【ミリマス】黒井「765プロのアイドルを引き抜く」【安価】 (76)

黒井「765プロめ……五流プロダクション風情で、この私に何度も楯突きおって……!」

黒井「次は何を…………むっ、そうだ」ティン


黒井「765のアイドルを、我が961プロの元に引き抜いてやろうではないか……!」


黒井「そうだ、プロジェクト・フェア…………うッ、頭痛が」

黒井「……とにかく、彼女たちにとってもそれがいいだろう」

黒井「そうと決まれば早速>>3をスカウトだッ!!」

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貴音

貴音「……」ズルッ ズルルッ

貴音「…………ふぅ。ご馳走様でした」


貴音「……」ガララッ

貴音「…………」


「高木の下で見る月lは美しいか?」


貴音「……貴方は」

黒井「ウィ」

貴音「無論です。月の美しさは、どこにいても変わりません」

黒井「フン、どうだかな。淀んだ水にいてはわかるまい」

貴音「……何用ですか」

黒井「単刀直入に言おう。四条貴音、いや、貴音ちゃん」


黒井「我が961プロに来る気はないか?」


貴音「……」

黒井「私の下につけば、万全盤石のサポートでもって、必ずや君をトップアイドルにしてやろう」

黒井「どうだね?」

貴音「……」

貴音「……貴方は、淀んだ水と言いましたね」

黒井「む? それはそうだろう、765プロなど泥舟もいいところだ」

貴音「……ふふっ」

黒井「何がおかしい」

貴音「いえ……貴方ほどの方でも、分からないこともあるのですね」

黒井「……なんだと?」

貴音「それでは、失礼いたします」

黒井「……どういうことだ」

黒井「クッ! この私直々の誘いを断るだと!? ふざけた真似を……」

黒井「……まぁいい。他にも秀でた素材はいるのだ」


黒井「次は>>13の元へ向かおう」

安価下

P「あずささーん! あーずーさーさーーーん!!」

P「ダメだ、一体どこに行ってるんだろうか……」



あずさ「えっと、確かこっちに……」


「そっちは駅と逆方向だ」


あずさ「えっ?」

黒井「ウィ」

あずさ「あなた、確か961プロの……」

黒井「ウィ。三浦あずさ、だな?」

あずさ「ええっと、そうですけど……何か……?」

黒井「……実に素晴らしい躰だ」

あずさ「えっ」


黒井「私の元で、アダルトビデオに出演してみないか?」


あずさ「……」

黒井「私は君に、売れっ子AV女優となった姿を見たのだ」

あずさ「…………」

黒井「君と我が961プロの力があれば、3か月と経たずに天下を獲れるだろう」

黒井「どうだね、悪い話では――」


バチン!

黒井「……っな」

あずさ「……」


あずさ「それ以上は…………めっ、ですよ」


黒井「……」




P「あずささん! 探しましたよ、どこにいたんですか?」

あずさ「……いえ」

P(な、なんか不機嫌……?)

黒井「ぐ……頬が痛む」

黒井「私の見立ては、間違っていなかったはずなのだが……」

黒井「……まぁいい。私は諦めんぞ」


黒井「次の標的は>>27だッ!」

育「えーいっ!」ブンッ

環「とりゃぁー!」ブンッ

桃子「……」キーコキーコ

環「ももこー、クツとばしやんないの?」

桃子「……ねぇ」


桃子「誰? あのオジサン」


育「おじさん?」

黒井「ウィ」

黒井「おやおやぁ、この私のことを知らないのか?」

桃子「……あぁ、961プロの」

黒井「なんだその反応は!? ……まぁいい、今日の目的は貴様じゃない」


黒井「育ちゃん。私の元に来ないか?」


育「え……!?」

黒井「こんな公園には無い、キラキラした世界を見せてやろうではないか」

育「キラキラした……世界?」

黒井「ウィ。もちろん、765プロでは見れない景色だ」

育「……」

黒井「我が961プロなら、あのヘッポコプロデューサーとは比べものにならない手厚さで――」

育「ごめんなさい」

黒井「なにぃ?」


育「わたしは、プロデューサーさんにずっとついていくって……決めたから」


黒井「なっ……」

育「だから、ごめんなさい」



環「あっ! あっち、あのおじさん!」

警官「あいつか! おい、そこのお前!!」

黒井「」

黒井「迂闊だった……まさか、近所に交番があったとは」

黒井「彼女はまだ若い、じっくり育てられたのだが……」

黒井「……いや、王者は引きずらない!」



黒井「切り替えて>>37を狙うとしようではないか!」

うっう~

百合子(今日は、何借りようかな……)

百合子(……あ、あれなんていいかも)

百合子(でも、一番上だ……踏み台は……)

