俺「好きです!」溝呂木「え?」 (25)


悪魔のリドル



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溝呂木「あ、ああ……せ、先生も好きだぞ俺くんのこと!」

俺「そうじゃないんです!!」

溝呂木「ちょっと待って……少し落ち着こう、な?」ポンポン

俺「あっ……///」

溝呂木「…………別にイヤとかそういうのじゃないんだが……そのな」

俺「イヤじゃないんですか!?」ズイッ

溝呂木「ちょっ……///」

俺「かわいいですよ、先生……」ギュッ

溝呂木「そ、そういうことじゃないんだ。ただ好意を寄せられるのは嬉しいさ」

俺「つまり俺の気持ちには応えられないと……?」

溝呂木「……ああ、まあ、そうだな。生徒と先生だからって言い訳する気はない」

俺「……!先生!」

溝呂木「なんだ?」

俺「絶対先生のこと振り向かせて見せます!覚悟しといてください!」

溝呂木「お、おう……」

訂正

溝呂木「……ああ、まあ、そうだな。生徒と先生だからって言い訳する気はない」×

溝呂木「……ああ、まあ、そうだな。生徒と先生だからと言い訳する気はない」○

酉を◆hVqjWKNN8ESLに変えます

ー職員室

溝呂木「はぁ……」

校長「どうかしたのかね、溝呂木くん」

溝呂木「いえ……」

校長「校長として生徒の灯台たる教師がそのような顔をしているのを放ってはおけん」

溝呂木「そうしたいのは山々なんですが生徒のプライバシーに関わることなので……」

校長「ふむ……」

溝呂木「…………たとえばの話なんですが
、もし生徒から好意を寄せられたら教師はどうするべきなんでしょうか?」

校長「それはもちろん断るべきだ」

溝呂木「ですよね……」

校長「だがしかし」

溝呂木「はい?」

校長「愛に立場や地位は関係ないのだよ」

溝呂木「……!そ、それもそうですね」


キーンコーンカーンコーン


校長「……さて、無駄話もこれくらいにしておこう」

溝呂木「あの……ありがとうございました」ガララ


校長「……君も頑張ってくれたまえよ」

ーHR教室

溝呂木「みんなおはよう!!」ガララッ

男子A「あっ、おはよー溝呂木ちゃん」

男子B「朝から元気ですね……」

溝呂木「おうおはよう!ところでどうしたんだ?悩みがあるならなんでも相談しろよ」

男子B「いや別に……」

男子C「先生こいつ実は……っうぐ!」

男子B「余計なことは言わなくていいんだよ!」グググ

男子A「お前ほんとシャイだな~」ニヤニヤ

溝呂木「ど、どういうことなんだ……まあ元気があってよろしい!」

俺「早くHR始めてもらえませんか?」

溝呂木「お、おう、じゃあまず出欠とるぞー!一番────────



溝呂木『黒組、終わってしまったな……』

校長『すまない』

溝呂木『校長が謝ることじゃないですよ!』

校長『……私は君に期待しているんだ』

溝呂木『え?』

校長『なにごとも真っ直ぐに、生徒に向かい合うことができるところを』

校長『それを潰してしまったようでな……』

ー放課後

溝呂木「今日も一日頑張ったなー!!」

溝呂木「…………はぁ」

俺「お疲れさまです」

溝呂木「うわ!っとなんだ君か……」

俺「俺でよければなんでも相談に乗りますよ」

溝呂木「いやぁ、君のことなんだが……」

俺「やっとその気に……」

溝呂木「違う違う」

俺『ーーー』

溝呂木『ーーー!』

俺『ーー、ーーー』

溝呂木『ーーーー』


男子C「一体なにを話してるんだ……」

校長「そこの君」

男子C「はっ、はい!」

校長「盗み聞きはよくないぞ」

男子C「まあここからは聞こえないですし……」

校長「そうか……頑張りたまえよ」

男子C「な、なんのことだか……」


溝呂木「校長!……と」

男子C「こ、こんにちは」

校長「なるほど……君の生徒だったか」

溝呂木「ええ」

俺「……」

男子C「ちょっと急いでるんで……さようなら!」

溝呂木「おう、気を付けてな」

校長「溝呂木君も大変だな」

溝呂木「は、はぁ……」

ー翌日・昼休み

俺「先生!」

溝呂木「おう俺か」

