一夏「牛乳に相談だ」(173)

一夏(is学園とかいう女子高に入学する事になった)

一夏(ぶっちゃけた話、俺はどうすれば良いんだ?)

一夏(自己紹介では失敗して、全員からの失笑をかった)

一夏(しかしながら、寒いギャグを言って滑ってもそれはそれで気まずい)

一夏(取り敢えず、牛乳に相談だ!!)ガタッ

一夏(牛乳は素晴らしい)ゴッゴッゴッゴッゴ

セシリア「少し宜しくて?」

一夏(金髪縦ロールがやって来たぞ)

一夏(金髪縦ロールってアニメや漫画の世界だけにしか居ないと思っていた)

一夏(この女子は毎朝縦ロールをアイロンがけしているのだろうか?)

一夏(凄く、気になる……)

セシリア「聞いていますの?」

一夏「聞いています」

セシリア「な、なら何か反応しなさい」

一夏「はい、すいません」

一夏(怒られた…)

一夏(取り敢えず、この後どうすれば良いんだ?)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

セシリア(行き成り牛乳を飲み始めた!?)

一夏「ふぅ…」

一夏「一つ質問しても宜しいですか?」

セシリア「え、ええ」

一夏「その見事な縦ロールは毎朝アイロン掛けをしているのですか?」

セシリア「え、ええ、そうですわ…」

一夏「有難うございます」

一夏(やはり、牛乳に相談して良かった)ホクホク

一夏「そろそろ席に着かないと、織斑先生が来ますよ」

セシリア「え、あの、まだ 千冬「席に付け」ガラガラ

一夏「それでは」

千冬「織斑、そのクーラーボックスはなんだ?」

一夏「はい、俺の私物です」

千冬「見れば分かる」

千冬「私が聞きたいのはクーラーボックスの中身だ」

一夏「はい」

一夏「牛乳が入っています」パカ

千冬(大型クーラーボックスにギッシリと2l牛乳パックが入れてある…)

千冬「そ、そうか」

一夏「はい」

一夏「幾ら、実姉とは言えあげませんよ?」

千冬「誰が居るか!」

千冬「それと、学校では姉ではない、先生だ」スパーン

一夏「はい、織斑先生」

一夏(その後、滞りなく授業は進んだが、正直、追いついて行くのが大変だ)

一夏(取り敢えず、牛乳に相談だ!)ガタッ

全員(織斑くん、また牛乳を飲んでるよ…)

一夏「篠ノ之さん」

箒(こ、こっちに来た!?)

一夏「篠ノ之さんは覚えていないかもしれないですが、昔同じ道場に通っていた織斑一夏です」

一夏(髪型が昔から変わっていない…)

一夏(なぜ変えないんだろうか?)

箒「あ、ああ、久しぶりだな」

箒(やった!)

箒(一夏が覚えていくれた!!)ドキドキ

一夏(どうしよう、すごく気になる…)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

箒(ま、また突然牛乳を飲み始めた!?!)

一夏「ふぅ…」

一夏「一つ、質問しても宜しいですか?」

箒「あ、ああ」

一夏「何故、髪型を当時から変えていないのですか?」

箒「わ、悪いか!?」

一夏「いえ、気になった物ですから」

一夏「深い意味はありません」

一夏「それと、剣道の全国大会優勝おめでとう御座います」

一夏「もうそろそろ先生が来るので失礼します」スタスタ

箒「あ、おい……行ってしまった…」

箒(昔から変な奴だったがしばらく会わないうちにさらに変になった…)

箒(そう言えば、昔も何かと牛乳を飲んでいたな……)

箒(クーラーボックスまで持ち込んで牛乳を飲むとは、どれだけ好きなんだ?)

山田「お、遅れました~」

一夏(山田麻耶先生)ジーッ

一夏(上から読んでも山田麻耶)ジーッ

一夏(下から読んでも山田麻耶)ジーッ

山田(お、織斑くんが物凄くこっち見てる…)アセアセ

山田(わ、私、どこか変かしら!?)パタパタ

女子(先生、織斑くんに見詰められてテンパってる…)ッチ

一夏(山田先生は自分の名前についてどう思っているのだろうか?)

一夏(気になる……)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

千冬「授業中は飲食禁止だ、馬鹿物」スパーン

一夏「申し訳有りません」ヒリヒリ

一夏「一つ質問しても宜しいですか?」

千冬「構わん、言ってみろ」

一夏「はい」

一夏「山田先生は自分の名前についてどうお考えか知っていますか?」

千冬「私が知るわけないだろうが、本人に聞け、馬鹿物」

一夏「はい」ジッ

山田「わ、私ですかぁ!?!?」

千冬「済まない、山田くん」ハァ

千冬「愚弟はどうでもイイ事をすごく気にするタチの人間なのだ」

千冬「適当に答えてくれて構わない」

山田「は、はぁ…」

山田(なんと言うか、少しめんどくさそうな正確ですね、織斑くん)

一夏「お願いします」

山田「えっと、特にどうとは…」

山田「あ、でも、昔はよく、回文みたいって言われましたよ?」

一夏「ありがとうございました」

一夏(やっぱり、そうか)ホクホク

女子(あ、心なしか嬉しそう)

一夏(やっぱり、is学園は俺の偏差値では付いていけない)

一夏(もう一度、勉強をし直すか)

一夏(幸い、放課後は非常に時間が余っているかな)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

女子(毎時間飲んでるけど、お腹痛くならないのかな?)

セシリア「よろしくて?」

一夏(また縦ロールさんだ)

一夏(そう言えば、この縦ロールさんの名前、なんて言ったっけ?)

一夏「テスタロッサさん」

セシリア「は?」

一夏(違ったか…)

一夏「ムラサメさん?」

セシリア「ち、違いますわよ!!!」

セシリア「私は、セシリア・オルコットですわ!!!」バンッ

一夏(セシリア・オルコット、か…)メモメモ

一夏(メモ帳に書いておこう)

メモ帳『金髪縦ロールさん セシリア・オルコット 髪の毛は毎朝アイロンで巻いている』

セシリア(な、何なんですの、この男…)

一夏(そう言えば、どこの人だろうか?)

一夏(金髪で色白だから、ヨーロッパ系だ)

一夏「フランス人の… セシリア「イギリス人!!!」

一夏(惜しい)

一夏(ちょっとズレただけだな)メモメモ

メモ帳『フランス人ではなく、イギリス人』

一夏「そろそろ先生が来ますよ」

セシリア「ああ、また要件が!!!」ダムダム

千冬「席に付け~」ガラガラ

一夏(さて、昼休みだ)

一夏(ここから食堂に行って昼食を取るという方法もある)

一夏(だが、如何せん、午後の授業を受けると多分、完全に出遅れるだろう)ウムム

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

女子(今から昼食だというのに4本目の牛乳!?)

セシリア「よろしくて?」

一夏(おお、またオルコットさんだ)

一夏(この人は頭が良いのだろうか?)

一夏(いや、少なくとも、イギリスから来て日本語ペラペラなんだから少なからず頭は良いだろう)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

セシリア「ちょ、ちょっとお待ちなさい!!」アセアセ

一夏「牛乳に相談中だ!!」クワッ

セシリア「す、すみません」

一夏「ふぅ……」

一夏「一つ、お願いしても良いですか?」

セシリア(お願い?)

