【ダンガンロンパ】【安価】絶対絶望のコロシアイ生活【オリキャラ】 (1000)

※注意

・ダンガンロンパシリーズのネタバレがあります

・舞台は絶対絶望少女と同じ塔和シティです

・オリキャラ中心になりますのでご注意ください
・過去作
【ダンガンロンパ】こまる「それは違うよ!」【安価】
【ダンガンロンパ】こまる「それは違うよ!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384078808/)

【スーダン2】???「コロシアイ修学旅行……!?」【安価】【オリキャラ】
【スーダン2】???「コロシアイ修学旅行……!?」【安価】【オリキャラ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400847912/)


注意は以上です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423310760







――自慢じゃないが、あたしの人生は平凡である。






ごく普通の家庭に産まれ、ごく普通に育ち、ごく普通の家族とごく普通の友達とごく普通の生活を送る日々。

人によっては羨ましい限りなのはわかってるし、自分が恵まれているのは理解しているつもり。

だけど……


だけど…………


あたしは、物足りない!

このままごく普通に年を取ってごく普通に恋をしてごく普通に家庭を持ってごく普通に死ぬ……

こんなごく普通の人生はゴメンだ!

そんなあたしの願いが届いたのか……あたしは人生の転機を迎える事になる。

それはとある掲示板でチラッと見かけた情報。

私立希望ヶ峰学園。

政府公認の超特権的な学園で、超一流の高校生達を集めて将来を担う希望に育てるために設立された。

【卒業できれば成功者となれる】なんて噂もある。

もちろんスカウトされるためには才能がないとダメなわけで、平凡なあたしには関係ない場所だったんだけど……

そんな希望ヶ峰学園が年に一度一般人からスカウトする【超高校級の幸運】。

それがなんと、あたしだったのだ!

この際プライベートがバレてるとかどうでもいい!

あたしはとうとうごく普通じゃない世界に足を踏み入れる事になったんだ!

しかもあの希望ヶ峰学園へのスカウトという最高の形で!

「あはは!これで平凡人生ともおさらばだー!」

その日あたしは間違いなく人生の絶頂だった。





そう。





この日が、あたしの人生の絶頂だったんだ……

それから何日経っても希望ヶ峰学園からは何の音沙汰もなかった。

おかしい。

馬鹿にされないために自己紹介の練習だって何回もしたのに。

……一応もう一度練習しとこう。

あたしの名前は新芽 立花(にいめ りっか)。
希望ヶ峰学園78期生、【超高校級の幸運】としてスカウトされました!
よ、よろしく!

…………なんでだろう、虚しい。

新芽「なんで希望ヶ峰学園から入学通知が来ないのよー……」

……もう一度掲示板見てみよう。

新芽「……はあ!?」

あたしの希望ヶ峰学園への入学通知が燃えて、抽選のやり直しになったぁ!?

新芽「…………」

なによそれ。
やっと、やっとごく普通の人生から解放されたと思ったのに……

新芽「……ふ、ふふふ」

いい度胸じゃない。
ごく普通の女子高生なめたらどんな目に遭うか……希望ヶ峰学園に思い知らせてやる!!

新芽「そうと決まれば希望ヶ峰学園に抽選のやり直しのやり直しを……」

ガチャ

新芽「…………へっ?」

その日、物騒な事を考えていたあたしの思考は急に途切れる事になる。

そう、いきなり押し入ってきた不審者に嗅がされた何かによって……







PROLOGUE【ようこそ、絶望シティ】






【???】

新芽「んっ……」

あれ、あたし……

新芽「えーっと…………」

確か、希望ヶ峰学園にスカウトされて……
だけどそのスカウトはなしになって……
その事に色々言ってやろうとして……

そうしたら……

新芽「そうだ!なんか変な奴に捕まって……!」

つまり……誘拐?
この平々凡々、石を投げれば当たるこのあたしを誘拐?

新芽「あはは、ないない」

パパとママだって大した身の代金払えないだろうし。

新芽「つまりこれはサプライズ?」

だけどこんなホテルに連れてくるような知り合いいたっけかな……?

新芽「うーん……」

ダメだ、思いつかない……
というか、頭がボンヤリして……

新芽「……」

本当に、あたしはなんでここにいるの……?

コンコン

新芽「!?」

な、なに?

コンコン

新芽「だ、誰?」

答えは、返ってこない。

新芽「……」

ガチャ

新芽「……!」

思わず身構えたあたしの目の前に現れたのは……

新芽「……クマ?」

白と黒で彩色された、クマ……というか、ロボットだった。

新芽「……」

コック帽なんて被って……微妙に可愛い。

新芽「……で、あなたは何の用で現れたわけ?」

モノクマ「……」

新芽「えっ?」

手招きしてる……ついてこいって事?

新芽「……わかったわよ」

どうせ、ここにいたって何も変わらないし……

【ホテルロビー】

階段を降りると、ロビーには16個の椅子が円形に並んでいた。

新芽「えーっと、ここに座れって事?」

モノクマ「……」

新芽「はいはい、わかったからジーッと見つめてこないでよ」

あたしの名札が書かれた椅子に座る。

新芽「……で、あたしはどうしたらいいわけ?」

……っていない。

新芽「……」

カツカツ……

新芽「あっ」

誰か、来た。


1…帽子を被った男の子
2…仮面を着けた男

↓2

2選択

新芽「うわっ……」

なんなの、あれ?
鼻から下が仮面というか、マスクに覆われてる。

「……」

新芽「あ、あのー……」

「……」

新芽「あ、あたしは新芽立花。あなたは……」

「……佐木原彰」

・佐木原 彰(さきはら しょう)
【超高校級の???】

新芽「そ、そう……佐木原って言うんだ」

佐木原「……」

新芽「あっ、ちょっと……」

何よ、さっさと座っちゃって……無愛想な奴。


カツカツ

あっ、また来た。

1…帽子を被った男の子
2…派手な衣装を着た女の子
3…ボロボロの服を着た大柄な男

↓2

1選択

「おっ、ここに集まるのか」

えーっと、帽子にコート?
佐木原に比べれば全然いい格好ね。

「あっ、先客さんか。はじめまして」

新芽「は、はじめまして」

「俺は安原浩輔。まっ、しがない探偵さ」

・安原 浩輔(やすはら こうすけ)
【超高校級の探偵】

新芽「探偵?」

安原「そう。専門は猫探しから殺人事件まで何でもござれってな」

新芽「ず、随分差があるのね……」

安原「まあ、探偵だから。事件あるところ俺ありってな」

な、なんかテンション高い。

安原「ちなみにこれ、シャーロック・ホームズと同じ鹿撃ち帽と外套。イカすだろ?」

……まあ、いい人ではあるのかもね。

1…派手な衣装の女の子
2…ボロボロの服を着た大柄な男
3…学ランを着た女の子

↓2

2選択

「頼もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

新芽「きゃあ!?」

安原「うわー、すごい声……」

な、なんなの、あのどこかの漫画にいそうな……老け……

「ぐわあっはっはっはっは!!第一印象はバッチリのようであるな!!」

う、うるさい……

「我が輩は泉小十郎!!ペンネームはこいずみであるからこちらの方が知られておるかもな!!」

・泉 小十郎(いずみ こじゅうろう)
【超高校級の少女漫画家】

新芽「こ、こいずみ!?まさか、あの女子高生の聖書【あの子の中の爆弾】のこいずみ先生!?」

泉「ほう、どうやらここにも我が輩の書の読者がいたようであるな!」

新芽「ま、まさかこんなおじさんだったなんて……」

泉「否、断じて否!!我が輩はこれでも高校生である!!」

新芽「嘘!?」

安原「またまたご冗談を」

泉「嘘ではなぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」

佐木原「……」

1…派手な衣装を着た女の子
2…暗いオーラを漂わせる女の子
3…学ランを着た女の子

↓2

1選択

「はいはーい!今宵のライブ会場はここかなー?」

うわっ、可愛い……!
でもあの子、どこかで見たような……

「みなさーん、こんにちはー!アタシはミーナ・ルナストーンでーす!」

・ミーナ・ルナストーン
【超高校級のネットアイドル】

新芽「えっ、本物のミーナ・ルナストーン!?」

安原「新芽はあの子知ってるの?」

新芽「伝説のネットアイドルよ!決してリアルには現れないネット専門アイドル……何がすごいって、アンチが1人もいないのよ!」

泉「ほほう、それはまさに伝説であるなあ!!」

ミーナ「アタシの事知ってる人がいたんだ!いや、照れちゃうなー」

新芽「でもなんでネット専門のミーナがここに……」

ミーナ「うーん、希望ヶ峰学園が関係してるのは間違いなさそうだよ?」

安原「へぇ、アイドルさんも気付いてたんだ」

新芽「どういう事?」

安原「まっ、後少し待てばわかるよ」

1…スーツを着た男の子
2…暗いオーラを漂わせる女の子
3…学ランを着た女の子
4…眼鏡をかけた男の子

↓2

3選択

「んっ、ここか」

新芽「……学ラン?」

「むっ、文句でもあるのか」

新芽「いや、そんなんじゃ……」

「それならいい……だけど私は超高校級の番長小夜鈴音!喧嘩ならいつでも買うぞ!」

・小夜鈴音(さよ すずね)
【超高校級の番長】

新芽「番長?」

小夜「そうだ!」

新芽「……アレを見てもまだ言える?」

小夜「んっ?」

泉「なんじゃあ!!」

小夜「……ス、スズは番長だ!こ、こわ、怖くなんてない……!」

安原「ビビってるようにしか見えないけど」

小夜「う、うるさい!スズ……わ、私は恐れなど知らないんだ!」

新芽「……無理しちゃって」

安原「ちなみにあの子、都市一帯の学校を牛耳るマジもんの番長だから」

新芽「……えっ」



1…スーツを着た男の子
2…暗いオーラを漂わせる女の子
3…テニスウェアを着た男の子
4…眼鏡をかけた男の子

↓2

4選択

「ここがロビーか」

新芽「あれは……」

「どうも。心沢学だ」

・心沢学(こころざわ まなぶ)
【超高校級の家庭教師】

安原「心沢学。受け持った生徒を全員有名校に合格させた予約が3年先まで埋まってる家庭教師だな」

新芽「へぇ、家庭教師……」

心沢「……圏外か。全く授業の予定がたくさん詰まってるんだけどな」

生真面目そうだけど……個性的な面子のなかでは普通な方かも。
いや、あたしが一番普通なのはわかってるけど……

1…スーツを着た男の子
2…暗いオーラを漂わせる女の子
3…テニスウェアを着た男の子
4…知り合いらしい男女

↓2

1選択

「これは……」

新芽「また誰か来たみたいね」

「んっ?んん?」

新芽「な、なに?」

↓2のコンマが高いほど……

【コンマ61】

「見た目は普通……だけど磨けば……」

新芽「ちょ、ちょっとなんなのよ」

「あ、ああ、ごめんごめん」

「僕は赤内晶。スカウトの仕事をしてるんだ」

・赤内晶(あかうち あきら)
【超高校級のスカウト】

ミーナ「スカウトさん?」

赤内「んなっ!?ほ、宝石がこんな所に……家の事務所でアイドルしないか!?」

ミーナ「アタシ、事務所は所属しない事にしてるからごめんなさーい」

赤内「ぐうっ……!」

スカウト、ねぇ……

新芽「……磨けば、いけるんだ」

…………えへへへへ。

1…おどろおどろしい装束を着た女の子
2…暗いオーラを漂わせる女の子
3…テニスウェアを着た男の子
4…知り合いらしい男女

↓2

1選択

「ふああ……やっとー、人がー、いたよー」

新芽「ひっ!?」

な、なにあの目玉とか手とかたくさん描かれた服は!?

「こーんにーちーはー。まーちゃんはねー、神無月摩耶ってー、いーうんーだーよー?」

神無月 摩耶(かんなづき まや)
【超高校級の宗教家】

安原「あの子は神無月摩耶。【極煉教】とかいう宗教団体の教祖だよ」

新芽「あの、最近テレビで話題になってる?」

安原「そうそう。さしずめ……【超高校級の教祖】ってところかな?」

神無月「ちーがーうーよー?」

安原「おっと!?」

神無月「まーちゃんはねー、宗教家なのー。教祖だとー、なんかー、いい印象ないんだよー?」

新芽「……」

こんな子供っぽいのに宗教の教祖、なんだ……

神無月「にぱー」

1…ジャージを着た女の子
2…暗いオーラを漂わせる女の子
3…テニスウェアを着た男の子
4…知り合いらしい男女

↓2

2選択

「……」ブツブツブツブツ

新芽「……」

安原「……」

「きひひひひひ……」

新芽「ちょっと、話しかけてきてよ」

安原「い、いやー……」

佐木原「……名前を言え」

新芽「!?」

「きひひひひひ……薄井千影」

薄井 千影(うすい ちかげ)
【超高校級のオカルト研究家】

安原「あ、あのオカルト研究家の薄井千影かー……」

新芽「オカルト研究家って……」

安原「まあ、読んで字の如く……かな?」

薄井「興味ある?」

新芽「えっ」

薄井「きひひひひひ、いいよ……ワタシガシッテル話なら……きひひひひひひひひ」

新芽「……」

さ、さっきの宗教家といい、なんでこんな怖いのよー!?

1…ジャージを着た女の子
2…グローブを腰から下げた男の子
3…テニスウェアを着た男の子
4…知り合いらしい男女

↓2

4選択

「それで?ここはどこなんだ?」

「レーダーが機能していないためもう少し時間がかかります」

新芽「知り合いみたいね」

安原「あーんなおちびちゃんとスレンダー美人が知り合いか……姉弟?」

「誰がおちびちゃんだ!!」

「博士。血圧が上がっています」

「言っておくが!ボクは天才なんだ!飛び級しているぐらいにな!」

「博士のどや顔は生意気であると判断します」

「な、なんだとぉ!?」

「挨拶が遅れました。私は真白アリス……こちらの真白錐斗博士の最高傑作です」

真白「自分で最高傑作言うな!」

真白 錐斗(ましろ きりと)
【超高校級のロボット工学者】

真白 アリス(ましろ ――)
【超高校級のアンドロイド】

新芽「えっ、あなたロボットなの!?」

アリス「はい」

安原「すごいな。まるで人間みたいだ」

真白「当たり前だ!ボクが造ったんだからな!」

アリス「ロボット開発においてだけは天才です」

真白「ちょっと待て!だけってなんだ、だけって!?」

アリス「事実です」

真白「アリスー!」

新芽「……賑やかな2人ね」

1…ジャージを着た女の子
2…グローブを腰から下げた男の子
3…テニスウェアを着た男の子
4…和服を着た女の子

↓2

3選択

「えっと、集合場所はここかな?」

新芽「……あたし、あの子が何してるかわかったわ」

安原「いやー、そりゃわかるでしょ」

「ぼくは錦修二!テニスプレイヤーやってます!」

錦 修二(にしき しゅうじ)
【超高校級のテニスプレイヤー】

新芽「やっぱりね」

安原「いや、誰だってわかるって」

錦「今日は何の集まりか知らないけど!テニスなら負けません!」

新芽「元気な子ねー」

錦「元気がないとテニスが出来ませんから!」

安原「これはちょっと変わってるかも」

錦「個性的なプレーってよく言われます!」

新芽「いや、相当変わってるわよ……」

1…ジャージを着た女の子
2…グローブを腰から下げた男の子
3…和服を着た女の子

↓2

3選択

「はあ、はあ……や、やっと着きました」

新芽「和服?」

安原「というより、あれは……」

「あっ、その、こんにちは。私は鈴木と言います!女給をやっています!」

新芽「鈴木ちゃんね。名前はなんて言うの?」

鈴木「…………」

安原「鈴木?」

鈴木「……です」

新芽「えっ?」

鈴木「鈴木……霊別華です」

鈴木 霊別華(すずき れべっか)
【超高校級の女給】

新芽「あっ……」

安原「地雷、だったかな」

鈴木「き、気にしないでください。せっかくの名前ですから、だから私は気にして…………」

新芽「な、泣かないで!」

安原「……名前の話はタブーだね、こりゃ」

1…ジャージを着た女の子
2…グローブを腰から下げた男の子

↓2

1選択

「んー、ちょっと遅れちゃったかな?」

新芽「あれ、あの子って確か……」

「まっ、いいか。早坂忍だよ、よろしく」

早坂 忍(はやさか しのぶ)
【超高校級のランナー】

安原「早坂忍。次々にタイムを塗り替えるランナー界のホープだな」

新芽「確かにそんな感じがするわね」

早坂「あー、風になりたいなぁ」

新芽「風?」

早坂「ああ、走りたいって事」

安原「確かに早坂なら風になるって表現が似合うかもしれないな」

早坂「へぇ、話わかるじゃん」

「真打ちは遅れて登場だ!」

新芽「ガウンにグローブ……」

安原「間違いなくアレは……」

「俺は吹石丈!世界最高のチャンピオンだ!」

吹石 丈(ふきいし じょう)
【超高校級のボクサー】

安原「既に三階級を制覇してる本物のチャンピオンだ。ちょっと悪い噂もあるらしいけど」

新芽「悪い噂?」

安原「女好き」

新芽「ああ……」

なんか納得……

吹石「なんだよ、惚れたか?」

新芽「……」

完全に納得したわ……

全員紹介が終了した所で本日はここまで。

また始まった新しい話にお付き合いくだされば嬉しい限りです。

今回の主人公は上に書いた方がいますが、苗木誠の前に幸運として選ばれた女子高生という設定です。

それではおやすみなさい……

こんにちは

夜に本編を始めますがその前に恒例の料理と掃除の腕を決めておきます。

まずは女子の料理から


新芽↓1
ミーナ↓2
小夜↓3
神無月↓4
薄井↓5
アリス↓6
鈴木↓7
早坂↓8

コンマの数字が料理の腕です。

新芽…54
ミーナ…76
小夜…25
神無月…6
薄井…97
アリス…44
鈴木…30
早坂…33

料理のワーストが更新されたようです。

続いて男子

佐木原↓1
安原↓2
泉↓3
心沢↓4
赤内↓5
真白↓6
錦↓7
吹石↓8

佐木原…42
安原…4
泉…53
心沢…43
赤内…44
真白…4
錦…58
吹石…56

70以上が女子2人だけという……

続いて掃除です。

新芽↓1
ミーナ↓2
小夜↓3
神無月↓4
薄井↓5
アリス↓6
鈴木↓7
早坂↓8

コンマの数字が掃除の腕です。

新芽…84
ミーナ…74
小夜…97
神無月…76
薄井…2
アリス…78
鈴木…29
早坂…77

極端な人が多い中バランスがいい主人公とアイドル

続いて男子

佐木原↓1
安原↓2
泉↓3
心沢↓4
赤内↓5
真白↓6
錦↓7
吹石↓8

佐木原…93
安原…85
泉…9
心沢…78
赤内…73
真白…77
錦…8
吹石…34

以上を踏まえた名簿を作成しますので少々お待ちください。

・参加者名簿

女子

・新芽 立花(にいめ りっか)
才能…【元超高校級の幸運】
身長…158cm
スリーサイズ…B83 W56 H82
料理の腕…54
掃除の腕…84

・ミーナ・ルナストーン
才能…【超高校級のネットアイドル】
身長…167cm
スリーサイズ…B91 W57 H83
料理の腕…76
掃除の腕…74

・小夜 鈴音(さよ すずね)
才能…【超高校級の番長】
身長…160cm
スリーサイズ…B78 W56 H78
料理の腕…25
掃除の腕…97

・神無月 摩耶(かんなづき まや)
才能…【超高校級の宗教家】
身長…140cm
スリーサイズ…B75 W55 H77
料理の腕…6
掃除の腕…76

・薄井 千影(うすい ちかげ)
才能…【超高校級のオカルト研究家】
身長…185cm
スリーサイズ…B90 W58 H89
料理の腕…97
掃除の腕…2

・真白アリス(ましろ ―――)
才能…【超高校級のアンドロイド】
身長180cm
スリーサイズB86 W57 H88
料理の腕…44
掃除の腕…78


・鈴木 霊別華(すずき れべっか)
才能…【超高校級の給仕】
身長…157cm
スリーサイズ…B88 W58 H84
料理の腕…30
掃除の腕…29

・早坂 忍(はやさか しのぶ)
才能…【超高校級のランナー】
身長…172cm
スリーサイズ…B82 W56 H85
料理の腕…33
掃除の腕…77

男子

・佐木原 彰(さきはら しょう)
才能…【超高校級の???】
身長…180cm
料理の腕…42
掃除の腕…93


・安原 浩輔(やすはら こうすけ)
才能…【超高校級の探偵】
身長…180cm
料理の腕…4
掃除の腕…85

・泉 小十郎(いずみ こじゅうろう)
才能…【超高校級の少女漫画家】
身長…205cm
料理の腕…53
掃除の腕…9

・心沢 学(こころざわ まなぶ)
才能…【超高校級の家庭教師】
身長…178cm
料理の腕…43
掃除の腕…78

・赤内 晶(あかうち あきら)
才能…【超高校級のスカウト】
身長…179cm
料理の腕…44
掃除の腕…73

・真白 錐斗(ましろ きりと)
才能…【超高校級のロボット工学者】
身長…137cm
料理の腕…4
掃除の腕…77

・錦 修二(にしき しゅうじ)
才能…【超高校級のテニスプレイヤー】
身長…157cm
料理の腕…58
掃除の腕…8

・吹石 丈(ふきいし じょう)
才能…【超高校級のボクサー】
身長…187cm
料理の腕…56
掃除の腕…34

以上がこの話のメンバーです。

安原「さて、これで16の椅子が埋まったわけだけど……」

新芽「ねぇ、そろそろ教えてよ。さっき言ってたのってどういう意味なの?」

希望ヶ峰学園が関係してるとかなんとか……

安原「んー、まあこの面子だからわかったんだけど」

早坂「ねぇ、さっきから何の話してんの?」

吹石「そもそもよぉ、何の集まりなんだよこれは」

ミーナ「さあねー。希望ヶ峰学園が関わってるのは間違いなさそうだけど」

泉「希望ヶ峰学園?なぜその名前が出てくるか説明してもらおうかぁ!!」

安原「まあまあ、落ち着いて。今からそれを話すからさ」

新芽「……」

希望ヶ峰学園が関わってる……
なんではっきりそう言えるのよ……?

安原「まずここにいる16人。どうやら全員高校生みたいだ」

アリス「いえ、博士はまだ10歳です」

真白「ボクは飛び級で高校生だ!」

アリス「興奮は身体に毒ですよ博士」

真白「心配してくれるのかアリス……なんて言うと思ったか!?」

赤内「ふぅ……待っていたら話が進まないな。勝手に進めてくれ安原君」

安原「で、さらにもう1つ……みんなは何かしら成功している人間だ」

神無月「どういうー、ことかなー?」

安原「描いた漫画は必ず大ヒットさせてきた少女漫画家」

泉「むっ」

安原「伝説級のネットアイドル」

ミーナ「照れちゃうなー」

安原「とある地域一帯の頂点に君臨する番長」

小夜「私の事だな!」

安原「受け持った生徒を全て合格させてきた家庭教師」

心沢「おれは大したことはしてないさ」

安原「成功する原石を確実にスカウトしてきたスカウト」

赤内「僕はただピンときた人間をスカウトしてるだけなんだけどね……」

安原「信者数が膨大な宗教団体の教祖」

神無月「まーちゃんはー、ただお願いしてるんだよー?」

安原「数々の都市伝説や怪談を検証して真偽を明らかにし続けたオカルト研究家」

薄井「きひひひひひ……」

安原「10歳にして人間のようなアンドロイドを造り上げたロボット工学者と最高傑作のアンドロイド」

真白「だいたいお前はいつもいつも……」

アリス「スルーモードを起動します」

真白「そんな機能はつけてない!」

安原「全勝無敗のテニスプレイヤー」

錦「テニスは全力で当たるものですから!」

安原「働くお店全てを繁盛させてきた女給」

鈴木「そ、そんな私なんて……」

安原「毎回記録を塗り替えるランナー」

早坂「わたしだね」

安原「三階級制覇のボクサー」

吹石「俺の事だな!」

安原「そして名探偵のこの俺。まさに超高校級の集まりってわけだな」

新芽「自分で言うのね……」

心沢「ちょっと待ってくれ」

安原「なにかな?」

心沢「おれ達が希望ヶ峰学園にスカウトされる超高校級の面々だと言いたいみたいだけど……2人ほどわからない人物がいる」

鈴木「新芽さんと、先ほどから黙ったままの男性、ですよね」

新芽「あ、あたし?」

佐木原「……」

なんであいつはあんなに余裕たっぷりなのよ……!
薄井ちゃんに名前聞いた後はだんまりで何一つ喋らないし!

安原「新芽、佐木原。2人はどんな才能があるんだ?」

新芽「あ、あたしは……一応超高校級の幸運で、選ばれた……」

はず、だったのよね……

赤内「なるほど。新芽さんは【超高校級の幸運】という事だね」

神無月「じゃあー、そこのー、お兄ちゃんはー?」

佐木原「……話す必要があるのか?」

吹石「んだと、この野郎!」

早坂「そういう態度、ちょっと感心しないよ?」

佐木原「……」

なんで?

なんでこんな疑われている状況でも、何も話そうとしないの?

新芽「佐木原、ちょっと……」







ピンポンパンポーン






新芽「えっ?」

なに、今の……

安原「みんな、テレビだ!」

安原の言葉にあたし達はロビーのテレビを見る。

「」

そこに映っていたのは……

新芽「あのクマは……」

さっきあたしを案内したクマと同じ……

「皆さん、宴もたけなわですが……そろそろこの生活におけるルールを発表したいと思います!」

安原「お前は誰だ!?」

「ボク?ボクはモノクマ!」

モノクマ「この共同生活の、責任者なのだー!」

モノクマ……?

真白「……なんだアイツ」

アリス「クマ型ロボットと判断します」

真白「そんなの見ればわかる!」

心沢「そんな事より、共同生活とはなんなんだ?」

モノクマ「えー、オマエラ16名は輝かしい未来を作る選ばれた者です!」

モノクマ「そんなオマエラの希望を保護するため、この街にオマエラを隔離しました!」

泉「隔離だとぉ!?どういう意味であるかぁ!?」

モノクマ「というわけで、オマエラにはこの街で生きていってもらいます!一生ね!」

錦「一生……!?」

神無月「約80年ー?」

薄井「きひひ、もしかしたら死んだ後も地縛霊に……」

新芽「……」

いったい、何がどうなってるの!?

モノクマ「……とはいっても、オマエラの事だから嫌だ、帰せとか言うに決まってるよね」

吹石「当たり前だ!」

早坂「帰れるならその方がいいね」

小夜「ここで一生だなんて……冗談じゃない!」

モノクマ「だからボクはこの共同生活に1つのルールを設定しました!」

佐木原「……ルールとはなんだ?」

モノクマ「まあまあ。そう、慌てない慌てない!それでは発表します!」


モノクマ「――オマエラの中の誰かを殺すんだよ」


新芽「っ!?」

殺す……殺すですって!?

鈴木「えっ……」

赤内「こ、殺す?」

安原「今のはどういう意味だ!?」

モノクマ「どういう意味って……殺すは殺すだよ」

モノクマ「ナイフでザクッと、鈍器でポカッと、ロープでギューッと、拳銃でバーンッと、毒でグエーッと……」

モノクマ「何でもいいから殺す!それがこの共同生活から脱出出来る条件なんだよ!」

ミーナ「……狂ってるね」

佐木原「正気の沙汰ではないな」

モノクマ「何とでも言いなよ。どちらにしてもオマエラは従うしかないんだしさ!」

吹石「ふざけんな!誰がそんなもんに従うかよ!」

モノクマ「さてさて、共同生活の挨拶はこれぐらいにしようかな?」

吹石「無視しやがったあの野郎!」

モノクマ「オマエラにはこのモノクマホテルで寝泊まりしてもらいます。ちなみに部屋はオマエラが起きた時いた部屋だからね!」

モノクマ「部屋にはささやかな贈り物を用意してありますので、是非ともご活用ください」

モノクマ「それでは!最高のコロシアイ共同生活を楽しませてくださーい!」

あたし達が何か言うよりも早く、テレビからモノクマの顔は消えた。







これが、ごく普通なあたしの人生で初めて味わった非日常的な世界。
絶望が立て続けに襲いかかる……コロシアイ共同生活のスタートだった。












PROLOGUE【ようこそ、絶望シティ】END

生き残りメンバー16人

To Be Continued...












