吹雪「あれ…水が落ちてきてる」

吹雪「なんで…」

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…

吹雪「なんだろ…ちょっとあったかいし…」

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ…

吹雪「って言ってる場合じゃないや」

吹雪「このままだとお布団がびしょびしょになっちゃうよ｣ｺﾞｿｺﾞｿ

吹雪「それにしてもなんで上から水が…」

吹雪「…睦月ちゃん？」

吹雪「そういえば睦月ちゃんと夕立ちゃんは？」

吹雪「起こしてあげないと、二人ともびしょびしょになっちゃうかも！｣ｶﾞﾊﾞ

吹雪「睦月ちゃん！」

睦月「すぅ…すぅ…」Zzz

吹雪「睦月ちゃん、大変だよ、起きて！｣ﾕｻﾕｻ

睦月「…ん」

睦月「…ふぁ…吹雪ちゃん…？」

吹雪「睦月ちゃん、大変！なんか、上から水が…」

睦月「あ…」

吹雪「睦月ちゃん…？」

睦月「あ、吹雪ちゃん、あの…｣ﾓｼﾞ

吹雪「どうしたの睦月ちゃん…？」

吹雪「どこか、調子悪いの？｣ｽｯ

睦月「やっ、さわらないで！」ﾋﾞｸ

吹雪「わっ！？ご、ごめん！」

睦月「あ…」

吹雪「睦月ちゃん？」

睦月「ご、ごめんね吹雪ちゃん…」

睦月「私は平気だよ？」

吹雪「でも…」

睦月「い、いいから！」

睦月「お願い…ちょっとカーテン、閉めててもらっていい…？」

吹雪「う、うん…わかった」

ｼｬｯ…

睦月「…｣ｿﾛｰｯ

睦月「…っ｣ｶｱｱｱ

睦月(や、やっちゃった…！)

