも頑張りなよ」ポン…

歩「あ…あぁ」

歩(初対面の女の子に同情されてしまった…)

歩「ところでさ、俺も聞きたい事があるんだけど」

さやか「なに?」

歩「君たちこそ何者なんだ?」

さやか「あたしらは魔法少女だよ」

歩「魔法…少女?」

歩(最初はてっきりヴィリエから来た新手の魔装少女かと思ったけどやっぱり違うみたいだ)

歩(ってかよく考えたらヴィリエから来んなら魔装少女って何?なんて俺に聞かないよな…)

さやか「そ!魔法少女っていうのはね…」

――――――

――――



歩「なるほどな…キュウべぇってヤツと契約して…」

歩「…何でも一つ願いを叶えてもらえるかわりにさっきの魔女と戦う魔法少女になるってことか」

まどか「そうなんです」

歩「なぁ…さやかちゃんはどうしてそんな危険をおかしてまで魔法少女になったんだ?」

さやか「あたしは…その…事故で指が動かなくなった恭介っていう幼馴染みがいて…」

さやか「あいつの手を治してあげたかったから、そうお願いして魔法少女になったんだ」

まってr

歩「そっか。さやかちゃんはやさしいんだな」

さやか「そ、そうかな///」テレリ…

さやか「でもそれだけじゃないんだよ」スッ…

歩「それは…?」

さやか「これはあたしが尊敬する先輩魔法少女のマミさんって人がつけてたリボン」

さやか「けどこの前、そのマミさんが、あたしとまどかを魔女から守って…亡くなっちゃったんだ」

ほむら「……」

さやか「だからマミさんの分まで頑張ろうと思って…」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「あ…はは…あれぇ?何で会って間もない相川くんにこんな話してんだろ」

さやか「やっぱちょっと疲れてんのかなぁ…あたし」ハハ…

まどか(さやかちゃん。口では大丈夫って言ってたけど…やっぱりまだ上条くんと仁美ちゃんの事、ふっ切れてないんだろうな)

歩(………)

歩「あのさぁ、さやかちゃん。そのリボンちょっと貸してくれないか」

さやか「…?…なんで?」

ほむら「やっぱり女装趣味の変態だったのね」ジトー

歩「だから違うって!!」

まどか「相川くん…」ズザザ…

歩「そうじゃなくて!…そのリボンがあればマミって子を生き返らせることができるかもしれん」

さやか「え?」
まどか「え?」
ほむら「え?」

この展開は!!



ほむら「そんなことが…!?」

さやか「それ…ホント?」

歩「あぁ…あまり詳しくは言えないけど、俺を蘇生してくれたネクロマンサーのユーって子を説得できればあるいは…」

さやか「これ…持ってって」スッ…

まどか「さやかちゃん…」

歩「いいのか?」

さやか「うん…それでマミさんが生き返れるなら…」

まどか「私からも…お願いします!」ペコッ

歩「分かった。もしダメだった時は必ず返しに来るよ…」

歩「それじゃあ…」スタスタ…

さやか(マミさん…)

ほむら「…………。」

見滝原 町はずれ…

――――――

――――



…スタスタスタ…(スタスタスタ…)…

歩「約束したからにはユーにちゃんとワケを話さないとな…」グッ

…スタスタ…ピタ…(スタスタ…ピタ…)…

歩「それはそうと…さっきからずっと付いてきてるみたいだけど何か用か?」クルリ…

………シーーーン………

歩「わざわざ人目につかないとこまで来たんだ…もうコソコソする必要もないだろ?」

ほむら「気付いてたのね…変態のくせに」スッ…

歩「あー!もうしつこいな!違うって言ってんだろ…」ゲンナリ…

ほむら「冗談よ…」ファサ…

歩「ハァ…からかいに来ただけなら俺はもう行くぞ」スタスタ…

ほむら「待って…あなたに話があるの」

歩「俺に…話?」

ほむら「えぇ。あなたは何者なのかしら?」

歩「またそれか?さっきも言ったろ。俺はゾンビで魔装少女だ」

ほむら「確かにそれは聞いたわ…」

ほむら「だから単刀直入に聞くわね。あなたはどこから来たの?」ジー

歩「…ッ!」ギクッ

歩「何で…そんなことを?」

ほむら「何度繰り返しても、この町であなたを一度として見かけたことすらなかったもの」

歩「繰り返す?君こそ何を言って…」

ほむら「あ……」ハッ

歩「………」ジー

ほむら(しまった…つい余計な事を言ってしまったわ…)