CHAPTER1【クルシミとイカリとカナシミと】(非)日常編






新芽「……」

モノクマの放送が終わった後も、あたし達は固まったまま動けなかった。

一生ここで生活しろとか、帰りたかったら誰かを殺せとか……

はっきり言ってごく普通の世界に生きてきたあたしには現実味がなかった。

安原「……さて、これからどうしようか」

鈴木「ど、どうするって……」

安原「当然だけど俺達はあのモノクマとかいう奴の言いなりになるわけにはいかない」

心沢「当たり前だな。誰かを殺せなんて馬鹿馬鹿しい」

神無月「そうだねー、殺人は神様がー、プンプンしちゃうよー?」

赤内「だけどどうするんだい?いきなりこんな状況に置かれて、頭も混乱している人が多いと思うけど」

安原「そうだな……まずはこのホテルを調べてみよう」

吹石「ああ?そこに扉があんだからそっから出りゃいいだろうが」

安原「いや、それはまだダメだ。罠がある可能性もあるし……まずはホテルを全部調べよう」

ミーナ「手がかりでもあればいいね……」

新芽「……」

置いていかれた……もうみんないないし。

新芽「はぁ……」

なんでこんな事になったわけ?
そりゃあ、ごく普通は嫌だったけど……いきなり様変わりしすぎだって。

新芽「……」

バチが、当たったのかな……
ごく普通の幸せで満足しないあたしに……

カツカツ

新芽「あっ……」

【ロビーに誰か戻ってきました】

>>119-120から1人選択してください。

↓2

安原選択

安原「あれ?まだいたのか?」

新芽「安原……」

安原「まあ、こんな事に巻き込まれたんだ。呆然としちゃうのも無理はないけどさ……」

新芽「……安原は慣れてるの?」

安原「んー、まあそれなりに。これでも探偵だからさ」

新芽「そっか……」

安原「……仕方ないな。新芽、一緒に調査しよう」

新芽「えっ?」

安原「ここに1人いたって気が滅入るだけだし。誰かと一緒の方が安心するだろうしさ」

新芽「……」

安原、気を遣ってくれてるんだ。

新芽「……わかった」

安原「よし、それじゃあまずは1階からだな!」

少しは、気が楽になったかも……ありがとう、安原。

その後、あたし達はホテルを調べ始めた。

安原「うーん、どうやら1階が男子、2階が女子の部屋みたいだな」

新芽「部屋にあったこれ、なんなんだろう?」

安原「多分電子生徒手帳ってやつだろうな。嫌な予感がするからなくすなよ?」

新芽「あたしはそこまでドジじゃないわよ……あれ?」


佐木原「……」


新芽「佐木原……?」

安原「おっ、本当だ」


佐木原「……」


安原「あら、行っちゃったよ」

新芽「……」

なんであんな柱の陰にいたの、アイツ……

安原「新芽、一旦ロビーに戻ろう」

新芽「あっ、待ってよ安原!」




佐木原「…………」

寝落ちしました……
本日は19:00頃より始めたいと思います。

なお今回もしっかり爆弾役は存在します。

それではまた後ほど。

【モノクマホテル・ロビー】

安原「みんな、どうだった?」

ミーナ「とりあえずわかった事がいくつかあるよ」

早坂「部屋は男女別に階で分けられてるみたい」

赤内「1階の奥に食堂と大浴場があったよ。こんな時じゃなければ嬉しいんだけど」

心沢「そして、電話があった」

吹石「電話だと!?」

鈴木「で、でも電話があったのに、嬉しそうじゃないのは……」

錦「繋がらなかったんですよ!」

泉「電話線が切れておるらしいわ!!」

真白「後さっきからアリスに衛星電話を使わせてるけど、全く繋がらないらしい」

アリス「電波障害、もしくはジャミングがされていると判断します」

安原「なるほど……ちなみに部屋に電子生徒手帳はあったか?」

神無月「こーれー?」

薄井「いつのまにか、机の上に……きひひひ」

佐木原「その電子生徒手帳についてだが、俺の前に例のクマが現れた」

新芽「モノクマが!?」

佐木原「奴曰わく、電子生徒手帳はルールも乗った重要な物だからなくさないようにとの事だ」

安原「ルールか……とりあえず確かめてみようか」

【生徒達はこの街で共同生活を送る事。共同生活の期限はなし】

【夜10時から朝7時までは夜時間になり、その間使えなくなる施設などがあります】

【生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます】

【学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます】

【学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、ルール違反とみなして残りの生徒全員が処刑されます】

【生き残ったクロは特別措置として罪が免除され、街からの脱出が許されます】

【3人以上の人間が死体を最初に発見した際、それを知らせる〔死体発見アナウンス〕が流れます】

【監視用モノクマやモニターなどを許可なく破壊する事を禁じます】

【この街について調べるのは自由です。特に行動は制限しません】

【ルールは順次増えていく場合があります】

新芽「……」

これがルール……

安原「色々と不穏な文が並んでいるけど……学級裁判、そしておしおき?」

ピンポンパンポーン

鈴木「ひっ!ま、またですか!?」

モノクマ「いやいや、オマエラ。ようやくルールを理解したみたいだね!」

ミーナ「ねぇ、学級裁判ってなにかな?」

モノクマ「それでは学級裁判について説明しましょう!」

モノクマ「学級裁判とはオマエラの中で起きたコロシアイの真相について議論してもらう場です!」

モノクマ「議論の結果、投票してクロを見事当てればクロがおしおき!間違えた場合はクロ以外の全員がおしおき!」

モノクマ「これが学級裁判なのです!」

安原「ルールに書いてある通りってわけか……」

モノクマ「ちなみに……おしおきって言うのはね……」

小夜「言うのは……?」

モノクマ「処刑です!」

赤内「しょ、処刑だって!?」

モノクマ「電気いすでビリビリ!絞首台でブラーン!まあ、人殺しに人権なんてないんで容赦なくいかせてもらいます!」

早坂「こんな事を強要しといてよく言うよ……」

モノクマ「言っとくけどさ、ボクが何してもオマエラがコロシアイしなきゃいいだけだからね?責任転嫁はしないよーに!」

泉「むうっ……」

モノクマ「あっ、そうそう。オマエラ、ホテルから出られないなんてビビってるなら安心していいよ!」

モノクマ「ちゃーんとホテルの外にもスリリングな舞台は用意してあるから!」

モノクマ「というわけでひきこもってないで外に出ろー!ガオー!」

ブツン!

安原「……未だにモニター越しの奴が言えるのか?」

ピンポンパンポーン!

モノクマ「コラー!!今ボクの悪口言っただろー!」

安原「っ!」

モノクマ「ボクはしっかり見てるんだからね!陰口なんて興奮出来ない事はやめるように!」

ブツン!

新芽「……とりあえず、外に出る?」

神無月「罠がないならー、いいんじゃー、ないかなー?」

安原「そう、だな……」

【一番地・ホテル前】

新芽「……」

ホテルから出たあたし達は目の前にあった物に固まってしまっていた。
だってあたし達の眼には確かに……

錦「あれ!橋ですよね!?」

心沢「橋以外の物には見えないな」

吹石「は、はは!なんだよ、あんなふざけた野郎の言うことなんざ聞かなくてもよ!橋渡ればいいだけじゃねえか!」

安原「ちょ、ちょっと待て!いくらなんでも……!」

安原の制止を無視して、何人かが橋に向かって走り出す。

佐木原「……単純な」

薄井「きひひひ……お約束なのにマズい……」

泉「むうっ!とにかく我が輩達も追った方が良さそうであるぞ!!」

新芽「そ、そうね!」

なんだろう、急がないと……取り返しがつかなくなる気がする!

【橋】

安原「みんな待つんだ!」

あたし達が橋に着いた時には、既に何人かが橋に足を踏み入れていた。

新芽「……」

マズい、このままだと絶対にマズい!

でも、あたしには何も……

【確定シロ選択です】

【橋を渡りだしているメンバーを止めたのは?】
>>119-120からお選びください】

↓2

神無月選択

神無月「はいー、そこまでだよー?」

気がついた時、彼女はもうそこにいた。

神無月「あのねー、まーちゃんからのお願いー、ちょっとー、落ち着こうー?」

ただ、淡々と。
彼女は現実を突きつける。

神無月「こんな事ねー、するようなクマちゃんがー、帰してくれるー、わけないよー?」

無視できない。
淡々として、どことなく凄みがあるその言葉を。

神無月「わかったらねー……ちょっと頭冷やした方がいいよ?」

【超高校級の宗教家】……あたしはその片鱗をはっきり見た気がした。

神無月「わかってくれたならー、いいんだよー?」

結局あの子は、言葉だけで橋を渡っていたみんなを連れて帰ってきた。

新芽「……」

神無月「なにかなー?」

新芽「いや、その……すごい、わね。言葉だけで思いとどまらせるなんて」

神無月「にぱー」

笑みを浮かべる神無月ちゃんは……本当に笑ってるのか、よくわからなかった。







【おめでとうございます!神無月摩耶が今CHAPTERにおいて確定シロになりました!】






ミーナ「どうなの?」

真白「アリスのセンサーが正常ならあの橋には警報装置が大量に張り巡らせてある」

アリス「センサーにより爆発物その他も確認。橋をあのまま渡るようなら生きてはいなかったと断言します」

吹石「早く言えよ!!」

心沢「聞く耳持たなかった奴がそれを言うのか?」

吹石「ちっ……」

神無月「まーちゃんのー、言うことー、聞いて良かったねー?」

新芽「確かに、神無月ちゃんがいなかったら最悪の事態になってたわね……」

安原「それを避けられただけで良しとしておくか……」

鈴木「でも、結局脱出は出来ないって事ですよね……」

赤内「……他の方法を探すしかないね」

安原「とにかく当初の予定通り、ホテルの周りを探索したいところだけど……」

泉「もう暗い、一度戻るべきではないか」

安原「……そうだな。とりあえずホテルで休もう」

誰も反対はしなかった。
みんな、なんだかんだで疲れてたんだと思う……

【新芽の部屋】

新芽「ふう、シャワーは問題なしっと」

本当、こんな時じゃなかったら結構豪華だし嬉しいんだけど。

新芽「はぁ……」

あたし達、これからどうなっちゃうんだろう。

コロシアイなんて、起きないよね?

新芽「……」

気がついた時、あたしは眠りに落ちていた。
もしこれが夢なら……次に目が覚めた時はまたあたしはごく普通の女子高生に戻るはず……

それなら、その方が、いいや……

キーン、コーンカーン、コーン

モノクマ「オマエラ!朝だよ!起きた起きた!」

モノクマ「今日も1日頑張ろうねー!」

新芽「……」

夢じゃないわ、目覚ましがモノクマだわで目覚め最悪よ……

新芽「みんな、もう起きてるかな……」

【ホテル食堂】

新芽「おはよー……って1人しかいないわね」

「あっ、お、おはようございます」

新芽「……えっ、あなた誰」

あたしの知り合いにこんなグルグル眼鏡とセーターの子なんていないんだけど。

「あっ……や、やっぱりわかりませんよね……待っててください」

そう言ってその子は食堂の奥に消えて……

ミーナ「やっ、おはよう」

新芽「あっ、おはようミーナ……えっ、まさか!?」

ミーナ「そういう事だよ。あれ所謂オフモードなんだよねー」

ま、全く気付かなかった……

ミーナ「恥ずかしいからみんなには内緒でお願いね?」

新芽「う、うん」

なんかアイドルの秘密を知った気分……

その後、みんなが食堂に集まりだした。

だけど……

新芽「あれ?安原と佐木原は?」

泉「佐木原ならば先ほど会った!先に探索をするそうである!」

赤内「安原君はロビーでなんか難しい顔してたよ。声はかけたんだけど全く気付いてくれなくて……」

神無月「それじゃあー、この後どうしようかー?」

心沢「予定では探索、だったな」

鈴木「わざわざ変える事でもありませんし、探索でいいと思います」

早坂「じゃ、決まりだね」

小夜「脱出の手がかりを見つけ出そう!」

探索か……あたしはどうしよう。

1…1人で探索する
2…誰かと探索する【安原と佐木原は選べません】

【2を選ぶ場合は最大2名まで名前を書いてください】

↓2

ミーナ、鈴木選択

ミーナ「さあ、行こっか2人共」

鈴木「は、はい!」

新芽「そうね」

えっと……電子生徒手帳の地図によると……

【どこに行きますか?】

1…病院
2…工事現場
3…交番
4…路地裏

↓2

2選択

ミーナ「ここは……」

鈴木「工事現場、ですね」

新芽「何を建てようとしてたんだか……」

ろくな物じゃないのは確かだろうけど……あれ?

新芽「なんだろ、このメダル……」

ミーナ「立花ちゃーん、そろそろ行きましょー」

新芽「は、はーい!」

一応拾っとこう……

直後判定
01~32…2枚ゲット
34~65…3枚ゲット
67~98…5枚ゲット
ぞろ目…10枚ゲット

【どこに行きますか?】

1…病院
2…交番
3…路地裏

↓2

【コンマ8のためモノクマメダルを2枚ゲット!】

3選択

【路地裏】

ミーナ「色んな店が並んでるねー……あっ、レンタルDVDの店もある」

新芽「だけどどこもシャッターが閉まってて、寂れた雰囲気って感じね」

鈴木「人の気配が全くしません……」

モノクマ「まあ仕方ないよね。なんせこの街は色々あって1回滅んじゃったわけだし」

新芽「きゃあっ!?」

鈴木「ひいっ!?」

ミーナ「あなた、モノクマ!?」

モノクマ「そうでーす!みんなのアイドルモノクマでーす!」

新芽「やっと姿を現したわね……!」

モノクマ「あれれ?モニター越しなら何回も会ったじゃないの」

新芽「こうして対面したのがって事よ!それより吐きなさい、いったい何が目的なの!?いったいあんたは誰なのよ!」

モノクマ「はあ、あのヘボ探偵といいオマエラはみんな同じ事を聞くね」

モノクマ「ボクの目的なんて1つしかないのにさ」

鈴木「そ、それは……?」

モノクマ「絶望だよ」

モノクマ「ボクはオマエラを絶望させるために産まれた可愛らしいクマなのだー!」

新芽「絶望……」

モノクマ「うぷぷ、さてと挨拶もすんだしボクは帰ります。オマエラ、コロシアイ共同生活を盛り上げてちょうだいね!」

モノクマ「アーハッハッハッハ!!」ピョーン

ミーナ「……」

新芽「なんなのよ、あいつは……!」







佐木原「…………」






【モノクマホテル・ロビー】

安原「……」

新芽「安原、なんか苛ついてない……?」

心沢「探索時に話していたら、モノクマが現れてさんざん言われたんだ」

早坂「ヘボ探偵とかカップラーメンの妖精以下の負け犬とか……」

泉「むっ、我が輩達の前にも奴は現れたが……安原のとこにもおったのか」

小夜「挨拶とか言ってたな……」

新芽「本当にみんなの前に現れたのねあいつは……」

真白「……」

アリス「博士、どうなされましたか?」

真白「いや……あのロボット、どこかで……」

神無月「ねーねー、それよりー、探索した結果はー?」

錦「交番を見つけました!」

吹石「電話は繋がらねえし、警官もいねえけどな」

赤内「僕は病院を見つけたよ。設備は一応使えるみたいだ……」

薄井「きひひひ……あと、病院に【塔和総合病院】って書いてあった……」

ミーナ「塔和?まさか……ここってあの塔和シティなの!?」

カツカツ

佐木原「……間違いないだろう」

鈴木「さ、佐木原さん?」

佐木原「これは昔塔和シティに行った知り合いの写真だ。このホテルやあの橋の外観と同じなのがわかるか?」

新芽「本当だ……」

塔和シティって、確か塔和グループとかいう大企業が作った街……だったっけ?

心沢「……ちょっと待て」

新芽「心沢?」

心沢「ここが塔和シティだって?馬鹿な、あれだけ栄えていた街が今やひとっこ1人いないゴーストタウンだって言うのか!?」

ミーナ「そういえばモノクマ、この街が1回滅んだとか……」

神無月「それがー、本当ならー……」

神無月「まーちゃん達、とんでもないのを相手にしてるのかもね?」

吹石「ま、街1個を滅ぼしたような奴かもしれないって言うのかよ……!」

早坂「ちょっと、シャレにならないね……」

佐木原「……とにかくわかっただろう」

佐木原「奴は本気だ。本気で俺達を殺し合わせようとしている」

佐木原「覚悟しなければ……死ぬぞ」

新芽「あっ、ちょっと佐木原!」

だったら単独行動なんかするんじゃないわよ……

安原「……みんな、とにかく今日は解散だ」

結局、今回の探索でわかったのは……モノクマが本当に危険かもしれない、それだけだった。

【新芽の部屋】

新芽「……」

これからどうしよう……

新芽「今までは時間が足りないくらいだったのに……」

モノクマ「そうだよね、日常だと時間は足りないんだよね」

新芽「なっ、あんた!」

モノクマ「ところでさ、さすがにシャツ1枚は女の子としてどうなの?」

新芽「う、うっさい!何の用よ!」

モノクマ「ああ、そうそう。今日は新芽さんに新しい施設を紹介しようかと」

新芽「……新しい施設?」

モノクマ「うぷぷ、ついてくればわかるよ」

……行くしかないか。

【モノクマホテル・ゲームコーナー】

新芽「あれ?」

前はここ、シャッターが閉まってたのに……

モノクマ「ようこそ!モノクマホテルのスペシャルゲームコーナーへ!」

新芽「ゲームコーナー?」

モノクマ「そうそう。ここでは色んなゲームに挑戦出来るんだよ!ラインナップはこちら!」

【モノモノマシーン改】
【モノックマン】

新芽「……2つしかないじゃない」

モノクマ「始まったばかりだからね!ちなみにモノックマンには先客もいるよ!」

新芽「先客?あっ……」

佐木原「……」

佐木原……

モノクマ「佐木原クン!お仲間が来たよー」

佐木原「仲間だと?」

新芽「……」

佐木原「新芽か……ちょうどいい、手伝え」

新芽「えっ、ちょっと!?」

【モノックマンの説明を行います】

【モノックマンには初級、中級、上級があり、選んだレベルによってクリア時のモノクマメダル獲得数が変わります】

初級…5枚
中級…10枚
上級…20枚

【クリア判定はコンマで行います】

初級…コンマ50以上
中級…コンマ70以上
上級…コンマ90以上

【1人で挑戦する場合はこれだけのコンマが必要ですが、多人数プレイを行う事で1人につきコンマが20減ります】

例【新芽、佐木原、安原の3人で上級を挑戦……クリアに必要なコンマは50以上】

【仲間は最大3人まで選択可能です】

【ただし多人数プレイでクリアした場合獲得するモノクマメダルは減ってしまいます】

例【新芽、ミーナ、鈴木で中級をクリア……獲得メダルは切り捨てのため3枚】

【さらに中級と上級は最大まで多人数プレイをしても失敗のリスクがあります】

【上手く活用してモノクマメダルをゲットしましょう】

【今回はチュートリアルのため佐木原クンと初級に挑戦します】

佐木原「敵はモノクマ3体とボンバーモノクマ1体だ。援護しろ」

新芽「わ、わかったわよ!」

【2人プレイのためコンマ減少】

【コンマ30以上でクリアです】

↓2

佐木原「……」

新芽「あっと、その……ごめん」

佐木原「……」

新芽「ごめん……」

【モノクマメダルは手に入りませんでした……】

【新芽の部屋】

新芽「はぁ……」

なんか、いい事ないかしら……

【ゲームコーナーへ行きますか?】

↓2

【ゲームコーナー】

新芽「さてと、リベンジいくわよ!」

【モノックマンをスタートします】

初級…クリアコンマ50以上、報酬5枚

中級…クリアコンマ70以上、報酬10枚

上級…クリアコンマ90以上、報酬20枚

【選ぶレベルと多人数プレイを行う場合のメンバーを選んでください】

【最大3人までです】

↓2

【赤内、心沢と上級に挑戦します】

心沢「敵はジャンクモノクマ2体、ビーストモノクマ2体、さらにボールモノクマ1体だ」

赤内「上手く連携すればなんとかなるかな?」

新芽「よし、やるわよ!」

【3人プレイのため必要コンマが40下がります】

【コンマ50以上でクリアです】

↓2

【コンマ86のためクリアです!】

赤内「よし、クリア!」

心沢「ボールモノクマを利用すればこんなものだな」

新芽「リベンジ達成よ!」

【モノクマメダルを6枚ゲットしました!】

【現在のモノクマメダルは8枚です】

【赤内、心沢の好感度が少し上がりました!】


【続けてモノモノマシーン改をやりますか?】

↓2

【モノモノマシーン改を行います】

【行う日によってモノモノマシーンかモノモノヤシーンか変わります】

【2日目……偶数日のためモノモノヤシーンに挑戦します】

何枚使いますか?【現在のモノクマメダルは8枚です】

(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

(コンマ70以上でもう一回回せます)

↓2

【3枚使用します】

【コンマ50以上なので真白クンが現れます】

↓3まで連投ありでコンマ判定。
対応したコンマのプレゼントが手に入ります。
トイカメラの分は詰めているため101の淫れ雪月花まで出ます。

↓3まで

5までコンマ出てるのでそのまま採用

【希望ヶ峰の指輪】
【ラジオゾンデ】
【赤外線式体温計】
【ラムネ】
【ジャバの天然塩】

を手に入れました!

新芽「へぇ、結構色々出てくるのね」

真白「……ん?」

新芽「あら?真白君、あなたもゲームしに来たの?」

真白「……別に。ただ通りがかっただけだ」

新芽「アリスちゃんは?」

真白「点検終わって今はスリープ中」

新芽「ふーん……」

真白「……1ついいか?」

新芽「なに?」

真白「なんで、ボクだけ真白【君】なんだ」

新芽「えっ?」

真白「オマエが男子を呼び捨てにしてるのは知ってるんだ。なんでボクだけ君をつけるんだよ?」

1…だって10歳なんでしょ?
2…なんとなく?
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「だって10歳なんでしょ?」

真白「ボクは高校生だ!」

新芽「でも10歳でしょ?」

真白「ボクは飛び級するぐらい頭もいいんだぞ!」

新芽「だけど10歳でしょ?」

真白「…………」

新芽「……」

真白「うっ、ぐすっ……」

新芽「あっ」

真白「な、なんだよぉ……アリスも、みんなも、いつも年齢だけでボクをバカにして……」

新芽「あーあー、ごめんね?」ギュッ

真白「うー……」ギュッ

ちょっとからかいすぎちゃったかなー……

【乱入はありません】

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【ラジオゾンデ】
【赤外線式体温計】
【ラムネ】
【ジャバの天然塩】

↓2

新芽「お詫びにこれあげるから許してくれないかな?」

真白「ふ、ふんだ。何を渡されたって……あっ」

新芽「んっ?」

真白「ラ、ラジオゾンデ……」

新芽「欲しいの?」

真白「えっと、その……」

新芽「はい、あげる」

真白「あ……」

新芽「さっきは本当にごめんね?」

真白「…………あ、あり」

新芽「真白君?」

真白「……い、い、慰謝料として受け取ってやる!今回の事はこれでチャラにするから感謝しろー!」

新芽「……」

素直じゃないというか、何というか。

【真白錐斗の好感度が上がりました!】

明日早いので本日はここまで。

モノックマンのシステムは問題ないでしょうか。
あまりにメダルが手に入らない場合は前回のザ・モノクマパンチャーも導入します。

それではおやすみなさい……

容姿設定を載せていきます。

・女子

【新芽立花】
・髪…茶色のセミロング、頭頂部にアンテナ
・服装…赤のブレザーに白のリボン、下はチェックのスカート。
・他…肌は普通の肌色、目の色は茶色。

【ミーナ・ルナストーン】
・髪…金のロングのハーフアップに赤いリボン。
・服装…青色のフリルつきの衣装。
・他…肌は白めで目の色は青。

【小夜鈴音】
・髪…亜麻色のセミショートに花の形の髪留め。
・服装…学ランに白いスカート。
・他…肌は普通の肌色、目は緑色。首から花の形をしたブローチを下げている。

【神無月摩耶】
・髪…白の二つ結び
・服装…胸部分に目、お腹部分に手が書かれた赤い装束
・他…肌の色は普通で目の色は赤。

【薄井千影】
・髪…腰までの黒髪。前髪で右目を隠している。
・服装…上下真っ黒の服、首に赤いチョーカー。
・他…肌の色は白。目の色は黒でハイライトがない。

【真白アリス】
・髪…オレンジのセミロング。
・服装…紺のブレザーに白衣。下は茶色のスカート。
・他…肌の色は白めで目の色は金。

【鈴木霊別華】
・髪…黒髪を1つお団子にまとめている。
・服装…花柄の紫色の和服に白いエプロン。
・他…肌の色は肌色で、目の色は緑。

【早坂忍】
・髪…茶髪のショートに白いヘアバンド。
・服装…黄緑色のジャージに紺のスカート。
・他…肌の色は褐色で目の色は茶色。基本的にジト目。

・男子

【佐木原彰】
・髪…肩までの長さの茶髪。
・服装…茶色いブレザーに黒いネクタイ。下は紺のズボン。
・他…肌の色は肌色で目の色は青。鼻から下を覆う銀の覆面と右目に泣き黒子。

【安原浩輔】
・髪…肩までの長さの黒髪に鹿撃ち帽。
・服装…赤いベストとチェックのズボンにシャーロック・ホームズと同じ外套。
・他…肌は肌色で目は赤。

【泉小十郎】
・髪…ボサボサの黒髪。
・服装…白いシャツにボロボロの黒い上着とボロボロのグレーのズボン。
・他…肌の色は肌色で目は茶色。

【心沢学】
・髪…肩までの整った黒髪。
・服装…白いシャツに青めのニットベスト。紺色のズボン。
・他…肌の色は肌色で目の色は泡褐色。銀フレームのアンダーリムの眼鏡。

【赤内晶】
・髪…プリン頭の短髪。
・服装…白いシャツに上下黒のスーツ。青いネクタイ。
・他…肌の色は肌色で目の色は黒。金の懐中時計を持っている。

【真白錐斗】
・髪…青色の一つ結び。
・服装…黒い服の上から白衣。グレーのズボン。
・他…肌の色は肌色で目の色は緑。

【錦修二】
・髪…紅髪のポニーテール。
・服装…半袖の青と黒のテニスウェアに真っ赤なテニスバッグ。
・他…肌の色は肌色で目の色は黒。

【吹石丈】
・髪…金のベリーショート。
・服装…上は地肌にガウン。下は赤の短パン。
・他…肌の色は褐色で目の色は紫。三白眼。

【新芽の部屋】

新芽「さてと、どうしようかな」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す【>>119-120からお選びください】

2…ゲームコーナーに行く【人物を書けばコンマ50以上で現れます】

↓2

錦選択

錦「998!999!1000!」

新芽「錦、何してるの……?」

錦「ああ、新芽さん!日課の素振りをしてたんです!」

新芽「よく日課なんてする気になるわね……」

錦「こんな時だからこそ!普段通りの事をしないと!」

1…錦は前向きなのね
2…あたしには真似できそうにないわね……
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「錦は前向きなのね」

錦「最後まで諦めない!テニスでは当たり前の事ですから!」

新芽「その当たり前が出来るのがすごいのよ」

錦「ありがとうございます!」

新芽「……」

泉もそうだけど、このいちいち声を張り上げるのは何とかならないのかとも思うけどね……

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは3枚です】

↓2

早坂選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

早坂「何してんの」

新芽「早坂ちゃん」

錦「素振りです!日課なので!」

早坂「へぇ、アンタも日課しないと落ち着かないクチ?」

新芽「って事は早坂ちゃんも……」

早坂「頭使うのは安原辺りの仕事だしね。わたしはいざという時走れるようにってのも兼ねて、日課やってコンディション調えとくってわけ」

1…スポーツ系統の人はみんなそうなのかしら?
2…どれぐらい走ってたの?
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「スポーツ系統の人はみんなそうなのかしら?」

錦「どうなんでしょう!」

早坂「わたしに聞かないで。まっ、1人は絶対に違うけど」

新芽「1人って、吹石の事?」

早坂「そういう事。あいつは今ただのチャラ男だね」

錦「さっきロビーで飲みながら荒れてました!」

新芽「荒れたくなるのはわからないでもないけど……」

錦「ミーナさんにあしらわれたらしいです!」

新芽「前言撤回」

早坂「本当、どうしようもないね」

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【赤外線式体温計】
【ラムネ】
【ジャバの天然塩】

錦↓2 早坂↓4

新芽「錦、これあげる」

錦「塩ですね!塩分補給は大切です!」

新芽「動くと汗かくしね」

錦「しょっぱいです!」

喜んでくれたみたいね!

新芽「早坂ちゃん、これあげるわね」

早坂「へぇ、ラムネなんて気が利くじゃん」

新芽「言われるまでもないとは思うけど、無理はしないでね?」

早坂「んっ、その気持ちはいただいとく」

【錦修二の好感度が上がりました!】

【早坂忍の好感度が上がりました!】

【新芽の部屋】

新芽「まだ時間はあるわね……」

本当に普段ならやる事たくさんあるって言うのに……

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す【>>119-120からお選びください】
2…ゲームコーナーに行く【人物を書けばコンマ50以上で現れます】

↓2

赤内選択

赤内「あー、大丈夫かな……」

新芽「どうしたの赤内?」

赤内「ああ、ちょっとスカウトしたみんながどうしてるか気になってね」

新芽「ここだと外の事は何もわからないもんね」

赤内「そうなんだよ……僕にはスカウトした責任があるから、みんながどんな状況か把握しておきたいのにそれが全く出来ないんだ」

新芽「赤内って真面目なのね」

赤内「ただお節介なだけだよ」

1…ちなみにここでスカウトしたい人はいるの?
2…あなたみたいな人にスカウトされたら断れないかもね
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「ちなみにここだとスカウトしたい人はいるの?」

赤内「ミーナさん」

新芽「いや、ミーナはもうネットアイドルじゃない」

赤内「だけどもっと輝けるはずなんだよ。もしかしたらあのトップアイドル舞園さやかに肩を並べられる可能性だって」

新芽「ミーナってそんなに凄いんだ……」

赤内「宝石だからね!」

新芽「ちなみに、あたしは?」

赤内「環境とレッスン次第かな。素材は悪くないし磨けばなかなか……」

新芽「そ、そうなんだ」

赤内「他にはそうだなぁ……」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは2枚です】

↓2

ミーナ選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

ミーナ「何をお話してるのかな?」

新芽「赤内、お待ちかねのミーナよ」

赤内「ミーナさん!僕の事務所に来ませんか!?」

ミーナ「何度も言ったけど、アタシは事務所には所属しないんだ。ごめんなさい」

赤内「ぐぬぬ」

新芽「とりつく島もないわね」

ミーナ「そもそも赤内クンはなんでそこまでアタシにこだわるの?」

赤内「宝石だからです!」

ミーナ「アタシ、そんなに綺麗じゃないと思うんだけどなー……」

1…そもそも宝石ってなんなの?
2…ミーナが綺麗じゃないならあたしはいったい……
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「そもそも宝石ってなんなの?」

赤内「ああ、確かにわかりにくいか……実はですね」

ミーナ「実は?」

赤内「僕、見えるんですよ」

新芽「見えるって、何が?」

赤内「光というか、キラキラというか……人に漂うオーラみたいな物が」

新芽「……本気で言ってるの?」

ミーナ「赤内クンはロマンチストなんだね」

赤内「信じられてない!?」

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【赤外線式体温計】

赤内↓2 ミーナ↓4

【プレゼントは渡しませんでした】

【新芽の部屋】

新芽「結局、何も手がかりは見つからなかった……」

あたし達、このままずっと暮らしていかないといけないの……?

