チノ「あんこ、皆さん…覚悟してください」【ごちうさ×すずマギ】【安価】 (81)

世界は一つでは無い。

本来それらは互いに干渉し合う事もなく、それぞれの世界が独立した物語の世界を形作っていた。

だが年に二度ほどではあるがそれらの世界は強く共鳴し一時的な融合を見せる場合がある。

本来それは一時的なものであり、すぐにまた独立した世界へと修正されるのだが、ごく稀にその修正が完了する前にイレギュラーな穴が開くことがあった―――。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423450381

??「ここは?」

??「私はたしかにあの時………」

少女は辺りを見回す。
そこには見慣れぬ独特な景観の街であった。

??「………」

何時の間に現われたのか?
少女は自身の手の平の上に転がる宝石を確認しながら呟く。

??「でも、どうやらあの世って訳でもなさそうね」

―プロローグ―

ココア「はあ~もふもふして可愛いよぉ♪」

千夜「ホント、みんなあんこにそっくりで可愛いわね」

ティッピー「………」

あんこ「・・・)(フンフン)


ラビットハウスのココアの部屋で複数の仔ウサギたちと戯れるココアと千夜。
そしてそのすぐ横で今まさに夫婦の営みを行おうとするあんことかつての抵抗などまるでする様子の無いティッピー。