ほむら(相川歩…魔法少女でもないのに魔女を退けるほどの力を持つ男。)

ほむら(まだ信用できるかできないかは分からないけど…まどかを助ける為には協力関係を結んだ方が得策かもしれない…)

ほむら「そうね…あなたの事を聞く前に、私の事を話しておこうかしら」ファサ…

ほむら「私はね…」

――――――

――――



歩「嘘…だろ?」

ほむら「いいえ…今話した事は全て事実よ」

歩「じゃあ君は…さっきのまどかちゃんって子を助けると約束して魔法少女になって…」

歩「ワルプルギスの夜ってのに立ち向かっては敗れて…その度に何度も何度も時間を繰り返してきたってのか!?」ワナワナ…

ほむら「え…えぇ…」

歩「なぁ…君…いや、ほむらちゃん」

ほむら「な…何かしら?」

歩「俺になにか手伝える事ってあるかな?」

ほむら「…え?」

歩「俺はできれば日々を平穏に過ごしたい」

歩「けど…そんな話を知ってしまったら…ほっとけないよ」

ほむら(これは願ってもない展開だわ。この人が信用できるできないはまだ怪しいけど…悪い人ではなさそうね)

ほむら「そう…だったら協力してもらおうかしら」

ほむら「まずは美樹さやかの力になってあげて…あの子、そろそろ“限界”が近いみたいだから」

歩「限界?」

ほむら「えぇ。あなたは魔法少女じゃないから話すけど…魔法少女はみんなこのソウルジェムを持っていて」

ほむら「魔力を使い果たしたり、絶望に負けて心が折れてこのソウルジェムが真っ黒に濁りきったら…魔女になってしまうの」

歩「な…!?」

ほむら「今の美樹さやかは色んな心労が重なってとても危険な状態なの…だから」

歩「魔法少女って過酷なんだな。」

歩「けどそんな状況でも友達の事を考えてるなんて、ほむらちゃんは意外といいヤツなんだな」

ほむら「勘違いしないでもらえるかしら?あの子が魔女になったらまどかが悲しむからよ…私は美樹さやかと友達でもなんでもないわ」ファサ…

歩「はいはい…そういうことにしとくよ」

ほむら「それよりまだ、あなたがどこから来たのかを聞いていないのだけど」ファサ…

歩「そうだったな…俺達は京子っていう魔装少女の罠にハメられて別の世界の日本から家こど飛ばされて来たんだ」

歩「ちなみに家は隣町にあるんだけど…町の人は皆どういうわけか、いきなり現れた俺の家を全く不思議に思ったりしてないんだよな」ハハ…

ほむら「そう…あなたも色々訳ありなのね」

歩「まぁな」

ほむら「それより今俺達って言ってたけど…」

歩「あぁ…さっき言ってたユーって子とあと二人、ハルナとセラってヤツも一緒にこっちに来てしまったんだ」

歩「それで、元の世界に帰る方法を探る為にみんなで手分けしてこの世界を見て回ってたら…」

ほむら「結界に迷い込んでまどかと美樹さやかが魔女と対峙している場面に出くわしたのね」

歩「まぁそんなところだ」

ほむら(なるほど…つまり彼は今まで偶然にも出会わなかったんじゃなくて、正真正銘のイレギュラーということね)

ほむら(今回はもう誰にも頼らないと決めていたけど…)

ほむら(彼の言う通りにマミが復活して、私達全員と彼でワルプルギスの夜に挑めば…何かが変わるかもしれない…)

ほむら「ところで相川歩…あなたの携帯はこの世界で使えるの?」

歩「あぁ…なんか普通に使えるけど…それがどうしたんだ?」

ほむら「お互いの連絡先を交換しておきましょう」スッ…

歩「…え?」

ほむら「私はあなたに協力して欲しいし、あなたもこちらの世界の地理に詳しい者と知り合いになっておいて損はないでしょ?」

歩「……」

歩「それもそうだな…」スッ…

…カチャ…ピッ…ピッ…

歩「これで登録完了だな」

ほむら「こちらも登録させてもらったわ」

歩「じゃあ俺はそろそろ行くよ。早く帰ってこのリボンの事を話さないといけないからな」スタスタ…

ほむら「そうね…」スタスタ…

ほむら「……」クルリ…

ほむら「…相川歩」

…スタスタ…ピタ…

歩「なんだ?」

ほむら「また会いましょう」

歩「…あぁ。」

隣町 歩の家…

― 夜 ―

歩「ただいまー…」

セラ「ずいぶんと遅かったですね。一体どこで油を売っていたんですか?この…」

セラ「…クソ虫ッ!」ドンッ

歩「あぁ…それなんだけど…」

…ドッタンバッタン!ドッタンバッタン!…

ハルナ「バユム―ッ!」キキーッ!

