カヲル「さあ、君の素顔を僕に見せて」アスカ「……」 (26)


アスカ「……」モジモジ

カヲル「……何を今更躊躇っているんだい? もう既に何度も僕達はこうやってお互いのすべてを晒け出し合っているじゃないか」

アスカ「……でも」



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カヲル「ふふ、数を重ねても未だにそうやって恥ずかしがる君はとても奥ゆかしいね。
    でも、だからこそ僕はその先にある君の本当の姿を見たいんだよ。本能に身を任せたありのままの君のリビドーを」

アスカ「うぐ…っ! ま、まあ……あんたがそこまで言うなら……いいけど///」プイッ

カヲル「ありがとう。とても嬉しいよ」ニコッ

アスカ「……ん。ほら……これでいいんでしょ?」パサッ

カヲル「ああ……本当にいつ見ても君のはとても綺麗だね。うっとりしてしまうよ」

アスカ「ばか、褒め過ぎよ……。ねえ、そっちばっかじゃなくてこっちも見てよ」ズイッ

カヲル「焦らなくてもこれからじっくり堪能させてもらうよ。隅々までしっかりね」

アスカ「………この変態。バッカじゃないの……」

カヲル「心外だな。ならその変態のところへ毎週足繁く通ってきてこんなことをしている君は一体何なのかな?」

アスカ「ぐっ!? そ、それは…!」


カヲル「くすっ。ごめんね、意地悪を言って。大丈夫、口に出さずとも分かっているよ。君が僕を求め、僕が君を求めることは必然なんだ。
    何故なら僕達は大いなる愛によって堅く結ばれているのだから」

アスカ「~~~~っっ!/// ああもうっ! いちいちこっ恥ずかしい言い回しすんじゃないわよっ! あんた自分で言ってて恥ずかしくなんないわけぇ!?」

カヲル「どうして? 僕は僕の愛に対して恥じるところなど何一つとしてないよ。……それとももしかして君は違うのかい?」

アスカ「なっ…!!」

カヲル「君の愛は偽りなの?」

アスカ「……………………」


アスカ「……そんなわけないでしょ。あたしだって……その、す……好、き…よ」ボソボソ

カヲル「よかった。やはり君の愛は本物なんだね」ニッコリ

アスカ「~~~~~~っ!!///」

カヲル「ああ、それにしても……何度見ても本当に愛らしいよ。君の――」














カヲル「撮ったこのシンジ君の写真」


アスカ「……でしょ?」

カヲル「うん。一切ブレていない鮮明さ、絶妙なアングル、普段学校では見せない家にいる時だけの砕けたこの表情……。
    どれひとつとっても素晴らしいの一言だ」

アスカ「だから誉め過ぎだっちゅーのに。ま、悪い気分はしないけどね」

カヲル「特にこのテレビに熱中し過ぎて少し口がぽかんと開いてしまっているシンジ君。
    それからソファーでうたた寝するシンジ君と、ジュースを飲む時無意識に小指が立ってしまっているシンジ君がとてもいいね」

