【コンマ】シャア「プロデューサーか。悪くない」早苗「逮捕♪」【モバマス】 (65)


ガンダムとモバマスクロス

創物語は転載禁止でお願いします。

モシカシタラ好感度判定でコンマを使うかもしれません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423351583


シャア「君は? 逮捕と聞こえたが、人違いではないのか?」

早苗「写真と情報から間違いないわ」

シャア「つかぬことをお聞きするが、なぜ私に逮捕状が?」

早苗「逮捕状は出てないけど~」

シャア「ならば言うことを聞く気は無い。それに私には重大な使命がある」

早苗「どうせ隕石落としとかでしょ?」

シャア「そのような下らない、なおかつ人類を危機にさらす気は毛頭ない」

早苗「じゃあ使命って?」

シャア「私には人を導くという使命がある」


早苗「その人って……」

シャア「無論次の世代を担う若人たちだ」

早苗「逮捕♪」

シャア「何故だ!」


早苗「それは「それは自分が一番わかっているはずだ」」

てきィィ~~ん!

シャア「この感じ……まさか」

アムロ「久しぶりだな、シャア」

シャア「アムロ……レイ」

アムロ「どうせ貴様のことだ。狙いはわかっている。大人しくするんだ」


シャア「ララァを殺した貴様に何が分かる!!」

アムロ「貴様!!」

シャア「今はアムロ、貴様にかまけている時間は無い!!」

アムロ「逃がすか!」

シャア「ちぃっ」ダダダッ



しばらくして



シャア「はぁ、はぁ…」

シャア「気配はしない。私の勝ちのようだな、アムロ」


シャア「さて、お目当ての事務所についた」

ちひろ「あの、事務所になにか」

シャア「ああ、ここのプロデューサーになりにきた」

ちひろ「面接はもう?」

シャア「ああ。ここの社長とは旧知の仲でね」

ちひろ「そうでしたか」

シャア「ああ」

ちひろ「それではどうぞ」

シャア「失礼する」

ちひろ「それで、担当アイドルのことですが」

シャア「目星はつけてある。問題ない」

ちひろ「流石社長のお知り合い! お仕事速いですね」

シャア「人の通常の3倍は働く自信がある」

ちひろ(コレは稼げそうね)


シャア「ここか」

ちひろ「ええ。えっと…シャアさんに担当してもらうのは」

シャア「私で選ぶ」

ちひろ「それなんですけど、先ほど社長から『プロデューサーたるもの寄り好みはいかん』と言われてしまいまして」

シャア「……しかたあるまい(幸いこの事務所に年増はいないと聞いてる。さして問題は無い……はずだ)」


シャアの担当するアイドルは?

まゆ 下1

ありす 下2

みりあ 下3

コンマの一番高い女の子が担当アイドルに

もしその数値がぞろ目なら早苗さん登場。


ちひろ「みりあちゃーん」

みりあ「なーにー?」

シャア「よしっ!」

みりあ「このおじさんダレ―?」

ちひろ「みりあちゃん、おじさんじゃなくてね」

シャア「初めまして。赤城みりあちゃん。君をプロデュースする、シャア・アズナブルと言うものだ」

みりあ「シャアさん? って、私のプロデューサー!?」

ちひろ「そうよ。今まで候補生でレッスンばっかりだったけど、コレから忙しくなるわ」

みりあ「やったー!」ピョーン

シャア「気軽に大佐とでも呼んでくれ」

みりあ「シャア大佐!」

シャア「良い子だ」ニコリ


みりあ「それで大佐はなにするのー?」

シャア「私たちは会ったばかり。お互いを知るために、まずは君と仲良くなりたい。色々聞かせてくれるかい?」

みりあ「いいよー!」

シャア(これだ、この屈託のない笑顔、あどけなさ……楽園はここにあった)

みりあ「じゃああっち行こ―」ギュッ

シャア(なんて柔らかく、暖かい手だろうか)