新芽「……」

大丈夫、きっと警察とかが助けに来てくれる。
いつまでもこんな生活続くわけない。

続くわけ、ない……

【3日目】

ピンポーン

新芽「……あれ?」

今何時……って、まだ6時じゃない。

新芽「誰よ、全く……」

【早朝新芽の部屋を訪ねてきたのは?】

>>119-120からお選びください。

↓2

佐木原選択

新芽「はいはーいって……佐木原!?」

佐木原「……」

新芽「な、何よ、こんな朝早くから」

佐木原「……話がある」

新芽「話?」

佐木原「……だが、その前に着替えろ」

新芽「えっ……きゃあ!?」

…………

【モノクマ大橋前】

佐木原「……」

新芽「それで、話って何よ」

佐木原「……」

新芽「ちょっと。人を朝早くから叩き起こしといてだんまりはないんじゃないの?」

佐木原「……新芽」

新芽「だからなによ」

佐木原「――辛くないか」

新芽「はっ?」

佐木原「こんな生活だ。いつ脱出出来るかもわからない……不安に感じているのではないか?」

新芽「な、ん……」

なんで、わかるのよ。
佐木原にそんな素振り見せた事なんて……

佐木原「昨日の夕食時。新芽の顔が曇っていた……それだけだ」

新芽「……」

あたし、そんなに酷い顔してたの……

新芽「あれ?」

佐木原「……」

新芽「あのさ、もしかして……励まそうとしてくれてる?」

佐木原「……見ていられなかったからな」

新芽「へっ?」

キーン、コーンカーン、コーン

モノクマ「オマエラ!朝だよ!起きた起きた!」

モノクマ「今日も1日頑張ろうねー!」

佐木原「風が出てきたな……戻るぞ」

新芽「あっ、ちょっと……」

……何よ、いきなりあんな。

新芽「……お礼、言うの忘れたじゃない」







【おめでとうございます!】

【今CHAPTERにて佐木原彰が確定シロになりました!】






【モノクマホテル・食堂】

安原「みんな!ちょっといいか?」

赤内「どうしたんだい安原君?」

安原「いや、この生活も3日目だからさ。ちょっと所信表明を」

鈴木「所信表明、ですか?」

安原「……俺は探偵だ」

吹石「なんだよ今さら」

安原「だから基本的に事件が起きてからそれを解決してきた」

心沢「まあ、そうだろうな」

安原「だけど今回はこんな生活を強要されてるとはいえ、モノクマが言うようなコロシアイは起きてない」

小夜「安原は何が言いたいんだ?」

安原「……俺は誰も殺させない」

新芽「えっ?」

安原「コロシアイなんて起こさせない!みんな一緒にこの街から帰るんだ!」

錦「安原君!素晴らしい考えです!」

神無月「わー、かっこいいよー」

薄井「きひひ……眩しい」

安原「まっ、事件が起きても俺が速攻で解決しちゃうしな!」

早坂「……そこは事件を起こさせないスタンスのままでいきなよ」

安原「いや、真面目なの結構苦手なんだ……」

泉「安心するがよい!安原の言霊はしっかりと伝わっておるわぁ!!」

ミーナ「確かにね。安原クンの決意は伝わったよ」

真白「ふん、なかなか見所があるじゃないか」

アリス「目を輝かせながら言っていては威厳のかけらもありませんよ博士」

真白「余計な事言うな!」

安原「そういう事だからさ。改めてみんなで協力して脱出しような!」

新芽「安原……」

安原の言うとおりだ。
あたし達は協力してこの事態を何とかしないといけないんだ。

新芽「うん……!」

佐木原「……」

【新芽の部屋】

新芽「そうよね、こんなところで暗くなってる場合じゃないわ!」

そうと決まれば……

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【赤外線式体温計】

【現在のモノクマメダルは1枚です】

【ゲームコーナーに行きますか?】

↓2

行く選択

【ゲームコーナー】

新芽「さてと今日は……」

【モノックマンをスタートします】

初級…クリアコンマ50以上、報酬5枚

中級…クリアコンマ70以上、報酬10枚

上級…クリアコンマ90以上、報酬20枚

【選ぶレベルと多人数プレイを行う場合のメンバーを選んでください】

【最大3人までです】

↓2

【薄井、錦と上級に挑戦します】

薄井「ビーストモノクマ5体……きひひ、捕まったら食べられる」

錦「ラケットとボール使っていいですか!」

新芽「いいわけないでしょ!」

【3人プレイのため必要コンマが40下がります】
【コンマ50以上でクリアです】

↓2

【コンマ75のためクリアです!】

新芽「やった、クリアよ!」

薄井「きひひ、これぐらいならイケる……」

錦「熱いラリーでした!」

【モノクマメダルを6枚ゲットしました!】

【現在のモノクマメダルは7枚です】

【薄井、錦の好感度が少し上がりました!】

【続けてモノモノマシーン改をやりますか?】

↓2

【モノモノマシーン改を行います】

【奇数日のためモノモノマシーンに挑戦します】

何枚使いますか?【現在のモノクマメダルは7枚です】

(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

(コンマ70以上でもう一回回せます)

↓2

【4枚使用します】

【コンマ50以上なので安原クンが現れます】

↓4まで連投ありでコンマ判定。

対応したコンマのプレゼントが手に入ります。

↓4まで

すいません、モノモノマシーンは92以上はクリアプレゼントなのでもう1つお願いします。

↓1

【色恋沙汰リング】
【キルリアンカメラ】
【自動消滅カセットテープ】
【水笛】
を手に入れました!

新芽「よし、こんなところね」

安原「新芽?」

新芽「あっ、安原」

安原「ゲームしてたのか?」

新芽「暗くなってもしかたないしね」

安原「それが一番だな。暗くなってると事件って起こりやすいから」

1…安原は色んな事件を解決してたのよね?
2…誰かの発破のおかげかもね
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「安原は色んな事件を解決してたのよね?」

安原「んっ、まあな。離島とか雪山とか山奥の館とか……事件を通して人の色んな感情を見てきたよ」

新芽「じゃあ、今回の事の犯人の目安とかない?」

安原「今回の犯人、つまりモノクマを操ってる奴だよな?」

新芽「うん」

安原「なんて言うか、今回の犯人はいつものとは違う性質な気がする」

新芽「違う性質?」

安原「愉快犯とか復讐じゃない、まるで……いや、やめとく」

新芽「えっ、なんで」

安原「根拠のない推理を話すのは好きじゃないんだよ」

新芽「……もしかして昨日言われた事気にしてる?」

安原「えっ?」

新芽「昨日モノクマに言われたことは気にしないほうがいいよ……あたしは安原がいて心強く思っているから」

安原「……」

新芽「安原?」

安原「いや、なんて言うか。一番普通な新芽に励まされるとは」

新芽「何よそれ!」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは3枚です】

↓2

真白選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

真白「あっ」

新芽「あら、真白君。また会ったわね」

真白「……」

新芽「あっ、君付けは嫌なんだっけ?」

真白「……もういい。ボクは天才で寛容だから許してやろう!」

安原「それって天才とか関係あるのか?」

真白「うるさい!とにかくボクがいいって言ってるんだからありがたく厚意を受け取っておけ!」

新芽「はいはい、ありがとうね」

真白「……それで探偵!」

安原「なんだ?」

真白「事件は解決出来そうなのか?」

安原「いや、まだまだだな」

真白「そうか……」

あっ、もしかして。

1…手伝いたいんだ?
2…家が恋しくなった?
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「手伝いたいんだ?」

真白「な、何を言ってるんだ!?ボクはただどうしようもないようならこの天才であるボクの助手にしてやらん事も……」

安原「あー、はいはい。気持ちだけは受け取っておく」

真白「頭をポンポンするなー!」

真白君も色々気にしてるのね……

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【赤外線式体温計】
【色恋沙汰リング】
【キルリアンカメラ】
【自動消滅カセットテープ】
【水笛】

安原↓2 真白↓4

新芽「安原、これあげるわ」

安原「色恋沙汰リングか。そういえば色恋沙汰とか無縁だな……」

新芽「だったらこれを期に恋してみたら?」

安原「あはは、それもいいかもな」


新芽「真白君、これプレゼントするわね」

真白「せ、赤外線体温計!」

新芽「嬉しい?」

真白「……な、なかなかだな!」

新芽「喜んでくれたならあたしも嬉しいな」

真白「……う、うん」

【安原浩輔の好感度が上がりました!】

【真白錐斗の好感度が上がりました!】

【新芽の部屋】

新芽「これからどうしようかしら?」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す【>>119-120からお選びください】
2…ゲームコーナーに行く【人物を書けばコンマ50以上で現れます】

↓2

小夜選択で本日はここまで

現在の好感度と印象

真白…1.5【機械いっぱいくれるのにお礼言えない……】

錦…0.8【一緒に何かするのって楽しいですね!】
早坂…0.7【あの女好きには気をつけなよ?】

赤内…0.6【新芽さんは磨けばきっと光るよ】

安原…0.5【励ましてくれてありがとうな】

佐木原…0.5【……】

神無月…0.5

ミーナ…0.4

心沢…0.2

薄井…0.2

鈴木…0.2

その他…0

それでは……

21:00より再開します

小夜選択

【路地裏】

小夜「……」

新芽「小夜ちゃん?」

小夜「なんだ新芽か」

新芽「なんだはないでしょ、なんだは……」

小夜「番長は孤高なもの。私は本当なら佐木原みたいにならないといけないんだ」

新芽「あれは孤高っていうか……あっ、だからコンテナの上に立ってるの?」

小夜「そうだ!高いところに立つと番長っぽいだろう!」

1…下から下着見えてるわよ?
2…高いところが好きって……
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

2選択

新芽「高いところが好きって……」

あんまりいい意味ではなかったわよね……

小夜「だけどあれだな!こうしていると……いい気分になるな!」

新芽「そんなに気持ちいいの?」

小夜「最高だ!いずれは向こうの高い塔の最上階に立ってみせる!」

新芽「ああ、あれか……」

いつかは向こうにも行きたいけどね……

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは2枚です】

↓2

吹石選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

小夜「むっ」

新芽「どうしたの?」

小夜「嫌な奴が来る」

新芽「それって……」

吹石「よぉ、新芽、小夜」

新芽「吹石……」

小夜ちゃんが言う嫌な奴って吹石の事か……

吹石「よぉ、新芽。こうして話すのは初めてだなぁ?」

っ、吹石の奴、人の肩に手を回して……

吹石「ところでよぉ、予定なかったらこの後俺につきあわねぇか?」

新芽「はっ?」

吹石「おい小夜!お前も来るなら一緒に可愛がってやるぜ?」

小夜「断る!」

吹石「へっ、つれねぇなぁ」

1…まさかミーナにも同じ事言ったの?
2…あたしもお断りよ!
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

2選択

新芽「あたしもお断りよ!」

吹石「おいおい、そう邪険にすんなって。俺と1日過ごしゃあ、俺から離れられなくなるぜ?今までの奴らもそうだったしなぁ?」

新芽「っ……!」

小夜ちゃんの気持ちがよーくわかった!
こいつ、好きになれない!

新芽「いいから、離してよ!」

吹石「おっと。力ずくしねぇだけ俺は紳士だと思うけどなぁ」

小夜「どの口が言うんだ!」

新芽「本当よ!」

吹石「まっ、ゆっくりとガード崩してやるよ……その時が楽しみだなぁ?」

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【キルリアンカメラ】
【自動消滅カセットテープ】
【水笛】

小夜↓2 吹石↓4

新芽「これあげるからあっち行って」

吹石「なんだこりゃ、カセットテープ?ははん、なるほどなぁ」

新芽「な、なによ」

吹石「これに俺の言葉を吹き込んでほしいわけだ」

新芽「なっ、違……」

吹石「ひゃははは!でもよぉ、それなら直接聞かせてやるぜ?」

新芽「だから……!」

小夜「いい加減にしろ!」

吹石「……へいへい。お邪魔みたいなんでどっか行きますよ。ああ小夜」

小夜「なんだ!」

吹石「緑と白の縞々、ごちそうさん」

小夜「…………っ!?」

吹石「あはははははっ!」

小夜「っ、あの変態……!」

新芽「さ、小夜ちゃん。これでも吹いて落ち着いて」

小夜「……」

新芽「少しは落ち着いた?」

小夜「……ああ」

新芽「あいつは……色んな意味で要注意ね」

【小夜鈴音の好感度が上がりました!】

【吹石丈の好感度が上がりました!】

【新芽の部屋】

新芽「ああ、もう!鳥肌が治まらないったら!」

思い出すだけで寒気がしてきたわよ……

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す【>>119-120からお選びください】

2…ゲームコーナーに行く【人物を書けばコンマ50以上で現れます】

↓2

2選択【モノモノマシーンの判定後薄井さんが現れます】

【ゲームコーナー】

新芽「ちょっとストレス解消しないと……」

【モノックマンをスタートします】

初級…クリアコンマ50以上、報酬5枚

中級…クリアコンマ70以上、報酬10枚

上級…クリアコンマ90以上、報酬20枚

【選ぶレベルと多人数プレイを行う場合のメンバーを選んでください】

【最大3人までです】

↓2

【赤内、ミーナと上級に挑戦します】

赤内「ジャンクモノクマ3体か……分散して叩こう!」

ミーナ「アタシはあっち!」

新芽「じゃああたしはこっちね!」

【3人プレイのため必要コンマが40下がります】

【コンマ50以上でクリアです】

↓2

【コンマ43のためクリア出来ませんでした】

ミーナ「あちゃー……ゲームオーバー」

赤内「いいところまではいけたんだけど……」

新芽「うまくいかないわね……」

【モノモノマシーンに挑戦しますか?】

【現在のモノクマメダルは1枚です】

↓2

しない選択

新芽「はぁ……」

薄井「……」

新芽「きゃああ!?」

薄井「……きひひ、ビックリした」

新芽「それはこっちのセリフよ……薄井ちゃん、そんな暗がりでボーッとして何してるの?」

薄井「きひひ、暗い場所は……落ち着くからいた」

新芽「そ、そうなの」

薄井「そう……きひひ」

新芽「……」

な、何というか薄井ちゃんは独特の雰囲気よね……

1…暗がりに立つって楽しい、の?
2…薄井ちゃんは個性的、なのね
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

2選択

新芽「薄井ちゃんは個性的、なのね」

薄井「きひひ……よく言われる」

新芽「やっぱり言われてるんだ……」

薄井「言った人はみーんないなくなった……きひひ」

新芽「っ!?」

薄井「きひひ……あなたはどうなるか楽しみ楽しみ」

えっ、まさかあたし何かされるの!?

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは1枚です】

↓2

心沢選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

心沢「そこで何をしているんだ」

新芽「こ、心沢……」

薄井「きひひ」

心沢「おおかた薄井が新芽に何かおどかすような事を言ったというところか……全く、怖がれば怖がるほど些細な事にさらに恐怖を抱くようになるぞ」

新芽「だ、だけどね……」

あんな事言われたら、やっぱり怖いわよ!

心沢「いいからまずは深呼吸をしろ。話はそれからだ」

新芽「わ、わかったわよ……」

薄井「すぅ、はぁ……」

1…薄井ちゃんもするの!?
2…あっ、少し落ち着いたかも
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「薄井ちゃんもするの!?」

薄井「きひひ……何か変?」

新芽「い、いや、その」

薄井「きひひ」

心沢「薄井、あんまり新芽をからかうな。怯えてるじゃないか」

薄井「きひひ……ゴメンナサイ」

新芽「う、うん……」

心沢「新芽、これでもう大丈夫か?」

新芽「ま、まあね」

心沢「それなら問題ないな」

問題ないのよね……多分。

薄井「きひひ」

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【キルリアンカメラ】

薄井↓2 心沢↓4

新芽「薄井ちゃん、これプレゼント」

薄井「カメラ……きひひ、魂取れたり心霊写真撮れたりする?」

新芽「ど、どうなのかしら?」

薄井「きひひ、撮れたらあげる……」

新芽「え、遠慮しておくわ」

薄井「残念……きひひ」

【薄井千影の好感度が上がりました!】

【心沢学の好感度が上がりました!】

【新芽の部屋】

新芽「……もう3日、かぁ」

いつになったら帰れるの……

新芽「……パパとママ、心配してるかな」

本当に、なんでこんな事になっちゃったのかしら……

↓2のコンマが30未満で……

【コンマ75のため延長します】

【4日目】

キーン、コーン……カーン、コーン

モノクマ「オマエラ!朝だよ!起きた起きた!」

モノクマ「今日も1日頑張ろうねー!」

新芽「もう朝?」

いつの間にか寝てたみたいね……

新芽「朝ご飯行こう……」

【モノクマホテル・食堂】

新芽「この食事って誰が用意してるんだろう……」

【朝食を誰ととりますか?】

>>119-120から選んでください】

↓2

【安原、鈴木選択】

安原「……」

鈴木「あ、あの、安原さん?」

安原「……」

新芽「どうしたの鈴木ちゃん」

鈴木「あの、安原さんが朝食のお皿を見たまま固まってしまって」

新芽「安原が?」

安原を見てみると、皿の上にある料理を凝視してる……

安原「……」

鈴木「ど、どうしましょう新芽さん……」

1…嫌いな物でも入ってたのかもね
2…具合が悪いのかも……
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

2選択

新芽「具合でも悪いのかも……」

鈴木「だ、だったら大変ですよ!」

安原「……新芽、鈴木」

新芽「な、なに?」

鈴木「体調が優れないんですか!?」

安原「……俺、実はアレルギーあってさ」

新芽「もしかして、だから料理をずっと見てたの?」

安原「そうなんだ……悪いけど、俺は別に食べるな……」

鈴木「あっ、わ、わかりました」

安原はカップ麺を手にどこかに行ってしまった……

新芽「アレルギーかぁ……」

鈴木「何がアレルギーか聞きそびれちゃいました……後で聞いておかないと」

新芽「知らず知らずの内に食べちゃったら大変だもんね……」

【安原浩輔の好感度が上がりました!】

【鈴木霊別華の好感度が上がりました!】

【新芽の部屋】

新芽「あっ、メダルがない……」

集めておいた方がいいわよね?

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】

ゲームコーナーに行きますか?

↓2

行く選択

【ゲームコーナー】

新芽「あら?」

【新ゲーム入荷!】

新芽「新ゲームってなんだろう……」

モノクマ「説明しましょー!」

新芽「きゃっ!?」

モノクマ「今回入荷したのはザ・モノクマパンチャー!強く殴れば殴るほどモノクマメダルが手に入るよ!」

新芽「そうなんだ……」

モノクマ「こっちは1人用だからモノックマンみたいに協力プレイで仲良くは無理だけどねー」

確実にメダルを手に入れるか、失敗のリスクはあるけどみんなと仲良くしてメダルも手に入れるかって事ね……

【どちらのゲームに挑戦しますか?】

1…モノックマン
2…ザ・モノクマパンチャー

↓2で選択

【モノクマパンチャーを選択した場合そのコンマ一桁のモノクマメダルをゲットします】

【ぞろ目ならプレゼントがあるかも……】

↓2

【コンマ81のため1枚ゲット!】

新芽「……うぐぐ」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!」

新芽「笑うな!」

1枚しかないけど、どうしよう……

【モノモノマシーン改に挑戦しますか?】

↓2

しない選択

【新芽の部屋】

新芽「これからどうしようかしら……」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す【>>119-120からお選びください】
2…ゲームコーナーに行く【人物を書けばコンマ40以上で現れます】

↓2

2選択【コンマ40以上のため安原クンが現れます】

【ゲームコーナー】

新芽「リベンジするか、違うのにするか……」

【どちらのゲームに挑戦しますか?】

1…モノックマン
2…ザ・モノクマパンチャー

↓2で選択

【モノクマパンチャーを選択した場合そのコンマ一桁のモノクマメダルをゲットします】

【ぞろ目ならプレゼントがあるかも……】

↓2

【コンマ60のため10枚ゲット!】

【現在のモノクマメダルは11枚です!】

新芽「リベンジ達成ね!」

【モノモノマシーン改に挑戦しますか?】

↓2

【モノモノマシーン改を行います】

【偶数日のためモノモノヤシーンに挑戦します】

何枚使いますか?【現在のモノクマメダルは11枚です】

(コンマ60以上でもう一回回せます)

↓2

【4枚使用します】

↓4まで連投ありでコンマ判定。
対応したコンマのプレゼントが手に入ります。
トイカメラの分は詰めているため101の淫れ雪月花まで出ます。

↓4まで

【スパイ・スパイク】×2
【ジャバイアンジュエリー】
【KISSノート】
を手に入れました!

新芽「被ったわね……」

安原「ああ、新芽」

新芽「あっ、安原。朝ご飯あれだけで足りた?」

安原「食わない時も多いからアレぐらいは大丈夫だよ」

新芽「探偵の仕事中とか?」

安原「うーん……そうだな。目が離せないからひたすら飲まず食わずって時もあるんだよ」

1…そんな生活してて、身体壊さないの?
2…大変なのね、探偵って
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

3選択

新芽「そもそもアレルギーって?」

安原「……」

新芽「ほら、知っておいた方がこっちも気をつける事が出来るし……」

安原「……悪いけど言えない」

新芽「えっ?」

安原「さっきのは忘れてくれ。頼む」

新芽「えっ、ちょっと安原……」

行っちゃった……

なんで?
もしかして……あたし、信用されてないの?

新芽「安原……」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは7枚です】

↓2

佐木原選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

佐木原「どうした新芽」

新芽「佐木原……」

佐木原「安原と話していたようだが、何かあったか」

新芽「いや、ちょっとね……」

佐木原「何があったかはわからないが奴は探偵だ。俺達にも理解出来ない何か考えがあるんだろう」

1…安原は、あたし達を信用してるのかな?
2…それなら、いいんだけど……
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「安原は、あたし達を信用してるのかな?」

佐木原「なぜそう思う?」

新芽「実は……」

…………

佐木原「そういう事、か」

新芽「うん……」

佐木原「新芽、おそらく安原は嘘をついている」

新芽「えっ?」

佐木原「今日の朝食のメニューは昨日と変わらないが、奴は完食していたはずだ」

新芽「じゃ、じゃあなんでアレルギーなんて」

佐木原「奴は今朝、昨日は深夜まで起きていたと話していた。おそらく食事をとる気分ではなかったんだろう」

新芽「でもそれならそう言えば……」

佐木原「奴にも探偵としてのプライドがあるんだろう。だからこそ夜更かししても脱出に向けて進展がないなど口が裂けても言えなかった……」

新芽「……」

もしかしたら、モノクマに言われた事をやっぱり気にしてるの……?

佐木原「最も、これは俺の好意的な推測だ。安原浩輔という人間がわからない以上真実はわからない」

新芽「……信用されてないわけじゃないかもしれないってわかっただけで充分よ」

佐木原「そう、か」

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【スパイ・スパイク】×2
【ジャバイアンジュエリー】
【KISSノート】

佐木原↓2

新芽「佐木原、話を聞いてくれたお礼にこれプレゼントするわね」

佐木原「スパイクか。ありがたく使わせてもらおう」

喜んでくれたみたいね!

【安原浩輔の好感度は上がりませんでした】

【佐木原彰の好感度が上がりました!】

本日はここまで。

【現在の好感度】

現在の好感度と印象

真白…1.5

安原…1.0

佐木原…1.0

吹石…1.0

錦…0.8

薄井…0.8

心沢…0.7

早坂…0.7

赤内…0.6

鈴木…0.6

小夜…0.5

神無月…0.5

ミーナ…0.4

泉…0

アリス…0

それでは……

本日はこちらは更新せず、他のスレを埋めてしまいたいと思います。

【新芽の部屋】

新芽「安原、思い詰めないといいけど……」

【自由行動を開始します】

1…誰かと話す【>>119-120からお選びください】
2…ゲームコーナーに行く【人物を書けばコンマ40以上で現れます】

↓2

アリス選択

新芽「あら?」

アリス「……」

新芽「アリスちゃんじゃない。何して……」

って、よく見たらスリープモードってメモがあった。
こうして見ると、なんだか座りながら寝ちゃってるみたい。

アリス「……起動中」

新芽「あっ……」

アリス「コンディションオールグリーン…………おや、博士。本日も身長は伸びていないようですね」

新芽「えっ」

アリス「…………申し訳ありません、少々手違いがあった模様です」

新芽「えっと、もしかしていつも起きていきなり真白君にそう言ってるの?」

アリス「はい、日課なので」

に、日課って。

1…真白君、怒らないの?
2…真白君も、大変なのね
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

2選択

新芽「真白君も、大変なのね」

アリス「いえ、これは博士のご希望です」

新芽「嘘!?」

アリス「冗談です。普段は博士にこんな事は言いません」

新芽「……」

か、からかわれた?

アリス「新芽さんは真白博士と同種であると断定します」

新芽「それは、どういう」

アリス「からかいがいがある人、という意味です」

新芽「嫌な分類されたぁ!?」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは6枚です】

↓2

泉選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

泉「仲良くやっておるか皆の衆!!」

新芽「こ、こいずみ先生!」

泉「新芽よぉ!!我が輩は今、お前達と同じ立場……先生はいらぁん!!」

新芽「……わ、わかったわ泉」

泉「それでよぉし!!」

アリス「集音センサーに異常をきたす恐れあり。泉さん、声を抑えてください」

泉「むっ、すまんかった」

声、抑えられるんだ……

1…泉って本当に少女漫画家なのよね……?
2…普段から抑えておいた方がいいわよ……
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「泉って本当に少女漫画家なのよね……?」

泉「信じておらぬか……良かろう!!我が輩の力をとくと見るがいい!!」

ペ、ペンと紙を取り出して……

泉「うおおおおおおおおおおおりゃああああああああっ!!」

アリス「凄まじい速度で紙に絵が描かれていきます」

新芽「うわわわわ……」

泉「完成である!!」

新芽「こ、これ……あたし?」

しかもあの子の中の爆弾の主人公ゆみと一緒に……!

泉「これで証拠足り得るか新芽よ!!」

新芽「は、はい!!」

泉「敬語はいらん!!」

新芽「う、うん!ありがとう泉!」

アリス「新芽さんの体温上昇を確認。興奮しているようです」

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【スパイ・スパイク】
【ジャバイアンジュエリー】
【KISSノート】

アリス↓2 泉↓4

新芽「アリスちゃん、これプレゼントするわね」

アリス「データ照合……ジャバウォック諸島に伝わるアクセサリーですね」

新芽「そういうのもわかるのね……」

アリス「真白博士の最高傑作ですので」

新芽「泉、これいる?」

泉「これは……むうっ、KISSノートであるか」

新芽「書いたら心が失われるらしいけどね」

泉「むっ……むむむむむむむむむむ」

新芽「い、泉?」

泉「うおおおおっ!!きた、インスピレーションが降ってきておるわぁ!!」

新芽「ちょ、ちょっと」

泉「今すぐ原稿に叩きつけねば!!さらばである!!」

【真白アリスの好感度が上がりました】

【泉小十郎の好感度が上がりました】

【新芽の部屋】

新芽「一応何事もなく過ぎたわね……」

明日はどうなるかしら……

↓2のコンマが50未満で……

【???】

「うぷ、うぷぷぷぷぷぷぷ」

「いよいよだよ」

「まだ実感がないようだけど、それも終わり」

「コロシアイ共同生活の真のスタートだよ!!」

「アーハッハッハッハッハ!!」

【5日目】

キーン、コーン……カーン、コーン

モノクマ「オマエラ!朝だよ!起きた起きた!」

モノクマ「今日も1日頑張ろうねー!」

新芽「んうっ……」

モノクマ「あっ、それと……オマエラにお知らせがありますので、全員ホテルのロビーにいるように!」

新芽「お知らせ?」

いったい、何かしら……?

【モノクマホテル・ロビー】

新芽「みんな、おはよう」

安原「おはよう、新芽」

新芽「安原……」

安原「んっ?どうした?」

昨日の事、聞いておきたいけど……

ピンポンパンポーン

今は、それどころではなさそうね。

モノクマ「やあやあ、オマエラ!集まってるね!」

新芽「佐木原がまだ来てないわよ」

モノクマ「佐木原クンが来てない?全くもう!こういう時はしっかり集まってもらいたいね!」

佐木原「……遅れた」

ミーナ「佐木原クン、珍しいね」

佐木原「寝ていたものでな」

モノクマ「今度こそ全員揃ったみたいだね!それではボクより重大なお知らせを発表します!」

新芽「……」

モノクマ「オマエラさぁ、なんなのこれは?」

小夜「何がだ?」

モノクマ「なーんで誰もコロシアイをしないのかって聞いてるの!!」

鈴木「そ、そんな事言われても」

赤内「僕達はコロシアイなんてしない。それだけの話だよ」

モノクマ「あっ、そうか……動機が足りないんだね?」

心沢「動機だと?」

モノクマ「うぷぷ、それじゃあオマエラ!カウンターの方をご覧ください!」

モノクマの言葉にあたし達がカウンターを見ると……カラフルな16個の箱があった。

新芽「何よあれ……」

モノクマ「ボクからのホットなプレゼント!きっと盛り上がると思うよ?」

安原「嫌な予感しか、しないな」

モノクマ「うぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

とりあえず、開けないと始まらないみたいね。
みんなは立ち上がってそれぞれの名前が書かれた箱を取る。

泉「むうっ、なかなか重いな」

薄井「きひひ、こっちも」

神無月「まーちゃんのはー、軽いよー?」

安原「とりあえず、慎重に行こう」

安原の言葉通り、あたし達はゆっくりと箱を開ける。
そこには……

新芽「何も入って、ない?」

箱には白い梱包材が詰まっていて何も入ってるようには見えない。

新芽「どうなって……」

あたしはプレゼントは下に沈んでるのかと箱を逆さまにして振る。

すると……







――人の指が、落ちてきた。






新芽「ひっ!?」

な、何よこれ!人の、指!?

