時間：２０ＸＸ／３／１５／日／１０：２５
場所：被験者０１宅


被験者０１(これからは便宜上０１と表記)は、けたたましいサイレンの音に飛び起きた。


───大……模……ロ情報。大規模…………情……
───……地域にテロの危険が及ぶ可…………があります。
───屋内に避難し、テ…………ラジオをつけて…………


テロ？大規模？危険？
０１は突然のことに理解が追い付かずただ呆然としているようだ。

しばらくして平静を取り戻したのか、玄関の戸の鍵を確認すると０１はテレビを付けた。


───ＸＸ市で大規模テロ


ここだ。


───防毒マスクを着用した集団が正体不明の病原体を散布
───大型の輸送ヘリからも大量にばら蒔かれた模様

キャスター「ＸＸ市の隣の□□市から中継が繋がっています」


画面が切り替わる。


リポーター『こちら□□市のの封鎖地点です！』

リポーター『大がかりなバリケードがしかれ、ＸＸ市側は避難してきた方たちでごったがえしています！』

リポーター『防護服を着た自衛隊員が避難民をひとりひとり検査しているとのことです！』

リポーター『自衛隊・警察の他に米軍関係者とみられる姿も確認できます！』


キャスター「テレビのご覧のＸＸ市の方は窓や扉を固く閉めて絶対に屋外に出ないようにしてくださ──────


唐突にテレビが映らなくなった。０１はリモコンを何度も押したりテレビを叩いてみたが、成果は得られなかった。

しばらくするとテレビの電源自体がが消えた。
それと同じように部屋を暖めていたエアコンも止まってしまった。


室温：２２度

食料：カップ麺×３・缶ジュース×４

このままでは餓死してしまうかもしれない、このままでは凍死してしまうかもしれない……
そんな非現実的かもしれない考えが０１を支配しはじめた。


>>4
選択肢１：自宅に籠る
選択肢２：外に出る

2

０１は思いきって外に出てみることにした。
しかし０１の体は決して丈夫ではない。むしろ脆すぎるほどだ。
このような愚かともいえる選択をしたのは、この時恐怖と不安、焦りだけが彼を支配していたからだろう。


装備：コート・リュック
所持品：カップ麺×３・缶ジュース×４

所持品追加：水２リットル・ガスコンロ


０１はリュックに荷物を詰め終わるとすぐに外に出ようとしたが、ドアノブに手をかけたところで躊躇っている。

外にはまだテロリストがいるかもしれない……焦るあまり考えもしなかったこと。
なにか武器になるものは……

０１は部屋を物色しはじめた。
しばらくして０１は>>7を装備することにした

選択肢１：木刀
選択肢２：肉切り包丁
選択肢３：曲がったゴルフクラブ