歩「なんだ、ハルナ…その顔は良いことでもあったのか?」ゲンナリ…

ハルナ「あぁ!…町を色々見てたらこんな物を発見したんだ!」ガサゴソ…

ハルナ「じゃーん☆1/144アーバレストだ!もちろんラムダドライバもバッチリ搭載してるぞ!!」

歩「…!…ハルナ…ちょっと貸してくれないか?」

ハルナ「おう!いいぞ!…でもちょっとだけだからな」スッ…

歩「おー…いいなぁ、これ」マジマジ…

ハルナ「そうだろそうだろー!葉っぱの人もそう思うよな!」フンス!

セラ「ハァ…二人ともいつまでそんな玩具を眺めているんですか?」グィ…

歩「あ!ちょ…セラ…!」ポロ…

ハルナ「あーッ!!」

…ヒュウゥゥー…ガッシャーン…

歩「ア…アーバレストが…ッ」ワナワナ…

ハルナ「ソースケーーッ!!」

セラ「……」

ハルナ「ハルナちゃんのアーバレストがぁー!!」

…ドッタンバッタン…ガチャ…バタン!…

セラ「ハ…ハルナ!…こんな時間に一人で外へ出ては…待って下さい!!」

…ダダダダッ…ガチャ…バタン…

歩「……はぁ…」

…スタスタスタ…

ユー【おかえり、歩】スッ

歩「ユー…ただいま…。」

ユー「…?」カキカキ…

ユー【歩。外で何かあった?】

歩「う~ん。何かあったって言うか…ユーにお願いがあるんだけど…」

ユー「…」カキカキ…

ユー【頼みってなに?】スッ

歩「話せば長くなるんだけど…」

――――――

――――



ユー「…」

歩「ユー…?」ジー

ユー(誰かを無闇に蘇生するのはいけない…ましてや異世界の人間に干渉するなんて…)

ユー「…」チラッ

ユー(…けど…歩は困ってる人を見たら放っておけないよね)

歩「やっぱダメ…かな?」

ユー【歩】

歩「は…はい」

ユー【そのリボンを こちらに】

歩「…!…いいのか?」

ユー「…」コク…

歩「ありがとな!ユー!」

――――――

――――



マミ「ん…。んん…。」

歩「お…気がついたみたいだ」

歩「君はマミちゃん…だよな?」

マミ「…!…あなた達は?」ガバッ!

歩「俺は相川歩。んでこっちがユー」

ユー【よろしく】スッ

マミ「相川…君とユー…ちゃん?」

歩「あぁ」

マミ「どうして…私の名前を?…(ハッ!)…それより魔女はどうなったの!?」

歩「色々と混乱するのも分かるけどまずは落ち着いて話を聞い欲しい」

歩「君は確かに死んだ。けど、ユーが君を生き返らせてくれたんだ」

マミ「え…!?」

面白い
支援

翌日…

正午…

見滝原中学校 屋上…

まどか「ねぇ…さやかちゃんはどう思う?」モグモグ…

さやか「どうって…なにが?」アーン…ピタッ…

まどか「昨日…相川君が言ってた事。」

まどか「マミさん…本当にもどってくるのかな?」

さやか「わかんない。けど…」パク…モグモグ…

まどか「けど…?」ジー

さやか「なんでだろうね?なんとなく…ホントに根拠もなんにもないんだけど…」モグモグ…ゴクン…

さやか「相川くんなら…なんとかしてくれるような気がするんだ」

まどか「そう…だよね……うん。きっとそうだよねっ!」

???「私もそう思うわ」スタスタ…

まどか「え!?」

さやか「その声は…!」

まどか・さやか「マミさん!!」クルリ…

マミ「また…会えたわね…鹿目さん…美樹…さん…」プルプル…

まどか「マ…マミさんが…」ビクッ!

さやか「カッサカサだぁー!?」ドキッ!

マミ「だ…大丈夫よ…日陰に…入れば…元に…」ヨロヨロ…
…スタスタ…

マミ「…戻るから。ほら、ね?面白いでしょ?」ウフフ…

さやか「ホントに…ホントにマミさん…なんだよね?」ウル…

マミ「えぇ」ニコ…

まどか「マミさんが…帰ってきた…」ポロポロ…

まどか・さやか「マミさぁーん!!」バッ!