新芽「な、なんでこんな……あ、れ?」

この指、丸い傷が……

…………

新芽「ねぇねぇ、パパ。なんでパパの指には丸い傷がついてるの?」

「これか。これは昔母さんを守った時に出来た傷なんだ」

新芽「へぇー、変な傷だけど勲章なんだね」

「ははは、まあな。こんな傷あるのはパパぐらいだから馬鹿にされる事もあったけど、こっちは後悔してないから何とでもってやつだな」

新芽「あたしもそんな人に出会えるかな?」

「大丈夫だろう、立花は可愛いからな!」

新芽「もうパパったら恥ずかしいよ……」

…………

新芽「パパの指にあった、傷……」

嘘だ、嘘だ……

新芽「じゃあこれ、パパの、指……?」

嘘だウソだウソだウソだウソだ……


新芽「いやあああああっ!!」

安原「これ、は……!」

小夜「っ、なんでこれがここにあるんだ!?」

泉「むうっ!?」

鈴木「えっ、えっ、嘘、ですよね……」

心沢「っ、おれの生徒の生徒証がなんで血まみれなんだ!!」

赤内「こ、これ、僕が最初にスカウトした子にプレゼントした……」

真白「……アリス」

アリス「適合率、100%です」

真白「……」ギリッ

吹石「ま、マジかよ……!」

錦「これは師匠のマイラケット……!」

神無月「あーあー……これはー、笑えないかなー?」

早坂「っ、なんで……!」

薄井「きひ、ひ……」

ミーナ「最悪のプレゼント、だね」

佐木原「……」

どうやら、みんながもらったのもあたしと変わらないプレゼントらしい……

これが、まさか……

モノクマ「どうだった?ボクからの動機プレゼント!」

新芽「動機プレゼント……」

モノクマ「オマエラさぁ、知りたくない?そのプレゼントの持ち主がどうなったのか?」

心沢「当たり前だ!!」

モノクマ「いいよ、教えてあげるよ。たーだーしー……コロシアイをやってくれたらね!」

ミーナ「そのためにこんな……!」

モノクマ「さあさあ、知りたいならコロシアイだよコロシアイ!せいぜい励んでくださーい!」

ブツン

吹石「くそが、なんてこった……!」

安原「みんな、落ち着け!こんなの、何かしらのハッタリに決まって……」

真白「それはない探偵」

アリス「少なくともこちらの渡された物は本物だと断定します」

安原「くっ……!」

神無月「これはー、本格的にー、大変な事になってきたねー」

神無月ちゃんの言うとおりだった。
あたし達は今までどこか楽観的で……でもこんな物を見せられたら、そんな雰囲気は吹き飛んで。
殺されるかもしれない、それならいっそという疑心暗鬼の空気……

あたし達は確実にその空気に取り込まれていた。

本日はここまで。

動機が発表されたため、数日中に最初の事件が発生するかと。

それでは……

【新芽の部屋】

新芽「……」

あのプレゼントをもらってから、何も考えていられない。
パパが、ママがどうなったのか……知りたくて知りたくてたまらない。

だけど、それは誰かを殺すって事で……

新芽「あたしが、人を殺す……?」

無理だよ、そんなの。
あたしにそんな大それた事出来るわけない。

新芽「じゃあどうしたらいいのよ……」

どうすれば、正解なのよ……

ピンポーン

新芽「……!」

誰……?

安原「新芽、俺だ。安原だ」

新芽「安原?」

安原「開けなくてもいい。ただ1つだけ聞いてくれ」

新芽「何よ……」

安原「俺は人を殺してしまった人間をたくさん見てきた。だからわかるんだ」

安原「人を殺して、絶対に救われる事なんかない。もし救われる奴がいたら……そいつは化け物だ」

新芽「……」

安原「新芽がいったい何を渡されたかは知らない。だけど……殺人を犯してこの街から出て、その後胸をはれるか?」

新芽「……!」

安原「言いたいのはそれだけだ……時間取らせて悪かったな」

新芽「……」

あたしは……

新芽「っ、安原!」

ガチャッ!

佐木原「っ!」

新芽「あっ、えっ、佐木原?」

佐木原「なんなんだ……安原とも今すれ違ったが」

新芽「……」

佐木原「安原と何かあったか?」

新芽「いや……なんでも、ない」

バタンッ……


佐木原「…………」

【新芽の部屋】

新芽「…………」

ちょっと、気分転換しようかな……

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【スパイ・スパイク】

ゲームコーナーに行きますか?

↓2

行く選択

【ゲームコーナー】

新芽「なんでもいいから、頭真っ白にしたいわね……」

【どちらのゲームに挑戦しますか?】

1…モノックマン
2…ザ・モノクマパンチャー

↓2で選択

【モノクマパンチャーを選択した場合そのコンマ一桁のモノクマメダルをゲットします】

【ぞろ目ならプレゼントがあるかも……】

↓2

1選択

新芽「今日は、こっちかな……」

【モノックマンをスタートします】

初級…クリアコンマ50以上、報酬5枚

中級…クリアコンマ70以上、報酬10枚

上級…クリアコンマ90以上、報酬20枚

【選ぶレベルと多人数プレイを行う場合のメンバーを選んでください】

【最大3人までです】

↓2

【安原、真白と上級に挑戦します】

安原「ビーストモノクマ3体か……よし、いこう!」

真白「……」

新芽「真白君、今は考えないようにしましょ?」

真白「……しかたないな」

【3人プレイのため必要コンマが40下がります】
【コンマ50以上でクリアです】

↓2

【コンマ6のためクリア出来ませんでした】

真白「時間の無駄だった……」

安原「ま、まあ、そう言うなって」

新芽「……」

【現在のモノクマメダルは5枚です】

【続けてモノモノマシーン改をやりますか?】

↓2

【モノモノマシーン改に挑戦します】

【5日目…奇数日のためモノモノマシーンに挑戦します】

何枚使いますか?【現在のモノクマメダルは5枚です】

(人物も書いた場合コンマ50以上で現れます)

(コンマ70以上でもう一回回せます)

↓2

【2枚使用します】

【コンマ50以上なのでミーナが現れます】

【コンマ70以上のためもう一度回せます】

↓3まで連投ありでコンマ判定。

対応したコンマのプレゼントが手に入ります。

コンマ92~00は安価下になります。

↓3まで

【無言電話】
【光線銃ズリオン】
【自動消滅カセットテープ】

新芽「ふう……」

ミーナ「あっ、立花ちゃん」

新芽「ミーナ……」

ミーナ「元気ないね。まあ、無理もないか……あんなプレゼントもらったらね」

新芽「ミーナは大丈夫なの……?」

ミーナ「大丈夫では、ないかな。むしろ大丈夫な人なんていないと思う」

新芽「……そう、よね」

1…みんな、どうするのかしら?
2…ミーナは、どうするの?
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

2選択

新芽「ミーナは、どうするの?」

ミーナ「アタシ?どうもしないよ」

新芽「えっ……」

ミーナ「そりゃ、ね。あのプレゼントは衝撃的だったけど……アタシはそこまでやる事は許されてないと思うから」

新芽「どういう、意味?」

ミーナ「いずれわかるよ。アタシと過ごしていたら、ね」

【モノクマメダルを一枚消費する事でもう1人乱入してきます】

【誰かを乱入させたい場合は人物を>>119-120からお選びください】

【現在のモノクマメダルは3枚です】

↓2

鈴木選択【モノクマメダルを1枚消費しました】

鈴木「あ、あの」

新芽「鈴木ちゃん?」

ミーナ「どうしたのれ……スーちゃん」

鈴木「お茶、飲みませんか?」

ミーナ「お茶?」

鈴木「い、色々ありましたので!皆さんにお茶でも飲んで落ち着いてもらおうって思いまして……」

新芽「鈴木ちゃん……」

鈴木「た、たいしたこと出来ないただの女給ですから……これぐらいしか役に立てませんけど良かったら……」

1…ありがとう
2…鈴木ちゃんこそ、いっぱいいっぱいじゃないの?
3…自由安価。そぐわない物は下にズレます。

↓2

1選択

新芽「ありがとう」

たいしたこと出来ないなんて、ないわよ。
あたしなんて、それこそ何も出来やしないんだから……

ミーナ「アタシももらうね」

鈴木「は、はい!どうぞ!」

新芽「……暖かい」

確かに落ち着くわね、これは……

鈴木「お、お茶ならいつでも入れますから!」

新芽「うん、ありがとう鈴木ちゃん」

【プレゼントを渡しますか?】

・所持プレゼント
【希望ヶ峰の指輪】
【スパイ・スパイク】
【無言電話】
【光線銃ズリオン】
【自動消滅カセットテープ】

ミーナ↓2 鈴木↓4

ミーナ「これカセットテープ?」

ミーナ「聞いたら消えちゃうの?」

ミーナ「へー、面白そうなカセットテープだね!」

鈴木「じゅ、銃ですか?」

鈴木「あっ、撃てないんですね……なら良かったです」

鈴木「か、構えればいいんでしょうか?」

【ミーナ・ルナストーンの好感度が上がりました!】

【鈴木霊別華の好感度が上がりました!】

【モノクマホテル・ロビー】

安原「あっ、新芽。ちょっといいか」

新芽「なに、安原」

安原「ちょっと神無月の部屋行って呼んできてくれないか?昼なのに来ないんだよ」

新芽「神無月ちゃんが?」

安原「こういう時1人になるのは良くないからな……頼んだ」

新芽「まあ、いいけど」

神無月ちゃん、どうしたのかしら……

【神無月の部屋前】

ピンポーン

新芽「神無月ちゃーん」

うーん、反応ないわね。

新芽「どこか行ってるのかしら……」







ガチャッ……






新芽「えっ?」

神無月「なにー、かなー?」

新芽「あっ、神無月ちゃん。そろそろお昼だけど……」

神無月「ああー……まーちゃんはー、いらないかなー?」

新芽「えっ、具合でも悪いの?」

神無月「毒でもー、入られてたらー、大変だからねー?」

新芽「毒って……!」

神無月「だからー、みんなとはー、食事はしたくないかなー?」

新芽「……」

神無月「りっちゃんもー、少しは警戒した方がー、いいよー?」

バタンッ

新芽「……」

神無月ちゃんは、殺人が起きると思ってるからお昼に来ない……?

新芽「……」

なんだろう、なんだか……

新芽「……よし」

あたしも出来る事をしてみよう!

本日はここまで。

現在の好感度

真白…1.5

安原…1.0

佐木原…1.0

鈴木…1.0

吹石…1.0

錦…0.8

薄井…0.8

ミーナ…0.8

心沢…0.7

早坂…0.7

赤内…0.6

泉…0.6

小夜…0.5

神無月…0.5

アリス…0.5

それでは……

【神無月の部屋】

神無月「ねー、なにー、してるのー?」

新芽「昼ご飯よ」

神無月「意味がー、わからないよー?」

新芽「神無月ちゃんが毒を警戒してるならあたしが毒味すれば問題ないって事でしょ?」

神無月「えーとー、なんでー、そうなるのかなー?」

新芽「いいからいいから!ここは犬に噛まれたと思って諦めて」

神無月「……りっちゃんってー、変人だよねー?」

新芽「あたしはごく普通の女子高生よ。みんなみたいな才能なんてないし、今もいっぱいいっぱい」

神無月「だったらー、なんでー?」

新芽「だからこそ、出来る事をするしかないの。あたしみたいなごく普通の子はね」

神無月「……」

新芽「とりあえずご飯にしましょう。食べないと身体に悪いしね」

神無月「しょうがないなー、付き合ってー、あげるよー?」

【神無月摩耶の好感度が上がりました!】

【モノクマホテル・ロビー】

安原「みんな、聞いてくれ!」

新芽「どうしたのよ?」

安原「モノクマに変な動機を渡されてみんな動揺してると思う。だけど1回落ち着いてほしいんだ!」

赤内「落ち着く……」

安原「焦る気持ちはわかる。だからといってコロシアイなんて絶対駄目だ!」

小夜「……」

安原「きっと助けは来る!だから……」

吹石「うっせえんだよ!!」

安原「がっ!?」

新芽「や、安原!?」

ミーナ「ちょ、ちょっと吹石クン!いきなり蹴るなんて……!」

吹石「ちっ、拳じゃねえだけマシだろ」

安原「げほっ、ごほっ……!」

吹石「ウダウダ奇麗事ばっかり並べ立てやがって……いい加減うぜえんだよてめえ!!」

安原「っ……」

吹石「俺は死なねえぞ……殺しに来やがったら逆にぶっ殺してやる!!」

泉「吹石!!なんという事を言うかぁ!!」

吹石「うるせえよ!いいか、俺は絶対……生きて帰ってやる!!」

新芽「ちょ、ちょっと吹石!」

安原「ぐっ……」

鈴木「や、安原さん大丈夫ですか!?」

安原「だ、大丈……いっ!?」

心沢「大丈夫には見えないぞ。部屋に戻って休んだ方がいい」

安原「……そ、そう、させてもらうかな」

錦「明日辺り酷い痣になりそうですね……」

薄井「……きひひ、あっちはどうするの?」

真白「どうするも何も今近付いたら本当に殺されかねない」

アリス「君子危うきに近寄らずと判断します」

早坂「今の吹石は頭に血が昇ってそうだし、その方がいいかもね」

吹石はほっとくしかない、か……

佐木原「……空気が悪くなってきたな」

【新芽の部屋】

キーン、コーン……カーン、コーン

モノクマ「オマエラ!夜です!おやすみの時間だよ!」

モノクマ「夜更かししないようにしなさいね!」

モノクマ「おやすみおやすみ……」

新芽「……」

なんだか空気がギスギスしてきてるわね……
これ、もしかしなくてもマズいんじゃないの?

新芽「……」

何もなければ、いいんだけど……

【6日目】

キーン、コーン……カーン、コーン

モノクマ「オマエラ!朝だよ!起きた起きた!」

モノクマ「今日も1日頑張ろうねー!」

新芽「うーん……」

もう朝、かぁ……

【食堂】

新芽「あれ?」

まだ、誰も来てない?

新芽「おかしいわね、今までこんな事なかったのに……」

アリス「おはようございます新芽さん」

新芽「あっ、アリスちゃんと……真白君?」

真白「すぅすぅ……」

アリス「博士は昨夜遅くまで脱出用装置の設計を行っていたため、寝ている状態ですがご容赦を」

新芽「それは、いいんだけど」

真白「んっ……すぅ」

新芽「それなら部屋で寝かせてあげた方が良かったんじゃないの?」

アリス「その方がよろしいのでしょうが、博士は朝食はいるだけでもいいから出席すると言われましたので……」

新芽「そうなんだ……」

神無月「あれー?まだー、これだけー?」

新芽「神無月ちゃん、来てくれたのね!」

神無月「そうしないとー、部屋にー、押し掛けてくるでしょー?」

新芽「まあね」

神無月「だったらー、来た方がー、いいよねー?」

アリス「これで4人ですか……皆様遅いですね」

新芽「そう、ね……」

いくらなんでも、これは……おかしいわよ。

錦「あれ、皆さんどうしたんですか!」

早坂「顔突き合わせて密談?」

新芽「早坂ちゃん、錦!」

アリス「皆様の集まりが悪いのでどうしたのかと思案していました」

早坂「そういえばこんな時にもういそうな心沢とかがいないのは珍しいね」

薄井「きひひ……」

錦「うわっ!?薄井さん、いつからそこに!」

薄井「5時から……ずっと待ってた……きひひ」

神無月「これでー、7人ー、だねー?」

新芽「ちょっと、あたし部屋回ってくるわ!」

なんだろう、すごく、嫌な予感がする……!

ピンポーン

新芽「……」

泉「なんじゃあ!」

新芽「泉、無事だったのね!」

吹石「無事とはなんであるか?我が輩は原稿を進めていたのだが……」

新芽「朝食の時間なのに来ないから心配してたのよ!」

泉「むっ、それはすまんかった!集中していて気付かんかったわ!!」

新芽「みんな待ってるから早く行きなさいよ!」

泉「すぐに支度しよう!!」

次は……!

ピンポーン

新芽「……」

心沢「はい……」

新芽「心沢、どうしたのよ。みんなもう食堂で待ってるわよ?」

心沢「っ、すまない。今起きたところなんだ」

新芽「珍しいわね……」

心沢「色々あって眠れなかったんだ……みんな待ってるならすぐ行こう」

新芽「お願いね」

後は……

ミーナ「あっ、立花ちゃん」

鈴木「お、おはようございます!」

新芽「鈴木ちゃん、ミーナ!」

ミーナ「ごめんね、ちょっと寝坊しちゃって」

鈴木「わ、私がいけないんです!私が無理言ったから……」

ミーナ「だから気にしないでって」

新芽「あの、他に誰か見なかった?」

ミーナ「えっ、見てないけど……」

鈴木「な、何かあったんですか?」

新芽「……」

新芽「……」

安原「あれ、新芽?」

新芽「安原……」

安原「どうしたんだ?そんな顔して」

新芽「まだ、朝食に4人来てないの……」

安原「4人?誰が来てないんだ!?」

新芽「佐木原、吹石、小夜ちゃん、赤内……」

安原「わかった。俺が男子の方は行くから新芽は小夜の部屋に行ってくれ!」

新芽「う、うん!」


【ホテル・ロビー】

新芽「えっと、小夜ちゃんの部屋は……」

小夜「なんだ、私を呼びにきたのか?」

新芽「小夜ちゃん」

小夜「心配をかけたな!少し考え事をしていたんだ……だけど私はもう大丈夫だ!」

新芽「良かった……」

小夜「ど、どうした新芽?泣いてるのか?」

そうよね、そんな事あるわけない。

きっと昨日のプレゼントでみんな動揺してただけ……

コロシアイなんて――







ピンポンパンポーン…!












モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後、学級裁判を開きまーす!」






新芽「……えっ?」

小夜「し、死体だって!?」

新芽「っ!!」

小夜「に、新芽待つんだ!」

あたしは走った。

走って走って走って……

そして、見た。







【部屋の中で血まみれで倒れている……】

【超高校級のボクサー吹石丈の姿を……】






安原「……ダメだ、もう死んでる」

赤内「な、なんでこんな……!」

新芽「な、なにが、あったのよ……」

ミーナ「立花ちゃんの様子がおかしかったから……鈴木ちゃんと赤内クンの部屋に、行ったの」

鈴木「うっ、ううっ」

ミーナ「それで部屋にいた赤内クンと食堂に行こうとしたら、吹石クンの部屋のドアが開いてて……中を見たら……」

赤内「吹石クンと……【彼】が、いたんだ」

安原「……じゃあ、聞かせてもらえるか?」

安原「なんでお前の部屋に吹石がいたのか?」

安原「なんでお前は血まみれなのか?」

安原「なんでお前は……手に包丁を持ってるのか?」







安原「答えろよ……佐木原!!」

佐木原「…………」






あっ、間違えた……

安原「なんでお前の部屋に吹石がいたのか?」



安原「なんで吹石の部屋にお前がいたのか?」

です。







CHAPTER1【クルシミとイカリとカナシミと】(非)日常編 END






眠気のせいかミスが多くなってきたので本日はここまで。

最初の被害者は吹石クンでした。
次回から捜査スタートです。

それでは……

寝ちゃってました……
こちらの捜査は明日からという事にしてスクールモード、天倉スレを埋めてしまいたいと思います。







CHAPTER1【クルシミとイカリとカナシミと】非日常編






新芽「……」

あたしはこの日1つ学習した事がある。

本当に悲鳴をあげたい時、人は全く声をあげられないという事。

それほど、あたしにとって目の前の光景は理解出来なかった。

佐木原「……」

吹石が死んでる。
そして包丁を持った佐木原が立ってる。

つまりこれは、佐木原が吹石を……

佐木原「……着替え」

安原「は?」

佐木原「話をするのは構わない。その前にこの血まみれの服を着替えられるならな」

安原「……そうすれば正直に話すんだな?」

佐木原「ああ」

安原「わかった」

赤内「安原君!正気かい!?どう見ても吹石君を殺したのは……」

安原「まだ何もしていない段階で結論は出せない。先入観にとらわれたら……死ぬ結果になるかもしれないぞ」

赤内「……」

安原「佐木原、着替えはいいけど見張らせてもらうからな」

佐木原「……好きにしろ」

安原「ミーナ、鈴木を連れて食堂のみんなに事情説明を頼む」

ミーナ「……うん、わかった」

新芽「……」

安原「行くぞ佐木原」

佐木原「……」

こうして吹石の部屋には……あたしと赤内が残された。

赤内「……」

新芽「……」

あたし達はお互い口を開かなかった。
こういう時何を話せばいいのかなんてわからなかったし……
話す気分なんかじゃ、なかったから。

モノクマ「おやおや、まるでお見合いの席だね!」

新芽「っ!」

赤内「モ、モノクマ!?」

モノクマ「あのヘボ探偵がいない隙に来てみました!ボク、ああいう探偵ってやつが大嫌いだからね!」

新芽「何の用よ……」

モノクマ「全く何もしようとしないゆとり世代に発破をかけにきたのです!ボクってなんて優しいクマの鏡!」

赤内「発破?」

モノクマ「オマエラさぁ、もう捜査タイムは始まってるんだよ?今ならあのヘボ探偵に仕切られずに思うがままに捜査も証拠隠滅も出来るのになんで何もしないわけ?」

新芽「証拠隠滅ってそれじゃあまるで……!」

モノクマ「おっ、いい反応だね!そうやって自分は犯人ではないアピールをするのはなかなかのテクニックだよ!」

赤内「……」

モノクマ「まあ、時間は有限だしやれる事はやっといたら?死にたいなら別に何もしなくていいけど」

新芽「……!」

そうだ、事件が起きた以上、ルールにあったように学級裁判っていうのが開かれて……犯人を突き止めないと。

あたしは、死ぬんだ。

赤内「……」

新芽「あっ、ちょっと赤内!?どこ行くのよ!?」

赤内「人がいきなり殺されて、犯人を突き止めないと死ぬ?そんなの……すぐに受け止められるわけないじゃないか……」

新芽「……」

モノクマ「あーあ、赤内クンも根性ないなぁ……さてさて、新芽さんはどうする?」

新芽「……」

あたしは……

新芽「……や、る」

やらないと死ぬ、だったらやるしかない。
真実を知りたいなんて高尚な事じゃない、吹石を殺した犯人を許せないなんて義憤でもない。

あたしは……死にたくないから、吹石を殺した犯人を突き止める。

モノクマ「それじゃあ新芽さんにはコレをお渡ししまーす!」

新芽「ザ・モノクマファイル……?」

モノクマ「検死なんてオマエラには出来ないでしょ?ボクがしっかりとやっといたんでご安心くださーい!」

新芽「……あんたは犯人を知ってるの?」

モノクマ「もちろん!オマエラの中の誰がやったのかしっかり知ってますとも!そうじゃないと学級裁判でジャッジが出来ないからね!」

新芽「……」

モノクマ「それじゃあボクは高みの見物といくから……うぷぷ、頑張ってね!」

モノクマがいなくなって、あたしは1人になる。
もしあたしが犯人なら証拠隠滅の大チャンスってわけだ。

だけどあたしが犯人じゃないのはあたし自身がよく知ってる。

だったら……

調べよう、あたしなりに。

生きるために……やるんだ。


      【捜査開始】

まずは、このモノクマファイルってやつを確認しておこうかしら……

【被害者は吹石丈。
死亡推定時刻は午前5時半から6時までの間。
死体発見現場はモノクマホテル1階、吹石丈の部屋。
被害者は腹部を刺された模様。
頭にこぶが出来ている。
他に目立った外傷はなし】

新芽「刺されたって……」

佐木原が持ってたアレで……よね。

新芽「佐木原が、吹石を殺したの……?」

コトダマ:【モノクマファイル1】を手に入れました。
〔被害者は吹石丈。
死亡推定時刻は午前5時半から6時までの間。
死体発見現場はモノクマホテル1階、吹石丈の部屋。
被害者は腹部を刺された模様。
頭にこぶが出来ている。
他に目立った外傷はなし〕

1…吹石の死体を調べる
2…部屋を調べる
3…シャワールームを調べる

↓1

1選択

新芽「……」

とりあえず、調べるしか、ないのよね……

新芽「えっと、まず吹石はうつ伏せで倒れてて……」

吹石は血だまりの中にうつ伏せで倒れている。
後頭部にこぶがあるわね……
それで後は、後は……

新芽「っ、どうしよう……」

よく調べるためには、吹石をあお向けにした方が、いいわよね?

新芽「……や、やるしかないわね」

大丈夫大丈夫大丈夫、出来る出来る出来る……

新芽「……ひっ!」

め、目があっちゃった……絶対アレ夢に見る……

とりあえず、吹石の身体の下には何もなかったからよしとしておこう……

コトダマ:【吹石の死体】を手に入れました。
〔吹石の身体は血だまりにうつ伏せの状態で倒れていた。
後頭部にはこぶがある。
身体をあお向けにしようとした際見た吹石の身体の下の血だまりには何もなかった〕

1…部屋を調べる
2…シャワールームを調べる

↓1

2選択

新芽「シャワールームは……」

うーん、ちょっと前に使った跡がある以外は特に変わった事はないわね……

新芽「使ったのは犯人かしら……」

いや、もしかしたら……吹石かもしれないわね。

さっきはいっぱいいっぱいでわからなかったしちょっと調べてみよう……髪だけでいいわよね。

…………

新芽「うつ伏せ状態でもやっぱり死体調べるのって精神削られる……」

さっきはよくあお向けにしようとしたわよあたし……

新芽「でも髪が濡れてたのはわかったわね……やっぱり吹石がシャワー浴びてたのかしら」

コトダマ:【使われたシャワールーム】を手に入れました。
〔吹石の部屋のシャワールームは少し前に使われた形跡があった。
髪が濡れていたため、吹石が使用したと思われる〕

次は部屋を調べよう。

1…机を調べる
2…テレビ台を調べる
3…クローゼットを調べる
4…ベッドを調べる

↓1

1選択

新芽「机には……何これ?」

メモ帳に何か書いてあるわね……

新芽立花…○
ミーナ・ルナストーン…◎
小夜鈴音…○
神無月摩耶…△
薄井千影…×
真白アリス…×
鈴木霊別華…◎
早坂忍…○

女子の名前の横に○とか×とかついてて……
あっ、もう1枚あ、る……

新芽立花…生意気だがその分、手に入れた後の反応が楽しみだ。
胸がもう少しありゃ、◎つけてもいいかもな?
まあ、ないならないなりに――

新芽「何よこのふざけたメモは!!」

人をどこまで変な目で……っ!
あ、あたしや他のみんなにメモの中でなんて事させてんのよ……!

新芽「こんな物、あったらいけないわね……」

どうせ事件とは関係ないし処分しときましょう。

コトダマ:【吹石のメモ帳】を手に入れました。
〔吹石の部屋にあった女子メンバーへの評価やその他諸々が書かれたメモ帳。
その他諸々があまりに生々しいため新芽が処分した〕

1…テレビ台を調べる
2…クローゼットを調べる
3…ベッドを調べる

↓1

1選択

テレビ台には……ゲームがあるわね。

新芽「あれ?なんでこんな所に血が……」

血痕を見た感じ……何かを取ろうとしてたのかしら?