チノ「ダメですよ。あんこ」

チノ「おじ……ティッピーはまだ出産して日が浅いんですから」


チノは今まさにマウンティングを始めようとしていたあんこをティッピーから引き剥がす。


ティッピー「………」

チノ「千夜さん。しっかりあんこを見ていてくれないと困ります。」

千夜「ごめんなさい。チノちゃん。この仔たちがあまりに可愛くてつい……」

ココア「もーチノちゃんは神経質過ぎだよ。ほらチノちゃんもこの仔たちと遊ぼうよ?」

チノ「いえ……すみませんが今はそんな気分じゃないので……」

ティッピー「………」


仔ウサギたちとの接触が解禁状態になってからというもの、ココアは連日仔ウサギたちをもふもふしてばかりである。

そして千夜とあんこも最近は毎日のように訪れ、千夜はココアと仔ウサギたちと戯れ、あんこは隙有らばティッピーを襲うとしていた。

最初の数日こそあんこを見張っていた千夜であったが今では完全にかつてのように放任状態である。


チノ「はぁ……すみませんが少しティッピーとお散歩に出てきます」

ココア「あ、それなら私たちも………」

チノ「いえ。すみませんが今は少し二人になりたいので」

ココア「そっか……」

千夜「なんだかごめんなさいね。」

チノ「いえ、お気になさらず。千夜さんとあんこはゆっくりしていってください。」

??「それにしても一体ここはドコなのかしら?」

??「一日中街をまわって見たけど気配は全く無いし、呼びかけてもアイツも出てこない」

??「居るのはこの公園に限らずウサギさんたちばっかり」

??「あらぁ?」

チノ「はぁ……おじいちゃん」

ティッピー「………」

チノ「どうして……何も言ってくれないんですか?」

ティッピー「………」

チノ「ここには私たちしか居ないんですから………以前みたく、何か言ってください」


そうティッピーはあの日を境に壊れてしまったのだ。


ティッピー「………」

チノ「………ううっ」

??「どうしたのかしら?可愛らしいお嬢さん。」

チノ「!?」

??「そうなんだぁ。仔供を産んでから、そのウサギさんの元気が無くなっちゃったんだ」

チノ「はい。」

??「それなのにキミのお姉さんも、そのお友達も、その仔ウサギたちにかまけてばかり、ウサギさんのパパもママの事は御構い無しで……ひどいねぇ」


気付けばチノは見ず知らずの少女に全てを話していた。

それは日々溜まっていた鬱憤のせいだったのか、少女の持つ不思議な雰囲気のせいだったのかはチノ本人にもわからなかった。


チノ「と言ってもこんな話……信じませんよね?」

ティッピー「………」

??「ううん。信じるよ?」

チノ「え?」

??「だって、この世界には奇跡も魔法もあるんだから」

??「私も以前ね……大切な人に捨てられて……そしてその人も私たちを捨てて選んだ相手に殺されちゃったんだ。」

??「だから私は復讐を願った。そして魔法少女になったんだ」


そう言った直後、少女は薄い紫色の光に包まる。

そして光が消えた時、少女の服装は光に包まれる前とは全く別の物に変わっていた。


チノ「!?」

??「どう?」

チノ「……貴女は……一体……なんなんですか?」

??「ん?さっき言ったでしょ?魔法少女だって。」

??「その証拠に……」


彼女はティッピーの頭へ、そっと手をかざした。

そして彼女の手の平に魔方陣のような物が一瞬現われたと思った瞬間………。


ティッピー「チノ?どうしたんじゃ?」

チノ「………!?」

チノ「おじいちゃん!?おじいちゃん!?なんですか!?」

ティッピー「何を言っておる?わしはわしじゃよ?」

チノ「……本当にっ……私が……うっ……わかるぅ……んですね?」

ティッピー「ぬあ。チ、チノ?一体なにを泣いておるんじゃ?」

チノ「うわああん。おじいちゃんっおじいちゃぁぁぁん」

ティッピーを抱きしめ泣きじゃくるチノ。

やがて少女は落ち着きを取り戻したチノに対し


??「どう?私のこと信じてくれた?」

チノ「はい。ありがとうございます。なんてお礼を言ったらいいのか」

ティッピー「チ、チノ。気付かなかったがわしは人前で……あわわ」

チノ「大丈夫ですよ。おじいちゃん。」

チノ「それに、こちらの方がおじいちゃんを治してくれたんですから」

ティッピー「なぬ?」

??「クスクス。気にしないで。少し弄らせて貰っただけだから」

??「それよりもぉ……」


少女はそっとチノの耳元で囁く。


??「ねぇお嬢ちゃん。もしキミに復讐する気が有るのなら私が手伝ってあげようか?」

チノ「え………!?」

??「くす。そんな怖がらないでよぉ?」

??「キミだって許せないでしょ?大事な人をそんな目にあわされたのに、その犯人たちをそのままにしておくなんて?」

チノ「そ……それは……」

??「それにキミの表情はまだまだ全然晴れてないと思うよぉ?」

??「ねぇ。そういえば……まだちゃんと名前を聞いてなかったね?」

??「キミのお名前はなんていうのかな?」

チノ「あ……香風……智乃……です……」


チノは戸惑いながらも少女に促されるまま名乗ってしまう。

そして少女の言う通り自身の中には何とも言えないモヤがかかったままであった。


??「そっかぁ。可愛い名前だね」

??「私は日向カガリ。」


カガリ「よろしくね。チノちゃん♪」


カガリと名乗った少女はチノへと手を差し出す。

そしてチノも気付けばその手を取っていた。

こうして今

一羽のウサギを中心に

彼女たちの歯車は

狂いだすのであった



あんこなホールⅢ ~陵辱;断罪;愉悦~ 



――開幕――

■注意事項とか大雑把な説明とか

※独自解釈・設定がある場合がございます。

※これは『ご注文はうさぎですか?』のあんこを徹底的にいたb……愛でるスレです。

※下ネタ・暴力・残虐発言&行為が行われる場合がございます。

※安価での下ネタ・暴力・残虐発言等はOKです。

※今回あんこを可愛がるのはココアたちです。

※ココアたちの意識はとある魔法(後述)によりあんこに対してのみ大変なことになっています。

※Ⅲとありますが前作までとは関係ありません。
注1)今までとはパラレル設定です。
注2)この世界線のあんこは「俺」にも「男」にも愛でられておりません。
注3)千夜は狂人化しておりません。
注4)ティッピーはあんことめでたく仔を3羽ほどなしています。



過去作一覧

あんこなホール
俺「あんこを手に入れたぞ。たっぷり可愛がってやる」【ごちうさ】
俺「あんこを手に入れたぞ。たっぷり可愛がってやる」【ごちうさ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407317674/)

あんこなホール番外
俺「あんこ、千夜の誕生日だし会わせてやろう」【ごちうさ】
俺「あんこ、千夜の誕生日だし会わせてやろう」【ごちうさ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411100697/)

あんこなホールⅡ
男「あんこ…宴を始めよう」【ごちうさ】【安価】
男「あんこ…宴を始めよう」【ごちうさ】【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413455806/)

■日向カガリについて

すずマギを知らない方への簡単な説明です。
詳しく知りたい方は『すずねマギカ』全3巻をお読みください。
以下説明&このSSにおいてのポジ

『まどマギ』の外伝作『すずねマギカ』に登場する黒幕な魔法少女さんです。
色々こじらせてる上に本人の基礎スペックもかなり高めであったため傍迷惑さ加減はシリーズ中でも屈指。(あくまで個人的感想です)
作中での最終戦の後に円環の理に導かれずに何故か某GANカードの力で『ごちうさの世界』へと迷いこみました。(という設定です)
『自他への記憶や意識・認識の操作』という固有魔法、魔法少女としての力は健在です。

・その他
能力がパワーアップしてる可能性がありますが、死の淵より舞い戻ったというよく見るパターンのおかげという事でお願いします。
「こんなに魔法を使いまくってたらソウルジェム濁らないのか?」という疑問も死の淵より(ry で流してください(オイ
「あの世界の魔法ってこんな事出来たっけ?」な点はソウルジェムの濁りを度外視すれば大抵のことは可能らしいという点を拡大解釈という方向で(薄い本ではお馴染みでしょ?)