…ダダダダッ…ガシッ…ギュ…

さやか「マミさん!…マミさぁん!!」エグ…エグ…

まどか「おかえりなさい!マミさん!!」ポロポロ…

マミ「ただいま…」ギュ…

第一章

~これは魔法少女ですか?
はい、魔装少女です~

― 完 ―

引き続き…

第二章

~これは杏子ですか?
はい、それは京子です~

― 開幕 ―

数日後…

見滝原 ほむら宅…

― 夕方 ―

歩「すげー…立派なマンションだなぁ」スタスタ…

…ピンポーン…

ほむら「どうぞ…あがって…」ガチャ…

歩「おじゃまします」

…スタスタスタ…



リビング…



ほむら「適当なところに座って」

歩「あ…あぁ…」

歩(なんかすごい部屋だな…非現実的な空間っていうか…色んな物が浮いたりしてるし…)

ほむら「人の部屋をあまりじろじろ見ないでもらえるかしら…気持ち悪い…」ジトー…

歩「ご…ごめん」

歩(なんか毛嫌いされてるなぁ…)ハァ…

ほむら「相川歩…」

歩「な…なんだ…」ドキドキ…

ほむら「ありがとう…」

歩「え?」

ほむら「巴マミを助けてくれて…。その…まどかがとても喜んでいたわ」

歩「そっか。」



………歩 妄想中………



妄想ほむら「この前はさやかちゃんとの約束守って、マミちゃんを助けてくれてありがとっ☆」キャピ

妄想ほむら「まどかちゃんが歩お兄ちゃんって…と~ってもやさしいしすっごくかっこいいって言ってたよっ♪」ニパッ

妄想ほむら「ねぇねぇ…歩お兄ちゃん…ほむらも…ほむらもね……歩お兄ちゃんのこと…」モジモジ…

妄想ほむら「だいすき…だよ///」カァ…


………歩 妄想中………


歩(そうかそうか~。ほむらたんも素直じゃないなぁ…)ニヤニヤ…

ほむら「何をニヤニヤしてるのかしら…気持ち悪い…」ジトー…

歩「……。」グサッ

歩「…で……話って何だ?」

ほむら「えぇ…この前魔法少女の秘密と私の事情を話したわよね?」

歩「あぁ」


ほむら「あなたに協力してもらうからにはキュウべぇの事とヤツが何故まどかを狙うのかも詳しく話しておこうと思ったのよ」

――――――

――――



歩「へぇー…何度も時間を繰り返した事でまどかちゃんが“因果の特異点”ってのになって…」

歩「魔法少女として並外れた力を持ったが為に、そのキュウべぇ…インキュベーターに狙われる事になったのか」

ほむら「えぇ…まどかは最高の魔法少女の素質とともに最凶の魔女になる可能性も秘めている…」

ほむら「もっともヤツの狙いはまどかが魔女となった時に生じる何らかの莫大なエネルギーのようだけど…」

歩「なぁ…ほむらちゃん…キュウべぇってヤツはどんな姿をしてるんだ?」

ほむら(私達が初めて会った時、キュウべぇもいたんだけど…特別な力を持っていてもやはり魔法少女以外には見えない…か)

ほむら(キュウべぇ自体は引き続き私が一人で追わないといけないわね…)

ほむら「ヤツは小さくて白い猫のような姿をしているわ…けどあなたには見えないわよ」

歩「そうなのか…」

ほむら「えぇ。ヤツは魔法少女か魔法少女の資質を持った者にしか見えないのよ」

ほむら「それともう一つ…あなたに話しておきたい事があるの」

歩「ん?」

ほむら「昨日の夜…今までに一度も会った事のない魔法少女を見かけたの…」

ほむら「それで…もし彼女があなたと同じ魔装少女だったら…元の世界に帰る手掛りになるかもしれないと思ったのだけど……」

歩「それ…どんなヤツだった?」ズィッ…

ほむら「髪は長い金髪で…肌はとても白くて…目付きが妙に鋭かったわね…」

歩「他には覚えてる事は?」

ほむら「そうね……。そういえば…腰に日本刀をさしていたわね…」

歩「!?」ガタッ!

ほむら「な…なに?」

歩「間違いない…そいつは……京子だ…!」

マダー?