アスカ「ふふん、なかなか分かってるじゃない。こっそり隠し撮りすんの苦労したんだからね」

カヲル「では次は僕の方のコレクションも見てくれるかい?」

アスカ「うん」

カヲル「これなんだけど……」ゴソゴソ

アスカ「!!」

アスカ「なっ、こ、これは……!?」


カヲル「そう……僕の作ったシンジ君人形さ」

アスカ「……これ、本当にあんたが全部自分一人で作ったの?」

カヲル「ああ。製作期間三ヶ月の超大作……これぞ世界初のオリジナルシンジ君人形。まさに使徒の造りしものさ」

アスカ「…………いいな」

カヲル「悪いけどこれは君にあげるわけにはいかないよ。僕専用実用型シンジ君だからね」

アスカ「実用って……何に使う気よあんた」

カヲル「ふふ、見ててごらん」

 ポチッ


シンジ人形「カヲル君おはよう!」


アスカ「!!!!」

シンジ人形「すごいやカヲル君。僕のことなんでも分かっちゃうんだ」

アスカ「……」

シンジ人形「ありがとう……カヲル君は優しいね」

アスカ「……」

シンジ人形「だってそれは……それはカヲル君が……世界に一人しかいない、僕だけのカヲル君だから……///」

アスカ「……」

シンジ人形「カヲル君に抱かれよう……」

アスカ「……」

シンジ人形「おやすみ……カヲル君っ///」

アスカ「………………」

カヲル「どうだい? 合成音声機能付きさ」

アスカ「………………」





アスカ「めちゃくちゃ……羨ましいです……」

カヲル「だろう?」


アスカ「う…」ポロッ

アスカ「う…う、うう……っ」ポロポロポロッ

カヲル「……君は何故泣いているんだい?」

アスカ「ひっく、だって……だってあんたばっかりずるい。えぐっ、あたしだってシンジ人形欲しい……」

カヲル「おやおや。そう早合点してはいけないな。心配せずとも大丈夫だよ……ほら」スッ

シンジ人形(アスカ専用)「……」

アスカ「え? これ……」

カヲル「そう、君専用のシンジ君さ」

アスカ「……あたしにも作ってくれたの?」

カヲル「もちろん。僕達は同志なんだから当然だよ」

アスカ「………あ……アリガト…」ボソッ

カヲル「いいんだよ。さあ、それよりさっそくボタンを押してごらん」

アスカ「……うんっ!」

 ポチッ


シンジ人形(アスカ専用)「おはようアスカ。今日も可愛いね」


アスカ「!!」

シンジ人形(アスカ専用)「アスカ。その……手、繋いでもいい?///」

アスカ「……」

シンジ人形(アスカ専用)「アスカは僕が守る!!!」

アスカ「……」

シンジ人形(アスカ専用)「僕は一生アスカと同じ道を歩いていきたいんです。だから……どうか娘さんを僕に下さい! お母さん!!」

アスカ「……」

シンジ人形(アスカ専用)「アスカ……愛してる。結婚しよう」

アスカ「……………………」






アスカ「~~~~~~~っっ!!!!///」ジタバタゴロゴロボフッボフッ!

カヲル「うん。そうなる君の気持ち、よく分かるよ」


アスカ「これ本当に貰っていいの?」ギュッ

カヲル「うん、もちろん」

アスカ「……あの。本当にありがと…」ゴニョゴニョ

カヲル「喜んでもらえて何よりだよ。でもそろそろ君は家に帰った方がいいな。シンジ君が待っているよ」

アスカ「ん。分かった」コクリ



 ――葛城家

アスカ「ただいま」スタスタスタ

シンジ「あ、アスカお帰り。どこ行ってたの?」

アスカ「別にあんたには関係ないでしょ」

シンジ「あ、うん。まあそうなんだけど……ああ、そういえば今日はミサトさん遅くなるかもしれないって」

アスカ「ふーん。それよりお腹空いた。ごはんまだ?」

シンジ「すぐに出来るよ。今日はロールキャベツ作ったんだ。朝からずっと煮込んでるから味染みてて美味しいよ」

アスカ「あっそ。じゃ、用意出来るまであたし部屋にいるから。出来たら呼んで」

シンジ「うん。分かったよ」


 ――アスカの部屋

アスカ「……」ペタペタペタ ボフッ

アスカ「……」ゴロゴロゴロ

アスカ「……」

アスカ「……」ゴソゴソ

シンジ人形(アスカ専用)「……」

アスカ「///」

アスカ「……」キョロキョロ

 シーン…

アスカ「……」ゴクッ


 ポチッ

シンジ人形(アスカ専用)「アスカ……綺麗だよ。世界で一番大好きな僕だけのアスカ……」

アスカ「……」

シンジ人形(アスカ専用)「あはは、もうっ! やめてよ、そんなとこくすぐらないでよアスカ!
             ……なに? 僕に構って欲しかったの? アスカは本当に可愛いなあ」

アスカ「……」

シンジ人形(アスカ専用)「ごめんね、アスカ……泣かないで。大丈夫、君が泣き止むまでずっと僕がそばにいるよ……」

アスカ「~~~~~っ!///」

アスカ「……っ! ……っっ!!」ボフッボフッ

アスカ「~~~っ! ~~~~っ!///」ゴロゴロゴロゴロジタバタジタバタッ

アスカ「…………」ゼェハァ


 ポチッ

シンジ人形(アスカ専用)「アスカ、そのドレスすごく似合ってる。やっぱり君以上に素敵な女の子なんて世界中どこを探してもいないよ」

アスカ「……」キュン

シンジ人形(アスカ専用)「アスカの髪、綺麗だなあ。ねえ、もっと触っても……いい?」

アスカ「~~~っ!」キュンキュンッ





シンジ人形(アスカ専用)「はあ、はあ……ごめん、アスカ……っ! でももう僕これ以上我慢出来ないよっ……!」

アスカ「ッ!?」ビクッ


アスカ「!? ……!!??」オロオロオロ…

アスカ「……」

アスカ「…………」

アスカ「………………///」ソワソワソワ


 ポチッ

シンジ人形(アスカ専用)「……ねえアスカ。君に真剣に聞いてもらいたい話があるんだ」

アスカ「……!」ドキッ

シンジ人形(アスカ専用)「あの…さ。その……///」

アスカ「……///」ドキドキ

シンジ人形(アスカ専用)「僕……実は」

アスカ「…………///」ドキドキドキドキ












シンジ人形(アスカ専用)「カヲル君と結婚することになったんだ!!」

アスカ「」


シンジ人形(アスカ専用)「アスカなら祝福して……くれるよね?///」

アスカ「……………………」


アスカ「……」メルメルメルメル ピッ


【To】ホモ
【Sub】おい
--------------------
ふざけんな




アスカ「……」

 チャララ~♪

アスカ「!」ピッ


【From】ホモ
【Sub】Re:
--------------------
(笑)