セシリア(先程は“質問”だった筈ですわ…)

セシリア「え、ええ、構いませんわ」

一夏「有難うございます」

一夏「俺に勉強を教えてください」

セシリア「は?」

一夏「この女学校、俺には偏差値が高すぎるんです」

一夏「藍越学園って学校があります」

一夏「俺はそこに行く予定でした」

セシリア「は、はぁ…?」

一夏「しかし、藍越とisでは偏差値が倍以上あります」

一夏「つまり、俺はこの学校の勉強に付いていけません」

セシリア「ま、まぁ、そうでしょうね」

一夏「よって、よく話しかけてくるオルコットさんに勉強の教えて欲しいのです」

セシリア「わ、分かりましたわ!」

セシリア「イギリス代表候補生で入試主席のこの私、セシリア・オルコットが直々に教えて差し上げますわ」

セシリア「ありがたく思いなさい」

一夏「はい、有難うございます」

一夏「お礼に牛乳をあげます」

セシリア「い、いりませんわ…」

一夏「いちご牛乳の方が良かったですか?」

セシリア「それもいりません」

一夏「じゃあ、コーヒー牛乳を?」

セシリア「そういうことではありませんわ!」

一夏(フルーツ牛乳の方が好きなのか?)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

セシリア(また牛乳に“相談”しているのかしら?)

一夏「ふぅ…」

一夏「ヨーグルト牛乳ですね?」ドヤァ

セシリア「もう、それで良いですわ」ハァ

セシリア(お礼自体要らないと言う意味ですのに…)

一夏(取り敢えず、放課後になった)

一夏(俺は寮で暮らす事に成ったのだが…)

一夏(二人一部屋と聞く、つまり、俺にも同室の人がいる訳だ)

一夏(牛乳に相談だ!)

女子(え、なんで織斑くん自室の前で牛乳飲んでるの?)

一夏「開けてください」ドンドンドン

一夏「……」

一夏(居ないのか?)

一夏「開けて下さい」ドンドンドン

?「うるさいぞ!!」バーン

一夏「ああ、篠ノ之さん」

一夏「この度、同室になった織斑一夏です」

一夏「よろしくお願いします」フカブカー

箒「あ、ああ、よろしく」

一夏「早速ですが、俺はしばらく失礼します」

箒「あ、ああ、どこに行くんだ?」

一夏「オルコットさんに勉強を教えていただくのです」

一夏「オルコットさんはヨーグルト牛乳が好きなようなので序でにそれを持っていきます」

箒(よく見れば、背後に大量の大型クーラーボックスが……)

一夏「それでは就寝時の点呼までには戻ります」バタン

箒(クーラーボックスと教科書ノート抱えて出て行った……)

一夏(オルコットさんの部屋は……ここだ)

一夏「オルコットさん、織斑です」ドンドン

メイド「只今お開け致します」ガチャ

一夏(メイドさんが出てきた……)

一夏(なんでメイド?)

メイド「私、オルコット家に仕えるメイドのチェルシー・ブラウンケットと申します」

チェルシー「以後お見知りおきを」

一夏(メイドさん…)

一夏(秋葉原とかで見る奴とは違う、ガチモンのメイド…)ジーッ

一夏(その衣装は自前なのか支給品なのか、気になる…)ジーッ

チェルシー「お、織斑様?」

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

チェルシー(ぎゅ、牛乳を飲み始めた!?)ガビーン

一夏「ふぅ…」

一夏「一つ、質問しても良いですか?」

チェルシー「は、はい、何でしょうか?」ドキドキ

一夏「その服は自前ですか?」

チェルシー「い、いえ、オルコット家から支給されました」

一夏「有難うございます」

一夏(メイド服を支給してもらえるのか)ホクホク

チェルシー(お嬢様のお言葉通り本当に変な人…)

チェルシー「では、奥に……」

一夏「失礼します」

セシリア「ようこそ、私の部屋に」

一夏(部屋の半分以上を天蓋付きベッドで占めてやがる…)

セシリア「狭いところですがどうぞ」

一夏(狭いと思うならベッドを元に戻したらいいと思う)

一夏「月謝と言うか、約束通り、ヨーグルト牛乳を1週間分です」スス

セシリア(クーラーボックスにヨーグルト牛乳がぎっしり…)

チェルシー(35本って事は一日5本計算…)

セシリア「あ、あの、一日1本ではなくて?」

一夏「え?」

一夏「朝起きて1本、朝食食べて1本、昼食食べて1本、夕食食べて1本、寝る前に1本の計5本でしょう?」

   、ミ川川川彡                 ,ィr彡'";;;;;;;;;;;;;;;
  ミ       彡              ,.ィi彡',.=从i、;;;;;;;;;;;;
 三  ギ  そ  三            ,ィ/イ,r'" .i!li,il i、ミ',:;;;;

 三.  ャ  れ  三    ,. -‐==- 、, /!li/'/   l'' l', ',ヾ,ヽ;
 三  グ  は  三  ,,__-=ニ三三ニヾヽl!/,_ ,_i 、,,.ィ'=-、_ヾヾ

 三  で       三,. ‐ニ三=,==‐ ''' `‐゛j,ェツ''''ー=5r‐ォ、, ヽ
 三.   言  ひ  三  .,,__/      . ,' ン′    ̄
 三   っ  ょ  三   /           i l,
 三.  て   っ  三  ノ ..::.:... ,_  i    !  `´'      j
 三   る  と  三  iェァメ`'7rェ、,ー'    i }エ=、
  三   の   し  三 ノ "'    ̄     ! '';;;;;;;

  三   か  て  三. iヽ,_ン     j   l

  三  !?    三  !し=、 ヽ         i         ,.
   彡      ミ   ! "'' `'′      ヽ、,,__,,..,_ィ,..r,',",
    彡川川川ミ.   l        _, ,   | ` ー、≡=,ン _,,,
              ヽ、 _,,,,,ィニ三"'"  ,,.'ヘ rー‐ ''''''"
                `, i'''ニ'" ,. -‐'"   `/
               ヽ !  i´       /
               ノレ'ー'!      / o
                 ↑チェルシー       ↑セシリア


一夏「どうかしましたか?」ハテ?