支援

支援

京子と杏子って字面似てるな

興味深い

ほむら「京子…それは確か…あなた達を罠にハメた張本人よね?」

歩「あぁ。けどなんでまたこっちに…」

歩(一体何考えてるんだ…?)

歩「まぁ何にせよ、これは元の世界に戻る為の大きな手掛りだよ」

歩「教えてくれてありがとな」

ほむら「そう…それは良かったわ」

ほむら「それにしても…“キョウコ”ねぇ…」

歩「…?…どうかしたのか?」

ほむら「私の知り合いにも杏子という名前の魔法少女がいるのよ」

歩「へぇー…そうなんだ。偶然だな」ハハ…

ほむら「ただし、知り合いと言っても彼女の方はまだ私の事を知らないでしょうけど」

歩「それってどういう…?」

ほむら「忘れたの?私は何度も時間を繰り返しているのよ」ファサ…

歩「あぁ…なるほどな。そういうことか」

ほむら「えぇ。“今まで”に何度も会っているけど…」

ほむら「“今回”はまだ会っていないということよ」

歩「なんか…ややこしいな、それ」

ほむら「ところで、相川歩」

歩「ん?」

ほむら「この前にあなたにお願いした事に加えて…今、私が話した杏子…」

ほむら「…佐倉杏子についても、気をつけておいて欲しい事があるのだけど…」

ほむら「…それも聞いて貰えるかしら?」

歩「あぁ…話してみてくれ」

ほむら「悪いわね。あなたもこれから手掛りを追う為に忙しくなるというのに…」

歩「ほむらちゃんが何も気にすることないよ。それは俺達の問題だ」

歩「それに今日は良いことを教えてもらったから少しでもお返しをしないとな」ニッ

ほむら「では遠慮なくお願いさせてもらうわね」

歩「おう!」

――――――

―――



見滝原 市街地…

歩(マミちゃんが生在していると…彼女が亡くなった時に後釜としてこの街に現れる杏子って子が来なくなる…)シュワ-

歩(マミちゃんはゾンビとして生き返ったけど…ほむらちゃん曰くキュウべぇってヤツはその事をまだ知らないらしから…)シュワー…

歩(彼女は近々この街にやって来る可能性が高い…)シュワー…

歩(…と、イカンイカン!いつの間にか日陰から出てしまった!…早く物陰に入らないと…干から…び…る…)ヨロヨロ…

歩(ふぅ…。んで彼女と今のさやかちゃんが出会ってしまうとお互いの考え方の食い違いから対立して…)

歩(さやかちゃんが彼女と張り合って魔女と無茶な戦い方を繰り返すようになって…)

歩(さやかちゃんが魔女になってしまう大きな要因の一つになるから気を付けて欲しい…か)

歩(…マミちゃんが生きている時は必ずしも二人が対立するとは限らないらしいが…)

歩「気をつけるにこした事はないな…」

歩(確かにこれからは忙しくなるな…)

歩(さやかちゃん達の様子を気にかけつつ…京子ちゃんを探さないといけない…)

歩「それより京子ちゃんの事を早くみんなに話さないとな…」

夕方…

隣街 相川家…

ハルナ「アイツがこの街に…!?」バッ!

セラ「それは本当でなのすか?…歩」

歩「あぁ…」

ユー【彼女の目的は?】スッ

歩「そこまではわからない。」

歩「けど…京子ちゃんを見つけることができたら元の世界に戻る方法が分かるかもしれん」

セラ「そうですね…では今後はあの女を探す事に集中しましょう」

ハルナ「おっしゃー!そうと決まったらこの天才魔装少女ハルナちゃんにおまかせだ!」ズビッ!

歩「おう…頼りにしてるぞ」

ハルナ「しゃーなしだ!……ところでさ、バユム…」

歩「ん?」

ハルナ「京子って…誰だ?」
歩「お前なぁ……」

>>54 セリフ訂正

セラ「それは本当でなのすか?…歩」



セラ「それは本当なのですか?…歩」

同日 深夜…

見滝原 電波塔…

キュウベェ「わざわざ君にここへ来てもらったのは他でもない…」

キュウベェ「君にこの街を守ってもらいたいからなんだ」

???「ふ~ん…ま、アタシはなんだっていいけどね」ゴソゴゾ…

???「要は今まで通り…魔女を倒しまくればいいんだろ?」スッ…パクッ…

キュウベェ「まぁ結論から言えばそうなるね」

???「そ…。…それで、アンタの話ってのはそれだけ?」カリッ!