アスカ「……………………」ビキッ

 トントン

シンジ「アスカー? ごはん出来たよ」

アスカ「っ!」ビクッ


アスカ「……今行く~!」


 ――リビング

シンジ「ねえ、アスカの部屋誰かの声してなかった?」

アスカ「……は? 何それ。気のせいでしょ」

シンジ「そう? ならいいんだけど」

アスカ「そんなことよりさっさと麦茶入れて」トン

シンジ「はいはい」トポトポトポ

アスカ「……」カチャカチャ モグッ

シンジ「どう、美味しい?」

アスカ「まずくはないわよ」

シンジ「そっか」

アスカ「……」モグモグモグ

シンジ「……あ、そういえば昨日カヲル君がね」

アスカ「それ以上一言でもあのホモの話したら捻り切るから」ギラリ

シンジ「えっ」



 ――夕食後 アスカの部屋

アスカ「……」メルメルメル

【To】ホモ
【Sub】Re:
------------------
あんたマジでぶっ殺すわよ?



【From】ホモ
【Sub】Re:
------------------
ごめんごめん
ちょっとしたジョークだよ

いいから続きも聞いてみてよ



アスカ「……」

アスカ「…………」


 ポチッ

シンジ人形(アスカ専用)「ねえ、まだ気の早い話かもしれないけどさ。アスカは男の子と女の子なら……どっちがいい?///」

アスカ「!」

シンジ人形(アスカ専用)「僕は男の子がいいなあ」

アスカ「……///」









シンジ人形(アスカ専用)「というわけでカヲル君と結婚することにしたよ!!」

アスカ「…………うがああああああああああ!!!!!!!」ダンダンダンダンッ!




<うがあああああ!!!

シンジ「!?」ビクッ



 バタバタバタ…!

シンジ「アスカ!? どうしたの、今なんかすごい声したよ!? アスカ!?」ドンドンドン

アスカ「うっさい!! なんでもない!! いいから入ってくんなぁっ!!」グスッ

シンジ「ええ…? まあアスカがいいって言うならいいんだけど……じゃあ僕は部屋戻るよ?」

アスカ「……」グスグス


【To】ホモ
【Sub】Re:
-------------------
あんた本当にいい加減にしなさいよ
これ以上ふざけたら
マジで今すぐ殴りに行くから



【From】ホモ
【Sub】Re:
-------------------
YAH YAH YAH YAH YAH YAH YAH?



アスカ「……っww」プッ

アスカ「!」ハッ

アスカ「……」ブンブンブン


【To】ホモ
【Sub】Re:
-------------------
だからふざけんなつってんでしょ
ほんとに殺すわよ



【From】ホモ
【Sub】Re:
-------------------
まあまあ、落ち着きなよエーストゥ・あっはぞースカ・グーテンモーグレー(笑)



アスカ「……」ブチッ




【To】ホモ
【Sub】Re:
-------------------
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる



アスカ「………………」ゼェゼェハァハァ

 チャララ~♪

アスカ「!」


【From】ホモ
【Sub】Re:
-------------------
……ごめんね
君がそこまで本気で嫌がるとは思わなくて……
本当にちょっとからかってみただけなんだ

大丈夫、続きを聞いてごらん
今度こそ君を幸せにしてみせるよ


アスカ「…………」


アスカ「……」


 ポチッ


シンジ人形(アスカ専用)「ねえ、アスカ。このままずっと……抱き締めていてもいい?」

アスカ「……」

シンジ人形(アスカ専用)「アスカの身体ってさ。すごく柔らかくていい匂いがするよね……」

アスカ「……///」










シンジ人形(アスカ専用)「柔軟剤使ったでしょ?」

アスカ「………こんちくしょぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!」ダンッ!!


 ※結局この後もカヲル君はシンジ人形とメールで一晩中アスカを弄り倒した



 ――シンちゃんのおへや

シンジ「アスカさっきから何騒いでんだろ……まあいいや。ふふっ、そんなことより昨日カヲル君から貰ったこれこれっと」ゴソゴソ

 ポチッ




ゲンドウ人形(シンジ専用)「シーンジっ! パパと釣りしよっ!」

シンジ「///」


 ――終劇

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