セシリア「と、兎も角、勉強しましょう!」

チェルシー「そ、そうですね! お飲み物を用意していきます!!」

セシリア「私、アールグレイを」

一夏「俺は自前があるので結構です」

セシリア「そ、そうですの?」

一夏「そうです」

一夏「牛乳は…偉大です……」

二人(もう、何も言うまい)

一夏「では、is関連のことを中心に教えて下さい」

セシリア「はい、そうですね」

一夏(取り敢えず、今日の復習と明日の朝の予習をしてたらあっという間に夜に成っていた)

一夏(オルコットさんは頭がいいのだが、教え方が下手糞だ)

一夏(もっと牛乳を飲むべきだな)

一夏「失礼します」

箒「ああ」

一夏(なんで和服なのだろうか?)ジーッ

一夏(剣道をやっているからやっぱり和服が良いのだろうか?)ジーッ

箒「な、なんだ、ジロジロと人の事を見て!」

箒(ど、どこか変か!?)アセアセ

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

箒(また牛乳を飲み始めたぞ…)

一夏「ふぅ…」

一夏「一つ質問しても良いですか?」

箒「な、なんだ?」

一夏「ほかの女子生徒はもっとラフな格好ですが、何故、篠ノ之さんは和服を?」

箒「別に、寝巻きや部屋着の指定はなかった筈だ」

一夏「有難うございました」ホクホク

一夏(だからといってそれを選ぶ篠ノ之さんのセンスは面白い)

一夏(さて、明日も早いし、シャワーを浴びて寝よう)

一夏「篠ノ之さんはもうシャワーを浴びたんですか?」

箒「あ、ああ」

一夏「では、俺も浴びて来ます」スタスタ

箒(……やっぱり、変な奴だ)

箒(と、言うか、何故、常に敬語なんだ?)

箒(幼馴染なんだから、もう少し砕けてくれても私は構わないのに…)

箒(と、言うか、よく剣道の試合の記事なんか見付けたな)

箒(新聞の3面記事レベルの、しかもかなり小さい記事の筈だぞ…)

一夏「上がりました」ホカホカ

箒「早っていうか、服を着ろ!!」

箒「腰にタオルを巻いただけ出てくるな!!!」カオマッカ

一夏「風呂上がりの牛乳を飲む際の正装だ!!」クワッ

箒「ヒィッ!!」ビクッ

一夏(風呂上がりの一杯…)

一夏(これは誰にも邪魔されず、ゆったりと、落ち着いて飲むべきなのだ…)

箒「風呂上がりはコーヒー牛乳じゃないのか?」ボソッ

一夏「玄人はフルーツ牛乳と決まっている!!」クワッ

箒「ヒィィッ!?」ビビクッ

一夏(そう、真のミルキストはフルーツ牛乳を飲む…)

一夏(そして、俺は牛乳を飲む者、ミルキストだ)

一夏(故に、俺は風呂上がりは牛乳でもなく、コーヒー牛乳でもなく、フルーツ牛乳を飲むのだ)

一夏「ふぅ……」

一夏「ところで篠ノ之さん」

箒「な、なんだ」

一夏「風呂上がりに一杯牛乳を飲みましたか?」

箒「の、飲んでいない」

一夏「何故?」

箒「私は牛乳を飲むと腹を下しやすいのだ」

一夏「なんと言う……」ガーン

一夏「前世の行いが悪かったのです」

箒「えぇ!?」

箒(牛乳を飲むと腹を下しやすいのと前世って関係があるのか!?)

一夏「明日から毎朝ヨーグルトを食べることを強くオススメします」

一夏「ビフィズス菌配合のヨーグルトとシロタ株入りのヤクルトです」スッ

一夏「毎朝食べるように」

箒「あ、ありがとう……」

一夏(朝だ)

一夏(朝起きてやる事は歯を磨いてからの一杯だな)スタスタ

箒(嬉し恥ずかし異性との一夜、の筈なのだが…)ムク

箒(一夏はベッドに入るやいなや直ぐに寝入ってしまった…)

箒(いや、まぁ、何かあっても困るのだが…)

一夏(朝食はどうしようか?)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

箒(やっぱり、朝起きて牛乳飲むんだな)

一夏「篠ノ之さん」

箒「な、なんだ?」

一夏「それでは俺は先に食堂に行っていきます」スタスタ

箒「あ、待て!私も行く!」アセアセ

一夏(とても混んでいる…)

箒「一夏、お前はどれを頼む?」

一夏「ふむ…」

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

全員(取り敢えず、券売機の前で牛乳を飲むのを止めて欲しい)

一夏「和食定食を」

箒「わかった」

箒(牛乳を一気飲みしてよく食べる気になるな…)

箒(もう既に起きてから30分と経っていないのに既に2lの牛乳を飲み干したぞ…)

セシリア「あら一夏さん、お早う御座います」

一夏「……」スススッ

セシリア「な、なんですの?」

セシリア(寄ってきましたわ…)

一夏「……」クンクン

一夏「オルコットさん、ヨーグルト牛乳飲んでませんね?」

セシリア「!?!?!」ドキーン

セシリア「な、なぜそれを!?」

一夏「乳酸菌の匂いがしません」

一夏「どうぞ」スッ

全員(クーラーボックスから飲むヨーグルトを取り出した!?!)

セシリア「あ、有難うございます…」

セシリア「朝食とともに頂きますわ」オホホ…

箒(もしかして、乳酸菌が入っているもの全て持ち歩いるんじゃないのか?)

?「あ~おりむーだ~」

?「おはよ~」

一夏(変なのが来た…)

一夏「お早う御座います」

一夏(何故、この人は袖が長いんだ?)

一夏(色々と不便そうだが、不便じゃないのか?)

?「どったの~?」

一夏「いえ、お早う御座います」

一夏(取り敢えず、牛乳に相談だ)ガタッ

?「あ~私もマミー欲しい~」

一夏「どうぞ」スッ

全員(持ってるのかよ!?!?!)

一夏「一つ質問していいですか?」

全員(来た!!)

?「い~よ~」

一夏「袖が長くて不便ではないんですか?」

?「そーでもないよ~?」

一夏「有難うございます」ホクホク

箒(そしてこのホクホク顔である)

セシリア(基本的に無表情ですが、昨日、4時間近く隣にいたので微妙に表情がわかってきましたわ)

一夏(取り敢えず、名前が分からないが、のほほんとしているのでほほんさんとしよう)メモメモ

一夏(のほほんさんはマミーが好きっと…)メモメモ

一夏「篠ノ之さんもどうぞ」ツッ

箒「あ、ありがとう…」

箒(ヨーグルトとヤクルト400を貰った…)

一夏(日本人はやっぱり白米だ)パクパク

箒(食事中は牛乳を飲むのかと思ったら、普通にお茶だ)モグモグ

セシリア(和食に牛乳が合うのかと思いましたが、流石にお茶を飲むんですわね)モグモグ

一夏(早く牛乳を飲みたい)パクパク

箒「流石に、白米と牛乳はあわせて食べないんだな」

一夏「当たり前でしょう」

一夏「牛乳は牛乳で摂るべき素晴らしい飲食物です」

一夏「良いですか、篠ノ之さん」

一夏「ご飯にヨーグルトをかけて食べる人はいますか?」

箒「い、居ないな」

一夏「そういう事です」

セシリア(その理屈は可笑しい)

一夏「ごちそうさまでした」パチ

一夏(一時間目はなんだったっけ?)