キュウベェ「あぁ…ボクの話はそれだけださ」

???「じゃあ、アタシはもう行くよ…」スッ…

キュウベェ「行くって…どこへだい?…杏子?」

杏子「久しぶりにこの街をちょっと見てくる」スタスタスタ…

キュウベェ「……」

…カツーン…コツーン…カツーン…コツーン…

???「さっきの子が新たにこの街を守る魔法少女ですか…」ニコ…

キュウベェ「そう…彼女の名前は杏子。ベテランの魔法少女さ」

???「なんだか気に入らない名前ですね」フフ…

キュウベェ「君は自分の名前が嫌いなのかい?」

キュウベェ「…それより君はどうしてこんな所に?」

???「今日は改めて協力して差し上げようと思ってあなたの元へ来たんですよ」

キュウベェ「協力を申し出てくれるのは有難いけど…君の目的は一体何なんだい?」

???「目的なんてありません。私はただ…」

キュウベェ「ただ…?」

???「…純粋にある人を困らせたいだけなんですよ」ギラッ…!

キュウベェ「…」

キュウベェ(出会ったのは偶然だったとして…魔法少女でもないのにボクが見える事といい…得体の知れない力といい…)

キュウベェ(この子は一体何者なんだろう?…訳がわからないよ)

支援

翌日 朝…

隣街 相川家…

セラ「私達は今からあの女を探してきます」

ハルナ「あたしも行ってくるぞー!」

ユー【行ってらっしゃい】
歩「気を付けてな」

ハルナ「おう!…それからバユム!」

歩「なんだ?ハルナ?」

ハルナ「ネクラマンサーと二人っきりになったからってエロい事すんなよな!」ズビッ!

歩「し、しねえよそんな事!」アセアセ…

セラ「そんな事を企んでいたのですか歩…気持ちです…とてもとても気持ち悪いです」ジトー

歩「はぁ…頼むから早く行ってくれ…」

セラ「では行って来ます」

ハルナ「じゃーまた後でな!」

…ガチャ…バタン…

>>59 セリフ訂正

セラ「……気持ちです……」 ×



セラ「……気持ち悪いです……」 ○

ユー「…」カキカキ…

ユー【歩の今日の予定は?】スッ

歩「俺も京子ちゃんを探しに行くよ…それから…」

《ピリリリリ…ピリリリリ…》

歩「ん…携帯が…」ゴソゴソ…カチャ…

ユー【誰から?】スッ

歩「マミちゃんからだ…ほら、この前に連絡先交換したから…」ピッ…

歩「もしもし…」

ユー「…」ジー

マミ『相川くん…あの…相談したい事があるので今日の放課後に会えませんか?』

歩「もしかして…ゾンビになって具合の悪いことでもあったとか?」

マミ『いえ…それは大丈夫なんですが…』

同日 午後…

見滝原 河川敷 高架下…

歩「おーい…マミちゃーん…」シュワー…ボロ…

マミ「だ…大丈夫ですか!?早くこっちへ…」グィッ…

歩「あー…助かった…」

マミ「すみません…こんな昼間にわざわざ来てもらって…」

歩「気にしないでくれ…マミちゃんもここまで来るのは大変だっただろ?」

マミ「私はこの日傘をさしてましたからそんなには…」

歩「そ…そうか…」ハハ…

歩「それで…相談ってのは?」

マミ「はい…私を蘇生していただいた時に、相川くんが自分の事を色々話してくれましたよね?」

歩「あ…あぁ」

歩(まぁ全部は話してないけどな…別の世界から飛ばされて来たこととか…)

マミ「それで、相川くんに魔装少女の力を与えてくれた人に…私も会わせて欲しいんです!」

歩「えぇ…!?」

見滝原 河川敷…

杏子「この街も相変わらずだな…」ゴソゴソ…

『……私も会わせて欲しいんです!』

『えぇ…!?』

杏子「ん…?今の声は…」アーン…ピタ…

…スタスタスタ…

杏子「…!…あれは…マミか!?」

杏子(どういうことだ?マミは魔女にやられたってキュウべぇから聞いたけど…)ジー…

杏子(誰かと一緒にいるみたいだけど…確かめに行ってみるか)パク…モグモグ…

…スタスタスタ…

はやく続きを④

>>64
その記号やめてくれ、文字化けする

支援

四円

私怨

支援

しばらく間が空くかもですがまた近々ボチボチ書いていきます。

支援サンクスです

支援

見滝原 河川敷 高架下…

歩「なんでまたそんな…」

マミ「それはですね…」

…ザッザッザッザッ…

杏子「久しぶりだな…マミ…」ザッ…

マミ「…!…佐倉さん!…どうしてここに…?」

杏子「どうしてもなにも…キュウべえに頼まれたからだよ」

マミ「キュウべぇに…」

歩(マミちゃんの知り合いか?…赤い髪に狐目。…!…この子…もしかしてほむらちゃんが言ってた佐倉杏子か?)