みりあ「大佐?」

シャア「ああ、問題ない」ニコリ


カフェ

シャア「ふむ、なるほど……」

みりあ「それでねー」

シャア「ほう」

みりあ「それがあーなってこーなって」

シャア「それは凄い」

みりあ「ところで大佐はプロデューサーになる前に何をしてたの?」

シャア「私かい?」

みりあ「うん!」

シャア「軍人をしていたんだ」


シャア「ああ。悪い人達と戦っていたんだよ」

みりあ「じゃあヒーローだね!」

シャア「ハハハ」

みりあ「?」

シャア「戦争はね、相手にも正義がある。だから簡単に私が正義だとは言えないのさ」

みりあ「そうなの?難しくてよくわかんないー!」

シャア「いずれ分かるさ。けどね」

みりあ「けど?」

シャア「私は疲れてしまった」

みりあ「大佐……」

シャア「そんなとき、艦内でたまたま見ていたテレビにいたのが、アイドルだった」

みりあ「!」

シャア「歌、おどり、笑顔、(若さ)。あの輝きに、私は癒された」


シャア「アイドルは人を癒すもの。アイドルは輝いている」

みりあ「うん! 私もいーっぱいキラキラしたい!」

シャア「だから私はプロデューサーを目指したんだ」

みりあ「えっと、じゃあ」ガタッ

シャア「席を立ってどうし……」

みりあ「よしよし」ナデナデ

シャア「!」

みりあ「弟もね、こうやって頭を撫でてあげると喜ぶんだよ」

みりあ「大佐疲れてるって言ってたし……」

シャア「……ありがとう、みりあ」

みりあ「うん。これから一緒にがんばろーね! えいえいおー!」

シャア(生きててよかった……)


一方その頃

アムロ「ちぃっ、どこだ……」

早苗「アムロ君そんなに焦って」グビグビ

アムロ「真昼間からビールを飲まないでください!」

早苗「えー、いいじゃない。暑いし」

アムロ「早苗さん!」

早苗「それにしても、あの人そんなに危険なの?」

アムロ「ええ、シャアは……そうだ!」

早苗「なに?」

アムロ「早苗さん、アイドルデビューしますよ」

早苗「え、ええ!?」

アムロ(見ていろ、シャア……)


早苗「それにしても、アムロ君って意外と……」ジュルリ

てきィィ~~ん!

