【SideM】蒼井悠介「18歳組のとある一日」 (24)

アイドルマスターSideMの18歳アイドルの話です
ユニットを越えたアイドル同士の呼び方を捏造していますので、ご注意ください

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悠介「あれー?どこいったんだろ」

享介「悠介、探し物?」

悠介「あ、享介。あのさ、オレの甘栗しらない?」

享介「甘栗って…この前中華街で買ってた?」

悠介「そう!あと一袋あったはずなんだけどさー」

享介「たっく、ちゃんと荷物の整理しておかないからそうなるんだろ」

悠介「うー…享介きびしいな」

享介「自業自得だろ。ほら、行こう」

悠介「へ、どこに?」

享介「他の人が知ってるかもしれないし、聞いて回ってみよう」

悠介「あ、そうだな。さっすが享介!じゃあ早速聞き込みだ!」

享介「知ってそうな人っていうと、やっぱりいつも事務所にいる山村さんとかかな?」

悠介「じゃあ、まずは山村さんのところの行ってみようか」

キリオ「にゃにゃ!そこにおわすは蒼井のお二人!」

享介「あれ?キリオじゃん」

キリオ「お二人ともちょうど良いところに!」

悠介「なになに?オレたちに何か用事?」

キリオ「実はワガハイ、今これを配っていたところだったんでにゃんす」

悠介「お、温泉饅頭じゃん!」

享介「そういえば、温泉ロケだったんだっけ。どうだった?」

キリオ「楽しかったでにゃんすよー。料理も温泉も堪能できたし…」

キリオ「ちょうちょさんとくろークンと三人で、温泉を掘るという目標もできたでにゃんす!」

享介「え、なんでそうなったの!?」

悠介「そうだ!キリオさ、この辺で甘栗見なかった?」

キリオ「甘栗でにゃんすか?ワガハイは見ていないでにゃんすねー」

悠介「そっかー、どこいっちゃったんだろーな」

享介「しかたない、次いくか。ごめんキリオ!饅頭はあとでもらうな」

キリオ「おやおや、消えた甘栗とは…なにやら事件の香りでにゃんすな」

享介「え?いや、そんな事件なんてものじゃ…」

キリオ「何やら面白そうだし、ワガハイもお供するでにゃんすー!」

享介「ええ!?」

キリオ「無事に見つかったら、饅頭と甘栗でぱーてぃーといくでにゃんす!」

悠介「お、それいいじゃん!そうと決まれば早くみつけないと!」

享介「えー…、まあいっか」

悠介「よーし、次の証人は誰かなー」

享介「悠介…楽しんでるだろ」

悠介「あ、わかる?」

キリオ「にゃはは~。おや、あそこに見えるは…」

巻緒「あ、悠介君に享介君に…キリオ君?」

咲「あれ~?なんだかめずらしい組み合わせだね」

享介「あー、ちょっと色々あって」

キリオ「にゃにゃ、何やら甘い香りがするでにゃんすー」

巻緒「あ、わかる?実はこれなんだけど」

悠介「わ!マカロンとクッキーじゃん!」

享介「すげーうまそう!ひょっとして東雲さんの手作り?」

巻緒「俺も手伝ったんだ。でもちょっと作りすぎちゃって…」

咲「二人とも、試作品なのに張り切りすぎなんだもん!」

悠介「試作品ってことは、これって売り物にするの?」

咲「ああ、違う違う!実は今度、幼稚園で劇をやることになったんだけど…」

巻緒「その時に、子供たちにお菓子のプレゼントをしたいって荘一郎さんが」

キリオ「ほほー、見事なものでにゃんすな」

享介「これ絶対子供たちも大喜びだと思うぜ!」

巻緒「うん、俺もそう思う!よかったらみんなも一緒に食べない?」

咲「さすがにあたしたちだけで食べるには多すぎるもんねー」

悠介「うーん、そうしたいのはやまやまなんだけど…」

咲「なになに?なんか困りごと?」

享介「それがさ、実は…」

咲「なるほど、消えた甘栗ね…」

享介「だから後でもらうから、俺たちの分とっといてもらってもいいかな?」

巻緒「そういうことなら、俺たちも探すの手伝うよ!ね、咲ちゃん」

咲「うん!みんなで探した方が、きっと早く見つかるしね!」

悠介「え、いいの?サンキューな、二人とも!」

巻緒「気にしないで!せっかくだしみんなで食べた方がおいしいしね」

キリオ「それでは甘栗探しの旅、続行でにゃんすー」

悠介「へへ、見つかった後の楽しみがどんどん増えていくな」

咲「それで、次はどこを探すの?」

悠介「そうだなー、次は…」

享介「なあ、そもそも最初は山村さんのところに行くって話してなかったっけ?」

悠介「あ、そうだった!すっかり忘れてたや」

巻緒「確かに山村さんなら、何か知ってるかもね」

キリオ「それでは、山村クンのところに出発でにゃんすな」

春名「あれ、そんな大勢で何してんの?」

享介「あ、春名!」