杏子「それよりさ、マミ…あんたホントにマミだよな?」ジトー…

マミ「え…?」

杏子「あたしはキュウべぇからあんたが死んじまったって聞かされてるんだけど…」

マミ「私は…」

歩「そのへんの事は俺が説明するよ」

杏子「ん?そういや誰だ、あんた?」

歩「俺は相川歩…ゾンビっス」

杏子「…は?」

歩「あと、魔装少女っス」

杏子「おいおい…何言ってんだよ、あんた…」キッ…

杏子「こんなふざけたヤツの話なんか信用できんのかよ…」

歩「俺はふざけてなんかない」

マミ「佐倉さん…相川くんが今言った事は全部本当よ」

杏子「マミ…?」

マミ「それに…ゾンビなのは相川くんだけじゃないわ…これを見て…」スッ…シュワーッ…

杏子「…!?…腕から煙が!…陽の光が当たってる所から干からびてくぞ!?」

マミ「これで…少しは分かってくれた?」シュワー…ヨロ…

杏子「あ…あぁ…でも、何なんだよゾンビって…」

杏子「そもそも何でマミまでゾンビになっちまったんだ?」

杏子「それにあんたさっき魔法少女じゃなくて魔装少女とか言ってたよな?…それってどういう…」

歩「だから、そのへんの事を説明するってさっき言ったろ?」

歩「こんな場所じゃなんだから歩きながらでもいいか?」

杏子「それは別にいいけど…歩きながらって、どこ行くんだよ?」

歩「隣町にある俺の家だ」

杏子「あんたの家に?」

歩「あぁ…今日はマミちゃんと色々話さないといけない事があるからな」

杏子「そっか…じゃあさっそく、あんたんちに連れてってよ」

歩「よし!んじゃあ…気合い入れて…行く…か…」スタスタ…シュワー…フラフラ…

マミ「あ、相川くん!無理しないで私の日傘に入ってください!」アセアセ…

杏子「……」

隣町…

夕方…

杏子「へぇー…それでそのユーってヤツに生き返らせてもらったのか…」

マミ「えぇ…だから今の私は契約から解放されて魔法少女の力を失ったの」

杏子「なるほどな…んで、テレパシーも使えなくなったからキュウべぇもあんたが死んだままだと思ってんのか…」

マミ「普通はそう思うでしょうね…実際キュウべぇは私が魔女にやられる所も見ていたわけだし」

杏子「そっか…マミも色々あったんだな…」

杏子「それにあんたも魔装少女なんて変な事に巻き込まれて大変だな」

歩「まぁな、けど笑い事じゃないっつーの…」

杏子「はは…そりゃそーだな…」

杏子「……なぁ、あんた…一つ聞いてもいいか?」

歩「ん?」

杏子「そのユーってヤツは何回でも人を生き返らせることができんのか?」

マミ「佐倉さん…」

歩「それが…マミちゃんを蘇生してから魔力がなかなか戻らないみたいなんだ…」

歩「本人曰く、一度魔法少女になった者を蘇生しようとすると、途方もない魔力が必要なんだそうだ…」

歩「もう一度蘇生を行えるまでの魔力が戻るにはかなりの時間がかかるらしい…」

杏子「…やっぱ世の中そんなうまいこといかねーよな」ボソ…

歩「今なんか言ったか?」

杏子「いや…何も言ってねぇよ」

隣町…相川家…

歩「ただいまー」ガラッ…

ハルナ「遅いぞバユムーッ!」
歩「もう帰ってきてたのか…。あれ?セラも一緒じゃないのか?」

ハルナ「葉っぱの人ならまだ街に出てるってさ」

歩「そっか」

マミ「お邪魔します」ヒョコ…
杏子「…邪魔するぞ」ズィ…

ハルナ「ん?おい…バユム!…誰だこいつら?」

歩「あぁ…ハルナ、この二人は…」

マミ「はじめまして…巴マミです」ペコ…

杏子「佐倉杏子だ…よろしくな」

ハルナ「おう!ドリルとあんこか!よろしくな!」ニッ…

マミ「ドリ…」ガーン…

杏子「あんこじゃねぇ!きょうこだ!」

歩「ごめんな…ハルナはこういうヤツなんだ…」

歩「それよりさハルナ…マミちゃんはお前に話があるみたいなんだけど、いいか?」

ハルナ「あたしに話…?」