カガリ「さてと……それじゃぁ」

カガリ「まずは皆の記憶とかを少し弄ろうかな♪」


・千夜、ココア、シャロ、リゼの「あんこへのこれまでの記憶は消されます」

・ティッピーの「これまでのあんこについての記憶は全て消されています」

・チノのあんこやそれに関する記憶はそのままですが「負の感情」が増幅されています。

・↓1以降より千夜たちの「あんこについて改竄された記憶」および「今後あんこへ抱く感情」が決定されていきます。


各キャラに希望する「あんこについて改竄された記憶」の要望記載をお願いします。

↓1…千夜

↓2…ココア

↓3…シャロ

↓4…リゼ

↓5…ティッピー

あんこと結婚した

>>16
チノとの協力関係が成立しなくなるのですいませんが却下で。
あとティッピーへのは「自分以外にチノにも関する内容」でお願いします。

↓1で改めてティッピーの改竄された記憶を



↓2以降で各キャラの「今後あんこへ抱く感情」の要望記載をお願いします。

↓2…千夜

↓3…ココア

↓4…シャロ

↓5…リゼ

↓6…ティッピー

更新無くてすいません。

進行はしばらく亀になると思います(可能な限り努力はしますが)

可能なら明日あたり少し進めます(一応おおまかな構想は出来てるので)

気付けば一月近く放置してますが可能な限り再開できるように努力します。
あんこに永遠の苦しみを与えるために

可能なら明日~来週頭には再開します。
それで色々考えた結果……あんこの性格やらも今回は一新します。

今回は「あんこ」は以下の設定アンケートで決めます。
基本的には集った中で一番多い系統を基にあんこパートを描写していきます。

以下アンケート内容

1.性格の設定
あんこの基本的性格を決定します。
あんこパートでの言動はコレが基調となります。
・ご希望のあんこの性格や思考や行動方針をご記入ください。

2.あんこの一人称
今までは「ボク」で書いてきましたが今回は希望一人称の多いものを採用します。
・ご希望の一人称をご記入ください。

3.その他
・こんなあんこが見たい!!的なのをお願いします。
ネタ切れですか?スランプですか?な自分が助かります(オイ
ちなみにどんな希望に満ちた要望も汚染された聖杯くん的な形でしか実現できませんがご了承ください。


以上の内容を募集します。
募集期間は大体明日の夕方(18時前後)までを目処にします。
書き込みが無い場合は今まで通りでやらせていただきます。
この辺の決定は他のごちうさキャラの末路にも影響を出すかもしれません。

皆様の愛があんこを救うかもしれませんし救わないかもしれません。

それでは↓1よりアンケートへのご協力をよろしくお願いします。

1,2→今まで通りで
3→生きたまま脳を食べられたり、シュレッダーでバラバラにされてふりかけにされるあんこが見たい

追記捕捉
1の要項は「原作準拠」を希望の場合は、基本的には作中でココアがアフレコしてるアレをベースとさせていただきます。
要は3巻カバー裏漫画とかのアレです。


>>32
ありがとうございます。

引き続きご協力をお願いいたします。

とりあえず21時くらいまで募集します。

他になければ基本的にあんこの性格等は過去執筆分のあんこと特に変化無しでいかせていただきます。

第一章~千夜~

何故こんな事になったのだろうか?