一夏(まぁ、何はともあれ牛乳に相談だ!)ガタッ

二人(予想はしていた、だから何も言うまいて)ハァ

一夏「それでは俺は先にい失礼します」スタッ

箒「ああ」

セシリア「また後で」

一夏「二人ともちゃんと乳酸菌を摂るように」スタスタ

二人(何の忠告だよ、本当に……)

箒「それで、オルコットは何を摂るんだ?」

セシリア「私は、飲むヨーグルトですわ」

箒「私は、ヨーグルトとヤクルト400だ」

二人「お互い大変だな(ですわね)」

箒「オルコットは何故それを取る羽目に?」

セシリア「セシリアで良いですわ」

セシリア「私は、織斑さんに勉強を教えて差し上げるお礼ですわ」

セシリア「1日5本飲む事に、篠ノ之さんは?」

箒「箒で構わない」

箒「私は、牛乳を飲むと腹を下しやすいといったらこの二つを摂る様に言われた」

セシリア「箒さんは織斑さんとどういう関係なので?」

箒「古い、幼馴染だ」

セシリア「幼馴染、成程」

セシリア「織斑さんは昔からあんな感じだったので?」

箒「ああ、牛乳大好きで、無口無表情の男子だった事は確かだ」

箒「しばらく見ないうちに、悪化していたが…」ハァ

一夏(なんか、よくわからないけどクラス代表と言うのを決めることになった)

一夏(学級委員長兼次のクラス代表選でどうのこうのとか千冬姉は言っていた)

一夏(そして、周囲の女子は全員、俺を推薦してくる)

一夏「織斑先生」ツイッ

千冬「なんだ」

一夏「牛乳を飲んでよろしいでしょうか」

千冬「ダメに決まっているだろうが」

一夏「牛乳を飲んでよろしいでしょうか」

千冬「ダメだと言っている」

一夏「牛乳を飲んでよろしいでしょうか」

千冬「しつこいぞ!」

一夏「牛乳を飲んでよろしいでしょうか」

千冬「分かった分かった、1口だけだぞ」

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

全員(あの織斑先生に勝った!?)

一夏「ふぅ……」

全員(そして、一口と言って一本飲み干した!?)

一夏「俺はオルコットさんを推薦します」

一夏「オルコットさんは自薦で、更に他薦もあります」

一夏「他薦だけの人が成より、自薦もある人が当選されるべきかと思います」

千冬「ダメだ」

一夏「ダメではありません」

一夏「あまり我が儘言うと家の飲み物全て飲むヨーグルトにしますよ」

全員(なんだその脅しは!?)

千冬「な、なら、今度の月曜日にお前とオルコットで決選投票替わりの勝負しろ、な?」

一夏「なら、授業中に何時でも牛乳を飲んでも良い様にして下さい」

全員(え、何その交渉!?)

セシリア(しかも、私への確認がガガガガガ)

箒(なんか、クラス代表選をダシに上手い事自分の意見を通そうとしている気がしてならない)

千冬「お前が勝ったら 一夏「なら、俺は戦いません」

一夏「おめでとう御座います、オルコットさん」パチパチパチ

千冬「分かった!」

千冬「分かった、いつでも牛乳を飲んでいい!」

一夏「有難うございます」

一夏「では、月曜日、オルコットさんと勝負をします」

一夏「よろしくお願いします、オルコットさん」

セシリア「え、ええ、お願いしますわ……」

一夏「なら、授業中に何時でも牛乳を飲んでも良い様にして下さい」

全員(え、何その交渉!?)

セシリア(しかも、私への確認がガガガガガ)

箒(なんか、クラス代表選をダシに上手い事自分の意見を通そうとしている気がしてならない)

千冬「お前が勝ったら 一夏「なら、俺は戦いません」

一夏「おめでとう御座います、オルコットさん」パチパチパチ

千冬「分かった!」

千冬「分かった、いつでも牛乳を飲んでいい!」

一夏「有難うございます」

一夏「では、月曜日、オルコットさんと勝負をします」

一夏「よろしくお願いします、オルコットさん」

セシリア「え、ええ、お願いしますわ……」

一夏(取り敢えず、オルコットさんに勝てるわけがない)

一夏(あとで、ちゃんと示談しよう)

一夏(ぶっちゃけ、20分程度しか操縦していない俺が代表候補生に勝てるわけがない)

一夏(アムロがシャアに勝ったのはガンダムの御蔭で、あれがガンキャノンやタンクなら間違いなくサイド7で死んでた)

一夏(俺にガンダムが来るなんて理由もないし、親父は顔すら覚えていない)

一夏(なんとか鉄とかラファールなんとかって奴ですら歩くのでて手一杯だ)

一夏(専用機持ちとか言うオルコットさんに勝つには十分以上のハンデを貰わなければいけない訳だ、うん)

一夏(取り敢えず、ヨーグルトを毎日献上しよう)

一夏(シロタ株入り出し、ビフィズス菌入だし)

一夏(きっと、イギリス淑女のオルコットさんなら部屋のベッドのように広い心で許してくれるはずだ)

セシリア(放課後になりました)

一夏「オルコットさん、あとで伺います」

セシリア「ええ、分かりましたわ」

セシリア(織斑さんはあんな事を言っていましたが、私と本当に戦うつもりなのでしょうか?)

セシリア(私個人としては彼の勤勉さと学習能力の高さは特記すべきに値すると思いますが)

セシリア(isの操縦とはつまり、経験の差ですわ)

セシリア(飛行機にしろ、車にしろ、操縦経験の長さが戦いでの有利になりますのに)

セシリア(取り敢えず、私も、部屋に帰って用意をしなくては)

セシリア(まだ、あと30本の飲むヨーグルトが待っていますし…)ゲンナリ

箒「セシリア、ちょっと良いか?」

セシリア「ええ、何でしょう?」

箒「こんな事を頼むのは間違っているとは思う」

箒「勿論、一夏に言われて、とかではなく、私自身の願いだ」

箒「一夏との勝負だが、手加減して欲しいんだ」

セシリア「勿論、そのつもりでしてよ」

セシリア「幾ら、男でisを操縦できるとは言え、流石にずぶの素人相手に本気は出せませんわ」

箒「そ、そうか、良かった……」ホッ

セシリア「もしかして、貴女、織斑さんの事を好いていますの?」

箒「あwせrdftgyふじこ!?!?!」

セシリア(図星でしたのね…)

箒「そ、そそそ、そんな事があろうか!?いや、ないだろう!!!」アババババ

セシリア「と、取り敢えず、落ち着いて下さいまし…」

箒「さっきは、すまなかった」ハァ

セシリア「い、いえ、私こそ…」

セシリア「その、彼の何処が良いのか、良ければ教えて下さらないかしら?」

箒「あ、ああ、構わない」

箒「ここで、と言うのは何だから、あとで食堂で話す」

セシリア「ええ、私も、この後、織斑さんに代表選出の勝負の事で話し合いをしますし」

箒「ああ、分かった」

箒「では、私は先に行っているぞ」スタスタ

セシリア「はい、また後で」

セシリア(親友の思わぬ恋路を知ってしまいましたわ……)フゥ

一夏(取り敢えず、大型クーラーボックス3つ分の乳酸菌)

一夏(これを献上してオルコットさんにお伺いを立てよう)

一夏「織斑です」コンコン

チェルシー「はい、お待ちして…おりました……」

チェルシー(何でこの人大型クーラーボックスを3つ背後に積んでいるんだろうか?)