アムロ「早苗さん!?」

早苗「あー、わたしよっぱらっちゃったー、どこかでやすまないとなー」グイグイ

アムロ「こうしている間にもシャアが……」

早苗「やすまないとな~」グイグイ

アムロ「早苗さん!」

早苗「言うこと聞いてくれないと協力しないぞ♪」

アムロ「ちぃっ」


シャアのプロデュース活動

01-33 ダメシャア

34-66 順調 

67-00 ロリジオン結成

ぞろ目 ハマーン襲来

下1



あれからしばらく

ちひろ「シャアさん!」

シャア「わかっている。しかしだな」

ちひろ「けどいつまでたっても……いつデビューさせるんですか!」

シャア「デビューだと?」

ちひろ「アイドル事務所なんだから当たり前です!」

シャア「このいたいけな少女たちを汚れた世界へ放り込むつもりなのか!!」

ちひろ「ですけど」

シャア「1月動いてみてわかった。この業界は腐りきっている。穢れているのだよ」

ちひろ「でも」

まゆ「だめですよぉ、大佐に無理を言っちゃあ…」

ちひろ「まゆちゃん」

まゆ「大佐は私たちのことを大事にしているんです…うふ」ギュッ


ちひろ「ですけどこっちにも」

みりあ「大佐をいじめないで!」

ちひろ「みりあちゃん……」

みりあ「大佐は凄い人だよ」ギュッ

ちひろ「でもね(二人ともシャアさんにべったり……)」

まゆ「大佐はまゆの膝が好きなんですよね…どうぞ。うふ♪」

シャア「優しさに包まれる……」

まゆ「まゆ幸せ……」

みりあ「大佐♪」ナデナデ

シャア「ああ・・・」

ちひろ「だめだわ……」


ありす「まったくあの二人は……子供です」

ちひろ「よかった……ありすちゃんはまともね」

ありす「橘です」

ちひろ「あ、ごめんなさい」

ありす「気をつけてください」

シャア「ありす」

ありす「なんですか?」

シャア「私の両腕、胸があいているぞ」

ありす「……わかりました」ポフッ

シャア「良い子だ」ナデナデ

ありす「勘違いしないでください」

シャア「わかっているさ」ナデナデ

ありす「ここが一番電波が良いだけです」

ちひろ「ダメだわ……このままでは事務所は」


シャア「金なら心配するな。彼女達が稼いでくれるさ」

ちひろ「シャアさんがスカウトしてきた」

留美「彼は疲れているのよ。休ませてあげて」

美優「その間は、私たちが……なんとかしますから」

ちひろ「あ、貴女達はそれで満足なんですか!?」

礼子「ちひろさん、処女でしょ」

ちひろ「な、なあ……」アセアセ

礼子「彼はね、純粋なの。私たちが守ってあげないとね」

ちひろ「で、でもシャアさんはもう良い大人で」


礼子「それに彼、今は休んでいるだけよ」

留美「休んでいても、彼の指示は的確で素晴らしいものよ」

美優「夜には私たちに……///」

ちひろ「あ、あの人は」

まゆ「はい大佐、口を開けてください…」

シャア「あー」

みりあ「私たちが作ったクッキーだよ!」ナデナデ

シャア「美味い…ありすも手伝ってくれたのか」

ありす「な、なにを言っているかわかりません」プイッ

シャア「照れ隠しをしていても、このクッキーからはみりあ、まゆ、アリスの温もりを感じるよ」

みりあ「えへへ」

まゆ「うふ♪」

ありす「……///」

シャア「ありがとう」


ちひろ「あ、あんなダメ男のどこが」

パチン

ちひろ「な、なんでだって」

礼子「彼の悪口は許さないわ」

ちひろ「でも」

パチーン

美優「それ以上言うと…怒ります」

礼子「彼に相手にされなくて拗ねてるのよ」

ちひろ「そ、そんなこと」

留美「可哀想な女……」

シャア「にしても、最近は売り上げの伸びが悪いな」

留美「それは」

シャア「方向性は間違いないはずだが……(やはり年が問題か?)」


留美「あのアイドル……」ギリッ

シャア「あのアイドル?」

ちひろ「ええ。最近人気が急上昇の……」

シャア「見せてみろ。それと売り上げ推移」

ちひろ「あ、「はい」」

美優「どうぞ…」

シャア「ありがとう。……このアイドルは」ムクリ

ちひろ(シャアさんの目つきが)

まゆ「あっ……」

シャア「まゆ、ありがとう。もう十分だ」

まゆ「はい」


ありす「この人です。下品な体……」

シャア「それが大人というものさ」ナデナデ

まゆ「膝枕して欲しい時はいつでも言ってくださいね……うふ」

シャア「ああ。気持ちよかったよ。さて」

ちひろ「さて?」

礼子「作戦会議ね」

シャア「みりあ、出番だ」

みりあ「私?」

シャア「ああ。君の力を、私に貸してくれ」

みりあ「うん!」

まゆ「……」

ありす「……」

大人「……」

シャア(アムロめ、私のパラダイスを……楽園を潰させはせんぞ)


しばらく経って

シャア「みりあ、よくここまで頑張ってこれたな」

みりあ「大佐と一緒だからだよ!」

シャア「嬉しいことを言ってくれる」

みりあ「それで今日が」

シャア「ああ、決戦の日だ」

みりあ「私頑張る!」

アムロ「そうはさせん」

シャア「来たか」

早苗「お姉さんもいるわよ」

シャア「来たか若づくり」

早苗「……シメる」

アムロ「シャア、貴様は間違えている」

シャア「間違っているのは貴様だ、アムロ」


アムロ「幼い子を……」

シャア「幼いからこそ私が守り、導いていかねばならないのだ!」

アムロ「屁理屈め……」

シャア「貴様こそ、私の言うことが何故わからん!!」

みりあ「そうだそうだー!」

アムロ「君はそれでいいのか?」

みりあ「大佐の言うことに間違いなんて無いもん」

アムロ「こんな子まで……シャア」

シャア「この舞台に招いたのは貴様だ。アムロ!」

アムロ「なにぃ」

シャア「私はこの子を汚物から守らねばならなかった。なのに貴様のせいで」

アムロ「貴様のやっていることはただのエゴだ!」

シャア「エゴであろうと、私には義務がある」


みりあ「大佐の邪魔はさせないよ!」

早苗「残念だけど、お姉さんもぽっと出のヒヨッコには負けられないんだよね」

みりあ「えっと……ヒヨコ?」

シャア「みりあが純粋で可愛いってことさ」

みりあ「ホント? 嬉しい!」

アムロ「シャア……」

早苗「やるしかないわね」

アムロ「頼みます」

早苗「未成年の指導ってなれてるし、お姉さんに任せなさ―い」

シャア「準備は出来てるな」

みりあ「うん!……それでね大佐」

シャア「みりあが一番だよ」チュッ

みりあ「うん!」

シャア「地球の蚤に、私のアイドル。赤城みりあの良さを教えてやろう」


ライブ終了

シャア「何故だ!」ダンッ

みりあ「……なんで。なんで!」

シャア「みりあは完璧だったはず」

アムロ「わかっただろ。貴様の負けだ、シャア」

シャア「ええい、納得いかん! 何故アムロの勝ちなのだ」

アムロ「まだ敗因が分からないのか」

シャア「敗因だと? 腐った聴衆になにが」

アムロ「貴様のその精神が」

早苗「みりあちゃんは純粋でも、貴方の心は濁っているわ」

シャア「……若づくり」

早苗「片桐早苗!」



シャア「しかしこんな女よりも」

アムロ「もういいだろシャア、帰るぞ。貴様のいるべき場所はここでは無い」

シャア「触るな!」

みりあ「負けた……負けた……大佐に良い所……見せられなかった」

シャア「みりあ」

みりあ「ご、ごめんね、ごめんなさい・・・私」

シャア(私のみりあを。蚤ども……許さん)