薄暗い店内で少女は頭抱えながら深いため息をついていた。

その少女……甘兎庵の看板娘である千夜は曇らせたままの顔をあげ、正面に設置された台の上に鎮座する一羽の小さな黒いうさぎへと視線を向ける。

その視線の先に居るもの……甘兎庵の看板うさぎの『あんこ』である。

あんこは今日も威風堂々としたオーラを放ちながら静かに店内を見守っていた。


千夜「はぁ……」

あんこ「・・・」

千夜「なんであの時あんなのを拾ってしまったのかしら?」


今を遡ること十年ほど前、甘兎庵の前に一羽の小さなうさぎがボロボロの状態で捨てられていた。

心優しい幼き千夜は彼を哀れみ保護してあげたのだった。

その後そのうさぎは見る見る元気に回復していった。

そして千夜はあんこと名付けた彼をちゃんと飼う事に決めたのだった。

……そう……それが悲劇の始まりであるとも知らずに。

元気になったあんこの行いは目に余るものばかりであった。

お隣であり親友のシャロへの暴行の数々。

店内の食材やお客へ出した品への盗み食い行為。

果てはメスうさぎへ対し節操も無く行うマウンティングなどなど。

他にも言い出したらキリが無かった……。

それでも千夜は耐えた。

自分が飼うと言い出した責任感から千夜はあんこがやんちゃをする度に優しく注意し、そして根気よく見守り続けた。

結果、数年後あんこは看板うさぎとして落ち着きを見せるようになった。


千夜「あんこ……やっとわかってくれたのね?」

あんこ「・・・」

千夜「あんこ。これは私からのプレゼントよ。」


あんこの頭に一つの王冠が乗せられる。


千夜「これからもこのお店の看板うさぎとして一緒に頑張りましょうね?」

あんこ「・・・」


だが……それは間違いであった。

程なくあんこは再び以前以上の傍若無人ぶりを発揮するのであった。

そう……まるで自分は王様であるかのように。

もうどれほどの商品があんこのせいで駄目になったか分からない。

時には食糞をするあんこのせいで食中毒が起こり営業停止にもされた事もあった。

そのせいで店は火の車だ。


千夜「本当ならあんなうさぎ……」


思い出すだけで怒りが込み上げてくるが、あんなヤツでもどういう訳か看板うさぎとして一定の人気が有った。

そして世間体もあり世話をするが、お婆ちゃんの大事なお店は確実に追い込まれていた。


千夜「……なにかしら?」


不意に足元に何かが擦り寄る気配を感じ視線を落す。

そこには先程まで専用の台の上に鎮座していたはずのあんこが居た。


あんこ「・・・」


あんこはそのつぶらな瞳で千夜を見上げていた。

そんなあんこに対し千夜は思わず………。


↓1は千夜の行動を記載してください。

千夜「……はあ」


千夜はその視線を鬱陶しく思いながらも店内をうろちょろされては困ると思い、溜め息をつきながらあんこを台へと戻すために立ち上がろうとする。


千夜「きゃっ!?」


しかし疲れからであろうか……?

千夜は立ち上がろうとした際に足を滑らせ体勢を崩してしまう。

このまま倒れこんでしまえば、あんこは私のお尻の下敷きとなってしまう。

千夜の脳裏にそんな事が浮かんだ………そしてそれとほぼ同時に……。

………ドスッ。

店内に若干鈍い音が響くのであった。


千夜「いたた」


見事に尻餅をついてしまった千夜。

そのお尻にしたにあんこは………。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

偶数…あんこは下敷きになっていた。

奇数…あんこはしっかりと避けていた。

――千夜。どうしたの?
ボクは最近元気の無い千夜を慰めてあげるために、千夜の足元へと移動をした。
そして千夜の顔をジっと見上げる。

――千夜。ボクを抱きかかえて元気を出して。
ボクは千夜を見ながらキラキラと視線を送る。
・・・やがて


千夜「……はあ」


――千夜がボクに気付いてくれたぞ。
そのままボクを抱きかかえるために立ち上がろうとしてる。

――だけどなんだろう?
千夜の表情は以前の様に慈愛に満ちていない気がする。
それどころかどこか一瞬疎ましいモノでも見るような目をしたような・・・。

――気のせいだよね?
ボクはこんなにもキュートなのにさ。
きっと千夜は疲れているんだ。

――たくさん慰めてあげなくちゃ。
そう思った瞬間。

………ドスッ。

――!?
ボクの上に突如何かが落ちてきた。
そしてボクはそのままソレに押しつぶされてしまう。

――な、なに?
重いよ。苦しいよ。
ボクは突然のことに体をバタつかせようとするが、頭を除き胴体は何かにガッシリと押しつぶされている。

――た、助けて千夜。


あんこがそれが尻餅をついた千夜のお尻だと気付いたのはそれから1分以上も後のことであった。

千夜「大丈夫?あんこ。」


その向けられた声の先である台の上にはぐったりとしているあんこが居た。


千夜「ごめんなさいね。でも、あんな所に居たあんこも悪いのよ?」

あんこ「・・・」


あんこはそんな千夜の声を聞きながら、そこには以前のような優しさが無いように感じた。


――なんでだ?
以前の千夜ならボクのことを抱きしめながら心配し介抱してくれたハズなのに・・・。

――今の千夜からは優しさが感じられない。
最初は疲れからかとも思ったけど・・・。


カランカラン♪

あんこがそんな事を考えていると、不意に店の扉が開く音が聞こえてくる。

今日はもう閉められているのにと、そちらへ視線を向ける。


カガリ「こんばんわぁ」


―――そこには一人の少女が立っていた。



↓1以降はカガリの拠点を選択してください(2票先取)