「……」ヒョイッ

百合子「……あ」


黒井「ブラッドベリか。悪くない」


百合子「あ……ありがとう、ございます……?」

黒井「読書は良い。自分の世界が広がるからな」

百合子「そ、そうですよね!」

黒井「そしてだ、七尾百合子」

百合子「え? 私の名前……」


黒井「私の元で、今より素晴らしい世界を見てみたくはないか?」


百合子「……!?」

黒井「……」

百合子「…………」

黒井「……」


百合子「……聖騎士の方ですか?」

黒井「なぜそうなる」

百合子「は、はぁ……961プロの……」

黒井「ウィ」

黒井「して、どうだ? 悪い話では無いと思うが」

百合子「……」

黒井「……」

百合子「……ごめんなさい」

百合子「えっと、お気持ちは嬉しいです、けど……私、765プロで頑張りたいので」

黒井「なんだと? なぜわざわざ――」

百合子「それじゃ、失礼しますっ!」ピュー

黒井「……」

黒井「……」

黒井「正面切って断られると、存外クるな」

黒井「……いーや! 私はめげない! しょげない! 泣いちゃダメッ!」


黒井「いけいけ>>48ちゃん!!」

実は枕営業やってるまつり

まつり「……」ピコピコ

P「まつり、何やってるんだ? ゲームなんて」

まつり「アイドルマヌターなのです。リアル路線で楽しいのですよ? 今は枕営業中なのです」

P「マヌ……なんだそれ」

小鳥「プロデューサーさん」

P「はい、なんですか?」

小鳥「ちょっと……来客が……」

P「来客?」


黒井「ウィ」

P「黒井社長……なんです? わざわざ事務所まで」

黒井「徳川まつりはいるか?」

P「えっ?」

まつり「ほ? まつりに何か用なのです?」


黒井「まつりちゃん。961プロに来てみないか?」

P「なっ……!? いきなり何を」

黒井「彼女のプライベートが掴めなかった、だからこうして直々に出向いてやったのだよ」

まつり「……」

黒井「だが、そんなゲームに勤しんでいるようなら話は早い」

黒井「現状に不満があるのだろう? 765プロなぞでは満足できんのだろう?」

黒井「ならば来い! 我が961プロにッ!!」

P「っな……」

まつり「違うのです」

黒井「なにィ?」

まつり「このゲームは、女の子がカワイイからやってるのです。フワフワなのです」


まつり「だから……ね?」


黒井「ぐ……だが、だが貴様――」

桃子「ただいまー……、げっ、不審者のオジサン」

黒井「」

黒井「ぐぐぐ……」

黒井「ギギギギ…………」



黒井「ええい! こうなればヤケだッ!」

黒井「>>58>>60>>62!」

黒井「新生・プロジェクトフェ……プロジェクトの始動だッ!!」

志保

やよい

千早

やよい「らー、らー、らー」

志保「らー、らー、らー」

千早「志保、もっとお腹から声を」

志保「お腹……ですか? 意識はしていましたけど」

千早「いえ、まだ足りないわ。こう……らー、らー、らーーー」

やよい「わぁ、すごいですーっ!」

千早「い、いえ、それほどでも……」


パチパチパチパチ


志保「……?」

黒井「ブラボー! いや、ブラボー!」

志保「……誰ですか、いきなり」スッ

黒井「いや! 断じて不審者ではないッ! だから通報するのはやめたまえ!」

志保「もしもし、警察で――」

千早「待って志保。この人は黒井社長……961プロの社長よ」

志保「961プロ……?」

千早「もっとも、不審者であることには違いないけれど」

黒井「……フン、これだから765のアイドルは」

やよい「え、えっと、何の用ですかー……?」

黒井「今しがた聞いていたが、実に素晴らしい才能だ。十分にトップアイドルを狙えるだろう」

志保「……狙える?」

黒井「だが、765のような五流プロダクションにいては、その機会も逃してしまうというもの」

千早「……」

黒井「……基本に立ち返り、単刀直入に言わせてもらう」


黒井「961プロに来てくれッッ!!!」バッ


志保「!?」

やよい「わわ、頭を上げてください……っ」

志保「いきなりレッスン場にやってきて土下座、ですか。正気の沙汰じゃないですね」

黒井「……そんなことは、分かっている」

千早「なら、どうして……」

黒井「……」


黒井「765のアイドルに声をかけて回るうち、思い出したのだよ。昔のことを」

やよい「昔って、961プロの……?」

黒井「ああ……いや、もっとだな。961プロを立ち上げる、もっと昔」

黒井「あの頃もこうして頭を下げ、ときに土下座して……アイドルの原石をかき集めたものだ」

黒井「私は、もう1度やり直したい! あの頃のように、トップアイドルを育てたいのだ!」


黒井「だから……だから、頼むッ……!」

志保「……いいんじゃないですか」

黒井「ッ!」

志保「その熱意は、素直に凄いと思います。熱意だけは、ですけど」


志保「あなたの育てたアイドルと、戦ってみたくなりました。……765プロとして」


黒井「……な、に?」

千早「そうね。961プロが『1から』育てたアイドルなら、きっと強敵だわ」

やよい「えっと、とりあえずお茶でも……」

千早「高槻さん、こういうときは出さなくていいのよ」

黒井「……」

黒井「……フ、フフフフ」

黒井「ハーハッハッハッハァ!!」


黒井「フン……弱小プロダクションの癖に、一端の口を利くではないか」

黒井「いーいだろう! 引き抜きなどと姑息な手は使わず、正々堂々と戦ってみせよう」

黒井「それが、王者の戦いというものだ……ッ!!」

志保「……ええ。そうですね」


志保「だから――」

黒井「む?」

ガチャン

警察「黒井崇男、建造物侵入で逮捕する! 何度目だお前はァ!」

黒井「む……むむむ!??」

千早「――1から、頑張って下さい」

黒井「おい、待て貴様ら! 待っ、ぐぉおおおおおおお!!!」



END

以上です。
フラれっぱなしのつもりで書いてましたが、961転向を期待してた方々はすいませんでした。

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