悠介「実はかくかくしかじかで…」

春名「へー、消えた甘栗か」

享介「春名、何か知らない?」

春名「ゴメン、特には何も知らないかな」

悠介「そっかー…あれ、春名それなに?」

春名「ああこれ?実はドーナツが安売りしてたから買ってきたんだけどさ」

咲「へー、High×Jokerのみんなで食べるの?」

春名「そのつもりだったんだけどさー…今日みんな用事があるらしくて、帰っちゃったんだよ」

巻緒「え!?でもこれ生ものだよね!?」

春名「そうなんだよ!よかったら、食べるの手伝ってくれない?」

キリオ「だったらはるなクンも一緒に甘栗探しに行くでにゃんす!」

春名「え、なんでそうなるの!?」

悠介「実はさ、甘栗が見つかったら温泉饅頭とマカロンとクッキーと一緒にパーティーしようって話になってて」

咲「あ、いいかも!せっかくだし、ドーナツも追加しちゃおう!」

春名「へー、楽しそうじゃん。そういうことなら、俺も混ぜてもらおっかな」

悠介「それじゃあ、甘栗探索部隊いくぜー!」

巻緒「おー!」

享介(これ、もう甘栗なくても良い気がする…)

悠介「山村さん、いつものところにいるかな?」

享介「あの人はよほどのことがない限りは、どっかいったりしないだろ」

春名「でも、たまにコンビニ行ったりしてるよな」

巻緒「山村さん、ちゃんと仕事してるのかな…」

咲「あれ?あそこにいるのって…」

漣「あ?なんか用かよ」

キリオ「れんクン発見でにゃんすー!」

咲「やっほー!なにしてるの?」

漣「見てわかんだろ。タイヤキ食ってんだよ」

巻緒「あ、それ一口サイズのやつだ!」

漣「ジロジロ見てんじゃねーよ!やらねーぞ」

悠介「なー漣、俺の甘栗見なかった?」

漣「あまぐりぃ?あー、そういや山村がさっきそんなの持ってたような…」

悠介「え、嘘!それどこで見た!?ちょっと案内して!」

漣「なんでオレ様がそんなことしねーといけないんだよ」

咲「案内してくれたら、マカロンあげる!」

巻緒「クッキーもあるよ!」

キリオ「饅頭もつけるでにゃんすー」

春名「ついでにドーナツも!」

漣「しかたねーな、ついてこいよ」

山村「ふう、やっと一息つけるや。さーて、おやつにしよう」

悠介「あー、あった!俺の甘栗」

山村「え?これ悠介君のだったの!?」

享介「もー、山村さんが犯人だったのかよ」

咲「ダメだよー、人のもの勝手に盗っちゃ!」

山村「ご、ごめんね。てっきり机の上に出しっぱなしだったから、食べていいものかと…」

享介「あー、それは悠介も悪いわ」

悠介「う…ま、まあ確かに、ちゃんとしまっておかなかったオレにも責任はあるかな…?」

キリオ「まあまあ、無事に事件も解決したし、一件落着ということで!」

春名「それじゃあ、甘栗と温泉饅頭とマカロンとクッキーとドーナツとタイヤキで、パーティーといこうか!」

漣「おい、なにさりげなくオレ様のタイヤキも入れてんだよ!」

巻緒「まあまあ、タイヤキだけじゃなくて他にもおいしいものをたくさん食べられると思えば、お得でしょ?」

漣「…っち、わかったよ!」

山村「あ、それ僕も混ぜて欲しいでーす!」

キリオ「おやおや、参加には持ち込みが必須でにゃんすよ?」

山村「お客さん用の、ちょっと高い紅茶と日本茶でどうでしょう?」

悠介「お!山村さん気が利くじゃん!」

咲「はいはーい!じゃああたし紅茶用意するね!」

キリオ「それでは日本茶はワガハイが」

享介「はー、まさか甘栗探しがこんなことになるとは」

悠介「こういうのってなんて言うんだっけ…わらしべ長者?」

享介「それはちょっと違う気もするけど」

悠介「そっかな?まあ、おいしいものをたくさん食べられてラッキーってことで!」

享介「それもそうだな。みんなとこうやって集まるのも楽しいし」

悠介「そうそう!こういう日がたまにあってもいいじゃん!」


山村「僕としても、こんなにおいしいものがたくさん食べられる日は大歓迎です!」


おわり

享介のインタビューに興奮して書いた。悠介と咲ちゃんSレア昇格おめでとう。漣のSレアもはよ
読んでくれた方、ありがとうございました

乙面白かった
もしかして百物語とか書いてた人?

>>23
そうです。一応その他の過去作は

エムマスP「ユニット『彩』ができるまで」
神谷幸広「アイドルになろうと思ったら東雲に止められた」
伊瀬谷四季「百物語をするっす!」
神谷幸広「メキシコで追いはぎに遭った話を禁止されたんだが」
猫柳キリオ「らじおのお仕事、でにゃんすか?」

になります

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