1…ラビットハウス

2…甘兎庵

<業務連絡>

本日はここまでとさせていただきます。
そして今度こそしっかり再開します。
更新時間帯は
平日は20~22時前後で行わせていただきます。
土・日は適当になると思います。

ではまたしばらくの間よろしくお願いします。
今回はちゃんとハッピーエンドはありますので。

あと30分くらい反応なければ自分でコンマで決めちゃいますね。

このレスのコンマが偶数なら1、奇数なら2で決定です。

じゃ甘兎庵で決定とさせていただきます。

みてなかった

上げないで安価してきずくもんなの?

たまにスレ覗いてる俺じゃないと見逃しちゃうな
尚見逃した模様

>>46
長らく放置してすまぬ

>>47
上げてたんやで?

>>48
たまにでも覗いててくれてありがとうございます。


↓より本分となります

千夜「あら。カガリちゃん。」

千夜「もうカガリちゃん。「こんばんわ」じゃなく「ただいま」でしょ?」

カガリ「そうでしたねぇ。ただいま、千夜さん」


――誰だ?
ボクは突然の来訪者に戸惑う。


カガリ「あんこちゃん。ただいまぁ」

カガリ「あれぇどうしたの?元気がないね?」

千夜「あんこなら大丈夫よ。さっき私がちょっと踏んじゃっただけだから」

カガリ「そうなんだ。災難だったわねぇ」(ポフッ


――カガリと呼ばれる少女はいきなりボクの頭をわしゃわしゃと撫で始めた。
――それに対してボクは――


↓1は選択してください。

1.えも言えぬ恐怖感を感じた

2.問答無用に攻撃してやった

3.まいったね。ボクはまた一人の少女を雌にしてしまったようだ――

カガリ「きゃっ!?」


――!!
気付けばボクはカガリの顔へ体当たりをしていた。
何故だろう。
コイツからはとても嫌な感じがする。


突然の事でわずかによろめくカガリ。

華麗に地面に着地したあんこは再度勢いよくジャンプしカガリの腹部へ体当たりをする。

ボスッ


カガリ「あはっホントに元気だねぇ?あんこちゃんは……」


――!!
カガリのお腹へ当たる寸前でボクの身体はカガリにしっかりと掴み取られてしまった。
そしてその瞬間、今まで感じたことの無い悪寒がボクを襲う。


千夜「カガリちゃん。大丈夫?」

カガリ「ええ。私なら大丈夫ですよ」

カガリ「はい」

千夜「あんこ……ダメじゃない……いつもいつも……いい加減慣れなさい……」

千夜「カガリちゃん……ホントにいつもごめんなさいね?」


――!?
千夜は一体何を言っているんだ?
そもそもソイツは誰なんだ?


千夜「あんこも……もうカガリちゃんがこの家に来て一週間になるんだから」

千夜「そろそろ襲うのは本当にやめなさいね?」


――え?え?
千夜の言葉を理解できぬままのボクをよそに、千夜はボクを台の上へと置く。
そしてそのままカガリと呼ばれる少女と共に店の奥へと姿を消してしまった。


ポツンと薄暗い店内に取り残されたあんこ。

店の奥からは時折笑い声が聞こえてくる。


――うう。酷いよ。
ボクは再び台の上から飛び降りる。


ヒュー


――ん?
ボクは頬を撫でる風を感じ、そちらへ振り返る。
よく見れば外売り用のカウンターの窓がわずかに開いているじゃないか。

――・・・。
どうしようか?


↓1は選択してください。

1.千夜たちのほうへ行く

2.シャロに会いに行く

3.――疲れた眠ろう

――シャロに会いに行こう。
ボクは窓の隙間から外へとその身を滑らせる。
シャロにこの傷付いた心身を癒してもらうために。

第二章~シャロ~


シャロ「いやあああああああああっ!!」


――シャロの家に入り込んだボクを見つけるなりシャロはいつもの様に大はしゃぎしてくれた。
よかった。
シャロはいつも通りみたいだ。


シャロ「やだっ!やめてっ!こないでえぇぇぇっ!!」


――そんなに照れなくてもいいのに。
ボクは照れるシャロに向って勢いよくジャンプをする。
そしてまさにシャロの顔へ飛び乗ろうとした瞬間――。



↓1のコンマ一桁で決定します。

0~3、ワイルドギース参上

4~6、シャロの反撃(成功)

7~9、シャロの反撃(失敗)

ドンッ―――

突然、横から衝撃があんこを襲う。

ビタンッ!!