新芽「でもいったい何を……それにないって事は犯人はこれを回収、したのよね……?」

コトダマ:【テレビ台の血痕】を手に入れました。
〔吹石の部屋のテレビ台の収納にはゲームが入っていた。
その収納には血痕がついており、血痕の途切れ具合からゲームが一本なくなっているようだ〕

1…クローゼットを調べる
2…ベッドを調べる

↓1

1選択

クローゼットには吹石が着てたガウンがズラッと並んでいる……

新芽「なんでこんな同じやつばっかり……」

あっ、クローゼットの下に何か落ちて……袋ね、これ。

新芽「何か入ってたのかしら……」

コトダマ:【クローゼットの袋】を手に入れました。
〔吹石の部屋のクローゼットから見つかった空の袋〕

新芽「後はベッドね」

ベッドには……雑誌がいくつかあるわね。

新芽「なになに、【女性と簡単に一夜を共にする方法】、【レトロゲームのススメ】、【週刊ボクシング列伝】……か」

コトダマ:【3つの雑誌】を手に入れました。
〔吹石の部屋にあった3冊の雑誌。
タイトルは【女性と簡単に一夜を共にする方法】、【レトロゲームのススメ】、【週刊ボクシング列伝】〕

新芽「吹石の部屋は、こんな所かしら……」

そろそろみんな来る頃ね。

ガチャッ

ミーナ「みんなを連れてきたよ。それとスーちゃんはショックが大きいみたいで寝かせてるから」

錦「ふ、吹石君!」

早坂「嘘、本当に死んで……」

泉「むうっ!!何という事であるかぁ!!」

心沢「なんてこった……」

薄井「きひひ……とうとう最初の犠牲者が……」

神無月「あーあー……起きちゃったねー?」

真白「こ、こんな……」

アリス「博士、見たくないのならば後ろに隠れる事を推奨します」

小夜「ほ、本当に吹石が……死んだ、のか」

ぞろぞろと集まってくるみんな……
そして最後に……あの2人が来た。

安原「みんな、集まってるな」

佐木原「……」

心沢「安原、これはどういう事なんだ」

安原「どうもこうもない……起きてしまったんだよコロシアイが」

神無月「あれー?コロシアイなんてー、起こさせないんじゃー、なかったのー?」

安原「それについては、申し開きのしようがない……」

真白「それで……殺人事件が発生したという事は、ルールにあった学級裁判があるという事か?」

安原「そうだ。犯人を突き止めないと……俺達は処刑される事になる」

小夜「処刑……」

錦「だ、だけど本当にぼく達の中に犯人が……?」

安原「認めたくはない、けどな……吹石は俺達の中の誰かが殺したと思った方がいい」

早坂「……」

安原「……みんな、こうなってしまって本当にごめん。だけど……俺達は犯人を突き止めるしかないんだ」

泉「生きるために、であるな?」

安原「……そうだ」

佐木原「……」

ミーナ「でも、その前に聞かないといけないよね?」

安原「……佐木原の話だな?」

ミーナ「佐木原クンはここにいたからね……包丁を持って」

小夜「なんだって!?」

佐木原「……」

薄井「きひひ……犯人は目の前に……」

安原「待ってくれ。佐木原の話を聞かないで犯人扱いはまだ早い」

早坂「でも佐木原は包丁持って現場にいたんでしょ?」

錦「あ、怪しすぎるでしょう!」

安原「それを確かめるためにも……佐木原、話してくれ」

佐木原「……朝、食堂に行く準備をしていたらチャイムを鳴らされた」

佐木原「外に出たが誰もいなかったが……ふと、吹石の部屋のドアが開いているのが見えて中を覗いたら……吹石の死体が転がっていた」

佐木原「服が血まみれだったのは思わず抱き起こしたからだ。包丁は傍らに落ちていたのを拾った……それだけだ」

新芽「……」

佐木原は誰かにハメられたって事……?

コトダマ:【佐木原の証言】を手に入れました。
〔朝食堂に行く準備をしていたところをチャイムで呼び出された。
吹石の部屋のドアが開いているのが見えたため覗いたところ死体を発見。
服が血まみれだったのは抱き起こしたから、包丁は傍らに落ちていたのを拾ったらしい〕

本日はここまでで。

安原「……今の佐木原の話を聞いてどう思うかはみんな次第だ。とにかく捜査を始めよう、まず万が一の事を考えて見張りを2人……」

新芽「……」

佐木原がハメられたならいったいそれを誰がやったのか、それとも佐木原が嘘をついてるのか……正直わからない。

安原「ところで赤内はどうしたんだ?」

新芽「受け止められないって出ていったわよ」

安原「そうか……新芽は受け止めてるのか?」

新芽「全然。現実味がないから普通に見えるだけよ……後で……多分泣く」

安原「……無理もないな。殺人事件なんてそうそう遭遇するものじゃない」

新芽「……安原、これ」

安原「なんだこれ?」

新芽「モノクマがくれた吹石の死体、についての色々だって」

安原「死亡推定時刻やだいたいの所見が載ってるのか……んっ?」

新芽「どうしたの?」

安原「……」

新芽「安原?」

安原「これ、借りていいか」

新芽「いいけど……」

安原「サンキューな」

安原、何かわかったのかしら……?

とりあえず、あたしも外に行こう。

【現在地…モノクマホテル1階廊下】

1…ロビーを調べる
2…エレベーターホールを調べる
3…話す【佐木原】

↓1

新芽「ねぇ、佐木原」

佐木原「……なんだ」

新芽「さっきの話、本当なのよね?」

佐木原「……お前はどう思う?」

新芽「さぁね……あたしはカウンセラーでも探偵でもエスパーでもない。佐木原が何を考えてるかなんて、行ってくれないとわからないわよ」

佐木原「……」

新芽「……」

佐木原「俺は吹石を殺したクロではない」

新芽「……OK、信じる」

佐木原「……随分、あっさりだな」

新芽「あたしを心配してくれたしね」

佐木原「……新芽」

新芽「なによ」

佐木原「感謝しておく」

新芽「素直にありがとうでいいでしょうに……」

佐木原「……これを渡しておく」

新芽「何これ……地図?」

佐木原「必要になるだろうからな」

新芽「んっ、ありがとう」

1…エレベーターホールを調べる
2…ロビーを調べる
3…エントランスホールを調べる
4…食堂を調べる

↓1

1選択

新芽「エレベーターホール、か」

このホテル階段は封鎖されてるから1階と2階の移動はこれ使うしかないのよね……

新芽「うーん……エレベーターをずっと見ていた人がいれば犯人も絞り込めるんだけど」

コトダマ:【エレベーター】を手に入れました。
〔モノクマホテルの1階と2階を行き来するエレベーター。
階段は使えないため1階と2階を行き来するための移動手段はこれしかない〕

1…ロビーを調べる
2…エントランスホールを調べる
3…食堂を調べる

↓1

1選択

新芽「……」

ここはロビー……といってもいつもあたし達が集まってるのとは違う病院に近い出口がある方だけど。
あたし達がいつも集まってるのはエントランスホールで、こっちが本当のロビーみたいね。

新芽「ロビーの正面の扉を進んで左を行けば……食堂につくのね」

2階の同じ場所にも扉はあるけど柵付きだからあくまでも通路に使えるだけで1階に降りる事は無理。

新芽「まあ、身体能力次第では……不可能でもないかもしれないけど」

コトダマ:【ロビー】を手に入れました。
〔モノクマホテルの病院側出口があるロビー。
1階から食堂へ繋がる廊下への扉がある。
2階との行き来は難しいようだ〕

1…エントランスホールを調べる
2…食堂を調べる

↓1

1選択

新芽「……」

このエントランスホールには2つの出口と2つの扉がある。
1つはゲームコーナーに続いてる扉。
もう1つは男子の部屋がある廊下に続いてる扉。

新芽「男子の部屋に続く廊下は……」

ステンドグラスがある廊下から続いて、左に行くとエレベーターホール、真っ直ぐ行くと男子8人の部屋がある。
エレベーターホールに続く道の前が赤内、次に向かい合わせに2つ部屋があって左に佐木原、右に安原……左にはもう1つ真白君の部屋がある。
次に右手にあるのが……吹石の部屋。
さらに進んで左が食堂に続く通路、右が錦の部屋。
さらに進んで向かい合わせに2つ部屋があって、左が泉、右が心沢……その奥に大浴場。


新芽「えーっと……」

殺された吹石の部屋から食堂側にいるのが錦、泉、心沢。
エントランス側にいるのが残り4人。

新芽「ややこしくなってきたわね……」

コトダマ:【男子の部屋の位置】を手に入れました。
〔男子の部屋はエレベーターホールに続く道の前が赤内。
次に向かい合わせにある2つ部屋の左が佐木原、右が安原。
佐木原の隣に真白。
安原の隣に吹石。
さらに進んで左が食堂に続く通路、右が錦の部屋。
さらに進んで向かい合わせに2つ部屋があり、左が泉、右が心沢となっている〕

1…食堂を調べる
2…話す【早坂】
3…話す【ミーナ】

↓1

2選択

早坂「……」

新芽「あれ……早坂ちゃん、何してるの?」

早坂「ああ、新芽。ほら……これ」

新芽「ああ、階段ね。今は封鎖されてるけど」

早坂「でもさ、これ最初に来た時使えてたよね?」

新芽「そうね、あたしもそれで降りたから間違いないわよ」

早坂「……これが使えてれば今日はもっと早くトレーニング出来たんだけど」

新芽「んっ?どういう事?エレベーター使えば問題ないじゃない」

早坂「……エレベーター使えなかったんだよね」

新芽「……えっ?」

早坂「今朝の5時半ぐらいだったかな……トレーニングするためにエレベーター乗ったんだけどさ、なんかうんともすんとも言わなくて」

新芽「……」

早坂「なんか、モノクマが言うには5時から点検中らしくて結局6時までエレベーター乗れなかったんだよね」

新芽「それ、本当?」

早坂「嘘言ってもしかたないでしょ?」

新芽「……」

コトダマ:【エレベーターの点検】を手に入れました。
〔5時から6時までエレベーターは点検中で乗っても動かない状態だった〕

1…食堂を調べる
2…話す【ミーナ】
3…話す【薄井】

↓1

3選択

薄井「きひひ……」

新芽「薄井ちゃん、ちょっといい?」

薄井「なに……きひひ」

新芽「薄井ちゃんって5時から食堂にいたのよね?」

薄井「正確には4時58分21秒から……イタヨ」

新芽「そ、そう……それで、何か怪しい物とか見なかった?」

薄井「見てない……きひひ、食堂の暗がりから男子の部屋の方を見てたけど……きひひ、ひひ」

新芽「通る人すら見てないの?」

薄井「きひひ、吹石くんなら、見た」

新芽「本当!?いつ頃か覚えてる!?」

薄井「きひひ、5時13分32秒に。だけどワタシの顔見た途端に逃げた……きひひ、ひひ」

新芽「なるほど……」

薄井「きひひ、1ついい?」

新芽「なに?」

薄井「きひひ、見た印象だと吹石くんは……相当怯えてた、ヨ」

吹石が、怯えてた……

コトダマ:【薄井の証言】を手に入れました。
〔5時から食堂にいたが見たのは吹石だけでその吹石もすぐ逃げた。
吹石は相当怯えてたようだ〕

1…食堂を調べる
2…話す【ミーナ】

↓1

2選択

ミーナ「……ふぅ」

新芽「ミーナ、大丈夫?」

ミーナ「立花ちゃん……さっきまで部屋を調べてたんだけど、ちょっとキツいね」

新芽「確かに……」

ミーナ「スーちゃんは大丈夫かな……」

新芽「鈴木ちゃん、部屋に戻ってるんだっけ……」

ミーナ「スーちゃんとしては昨日の今日だから余計にキツいんだと思う……」

新芽「えっ?」

ミーナ「スーちゃん、昨日の夜吹石クンに言い寄られてたの」

新芽「吹石に?」

ミーナ「というか、無理やりキスされそうになってたから助けたんだよね」

新芽「あいつは……」

ミーナ「その時スーちゃんが思わず吹石クンを突き飛ばしたりして……」

新芽「大変だったのね……」

コトダマ:【ミーナの証言】を手に入れました。
〔昨日の夜鈴木は吹石に強引に言い寄られていた。
ミーナが止めた際に鈴木が吹石を突き飛ばしたりと色々あったようだ〕

本日はここまで。

次回は食堂の捜査からです。

それでは。

捜査を再開します。

男子の部屋ですが

上面図で言うとエントランスには上と下に1つずつ扉があり、上の扉は大浴場――エントランスが真っ直ぐ繋がっています。

そしてその間の廊下(――の部分)に

心沢 錦 吹石 安原 赤内

泉   真白 佐木原

といった並びで部屋があり、錦の部屋の下に食堂に通じる道、赤内の部屋の下にエレベーターホールに繋がる道があります。

食堂にいた薄井さんは錦の部屋の扉をずっと見ていた感じです。

それでは始めます。

【ホテル・食堂】

新芽「食堂は2つの扉があるのよね」

1つは錦の部屋の扉が見える。
もう1つは右に行けば病院側出口があるロビーに、左に行けばエレベーターホールに繋がる廊下に……

新芽「で、食堂には調理場があると……」

包丁はここから持ち出されたのかしら……

【調理場】

新芽「一本なくなってるわね……」

間違いない、包丁はここから持ち出された……
問題は、誰がいつ持ち出したか……

新芽「誰か調理場に入った人とか見てないかしら……」

コトダマ:【包丁】を手に入れました。
〔吹石の腹部を刺したと思われる包丁。
調理場から持ち出された物のようだ〕

1…話す【錦】
2…話す【赤内】
3…ゲームコーナーを調べる

↓1

2選択

新芽「あっ」

赤内「……」

新芽「赤内、何してるのよ」

赤内「新芽さんか……」

新芽「みんなも捜査始めてるわよ」

赤内「……」

新芽「出来そうにないなら、無理はしなくていいけど……」

赤内「……ごめん」

新芽「しかたないわよ、あたしだってもしかしたら赤内みたいになってたかもしれないし」

赤内「……」

新芽「あっ、1つだけ。調理場から包丁持ち出されてたみたいなんだけど、何か知らない?」

赤内「……昨日の夜、真白さんが調理場に入ったのは見たよ」

新芽「さんって事はアリスちゃんね……わかった。ありがとうね」

赤内「……」

1…話す【錦】
2…話す【アリス】
3…ゲームコーナーを調べる

↓1

2選択

新芽「アリスちゃーん……?」

真白「アリス!材料が足りない、すぐにこのメモの物を用意!」

アリス「わかりました」

新芽「……」

アリス「新芽さん、どうしましたか?」

新芽「ちょっと、聞きたい事があるんだけど……」

アリス「現在博士の捜査用機材作成の助手をしていますので、手短にお願いします」

新芽「えっと、昨日の夜調理場に行ったって聞いたんだけど」

アリス「昨日……えぇ、夜の11時半頃に博士用のホットミルクを用意するために調理場に行きました」

新芽「包丁の数って、覚えてる?」

アリス「はい、鍋を取り出す際視界に入りましたので……全て揃っていました」

11時半にはまだ持ち出されてなかった、か……

真白「アリス!ちょっと来てくれ!」

アリス「はい、博士。申し訳ありませんが失礼します」

新芽「うん、ありがとう」

1…話す【錦】
2…話す【泉】
3…ゲームコーナーを調べる

↓1

1選択

錦「うーん、うーん、ううん、うんー……」

新芽「ちょっと錦……」

錦「ダメです!わかりません!」

新芽「何の話よ……」

錦「ぼくなりに事件を考えていたんですが!何も浮かびませんでした!」

新芽「ああ、そう……」

そういえば……

新芽「ねぇ、錦。あなた朝は早坂ちゃんと一緒にいたのよね?」

錦「はい!工事現場で壁打ちしていた時に会ってからは一緒でした!」

新芽「でも5時から食堂にいた薄井ちゃんはあなたを見てないみたいなんだけど」

錦「外に行ったのは4時半からですから!あっ、そういえば……」

新芽「そういえば?」

錦「部屋を出ようとした時、廊下を誰かが歩く音がしました!」

新芽「部屋を出ようとした時って、4時半って事よね?」

錦「はい!」

4時半に誰かが出歩いてた……?

コトダマ:【錦の証言】を手に入れました。
〔4時半から外に出て壁打ちをしていた。
部屋を出ようとした時、廊下を誰かが歩いていたらしい〕

1…話す【泉】
2…話す【鈴木】
3…ゲームコーナーを調べる

↓1

1選択

泉は心沢と見張りをしているみたいだ……

泉「しかしどうしたものであるか……」

新芽「いきなりこんな事になっちゃったもんね……」

泉「ふむ、もしかするとあの時全力で吹石を捕まえていれば……」

新芽「えっ?」

泉「朝の4時半頃なのであるが……眠気覚ましのコーヒーを取りに行った我が輩は調理場の入り口で吹石と出くわしたのだ」

新芽「なんですって!?」

泉「その時の吹石は何か包みを大事そうに抱えていたのであるが……よほど警戒していたのか我が輩を見てすぐ食堂を出ていってしまった」

新芽「……包み?」

泉「そのクローゼットにある物であるな」

新芽「……」

もしかして……

コトダマ:【泉の証言】を手に入れました。
〔4時半頃調理場の入り口で吹石と出くわした。
吹石はかなり警戒していたらしい〕

コトダマ:【クローゼットの袋】をアップデートしました。
〔吹石の部屋のクローゼットから出てきた空の袋。
調理場から出てきた吹石が大事そうに抱えていたらしいが……〕

1…話す【鈴木】
2…調べる【ゲームコーナー】

↓1

1選択

【鈴木の部屋前】

新芽「鈴木ちゃん、大丈夫?」

鈴木「……」

震えてる……無理もないわね。

新芽「鈴木ちゃん」

鈴木「新芽、さん」

新芽「大丈夫、じゃないわよね……」

鈴木「わ、私……ごめんなさい……」

新芽「死体を見ちゃったら、こうなって当然よ……」

鈴木「ち、違います……」

新芽「えっ?」

鈴木「わ、私、昨日の夜吹石さんに部屋に来ないかって……言われたんです」

新芽「らしいわね」

鈴木「で、でも私、怖くて……吹石さんを突き飛ばして逃げちゃって……」

新芽「……」

鈴木「あ、あの時私が吹石さんを受け入れていたら……吹石さん、殺されなかったかもしれませんよね……?」

新芽「それは……」

鈴木「吹石さん、きっと1人は嫌だったんです。なのに私は怪我まで、させて……ダメな、人間です……」

コトダマ:【鈴木の証言】を手に入れました。
〔吹石に言い寄られた際、突き飛ばして吹石に怪我をさせてしまったらしい〕

【ゲームコーナー】

新芽「あれ?」

神無月「……」

佐木原「……」

新芽「佐木原と神無月ちゃん、何してるの?」

神無月「りっちゃんだー?」

佐木原「新芽か……神無月がここを調べたいらしい」

新芽「ここを?」

神無月「ほらー、吹石君のー、部屋にー、ゲームあったでしょー?」

新芽「ああ、確かにあったわね」

佐木原「どうやらここにあった物らしい」

新芽「ここに!?」

神無月「正解ー、見てみなよー?」

新芽「本当だ……」

隅にゲームソフトの入った棚がある……気付かなかったわ。

佐木原「隙間から判断して持ち出されたソフトは4つ……」

神無月「でもー、あの部屋にはー、ソフト3本しかなかったよー?」

新芽「やっぱり犯人が持ち去った可能性が高いわね……でもどうして……」

佐木原「……ソフトは50音順に並んでいる。吹石の部屋のソフトと照らし合わせればどの行のゲームがないかはわかるだろう」

新芽「そうね……それじゃあ」







キーン、コーン…カーン、コーン






新芽「っ!?」

モノクマ「オマエラ!捜査タイムは終了でーす!」

モノクマ「そろそろ学級裁判を始めたいから今から言う場所に行く事!」

モノクマ「エントランスホールの橋側出口から交番方面を抜けて進んだ所に地下鉄の駅があります!」

モノクマ「うぷぷ、楽しい楽しい学級裁判の舞台に行けるからね……」

モノクマ「さあ、さっさと行った行ったー!」

新芽「時間切れ……」

佐木原「……新芽、神無月、先に行け」

神無月「佐木原君はー?」

佐木原「やる事がある」

新芽「佐木原……」

佐木原「……すぐ追いつく」

神無月「まあー、しかたないかー……まーちゃんが残ってもー、間に合わないかもー、しれないしー」

新芽「そう、ね……」

佐木原1人なら、まだ間に合うかもしれないし……

新芽「佐木原、必ず来てよ?」

佐木原「……ああ」

【地下鉄駅前】

安原「シャッターが開いてるな……前に見た時は確かに閉まってたのに」

心沢「この先にはいったい何があるのか……」

ミーナ「とりあえず行こうよ。行かないと……どうなるかわからないよ」

あたし達は駅の中に入っていく。
一本道を真っ直ぐ進んでいくと……

鈴木「ホーム、ですね」

赤内「ここから脱出は……難しいかな」

錦「なにがあるかわかりません!」

泉「むうっ、何か来るぞ!」

泉の言葉に反応するかのように、あたし達の前に轟音を立てて……白黒の列車が止まった。

早坂「……これに乗れって事?」

薄井「きひひ、地獄行きの列車……」

神無月「まーちゃん達が行くかー、クロが行くかはー、わからないけどねー?」

安原「とにかく、乗ろう」

新芽「……」

佐木原……早く来ないと……

佐木原「遅れた」

新芽「佐木原!」

佐木原「調べ物は終わったぞ」

新芽「話は後で!早く乗りましょう!」

佐木原を引っ張って列車に乗り込む。
同時にドアが閉まって……列車は動き出した。

【モノクマトレイン車内】

ゴー!!

新芽「……」

アリス「乗り込んでから15分が経過しました」

小夜「時間は……まだかかりそうだな」

真白「くそっ……完成はしたけど間に合わなかった……」

列車はあたし達を乗せてひたすら走り続ける。
この先にあるのは……命を懸けた学級裁判。
あたし達か、クロは……死ぬ。

新芽「……」

プシュー……

そして……永遠に続くと思えたような時間は終わって。
列車は……止まる。

降りたあたし達の目の前には赤い扉。
それを開くと……ひらけた場所の中央にエントランスにあったような16個の椅子が円形で並んでいた。

ご丁寧に、吹石の席と同じ場所には×印がついた吹石の写真が飾られていて。

モノクマ「オマエラよく来たね!ここが学級裁判の舞台だよ!」

モノクマ「ではでは、長い前置きもアレなんで早速席についてくださーい!」

新芽「……」

いよいよ、始まるんだ。

【超高校級のボクサー】吹石丈。
はっきり言って好きになれない奴だったけど……
それでも普通なら殺される事なんてなかったはず。

でも吹石は殺された。

その犯人は……

安原「……真実は必ず解き明かす」

ミーナ「やるしかないんだよね」

泉「吹石、我が輩は必ずお主を殺めた犯人を突き止めよう!!」

小夜「……私はこんな所で死ねない」

あたし達の中にいる。

真白「っ……」グッ

アリス「博士……いえ、なんでもありません」

心沢「やってやるさ……そうしないといけないならな」

赤内「僕は……」

鈴木「吹石さん……ごめんなさい……」

犯人を突き止める。
それはあたし達が生きる代わりに犯人を殺す事。

早坂「さてと、ちょっとは頑張ろうかな」

錦「全力を以て当たります!」

薄井「きひひ……天国と、地獄は……紙一重……」

神無月「頑張ってー、生き残ろうねー?」

佐木原「…………」

それでもやるしかない。
それがあたし達に許された選択。

新芽「……あたしは生きるんだ」

そして始まる……

裏切りと嘘が渦巻く世界。

希望と絶望を分かつ……

学級裁判。

本日はここまで。

次回より学級裁判を開始します。

それでは……

20:30頃学級裁判を開始します

【コトダマ一覧表】

【モノクマファイル1】>>566

【吹石の死体】>>568

【使われたシャワールーム】>>570

【吹石のメモ帳】>>573

【テレビ台の血痕】>>575

【3つの雑誌】>>577

【佐木原の証言】>>580

【エレベーター】>>589

【ロビー】>>592

【男子の部屋の位置】>>594

【エレベーターの点検】>>596

【薄井の証言】>>598

【ミーナの証言】>>600

【包丁】>>603

【錦の証言】>>610

【泉の証言】
【クローゼットの袋】アップデート版>>612

【鈴木の証言】>>615

とうとう起きてしまったコロシアイ。
悲劇の引き金を引き、吹石丈を殺害したのは誰なのか?
学級裁判という悪夢の時間が今、幕を開く。

     【学級裁判開廷!】

モノクマ「まずは学級裁判の簡単な説明をしておきましょう」

モノクマ「学級裁判では誰が犯人かを議論し、オマエラの投票によってその結果が決定されます」

モノクマ「正しければクロはおしおきされ、オマエラは再び共同生活に」

モノクマ「間違っていた場合はシロ全員がおしえきされ、クロは晴れて自由の身となります!」

モノクマ「それでは始めてくださーい!ボクは寝てるから勝手にやっててちょうだいな」

安原「確認しておく、本当にこの中に犯人がいるんだな?」

モノクマ「Zzz」

小夜「本当に寝てる!?」

安原「わざわざ答える必要もないって事か……」

赤内「……は、ははっ」

心沢「赤内、何がおかしい」

赤内「こんな茶番は必要ないだろ!?犯人なんてわかりきってるんだからさ!」

ミーナ「……佐木原クンって言いたいのかな?」

赤内「当たり前だよ!あんな決定的瞬間を見て……彼以外が犯人だなんて有り得ない!」

佐木原「……」

まずは、赤内を落ち着かせた方が良さそうね……

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>626
【佐木原の証言】

赤内「犯人は佐木原君以外有り得ない!!」

安原「なんでそう言い切れるんだ」

赤内「殺人事件が起きて、その現場に血まみれで凶器を持った人間がいた!」

赤内「誰がどう見ても佐木原君が吹石君を殺した決定的場面だ!」

泉「しかし赤内よ。佐木原が吹石を殺した瞬間を見たわけでもなかろうて」

赤内「同じ事じゃないか!」

赤内「結論はただ1つ……」

赤内「【佐木原君が吹石君を殺した】んだよ!」

【】を論破しろ!

↓2

正解!

新芽「それは違うわよ!」


新芽「赤内、佐木原はこう証言してるわ」

――

佐木原『……朝、食堂に行く準備をしていたらチャイムを鳴らされた』

佐木原『外に出たが誰もいなかった……ふと、吹石の部屋のドアが開いているのが見えて中を覗いたら……吹石の死体が転がっていた』

佐木原『服が血まみれだったのは思わず抱き起こしたからだ。包丁は傍らに落ちていたのを拾った……それだけだ』

――

赤内「は、ははっ……まさかその証言を全面的に信用しろって?」

新芽「あたしは信じていいと思う」

赤内「何を言ってるんだ!!」


赤内「その推理、全くキラキラしてないよ!」反論!


赤内「はっきり言って……新芽さんは落ち着いた方がいいよ」

新芽「あたしは取り乱しては、いないつもりだけど」

赤内「嘘だね!だったら……自分がおかしいって気付きなよ!」

【反論ショーダウン開始!】

・コトノハ>>626
【モノクマファイル1】


赤内「新芽さんは佐木原君を信じたいみたいだけど……」

赤内「そんなの【嘘に決まってる】じゃないか!」

赤内「佐木原君の証言なんて信じるに値しない!」

新芽「つまり赤内……」

新芽「あくまで佐木原が吹石を殺したって主張するのね?」

赤内「そうだよ!」

赤内「佐木原君は吹石君を包丁で刺し殺した……」

赤内「そして【犯行の直後、僕達に見つかったんだ】!」

赤内「犯人は佐木原君なんだよ!」

正しい【】をコトノハで斬れ!

↓2

正解!

新芽「その言葉、聞き捨てならないわよ!」


新芽「赤内、それは違う」

赤内「何が違うって言うんだ!?」

新芽「吹石はね、5時半から6時までの間に殺されたのよ」

赤内「えっ……」

安原「このモノクマファイルとやらにしっかり記載されてるからな」

赤内「モ、モノクマファイル?」

新芽「モノクマが吹石の死亡推定時刻とかをまとめたファイルよ……捜査してなかった赤内は存在も知らなくて当然だろうけど」

赤内「っ……」

新芽「ミーナ、赤内と吹石を見つけた時間ってわかる?」

ミーナ「確か……7時10分くらい、だったかな?」

新芽「赤内、これでわかったでしょ?もし佐木原が犯人なら……」

新芽「佐木原は血まみれの服を着たまま、凶器も持ったまま……」

新芽「1時間以上もボーッと立ってた事になるのよ!」

赤内「ぐっ……!?」

新芽「それはあまりに不自然よ……だからあたしは佐木原の証言は本当だと思うの」

赤内「……」

何も言えない、みたいね……

安原「ようやく議論が始められそうだな……」

神無月「脱線ー、しちゃってたからねー?」

赤内「うっ、ぐぐっ……」

真白「それで探偵、何を話すんだ?」

安原「そうだな……まずはこの時間のアリバイを確かめていこう」

アリス「アリバイですか。しかしこの時間ともなると立証は難しいのではないでしょうか」

安原「それでも一応な……まず俺は部屋で寝てた」

佐木原「俺もだ」

新芽「あたしもそうね」

神無月「まーちゃんもー、寝てたかなー?」

赤内「僕も、そうだね」

泉「部屋で原稿をしておった!」

心沢「部屋で考え事をしてたよ」

小夜「私も、そうだ」

薄井「きひひ、食堂にいたヨ……」

早坂「わたしは2階のエレベーターホールにいたね」

錦「工事現場で壁打ちをしていました!」

鈴木「わ、私も寝てました……」

ミーナ「アタシも」

アリス「私は博士と一緒でした」

真白「脱出用のマシンについて話していたからな」

2人で一緒だった真白君達以外はアリバイがあやふやね……

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>626
【エレベーターの点検】
【ロビー】
【エレベーター】

泉「むうっ、これでは全然絞り込みが出来ぬぞぉ!!」

真白「つまり【潔白はボクとアリスだけ】というわけだ」

アリス「博士の心拍数安定……ホッとしたようで何よりです」

>いちいちそういう事を言うんじゃない!

錦「こんな事なら誰かを誘うべきでした!」

事実を言ったまでです<

心沢「アリバイ方面からの絞り込みは難しいみたいだな」

小夜「【考え事をしていた証明なんて出来ない】からな……」

神無月「まあー、しょうがないよねー?」

【】のどれかを正しいコトダマで論破しろ!

↓2

正解!

新芽「それは違うわよ!」


新芽「そんな事ないわよ真白君」

真白「ど、どういう意味だ?」

新芽「少なくとも薄井ちゃん以外の女子はほぼ間違いなくシロだと思う」

心沢「なぜそう言えるんだ?」

新芽「簡単よ。だって1階に行こうにもエレベーターが使えなかったんだから」

泉「なんと!?そうだったのであるか!!」

早坂「5時から6時まで点検してたからね。モノクマが証明してくれるんじゃない?」

安原「モノクマ側がわざわざ嘘を言うメリットはない……本当の事と見ていいかもしれないな」

小夜「つまり犯人は……」

佐木原「男子、そして薄井の中……という事になる」

薄井「きひ、大ピンチ……きひひ」

赤内「だけど本当にエレベーターしか1階に行く手段はなかったのかい?」

錦「そういえば!階段がありましたよね!」

新芽「いや、階段は無理よ」

だって階段は……

・封鎖されていた
・壊されていた
・幻覚だった

正しい選択肢を選べ!