一夏「オルコットさんに大事なお話がある前に、先ず、詰まらないものですがどうぞ、お受け取り下さい」

一夏「俺の考える限りで最高の乳酸菌たちです」ズズッ

チェルシー(お嬢様! 朝昼晩全て真っ白い食事に決定しました!!!)ガビーン

チェルシー「と、取り敢えず、お上がり下さい…」

一夏「お邪魔します」

セシリア「ようこそいらっしゃいました、織斑さん」フカブカー

一夏「こちらこそ、毎度申し訳ございません」フカブカー

チェルシー(なんと言うか、なんと言うか)

一夏「今回は、オルコットさんに折入ってお頼みしたいことがあります」

セシリア「ええ、私も、織斑さんに相談事がありまして」

一夏「相談事ですか?」

一夏(なんだろうか?)

一夏(もしかして、明治の飲むヨーグルトは口に合わなかったとか?)

セシリア「兎も角、織斑さんの頼み事からお先にどうぞ」


一夏「ええ、では……」

一夏「クラス代表選での勝負の事です」

セシリア「あら、奇遇ですわね、私も、その事を相談しようと思っていましたわ」

一夏「本当ですか?」

一夏「それは、良かったです」

一夏「俺、正直、オルコットさんに勝てるとは思えません」

一夏「先ほど、牛乳と5回ほど相談したのですが、やはり無理だと言う回答が出まして」

二人(牛乳に相談って……)

二人(しかも、5回って事は5本飲んだという事なのか!?)

一夏「お願と言うか、大変失礼な事を言うと思うのですが、この勝負、オルコットさんの為にワザと負けようと思います」

一夏「俺の考える最高の乳酸菌を持ってきました」

一夏「それで、どうぞ、手を打ってください」フカブカー

セシリア「」

チェルシー(お嬢様、あまりの衝撃にお声も出せないようですね…)

一夏「毎日ヨーグルトを献上するのでどうぞ良しなに…」フカブカー

セシリア(どっちかと言うと脅迫ですわよね!?!)ヒィィ

チェルシー「お嬢様…」

セシリア「ちぇ、チェルシー!」ハッ

チェルシー「……」フリフリ

セシリア(ああ、私、明日から乳酸菌地獄ですわ…)

一夏(二人とも声が出せないほど喜んでくれた)

一夏(良かった良かった)

セシリア「きょ、今日は、申し訳ございませんが、もうこれで終わりにしましょう…」

一夏「ええ、それではまた明日」スタスタ

一夏(ふぅ、取り敢えず、オルコットさんとは示談出来たぞ)

のほほんさん「あ~おりむ~」

一夏「これはこれは、のほほんさん」

のほほんさん「のほほんさん?」

一夏「ええ、のほほんさんです」

のほほんさん「まーいーや」

のほほんさん「おりむーマミー」

一夏「どうぞ」スッ

のほほんさん「ありがとー」ムギュー

一夏「どういたしまして」

一夏(のほほんさんに懐かれた…)

一夏(子犬に餌をあげるとその犬が懐くように…)

一夏(まぁ、良いや)

一夏(そうだ、牛乳を飲もう!)ガタッ

女子(また、織斑くん牛乳飲んでるよ)

箒「お、ここに居たのか一夏」

一夏「ふぅ…」

一夏「ええ、ここに居ました」

箒「私は少し用事があるから部屋を空ける」

箒「留守番を頼む」

一夏「分かりました」

一夏「どうぞ、ごゆっくり」スタスタ

箒(本当に、変な奴だな…)フッ

箒(そんな変な奴が好きなった私も相当だろうがな)

箒(さて、食堂に着いたは良いが、セシリアは……)キョロキョロ

チェルシー「篠ノ之様」スッ

箒「うぉ!?」ビクッ

チェルシー「お嬢様はこちらです」

箒「あ、ああ、助かる」

箒(確か、チェルシーとか言う、セシリアのメイドだったはず…)

箒(普段着はメイド服を着てるのか…)

チェルシー(篠ノ之様は普段着が浴衣なのですね)スタスタ

箒(周囲の視線が凄まじい)スタスタ

女子(メイドと浴衣が歩いとる…)

女子(何のコスプレ大会ぞ…)

セシリア「お待ちしておりましたわ、箒さん」

箒「ああ、遅れたか?」

セシリア「いえ、もともと時間指定をしていませんでしたし」

セシリア「どうぞ、おかけになってくださいまし」

チェルシー「どうぞ」ガタッ

箒「すまない」

箒「それで、勝負の行方は?」

セシリア「ええ、牛乳に5回相談したところ、勝つ見込みが無いので負けるとの事ですわ」

箒「あいつは5本も牛乳を飲んだのか…」

セシリア「しかも、お詫びということで大量のヨーグルトや牛乳を置いていきましたわ」

チェルシー「朝昼晩全て真っ白い食事が確定いたしました」

箒「最早、脅迫だな…」

セシリア「本人に悪気がないので怒るに怒れませんわ…」ハァ

箒「なんと言うか、頑張れ」

セシリア「そう思うのなら、手伝って下さいません事?」ハァ

箒「ああ、良いだろう」

箒「三食全て乳酸菌はキツいだろう」

セシリア「取り敢えず、飲み物を」

箒「飲むヨーグルト…」

セシリア「ええ、私、どうやら、織斑さんの中でヨーグルト女になってしまった様で…」ツイッ

箒「ヨーグレットまで…」

セシリア「それで、箒さんはあの方の何処が好きになったので?」

箒「い、いきなりだな!?」アセアセ

セシリア「私、今日はその話を聞くために来ましたもの!」ムフー

箒「そう、だな……」ハァ

箒「今思えば、とても単純な事だよ」

箒「私の父親は、剣道を教えていてな」

箒「私も、その道場に通っていたんだ」

セシリア「所謂、町道場というやつですわね」

箒「ああ、そうだ」

箒「で、自分で言うのもなんだが、私もなかなか腕が良かったんだ」

セシリア「何かの大会で優勝したそうですしね、織斑さんが言ってましたわ」

箒「あいつめ、余計な事を…」

箒「まぁ、良い」

箒「それで、剣道道場対抗で定期的に地域の大会に出ていたんだ」

セシリア「なんとなく、話が読めてきましたわ」

箒「それで、チーム戦では先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人組を組むんだ」

セシリア「はい」

箒「それで、私は常に大将をしていてな」

セシリア「他の人から不平が上がった」

箒「ああ、そうだ」

箒「その頃は、今のように女尊男卑ではなくてな」

セシリア「確かに、男子が女子に負けるのは些か抵抗があるそうですわね」

箒「ああ、それで男子が私一人を囲んでな」

セシリア「その時、助けてくれたのが織斑さんでしたのね」

箒「ああ、その通りだ」

箒「我ながら単純だとは思うが、あの時の一夏はかっこよかったんだ」

箒「まぁ、助けに来た時に放った言葉が今思い出しても吹き出してしまうのだが…」プッ

セシリア「何と仰ったので?」

箒「『牛乳に相談したのか!!!』だぞ?」クスクス

セシリア「なんですのそれ?」クスクス

箒「全員呆気に取られてな」

箒「牛乳瓶片手にやって来た一夏が竹刀もって年上の顔面を引っぱたいて行ったんだ」

箒「『箒ちゃんをいじめるな!牛乳飲め!』って」

箒「また、箒ちゃんと呼んで欲しいな…」ホロリ

セシリア「ほ、箒さん!?!」アセアセ

箒「こ、これは、気にするな!」アセアセ

千冬「おい、貴様等」

千冬「もう少しで消灯だぞ」

千冬「さっさと部屋に戻れ」

二人「今すぐに!」ダッシュ

千冬「全く、これだから女は……」ハッ

千冬(私も女じゃないか)