――な、なんだ?
疑問に思いながらも床に落下したボクはすぐに身を起こす。
そして再びシャロへ飛びつこうと体勢を立て直すが、そこで目に飛び込んできたものは・・・。


ワイルドギース「・・・」

シャロ「あっあっあっ」


――お前は・・・。
そこに居たのはいつ頃からかココへ住み着いた野良うさぎのワイルドギースだった。
ボクのシャロにちょっかいをかける間男がなんて無礼なんだ。
これだから教養や品の無い野良は・・・


ワイルドギースは強い非難の念のこもった視線を送るあんこに対し………



↓1はワイルドギースの希望行動を記載してください。

――嫉妬は見苦しいよ?
ボクはワイルドギースを無視してシャロへ再び歩み寄っていく。

シャロ「ひいっ!!」

――♪

あんこが再度シャロへ飛びつこうとした瞬間……それは起こった。

――――!!
え?なに?
突然、鋭く熱い衝撃がボクの首筋を襲う。

シャロ「あ……」


ドンッ!!


――――
すぐさまボクは何かに跳ね飛ばされる。
状況を把握するよりも先に何かがボクに覆い被さる。
そして直後に再び激痛がボクを襲う。

――ピギャアァァ
ボクに覆い被さったソレはボクのキュートな顔に容赦なく噛み付いてくる。

――目が・・・目があぁぁ
ボクのクリクリキュートなお目目の片方がブチュッと嫌な音を立てた直後にボクの視界は半分となった。
だがその直前にボクは確かに見た。
ワイルドギースだ!!
あいつはあろうことか嫉妬に狂ってボクを襲っているのだ。

シャロ「あっあっあっ」

――た、助けてシャロ。
グチュグチュと嫌な音が耐える事無くボクの耳に鳴り響く。
ボクは息も絶え絶えにシャロへ視線を送る。

――ボクのことが大好きなら早く助けるんだ。


だがシャロは動こうとしなかった。

その表情は最初こそ恐怖に引き攣っていた様に見えたが、今はその唇に薄く、そして冷たい笑みを浮かべていた。


シャロ「………」


シャロは八つ裂きにされるあんこを見ながら忌まわしい記憶を思い出していた。

それは幼少の頃に……目の前のうさぎ……あんこに犯され処女を散らされた時の記憶であった。

もう10年はたっているハズなのに、その時の記憶は今もつい昨日の事のように鮮明にシャロの脳裏に焼きついていた。


シャロ「うっ」


忌々しい記憶のせいでシャロは強烈な吐き気に襲われ、そのまま部屋が汚れることもお構い無しに盛大に吐き散らしてしまう。


シャロ「はぁはぁ……」


コロン……。

そんなシャロの前に何かが転がってくる。

それはあんこの王冠であった。

再び視線をあんことワイルドギースの方へと戻す。

そこには既に動かなくなったあんこと、その肉片をペッと吐き捨てるワイルドギースが居た。


シャロ「………」


シャロはゆっくりと立ち上がると、ワイルドギースを抱き上げあんこだったモノの上に屈みこむ。

そしてその虚ろな瞳を覗き込む。

その瞳に映るシャロの表情はまるで能面のようであった――。

「…………」

「……ャロちゃん。しっかり」

千夜「シャロちゃん、大丈夫?」


――ハッ
あ、あれ?
突然明るくなったボクの視界に半狂乱のシャロとそれを必死になだめる千夜が飛び込んできた。


――今のはなんだったんだろうか?
夢?
それにしては随分と・・・。


シャロ「うああ。いやっイヤぁぁぁ」

千夜「大丈夫だから?ねっ?」

千夜「だからシャロちゃん。落ち着いて」


――まあいいや。
ボクは気を取り直し千夜とシャロの方へ向きなおす。
なんだか大変そうだ。


――よし。
ボクもシャロを慰めてあげよう。


トコトコとシャロのたちの方へと歩き出すあんこ。
そんなあんこにシャロは――。


↓1はシャロの希望反応を記載してください。

ワイルドギース「・・・」

あんこ「~♥~♥~♥」


ワイルドギースの無言の圧力など気にする様子も無く、あんこはシャロへどんどん近づいてゆく。


シャロ「ひっ!いや、あああああああ」

千夜「きゃっ!?」


シャロはなだめる千夜を押しのけ、テーブルの上にあったカップ焼きそば(夕飯)を勢いよくあんこへと投げつける。

あんこは自分へ向ってくる熱湯入りのカップ焼きぞばを………


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~2、回避成功

3~9、被弾

<業務連絡>
>>43で更新時間は20~22時としましたが20~23時くらいまでに変更します。


↑のコンマ判定は↓1で判定いたします。

ヒョイッ!!