マミ「はい…魔装少女について教えて欲しい事があるんです」

ハルナ「なるほどな!そういうことならこの天才魔装少女ハルナちゃんにおまかせだ!」

マミ「ありがとうございます」

ハルナ「気にすんな!しゃーなしだ!」

マミさんドリルてwww
ハルナなら確かに言いそうだな

支援

相川家…リビング…

ハルナ「おい!ネクラマンサー!バユムが帰ってきたぞ!」

ユー【おかえり】スッ…

歩「ただいま、ユー」

マミ「こんにちは、ユーちゃん」

ユー【いらっしゃい】スッ…

杏子「こいつがユーか」

ユー「…?」カキカキ…

ユー【あなたは?】スッ…

杏子「あたしは佐倉杏子っていうんだ」

ユー【そう あなたも魔法少女なのね】スッ…

杏子「…!…分かるのか!?」
ユー「…」コク…

杏子「すげーな…」

ハルナ「…で?ドリルは魔装少女について何が知りたいんだ?」

マミ「魔装少女になる方法を教えて下さい」

歩「!?」
杏子「!?」
ユー「…」

ハルナ「別にいいけど、それにはまず宇宙ヒモ理論を理解しないとな」

マミ「宇宙…ヒモ理論?」

ハルナ「あぁ!…宇宙ヒモ理論ってのはな…」

―――
――


ハルナ「…てカンジだけど分かったか?」

マミ「はい!」

杏子「全ッ然わかんねぇ…もしかして、今の話理解できてないのあたしだけか?」ソワソワ…

歩「安心しろ…俺もだ。俺も何度聞いてもワケが分からん」

杏子「そ、そうか…あたしだけが特別バカなのかと思っちまったよ」ホッ…

マミ「それで、次は…?」

ハルナ「次はだな…魔装少女に変身するために必要な魔力と魔装錬器についてだ」

ハルナ「お前の魔力は全然問題無さそうだからその話はいいとして、あとは魔装錬器だな」

マミ「魔装…錬器?」

ハルナ「魔装少女が使う武器のことだ」

ハルナ「本来ならヴィリエから支給されるんだけど、あたしがなんとかして作ってやるよ」

マミ「ありがとう!」

歩「ハルナ…お前、そんなこと言って本当に作れんのか?」

ハルナ「あったり前だ!できるから言ってるに決まってんだろ!」フフン…

相川家 玄関前…

夕暮れ…

マミ・杏子「おじゃましました」

歩「すっかり暗くなってきたし、二人とも気を付けて帰るんだぞ」

ハルナ「じゃーなー!完成したらまた取りに来いよなー!」

マミ「はい!」

杏子「今日は色々あったけど、あんたらのお陰で久し振りに楽しかったよ」

歩「だったら君もマミちゃんが魔装錬器を受けとる時に来るといい」

杏子「いいのか?」

歩「あぁ…ただし、たいしたもてなしはできんけどな」

杏子「はは…じゃあその時は茶菓子くらい持って来てやるよ」ニッ…

歩「さて…んじゃあそろそろ飯でも作るか」

ハルナ「メシだメシだー!」

セラ「ただいま戻りました」スッ…

歩「おかえり、セラ…。それでどうだった?」

セラ「はい、残念ですが今日もあの女を見つける事はできませんでした」

歩「そっか…」

セラ「えぇ…。ところで歩…」

歩「ん?」

セラ「さっきの見慣れない」女の子達は何なのですか?」

歩「…え?」

セラ「よもや私が懸命に街を探索している時にあんな事やこんな事をしていたわけではないですよね…」ゴゴ…

セラ「このロリコンクソ虫ッ!」ドンッ…

歩「ち、違うって…!」



???「ふふ…相川さん、困ってる困ってる…」ニタァ…

第二章

~これは杏子ですか?

はい、それは京子です~

― 完 ―

引き続き…

第三章

~これは魔女ですか?
いいえ、それさやかです~

― 開幕 ―

セリフ・脱字訂正…

>>84

セラ「…見慣れない」女の…」 ×



セラ「…見慣れない女の…」 ○

>>85

いいえ、それさやかです~ ×



いいえ、それはさやかです~ ○

待ってる

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