山田「あれ、織斑先生どうしたんですか?」

千冬「何でもない」

千冬「引き続き、館内を回るぞ」スタスタ

山田「は、はい!」スタスタ

一夏(シャワーを浴びた後はこの一杯に限る)ゴッゴッゴッゴ

箒「今帰ったぞ」

一夏「ふぅ…」

一夏「おかえりなさい」

一夏「先にシャワーを浴びさせて貰いました」

箒「ああ、その腰タオルにからの牛乳パックを見れば察しがつく」

箒「なぁ、一夏」

一夏「何でしょうか?」

箒「お前は何故、常に敬語なんだ?」

一夏「何故?」

一夏「昔から敬語を使っていたと記憶してますが、篠ノ之さんの中での俺は違うんですか?」

箒「いや、まだ、小学生の頃だったが、少なくとも、敬語は使っていなかったぞ」

箒(それに、箒ちゃんと呼んでくれた)

一夏「そうですか」

一夏「じゃあ、これで良いか?」

箒「なんか、無感動無表情で言われると不気味だな」

一夏「そうか?」

一夏「篠ノ之さんが嫌なら敬語に戻すけど?」

箒「その、篠ノ之さんと言うのも止めろ」

一夏「分かった、篠ノ之」

箒「違う!」

箒「昔みたいに呼んでくれ!」

一夏「分かった、箒ちゃん」

箒「!?!?!?!」ボフン

一夏「箒ちゃん?」

箒「う、うぅうぅううう煩い!」

箒「私はシャワーを浴びるからな!!!」バン

一夏(何故か怒って行ってしまった)

一夏(よく分からないな)

一夏(さて、もうやる事もないし、寝る前の牛乳を飲んで寝ようか?)

一夏(取り敢えず、牛乳に相談だ!)ガタッ

箒(い、一夏に『箒ちゃん』と呼ばれて、思わず飛び出てきてしまった…)シャワー

箒「……ふへっ」ニヘラ

箒「!?」フルフル

箒(な、なななな、何をにやけているのだ私は!!)

箒(い、一夏が私を好きな訳ないだろうが!!)パチーンパチーン

箒(だ、だが、一夏の奴、新聞の、しかも、ほとんど誰も目を通さないような小さな記事を見て…)

箒(わ、私と、一夏の唯一の共通点である、剣道を…)

箒(なぁ、一夏…)

箒(お前は、どう思っているんだ?)

箒(私は、お前が好きだ、一夏……)ギュッ

一夏「俺はこの一杯のために生きている」ゴッゴッゴッゴ

箒(意識しすぎてあまり眠れなかった……)

一夏「箒ちゃん」

箒「な、なんだ!」

一夏「目が赤いけどどうした?」

箒「す、すこし眠れなかっただけだ」

一夏「寝る前に牛乳を飲んだ?」

箒「だから牛乳を飲むと腹を下しやすいと言っているだろうが」

一夏「なら、これから夜はヨーグルトを飲むべきだな」

一夏「乳製品を摂るんだ!」

箒「ああ、そうだな」

箒(お前のせいで眠れなかったんだぞ、一夏)ハァ

セシリア「お早う御座います、織斑さん、箒さん」

一夏「お早う御座います、オルコットさん」

箒「ああ、おはようセシリア」

一夏「箒ちゃんは何食べる?」

全員「!?!?!?!!」ガタタッ

箒「い、一夏!!」アセアセ

一夏「何?」

箒「こ、公衆の面前ではそれで呼ぶな!!」アセアセ

セシリア(まぁまぁまぁ、あれから上手くいったのでしょうか?)

箒「こ、これは違うぞ!」アセアセ

箒「そういう関係ではない!!」アセアセ

一夏「そういう関係いって?」

箒「う、煩い!」

箒「元はといえばお前のせいだからな!!」

一夏(なぜ怒られたんだ?)

一夏(乙女心は難しい)

一夏「オルコットさん」

セシリア「何でしょうか?」

一夏「箒ちゃんはなぜ怒っているのですか?」

セシリア「私に聞かれましても困りますわ」

箒「と、兎に角!」

箒「さっさと朝食を取りに行くぞ!!」スタスタ

一夏「おう」スタスタ

セシリア「私も一緒に」スタスタ

箒「取り敢えず、ここで良いな」

セシリア「ええ、私は構いませんわ」

一夏「俺も」

セシリア「それで、昨晩はあれからどのような展開に?」

箒「そ、それは後でまた話す!」カァァ

一夏(毎日和食だが、洋食をたまには食べてみるか)モグモグ

一夏(白米では牛乳とあまりマッチしない)

一夏(白米の甘味が牛乳によって阻害され、米本来の味が失われてしまう)

一夏(また、味噌汁や焼き魚との風味にもマッチしにくい)

一夏(日本が牛乳を飲むようになったのは明治期以降だ)

一夏(それまでは牛乳を飲むと牛になるとか、薬だとか言われていた)

一夏(昔の人が牛乳を好んで飲まなかった理由として、肉食を嫌っていたからがある)

一夏(しかし、俺は主食である米とあまりマッチしなかったと言う理由もあると思う)

一夏(牛乳は確かに旨い)

一夏(しかし、米も旨い)

一夏(旨さが掛け合わされると必ずしも美味とは言えない)

一夏(だから、日本では普及しなかったのだと思う)

一夏(明日は、牛乳とともに取れる洋食にしよう)

一夏「箒ちゃん、今日の分のヨーグルトとヤクルト」ガタッ

箒「と、突然だな!?」ビクッ

セシリア「わ、私の分もありますの!?」

一夏「ええ、もちろんです」

セシリア「あ、あの、私、自前がありまして…」ツイ

一夏「なら、其方も摂ってください」

一夏「では、俺はもう、食べ終わったので二人ともごゆっくり」

二人(はやっ!?!)

のほほんさん「あ~おりむー」

一夏「お早う御座います」

のほほんさん「今日のマミーちょーだーい~」

一夏「どうぞ」ツイ

のほほんさん「ありがと~」ギュッ

全員「!?!?!?!?!」ガタッ

箒「い、いいいい、一夏!!」ガタガタッ

一夏「何?」

箒「な、なんだそれは!!!」

一夏「何って、何が?」

のほほんさん「何が~?」ギュー

箒「そ、その抱擁だ!!」

箒「なぜ、布仏が抱き着いているのだ!!!!」

のほほんさん「マミーのお礼~」ギュー

箒「なら、もう良いだろう!!」

箒「離れろ!!」

のほほんさん「いや~」ギュー

一夏「だそうだ」

箒「セシリアもなんとか言え!!」

セシリア(私にきましたわ!?!)

