カイト「デート?」 遊馬「ああ!俺と小鳥とシャーク達とカイトの5人でな!」 (18)

カイト「そこに俺が居る必要はあるのか?」

遊馬「やっぱこの5人がしっくり来るからさ」

小鳥「ほらバレンタインだからね。カイト1人を外すのはダメかなって」

カイト「凌牙は何と言っている」

遊馬「いいぜ!って言ってたぜ」

小鳥「璃緒さんも!」

遊馬「来てくれるよな?」

カイト「日時は」

小鳥「明日よ」

カイト「・・・わかった」

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ハルト「へえ兄さんがデートするんだ」

カイト「俺と遊馬と小鳥、凌牙とその妹でな」

ハルト「やったね!って事はお洒落しないと」

カイト「いや俺は」

ハルト「これ被りなよ」

カイト「テンガロンハット?」

ハルト「うん!この前ね鰐を背負ったデュエリストが悪いデュエリストとデュエルしてて助太刀したんだ!」

カイト「勝ったのか?」

ハルト「当然だよ!腕立て伏せを毎日100回してるんだから」

カイト「ハルトもすっかり立派なデュエリストだ」

ハルト「これがそのお礼だって、兄さんに貸してあげるよ」

カイト「ありがとうハルト・・・お前の気持ちは受け取った」

遊馬「遅いぞカイト!」

シャーク「な、何だその帽子!?」

カイト「テンガロンハットだ」

璃緒「ふ、ふーん」

小鳥「カイトの髪型は独特だから被りきれてないね」

遊馬「じゃあ早速行こうぜ!」

カイト「フッ」

小鳥「はいカイトにも」

璃緒「チョコですわ」

シャーク「言っとくが義理だからな」

遊馬「俺も作ったんだぜ!ちゃんと食ってくれよ」

カイト「ああ」

カイト「どこへ行ったんだ小鳥達は」

シャーク「どうせ買い物だろうぜ」

遊馬「女の買い物は長いからな」

小鳥「お待たせ!」

遊馬「ほらな」

シャーク「バカみたいに買い込みやがって」

璃緒「仕方ないでしょ」

カイト「デパートか・・・荷物は俺が見てやるから遊んで来い」

小鳥「で、でも」

カイト「チョコの礼だ。さっさと行け」

遊馬「いいのか?」

シャーク「5人じゃなきゃ意味がねえだろ」

カイト「日頃から色々とある俺達だ。たまには羽を伸ばして来い」

カイト「・・・ふぅ」

フトシ「痺れるゥ~!痺れるゥ~!痺れるゥ~!」

カイト「また何かあったのか?」

フトシ「痺れるゥ~!」

カイト「悪しきデュエルモンスターが遊矢達を付け狙っているだと?」

フトシ「痺れるゥ~!」

カイト「わかった・・・お前はこの荷物を見ていろ」

フトシ「痺れるゥ~?」

カイト「遊馬と凌牙の物だ。わかったな」

フトシ「痺れるゥ~!」

カイト「それとあの2人にはいらぬ事を言うな」

フトシ「痺れるゥ~?」

カイト「バレンタインは年に一度しかない。お前も好いた女ができればわかるさ」

アユ「カイトお兄ちゃん!」

タツヤ「また呼び出してごめんね」

カイト「いや・・・デュエルモンスターは?」

アユ「あそこ・・・ずっと遊矢お兄ちゃん達を見てるの」

カイト「あれはキックマンか」

タツヤ「今日はバレンタインでしょ?だから僕達だけで仕留めようと思ったんだ」

アユ「遊矢お兄ちゃんと柚子お姉ちゃんはデートしてるし」

カイト「奴らもデートか・・・」

アユ「見てよ。あの2人の顔」

タツヤ「2人もさ本当は平凡な一デュエリストでありたいんだよ。きっと・・・」

カイト「ここからは俺のターンだ。キックマンとのデュエルは俺が引き受ける」

アユ「う、うん」

タツヤ「気をつけてね」

カイト「そこのモンスター」

キックマン「キッ!?」

カイト「あの2人を狙う理由は何だ」

キックマン「キッキッキッ」ブンッッッ

カイト「くっ!物凄い蹴りだ!」

アユ「何なのあのキック!」

タツヤ「キックマンと名乗るだけあって凄まじい蹴りだ!」

キックマン「キッ!」

カイト「お前の攻撃は蹴りか・・・」

遊矢「ん?」