シャア「アムロ、やはり私は貴様が許せん」

アムロ「まだやる気か」

シャア「私は、私は」

「もういいじゃないですかぁ」ギュッ

シャア「……」


まゆ「大佐にはまゆがいますよぉ……貴方のまゆです♡」

シャア「まゆ」

まゆ「アムロさん……でしたっけ?」

アムロ「ああ。君は確か」

まゆ「佐久間まゆ。貴方を許しません」

早苗「あの事務所ってこんな女の子ばっかりなの?」

アムロ「シャア……」

まゆ「あんな子を倒したくらいで、調子に乗らないでくださいね……うふふ」

まゆ「大佐のお気に入りは、あの娘だけじゃないんだから……」

アムロ「目を覚ませ!」

ありす「NTと聞いてますけど、そんなの迷信です」

アムロ「君まで……」

ありす「みりあさん、大佐に恥をかかせないでください」

みりあ「はい……」ショボン


シャア「おいおい」

ありす「大佐には私がいます。ねっ!」

シャア「お前達……」

早苗「あの事務所けっこうやばいんじゃない?」ヒソヒソ

アムロ「シャアのせいです」

早苗「うーん……見た目はいいのに」

シャア「まゆ、ありす、みりあ……ありがとう」

早苗(感動的なシーンに見えるけど)

早苗(良い年した男に小さな子が群がるのは……犯罪ね)