セシリア「え、えぇ~っと……」

セシリア(ここはお茶を濁す形で済ませましょう!)

セシリア「取り敢えず、織斑先生が来る前に離れた方が良いかと思いますけど…」

千冬「残念だったな、少し遅かった」

千冬「織斑、何をしている」

一夏「牛乳を通しての事情聴取を希望します」

全員(弁護士みたいに言いやがった!?)

千冬「黙れ」

千冬「何が牛乳か」フン

一夏「テメーは俺を怒らせた」ガタッ

全員(牛乳片手に何する気だ!?)

千冬「ほぉ、何をする気だ?」

一夏「牛乳パンチ」

千冬「!?!」ベシャァッ

全員(牛乳パックで殴り付けた!?!?)

セシリア「い、一夏さん!?!」

箒「な、何をやっているんだ!!」

一夏「牛乳を馬鹿にするものは牛乳に泣く…」

一夏「牛乳に溺れて死ねぇ!!!」バシャッ

全員(更に三角パック入りの牛乳を投げつけたー!?!)

千冬「織斑、取り敢えず、相談室な」

一夏「牛乳をと 千冬「相談室な」

全員(ですよねー)

セシリア(結局、一夏さんが来たのは6時間目が終わりホームルームが行われている時でしたわ)

箒(当たり前だが千冬さんもジャージに着替えていた)

二人(そして、何故か二人が今、私達の前にいる)

千冬「取り敢えず、話は聞いたぞオルコット」

セシリア「は、話ですか?」

千冬「貴様、織斑から賄賂を貰って八百長試合をしようとしたらしいな」

セシリア「ち、違いますわ!!」

セシリア「一夏さんが一方的にヨーグルトを!!」

箒「そ、それに付いてはセシリアは何も悪くありません!!」

千冬「ほぉ?」

千冬「どういう事だ、篠ノ之?」

箒「は、はい…」

箒「一夏はセシリアと比べ、is実働時間も知識も足りません!」

箒「言ってみれば、第二次大戦末期の日本軍パイロットと米軍パイロットを比べるようなものです!」

セシリア(私、イギリス人ですけどね、はい)

箒「そして、歴然の差がある二人が対等に戦えるわけがありません!」

箒「な、なので、私がセシリアに手加減するように言ったのです」

箒「セシリアは何も悪くありません!」

一夏「箒ちゃん……」

一夏「俺は、陸軍のパイロットが良い」

千冬「お前は黙って牛乳でも飲んでろ」ゴン

一夏「はい…」

千冬「兎も角、八百長試合は認めん」

千冬「お互い全力を出し合って戦へ、良いな?」

一夏「もう賄賂を渡してしまいました」

セシリア「喜んでお返しいたしますわ!!」ガタッ

千冬「よし、それで良い」

千冬「あと、今度牛乳をぶっかけたら、お前が学園内で牛乳を飲むのを禁止するからな」

一夏「そんな事したら、千冬姉が家で食べる料理は全て乳酸菌使用するからな」

二人「……」バチバチバチ

セシリア(小学生か!?)ガビーン

箒(想像以上にガキっぽい喧嘩だ…)ハァ

箒(あれから、一週間経ち、代表決定戦の日になった)

セシリア「あの、一夏さん?」

一夏「何ですか?」

セシリア「一夏さんのisは専用機ということでしたが……」

箒「皆まで言うなセシリア…」

一夏「取り敢えず、牛乳に相談しましょう」ガタッ

二人(ヨーグルトが来た…)

一夏「ふぅ…」

一夏「どうしたんですか?」

一夏「牛乳の方が良かったですか?」

二人「いえ、滅相もない」ゴクゴクゴク

山田「遅れました~」

セシリア(山田先生ですわ)

箒(走ってるな)

一夏(ありゃ、転けるな)

山田「きゃぁ!?」ズデッ

一夏(なぜ、何もないところで転けれるのだろうか?)

一夏(気になるな…)

一夏(牛乳に相談だ!)ガタッ

セシリア(あ、また下らない事を考えてますわ)

箒(どうせ、なぜ、何もないところで転けるのだろうか?だろうな)

一夏「山田先生、質問しても宜しいですか?」

山田「は、はいなんですか?」

一夏「なぜ、何もないところでコケるのですか?」

二人(それ見た事か)ハァ

千冬「くだらん質問ばかりしているんじゃない」バシッ

一夏「織斑先生、バカには見えないisなんでしょうか?」

一夏「俺には、ここにisがあるとは思えません」ユビサシ

二人「ブフゥッ!?!」

山田(バカには見えないisって、どう言うisなんでしょうか?)

千冬「安心しろ、そこにisはない」

千冬「まだ届いていないだけだ」

一夏(怠慢にも程があるだろうjk)

千冬「なに、今、届いたばかりだ」

千冬「安心しろ」

一夏「安心できませんよ」

一夏「試乗もせずにいきなり実戦ってどこのアズナブルですか」

千冬「黙って乗れ」

一夏「取り敢えず、見せて下さい、牛乳ぶっかけますよ?」

千冬「牛乳取り上げるぞ」

二人「」バチバチバチ

箒(また下らない事で喧嘩し始める…)ハァ

セシリア(あの一件以来益々仲が悪くなってますわ、この二人)ハァ

山田(と、言うか、織斑先生もいい大人なんですし…)ハァ

千冬「取り敢えず、お前のisだ」バサ

一夏「白い…is……」

箒「よかったな、牛乳と同じ色だぞ」

セシリア(それは良かったのでしょうか?)

一夏「織斑先生」

千冬「なんだ」

一夏「牛乳保存用の冷蔵庫はないんですか?」

千冬「お前は何を言っているんだ?」

箒(is乗ってまで牛乳飲みたいとか、もうね)

セシリア(大体、クーラーボックスを常備している時点で予想できた質問でしてよ)

山田「え、えっと、流石に、isには付けれないかな~って…」アセアセ

一夏「アメリカ海軍の」

全員「!?!」

一夏「アメリカ海軍の艦艇は全てにアイスクリーム製造機が常備されてます」

千冬「だからなんだ?」

一夏「なぜ、isには牛乳備蓄タンクがないんすか!!」ドンッ

山田(割と本気で、何を言っているのかわからない)

セシリア(もう、背中にキャメルバック背負って飲めばいいじゃないかと)

箒(どんだけ牛乳飲みたいんだよ)

千冬「なら、背中に牛乳のガロン缶でも背負ってisに乗れば良いだろうが馬鹿者が」ハァ

一夏「温くなります」

一夏「それに、背負ってisには乗れんでしょうが、なにいってんですか?」

千冬(割と本気でぶっ殺したい)グッ

箒(あ、千冬さんの目が結構やばい)

セシリア(ここは私は逃げますわ)

セシリア「では、私、isの準備がありますので先に失礼させていただきますわ、オホホホホホ」スタタタ

箒「わ、私も、なんだか邪魔になりそうだから先にモニター室に居るから、がんばれよー」スタタタ

山田(え、私がこれ止めんの?)