柚子「どうしたの?」

遊矢「いや・・・気のせいか」

柚子「今日は本当に平和よね・・・ねえ遊矢」

遊矢「うん」

キックマン「キーッ!!!」

バキッッッ

カイト「ぐはっ!」

タツヤ「カイト兄ちゃん!」

カイト「チッ、肋が三本ほど折れたみたいだ・・・おいモンスターよく聞け・・・」

キックマン「キッ!キッ!キッ!」

カイト「貴様らモンスターの世界に・・・バレンタインという習慣があるかどうかは知らんが・・・」

キックマン「キッ!」ブンッッッ

カイト「こっちでは年に一度の祭みたいなもんだ・・・ああやって楽しむ男女も居る・・・」

アユ「カイトお兄ちゃん!」

カイト「それを破壊する奴はこの俺が許さん・・・デュエルモード・・・フォトン・チェンジ!」

キックマン「!?」

タツヤ「カイト兄ちゃんが白くなってる!?」

カイト「ハァハァ・・・」

アユ「辛そうだよ!もうサレンダーしなよ!」

タツヤ「後は僕達が!」

カイト「俺はかつて月で戦い一度・・・い、命が尽きた事があった・・・この程度で」

キックマン「キーッ!」

カイト「その攻撃はすでに見切っている・・・!」ビュッ

アユ「消えた!?」

タツヤ「上だ!」

カイト「ハァァァッッッ!!!」ドゴッ

キックマン「キッ・・・キッ・・・」

カイト「お前が倒れるか・・・俺が力尽きるか・・・それがこのデュエルの決着だ・・・!」

キックマン「キッッッ!!!」

カイト「俺は負けん・・・キックマン!懺悔の用意はできているか!」

カイト「・・・!」

アユ「あ、気がついた」

カイト「奴は?」

タツヤ「カイト兄ちゃんのダイレクトアタックで爆発したよ」

カイト「そうか・・・」

アユ「バレンタインなのに呼び出してごめんねカイトお兄ちゃん」

タツヤ「カイト兄ちゃんは何かと頼りになるから・・・」

カイト「平凡な一デュエリスト・・・」

タツヤ「え?」

カイト「そうでありたければ俺達がいつでも手を貸してやる・・・デュエリストは助け合いだったな・・・」

アユ「うん!」

カイト「俺はこれで帰る・・・あの2人には他言無用だ・・・いいな」

タツヤ「またねカイト兄ちゃん」

カイト「ああ・・・またな・・・」

遊矢「何か凄い爆発音が聞こえた気がしたけど」

柚子「あれ?アユちゃんにタツヤくん」

遊矢「何かあったのか?」

アユ「・・・ううん!」

タツヤ「何もなかったよ!」

遊矢「そうか」

柚子「そうだ!はい2人にも」

タツヤ「チョコ?」

遊矢「何もなかったのか」

柚子「良かった!帰ろうか?」

遊矢「変な事件にばかり遭遇してばかりだったからな」

柚子「たまにはいいよね。こういうのも」

カイト「留守番ご苦労だったな。帰ってもいいぞ」

フトシ「痺れるゥ~!」

カイト「・・・」

遊馬「カイト!」

シャーク「どうしたんだお前!?傷だらけだぞ!」

カイト「何でもない」

小鳥「何でもないって感じじゃないでしょ?」

カイト「俺の傷などどうでもいい。また何処かに行くのか」

遊馬「いや帰ろうかなって」

シャーク「悪かったな荷物」

カイト「帰りはお前達が運べ」

遊馬「ええーっ!?」

カイト「俺が見張ってやったんだ。男なら小鳥達の荷物を持って帰ってやれ」

数日後

小鳥「デート楽しかったね」

遊馬「小鳥」

小鳥「・・・」

遊馬「カイトを誘う意味はあったか?あいつ1人だけ荷物番させて」

小鳥「だ、だって」

遊馬「ダメだろ?奇数でデート何て前代未聞だぜ。俺も今回は悪いと思うけどさ」

小鳥「で、でも!」

カイト「どうした」

遊馬「カイト!」

小鳥「カイト・・・実は遊馬が!」

遊馬「小鳥」

小鳥「・・・」

遊馬「デート楽しかったか?」

カイト「まあまあって所だ」

遊馬「本当は楽しかったくせに!そうだよな小鳥?」

小鳥「・・・うん」





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