睦月（ど、どうしよう！なんとか隠さなきゃ！）ｵﾛｵﾛ

吹雪「大丈夫？睦月ちゃん」

睦月「ふえっ！？だだ、大丈夫だよ吹雪ちゃん！」

睦月（そうだ！寝巻を脱いで裸で寝てたってことに…）

睦月（って駄目ぇ…さっき吹雪ちゃんに寝てるとこ見られちゃったよぉ…）

睦月（どうしよう…どうしよう…）

睦月「ぐすっ…ひっく…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

吹雪「睦月ちゃん…？」

吹雪「本当にどうしたの、睦月ちゃん…」

睦月「っく、ぐす…な、なんでも…ひっく、ないよ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

吹雪「睦月ちゃん！」

睦月「っ！」ﾋﾞｸ

吹雪「私、ほっとけない…だって、大好きなお友達が泣いてるんだよ！？」

吹雪「私、睦月ちゃんの力になりたい」

吹雪「睦月ちゃんが困ってるなら、助けてあげたいの！」

吹雪「あけるね、睦月ちゃん」

睦月「あっ、やめ…！」

ｼｬｯ

吹雪「あ…」

睦月「あ…ああ…」ﾌﾙﾌﾙ

吹雪「睦月ちゃん…その…」

睦月「うぅ…」ｼﾞﾜ

睦月「うえええええん…吹雪ちゃんのばかぁ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

neru

吹雪「しっ、睦月ちゃん…！夕立ちゃんが起きちゃう」

睦月「ぐすっ…吹雪…ちゃん？」

吹雪「言ったよね…私、睦月ちゃんのこと助けてあげたい」

吹雪「ほら、早く着替えよ？」

睦月「…！」

睦月「うん、ありがとう吹雪ちゃん…」

吹雪「睦月ちゃん、寝巻の着替え、ある？」

睦月「う、うん…大丈夫…」

吹雪「どこ？」

睦月「そこの引き出しに…」

吹雪「わかった、取ってきてあげるね」

吹雪「その間に脱いでて、気持ち悪いでしょ？」

睦月「…」ｺｸﾝ

ｼｭﾙ…

吹雪「っと、ここかな？」ｺﾞｿｺﾞｿ

睦月「…」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

吹雪「あった！」

吹雪「はい睦月ちゃん、これ…」ﾄﾞｷ

睦月「…っ」

睦月「あ、あんまり見ないで…」

吹雪「ご、ごめん…」

吹雪（睦月ちゃんの裸…）

吹雪（真っ白で、暗い部屋の中なのに）

吹雪（すっごく、綺麗…）

睦月「も、もう、なんで固まってるの？吹雪ちゃんのえっち…」

吹雪「…睦月ちゃん」

睦月「…え？」

吹雪「ちゃんとお着替えするなら…ぱんつも脱がないとだね？」

睦月「え…だ、だって…」ﾓｼﾞ

吹雪「でも、ぱんつが一番びしょびしょだよ？」

吹雪「そのまま着たら、この寝巻にもしみ込んじゃう」

睦月「でもぉ…」

吹雪「ん…じゃあ私、あっち向いてるね」ｸﾙﾘ

睦月「…」ﾎｯ

睦月「…」ｼｭﾙﾘ

吹雪「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

吹雪（ああ…私のすぐ後ろで睦月ちゃんが…）

吹雪（びしょびしょのぱんつを今、脱いでる…！）

neru

睦月「…吹雪ちゃん、それ、渡して…」

吹雪「うん」

睦月「ま、待って…！」

睦月「あ、あっち向いたままで…お願い」

吹雪「わかった…でも」

吹雪「睦月ちゃん、そのままこれ、着ちゃうの？」

睦月「え、だって…」

吹雪「睦月ちゃん、今、体もびしょびしょでしょ？」

吹雪「そのまま着ちゃったら、せっかくの着替えがまた濡れちゃうよ？」

睦月「でも…」

吹雪「い、一回、ちゃんと拭かないと…だめだよね？」

睦月「吹雪…ちゃん？」

吹雪「私が拭いてあげるよ、睦月ちゃん」ｸﾙｯ

睦月「！」ﾊﾞｯ

吹雪「ど、どうしたの睦月ちゃん…なんで、そんなに隠すの…？」

睦月「吹雪ちゃんこそどうしちゃったの…なんか、怖いよ…」

吹雪「いつもと一緒だよ」

睦月「ほんとに…？」

吹雪「うん、ほんとほんと！」

吹雪「それに燃料漏れなんて、私もしちゃったことあるし…恥ずかしがらなくて大丈夫だよ、睦月ちゃん」

睦月「吹雪ちゃんも？」

吹雪「うん…前に、一度だけ」

性欲が足りない

1か月くらいチャージしてからまた続き書きます

吹雪「その時は海の上だったから誰にもばれなかったんだけどね」ｴﾍﾍ

睦月「吹雪ちゃん…」

吹雪「だから大丈夫だよ、私に任せて」

睦月「ありがと…でも、ひとりでできるから」

睦月「タオル貸して、吹雪ちゃん」

吹雪「だめだよ睦月ちゃん！」

吹雪「背中までびしょびしょだったでしょ？ひとりだと無理だよ！」

睦月「え、ええっ！？」

吹雪「ほ、ほら！背中だけでも拭いてあげるから…」

睦月「…」ｼﾞﾄｰ

吹雪「うっ…」

睦月「吹雪ちゃん…睦月を、どうしたいの？」

吹雪「ど、どうしたいって、それは…」

睦月「吹雪ちゃんが私のためにいろいろしてくれようとしてるの…わかるよ？でも…」

睦月「吹雪ちゃん、なんかそれだけじゃないような気がする」

睦月「だから…怖い」

吹雪「うぅ…そ、それは…えっと…」

吹雪「大好き…だから」

睦月「え？」

吹雪「睦月ちゃん…前に言ってくれたよね？私のこと、大好きだって…」

睦月「うん…」

吹雪「私もね、睦月ちゃんのこと、大好きだよ？」

吹雪「でも、睦月ちゃんが大好きって言ってくれた時から…」

吹雪「睦月ちゃんのことを考えただけで、どきどきしちゃって」

吹雪「大好きって言ってくれた時の、睦月ちゃんの顔が何度も浮かんできちゃって」

吹雪「私の大好きは、なんかこう…どんどん、どんどん大きくなって」

睦月「うん…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

吹雪「だからごめんね睦月ちゃん…」

吹雪「もう、我慢できないんだ…」

睦月「だ、だめ…」

吹雪「逃げないで」

吹雪「今日の睦月ちゃん…すっごく弱々しくて」

吹雪「すっごく守ってあげたくなるくらい…可愛い」

睦月「っ…！」ﾋﾞｸ

吹雪「熱いよ、睦月ちゃん」

睦月「だ、だって…」