あんこは自分へ向い飛んでくるカップ焼きそばを背後に大きく飛びヒラリとかわした………ハズだった。

―――ベシャッ!!


――!!
――え?え?


あんこの小さな身体へ大きな衝撃が襲う。

そう、熱湯の入ったカップ焼きそばの容器は見事にあんこへ直撃したのだ。


――うわあああ。
――あ、熱い!!熱いよ!!


転がるあんこは、その熱湯を容赦なく全身に浴びる。

更に容器からこぼれ出た熱々の麺が転がるあんこの身体へと絡みつく。


シャロ「はぁはぁ」


シャロは転げまわり、やがてビクビクと小刻みに痙攣をするだけになったあんこを見てようやく落ち着きを取り戻した。


千夜「落ち着いた?シャロちゃん?」

――うっうっうっ。
熱いよ。
酷いよ。

――ボクがなんでこんな目にあわないといけないんだ?
そしてなんで千夜はボクを放っておくんだ?


あんこの黒く澄んだ瞳には自分の事など気にする様子も無く、シャロを「よしよし」となだめ続ける千夜が映っていた。


ヒョイッ!!


不意にあんこの身体が何者かに持ち上げられる。


――え?


カガリ「あはっ。あんこちゃんってば酷い格好ね」


そこに居たのはカガリと呼ばれる少女であった。


カガリ「大丈夫ですかぁ?シャロさん」

シャロ「うん、ありがと」

千夜「よしよし」

カガリ「そうですかぁ。ならここは千夜さんに任せて、私はこのあんこちゃんを洗ってきてあげますね」

千夜「ええ。ごめんなさいね。お願いできるかしら?」

カガリ「はい」


――――!!
ボクはなんだか身の危険を感じた。


カガリ「こらぁ暴れないの」

カガリ「それじゃぁ行きましょうねぇ?あんこちゃん♪」


千夜とシャロ、そしてワイルドギースに見送られながら、あんこを抱え踵を返すカガリ。


――や、やだよ。
怖いよ。
助けて千夜。


カガリ「そんな怖がらなくても大丈夫ですよぉ」


そのカガリの言葉と同時にドアはバタンと若干大きめの音を立てながら閉まるのであった。

~インターバル~

知覚共有魔術により一部始終を見ていたチノ。

今までの日々が嘘のように拒絶されたあんこを見てチノは………。


↓1&2はチノの抱いたあんこへの感情をお書きください。
インターバルのチノの反応次第で最終章の展開は変わります(今後も複数回あります)

ココア「どうしたのチノちゃん?」

チノ「いえ、なんでもありません」

チノ「ちょっと面白い事を思いついただけです」

ココア「えーなになに聞かせてー」

チノ「秘密です」

ココア「えーチノちゃんの意地悪ー」


そんなやり取りの後

チノは再びあんこの仔供たちと戯れ始めるココアを眺めながら、一つの疑問を尋ねる。


チノ「………そういえばココアさん」

ココア「なに?」

チノ「ココアさんは……その……その仔たちは大丈夫なんですか?」

チノ「みんなあんこにそっくりですが……」

ココア「………うん………だってこの仔たちに罪は無いもん……」

チノ「そうですか」


直後にチノは胸の奥にどす黒い何かがふつふつと湧き上がってくるのを感じた。


チノ「(やっぱりまだまだあんこにはオシオキが必要ですね)」


チノは今すぐにでもあんこを八つ裂きにし、生きたままその性欲まみれの脳をあんこ自身に食わせてやりたいなどと、かつての彼女からは想像も出来ない恐ろしい事を考えていた。



次回、傷心のあんこの向った先は↓1

――うぅ。
ボクはトボトボと夜の道を歩いていた。

――なんでこんな目に・・・
あの後、ボクはカガリに乱暴にお風呂にいれられた。
カガリはボクをちゃんと洗ってくれたけど、その間ボクは生きた心地がしなかった。
そして千夜もボクのことを一方的に叱りつけてきた。

――なんなんだ?
堪らずボクは甘兎庵を飛び出してしまった。
そして気付けば・・・


歩みを止め顔をあげるあんこ。

正面には夜のラビットハウスが在った。


――今夜はティッピーたちと一緒に過ごそう。
きっと彼女たちならボクを優しく慰めてくれるはずだ。


ガチャッ

あんこがどうやって店内へ入ろうかと思うのとほぼ同時に、都合よく店の扉が開いた。

あんこはそれを見逃さずにスルリと店内へその身を滑り込ませる。

その瞬間「うわっ」と頭上から客の驚いた声が小さく聞こえたが気になどしない。

あんこは加速しながら店内を勢いよく駆けていき、そのままカウンターの上へと飛び乗る。


――ティッピーはどこだ?
ボクは周囲をキョロキョロと見回す。


だが、そこにティッピーの姿は見当たらなかった。


――あれ?
ティッピーが居ない?