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「階段は封鎖されていたから……それを使って1階に降りるのは無理ね」

ミーナ「じゃあやっぱり犯人は……」

アリス「博士以外の男性、そして薄井さんの7名に絞られたかと」

神無月「じゃあ次はー、凶器についてー、話そうかー?」

新芽「凶器……」

もちろんアレの事よね。

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「それって包丁の事よね、神無月ちゃん」

神無月「そうだよー?」

小夜「包丁か……いつ持ち出されかわかれば大きく前進するな」

アリス「少なくとも昨夜の11時半には存在を確認しています」

鈴木「も、持ち出されたのはその後、って事ですよね」

薄井「きひひ、5時以降は調理場に誰も来てない……」

真白「11時半から5時の間か……まだ時間に開きがあるな」

新芽「……」

包丁が持ち出された時間……もっと絞れないかしら?

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>626
【錦の証言】
【ミーナの証言】
【佐木原の証言】

ミーナ「11時半から5時……」

早坂「もう少し短くしたいところだね」

錦「うーん、うーん……」

錦「ダメです!わかりません!」

>諦めが早すぎるよ錦

心沢「誰かその間に調理場に行ってないのか?」

泉「我が輩は4時半頃コーヒーを取りに行ったが、包丁までは見ておらん……なんたる不覚であるかぁ!!」

赤内「〔包丁を見た人〕はいないのかい?」

小夜「もしくは〔何か聞いた人間〕とか……?」

〔〕のどれかに正しいコトダマで同意しろ!

正解!

新芽「それに賛成よ!」


新芽「そういえば錦、あなた確か物音聞いたって言ってたわよね?」

錦「あっ、そうでした!」

佐木原「いったい何を聞いた?」

錦「4時半頃でしたか……廊下を誰かが歩く音を聞きました!」

泉「それは我が輩ではないのか?」

小夜「さっきそう言ってたしな!」

錦「うーん……」

何としても思い出してもらうわよ錦!

新システム【追憶サルベージ】を開始します。

錦クンに正しい質問を行い、錦クンの記憶から情報を引き出しましょう。

・例

新芽「あたしの才能ってなんだっけ……」

問1
【それはスポーツ系?】
【それは持って産まれた物?】
【それは文化系?】

この場合、【それは持って産まれた物?】が正解の質問となります。

同じ事を3回繰り返して全てクリアしたら成功です!

それでは開始します。

【追憶サルベージ開始!】

錦「確か、あれは足音でした……えっと……」

ちょっと質問してみようかしら……

・問1
【足音って食堂から向かって来てた?】
【足音って食堂に向かってた?】

正しい質問を選べ!

↓2

新芽「足音って食堂から向かって来てた?」

錦「……はい。食堂から部屋の方に来てました!」

正解!

錦「それでえっと……」

問2
【足音はエントランスと大浴場、どっちに行った?】
【足音はゆっくりだった?】
【足音以外に何か聞いた?】

正しい質問を選べ!

↓2

新芽「足音はエントランスと大浴場、どっちに行った?」

錦「……エントランス側、そう!エントランスの方向に行きました!」

正解!

錦「だんだん思い出してきましたよ!」

問3
【足音はすぐに部屋に入った?】
【足音は急いでいた?】
【足音に特徴はあった?】

正しい質問を選べ!

↓2

新芽「足音はすぐ部屋に入った?」

錦「はい!エントランスの方に行った後すぐ部屋に入ったみたいです!」

正解!

新芽「これで導き出せる!」


新芽「今錦が言った事を振り返ってみましょう」

早坂「足音は食堂から向かって来て……」

小夜「エントランスの方に行って……」

心沢「すぐ部屋に入った……だったな」

新芽「そう。これともう1つ……」

あの話が本当なら……!

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「泉、あなた4時半頃調理場に行った時……誰かとすれ違ったのよね?」

泉「うむっ!」

鈴木「すれ違ったって、だ、誰ですか?」

泉「吹石である!!」

赤内「吹石君が!?」

新芽「つまり4時半頃錦が聞いた足音は……吹石のだったのよ」

ミーナ「エントランス側で錦クンの隣……間違いなさそうだね」

佐木原「……これでわかっただろう。誰が包丁を持ち出したのか」

真白「まさか……!」

新芽「そう、包丁を持ち出したのは……吹石だった」

アリス「吹石さんが、ですか?」

新芽「少なくとも……吹石は何か調理場から持ち出してたみたいだしね」

赤内「な、なんでそんな事が?」

吹石は調理場から何か持ち出していた……
その根拠は1つしかないわね!

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「泉が言うには吹石は調理場から出る時何か袋を大事そうに抱えていたらしいのよ」

泉「間違いない!!抱えておった!!」

新芽「そしてその袋は現場にあったわ。中身は空だったけど」

薄井「きひひ……現場に転がってた包丁が中身だった……」

神無月「吹石君はー、人を殺そうとしてたのかなー?」

新芽「それはわからない。だけど吹石は包丁を持ち出した……そしてその包丁で自分が――」







安原「それは違うぞ」






新芽「っ、安原!?」

安原「……」

心沢「さっきから黙っていたが……いったい今のはどういう意味だ?」

安原「新芽の推理はいいところまでいったけど……重要な部分で違うんだよ」

新芽「ど、どういう事よ……」

あたし、何か間違えてたの……?

安原「まず最初に言っておく。この推理によって除外されていた女子、真白達2人以外も犯行は可能になる」

新芽「なっ!?」

小夜「ど、どういう意味だ安原!」

早坂「わたし達が違うルートで吹石の部屋まで行ったって事?」

鈴木「で、でもそれはないって……」

安原「そもそも、根本的に間違っていたんだよ」

佐木原「……説明してもらおうか」

安原「……」







安原「――吹石の死因は、刺殺じゃない」






     【学級裁判中断!】

本日はここまで。


【追憶サルベージ】いかがだったでしょうか?

次回学級裁判後半戦です。

それでは……

20:30から21:00の間に始めたいと思います。

     【学級裁判再開!】


新芽「……吹石が、刺殺じゃない?」

心沢「何を言ってるんだ!?吹石はどう見ても包丁で刺し殺されていたじゃないか!」

安原「そう、それが俺達のハマった罠だったんだよ」

安原「あの吹石を見て……刺殺以外を疑う人間は普通いないからな」

佐木原「……なぜ吹石は刺殺ではないと判断した?」

安原「まずモノクマから渡されたこのモノクマファイル。新芽、モノクマはこれを渡してきた時なんて言ってた?」

新芽「えっと、あたし達には検死なんて無理だろうからモノクマがしっかりやっておいたって……」

安原「そう、俺も吹石の死体についての色々だって聞いた。だけど……読んでいて違和感を感じたんだ」

真白「違和感?」

安原「モノクマファイルにはこう書いてある」

【被害者は吹石丈。
死亡推定時刻は午前5時半から6時までの間。
死体発見現場はモノクマホテル1階、吹石丈の部屋。
被害者は腹部を刺された模様。
頭にこぶが出来ている。
他に目立った外傷はなし】

赤内「べ、別に問題ないんじゃ……」

安原「ああ、はっきり死因を刺殺って書いてない点を除いてな」

早坂「どういう事?」

安原「モノクマのこの用意周到さから見て、おそらくこのコロシアイはかなり綿密に計画されたはずだ」

安原「そしてもし俺が公平な学級裁判をしたいなら……はっきり死因は明記する」

安原「別に死因が隠されているなら……クロに対しても公平であるためにはっきり書かないけどな」

ミーナ「つまり……安原クンははっきり死因は刺殺って書いてないから……刺殺以外の可能性があるって言いたいんだね?」

安原「そうだ」

泉「ふむ、あれだけの現場である……たとえ他の死因でも刺殺だと思ってしまうのは無理はない」

小夜「それじゃあ吹石はいったいどうして死んだんだ?」

安原「……ヒントはもうあるんだ」

アリス「モノクマファイルの頭のこぶ……という記述でしょうか?」

安原「ああ」

新芽「それじゃあもしかして吹石の死因って……」

・絞殺
・撲殺
・毒殺

【正しい選択肢を選べ!】

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「撲殺、だったの?」

錦「そしてぼく達の目を誤魔化すため、包丁を刺したんですね!」

鈴木「だ、だけど、それならやっぱり吹石さんが殺された時間、2階にいた人達に犯行は……」

安原「そもそも考えてほしいんだ。【超高校級のボクサー】の吹石が……本当に後ろから殴られたり自分が持っていた包丁で刺されるのか?」

薄井「きひひ……意味がわからない……」

泉「実際吹石はそうされておるではないか!!」

安原「とにかく考えてみてくれ。そうすれば……アリバイが崩れる意味もわかる」

アリバイが崩れる意味……?

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>626
【薄井の証言】
【3つの雑誌】
【吹石の死体】

真白「探偵は何が言いたいんだ?」

安原「吹石は……」

安原「本当に【死亡推定時刻に殴られた】のか?」

心沢「当たり前じゃないか……」

早坂「吹石が〔ボクサーだから殺されにくい〕って言いたいの?」

神無月「吹石君がー、〔部屋に誰かを入れたはずがない〕ー、とかー?」

錦「なんだか混乱してきました!」

【】を論破、もしくは〔〕に同意しろ!

↓2

正解!

新芽「それに賛成よ!」

新芽「そっか……確かに吹石が誰かを部屋に入れたとは考えにくいわ!」

赤内「ど、どうして?」

新芽「薄井ちゃんが5時15分前後に吹石を見たらしいのよ」

小夜「本当か!?」

薄井「きひひ、そうだよ」

新芽「その時の吹石は、薄井ちゃんを見てすぐ戻ってしまうくらい怯えていたらしいのよ」

佐木原「吹石は怯えていた……5時半から6時に現れた訪問者を迎え入れるのは考えにくいな」

新芽「それにもう1つ、そこまで吹石が怯えていたなら腑に落ちない事があるのよ」

そう、もしそれだけ周りを警戒していた吹石が誰かを部屋に入れていたなら……
呑気にあんな事をしていたわけがない!

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

不正解……

違う……!
もし吹石が誰かを招き入れていたなら絶対に警戒していたはず……
少なくともそんな時に……【あの場所】に行って訪問者を1人にはしないはずよ!

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「吹石の髪、濡れてたのよ」

泉「むっ、シャワーでも浴びておったのであるか?」

安原「あの湿り具合からして……吹石がシャワーを使ったのは死亡推定時刻内だぞ」

ミーナ「つまり吹石クンは訪ねてきた人を残してシャワーを浴びてた可能性もあるの……?」

薄井「きひ、それはあり得ない……あの怯えようでそんな事するわけない」

安原「そう、つまり吹石は警戒する必要がなかった……」

真白「1人だった可能性が高い、か……」

アリス「ならばどうやって犯人は吹石さんを殴り、包丁を刺したのですか?」

そう、それよ。
それに安原はアリバイが崩れるって言ったけど……いったいどうして?

【ノンストップ議論開始!】

・コトダマ>>626
【モノクマファイル1】

安原「そもそも……」

安原「【犯人は吹石を刺してなんかいない】んじゃないか?」

>何を言ってるんだ!?

刺したのは犯人ではない……?<

安原「そして……吹石を死亡推定時刻に殴ったのでもない」

>死亡推定時刻に殴ってないって……

安原「それが俺の結論だ」

そんなバカな話があるわけ?<

アリス「【死亡推定時刻より前】に既に殴られていたという事ですか?」

ならなんで吹石は……<

錦「もしかして!〔事故だった〕とか!?」

>事故って……

…………あっ<

神無月「つまりさー、どういう事なのかなー?」

【】を記憶して【】を論破、もしくは〔〕に同意しろ!

↓2

正解!

新芽「それなら話は繋がるわ!」


新芽「吹石は……5時半から6時よりずっと前に頭を打つかなんかして、死亡推定時刻に死んだって事じゃない?」

心沢「そうか……医学部を受験する生徒の勉強を見ていた時、頭を打った場合数時間後、数日に急変して死亡する事例は聞いた事がある」

安原「そう。吹石は死亡推定時刻より前に頭を打ったんだ」

安原「その時は特別異常はなかったんだろう。だけど部屋に1人でいる時……多分脳出血を起こしていた吹石は、倒れてそのまま死亡したんだ」

早坂「もしかして包丁もその時に?」

安原「多分警戒して手に持っていたんだ。そこで倒れて……腹部に包丁が突き刺さった」

赤内「そして倒れた勢いで包丁は抜けて、飛んでいった……」

泉「むううっ!!確かにそれならば死亡推定時刻に1人だったとしても不思議ではない!」

錦「死亡推定時刻より前なら!アリバイも意味がないですね!」

薄井「きひひ、まるで死神に魅入られてるみたい……」

真白「ボクとアリスがそれでもシロなのは……」

安原「真白は吹石に頭を打たせるなんてまず不可能。逆にアリスは怪我させずに無力化するのは簡単だろうしな」

アリス「確かに博士の最高傑作である私ならば怪我などさせずに無力化は可能です」

新芽「……」

怪我……頭を、打った……

新芽「……!」

それじゃあまさか犯人は……

【人物を指名しろ!】

↓2

正解!

新芽「あなたが……!」


新芽「…………鈴木、ちゃん」

鈴木「っ!」

新芽「あなた、確か……吹石に言い寄られて、突き飛ばして怪我させたって、言ったわよね?」

小夜「なっ!?」

心沢「鈴木が……吹石を殺した犯人?」

鈴木「あ、ああああ……」

新芽「もちろん、鈴木ちゃんに殺意なんてなかった。ただ鈴木ちゃんは……」

ミーナ「それは違う!!」

鈴木「ミ、ミーナさん……」

ミーナ「スーちゃんが犯人?そんなの、見当はずれもいいところだよ!」

新芽「ミーナ……」

安原「ミーナ、気持ちはわかる。だけど……」

ミーナ「違う!!スーちゃんは犯人なんかじゃない!!」

鈴木「うっ、ぐすっ……」

新芽「っ……」

あたしは……生きたい。
だけど、鈴木ちゃんは、間違いなく吹石を殺したかったわけじゃない……
だったら、そんな鈴木ちゃんが……おしおきなんて……そん、なの……

新芽「モ、モノクマ……」

モノクマ「……」

新芽「今回は、吹石が倒れた時包丁刺さったし……それで死んだ事故って事に、してくれない?」

モノクマ「……」

新芽「ほ、ほら、そっちもこんなコロシアイじゃなくて事故だと、ね……?」

モノクマ「……」

新芽「っ!!」

新芽「無視しないでよ!!」

新芽「せめて、せめて答えなさいよ!!」

新芽「こんなの、こんなの……」

鈴木「い、いやです……」

赤内「す、鈴木さん」

鈴木「いやだいやだいやだいやだ!!わ、私は吹石さんを殺してなんていない!!」

泉「ぐぬうっ……!」

錦「ぼく達は、こんな結論のために議論したんですか!?」

真白「……くっ」

アリス「……」

鈴木「いやだ、いやだよ!!私死にたくない!!私は……犯人なんかじゃない!!」

新芽「鈴木、ちゃん……」

ミーナ「誰か、スーちゃんを助けてよ……こんなの、酷すぎるよ……」

安原「……すまない、鈴木」

【パニックトークアクション開始!】

鈴木「私は犯人なんかじゃない!!」

鈴木「私は吹石さんを殺してなんていないんです!!」

鈴木「違う、違うんです……」

鈴木「私は……」

鈴木「殺すつもりなんて……」

鈴木「そ、そうだ!」


鈴木「私勘違いしてたんです!」

鈴木【私が怪我させてしまったのは頭以外の場所なんです!】

モノクマ

ファイル 記述




並び替えて答えを示せ!

↓2

正解!

新芽「これが、あたしの……!」


新芽「鈴木ちゃん、それは、通用しないのよ」

鈴木「……」

新芽「モノクマファイルには、刺し傷とこぶ以外外傷はないって、書いてあるから……」

鈴木「……私、死ぬんですか?」

新芽「っ……」

鈴木「やっぱりあの時……吹石さんを受け入れていれば良かったんですね?」

ミーナ「スーちゃん……」

鈴木「…………」

安原「事件を、まとめよう……」

安原「それで……終わりだ」

新芽「……」

どうして、こんな事に……

【クライマックス推理開始!】

ACT.1
この事件は……はっきり言って事件なんて言えないものだった。

ACT.2
女好きだった吹石は昨日言い寄っていた鈴木ちゃんに突き飛ばされて頭を打った。
一見すると特に問題なかった……だけど吹石はこの時既に頭に爆弾を抱えていたのよ。

ACT.3
そして朝方の4時半頃、吹石は包丁を調理場から持ち出して部屋にこもった。
吹石は動機をもらった事で怯えと警戒が強くなっていたのよ。

ACT.4
1回食堂に行こうとして、薄井ちゃんがいたから部屋に戻った吹石はシャワーを浴びて……
そして死亡推定時刻……頭に抱えた爆弾が爆発した。
頭を打って数時間後に急変する……今回はそういうケースだったのよ。

ACT.5
頭に血が回った吹石は倒れて……腹部に持っていた包丁が突き刺さった。
そのまま吹石が倒れる勢いで包丁は抜けて、床に転がったのよ。

これが真相……

新芽「この事件の、最低の真実……」

COMPLETE!

新芽「……」

あたしはただうなだれるしかなかった。

心沢「それじゃあ……投票、だな」

生きるために……それだけじゃ、この重みは背負うなんて出来なかった。

ミーナ「スーちゃん、ごめんね……」

あたしはどうしたら良かったんだろう?
何が正しかったんだろう?

鈴木「……うっ、ううっ」

あたしは……












佐木原「その投票は認められない……」

神無月「はい、そこまでー」






新芽「佐木原……?神無月ちゃん……?」

神無月「ようやくー、わかったよー?」

錦「な、何がですか?」

神無月「安原君がー、ヘボ探偵って事がかなー?」

安原「なんだと!?」

佐木原「この事件……鈴木は犯人ではない」

鈴木「えっ……」

ミーナ「ほ、本当に……?」

神無月「じゃあー、議論再開しよっかー?」

新芽「……」

犯人は、鈴木ちゃんじゃない?

佐木原「新芽、忘れたか?まだ不自然な点は残っている事を」

新芽「っ!」

そうだ……色々あってすっかり忘れてた。

まだ、あの謎が解けてない!

新芽「まだ、だったのね……」

この事件は……終わってなんかいなかったんだ!!

     【学級裁判中断!】

本日はここまで。

次回後半戦第二部開始です。

それでは……

こんにちは

マップについては申し訳ありませんでした。
それではホテルについて少々説明を。

http://gamers-high.com/danganronpa-z/image/chapter/chapter1-3.gif

上が絶対絶望少女のホテルです。
まず1階一番右にあるのがエントランス、一番最初に16人が集まった場所です。
エントランス下の通路の先がゲームコーナーになっています。

上の通路が男子の部屋がある通路、真ん中の部屋がエレベーターホール。
上の通路とエレベーターホールの間は絶対絶望少女では瓦礫に埋まってましたが、このスレではそういった物はないので繋がっています。
そしてエレベーターホールの真っ直ぐ上、T字の真ん中部分に赤内の部屋があります。

続いて男子の部屋。
上の通路、エントランス側から順番に上の方に赤内、安原、吹石、錦、心沢。
上の通路の下の方に佐木原、真白、泉の部屋があります。
錦の部屋は左のT字の真ん中、泉と心沢の部屋はT字の左側、さらにその先に大浴場と階段があります。

左の真ん中の部屋が食堂、左下がロビーです。

一応ホテルの構造はこんな所です。
また後で説明に来ますので。

21:00から再開します。

ホテル2階についての説明を。

http://gamers-high.com/danganronpa-z/image/chapter/chapter1-3.gif

2階は1階とほとんど変わりませんが、部屋の配置が微妙に違います。
アルファベットBと隣、正面と右上。
アルファベットCと隣、正面と左下。
上と下で4つの部屋が四角で固まっている状態です。

部屋割りはBが新芽、その隣が神無月、Bの正面が薄井、右上が小夜。
Cがミーナ、その隣が鈴木、Cの正面がアリス、左下が早坂。

部屋割りに関しては以上です。

1階左上の階段が2階のどこに繋がるのかがよくわからないかな

>>724

階段は2階の左、電話などがあるスペースの上側に繋がっています。

それでは再開します。

     【学級裁判再開!】

泉「犯人が鈴木ではないとはなぜであるかぁ!!」

神無月「確かにねー、ここまでの流れはー、あんまり違和感とかないけどねー?」

佐木原「安原の推理では絶対に説明がつかない物がある……」

安原「説明のつかない物だって?」

錦「それはいったいなんなんですか!」

新芽「……」

安原の推理は鈴木ちゃんが死亡推定時刻より数時間前に吹石を突き飛ばして吹石は頭を打った。
吹石は1人で部屋にいた時にその怪我が元で死亡……そういう流れ。

だけどこの推理だと……現場の状況にある矛盾が産まれる。

それを示す証拠は……!

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「吹石の部屋のテレビ台にゲームソフトが入った収納があったんだけど……そこに血痕がついてたの」

心沢「確かに3本のゲームソフトがあったな」

新芽「でも吹石が死んだ時……部屋には4本のゲームソフトがあったはずなのよ」

早坂「なんでわかるのさ?」

新芽「血痕の途切れ方よ。収納の血が不自然な形で切れててね、あの途切れ方を見る限り収納には一本、血がついたゲームソフトがあったはず」

ミーナ「部屋にはなかったの?」

新芽「なかったわ……つまり、血のついたゲームソフトを誰かが持ち出したって事よ」

安原「……」

神無月「ねーねー、安原君ー?安原君の推理だとー、吹石君が死んだ時ー、誰も部屋に入ってないはずだよねー?」

安原「……」

神無月「でもさー、いたみたいだよー?ゲームソフト持ち出した人がさー?」

佐木原「俺は安原に身体検査を受けた……持ち出した可能性はない」

安原「……」

神無月「だいたいさー、偶然持ってた包丁がお腹に刺さってー、偶然抜けたってー、おかしくないかなー?」

新芽「か、神無月ちゃん、それぐらいにしておきましょう」

真白「しかしそうなると……ボクサーはやはり誰かを招き入れた事になる」

薄井「あの怯えようで……きひひ、変人?」

アリス「それになぜゲームソフトを持ち出したのかという疑問も発生します」

そうよね、なんでゲームソフトを持ち出したのか……それに血痕があったって事は吹石はゲームソフトを取ろうとした?

…………もしかして、アレなのかしら?

【閃きアナグラム開始!】

ダ○イ○○メッ○ー○

キ サ ミ イ ン ノ フ セ タ ジ コ ツ イ ヲ グ

○を埋めて単語を作れ!

↓2

正解!

新芽「ひらめいたわ!」


新芽「もしかして、吹石はダイイングメッセージを残したんじゃないかしら?」

泉「ダイイングメッセージであるか……確かに犯人にとって不都合な物であるな!!」

小夜「だから犯人はゲームソフトを持ち出した……」

佐木原「……いや、違うな」

新芽「違う?」

佐木原「正確に言えば……ゲームソフトその物が、犯人を示すダイイングメッセージだったと言うべきだ」

薄井「きひひ……まるでわかってるみたいだね?」

佐木原「……」

新芽「佐木原?」

佐木原「まず選択肢を潰す……新芽、吹石がどんなゲームを好んでいたかわかるか?」

新芽「えっ、それは……」

確か吹石が好きなゲームの種類を示す物があったような……

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

新芽「これね!」


新芽「確か吹石の部屋には【レトロゲームのススメ】って本があったわ」

佐木原「そう、そして吹石の部屋の残り3本のゲームソフトはレトロゲームだった」

ミーナ「残りもレトロゲームの可能性が高いって事だね……」

鈴木「で、でもどんなゲームが盗まれたかわかるんですか?」

赤内「そうだね……どんなゲームが盗まれたかわからない限り、いくら話し合っても……」

早坂「あったゲームソフト全部覚えてるのがいれば簡単なんだけどね……」

新芽「……」

ゲームソフト全部を覚えてる、か……
そんなに記憶力がすごい人なんて……

新芽「……!」

もしかしたら……いるかもしれない!
ゲームソフト全部を覚えてるくらい、記憶力がいい人が……!

【人物を指名しろ!】

↓2

正解!

新芽「あなたなら!」


新芽「アリスちゃん!あなたならもしかして覚えてるんじゃない?」

真白「アリスのメモリなら……可能性はあるな」

アリス「お待ちください。今検索します…………」

新芽「……」

アリス「メモリ内にゲームコーナー、ソフトウェアのデータを確認」

佐木原「ここに神無月と作ったリストがある。照らし合わせてくれ」

真白「アリス、その通りに」

アリス「はい」

アリスちゃんの確認作業が始まった……
アリスは目を閉じて、何かを呟いている。

長い長い時間が過ぎて…………そして、とうとうその時が来た。

アリス「確認作業終了。ソフトウェアが一本合いません」

ミーナ「タイトルは、何?」

アリス「……ソフトウェアのタイトルは」







アリス「――【ポートピア連続殺人事件】です」






新芽「【ポートピア連続殺人事件】……」

薄井「きひひ、また古いゲームソフトだね……」

赤内「ゲームには明るくないけど……名前は聞いた事がある」

心沢「しかしこれがいったい誰を指し示すんだ?」

ミーナ「……」

鈴木「ミ、ミーナさん?顔が真っ青ですよ……?」

泉「バ、バカなぁ!?」

早坂「どうしたのさ泉!?」

錦「も、もしかして意味がわかったんですか!」

ミーナ「……う、ん」

泉「だが、こんな事が……」

小夜「いったい誰なんだ!?」

新芽「……」

あ、れ?
あたしもこのゲーム、何か有名な言葉があるって聞いたような……

新芽「……!」

佐木原「……」

神無月「りっちゃん、わかったんだ?」

新芽「ま、まさか……嘘……」

犯人……

吹石を殺した犯人は……!

【人物を指名しろ!】

↓2

正解!

新芽「あなたが、犯人……!」


新芽「【ポートピア連続殺人事件】には……有名な言葉があるの」

錦「それはいったい!」

新芽「……犯人は、ヤス」

小夜「えっ」

赤内「そ、それって!?」

心沢「まさか……吹石がダイイングメッセージで示した犯人は……!」

新芽「あたし達の中で、ヤスは1人しかいない……」

安原「……」

新芽「安原……あなたが、吹石を殺したの……?」

安原「……」

ミーナ「答えてよ安原クン!あんなにコロシアイなんてさせないって言ってたキミが……」

安原「おいおい……たかだかゲームソフトで犯人扱いか」

真白「探偵!」

安原「そんなガタガタの推理じゃ、真実なんて解き明かせない」

安原「俺をクロにしたいなら……もっと確実な証拠を見せてみろ!!」

確実な証拠……
そんな事言われても、あたし達は今まで安原が犯人だなんて全く思ってなかった。

安原「どうした?誰も何も言えないのか?」

考えてみるんだ、安原が犯人ならきっと……どこかにヒントがあるはず!

神無月「そもそも……」

新芽「?」

神無月「なんでみんなはー、安原君をー、犯人だと思わなかったのー?」

小夜「それは……安原は探偵で……」

泉「コロシアイを食い止めるため尽力していたからである!!」

薄井「きひひ、きっと一番安全だって思われてたはず……」

神無月「そっかー、それじゃあー、もしかしたらー……」

神無月「吹石君もそう考えたのかもねー?」

新芽「えっ……」

神無月「そう考えたからこそー、吹石君は部屋に招き入れてー、シャワーまで浴びられたのかもねー?」

神無月「まさか安原君がー、自分を殺す訳ないって考えたからー、警戒を解いたのかもねー?」

安原「……!」

新芽「そうか、それなら……怯えて警戒していた吹石が誰かを部屋に入れても不思議じゃない!」

安原「……そんな物は憶測だ」

安原「推理なんて到底呼べはしない!」

【ノンストップ議論開始!】

コトダマ>>626
【テレビ台の血痕】
【吹石の死体】
【吹石のメモ帳】
【使われたシャワールーム】
【3つの雑誌】

安原「俺は〔吹石を殺してなんていない!〕」

佐木原「部屋が隣だったお前なら……」

佐木原「【誰にも気付かれず吹石を訪ねられた】はずだ」

安原「そんな事は隙さえつけば誰にでも言える事だ!」

安原「確かに、吹石はあまりいい奴とは言えなかった……」

安原「わざわざ【女子を評価していた】り……」

安原「【言い寄ったりもしていた】からな」

安原「だけど吹石も仲間だ!」

安原「俺がそんな【仲間を殺すわけない】じゃないか!」

【】を論破、もしくは〔〕に同意しろ!

↓2

正解!

新芽「それは違うわよ!」


新芽「……安原、なんで知ってるの?」

安原「……なに?」

新芽「吹石が女子を評価していたなんて、なんで知ってるの?」

安原「……」

新芽「確かに吹石は自分の部屋のメモ帳にあたし達の評価を書いてた。だけどそんなの……」

新芽「部屋に入らないと、わからないじゃない……!」

安原「っ!!」

鈴木「や、安原さん……」

安原「そ、捜査の時に、見たんだ!佐木原を連れて戻った後に捜査して……」

新芽「そのメモ帳、あたしが吹石が見つけた直後に……処分、しちゃったわ」

安原「……!」

小夜「安原……」

安原「め、メモ帳以外にあったんだよ!そう、死体の下に書かれた紙が……!」

新芽「……!」

安原……お願いだから、もうやめて……!

>>626から正しいコトダマを選べ!

↓2

正解!