早苗「ロリコン」ボソッ

シャア「私は良き仲間を持った」ギュッ


まゆ「うふ」

ありす「…ふん///」

みりあ「たいさぁ…ごめんなさい」グスッ

シャア「気にするな。みりあ。帰るぞ、皆」

アムロ「待て! 貴様の居場所はここでは無いはずだ!」

シャア「待たん! それにここが私の居場所はここだ!」

シャア「それをお前に邪魔はさせん! それにみりあの良さもわからん蚤どもにもな!」

アムロ「シャアー!!」



留美「気にいらないわね…」

礼子「我慢よ」

留美「けど」

礼子「夜には私たちの下に来るわ」

美優「暖かいベッドに美味しいお酒、準備しないと…」

礼子「とびっきりのワインをね」


ちひろ「あのライブの敗北以降……」

シャア「そうだ。それで良い」

ちひろ「シャアさんは」

シャア「良い味付けだ」

まゆ「大佐の好みはばっちりです♪」

ありす「デザートの苺です」

シャア「まゆ、ありす……」

みりあ「はい、口開けて。アーン」

シャア「美味い」

ちひろ「更にダメになった」


留美「ねえ大佐、シャア君、相談なんだけど」

シャア「今度出すソロアルバムの収録なら1週間後だ」

留美「そう。それで発売日なんだけど」

シャア「次こそアムロに勝つ」

留美「勝った時の約束、覚えてる?」

シャア「わかっているさ。結婚だろ?」

留美「……わかっているならいいの。ごめんなさい」

シャア「気にするな」

礼子「残念だけど、1位は私が貰うわ」

美優「……負けません」

ちひろ「あの、同じ事務所で争う必要なんて」

シャア「私の方針に口出しする気か?」


ちひろ「あ、あの……」

ありす「ちひろさんは黙っていてください。この事務所のプロデューサーは大佐です」

ちひろ「ありすちゃん」

ありす「橘です! 気安く名前で呼ばないでください」

ちひろ「もう……」

プルルルル

ちひろ「あ、電話……もしもし」

ちひろ「え、でも……はい」

ちひろ「シャアさん、面会したいと言う方が」

ちひろ「えっと、わかりました」

シャア「……嫌な気配がする」

まゆ「大佐はまゆが守ります……うふ」

シャア「ありがとう、まゆ」

「随分と落ちぶれたな、シャア」


シャア「この人を見下すような声は」

ハマーン「あの戦い以来だな」

シャア「ハマーン……」

ハマーン「帰るべき場所ならアクシズがある」

シャア「ええい、帰れ!」

ハマーン「駄々をこねるな。みっともない」

まゆ「おばさんが何の用ですかぁ……」

ハマーン「ガキは家に帰って絵本でも読んでいろ」

まゆ「おばさんこそ」

ハマーン「目上の者は敬うことだな」


まゆ「大佐に言い寄ろうとするストーカーさんは通報しますねえ」

ハマーン「死ね」

まゆ「銃なんて懐に入れば一撃ですよぉ」

ハマーン「包丁か……よく研いである」

シャア「待てハマーン!」

ハマーン「シャア」

シャア「私のパラダイスを奪う気か?」

ハマーン「なんだ、貴様はこんな青臭い子娘が好きなのか?」

シャア「私の大事な彼女達を侮辱すると、事と次第によってはハマーン、私はお前を許さない」

ハマーン「私に殺されかけた男が何を言うか」

シャア「あれは機体の性能の差だ」

ハマーン「まあ今日はそんな殺し合う気は無い」

シャア「じゃあ帰れ!」

ハマーン「その、なんだ……」ポリポリ


シャア「なんだ、はっきり言え!」

ハマーン「お前は、ああいうのが趣味なのか?」

シャア「……事務所に入る気か? プロデューサーにはならんぞ」

ハマーン「おいそこの緑」

ちひろ「わ、私!?」

ハマーン「あのトランクケースを見ろ」

ちひろ「き、金塊……」

ハマーン「手土産だ。それに私はお前の味方だよ」

ちひろ「ハマーンさん!」

ハマーン(シャアを渡してなるものか……)

シャア「待て、私は認めんぞ」

ハマーン「さて、これで私もこの事務所の一員だ」

シャア「だから認めんと」

ハマーン「貴様にその人事権があるのか? シャア」

シャア「無いが、貴様は好かん!」


ハマーン「まるで子供だな」

ちひろ「そうですよ。最近のシャアさんは」

ハマーン「黙れ俗物」

ちひろ「( д) ゚ ゚」

ハマーン「目障りだ。少し気えろ」

ちひろ「は、はい(もうやだこの事務所)」

ハマーン「そう冷たいことを言うなシャア。それと私はCDデビューする」

シャア「好きにしろ」

ハマーン「発売日は和久井留美らと同日」

シャア「……まさか貴様」

ハマーン「1位になれば、私のモノになってくれるんだろ?」

シャア「なるか! それにハマーン程度の女が1位など」

ハマーン「しかし貴様は忘れているようだな。私がアクシズの総大将であることを」

シャア「まさか貴様、あれをやるのか……卑怯だぞ!」


ハマーン「これは戦争だ。手段は選ばん(そうしないとシャアが……シャアが!)」

ハマーン「そう冷たくするな。安心しろ。私がきちんとお前を管理し、導いてやる」

まゆ「大佐は渡しませんよぉ……うふ」

ハマーン「デビューすらしてない女は黙っていろ」

シャア「まゆは私の大事な」

まゆ「大佐落ち着いて……いつものです」ポンポン

シャア「ああ、すまない。少し混乱していた」ゴロン

ハマーン「何をしている!」

みりあ「膝枕嬉しそー」ナデナデ

ありす「まったく」ゴロン

シャア「ふふ、ありがとう」

ハマーン「地に落ちたかシャア!!」


シャア「うるさい」

ハマーン「な……」

まゆ「うふ」ドヤァ

ハマーン「……」カチーン

まゆ「まゆはもう、内縁の妻みたいなものですから…うふふ」

ハマーン「フン。生意気なガキだ」

みりあ「おばさんはみっともないね!あは♪」

シャア「こらこら、口が悪いぞ」

「「はーい」」

シャア「すまんがハマーン。私は忙しい。相手をする暇は無い」


ハマーン「俗物が…私が修正せねばなるまい。マシュマー!」

マシュマー「はっ!」

ハマーン「これよりレコーディングに入る。マシュマーは広報、営業に回れ」

マシュマー「は! このマシュマー、必ずやハマーン様の美声、美しいお姿を世に広めるべく」

ハマーン「能書きはいい。早く行け。成果次第では褒美をやろう」

マシュマー「ハマーン様、バンザーイ!!」

シャア(アムロ、負けるなよ……私の楽園維持のために)

ちひろ(転職しようかしら……)



結局ハマーンの戦略(大人買い)の前にアムロ&早苗は敗北。

シャアは泣きながらハマーンに引っ張られ、アイドル事務所を去ることになった。

その後少女達の手助けもあり、アクシズから逃走。

そしてシャアはハマーンに敗れたアムロや早苗に逆恨みをし、ハマーンのCDを嬉々として買った蚤どもを粛正するためにアクシズ落としを画策するのであった。


終わり。

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