俺「一緒に学食行きませんか?」

溝呂木「別にかまわないが……」

俺「いろいろ話したいこともありますし……」

男子A「溝呂木ちゃんと学食?俺も行っていい?」

男子B「じゃあ俺も」

男子C「俺も……」

溝呂木「もちろんだ!みんなで昼飯か!」

俺「ちょっ……」

溝呂木「こんなのいつ振りだろうな~♪」


男子C「……先生も嬉しそうだからいいだろ」

俺「……」

溝呂木「どうした?早く行くぞ」

ー学食

???「プチメロ3つッス」

学食のおばちゃん「はいよ」

俺「カレーひとつ。大盛りで」

男子A「俺もカレー大盛りで」

男子B「じゃあ俺も」

溝呂木「乗らないぞ……?うどんひとつ」

男子C「あっ……じゃあ俺も」

俺「すみませんやっぱり俺もうどんで」

男子C「……」

男子A「そこはどうぞどうぞだろ」

男子B「お前本当に無神経だな」

男子A「モグモグそれで溝呂木ちゃんはモグモグ好きな人とかモグモグいんの?」モグモグ

男子B「食ってから話せよ」

溝呂木「先生はみんなのことが好きだぞ」

男子A「モグモグゴクッ……そうじゃなくってさぁ……ラブの方よラ・ブ」

俺「俺も気になります」

溝呂木「そうだなあ……」

男子B「好みのタイプとかは?」

溝呂木「それなら元気で一生懸命な子かな」

男子B「……だってよ残念だったな」

男子C「……うっせぇ」

俺「なるほど……」

溝呂木「……そういうお前たちはどんな子が好きなんだ?」ニヤニヤ

男子A「溝呂木ちゃんみたいな子かな」

男子C「……!」

溝呂木「おいおい先生が答えたんだからそっちも真面目に答えろよ」

男子B「あながち冗談じゃないかもしれないけどね」

俺「そうだな」

溝呂木「?」

ー???

???「???、例のあのヒトどうするんスか?」

???「口を漏らすようには見えないけどあまり良くはないわね」

???「まあかなりアングラな行事ッスからねぇ~」

???「新たな女王蜂は生まれなかったわけですし……私とはいえこれ以上評価を下げるのはね」

???「哀れッス」

???「仕方のないことよ。あなたも分かるでしょう?」サワッ

???「んっ……ありがたいッス」

???「かわいいわよ、???」スルスル

???「あっ……」


ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

ー職員会議

校長「突然のことですまないが、私は明後日付でミョウジョウ学園校長を辞任することになった」


ザワザワ……ザワザワ……


溝呂木「な、なんで!そんな急に……」

校長「それは言えん」

溝呂木「そんな……」

教師A「そうですよ!そんなのおかしいです!」

校長「静粛に。だがひとつだけ言っておこう」



校長「ミョウジョウグループに関わることだ」


シーン……


溝呂木「左遷……ですか」

校長「……」

教師A「……っ」

校長「……これにて朝の職員会議は終了する。各自仕事に励むように」

溝呂木「あの、校長少しよろしいですか?」

よく見たら>>11ミス

正しくは

ーHR教室

溝呂木「みんなおはよう!!」ガララッ

男子A「あっ、おはよー溝呂木ちゃん」

男子C「朝から元気ですね……」

溝呂木「おうおはよう!ところでどうしたんだ?悩みがあるならなんでも相談しろよ」

男子C「いや別に……」

男子B「先生こいつ実は……っうぐ!」

男子C「余計なことは言わなくていいんだよ!」グググ

男子A「お前ほんとシャイだな~」ニヤニヤ

溝呂木「ど、どういうことなんだ……まあ元気があってよろしい!」

俺「早くHR始めてもらえませんか?」

溝呂木「お、おう、じゃあまず出欠とるぞー!一番────────



溝呂木『黒組、終わってしまったな……』

校長『すまない』

溝呂木『校長が謝ることじゃないですよ!』

校長『……私は君に期待しているんだ』

溝呂木『え?』

校長『なにごとも真っ直ぐに、生徒に向かい合うことができるところを』

校長『それを潰してしまったようでな……』

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