山田「と、取り敢えず、セッティングとかして見てはどうですか、織斑くん?」

一夏「分かりました、取り敢えず、最適化してからですね」

一夏「織斑先生、後で個人的にお話があります」

千冬「奇遇だな、織斑、私もお前に話がある」

二人「ふふふふふ」ゴゴゴゴゴゴゴ

山田(田舎のお母さん、私、もう帰りたいです)シクシクシク

セシリア(取り敢えず、結果から言いましょう)

セシリア(織斑さんのisはなんと言うか、原型を止めていませんでしたわ)

セシリア(まるでt-72の様にisの背後に大型タンクを2つ背負っていました)

セシリア(カラーリングは白でしたが、青い部分が全て黒く成っていましたし)

セシリア(ちなみに、開始まで三時間ほど遅れたのは言うまでもありませんわ)

一夏「オルコットさん、お詫びとして後で一年分のヨーグルトを セシリア「いらないのでさっさと始めましょう」

一夏(ヨーグルト好きのオルコットさんが怒っている…)

一夏(あとで謝罪をしなければ…)

セシリア「取り敢えず、手加減をした方が良いでしょうか?」

一夏「牛乳を装備した俺に敵うisはこの世に存在しない…」

全員(ちょっと何言ってるのか訳分からないですね)

千冬「馬鹿なことを言っていないでさっさと始めんか!」

一夏「じゃあ、行きますよ」

セシリア「どうぞ」

箒(どう見ても、あれじゃあ、機動力低下だよな、一夏よ、どういうつもりなのだ?)

一夏(オルコットさんのブルーティアーズは聞いた話ではファンネルを装備しているらしい)

一夏(だったら、cv榊原でも良いのにね)

一夏(ファンネルの数は六つらしいけど、今は4つか)

一夏(確か、4つがビームで、2つがミサイルとか千冬姉は言っていた)

一夏(手に持ったデカいのは狙撃用のライフルだな)

一夏(ブルーティアーズは支援機タイプ)

一夏(接近すれば勝つる!!!)

一夏(牛乳に相談だ!!!)ギューン

セシリア(一気に間合いを詰める作戦ですわね!)

一夏(と、言うか、武器が刀しか無い…)

一夏(しかも、改造するのに時間かけすぎたせいで、ぶっちゃけ、まだ、最適化の最中出し)

一夏(だいたい、何でこんなに重量過多なんだ?)

一夏(たかだか、牛乳を100キロ積んだだけなのに)

一夏(まぁ、良いや)

一夏(常に牛乳と相談出来るし)

セシリア(織斑さん、紙一重でビームを交わしていきますわ!)ビョーンビョーン

セシリア(しかも、だんだんと間合いを詰められていますし…)ビョーンビョーン

山田「す、凄いですね織斑くん!」

山田「オルコットさん相手に押してますよ!!」

千冬「タンクにビームが当たって牛乳まみれになってしまえば良いのに」

箒(何言ってんだこの教師…)

山田(ま、まぁ、あれだけ大モメしたらその発言も致し方ないか)ハァ

山田(と、言うか、最初牽引型タンクローリーを2台背負うとか言い出したときは驚きました)

山田(いや、今の状況でも充分驚いてますけど…)

山田(織斑先生が手にノズルつけて、牛乳を武器にしないのかって言った時の織斑くんの剣幕は今でも忘れません)

山田(『牛乳で遊ぶな!』って…)

山田(いや、まぁ、食べ物で遊ぶなっていうのはわかりますけど…ねぇ?)

一夏(取り敢えず、牛乳が切れる前に、あの煩いファンネル達を落とすか…)

セシリア(クッ、絶妙なタイミングでビットのビームを交わされ、スターライトで狙撃しようとすると、直ぐに肉薄…)

セシリア(中々に強い方ですわ!!!)ビーンビーン

一夏(ファンネルの動きは単純だ)

一夏(俺の死角を突いてくる)

一夏「故にっ!!!」ガギン

セシリア「ビットが!!」

一夏「一つ!!」

一夏(そして、こっちに…)

一夏「二つ!!!」

セシリア「そんなっ!?!」

一夏「三つ!!!」

セシリア(マズイですわ!!)

セシリア(ビットが次々と落とされていきますわ!!)

一夏「四つ!!」

一夏「これで牛乳を狙う不埒者は全て撃墜した」

セシリア「ま、まずいですわね…」

セシリア(と、言いつつ、まだ、ミサイル型ビットが2つ有りますわ!)

セシリア「ふ、フフフ…」

一夏「どうかしましたか?」

セシリア「いえ、英国淑女たる者、常に余裕を持っていませんと…」チャキ

一夏「成程、では日本男児たる俺は、ここ等で大将首を狙っていきます」チャキ

箒(あの構えは…)

千冬(ふん、上段か…)

山田(何をする気ですかね、織斑くん?)

セシリア(刀を上に?)

セシリア「と、言うか、織斑さん」

一夏「何か?」

セシリア「なぜ、射撃武器を持たないので?」

一夏「この刀しか無かったからです」

セシリア「は、はぁ!?」

セシリア「それで私に勝つつもりでしたの!?!」

一夏「俺は、これで勝つつもりはないです」

一夏「俺には牛乳が居るから…」

全員(取り敢えず、何言ってんだこいつ?)

セシリア「と、言うことは、織斑さんは牛乳がなくなれば弱くなるので?」

一夏「牛乳を撃ったら殺す!!!」クワッ

一夏「もちろん、撃たせませんけど」

セシリア「では、私が、織斑さんの牛乳タンクに指一本でも触れれば、私の勝ち、と言う事で宜しくて?」

一夏「そうですね、そうしましょう」

一夏「触れたら、の話ですが」

セシリア「ふふ、私、イギリス代表候補生でしてよ?」

二人「「吐いた唾は飲み込めないですよ?(ませんわよ?)」」

箒(決戦だ!)

千冬(決着をつける気だな)

山田(こんな凄い勝負を見たのは久しぶりです!!)

一夏(牛乳を信じるのみだ)

セシリア(勝利への肝は残り二つのビットですわね)

セシリア(一夏さんのあのポーズ…)

セシリア(何の意味があるんでしょうか?)

セシリア(まさか、烈風斬でも撃つつもりですの?)

セシリア(兎も角、あの、謎のポージングには注意したほうがいいでしょうね……)

一夏(牛乳は言っていた、火の構えこそ、決戦の構えと……)

一夏「……」

セシリア「……」

山田「二人とも、動きませんねぇ…」

箒「動いた方の負けだろう」

千冬「緊張の糸が切れた時が決着の時だ」

山田(よくわかりませんけど、さっさと帰りたいです)

セシリア(ビットを射出しておきましょう)バシュバシュ

一夏(最後の2つのファンネルを出したな…)

一夏(ファンネルの動きに注意しておこう)

千冬(あのビットは陽動か?)

箒(まだ、何か秘策を持っているのか、セシリア……)

セシリア(あ、後は、あれさえ上手くってくれれば完璧ですわね……)フッ

一夏(ああ、あのビットは偽物か…)

一夏(まだ、何かあるな…)

一夏(牛乳に相談だ!!)ゴクゴクゴク

全員(こんな時に牛乳飲んでる!!?!?!!?)

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