マミ「魔法戦隊ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!」 (11)

マミ「…と言う感じで実践形式の特訓をしましょう!」

一同「………」


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杏子「おい、さやか、なんとかしろよ」

さやか「私になんとか出来るわけないでしょ」

さやか「そうだ、なぎさ、あんたマミさんと一緒に住んでるんでしょ?あんたならなんとか…」

なぎさ「さやかたちはまだマシなのです」

なぎさ「なぎさなんて毎日マミさんのよく分からない話を延々と聞かされているのです」

なぎさ「それにこの前なんか頼んでもいないのに必殺技をつけられて、あげくに…」

さやか「ごめん…あんたに比べればこのくらいマシだったね…」

ほむら「なんで誰もマミに迷惑だって言わないのかしら?」

まどか「『言わない』じゃなくて『言えない』だよ」

ほむら「?」

──数分後──

マミ「皆、いくわよ!」

一同「はい!」

ほむら(なんで名乗ってる時に攻撃しちゃダメなのかしら?)

まどか「降り注ぐ光矢のソウルジェム!桃色の魔法使い!マギピンク!」

ほむら(まどかは何を言っても可愛いわ!さすが私の嫁!)

さやか「切り裂く刃のソウルジェム!青の魔法使い!マギブルー!」

ほむら(サーベルを使うって事は、オクタヴィア召喚の方は使わないのかしら?)

マミ「貫く魔弾のソウルジェム!黄色の魔法使い!マギイエロー!」キラキラ

ほむら(はぁ…マミだけはノリノリね…)

杏子「蹴散らす槍のソウルジェム!赤の魔法使い!マギレッド!」

ほむら(本来は赤がリーダーらしいけど、杏子が全力で拒否してマミになったそうよ)

なぎさ「吹き鳴らすシャボンのソウルジェム!紫の魔法使い!マギバイオレット!」

ほむら(紫って私とダブってないかしら?)

一同「あふれる勇気を魔法に変える!魔法戦隊ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!」

ほむら(隙だらけ…そんなんだからマミられるのよ)

マミ「さぁ、今度は暁美さんの番よ!」

ほむら「は?なんで私までそんな恥ずかしい事言わなきゃいけないのよ」

一同「………」

マミ「…恥ずかしい事?」ピキッ

さやか(ほむらのお馬鹿!)

マミ「暁美さん、あなた名乗り口上を何だと思っているのかしら?」ゴゴゴ

ほむら「恥ずかしがるまどかを視姦出来る以外の価値なんて微塵も…」モゴモゴ

さやか「ほむら!あんた少しは空気読みなさいよ!」

ほむら「イ・ヤ・よ」

まどか「ほむらちゃん、いい子にしてたら後でイイコトしてあげるからお願い!」

ほむら「ほむっ!?」

さやか(おいおい…)

ほむら「これはまどかとキャッキャウフフする絶好のチャンス」

ほむら「いや…でも…」ブツブツ

マミ「何をコソコソと話しているのかしら?」ニコニコ

さやか(笑顔が怖い…)

ほむら「何でもないわ」

ほむら(そうよ、わざわざこんな事言わなくても寝込みを襲えばいいだけじゃない)

マミ「それで言ってくれるの?言ってくれないの?」

ほむら「だから言うわけ…」

マミ「言ってくれないと手元が狂ってソウルジェム撃ち抜いちゃうかもしれないから気をつけてね」ニコッ

ほむら「鬼!悪魔!人でなし!」

マミ「あら、悪魔なのは暁美さんでしょ」

──特訓中──

ほむら「自分から相手するとは言ったけど、五対一なんて卑怯とは思わないの!?」

マミ「勘違いしないで!私たちは一の力を五分割して戦っているだけよ!」

さやか(どこのコメディ戦隊ですか…)

マミ「それに眼鏡で三つ編みの暁美さん、時間停止を使う暁美さん、弓を使う暁美さん、魔女を使役出来る暁美さん、悪魔の暁美さん、五人に分身して、ピュエラ・マギ・イービル・クインテットすれば解決じゃない」

ほむら「杏子じゃないんだからそんな事出来るわけないでしょ!」

杏子(アタシだってそんな器用な事は出来ねぇよ)

ほむら「それに何よ!その安直なネーミングは!?」

マミ「…安直?」ピキピキッ

さやか(なんでほむらは何度も地雷を踏みに行くのよ…)

少女「ママぁ~、あのお姉さんたち何やってるんだろ?」

一同「!?」

母親「コラっ!見ちゃダメよ」

おしまい

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