タカヒロ「おや?キミは……」


――え?

――次の瞬間、ボクは優しく抱きかかえられる。
そしてボクの目に飛び込んできたのはチノのパパであるタカヒロだった。


タカヒロ「………なんだろうね?この気持ちは?」

タカヒロ「何故だかとてもムラムラするよ」


――え?


次回、ダンディーなタカヒロさんはあんこを・・・↓1

タカヒロ「………」

あんこ「・・・」


見詰め合う二人。

やがて


タカヒロ「青山くん」

青山「はい。なんでしょう?」

タカヒロ「少しの間、店を任せられるかな?」

青山「はい。わかりました」

タカヒロ「ありがとう」


タカヒロはあんこを抱え店の奥へと消える。

そしてそのまま自室へと戻るのであった。

タカヒロ「……さて」

あんこ「・・・」

タカヒロ「ふふふ。見れば見るほど本当に可愛いですね貴方」

タカヒロ「特にこの虚ろな瞳が良いですね」

あんこ「・・・」

タカヒロ「ゾクゾクしてきますね」


ブツッ


あんこ「――――」

タカヒロ「んふふふ」


突如指を突っ込まれ、そのまま目玉を抉り出されるあんこ。

タカヒロはそのまま痙攣をするあんこの頭を掴みなおし、既に怒張した己がイチモツを取り出す。

そしてそのまま――


ズブブッ


タカヒロ「あっあっあっ。これがあんこくんの中……イイ」

あんこ「―――」

タカヒロ「キミには一度きつく灸を据えないといけないと思っていたんでね」

あんこ「―――」

タカヒロ「ほらほら。死なない程度に頑張るんだ。そしてもっと私を快楽を味わわせてくださいよ」


―――――
ボクは薄れゆく意識の中に確かに見た。
ボクの頭の中を蹂躙するこの変態カマ野郎の背後にこの世の物とは思えない髑髏のオーラが出ていたのを。


タカヒロ「あぁ。もう足がつかなそうだよ……ウっ」


――チヤ・・・たすけて・・・チヤ
熱い何かがボクの中を満たしてゆく。

――そしてそこでボクの意識は白濁の渦の中に飲み込まれてしまった――

………

………………

………………………


・・・じょばー・・・


タカヒロ「む?」

タカヒロ「……仕方ない。青山くん」

青山「はい。なんでしょう……あら?あなたは確か甘兎庵の……」

タカヒロ「ああ。やっぱりそうか」

あんこ「・・・」(プルプル じょばー)

青山「まあ」

タカヒロ「すまないが、このウサギをチノたちの所へ連れて行ってくれないかい?」

青山「わかりました」(ヒョイ

あんこ「・・・」(プルプル

青山「さあ行きましょうね?」


タカヒロは店の奥へと消えてゆく青山とあんこを見送りながら雑巾を片手に溜め息混じりに呟く。


タカヒロ「まったく。客のいない時で助かったよ」

青山「こんな時間にどうしたんですか?」

あんこ「・・・」

青山「でもダメじゃないですか。あんな所で粗相をしてしまうなんて」

青山「もうしちゃいけませんよ?」

あんこ「・・・」


青山の暖かい腕の中で落ち着きを取り戻したあんこ。


――さっきのは一体なんだったんだろう?
きっと疲れてるからあんな怖い幻を見てしまったんだ。


青山「さあ着きましたよ?」


――そう自分に言い聞かせてる間に目的地へと到着したようである。


コンコン


青山「チノさん。起きていますか?」

チノ「青山さん?ちょっと待ってください」

チノ「今、開けますね」


ガチャッ


青山「遅くにすみません」

チノ「いえ、どうしたんですか?」

青山「ええ……実は……」

チノ「……あんこ?」

青山「はい。それで申し訳ないのですが、この子をお願いできないでしょうか?」

チノ「ええと」


チノは背後を振り向く。

そこには仔うさぎと遊びつかれたのかうとうととしているココアが居た。

そんなココアを見たチノは……


青山の申し出をチノは↓1

1.わかりました。預かります。

2.わかりました。甘兎庵へ行ってきます。

3.断る

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