新芽「……」


新芽「あたし、見たのよ……吹石の死体を仰向けにしようとして……」

新芽「下に血以外何もない床を……」

安原「……」

新芽「安原……」

安原「…………そう、か」

安原「だったらもう……言い逃れはやめるか」

ミーナ「やっぱり……安原クンが?」

安原「……ああ」







安原「――俺が、吹石を殺したクロだ」






モノクマ「…………」

モノクマ「議論の結論が出たようですね!」

モノクマ「それでは投票タイムとまいりましょう!」

モノクマ「オマエラ、お手元のスイッチで投票をお願いします!」

モノクマ「オマエラの答えが正解か不正解か……」

モノクマ「今、発表いたしまーす!!」







…………………

安原 安原 安原

…………………

チャッチャッチャー!






     【学級裁判閉廷!】

本日はここまで。

今回のクロは安原クンでした。

次回でCHAPTER1は終わるかと思います。

それでは……

乙ー
すぐ死ぬだろうとは思ったけど本当にクロになっちゃたな

ちなみにホテルの部屋割りってこんな感じ?
ホテル1階   http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira068891.png
ホテル2階   http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira068892.png

21:00から始めます


>>768
マップありがとうございます!
部屋割りはこの通りです。
食堂の真下ではなく原作マップ左下のスペースがロビーですね。
エレベーターホールと上の通路のように下の廊下とは繋がっています。
2階の階段は大まかな場所は合っていて、下ではなく横に階段への扉があり、下はロビーの2階部分に出る感じです。


なお

http://gamers-high.com/danganronpa-z/image/chapter/chapter1-2.gif

こちらは街のマップです。

地下鉄の駅以外は基本的に濃いピンクが移動場所です。

左が病院、その隣のL字が路地裏、真ん中が工事現場、ホテルの上の小さめの所が交番、交番の右上に裁判場に行く地下鉄の駅があります。

黒い部分は絶対絶望少女では崩落して穴が空いてる場所ですが、このスレでは穴は存在しません。

モノクマ「大正解!」

モノクマ「今回の事件のクロは……」

モノクマ「安原浩輔クンでしたー!」

安原「……」

新芽「安原……!」

泉「なぜであるか安原ぁ!!なぜお主が殺しなど……!」

安原「……」

早坂「嘘だったわけ?コロシアイなんて起こさせないってさ……」

安原「嘘じゃない!あの時言った言葉は……本心だ」

錦「じゃあなんでですか!」

安原「……」

心沢「話してくれ、何があったんだ安原」

安原「俺は……」

【事件当日・吹石の部屋前】

ピンポーン

吹石「……んだよ、安原か」

安原「吹石、少し話いいか?」

吹石「……ちっ、てめえなら大丈夫か」


吹石「で?何の用だよ」

安原「いや……とにかく、話がしたくてさ」

吹石「けっ、大方俺が殺しをしねえか警戒してんだろ」

安原「……」

吹石「はっ、安心しな……殺しなんざしねえよ」

安原「本当か?」

吹石「しつけえな……てめえみたいな【超高校級の探偵】がいるんだぜ?死ぬために殺しやるようなもんだろうが」

安原「吹石……」

吹石「ちっ、用件がそれだけならさっさと出てけ。俺はこれからシャワー浴びんだよ」

安原「あ、ああ……悪かったな、こんな朝早く」

吹石「全くだっつうの」

ガチャッ、バタンッ

安原「よかった。これでもう……んっ?」

安原「机の上にある物……」

安原「あれは……!?」

吹石「なんだ、まだいたのかよ」

安原「吹石!なんだこの包丁は!?」

吹石「あん?護身用だよ、護身用」

安原「それに……このメモ帳は……」

吹石「けっ、殺しをしねえなら当分ここで過ごすんだ……」

吹石「なら楽しみてえのは当然だろうが」

吹石「幸い、ここには上玉が揃ってるしなぁ?」

安原「だからといって、こんな……!」

吹石「本当にガタガタうるせえ野郎だな、てめえは!!」

安原「っ……」

吹石「そうか……いい事思いついた。我慢なんざしなくてもてめえを殺しゃあいいじゃねえか」

安原「なっ!?」

吹石「それで隙見て上玉を俺のモノにするってのも悪くねえ!」

安原「そんなの不可能だ!だいたいここで俺を殺せば学級裁判なんて乗り切れないぞ!?」

吹石「はっ、上玉は心ぶっ壊して他は全員殺す……そうすりゃあ俺を糾弾する奴は誰一人いやしねえってわけだ!!」

安原「吹石、お前!!」

吹石「だからよぉ……まずはてめえが死ねよ名探偵さんよぉ!!」

安原「っ!!」

吹石「包丁よこしやがれ!!」

安原「やめろ吹石!」

吹石「この野郎……!」

安原「くっ!」







……ドスッ!






安原「あっ……」

吹石「ぐっ、がっ……!?」

安原「ふ、吹石!」

吹石「げほっ、あ、が……」

安原「し、しっかりしろ吹石!おい!」

吹石「……け、けっ」

安原「……!?」

吹石「どんだけ、奇麗事、抜かしても……所詮、てめえも……こんな、も、ん……」

安原「……吹石?」

吹石「……」

安原「お、俺が……」

安原「人を、殺し、た……」

安原「…………」

安原「……後は、覚えてない」

安原「気がついたら、俺は自分の部屋にいて……ゲームソフトを持っていた」

安原「……それが、全てだ」

新芽「安原……」

安原「俺は、人を殺してしまった……」

錦「で、でも!これはいわゆる正当防衛……」

薄井「きひひ……先にやったのは、まあ吹石君だしね」

小夜「吹石は被害者だけど……ある意味、犯人みたいなものだ」

みんなの中に、やるせない空気が流れる。
安原は……コロシアイなんて起こさせないって決めていたのに。
それが、こんな形で……







神無月「みんなさー、何勘違いしてるのー?」






新芽「えっ……」

神無月「訂正するよー、安原君ー?あなたはー、ヘボ探偵なんかじゃー、なかったねー?」

神無月「それどころかー、この期に及んで被害者ぶってる……救いようのない人殺しだったわけだー?」

早坂「ちょっと、言い過ぎじゃないの?」

神無月「な、に、言ってるのー?あのさー、何百歩も譲って吹石君に関してはー、正当防衛だったとしてー?」

神無月「それがー、れーちゃんに罪被せる免罪符になるのー?」

鈴木「あっ……」

ミーナ「っ……」

神無月「それを忘れて何コレー?まーちゃん、ちょっと気持ち悪いなー?」

安原「……」

神無月「ねぇねぇ、安原君ー?はっきり言うねー?」

神無月「れーちゃんに謝罪もしないくせに被害者面も大概にしなよ、人殺しさん?」

安原「……!」

神無月「以上!まーちゃんからのー、お話は終わりかなー?」

佐木原「……正論だな」

安原「そう、だな……俺は、でっち上げて……鈴木に罪を着せようとした」

新芽「……」

安原「あんなに人に罪を被せる犯人達を、許せなかったのに……」

安原「いざ、こうなったら……自分の保身しか、考えられなかった」

安原「最低だ……」

安原「鈴木……ごめん……」

鈴木「あっ、えっと……」

安原「みんなも……ごめんな……」

安原はうなだれたまま、動かなかった。
みんなも無言で……このままの時間が永遠に続くかと思った。

モノクマ「ではではそろそろおしおきといきましょうか!」

そんなわけ、なかったけど。

赤内「お、おしおき……」

錦「それって処刑ですよね!?」

安原「……」

モノクマ「今回は【超高校級の探偵】である安原クンに相応しいスペシャルなおしおきを用意しました!」

安原「……」

新芽「安原!」

安原「新芽……」

新芽「あなた、言ったわよね?」

…………

安原『俺は人を殺してしまった人間をたくさん見てきた。だからわかるんだ』

安原『人を殺して、絶対に救われる事なんかない。もし救われる奴がいたら……そいつは化け物だ』

安原『新芽がいったい何を渡されたかは知らない。だけど……殺人を犯してこの街から出て、その後胸をはれるか?』

…………

新芽「もし、安原が逃げ切ったら……救われた?胸を張れた?」

安原「……」

新芽「そうじゃないでしょ?だから安原は血痕を拭き取るんじゃなくてゲームソフトを持ち出したんでしょ?」

新芽「自分の犯行を暴いてほしくて……佐木原の部屋のチャイムを鳴らしたり必要のない事をしたんでしょ?」

新芽「あなたは確かに人を殺した。鈴木ちゃんに罪を被せようとした事は、間違いなく保身だった」

新芽「だけど、99%保身でも……」

新芽「あたしは1%でも、安原は探偵である事を捨てなかったって……信じ、たい」

安原「……」

これはあたしの勝手な妄想だ。
もしかしたら安原は犯行に慣れてないからミスしただけなのかもしれない。
行き当たりばったりに醜い足掻きをしただけなのかもしれない。

だけど……それでも……あたしにああ言ってくれた安原は、そうしたんだと……信じたかった。

モノクマ「それでは張り切っていきましょう!おしおきターイム!!」

安原「……新芽」

新芽「……!」

安原「ありがとうな」







      GAME OVER

ヤスハラくんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。






安原の首にどこからか飛んできた首輪が着けられて、安原が引きずり込まれていく。
そして安原が引きずり込まれた扉は閉じて……モニターに映像が映し出された。

【名探偵安原浩輔のラストファイル!】

【超高校級の探偵安原浩輔処刑執行】

安原クンがそびえ立つ崖の上に立たされています。

逃げようにも周りにはモノクマの大群がいて、安原クンは逃げる事が出来ません。

安原クンが汗を垂らして周りを見ていると、突然モノクマが飛びかかります!

それを皮切りに周りにいたモノクマ達がどんどん安原クンにしがみついていき、ズルズルと崖の方に引きずっていきます。

安原クンは抵抗しようとしますが多勢に無勢の状況では何も出来ず……モノクマ達と崖から落ちていきました。

大きな水しぶきをあげて安原クンとモノクマ達は海へ落ちます。

そして浮かび上がったのは安原クンが着けていた外套と鹿撃ち帽。

主を失ったソレはしばらくユラユラと波間を漂い……そのまま沈んでいきましたとさ。

モノクマ「うぷぷ、エクストリィィィム!!」

モノクマ「やっぱりおしおきは最高だね!」

心沢「くそ!」

鈴木「うっ、ううっ……!」

モノクマ「さてさて、ようやく鬱陶しい探偵が消えてくれてボクは大変満足です!」

モノクマ「下手に目立つと色々勘ぐられそうだから静かにしてたけど本当に辛かったよ!」

モノクマ「探偵って奴は記憶を消してもチョロチョロチョロチョロ……本当に厄介だからね!」

新芽「あんた……!」

モノクマ「まあ、さすがのボクもここまで早く、しかもクロで死ぬとは思わなかったけど!」

モノクマ「アーハッハッハッハッハ!!」

佐木原「もう喋るな……」

モノクマ「えー、我慢してた分たっぷり話したいんだけどなぁ……まあ、いいや」

モノクマ「それではオマエラ、これからもコロシアイ共同生活を楽しんでいきましょう!」

モノクマ「バイバーイ!」

モノクマは笑いながら消えていった。
安原がいなくなった事を心底喜ぶように、はしゃぎながら。

新芽「……」

吹石が殺されて、安原はおしおき……処刑された。

錦「これで、終わったんですね!」

泉「結末はどうであれ、な」

ミーナ「スーちゃん、大丈夫?」

鈴木「はい……」

真白「……」

アリス「博士、心拍数に乱れが出ています。戻り次第休む事を提案いたします」

真白「……ああ」

早坂「わたしも、ちょっと休みたいかな……」

赤内「そう、だね」

薄井「きひひ……」

神無月「……」

佐木原「新芽、立てるか?」

新芽「えっ……あっ」

あたし、いつの間にか座り込んでたんだ……

新芽「……」

あはは、ちょっと、立てそうに……ない、かな?

とにかく、終わったんだ……
今はただ、早く戻りたい……







……その時、あたしは気付いてなかった。

「……」ニヤッ

この学級裁判が、とんでもない悪魔を産み出していた事に……






【???】

「……これからどうするか?」

「やる事は変わらない……かな」

「うん、わかってる」

「うん、うん……」

「とは言っても、このままってわけにもいかないよ?」

「……じゃあしばらくはこっちにまかせてほしいかな」

「大丈夫、誰も気付いてなんかいないよ」

「……心配性だね、本当に」

「とにかく今はゆっくりしてて」







ミーナ「またね、【奈美】」












CHAPTER1【クルシミとイカリとカナシミと】 END

残りメンバー16→14人


To Be Continued...












【元王者のチャンピオンベルト】を手に入れました!

【血まみれの探偵手帳】を手に入れました!

【モノクマメダルを30枚手に入れました!】

【現在のモノクマメダルは32枚です】






とりあえず本編はここまで。
CHAPTER2は次スレを立てて行います。

何かあればどうぞ。

こんにちは

とりあえず好きな物と嫌いな物を載せておきます。

・女子

【新芽立花】
好きな物…ケーキ、冒険小説
嫌いな物…虫、爬虫類

【ミーナ・ルナストーン】
好きな物…アイドル活動、髪の手入れ
嫌いな物…寝癖

【小夜鈴音】
好きな物…花、家族
嫌いな物…旧家、守れない事

【神無月摩耶】
好きな物…煎餅、日本茶
嫌いな物…裏切り、夢

【薄井千影】
好きな物…暗がり、童話
嫌いな物…幽霊

【真白アリス】
好きな物…博士、メンテナンス
嫌いな物…好き嫌いする博士

【鈴木霊別華】
好きな物…誰かに奉仕する事、喫茶店
嫌いな物…名前

【早坂忍】
好きな物…そよ風、ガム
嫌いな物…信号、工事

・男子

【佐木原彰】
好きな物…サプリメント、舞台
嫌いな物…カラス、黒猫

【安原浩輔】
好きな物…真実、推理小説
嫌いな物…犯罪

【泉小十郎】
好きな物…漫画を描く事、ファン
嫌いな物…バッドエンド

【赤内晶】
好きな物…スカウトした全て、キラキラした物
嫌いな物…キラキラしてない物

【心沢学】
好きな物…勉強、謙虚
嫌いな物…カンニング、驕り

【真白錐斗】
好きな物…機械、ロボット
嫌いな物…年功序列

【錦修二】
好きな物…テニス、修行
嫌いな物…諦める、手抜き

【吹石丈】
好きな物…女、レトロゲーム
嫌いな物…めんどくさい女、説教する奴

こんな感じです。

【燃えよ拳よ!】

【超高校級のボクサー吹石丈処刑執行】

吹石クンがリングの上に立っています。
目の前にいるのは挑戦者であるグローブをつけたモノクマ。

今から始まるクマ級チャンピオンモノクマと吹石クンの試合に観客席のモノクマ達も沸き立っていました。

鳴らされるゴング、いよいよ試合の始まりです。

試合は吹石クンが一方的にモノクマをボコボコにしていました。
ダウンこそしませんが、モノクマは殴られる度にフラつき、オイルを飛ばします。

そして吹石クンのアッパーが決まり、とうとうモノクマがダウンしました。

笑う吹石クンに対し、火花を散らしたままモノクマは動きません。

しかし9カウントまで取られた次の瞬間、モノクマが散らしていた火花がリングに飛び散ったオイルに引火し、リングに火の手があがりました!

いきなり火に囲まれた吹石クンは目を見開き、そして…………


モノクマが目を覚ますと、リングから吹石クンは消えていました。
相手がいなくなったためモノクマは不戦勝、見事防衛を果たしたのです!

インタビューされるモノクマ、その後ろに真っ白に燃え尽きた灰があった事に……誰も気がつく事はありませんでした。

間違えた。


×目の前にいるのは挑戦者であるグローブをつけたモノクマ。

○目の前にいるのは自分が挑戦するグローブをつけたモノクマ。

でした。

上にあった吹石と下村や志賀との相性についてですが……

下村と吹石は相性最悪どころか希望と絶望レベルで分かり合えません。

志賀は吹石に近寄られただけで泣いてうずくまってしまいます。

そういえば席順は?
ちょっと分からなかったから知りたいんだが…

>>843
今回の席順は時計回りに

新芽→心沢→神無月→アリス→真白→泉→佐木原→鈴木→赤内→小夜→ミーナ→安原→錦→薄井→吹石→早坂→新芽

以上です。

下村「さーてと、ファンレターの返事は送ったからセーラちゃんのとこに……んっ?」

「だから困ります……」

吹石「おいおい、そうつれねえ事言うなよ」

下村「……」

吹石「いいからちょっと付き合ってくれって。後悔はさせねえからよ」

「あっ!」

下村「……あー!ちょっと、どこ行ってたんだよ捜してたんだぜ!」

吹石「あ?」

「えっ……」

…………

「あ、ありがとうございました!」

下村「いいっていいって。今度は悪い奴に捕まらないようになー」

「は、はい!」

下村「さてと今度こそ……」

吹石「けっ、いい人気取りかよ」

下村「……なにお前ついてきたの?」

吹石「そりゃあ話が山ほどあるからなぁ」

下村「俺にはないから通してくんない?」

吹石「いいから聞けや。おい、なんでさっきは俺の邪魔しやがった?」

下村「はあ?邪魔もクソもあるかっての。嫌がってる女の子力ずくとかありえねえ」

吹石「わかってねえなぁ……ああいう女ほど一度崩しちまえばあっという間にモノになんだよ。どんな抵抗してもなぁ?」

下村「……おい、てめえ。あんまり調子乗ってると痛い目見るぞ」

吹石「それはねえな。俺のモノになった女はそこまでめんどくさくはならねえからよ」

下村「……お前絶対ろくな死に方しねえ」

吹石「言ってろ。今度俺の邪魔したらてめえこそろくな死に方出来ねえぞ?」




下村「……ああいう奴が一番腹立つ」

下村「女の子をなんだと思ってやがる……」

END

【吹石と相性が悪くはない人】

吹石「……」ガチャガチャ

吹石「ちっ、意味わかんねえ。いきなりこんなとこに連れてこられてよ」

吹石「だがまあ、コイツがあるのは悪くねえ……俺好みのレトロゲームだしな」ガチャガチャ

「あの……ちょっといいかな?」

吹石「あん?」

七海「吹石くん、ゲーム好きなの?」

吹石「んだよ、意外か?」

七海「ううん、それなら対戦してみたいなぁって思って」

吹石「対戦だぁ?おもしれぇ、このゲームに関しちゃ俺は負け知らずだぜ?」

七海「ほほう、それは楽しみだね」

吹石(七海千秋……なかなかの上玉だ。へっ、ゲーム好きなのも俺にとっては悪くねえ)

吹石「よっしゃ、始めんぞ!」

吹石(せっかくの上玉、ゲーム楽しんでから他のも楽しませてもらおうじゃねえか……!)

…………

七海「私の勝ちだね」

吹石「この俺が手も足も出なかっただと……!?ちくしょう、もう一度だ!」

七海「何度でも受けて立つよ」

…………

吹石「ちく、しょうが……!あの局面で技が決まってさえいりゃあ!」

七海「……」

吹石「おい七海!もう一度……あん?」

七海「ぐうっ……」

吹石「寝てやがる……これじゃあ勝ち逃げされたみてえじゃねえか……」

吹石「13連敗の借りを返せねえとかありえねえ……!」

吹石「絶対てめえから14連勝してやるから覚悟しとけや!」

吹石「そうと決まりゃあ相手は【超高校級のゲーマー】だ、まずは徹底的に腕を鍛えねえと……んっ?」

吹石「……俺、なんか忘れてねえか?」

吹石「…………ちっ、今はんなもんどうでもいい!それより今は勝つためにやりこみだやりこみ!!」

END

この後吹石は50日間七海に挑んでは負け、挑んでは負けを繰り返します。
七海を女ではなく強敵のゲーマーとして見るようになり他の時間も七海への対策ばかりになるので、かなり大人しくなります。

ちなみに似たような理由で終里とも相性は悪くありません。

こんにちは

1つお知らせを
CHAPTER2にて男のロマンイベントを行う予定ですので、ロマンイベントに参加してほしい女子を2人ほど書いていただけると助かります。

夜にまた来ますがその時に名前が多かった2人+新芽で男のロマンイベントを行います。

それではまた後ほど。

結果

ミーナ…11
鈴木…10
神無月…8
小夜…2
アリス…2
薄井…1

被ったのを除いてもトップ2人は変わらないので、ミーナ&鈴木に決定です。

とりあえずこのスレは小ネタ用にして次スレを立ててしまいたいと思います。

次スレを立てました。

【ダンガンロンパ】【安価】新芽「絶望はまだ始まったばかりで」【オリキャラ】
【ダンガンロンパ】【安価】新芽「絶望はまだ始まったばかりで」【オリキャラ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425383690/)

まだまだ更新は無理そうなので、ちょっとアンケートを。

CHAPTER1を終えた現在、印象が一番強いキャラを教えていただきたいです。

小ネタ用だから要望出していいのかな?まだだったらすみません
小ネタは安原探偵が行く的なのをみたいです。安原と何人かで希望が峰で起きた軽い事件を解決するてきな。
または幽霊嫌いな薄井ちゃんと数名で学校の七不思議を調査しに行く的な

>>900の七不思議調査のメンバーを決めたいと思います。

確定メンバー
【薄井千影】
【新芽立花】

↓4までのメンバーを採用。
被ったら下です。

【薄井千影】
【新芽立花】
【真白アリス】
【佐木原彰】
【錦修二】
【小夜鈴音】

以上6名がメンバーに決まりました。

新芽「希望ヶ峰の七不思議?」

錦「はい!希望ヶ峰には使われない分校があるんですけど!」

小夜「そこには隠された七不思議があるらしいんだ」

新芽「七不思議って本当にどこにでもあるのね……で、薄井ちゃんが調査を依頼されたの?」

薄井「きひっ、餅は餅屋……」

佐木原「プロにまかせるか、正解だな」

新芽「……ねぇ、薄井ちゃん。あたしもついてっていい?」

薄井「きひ?」

新芽「だってほら!七不思議の調査って冒険って感じじゃない!」

佐木原「また新芽の非日常好きが出たか……」

薄井「きひひ、まあいいけど」

新芽「本当に!?ありがとう薄井ちゃん!」

薄井「きひひ、それじゃあ調査隊結成……」

小夜「……もしかして私達もか」

錦「わかりました!全力で調査します!」

佐木原「……」

アリス「起動。おや……どうしました?」







EXTRACHAPTER【七不思議を解き明かせ!】






【深夜・某所】

新芽「ご、ごめん遅れた!」

小夜「遅いぞ新芽!」

錦「夜の学校!全力で攻略しましょう!」

佐木原「真白は来ないのか」

アリス「博士は睡眠時間ですので」

薄井「きひひ……それじゃあ行こうカ」

…………

錦「暗いです!」

小夜「当たり前だ!」

アリス「赤外線レーダーに反応なし。異常は見当たりません」

佐木原「……」

新芽「薄井ちゃん、何か七不思議ってどんなのがあるの?」

薄井「きひひ、基本だけどまずはトイレ」

錦「トイレですね!わかりました!」

小夜「に、錦!1人で走るな!」

アリス「情緒のかけらもありません」

佐木原「錦だからな」

新芽「錦だからね」

薄井「きひひ」

【トイレ】

錦「誰かいませんか!」

小夜「そんなので出てくるわけないだろう!」

ギィィ……

小夜「きゃあああっ!?ご、ごめんなさい!スズが生意気でしたぁ!」

薄井「きひひ、七不思議その1【ひとりでに動く扉】だネ」

アリス「センサーによると建て付けが悪いだけのようです」

新芽「それだけ?」

佐木原「七不思議などそんなものだ」

小夜「……ふ、ふん!スズはわかってたもん!」

錦「すごいです!」

薄井「きひひ、次行くヨ」

…………

薄井「きひひ、七不思議その2【放送室の声】」

佐木原「どうやら誰かが使っていただけのようだな」

小夜「それよりなんで黒魔術の本がこんなにあるんだ」

錦「わかりません!」

新芽「ハズレみたいね……」

アリス「次はどちらに行きましょうか」

【音楽室】

薄井「きひひ、七不思議その3【誰もいないのに鳴り響くヴァイオリン】」

「……」

アリス「どうやら楽器に遮られて演奏者が見えなかったようです」

「誰がチビだコラ!?」

錦「ぼくと同じくらいですね!」

小夜「私より小さいな……」

新芽「そうね……」

「お前ら、なんなんだよ!?」

佐木原「とにかく次に行くぞ」

「なんなんだよ、ちくしょうが!」

…………

薄井「きひひ、七不思議その4【壁に残る拳の跡】」

小夜「こ、これは……」

アリス「確かに拳の跡らしき丸い跡が大量にありますね」

佐木原「少しはマシになってきたか……」

錦「……せいやぁ!」

新芽「ちょっと錦!いきなり何してるのよ!」

錦「いつも壁打ちをしている壁なのでついしたくなりまして!」

薄井「……きひひ、同じ跡がついたネ」

小夜「あっ」

薄井「きひひ、七不思議その5【妖怪メダル拾い】」

「あっ、こんな所にメダルが!」

新芽「……」

佐木原「……」

錦「……」

小夜「……」

「それにしても最近七不思議を調べに来てるのにメダルばっかり見つかるなぁ」

アリス「これは七不思議と言えるのでしょうか」

薄井「きひひ、調べたらこんな物だヨ」

…………

薄井「きひひ、七不思議その6【生徒会室のドッペルゲンガー】」

「やはり希望ヶ峰の生徒が出入りしているみたいだな……」

「どうするんだ?」

「七不思議の調査は依頼してある。こっちはこっちで出来る事を……」

錦「ドッペルゲンガーです!」

小夜「いや、双子じゃないのか……?」

アリス「少なくとも幽霊などではなさそうです」

新芽「本当に幽霊の正体見たり枯れ尾花ね……私ちょっとガッカリかも」

佐木原「……」

錦「結局何もありませんでした!」

小夜「というか1つは錦のしわざじゃないか!」

アリス「それで七不思議の最後は?」

薄井「さあ?これは未だに隠されたままだヨ」

佐木原「……」ピッピッ

錦「佐木原君、何をしてるんですか!」

佐木原「……」

小夜「あれ?新芽がいないぞ?」

薄井「きひ?」

アリス「はぐれたのでしょうか」

佐木原「俺だ。新芽、今どこにいる」

錦「なるほど!電話をしてたんですね!」

佐木原「そうか、やっぱり都合がつかなかったか……今は家で寝ていたんだな?」

小夜「えっ」

佐木原「……最後に1つ。新芽、お前の一人称はなんだ?」

アリス「これは……」

新芽『【あたし】だけど』

薄井「……!」

…………

新芽「本当に幽霊の正体見たり枯れ尾花ね……【私】ちょっとガッカリかも」

新芽?「【わたし】ちょっとガッカリかも」

「【ワタシ】」

…………

薄井「きひぃ」ドサッ

錦「薄井さんが倒れました!」

小夜「う、薄井しっかりしろ!」

アリス「センサーに反応あり……2階の窓の外に……?」

佐木原「……」

「……」

佐木原「……」

「……ヒヒヒ」

佐木原「最後に……これ、か」

END

毎度お馴染みの頭の良さと強さ

・頭の良さ
心沢>真白≧アリス>安原≧佐木原=神無月>泉>赤内=薄井>ミーナ>新芽=鈴木=小夜(平均)>早坂>吹石>錦

・強さ
アリス≧吹石>泉>小夜=安原>佐木原>錦>早坂>心沢=赤内>ミーナ≧薄井>鈴木=新芽>真白=神無月

こんな感じです。

【真白博士とアリスの日常】

カチャカチャカチャカチャ……

真白「……」

アリス「失礼します博士」

真白「アリスか。どうした?」

アリス「複数の企業よりロボットの作成依頼が入りました」

真白「またか。具体的な内容は?」

アリス「戦闘用ロボットの依頼がほとんどです」

真白「今すぐ拒否の返事をしておいてくれ」

アリス「よろしいのですか?」

真白「ボクは自分の作ったロボットに人殺しをさせる気はない」

アリス「……博士らしいですね。ならばこの教師型ロボットの開発依頼はいかがいたしましょう?」

真白「教師型ロボット?図面はあるのか?」

アリス「はい、こちらです」

真白「……ウサギ?」

アリス「ウサミというらしいです。人工知能アルターエゴを搭載予定、依頼者は希望ヶ峰学園です」

真白「なるほど……アルターエゴという事はあのプログラマーとの共同開発か」

アリス「不二咲千尋様ですね。この私の人工知能も彼女の発明を参考にしたとか」

真白「あのアルターエゴに学ぶ部分は大きい」

アリス「博士が人を褒めるとは珍しいですね」

真白「ボクだって人を褒めるぐらいする……ただ対抗心はあるだろうな」

アリス「はい?」

真白「アリスの人工知能は専門じゃないボクのオリジナル……本当はアルターエゴを使用させてもらった方がアリスにとっても良かったかもしれないのにボクはそれをしな……」

アリス「ありえません」

真白「……」

アリス「全てが博士の手製だからこそ、私は真白アリスなのです。確かにアルターエゴならば処理能力は格段に上がるでしょうが……それは私とは言えません」

真白「アリス……」

アリス「ですから自信を持ってください……お父様」

真白「お父様か……全くこの歳でこんな大きい娘を持つ事になるなんてな」

アリス「姉と弟の方が合っていますね」

真白「なんでお前はそう一言余計なんだアリス!」

アリス「父親に似たのでしょう」

真白「ぐっ……と、とにかく!ウサミ開発依頼は引き受けると返信しておいてくれ!」

アリス「はい、博士」

END







……ねぇ

待ってよ

わたしを置いていかないで……

わたしが傷つけたなら謝るから……

だから、お願い……












キーン、コーンカーン、コーン

モノクマ「オマエラ!朝だよ!起きた起きた!」

モノクマ「今日も1日頑張ろうねー!」

早坂「…………」

また……あの、夢。
わたしの前から彼がいなくなった、あの日の…………

早坂「走らないと……」

走ってる間だけは……嫌な事を忘れられる……


早坂「本当……どうしようもない女だね、わたし」












EXTRACHAPTER【彼女が足を止めた日】






【モノクマホテル・エントランス】

早坂「あっ……」


吹石「へへっ、なかなか俺好みのゲームが揃ってんじゃねえか」


早坂「……」

何隠れてるんだろ、わたし……
もう昔の事なのに、未練がましいにもほどがあるよ。

早坂「……」

ただ吹石おはよって言えばいい。
たったそれだけなのに……なんで何も言えないのさ。

吹石「けっ、後はこれで上玉とやれりゃあ最高なんだけどよ」


早坂「……!」


ねぇ、本当にあんたは、あの丈なの?
わたしの知ってる丈は……

丈は…………

【数年前・中学校】

早坂「……」

父さん母さんに言われるがまま、この学校来たけど……
正直走るのなんて嫌な事から逃げるための物だし……こんな学校でまで本格的にやりたくない。

早坂「でも入部しないと怒るだろうし……行くしかないか」

ガチャッ

早坂「すいませーん、入部希望なんですけどー」

「えっ?」

早坂「……あれ、1人しかいないの?」

しかもわたしと同じ一年生じゃん……さっさと入部届出して帰りたいって言うのにさ。

「あっ、悪い。今部長達出払ってるらしくてさ」

早坂「なんであんたが謝るのさ」

「……それもそうだな」

早坂「……もしかしてアホなのあんた?」

「会って早々に失礼だなお前!」

早坂「お前って、わたしは早坂忍って名前があるんだけど」

「今会ったばかりなのに知ってるわけないだろ!」

早坂「それもそうか」

「調子狂うな……っと、自己紹介がまだだったな」

吹石「俺は吹石丈!まっ、同じ陸上部同士仲良くしようぜ!」

早坂「名前覚えてたらね」

吹石「冷めすぎだろ、おま……じゃなくて早坂……」

【中学校・早坂のクラス】

早坂「……あれ?」

吹石「おっ、おはよう早坂」

早坂「なんであんたがわたしの隣の席にいるわけ?」

吹石「どう考えてもクラスメートだからだろ!?」

早坂「まあ、どうでもいいけど」

吹石「早坂お前なぁ……せっかくクラスも部活も同じなんだからもっとこう、可愛げとかないわけ?」

早坂「可愛げはあるよ。吹石に見せる必要がないだけ」

吹石「俺泣くぞ!?」

早坂「やめてよ、机汚れるじゃん」

吹石「ちくしょう、なんて暗い中学校生活のスタートだ……」

早坂「……」

こんな可愛げない女に話しかけて……変な奴。

【現在・工事現場】

早坂「はあ、はあ……」

ちょっとハイペース過ぎたかな……あれ、あそこにいるのは……

早坂「何してんの」

新芽「早坂ちゃん」

錦「素振りです!日課なので!」

早坂「へぇ、アンタも日課しないと落ち着かないクチ?」

とは言っても、錦の日課はわたしとは違うんだろうけど……

新芽「って事は早坂ちゃんも……」

早坂「頭使うのは安原辺りの仕事だしね。わたしはいざという時走れるようにってのも兼ねて、日課やってコンディション調えとくってわけ」

よく言えたもんだよ……ただ嫌な事忘れたいだけなのに。

新芽「スポーツ系統の人はみんなそうなのかしら?」

錦「どうなんでしょう!」

早坂「わたしに聞かないで。まっ、1人は絶対に違うけど」

丈は……もう陸上、やめちゃったんだよね。

新芽「1人って、吹石の事?」

早坂「そういう事。あいつは今ただのチャラ男だね」

昔はあんなに……走るの大好きだったのに……

【過去・グラウンド】

吹石「はあ、はあ……いよっしゃあ、タイムまた縮んだ!」

早坂「へぇ、なかなかやるじゃん吹石」

吹石「そうだろ!すごいだろ!」

早坂「わたしはもっと縮んだけど」

吹石「自慢か!自慢しに来たのか早坂!」

早坂「いやいや、吹石は本当に頑張ってるとは思ってるよ」

吹石「そりゃ、やるからには全力ってやつだろ!」

早坂「全力ねぇ……」

吹石「なんだよ、早坂は全力出してやりたくないのか?」

早坂「んー……なんでそこまで気合い入れる必要あるのか、わかんないんだよね」

吹石「そりゃ好きだからだろ!」

早坂「……好き?」

わたしは……走るの好きだっけ?
父さん母さんに言われてやって、嫌な事忘れられるからやって……あれ?

わたし……自分の意志で走りたいって思った事、あったっけ?

【過去・中学校屋上】

早坂「……」

なんか、タイム変わんなくなっちゃった……

今までだったら、走れば何も考えずに済んだのに……

わたし、どうしちゃったわけ?

早坂「はぁ……」

吹石「黄昏てんな、珍しい」

早坂「吹石……」

吹石「スランプだって?まあ、そんな日もあるから気にすんなって」

早坂「別に、そんなんじゃないし」

吹石「へーへー、そうですか。ほれ」

早坂「何これ」

吹石「ガム。噛んでると結構落ち着くぜ?」

早坂「……ありがと」

吹石「早坂が礼を言った!?明日は雨か!?」

早坂「吹石、あんたねぇ!人がせっかく……」

吹石「おっ、ようやく怒った」

早坂「はあ?」

吹石「だっていつもいつもつまんなそうな顔してるしさ。早坂はいい女なんだからもっとコロコロ表情変えた方がいいって!」

早坂「……いい女?いつも吹石にキツい事言ってるわたしが?」

吹石「そりゃ早坂の言葉はキツいけどさ。なんつうか、悪意は感じないっていうか……」

早坂「意味わかんない」

吹石「俺もよくわかんねえや……よし、走るか!」

早坂「……なんでさ」

吹石「一緒に走れば伝わる事もある!多分!」

早坂「多分って……ふふっ、本当に変な奴」

吹石「よっしゃ、それじゃあ行こうぜ!」

早坂「はいはい、付き合ってあげるよ」

この日、わたしは吹石とクタクタになるまで走った。
すごく疲れたけど……でも、すごく清々しくて……

その日、わたしは初めて……


走るのを楽しいって思った。

【現在・モノクマホテル】

早坂「……」

丈が、安原を蹴って閉じこもった。
あれだけ足を大事にしてた丈が……足を使って人を傷つけた。

早坂「もう、本当に変わっちゃったって言うわけ……?」

……丈と話してみよう。

このままじゃ丈は孤立する。
わたしはそんなの嫌だ。

丈が走る事に意味を見いだせなくなってたわたしを助けてくれたように……今度はわたしが。

早坂「そうと決まれば……」

【エレベーターホール】

早坂「あれ?エレベーターが動かない……」

モノクマ「あっ、ダメダメ。今はエレベーター動かないよ」

早坂「なんでさ?」

モノクマ「5時から点検中なんだよ!終了は6時予定でーす!」

早坂「後30分もあるわけ……」

しかたない、待つしかないか……

【6時・エレベーターホール1階】

早坂「…………」

待って冷静になったら、なんか怖くなってきたかも……

早坂「後に、しよう」

今じゃなくて、朝ご飯の時とかに話せれば……いいよね。

【過去・中学校グラウンド】

早坂「勝負?」

吹石「……おう」

早坂「何、いつもは理由つけて勝負しなかったのに」

吹石「今回はちょっと色々あるんだよ……いいだろ?」

早坂「……いいよ」

吹石「よっしゃ、それじゃあ始めようぜ!」

早坂「……」

なんだろ、この勝負は受けないといけない……そんな気がする。

吹石「……」

早坂「……」

パン!

吹石「っ!」

早坂「……!」

…………

早坂「はあっ、はあっ……」

吹石「げほっ、か、勝ったぜ!」

早坂「まさか、勝つまで何回も何回も走らされるとは思わなかったよ……」

吹石「スタミナには自信があったからな!作戦勝ちってやつだ!」

早坂「全く……そこまでして勝ちたかったわけ?」

吹石「まあな。だって勝たないと言えないしな」

早坂「言えないって何を?」

吹石「……早坂」

早坂「んっ?」

吹石「好きだ、付き合ってくれ」

早坂「…………へっ?」

吹石「……」

早坂「えっと、本気……なわけ?」

吹石「本気だ、マジだ、ガチだ」

早坂「……わたしみたいなので、いいの?」

吹石「早坂が、忍がいいんだよ!」ギュッ

早坂「あっ……」

吹石「答え、聞かせてくれ」

早坂「……」

吹石「……」

早坂「……」ギュッ

吹石「……!」

早坂「これ答えじゃ、ダメ?」

【現在・モノクマホテル】

早坂「はあ、はあっ!」

嘘だ。

早坂「っ!」

嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!

ガチャッ

わたしの祈りなんてなんの意味もなかった。
わたしの目の前にいたのは……もう、何も言わない丈の姿。

早坂「嘘、本当に死んで……」

話も、出来なかった。
わたしが散々怯えてる間に……丈は、死んだ。

早坂「……」

泣き叫ぶ事すら出来なかった。
ただ何か、自分の中に渦巻いていて……

わたしはその後何をしていたか、全く覚えてない。

【学級裁判場】

安原が丈を殺した。

だけど責める気にはなれなかった。

丈が先にやったからなんて理由じゃない。

ただ、安原よりもっとクロになるべき人間がいる……そんな気がしていたから。

早坂「少し、言い過ぎじゃない?」

安原よりもっと責める相手がいる……それは、きっと……

【過去】

早坂「丈」

吹石「……」

早坂「ど、どうしたのさ」

吹石「いや、名前で呼ばれるの照れくさいな」

早坂「ひ、人が勇気出したって言うのに」

吹石「悪い悪い」

早坂「……もう知らない」

吹石「すねんなよ忍ー」

早坂「離してよ!」

吹石「いやだね」チュッ

早坂「っ!?」

吹石「へへっ」

早坂「バ、バカァ……!」

吹石「バカで結構だっての」

早坂「……えいっ!」

吹石「うおっ!?」

早坂「はい、チーズ!」

パシャッ

吹石「ま、待てって忍!写真はなしだろ写真は!」

早坂「知らないね、わたしの方が恥ずかしかったんだから我慢してよ」

吹石「ぐ、ぐぐぐ……」

早坂「相合い傘でも書いちゃおうかな」

吹石「マジで恥ずかしいからやめてくれ!お願いします!」

【現在・墓地】

早坂「……」

丈……あんたはなんでわたしの前から消えたの?

なんであんな風になっちゃったの?

……わたしの、せいなの?

早坂「……走ろう」

走れば嫌な事は忘れられる……

走れば……

走れば……

走れば……

わたしは……壊れずに、済む。

【過去】

早坂「よし!」

「早坂さん、またタイム縮んだよ!」

「このままいけば全国、いや、優勝間違いなしだな!」

吹石「はあ、はあっ……!」

「吹石は代表止まりっぽいな……」

「早坂に比べたら全然ダメだろ」

「才能の差ってやつなのかねぇ」

吹石「…………」



早坂「丈?」

吹石「っ、ああ、どうした?」

早坂「どうしたって……今度の日曜日、自主練しようって話」

吹石「あ、ああ、そうだったな」

早坂「……丈、本当に大丈夫なの?体調悪いとかじゃない?」

吹石「だ、大丈夫だって!」

早坂「それならいいんだけど……」

吹石「……なあ、忍?」

早坂「なに?」

吹石「走るの、楽しいか?」

早坂「……昔はきっと答えられなかったけど、今なら喜んではい、って言えるね」

吹石「そう、か……」

【過去】

早坂「やった、優勝だ!」

「早坂さん、すごいよ!」

「もう向かうところ敵なしだな!」

吹石「……」

「男子は予選落ちだってな」

「女子はあんなに頑張ったっていうのに情けない奴」

「本当、早坂さんと釣り合ってないよね」

吹石「……」


早坂「えっと、残念だったね丈……」

吹石「……」

早坂「だけど来年は高校生だし、もっと色々……」

吹石「うるせぇ!!」

早坂「っ!」

吹石「あっ……」

早坂「じょ、丈……?」

吹石「悪い……1人に、してくれないか」

早坂「……」

吹石「……」

早坂「……うん、わかった」

バタンッ

吹石「……」

吹石「俺は……」


【数日後……】


早坂「最近、丈と話せてないね……今日はとことん話をしないと」

早坂「えっ?」

早坂「……丈が、転校した?親の都合で?」

早坂「嘘、なんで!?なんで何も言わずに……」

早坂「丈、なんで……」

早坂「丈…………」

【現在・早坂の部屋】


早坂「……」

【早坂忍さんを殺したい人は2名です】

早坂「2名……」

まさか、まさか……

早坂「モノ、クマ」

モノクマ「はいはーい!なんでしょう早坂さん!」

早坂「この殺したい人に……死人は、含まれるの?」

モノクマ「えー?死人を含めるわけないじゃん、死人の気持ちなんて誰にもわからないんだから」

早坂「……」

モノクマ「まあ、もしかしたら?死んでなかったら殺したいほど恨んでるかもしれないけどさ!」

早坂「っ!」

やっぱり丈は、わたしを……恨んでるかもしれない。

本当はどうかなんてわからなくてもそれだけで……

早坂「……」

いや、それ以上に……

わたし自身が、わたしを許せない。

早坂「……」

丈の死を背負うのも忘れるのもわたしには無理。

だったら答えなんて1つしかない。

早坂「終わらせよう……全部」

【過去】

早坂「丈は夢とかあるわけ?」

吹石「唐突になんだよ」

早坂「別に、ちょっと気になって」

吹石「夢ねぇ……やっぱりでっかく陸上で世界一ってところか?」

早坂「また大きく出たね……」

吹石「そういう忍はどうなんだよ?」

早坂「わたし?」

吹石「人に聞いたんだから内緒はなしだぞ」

早坂「……ないよ」

吹石「はあ?」

早坂「今が最高過ぎて、夢なんて考えてられないんだよね」

吹石「……」

早坂「今はただ走るのを楽しみたいし。それと……」ギュッ

吹石「お、おい!?」

早坂「この幸せを噛みしめていたい……かな」

吹石「忍、お前……」

早坂「ははっ、なんか照れくさいね」

吹石「……夢追加だ」

早坂「えっ?」

吹石「死ぬまで、いや、死んでも俺達は一緒にいるってな!」






早坂「……夢、か」

早坂「嘘つき……」

【現在・エレベーターホール】

早坂「……」

ロープ、包丁……用意できた。

運良く誰にも見つからなかった。

早坂「……始めようかな」

ロープは後、まずは包丁……

ドスッ!

早坂「ぎっ……!?」

痛い、痛い痛い痛い痛い……!

早坂「じょ、丈はこんなに、痛かったんだね……」

ドスッ!

早坂「っ……!」

ドスッ!

早坂「……」

これだけ、刺せば……万が一、失敗しても……失血死、出来るよね?

早坂「っ、ぅ……」

クロは処刑がルールならわたしは生きていい人間じゃない。
わたしは浮かれてて丈の苦しみも悩みも気付けなかった。
それが丈を変えた、変わらなかったら丈は安原を殺そうとなんてしなかった。

だったら、本当のクロはわたしだ。

だからわたしは……わたし自身を処刑する。

早坂「……」

目が霞んできた……

だけど、まだ終わりじゃない……

ピンポーン

エレベーター、来た……

早坂「……」

ロープ、入れて……ボタン、押して……後は、待つだけ……

早坂「……」

きっと、エレベーターホールなら誰かが目撃してくれる。
そうすればわたしの自殺で、学級裁判もすぐ終わる。

せめて、それぐらいは……しとかないと。

早坂「……」

写真……血で汚したくないから置いてきたけど……やっぱり、持ってくれば良かったかな……

早坂「……」

丈……ごめん……

もし、もし、許してくれるなら……死んだ後ぐらいは一緒にいたいかな。

早坂「……」

それで、もし生まれ変わったら……

今度こそ、一緒に――







ゴキッ!!

ドサッ……












「……へぇ、早坂さんが自殺なんて意外だったね」

「まあ、そろそろ事件も起きてほしかったから僕としてはありがたいよ」

「あんなにキラキラしてた早坂さんなのはもったいないけどさ……」

「後これはいけないな早坂さん」

「こんなんじゃ、真相があからさま過ぎる」

「これじゃあ、輝けないかもしれない……」

「だから安心して早坂さん」

赤内「キラキラのために僕がもっと謎を深めてあげるからさ……!」






END

小夜「うーん……」

新芽「どうしたの?」

小夜「この間のテストが返ってきたんだが、あまりよくないんだ……」

新芽「ああ、今回は難しかったもんね……」


鈴木「錦さん、テストどうでしたか?」

錦「赤点でした!」

鈴木「そんな満面の笑みで言う事じゃありませんよ!?」


吹石「……クソが、赤点かよ」

早坂「……赤点、補習、一緒にやろう……よし、完璧」


小夜「……」

新芽「あの辺を見て大丈夫だと思ったらおしまいよ小夜ちゃん……!」

神無月「大変だねー?」

小夜「摩耶お姉ちゃん、助けてくれ!このままだとスズは堕落してしまいそうだ!」

神無月「勉強ならー、まーちゃんよりー、適任がいるでしょー?」

新芽「適任……」チラッ

心沢「ここはこの公式を当てはめる事を別の物に例えて……」

神無月「ココ先生ー?勉強を教えてあげてほしいなー?」

心沢「勉強?教えるのは構わないが……その、ココ先生とはおれの事か?」

神無月「そうだよー?」

心沢「……」







EXTRACHAPTR【教えて!ココ先生!】






心沢「……というわけで、みんなの勉強を見る事になった。よろしく頼む」

小夜「頼んだぞココ先生!」

鈴木「が、頑張ってくださいココ先生!」

錦「ココ先生!よろしくお願いします!」

心沢「定着したのか……」


吹石「けっ、めんどくせぇ。こんな事しなきゃいけねえのかよ」

早坂「……あーっと」

新芽「だったらなんでここにいるのよ」

吹石「はっ、暇つぶしだ暇つぶし」

新芽「はいはい、邪魔だけはしないでよ」


早坂「……また話せなかった」

心沢「とにかくまずはみんなのレベルを量りたい。今回のテスト、特にわからない所を教えてくれ」

鈴木「私はこの辺りが……」

心沢「なるほど。その辺りと鈴木の性格なら……」

小夜「ここがわからないんだ!」

心沢「小夜はまた範囲が広いな……と、なると教え方は……」

錦「何がわからないのかもわかりません!」

心沢「わかった。今回錦は特に見る事にしよう」

吹石「へっ、俺は別に教えてもらわなくて結構だ」

早坂「あっ、えっと……」

新芽「ちょっと吹石、赤点回避しないといけないんでしょ?おとなしく教えてもらったら?」

吹石「……けっ、んなもんなんとかするっつうの」


早坂「……はあ」

鈴木「うーん……」

心沢「鈴木は何か今気になる事とかないか?」

鈴木「気になる事ですか?」

心沢「鈴木は真面目だからな。こういう物も真面目に考えている傾向にある」

鈴木「は、はい」

心沢「だがそれだといずれ限界がくる物だ。だから何か気になる事や楽しい事に当てはめてみれば、もっと鈴木の成績は上がるはずだ」

鈴木「気になる事や楽しい事……」

錦「全力全力全力全力……」

心沢「……なるほど。それならここはある人物を絡めて考えてみよう」


吹石「あー、まだ終わんねえのか」

心沢「早く終わらせたいならマンツーマンで教えるぞ」

吹石「冗談じゃねぇ……自分でやるっつうの!」

心沢「そうか」

新芽「なんか乗せられてない、吹石……」

早坂「……そうだね」

小夜「うぐぐぐぐ……」

心沢「小夜の弱点は集中力だな……持続させれば平均点も上がるだろう」

小夜「とは言ってもだな……集中して勉強となると……」

心沢「小夜が集中出来る時はどんな時だ?」

小夜「私が集中出来る時は……やっぱり勝負の時とかだな!」

心沢「勝負か。だったら小夜、おれと勝負しようじゃないか」

小夜「な、なに?」

心沢「おれに勝とうと思えば、きっと小夜は集中出来るようになる」

小夜「そ、そうなのか?」

心沢「無論、小夜が勝負をしないと言うなら無理強いはしない」

小夜「む……」

心沢「どうする?」

小夜「随分好き勝手言うじゃないかココ先生……いいだろう!その傲慢、この小夜鈴音が打ち砕いてやる!」

心沢「それは楽しみだ」


新芽「そういえば早坂ちゃん、今回は赤点ないはずなのに参加なんて珍しいわね」

早坂「えっ……あっと、まあ、たまにはね」

新芽「へー」

心沢「さて……」

錦「サービスサービスサービスエース……」

心沢「これは難関だな……錦」

錦「はい!大丈夫じゃありません!」

心沢「重症だな」

錦「もう何がなんだかわからなくなってきました……」

心沢「……」

錦は、何かするより……ストレートにいった方がいいな。

心沢「よし錦、これが終わったらテニスをしよう」

錦「本当ですか!」

心沢「ああ、錦のやりたい事におれは全力で付き合う。だから錦もおれがやりたい事……こうして人に教える事に協力してくれないか?」

錦「そういう事なら……わかりました!錦修二全力でいきます!」

心沢「ああ。お互いにベストを尽くそう」

どうやら、みんな上手くいきそうだな……







【数日後】

新芽「あれ、心沢は?」

ミーナ「なんか、筋肉痛と疲労でダウンだって言ってたよ」

新芽「あー……」


錦「昨日はたくさんテニスが出来ました!」

鈴木「良かったですね、錦さん」






END

【食堂】

吹石「けっ、やってらんねえ」

新芽「何アレ、どうしたの?」

ミーナ「また女の子にちょっかい出して酷い目に遭ったらしいよ」

新芽「またぁ?あいつも本当に懲りないわね……」

吹石「何が嫌だってんだちくしょうが」

新芽「このままだと何しでかすかわからないし、ちょっと痛い目見せた方がいいわね」

ミーナ「痛い目って?」

新芽「そうね、出来れば……あっ、安原!」

安原「どうした?」

新芽「ちょっと調べてほしい事があるんだけど……」







EXTRACHAPTER【ろくでなしを見守って】






【後日】

新芽「吹石、これ」

吹石「あん?なんだこりゃ」

新芽「最近玉砕ばっかりしてるらしいからちょっと女の子にあなたの評価聞いて集めてきたわよ」

吹石「知らねえ間に何してんだ、こらぁ!!」

アリス「このままだと必ず犯罪が発生するという皆様方の判断です」

吹石「舐めくさりやがって……」

ミーナ「とにかく!吹石クンがしっかり自分を見つめ直す機会になったら幸いだから聞いてほしいな」

吹石「けっ、どうせほめ言葉しかねぇよ」

新芽「だといいけどね……」

新芽「とりあえずパッパッとやっていくわよ。えーっとまずはこの78って封筒からね」

吹石「へっ、せっかくの褒め称える言葉だ。ゆっくりでいいぜ」

新芽「えーっとまず最初は【前に強引なお誘いをされてから苦手意識があります。事務所から関わらないように言われてしまっているのでごめんなさい】」

吹石「……あ?」

新芽「次。【何とも思っていないわ。ただ彼からは死神の足音が微かに聞こえてきてるから気をつけて】だそうよ」

吹石「……」

ミーナ「次はこれだね。【存じ上げませんがどなたですか?】……うーんこれはなかなか」

吹石「……」

アリス「次です。【水泳している時に妙に絡んできて正直怖かった】と【我が友に恐怖を抱かせた事看過は出来ぬ】……危険な兆候ですね」

吹石「……」

ミーナ「これには……【萌えねえ】……えっ、これだけ?」

新芽「ちなみに2人ほど【興味ない】で片付けられたらしいわよ」

吹石「……んの、野」

新芽「アリスちゃん暴れたら危ないから押さえといて!」

アリス「わかりました」

吹石「……」

新芽「次よ。今度はこの77って封筒ね」

吹石「……けっ!まだまだ始まったばかりだ」

新芽「【強そうだな!バトれるならいつでも相手してやるぜ!】……へぇ、いい評価してくれる人もいるのね」

吹石「はっ、さっきまでがおかしいんだよ!」

アリス「次は【怪我ばかりしていますよね……よく治療してますけど……】」

吹石「……それ、あの保健委員だろ」

ミーナ「あれ、なんか反応悪いね?」

吹石「苦手なんだよ、ああいうタイプは……」

新芽「まあ、なかなか順調じゃない……えーっと……【あれはもう人間の屑だよねー】」

吹石「あ゛あ゛っ!?」

新芽「【さすがに人間の屑は言いすぎかも……でも女子の敵ではあるわね】」

吹石「んなっ……」

ミーナ「【丈ちゃんって女の子に刺される姿がありありと浮かぶっすね!】……」

吹石「……」

アリス「【殴り合いは強いようだが……それだけだ】」

吹石「……」

新芽「ちなみに1人は男子が話させてくれなかったらしいわ」

新芽「どうする?もうやめといた方がいいかもよ」

吹石「うっせえ!!次のを早くしやがれ!!」

ミーナ「じゃあこの79って封筒を……」

新芽「【女の子好きってだけなら似たような人は知ってるけどその人の方がはるかにいい人、比べたくもないわ】」

吹石「ぐっ……!」

ミーナ「【お兄ちゃんが絶対近付いたらダメって言ってたよ!】」

吹石「ちっ……」

アリス「【奴隷にする価値もありませんわ】……奴隷ですか」

吹石「ぎぎぎ……」

新芽「【応援を躊躇ったのはジョーちゃんが初めてかな……】」

吹石「……」

ミーナ「【すみません。あまり近寄ると、綾咲が……】。ここまでしかないね」

吹石「……」

アリス「【興味ない】……またですか」

ミーナ「【えっと、ナンパされてから苦手かな……】だって」

新芽「最後は【友達とわたしも声かけられたけど……女の子好きにも色々なタイプがいるってよーくわかったよ!】」

吹石「くそっ……」

新芽「最後はこの76の封筒よ」

吹石「……」

新芽「【1回ごめんなさいしたのになかなか離してくれなくて……2人きりは嫌かも】」

アリス「【彼の言動を見ていると救いようがあるか疑問に思ってしまうんだ】」

ミーナ「【はっきり言って応援したくない】」

新芽「【い、妹に手は出させません】と【お姉ちゃんに手は出させないかんね!】」

アリス「【悪魔も……逃げ出す……】だそうです」

ミーナ「【乱暴な口調を改めた方がよろしいかと】」

新芽「【やだやだやだやだぁ!近寄られただけでダメ!助けて助けて助けて!!】……この子あなたの話をした途端こうなったらしいけど……あなた、何したのよ?」

吹石「何もしてねぇよ!!」

新芽「ちなみに……」

吹石「なんだよ」

新芽「生徒会にも聞いてきたらしいわよ」

吹石「……」

新芽「この人は名前出していいって言うから【副会長の天笠です。生徒から多数の苦情が来ていますので早々に改善をお願いします】」

吹石「はっ、もはや評価ですらねえな!!」

ミーナ「【嫌な事を思い出すから出来れば距離を……】」

アリス「【このままでいるようなら生徒会が動きます】」

ミーナ「【お祭りを滅茶苦茶にするタイプだよね!好きじゃないタイプだよ!】」

新芽「【犯罪犯しそうな臭いしやがるから部屋に監視カメラつけていいか?】」

ミーナ「【お友達が怯えてるからあまり好きじゃない】」

吹石「もういい……」

ミーナ「あれ?」

新芽「どうしたの?」

ミーナ「76と78の封筒、もう1枚ずつあるけど」

アリス「【以前口説かれたんだけど、性別がわかったらすぐ逃げちゃった】……」

新芽「【男なのに声をかけられて……正直落ち込んだよぉ】……吹石、あなた……」

吹石「そんな目で見んな!!」

新芽「そういえば調査中に食堂で【夜の打ち合いならいつでもウェルカムだよ!】って言われたらしいわよ……男に」

吹石「やめろや!!」

新芽「とにかく、今のあなたはこのままだとこんな評価にしかならないのよ」

吹石「……」

ミーナ「さすがにここまで来るとかわいそうに……あんまりならないのが一番の問題だよ吹石クン」

アリス「自業自得とはこの事なのですね。勉強になります」

吹石「うっせえつうの!!」

安原「おーい」

新芽「安原、どうしたの」

安原「いや、ちょっと1枚追加をな。まあ、名前はもちろん伏せてお願いするな」

新芽「いいけど……」

吹石「ちっ、わかりきってんだろうが……」

ミーナ「どれどれ……【正直今の吹石はいい奴とは言えない】」

吹石「けっ、そうかよ……」

ミーナ「【だけどきっといい奴に戻れる男だって信じてる】」

吹石「……は?」

新芽「へぇ……こんな風に言ってくれる子もいるんだ。吹石、この子をガッカリさせないようにした方がいいわよ」

吹石「……ちっ」







早坂「……安原、黙って渡してくれたならいいんだけど」

早坂「……丈、わたしは信じてるよ」






END

【吹石丈の評価】

・1
舞園…◎
霧切…○
セレス…○
朝日奈…◎
大神…×
腐川…×
戦刃…△
江ノ島…○
不二咲…○→評価なし

・2
七海…◎→ライバルのため評価なし
終里…○
ソニア…○
小泉…×
西園寺…×
澪田…△
罪木…×
辺古山…○

・こまるスレ
こまる…◎
揮央…△
細河…◎
神導寺…○
花巻…○→×
りん…△
鉢笛…◎
天ヶ瀬…○

・天倉スレ
若葉…◎
和水…△
奉田…◎
音木…×
歌恋…△
美踊…△
神乃木…○
志賀…○→×
姫埜…◎→×

こんな感じです。

間違えた、姫埜も◎から評価なしです。

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